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Written on 2025 04

桝久 試飲会番外編

Apr 30, 2025 by weblogland |
「マスキューさん、オルソーニャのオレンジ•ワインとても美味しいんですけど、キャップが剥き出して貧乏臭い(笑)。節約のためですか(笑)?」

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私「ケチでへそ曲がりなマスキューが絶賛するとそう受け止められても致し方無いのですが(笑)。実は違うかと。」
「キャップシールをしてないワインってほとんど無いですよね?」
私「キャップシールは壜口の保護の意味もありますが、それより隠すことが可能なのです(笑)。例えば量が均質に入っているか?」
「あっ、なるほど!キャップシールがあると見えない(笑)。」
私「あとコルクがぴったり入っているのは輸送中に温度変化のリスクに直面していなかった証です。瓶内の空気が温度変化により膨張•縮小するとコルク自体が上下します。ですから瓶内にコルクが引っ込んでいれば低温の結果。コルクが出っ張っていれば高温に晒された結果が予想されます。もちろん店内での保存法にも関わりますから、他人事ではありません(笑)。」
家内「マスキュー保存がいい加減だぁ!なんてことにもなりかねません。」
「なるほど!逆にキャップシールを使わないことが品質管理の証になっているんだ。」
「ちょっと声高に言うと業界では嫌われますが(笑)。ご内密に。」

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桝久 試飲会リポート 後半

Apr 29, 2025 by weblogland |
●『ボスキ・アンティーキ』2017年 アジェンダ・アグリコーラ サン・ルチアーノ イタリア 赤 トスカーナI.G.T.750ml 2592円税込

私「この赤は1つ前の『牛』の兄貴分です(笑)。ワン•ランク上のキュヴェとなります。」
「おー、さすがワン•ランク•アップ(笑)。飲み応えあるね(笑)。」
「兄貴らしく大きさが違う(笑)。」
「日立のコマーシャルに出てくる『この樹なんの樹∼』の樹みたい(笑)。」
「『牛』より重厚な分スロー•スターターかな(笑)。ゆっくり香りが出てくる。」
「余韻も長くて大きい(笑)。高級ワインに通じるかな(笑)。」
「高そうなワインだよね(笑)。」
「ちょっとボルゲリのワインっぽいよね(笑)。パレオ?」
家内「スーパータスカン(笑)。カベルネ•フランでしたっけ?」
私「おっ!さすが!このワインサンジョヴェーゼ80%にカベルネ•ソーヴィニョンが20%のセパージュです。ちょっと香りにスグリ系のニュアンスがありますよね(笑)。あと構造がかなりガッチリしてるのもカベルネの影響かと(笑)。」
「チョコレートみたいな香りが心地良い。コテコテになってないのが良いね(笑)。」
家内「バリックで半分を熟成、あと半分はステンレス•タンク熟成です。過剰な樽香を抑えてますね(笑)。」
「なるほど細やかですね(笑)。でも小技を使った印象は無いんだよね(笑)。シンプルに美味しいトスカーナの赤ワインの感(笑)。」
「『牛』同様に重心は低い…。やはり生産者が同じ、共通してるよね(笑)。」
「共にキャンティより重厚なブルネッロやヴィーノ•ノヴィレ寄り。特に兄貴はキャンティのサンジョヴェーゼとは思えない。」
「シンプルな感じが好きだなぁ(笑)。」
家内「ちなみにアルコール分は14%。『牛』の方は13%となります。」
「なるほどね(笑)。兄貴はヴィンテージは2017年だし…。品質の差はかなりあるんだろうな(笑)。まだまだ熟成しそうだしね。」
「比べると差が出る(笑)。コストと設計図が違う。やはり値段の差だね(笑)。」
「マスキューさん!兄貴の方は後どれくらい熟成しますか?」
私「解りません(笑)。ただ今2017年で飲み頃の入口ですから…、取り敢えず2027年頃に1回飲んでみたいですよね(笑)。その時考える(笑)!」
「そ~だよね。我々明日どうなるかなんて解らないお年頃(笑)。何年先に想いを馳せるのは厚かましい(大爆笑)。でもそれって楽しいんだよね(笑)。」
「このワイン、牛肉に合わせるべきだけど、そんじょそこらの牛肉じゃダメだよね。霜降りの高級肉かな?」
「和牛の高級霜降りも良さそうだけど…、ちょっと違うかな?ちゃんと運動した健康的な…、運動しっかりして牧草を沢山食べた牛の肉なんだよね(笑)。」
「そうそう。『お前旨いものばかり食べて太って、ちゃんと立てるのか!』みたいな高級牛肉じゃないよね(大爆笑)。」
家内「そうすると極上のキアナ牛のTボーン•ステーキ!これで決まり(笑)!」



●ネグロアマーロ 2023年 ジウスティーニ•アヴォリア イタリア 赤 プーリアI.G.P. 750ml 2168円税込
「プーリアのワインというとプリミィティーヴォが有名ですよね。コレはネグロアマーロですか。」
「あとネロ・ダーヴォラかな(笑)?どれも濃くてどっしり(笑)。飲み応えと甘さが特徴?」
「あれ?コレ綺麗で飲みやすい(笑)。」
私「真っ黒になってないですよね(笑)。」
「うんうん。酸が生き生きとしてる。愚鈍な感じがない(大爆笑)。ゴメンナサイ!」
「う~ん。エレガントですなぁ。こんなプーリアのワインはお初(笑)。」
「かと言ってプーリアっぽさが無いわけじゃないんだよね(笑)。」
「素朴で純真な中2女子(笑)!」
私「お転婆じゃない(笑)。」
「若くてクリーンだよね(笑)。」
私「ブランドでティスティングしたらプーリアじゃなくて南フランスのラングドック辺りって答えちゃいそうです(笑)。」
家内「ラングドックのペズナス辺の…、とても濃いワイン?でも該当するワイナリーはないかな(笑)。」
「マスキューさん!このワイン、チョコレートのニュアンスがありますけど、樽熟成してますか?」
私「ステンレス•タンクのみです。チョコレートとかクリームっぽさありますよね。葡萄由来かと。」
「果実味はプラム系…、フランボワーズっぽさもある。」
私「ありがちなプルーンじゃなくて、もっと小粒の赤い果実のニュアンスですよね(笑)。キメの細かさを感じます。」
「そうそう。緩くないんだよね(笑)。」
家内「酸がしっかり残ってる感です(笑)。」
「マスキューさん、一般にプーリア辺りだと暑すぎるからワインに酸が残らないって言われますけど…、コレは酸がある。何故ですか?」
私「ワインの分析表を取り寄せると南イタリアの在来種は、実は酸をかなり多く残します。温暖化が進みフランスなどでは低い酸が問題になってますが、南イタリアは大丈夫みたいなんですよね。ただし、糖分が上がりすぎないような工夫が必要のようですが。」
「どうやるのですか?」
私「葡萄果の上に葉っぱを繁らせて日傘にしたり、光合成を旺盛にする元気が良くて大きな若い葉っぱを間引いたりするようです(笑)。」
家内「もともと暑い南イタリアの葡萄の方が耐熱性があるようです(笑)。」
「そうだよ!だってイタリアの葡萄栽培の歴史はフランスやドイツより遥かに古いもんね。」
「フランス、ドイツはローマの北進以降だもんね(笑)。」
家内「ところでこのワイン、何に合わせましょうか(笑)?」
「う~ん…、ラム•チョップ!」
「ドライ•フルーツを使えば割と幅広く使えそうですね(笑)。」
「フランボワーズ+クリーム+チョコレートの方程式に沿えば良さそう(笑)。」

●コート•デュ•ローヌV.V. 2023年ラ・バスティード・サン・ヴァンサン フランス ローヌ
赤 750ml 2828円税込
「マスキューさん!今回コート•デュ•ローヌがトリですね(笑)。どんな仕掛けかな(笑)。」
私「えへへ(笑)。まっ、どうぞお試しを!」
「あ~、癒される(笑)!」
私「でしょ(笑)。」
「優しい…、ひたすら優しい(笑)。」
「雑味がなくて…、とてもクリーン。しかも旨味がタップリ(笑)。美味しいなぁ。」
「花束みたい…。」
「マスキューさん!マスキューさん定番のグリニャン•レザデマールの『エミリアーヌ』に似てる?」
私「左様かと(笑)。さすが!良く覚えてくださいました。ありがとうございます(笑)!」
「ところで何故こんなに美味しいのですか(笑)?」
家内「まず低収量、1ヘクタール当たり28ヘクトリットル。一般にコート•デュ•ローヌだと50ヘクトリットルを超えます。」
「ということは、普通のコート•デュ•ローヌの半分くらい…、倍くらいの濃さなんだ。」
「ローヌ味なんだよね(笑)。」
私「香りの重心が低いですよね。」
「あと、何故こんなに綺麗なんですか?」
「あっ!私も言われたい。」
「違う、違う、意味が違う(大爆笑)。」
家内「私も言われたい(笑)!」
私「ワインにストレス感じませんよね。多分プレスはしてないですね。発酵槽から自然に熟成タンクに移しているはず。」
家内「すべてコンクリート•タンクなのでゆっくりエアレーションするし、温度が安定します。木樽は一切使用しませんから、衛生管理が楽で完璧。コンクリートはアルカリ性なので雑菌の繁殖を防げます。」
「へぇ~、コンクリートタンクって一石二鳥三鳥ですね(笑)。」
「栽培の良さ…、使う葡萄果が均質でとても上質な感じが伝わってきますよね。これ程優しいワインはなかなか無い。」
「マスキューさん!今回のラスト3本の並び素晴らしい!」
私「ありがとうございます(笑)。悩んだんですよ(笑)。最後のローヌがすべて持っていかないように(笑)、前の2本がそれなりでないといけません(笑)。」
「前の2本は個性的でしっかりしているから、戻っても大丈夫(笑)。特に5番目の良さが逆に引き立っている(笑)。」
私「重ね重ねありがとうございます(笑)。」
「最後の2本は共通項あるよね(笑)。共に綺麗(笑)。」
「マスキューさん!コート•デュ•ローヌのアペラシオンでこんな立派なワインを飲んだことありません。ジゴンダスやパフのハネ酒ではなく完全にコート•デュ•ローヌなんだよね(笑)。」
私「このドメーヌはもともとネゴスにワインを売却してました。ですから所有するアペラシオンの最も良いところを自分のドメーヌ産として元詰しているようです。」
家内「ドメーヌとして元詰を始めたのが、1980年代です。200年近く続くヴィニロンの家系で、所有畑も20ヘクタール以上あります。」
「なるほどね(笑)。ちゃんとリスク回避出来るからこんなチャレンジ出来るんですね(笑)。」
私「今でもまだネゴスに売却してるはずです(笑)。」
「ところでこのドメーヌのジゴンダスはどうですか?」
家内「赤さがあってピノ・ノワール的でもあるし、極上のジゴンダスです(笑)。このキュヴェの上らしいワインです。畑の良さを感じます。」
私「開けてから3日目まではひたすら甘露(笑)。それ以降中の強さが出てきて…、一筋縄でいかないワインです(笑)。」
家内「スタイルは共通しますが、大きさは二回りほど大きい(笑)。」

どうもありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋•昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Apr 28, 2025 by weblogland |


昨日、一昨日、連休前にマスキュー試飲会にお越し下さりありがとうございました!
なんとなくまったり、ゆっくりな感じ(笑)。スローなマスキューらしくてちょうど良かったかな(笑)。

ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ イタリア ヴェネト ロゼ 微発泡 I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml  1771円税込スクリュー・キャップ
私「マスキューの大定番のロゼ•フリザンテでございます。ヴィンテージ表記のないものですが、葡萄には作柄がございますから(笑)、今回のメイクから新しい葡萄に変わったようです。」
「そりゃそ~ですよね。年がら年中同じ味わいだと変(笑)。」
「あと葡萄の調達先が変わることもあるだろうしね。」
家内「基本コンテッセは自社畑の葡萄でワインを作りますからそれはないと思いますが、後から気がついたのですが、今回から表記が変わりました。I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノがI.G.T.
トレヴェネツィエ•ロサートに変わってました。休み明けに確認します。」
「I.G.T.はコロコロ名前が変わったりするんだよね(笑)。なんでもオッケーに近い発想だからね。」
私「まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「うわっ!爽やか!この季節ピッタリ(笑)。」
「とてもドライで爽やか(笑)。」
「色も綺麗ですよね(笑)。」
家内「前のメイクより色が濃いのです。ですから、前より重いワインかと思ってましたが、逆に軽やかでした(笑)。」
私「杞憂でした(笑)。前のメイク2022年はかなり暑くて逆に酸が少なかったようですね(笑)。」
「このくらいしっかり冷えてると美味しいね(笑)。」
私「ガッツリ冷やしました(笑)。作戦でございます(笑)。えへへ(笑)。」
「リンゴ酸がタップリだから冷やしたほうが良いのですね(笑)。」
「さくらんぼ…、綺麗な香りですよね。際立ってる(笑)。」
「香りが透き通ってる(笑)。」
家内「前のメイクはストロベリーでした。今回のメイクの方がリンゴ酸が多いですね。」
「私、このフリザンテ大好きで沢山お世話になりましたが(笑)、コンテッセは上手ですよね(笑)。いつもクオリティーが高い。」
私「このフリザンテ、明日になると、さくらんぼが小梅に変化します(笑)。」
「うんうん。今飲んでもプラム系の香りありますよね(笑)。」
「日本人好みの酸っぱさではあるよね(笑)。」
「何にでも合いそう(笑)。」
家内「前のメイクはホタルイカの沖漬けに合いましたよ(笑)。」
「塩味もあるしなぁ。」
「いずれにしてもキレがあるんだよね。でもちょっと甘いのかな?」
家内「残糖分は10g/lほどありますが、上手くマスキングしてますよね(笑)。」
「マスキューさんが強く冷やした訳が解りましたよ(笑)。」
「リンゴジュースみたい(笑)。」
「ところでマスキューさん、表ラベルに大きくロゼって書いてありますけど、イタリアだとロサートですよね?」
私「正解です(笑)!英語圏向けにロゼと書いたようですね。字の色もロゼ色だし(笑)。」

◑『ブリガータ・ヴェルデ・ラーメ』 ジビッボ 白(オレンジ) 2024年 (カンティーナ・オルソーニャ) イタリア シチリア テッレ・シチリアーネI.G.T. 750ml 2451円税込
「あれ?ロゼ2連発ですか(笑)?」
私「色似てますよね(笑)。でもコレはオレンジ•ワインです。葡萄の皮も一緒に発酵させたものです。通常白ワインはジュースだけで発酵させます。ですから皮の色がワインに付きます。」
「うんうん、たしかに白ワインではない(笑)。」
「ジビッポですかぁ。聞いたことない(笑)。シチリアの品種ですか?」
家内「マスカット•オブ•アレキサンドリアのシノニムです。」
「あれ?飲むとマスカットではない(笑)。甘夏(笑)!」
「凄く強くて…、口の中の広がり、余韻の長さは驚くほど(笑)。ハッとする(笑)。」
「何処までも突き進む(笑)。」
「たしかに甘夏の香りは強いですけど、とても複雑。甘夏だけではなく…、マーマレードみたいな…、プラムの香りもある(笑)」
「クラッカーにマーマレード乗せて食べながら飲んだら美味しいはず(笑)!」
「大きさ、深み、複雑さがある。なかなかかなりのワインですよ(笑)。」
「ソーダ割にしても良いくらい濃い(笑)。」
「柑橘類のピールの香りもするね(笑)。」
「芳香性の強いワインですよね(笑)。しかも華やかで万華鏡みたい(笑)。」
私「液体の濃度感と香りの強さのバランスが取れてますよね(笑)。高度な折り合いかと(笑)。」
家内「時間が経つと複雑さが増します。一風変わったエキゾチックな香草•香木•スパイスの香りが出てきます(笑)。」
「う~ん。親しみはあるんだけど…、なんと表現すれば…、ちょっとニッキみたいな…。シナモン!」
私「和三盆にシナモン入れたような(笑)。」
家内「スパイスだけで作ったカレー!あと排骨!」
私「それも中国人が理由もなく沢山スパイスを入れたような感じ(笑)。日本人の味付けではない(笑)。」
「マヨネーズに辛子入れたような感じでもある(笑)。ということは、辛子マヨネーズに合いますね(笑)。」
「華やかな香りに、とても複雑なスパイスやハーブのニュアンス。コレって両方兼ね備えたワインはあまりお目にかかったことがない(笑)。」
「しかもジビッポ単一品種なんだよね(笑)。」
「マスキューさん!オルソーニャって他にも扱いありますよね?」
家内「モンテプルチアーノ•ダブルッツォとマルヴァジアのオレンジ•ワインにペコリーノの白それにこのジビッポのオレンジワインが加わり現在4アイテムです。全部美味しい(笑)。」
私「始めがアブルッツォ州でコレはシチリア、あとカンパーニャとトスカーナです。どれ飲んでも個性的で面白いワインです。しかもすべて無添加のビオ•ディナミです(笑)。」
「ビオ臭くないですよね(笑)。しかも安い。常識的には2000円台のビオ•ワインなんて聞かないですよね。」
「う~ん。ワイン界でのブレーク•スルーだね(笑)。」
私「このオルソーニャが共同組合なのに驚かされます。日本の共同組合って保守的で、ともするとお役所の下達機関。自立してますよね(笑)。
更に躍進しそうです(笑)。」
「マスキューさん、ラベルに書いてある『ブリガータ・ヴェルデ・ラーメ』って何ですか?オルソーニャのブランド名でもあるようですが、意味は『緑青仲間』(笑)。殺菌効果のある緑青をボルドー液変わりに使う仲間達かな(笑)。古来より緑青を使うヴィニロン達の知恵にあやかったようですね。実際ボルドー液は買うと高い(笑)。ケチなのです(笑)。」
「ボルドー液って?」
私「防カビのために噴霧される亜硫酸銅です。あと防カビのために殺菌剤として亜硫酸塩が噴霧されることが多々。いい加減なビオ生産者は亜硫酸塩の使用は畑だから構わないと抜け穴を作っています。」


トスカーナ・ロッソ 2022年 アジェンダ・アグリコーラ サン・ルチアーノ イタリア 赤 トスカーナI.G.T. 750ml 1414円税込
「マスキューさん!今までこのワイン扱ってましたか?」
家内「実は今年に入ってからラベル変更しました。以前は黒いラベルで悲しげな牛の絵でした(笑)。」
私「昔一度マスキュー試飲会で登場しております。たしか…、赤ベコと黒ベコのセットで比較試飲しましたね(笑)。」
家内「我が家では毎年20本くらいは飲んでます(笑)。コスパが良いので、『迷った時はトスカーナ•ロッソ!』が合言葉です(笑)。」
「どれどれ(笑)…、あっ、美味しいですね(笑)。値段の割にタンニンがしっかりしてる(笑)。」
「我が家も良く飲みますよ(笑)。普通に美味しいんですよね(笑)。」
「とてもドライでしっかりしてる。広がり、余韻もちゃんとある(笑)。」
家内「セパージュのメインはサンジョヴェーゼですが、キャンティ等の酸っぱいサンジョヴェーゼではありません。」
「キャンティみたいな軽やかなスタイルではないですよね。同じサンジョヴェーゼでも違うんですね?」
家内「このワインはキャンティよりちょっと南側です。それ故ブルネッロやヴィーノ•ノヴィレのサンジョヴェーゼに近い印象です。」
「焼肉屋さんでカルビ食べながら胡座かいて飲みたい(笑)。」
「焼肉のタレに合いますね(笑)。」
「う~ん。私はカルビよりハラミを推します!脂の少ないロースでも宜しいかと(笑)。」
「たしかに牛肉に向いているワインだとは思いますが、ワイン自体邪魔するものがないから合わせる料理は幅広いかも(笑)。」
「そうそう、ミートソース系だったら何でも行けそう(笑)。」
「ローストビーフは完璧か(笑)。コンビーフでもオッケーかな(笑)。」
「鰻や焼き鳥だと無理があるかな(笑)?」
「マスキューさんが言うように、ラベル見てるとニヤニヤしちゃう(笑)。」
「そうそう(笑)。この牛、いまに食べられちゃうのにワイン飲んでる場合じゃない(笑)!」
「ヴィーガンの人達はラベル見ただけで怒りそう(笑)。」
「そうだよね。日本人がクジラ食べるの抗議してるもんね。牛はオッケーなんだよね(笑)。理解出来ない(笑)。」
私「クジラは古代より生きている希少な動物だからダメだと言ってます(笑)。理論的ではないですよね。」

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実に優しい(笑)。昔のルージュ•ブルーを思い出しました

Apr 17, 2025 by weblogland |
先日ブログに書いた、ラ•バスティード•サン•ヴィンセントが作るジゴンダス2021年とコート•デュ•ローヌ2023年今日飲みました(笑)。

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う~ん。

実に優しい(笑)。昔のルージュ•ブルーを思い出しました。古樹と丁寧な作りの優しさに包みこまれました(笑)。

予想ではジゴンダスのハネ酒がコート•デュ•ローヌと、捕らぬ狸の皮算用しておりましたが(笑)、飲んでみると両者は別物。違う畑のものです。基本セパージュは同じようなものですが、コート•デュ•ローヌはあくまでもコート•デュ•ローヌ味でした(笑)。コート•デュ•ローヌが1級レベル、ジゴンダスはグラン・クリュのレベルです。ジゴンダスの方がちょっとピノ・ノワール的ですね。
でもですね(笑)、柔らかさは共通した意識。共に柔らか。凄く心地が良いのです(笑)。まあ、今風の作りではありますが、心動かされる出来栄え。
明日また飲んでみますね(笑)。

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試飲会の反省会(笑)。

Apr 03, 2025 by weblogland |
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今日は家内と試飲会の反省会(笑)。
私「今回、トップはラヴィ&ローズだったね(笑)。いかにも春らしい味は求心力抜群(笑)。」
家内「サクランボまんま(笑)。しかもシラー(笑)。」
私「ピノ・ノワールみたいな薔薇っぽさはないけどあのピュアなサクランボの香りは秀逸だよね(笑)。」
家内「大日本ロゼ•ワイン普及協会の会長としては鼻高々(笑)。えっへん(笑)。」
私「あとジョージアが赤白共に好評だった(笑)。どちらかに片寄ると思ったんだけど、ドローの判定(笑)。」
家内「私も白が優勢になると思っていたんだけど、蓋を開けたら同じ。返り注文しなきゃ(笑)。」
私「あと割を喰ったのがモンテフィーノ•リゼルバ2009年。お値段も手頃だしクオリティーも高いから、トリのヴィーニャ•ダ•ペーニャ2005年より売れるはずと目算したけど大ハズレ
(笑)。」
家内「そ~だよね(笑)。一番高いヴィーニャ•ダ•ペーニャ2005年がラヴィ&ローズに次ぐ人気だったのはビックリ。マスキューのお客様の審美眼恐るべし!」
私「そうそう、番外編のチャチャ•クラシック今日発注しといたよ(笑)。コレもちょっと抜かった(笑)。舐めたらアカンぜよ!反省、反省。」

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桝久 試飲会リポート番外編

Apr 01, 2025 by weblogland |
試飲会リポート番外編です(笑)!

それ何ですか?
私「『チャチャ』でございます(笑)。」
「ブログに書いてあった蒸留酒ですね(笑)。無色透明。」
私「今日の試飲会で2番目にお試しいただいたジョージアの白の搾り粕を蒸留したものと思ってくださいませ。ほぼ同じ品種のものでございます(笑)。」
家内「ただし、コレを飲むと、もうワインに戻れませんから(笑)、まず2番目の白を飲んでから『チャチャ』をお試しください(笑)。」
「アルコール分はいかほどですか?」
私「40度ございますので、ちょっとだけ注ぎますね(笑)。ケチな訳ではありませんからね(笑)。」
「イタリアではグラッパ、フランスだとマールかな。透明なものはグラッパでよく見ますよね(笑)。」
「おー!強烈(笑)!ワインと共通する白い花のニュアンス、そして安納芋の甘~い香り。」
「粘性があるよね(笑)。厚みがある。」
私「コレ、時間が経ってくると芋焼酎みたいになります。そして更に時間が経つと壱岐の麦焼酎みたいになります(笑)。」
「あ~、芋焼酎だぁ(笑)!何故こんなになるのですか?」
私「多分酵母臭かと。ワインでもリリース直後のものに似たような香りがします。」
「白ワインの搾り粕と赤ワインの搾り粕って違うんですか?白ワイン作りは一般に発酵前にジュースと果皮を分離しますよね。」
私「さすが!左様でございます。白葡萄の搾り粕は粕として発酵させる必要があります。赤ワインの黒葡萄は発酵修了後にプレス•分離しますから工程が違います。」
「そうするとコレは搾り粕を保存して発酵してから蒸留するんだ。この独特の癖のある香りはその結果なんですね(笑)。それにしても強烈(笑)。」
「ワインの香りを感じられない(笑)!私には無理(笑)。」
「口の中全体に液体を広げるとワインの味がするよ(笑)。」
「日本酒の山廃の原酒搾りたてにちょっと似てる(笑)。」
私「原料は葡萄の搾り粕ですが、元々濃い葡萄からの搾り粕だと粘り•濃さがより出ます(笑)。あとガチガチにプレスし過ぎると出来は良くないですね(笑)。」
家内「この手のものとしては、まずまず良い方です(笑)。」
「臭いけど、ケチ臭くは無い(笑)!」
私「座布団1枚(笑)!」
「こっちの茶色の『チャチャ』は何故茶色なんですか?」
家内「樽でサクッと熟成させてます。こちらの方が臭く無いですね(笑)。」
私「個人的には透明の方を何日もかけて飲むのが好きです(笑)。焼酎に無い厚みがあって満足感を感じます。癖が癖になります(笑)。」
家内「ロシア圏ではグレープ•ウォッカと呼ばれ高級品のようです(笑)。」
「なるほどね!コレはラッパ飲みするようなものじゃないよね(笑)。」
私「一般にウォッカは連続式の蒸留器で味も透明にしますから純粋なアルコール。コレは単式蒸留器で2回蒸留ですのでアルコールの純度が違います。」
「焼酎の乙類と甲類の差ですね(笑)。」
「大五郎と森伊蔵の差(笑)?」

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マスキュー 試飲会リポート 後半

Apr 01, 2025 by weblogland |
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サペラヴィ カヘティ 2023年 ルトヴェリシ ジョージア 赤 P.D.O.カヘティ 750ml
1508円税込
「あ~、濃くて素朴な感じが良いですね(笑)。親近感が湧く(笑)。」
「香りが重くてしっかりしてる。密度感がある香りですよね(笑)。」
「あ~、広がり余韻共に良いですね(笑)。」
「タンニンもタップリしてるけど、基本優しい(笑)。コスパ良いですよね(笑)。」
「コスパは抜群!」
「断然にイイ(笑)!」
「懐かしい感じ(笑)。郷土人形みたいな…、おばあちゃんからいただいた着物みたいな…、」
「和のイメージかな(笑)。」
「味噌なんか合わせやすいかな(笑)。」
「角煮なんか良さそう(笑)。」
「しっかりしてますよね(笑)。」
家内「カオールのマルベックにちょっと似てるかな(笑)?イチヂクみたいな甘くて赤い果実味。あと、ツバキの花みたいなニュアンス(笑)。」
「フランスのシュ•ド•ウエストのワインっぽいけど、ちょっと違うかな(笑)。やはりジョージアなんだろうなぁ(笑)。」
「やはりオールド•ワールドのワインですよね(笑)。特徴的だし飽きがこないスタイル。奥深さがありますな。」
「ニューワールドの今風のものとは根本的に違う。背景の生活•気候が浮かんでくる(笑)。」
「うんうん。質実ですよね(笑)。」
私「輪郭はさほど明瞭ではないけれど、ケチ臭くないですよね(笑)。さっきのジョージアの白と共通した感じですよね。共通したワイン作りの意識を感じます(笑)。値段も生産者も同じですからそう感じるのも不思議ではないかな(笑)。」
「赤いプラム系のニュアンス(笑)。」
「後味…余韻にちょっとココアっぽさがあってイイなぁ(笑)。」
「思い出した!岡山で飲んだ山ブドウのワインに似てます(笑)!」
「ちなみにアルコール分はいかほどですか?」
家内「え~と、12.5%です。」
「もっと高いかと思いましたよ(笑)。この濃さで12.5%ですかぁ。マスキューさんがよく言う折り合いの付け方の違い(笑)?面白いですよね(笑)。」
「アルコール分が高ければ良い訳じゃないんだよね(笑)。全体のバランスなんだな(笑)。」
「マスキューさん!ジョージアの白→ルーマニアのロゼ→ジョージアの赤、この並び絶妙ですね(笑)!飲んでみて必然性が解りましたよ(笑)!」
私「えへへ(笑)。ありがとうございます。でもですね(笑)、まだ終わりではありませんから(笑)。このあと凄いのが2本ございます(笑)。」


モンテフィーノ・レゼルヴァ 2009年 モンテ・ダ・ペーニャ ポルトガル 赤 ヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 750ml 2451円税込
「アレンテージョって何処ですか(笑)?」
家内「スペインとの国境の何もないようなところです(笑)。」
私「セパージュはポートに似てます。それ故ワインも強い(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「あ~、コレ凄い!圧巻!渦巻いてる(笑)。」
「中に詰まったものの分量が大量で膨大(笑)。」
「パワーが尋常ならざるレベル(笑)。」
「かといって暴力的ではない。熟成の妙なんだろうなぁ(笑)。」
「コレにブランデーを添加したらポートになりそう(笑)。」
家内「昔マスキューで扱っていた『ジンブロ』を思い出しました(笑)。似たようなポートに通じる辛口の赤でしたっけ(笑)。」
「2009年ヴィンテージとは思えない若さ(笑)。圧倒的な生命力ですよね(笑)。」
家内「セラーに寝かせておいたワインを出荷前にコルクを打ち直しています。ですから不良品が無く、状態がとても良いです(笑)。」
私「家内ともども大好きなワインでして…、ただ以前のメイクが2005年で同じように良かったのですが、コルクが限界だったのでフェイド・アウトしてしまいました。今回はリコルクしてからの出荷となります(笑)。」
「余韻がいつまで経っても消えない(笑)。」
「香りも消えない(笑)。」
「う~ん。深いよね(笑)。ココアやチョコレートのニュアンスが…、素晴らしい!」
「マスキューさん!このワインが2451円って破格よね(笑)。考えられない!」
私「ありがとうございます!インポーターさんと生産者の関係が良好な証ですね。あと、生産者が元々良心的なのかと(笑)。」


ちょうどTさんご夫妻ご来店。Tさんは私の知り合いの中でもっとも海外経験豊富な方です。ラッキー(笑)!

Tさん「アレンテージョ行ってる日本人はほとんどいないんじゃないかな?何もない砂漠のようなところですよ。観光するようなところでもないし(笑)。近い観光地のエボラもなかなか日本人の観光コースには入らないし。」
私「エボラ?」
K先生「ドクロで壁を作ったような教会ですよね。」←ちょうど居合わせた旅行好きのK先生
私「ドクロですかぁ!」
Tさん「そう、ドクロがぎっしり壁のように積み上げられている。日本人は引いちゃう光景。」
家内「うわっ、無理。」
私「ドクロですかぁ。洗骨したものだから経緯も想像したくない。」
T夫人「アレンテージョはたしかコルクがあった(笑)。それも薄く加工してバッグや小物、布のように使ったり…。お土産買っちゃいましたよ(笑)。」
私「コルク樫の産地ですよね(笑)。」

K先生「このワイン、カカオに合いますね。ちょうど家にピープル•ツリーのチョコレートあるから取ってきますね(笑)」
私「わざわざそんな…。」
K先生はご近所の歯科医の女医さんで我が家は代々お世話になっております。治療が痛くないのでお子さんにもお勧めです!
K先生「フェア•トレードのチョコレートなんですが、溶けやすくて夏は売っていません(笑)。」
私•家内「あ~、フルーティー!カカオ豆の味わい(笑)。もちろんこのワインにはマリアージュ!
ちょうどマスキューに頂き物の和三盆がありましたのでそれもチャレンジ(笑)!」
K先生•私•家内「コレもマリアージュ(笑)!とても美味しい(笑)!」
やはりこのワイン、ポートと同じように甘味に親和性があるようでございました!
皆さんのご協力をもってマスキューの試飲会は盛り上がっております。
ありがとうございます!


モンテ•ダ•ペーニャ レゼルヴァ  レッド 2005年 モンテ・ダ・ペーニャ ポルトガル
アレンテージョD.O.C. 750ml 3488円税込
「あ~、言葉を失う!」
私「紛れもないグレート•ワインでございます(笑)。」
「折り重なるような味わい。一つ前の2009年とは別物。」
「これは美しさの極致(笑)。非の打ち所がないし、完成した感だね(笑)。なかなかこんなワインには当たらない(笑)。」
「色にちょっと古さがあるけど、酸化した感じはない。凄いね(笑)。長期に亘って熟成するワインなんですね(笑)。」
私「これ程長いスパンで熟成するワインは2000年代以降には無いかもしれません(笑)。」
「完璧なエレガンス(笑)!」
「旨味の塊(笑)。とにかく美味しい(笑)。」
「小粒のプラムのニュアンスが可愛い。舌の上をコロコロ転がる(笑)。」
「しかも飲みやすい(笑)!」
私「ちなみにアルコール分は14%です。今日のワインの中で一番アルコール分は高いです(笑)。蛇足ですが2009年は13.5%かな。」
「え~、2009年より高いとは!」
家内「この生産者の一番上のワインです。」
「洗練されているんだよね(笑)。
私「ラベルに大きく書かれてるモンテ•ダ•ペーニャは生産者名です。気合の入れようも違うかと(笑)。」
「飲み頃になるまで20年くらいはかかるんだ。」
私「このワイナリーの一番良いパーセルのものだけで作ったワインです。古樹由来の、透明感のある旨味がすごいですよね(笑)。毎年は作れないようですが(笑)。」
「う~ん、これもまた良心的な値段ですなぁ(笑)。」
家内「2009年を含めてこのワイナリーでは通例トゥーリンガー•ナショナル25%、トリカデーラ25%、アラゴネス25%、アリカンテ・ブーシェ25%の割合でワインは作られます。この割合はポートのような比率です。しかし、2005年はセパージュがちょっと違います。2005年はトゥーリンガー•ナショナルが入って無く、トリンカデーラが55%と比率が偏ります。この辺りが肝のような気がします。」
「ところでこのワインは何に合したら良いのでしょうか(笑)?合わせる食べ物が思い浮かばない(笑)。」
家内「アレンテージョの食べ物を調べると質素。このワインに合わせる料理は見当たらない(笑)。干し鱈、豆、オリーブオイルくらいしかでてこない(笑)。」
T夫人「干し鱈のコロッケ美味しかったけど、このワインにはちょっとねぇ(笑)。」
私「フォン・ド・ヴォーとかヒュメ•ド•ポワゾン…、等のソース文化圏のワインでは無いですよね(笑)。」
「精々ハードタイプのチーズかな(笑)?」
「私はこのワインだけで充分かな(笑)?」
私「個人的にはスペインのスカラ•ディプリオラート1976年グラン•レゼルバを思い出しちゃうんですよね(笑)。飲んた時思い出して泣きそうになりましたよ(笑)。」

ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋•昭子

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