Written on 2011 12
Dec 27, 2011 by
weblogland |
ボルドー コンビ 好評です(笑)。
何が?って。
先日のマスキュー試飲会でお披露目しましたオールド・ヴィンテージの格安ワインです。
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シャトー・ド・ブリッサ 1999年 フランス ボルドー コート・ド・ブール
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シャトー・ル・モワンヌ 2005年 フランス ボルドー メドックA.C.ブルジョワ級 の2種類です。
私のような中高年のボルドー・ファンはシャトー・ド・ブリッサ、若いボルドー・ファンはシャトー・ル・モワンヌを好む傾向があります(笑)。
私は基本的にコート・ド・ブールのワインが好きです。あのタイトな酸がたまりません。ちょっと酸っぱい系かもしれませんが、酸の伸びやかさと揺るぎなさは、ボルドーの隠れた良品と思っています。熟成能力もこの価格帯では考えられないレベルなのです。
ただ人気の上ではシャトー・ル・モワンヌの方が上回ってます(笑)。やはりメドックA.C.の力は強い?
などとやっかみを私が言ってどうする!
このワインは2005年という作柄の良さによるところはもちろんですが、カベルネ・ソーヴィニヨンがとてもしっかり作用しているところが凄いのです。香りと言うより、構造の良さに作用しています。ボディーもしっかりしていますから、大物感があります(笑)。
うーん。
あなたはどちら派?
まさか12月に入ってからボルドーの掘り出し物に当たるとは!
最期に良いことがありました(笑)。
クリスマス・プレゼントだと思って感謝しています。
メリークリスマス!あっ、もう終わりましたか。失礼いたしました!
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Dec 25, 2011 by
akiko |
今日も寒いけど、試飲会当日も相当寒い日でした。にもかかわらず、ご参加くださいまして、
ありがとうございました。
12月ということで、タイプの異なるシャンパーニュを2本 用意しましたが、いかがでしたでしょうか?
私は実はブラン・ド・ブラン派なのですが、やられちゃいました。
ランスロ・ピエンヌは食事にあわせたい ふくらみと優しさの逸品。
Pジモネのパラドックスは 瞑想できそうな複雑さ・奥行きの逸品。どちらも圧巻でした。
さて。ボルドーの赤。むずかしかったですね~。気温が低いこともあり、なかなかひらかない。
本領発揮は7時過ぎになっちゃいました。早い時間にいらした方、申し訳ありませんでした。
つらつら かんがえていたのですが、最近のボルドー、特にそれほど高くない価格帯のものは
とても 飲みやすく作られているものが多いのでは?
栓を抜いた直後から、香りが立ち上がるし、味わいもふっくらと優しく、ほぐれやすい。
濃くてインパクトも十分な果実味は 非常に親しみやすい。
こういったワインを 楽しく気難しい顔で飲まなくてもすむ カジュアルタイプとするなら、
今回 試飲したボルドーは 正反対のタイプ。飲む側も ちゃんと準備をしたうえで 取り組みたい赤です。
どちらもアリの ボルドーワイン、奥深いですね~。面白いですね~。
またまた ワインを 好きになっちゃいました。
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Dec 20, 2011 by
weblogland |
ジュ・ド・レザン2011年 恐るべし!
今日ソムリエのKさんがお見えになりました。クリスマスの料理に合うワインを捜したいとのことでした。
Kさん「店のポワ・ド・ヒュメかなり濃厚なんですよ。甲殻類がかなり入っているんです。そうするとブルゴーニュのしっかりした白とかかなと。」
私「まあ、鉄板ですよね(笑)。ボディーと酸のしっかりした白だったら、コアペのジェランソン・セックなんがイイかも。樽香がしっかりしたワインだったら『エポス』なんかコストパフォーマンスが高いですから使い易いかな。」
家内「イタリアで良かったら、『エンテマーリ』なんか最高ですよね。」
Kさん「どっちも私好きなんですが、フランスワインで今回は決めたいんですよね。」
「あと、貴腐系のワインも欲しいんです。メインがトリュフを使ったフォアグラなんです。」
私・家内「うわっ!濃厚そうですね(笑)。」
Kさん「そーなんですよ(笑)」
私「濃厚で甘い奴だったら面白いのがありますよ。今年のジュ・ド・レザンですが、開いているのがまだ残ってますから、ちょっと飲んでみますか。」
Kさん「あっ!これイイですね(笑)。紅茶やら腐葉土の香りがしてニュアンスたっぷり。甘さも強いけど酸が凄いですね。」
私「酸の量が凄いでしょう。実はこれ今月の頭に開けてますから、抜栓後20日くらい経ってます。」
Kさん「尋常じゃありませんね(笑)。恐るべし!これはソースにも使えますね。もちろん料理にも使えます。」
私「ワインと言って出されたら騙されます(笑)。」
さすがプロは引き出しが沢山ありますね。
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Dec 20, 2011 by
akiko |
ここのところ DMを書いていたもので、ブログは久々。ご無沙汰でした。
昨日は ラベルが汚れて、ちょっと販売できない状態の シャブリを飲みました。
Aジョフロワのヴィエイユ・ヴィーニュです。ヴィンテージは2007。素敵、飲み頃です。
オレンジリキュールの風味が強くなった香り。ふっくらとして丸みを増した果実味。
なんだか 舌触りもとろっとして、極上です。最後にはちょっとハーブ或いは木の葉のようなアクセント。
いいなぁ、こういうシャブリ。若いシャブリにはない魅力です。
昔飲んだ ルモワスネの古いシャブリに 通じるものがあります。
シャブリって若いうちに消費してしまいがちですが、良い生産者のものは 長命です。
寝かして待つ価値があります。
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Dec 14, 2011 by
weblogland |
やはり『グレース』2003年売れちゃいました(笑)。
アメリカ オレゴンのドメーヌ・セリーヌが造るピノ・ノアールです。ふくよかなんですよね。しかも飲み頃の2003年です。実はアメリカのピノ・ノアールの中で、私は『グレース』が一番好きなのです。ブルゴーニュと比べてどうのこうの言うべきワインではないのですが。あのふっくらしたスタイルは『グレース』たるべきもの。他と比べるべきではないかと。果実の旨味を堪能できます。
もちろん高価でレアなワインですから、なかなか簡単には飲めません。「家内の目を盗んで発注し、どさくさに紛れて年明けにでも飲もう」作戦は失敗に終わりました(笑)。
とりあえず商売ですから、一度は売る姿勢を見せなくてはいけません。しかし、見つかっちゃいました(笑)。
『グレース』の良さを知る人はいました!
そう思うと嬉しい限りです(笑)。
ありがとうございました。
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Dec 13, 2011 by
weblogland |
もう12月も半ば近くになってしまいました。あっという間に今年も終わってしまいそうですね。
ところで今年の『心に残ったワイン』を選出しなくては!毎年勝手にやっていますが(笑)、一年を振り返るには楽しいのです。
まずは白ワインです。
皆さん私が何を選ぶか大体察しがつくと思います(笑)。
やはりキック・インサイドの衝撃『
ドンナルーチェ』と『
エポス』は外せません。イタリア ラツィオ
フラスカーティの名手ポッジョ・レ・ヴォルピの白ワインです。どちらもぜんぜんフラスカーティらしくないんですが(笑)。従来のイタリアワインの概念を越えましたね。発想の豊かさと素晴らしい技術力にはやられました。出来栄えも完璧。ケチのつけようもございません。ただ頭の古いイギリスの評論家は簡単に評価しないでしょうね。テロワールの概念すら飛び越えたワインですから。まあ、すぐに高く評価されてシンデレラワインになるのも困りモノです。すぐ手が届かない価格になってしまいます。
あと南フランス ルーションの
ドメーヌ・フェリーヌ・ジャルダンの白も良かったですね。もの凄い広がりがあり「ルーサンヌ」のイメージが変わりました。気がついたのですが『ドンナルーチェ』もジャルダンの白もマロラクティック発酵をしていません。温度を低温に保つことでマロラクティック発酵をしません。どうやらアロマチックな酸を残すためのトレンドのようです。
あとスペイン ルエダのヴェルデホのヴァル・サンソがつくる 『
ソーブレ・リアス』 2008年 は別の意味感激しました。実に滋味深いワインでした。家内曰く「哲学的」(笑)。当主のハビエルさんはディヴァイス校と結び付きの深い技術者ですが、手作業でシュール・リーにこだわる姿勢は意外でした。ただ、目指す方向性が明瞭であり、他に比べることが出来ないワインを造っています。うならされました。
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Dec 12, 2011 by
weblogland |
シャトー・パダルニャック1999年好評です(笑)。
やはりボルドーファンにはこたえられないようですね。理由をあれこれ考えずに旨いと言えます。一口飲んで、みんなが旨いと感じる良さがあります。この点だけでも、そうそうありませんね。しかもボルドー左岸のポイヤックらしさ全開ですから、なかなかレアで高価な味わいです。
うーん。
しかも、状態が良く上手く熟成していますから、言うこと無し。
ここのところインターネットでの引き合い問い合わせがとても多いワインです。やはり美味しくてお手軽なワインは、勝手に口コミで広がってゆくものなのですね。私にとっても嬉しい限りです(笑)。
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Dec 10, 2011 by
weblogland |
あー!
仕入れちゃいました!
何を?って。
ボルドーのグラン・ヴァンです。グラン・ヴァンを仕入れたのは本当に久しぶり。前、何時仕入れたか思い出せません(笑)。
シャトー ランゴア・バルトンの1997年と1994年です。サンジュリアン第3級です。
前にブログに書いたのですが、実はランゴア・バルトンはブランド名でしか残っておらず、実際の中味はシャトー レオヴィル・バルトンなのです。サンジュリアンのスーパー2ndです。
正規のインポーターさんから教えていただきました。夏に試飲会があり、レオヴィル・バルトンとランゴア・バルトンの同じヴィンテージを幾つか比べる機会がありました。
飲んでみると、まさしく同じ(笑)!
目茶苦茶クラシックな造りです。1994年なんか一体いつ飲んで良いやら?タイトで品があり、香りや酸の分量は計り知れません。30年の熟成は固いですね。
マスキューの取り扱うワインで言えばシャトー セルガンが一番近いスタイルです。ラランド・ポムロールのシャトーで、軽く30年は熟成するクラシックボルドーです。
オフ扱いされている1997年すら堂々としたもの。ようやく飲み頃に入ったかな?という感じです。
価格はレオヴィルの半分以下ですから、お買い得かと…。
近々ホームページにアップしますから、しばしお待ちくださいませ。
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Dec 09, 2011 by
weblogland |
今日は寒いですね。この冬一番の冷え込みです。マスキューで一番暖かい場所はワインセラーです(笑)。
ここのところ
ジュ・ド・レザンのピッチが上がってきました。11月10日頃入荷しましたからちょうど一ヶ月経ちましたが、販売数が半分を越えました。もう10ケースを切ってしまいました。
うーん。
このままペースが上がったら年内には無くなりそうです。あまり煽るような事は言いたくありませんが…。もっとも入荷が一ヶ月以上早まりましたから、一ヶ月早く無くなるのも頷けますか?たしか去年は一月いっぱいくらいで完売したように記憶しています。
毎年年明けに購入される方はご注意を!
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Dec 09, 2011 by
akiko |
家族で忘年会。健啖家ぞろいの我が家のこと 美味しいものとなると結束がより強まります。
中華料理店へ 繰り出し、次から次と 旺盛な食欲を発揮してしまいました。ちょっと、恥ずかしい・・・。
その中華料理店、嬉しいことに チリのピノノワールを置いていましたので、早速注文。
ボディがしっかりして、濃い目の果実味。香り・味とも 大柄で、ブルゴーニュのピノとはずいぶん違うmmm。
むしろ ガメイ(ごめんなさいっっっ)なんだけれど 中華にはあいましたねぇ。
はっきりした味付けの料理、ごま油、豚の油、ラー油などには ニューワールドのピノが いいもかも。
もしも 持込可 の中華料理屋さんがあったら 私が試してみたいのは 絶対 ロゼ。
この場合 ロワールやブルゴーニュ、ボルドーのロゼではなく、
スペインのガルナチャかモナストレル または 南仏のグルナッシュのロゼですね。
ワインの味わいのベースに フルーツトマトみたいな綺麗な酸味・甘みがあるもの。
で、ボディがしっかりとした辛口。合うと思うんですよね~。
本格中華でロゼ。試してみたいものです。
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Dec 05, 2011 by
weblogland |
今、
ロス・カルドスのマルベック2011年を飲んでます。
普通に旨いですね(笑)。
もちろんグレートワインじゃありませんが、上質のテーブルワインです。年がら年中ワインを飲む私には嬉しいワインです。たしかに噛めるような濃厚なワインは美味しいですが、毎日飲むには辛いです(笑)。何にも考えないで飲みながら、抵抗がない、さりげない美味しさ。私は仕事の感覚でワインを飲む場合が多々ありますが、家で何も考えずに楽しめる瞬間はとても大事に思います。
今回ロス・カルドスのマルベックはイレギュラーな形で安く提供できましたが、まあそれはラッキーと考えてます。本来の設定価格は正しいと思いますし、それなりの価値があると思います。ですから本音を言えば、必要以上に安く売ることには抵抗があります。しかし飲まれないワインは社会悪です。売れないでダメにすることは、涙が出るほど悲しいことなのです。これもワインを扱う我々の使命で責任だと肝に銘じる必要があります。
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