曇り空で楽です。
この前久し振りにカオールのワインを飲みました。あのルトゥノールの2003年ヴィンテージです。
カオールの2003年は良いですね。
いままで濃さが先に目立ちましたが、ここにきて酸が表に出てきており、バランスと複雑さが増したような気がします。味わいの輪郭もハッキリしてきたような気がします。
2003年ヴィンテージは酷暑ということでほとんどのワインは糖度が高く、その結果アルコール分の高いワインが多いです。
反面寒暖差のないテロワールでは酸が生成されないため単調なワインになりがちな収穫年でもあります。
そうしますと山間部のガスコーニュやカオールは昼夜の寒暖差十分ですから、暑いヴィンテージには適したテロワールなのですね。
ただそれにしても、もともと濃いワインですから最初は酸が隠れています。全体のポテンシャルが現れるまでに時間がかかりますね(笑)。このワインですらまる6年かかりましたから。
ちゃんとつくられたワインは、安くとも奥が深いですね。
勉強になりました(笑)。
Written on 2009 07 17
今日は暑さの中休みですかね。
Jul 17, 2009 by toshiaki |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ