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さあ、明日は試飲会です(笑)!
Dec 20, 2024 by weblogland |私「う~ん。サブリミナルは並んだけど、スティルスが無いなぁ(笑)。何か無いかな?」
家内「そーだね(笑)。」
私「そうだ!思いついた!アレ並べない?」
家内「あ~、たまたま同じ作家が描いたラベルね(笑)。でもさあ、試飲会とは関係ないよ(笑)!」
私「マスキューの常連の方は見たらニヤッとするはず(笑)。」
家内「たしかに(笑)。」
私「別に売れる売れないじゃなくても『ニヤッ』が大事(笑)。」
そうして無理くりスティルスを作りました(笑)。
見つけてくださいね(笑)。
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ラインナップ並びました!
Dec 17, 2024 by weblogland |えへへ(笑)。
眺めているといつものことですが、ついつい笑いが…。でもですね(笑)、今月の試飲会のラインナップを並べている時2つの誤算•アクシデントに見舞われました(笑)。2番目のツヴァイゲルト•ロゼと4番目のチェコのシファニのボトルの背が高い。それも棚に立てて入りません!ガーン!然るにこの2アイテムは棚の中でゴロンと寝かせて積みました。
まあ、ボトルの収まりより味わいが優先ですから、ドンマイドンマイとしましょう(笑)。気にしない!
トリのミミズクはようやくの試飲会デビュー。もちろんサブリミナルにクマゲラとアカトビを従えて完了(笑)!
あと真ん中のフレンチー•ナチュールのデザインがおサイケでなんとも言えない味わい(笑)。ワインの味わいもアヴァンギャルド。皆ビックリするだろうなぁ(笑)。
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!
Dec 16, 2024 by weblogland |お時間はいつも通り20日(金)は17∼20時、21日(土)は11∼20時となります。
☆クレマン・ド・ロワール『ボナミー』ソーミュール協同組合 フランス 白 発泡性 750ml 2922円税込み
12月ですから、じつはシャンパンを探したのですが5000円以下の美味しいシャンパンは無い!でもですね(笑)、灯台下暗し(笑)。どうでもよいシャンパンより遥かに安くて美味しい泡が定番の中にあるではありませんか(笑)。
開けたては還元臭、熟成香がはっきり。18ヶ月の瓶熟成期間は伊達じゃない(笑)。香りは基本シェナン・ブランの香り、ちょっと青みがかったレモン・ライム等の柑橘類の香りが全方向に突き抜ける(笑)。伴う硬質なミネラル感は加速機の役目(笑)。泡立ち泡持ちはシャンパーニュに劣らないレベル。
おそらくシェナン・ブラン100%で作ると制御出来ない(笑)。葡萄はソミュール地区モンルイユ・ベレ村近郊の畑。いかにも『テュフォー』で栽培されたシュナン・ブラン65%は推進力、シャルドネ20%は制御用、カベルネ・フラン15%は隠し味、をブレンドしたもの。この絶妙なバランスはシェナン・ブランを知り抜いている証。シャルドネはクレマン用に栽培したものとか。おそらく酸を多く残したシャルドネかと。
液温が上がり時間が経つとカベルネ・フラン由来の赤い小粒のベリー系の香りがありとてもチャーミングで複雑でもあります。
あとこのクレマンの特筆すべきはドザージュが12g/Lであること。強めに冷やして飲むとエクストラ・ブリュット並みにドライに感じます。酸が多い→辛く感じる、液温が低い→甘さが目立たない、この方程式なのですが(笑)、振れ幅は常識以上(笑)。ブラインド・ティスティングで私はドザージュ量を8~9g/Lと予想しました。残念!
でもですね(笑)、このクレマンの完成度の高さは驚き。作り手の意思・意図そして力量を感じます。また、特に暑い夏場には力を発揮いたします(笑)。ラベルに描かれているハートは射ぬかれたか?私のハートは射ぬかれました(笑)。
とっても宜しいクレマン・ド・ロワールを見つけました(笑)!
◑❴限定品❵ツヴァイゲルト ロゼ 2023年 ミューラー•グロースマン オーストリア ニーダーエスタライヒ州 D.A.C.クレムスタール ロゼ 750ml (スクリューキャップ) 750ml 1490円税込み
マスキュー大定番のミューラー•グロースマンのツヴァイゲルトのロゼ2023の限定大特売のお知らせです!なんでも在庫調整のためとか。味わいは現行の2021年よりちょっとヘビーかな。
お見逃しのないように!
10ヘクタールほどの葡萄園を女性醸造家ヘルマ・ミューラー・グロースマンさんが1986年に父親から引き継いで運営しています。現在は娘のマリーさんと力をあわせてワイナリーを運営しています。
ウィーンから100キロほど西のクレムスタールの地に葡萄園はあります。ドナウ川の南側の水捌けの良い緩斜面の畑は複雑な土壌からなっており、ミネラル感タップリの優しいワインが出来ます。
これはマスキューの大定番のグリューナー・ヴェルトリーナの生産者ミューラー・グロースマンがツヴァイゲルト種で作るロゼ・ワインです。黒葡萄のツヴァイゲルトをセニエ法で抽出したもの。でもですね、ツヴァイゲルトらしさは感じません(笑)。アセロラやトマトのようなとてもドライで伸びやかな果実味はグリューナー・ヴェルトリーナに共通する気風
を感じます。とてもクリアでドライ、筋の通った真っすぐさ、オイリーな厚み。
野菜や穀物類との相性を連想させてくれます。
こんなロゼのアプローチは新発見(笑)。彼の地の食事、特に野菜料理に合わせてみたいロゼ・ワインです。
発酵・熟成はステンレス・タンクのみの使用。あと、マロラクティック発酵はしていませんね。ツヴァイゲルトの果実味
をダイレクトに表したロゼ・ワインと言えます。
飲んでみると、深みのあるしっかりとしたロゼ色の理由が解るというもの(笑)。
○❴限定品❵フレンチー •ナチュール 2022年 ドメーヌ•マルタン フランス ロワール 白 ミュスカデA.C. 750ml 2380円税込み
ミュスカデにこんな顔があるとは!
絶句すると同時に自身の未熟さを恥じました。
マルタンはミュスカデのアペラシオンの中でも村名を名乗れるサンフィアクル・シュル・メーヌ(SAINT-FIACRE SUR MAINE)村に本拠を置きます。特にマルタンはサンフィアクルらしい肉厚で硬質なミュスカデも作ります。かなり前にマルタンのミュスカデ•サン•フィアクルを飲んだ時あまりの強さ•生命力に言葉を失いました(笑)。(2017年5月29日のブログに書いてありましたのでよろしかったらご覧ください。)『いったいどれほど持つのだろう!』
フレンドリーではありませんでしたが(笑)、心惹かれる渾身のミュスカデにやられてしまいました(笑)。
このフレンチー ナチュールは2022年がファーストヴィンテージ。、収穫量は35hl/haと低収穫。常軌を逸したほどです(笑)。通常のミュスカデの半分、いわゆるグラン•クリュ規格となっております(笑)。ブドウは全て手摘みで行われます。収穫後すぐに空気圧プレスで圧搾し果汁だけを抽出。炭酸ガスのもとで20時間静置します。(この時SO2は使っていない。)その後16~19度に温度管理されたステンレスタンクにて野生酵母で発酵(ひょっとしてこの初期にSO2を若干使うかも?)の後、オリと共に熟成。清澄は行わず、珪藻土で粗濾過をして瓶詰め。瓶詰め時のSO2は無添加。全体としてのSO2添加量はかなり少なく感じます(笑)。ナチュールと言うだけあります。
今回輸入直後の試飲では、以前飲んだサン•フィアクルの鋼のような硬質さを感じましたので、じつは販売を見送りました。でもですね(笑)、今回再びサンプルを取り寄せて飲んでビックリ!
あの時とまるで別物なのです。
とんでもなく香り豊かでフルーティー。第一印象は『ミュスカデではないよ!』なのです(笑)。
香りの万華鏡!
口中での複雑さ、広がり、余韻、すべてがグレートワインのレベルなのです。
以下裏ティスティング
私「うわっ!なにこれ(笑)、ミュスカデじゃないよ(笑)!とんでもなくフルーティー(笑)。」
Kさん「深いなぁ。それでいて香りの万華鏡(笑)。こんなフルーティーなミュスカデがあるとは!絶句しますね(笑)。」
家内「密度感が圧巻(笑)。かと言って力付くではない。凄く複雑。バターをつけて焼いたリンゴみたい(笑)。」
Kさん「子供の頃調子悪くなって寝てると、お婆ちゃんがリンゴをすりおろして木綿の布巾で絞って作ってくれたリンゴジュースを思い出しましたよ(笑)。」
私「お婆ちゃんの愛情入り(笑)。美味しかったなぁ(笑)。あの滋味深い味わいに通じますね(笑)。」
家内「とてもオイリーだし、マルタンらしい塩味がある。あとハーブ…、ミント、シナモン…、複雑でミュスカデとは思えない(笑)。」
私「マンダリン•オレンジぽさもある。」
家内「翌日になるとクリ、ハチミツ、高貴なオレンジっぽくなる。」
私「エレガントの極み(笑)。一滴一滴が滋味深く愛おしい(笑)。」
家内「モンブランケーキ、アップルパイ、あとクリーム系のシチューは鉄板かな(笑)。」
私「このワインは木樽使ってないみたいなんだけど、クリームのニュアンスがある。完全に葡萄由来なんだよね(笑)。」
マルタンの断固たる意思と意図の賜物なのです。一線を越えたミュスカデなのです(笑)。
●❴限定品❵サン•ポルトギーザー 2021年 シファニ チェコ モラヴィア ランド•ワイン 赤 750ml 2480円税込み
こんな凄いワインがランド•ワインとして作られていることにビックリ。しかもオリジナリティー溢れる味わいに2度ビックリ(笑)。
マスキュー扱いのチェコ•ワインにはネロネット 2018年 ジョージ・ウヘレクがございます。モラヴィアのブラトニーチェV.O.C. の甘口赤ワインです。
コレは同じオーストリアの国境近くのモラヴィアのものです。V.O.C. ではなくランド•ワインと表示されていますからIGPやドイツのランド•ワインのような規格でしょうか。
詳しい事はあまり良く解らなかったのですが、ティスティングしてみてビックリ!
そんなこんなで試飲会のラインナップに決定(笑)!
私「うわっ!凄いなこのワイン。まず香りが重い(笑)。しかもとてもユニーク。経験したことのない香り。」
Kさん「ヨード臭…、海藻…、ちょっと生々しさがある。野獣の香り(笑)?」
家内「私こういうワイン好きだなぁ(笑)。ペラベルガに似てる(笑)。」
私「熊の香り(笑)!あとポーランドのリースリングにも似てるよね(笑)。凄くオイリーで野性的(笑)。飲むと…、この広がり、余韻の長さはグレート•ワインだぁ!涎が止まらない(笑)!」
Kさん「なんとも言えない味わいと香り。尋常ならざるレベル(笑)。う~ん、ちょっと赤紫蘇っぽくもあるかな。」
私「梅肉使ってみると何にでも合いそうだよね
。」
家内「ジビエや乾燥肉!ベーコンやサラミ…。ラム•チョップ!チョップ!チョップ!」←あまりの感動に気が触れたかも(笑)。
Kさん「このワイン、持参したクラッツに合うはず!」
一同「ボリボリ、ゴックン…。うわっ!神降臨!
(笑)」
その後数日に亘りティスティングを続けましたが、衰えない(笑)。ただし良い方向に終息ではなく収束していく(笑)。
アカシアの樽と渾身の尽力が秘訣のようです(笑)。経験値上がること間違いなし(笑)!
●I.G.P.コート·カタラン カリニャン ヴィエィユ·ヴィーニュ 2021年 ドメーヌ·ブラン·プリュム 南フランス ルーション 赤 750ml 4337円税込み
なかなか数が揃わずマスキュー試飲会に出せませんでした(笑)。ようやく満を持しての登場となります(笑)。
クマゲラはシラー、ミミズクはカリニャンでございます(笑)。このミミズクにもぐっと来ちゃいます(笑)。
何してるのかな?
狩り寸前、獲物を定めたかのような表情(笑)。野生のとんでもない瞬発力を発揮する直前かな(笑)?
裏試飲会
私「際立つ旨さ、飲みやすさ!いかにも古樹。
撰果も徹底的にしている。」
Kさん「う~ん…。驚くほど飲みやすい!」
家内「全体が高次元のワインって逆にこんなに飲みやすくならないんだけどね(笑)。」
私「まだ閉じてはいるんだけどね…。クマゲラと共通してるよね(笑)。渾身。言葉を失うパワー。でもフレンドリー(笑)。折り合いとか私はよく評しますが、その概念を超えてる(笑)。」
Kさん「大きさが全てを支配してる(笑)?生命力が全てを支配してる?と言うべきか?」
家内「ちょっと哲学的(笑)?」
私「ワインが口中に入るとピューっと涎が出る(笑)。」
家内「凄く酸があるんだけど、それが突出したようには感じないんだよね(笑)。」
Kさん「マスキューさん、クマゲラ(シラー)と比べるとこっちの方がより土地に合ってる感じがしますね。ミミズク(カリニャン)の方がテロワールに適っている気がします(笑)。」
私「壮麗なグレート·ワインですよね。飲むとため息が出ます(笑)。」
家内「このカリニャンはザコルのカリニャンやミネルヴァ辺のカリニャンとは趣がちょっと違いますが、やはりカリニャン。まだ開いていないだけかな?もともと彼の地に植わっていたような自然さがありますよね。」
私「このカリニャンは果実が硬い感じだよね。」
Kさん「クマゲラの方は、『どうだ!シラーを植えたぞ!飲んでみろ!』みたいな感じがある(笑)。」
私「A5の霜降り和牛のローストビーフ食べながら飲んだらさぞや美味しいだろうなぁ。」
家内「どちらもそれだけで涎がピューだからね
(笑)。でもこのワインは何にでも合いそうな気がする(笑)。」
Kさん「万能(笑)?どんなものでも包み込む(笑)。ワインだけだって十分美味しいし、何食べてもその美味しさを壊すことはなさそうだね(笑)。」
……その後日……
家内「やはり若かったんだね(笑)。今日飲んだほうがよりスモモっぽい(笑)。しかもより飲み易い(笑)。」
私「旨い!より飲みやすくなっている(笑)。しかも深い。」
……更に更に……
家内「なんで美味しさが増すの(笑)?」
私「スモモの時限爆弾(笑)。ここまで果実味が伸びるとは!絶句。」
1週間楽しませていただきました。ワインの味わいは落ちることなく終始旨い(笑)。真夏の夜の夢でした(笑)。
え~、以上5本!
ちなみにサブリミナルやスティルスはまだ決まっておりません(笑)。
皆様のご来店お待ち申し上げます!
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今月12月のマスキュー試飲会は12月20、21日です。
Dec 06, 2024 by weblogland |という事は、準備も1週早まります(笑)。ですから12月3日から裏ティスティングは始まっています(笑)。3日ティスティングしたものは8本。悪くはないのですがイマイチ。
1本だけ候補に残りましたが、とてもマニアックないかにもマスキューが好きそうな赤ワイン。でもですね(笑)、斬新すぎて売れないのでは(笑)?コレを試飲会に出すのはちょっと勇気が要る(笑)。まあ、ケチでへそ曲がりなマスキューらしいチョイスと思って生暖かく見守っていただければ幸いかな(笑)?
そんなこんなで今日6日は7本ティスティングします(笑)。あと一押しして今週中にはラインナップを決めたいところです。
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恒例の作戦会議です
Nov 29, 2024 by weblogland |私「今回何が売れるかなぁ?」
家内「チリのラ・プラヤが売れて欲しい(笑)。」
私「今風のチリらしくなくて良いよね(笑)。味はどう考えてもオールド•ワールド。それもシンプルでイジったところがない。しかも大特売(笑)。」
家内「畑が焼失したあと他の畑の葡萄でワインを作ったらしいけどイマイチ。インポーターさんもコースタル•ブレンド•シリーズの扱いを止める。だから安くしてくれたんだけどね。ちょっと申し訳ない。」
私「前に一度試飲会に出して大好評。皆さんこのワインの良さは知っておられるから、無くならないように余分に仕入れたよ(笑)。」
家内「当日無くなったら非難•弾圧されるよ(笑)。」
私「最初のファモーゾは安心(笑)。価格も安く提供出来たしね(笑)。」
家内「私サンタ•ルチアのファモーゾよりこっちの方が好きなんだよね(笑)。毎日飲めるし(笑)。」
私「そりゃサンタ•ルチアは高級品だからジャンルが違うよ(笑)。今回料理研究家のAさんから教えてもらった『ニワトコ』の香りをキーワードにして売ろう(笑)!」
家内「ヴィオニエの香りと言うより『ニワトコ』なんだよね(笑)。出過ぎないのが良いかな(笑)。」
私「そうそう!あともう一つキャッチ•コピーを思いついたのだけど(笑)、エミリアーヌは『幸せになれるワイン!』どうかな(笑)?」
家内「そうだよね。グット(笑)!」
私「『幸せなのはあんただけ!』なんて突き放されるかと思ってた(笑)。あ~、良かったぁ(笑)。」
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今月のマスキュー試飲会のサブリミナルはコレ!
Nov 27, 2024 by weblogland |今、私がハマってるルスタウのベルモット。ブランコ•ドライがマンザニージャベースのベルモット。ロゼはフィノに赤ワインを加えて作ったもの。どちらも斬新(笑)。グッときちゃいます(笑)。ロゼの方がちょっと甘いかな。
あとですね(笑)、今回モリエールのヌーヴォーを試飲会で初めて出す予定でしたが、数が少なくなりちょっと無理。そこで真打ちの『モルゴン•グラン•クラ2019年』の登場(笑)。その真下にヌーヴォーをしらばっくれてサブリミナル販売(笑)。ついでにヌーヴォーを開けて、『モルゴン•グラン•クラ2019年』と比べていただくのも一興(笑)。モリエールはもともとヌーヴォーなど作っておらず(笑)、日本のお客さんのためにちょっとだけ作ってくれます。ですから、ヌーヴォー専用の畑はなく、基本栽培は渾身のもの。所謂ヌーヴォーとは別物です。お客様のなかにはモリエールのヌーヴォーを数ヴィンテージストックして楽しまれる強者もおられます(笑)。
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ようやく並びました!
Nov 27, 2024 by weblogland |ようやく並びました!
今回は立派な太い瓶が多く最後の2本が3列並びができませんでした(笑)。
こうして眺めるとラダチーニのヴィンテージ•メルロが異彩を放っていますね(笑)。やけに重そうです。見た目もっとも重力を感じますね(笑)。同じ黒ラベルのモリエールのモルゴンが可愛く見えます(笑)。今回ケチでへそ曲がりなマスキューらしく特売アイテムを目ざとく探した作戦(笑)。この作戦は普段の付き合い方にもよります。何でもかんでも安くしろ!なんて言ってたら嫌われます(笑)。インポーターさんに定番のアイテムをちゃんと販売しておけば、然る時に声はかかる(笑)。
「マスキューはケチなだけだから残り物を売りつけとけばイイ!」なんて言われていたらオシマイ(笑)。
大丈夫かなぁ(笑)。
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今月11月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Nov 25, 2024 by weblogland |今回限定品がなんと4アイテムもございます(笑)。ケチでへそ曲がりなマスキューらしいかと(笑)。
最初の白ファモーゾはその良さを伝えることに失敗(笑)。マスキュー通常価格1414円税込み→1080円税込み。お買い得価格でのご提供となります。
そして愛するチリのラ・プラヤのコースタルブレンドの白と赤。去年の2月に山火事に遭い畑が焼出。それ故販売終了につき特別価格でのご提供となります。マスキュー通常価格1697円税込み→1280円税込みとなります。
そして5番目のローヌの『エミリアーヌ』。ドメーヌの廃業につき輸入終了。在庫限りとなります。5月のマスキュー試飲会であっという間に完売した人気アイテム。飲むと幸せになれるワインです(笑)。
4番目のラダチーニのヴィンテージ•メルロは本領発揮の出来栄え
最後のモリエールのモルゴン2019年は同じモリエールのボジョレー•ヌーヴォーの到着を祝いお勉強を兼ねてのお試しです(笑)。共通した意識を発見出来るか?
11月末29日(金)17∼20時、30日(土)11∼20時、いつも通りのスケジュールでお待ち申し上げます!
○❴限定品❵ロゼット ファモーゾ 2022年 テッレ・チェヴィコ イタリア エミーリア・ロマーニャ ルビコーネI.G.T. 白 750ml 1080円税込み
スクリュー•キャップ
巨大協同組合『テッレ•チェヴィコ』(今ではこれもブランドなのですが)のルビコーネI.G.T.に特化したブランド『ロゼット』シリーズのファモーゾ種を使った白ワインです。ちょっとややこしいかな(笑)。
ファモーゾと言えばマスキュー試飲会でお出しした ファモーズ・クリュ・アルティジャナーレ 2019年 サンタ・ルチア を思い出していただけると助かります(笑)。北ローヌのヴィオニエのような芳香性の品種です。ファモーゾを使った渾身のワインとしてご記憶されているかと(笑)。このロゼット ファモーゾはその廉価版(ゴメンナサイ)。
でもですね、基本香りはファモーゾ(笑)。柑橘類にライチや桃、薔薇等の香りがします。とはいえとても控え目で派手ではありません(笑)。ライチのほんのりとした香りにグリーンのニュアンスが品良く溶け込んでいて、ニワトコの香りと言えましょうか。デイリーに食事に合わせる設計のファモーゾでございます(笑)。ワイン自体の旨味の濃度感と香りの折り合いがとてもさりげなく良いのです(笑)。期間限定の特別価格品となります!
以下マスキュー裏試飲会
Kさん「アロマティック。ゲヴュルツトラミネールみたい(笑)。前に飲んだサンタ•ルチアと香りは同じ(笑)。」
私「そ~ですよね(笑)。でもあれは渾身のファモーゾ。あれほど濃くはないですよ(笑)。」
家内「あれは私にとっては派手すぎる(笑)。こっちのほうが可愛くて良い(笑)。」
私「ネクタリン…、メロンっぽさは嗅ぎ取れるレベル。」
家内「青っぽさがメロンと言うよりネギ、生姜…
。そっちの方向かな。」
私「料理研究家のAさんに教えていただいた『
ニワトコ』の香りだぁ(笑)!」
家内「ゲヴュルツトラミネールみたいなトロピカルな印象ではなくて、もっと可憐な…、『ニワトコ』のように可愛い白い花を咲かせている印象だよね(笑)。」
Kさん「すべてが程好いんですよね(笑)。無理がない。ネギの焦げた感じに合いそう。日本人向け(笑)。アルコール分はいかほどですか?」
家内「12%ですね。ちょっと甘く感じますが…
。残糖分は5gくらいかな。」
私「ちゃんとドライの範囲かな?醸造工程で無理をした感じはないですね(笑)。」
Kさん「舌の上を転がるようなフレッシュな旨味•甘みがチャーミング(笑)。」
家内「酸っぱい旨味ですよね(笑)。」
家内「バターを使ったクロワッサンより日本の食パンに合う!」
Kさん「ユーシフル!飲み飽きしない白ワインですよね(笑)。」
○❴限定品❵ラ・プラヤ コースタル ホワイト・ブレンド レゼルバ 2022年
チリ イタタ・ヴァレー 白 750ml 1280円税込み
コルチャガを中心に南北900kmに渡りワイン生産を行うラ・プラヤ。日本だと東京から九州(笑)?ちょっとその規模は日本人には理解できませんね(笑)。主要スタッフはセスナを利用して移動するようです。もちろん滑走路も自前(笑)。
これはラ・プラヤの作る一番南側のD.O.イタタ・ヴァレーのもの。そして自社栽培ではなく、契約栽培農家の葡萄を使って作られたものです。イタタ・ヴァレーは歴史が古く、最初にスペイン人が入植して葡萄を植えた土地。当時は灌漑はありませんでしたから、一番の葡萄栽培適地ということです。何もしないでも葡萄が育つ数少ない産地なのです。ですから遠目に畑を見ると藪(笑)。もっこり盛り上がっているのが葡萄樹(笑)。畑のオーナーである耕作者が藪をめくるように、これがリースリング、これがシャスラ。実際に葡萄が違う(笑)。一株一株違う品種が入り交じった状態で栽培されるいわゆる混植。恐ろしくプリミティブな状態なのです(笑)。冬季と夏前に馬耕することで下草を除きます。そして後は自然に任す(笑)?
畑は斜面の二次堆積土壌で作業効率は悪く、チリによくある大平原のプランテーション的なものの真逆。よくもまあ、こんな畑が残っていたとある意味感激しました(笑)。
これはその畑の白葡萄で作られた白。セパージュはリースリング38%、シャスラ24%、モスカテル22%、セミヨン16%。
収穫は熟練の手作業で注意深く行われるとありますが、実際はワイン醸造に適したかどうか食べながら判断(笑)。ちょっと出来の悪いものは捨てるといった具合で、眉にシワを寄せて糖度計で図るようなものではございません。それゆえ品種毎に収穫ではなく糖分が達した順。混ぜ込ぜの収穫(笑)。当然発酵も混ぜ込ぜ。長年の知恵と経験の熟練技かな(笑)。
品種毎ではなく混ぜ込ぜに収穫された葡萄は夜間にコルチャガのワイナリーに運ばれ、除梗・破砕機にかけず足で破砕。低温で3日間の浸漬して果梗と果皮を分離。この際無理なプレスはしない上澄みだけでアルコール発酵に移ります。発酵はアンフォラとステンレス・タンクで行いそのまま約6ヶ月熟成後ブレンド。その後自然に安定化濾過を経て瓶詰めされます。
味わいは驚くほど複雑でビビット。しかも洗練されています。立体的で絵画的ですね。
トロピカルな果物から洋梨、桃、白い花、黄色の花、セロリやアニスの植物的なニュアンスも加わります。とてもスパイシーでドライな仕上がりは、押し付けがましくないしっかりとした濃度感、とても自然で爽やかな広がりは大きさがあり、長く美しい余韻はエレガント!単調になりがちなチリ・ワインとは思えぬ素晴らしい出来映えでございます(笑)。
果汁の濃度感に訴求力を求める従来のチリ・ワインのスタイルではなく、旨味の酸味の抽出に尽力した伝統的なフランス・スタイルなのです。ブラインドでやったらこれがチリ・ワインとは絶対に当たりませんね(笑)。
●❴限定品❵ラ・プラヤ コースタル レッド・ブレンド レゼルバ 2022年
チリ イタタ・ヴァレー 赤 750ml 1280円税込み
これはパイス50%、サンソー50%のセパージュ。このパイスはチリでもっとも一般的と言われる葡萄。ポートなどでも使われていますから、スペイン人により移植された古い品種のようです。研究ではカリフォルニアのミッションと同一で、スペインやサルデーニャのモニカと同じ品種の可能性があるとか。
このレッド・ブレンドは品種を分けて醸造されます(笑)。特にパイスは全房発酵させます。フランスのフォジェールみたいですね(笑)。
白同様に3日間低温で浸漬した後パイスはそのままアンフォラで60日間のマセラシオン。そしてプレス果汁はほとんど使わず上澄みだけで、さらにアンフォラで熟成します。サンソーはステンレス・タンクで8ヶ月熟成。そして両者をブレンドしてしばらく静置して瓶詰め。
発酵温度を低くして全房でゆっくり醸しますから無理にタンニンを抽出しません。この辺いわゆるチリ・ワインらしくないですね(笑)。ブルゴーニュ的かな。
上質な酸はエレガントでとてもしっかりしたもの。赤い果実のディテールがはっきりしながら複雑。壮麗とは言いませんが(笑)、白同様に立体的で深みがある。もちろんクリーンな旨味があるので、味わいに引き込まれてしまいます(笑)。
果実味はパイス由来のチェリーやストロベリーの香りに、サンソー由来のスモモや小粒のベリーですね。それにスパイシーさや湿った緑のニュアンス。
誰が飲んでもフランス・ワインと思うでしょうね(笑)。
●ヴィンテージ メルロ 2020年 ラダチーニ モルドバ バルル・ルイ・トライアン地区 750ml 1885円税込み
この『ヴィンテージ•メルロ』は『フィオーリ』シリーズのワン•ランク上のブランドです。
モルドバ南西端のバルル・ルイ・トライアン地区のしっかり健全に完熟したメルロを手摘みで収穫した高級品。それ故『フィオーリ』シリーズより葡萄の凝縮感が増し、より複雑な仕上がりとなっております。
除梗•破砕した葡萄を低温浸漬した後醸しに約1ヶ月。そしてミディアムにトーストしたフレンチ•バリック(恐らく古樽)で1年熟成してからアッサンブラージュ静置後に瓶詰めしたもの。
飲んだ第一印象は、上物のメルロ(笑)。
プラム系の香りにトリュフやスパイスが…、とてもメルロらしい様。そして飲むとまず大きさを感じます。とても味のバランスが良い上にしっかりした酸と練れたタンニン、口中での広がり•余韻はかなりのレベル。口に含むと涎がダァーと出ます(笑)。また、時間が経つと舌触りのねっとり感が増します。最初からねっとりのポムロールとはちょっと違いますね。
メルロにありがちな高アルコールな過熟感はなく、あくまでも大人のメルロである点秀でています(笑)。ボルドーではないし、かと言ってニュー・ワールドでもない。
とにかくコスト•パフォーマンスの高さは驚くべきものでございます(笑)。
ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。
歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に設立したアルバストレレ・ワインズ。外資の支援を受け設備やワイン造りの近代化を成しました。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタールもの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の規模が想像出来ますね(笑)。ソ連時代の巨大農場の名残でもありますね。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。
●❴限定品❵グリニャン・レ・ザデマール キュヴェ『エミリアーヌ』2020年 ドメーヌ・サン・リュック 赤
販売価格(税込): 2,168 円
フランス ローヌ グリニャン・レ・ザデマールA.C. 750ml
マスキューの定番のローヌ、ドメーヌ・サン・リュックの最上位銘柄キュヴェ『エミリアーヌ』2018年です。
最上位と言っても通常の『トラディション』のもっとも良いパーセルのみで作ったもの。セパージュも醸造法も『トラディション』とは同じですが、不思議なことにより美味しい(笑)。全体に一回り以上美味しく深くパワフル。タンニンと旨味が高濃度でシンクロしてますから、飲みやすい(笑)。果実味は黒いには黒いけれど明るさがある。ローヌの優良なグルナッシュの雰囲気なのです。葡萄を噛っているような旨さがあるのです(笑)。濃さ故かトリュフや醤油のようなニュアンスに程好いスパイシーさが加わります。ワイン自体が磨かれていて濁りを感じません。上物のローヌ・ヴィラージュでございます(笑)。
作りの過程で、熟成期間が1年ほど長いのが違う点。セメント・タンクで2年間熟成させてから瓶詰めしています。
スタンダードの『トラディション』はこの価格帯では異例のフル・ボディの人気アイテムですから、このキュヴェ『エミリアーヌ』は出色の出来映えと出色のコスト・パフォーマンスとなっております(笑)。
皆さん!
この原産地名グリニャン・レ・ザデマールA.C.ご存知でしたか?
実はもともとコトー・デュ・トリカスタンと呼ばれたA.O.C.です。2008~2009年にかけて近隣の原発で事故があり風評被害を受けました。そのため原産地名を変更いたしました。
日本の福島を思い起こされます。ちょっと悲しくなります。
生産者は風評被害をはねのけるために品質と安全に尽力するしかありません。そしてこのワインにはそれがあります。基本セパージュはシラー60%、グルナッシュ40%の王道のコート・デュ・ローヌなのですが、とても充実した味わい。ワイン濃度由来の甘さは優しく伸びやか、ローヌらしいガリーク由来のハーブやスパイスの香りは食欲を誘います(笑)。グルナッシュ由来のチョコレートの香りは心地よく。シラー由来の赤や黒のベリーの果実味はリッチ。あまり余計なことをしないで作られた自然な折り合いの良い味わい。葡萄もともとの濃さでバランスを取るクラシックなスタイル。木樽は全く使いませんから誤魔化しがないのです。
このドメーヌは設立が古くはありませんが、優良ドメーヌとして常にアペラシオンのトップ生産者として注目され続けています。原発事故がなければ確たる名声を獲得し不動のスター生産者となっていたはずです。ワイナリーが何度も転売されることもなかったと思います。そんな困難な中、高く品質を評価され続ける努力には頭が下がります。
かつてこの地のワインは元詰め品が少なくネゴシアンものが多かったのですが、20年ほど前にこのサン・リュックのワインを飲んだ時の印象を思い出しました(笑)。変わらず美味しいのです(笑)。ワン・ランク上の味わいなのです。
以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)
ドメーヌ・サン・リュックは、ローヌ川の左岸に広がる南ローヌ最北端のAOCグリニャン・レ・ザデマール内のラ・ボーム・ド・トランシ村にあります。ここはグルナッシュが栽培できる北限といわれ、気候的にはよりシラーに向くといわれています。強いミストラル(南仏独特の北風)の影響で雲が少なく、空気が乾燥するため病気のリスクも少なく、自然な葡萄栽培には理想的な環境です。
ドメーヌ・サン・リュックは1977年にコルニヨン家によって創業され最初の葡萄が植えられました。コルニヨン家では後継者がいなかったため2006年にアニスリキュールで有名なペルノ・ディスティラリ家出身のエノロジストであるステファン・エマール氏がワイナリーを取得。しかしステファン氏も2016年、後継者問題でドメーヌの売却を決意。2016年7月よりパスティスで有名なジャノ・ディスティラリ(Janot)を所有するムニエ家のオリヴィエ氏によって引き継がれました。オリヴィエ氏もエノロジストで2016年ヴィンテージまではステファン氏と共に醸造する予定です。
現在はグリニャン・レ・ザデマールに13ha、コート・デュ・ローヌに12haで計25haを所有します。葡萄栽培に農薬は使わず、皮付きの野生酵母にて自然発酵させます。
大きな石が覆う砂質粘土の5.6haの畑。ギヨーで仕立てられた葡萄樹は樹齢約45年で40hl/haの低収穫。収穫後除梗、破砕しセメントタンクで自然発酵させます。発酵温度27~29℃で約15日程度の醸しを行い、セメントタンクで約1年熟成後瓶詰をします。
フルボディで濃厚、驚くほど果実味にあふれていてボリュームあるワインです
●モルゴン グラン・クラ 2019年ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール
販売価格(税込): 4,242 円
フランス ボジョレー 赤 750ml
愛するモリエールのモルゴンが久しぶりに入荷しました(笑)!
圧倒的な甘露な甘さはグラン・クリュのもの!
1本の葡萄樹からハーフボトル1本分ほどの低収量。余分なことをしない自然な農法、もちろん醸造法も然り。全房発酵しプレス果汁はしない古典的なスタイル。SO2の添加も基本しません。健全で凝縮された葡萄のみに可能なこと。とてつもない尽力の果てなのです。
味わいはようやく飲み頃の入口。酵母臭やビオ臭は感じますが、それを吹き飛ばす圧倒的な甘味・旨味と、しなやかで切れ目ないタンニンが織り成す壮麗なもの。チェリー、ベリー系の香りはあくまでもガメイ。しかも圧巻の吹き上がり(笑)。どう見てもグレート・ワインでございます(笑)。
マルセル・ラピエールのような綺麗で透明なスタイルではなく、テロワールのすべてを飲み込んだような野趣溢れる味わいに私はノックアウトでございます(笑)。
2021年ヴィンテージはとんでもない高騰でヌーボーすら輸入されませんでした。もう手の届かないワインになったと諦めておりましたが、今回嬉しい再入荷となりました(笑)。
以下インポーターさん資料より
ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエールは 1987年に設立され、この農園は2002年から正式にオーガニック認定を受けており、2018年にデメテールによるビオディナミ認定を受けました。
1989 年にイザベルが 6 代目のワイン生産者から引き継いだのち、ブルーノが加わりました。1999 年、彼が殺虫剤による深刻な中毒に見舞われてしまったことをきっかけに、ふたりはブドウ樹に合成化学物質を使用するのをやめることを決断しました。
オーガニックへの移行は厳しいことですが、他に選択の余地はありませんでした。ブルーノは自分の方法を再び研究することで、考えが変わったとさえ言っています。
耕作、草刈り、つるはし、ハーブティーでの治療。私たちはブドウの木の必要に応じて耳を傾け、感じ、行動します。生命はブドウ畑でゆっくりと時間をかけて根付いてゆき…ついに私たちと気持ちを寄り添うことができたのです。
あらゆる色の花、芳香のあるハーブがあり、良い香りがし、地面はほぐれて心地よいものになっています。収量はやや少ないが、美しいブドウが実ります。
そしてその時に私たちが愛するワインを造ることができるようになるのです。
畑での手入れはとても大変ですが、そこにより多くの時間を割くのです。
それは私たちの選択したことなのです。
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明日明後日の(金)(土)はマスキュー試飲会です!
Oct 25, 2024 by weblogland |いつものように家内と作戦会議です(笑)。
私「明日ピノ・ノワール•ヌーヴォー間に合うとイイね。」
家内「午後イチならばセーフなんだけどね。まあ、仕方ない。」
私「ところで今回のトリのバルベラなんだけど、ちゃんとサブリミナルも並んだしね(笑)。通常のバルベラも急遽入荷したから完璧(笑)。」
家内「コレでイ•カルピーニのアイテムはコンプリート(笑)。私好みかな(笑)。」
私「ちゃっかりフラテッリのバルバレスコ2014年もサブリミナル(笑)。サブリミナル3連発(笑)。」
家内「今回は個人的にはコルナッキアのペコリーノが売れて欲しいんだよね(笑)。唯一の白だし、インパクトは十分(笑)。それに好きだし(笑)。」
私「後半の赤3本はいかにもマスキューらしいかな(笑)。特にコスパの点でスペインのモナストレルが売れそうだよね。」
家内「織り込み済み(笑)。マスキューにしては余分に入荷させたから大丈夫だよ(笑)。」
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取り敢えずあるものは並べました(笑)!
Oct 23, 2024 by weblogland |今月末10月25日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップです。
でもですね(笑)、トップバッターのピノ・ノワール•ヌーヴォーはまだ並んでいません。眺めて見るとちょっと間抜けですね(笑)。
予定ては明日到着なのですが…。今日ピノ・ノワール•ヌーヴォーのインポーターさんがご来店くださいました。
インポーターさん「ピノ・ノワール•ヌーヴォーの資料をお届けに参りました。」
私「ありがとうございます。わざわざ悪いね。ところで今回の試飲会でピノ・ノワール•ヌーヴォー出せて良かったよ。明日の24日に来るんだよね。」
インポーターさん「えっ!24日出荷だからマスキューさんには25日着く予定です。」
私「マスキューの到着日については念を押したでしょ(ムッとしながら)。」
う~ん。
ギリギリ間に合いそうですが、ちょっと不安。何度も念押ししたんだけどなぁ。まあ世の中こんなモン。試飲会にはきっと間に合うはず!間に合えば良い!ホント間に合うのかしら?
そんなこんなで、滑り込みとなりそうです。あ~、嫌だ!
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試飲会のラインナップは決りましたが、まだ棚に並んでいません
Oct 22, 2024 by weblogland |何故かと言えば∼、ピノ・ノワール•ヌーヴォー2024年が10月24日着だからでございます(笑)。
こんな時はヤキモキします。
私「もしもし、マスキューの岡本です。いつもお世話になっております。ところでピノ・ノワール•ヌーヴォー2024年予定通り24日マスキュー着ですよね?」
インポーターさん「はい!明日レストラン用のポップをお届けにあがります。」
私「ありがとうございます(笑)。今回の入荷日は家の試飲会の前日だからちょっとドキドキしちゃってます(笑)。」
インポーターさん「私も同様です(笑)。」
私「先のことは解らないからね(笑)。忘れられることだけは避けたい(笑)。」
私「メールのやり取りだけで注文したりすると、それだけだからこっちが注文を忘れていたりすると最悪なんだよね(笑)。」
後日確認の電話するとご注文いただいておりません!って、素気なく言われる(笑)。まあ、そりゃそーだけど…。
だからなるべくメールではなく直接架電します。特にワインのインポーターさんはメールでの電子注文というところが多くなりましたが、マスキューとしては「そっちの勝手を押し付けるな!」と思ってます(笑)。それじゃ注文しないからイイよ!なんて言うと嫌われそうだし(笑)、
相手にされなくなると困る(笑)。かと言って強要されるのもイヤ。
複雑なオヤジ心なのです(笑)。
>> 10月のマスキュー試飲会セット販売
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!
Oct 20, 2024 by weblogland |今回は前日の24日に届く予定のラングドックのピノ・ノワール•ヌーヴォーを含めて5本!
25日(金)は17∼20時
26日(土)は11∼20時
いつも通りのスケジュールでございます。
ご来店お待ち申し上げます!
●ピノ・ノワール ヌーヴォー 2024年 アルマ・セルシウス 南フランス 赤 750ml 2000円税込み
あれ、ちょっと早いのでは(笑)?
もともと解禁日のないヌーヴォーで去年は11月13日頃マスキューに到着しました。今年は10月24日!
実は今回は船便ではなく航空便での入荷となり、出荷日が早くなりました。何故か言えば、中東情勢が不安定なためリスクがある。要はスエズ運河経由は危ない。足止めを喰う可能性があります。ましてや積み荷はより速く確実に届ける必要が最優先のヌーヴォー。
そんなこんなで今回2024年のピノ・ノワールヌーヴォーは航空便となりました。
お値段はちょっと上がって2000円税込みを予定しております。
10月24日は木曜日ですから金土のマスキュー試飲会に間に合いますね(笑)。マスキューブログのアーカイブを調べると去年11月のマスキュー試飲会でお出ししましたから、今年は1ヶ月前倒しです(笑)。
ちょっと早いが、宜しいかと(笑)。
映像のラベルは家内が書いてもの(笑)、まだ来てませんので悪しからず!
以下去年の記述
去年の2022年より日本に入荷されるようになりました南フランスのピノ・ノワール ヌーヴォーです。発酵前にア・シォ(加熱)する裏技はちょっと気に食いませんが(笑)、早く出荷するためには致し方ない(笑)。航空便ではなく船便でもボジョレー・ヌーヴォーの解禁日前に到着するアドバンテージをフル活用(笑)。コレをずるっこいとするか、有りとするかは貴方次第(笑)。
基本ボジョレー・ヌーヴォーと同じ作りですから出来上がりは見分けつきませんね(笑)。マセラシオン・カルボニック法で作るとヌーヴォー・レベルでは見分けはつきませんね。しかも基本液体が濃いのでヴィラージュ・ヌーヴォー・クラスのレベルです。まあ、もともとピノ・ノワールはガメイからの枝分かれですからね似ていてもおかしくない(笑)。ボジョレーのマルセル・ラピエールやモリエールのワインがピノ・ノワール的な味わいなのを思い起こせば納得なのです。
特にボジョレー・ヌーヴォーにこだわらない方にオススメです(笑)。まあ、同じ新酒ですからね(笑)。
以下インポーターさん資料より
南フランスの地中海沿岸、ラングドック地方の優良生産者組合‟アルマ・セルシウス社"。組合生産者の1,200ヘクタールもの畑を所有し、リーゾナブルな価格でクオーリティの高いワインを作り続けています。彼らの作るワインは、毎年のようにコンクールで金賞を受賞し、そのコストパフォーマンスから業界誌でも高い評価を得ています。そのコンクール・キラーとして特に品質の高いキュヴェを‟ シュヴァリエ・デ・カイユス” ブランドで日本に輸出しています。
それらのワインは、ラングドック地方の温暖な気候と良質の土壌、厳しいぶどうの品質チェックそして最新技術の醸造を経て作られたものです。彼らのワイン作りのコンセプトは、価格以上の品質インパクトを表現できるワインです!
○ぺコリーノ 2023年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 白 コントログエッラD.O.C. 750ml 2168円税込み
2023年のペコリーノが入荷しました!
とても良い!
アルコール分は14%と2022よりちょっと控え目ですが、全体の大きさ、折り合いの良さはパワーアップ(笑)。
この先何年か後にコルナッキアの看板ワインになっているかも(笑)。そんな予感のペコリーノ2023年でございます!
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以下以前の記述
これは親戚から受け継いだコントログェッラ村の畑のもの。畑は乾いた土地質で、石の多い石灰質。遅摘みにしますが、完熟しきる前に畑で選別しながら収穫します。それでもアルコール分はなんと14.5%(笑)!
コントログエッラは、アブルッツオで一番北にある、小さな村の僅かな範囲にあるD.O.C.です。ほとんどのペコリーノは、I.G.T.として生産され、D.O.C.でしかもビオロジックでワインを造る生産者は数軒です。ペコリーノ100%で作られるのは近隣のオフィーダD.O.C.G.とこのコントログェッラD.O.C.くらいです。あとはエミリア・ロマーニャのモンテチーノ・ロッソくらいかな。
作り方は基本トレビアーノやパッセリーナと同じ最先端。ご自慢のロータリー・ファーメンターを使い8℃の低温で24時間のプレ・マセラシオン。この時パッセリーナのように全房ではなく先に除梗・圧搾。葡萄の酸度がもともと高いようですね。そして垂直のステンレス・タンクで16~18℃の低温発酵を10~12日続けます。しっかり酵母に食べさせますね(笑)。その後4ヶ月シュール・リーの状態でバトナージュを行いながら熟成瓶詰め。とても丁寧です(笑)。マロラクティックは進みますが、たっぷりのリンゴ酸を感じます。圧巻のフレッシュネスなのです(笑)。
ペコリーノ種はアブルッツォとマルケの土着品種で、房は小さく、成熟時期は8月末と早くなっています。コルナッキアの白ワインの中で一番収穫が早く、しかも驚くことに一番アルコール分が高いのです(笑)。成熟が早く樹勢も強く多産な性質のようです。一般に、はっきりとした芳香性の特徴はないので補助品種として使われることが多いようです。
ただ、色は黄金色に光輝いておりでコルナッキアの他の白より濃い(笑)。瓶もわざわざ透明瓶を選択しております(笑)。中身がたっぷり詰まっているのが見た目から伝わってきます(笑)。味わいの特徴はミネラル感とキメの細かいすっぱめの柑橘類が入り交じったような複雑性があることです。ただ基本アロマチックな品種ではないので、香りの強い受けの良いものに押され忘れられた品種でした。しかし、穀物っぽさがあり小麦との相性がとても良くパスタなどは何でもオッケーですので、今やイタリアのみならずヨーロッパやアメリカで注目され始め人気が出て需要が増したとか。そこで作付けを2区画を増やしたそうです。収量は35hL/ha。かなり低収量なのですが、この品種の特性が一番感じられて、コルナッキアらしい特徴的なスタイル
にはベストの収量だと思います。他の生産者が作るペコリーノよりペコリーノらしいしっかりとした頑強さと厚みが表現出来ているユニークなワインだと思います(笑)。
●モナストレル•バリーカ コンセンティード 2021年 ラ・プリッシマ協同組合 スペイン 赤 イエクラD.O. 750ml 1697円税込み
イエクラやフミーリャ辺りのモナストレルと言えば大体想像がつきますよね(笑)。
でもですね(笑)、コレは飲んでビックリ!
それでは裏試飲会の始まり始まり(笑)!
Kさん「あれ?コレ本当にモナストレルですかぁ。怒涛のタンニンたっぷりを覚悟してましたが(笑)、違う。飲みやすい(笑)。」
私「ピノ・ノワール的なモナストレル(笑)。コレ美味しい。旨味がたっぷり(笑)。」
家内「想像していたモナストレルとは全然違う(笑)。樽のニュアンスが気にならない(笑)。タルタルしてない(笑)。」
私「そーなんだよね。新樽で4ヶ月熟成してるみたいだけど、樽香がまったく邪魔にならない。」
Kさん「旨味たっぷりで、しかもジューシー&フルーティー。ブラインドでやったら絶対に外すね(笑)。」
私「雑味もない。撰果を徹底的にやってるし、発酵温度も低そう。発酵期間も短そう。あとフリーラン•ジュースだけで作ったような透明感。」
Kさん「え~と、ヴィンテージは2021年ですかぁ。ワインは出来上がってるから、すぐ飲めて凄く美味しい(笑)。エア•レーションも気を使ってやってるんでしょうね。」
家内「作りに繊細さを感じますよね(笑)。力はあるんだけど、力付くじゃない(笑)。」
Kさん「ワイン自体とてもしっかりしてますよね。もともとの葡萄の良さを感じますな(笑)。上品になることで飲みやすくなってきてる。ワインから近づいてくれるような感じ(笑)。」
私「そうそう!『ワインから近づいてくれるような…』この表現良いですよね(笑)。」
家内「モナストレルらしいオレンジの香りがベースにある(笑)。やはりモナストレル(笑)。」
私「アルコール分も14%とあの辺りらしい高さだけど、折り合いが良いから無理が無いよね(笑)。」
Kさん「13%くらいにしか感じないですよね(笑)。」
家内「時間が経つとアルコリックさが徐々に収まってくる。」
私「進化してるよね(笑)!しかも協同組合とは!絶句させられちゃいました(笑)。」
翌日になると、ワインは落ち着きを増します。よりピノ・ノワール的になって、タンニンが気にならない。より透明感が増す。樽のニュアンスも感じないほど。
そして3日目になると酸のパワーが解き放たれる(笑)。ポテンシャルの高さに絶句(笑)。
驚きのコスト•パフォーマンスなのです。
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以下インポーターさん資料より
このワイン、モナストレル100%。標高650~850mの石灰質土壌の畑より。平均樹齢25年。ステンレスタンクで発酵後、フレンチ&アメリカンオークの新樽で4ヶ月間熟成したもの。
スペインで唯一、ひとつの町(イエクラ)から成る原産地呼称(DO)、イエクラ。
今日、同DO産ワインの60%を生産しているのみならず、そもそも1975年にイエクラがDOに認定された立役者となったのが、同町に燦然と輝く共同組合「ラ・プリッシマ」です。
1946年設立、今日約2000人の加盟栽培家を擁するこの共同組合は、スペイン有数の近代設備と優れた品質管理システム、及びDOイエクラの評議会メンバーも務める大醸造家ペドロ・ホセ・アソリン(写真)の活躍によって同DOを主導、スペインワインガイドの最高峰「ギア・ペニン」では毎年激賞を浴び、輸出先国は30ヵ国を数えます。
標高650~850m、夏は乾燥した酷暑となる大陸性気候のため、伝統的に(しばしば、他の産地のワインを力強くするためのブレンド用としての)高アルコール度数のワインを安く供給する産地であったイエクラは、近代栽培・醸造技術の導入によってあらゆる短所が長所に変わるというコペルニクス的転換を果たし、ジューシーでコストパフォーマンスの高い、クオリティワインの産地に生まれ変わりました。そのことは、この協同組合の社名「La Purisima」(=これ以上ないほどピュアな)にも象徴的に表現されています。
ご紹介するブランド「コンセンティード」は、「溺愛され、甘やかされた子供」という意味で、この協同組合が溺愛する、最重要ブランドであることを表しています。
栽培における特記事項
厳格なリュット・レゾネ栽培。化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤は原則として一切使用しない(乾燥した高地気候のため、化学肥料や農薬は実質的にほとんど必要とされない)
醸造における特記事項
現代醸造技術を結集した極めて清潔な醸造。国際的な衛生管理手法「HACCP」を実践。ISO9001(品質マネージメント規格)及びISO14001(環境マネージメントシステム規格)の認証を取得。IFS(国際食品規格)及びBRC(安全性と品質に関する英国の規格)の認証取得中(2018年現在)。除梗100%
●ラン・フォール・デ・ザルテール 2017年 シャトー•プレ•ラ•ランド ボルドー 赤 サント・フォワ・コート・ド・ボルドーA.C. 750ml 3394円税込み
ちょっとおサイケなラベル(笑)。ボルドーらしくないですね(笑)。
まずこの産地サント・フォワ・コート・ド・ボルドーA.Cはドルドーニュ川の一番奥、ボルドーの最北東部 ベルジュラックの入り口になります。しかも標高は120mほどとボルドーとしてはかなり高く、ボルドーの中でも最冷涼となります。
味わいはまず、高級なボルドーにありがちな化学臭いわゆるエステル香(笑)。おいしさ•高級さを予感させます(笑)。収量を調べると、グラン•ヴァン並ですから間違いないところ(笑)。スペックだけでコスパ良し(笑)。
タンニンは基本硬質で産地の冷涼さを感じます。ブラインドでやったらベルジュラックと言いそうです(笑)。しかもエキス分、酸、タンニン分量とのバランスが高度。緻密で締まったタンニンは継ぎ目が無く収斂性も無い。とても凝縮感があり飲み口が良く抵抗なく飲めますが、質感たっぷり(笑)。過分なプレス果汁は使ってませんね。発酵期間は長めでしょうけど無理な抽出はしていませんね(笑)。しかも、木樽熟成しないのが良い!そして、ココアっぽさがありますが樽由来ではないのでとても良い隠し味になっています。
セパージュはメルロ主体ですが、カベルネ•フランの印象がします。赤•黒の完熟した小粒のベリーの果実がみっしり入っており、それが多量の強いタンニンと調和している様はハイ•レベル。近年の温暖化でプルーンのような甘くて緩い果実味のボルドーとは訳が違う(ゴメンナサイ)。
果実のタンニンなので収斂性は無く、タンニンが濃くて渋くて重く締まっていながら、旨くて飲みやすいと言えましょうか(笑)。
著名なグラン•ヴァンには出来ないクラシックでプリミティブな良さだけを取り出したような斬新なワインだと思います。
目から鱗。有りそうでないけれど、絶対に良いボルドーに違いないと思わせます(笑)。ボルドーの新たなアプローチの一つ。小手先でないのが伝わる優良なワインだと思います(笑)。
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以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)
シャトー•プレ•ラランドはボルドー最東部、「サント・フォワ・コート・ド・ボルドー」のピヌイユ村に1860年より続くぶどう栽培家で、1950年に自社ビン詰めを開始。2003年に7代目ミッシェル・ボセが継承しました。翌2004年にビオロジック栽培を開始し、2012年よりビオディナミに移行。2016年に「demeter」の認証を取得しました。
「ビオロジック栽培とビオディナミによって土中の生態系がバランスを取り戻した結果、土はふかふかになり、樹は頑健になり、ぶどうはジューシーな果実味と鮮度感に満ち溢れたものになりました。このぶどうの美味しさをそのままワインにしたいと強く思うようになり、2014年ヴィンテージからすべてのワインをナチュールにすることにしました」。
「5週間かけてゆっくりと発酵させることで、ぶどうの香りや複雑味を十分に引き出してあげることができます。SO2は基本的に使用しませんが、アンフォラの場合はステンレスタンクや樽よりも酸素透過量が多いので、ビン詰めのタイミングで極少量使用します」。
2019年には、フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した「Vin méthode Nature」にも加盟しました。
「世界的にも高名なヴァン・ナチュールのトップ生産者たちが加盟していることからもわかるように、VmNは品質や美味しさはもちろんのこと、肝心の「ナチュールらしさ」や「自由な精神」においても、ヴァン・ナチュールの頂点を極めていることを証するものです。数年間の試行錯誤を経て、私自身が飲んで心から美味しいと思えるワインを造れるようになりましたので、この意義ある認証を取得して加盟することにしました」。
彼の造るワインは、やわらかな口当たりやピュアでたっぷりとした果実味に加えて、なめし皮のような艶やかな風味や、焙煎コーヒーのような香味といったボルドーワインのエスプリに溢れています。また、完熟した上質なタンニンがたっぷりと溶け込んでおり、食欲を大いにそそらせてくれます。
尚、ミッシェルは盆栽が大の趣味で、自宅は彼が育てた無数の盆栽の展示場と化しているそうです。コルクにも、盆栽の焼き印がしっかりとスタンプされています!
AOP Sainte-Foy Côtes de Bordeaux。メルロ70%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%のブレンド。合計2ha。ドルドーニュ渓谷を見下ろす丘陵上の斜面畑。樹齢約40年のVV。収量は30hl/ha。ステンレスタンクで5週間かけてゆっくりと発酵後、320リットルの粘土製アンフォラと450リットルの粘土製卵型タンクで12ヶ月間熟成。ビン詰め時に極少量のSO2を使用。作品名は「バーベルを持ち上げられるような強い(=素晴らしい)ぶどうが出来た年」という意味で、同じ発音の「l'amphore désaltère」(喉の渇きをいやしてくれるアンフォラ)とかけ合わせたものです。ラベルの絵は、2021年に収穫に来てくれた美術学校の女学生エステル・ピニョーさんが描いてくれたものです。2017年ヴィンテージは2020年度「フェミナリーズ・コンクール」金賞受賞。
●『ブルーマ·ダウトゥンノ』 2013年 カシーナ·イ ·カルピーニ コッリ·トルトネージバルベラ·スペリオーレD.O.C. 750ml 4431円税込み
皆さん!
バルベラ種ってご存知ですよね(笑)。
特にピエモンテのバローロ辺りではネッビオーロ→バルベラ→ドルチェットの断固たるヒエラルキーがございます(笑)。まあ、ドルチェットが自分達が飲むデイリーワインで、ドルチェットはお客様が来たときのちょっと気張ったワイン。ネッビオーロは言うまでもなく特別な時に飲む高級品(笑)。
実は私バルベラをここ30年近く探しております(笑)。かつて、バローロの名門モンテツェモロのバルベラ·ダルバ·スペリオーレを飲んだ感激が忘れられません。リリース前にモンテツェモロでバレル·サンプルを飲んでいました。
モンテツェモロ「今、実験的にバルベラをバリックで熟成したワインを仕込んでいるんだけど、どう思う?」
私「強い!でもこれがどう出来上がるか解りません(笑)。」
その後日本でリリースされたものを飲んでビックリ!ブルゴーニュのグラン·クリュを飲んでいるかのようでした。あれがコレ?かなり驚きました。
当然大ブレークしてモンテツェモロはバローロよりこのワインが有名になるほど(笑)。でも、それと並行して値段もバローロ並となり、扱いを辞めました(笑)。ケチでへそ曲がりなマスキューらしい対応でございます(笑)。
それ以来、ずっーとピノ・ノワール的なバルベラを探し続けております(笑)。空振り続けて30年、待てば海路の日和あり!ちょっと長く待ちすぎたかな(笑)?
えへへ(笑)、見つけました!
それでは裏試飲会の始まり始まり∼!
Kさん「樟脳…、ローズマリー、ミント…中身の凝縮が伺えますね(笑)。熟成香も綺麗(笑)。あ~、濃くて美味しい!言葉を失うねぇ(笑)。」
家内「圧巻!綺麗に甘い(笑)。甘露な味わい。しかも古さを感じない。フレッシュで葡萄を果物を齧っているみたい(笑)。」
私「でしょ(笑)!(鼻高々)、ブルゴーニュのグラン•クリュみたいでしょ(笑)。飲むと泣けてきますよ(涙)。」
家内「スモモ、桃、薔薇、佐藤錦…。果実が全部溶け込んでいて、まさに渾然一体。しかも複雑。」
Kさん「美しい!バルベラって基本ベリー系の果実味だと思うのだけど、コレはピノ・ノワール的。不思議ですよね(笑)。」
私「カリニャンとピノ・ノワールを足したような味わい。ミソは足して2で割らないところかな(笑)」
Kさん「マスキューさん、このワインのアルコール分はいかほどですか?そんなに高くはないですよね?」
私「え~と、ゲッ!15.5%ですぅー!総体アルコール分だと思いますから、15%は瓶詰め時にはあったはず!」
Kさん「コレだけのパワー…。折り合いがつくには長い熟成が必要なんですね。樽熟成3年してから瓶熟成を6年してからリリースかぁ。発想が凄
いよね(笑)。」
家内「樽熟成3年…、バリックではなくトノーかな?タニックじゃないからオーク材はスラヴォニア•オークかな?ピエモンテだしね(笑)。」
私「カタログたと、フレンチ•オークのトノーとか。ミディアム•ローストしてるとしか書いてない。樽材はきっとアリエだな(笑)。アリエの古樽をトノーに組み直したのかな?」
Kさん「木樽の影響はまったく感じませんよね
(笑)。しかし、これほど完成度が高いワインを造るには…、どれ程の経験を積んだのか…、文化、歴史、経験の蓄積を感じますなぁ(笑)。まさか、こんなバルベラがあるとは!」
私「当然計算尽くしたのだろうけど(笑)、あくまで人為を感じない自然な仕上がり。驚きですね(笑)。」
家内「あとこの甘さ、バルサミコの甘さに通じる。甘さと酸の区別が無くなる。酸味が甘さに変わる。そうそう、シワシワの梅干しの甘さ(笑)。」
Kさん「プラム系の香りもあるってことですね(笑)。それにしても奥深い(笑)。」
家内「ひたすらフルーティーなんだけど、上等な醤油のフルーティーさ(笑)。」
翌日になると
私「あの吹き出るような香りが大人しくなったね(笑)。」
家内「この点ネッビオーロとは違うんだね。このワインはこの時点でピークなんだね。」
私「でも急に古くなった感じではないんだよね。液体として実に美味しい(笑)。香りが外に出ず中にある感じかな。」
家内「自然に胃に落ちる(笑)。そしてゆっくり消えていく。」
私「液体は旨味のみ!」
家内「コルクにDIAM10使ってると言うことは、打栓したのが2017年頃だから2027年くらいはピークの状態は続くってことかな(笑)。」
私「作り手は全てをお見通してってことかな(笑)。」
以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)
~トルトーナの丘~ DOC Colli Tortonesi ピエモンテ州東部の町 トルトーナ。昔からミラノとジェノバ、トリノとボローニャを結ぶ街道の要所にあたり、ピエモンテ、ロンバルディア、エミリアロマーニャ、リグーリア4つの州の異なった文化の影響があります。 ~Timorasso ティモラッソ種~ ピエモンテ州トルトーナ原産の地ブドウ。生産農家は30件以下で総栽培面積50haのレア葡萄。房は小さく、小粒で粒どうしが離れて実ります。ヴェルメンティーノやリースリングそして白にもかかわらずネッビオーロと比較されるキャラクターを持ち、フローラルな香りと高い酸を保ったまま 複雑さを伴うフルボディになることで知られます。 ~ピエモンテの希少種 ティモラッソ種~ 10~15日間の醸しを行う フルボディの白ワイン ■生産者 1998年にパオロ
ギスランディ氏がトルトーナの東、Pozzol Groppo ポツォール グロッポの丘にある、手付かずの自然を自力で開いたワイナリー。元大手企業のディレクターだったパオロ曰く「ワイン生産者になることは夢以上に 渇望に近いものだった」 そうで、現在は物質的な充足から決別し、大自然の真っただ中で家族と共にナチュラルワイン造りに没頭しています。 所有面積は10ha。畑の標高は約400m。地質は粘土石灰質。密植度は5,000~6,000本/ha。 畑では生態系と生物の多様性の維持、土壌の微生物の状況把握に常に気を配り、硫黄と銅以外は畑に撒くことはありません。パオロ氏曰く、一般的なオーガニック栽培以上に自然な農法とのこと。地下15mに温泉水が流れています。そのせいでとても水はけが良く、土が湿度を低く保てるのでベト、ウドンコ病
のリスクが数なく、一方で干ばつなどでも根に必要な水分は保持でき、ユニークなミネラルバランスを土壌に与えるそうです。 ~醸し発酵~ ティモラッソは酸が強く、パワフルで耐久性があり、時として最良の黒葡萄と共通した面が見られるそうです。そしてその最良の醸造法はエリアとしても確立していず、生産者ごとに様々なスタイルがとられています。彼は醸し発酵を行うことにより、果皮に含まれるブドウのキャラクターと色素が含まれている天然の酸化防止剤を引き出し、余計な添加物を加えず 長期熟成できる白ワインを理想としワイン造りを行っています。
葡萄のポテンシャルが高いからできる長熟バルベーラ
ブルーマ・ダウトゥンノとは秋の霧という意味。標高330~340mの畑で、樹齢は100年ほどの古木のバルベーラを用いています。野生酵母でステンレスタンク発酵後、ミディアムローストの 500Lのフレンチオークで36か月熟成。さらに 72 か月ボトル内で熟成後に出荷。無濾過・無清澄。3000本年の生産量。
きっとこのワイナリー渾身のポジティブ•セレクションの賜物かと(笑)。
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東京で某インポーターさんの試飲会
Oct 03, 2024 by weblogland |ちょうど50本ほどでしたから、チャチャと試飲(笑)。このインポーターさんの試飲会は久しぶりでしたので全て試飲しました。かつてかなり前に行った時と比べるとラインナップが変わってました(笑)。もう10年以上前ですから変わって当たり前ですね(笑)。失礼しました、ラインナップの傾向がちょっと変わってました。やはり時代に合わせながらも自社の強みを出すことに腐心してます。まあ、これはマスキューも同様かな(笑)。
それから店に帰ると違うインポーターさんから届いたサンプルを見る(笑)!取り敢えず見るだけ(笑)。
こんな感じです(笑)。
今回はインポーターさんおすすめのボルドーとオーストリアとアルザスのピノ・ノワール。特にアルザスのピノ・ノワールは高級品。マスキューとしてはちょっとビビりながらの取り寄せです(笑)。
『不味かったら文句言ってやろう!』
本音ですが、それは言いません(笑)。
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明日明後日とマスキュー試飲会です!
Sep 27, 2024 by weblogland |家内と作戦会議(笑)。
私「今回は前半戦は安全運転だけど(笑)、後半の白二本はマスキューらしくてイイ(笑)。売れなさそうだけど(笑)。」
家内「目新しくてとても良いワインだけど(笑)、個性的過ぎるかも(笑)。」
私「まあ、あなたのイチオシだから、買う人は大体想像つく(笑)。マニアックなお客様(笑)。」
家内「ワインは個性!もちろんそれに伴う品質!好奇心揺さぶらなきゃね(笑)。」
私「賛成(笑)!サブリミナルの仕込みもオッケーだしね。これもマニアック(笑)。」
私「トリのギイ·シモンのブルゴーニュ·オート·コート·ド·ニュイのピノ・ノワールなんだけど、ボーヌのシャサーニュ・モンラッシェやモンテリ辺りのピノ・ノワールに似てる気がする。思いつかなくてずーとモヤモヤしてたんだ(笑)。どう思う(笑)?」
家内「たしかにギイ·シモンにしてはヘビーだよね。今まで飲んだ中ては一番かな。私は多量の酸…下支えしてるリンゴ酸はオート·コートの硬質さだと思うけど…。まあ、威厳もあるんだよね(笑)。」
私「2021年のギイ·シモンは白が極端に少なかったみたいだね。オート·コート·ド·ニュイの白はもうないみたい。オート·コート·ド·のニュイのピノ・ノワールを回してもらって良かったね(笑)。」
家内「シャルドネはもうないんだ?」
私「オート·コート·ド·ボーヌのシャルドネももうすぐに終わるみたいなこと言ってたし…。2021年のブルゴーニュは仕方ない。」
家内「数が少ないからね。でも私は2020年より2021年の方が好きかな(笑)。店長は2020年でしょ(笑)?バランスが2021年の方が取れてる気がするんだよね(笑)。」
私「たしかにね。でもさあ、2020年の底知れなさに惹かれるんだよね(笑)。」
ついつい議論は沸騰(笑)。
私「サブリミナルのワインを1本並べるの忘れた
!いけないいけない(笑)。」
家内「1本しかないのに並べてイイの?」
私「それはそこ、サブリミナル、サブリミナル(笑)。」
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ようやく並びました!
Sep 26, 2024 by weblogland |今週末のマスキュー試飲会のラインナップ全て揃いました(笑)!
あー、良かったぁ。
なにせ並んだのは今日水曜日ですからね(笑)。いつもながら以上のバタバタです。
ところで今回の問題児はキャンティ·コッリ·セネージ。別にワインが悪い訳ではないので誤解なきよう(笑)。遅れの核心(笑)。ホント言うとちょっと焦ってました。無事届いて並んだ姿を見ると、涙は出ませんが(笑)、ほっとしました。
でも、こうしてゆっくり眺めるとキャンティ·コッリ·セネージは妙に格好良く見えませんか(笑)?トリのおじさんのピノ・ノワールが不真面目に見える(ゴメンナサイ)。
そうそう、実際の問題児はピックプール·ド·ピネ、背が高すぎて棚の中に収まりません(笑)。まあ、お魚が泳ぐラベルが可愛いから許しましょう(笑)!
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9月の試飲会のラインナップ決まりました!
Sep 22, 2024 by weblogland |まずは1500円の価格帯最強となったモルドバ·ラダチーニの白と赤からスタート!
あと、添付の映像のキャンティ·コリ·セネージのラベルがちょっと可怪しい?諸般の事情をお察しくださいませ。試飲会には間に合いますので(笑)。
○フィオーリ フェテアスカ・アルバ 2021年 ラダチーニ モルドヴァ 白 750ml 1555円税込み
ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。
歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に設立したアルバストレレ・ワインズ。外資の支援を受け設備やワイン造りの近代化を成しました。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタールもの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の規模が想像出来ますね(笑)。ソ連時代の巨大農場の名残でもありますね。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。
これはいわゆるラダチーニ・ブランドの中級ブランド『フィオーリ』の白。ステファン・ヴォーダ地区で栽培されたモルドヴァの地場品種フェテアスカ・アルバ
100%で造られてます。温度管理されたステンレス・タンクで発酵後約3ヶ月熟成されてから瓶詰め。
ルーマニアを中心に東欧で広く栽培されるフェテアスカ・アルバは通例マスカット種に似た味わい。フレッシュ&フルーティーが身上。ルーマニアのドイツ向けのラベルには「乙女の葡萄」と書かれるとか。蛇足ながら赤の変種フェテアスカ・バベヤスカは「祖母の葡萄」だそうな(笑)。このワインはどちらかと言えばグリューナー・ヴェリトリーナに似たスタイルかな(笑)。フレッシュで上品な滑らかさは上等な証。乙女というより熟女(笑)?東欧の白ワインに共通の白胡椒の香りが肉厚な果汁に深みを与えています。心地良いアプリコットやグレープフルーツなどの柑橘類、白や黄色の花のニュアンス。合わせる料理は豚肉であり、バターやオリーブオイルではなく穀物系の油を使った料理とは相性がとても良い。中華料理や和食にはバ
ッチリです(笑)。
しかも赤同様コスト・パフォーマンスが抜群に良い!嬉しくて困ってしまいます(笑)。
●フィオーリ フェテアスカ・ネアグラ&シラー 2019年 ラダチーニ
販売価格(税込): 1,555 円
これはラダチーニ・ブランドの中級ブランド『フィオーリ』の赤。ステファン・ヴォーダ地区で栽培されたモルドヴァの地場品種フェテアスカ・ネアグラ55%、シラー45%の比率でアッサンブラージュしたもの。フェテアスカ・ネアグラ100%のものより柔らかめ(笑)。シラーが果実味に複雑さを加えています。
手摘みした葡萄を特別なイーストで発酵させたとか。果実味豊かで酸があり、ラダチーニ共通の透明感のある旨味たっぷり、赤や黒のベリー、プラムの味わいとの折り合いのつけかたは立派(笑)。広がり、奥行きもありフィニッシュも美しい。飲んだ印象だとラダチーニ・ブランドのものよりワン・ランク上(笑)。畑の収穫量がラダチーニ・ブランドのものよりかなり少ないようです。
バリックによる木樽熟成6ヶ月ほど一部をステンレス・タンクで8ヶ月熟成。バリック100%ではありませんから過剰ではなく、液体濃度とのバランスがとても良い。
一見ボルドー・スタイルですがボルドーには見当たらない(笑)。かといってニュー・ワールドのような無理がない。特に柔らかなタンニンが特徴的なモルドヴァの良品と言うしかありません(笑)。
しかも、恐るべきコスト・パフォーマンスなのです。
ところでフェテアスカ・ネアグラですが
、もともとは主にルーマニアで栽培される白葡萄フェテアスカ・アルバの変種。
白葡萄から黒葡萄が生まれたんですね(笑)。ただ、そのポテンシャルの高さから将来の開花が期待されていました。ようやく開花したようですね(笑)。
●キャンティ・コッリ・セネージ 2021年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア 赤 キャンティ·コッリ·セネージD.O.C. 750ml 1800円税別
マスキューの定番イタリア·トスカーナのダヴィティのキャンティ・コッリ・セネージです!
このアジェンダ・カサーレ・ダヴィッディは19世紀初頭に設立され、モンテプルチアーノのグラッチャノ村、ヴァリアノ村、アッバディーア村、アクアヴィーヴァ村に計20ヘクタールの畑を所有しています。メインはもちろんヴィーノ・ノビレ(笑)。それと重なるキャンティ・コッリ・セネージ。
これはヴィーノ·ノビレの若木の葡萄で作ったワインを2500リットルのスロベニアン·オークの大樽で6ヶ月熟成させたもの。
味わいはちょっとブルネロっぽいサンジョヴェーゼ。通例のキャンティよりもヘビーな感じです。高騰するトスカーナ·ワインにあって異例なコストパフォーマンスに優れたもの。
あと、2021年ヴィンテージは真夏の3ヶ月間旱魃にみまわれ収穫量を大きく減らしました。それ故収穫出来た葡萄は途方もない凝縮した葡萄となったようです。もともとキャンティ・コッリ・セネージはキャンティのサブゾーンとしては南に位置しており、糖度の上がりやすいエリアです。それ故量産品のワインを作る生産者もいますが、ダヴィティのような質優先の生産者(ヴィーノ·ノビレが本職ですから)にとってこの2021年の作柄はアドバンテージとなったように思います。
今時珍しいお買い得のトスカーナ·ワインとなっております(笑)!
以下インポーターさん資料より
ダヴィディ家は800年代フィレンツェで始まり1300年代にモンテプルチアーノに移ってきました。当時からずっとワインを造り続けていたそうで現在のワイナリーは19世紀初頭にジュスティノ ダヴィッディ氏によってモンテプルチアーノのヴァリアノ村(Valiano)に設立されました。当時の畑は2haでした。地所と醸造の伝統は代々一家に引き継がれ、現在ではグラッチャノ村、ヴァリアノ村、アッバディーア村、アックアヴィーヴァ村に計20haを所有します。 ■畑について 訪問してびっくり!牡蠣殻の化石等が見られる昔海だった場所が隆起した畑は基本的にアメリカ産の台木に接ぎ木してない「自根」でした。 また隣の樹がだめになった時。若い木を植えるととなりの樹と競い合う状態になるため、取り木法(イタリア語でRincolco リンコリコ)で
畑の株密度を保っています。(右写真参照) 良いワインが出来るはずです。 完全オーガニックへ移行しており、2021年オーガニック申請を行いました。2023年オーガニック認証予定です。
○ピクプール・ド・ピネ 2023年 フローレ 南フランス ラングドック ピクプール・ド・ピネA.C. 750ml 2545円税込み
塩味があって刺すような酸が特徴のピクプール種。実はこの『刺すような酸』なのですが、今ひとつピンときませんでした(笑)。こんな風に言ってしまうと身も蓋もないのですが(笑)、正直に申し上げます。
ジャンシス・ロビンソンの著者『ワイン用葡萄ガイド』中の記述で …ピックプールは「舌を刺す」という意味(マストのもつ高い酸を指す)で… とあります。
でもですね、正直舌を刺す酸を持つピックプールを飲んだ経験がありませんでした。たしかに酸っぱいには酸っぱいのですが、私が今までに飲んだピックプールは舌を刺すほどではありませんでした。ですからマストの強い酸はマロラクティック発酵でコントロールするのかと思っておりました(笑)。
さて、ここからが本題です(笑)。舌を刺す酸のピックプールがこのワインです!
とても爽やかで濃度感があります。ライム香、オレンジやレモン、ミントの香りは塩味を含むミネラリーな黄金色の液体と爽快に溶け込みます。アルコール分は12.5%と低目なのですが、圧巻の清涼さがあります。旨味酸味のバランスがユニークで高次元。フルボディーのピックプール。今まで私が経験したピックプールは日本向けの廉価版だったかも知れませんね(笑)。
まさにこれこそ上物のピックプールと思い知らされました(笑)。一応協同組合のワインなのでブレンドかと思いきや、実は一人の生産者のワインだけで作ったロットとか。ラベルにその生産者の名前は書いてありませんが、腑に落ちました(笑)。
1kg以上もあるような高級な岩牡蠣一つ食べながらこのワインを飲む!ふぐの白子を焼いたもの…、ウニ、濃厚な魚介類に合わせたくなりますね。
あと、意表をついて「おしぼりそば」 戸隠で食べた大根おろしだけで食べるお蕎麦。物凄く辛い(笑)。このワインなら大根の辛さに負けないはず!チャレンジしてみたい(笑)!
インポーターさん資料より
ベジエ市より東に20km、地中海沿いのフロロンサック村に1934年に設立された、「ピクプール・ド・ピネ」の代名詞的な優良協同組合です。加盟栽培家70人、合計570ヘクタールを擁し、フラッグシップのAOCピクプール・ド・ピネを中心に各種IGPワインを生産しています。
この共同組合は持続可能型農業に熱心に取り組んでいることで知られ、2010年よりリュット・レゾネ栽培を開始。2023年に570ヘクタールの全面積で「HVE(Haute Valeur Environnementale、高い環境価値)」の最高段階「レベル3」の認証を取得しています。また、植生を豊かにして生物多様性を深化させている他、厳格な排水管理、残留物のリサイクル、エネルギー需要の45%をまかなう自家太陽光発電などを実施しています。
醸造はボーヌの「シャンソン」等で修行したクレマン・デュマローと、「シャンパーニュ・ジャカール」等で修行したステファンヌ・ロックのプロフェッショナルコンビによって行われています。彼らは570ヘクタールに及ぶすべての畑の地形パラメータとミクロ・クリマを把握した上で、それぞれの畑、それぞれの品種に最適な方法できめ細かく醸造することで、かの地の多様性を見事に表現しています。
時に「ラングドックの宝石」と呼ばれるAOCピクプール・ド・ピネは、口当たりが驚くほど新鮮で、レモンやグレープフルーツを思わせる爽快な風味とたっぷりとしたコクが特徴です。このエリアは牡蠣やムール貝の養殖でも有名で、そのような魚介類と合わせることでさらに真価を発揮します。
○ティモラッソ 2021年 カッシーナ・イ・カルピーニ イタリア ピエモンテ 白 コッリ・トルトネージ・ティモラッソD.O.C.750ml
2828円税込み
この『ティモラッソ』は品種名、ご存知でしたか?私は知りませんでした(笑)。
このD.O.C.コッリ・トルトネージはいわゆるガヴィの生産地区の一番東側 ロンバルディアに接するところです。
味わいのスタイルは優良なコルテーゼに似てますね(笑)。一言で言えば高貴品種かと。深みがあり、味わい深く、複雑でとてもアロマチック。白や黄色の花、白桃やグレープフルーツやベリーのニュアンスは飲み手を陶酔させます(笑)。甘草やエキゾチックなスパイシーさは深みを演出。高級なヴィオニエのようなメロンっぽさを感じ取れると、『やはり高貴』と血統の良さを実感します。
マスキューの定番『ミナイア』を思い出しました(笑)。ランクは『ミナイア』よりは下がりますが(笑)、かなりの高レベル。ちょっとオレンジ・ワインっぽくもありますが、野性味もあり特徴的な白ワインです。きっと発酵は果皮とともに行ってますね。あと全体を通じての伸びやかさ。徹底的な衛生管理と余分な農薬を使わない姿勢の現れです。SO2の使用量もかなり少ないはずです。
イタリアの特徴的で優良な白ワインを飲むと、シャルドネやリースリングだけではない!と思わず力説してしまいます(笑)。
以下2021年ヴィンテージの記載
2021年ヴィンテージにて再入荷しました!
2022年5月のマスキュー試飲会で好評いただいたピエモンテの白。あの時は2020年ヴィンテージでしたっけ。コッリ・トルトネージはアスティの南東ロンバルディアとの州境辺のD.O.C.てす(笑)。
とてもアロマティックでふくよか。ガヴィにも通じる優良な白ワイン。思い出していただけましたか(笑)?
家内「待望の2021年ヴィンテージが到着しましたぁ(笑)!」
私「ピエモンテもフランス同様に量の少ない作柄。逆に期待出来るんだよね(笑)。待ってました!」
家内「え~と、まずはアルコール分。14.5%!
2020年は14%だったから0.5%アップしてるね。」
私「樹上の少ない葡萄果を、最後の最後まで収穫を粘って遅らせたんだな。手強そう(笑)。」
家内「う~ん。飲んでみるとティモラッソなんだけど、たしかに手強い(笑)。」
私「2020年は開けてすぐにサクサク飲めたけど、2021年はまだ出来上がっていない。まだ時間がかかるのかな?」
家内「ハニー!ボリューム感、密度感、酸の量、全て立派(笑)。果実感も閉じ気味かな。ちょっと苦みがありバランスが取れてない。」
私「ホント、大物(笑)。フルボディーだな(笑)。
作柄の特徴がダイレクトに表れてる。」
家内「時間かけてティスティングしないとね(笑)。」
翌日
私「相変わらず閉じてるけど(笑)、旨味は確実に増している。まだまだ伸び代はありそうだね。ティモラッソって早飲みの品種だと思っていたけど、違う側面もあるんだね。再発見(笑)。」
家内「基本桃なんかの果実感が主体なんだけど、まだ出足りない。カリンの香りがしてチャーミングではあるんだけどね。」
2日目
私「初日から苦みがあったけど、きっと酒石酸由来の苦みだね。時間が経つと慣れる(笑)。」
家内「オレンジっぽさが加わってきた。複雑味も増している。」
3日目
家内「相変わらず大物(笑)。でも確実にバランスが取れてきて飲みやすい方向に行ってる(笑)。」
私「底力と本来的な良さ、栽培の良さを感じるね(笑)。ようやく桃っぽさも明瞭になってきたし
(笑)。」
家内「いつになったら全開になるのかな(笑)?」
私「さぁ(笑)?ドンナルーチェの例もあるしね(笑)。解らない(笑)。」
4日目
家内「しっとり落ち着いては来たけど、まだまだかな(笑)?」
私「揺るがない方向を直進中(笑)?でも、キメの細やかさを感じる。愛おしくなる(笑)。」
5日目
私「飲みやすくなっては来たけど、まだ隠れてるよね。抜栓しないで何年か後に飲んでみたくなった(笑)。」
家内「開けるのがちょっと早かったかもね(笑)。でもとても良い勉強になった。ティモラッソ種の理解が深まった(笑)。」
私「今月末のマスキュー試飲会に出そうか?」
家内「マスキューらしいマニアック(笑)。売れることを考えていない(笑)。」
私「へそ曲がりなマスキューらしくて良い(笑)!」
以下インポーターさん資料より
~トルトーナの丘~ DOC Colli Tortonesi ピエモンテ州東部の町 トルトーナ。昔からミラノとジェノバ、トリノとボローニャを結ぶ街道の要所にあたり、ピエモンテ、ロンバルディア、エミリアロマーニャ、リグーリア4つの州の異なった文化の影響があります。 ~Timorasso ティモラッソ種~ ピエモンテ州トルトーナ原産の地ブドウ。生産農家は30件以下で総栽培面積50haのレア葡萄。房は小さく、小粒で粒どうしが離れて実ります。ヴェルメンティーノやリースリングそして白にもかかわらずネッビオーロと比較されるキャラクターを持ち、フローラルな香りと高い酸を保ったまま 複雑さを伴うフルボディになることで知られます。 ~ピエモンテの希少種 ティモラッソ種~ 10~15日間の醸しを行う フルボディの白ワイン ■生産者 1998年にパオロ
ギスランディ氏がトルトーナの東、Pozzol Groppo ポツォール グロッポの丘にある、手付かずの自然を自力で開いたワイナリー。元大手企業のディレクターだったパオロ曰く「ワイン生産者になることは夢以上に 渇望に近いものだった」 そうで、現在は物質的な充足から決別し、大自然の真っただ中で家族と共にナチュラルワイン造りに没頭しています。 所有面積は10ha。畑の標高は約400m。地質は粘土石灰質。密植度は5,000~6,000本/ha。 畑では生態系と生物の多様性の維持、土壌の微生物の状況把握に常に気を配り、硫黄と銅以外は畑に撒くことはありません。パオロ氏曰く、一般的なオーガニック栽培以上に自然な農法とのこと。地下15mに温泉水が流れています。そのせいでとても水はけが良く、土が湿度を低く保てるのでベト、ウドンコ病
のリスクが数なく、一方で干ばつなどでも根に必要な水分は保持でき、ユニークなミネラルバランスを土壌に与えるそうです。 ~醸し発酵~ ティモラッソは酸が強く、パワフルで耐久性があり、時として最良の黒葡萄と共通した面が見られるそうです。そしてその最良の醸造法はエリアとしても確立していず、生産者ごとに様々なスタイルがとられています。彼は醸し発酵を行うことにより、果皮に含まれるブドウのキャラクターと色素が含まれている天然の酸化防止剤を引き出し、余計な添加物を加えず 長期熟成できる白ワインを理想としワイン造りを行っています。
●ブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ニュイ ピノ ·ノワール フュ·ド·シェーヌ 2021年 ドメーヌ·ギイ·シモン
販売価格(税込): 3,677 円
おじさんのピノ・ノワール飲みました!
今日で丸4日目です(笑)。
開けたてはちょっと硬い。やはり2021年ヴィンテージの特徴。それと日本に到着してからまだ間もないためですね。香りはなかなか立ちませんが(笑)、樽の香りもしません。ただ、ギュとした重さを感じる香り、波立たず落ち着いているピノ·ノワール。
口中に含むとまずは凝縮感(笑)。ただ、酸の強さは今までに感じたことないレベル。
う~ん。
手強い(笑)。
このワインはオート·コートですし基本早飲みの軽目なピノ・ノワールなのですが、2021年ヴィンテージはちょっと違う。オート·コートとは思えませんね。しかもニュイというよりボーヌっぽい締りのあるスタイルですね(笑)。
温暖化や困難な2021年ヴィンテージの作柄を乗り越えた難産の末のもの。ギイ·シモンの尽力と祈りを感じる出来栄えでした(笑)。じんわり後から出てくるストロベリーの香りはブルゴーニュのピノ・ノワールなのでございます(笑)。
お値段は高くなりましたが、ブルゴーニュらしいピノ・ノワールとしては相対的にかなり安い。このレベルだと1000円くらいはお買い得かと(笑)。ですから、ケチなマスキューとしては悔しいが、絶賛販売中となっております(笑)。
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マスキュー試飲会
Aug 30, 2024 by weblogland |今木曜日の夜8時過ぎでちょうど配達から帰ってきたところです。雨が酷かったぁ(笑)。ずぶ濡れ(笑)。夏のランニング用の運動靴は靴底に穴が空いている高機能シューズですから、見事高機能を発揮(笑)。
明日、明後日はどうなることやら?
皆さん
ご無理されないでくださいね。
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マスキュー試飲会のラインナップ並びました!
Aug 28, 2024 by weblogland |ふふふ(笑)。
今回のラインナップのワインはキャップシールの色が全て違う(笑)。クリーム、イエロー、グリーン、レッド、ホワイト、そしてブラック。なかなかカラフルでよろしいかと(笑)。
あとサブリミナルはミミズク(笑)。正確には神ミミズクだそうです。何処にあるか探して下さいね(笑)。サブリミナルですが、決して隠れていない(笑)。1列だけしか並んでいませんが、妙に目立つ。しかも眼光鋭く、見つけるとやられちゃいますから、注意(笑)!
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さあて、これから並べましょう!
Aug 27, 2024 by weblogland |今月末のマスキュー試飲会のワインです(笑)。
今お片付けが済んだところです。ちょっと一服してから並べますか(笑)。
もちろんサブリミナルは決まってますし(笑)、気は楽。でもですね、問題は台風!進路を曲げるし、遅くはなるし、マスキュー試飲会の㈮、㈯を直撃する勢いです。
くっそ~、へそ曲がり台風め!
あっ、へそ曲がりのマスキューからへそ曲がりと言われる筋合いはないぞ!って台風に言われるかも(笑)?
失礼いたしました!
ぼちぼち並べますか(笑)。
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ラインナップ決まりました!
Aug 26, 2024 by weblogland |今回は6本!
赤3本も入れちゃいました(笑)。
お時間はいつも通り
30日㈮は17∼20時
31日㈯は11∼20時
台風明けとなりますが、暑くならないと良いのですが。暑さ考慮してお越しくださいませ。
やはりこのプロセッコに変わるプロセッコは無い!
✩プロ・セッコ 『トレヴィソ』 エキストラ・ドライ レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 白 750ml 2149円税込み
食前の乾杯に1杯だけ飲んで、すぐその存在を忘れてしまうようなお手軽なプロセッコとは明らかに違う、食前から食中ずっと楽しめる上等なプロセッコが入荷しました!是非お試しいただきたい秀逸なプロセッコです(笑)。
レ・コンテッセ社はプロセッコに最適とされるコネリアーノ地区に畑を所有、丁寧な栽培で質の良い葡萄を育てています。
グラスに注ぐと、これがプロセッコ?と思うくらい濃い麦わら色。豊かな香りと厚みがある果実味によくあってとても自然。ラムネのような優しいライム香にアカシアの花、夏みかんの花、桃、リンゴ、カリンといった明瞭で華やかな香味、草の匂いやハーブのニュアンスが混じり爽やか。余韻にはほのかにハチミツを感じ上等。
うーん。
今まで飲んできたプロセッコって一体なんだったの(笑)?
ガス圧が5.3気圧ありますが、液体との溶け込みがよくグッド。トラディショナルなプロセッコは葡萄の収穫を早めにします。そうすることによりしっかりとした泡を確保でき、ラムネのような清涼で優しいライム香が漂います。
タンク内二次醗酵のいわゆるシャルマ方式でプロセッコは造られますから、生産者は初期投資設備にコストかかかります。このため生産者も中規模以上の生産者に限られ、生産量もいきおい多くなる傾向があります。ですから海外に輸出されるプロセッコはあまりプロセッコらしくないものが多くなりますね(笑)。
性格上エキストラ・ブリュットと言ってもやや甘く感じますが、しっかり冷して飲むべきスパークリングと言うことでお楽しみくださいませ(笑)
このヴィンテージは暑苦しくない(笑)!
○クエルチア・ディ・アニバーレ・ビアンコ・バジリカータ 2023年 テヌータ・タウリア
イタリア バジリカータ 微発泡 白 I.G.T. 750ml 1885円税込み
イタリア南部のバジリカータ州 ヴルトレ山の東側山麓の街ラポッラにこのワイナリーはあります。女性当主のサラさんは二代目。夫のアントニオさんと共にこの農園を運営しています。ワイン畑は約10ヘクタール。ヴルトゥレ山に連なる標高400~500mの東向きの傾斜地。地山はヴルトゥレ山の火山灰ですからカルシウムと鉄分などのミネラル豊富な土壌、もちろん水捌けも良し。
このワイン、地場品種マルヴァジア・ビアンカ・ディ・バジリカータ80%、フィアーノ20%で造られます。アルコール発酵終盤に発酵を止めるため1気圧弱の微発泡に仕上がった白ワイン。酵母臭由来の複雑な穀物やミネラルのニュアンス、麹っぽさ等が果実由来のマスカット、桃、などのフルーツに溶け込む様は秀逸。明るくふっくらとした豊かな広がり、飲むとまさに畑の光景テロワールがそのままワインに映し込まれたかのような気分になります(笑)。
このワイン、アルコール分が11.5%に達したとき発酵を終了させますから、残糖分は20g/L前後残っているはずですが、酸が多量に残ってもいますので甘さが気になりません。出来上がったワインは当然微発泡にもなりますが、泡が抜けるにつれワイン本来の良さが増してくる嬉しいワインなのです(笑)。通常このような造りをするとSO2の量が多くなるのですが、想像の2/3ほどの低量を達成しています。衛生管理と葡萄自体のパワー無くしては無理。かなり凄いことです!
自家用のワインとして造っているものを別けてもらったという通りの、スペシャルでユニークなスタイル、生活に根差したワインでございます(笑)。かつてマスキューで扱っていたカラブリの『コーラ』と共通するワインですね(笑)。
蛇足になりますが(笑)、ラベルの色とデザインがグッド(笑)。古代戦士がワインを飲んで酔っぱらい、木の下で眠ってます(笑)。小説『風の丘』を連想しちゃいました(笑)。
実に良いワインです!オミクロンの兄貴分です。
○モスコフィレロ・オーガニック 2023年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ ネメア 白 P.G.I .ペロポネソス 750ml 1886円税別
私の大好きなモスコフィレロでございます(笑)。7月のマスキュー試飲会でご好評いただいたオミクロンの兄貴分(笑)。オミクロンはロディディス70%、モスフコフィレロ30%のセパージュて作られたモダンで飲みやすいスタイル。特に真夏の暑さ凌ぎにぴったりということでとても重宝(笑)。
これはモスコフィレロ100%で作られたザシャリアスの核心(笑)。
モスコフィレロ種は、ペロポネソス半島を代表する品種の一つです。ピンク色の果皮を持ち、バラやシトラスを思わせるフレッシュな香りと、しっかりとした酸味が特徴的な葡萄です。このためワインにほんのりとした苦みがあるのが特徴。バラの香りとマッチいたします。
ザシャリアスが所有するマンティニアエリアは、標高が高く冷涼。岩を多く含む粘土質の痩せた土壌がこの品種に非常に適しているため、最良のワインができる産地の一つとされています。畑はマンティニアヴァレーの斜面に9haを所有。9月下旬から10月上旬に手摘みで収穫され、破砕後、50%は5-6時間の間低温で漬け込んで仕上げます。晩熟の葡萄の品種特性は収穫が遅くなることで葡萄のアロマ、酸などがしっかり成熟すること。南イタリア等の地場品種とも共通ですね(笑)。暑いと早く成熟するヨーロッパ系の葡萄とは違います。温暖化の進行とともにどんどん収穫が早まるメルロやガメイを思っていただけると解り易いかな?
まだ2023年と若いので開けたてはフローラルではなく、重い香り。色は水のように透明なのでギャップにビックリ(笑)。凝縮した香りは只者ではなく、一嗅ぎで凄さに身じろぐほど(笑)。
干し草の香りから次第にバナナ、ビワ、青いニュアンスが出てきてとてもユニーク。酵母の香りもし、日本酒的な飲み方も出来ます(笑)。ただ、本領を発揮するのは開けてからかなり時間が経ってからです。十二分なボディーに伴う白や黄色の花の香り。圧倒的な質感。それでいてシンプルで無理のない折り合い。
コスパも良く、きっと今風のギリシャ·ワインの到達点かと(笑)。アギオルギティコ共々モスコフィレロに心奪われました。
以下インポーターさん資料より
ペロポネソス半島のネメアにおける3大ワイナリーのひとつであるザシャリアス。オーナーはElias Zacharias氏で、アテネ農業大学を卒業後、葡萄畑やオリーブ畑のコンサルタントの職歴があります。現在は息子のOthonas氏もワイナリーの運営に参加しています。オーナーのElias Zacharias氏が前職で得たブドウ栽培の知識をさらに活かす場として、現在のワイナリーを購入したのが1990年。自社で瓶詰めまでを開始したのが2002年でしたが、それ以来高い評価が続いています。国際的なコンクールで多くの賞を受賞し、ネメアだけでなくギリシャのワイン業界をリードするワイナリーになりました。 畑は40haを所有。「健全な畑と葡萄こそが上質のワインを生む」という信念のもと、化学肥料や除草剤を使用しないことにこだわっています。 土地の歴史
や自然環境へのリスペクトを忘れず、地場品種のアギオルギティコやモスホフィレロ、絶滅が危惧されているペロポネソス半島のスクラバ種やキドニッツァ種を保存していくため苗木を増やす取り組みなど、伝統品種を大切にしています。 ワイナリーには最新技術を備えた設備を揃え、ワインの生まれ持った香りや味わいを重視したクリーンなワイン造りを進めています。これからも注目すべきワイナリーと言えます。
アギオルギティコって美味しい!
●アギオルギティコ・オーガニック 2020年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ ネメア 赤 750ml 2074円税込み
皆さん!
『アギオルギティコ』って言えますか?
残念ながら私は言えません(笑)。一字一字読みながらだと可能ですが、すらすら口をついて出ることはございません(笑)。
ギリシャの在来品種名は鬼門です。似たようで違う品種名が山盛り(笑)。
このワイナリーのワインはモダンでエントリー・カテゴリーのワインはギリシャとは思えない綺麗なスタイル。何処のニューワールドかと勘違いするほどです。
これはいかにもギリシャ・ワイン。地中海系の葡萄らしく香りではなく味わい勝負。イタリアのタウラジみたいなスタイルと言えば伝わり易いかな(笑)。
樽熟成しないのもグッド。品種の特徴的な味わいを楽しめます。
柔らかで優しい十二分なタンニン。旨味がしっかり溶け込んでいて、不明瞭ではあるが黒や赤の完熟した果実と渾然一体となった様。癒されます!
黒トリュフのニュアンスがあり寄り添うような落ち着きがある。
シンプルではあるが、雑味がなくクリアネスに通じる重層感。在りそうでない新たなスタイルかもしれませんが、ギリシャギリシャしている点秀逸なのだと知らされる不思議。
ケークフランコシュも美味しい!
●ケークフランコシュ2020年 ヴィンツェレール ショプロニ ハンガリー ショプロン 赤 750ml 2074円税込み
インポーターさん資料より
ハンガリーの北西部でオーストリアとの国境にあるショプロンの周辺は、古くからワインの生産がさかんなエリアです。国境に位置するフェルテー湖(オーストリアではノイジードル湖)の周辺に広がり、ワインの産地としてはハンガリー国内でも有数の規模を誇ります。歴史的にも非常に古く、記録によれば、およそ2,000年前にもさかのぼる古代ローマ時代にはすでに葡萄の栽培がさかんに行われていたとされています。古くから生産されている品種としては、黒葡萄のケークフランコシュ(オーストリアではブラウフレンキッシュ)などがあり、このエリアのケークフランコシュの品質は、19世紀ナポレオン戦争時代、ナポレオンの侵略がこのエリアに達した頃、金銭取引の代用として認められていたほど上質なものであったという記録が残さ
れています。 このような歴史に支えられた由緒ある産地で、長く葡萄の栽培に携わってきた3つの家族が協力し、1つのワイナリーを立ち上げました。モルナール家、ピレル家、シャージュディ家が1986年に設立した、ヴィンツェレールです。設立後30年が過ぎた現在でもワイナリーのオーナーはこの3家族が名を連ね、なかでもモルナール家のティボル氏の主導で醸造が行われています。ティボル氏は、醸造学校を卒業した後、オーストリアのミッテルブルゲンラント・ホリチョンにあるアントン・イビィで約4年間、その後、カンプタールのランゲンロイスにあるフレッド・ロイマーで経験を積み、ヴィンツェレールの醸造の要となり手腕をふるっています。 フェルテー湖のある国立公園内に広がる農園の面積は、13.5ha。栽培されている品種
は、白葡萄ではゼニットやツェルト・ヴェルティーニ(グリューナー・フェルトリーナー)、黒葡萄ではツヴァイゲルト、ケークフランコシュなどが中心です。
マスキューの大好物、中欧の赤ワインでございます。
このワインはハンガリー西側オーストリア国境付近の銘醸地ショプロンのもの。
ショプロンと言えばマスキューの定番の白イルシャイ・オリヴェールの産地でもございます。もともとこの黒葡萄ケークフランコシュ(オーストリア名ブランフレンキッシュ)の大ファン(笑)。滑らかなタンニン、溢れんばかりの旨み。基本アロマティックではありませんが、しっとりとした味わいはとても日本人向き。
デイリーな日本の食卓にはぴったりかと(笑)。
キメ細やかでタンニンに収斂性がないので一見ミディアムなのですが、じつにしっかりしている。玄人好みの赤ワインと勝手に思っております(笑)。
これはケークフランコシュを500Lの古樽で2年間熟成したもの。収穫より丸5年たち、今素晴らしい状態。これこそ飲み頃の美味しいクラシックなケークフランコシュでございます。
実際ケークフランコシュを探すと凡庸だったり、マスキューが扱うには高級過ぎたり(笑)、なかなか当たりませんでしたが(笑)。これは当たりでございます(笑)。
今回のトリはクマゲラ(笑)?
●ピック・ノワール シラー 2020年 ドメーヌ·ブラン·プリュム 南フランス ルーション 赤 I.G.P.コート·カタラン 750ml 3771円税込み
このクマゲラのラベルぐっと来ませんか(笑)?
何してるのかな?
木の幹に穴を開けるべく突いている最中かな?
生きている意志を感じませんか?
ぐっと来ます(笑)。
もちろんワインの味わいもぐっと来ます(笑)。
シラー100%の圧巻の味わい!
抜栓するとまず生々しいシラーの香り。香りからしてヘビー、しかも緻密できめ細かい。もう期待に胸膨らみます(笑)。口中に入れるとやはり圧巻(笑)。でも飲みやすい不思議。完熟したシラーの果実味の分量は全てを物語りますが、シラーらしいスパイシーさ、ベーコンの香り、深煎りのコーヒーのニュアンスは複雑さ·品質の高さを演出します。開けたてはベリーの香りは沈みがちですが、じわりじわりと中から圧倒的な質感を伴いながら現れる。暖かな産地のシラーらしい果実味です。そしてその様は同時にバランスが取れながら飲みやすさが増す。開けたては『宇宙戦艦ヤマト』の波動砲のエネルギーチャージ80%の感(笑)。
この傾向は開けてから数日続きますから、やはり根源的にしっかりした赤ワインであり良いシラーの証。
以下裏ティスティング
Kさん「うわ~、圧巻ですな(笑)。タンニンも凄い分量だけど渋くない(笑)。」
私「『ヴァン·メソッド·ナチュール』を取得しているだけありますね(笑)。トップランナーなんだろうなぁ。折り合いが良いですよね。」
家内「とても濃密だけどアルコリックではない
。中身がたっぷり入ってる(笑)。」
Kさん「雑味が無いけど、独特のシラーらしい旨味がたっぷり。構造もとてもしっかり。」
家内「とてもクリーンで綺麗。不思議なくらい(笑)。酸が綺麗だよね。」
私「壮麗ですよね(笑)。折り重なっている。」
家内「トロテローのワインに似てるね。」
私「ゴビー一派の匂いがする(笑)。お友達かな(笑)?でもビオ嗅しない点さらに進化してるね。」
家内「シラーと言っても北ローヌとは違うかな
。果実味が少し暗い。南の感じ(笑)。」
Kさん「私、このベーコンの香りがシラーらしくて好きなんですよね(笑)。でもこのワインを語るには『旨い!』て言うのが一番適切かな(笑)。そうそう、それから深煎りコーヒーの香りが大人っぽくて良いんだよね(笑)。」
家内「木樽使わないでこれほどダイレクトにシラーらしさを表現出来る力量は素晴らしいですよね(笑)。」
________________________________________________
以下インポーターさん資料より
プロヴァンスの「シャトー・ラ・コスト」(ビオロジック)や「ドメーヌ・オヴェット」(ビオディナミ)といった自然派生産者たちの下で修行を重ねたラファエル・コランが、2019年に、ルーション地方西部コディエス・ド・フヌイエード村の畑を購入して拓いた新星ドメーヌです。前所有者によって2016年からビオロジック栽培、2018年からビオディナミが展開されており、ラファエルはそれを引き継ぐ形で認証を取得し、自身のヴァン・ナチュール造りを開始しました。
「畑は「コルビエール・フヌイエード自然公園」の中心部にあるのですが、この公園では50種を超える大小の野鳥を観察することができます。中でも特に感銘を受けたシロオオタカ(鷹)の白い羽、そして、真っ白なページにこれから羽ペンで私の物語を書き始めるという思いを込めて、ドメーヌ名を「白い羽」と名付けました」。
「大自然の恩寵に満ちたこの地は、ヴァン・ナチュール造りの理想郷です。畑のすぐそばには国指定の「ハイキングコース36号」も通っており、景観の美しさは息を呑むほどです。(行ってみたい!)写真をラベルにも掲載した清流の水は生命が蘇るような美味しさで、まさしくこの水のようなワイン造りを目指しています。ちなみにこの清流の水は、ビオディナミのプレパラシオンの調合にも使用しています」。
ラファエルは創業直後より、フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した「Vin méthode Nature」にも加盟しています。
「VmNはその厳格なルールによって、逆にヴァン・ナチュール造りに自由を与えてくれています。健全で体に優しいことはもちろん、美味しさのパスポートでもあります」。
Pic Noir Syrah
ピック・ノワール シラー
IGP Côtes Catalanes。シラー100%。コディエス・ド・フヌイエード村に0.8ha。シスト(スレート片岩)基盤の粘土石灰質、泥土質、砂質土壌。平均樹齢20年。収量は26hl/ha。ステンレスタンクで発酵後、6ヶ月間熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。ラベルの鳥はマルセイユ在住の高名な画家であるサンドロ(www.sandrot.com)が描いた「クマゲラ」で、その赤色と黒色の羽毛(ベリー系の果物の色調や風味)、鋭いくちばし(スパイシーな香味)、どっしりと一所に留まる習性(重厚な味わい)から、シラーの特徴を形容する鳥として描かれたものです。
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作戦会議
Jul 25, 2024 by weblogland |私「いつものことだけど、試飲会のラインナップが並ぶとホッとするね(笑)。」
家内「そうだよね(笑)。今回は夏向きを意識したラインナップかな(笑)?」
私「今回の白のラインナップはなかなかだよね。まずお買い得のギリシャの白から始まって、グエルエルのメタウロ。いきなりギアアップ(笑)。そしてフォンカリュの高級なシャルドネ。最後が隠し玉のシャブリ!」
家内「私思うに赤が意外と売れるような気がするんだよね(笑)。凄くコスパが高いからね。」
私「そうそう。供出温度に気をつけなきゃね(笑)。」
家内「あと本当はグエルエルのメタウロとその上の『チェルソ』を一緒に出したかったんだけどね」
私「でもさあ、『チェルソ2022年』驚くほど硬かった(笑)。今開けるワインじゃないよね。」
家内「少なくとも夏を越してからじゃないと無理(笑)。後1年くらい待ったほうが良いかな(笑)?」
私「そーなんだよね。でもさあ、メタウロ2022年を飲んでもらえば2022年の作柄の良さは解ってもらえるはず。だから『チェルソ2022年』はサブリミナルにしたよ(笑)。」
家内「今飲んで、その後また飲むと熟成の意味が解るよね。」
私「凄く勉強になるはず(笑)。」
家内「飲み頃になる頃には無くなってる恐れもあるしね(笑)。」
私「そうそう(笑)。2021年はそれで追加が効かなかった(笑)。」
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試飲会のラインナップ並びました!
Jul 24, 2024 by weblogland |眺めるとかなりボリューム感ありますね(笑)。眺めながら悦に入ってしまいます(笑)。
なかなかシックでよろしい(笑)。4番目のメタウロがなんだかカッコイイ。ブルー基調に中世の宗教絵画のよう。やはり人物画は目を引きますね(笑)。
今回はまず赤2本。どちらもタンニンに収斂性がありませんから夏でもオッケーなはず。供出温度に気をつけて、良さを伝えねば!腕の見せ所(笑)?
後の白4本は流れのママ(笑)。いつもよりちょっと強く冷やしましょうか。暑いですからそれくらいでちょうど良いはず。くど過ぎず軽過ぎずそれていて個性しっかり。私の意図はありありなのですが、飲んだ方がどう感じるか?外すと痛い(笑)。
26日の㈮は17∼20時、27日の㈯は11∼20時といつも通りのスケジュールです。暑い中はお避けくださいませ。あっ!そんなこと言ったら来ないでくれと言うのと同義かな(笑)。無理のないところでいらっしゃってくださいませ。くれぐれもご無理なさらないでくださいませ(笑)。
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6月28日(金)17∼20時、29日(土)11∼20時、はマスキュー試飲会です。
Jun 27, 2024 by weblogland |さぁ、作戦会議です(笑)。
私「今回のトップのスプマンテはタイムリーだよね(笑)。爽やかなハチミツレモンに皆やられるはず(笑)。」
家内「強めに冷やさなきゃね(笑)。」
私「二番目のフィンカ·エンゲラのクリアンサなんだけど、お手頃だし美味しいから数がちょっと心配なんだよね。」
家内「じゃあ、明日追加しておこうか?土曜日には間に合うからね。」
私「コンテッセのメルロ売れるかな?すんごく良いワインなんだけど、マスキューではコンテッセの赤は何故か売れない?ジンクスがあるんだよね(笑)。」
家内「良いワインだから残っても大丈夫(笑)。そのうち無くなる(笑)。」
私「美味しいワインだと認識してもらえば十分。そのうち無くなる(笑)。『そのうち無くなる。』のフレーズ良いね。気に入った(笑)!」
家内「そうそう(笑)。単にマスキューのチョイスなんだから、万人に受けることはありえないし(笑)、売れそうにないワインを売るニッチさ!これだよねコレ!」
私「まあ、売れるに越したことはないけど、売れなかったら『客の性!』、なんて傲慢でカッコイイんだろ(笑)。」
お馬鹿な夫婦なのでございます(笑)。
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のラインナップ並びました!
Jun 27, 2024 by weblogland |今月末6月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
今月のチョイスは月初めからサンプルを取り寄せていましたから順調と思われましたが(笑)、いつもながらの悪あがきの性でバタバタ(笑)。
よーやく並びました!
眺めて見ると全体に黒が基調。特にヴェンキアレッツァがたくさん並んでいて落ち着いて見えます。大人のティストかな(笑)。そうそう、サブリミナルもヴェンキアレッツァですから余計そう見えます(笑)。
でもですね、今回のトリのトゥットがやけに可愛い(笑)。
とにかく可愛い(笑)!
味は?どうかって?
そりゃ大日本ロゼ·ワイン普及協会イチオシですからね(笑)。
期待してください!
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試飲会のラインナップ決まりました!
Jun 24, 2024 by weblogland |⚪プレステージ ブリュット スプマンテ カンティーナ・ディ・カルピ イタリア エミリア・ロマーニャ コッリ・ボロニェージ・ピニョレットDOCG 発泡性 白 750ml 2074円税込み
2020年の2月のマスキュー試飲会でお披露目して以来の登場です(笑)。実は先日サンプルを取り寄せて飲んだところ、『これからの時期にこそ飲むべき泡!』ということで再登場となりました(笑)。
ワイン自体はセパージュも作り方も変わったとの記載はありませんが、そのユニークな完成度の高さにビックリ(笑)。以下裏試飲会の模様(笑)。
私「あ~!爽やかなハチミツ·レモンだぁ!」
Kさん「これは爽やか(笑)!この梅雨の時期にはぴったり(笑)。まさに辛口のハチミツ·レモン(笑)。」
家内「ハニーな後味。甘さ加減と炭酸の強さのバランスがとても良いですよね。レモネードみたい(笑)。」
Kさん「泡をしっかり感じますね。何気圧?」
家内「3.5気圧です。」
Kさん「そんなに高くないんですね?もっとあるかと思いましたよ。口の中に液体を入れると液体から泡が出てきます。瓶内二次発酵みたいですよ(笑)。」(実際翌日でも口中に液体から泡が湧きます。)
家内「強すぎず、弱すぎず。」
私「キュヴェ·クローズ いわゆるタンクに炭酸ガスを注入してガスをワインに溶かすやり方ですが、泡が荒くて持たないのが欠点。これはそれがない。おそらく密封している時間が長いのだと思います。丁寧さを感じます。」
Kさん「ピニョレットってあまり聞かない品種ですよね?」
家内「この辺りだけの呼び名のようです。グレケットのシノニムです。」
Kさん「オリベートに使われる品種ですね(笑)。」
私は「あまり輪郭はハッキリしませんが、小麦のような穀物っぽさがある品種です。パスタ系には何でも合う品種です(笑)。食事を意識した泡ですね(笑)。」
●カスティーリョ・デ・エンゲラ クリアンサ 2020年 ボデガス・エンゲラ スペイン バレンシアD.O. 750ml 1602円税込み
実はこのワイン、2007年ヴィンテージで扱っていました。その間インポーターさんが変わり紆余曲折はあったものの新しいインポーターの扱いになりました。久し振りにサンプルを取り寄せたところセパージュや作り方は変わっておらず、基本美味しい。ただ、木樽の種類を変えたようです。それが功を奏し新たなスタイルになったように思います(笑)。
私「エンゲラのクリアンサ、扱いが変わりました13ヴィンテージぶりの再入荷です(笑)。」
Kさん「柔らかくて美味しい(笑)。スペインらしくないエレガンス(笑)。」
家内「とても飲みやすい。あの辺りだとカスターニョのモナストレルも今風の飲みやすいスタイルですが、違った意味で飲みやすい。」
Kさん「赤いベリーの香りがたっぷり(笑)。モナストレルの硬さが気にならないですね(笑)。」
家内「このワインはモナストレル100%ではなくモナストレル50%%、テンプラリーニョ30%、シラー10%、メルロ10%。ちょっと調べると2007年ヴィンテージと同じです。」
Kさん「へぇー、驚いた(笑)!」
私「前はスペイン、スペインしてたけど(笑)、これはイエクラとは違った品の良さ(笑)。スペイン·ワインっぽくない(笑)。」
Kさん「昔のスペイン·ワインって樽のタンニンが強かった(笑)。これはそれがない。飲みやすいですよね(笑)。かと言って今風のツルツルな感じでもない(笑)。」
私「アルコール分は14%ありますから、それなりの強さはあるけれど、ぶっきらぼうな強さはない。折り合いが良いですよね。(笑)。」
家内「調べるとアメリカン·オークではなくハンガリアン·オークの500リットルほどの古い樽で
熟成しているようです。以前と変った点はそこかな?」
私「ハンガリアン·オークってそんなにタニックではないから良いのかな?スペイン·ワインとは相性良いですよね。」
Kさん「ハンガリアン·オークですかぁ(笑)。スロヴァニア·オークやアメリカン·オークとは明らかに違いますよね。好ましいかな(笑)。」
●I.G.T.トレヴェンツィエ メルロ 2022年 レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 赤 スクリュー・キャップ 750ml 1810円税込
イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造る赤ワインです。マスキユーの定番では得意のプロセッコ、フリザンテと泡ばかりですが、実はスティルワインもやっております。以前はカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランを半々にブレンドした『カベルネ』というキュヴェを扱いました。とても良いワインでしたが、イマイチ売れない(笑)。そこで今回はメルロでございます(笑)。
基本『カベルネ』と同じようにステンレス·タンクのみで発酵·熟成しているようです。ステンレスタンクのみで低温で短めに醸し、最長1年熟成したのち瓶熟成を6ヶ月してリリース。できたワインを簡単にリリースしない周到さ。
このメルロは『カベルネ』同様に重心は低めで香りプンプンのスタイルではありません。コンテッセらしい旨味と透明感そして凝縮感の伴ったもの。
一見軽やかでもありますが、相撲取りが腰を下ろしジワジワ前進するような感じ(笑)。質実さがあるのです。
メルロ自体プラム系の香りが出やすい品種ですから、『カベルネ』よりフレンドリーに感じます。
以下裏試飲会より(笑)、
Kさん「とても自然で良いですな(笑)。いじった感じがない。」
私「え~と、アルコール分は…、あ~12%ですね。
折り合いがイイ!」
家内「12%のアルコール分で達成してるのは凄いこと。ほんのり青さがあるのはアルコール分の性かな?」
Kさん「凝縮感があるし、締りもある。とてもこのメルロはプリミティブでもあるかな。」
私「その点『カベルネ』と共通してますよね(笑)。」
家内「『カベルネ』にあった堅さが無い。メルロの特性かな?時間が経つとどんどん美味しくなる。大きさが増す(笑)。」
翌日になると
私「おー!素晴らしい!壮麗だよ!言い過ぎかもしれないけど、ずば抜けて美味しい(笑)。」
家内「ヨーロッパの石造りの建物みたいだよね。凄くしっかりしてる。」
私「コンテッセって凄い(笑)!」
家内「このワイン、ルーションのアンプラント·デュ·クロに似ていない?」
私「おー、なるほどね。あれもアルコール分がたしか12%だったよね。ちょっと知ったんだけど、夏に葡萄果を覆う葉っぱを取り除くと糖度が上がらないという技術があるそうなんだ。しかも酸がしっかり残る。」
家内「へぇ~、そんな技術があるんだ!温暖化対策になるし、暑い産地でも酸が抜けない面白いワインが出来るよね(笑)。」
私「まあ、もともとの低収量が基本だと思うけどね(笑)。」
家内「そりゃそうだよ。錬金術はないからね(笑)。」
○ビアンコ 2023年 ヴェンキアレッツァ イタリア フリウーリ=ヴェネチア・ジュリア 白 I.G.P.ヴェネチア・ジュリア 750ml 2376円税込み
マスキューの大定番ヴェンキアレッツアの白ワインでございます(笑)!
薄旨くてしっかりしたアバンギャルドな赤ワインを作るヴェンキアレッツア。飲むといつも唸らされる生産者です。そんなヴェンキアレッツアの作る白ですから大体想像がつきますね(笑)。
私「え~と、セパージュは…?」
家内「シャルドネ60%、フリウラーノ20%、リボッラ ジャッラ20%ですね。」
Kさん「香りは重い(笑)。でもはっきりとしたものではないですね。ふっくらしてるけどガチンとしてる(笑)。」
私「支配的な果実の香りは無いです(笑)。でも凝縮感を感じます。綿飴のようなふっくらした甘さ·膨らみがイイ(笑)。」
家内「バナナっぽい青臭さ感じます。マロラクティック発酵の名残かな?」
私「甘さのボリュームがあるけど、とてもドラ
イ。残糖分は感じませんね。」
家内「とてもドライで酸もある。揺るぎないしっかり感(笑)。」
私「酸と旨味がしっかり結びついている。2023年と若いヴィンテージだけどワインの生命力を感じるなぁ。」
Kさん「うーん。パワフルですなぁ(笑)。旨味がある。しかも深さ·大きさを伴っている。」
家内「フリーラン…、ほとんどプレスしないようなヴェンキアレッツァらしい白ワイン。この点赤と同じかな(笑)。あと、香りが不明瞭とは言えるけど、逆に親しみがあり応用範囲が広い。」
Kさん「うんうん。日本酒の生酛の純米酒みたいかな(笑)。」
私「この白、全房で発酵してそうですね(笑)。しかもプレスはほとんどしない。」
家内「ヴェンキアレッツァって醸しや熟成は割とあっさりなんだよね(笑)。木樽も使わないし(笑)。葡萄果の直球勝負。」
●スキオペッティーノ 2022年 ヴェンキアレッツア イタリア フリウーリ=ヴェネチア・ジュリア 赤 I.G.P.ヴェネチア・ジュリア 750ml
3582円税込み
このワイン標高130-380 mの北~南向き氷堆積土壌の斜面(石ころの多い土壌)に広がる14 haの畑で栽培されたスキオペッティーノ100%のワインです。収量は1本の葡萄樹から500mlほど。渾身の低収量です。
低温で管理したまま4日間果皮とともに醸したあと分離して10∼15日間コンクリート·タンクでアルコール発酵。そのまま5ヶ月シュール・リーの状態で熟成後瓶詰め。ヴェンキアレッツァらしいあっさりした発酵過程です(笑)。プレスもほとんどしないスタイルで上澄みだけで作っているかと。
ヴェンキアレッツァのワインはタンニンを過度に抽出しない薄旨いスタイルなので、いわゆる彼の地のスキオペッティーノとはまるで趣の違ったスキオペッティーノとなります(笑)。
ブレッサン·ワイナリーに代表される伝統的なスキオペッティーノはめちゃくちゃタニックで飲み頃になるまで時間がかかる。色合いも光を通らないほど(笑)。
それでは裏ティスティングの始まり始まり!
私「大好きなスキオペッティーノだぁ(笑)!」
Kさん「私も好きですよ(笑)。」
家内「あ~、独特の重い香り、かと言ってスキオペッティーノってどんな香りと聞かれても困る(笑)。」
私「そうだよね(笑)。香りより味わい。ポンティカらしいスローなワインだよね。でもコレ、ちょっとお線香みたいな…、エキゾチックに香りがする。タウラジにちょっと似てるかな?コルクについた香りだけでも凄い…。」
Kさん「あ~、リキュールっぽい凝縮した香りがコルクからしますね(笑)。ワインから立ち上る香りは重さしか感じられない(笑)。」
Kさん「いや、エキゾチックかな。」
私「仁丹?」
家内「エキゾチックな香草…。さすがに品種自体が濃いから薄い感じはしないよね(笑)。強さが目立つ、圧倒的な強さ。それでいて綺麗。」
私「でもさあ、伝統的なスキオペッティーノたったらまだ樽の中で熟成期間中だよね(笑)。」
Kさん「濃いスキオペッティーノを薄く仕上げるかな(笑)?それにしてもパワーは凄いね。圧巻だし普通じゃない(笑)。早飲みスタイルなんだろうけど、こんなのないよね(笑)。」
家内「古典とは真逆で短い醸しで上澄みだけで作るとこうなる?雑味がなくエレガント。」
私「ピノ・ノワール的な作りだけど、ピノ・ノワールはこんなにはならない(笑)。」
Kさん「以前試飲会で出したカンパーニャのトラムンテのワインにスタイルが似てますよね(笑)。」
私「広がり余韻がハンパない。凪の海のよう。
言葉を失うレベル。」
Kさん「経験したことがないけれど、高貴なんだろうな。」
家内「早く飲めるように収量の多い葡萄で作ったのとは違う。伝統的なスキオペッティーノと同様な濃い原料葡萄から出来たワインには違いないですよね(笑)。」
数日後
私「相変わらず美味しい。どんどん美味しくなる(笑)。やはりグレート·ワインだね(笑)。深くて巨大。しかもエレガント。」
家内「上手く言えないけれど、高貴さに繋がってる。」
私「こう言うと誤解されるかもしれないけど、高級な化粧品…、高級な脂粉みたいな香りがする。白檀?」
家内「樽由来の香りじゃないよね。樽使ってないし(笑)。葡萄の…スキオペッティーノの香りだよね。」
私「そうそう。ボルゲリの濃いワインなんかによく感じられる香りだよね。」
家内「ワインの底を知る前に飲み干しそうだね
(笑)。」
家内·私「ただ、皆が皆絶賛するとは思えないスタイルかな(笑)?好みが分かれるかもね。」
◑トゥット アンフォラ 2022年 ラ・ジネストラ イタリア ロゼ トスカーナ·ロザートI.G.T. 750ml 3394円税込み
このワイン、トスカーナの田舎の伝統を守り発展させようとする人々が1978年に設立した協同組合ラ・ジネストラのもの。まずフィレンツェの南10kmほどの田園地帯で農業を始めました。その後徐々に規模が拡大、その過程で有機農法を導入実践し、現在は麦・オリーブ・野菜・ワインの畑、牧畜のための牧草地、林業のための森林など128ヘクタールを運営しています。そうそう、養蜂にも力を入れています。循環型の複合的な農業を継続しています。本格的なワイン生産は2010年からスタート。組合員の子弟の中でワインを学んだ方が戻って来たからとか(笑)。
味わいは鮮烈な生き生きとした香味。力強い果実味はジューシーなオレンジやプラム、ベリー。しっかりしたスパイス。サンジョヴェーゼ100%のロゼ·ワインとしての到達点だと思います(笑)。
凝縮感・密度感は圧倒的でエレガント。しかも深みは底知れないほど。言葉を失います(笑)。グレート・ワインなのです。
もちろん折り合いがとても良くアルコール分が11.5%で出来上がっているのが不思議です(笑)。パワーとバランスが良く 体に滲み入るような素直さ、飲み手を疲れさせない優しさ円やかさは秀逸。『旨い!』というしかないのです(笑)。
このワイン、サンジョヴェーゼ100%。手摘み収穫後除梗して直接圧搾。セニエしていませんから、色が着いちゃった感じかな(笑)?そしてアンフォラ(おそらく陶器質)を用いて天然酵母で発酵。そのまま熟成してから瓶詰め。醸造時にSO2無添加。瓶詰め時に若干SO2は入れるようですが、変なビオ臭がない点ベターかと(笑)。
心がワクワク出来るワインなのです!
私はラベルの蛇を見ただけで涎が出てしまいます(笑)。
以下裏試飲会(笑)。
家内「あ~!サンジョヴェーゼ!」
家内「チェリー、赤いベリー、オレンジ、トマト…、ミネラル…。」
Kさん「完熟したスパイシーさもある。」
私「壮麗…。壮麗なロゼなんて滅多にお目にかかれない(笑)。ひたすら美味い!」
Kさん「う~ん。フランボワーズ!アルコールが11.5%ってどういう事(笑)?トスカーナでしょう?でも出来上がりに文句のつけようがない(笑)。」
私「葡萄果は完熟してますよね。」
Kさん「そうですよね…。タンニンも完熟してる
。不思議。」
私「サンジョヴェーゼでロゼを作ったというより、サンジョヴェーゼで白を作ったら色が着いちゃったみたいな感じなんだろうな(笑)。」
家内「このチェリーは佐藤錦だよね!フランボワーズのニュアンスもある。」
私「フルーティだけどエレガント、それもスーパーエレガント(笑)。旨味とのバランスが圧巻だし、確固たるスタイルでパワフル。頂点のロゼ。」
Kさん「これだけで十分だけど、食事の一部なんだろうな。切り離せない(笑)。」
家内「う~ん。トマトに合わないサンジョヴェーゼはサンジョヴェーゼではない!」
私「名言を搾り出しましたね(笑)。」
Kさん「同感(笑)!」
翌日
家内「チェリー·フランボワーズ→小梅·びわ、茗荷たっぷりの酢の物に合うなぁ(笑)。」
私「昨日より落ち着いてきて深みが増している!」
家内「昨日からずっと常温で飲んでるけど全然ダレない。でもちょっと冷やしたほうが映えるね(笑)。」
家内「あと、気がついたんだけど、ラベルのヘビの尻尾に鱗を描いてる。でもよく見るとその鱗トゥットの文字(笑)。洒落てる(笑)。」
私「どれどれ(笑)、あっ本当だぁ!赤のラベルも同じだぁ(笑)。愛嬌があるね(笑)。蛇はイタリアだと豊穣の象徴だもんね。」
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!
May 24, 2024 by weblogland |今週末の5月24日(金)、25日(土)の桝久試飲会のラインナップ決まりました!
お時間はいつも通り、24日(金)17~20時、25日(土)11~20時となります。
まだワインが届いてませんので、取り敢えずラインナップ決定のお知らせでございます(笑)。
久しぶりの甘口ドイツ・ワインです!
〇キードリッヒャー ザントグルーブ リースリング キャビネット 2021年 ワイングート・クラス ドイツ ラインガウ 白 スクリュー・キャップ 750ml 2168円税込み
マスキューの定番としてソーヴィニヨン・ブラン、お手頃なリースリング・トロッケン1L、そして伝統的なキャビネットとじわりじわりとクラスのアイテムが増えてきました(笑)。
このワイングート・クラス、現当主アティアスの曾祖父が1850年に畑を所有したことから始まります。
所有する畑は著名なマルコブルンに平行したジーゲルスベルグに1ヘクタール、エルバッハの集落の背後の1級畑シュタインモルゲン0.5ヘクタール、ライン河に注ぐ支流カイゼルボッシュ川に沿うミッシェルマルク3.5ヘクタール。あと本拠地のエアバッハ村から北のキードリッヒ村の単一畑『ザントグルーブ』(砂の窪地の意)から作られているのがこのワインです。ライン川に注ぐ支流キードリッヒ川の川沿いの沖積地となります。土壌はレスと砂ですから水捌けは良く下部は保水力がありそうです。それゆえシリアスなリースリングというよりは健康的なリースリングが出来るように思います。
このワイン飲んだ第一印象は甘くジューシーで飲みやすい。しかも切れがある。リースリングらしい桃のふっくらして新鮮なニュアンスがありとてもフレンドリー(笑)。開け立てはリースリング特有のペトロール香が少し気になりますが、時間が経つと馴染んできて気にならなくなります。基本折り合いの良さ、もともとの果汁の良さを感じます。スクリュー・キャップをしっかり閉めておけば何日も楽しみますから本物です(笑)。
しかも開けてから10日ほど経って大発見
(笑)!なんとおかかの香が…。鰹節に醤油をかけてちょっと砂糖を足しておにぎりにする。その香り!
家内曰く「さらに胡麻油を混ぜるとベスト
。」これは蛇足ですが(笑)。驚きの鰹節の香がします。絶句しました(笑)。
アルコール分は7.5%と低めなので残糖分は74.3g/Lとちょっと高め。キャビネット・クラスにしては残糖分が多いのは異例です。これほど残糖分があると口にベタつき感が出ますが、それがない。さらに総酸を調べると9.7g/Lと立派なもの(笑)。安物リースリングとは違いますね(笑)。
アルコール分が12%弱になる果汁を7.5%で発酵を止めて作ったワインだとアルコール感を感じないのですが、甘さが重くなります。それを克服するのが酸と言うわけです(笑)。逆に言うと酸のないペラペラな甘いだけの果汁ではなし得ないスタイルでございます(笑)。
この辺りにこのワインの意図がありそうです(笑)。
〇【限定品】ニエトロ・デ・ソモス マカベオ 2020年 ボデガス・ソモス・ガルナッチャ 白 スペイン アラゴン D.O.カラタユド 750ml 1500円税込み
カラタユドは内陸部の標高900mにも達する地。少ない降雨、激しい寒暖差、冬場の厳しい冷え込み。まさに限界の地と言えます。しかし、強い日差しと厳しい自然環境は偉大なワインを産む源にもなっています。暖かい低地で造られるワインとは自ずと、締まり、凝縮感が違ってきます。明らかに古樹を使用してますね。(収穫量も自然と少なくなりますから、葡萄生産者は大変ですが。)
そんな中、このボデガス・ソモス・ガルナッチャは地場品種として長年育てられたガルナッチャに特化したワイナリーです。もともと小規模ながらも大事に栽培されていたガルナッチャの古樹を集約した協同組合的な色合いが強いワイナリーです。おそらくEUから多額の補助金を受け最新の設備を導入したニューワールドにありそうな近代的かつ大規模なワイナリーですね。レストランも併設され、ワイン・ツーリズムに力も入れてます。集約化・効率化と品質の向上、そして彼の地への貢献。それらを達成するにはこうするしかないようです。将来はヴィノ・デ・パゴを目指すのかな(笑)?
これはそんなソモス・ガルナッチャが近隣のマカベオの古樹の畑から作りリリースするもの。
第一印象はフレッシュで濃厚。桃などの柑橘類のニュアンスは豊かでフレンドリー。テーブル・ワインとしては上等過ぎる出来映え(笑)。シンメトリーでシャルドネのようです。スペイン・ワインの白に有りがちなファット過ぎない佇まい。スペインというよりラングドック辺りの上級な白ワインのようです。アルコール分は13.5%となっており、無理に糖度を上げておらず程好い。しかも雑味もなく折り合いの良さ、品の良さを感じます。栽培から醸造に至るまでの緻密な配慮を感じるワインです(笑)。
以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)
カステホン・デ・アバルバ、アラルバ、アセレーの街の近郊シェラ・デ・パルドスにある非常に古いブドウ畑。灌漑なしの伝統的な株仕立て。
土壌: 赤色のスレート(粘板岩)。有機物をほとんど含まない痩せた土壌。
畑の標高: 平均900m
収穫量: 38hl/ha。ブドウの木一本から2kg以下
密植率: 3000本/ha
収穫:
10月第1週。手摘みで収穫された古木のブドウは選別され、ブドウは小さな房が擦れたり傷んだりするのを防ぐため20kg入りの籠に納められます。ブドウは冷却され、選別台の上で手作業により更に丁寧に選り分けられ、不要な房はすべて取り除かれます。
醸造:
低温浸漬を4時間。軽い圧搾後、マストをしばらく静置。16℃に設定されたステンレスタンクで25日間発酵。ステンレスタンクで6ヶ月、フレンチオークの古樽で3ヶ月間、毎日バトーナージュを行いながらシュール・リーで熟成。安定化、ろ過。
●【限定品】ニエトロ・デ・ソモス ガルナッチャ 2019年 ボデガス・ソモス・ガルナッチャ 赤 スペイン アラゴン D.O.カラタユド 750ml 1500円税込み
カラタユドは内陸部の標高900mにも達する地。少ない降雨、激しい寒暖差、冬場の厳しい冷え込み。まさに限界の地と言えます。しかし、強い日差しと厳しい自然環境は偉大なワインを産む源にもなっています。暖かい低地で造られるワインとは自ずと、締まり、凝縮感が違ってきます。明らかに古樹を使用してますね。(収穫量も自然と少なくなりますから、葡萄生産者は大変ですが。)
そんな中、このボデガス・ソモス・ガルナッチャは地場品種として長年育てられたガルナッチャに特化したワイナリーです。もともと小規模ながらも大事に栽培されていたガルナッチャの古樹を集約した協同組合的な色合いが強いワイナリーです。おそらくEUから多額の補助金を受け最新の設備を導入したニューワールドにありそうな近代的かつ大規模なワイナリーですね。レストランも併設され、ワイン・ツーリズムに力も入れてます。集約化・効率化と品質の向上、そして彼の地への貢献。それらを達成するにはこうするしかないようです。将来はヴィノ・デ・パゴを目指すのかな(笑)?
飲んでまず驚いたのはローヌの上等なグレナッシュかと惑わされました(笑)。非常にクリーンで重厚・緻密なタンニンと旨味。アルコール分は14.5%もあるのに、全く気にならない折り合いの良さ。木樽のニュアンスもさりげない程度。シャトー・ヌフ・デュ・パフのグレナッシュのようなチョコレートのようなアロマはあくまで果実由来のもの。海藻のようなヨード臭は完熟の証。どう考えても上等なローヌ・ヴィラージュ(笑)。深みがあり、余韻は長く心地好い。ハイ・パワーでありながら品の良いワインとして出来上がってる様は、従来のスペインのガルナッチャとは思えません。
スペインのガルナッチャがこうなるとは想像・予想もつきませんでした(笑)。イノヴェーションを感じるワインです。将来パフを越えるようなガルナッチャが出来るかもしれません。そんな予感をさせるレベルの高いワインです。
実に美味しい!
●サンタムール 2020年 パコー・ヴィニロン フランス ボジョレー 赤 750ml 3960円税込み
まず誤解のないように、ラベルに書かれた『G』の文字はガメイではなくお父さんの名前のイニシャル(笑)。
色合いには紫が入っていていかにもボジョレーらしい(笑)。
味わいにはヌーボーのキャンディやバナナのニュアンスは全くなく、マセラシオン・カルボニックの影響は完全に消失してます(笑)。果実味の真っ向勝負です!
飲んだ第一印象は、ブルゴーニュの1級レベルは間違いない!
フランボワーズ、チェリーの香が薔薇のような下味がする液体から噴き出します。それはピノ・ノワール的ではありますが、サンタムールらしい軽やかさです。
液体はとてもしっかりしてますが、雑味がない。全房発酵とフリーラン・ジュースだけで作ったクラシックなスタイルです。タンニンにはしっかりとした質感がありますがでしゃばらない。内に秘めた強さを感じます。無理をしていないので全体の折り合いが良く、それでいて高度。ドライであり、カベルネ・フランに似た芯の強さもある酸は全体を引き締めます。時間が経つと杏子やプラムのきりっとした姿。
旨い!
とても良いサンタムール!
あと驚くことが。
このサンタムールの畑の葡萄は樹齢10年ほど。畑の取得も最近のようです。ドメーヌとして元詰めを始めたのが2016年ですからね(笑)。
まさにスーパー・スピード『パコー・ヴィニロン』!
フランスの底力ではあるのでしょうが、時代の変化 技術や価値観の変化スピードに、我々はついて行けない(笑)。
ただ出来たワインを美味しくいただくのみ(笑)!
以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)
マコネ最南部のレーヌ村に1950年に創業したぶどう栽培家で、サン・ヴェランやプイィ・ロシェ、ボージョレ・ヴィラージュやサンタムールなどに合計14ヘクタールの畑を所有しています。2014年に、各所での修行を終えた3代目のジュリアンとセバスチャンの兄弟が継承。同年よりすべての畑でビオロジック栽培を開始し、2016年にビオディナミに移行したのに合わせて自社ビン詰めを開始しました。(我々が思っている以上にハードルが低い。そしてそういう時代と実感。)
「創業から66年もの歳月を経て、晴れて自分たちのワインを造るのですから、ビオロジック栽培とビオディナミは大前提だと考えていました。醸造は極力自然に行い、キュヴェによってはSO2の使用を極少量に抑えたヴァン・ナチュールに進化させています。健全な美味しいヴァン・ナチュールを作るために、(フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した)「Vin méthode Nature」にも加盟しています」。
フランスの最有力ワイン評論誌「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」の「2019年ヴィンテージ大特集」(2021年6月号)でマコネ部門の「大賞」に選ばれたのみならず、「フランス全土で最大の発見である」と評されたことで一躍注目を集め、フランス・ミシュラン3つ星の「ラ・ヴィラ・マディ」や「ジョルジュ・ブラン」、同2つ星の「メゾン・アリベール」といった錚々たるレストランがオンリストを開始し、世界各国への輸出もはじまりました。
白ワインのラベルに描かれたロゴは、旗艦作品「サン・ヴェラン テロワール・ド・シャスラ」の畑のすぐ近くにある、シャスラ村の高名なノートルダム聖堂をモチーフにしたものです。この聖堂は4隅にオオカミの頭の彫像が設置されており、「オオカミ聖堂」と呼ばれています。(どうやら白ワインが良さそうです。今度サンプルを取り寄せてみます。)
サンタムール村の0.18haの区画より。ガメイ100%。樹齢約10年。収量は50hl/ha。除梗しない(全房発酵)。ステンレスタンクで発酵後、12ヶ月間熟成。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。作品名の「G」は、ビオロジック栽培への転換を応援してくれたお父さんのGuyさんに捧げられたものです。(本職の白ではなく、新たなボジョレーのガメイでこんなクラシックなワインを作るとは!技術とセンスがあります。もうアプローチから違うのだと実感しました。)
すべてを凌駕する渾身の白。それゆえ今回のトリとなりました(笑)。
〇ファモーズ・クリュ・アルティジャナーレ 2019年 サンタ・ルチア イタリア エミリア・ロマーニャ 白 IGTルビコーネ 750ml 3677円税込み
皆さん!
『ファモーズ』と言う品種ご存じですか?
私初めて知りました(笑)。もちろん飲むのも今回初めてでございます。
この『ファモーズ』は本来の呼び名『ファモーゾ』の方言とか。私からするとどちらも方言のようなもの(笑)。(こんなことを言ってはいけませんね。)
とっても美味しくて飲みやすい。
でもですね(笑)、かなり手強い?
まず開けてから香りを嗅ぐと、その分量・重さにびっくり。ディテールはまだはっきりしませんが、香りを嗅いだだけで只者でないことは明白(笑)。
基本旨味の量が尋常でないレベルなので旨味の甘味が支配していて旨い!物凄い広がり、余韻と旨味のバランスが取れているのでひたすら圧巻。そしてその余韻にはたっぷりのミネラルと酸がありいつまでも続きます。逆に膨大・巨大ゆえ香りのディテールを表現するのが難しい(笑)。とはいえしっかりとした個性があります。
う~ん。
簡単に手の内は明かしてくれませんね(笑)。
作り手も昔から作っている美味しいワインが出来る葡萄として『ファモーズ』を認識しているような気がします。
しばらくすると青いニュアンスの樟脳…ミント、爽やかな風が吹く樹林帯を歩いているかのよう(笑)。
さらに2~3日経つと重心が下がり旨味が増し、メロンや桃などがしっかり意識出来る高貴なグレート・ワインの様相(笑)。ちょっとヴィオニエに似ています。
揺らがない姿は壮麗でもあり、いつまでも変わらない品位があります。
何に合わせると言われても生ハムメロンくらいしか思いつかない貧相な私がいます(笑)。
――――――――――――――――――――――――
以下インポーターさん資料より
「ファモーズ」はこの地域の土着品種ファモーゾの方言。希少な土着品種ファモーゾの個性的な味わいを、バリックを用いて芸術品(アルティジャナーレ)の域まで高めた逸品。
テイスティングコメント
ゴールドのニュアンスを感じさせる輝く麦わら色、熟したトロピカルフルーツや白や黄色の花のような強く凝縮感のあるブーケを、エレガントなシトラスのアロマとほのかな樽からくるスパイスのニュアンスが引き立てます。口当たりは生き生きとした酸味とオレンジの風味を感じ、フィニッシュはミネラルの余韻が長く続きます。
相性の良い料理
チキンやポークの香草焼き、サラミ、ペコリーノチーズ
栽培・醸造方法
メルカート・サラチェーノにある自社畑の最上の区画「ガルガーノ」。標高250m、南東向きの斜面、粘土質土壌の畑。
9月初頭から20日間かけ手摘収穫されたぶどうは、畑とセラーで2度にわたって注意深く選果が行われた後、房ごとプレス。果汁の上澄みだけを50%ステンレスタンク、50%オーク樽で短期間低温で天然酵母で発酵、その後8~12カ月間オリと共に熟成、さらに詰め後4ヶ月間熟成させます。
土着品種を復活させ自然なワイン造りに取組む注目ワイナリー イタリアでも特に食通の州として知られるエミリア・ロマーニャ州の南東端、小国サン・マリノに程近い、かつて硫黄の鉱山として栄えた丘陵地帯にメルカート・サラチェーノの村はあります。サラチェーノとはかつてこの地を治めていた領主の名で、彼は地元の人々のために様々な物を売る市場を設けました。市場は人々から「サラチェーノの市場(Mercato di Saraceno)」と呼ばれ親しまれました。そしてその呼び名がそのままここの地名となったのです。この地に拠を構えるサンタ・ルチアの歴史は、1960年代後半に始まります。当主であるベネデッティ家は、先祖から受け継いだ100ヘクタールにも及ぶ土地で農業を始めました。当時は様々な農作物を始め、家畜から
チーズや生ハムそしてワインも造られました。しかし当時のワインは彼らのブランドで出される事は無く、全て樽のまま売られていました。転機は1990年代に訪れます。 現当主でもあるパリーデ・ベネデッティは父親からこの地所を受け継ぐと、ここで良質なワインを造り、彼自身のブランドで売る決意をしたのです。大学で農学を学び、学士でもあった彼は当初教師の道をとるか、父の農業を継ぐか悩みました。しかし教師は性格的に合わないと考えた彼は、農業の道を選びます。そして父と共に農業を営む日々の中で、彼はこの土地の持つ限りない可能性を見出したのです。15ヘクタール程だったぶどう畑は拡張され、それまで細々と栽培されていたファモーゾやチェンテジミーノといった土着ぶどうの栽培面積も広げられまし
た。そして全てのぶどう畑において有機栽培への転換が図られました。彼らのぶどう畑にはぶどう以外にも様々な植物が植えられています。 一見雑草にも思えるこれらの植物が、実は有機栽培では害虫の誘引や肥料としての用途などで重要な役割を果たしているのです。彼らのぶどう畑は海抜200~400mの丘陵地帯に広がっています。現在の畑の面積はおよそ20ヘクタール、土壌は粘土質主体です。サンタ・ルチアは2013年にオーガニック認証を取得(Suolo e Salute、2015年よりDemeter)しました。また3年前からはビオディナミによるぶどう栽培を行っています。、 ぶどうはアルバーナとサンジョヴェーゼが主体で、他に土着品種のファモーゾとチェンテジミーノが植えられています。ぶどうの平均樹齢は8年から9年、一
部45年を超える古木もあります。―中略―
ファモーゾは、かつてはメルカート・サラチェーノで多く栽培されていました。古い資料には15世紀から18世紀にかけてこのぶどうが栽培されていたことを裏付ける記述も残っています。当時の人々はこの程よくアロマを持ったぶどうから独特の複雑な芳香を持ったワインを造っていました。やがて他のぶどう品種の台頭と共にファモーゾは一時ほとんど姿を消してしまいましたが、パリーデは古代の土着品種を研究している友人たちと共にこのぶどうに注目し、大学の研究室の協力を得て試験醸造を行いました。遺伝子解析の結果、ファモーゾが他のぶどうとは全く関連性をもたないとてもユニークな品種である事が判明し、また試験醸造の結果も満足できるものであったことから、彼らはこの樹の植栽を増やし、ワイン造りをスタ
ートさせたのです。パリーデはこのぶどうを一部アルベレッロ(株仕立て)で栽培しています。ファモーゾは食べても美味しいぶどうです。パリーデがファモーゾから造ったワインはその出来の良さが周辺の生産者からも注目され、現在続々とファモーゾを栽培し、ワインを造る生産者が登場しています。
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今週末5月24日(金)、25日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ
May 22, 2024 by weblogland |右から左に向かって徐々にラベルの色合いが濃くなってバランスが良い(笑)!
一番右端のクラスのリースリングが背が高くカッコいい。しかもラベルが小さいのでとても締まって見えますね。でもですね(笑)、ボトルの背が高過ぎて棚に入りません。こりゃ困った(笑)。まあ、仕方ないですね。
二番目、三番目のニエトロは良い仕事してますね(笑)。後半のコテコテの二本に繋がりバイ・プレーヤーかな?今回このニエトロは特別価格品でもありますから、馬鹿にしないよう(笑)!スペイン・ワインなのですが、味わいは南フランス風?ラングドックの中級品並みの品質です。
取り敢えず並んでほっとしました(笑)。
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さあ、明日明後日はマスキュー試飲会です。
Apr 26, 2024 by weblogland |お値段見てビックリされないように(笑)!
だって値段は昔のままなんですから(笑)。
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マスキュー試飲会のラインナップが並びました!
Apr 25, 2024 by weblogland |今月はバタバタでした。(毎月バタバタかな(笑)。)
今回は5本。真ん中のロゼがやけに目立ちます(笑)。味わいもぶっ飛ぶ完成度(笑)。
そうそう、今回はサブリミナルが二ヶ所(笑)。可愛い可愛い猫ラベルの『ピウメ』の下には同じ生産者マルティルデのボナルダとクロアチーナを何気に並べました。馬と雑猫です(笑)。そして『ピウメ』をティスティングしながら「マルヴァジアって不思議ですよね」とマルヴァジアの話になったら、棚の左下にマルヴァジアで作ったドンナルーチェとオルソーヤのオレンジ・ワインが待ち構えてます(笑)。
上手く行きますかね(笑)?
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今週末のマスキュー試飲会のラインナップ並びました
Mar 25, 2024 by weblogland |前半の3本と後半の3本、ラベルの雰囲気が違いますね。前半はあっさり軽く、後半は一気にギア・アップ(笑)。言い方を変えると後半のくどいことくどいこと(笑)。でもコレあくまでラベルを見てのことですからね(笑)。
う~ん。
1本目、2本目のスペイン・ワインはちょっとチープに見えるかな?まあ、ケチなマスキューらしくそれはそれで良し!
3本目のドイツのリースリング、ちょっと傾いてる?ちょうど棚の段差に乗り上げてます。致し方ない。1リットルの大容量もあって瓶もデカイから目立つ(笑)。
4本目のオルソーニャのオレンジ・ワインはとても美しく、いかにも中身が詰まった感じ(笑)。衝撃的な味わいに皆さんビックリするだろうな(笑)。
トリの赤2本、ラベルがいかにもイタリアン(笑)。自宅で飼っている猫と馬だそうです。猫の絵はちょっとクリムト風。あのエクスタシーのおじさんの画風に見えなくもない(笑)。馬は失礼にもこちらにお尻を向けてます(笑)。でもですね(笑)、そのまま後ろ足で蹴られるような衝撃的な味わい(笑)。まさにキック・インサイド?
並んだ瓶を見ながら、勝手な妄想に耽ってます(笑)。
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