それにしてもシャトーダマーズ2005年良かったですね。
ボルドー右岸でネゴシアン業を営むミラード社が所有するプチ・シャトーの一つです。
桝久のロングセラーワインですが、いつのヴィンテージでも失望したことはありません。ひょっとして一番長く売り続けている定番ワインかも知れません。
いままでメルロ100%をうたっていましたが、2004年からカルムネールが10%入ったとのことでした。基本的に右岸らしいメルロの味わいは変わりませんが、より早く飲めるような傾向があるようです。もっともミラード社のつくるワインは、20年くらい平気で熟成しますから、つまらないグラン・ヴァンを飲むよりは遥かに満足感があります。
また2005年は嫌でもレベルが高いヴィンテージですから、パワーが違います(笑)。またダマーズは、ボルドーでも比較的クラシックなつくりのワインですから、タンニンが多い分味わいが開くのに時間がかかります。マセラシオンにかける時間が長いためでもあります。
安心できる麗しい果実味に加え、腐葉土やトリュフ、海っぽさがあり、バランスが素晴らしい!いままで飲んだダマーズの中でも最高レベルのヴィンテージです。
特にこのワインがブレークした2004年を飲んだ方は、是非とも飲んでいただきたいものです。2005年の良さとミラード社の力量が解るはずです。
ただ澱がとても多いことを付け加えておきます(笑)。
Written on 2010 03 04
シャトーダマーズに見るミラード社の力量
Mar 04, 2010 by toshiaki |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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