
家内「オーヴェルニュって広域のワイン産地としては何処に所属するのかな?」
私「フランスの真ん中の山の中だよね。孤立してるよね(笑)。」
家内「真ん中よりちょっと南に寄ってるから地図を見るとブルゴーニュやローヌに近いんだけど…。」
私「ガメイ•ド•ヴェルがガメイの亜種ならばブルゴーニュに近いのかな?」
家内「私ガメイ•ド•ヴェルニュを飲むとガメイよりオーストリアのブランフレンキッシュなんかに近い気がするんだよね。」
私「うんうん!味わいはそっちの方が似てる!
インクやスミレの香りはするけど、味わい深さで勝負するスタイル。たっぷりのタンニンと上手く折り合いをつけるスタイルだよね。決してガメイみたいに薄旨さを追求出来るワインではないよね(笑)。」
家内「そう!そこなんだよね。単純に地図だけ見るとブルゴーニュやローヌに近いけれど、物流の肝である河川を見るとロワールに近いんだよね。」
私「と言うことは、オーセールからジョワニーに至るヨンヌ川沿いはヨーロッパの一大集積地。その物流に乗ればオーストリアも夢じゃない(笑)?」
家内「逆にオーストリアからオーヴェルニュ!妄想が膨らむ(笑)!」←大興奮(笑)。
私「日本だと北前船や大坂•江戸の航路。大河川がないから川沿いの物流ではないよね。ヨーロッパだと大陸を川で繋ぐのが物流の中心だよね。」
家内「そう!そこなんだよね!日本だと海を使っても藩と藩を結ぶ程度の物流だけど、ヨーロッパは国と国を繋ぐ。」
私「そーだ!ローヌのパフの上客は伝統的にオランダやポーランドなんだよね。ローヌ川の物流の賜物!」
解ってるんだか解ってないんだか、夫婦で大妄想大会でございます(笑)。