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Written on 2024 10 28

桝久 試飲会リポート 後半

Oct 28, 2024 by weblogland |
ラン・フォール・デ・ザルテール 2017年 シャトー•プレ•ラ•ランド ボルドー 赤 サント・フォワ・コート・ド・ボルドーA.C. 750ml 3394円税込み
「あ~、おサイケ(笑)。可愛いラベル(笑)。」
私「でしょ(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「おー!高そうな香りですね(笑)。」
「昔飲んだ格付けシャトーの香り(笑)。高級(笑)。」
「マスキューさん、このワインはボルドーの何処らへんですか?メドックではないですよね。」
家内「サント・フォワ・コート・ド・ボルドーA.C.はボルドー最北東部 ほとんどベルジュラックの入り口です。」
「このタンニン 凝縮感 サンテミリオンよりもっとタイトな感じ(笑)。」
「うんうん。涼しげでもあるよね(笑)。」
「葡萄が丸かじりしたような果実感。それでいてタンニンが強くて大量(笑)。」
「畑の中で葡萄をかじってるみたい(笑)。土臭いし(笑)。目を瞑ると畑にいるみたい(笑)。」
「メドックとは違うし…」
私「さすが!皆さんボルドーを良く飲んでらっしゃる(笑)。」
「古いだけですよ(笑)。最近はもう手が出ない(笑)。1級シャトーなんて十万円くらいしますもんね(笑)。とても、とても(笑)。」
「セパージュは何ですか?」
家内「え~と、メルロ70%、カベルネ•プランが20%、カベルネ•ソーヴィニヨンが10%です。一見フランのニュアンスを強く感じますよね(笑)。」
「小粒のプラム、ベリーがみっちり。」
私「最近のメドックのワインは温暖化の影響もあり、メルロがプルーンのようになってますよね(笑)。」
「店長!コレ黒くなってないですね(笑)。赤さが
はっきりある(笑)。」
「タンニンの量が半端ないですね。しかも強い(笑)。ちょっと辛い程。」
家内「ベルジュラックのワインに似てますよね。私ベルジュラックのワインの墨汁のような質感好きなんですよ(笑)。」
私「ベルジュラックの古典的なワインって、無愛想で開くまでとても時間がかかります(笑)。これはそこまで無愛想ではないかな(笑)。

「店長!このワインのタンニンの強さは木樽の影響ですか?」
私「実はこのワイン、木樽熟成していません。アンフォラと粘土製のタンクで熟成した後アッサンブラージュして瓶詰めリリース。」
「2017年とは思えない!古さは全然感じない。」
「まだまだ先がありそうですよね(笑)。10年くらい経ってからまた飲みたい(笑)。」
私「バックラベルにもリリースしてから10年くらいセラーに寝かせても良し。って書いてますね(笑)。さすが!」
家内「このワインはいわゆるヴァン•ナチュール。出荷直前にちょっとだけSO2を添加します。30mg/L以下かと思います。葡萄本来の力で成り立っています。」
私「木樽を使うとSO2の量が増えますから、それを避けるためにアンフォラ等を使用して熟成させます。SO2添加も空気の透過性が高いアンフォラ熟成した部分のワインだけのようです。細心です(笑)。」
「ラベルの絵マンマ(笑)。葡萄の力なんだな(笑)。筋トレしてるし(笑)。」
「今飲むとちょっと過剰な感じもするけど(笑)、圧倒的ではある。ワインの力 生命力は
並外れていますね(笑)。」
「何よりもユニーク。でもボルドーワインなんだよね(笑)。」
家内「実は開けてから3∼4日経ってから飲むと美味しさが増します(笑)。個人的にグッと来ちゃいます(笑)。」


『ブルーマ·ダウトゥンノ』 2013年 カシーナ·イ ·カルピーニ  コッリ·トルトネージ·バルベラ·スペリオーレD.O.C. 750ml  4431円税込み
「バルベラにしては高級な値段ですね(笑)。」
「これ私の大好きなカルピーニの最上級品ですよね(笑)。期待してたんですよ(笑)。」
「『ブルーマ·ダウトゥンノ』ってどういう意味ですか?」
家内「『秋の霧』という意味とか。畑は1926年に植えられたバルベラ。それの一番良いものだけで作ったのがこのキュヴェです。」
私「樽熟成3年後瓶熟成6年してからリリース。コストがかかったバルベラでございます(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「おっ、何か重そうな香り…、ローズマリー…、ミント…、詰まってる(笑)。」
「おー!ピノ・ノワールみたい(笑)。それも凄く高いワイン(笑)。」
「グラン•クリュ(笑)!」
「スモモ、桃、薔薇、中にチェリー…。液体の旨味…。言葉を失う。」
「折り重なる。複雑だし…、深いし…。」
「旨いなぁ。コレだけでイイ(笑)。」
「ジビエに合わせたいよね(笑)。」
「古樹の良さだな(笑)。旨味がたっぷり。」
家内「バルベラらしくはないので言葉が出ません(笑)。」
「バルベラってこんな風になるのですね。小粒の赤いベリーの果実感ではない(笑)。驚いたな(笑)。」
私「バローロで有名なモンテッツェモロのバルベラ•スペリオーレがピノ・ノワール的なバルベラを作った嚆矢。それ以来ピノ・ノワール的なバルベラをずっーと探していました(笑)。」
「何故バルベラがピノ・ノワール的になるのですか?」
私「フレンチオーク材の樽との相性がバルベラは良いみたいです。ただし、バルベラですからネッビオーロみたいな長くて強い生命力が無いのも事実。香りが落ちるのが早いのが欠点でもあります。」
「なるほど。でもコレ飲んじゃうと欠点はどうでもイイ(笑)。実に美味しい!」
「高級なレストランで飲んでみたいなぁ(笑)。」
試飲会の初日金曜日のトップセラーとなりました。

ただ、翌日になると開けたての香りが大人しくなる。そこで、土曜日のスタートとともに新しくもう1本抜栓!太っ腹(笑)!
「開けたての香りは驚き!ほんとピノ・ノワールの極上品のよう(笑)。」
「う~ん。バルベラは変化が早いってことなんだ。でも3年樽熟成してから瓶熟成が6年って並ではないですよ。開けたてはとてもフレッシュ
で古さを感じないし、昨日開けたワインだって古くは感じない(笑)。」
家内「繊細って言った方が良いのかしら(笑)。」
「コルクはDIAM10ですな。と言うことは…」
私「コルクの打栓はおそらく2017年だと思いますから、2027年頃までは楽しめるかな。まあ、ここ2∼3年は全然大丈夫かな。」
「店長!比べてみると私は昨日開けた方が好きですね(笑)。旨味がダイレクトに楽しめます。」

今日は有資格者やプロの方がお見えになりましたからティスティングテストを敢行(笑)。
私「今日の二番目の白 ペコリーノのアルコール分はいかほどでしょうか?」
プロAさん「14%」
有資格者Bさん「14%」
有資格者Cさん「14%くらいかな。」
私「ピンポン!ピンポン!大正解でございます(笑)。」
それでは3番目の赤モナストレルは?
プロAさん「13.5%」
有資格者Bさん「13.8%(笑)」
有資格者Cさん「モナストレルだから14%くらいかな。」
私「皆さん素晴らしい!正解は14%です(笑)。思ったより低く感じますよね(笑)。
さて、4番目のボルドーはいかほどでしょう?
プロAさん「13.5%」
有資格者Bさん「13%」
有資格者Cさん「13∼13.5%くらいかな。」
私「正解は13.5%です。モナストレルよりアルコール感が低く感じますよね。」
私「さて、それでは最後のバルベラは?」
プロAさん「13%くらいかな。」
有資格者Bさん「13.5%」
有資格者Cさん「14%くらいかな。」
私「13%だと思いました。でも総体アルコールでなんと15.5%!ひっくり返りそうになりました(笑)。」
一同「え~!こんなに高いとは!絶句です(笑)。」
私「旨味が全てをマスキングしてるのですね(笑)。あと溶け込みが良い。高次元なのです(笑)。」

土曜日は昨日のバルベラと当日開けたバルベラの二本立てとなりましたが、最後の最後位になるとじゃぶじゃぶ注いだ影響でワインのバランスが崩れ本来の味わいが伝わらず申し訳ございませんでした。

ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋•昭子

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桝久 試飲会リポート前半

Oct 28, 2024 by weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
長い夏から開放され、一気に赤ワインが美味しくなってきました(笑)。
まずは掟破りの超速ヌーヴォーです(笑)。

ピノ・ノワール ヌーヴォー 2024年 アルマ・セルシウス 南フランス 赤 750ml 2000円税込み
「マスキューさん、このヌーヴォー早くないですか?」
「ボジョレー•ヌーヴォーは11月の後半ですよね。」
「あっ、でもニュースでボジョレー•ヌーヴォーの第一陣が成田に到着して通関作業が始まったって言ってたな。でもコレはもう飲める(笑)。」
「去年もこのヌーヴォー扱ってましたよね。ラングドックでしたっけ?」
私「解禁日も無く、収穫の早いラングドックのヌーヴォーです。去年は船便でしたので11月半ばに販売していましたが、今年は航空便となりましたので今日お披露目出来ました(笑)。」
「マスキューさん!ブログで試飲会に間に合うかどうかヤキモキしてたヤツですよね(笑)。」
私「えへへ(笑)。聞いてくださいよ、実はお昼すぎに箱に新酒と書いたワインが来たので『間に合った!』と安堵したのですが、よく見るとコレではなくイタリアのノヴェッロ2024年でした
(大爆笑)。ひっくり返りそうになりました(笑)。」
「そういえばノヴェッロは10月末でしたっけ(笑)?」
家内「その後3時頃にこれが到着(笑)。ギリギリ間に合いましたぁ(笑)。」
私「そんなこんなでございます(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「おっ!ヌーヴォー味(笑)。乳酸っぽい(笑)。フレッシュだよね。」
「軽くて飲みやすい(笑)。」
「ジャムっぽい(笑)。」
「う~ん、そうだ!コレはジャムっぽい香り(笑)。完熟した感じだよね。」
「マスキューさん、まるっきりボジョレー•ヌーヴォーみたいですね(笑)。品種は同じではないですよね。コレはピノ・ノワールでボジョレーはガメイでしたよね。」
家内「はい。ガメイはピノ・ノワールの親なので基本似てます(笑)。あとボジョレー•ヌーヴォーと同じような醸造法で作りますのでさらに似ます(笑)。」
私「タンクを密閉状態にして発酵すると、ノヴェッロでもボジョレーっぽくなります。バナナやキャンディの香りがします。」
「ヌーヴォーって酸っぱいですよね?だからあまり好きじゃないんだけど、コレは酸っぱさも程好い(笑)。」
家内「アルコール発酵の後にリンゴ酸を減らす乳酸発酵が起きますが、それを待たずに瓶詰めしますのでリンゴ酸が通常より残ります。そのため酸っぱくなりがちです。」
「美味しいヌーヴォーが酸っぱくないのは?」
家内「旨味の酸がちゃんと残っているからです(笑)。チョイスの基準にもなります(笑)。」
「あと、雨が多い年は酸っぱくなるよね(笑)。葡萄が水吸っちゃうからなぁ。」
私「このワインはあまりイレギュラーなストレスは感じません。まあ、凄く良いとは言いませんが(笑)。程良く軽く、程良く飲みやすい。」
「程良くかぁ(笑)。マスキューさんの言わんとすること、なんか解るなぁ(笑)。」
「凄くは美味くない(大爆笑)。」
家内「今年の夏は雨が降ったようでしたのでちょっと心配でしたが、まあまあ、そこそこの出来上がり。生産者の腐心•尽力を感じます。」
「酸っぱさ加減がキーワード?」
私「あとアルコール分の高さ。折り合い。何が味わいの中で出っ張っているかがポイントです
(笑)。」
家内「ちょっとアルコール分が高いような気がしますが、範疇内かな(笑)。飲んでみてアルコール分が13.5%あるとは思えない。13%くらいの印象ですよね。」
「なるほど!その0.5%が大事なんですね(笑)。0.5%が!(笑)。」
家内「えへへ(笑)。」



ぺコリーノ 2023年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 白 コントログエッラD.O.C. 750ml 2168円税込み
「マスキューさん!この黄色のラベルのイタリア•ワイン沢山扱ってますよね(笑)。」
「コルナッキアかぁ。どれ飲んでも美味しいんだよね(笑)。」
「そうそう、特にロゼがお気に入り(笑)。赤も美味しいよ(笑)。モンテプルチアーノ•ダブルッツォがメインですよね(笑)。」
「私は白のパッセリーナ(笑)!湘南ゴールドのマーマレードに合わせると昇天しそうになる(笑)。」
「ペコリーノって聞いたことない品種です。『
ペコリーノ』って聞くとチーズかと思いましたよ(笑)。」
私「コルナッキアのワインはマスキューの大定番です(笑)。このペコリーノは親戚から譲られたコントログェッラの丘の上のとても日当たりの良い畑で作られています。パッセリーナ同様の自場品種です。品質がどんどん良くなり、今回は2023年ヴィンテージに変わり飲んでみると素晴らしい出来栄えなので、試飲会登場となりました(笑)。」
家内「パッセリーナと共通した意識を感じます(笑)!」
「あ~!凄い…、口の中に入れると何処までも広がっていく(笑)。」
「余韻も長くて巨大(笑)。たしかにパッセリーナとも似ている(笑)。奥さんの言うことが良く解りますよ(笑)!」
私「桃とか梨みたいなはっきり判る果実味ではありませんが、全てを支配するような圧倒的な広がりには驚かされました(笑)。」
「う~ん、柑橘類…レモン•ライム…、あと植物…、青い草…、日当たりの良い草原の青い草だな。」
「塩味…、ちょっと塩辛さもある(笑)。コレ、食べ物に合わせやすそうね(笑)。」
私「何回かペコリーノを飲みましたが、基本小麦に合う葡萄品種だと思います。その中でもコレが一番強烈です(笑)。」
「そうするとパスタは鉄板(笑)?そうだ!ペペロンチーノ!絶対に合う。辛い唐辛子には最適ですよ(笑)。」
「オリーブオイル!合間にこのワインを飲むと全てをリセットしながら、引き立てる(笑)!」
「もちろんレモンもたっぷり(笑)。沢山食べるイタリアンにぴったり(笑)。」
「僕の小さい胃袋では対応出来ないかも(笑)?」
「良いワインですよね(笑)。これって添加物も少ないのですか?とても自然たっぷりで遮るものを感じませんけど…。」
私「仰る通りでございます。今流行りのC.M.C.やビタミンCは入れていません。」
「C.M.C.は主に樹液からとったセルロースです。ゴムの木などの樹液です。ガムのような吸着剤です。これを入れると清澄や濾過の手間が省けます。ただし強力なのでワインの広がりを阻害します。」
「なるほど広がりを阻害するのか…。解るなぁ(笑)。」
私「ワインが口中で広がる過程で壁に当たるように感じます。いきなり広がりが止まるように感じます。」
「ビタミンCって一般の食品添加物ですよね?」
家内「酸の足りないワインを補助するために使われます。ですから加えるとバランスが悪い。変な苦味や不自然さを感じます。」
「美味しいワイン 良いワインって余計なものを入れたり、余計なことをしたりしなくても良いんだよね(笑)。」
「マスキューさん、最後にSO2…、亜硫酸塩て裏ラベルに書いてますが?」
「酸化防止剤ですよね?」
私「一般に入れますし、入れなくても発生します(笑)。ただし、量は少ないほうが宜しいかと(笑)。」
「量の問題なんですか?」
私「はい。多すぎると味わいを損ないます。」
「どれくらい?」
私「海外だと400mg/Lくらいです。日本だと350mg/Lが上限ですか。」
家内「甘いソーテルヌなんか多く添加しますね。かつてシャトーイケムが400mg/Lを超えて輸入できなくなり大揉めしたことがありましたね(笑)。」
「マスキューさんはどのくらいのワインなら許容しますか?」
私「スティルスワインなら60mg/L以下を選ぶようにしています。」
「調べるんですか?」
私「たまに調べますが、ティスティングすれば10mg/Lくらいの誤差で解りますよ(笑)。」


●モナストレル•バリーカ コンセンティード 2021年 ラ・プリッシマ協同組合 スペイン 赤 イエクラD.O. 750ml 1697円税込み
「おっ、スペインのモナストレル(笑)。沢山飲んだなぁ(笑)。」
「マスキューさんも沢山扱ってましたよね(笑)。え~と、ヘクラとかドミニオだっけ。コスパが良くて重宝しましたね(笑)。」
私「えへへ(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「あれ?これホントにスペイン…、しかもモナストレル?」
「凄く飲みやすい(笑)!かと言って薄くないし…
、強くてしっかりしてる(笑)。」
「まず旨味がどーんと来る(笑)。それも濁りがない。高級そうだし…、でも安い。安すぎるくらいのワインですよ(笑)!」
「マスキューさん!変わった良いワインを見つけましたね(笑)。知らないで飲んだらスペイン…、しかもイエクラのモナストレルとは思わないですよ(笑)。」
私「ブラインド•ティスティングやったら絶対に外しますね(笑)。初めて飲んだ時、思わず絶句しました(笑)。」
家内「開けてから3日目位になると、ドーンとパワー全開になります(笑)。押さえが利かないほど(笑)。」
「斬新ですよね(笑)。重くて渋いタンニンを想像してましたが(笑)、全然違う。雑味もないし…
。」
家内「新樽で4ヶ月熟成することで、樽の影響をあまり感じない仕上がり、ちょっとチョコのニュアンスがありますが隠し味程度(笑)。センスの良さを感じます。」
私「徹底した撰果のあと除梗して低温で発酵、2週間くらいの醸しのあとほとんどプレスをかけない程の搾汁。そんな感じですよね(笑)。」
「色も光を通さないくらい濃くはない(笑)。なるほど(笑)!」
「あの辺のモナストレルって濃い割に安いワインという印象だったけど(笑)、コレはその殻を破ってますね(笑)。高級なのに割安(笑)。それもかなり割安(笑)。」
家内「モナストレルらしいオレンジっぽさもある。プラムやベリーの果実の中にオレンジっぽさがちゃんとあります。そしてそれを無理に作ってない感に好感が持てます(笑)。」
「マスキューさんがよく言う『アバンギャルドなワイン』かな(笑)。突飛な味わいではないですよね(笑)。良いワインって思わせる(笑)。ただイエクラらしくはない(笑)。」
「優しい舌触り、濃密な味わい、広がり、奥行き、余韻、全て満足の行くレベル。今時の2000円以下ではあり得ない(笑)。」
「ヴィンテージは何年ですか?」
家内「2022年です。ですから早飲みのワインではあります。」
「それも凄い(笑)。絶句しますね(笑)。もっと古いヴィンテージかと思いましたよ(笑)。」
私「ある意味ワインは出来上がってますよね。ただ、もっと先があるように飲み手に思わせます(笑)。良い意味でイノヴェーションを感じます(笑)。」
「それも協同組合のワインなのがさらにビックリ(笑)。日本だと革新的なイノヴェーションをリードする協同組合って聞かないですよね(笑)。」
「何かが違う(笑)!」
「協同組合って既得権を守る保守的な団体が多いですよね。皆で新しいことをやる意思に欠けてる(笑)。」
「切実さを克服するには最適の集まりにもなるのですけどね…。日本だと、ただのアピール団体もしくは既得権保護を言うだけの団体になってますもんね。」

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