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Sep 17, 2010 by
toshiaki |
今のところ最良の選択か?
何がって?
ドメーヌ・ロシニョール・フェヴリエのブルゴーニュ赤 2008年です。
ここのところ2008年のブルゴーニュを大分飲んで思ったのですが…。
まあ、すべて飲んだ訳ではありませんから、断言はできませんが。
糖度不足から、全体に緩く、酸っぱさが目立ちます。このランクでは賞味にたえるワインが見当たりません。ただいつも言うように悪いワインはありません、値段に見合わないだけです。
円高にもかかわらず2000円以下のブルゴーニュはないのは何故?
この味わいで2000円以上は詐欺に近い?
まあ、そんな中ではロシニョール・フェヴリエのこのワインはぎりぎり許せる範囲かと。
でもそれは私でなくお客様が決めること。
いかがでしたか?
気になります。
そんな訳でついついバックヴィンテージに走ってしまいます。
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Sep 14, 2010 by
toshiaki |
昨日は久しぶりにメルセデス・エグレーンのカベルネ・ソーヴィニヨン2007年を飲みました。相変わらず、しっとりしていて美味しいですね(笑)。
じつはこのエグレーン家はリオハの名門ボデガなのですが、最近大手資本と合併しました。その結果ラインナップがかなり増えてきたのでちょっと心配だったのです。他のラインナップも試しましたが、今風の質感あるワインがほとんどです。アメリカなどの市場を意識した造りのワインがほとんどです。とはいえレベルは高いですから、選ぶ方の嗜好の問題でもありますが…。
話しを戻します。メルセデス・エグレーンも確かにスタイルはクラシックなスペイン風ではありません。ただアメリカナイズされた、パッとした分かり易さだけで訴求するワインではありません。葡萄のアロマと柔らかさで勝負するワインなのです。飾ったところがないのが、好感を持てます。地味ではありますが、ジンワリ美味しいのです。
私は好きなワインなのです(笑)。
でも今のエグレーン家とは指向性が違います。このブランド先々無くなりそうな予感がします。
こういう予感は当たるんですよね(笑)。
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Sep 03, 2010 by
toshiaki |
『
ヴィーニャ・サンソ』恐るべし!
前回の試飲会で皆さんの絶賛をいただきました、スペイン、ルエダの白ワインです。
何が『恐るべし』かと言うと、抜栓後まる5日経った状態で飲んだのですが、これがイケます(笑)。たしかにあのグレープフルーツのような香りはなくなっていますが、まだ酸が生きています。舌の上で、酸がスクラムを組んで『まだまだ頑張るぞ!』と言っているようなのです(笑)。もちろん総量として酸は少なくなってはいますから、密度感は落ちています。そして一つ一つの酸自体も小さくなった感なのですが、その小さく可愛くなった酸が、崩れゆくワインの味わいを一生懸命に支えている姿が健気で健気で、涙がでます。ワイン妄想族の私の妄想は全開になります(笑)。
こんな私を家内は冷ややかに見ていますが、今年No.1の白ワインということは一致しております(笑)。
実に素晴らしい!
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Aug 21, 2010 by
toshiaki |
昨日の続きなんですが、ルエダの白ワイン旨かったです(笑)。
昨日は圧倒的な酸の量に驚かされました。ただちゃんとしているワインは時間が経つと更に良くなります。インチキなワインは抜栓後悪くなる一方です(笑)。
どーなるかなぁ?
そんな訳で二日続きのブログ登場となりました。
旨い!
まず多量のリンゴ酸はグレープフルーツ、レモン、洋梨などの柑橘類を明瞭に思い起こさせてくれます。昨日の尖った酸はフレッシュさを保ちながら、丸みを帯びます。それと同時にワインのボディーに滑らかさが増しています。ミネラル感もワインを引き締めてます。
あと特筆すべきはアルコールっぽさがないことです。スペインワインにありがちな欠点がありません。ルエダはスペイン内陸部ですから暑さは半端ないはず。やはり畑の標高が高いメリットですね。豊満さよりもバランスの良さを優先するニューエレガントスタイルとでも言えますか。
結論は二重丸。取り扱い決定です(笑)。
ちなみにこのワインをパエリアと合わせたら、死ぬほど旨いはず!試さねば!
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Aug 14, 2010 by
toshiaki |
昨日は久しぶりに
ドメーヌ・ラファージュのコテ・シュッド2007年を飲みました。
うーん。
このワイン調子出てきましたね(笑)。もともと濃さがある上、バランスの取れてるスタイルです。とはいえあれだけパワーがありますから、入荷してすぐに本領発揮という訳にはいきません(笑)。やはりしばし置いてあげた方が、良いですね。落ち着きが出ると、奥行きが深く、余韻が長くなったように感じるから不思議です。肉料理に合わせたくなりました(笑)。
ポテンシャルがないワインですと、こうはいきません。どんどん痩せる一方になります。酸のないマッチョなだけのワインではありません。でもコテ・シュッド2007年はもう在庫がほとんどありません。残念!
こうなるとエルマセット2008年の方もそろそろまた確認したくなってきました。新しいヴィンテージが入ってから、まる二ヶ月以上たちましたから、少なくともボトルショックから立ち直っているはずです。2008年ヴィンテージは難しいと言われてますが、ラファージュは問題なさそうだと思いますが…。
ローヌの
ガントランディーの『ル・デヴェス』も2008年にヴィンテージが変わりましたから比べて見るのも一興?
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Aug 01, 2010 by
toshiaki |
昨日は暑い中多数の御来店たいへんありがとうございました。
暑い暑い中、まずは
シャンパンですよね(笑)。
ウェルカムは
J.ラサールの『プレファレンス』。バランスが良く泡もしっかりしています。ある意味完璧なスタイルです。ハーフサイズだったこともありますが、口栓の金具を外して立て、ナプキンで掴もうとする前にコルクが天井に命中!ビックリしました(笑)。でも全く吹きこぼれがないのに二度ビックリ。やはり5気圧以上のガスがしっかり溶け込んでいるのを実感しました。
一番乗りのWさんご夫妻のご主人がしみじみと「シャンパンを飲むと幸せを感じる。」とおっしゃってたのが印象的でした。
J.ラサールの『プレファレンス』はもちろん美味しいシャンパンなのですが、昨日のように暑い折、一番力を発揮しますね(笑)。ワイン自体の旨さや味わいの特徴を越えた美味しさを感じていただけたみたいです。TPOは大事ですね(笑)。
さてベガレッリのランブルスコ・ディ・ソルバラ2008年です。
「うーん。私はソルバラ初めて飲みましたが、他のランブルスコと比べると自然で良いですね(笑)。作り物っぽくないよね。」筋金入りのワインアドバイザーのKさん。
私曰く「ベガレッリのランブルスコは筋子に合うんですが、他のランブルスコだと合わないんですよ(笑)。もちろん生ハムには合いますが…。」
家内曰く「ベガレッリのランブルスコは極上の本物の生ハムにピッタリですよね。」
美食家のOさん「今日マグロを頼んだんだけど、マグロと相性はどうかな?」
ちょうどイタリアレストランのギャルソンTさんがおられました。Tさん曰く「そーですね。香草をちょっとまぶして表面を少しだけあぶって、鍋で詰めたバルサミコをかけて召し上がると良いと思います。」
さすがプロ!ベガレッリのランブルスコにしっかりとリンゴ酸が入っていることを見逃しません。
さて次ぎはスペインのスーパーコストパフォーマンスワイン『
トーレ・オリア2005年』です。
「えっ!なんでこんなに安いの?」
「こりゃ値段に騙されるね(笑)。」
「この値段でこんなワイン買えたら、国産ワイン売れっこないよね。」
「このワインってスペインスタイルなんですか?」
訂正させていただきます。最初のテンプリーニョの印象はとてもらしい味わいでしたのでスペインスタイルと説明しておりましたが、後半になって果実のアロマが明瞭さを増してボルドーのような佇まいを感じました。やはりバリックで熟成した意味が味わいにありました。見落としてました。スミマセン。
本日のトップセラーになりました(笑)。
さてバジリウムの『
アリアニコ・デル・ヴルトレ2005年』です。皆さん2004年も飲まれてますからその評価は?
「柔らかくてイイよね~。しかも深い!」
「2004年より力強いね。まだ熟成しそうだね。」
「あと何本あるんですか?バジリウムってもうないんでしょ?」
そーなんです。我々としても沢山売りたいワインなのですが、在庫するにも限度がありますので…。精一杯抱えようとは思いますが...…。何分資本力が…。無くなってもお許しを!
そして久しぶりのブルゴーニュ・ピノ・ノアールです。
ロシニョール・フェヴリエの2008年です。実は、これって中身はヴォルネイなんです(笑)。
「ピノ・ノアールって派手でイイなぁ(笑)。」
今日はポンティカ系のワインが続いてますから、ピノ・ノアールの鮮烈なアロマが引き立ちます(笑)。
「色は濃くないけど、味わいがしっかりハッキリしてて旨い!」
「ピノ・ノアールってなにものにも代え難い品種ですよね(笑)。」
私曰く「2008年のブルゴーニュはバラツキがあるので、お買い得なワインを見つけるのが難しいです。また円高といってもブルゴーニュはあまり下がりませんね(笑)。」
さて最後はイタリア、ヴァレ・ダオスタの新星エリオ・オッテンの『
フメン2008年』です。
「えっ!」
皆さん言葉を失うインパクト(笑)。
私曰く「梅干しみたいでしょ(笑)。」
「メルロはプラムだけど...、こんなには酸が無いはず...。でもとんでもなく深い!植物のような複雑なニュアンスもある!」
「こんなワインあるの?」
私曰く「私もヴァレ・ダオスタのワインは初体験なのですが、彼の地でも一般的なワインではないですね。まだ瓶詰めを始めて二回目のヴィンテージですから。」
「でも梅肉を使った料理なんか合うかも、そうすると和食にもイイかも?」
私曰く「プロの料理人に意見を聞きたくなるようなワインですし、食べ合わせのインスピレーションをかきたてられますね。」
しばらく時間がたつとハイビスカスや薔薇などの香りが増し、液体に粘性が増してきます。でも試飲会の時間内には全体像は解りません。
「このワイン熟成するとどうなるんですか?」
私曰く「どうなるか解りませんが、熟成の果てまで知りたいワインです(笑)。少なくとも熟成しない訳はありません。」
「酸とかタンニン、エキス分の量がハンパないにもかかわらず、無理なアルコール分が感じられない、とんでもないポテンシャルを秘めています。」
ワインの多様性を思い知りました。
暑い中足を運んでいただきどうもありがとうございました。
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Jul 24, 2010 by
toshiaki |
昨日の続きなんですが、
ベガレッリのランブルスコのあとに
コンチェルト メディチ・エルメーテのランブルスコを飲みました。あのメディチ家の血筋のワインメーカーです。このランブルスコも旨いのです。瓶内二次発酵ではないものの泡加減が実に良いのです。若干の残糖も冷やして飲むとかえって味わいを引き立てるよう考えて加えられてます。
うーん。
したたかなほど上手に出来ています。安定したレベルの高さはピカイチです。
ベガレッリはまさに手作りの良さ全開ですが、その分コストがかかります。ですからコンチェルトよりは高くなってしまいます。でも瓶内二次発酵で、アルコール分調整はほとんどしないプリミティブなつくりのベガレッリのランブルスコは魅力がありますね。
価格差も理解の範疇内ですから、良心的的です。他の銘醸ワインのように毒されてないし、背伸びもしないところに好感がもてますね(笑)。
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Jul 20, 2010 by
toshiaki |
昨日バジリウムのアリアニコ・デル・ヴルトレ2005年を飲みました。抜栓後まる3日目ですね。
崩れませんね(笑)。抜栓後、暑い我が家のテーブルの上に立てて置いているだけです。ワインにすれば拷問を受けているようなものです。(ゴメン。わざとじゃないんだよ。君の力量を計る為なんだから)
素晴らしいワインです!
崩れないばかりか、ちゃんとアリアニコらしい味わいが柔らかくなりこそ、その佇まいは威厳を感じるほど。
アリアニコこそ世界遺産に指定すべきブドウ品種であると妄想にかられる私(笑)。
じっさいにはなかなか美味しくてお手軽なアリアニコには当たりません。とはいえ美味しいアリアニコに当たることは美味しくて安いスーパートスカーナに出会うことよりは簡単と、本気で考えている私は異端児でしょうか?
だって目の前にありますから(笑)。
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Jul 15, 2010 by
toshiaki |
ラングロワ‐シャトーのソーミュール‐シャンピニー2007年昨日飲みました。このワインは比較的長く瓶熟成しますから、落ち着いた深みがあります。とはいえまだピークには入っていませんから、ちょっと酸が暴れている感がありました。あと1~2ヶ月すれば落ち着きそうですが。
2007年のロワールはベト病が発生し、難しい年となったようです。白は被害が少なかったようですが、赤はバラツキがあったようです。
そんな訳で2007年はソーミュールではなくワンランク上のソーミュール‐シャンピニーを入荷させました。やはりラングロワ‐シャトーの力量は確かですね(笑)。十分賞味に堪える味わいです。
2007年は目の覚めるような凝縮感こそないもののカベルネ・フランの良さはしっかりあります。あのフランボアーズの香りはイイですよね(笑)。
うーん。
やはり私はフラン好き?
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Jul 13, 2010 by
toshiaki |
昨日は
シャトー・ムーラン・デュ・リュック2000年を飲みました。
右岸のボルドー・ACクラスのワインです。メルロ主体で滑らかさと豊かさがバランス良く、ベストの状態です。押し付けがましくない甘みがグッドですね(笑)。
うーん。
やはりヴィンテージの良さとしか言いようがありませんね。普通ボルドーACクラスですと4~5年くらいの寿命ですから。こんな安いワインでも熟成の妙が解るとは驚きに値します。
そうそう、飲みながら思ったのですが、『豚の角煮』を食べたくなりました。なぜかな?しばし考えると、ワインの優しい甘さがきっと『豚の角煮』に合うのではないかと。豚の油はくどくないですから、バランスの良いミディアムボディーのこのワインには合いそうです。醤油と赤ワインはもともと相性が良いですから、問題ありません。
バランスが良く味付けされた『豚の角煮』とこのワインの組み合わせ。夏のスタミナ料理にピッタリでは?でも部屋のエアコンも欠かせませんか(笑)。
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Jul 08, 2010 by
toshiaki |
トップノーズはポワレや蜂蜜リンゴのような香りが肉厚に漂い、アロマチックです。いかにも南のシャルドネらしい香りですが、ありがちな間延びしたところがありません。酵母臭が強くシャンパーニュみたいな雰囲気?ガスがありまさにペティアン。やはり二次発酵しているようです。
瓶内二次発酵のペティアンをドサージュ、澱引きなしで飲んでいるようですね(笑)。しっかりしたフレッシュネスがあり、これはこれで美味しいです。
ビオワインを飲むとよく思うのですが、スタイルがプリミティブですね。ただ基本的なつくりがしっかりしていますから、安定しない分面白いワインにあたる確率は高いですね。
ただ変化がとても早いので、扱いが難しいワインでもあります。せめて澱引きはしっかりやって、瓶詰前にSO2添加してくれれば、扱い安くなるのですが…。
でもこのようなユニークで面白いワインには心惹かれます。
出来上がる前のワインを瓶詰したようなフレッシュさは、なかなか経験できません。
Aご夫妻、どうもありがとうございました!
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Jun 28, 2010 by
toshiaki |
昨日は大勢のご来店ありがとうございました。
暑い中ありがとうございました。
まずはウェルカムの炭酸飲料
カール・ユングです(笑)。例の脱アルコールワインです。
「これが例の脱アルコールですか? あれゼクトみたい!区別つかないなぁ(笑)」
「アルコール分が0.5%だったら2本飲んでも酔わないなぁ(笑)。」
私曰く「飲んでも車に乗れる訳じゃなく、パーティーの時、アルコールが飲めなくてもこれだったら手持ちぶさたじゃないという感じですか。」
「うーん。酸もあるから食事の邪魔にならないよね。」
「サイダー飲むより遥かにイイね(笑)。」
目から鱗の脱アルコールワインでした。
次は本物(笑)のスパーリング。ピノ・ノアール100%の
クレマン・ド・ブルゴーニュです。
「あっ!これは旨い!」
「さすがに脱アルコールスパーリングとは比べ物にならないよね(笑)。」
私曰く「もともとピノ・ノアールが得意なドメーヌですから、ピノ・ノアールの良さを知り尽くしてますよね。シャンパーニュでもなかなかお目にかかれないブラン・ドゥ・ノアールです。」
「酸っぱさがピノ・ノアールっぽいね。」
「濃いけど重たくないね。」などなど。
まさにエレガントなんです(笑)。
そして初お目見えのボルドー2009年ヴィンテージです。
「おっ、いけますね。メルロが多そうだから右岸ですか?」
私曰く「実はアントル・ドゥ・メールなんです。アントル・ドゥ・メールでも高台ですと、割りとしっかりしたワインができるようです。あとアルコール分が13.5%ありますからヴィンテージにも恵まれたようです。」
「これって990円て安くないですか?」
「1000以下でまともなボルドーって飲んだことないよね(笑)。」
「軽いけどしっかりしてるよね。こりゃコストパフォーマンス高いね(笑)。」
私曰く「グレートワインじゃありませんが、そう言っていただき恐縮です。」我が意を得たりです(笑)。
さてこれからが本日のメインテーマです。
マコン・ヴィラージュの一つ「ペロンヌ村」の優良生産者ドメーヌ・デュ・ビシュロンの古木からつくられる白2007年ヴィンテージ。当店の定番中の定番です。そしてこのドメーヌ・デュ・ビシュロンが新たに隣村の「ヴィレ・クラッセ」に取得した50年の畑からつくったワインと比べていただきました。
ヴィレ・クラッセの方は2008年ヴィンテージですが、ワインのスタイルは明らかに違います。
「
ペロンヌ旨いねぇ。濃くてフルーティー。」
「あれヴィレ・クレッセは酸がもっと多いよ!こりゃスゴい。作り方違うんじゃない?」
「ヴィレ・クレッセの方がリンゴっぽさがあって複雑な感じ。」
「ペロンヌの方はボリューム感が強調されて、ヴィレ・クレッセの方は複雑さで勝負するタイプかな?」
「どっちもボリューム感あるよ(笑)。」
私曰く「どちらも同じくステンレスタンクで作られていますし、ブドウ樹の仕立て方も同じです。でも味わいは驚くほど違うんですよね。」
「えー!本当ですか?そうするとテロワールの差ですか?」
私曰く「それ以外考えられないんですよね。」
皆さんビックリです。
だってペロンヌ村とヴィレ・クレッセの畑はすぐ隣ですから。
そしてヴィレ・クレッセの一番の作り手アンドレ・ボノームの最上級銘柄
オー・クラッセ2006年です。
「旨い!」
「ブルゴーニュとは確かに違うけど、シャルドネらしい旨さ。」
「言葉を失うね。こりゃ」
「でもスタイルはビシュロンのヴィレ・クレッセに似てるよね。」
「欠点がない。」
「これって5桁のワイン?」
皆さんの度肝を抜くワインでした(笑)。
アンドレ・ボノーム恐るべし!
在庫分がすべて完売いたしましたので、月曜日朝一番でインポーターさんに追加発注します。
無くなるなぁ~!
どうもありがとうございました。
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Jun 10, 2010 by
toshiaki |
やはりご存じの方はご存じですね(笑)。
アルド・コンテルノです。
バローロのトップ生産者だけあります。あまり日本ではみかけない生産者なのですが、バローロファンはご存じです。
また販売しているのがドルチェットなのも、皆さんの好奇心をくすぐるようです。
「なーんだ。ドルチェットか。でもアルド・コンテルノがつくってるしな。どんな味ですか?」
ファンの方は皆さんこうおっしゃいます(笑)。
ワイン購入の動機は良い生産者なのを実感しました。(もちろん私達も名前に飛びつきました。テイスティングして考える余裕がありませんでしたから。)
味わいは私はもちろん気にいっていますが、皆さんがすべて気にいるとは限りません。これは嗜好品たる所以で、宿命でもあります。ただ味わいが気に召さない方はおられても、価格なりの価値がないと思う方はおられないと思います。
トコトン尽力してつくられたワインだからです!この意味ではグラン・ヴァンと同様なのです。
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Jun 09, 2010 by
toshiaki |
この前サンプルで取り寄せたトスカーナのワイン、ちょっと変わっていました。セパージュはサンジョベーゼとカベルネ・ソーヴィニヨンを使ったいわゆるIGTのトスカーナなんですが、異常に濃いのです。
うーん。
まるでペーストです!
どっかで飲んだことがあるような?
カリフォルニアのケイマスです!
翌日になるとペーストっぽさは無くなりますが、相変わらず濃い(笑)。果実味はありますが、黒くて明瞭さに欠けます。どちらかと言えばブラックベリーですか?時間の経過により味わいが変化するというよりは、だんだんやせてゆく感じです。
断定はできませんが、真空蒸留器使ってますね。
高い機械ですから、貧乏な生産者は買えませんし。ワイン造りの歴史を変えるほどの発明品らしいです。が、かと言って使い過ぎるとダメですね。
タンニンの雑味も増幅していました。
でも価格は2500円ほどでしたから、あこぎな商売はしてませんね。
カリフォルニアだと何万円も吹っ掛けてきますから(笑)。
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Jun 03, 2010 by
toshiaki |
昨日の続きなんですが、フーミン良かったです(笑)。翌日になると滑らかさが増し、果実味にチェリーっぽさが加わり、さらに飲みやすくなりました。まさに全開でした。味わい自体いままで経験したことのない独特なものでしたが、ワイン自体がビックリするくらいしっかりしています。昨日の印象では熟成が早そうな疑いがありましたが、とんでもない!なかなかお目にかかれないレベルのワインでした。
うーん。
ちゃんと飲み頃に供出しないと理解されない難しさがありますが。ビックリさせられました(笑)。昨日は、キムチの素を使ったスッパイ系のたれをつけた鶏肉のソテーとバッチリ合いました。旨かったです(笑)。
わざわざアマローネの技法を使ってもアルコール分は12%ほどで、あまり高くありません。やはり厳しい寒冷な高地故ですか?でも逆にそれがワインの味わいに貢献しています。
ところ変ればなんとやら。それぞれのテロワールで様々な試みがされており、そこでしか出来ないようなワインが作られるのですね。
大変勉強になりました!ここで思いついたのですが、なかなかブドウの糖度が上がらない日本でもアマローネやパッシートでワインを作ったら面白いのでは?
濃縮果汁器などに頼らなくても美味しいワインが出来ると思うのですが…。
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May 31, 2010 by
toshiaki |
アルド・コンテルノあっと言う間になくなってしまいました。
もともとの数が少ない上、追加が効きませんからしょうがありませんね。でも1本だけ飲もうとおもっていたイル・マサンテ2008年は、しっかり飲みました(笑)。これはランゲ・ドルチェットDOで、ドルチェット種100パーセントでつくられています。通常日常消費されるワインでネビオーロより下のランクのブドウ品質となります。
でもこのワインを飲んでみたかったのです。なぜかといえば、アルド・コンテルノがつくるからです(笑)。
アルド・コンテルノがつくり販売する訳ですから渾身のワインに決まっているからです。
味わいはめちゃめちゃ濃い(笑)。濃いといってもスゴく飲みやすい。まさにネクターです!
アルコール分は14パーセントと高いのですが、まったくアルコールが入ってないような錯覚に陥るほど。
うーん。
クリュ・ボジョレーのビオ生産者がつくるめちゃめちゃ濃いワインにちょっと似ています。
ガメイに似た味わいの現れ方です。あと同様に熟成も早いですね。
まあ、熟成向きの品種じゃありませんが、目の覚めるような鮮烈なワインでした。
さすがアルド・コンテルノ!
こんどチャンスがあれば沢山仕入れてみます(笑)。
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May 16, 2010 by
toshiaki |
ジョヴァンナ・マドニアのメルロやはり良かったです。一晩たつと味わいに複雑味と明瞭さが出てきました。樽香はやや強いのですが、果実味がしっかり補っていました。またエーテル香が前日より強く感じましたが、刺激的ではなく植物的なのでかえってエキゾチックな感じもしてなかなか良かったです。
うーん。
ヴィンテージは2003年ですが、まだまだ伸びる余地がありますね。
ところでこのワイン『ステッピーノ』という名がついています。可愛い小鳥がラベルに描かれていて素敵なのです。この『ステッピーノ』の意味は鳥の名前ですかね?イタリア語の解る方あとでコッソリ教えて下さい(笑)。それにしても可愛いラベルだと思いませんか?
私かなりこのラベル気にいっているのですが、今回このワインを仕入れるのは止めておきます。
販売価格が3000円後半だとちょっと重荷のような気がしました。ラベルも味わいも良いのですが…。
なかなか販売に結び付くワインはありませんね。
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May 15, 2010 by
toshiaki |
ここのところ家で試飲が続いています。取りあえず全部残さず飲み切りますから、時間がかかります(笑)。でも試飲会へ行って100種類以上試すよりは楽しいです。
ゆっくり味わい、翌日にまた変化を確認しながら判断するのがもっとも正確ですね。良いワインに当たれば浸ることもできます。(試飲会の会場でワインに浸る訳にはいきません(笑))
そうそう、あのカッコいいラベルの『ルー』も良かったです。シチリアだけあって質感がスゴかったです。欲を言えば、プチ・ヴェルドらしい赤い果実味がちょっと足りないような気がしました。まあいずれにせよグレートワインですから、飲み応えはあります。
それからエミリア・ロマーニャのメルロ100パーセントワイン、ジョヴァンナ・マドニア2003年も昨日飲みました。やはりイタリアでも有名なメルロのスペシャリストだけあり立派な出来でした。ただ、たしかに凝縮感はスゴいのですが、フランスの良いメルロと比べると色気がないような気がしました。旨いし、お腹いっぱいになるワインなのですが…。イタリアとフランスの違いなんですかね?ラベルは断トツに可愛いくカッコいいんですが。今晩もう一度飲んでみます。
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May 11, 2010 by
toshiaki |
バジリスコのアリアニコ・デル・ヴルトレ美味しかったです。
タンニンの濃さ深さがいかにもアリアニコらしい味わいでした。おなじデル・ヴルトレでバジリウムのワインを去年販売していましたが、このバジリスコのほうが上ですね。ただし価格も高く3000円代の後半になってしまいます。
うーん。
たしかに前売ったバジリウムは1500円以下の激安ワインでしたから、ちょっとギャップが大きいです。2000円そこそこで売れれば、いやせめて3000円切れれば良いのですが…。
3000円後半の価値がないとは言い切れませんが…。(良いワインなので、苦しいです。)
バジリスコのワインは間違いないグレートワインですからあまり高い安いは言ってはイケないような気はしますが、やはりタウラージと比べると、果実味にチェリーを思わせる明瞭さがありません。
やはりマスキューで3000円後半では売れません。残念!
アリアニコ・デル・ヴルトレ自体は規格がとても厳しく、最近新たに制定されたDOCGより遥かにすぐれたDOCワインなのですが、まだ市場の評価が低いのが悔しいです。良いワインなんですけどね。
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May 10, 2010 by
toshiaki |
この前ある酒屋さんでパスカル シャロンのワインを見つけました。ローヌのガレージワインです。まあ、ガレージみたいな狭い場所でつくられるいわゆる少量生産のワインということです。ただパスカル シャロンは本当におばあちゃんのガレージをかりてつくっているそうです。いわゆるビオの生産者でめちゃめちゃ濃いワインをつくることでも有名です。
気になっていましたが、なかなか飲むチャンスがなく、いつかは飲んで見たいと思っていました。そんな訳で試飲用に買ってきました(笑)。
『コート・デュ・ローヌ・グランド・ウルス2007年』です。
濃くて美味しいですね。アルコール分が15パーセントと高いですが、飲んだ感じはそれほどではありませんね。ビオ臭も特別目立ちません。思った以上に良いですね。もうすぐに飲めるのも良いです。収斂性のタンニンがなく、果実のタンニンだけで勝負しています。これほど凝縮感がありながら、すぐに飲むことができる不思議なワインです(笑)。深みに欠けるような気もしますが、それは時間の問題かもしれません。
なかなか良かったです。こんどチャンスがあれば売って見たいワインです。シャトー・デュックと同じくらい、もしくはちょっと安い位の価格で売れれば良いのですが…。どうでしょうかね?
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Apr 29, 2010 by
toshiaki |
なにがって?
アップル・ツリー フラット メルロ 2007年です。あのオーストラリアのローガンさんがつくっている旨安ワインです。たっぷりの果実味をタイトな酸が支えるまさに『杏子の爆弾』。マスキューの定番オーストラリアワインです。
でも昨日飲んだら印象がちょっと違っていました。酸のありようがピノ・ノアール的なのです。抜けがよく、まっすぐに進む味わいのベクトルがメルロとは思えません。どちらかというとメルロは膨らみが特徴の品種なのです。果実味自体はリンゴとプラムを合わせたような感じに変わっています。
なんで?
前に飲んだものと同じヴィンテージだし、でも同じワインだとは思えません。
うーん?
熟成による変化というには急激なような気がします。
ローガンさん自体は小さな生産者ですから、ロットが変わったのかもしれません。こんなタイトで突き抜けるようなメルロは、はじめ飲みましたし、かなり面白いワインなのですが…。
休み明けにインポーターさんに問合せてみます。不思議です?
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Apr 28, 2010 by
toshiaki |
この前イタリア、プーリアの
コペルチーノ・リゼルバ 2005年を飲みました。相変わらず美味しかったです。
プーリアの在地品種ネグロ・アマーロでつくられたワインで、
当店のベーシックセットに入っているワインです。
もちろんトマトやオリーブオイルには抜群の相性ですが、これだけで楽しめます。疲れた体で帰宅して、家族がもう寝静まって、愛犬のジロキチも目を覚ましません。こんな時、前の晩開けたコペルチーノを一人で飲むと癒されます(笑)。
このワインには、ワインである以上の何かが入っているのではないかと思うほどです。けっして香りプンプンのアロマチックなワインではなく、ジンワリ深い果実の味わいがします。一晩経って柔らかさが増し、心の奥を優しく撫でられるような気になります。
こんな時ワインのありがたさが身に染み込んで、一人歓喜しています(笑)。そうこうしていると高齢になり反応が遅くなったジロキチが側に寄ってきて『お父さん、帰ってきたのか?』と言いながら私の足に体をくっつけてまた寝込みます。
このように帰りの遅い晩、私は癒されています(笑)。
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Apr 27, 2010 by
toshiaki |
昨日は一昨日残ったワシントン・ヒルズのカベルネ・ソーヴィニヨンを飲みました(笑)。
実に落ち着いて美味しい。溶け込みが良くアルコイックなところがなく、スルスルとあっという間に飲んでしまいました。一昔前のカリフォルニアワインのように抜栓後落ちる一方なんてことがありません。
うーん。
バカにできません。たしかにカベルネらしい果実味には欠けますが、なんの抵抗感なく飲め、しかもたっぷりした果実味を楽しめます。もちろん今風と言えば今風なんですが、満足のいくワインだと思います。
急に友達が訪ねてきた時、『これ昨日の残りなんだけど、旨いからちょっと飲まない?』なんて言って飲ませると『あっ。旨い!栓を開けた翌日でも美味しいんだ!』なんて喜んで貰ったら嬉しいですよね(笑)。カッコいいですよね。高いワインでもてなすのも良いですが、ワインが日常に溶け込んでいてカッコいい!このあと『どこで買ったの?』と聞かれたら、迷わず『マスキュー!』と言ってください(笑)。間違って『マスヒサ!』とは言わないようにお願いします(笑)。
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Apr 21, 2010 by
toshiaki |
シャトー・ピネレの『ロタンティーク』やはり旨いかったです(笑)。
前にカオールのカミナドやコマンダリーを古いものから新しいものまで、ずいぶん飲んだことがありました。15年くらいたつと調子が出てくるのに痛く感激したのを思い出しました。
たしかにロタンティークはモダンスタイルですから、クラシックなカミナドとは直接くらべられませんが、『ブラック・ワイン』としては共通の遺伝子があります。
昔、アキテーヌがイギリス領でしたからボルドーワイン同様に、盛んにイギリスに輸出されていたそうです。きっとイギリス人にとっても特別なワインなのでしょう。カオールのワインは、価格からもボルドーワインより親しみがあったかもしれません。
冷涼で果実に対する希求が強かった当時のイギリス人が、噛めるような果実爆弾のカオールワインにハマったんでしょうね(笑)。勝手な妄想をしながらニヤニヤして『ロタンティーク』を飲んでる私を、家内は冷笑しています。
やっぱりおかしいですかね?
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Apr 16, 2010 by
toshiaki |
いやー、今日は寒いですね。さっき車に乗っていたらフロントガラスにみぞれが…。
これだけ寒いと体も縮こまってしまい、腰やら膝やら痛くなる訳です(笑)。
ところで先日フランス、マディランの
ドメーヌ・アラン・ブリュモンのブースカッセを飲みました。2006年ヴィンテージになりラベルも一新しています。
『えっ』
軽いのです。とてもブースカッセらしくないのです。樽香は強いのですが、あの圧倒的な力強さがありません。
???
「これだったらジェネリックのタナ・メルロの方がいいんじゃない?」
「ヴィンテージのせいか、それともスタイルを変えたのかなぁ?」
「それにしても、なんでこんなに薄いの?」
そんなこんなで翌日にまた確認することにしました。
すると翌日「あれ?旨い!」
「タナらしい重厚なワイン!なんで?」
酸が隠れていたとしか思えません。こんな味わいの表出の仕方はあまり経験ありません。
翌翌日も変わらない重厚なたたずまいです。
うーん。
解らん(笑)?。
思わぬ展開に、首をひねるだけです。
あと半年くらいしてからもう一度飲んでみます。
謎です?
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Apr 12, 2010 by
toshiaki |
シャトー・ド・フェルのアンジュ・ルージュ2006年でもまた飲みましょうか?じつはこの前2007年のオファーがあったのですが、なんと2000円近い値段じゃないと売れない高値になってました。まあ確かに2006年がめちゃめちゃ安いですから、味わいの実力からすれば妥当なのかもしれませんが…。
明瞭にフランボアーズの果実味が緻密に溶け込み、しかも全体のバランスが良いのです。軽やかに感じる飲み口はそれゆえ。けっして中味が軽い訳ではありません。
飽きがこないのです。
私は職業柄か、同じワインをなんども飲みます。(高額なワインは無理ですが(笑)。)
また、なんども飲みたくなるワインが良いワインだとも考えています。
面白いことに同じワインでも、その飲む度に発見があったり、疑問が湧いたりします。
そして相変わらず旨いことで納得したり、ワイン自体のポテンシャルを計ることの精度を上げるトレーニングにもなるような気がします。
ちゃんとつくられた良いワインを飲み続けることが、ワインを知る上でもっとも大事な基礎になります。これを通じて基準点をつくる訳です。
古くからのワイン産地で生を受け、生活の中に常にワインがあれば自ずとちゃんとした基準点ができます。ただ日本にいる我々はそうはいきませんから、こうするしかありませんね(笑)。
『好きこそものの上手なり』にワインがつながらないのはこの為です。
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Apr 01, 2010 by
toshiaki |
このワイン地味に売れてます。
ドメーヌ・ラファージュの
キュヴェ・ニコラ2007年です。
グルナッシュ100パーセントでつくられるトコトン濃いワインです(笑)。ワインの樹1本からハーフボトル1本くらいの超低収量ですから、並のグラン・ヴァン以上に凝縮しています。
ただ凝縮したワインはタンニンや酸も凝縮している訳ですから、なかなか柔らかくなりにくく、飲み頃になるまで時間がかかることが通例です。このキュヴェ・ニコラも抜栓後の持ちの良さは尋常でなく、4~5日はなんでもありません。
また無理に木樽から引き出していませんから、果実味が自然でフレッシュネスがあるため、抜栓直後から楽しめます。やはりグルナッシュの品種特徴でもありますね。あの独特な『あんず』のような果実味がダイレクトに伝わってきます。
リリース、入荷直後から半年以上たって、さらに落ち着いた感じが出てようやく本領発揮の感がします。まあ、このポテンシャルですからまだまだ将来があるとは思いますが(笑)。
私は素直に美味しいとおもいますが?
第一コストパフォーマンスが良い(笑)。
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Mar 25, 2010 by
toshiaki |
今日も寒いですね。でも桜は今週末が見ごろになるらしいです。これだけ寒いとにわかに信じがたいですよね。だって私今日はセーター着てます(笑)。まあ、人間は寒ければ服を着れば良いですし、逆に暑ければ脱げば良いのですから、桜の気持ちは分からないですね(笑)。
ところでこのワインのラベル、春らしくて素敵だと思いませんか?
ラングロワ‐シャトーのソーミュール・ブランのラベルです。
黄色いラベルのバランスがとても良くて、カワイイのです。キャップシールも黄色ですし、さらに瓶の色も黄色です。
味わいもフレッシュなシェナン・ブランが醸し出す白や黄色の花の香りがします。
うーん。
まさに全部黄色です(笑)。
味わいと外装が一致しています!生産者のもくろみ通りです(笑)。
味わいもデザインも確かに良く出来ています。
春から一本取られました(笑)。
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Mar 24, 2010 by
toshiaki |
ぶり返しの寒さは堪えます。雨も降ってますから余計です。これで桜の開花も遅れますかね?桜はきっとこのようなぶり返しの寒さも想定内なんでしょうね。
ところで今日は花粉症の薬を飲んでませんから、文句ばかり言ってるとバチが当たりますか(笑)。
シャトー・ラルドーやはり良いですね。抜栓後まる二日たつと、タンニンが丸くなってきます。柔らかさ、深みが増しますね。甘さも同時に増しますから、全体のスケール感が大きくなった感じです。
うーん。
実直な良さがあります。この良さが抜栓直後から出れば、もっと人気が出るのでしょうが(笑)。このスローさがベルジュラックのアペラシオンの特徴と思うのが正しいかもしれませんね。ついつい自分の好みや飲み易さでワインを評価しがちですが、この物差しに固執すると良いワインを見落とすことにもなります。
柔らか頭と、あくなき探求心。常に持ち続けないといけません。
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Mar 22, 2010 by
toshiaki |
イル・カスターニョのシラー2007年スゴかったです。イタリア、トスカーナのコルトナDOCのワインです。
あまりイタリアのシラーは有名じゃないですし、実際あまり見かけません。ただシラー自体は地中海系の品種ですから、イタリアでの栽培に適していることは間違いありません。近年になってトスカーナを中心に栽培が増えています。
かつて一度試飲して、ポテンシャルの高さにビックリしました。
こんな折、ようやくコルトナのシラーが待望の入荷した訳です。
味わいは基本的にローヌほどの収斂性や硬さはありませんが、芯の強さは筋金入りです(笑)。
はじめから飲めることは飲めますが、何かが違う?まだまだ隠れた何かがある?
これが抜栓後3日して現れます。
うーん。
ワインの奥深さはペン・フォールズのグランジ並み。それでいて果実味に明瞭さがあります。
ローヌとオーストラリアの極上シラーとシラーズを足して2で割ったようです!
恐るべきワインです。
ただまだ価格が常識的なのが嬉しいです。10年後にもう一度飲んでみたいワインです。
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