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今月7月24、25日に予定していたマスキュー試飲会は中止いたします!

Jul 16, 2020 by weblogland |
う~ん。
今月7月24、25日に予定していたマスキュー試飲会は中止いたします!
残念!
重症化しにくいタイプのコロナウィルスらしいですが、これほど感染者が増えるとは…。絶句です。
抵抗力のある若い方は重症化しにくいらしいですがハイ・リスク・グループの高齢者は危険。頭に来ることに我々夫婦もしっかりハイ・リスク・グループ。お年寄りがコロナにかかることを懸念していましたが、『あんたもだよ!』って後ろから殴られたみたいです(笑)。まあ、相手が相手ですから怒ってもしょうがない。普段気をつけるしかないようですね。然るに中止、エア・試飲会となります。
マスキューでクラスター発生したら申し訳ない。でもですね、月末にマスキューでワインを買い求めるルーティンのお客様は確実におられますから、1~2本
開けちゃおうかな(笑)?チャチャと飲めば3密を防げる。あと換気に注意。もちろんマスク・手の消毒は必須。これくらいしか対策がありません。

ご理解よろしくお願い申し上げます!

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今月、6月のマスキュー・エア・試飲会のラインナップ

Jun 28, 2020 by weblogland |
今月、6月のマスキュー・エア・試飲会のラインナップ決まりました!

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残念ながら、今月もエア・試飲会となりました。でもですね、選んだワインは渾身でございます(笑)。もちろんコスト・パフォーマンスには自信あり(笑)!


●アップル・ツリー・フラット メルロ 2016年 ローガン・ワインズ オーストラリア 赤 セントラル・レンジG.I. 750ml
1226円税込み スクリュー・キャップ
マスキューがローガン・ワインズのワインを扱い始めたのが2009年。冷涼な彼の地で造られるピノ・ノワールとメルロの凝縮した味わいにびっくり(笑)。新たなニュー・スターの誕生を予感しました。
その後、もちろんオーストラリア・ワインの旗手として名を馳せましたね(笑)。

これは標高546mのマジー地区の赤茶色のローム質土壌(浅く鉄鉱石・石英を含む)で造ったメルロ42%と、標高870mの冷涼なオレンジ地区の深い火山性土壌(下層は玄武岩)で造ったメルロ58%を原料にしたもの。原産地呼称はセントラル・レンジG.I.となります。

天然酵母を使いステンレスタンクでアルコール発酵したのちオーク樽で18カ月(旧樽/225l、300l、500l)熟成。そしてアッサンブラージュしたのちステンレスタンクで29カ月熟成して瓶詰め。なんと4年近い長期熟成でございます(笑)。このレンジのワインでしっかり熟成したオーストラリア・ワインは初めてお目にかかります(笑)。
ベリーやプラムの果実味にタバコや香草・スパイスのニュアンス溶け込み、まるでオールド・ワールドのスローなワインのようです(笑)。熟成によるピークを迎えてますね(笑)。何処の産地?と言われると困りますが(笑)。味わいもオーストラリアとは思えません。酸をしっかり感じる正統なもの。ありがちなジャミーで甘いものではなく、完全なドライ・スタイル。でも牛ヒレ肉のバーベキューに合いそうなところはオーストラリアかな(笑)?
長い熟成により、13.5%の無理のないアルコール分はしっかりした酸と無理なく折り合っています。飲んでいてストレスがありませんから、何も考えずに飲める飲み飽きしないスタイル。
オーストラリアでもこんなワインが出来るんだ!
フレッシュ&フルーティーでジャムっぽくすぐに飲めるフレンドリーなオーストラリア・ワインの殻を破る、普通の飽きない味わい(笑)。きっと飽きないエレガントなスタイルに新境地を見いだしたのですね。ハイ・スパートなオーストラリア・スタイルはそれはそれで良いのですが、我々高齢者にはちょっと辛い(笑)。普通に飲み続けられる高品質なデイリー・ワインが嬉しいのです(笑)。まさにこれ!
ローガンさんのイノヴェーションを感じます。

これより中盤の3本は人気のあまりずっーと欠品していたフランスのエグジットとスペインのクロス・ロヘンの2本の最新入荷の登場です!

●『エグジット』2018年 レ・ヴィニュロン・ド・ビュゼ 南西フランス 赤 ビュゼA.C. 750ml 1509円税込み
まずはラベル解説(笑)。『エグジット』出口?ラベルの絵には出口が2つ。入り口は無いのかな(笑)?
ビオロジックとグリーンで書かれてます
。認証は3つとってますね。ビオロジックとエコ・セールとヴィーガン。
しかも、なんと、レ・ヴィニュロン・ド・ビュゼは協同組合!協同組合で認証を取るとは!
よく足並みが揃いましたね(笑)。しかもリーズナブルな価格!
調べると地元のワインメーカー、184人の葡萄生産者、そして95人の従業員が協同組合に集まって、栽培から販売まで一貫して手掛けています。テーマは社会的、経済的、環境的責任を果たす!志が高い

ちょっと普通じゃない協同組合ですね(笑)。

このワインは木樽熟成していないスタイル。セパージュはメルロー60%、カベルネ・フラン 25%、カベルネ・ソーヴィニヨン 15%。ステンレス・タンクで発酵してからコンクリート・タンクにて9カ月間熟成。
味わいは今風。でもですね、シュド・ウエストらしい締まった味わい。バランスが良くクリア。小粒の完熟した果実味はビビッド。輪郭がはっきりしており密度感があり、広がり余韻も長く立派(笑)。
ニュー・ワールドっぽさが気に入りませんが、ニュー・ワールドとはちょっと違う(笑)。シュド・ウエストらしい武骨さが洗練された堅牢さに変わっています
ね。しかも飲みやすい。
う~ん。
こりゃ凄い!
ワイン自体の構造がしっかりしていますから、葡萄自体の良さと醸造技術の高さを感じます。農薬やSO2の少なさが味わいに出ています。衛生管理を含めた技術の高さは世界的にみてもトップ・ランナーに違いないレベルです。
しかも協同組合で成せるとは…!
思わず絶句しました(笑)。

●『クロス・ロヘン 』2019年 ボデーガス・イ・ヴニェードス・ポンセ スペイン 赤 マンチュエラD.O.750ml 1414円税込み
かつてマスキューの定番だった『クロス・ロヘン』の再登場です!
以前2012年ヴィンテージを扱ってましたね(笑)。ピュアな濃さで人気のアイテムでしたが、他のスペイン・ワインも似たようなスタイルが増えて埋没してしまいました(笑)。
この春インポーターさんの試飲会に行った折、ご当主のポンセさんが来日出席(笑)。試した折ビックリ!スタイルが変わっています。雑味がなく旨み・果実味重視のスタイル。過度のタンニンは感じられません。変な例えですがピノ・ノワール的なのです(笑)。。そこでポンセさんに聞きました(笑)。
私「あっ、作り方変わりましたね(笑)?」
ポンセさん「はい。(にやっと)収量を落としました。1ヘクタールあたり15ヘクトリットルしか作りません。」
私「1ヘクタールで何キロ収穫するのですか?」
ポンセさん「(自信満々)4トンほどです
(笑)。」
私「うわー!4トンで1500Lですかぁ。歩留まり悪いですね(笑)。そうするとプレス果汁は使わないのですね?」
ポンセさん「(また、にやっと)はい!(力強く)使いません!』
私「そりゃ凄い!美味しい訳だ!旨みが凄い(笑)。(おそらく1本の葡萄樹から得られる果汁は1L以下ですね。)」
ポンセさん「畑自体も樹齢が高くなってきましたから、自然と収量も減ります。葡萄自体の大きさも小さくなります。」
私「今日の試飲会のベスト・コスト・パフォーマンス・ワインです!」
ポンセさん「(嬉しそうに)ありがとうございます(笑)。」しっかり握手しちゃいました(笑)。

考えるにアロマチックではない代表品種のような(笑)ボバルをこんなに飲みやすく造る発想は驚きです(笑)。逆に原理主義者からすれば『こんなのボバルじゃない!』と叱責されるかも(笑)。
造りの上での変化としては、以前は木樽のニュアンスを感じましたが、これは香り付けとしての木樽使用はしていません。調べるとフレンチ・オークの大きな樽で発酵・熟成させていました。もちろん古樽です。ありがちなアメリカン・オークのバリックの新樽は全く使いません。おそらくアリエ産のオーク材を使ってますね(笑)。ボバルをプレス果汁を使わずにフリー・ラン果汁のみで造る発想。今までのスペイン・ワインにはない発想なのです。それゆえピノ・ノワール的なスタイルになったのかと。ジャムのような甘い香りがしますからマセラシオン・カルボニック法で作っているようです。
仕上がりのアルコール分が13%に抑えていることも見逃せません。この価格帯のワインとしては異例のコスト・手間のかけようなのです(笑)。

肝心の味わいなのですが(笑)、抜栓したてはちょっと軽すぎるくらいの印象なのですが、時間が経つとしっかりした酸を感じ、全体にギュっとした密度感を感じます。香りもプラムやスモモっぽい可愛いもの(笑)。スペイン、しかもマンチュエラ
とは思えない品の良いワインなのです(笑)。

ボバルをこんな風なワインにするとは!
高度でアバンギャルドな試みはこの先どうなっていくのか?
見守りたい生産者でございます(笑)。

●『デパウラ 』2019年 ボデーガス・イ・ヴニェードス・ポンセ スペイン 赤 カスティーリャ・ラ・マンチャ 750ml 1414円税込み
マスキューの定番『クロス・ロヘン』の仲間でございます(笑)。2017年があっという間に無くなり、2018年は規格に葡萄が達しなかったためリリースせず。よーやく、よーやくの入荷となりました!


〇ピノ・グリージョ 2018年 レ・コンテッセ イタリア ヴェネトD.O.C. 白 スクリュー・キャップ 750ml 1697円税込み
イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造る白ワインです。マスキユーの定番では得意のプロセッコ、フリザンテと泡ばかりですが、今回4年ぶりの御披露目となります(笑)。以前はI.G.P.だったかな?

まず第一印象は、爽やかなんだけどしっかりしてる!

プロセッコと共通する味わい。でも品種はピノ・グリージョ グレラではありません。ハニーさもあり無理に早く収穫した印象はなし。アルコール分は12%。

う~ん。

完熟が早く、しかも完熟してからのハンギング・タイムが長いのか?はたまた秋が冷涼なため、過熟になりにくいのか?

特殊なテロワールを感じることはたしか。

グリーンがかった色はとても美しく、ピノ・グリージョにしては香りが明瞭な点秀逸。リンゴやミカン、白い花、草を感じます。十分な厚みと密度があり、弾力がある。よく弾むゴム・ボールみたいに元気です(笑)。ピンと張り緩くないのは酸がしっかりしている所以。そして控え目な甘さがグット(笑)。旨味を甘さで誤魔化したピノ・グリージョは温度が上がるとすぐにだれてしまいますが、これはバランスを崩しません。

酸と甘さ旨みのバランスの取り方は、このスタイルとしては完璧なのです。

特に日本人好みの味わいですから、デイリーに食卓で使えるのが嬉しい(笑)。もちろんこれだけでもいけます。飲むときの温度が10℃をちょっと上回るくらいがベスト。全体のバランスが整います。

●I.G.T. マルカ・トレヴィジアーナ カベルネ 2018年 レ・コンテッセ
イタリア ヴェネト 赤 スクリュー・キャップ 750ml 1697円税込み
イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造る赤ワインです。マスキユーの定番では得意のプロセッコ、フリザンテと泡ばかりですが、今回3年ぶりのスティルワインの御披露目となります(笑)。

これはカベルネ・ソーヴィニヨン50%、カベルネ・フラン50%のあまり目にしない割合。でも、飲んでみると納得(笑)。

香りの芯はカベルネ・フランのラズベリーのような香り。あとからスパイスやハーブ、やや重めのブラックベリー、ミネラル。タンニンはあくまで細やか。ソーヴィニヨンが50%入っているとは思えません。しかも液体に重さは感じられず軽やか。フラン特有の香りだけを抽出したかのよう。フランスでよくある過熟気味のジャミーなスタイルではありません(笑)。旨味もしっかりあります。ステンレスタンクのみで低温で短めに醸し、最長1年熟成したのち瓶熟成を6ヶ月してリリース。できたワインを簡単にリリースしない周到さ。フランとソーヴィニヨンの折り合いをつけるのでしょう。

う~ん。

これは初めて経験するスタイルです。

軽やかで私の好きな薄旨いスタイルですが、酸やミネラルがしっかりあり、爽やかな青草の香りが感じられます。そして強靭さが奥に潜んでいます。フランが果実味、ソーヴィニヨンが青い爽やかさを分担してるかのようです。

特殊なテロワールや歴史、飲み手の食文化がかいま見えるようなのです。

テクニカル・シートには、ホロホロ鳥の赤ワイン・ソースがけに合うとありますが(笑)、赤身の肉なら幅広く合うはずです。

昔父親が「お酒は甘・辛・ピンとじいさんがよく言っていた。」
私「それどういうこと?」
父「甘さ辛さがはっきりしていて、後味がピンとしていること。」
私「ふんふん。」
その当時はあまりよく解りませんでしたが(笑)、このコンテッセのカベルネを飲んで思わず「ピンとしてる!」と思いました
(笑)。日本酒の表現をワインに当てはめてもナン・センスかな(笑)。とは言えこのピンとした赤ワインに心惹かれます(笑)。

えー、今回はコスト・パフォーマンスに優れたもの中心(笑)。待ちに待った再入荷アイテム3本を含めた6本!
一緒にエア・試飲会しましょう(笑)!

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6月のマスキュー試飲会は中止、エア・試飲会となります。

Jun 18, 2020 by weblogland |
う~ん。
明日から移動解除しそうですね。
でもですね、感染者数は劇的に減っていません。解除後に再び自粛になりかねない。
私「今月のマスキュー試飲会どうしよう?」
家内「やりたいところだよね。」
私「お客様もかなり期待というか(笑)、『今月もやらないの?』攻撃(笑)。」
家内「クラスター対策もしっかり出来てるようだから解除の流れなのかな?」
私「でもさぁ、マスキュー試飲会でクラスター発生なんてなったら目も当てられない。」
家内「そーなんだよね。月末にマスキューに来店する習慣のお客様のために何本か開けておこうか?」
私「そーだね。試飲会だとソーシャル・デイスタンスとりにくいから、一口だけ飲んでもらうだけでもイイかな?」

そんな訳で今月6月のマスキュー試飲会は中止、エア・試飲会となります。
セラーの前にはいつも通りに新着ワインは並んでおりますから、人が店内にいないのを見計らってご入店くださいませ(笑)。

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今日は家内と作戦会議(笑)。

Jun 12, 2020 by weblogland |
私「今月の試飲会どうしようか?」
家内「東京の感染者が今日は25人。増えちゃったんだよね。」
私「感染者が全く無くなることは当分無さそうだけど、せめて終息に向かっているならね。」
家内「神奈川県くらいに東京がなっていれば、試飲会やってもよさそうだけど…。」
私「マスキューの試飲会は電車に乗ってくる方がかなりいるから、東京の状態は無視できない。」
私「15日くらいまで様子みようか?」

日本中がコロナ疲れ。とはいえ簡単に動けない。きっとこれもストレスなんですね。
我慢、我慢!

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ラインナップ・ワインが並んでいないと寂しい!

May 30, 2020 by weblogland |
う~ん。
今月5月のマスキュー試飲会はエア・試飲会なのですが、セラーの前の棚に試飲会のラインナップ・ワインが並んでいないと寂しい!
そんな訳で今一人でシコシコ並べました(笑)。楽しいなぁ(笑)。皆さんと試飲会出来るともっと楽しいんですけどね(笑)。

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眺めるとペペの4種類は揃っていてカッコいい(笑)。DOCGのシールが3種類も貼ってあるなんて、それだけで贅沢(笑)。
もうフライングでワインを売りはじめていますから、数が減っているものもチラホラ(笑)。イルピニア・アリアニコとローヌの赤は明日追加発注しなくては!

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桝久 5月のエア・試飲会のラインナップ決まりましたぁ!

May 30, 2020 by weblogland |
今月5月のマスキュー試飲会はエア・試飲会となります(笑)。

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来月こそ出来ることを祈るのみでございます。
まずはローヌのジェネリック・クラスが2本。2017年の作柄の良さ、生産者の努力が伝わって来ます!
●ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ 2017年 ドメーヌ・ペスキエ フランス ローヌ 赤 V.D.P. 750ml 1461円税込み

オランジェ市の東に広がるA.O.C.ジゴンダス。グルナッシュを主体にした濃厚で強い骨格を持つ赤ワインの産地として有名です。もっとも近隣のスター シャトー・ヌフ・デュ・パフの代用品的な役割(笑)。

ただしパワー重視のパフと比べると赤い果実味がビビッドなピノ・ノワール的なスタイルのものが古典的。特に標高の高い畑のものはいわゆるジゴンダスらしいスタイルになるようです。

ドメーヌ・ペスキエは4世代に亘ってジゴンダスでワイン造りを続ける家。ダンテル・ド・モンミライユ山の斜面標高400mから裾野にかけて育ったグルナッシュ70%、シラー25%、ムールヴェドル5%を使用して造られます。濃く凝縮していますが、過剰過ぎないバランスはエレガント。黒い果実に少し酸味のある赤い果実、グレナデン・スパイス・ハーブなど次々に現れる香りもどこか優しげ。クラシックなジゴンダスの特徴です。

近い将来ジゴンダスのスターになる予感(笑)。

以上以前の記述
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これは葡萄園のメルロー45%、シラー30%、マルセラン25%のセパージュ。マルセランはカベルネ・ソーヴィニヨンとグルナッシュの交配品種。メルローやマルセランを使うとAOCは名のれません。それゆえコート・デュ・ローヌではなくヴァン・ド・ペイとなっております(笑)。

発酵はステンレス・タンク、熟成はセメント・タンクとなっております(インポーターさん資料はわりとあっさり(笑)。)
おそらく、除梗した後低温浸漬して比較的低温で長めの醸しをしてますね。タンニンと甘味がしっかり出ています。伝統的なスタイルかな。ただ、テイスティングするとリンゴの皮や焼きリンゴのニュアンスがしていて、ワイン自体の果実味のディテイルがはっきりしていています。おそらく一部をマロラクティック・コントロールして、それをアッサンプラージュしてワインを造っているような気がします。
あと、特筆すべきは見事な凝縮感。なめし革や黒トリュフの香りがします。もちろん全体のボリュームに溶け込んでいますから立派な有り様(笑)。よく言われるビロードのようなタンニン(舌触り)とはまさにコレ(笑)。あと、2017年ヴィンテージの優位性も感じますね(笑)。
う~ん。
単純にコート・デュ・ローヌの2000円以下ではあり得ない!
基本フレンドリーなローヌ・ワインなのですが、複雑さ、大きさ、深み、すべてが秀でており、しかも出来上がりにオリジナリティーを感じる出来栄え。イノヴェーションとペスキエの尽力を感じるワインなのです(笑)。

●コート・デュ・ローヌ 2017年 シャトー・ド・セグリエス フランス ローヌ 赤 コート・デュ・ローヌA.C. 750ml
1650円税込み

ご存知リラックのトップ・ランナー シャトー・ド・セグリエスの登場です(笑)

個人的にセグリエスのワインを飲むのはとっても久しぶり(笑)。何十年ぶりかな(笑)?
第一印象はグッド(笑)!昔よりエレガントで良いですね(笑)。凝縮感も増してます。
特徴的なローズマリーの香り、ガリークのミネラル感。赤・黒いベリーやプラムの香り。ディテイルも明瞭。クリーンで十分な濃度があり、とても飲みやすい。
昔飲んだ印象はいわゆる優良なローヌ・ヴィラージュ(笑)。確実に良くなってます。そうなるとどうして良くなったか知りたくなる(笑)。

古い文献を調べてみましょう!

手元にあるロバート・パーカーJrの『ローヌ・ワイン』。2000年に万来舎が発行した改定増補版。セグリエスがパーカーに称賛されブレークした本です。ヴィンテージの記述の新しいところは1995年くらいですから1998年頃の記述かな?え~と。当時のセグリエスが所有するリラックの畑は37.1エーカーですね。そうすると37.1÷2.47=約15ヘクタール。で今は25ヘクタールですから10ヘクタールほど畑は増えてますね。当時はリラックだけで6625ケースですからヘクタールあたり441ケース×12本=5292本×0.75リットル=3969リットル およそ40hl/1ヘクタールですね。現在は25hlですからヘクタールあたりの収量はかなり減らしています。全体の生産本数を落とさずにやるわけですから大変な努力と言えます。どうやらこのあたりが品質向上の決定要因のようです。
より美味しくなった訳が解りました(笑)。

あと蛇足ですが当時パーカー曰く「赤ワインを古いセメント槽で1年熟成させていては、瓶詰めされたワインに期待されるだけの果実や強烈さが残ることは決してない。-中略-フランソワは赤ワインを槽に入れておく時間を短くする方向に向かっているようなので(良い方向に向かっている。)」と評しておりましたが、どうやらお門違いのようでした。
ワインって難しいですね(笑)。


以上以前の記述

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これはコート・デュ・ローヌA.C.のもの。セパージュは、グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー10%、ムールヴェードル10%。
コンクリート・タンクで醗酵した後25%をオーク樽(おそらく古い樽)で熟成、残りはそのままコンクリート・タンクで
6ヶ月熟成後にアッサンプラージュして落ち着いてから瓶詰めですね(笑)。
味わいは看板のリラックと区別がつきません(笑)。格落ちとは思えません(笑)。
セグリエスのワインは旨みの酸味とタンニンのバランスが拮抗しているのです。一般にローヌのワインはタンニンをしっかり抽出しますから重いタンニンが売り(笑)。酸味とタンニンのバランスが3対7くらいな感じです。ところがセグリエスのワインは旨みの酸味がタンニンに丸っきり負けていません(笑)。ワイン自体のクリアネスが身上。
誤魔化しようのない品質の葡萄を栽培・醸造する以外にこの独特なスタイルは理解できません(笑)。
安いネゴス物のローヌのワインってタンニンを過分に抽出して甘く仕上げるだけですから、根本的に旨みの酸が足りません。なかんずくバランスの良いローヌにあってもこれほどの旨みの酸はありません!  
圧倒的な大きさ、渦巻くような深み、五感を刺激する旨み、余韻の長さ。この価格帯では随一のコート・デュ・ローヌだと思います(笑)。

さてさて、後半はイタリア・カンパーニャの新星テヌータ・カヴァリエ・ペペの4連発です(笑)!
〇グレコ ・ディ ・トゥーフォ  2015年
テヌータ ・カヴァリエル ・ペペ イタリア 白 カンパーニャ DOCG 750ml  2357円税込み

ワイナリーはアヴェッリーノ県のサンタンジェロ・アレスカ村にあります。タウラージDOCGの真ん中辺りです。代々のイルピニアン(笑)。山のワインです。葡萄栽培ワイン造りネゴス販売など根っからのワイン農家。かなり古くから続く家系のようです、その家系のアンジェロ・ペペが1998年に興したワイナリーがこのテヌータ・カヴァリエ・ペペです。50ヘクタールほどの農園を所有しています。
ベルギーに飛び出しレストラン経営に成功したアンジェロ・ペペさん。イタリアに帰国後にイタリア食品をプロモートした功績で共和国カヴァリエ勲章を叙勲。一代で古びた家業を一大ワイナリーにのしあげました(笑)。今は、ベルギー生まれでフランスでワイン研鑽を積んだ女性醸造家である娘のミレーナが2005年からワイナリーに戻り、現在は当主としてエネルギッシュに邁進しています。イルピニアの在来品種に力を注ぐイルピニアンの魂の具現化を目指しているのです!

モンテフスコ、トッリオーニ、プラタ・ディ・プリンチパート・ウルトラ村にまたがる標高400~700mの丘陵畑のブドウを使用。優良な栽培者から調達しているようです。仕立てはギョイヨ式。土壌は粘土白亜質で火山灰の成分が多いようです。手摘みしたブドウを20kg入りの箱に詰め、セラーに運びこみ厳しく選別。房ごと圧搾機に入れ軽く圧搾。低温で静置して澱引き。ステンレスタンク内で15~18℃の低温発酵後、シュール・リーで二ヶ月熟成。瓶詰め後もさらに2ヶ月熟成。
この房ごと軽く圧搾にポイント(笑)。葡萄の皮を破り、梗の付いたままプレ・マセラシオンする訳です。これにより梗にある酸を抽出する訳です。なるほど!
実は何故グレーコがDOCGになったのか不思議でなりませんでした。グレーコはファットで果実味豊かなワインなのですが、どうしても酸が足りません。それゆえ熟成に向きません。このペペのグレーコは全体のボリュームが物凄い。グレーコらしい洋梨などの果実味が圧倒的な酸を伴い不滅の様相(笑)。もちろん熟成に木樽は使っていませんから、樽由来のニュアンスはなくグレーコ本来のアロマのみの直球勝負(笑)。その豪速球ぶりに思わず避けちゃいそうです(笑)。緩さはなく際立つ強さは圧倒的。合わせる料理は
肉!香辛料やスパイスをしっかり使った豚肉には相性が良さそう。山のワインらしく魚ではなく肉に合わせたい白ワインなのです(笑)。

〇フィアーノ・ディ・アベリーノ 2015年
テヌータ ・カヴァリエル ・ペペ イタリア 白 カンパーニャ DOCG 750ml  2357円税込み

タウラージ村の南西隣のラピオ村の丘陵地に広がる畑は粘土白亜質土壌、仕立てはギョイヨ式。ブドウを手摘みしセラーで厳しく選別、ステンレスタンクで8℃24時間の低温浸漬。圧搾後15~18℃をキープしながら発酵させ、ブドウのフルーティーなアロマを全てワインに移しとる。シュール・リーで2ヶ月熟成後、瓶詰めして更に2ヶ月熟成。リリースされてからの
保存・熟成の状態が良く、まだまだの伸び代たっぷり(笑)。
このフィアーノ、実に頑強(笑)。酸の強さ、全体の強さ大きさにたじろいてしまいます(笑)。グレーコと比べると果実のディテイルは明瞭ではありませんが、圧倒的な存在感はビビッドの一語(笑)!
柑橘類を想像させる巨大な酸は永遠とも言える生命力をたたえ、ワインのスタイルはハニーでアーモンドのような後味があり、いかにも暖かなイタリアの白ワイン。マストロベラルディーノのフィアーノ
は木樽熟成しておりトロピカルな黄色い完熟したフルーツを連想させますが、ペペのフィアーノは全く別物(笑)。緩さがなくシリアスでありながら巨大。
私の経験値を越えていますから(笑)、どんな食べ物に合わせるか?と聞かれると思い浮かびません(笑)。白→魚介類の方程式は成り立たず(笑)。肉!ジビエやサラミや薫製にした保存肉やハードタイプのチーズ、もしくはオリーブオイルと香辛料をたっぷり使った料理くらいしか思い浮かびません(笑)。馬脚が出ちゃいました(笑)。


●イルピニア ・アリアニコ  2012年 テヌータ ・カヴァリエル ・ペペ イタリア カンパーニャ 赤 イルピニア・ アリアニコDOC 750ml  2168円税込み

このイルピニア・アリアニコは、ルオゴサーノ、サンタンジェロ・アレスカ、タウラージ村にまたがる丘陵地に広がる50ヘクタールの畑からのもの。買い葡萄も入っているようですね。アリアニコ85%、メルロー15%のセパージュ。土壌は粘土白亜質土壌、標高350m。仕立てはコルドン・シュプール式。10月末に手摘みしたアリアニコを除梗し、発酵前に低温浸漬して果実の風味と色合いを最大限抽出。発酵後、ワインの半分をステンレスタンクで、残り半分を樽内で6ヶ月熟成、瓶詰め後更に一定期間熟成.。
コルクはDIAM5を使用。瓶詰め後7年以上経っていますね。瓶熟成がとても良い状態で行われたために、現在素晴らしい出来上がりでございます(笑)。全体の折り合いがとれており、飲みやすさは驚愕(笑)!飲み頃になったアリアニコにはなかなか当たりませんが(笑)、これは大当たり(笑)。アリアニコ独特の粉っぽいタンニンは心地よく、深い柔らかみは熟成したアリアニコこそ。アリアニコの重さが目立たないのは独特。チェリーやドライ・フルーツ等の果実は中からじっくり沸き上がります。カカオの含有量の多いチョコレートなど噛りながら飲んでみたら、口の中からチェリーが飛び出す(笑)。あまりの美味しさに思わずゴックン(笑)。
決してコテコテのワインではありませんが、旨さのあまり意思に反して飲み込んでしまう旨さは尋常ではありません(笑)。
これほど飲みやすく美味しいアリアニコは、かつてのティオメーデの忘れ形見以来でございます(笑)。

●タウラージ  オペラ・ミア 2012年 テヌータ・ カヴァリエル ・ペペ イタリア カンパーニャ 赤 タウラージDOCG 750ml 4980円税込み

タウラージ村のペサーノ丘陵(日当たりの良さで有名な畑)の南斜面に広がる自社畑は標高400m、土壌は粘土白亜質土壌。仕立てはコルドン・シュプール式。11月初旬に手摘みしたブドウをブドウ畑とセラーで厳選。なるほど、DOCGのタウラージとなると一番晩熟する区画のものを使うのですね(笑)。イルピニア・アリアニコより収穫が遅いですね。発酵前に低温浸漬して果実の風味と色合いを最大限抽出。果皮浸漬しながら発酵し、アリアニコ種のタンニンを穏やかに抽出。フレンチオーク樽(アリエ、トロンセ産)で12ヶ月熟成後、瓶詰めして更に12ヶ月熟成。

飲んで第一声はフル・ボディー!
圧巻でございます(笑)。でもですね、今飲むにはもったいない。少なくともあと3~5年くらいは待ちたい。それでも飲みたければ飲む2時間前には抜栓しておきたいですね。でも、時間の経過とともにタンニンの分量が増すように感じますからもっと待つべきかな(笑)。
このタウラージはイルピニア・アリアニコと同じ2012年ヴィンテージなのですが
、DOCGとDOCの差 ワインとしての格の差は歴然。イルピニア・アリアニコを貶めるのではなく、イルピニア・アリアニコですらピークになるのに8年はかかる。アリアニコ自体の桁外れの生命力、高貴さは疑う余地無しでございます(笑)。ネッビオーロ、サンジョヴェーゼにならぶイタリアの赤高貴品種だと実感しますが(笑)、この中で一番頑固なのもアリアニコかと(笑)。
あと、タウラージの巨匠マストロベラルディーノと比べると見ている風景が違うような気がします。ヴェスヴィオ火山を御神体と仰ぐマストロベラルディーノ、片や山深いイルピニアの山麓を御神体とするペペ。アリアニコをはじめ、グレーコやフィアーノもともに山のワインと感じるペペとは生き方が違うような気がします。

以上6本、渾身のラインナップかな(笑)?

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然るに、今月5月のマスキュー試飲会は中止!

May 22, 2020 by weblogland |
う~ん。
昨日神奈川県のコロナ感染者10名越えましたね。簡単には終息しなさそうです。
残念!
然るに、今月5月のマスキュー試飲会は中止!
残念(涙)!
でもこればかりは仕方ない。試飲会をやってコロナ感染に協力する訳にはいきません。まあ、暇なマスキューですから、取り越し苦労かな(笑)?
それゆえ今月5月のマスキュー試飲会は4月同様エア・試飲会となります(笑)。
面白いワインも新しく見つけましたから
、お楽しみにしてくださいね(笑)。近々ご紹介します!

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皆さんも無理して来ないで下さいね。

Mar 26, 2020 by weblogland |
外出自粛要請が出ましたね。
でもですね、マスキューは明日明後日試飲出来る状態にはなっております(笑)。
試飲会がビジネスの中心ですし、試飲会で1カ月単位の仕入れなどのスケジュールが決まりますので、いきなり止まれない。
まあ、暇なマスキューですから混まないのは必定(笑)。
皆さんも無理して来ないで下さいね。

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桝久 3月試飲会のラインナップ決まりました!

Mar 23, 2020 by weblogland |
3月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました。
もとい、3月27日(金)、28日(土)、マスキューはいつものように試飲できる状態となっています(笑)。
暇そうな時にお越しくださいね(笑)。

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今月はすべて赤!
前半の3本はランブルスコでございます(笑)。皆でワイワイお花見は時節柄避けないといけませんが、人があまりに集まらない穴場を探してのお花見なら許されるでしょう(笑)。さもなければ庭、さもなければ桜を買ってきて家でお花見、
う~ん。桜のDVDを借りる、YouTubeでお花見を楽しむ!何でもいいけど桜を見たい!そして知らん顔してランブルスコを飲む!いや、飲みたいな(笑)。


◎ランブルスコ セッコ カンティーナ・セッテカーニ 
イタリア エミリア・ロマーニャ 微発泡性 赤 ランブルスコ・グラスバロッサ・ディ・カステルヴェートロD.O.P. 750ml 990円税込み

甘さ加減が日本人向きでとっても飲みやすい!ガス圧は2kgほどでランブルスコとしてはやや強めかな(笑)。フランボワーズのような香りが飲み込んだ後に、ふっくら口中に漂い心地好い。暑い盛り、これをうんと冷やしてグビグビ(笑)。生ハムでもあれば完璧(笑)!

エミリア・ロマーニャ州のパルマ、レッジョ・ネッレミリア、モデナ、ボローニャの『美食街道』にランブルスコはDOP(C)として4つあります。

このワインはモデナの町の南側でグラスバロッサ種100%で造ったもの。ランブルスコ・グラスバロッサ・ディ・カステルヴェートロD.O.P.。ランブルスコはD.O.C.として認定されたのは1970年とわりに古く、アメリカで大成功(笑)。ただ、甘さのはっきりしたものが多く、日本人だとパワー負け(笑)。とはいえ最近の辛口セッコ表示のものには食事に合わせやすい日本人好みのものが出てきました(笑)。

セッコ(辛口)ですが、残糖分は1L中17~32gと規定されています。これは20gくらいかな?甘くは感じますが、冷やして飲むとちょうど良いレベル。日本酒よりは甘くない感じかな。また、ノン・ヴィンテージですが、品質には関係なし(笑)。あとイタリアのワインガイド『ガンベロ・ロッソ』誌が発行するリーゾナブルで美味しいワインを特集した『ベレベーネ・ガイド2017』誌の中で、12ユーロ以下の部でオスカー賞受賞。さもありなん
(笑)。

◎ランブルスコ コンチェルト レジアーノ2018年
メディチ エルメーテ社 イタリア エミリア ロマーニャ 赤 微発泡 750ml 1885円税込み
ご存じイタリアを代表する赤ワインです。生ハムの定番ワインです。
ランブルスコ自体は数が多くその味わいも多彩です。特に甘いランブルスコのイメージを持つ方が多いと思います。アメリカで昔ランブルスコが流行った時はかなり甘いものが多かったと思います。

そんな中でこのランブルスコは甘さ加減がほのかでちょうどいいくらいです。甘過ぎず、かと言って柔らかさがあり、食事にも幅広くあいます。肉料理の隠し味に蜂蜜などを使えば抜群の相性請け合いなしです。

また、このワインのすぐれたところは翌日ガスが全く抜けた状態でも美味しい赤ワインとして楽しめることです。ワイン自体がとてもしっかりとしています。冷やしてもよし常温でもよし。ランブルスコのベストチョイスだと思います。


◎ランブルスコ サラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラ イタリア エミリア・ロマーニャ 微発泡 赤 サラミーノ・ディ・サンタクローチェD.O.C. 750ml 1678円税込み

今まで飲んだなか一番バランスのとれた辛口ランブルスコです!
う~ん。ドライ!
テイスティングして残分は8~9g/L?、9g/Lは切るはず?
正解は8g/Lでした(笑)。一般に9g/Lに甘さの壁があるんですよね(笑)。通常辛口(セッコ)表示のランブルスコは15g/L以下と飲んでもやや甘く作られています。これは今まで飲んだ中で一番のドライ・スタイルです。見事壁突破したドライな出来映えは普通のランブルスコとは違った世界を見せてくれます。
そしてバランスの取り方がユニーク。酸とタンニンと甘さのバランスが正三角形なのです。う~ん。すべての要素が中庸
と言うのがより当てはまるかな(笑)。
甘すぎず、渋すぎず、酸っぱすぎず、豊潤さが特徴だったり、香りがとても出ていたり、わりと特徴的なワインが多いのですがこれほど癖のないスタイルは珍しい(笑)。ワイン自体の濃度感と泡とのバランスも良く、若干清涼な喉ごしを意識できる微妙な出来映え。ある意味完璧な中庸なのです(笑)。


私はランブルスコというと常に生ハム、生ハムの連呼(笑)。このランブルスコは何を食べながらでも行けちゃいますね(笑)。また品の良い肉、塩コショウだけで味付けした牛ロースやヒレ肉 肉自体の旨みを味わいながらでも飲んでみたくなります(笑)。
あと、ランブルスコのサブ・ゾーンのD.O.C.『サラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ』はエミリア・ロマーニャ州の中心部で核心ともいえるモデナ県に1970年認定のD.O.C.です。もともと地元消費の辛口ランブルスコを生産していました。
『サンタ・クローチェ』なんてネーミングが良いですよね(笑)。ちょっとグッときませんか(笑)?


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インポーターさん資料より

カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラは1903年に創設されました。創設以来100年以上というたいへん長い歴史に支えられたイタリア・モデナ県にある生産者協同組合です。カルピ協同組合とソルバーラ協同組合とが合併し、組合員は約1,600名、所有する畑の面積は2,300haと、かなり大規模な生産者協同組合となっています。
ソルバーラやサラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ、グラスパロッサなどのDOCの畑があり、ワインにも畑の特徴が表現されていますが、おもにランブルスコを多く生産しています。さらに近年は、グレケット・ジョンティーレ(=ピニョレット)で造るコッリ・ボロニェージ・クラッシコ・ピニョレットDOCGの存在も注目されています。
創業以来の長い間、そのこだわりは品質に焦点を当てられているため、畑の面積と比較して瓶詰されているワインの生産量は決して多くありません。丹念に吟味して厳選された葡萄を使用し、年による差がつかないよう常に上質なワインを生産するべく注力しています。ガンベロロッソ誌でも称賛され、近年は必ず名が挙げられる生産者です。




後半の3本はスパルタンな赤!
まずは大特売品のパストゥーグランです。
●ブルゴーニュ パストゥーグラン 赤 2014年 ドメーヌ・ジャイエ・ジル フランス ブルゴーニュ 750ml 1780円税込み

テロワール絶対主義者を唸らせた反骨の
人ロベール・ジャイエ。ジャイエの名前からわかるとおり、初代ロベール・ジャイエはブルゴーニュの神様、アンリ・ジャイエと従兄弟同士の間柄。
もともとヴォーヌ・ロマネの出身で、1949年、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティにアンドレ・ノブレの見習いとして入門。叩き上げですね(笑)。1955年にマニー・レ・ヴィレール村のジル家の娘と結婚し、オート・コートの畑を継承しました。それでドメーヌ名は『ジャイエ・ジル』となりました。さらにジャイエ家からエシェゾーとニュイ・サン・ジョルジュ1級ダモードなどが加わりました。
そして、ドメーヌを継いだロベールの息子がジル。母方の姓と綴りも同じでジル・ジャイエ。そのためドメーヌ名は正式には『ジル・ジャイエ・ジル』。所有畑の面積は11ha弱となっています
順調にドメーヌ運営を進めていたジル氏でしたが病魔におかされドメーヌの存続に決断を迫られました。2017年までジャイエ・ジルの名で運営されていましたが、アンドレ・ホフマン氏に売却されることになりました。ワイン愛好家でもあるホフマン氏はスイスの製薬会社ホフマン=ラ=ロッシェの共同代表。なんとヨーロッパ第15位の大富豪とか。
大腸癌との闘病の末、2018年1月にジル氏は逝去。現在は、アンドレ・ホフマン氏がオーナーとなり、アンドレとジルが選んだ若きワインメーカーのアレクサンドル・ヴェルネとともに「ジャイエ・ジル」の歴史を繋いでいます。今のドメーヌ正式名は『ホフマン・ジャイエ』となっています。

ジャイエが名を馳せたのはオート・コートのワイン。個人的に白ならオート・コート・ド・ボーヌ、赤ならオート・コート・ド・ニュイを選びます。丸っきりの私の好みですが(笑)。

ところで一般にパストゥーグランはピノ・ノワール1/3、ガメイ2/3のセパージュの割合と言われていますが、正確にはピノ・ノワールが1/3以上、ガメイが2/3以下の割合で混醸したもの。ピノ・ノワールとガメイは同じ区画で栽培されたものに限られます。
実は私パストゥーグランはアリゴテ同様に、農家の自家消費用ワインのイメージがありまして、ほとんどノー・マーク(笑)
。実際向こうのドメーヌを訪ねてもパストゥーグランやアリゴテの畑なんか案内しません(笑)。
ところが今やアリゴテもパストゥーグランもブルゴーニュワインとして脚光を浴びています。有名どころのパストゥーグランなんか1万円の値段がついてることも
あります。そんなこんなでちょっと再勉強しちゃいました(笑)。
同じ区画にピノ・ノワールとガメイを植えるって常識的には不思議(笑)。たしかにピノ・ノワールはガメイから枝分かれした品種ではありますが、収穫時期が違います。とはいえブルゴーニュではそうしてきた訳ですから、収穫時期が重なる。一般にいわゆる混植をすると収穫期が同じようになると言われています。オーストリアのゲミシュター・サッツやドメーヌ・ルージュ・ブルーの白なんかそうですね。とはいえアベラシオンの規定では『葡萄果汁を混ぜて発酵させる。』と玉虫色(笑)。なかには収穫期がずれることがあるので、どうやら収穫の早いガメイを果汁としてストックしておくこともあるようですね(笑)。
あと、基本的にピノ・ノワールとガメイでは熟成のスピードが違いますから、混ぜることはミス・マッチです(笑)。でも早く飲めるブルゴーニュワインとしては有りなのでしょうね。長く熟成させるようなワインではありませんが(笑)、少なくともそのドメーヌで造るピノ・ノワールよりは早くしかも安く飲める訳ですからね(笑)。もちろん良いドメーヌは手を抜かずに栽培しますから、パストゥーグランは馬鹿に出来ない味わいのワインとなります(笑)。ワイン自体の生命力はボジョレーを凌ぐはず。

ところでジャイエ・ジルのパストゥーグランは全く木樽熟成しないスタイル。セパージュの割合は明らかにされていませんが、おそらくピノ・ノワール50%、ガメイ50%で植樹されていると思います。たしかにアンリ・ジャイエもそんな割合だったかな(笑)。
ところでこの2014年のパストゥーグランは作柄のせいでピノ・ノワール60%、ガメイ40%とイレギュラー。初夏の雹の影響かもしれません。生産量も少なく1,200本ほどしか出来ませんでした。
畑の面積は0.5ヘクタールほどですから、
異常に少ない。きっと例年の半分以下だと思います。
あと面白いのはこのヴィンテージに限り木樽熟成をしています(笑)。カタログには新樽100%と書いてありますが、ほとんど樽香が解らないレベル。バリック4樽のうち一樽だけ新樽を使って1年ほど熟成させてからタンクで半年ほどアッサンブラージュ熟成させて瓶詰めしたのでは?ピノ・ノワールが多い分パワフルのようです。
しっかりしたミディアムのボディーは張りがあり緻密な酸とタンニン。果実味はアロマチックで華やか。醸造時のマセラシオン・カルボニックの影響を感じます。どちらかと言うとガメイらしい香り満々(笑)。酸っぱいくらいたっぷりの酸は翌日になるとバランスがとれて美味しい(笑)。ちゃんと造ると生命力がありますね。少なくともクリュ・ボジョレーの上物。でも力はパストゥーグランの方があるかな(笑)。ワイン・ビネガーを使った料理、マヨネーズなんかとは相性抜群ですね(笑)。ピクニックのサンドイッチのお供にされるのも解ります(笑)。ラタトゥイユにも良く合うはず。個人的には6対4くらいの酢醤油(お酢多め)で餃子食べながらこのパストゥーグランを飲んだら至福の時間を過ごせそう(笑)。
しっかりはしていても肩肘張らないマリアージュが楽しめそうです(笑)。パストゥーグランってこうじゃなきゃ!
10年を越える熟成をさせて、眉間にシワを寄せながら飲むものではありません(笑)。
お値段もこんなところでイイのでは?
でも、緊急大特価ですからお見のがしなく!

よーやく飲み頃になったか?
私の大好きなクリュ・ボジョレーです!
●モルゴン 2013年 ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール
フランス 赤 ボジョレー モルゴンA.C. 750ml 3545円税込み

クリュ・ボジョレー ムーラン・ナヴァンの西のヴォーセルノーに本拠を置くドメーヌ・ド・コート・ド・モリエール。ブルーノ・ぺルノーさんと奥さんのイザベル夫妻が古き良き時代のワイン造りを再現実践。植樹は1m 間隔、余計な化学薬剤は一切使用せず栽培した葡萄は、SO 2 も使用しないで醸造されます。やれば出来るとは思いますが、ここまでやる人はほとんどいないですね(笑)。第一採算が合うのか(笑)?得られる果汁は1本の葡萄樹からハーフ・ボトル1本を遥かに下回ります。

味わいはマルセル・ラピエールのスタイルをもっと強く深くしたような感じかな(笑)。

ところで日本ではボジョレーのモリエールと言えばドメーヌ・ド・オート・モリエールが有名。漫画『神の雫』で取り上げられた影響です(笑)。これはドメーヌ・ド・コート・ド・モリエール。デンマークの著名レストラン『ノーマ』でオン・リストされていることで有名(笑)。

これは樹齢60年の古樹で栽培した葡萄を開放式のタンクで房ごと発酵させたもの。いわゆるセミ・マセラシオン・カルボニック。古典的な発酵方法。12日間の醸しのあとゆっくり優しくエア・プレスした後シュール・リーの状態で6ヶ月ピエス樽(多分古樽)で熟成、澱引き濾過をせずに瓶詰め。すべての工程でSO 2 は無添加。

味わいは「こんなに美味しいボジョレーを飲んだのは何時以来(笑)!」美しく落ち着いた紫色。チェリーやイチゴの風味がぎっしり、ぎゅっと詰まった甘くないジャムのよう。深く、大きく、広い様はいう言葉がない(笑)。時間の経過とともに重い腐葉土やキノコ、リキュールっぽさが出てきます。同時に果実味は力強さ、緻密さを増し、しなやかで弾力のあるものに変化。『噛みごたえのあるワイン』です(笑)。ジビエとの相性は抜群なはず。

ワインとしての生命力を感じる逸品なのです。



そしてトリを飾るのがコレ。
手強い曲者(笑)。これを旨いと感じる人、とてもじゃないが飲んでいられない!意見は別れるかと(笑)。でもワインとしては凄いのです(笑)。
●パラモス・デ・ニカシア ティント 2016年 マキナ・イ・タブラ スペイン カスティーリャ・イ・レオン ヴィノ・デ・メッサ 赤 750ml  2357円税込み

『パラモス・デ・ニカシア』は『ニカシアおばあさんの荒れ地』と言う意味のワイン名。生産者『マキナ・イ・タブラ』は『機械とテーブル』と言う意味。アバンギャルドなネーミング(笑)。意図がよく解らん(笑)。
正直インポーターさんの資料を見ても、マキナ・イ・タブラのホームページを見てもよく解りません(笑)。
このワインはルエダやトロの葡萄を使って作られているようです。それゆえヴィノ・デ・メッサ。樹齢の古い条件の良い葡萄畑を選んでいるとか。それでいてコンセプトが『生き方』って言うのもよく解りませんが(笑)。
でも飲んでびっくり!
濃密な丸っきりのビオ・ワイン。
いわゆるドリアンのようなビオ臭は強め
(笑)。ですからこの時点でダメな方もおられるかと(笑)。私は大丈夫(笑)。あの臭みが濃いクレーム・ド・ブリュレに感じられます(笑)。後味の長い余韻に伴うような枝豆の香りも立派(笑)。
とことん尽力して造られたビオ・ワインとしか思えない圧巻の出来映え。すべてが立派で複雑。プリオラートのような、重量感があり折り重なるようなタンニンは壮麗。普通じゃない素晴らしいもの。高貴な香木や植物の香りはテンブラリーニョの完熟したやや暗いベリーやプラムや薔薇のニュアンスと相まってカオス状態。ブラック・ホールに近い(笑)。すぐに全体は解りませんから時間をかけて飲むべきグレート・ワインでございます。きっと熟成能力もかなり高いですね(笑)。
解りやすく言うならば、有り様はフランス・ローヌのドメーヌ・ルージュ・ブルーの『ルナティック』をさらにパワーアップして癖を強くしたかのよう(笑)。
何故違う産地のワインでこんなに土臭いビオらしいワインが作れるのか?そもそもビオで産地の違う葡萄をブレンドして良いの(笑)?普通原理主義的なビオの生産者はしないでしょ(笑)。おそらくシスティマティックにワインを造っているはずなのに、こんなプリミティブな味わいは不思議。
あんた『生き方』違うんじゃないの(笑)!
あと、飲んだ印象ではバリックで全房発酵したものを樽熟成させたとしか思えない強くて深い味わいと生命力。でもカタログではステンレス・タンク発酵後に大きさの違うオーク樽にて熟成とあります。ヴィノ・デ・メッサの規格とも相容れないし。う~ん。解らん(笑)。

凄いワインなのですが、私の常識を越えています(笑)。でも私は大好きなのです(笑)。



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インポーターさん資料より

マキナ・イ・タブラはオリオルとスサナの若いカップルが2013年にカスティーリャ・イ・レオンで立ち上げた小さなプロジェクトです。オーナーの一人、オリオル・イジャ氏はもともと銀行の出身です。しかしすぐに金融の世界に嫌気がさし家族でレストランを開業。そこでワインに興味を持ち始め、伝説のプリオラート、クロ・モガドールを試飲中にルネ・バルビエのもとに飛び込み直談判。ルネを説き伏せプリオラートに移住して修行を始めます。その後、コンサルタントや醸造家として活躍し、消えゆく地ブドウ、スモルを使った自然派ワインのはしりともいえるワイナリーを設立するなどひたすら走り続けた10年余り。ついに自らの理想にかなった畑をもとにマキナ・イ・タブラが誕生します。個性をそなえた古い畑を自ら足で探し
歩いたため畑は各地に点在しています。畑ではビオディナミ農法を実践。醸造設備は借りて自分たちの思い描くワイン造りをしています。ワイナリーのコンセプトは「生き方」。土地に敬意を払い小さな家族経営のワイナリーで起こる全ての出来事を愛でています。

セパージュはティンタ・デル・パイス60%、ガルナッチャ35%、マルヴァージア・カステリャナ5%。
ステンレス・タンク、オーク樽にてマロ・ラクティック醗酵後、オーク樽熟成18カ月(フレンチオーク、225L、500L、600L、2500L新樽は使用せず)。


以上6本、すべて赤でございます。しかも後半の3本はかなり手強い(笑)。
3月27日(金)は17~20時30分
3月28日(土)は11~20時30分
試飲できる状態でお待ちしております。
ひっそりやっておりますので、こっそりお越しくださいね(笑)。

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明日(28日)、明後日(29日)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

Feb 27, 2020 by weblogland |
明日(28日)、明後日(29日)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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少ないながらも人が集まるイベントなので自粛も考えましたが、
「マスキューさん!試飲会やるの?」
私「悩ましいところです。」
「まあ、時節柄…。でもさぁ、ちょっと過剰反応気味だよね。ちょっと気をつければ良い程度だと思うんだけどね。風邪気味の人は来なければイイだけだよ。」
私「私もそう思うんですが…。」
「僕なんかここ10年風邪引いてないよ(笑)
。もちろん手洗い、うがいは欠かさないけどね。人が集まりゃコロナになるみたいな風潮はおかしいよ(笑)。」
家内「加湿器出しました(笑)。」
「おー!マスキューさんイイねぇ(笑)。」
私「あと手の除菌剤かな?」
「そうそう。僕、当日仕事で来れないから、試飲会セットとっておいてくださいね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)!」

皆さん!
無理にお越し下さらないでくださいね(笑)
。欲しいワインがありましたらお申し付けください。とっておきますから。

とりあえず、明日、明後日ひっそり試飲会行います。

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試飲会のラインナップ決まりました!

Feb 23, 2020 by weblogland |
今月2月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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コロナウィルスを鑑みて中止とも考えましたが、
「そんなに客集まらないから大丈夫だよ!」
「人の集まらない時間を選ぶから中止しないで!」
のお声をいただき、複雑な気持ちながらひっそり行いますので、ひっそりこそこそお出でくださいませ!
カウンターに消毒用アルコールを置いておきますので、まずは手の消毒からスタートとなります。よろしくお願いいたします!


ちょっと前のマスキュー試飲会でお出しして好評いただいた定番アイテムなのですが、実はインポーターさんが輸入業務を止めることとなりました。大事に売ってきたワインだけに残念!そんなこんなで在庫限りの特売でございます!
〇バロン・デュ・モンテガード 白 2018年 シャトー・コンダミン・ベルトラン
販売価格(税込): 850 円
フランス I.G.P.ドック 750ml スクリューキャップ

コート・ド・ラングドックの名門ドメーヌ・コンダミン・ベルトランは革命期までさかのぼる古い歴史をもちます。

1949年にクレーレット・デュ・ラングドックのA.O.C.授与式を、このシャトーで行なったという格式の高さ。

でも今のベルトランはA.O.C.の枠にとらわれない独自のスタイルのワインを作り出します(笑)。

そのレベルの高さは、フランス国内の星付レストランでは引っ張りだこの人気です。

このワイン ソーヴィニヨン・ブラン種が60%、ユニ・ブラン種が40%。味わいは、円やかで厚みがあり、味わいとしての果実味が勝るスタイル。溶け込みが良く品種の特徴が出しゃばらない品の良さ。どうやら混醸してるようですね(笑)。

インポーターさんに聞くとコンダミン・ベルトランのラインナップとして一番デイリーなランクということでした。

南フランスらしい濃厚さが、こんなにも品良くまとまっている姿はエクセレント!味わいに広がりもあり、変にワインをいじったところがない点も好感が持てます。果実味を裏支えする酸はしっかりしており、簡単に崩れません。補糖や補酸しない自然さがグッドです。更に液温が上がるとトロミが増します。グレート・ヴィンテージではなくともこのレベルまで造り上げる力量は流石!

それとラングドックの約束の地『ペズナ』の優位性を認めざるを得ません。

最後にこのワインの最大のセールスポイントは(笑)、『それにしては安い(笑)。』

こうでなくっちゃ!のワインなのです(笑)。



〇ブルゴーニュ アリゴテ 2015年 ドメーヌ・ジャイエ・ジル
販売価格(税込): 1,980 円
フランス ブルゴーニュ 白 750ml

う~ん。
高級なブルゴーニュのワインでもっともお買い得と言えばアリゴテ(笑)。ケチなマスキューの大好物(笑)。とはいえジャイエ・ジルのアリゴテが2,000円以下で売れるとは!

前回の2014年は特別良い作柄ではありませんが、ジャイエ・ジルらしい濃密な出来映え。大人気ですぐに完売。今回は2015年。2014年よりちょっとイイかな(笑)。あまり数がありませんから、ファンの方はお早めに!

尚、間違ってもキールにしないよう!
バチが当たります(笑)。
以上でございます(笑)。


●『クロス・ロヘン 』2018年 ボデーガス・イ・ヴニェードス・ポンセ スペイン 赤 マンチュエラD.O.750ml 1414円税込み

かつてマスキューの定番だった『クロス・ロヘン』の再登場です!
以前2012年ヴィンテージを扱ってましたね(笑)。ピュアな濃さで人気のアイテムでしたが、他のスペイン・ワインも似たようなスタイルが増えて埋没してしまいました(笑)。
この春インポーターさんの試飲会に行った折、ご当主のポンセさんが来日出席(笑)。試した折ビックリ!スタイルが変わっています。雑味がなく旨み・果実味重視のスタイル。過度のタンニンは感じられません。変な例えですがピノ・ノワール的なのです(笑)。。そこでポンセさんに聞きました(笑)。
私「あっ、作り方変わりましたね(笑)?」
ポンセさん「はい。(にやっと)収量を落としました。1ヘクタールあたり15ヘクトリットルしか作りません。」
私「1ヘクタールで何キロ収穫するのですか?」
ポンセさん「(自信満々)4トンほどです
(笑)。」
私「うわー!4トンで1500Lですかぁ。歩留まり悪いですね(笑)。そうするとプレス果汁は使わないのですね?」
ポンセさん「(また、にやっと)はい!(力強く)使いません!』
私「そりゃ凄い!美味しい訳だ!旨みが凄い(笑)。(おそらく1本の葡萄樹から得られる果汁は1L以下ですね。)」
ポンセさん「畑自体も樹齢が高くなってきましたから、自然と収量も減ります。葡萄自体の大きさも小さくなります。」
私「今日の試飲会のベスト・コスト・パフォーマンス・ワインです!」
ポンセさん「(嬉しそうに)ありがとうございます(笑)。」しっかり握手しちゃいました(笑)。

考えるにアロマチックではない代表品種のような(笑)ボバルをこんなに飲みやすく造る発想は驚きです(笑)。逆に原理主義者からすれば『こんなのボバルじゃない!』と叱責されるかも(笑)。
造りの上での変化としては、以前は木樽のニュアンスを感じましたが、これは香り付けとしての木樽使用はしていません。調べるとフレンチ・オークの大きな樽で発酵・熟成させていました。もちろん古樽です。ありがちなアメリカン・オークのバリックの新樽は全く使いません。おそらくアリエ産のオーク材を使ってますね(笑)。ボバルをプレス果汁を使わずにフリー・ラン果汁のみで造る発想。今までのスペイン・ワインにはない発想なのです。それゆえピノ・ノワール的なスタイルになったのかと。ジャムのような甘い香りがしますからマセラシオン・カルボニック法で作っているようです。
仕上がりのアルコール分が13%に抑えていることも見逃せません。この価格帯のワインとしては異例のコスト・手間のかけようなのです(笑)。

肝心の味わいなのですが(笑)、抜栓したてはちょっと軽すぎるくらいの印象なのですが、時間が経つとしっかりした酸を感じ、全体にギュっとした密度感を感じます。香りもプラムやスモモっぽい可愛いもの(笑)。スペイン、しかもマンチュエラ
とは思えない品の良いワインなのです(笑)。

ボバルをこんな風なワインにするとは!
高度でアバンギャルドな試みはこの先どうなっていくのか?
見守りたい生産者でございます(笑)。


このワインと次のシャトー・ブリソン2016年は兄弟シャトーです。ということはインポーターさんも同じ。でもインポーターさんが輸入を止める。よって現品限りの特売セールとなります。残念(涙)。
●シャトー・ル・ペラ 2014年 カスティヨン コート・ド・ボルドーA.C.
販売価格(税込): 1,180 円
フランス ボルドー 赤 750ml

今までのコート・ド・カスティヨンA.C.が2009年からコート・ド・ボルドーA.C.となりました。カスティヨン産葡萄100%のワインは頭に村名カスティヨンを名乗れます。

このシャトー、1878年創業のヴァラッド家の所有。同家はカスティヨンにシャトー・ブリソンも所有しています。いわば老舗のカスティヨン専業生産者です。

現在、30年の経験を積んだポールとロレッタ夫妻と息子のセドリックの3人が中心となり、エコ・セールの認証取得後ビオ・デナミに取り組んでいるようです。

セパージュはメルロ85%、カベルネ・フラン15%。ビオ系の生産者らしく高めの仕立てのダブル・グイヨ。1本の葡萄樹に8房ほどしか実を成らせない低収量です。

除梗後、低温でプレ・マセラシオンを5日間した後、温度を管理しながらアルコール醗酵します。雑味を出さないように、優しくプレス。半分は古いバリック、半分はタンクで熟成します。

味わいは、タンニンの柔らかさと解り易さにビックリ(笑)。ボリューム感があり、しかも雑味がありません。この点ローヌに近いかも(笑)。

エコ・セールの認証は、たしか1991年からでしたっけ。除草剤を使わないために、ボルドーでは仕立てが高くなります。下草の影響を受けないようにするためです。しかし、仕立てが高い分、葡萄果が凝縮しにくい欠点があります。当時エコ・セールのワインを飲んでも、薄い印象と割高感がありました。

うーん。

ボルドーのビオ系ワインもとうとうこの域まできたか!の感です(笑)。

20年以上の歳月が要された訳です。



●シャトー・ブリソン 2016年 カスティヨン コート・ド・ボルドーA.C.
販売価格(税込): 1,980 円
フランス ボルドー 赤 750ml

今までのコート・ド・カスティヨンA.C.が2009年からコート・ド・ボルドーA.C.となりました。カスティヨン産葡萄100%のワインは頭に村名カスティヨンを名乗れます。

このシャトー、1878年創業のヴァラッド家の所有。同家はカスティヨンにシャトー・ル・ペラも所有しています。いわば老舗のカスティヨン専業生産者です。

現在、30年の経験を積んだポールとロレッタ夫妻と息子のセドリックの3人が中心となり、エコ・セールの認証取得後ビオ・デナミに取り組んでいるようです。

味わいは兄弟シャトーのル・ペラとは真逆のクラシックスタイル。カスティヨンらしい重厚なタンニン。もちろん重いだけではなく、クリアネスと広がりのある優れたワインです。

うーん。唸る出来栄えです。

造りはル・ペラより低収量で1本の葡萄樹に6房ほどしか残しませんが、それ以外は同じ。1/3をオーク樽でマセラシオンし、熟成に新樽を30%使うところはル・ペラよりコストがかかっています。

でも、それ以上に味が違う(笑)。

一言で言うとタンニンが複層的。おそらく完全には除梗していないはず!でも、除梗しているようなクリアネスもある。

うーん。

いずれにせよ技術の高さがあります。これほど完成度の高いカスティヨンのワインは初めてです。


今回のとりはコレ!
ブルネッロの血統をしっかり受け継ぐ優良なもの(笑)!
●ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2016年 ラ・コロンビーナ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C. 750ml 2671円税別

ラ・コロンビーナは1997年創業のワイナリー。もともと家族所有のカンティーナを相続を経て維持継承したようです。約5ヘクタールの地所はモンタルチーノ地区のほぼ最南端のカステルヌオヴォ・デッラバーテの標高の違う4箇所を所有しています
。実際に葡萄を植えているのは3ヘクタールほどのとてもプリミィティブな農園です。一族のプライドと歴史を守り、あと趣味のためにやっているようですね(笑)。
看板のブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルバを造るために惜しみ無い手間暇をかけたワイン造りをしているようです。今や世界的に有名なブルネッロ・ディ・モンタルチーノにおいてまだこんな小規模な生産者がいるとは!
これはいわばブルネッロ・ディ・モンタルチーノの格落ちロッソ・ディ・モンタルチーノなのですが、最上級品を造るために出来たワインなのです。それゆえブルネッロと共通する妖しい魅力を感じる
らしい味わいなのです(笑)。タンニンは滑らかで、森の湿ったような印象。小粒の赤い果実はチャーミング。しっかりしたバランスは彼の地のサンジョヴェーゼ・グロッソ100%による純粋さだけが成せるもの。血統を感じる素晴らしい出来映えなのです(笑)
。正銘のブルネッロは飲み頃になるまで時間がかかる、しかもとても高価。それならばコスト・パフォーマンスに優れたこれで充分に満足出来る私は幸せ者なのです(笑)。

以上6本!
今回は輸入事業を撤退するインポーターさんのワインが3本含まれます。良いワインなのでマスキューの定番アイテムだっただけに残念!ご好意によりお安く出して下さいました。皆さんが美味しく楽しめれば光栄とのこと。Oさん、ご厚意ありがとうございます!

2月28日(金)は17~20時30分、29日(土)は11~20時30分までとりおこなっております。時節がら夕方を避けてくださいますとマン・ツー・マンの対応となります(笑)。

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試飲会のラインナップ並びました!

Jan 24, 2020 by weblogland |
今週末24、25日のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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う~ん。

こうして眺めると後半の3本は凸凹ですね(笑)。背の高いピエロパンのラ・ロッカが異常に目立つ(笑)。6本しか並んでいませんが、明日追加分が届きますから一応オッケーかな(笑)。
私「今月は最初の2本は売れるだろうね(笑)」
家内「そりゃそうだよ。安いし美味しいし(笑)。足りなくなるかもね。」
私「白のシャルドネはまだインポーターさんに在庫が少しあるみたいだけど、スペインの赤はここにあるだけ。」
家内「まあ、それはそれで仕方ない!」
私「クオリティー高いし、しかもこの値段だからね(笑)。」
家内「それより、最後のサグランティーノ。これもこれで最後だからね。」
私「とても良い状態のグレート・ワインを
飲むんだから楽しみだよね(笑)。なかなかない経験だよ。」
家内「我々二人だけで飲むにはもったいない(笑)。皆さんに味わっていただきたい!」
私「このサグランティーノは思い出深いよね。年に一度は必ず定点観測してるもんね(笑)。」
家内・私「我慢の限界(笑)!」

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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Jan 22, 2020 by weblogland |
今月1月24、25日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
24日(金)は17~20時30分
25日(土)は11~20時30分
いつも通りのスケジュールでございます。

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新年そうそう大特価品からスタートです
(笑)!
〇シャルドネ 2015年 ドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌ 南フランス 白 I.G.P.ペイ・ドック 750ml 974円税込み




まずはインポーターさん資料より

現当主であるシャルル・グルザール氏は1924年より現在も続くブルゴーニュ地方のマコン・ラ・ロッシュ・ヴィヌーズ村のシャトー・ド・ラ・グルフィエールを所有するグルザール家に生まれ育ちました。長男ではなかったシャルル氏は、自分自身のワインを造る夢をあきらめきれず、独立を決意。1980年に家族とラングドックに移住しました。
1987年にナルボンヌの北西約18kmにあるサレル・ドード村で老樹のカリニャンの畑を手にいれ、2001年には世界遺産で有名なミディ運河(Canal du Midi)から300mの距離にあるミルパイセ村のドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌを購入し、最初の醸造を始めました。この畑の主体となる土壌はシャトーヌフ・デュ・パプでよく見られる角のとれた丸い石がゴロゴロと存在する、ガレ・ルーレ土壌(galets roulés)です。ワイン造りのコンセプトは品種の個性を尊重しながら、ガレ・ルーレ特有の強い鉱物質なニュアンスの持つテロワールを表現することです。現在ではシャルドネ、シラーを主体に65haを所有し、認証は取得しておりませんがVITEALYSによるサステイナブル農法を実践しております。現在はシャルル氏と息子のオーレリアン氏が中心となり家族4人でワイン造りに取り組んでいます。


これはシャトー・ヌフデュパプでよく見られる角のとれた丸い石がゴロゴロと存在する、ガレ・ルーレ土壌(galets roulés)で収穫した葡萄で造られるシャルドネ。元々マコンでワインを造っていたグルザール家のシンボルとなるワインです。シャルドネ畑は樹齢20年、標高30mでコルドン仕立て、面積は13.1ha葡萄の鮮度を保つために夜間に収穫を行い、10℃で一日静置した後にセメントタンクを用いて15~18℃で発酵を行った後、ステンレスタンクで約5ヶ月間熟成させ毎年2月に瓶詰します。 生産者はボーフォール、コンテ、グリュ。




以前終売セールで大人気だったのが、このドメーヌの『コロンバール』です。南フランスとは思えない緻密さ強靭さが心に残ったワインです(笑)。
これは誰が飲んでもシャルドネ(笑)。まず特徴的なのはバターのようなクリーミーさ。発酵・熟成に木樽は使っていませんから、葡萄由来のニュアンスです。ラングドックでこんなシャルドネが造られることにビックリするはず。セオリーと相容れませんからね(笑)。酸やミネラルも感じられますから、ラングドック産とは思えません。『コロンバール』と比べるとアルコール分は1度高い13.5%。品種によって最適な糖度を見極めているのですね。
ハニーな立ち上る白や黄色の花の香りは控えめでトロピカルではありません。シャルドネらしい洋梨や桃、アプリコットのニュアンスは熟し過ぎないシャルドネを連想させます。しっかりした濃度感、とろみがあり、ミュルソーっぽい(笑)。
後味にレモンやグレープフルーツのピールのような苦味は特徴的なアクセント。『コロンバール』同様です。緩さもありません。
マコン出身の生産者のお里が解ると言うもの(笑)。でも実際の産地はラングドックです(笑)!
じつは、似たようなスタイルのシャルドネはラングドックにあります。もっと低地のラグーンの近くで、バターのニュアンスがするシャルドネを造る生産者がいます。マスキューの定番のコスティエール・ド・ポメロールが造るシャルドネもそのスタイル。その手のなかでもこのシャルドネが一番シンメトリーでバランスが良いかと(笑)。南フランスにありがちなでっ込み引っ込みがない。
こんなシャルドネを飲むと、ブルゴーニュの十八番テロワールってホントなのかな(笑)?と思ってしまいます(笑)。


あと、このワイン異常に安い(笑)。
通常上代が1,590円税別なのですが、輸入終了ということで大放出価格での限定特価品となっております。
あるうちだけの販売ですのでお見逃しなく!


これまた嬉しい大特価品。でも現品限りの悲しさ(笑)。
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2015年 ボデガス・プエンテ・デ・ルス スペイン ラ・マンチャD.O. 赤 750ml 925円税込み




1945年に誕生した400軒もの葡萄栽培農家からなる協同組合です。海抜650mの中央大地に位置し、栽培農家400件以上との取引が行われ、2000haの栽培面積を有しております。
近代的な醸造設備を備えており、最高の技術をもってワイン造りは行われております。
伝統的で自然なワインを作ることを心がけている生産者です。
2000haもの畑を有しているため、機械収穫と手摘み収穫を使い分けて、ぶどうの品質の安定を心がけております。




味わいは今風(笑)!
ただし、ちゃんと丁寧に栽培された葡萄を使ってますね。雑味を感じません。あと2015年ヴィンテージですが、ちょうど飲み頃となっております。しっかりしたミディアムな赤ワイン。
まず、印象的なブラック・チェリーの香り、キャラメルっぽい甘さが特徴的。おそらくアメリカン・オーク樽で熟成していると思いますが、果実味のディテイルが明瞭。カベルネらしい植物のニュアンスもあり、とてもカベルネ・ソーヴィニヨンらしい(笑)。フェノールの香りもあり、しっかり完熟したカベルネです。樽のニュアンスも過剰ではなく、アルコール感との折り合いがよろしい(笑)。アルコール分をチェックすると13%。収穫を計画的に行ってますね(笑)。スペインのカベルネとは思えない仕上がりです。どこのカベルネと聞かれたら、ちょっと困る(笑)。う~ん。南アフリカっぽいかな?ポイヤック辺りの下位のグラン・ヴァンと言ったら言い過ぎかな(笑)?

まあ、フレンドリーでしっかりしており、2015年ヴィンテージが今飲み頃になっていることはワイン自体の品質の証なのですが。じつはこのアイテム終売アイテムとなります。通常14~500円くらいで販売するワインなのですが、在庫限りの大特売!お見逃しなく!


イノヴェーションを感じる赤ワインです!
●デーモン・ノワール 2018年 ヴィノ・ヴァリー フランス 南西地方 デュ・ロトI.G.P. 750ml 1480円税込み




インポーターさん資料より

ヴィノヴァリーはフランス南西地方を代表するコペラティブ(Coperative = 生産者協同組合)で、470軒にも及ぶ栽培農家から持ち寄られた葡萄を委託され醸造しています。エリアは3つのアペラシオン(ガイヤック Gaillac、フロントン Fronton、カオール Cahors)に分かれそれぞれのエリアの醸造所にてワインが造られます。ワイン名の「デーモン・ノワール」は、世界遺産に認定されている南西地方の「ヴァラントレ橋」を建設している際、倒壊したり流されたりしてなかなか完成されませんでした。それは悪魔の仕業。そこで悪魔の像を橋に飾りたてると、機嫌を好転させたのか、瞬く間に完成してしまった伝説から由来しています。




これは早く飲めるように造られたカオールのようなワインです(笑)。2018年でこんなに飲みやすい(笑)。しかも、セパージュはマルベック80%、メルロ20%。木樽は使いませんが、先端の技術は使ってますね(笑)。ブリュモンのジェネリックの初期のスタイルに似ていると言えばご理解いただけるかと(笑)。
ただし、ありがちな薄さがない(笑)。アルコール分は12.5%。無理に補糖したような感じはありませんし、無理に遅摘みした感じもありません。折り合いを含めて全体に自然に仕上がっています。マルベックらしい深み・豊かさもありますから
、栽培の良さも伝わってきます。しかも早くから飲める!
う~ん。
この価格帯ですから効率は重視されますが、葡萄自体の品質はしっかり確保してますね(笑)。いわゆる協同組合の良さなのです。俺たちが造ったワイン!という意志を感じる良品なのです(笑)。


いまさらスプマンテ?などとおっしゃらず(笑)。飲んでビックリ。おいちいのです
(笑)。
◎コッリ・ボロニェージ・ピニョレット スプマンテ ブリュット プレステージ
 カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラ イタリア エミリア・ロマーニャ 発泡性 白 750ml 1850円税込み




インポーターさん資料より

カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラは1903年に創設されました。創設以来100年以上というたいへん長い歴史に支えられたイタリア・モデナ県にある生産者協同組合です。カルピ協同組合とソルバーラ協同組合とが合併し、組合員は約1,600名、所有する畑の面積は2,300haと、かなり大規模な生産者協同組合となっています。
ソルバーラやサラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ、グラスパロッサなどのDOCの畑があり、ワインにも畑の特徴が表現されていますが、おもにランブルスコを多く生産しています。さらに近年は、グレケット・ジョンティーレ(=ピニョレット)で造るコッリ・ボロニェージ・クラッシコ・ピニョレットDOCGの存在も注目されています。
創業以来の長い間、そのこだわりは品質に焦点を当てられているため、畑の面積と比較して瓶詰されているワインの生産量は決して多くありません。丹念に吟味して厳選された葡萄を使用し、年による差がつかないよう常に上質なワインを生産するべく注力しています。ガンベロロッソ誌でも称賛され、近年は必ず名が挙げられる生産者です。




コッリ・ボロニェージ・ピニョレットD.O.C.G.は2010年に昇格。
ボローニャ県とモデナ県にまたがるいわゆるボローニャの丘陵部でピニョレット種を使って造られるスプマンテです。
平たく言えば(笑)、もともと沢山の種類のワインを造っているコッリ・ボロニェージD.O.C.の中でピニョレット種を95%以上使った優良な生産地域のものを分離してD.O.C.G.にした訳です。
これはガス圧3.5気圧、残糖分は14g/L。この塩梅がミソ(笑)。とにかく決め細かな泡(笑)。舌触りが優しく食べ物の味を壊さない。わざわざ瓶内発酵・熟成する必要がないのです。発想の転換なのです(笑)。何も5気圧にする必要性はないのです。
あと、ともすれば甘く感じるほどの残糖分の量なのですが、甘さが気にならない。もともとの酸がしっかりある証拠。原料ワインの質の高さ故です。
シャンパン方式で辛口に造るより、低価格でデイリーなものを造ろうとする意図が伝わってきます(笑)。
それもこれも原料ワインの良さがあってこそ。ピニョレット自体はそれほど香り立つアロマチックな品種ではありません。白い花や柑橘類の香りは心地良いのですが、リンゴの味わいが旨みのしっとりさに包まれる上品なスタイル。香りの抜けの良さ、広がりの美しさも身上ですね(笑)。時間が経つと青い茎のような植物のニュアンス 上品なハニーさはピニョレットらしいほろ苦い後味に とても自然な味わいの流れがあります。
まさに食事のためのスプマンテなのです。知り尽くした者ならではのワイン。生産者の意志と力量が伝わってきます。



スプマンテでお口直ししたあとはグレートなイタリアの白と赤。新春を飾るにふさわしい!
〇ソアーヴェ・クラッシコ『ラ・ロッカ』2017年 ピエロパン 白 イタリア ヴェネト D.O.C. 750ml 4337円税込み

ソアーヴェと言えばイタリアを代表する有名な白ワイン。でもまあ玉石混合なアペラシオンでもありますから、イタリアを代表するほど有名だが、まあまあな産地くらいの感覚ですか(笑)。どちらかと言えばデイリーなワインの産地として有名。

でもですね、そんなパットしないソアーヴェでもピエロパンは別格。特にこの『ロッカ』は特別。

イタリアを代表する白ワインであり、一度は飲むべきワインだと個人的に思ってます(笑)。

先日お客様から「イタリアを代表する白ワインをチョイスしてください。」と依頼されました。もちろんその筆頭候補者です(笑)。個人的にはブルゴーニュの何万円する白ワイン飲むなら『ラ・ロッカ』3本、4本買うことに躊躇しません(笑)。変に価格がお高くとまっていない点ピエロパンの良さでありプライド。

ソアーヴェ孤高の生産者ピエロパンが渾身の力を込めて造った『ラ・ロッカ』。

忌の際に『ラ・ロッカ』を飲めれば、「人生振り返って良かったなぁ。」なんて思えるような気がします(笑)。

言葉を失い陶酔出来るグレート・ワインでございます(笑)。


●サグランティーノ・ディ・モンテファルコ 2008年 コルペトローネ イタリア ウンブリア 赤 サグランティーノ・ディ・モンテファルコD.O.C.G.750ml 4714円税込み

1995年の設立から世界中にサグランティーノ・ディ・モンテファルコ旋風を巻き起こしました伝説のワインです。




 インポーターさん資料より

2ヶ所の自社畑(アルクアータの標高250m南向きの粘土質と石灰質土壌の畑、モンテファルコの標高250m南東向き斜面の砂質、粘土質、石灰質の混成土壌の畑)のぶどうから造られます。植栽密度は5000本/haです。10月の第2週に手摘収穫。
醸造・熟成方法 破砕・除梗の後28℃に温度管理されたステンレスタンクで天然酵母で自然発酵。3~4週間マセレーションの間、ポンピングオーバーとデレスタージュを行い、口当たりが柔らかくなるよう仕上げていきます。その後3000Lの大樽とトノー(900L)で28ヶ月、さらに12ヶ月以上瓶熟成。




樽香に負けない凝縮した果実味はセンセーショナル(笑)。タンニンの重厚さは比類のないレベル。途方もない生命力は計り知れない。今風のすぐ飲めるスタイルに傾き勝ちなモンテファルコ・サグランティーノの中でも、変わらないクラシックなスタイルを貫いています。

10年後の今飲んで想いを馳せるのは、将来20年経つこのヴィンテージにこそ、真実が語られるはず。除梗しながらも驚きの生命力はエミィディオ・ペペなどと共通するイタリア・ワインの優位性。ブルゴーニュのグラン・クリュの倍の収穫量にもかかわらず、それ以上の生命力を持ちます。

酸とタンニンが命なのです。

以上6本!
いきなりトップ・ギア(笑)。
息切れしないかな?

本年もよろしくお願い申し上げます!

桝久商店 岡本利秋・昭子


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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Dec 18, 2019 by weblogland |
今月12月20日(金)、21日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今月はいつもと違い最終週末ではございません。第3週の金、土曜日 12月20日(金)、21日(土)の開催となります!
時間はいつも通り20日(金)は17~20時30分、21日(土)は11~20時30分となります。

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暇なマスキューもさすがに12月の最終週末はムリ(笑)。お間違えないようにお願い申し上げます!


◎アマルテア・クラシック・ブリュット・ナチュレ・オーガニック 2015年  ロシャレル スペイン 発泡性 カヴァ 白 ペネデスD.O. 750ml 1853円税込み

さすがに第一人者!比べるもののない味わいでございます(笑)。

バルセロナ近郊にある有機栽培を行う家族経営のワイナリーです。2016年の3月には当主のミチャンさんがマスキューにお立ち寄りくださいましたっけ(笑)。
マスキューの定番の生産者です。

スペインワイン界では初めてビオデナミを導入したことや、山羊に葡萄の余分な葉を食べさせたりすることでも有名になっています(笑)。

マスキユーの定番の山羊ラベルのワインといえばピンときていただけますか(笑)。
自然な造りから、ふくよかでしかもディテイルが明瞭なスタイルはバルセロナでは大人気とか(笑)。

これはカヴァ、もともとロシャレルはカヴァの生産量が多いようです。チャレロ45%、マカベオ35%のセパージュ。天然酵母を使いシュール・リーの状態で15ヶ月以上瓶内熟成したものです。ブリュット・ナチュレですから余分な糖分添加していない丸っきりの辛口です。通例果汁が薄めのカヴァではドザージュ時に糖分添加をすることによって厚みを補います。ですから糖分添加をしないカヴァは異例(笑)。それゆえ葡萄果汁の良さ・濃さの差がはっきり出ます(笑)。
突き抜けるようなフレッシュな酸洋梨やレモン、ライムの香りは果汁の柔らかさ
とエレガントなハーモニー。ドライで透明感のある味わい・余韻にわずかに感じる塩辛さは隠れたアクセント。比べるものがないオリジナリティーなのです(笑)。

〇『イルシャイ・オリヴェール』2018年 ターシュナー ハンガリー ショブロン 白 750ml 1489円税込み スクリュー・キャップ

世界は広い(笑)!新発見です(笑)。

インポーターさん資料より

家族経営のタシュナーがあるのはハンガリーとオーストリアの国境付近のショプロン。ハンガリー最古といわれる長い歴史に支えられた銘醸地です。タシュナーの創業は1804年。それ以来200年以上続くワイナリーです。オーナーはクルト氏で、お父さんと2人で力を合わせてワイナリーを切り盛りしています。クルト氏がワイナリーを引き継いだのは1994年でした。それ以来、国内市場が対象だったものを世界を相手に経営を広げてきました。2004年にはワイナリーをリノベーションし、伝統の技に最新技術を取り入れたワイン造りを開始しています。
所有する畑は30haで、ショプロンのなかでも生産者としての規模が大きいほうです。標高200~300mの斜面にある畑の土壌は石灰が多い粘土質。平均樹齢は10~20年で、人間の手を加えることを極力抑えるよう減農薬農法を実践しています。
栽培品種で一番多いものは、白ブドウ品種のイルサイ・オリヴェール種。すっきりとした酸味とマスカットのような華やかな甘い香りで地元では好まれています。他にもケークフランコシュ種やゼニット種も栽培し、国際品種も手掛けています。

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マスキューの定番ハンガリーワインは東端のシャトー・デレスラのトカイ・フルミントがあります。突き抜ける味わいの辛口白ワインとして皆様に愛されています。これはデレスラのワインとイタリア カラブリアのクエルチア・ディ・アニバーレ・ビアンコ・バジリカータ 2018年 テヌータ・タウリアを足して、さらにソーヴィニヨン・ブラン種を足して3で割ったようなワインなのです(笑)。
暖かみのある完熟した黄色いフルーツ、安納芋のような甘さ。突き抜けるようなフレッシュな酸。両立しないものが成り立っているのです(笑)。彼の地のイルシャイ・オリヴェール種とテロワールにビックリ(笑)。
もともとの造りの良さゆえんのクリアな旨みがすべてを支え、実に美味しい!しかも経験したことのない斬新で確たる味わいなのです(笑)。
この発見を嬉しく楽しく思える私は幸せ者です(笑)。



〇シャブリ テット・ドール 2015年 ドメーヌ・ビヨー・シモン フランス 白 シャブリA.C. 750ml 3770円税込み

見逃せないバック・ヴィンテージの入荷!

今年3月のマスキュー試飲会でご好評いただいたビヨー・シモンのシャブリ。当日はジェネリックの2015年をお試しいただきましたが大好評。熟成能力の高さ、ワイン自体のポテンシャルの高さ、それと解る個性。秀でたシャブリとして目から鱗。シャブリを馬鹿にしてはいけないと言う結論に達しました。ビヨー・シモンのワインが高級レストラン御用達なのも解りました(笑)。
今回は同じ2015年のワン・クラス上のテット・ドールです。以前2017年のテット・ドールを飲んだおり、まだ若く扱いを諦めました。2015年のテット・ドールは、特徴的な樽香とみっちりした酸のバランスが出始めたところです(笑)。今回たまたまのスポット入荷となりますが、これを見逃したら次はないかと(笑)。

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インポーターさん資料より

ドメーヌ・ビヨー・シモンがシャブリでワイン造りを始めたのが1815年。

シャルドネの銘醸地として知られる区画の約17ヘクタールを所有し、そこには4つの特級畑、レ・クロ、ヴォデジール、レ・プルーズ、ブランショとともに、4つの1級畑、モンテ・ド・トネル、フルショーム、モン・ド・ミリュー、そしてレ・ヴァイヨンが含まれる。その他に、プチ・シャブリ、シャブリも生産。テット・ドールと名付けられた上級キュヴェは、ヴィラージュクラスの中でも、1級畑や特級畑に隣接する、優良区画から収穫されたブドウをブレンドして造られている。
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シャブリ 2015年の記述

このシャブリは3.17ヘクタールの区画、ビヨー・シモンが所有するもっとも大きな区画です(全体で20ヘクタールほど)。ワイン自体の濃さは1級並み(笑)。
このドメーヌ・ビヨー・シモンは、今から10年ほど前に、渾身のシャブリとしてブレーク。収量制限が緩いシャブリが多い中、どのランクのワインも手を抜かないで収量を制限する数少ない本格派。テロワールの違いがはっきり解るのが特徴です。ただしすぐには手の内を明かさない堅牢なワインでもあります(笑)。

このワイン、若いうちは怒濤のパワー(笑)。まるでアヴィーズのブラン・ドゥ・ブランを彷彿させるほど。時間が経つとムュルソーやピュリニー・モンラッシェを足して割った感じかな(笑)。上等なシャルドネのレベルです(笑)。

もともとは木樽をあまり使わないスタイルでしたが、最近は方向転換(笑)。樽熟成してますが、樽香に負けない酸、切れの良さは立派!2014年にフェブレに買収されたのがきっかけかな(笑)?リリースしてから最低5年は待ちたいところです。10年くらいしたらトロトロになるのかな(笑)?そうするとつまらないグラン・クリュを買うより良いですね(笑)。1級の上位レベルであるのは間違いありません。

ちなみにこのワイン、コルクはディアム10を使用。作柄の良さは飛び抜けていますね(笑)。



●ヴィーニャ・デカーナ ティント レゼルバ 2013年 ボテガス・コヴィニャス スペイン バレンシア ウティエル・レケーナD.O.  赤 750ml 779円税込み

ちょっと手強いけれど良いワインです(笑)。開けてから1週間経っても美味しい
!この価格のワインではありません(笑)。

スペイン東部バレンシアの西約70kmの高原地帯(標高700~900m)に広がるウティエル・レケーナD.O.。古くから地場品種ボバルの生産で知られています。ただし、かつては大量生産用のブレンドワインとしてしか扱われなかったのですが。このボテガス・コヴィニャスは1965年創業の協同組合。12件の栽培農家により構成されます。伝統的なワイン造りと現代的な技術の導入を上手く行い、国内外で高く評価されています。管理する畑は今や1万ヘクタール。しかも英国小売り協会国際規格認証、ISO9001、IFS食品(国際特徴標準)を受けています。EU世界の潮流に乗った成功例ですね(笑)。スペインワインのあるべき一方向のトップランナーと言えましょう。

このワイン、畑の内で最も樹齢の高い区画のボバル(平均樹齢45年)60%、テンプラリーニョ25%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、ガルナッチャ5%のセパージュ。品種ごとに別々のタンクで発酵させたにちブレンド。そしてフレンチ・アメリカンオークで18~24ヶ月熟成。ボバル自体アロマチックな品種ではありませんが、プラム系の熟したコンポートのような果実のニュアンスをベースにチョコレートやミントの香りが加わりエレガントに仕上がっています。伝統的なスタイルなのです(笑)。ただしマスキューの定番のグラン・レゼルバと比べるとまだ若いし荒い、やはりボバルは時間がかかる品種なのです。とはいえ2013年ヴィンテージですから、ワインとしては若くはない(笑)。時間の経過とともに樽のニュアンスが目立たなくなり甘味が増しタ
ンニンがほどけてきます。やはりスローなワイン。開けてから2、3日ほったらかしてから飲むとディテールの明瞭さが出てきます(笑)。しかも古さは出ません。それゆえ良さが解る前に通り過ぎることが多いようで、インポーターさんは匙を投げてしまいました(笑)。それゆえ破格の大特価となります!



●シラー 2017年 カーヴ・ド・タン
フランス 赤 コリーネ・ローダニエンヌI.G.T.  750ml 1413円税込み

先日久しぶりに飲みましたが、とっても美味しい!北ローヌのシラーらしいイチゴの香りが楽しめるのです(笑)!

1933年設立、現在では約300名の栽培農家が参加する協同醸造所カーヴ・ド・タン。ローヌ地方において常にトップクラスなワインをリリースし、またエルミタージュの1/4、クローズ・エルミタージュの1/2にもなる生産量を誇る、質量ともに秀でた存在です。

このワインはそんなカーヴ・ド・タンが造るローヌ北部地域の入門編とでもいえる赤ワインです。シラー100%、明るいルビー色、きめ細かくよく整った香味。野性味のある赤い小粒の果実、リンゴの皮の苦味、スパイス。やや軽めで重厚さはないけれど、それがむしろローヌ北部の冷涼さをより明瞭に感じさせます。実にシンメトリーなシラーなのです。ローヌ南部との違い、オーストラリアを代表するニュー・ワールドのシラーズとの違いを理解するにはうってつけの教材ですね(笑)。毎日の食卓にも取り入れやすい味わい、是非お試しください。

あと付け加えると、私が今まで飲んだシラーの中でもっともコスト・パフォーマンスが高いワインです(笑)。



●『ルナティック』 2015年 ドメーヌ・ルージュ・ブルー フランス ローヌ 赤 V.D.F 750ml 5562円税込み

トーマさんてとってもイイ人でした(笑)。

この生産者ドメーヌ・ルージュ・ブルーはコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのアペラシオン。オランジェの北東部にあるサント・セシル・レ・ヴィーニュの町の近郊に8.5ヘクタールの畑を所有。9区画の内の5区画がコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのアペラシオンとなります。これはヴィラージュの域外一番東にある1ヘクタールの畑のもの。なんと1910年植樹のグルナッシュ100%の区画。作柄にもよりますが、年間1200本ほどしか造られません。言わばルナティックはこのドメーヌの宝物なのです。

ワイナリー自体は400年続く由緒あるもの。現在は栽培担当のトーマさんと醸造担当のキャロラインさんによって運営されています。

土壌はシャトー・ヌフ・デュ・パフのような石ころだらけの土壌(かつての川底)とガリーク(風化した石灰岩)。植樹されているのは恐らく古い葡萄樹。そしてかなりの低収量のはず。

この生産者いわゆるビオ系の生産者ですが、そんなのどうでも良い(笑)。

造りは全房発酵。手で収穫し、小さな容器は入れてワイナリーに運びすぐに破砕し除梗しないで600Lの樽(ドゥミ・ミュイ)で発酵。もちろん天然酵母でゆっくり発酵させた後、600Lのドゥミ・ミュイで30ヶ月熟成。そしてノン・フィルターで瓶詰めされます。
出来上がったワインは『ミストラル』同様無理の無いフィネスのあるもの。温暖な彼の地、いやでもアルコール分は高くなり、パワー全面のスタイルとなります。もちろんこのワインもアルコール分は高いのですが、それを感じさせない涼しげな美しいもの。しかも『ミストラル』を一回り二回り大きくしたグレート・ワインなのです。

う~ん。

素晴らしさに言葉を失います!

グルナッシュ単一でできたとは思えない複雑で深い味わい。似たようなグルナッシュを経験したことが思い浮かびません。

開けるとビオ系ワインによくあるクレーム・ド・ブリュレのような甘い香り。中に途方もない量が含まれているような質感。タンニンも然り。しかし、閉じてはいるが収斂さはなく旨味だけで飲めてしまうが圧巻さがあります。。やがて、ブラック・ベリー、ジンジャー、シナモン、甘草、コーヒー、チョコレートに黒胡椒などのスパイス。膨大なこれらの香りが驚くほどのハーモニーを奏でる様は言葉を失うほど。品の良い折り合いの良さ。溶け込みの良さは、まるでシンフォニーを聞いているかの如し。壮麗でもあります。
ドメーヌ・ルージュ・ブルーの核心を見る思いなのです

以上6本のラインナップとなりました!
皆様のご来店お待ち申し上げます!

桝久商店 岡本利秋・昭子



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トーマ・ベルトランさんがマスキューに来ました

Dec 04, 2019 by weblogland |
来たよ、来たよ、来ましたよ(笑)!
フランス ローヌのドメーヌ・ルージュ・ブルーのトーマ・ベルトランさんがマスキューに来ました(笑)。
昨日の火曜日に来て、土曜日には日本をたって奥さんの実家のオーストラリアに行くとか。強行日程の日本初訪問です(笑)。

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ワインの詳しい話は後日アップしますからちょっとお待ちくださいね(笑)。
当日は夕方5時にマスキュー着、暇なマスキューも夕方はちょっと忙しい(笑)。ですから無駄なく作業の段取り。ルージュ・ブルーの看板アイテム ルナティックを並べウェルカム。もちろんバッチリサインをいただきました(笑)。

ついでに申し上げると、12月のマスキュー試飲会のトリとして出す予定です(笑)。早々決まりました(笑)。

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試飲会のラインナップが並びました!

Nov 29, 2019 by weblogland |
ふふふ(笑)。
明日明後日のマスキュー試飲会のラインナップが並びました!

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う~ん。
J・マイヤーのピノ・ノワールの瓶がひときわ背が高い。下の棚に入りません(笑)。
背が高いボトルはそれだけでカッコいいのですが、マスキューにとっては厄介(笑)。棚に入らないし、発送するにも普通の背の高さの段ボール箱に入らない(笑)。
まあ、安くて美味しいから許しましょう(笑)。
あとギリシャのアオトン・ワイナリーのレッツィーナの鶯色のラベルは異彩を放ってますね(笑)。ラベル・デザインも幾何学的でアヴァンギャルド(笑)。今回はこのギリシャの白がトリとなっていますが
、お試しくださればその訳はよく解るはず。この味わいにグッとくるか?圧倒されるか?決めるのはあなたなのです(笑)。

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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Nov 25, 2019 by weblogland |
今月11月29日(金)、30日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今月末はまるっきりの最終週なのでちょっと余裕かな(笑)?

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◎ソールティ 白 N.V. モンテ・ディ・ロアリ イタリア ヴェネト フリザンテ 微発泡白 750ml 1782円税込み 王冠キャップ

このワイナリーは18世紀後半にガルダ湖の南約8km のモンテ・ママオルの丘陵で始まりました。現在はステファン氏とその奥さんと二人で14ヘクタールの農園を経営。奥さんのマレシアさんはビオテクノロジーを学んでおり、農園では葡萄樹以外も含めたビオデナミを実践しています。

そのうちの10ヘクタールが葡萄畑。ママオルの丘は氷河期のモレーンの末端にあたり、ガルダ湖をせき止めています。このため標高が平野部より高く標高192m 。水捌けがよく、一般のバルドリーノの畑より冷涼な点、ワインに締まりがあるのが特徴ですね。
出来上がったワインにはあざとさがなくとても自然で素直。マスキューの定番生産者でもあります。

これはアンフォラで発酵・熟成させた白ワインをそのまま瓶詰めしたもの(笑)。もちろん濾過やSO2の添加をしていません。ですから微発泡(ガス圧2.6気圧)で抜栓後に澱が舞います(笑)。とてもフレッシュでフルーティーな辛口でございます
(笑)。ちょっと未完成なスタイルなのですが(笑)、似たようなものに比べてとても安く良心的。
セパージュはマルヴァジア、フェルナンダ、モスカート。マスカットやグレープフルーツ、レモンなどのフレッシュな香りは複雑。ハニーなニュアンスは豊かさの表れ。上質でフレッシュな辛口の味わいは自然の恵み、畑の風景を彷彿とさせてくれます(笑)。食卓に上げれば幸せになること請け合います(笑)。
あと、このワイン、ノン・ヴィンテージなのです。普通この手のワインは新酒だけで造るものですが?
調べますと、9月にはもう瓶詰めしています。このため蔵のリザーブ・ワインに今年早々収穫したものを混ぜて造るとのこと。今年の葡萄の比率の方が高いそうです。
それゆえ複雑でフルーティーな味わいが表現できるようです。自分のワインを熟知し、しかもイノヴェーションもしている訳です。あとリパッソやアマローネなどを造るヴェネトの遺伝子がそうさせるのかもしれません(笑)。
未完成な完成品とでも言えますか(笑)。
お気に入りアイテムが増えました(笑)。

●『J,マイヤー』ピノ・ノワール 2018年
モーゼルランド社 ドイツ プファルツ Q.b.A.赤 750ml 1296円税込み スクリュー・キャップ

組合員数 約2000名、ブドウ栽培面積約1900ha、ワイン年間生産量 約2000万Lを誇るドイツ一の巨大協同組合。

1968年にモーゼル地方の3つの地域の3つの協同組合が合併。ベルンカス テル・クースで新しい共同組合設立。
1986年;モーゼルランドに社名変更後、ナーエやラインヘッセン等の協同組合を吸収合併。設立50年を越える老舗協同組合
ありながら、規模も品質管理においてもトップ・ランナーと言えましょう。
ブランド名『J.マイヤー』は、親子二大に亘りモーゼルランド社の醸造責任者を務めるドミニク・マイヤー氏にちなむものとか。この点はいかにも老舗協同組合ですね(笑)。
ただし見据える販売ルートはワールド・ワイド(笑)。英語のラベル表記です。もちろん伝統の『シュペートブルグンダー』ではなく『ピノ・ノワール』。
味わいはいかにもプファルツらしい軽さ、薄さ(笑)。とは言えしっかりピノ・ノワールの味がします(笑)。残糖分は6g/Lくらいかな。辛口の部類です。まあ、この価格帯のピノ・ノワールではあり得ないレベルですね。翌日になるとの香りは落ちますが、旨みがちゃんとあり、ワインとしてとても美味しく飲めます。さらに置いておくとガメイみたいですね(笑)。単位あたりの収穫量もそこそこ抑えているし、無理なプレスもしていませんね(笑)。
う~ん。
もともとプファルツはピノ・ノワールの銘醸地アルザスと地続きであり、近年の温暖化の恩恵を受けてますね(笑)。しかも安い!基本ドイツではピノ・ノワールを高い水準で造り高い価格売ろうとしますが(笑)、このワインはこの点ドイツ的ではありません(笑)。世界市場に打って出られるデイリーなピノ・ノワールを目指しています。
先々目の離せない生産者なのです。



このワイン以前マスキュー試飲会でご好評いただいたもの。今、さらに美味しくなっています。でもですね、インポーターさんもほとんど在庫無し。そこで最後っぺとなります(笑)。下品でスミマセン。
●ヴィーニャ・デカーナ ティント グラン・レゼルバ 2010年 ボテガス・コヴィニャス スペイン バレンシア ウティエル・レケーナD.O. 赤 750ml 1413円税込み

スペイン東部バレンシアの西約70kmの高原地帯(標高700~900m)に広がるウティエル・レケーナD.O.。古くから地場品種ボバルの生産で知られています。ただし、かつては大量生産用のブレンドワインとしてしか扱われなかったのですが。このボテガス・コヴィニャスは1965年創業の協同組合。12件の栽培農家により構成されます。伝統的なワイン造りと現代的な技術の導入を上手く行い、国内外で高く評価されています。管理する畑は今や1万ヘクタール。しかも英国小売り協会国際規格認証、ISO9001、IFS食品(国際特徴標準)を受けています。EU世界の潮流に乗った成功例ですね(笑)。スペインワインのあるべき一方向のトップランナーと言えましょう。

このワイン、畑の内で最も樹齢の高い区画のボバル(平均樹齢45年)70%、テンプラリーニョ15%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、ガルナッチャ5%のセパージュ。品種ごとに別々のタンクで発酵させたにちブレンド。そしてフレンチ・アメリカンオークで36ヶ月熟成。ボバル自体アロマチックな品種ではありませんが、プラム系の熟したコンポートのような果実のニュアンスをベースにチョコレートやミントの香りが加わりエレガントに仕上がっています。伝統的なホッとするスタイルなのです(笑)。


●シャトー ピネレ 2016年 フランス カオール赤 750ml 1680円税込み

飲み頃に入ったカオールが入荷しました!

完熟した赤いフルーツの甘味がしっかりしており、カオールらしい堅牢なタンニンが木樽のタンニンとバランス良く調和馴染んでいます。

飲み頃に入ったところです!

2005年、2009年、2010年を扱いご好評をいただきましたが、今回は2016年にて久しぶりの登場です。

シンプルでありながら深みがあるのは、熟成を経たカオールの良さ。マルベック独特のスパイシーさが、アクセントになっています。肉を塩胡椒だけで焼いて、噛んだ時にほとばしる肉汁と合わせて飲みたくなるワインです(笑)。

飲み頃になるまでに時間がかかるカオールは、ややもすると敬遠されがち。今風の早飲みできる軽いスタイルに変わったりしていますが、独特なタンニンの有様はユニーク。特にイギリス人が好むワインです。どうやらアメリカ人とイギリス人では今風も若干違うようですね(笑)。

このワインを飲むと、優良な生産者がつくったカオールって良いと、しみじみ思いますね。

2010年はとても飲みやすく仕上がっていますが、抜栓してから深み、大きさが増し、マルベックらしいグレナデンの香りがゆっくり表に出てきます。最初の口当たりが良く、ちょっとニュー・ワールドっぽい印象がありましたがやはりカオールなのです(笑)。

カオールの良さだけ伝えるようなワインなのです(笑)。



●ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ 2013年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C.G. 750ml 3520円税込み

このアジェンダ・カサーレ・ダヴィッディは19世紀初頭に設立され、モンテプルチアーノのグラッチャノ村、ヴァリアノ村、アッバディーア村、アクアヴィーヴァ村に計20ヘクタールの畑を所有しています。メインはもちろんヴィーノ・ノビレ(笑)。それと重なるキャンティ・コッリ・セネージ。(笑)。

以前マスキューで大人気を博したイル・ボスコ2015年の親玉と言えば皆さんピンとくるかな(笑)。あれはそれらの若木で造ったもの。プライドがありますからヴィーノ・ロッソでリリースしていましたね(笑)。

美味しさに美しさがあるのがヴィーノ・ノビレの証。ひたすらエレガント。飲むと時間を忘れるほどなのです。ヴィンテージ的にもちょうど飲み頃に入ったところですから、堪能できます(笑)。ブルネッロと同じ品種ながら違う顔。不思議と言えば不思議ですね(笑)。
在庫限りの限定特価での販売となります!

〇レッツィーナ・オブ・メソジア 2017年 サバティアーノ・アオトン・ワイナリー ギリシャ レッツィーナ白 750ml 2640円税込み
マスキュー初登場のギリシャ・ワインはアテネ近郊に畑を持つワイナリー アオトン・ワイナリー が造るギリシャ独自の白ワイン レッツィーナです。
太古ワインをアンフォラに入れて保存・輸送する際、松脂でを使って封をしたのが始まりとされるレッツィーナ。現在では、ギリシャでもっとも一般的な白ワイン品種サバティアーノ種を用いて、アンフォラで発酵中に松脂(レッツィーニ)を添加。ワインに独特の風味を添加します
。アオトン・ワイナリーでは通常より多め、ワイン1000Lあたり600gのレッツィーニを加え6ヶ月間シュール・リーの状態で熟成。濾過後瓶詰めします。
香りは複雑。オレンジ・ワインのような濃い麦わら色。グラスから立ち上る強い香りは清涼感を感じるもの。レモン、リンゴ、水仙の花、ユリ、マンゴー、パイナップル、ハチミツのニュアンスはたっぷりした旨みと絶妙のハーモニー。
このレッツィーナは旨い!
今まで何度かレッツィーナは試しましたが、どれも松脂の香りが強すぎてギブアップ(笑)。やはりアテネ・ウゾみたいな強い香りに圧倒されました(笑)。地中海の強い海洋性気候だと、我々日本人のキャパシティーを越える清涼さが希求されるのか?なんて思っておりました(笑)。ところがこれは、へなちょこな私でもオッケー(笑)。松脂臭さがジンの爽やかさのように感じられます。ハーブ類の爽やかなニュアンス。まさにボタニカル。とても塩梅がよろしゅうございます(笑)。
あと、ワイナリー名『アオトン』にグッと心を惹かれているのは私だけでしょうか(笑)?

以上6本、
29日(金)は17~20時30分
30日(土)は11~20時30分
いつも通りに行っております。
皆様のご来店お待ちしておりまする(笑)。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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いつにしましょう?

Nov 17, 2019 by weblogland |
う~ん。
いつにしましょう?
試飲会の日程です。とはいえ今月は11月
29、30日となっております。
問題は来月12月の試飲会の日程です。
毎年天皇誕生日にあわせて23、24日のスケジュールでしたが、今年から23日は旗日ではありません。
う~ん。
いつも通りの最終の週末は27、28日ですが、12月の27、28日は我々物理的に無理
(笑)。試飲会してる余裕はありません(笑)。
となると、20、21日しかありません。

然るに、12月のマスキュー試飲会は12月
20、21日に決定!

Kさん、ご心配おかけしました。いつもとスケジュールが変わりますが、お許しを!

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桝久 試飲会番外編 その2

Nov 01, 2019 by weblogland |
マスキューの試飲会にはグループで来られる方々もおられます。
中でも仲良しグループのチームN。

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このネーミングはわたしが勝手につけました(笑)。横浜に本社がある大手会社のお酒好きの同僚の集まり。引率は筋金入りのワイン・エキスパートのKさんです(笑)。Kさんご自身はもう会社を引退退職されてますが、チームは仲良し(笑)。その上達人揃いなのです。
Oさん「マスキューさん。このカヴァ開けたあとどうします。シャンパン・ストッパーでしたっけ、あれがないとダメですか?」
Mさん「あれあると格好いいよね。」
私「でも、あまり効きませんよ(笑)。」
家内「我家はサランラップで蓋して輪ゴムを巻いて完了です(笑)。」
Kさん「それマスキューさんの得意技(笑)。」
A嬢「簡単で良いですよね(笑)。」
Oさん「だったらもっと良いラップありますよ(笑)。輪ゴムでおさえなくともオッケー!ただ切って貼るだけ(笑)。」
私「えっー!そんな便利なラップあるんですか?」
家内「中途半端に残ったワインにそれをすれば漏れない?」
Oさん「ピタッと着きますから逆さかにしても漏れません!」
一同「おー!」
Oさん「しかも何度でも再利用できます。」
一同「おー!凄い!」
Mさん「
A嬢「どうやって探したんですか?Oさん物知りですよね(笑)。」
私「なんて言うメーカーのラップですか?」
家内「薬の蒸発を防ぐ医療用のシートは知ってますが、こっちの方が断然使いやすそうですね。」
私「あのシート、しかもかなり高い。」
Mさん「通販だな(笑)。Oは通販大好きだもんね。俺もそうだけど(笑)。」
Oさん「ふふふ(笑)。夜中に通販番組をチェックしてます(笑)。」
Kさん「なんで夜中に通販番組たくさんやってるか知ってる?夜中で判断力が鈍った視聴者につけこむんだよ(笑)。」
私「なるほど!」
Oさん「そーなんですよ。何度いらないものを買ったことか。ですから、気になったアイテムは録画します。そして翌朝頭がスッキリしたところで買うか買わないかの判断をします!」
A嬢「凄い!」
私「今度そのラップを教えてくださいね!」
Mさん「プレゼン上手いぞ(笑)!」


後日Kさん経由でそのラップの映像を送っていただきました。皆さん!この写真見て捜してくださいね。Oさん、チームN、ありがとうございました!

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試飲会のラインナップ

Oct 25, 2019 by weblogland |
はぁー、ようやく並びました!
明日25日、明後日26日のマスキュー試飲会のラインナップです(笑)。

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今回はどれも瓶が立派(笑)。そうなると当然幅をとる。ですから棚の端にならぶカロリーナ・デ・マサックとペスキエのジゴンダスは2本ずつしか並ばない(笑)。

こうして眺めると中央に並ぶアンジュは特に太い(笑)。値段は特別高くはありませんが、瓶の太さと格好いいラベル・デザインはいかにも高級(笑)。こんな風に言いますが、見かけ倒しじゃありませんから、念のため(笑)。

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今月10月25日(金)、26日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ

Oct 22, 2019 by weblogland |
今月10月25日(金)、26日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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真夏ではなく秋以降に飲んでいただきたいカヴァ!丸っきりの辛口でありながら
旨みたっぷり(笑)。出汁や味噌などにも相性の良い日本人好みの優れもの!
◎カヴァ ブリュット・ナチュレ カロリナ・デ・マサックス
販売価格(税込): 1,854 円
スペイン 発泡性 白 750ml

スペイン バルセロナ西50km ほどのフランカ・デル・ピネデス村にワイナリーはあります。1977年に本格的にワイン生産に取り組み、1980年代半ばに郊外のビラフランカ・デル・フォイスに醸造設備を移し専業化したようです。大規模生産者が牛耳るカヴァにあっては、100%自社畑の葡萄で生産する珍しいカヴァの生産者です。

セパージュはパレリャーダ60%、マカベオ30%、シャルドネ10%。チャレロが入っていないところがミソですね。無理にアルコール度数を上げたくない意図を感じます。そして瓶内熟成期間はなんと36ヶ月!

最近たまに長い熟成期間のカヴァを見ますが、どれもこんなに長く熟成した意味あるのかな?なんて感じておりました。どうしたってシャンパンのような熟成香には及ばない。ただ高く売るためなのかしら?なんて思っておりました(笑)。

ところがこのカヴァ、シャンパンとは違った意味での熟成した味わいがあります!
旨味です!

シャンパンで言うファースト・プレス果汁だけで造ったような雑味のなさ。熟成により控え目な酸が旨味として際立って再現されているのです。

う~ん。

これは斬新!

和食のお吸い物なんかにピッタリ。お正月にお雑煮を食べながらこのカヴァ飲んだらイイですね(笑)。

出汁にマリアージュするカヴァがあるとは!イノヴェーションを感じるアバンギャルドなカヴァなのです(笑)。


マスキューの定番としてずっと扱っていましたが、しばらくお休みしてました(笑)
。デイリーな価格帯としたは外せないアイテムとして愛されていました。
それがこの度よーやく再入荷しました!ヴィンテージは若いですが、相変わらずの旨み重視のスタイル。代変わりもあったようですが、赤白ともにワインのスタイルは変わらず(笑)。
あー、良かったぁ(笑)。
〇バロン・デュ・モンテガード 白 2018年 シャトー・コンダミン・ベルトラン
販売価格(税込): 1,037 円
フランス I.G.P.ドック 750ml スクリュー・キャップ

コート・ド・ラングドックの名門ドメーヌ・コンダミン・ベルトランは革命期までさかのぼる古い歴史をもちます。

1949年にクレーレット・デュ・ラングドックのA.O.C.授与式を、このシャトーで行なったという格式の高さ。

でも今のベルトランはA.O.C.の枠にとらわれない独自のスタイルのワインを作り出します(笑)。

そのレベルの高さは、フランス国内の星付レストランでは引っ張りだこの人気です。

このワイン ソーヴィニヨン・ブラン種が60%、ユニ・ブラン種が40%。味わいは、円やかで厚みがあり、味わいとしての果実味が勝るスタイル。溶け込みが良く品種の特徴が出しゃばらない品の良さ。どうやら混醸してるようですね(笑)。

インポーターさんに聞くとコンダミン・ベルトランのラインナップとして一番デイリーなランクということでした。

南フランスらしい濃厚さが、こんなにも品良くまとまっている姿はエクセレント!味わいに広がりもあり、変にワインをいじったところがない点も好感が持てます。果実味を裏支えする酸はしっかりしており、簡単に崩れません。補糖や補酸しない自然さがグッドです。更に液温が上がるとトロミが増します。グレート・ヴィンテージではなくともこのレベルまで造り上げる力量は流石!

それとラングドックの約束の地『ペズナ』の優位性を認めざるを得ません。

最後にこのワインの最大のセールスポイントは(笑)、『それにしては安い(笑)。』

こうでなくっちゃ!のワインなのです(笑)。



●バロン・デュ・モンテガード 赤 2017年 シャトー・コンダミン・ベルトラン
販売価格(税込): 1,037 円
フランス I.G.P.ドック 750ml スクリュー・キャップ

コート・ド・ラングドックの名門ドメーヌ・コンダミン・ベルトランは革命期までさかのぼる古い歴史をもちます。
 
1949年にクレーレット・デュ・ラングドックのA.O.C.授与式を、このシャトーで行なったという格式の高さ。
 
でも今のベルトランはA.O.C.の枠にとらわれない独自のスタイルのワインを作り出します(笑)。
 
そのレベルの高さは、フランス国内の星付レストランでは引っ張りだこの人気です。

このワイン セパージュはシラー50%、メルロ50%。いかにもミス・マッチな組み合わせなのですが(笑)、優しい口当たりと深みがあります。カバルデスA.C.の『戦うシラーとメルロ』ではありません(笑)。大人しいのですが、滋味深い良さがあります。後味にほんのり感じるリンゴ酸が自然でとても宜しいのです(笑)。ヴィンテージの性か?キュヴェの特徴か?無理にハンギング・タイムを延ばすことなく、自然に合わせた造りはいかにもベルトランらしい。品種の特徴もはっきり感じますが、どちらかの品種が突出しないバランスの良さは流石!
 
いつの間にか飲んでしまうような良さ。質の高いデイリーさがあります(笑)。



今回唯一の新入荷ワイン(笑)。
十分合格点かと(笑)。
●『アンジュ』2017年 ブルノー・アンドリュー 南フランス 赤 コート・デュ・ルーション・ヴィラージュA.C. 750ml 1,403円税込み

ちょっとややこしいのですが(笑)、『アンジュ』はブランド名で『天使』の意。ロワールのアンジュではありません(笑)。前の所有者の名前のようです。
さらにさらに(笑)、ブルノー・アンドリューはドメーヌ・アンジュの醸造家。要は醸造家ブルノー・アンドリューの名前を冠したキュヴェです。
このドメーヌ・アンジュは2000年設立。設立者はブルノー・ルソーさん。もともとがワイン生産者の家系ですが、18歳でフランスを飛び出しタヒチで栽培漁業(養殖業)で成功。その後ボルドーで父親とワイン生産にのりだしました。そしてそして南フランス・ルーション ペルピニャンの北東トータヴェル村にあるドメーヌを取得し移住しました。ダイナミックですね(笑)。ちなみに醸造家のブルノー・アンドリューさんとは赤の他人、たまたま姓が同じだけです(笑)。
コート・デュ・ルーション・ヴィラージュは、もともとAOC指定のトータヴェル村に隣のヴァングロー村が1996年に加わりました。この『アンジュ』はドメーヌで造ったトータヴェル村ものにヴァングロー村で造った葡萄を加えて造ったようです。ですからドメーヌ・アンジュとは表記できません。
まあ、このドメーヌはまだキュヴェ数・生産量も少ないですから苦肉の策かな?
ただし、味わいはクリーン。生き生きとしながらルーションらしい豊潤さ。タンニンとのバランスも良く、とても飲みやすい(笑)。セパージュはシラー40%、グルナッシュ30%、カリニャン20%、サンソー10%。造りは今風のスタイルですが
、雑味がなく基本良い葡萄を使っている
のが分かります。安い葡萄は使ってませんね(笑)。あと、セパージュの特徴がはっきり伝わってきます。シラー由来のベリーのニュアンスにグルナッシュ特有の粉っぽい甘さ 良いカリニャンの甘い酸。
全体に力ずく感がなく(笑)、とても纏まりがよろしいかと(笑)。しかもルーション・ヴィラージュとしてはお買い得(笑)。また、ワイン自体に凸凹がありませんから、日本人の食卓 特に寒い時期の食卓に合わせ易そう(笑)。
オススメのワインなのです(笑)!

このワイン、実は2017年4月のマスキュー試飲会にお出ししたもの(笑)。日本には2013年頃に入ったもので、だいぶ飲みやすくはなっておりましたが、もう少し待ちたかった(笑)。あれから2年経ちようやくピークに達したようです。ロワールの良いカベルネ・フランは手強いのです
(笑)。
●アンジュ・ヴィラージュ ブリサック 2010年 ドメーヌ・ド・バブリュ
販売価格(税込): 1,980円
フランス 赤 アンジュ・ヴィラージュA.C. 750ml

フランス ロワール河の支流オーバンス川流域に広がるアンジュ・ヴィラージュ ブリサックA.C.。甘口、半甘口ワインを産出するコート・ド・ローバンスのアペラシオンとほぼ重なります。

彼の地で16世紀から続くダヴィオウ家の若き当主クリストフ・ダヴィオウは、あのニコラ・ジョリーの弟子とか(笑)。味わいでも納得(笑)。

ドメーヌ・ド・バブリュは比較的規模が大きく、所有畑は55ヘクタールほど。甘口白ワインでも有名。

実はこのドメーヌ、2014年1月のマスキュー試飲会でお出ししました。ロワール アンジュ・ヴィラージュ ブリサックに居を構えるドメーヌです。

あのときは一風変わった巨大な白ワイン『オルドビシアン』が好評いただきましたが、実は試飲会に先立ちバブリュのこの赤も取り寄せて飲んでいました(笑)。ヴィンテージは同じ2010年でした。物凄く良かったのですがまだ若く解りにくいということで、残念ながら販売を見送りました。

あれから3年(笑)。同じものがインポーターさんの在庫に残っているのを発見(笑)!サンプルを取り寄せて飲むと、想像以上に旨い!素晴らしい出来上がりです。

このワインは石灰岩土壌のカベルネ・フラン70%、砂質・片岩質土壌カベルネ・ソーヴィニヨン30%を使用。良く熟した段階で手摘みで収穫。4週間の発酵後タンクで18カ月熟成して瓶詰めされます。熟成中ミクロ・オキシダシオンでタンクに微量の酸素を送り熟成を早めます。前回試飲した折り、それでも若すぎました(笑)。多量の酸とタンニンは簡単に馴染まないようです。あれから3年してようやくあるべき姿になったようです(笑)。カベルネ・フラン100%で造られるワインとは明らかに違う。ソーヴィニヨン由来の凛とした気品があります。もちろん優良なロワールのフラン由来の締まった豊満さは感じますが、更に別世界。ソーヴィニヨンの黒系果実・青さ(杉やピーマン)がでしゃばることなく上品に配されているため、カベルネ・フラン由
来の赤いフルーツ(イチゴ・フランボアーズ・スグリ)がより印象深く際立っています。時間の経過とともに深さ・滑らかさが増して充実の味わい。SO 2の添加量が極めて低いため全体の広がり、余韻の美しさは見事の一語。



先日家内と定点観測したところとても素晴らしい状態でございました(笑)。
試飲会のトリを飾るに相応しいグレートでエレガントな味わいは是非皆さんにお試しいただきたい!
●ジゴンダス 2015年 ドメーヌ・ペス
キエ
販売価格(税込): 3,630 円
フランス ローヌ 赤 750ml

オランジェ市の東に広がるA.O.C.ジゴンダス。グルナッシュを主体にした濃厚で強い骨格を持つ赤ワインの産地として有名です。もっとも近隣のスター シャトー・ヌフ・デュ・パフの代用品的な役割(笑)。

ただしパワー重視のパフと比べると赤い果実味がビビッドなピノ・ノワール的なスタイルのものが古典的。特に標高の高い畑のものはいわゆるジゴンダスらしいスタイルになるようです。

ドメーヌ・ペスキエは4世代に亘ってジゴンダスでワイン造りを続ける家。ダンテル・ド・モンミライユ山の斜面標高400mから裾野にかけて育ったグルナッシュ70%、シラー25%、ムールヴェドル5%を使用して造られます。濃く凝縮していますが、過剰過ぎないバランスはエレガント。黒い果実に少し酸味のある赤い果実、グレナデン・スパイス・ハーブなど次々に現れる香りもどこか優しげ。クラシックなジゴンダスの特徴です。

以上6本、25日(金)は17~20時30分、26日(土)は11~20時30分までやっております。皆様のご来店お待ちしておりまする(笑)。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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明日、明後日のマスキュー試飲会のラインナップ。

Sep 27, 2019 by weblogland |
ふふふ(笑)。
よーやく、並びました!

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明日、明後日のマスキュー試飲会のラインナップ。
こうして眺めるとススマニエッロ目立ちますね(笑)。ずんぐり背の低い瓶は妙に目立つ(笑)。普通背の低い人は目立ちませんが(笑)、ワインの瓶だと目立つ(笑)。黒字に金のラベルも偉そうでなかなか良し

でもですね、6本しか並ばない(笑)。これってマスキューにとっては非効率で嬉しくない(笑)。まあ、ススマニエッロだからしょうがない。と訳の解らない納得しましょうか(笑)。
あー、明日が楽しみです!
皆様のご来店お待ちしておりまする(笑)。

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ペイペイ

Sep 27, 2019 by weblogland |
さあ、明日は試飲会!

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ところでマスキューもこれ導入しました!
ペイペイです。
今度の消費税増税に伴い政府が推し進める電子マネー化。弱小零細なマスキューもやらないと消え去る(笑)。かといって手数料が高額ないわゆるカード導入は無理。そこで、簡単で(今のところ)手数料がないペイペイを導入(笑)。10月1日からのポイント還元には間に合いませんが、少し遅れて登録できそうです。マスキューもマネー電子化の波に乗るか(笑)?
現金同様に扱いますので、皆さんペイペイやってくださいね(笑)。

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今月9月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Sep 25, 2019 by weblogland |
今月9月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
テーマは聞いたことない変な品種(笑)。
ごめんなさい(笑)!

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南フランスでもコロンバール栽培されてるんですね(笑)。
〇コロンバール 2015年 ドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌ 南フランス 白 I.G.P.ペイ・ドック 750ml 956円税込み

まずはインポーターさん資料より

現当主であるシャルル・グルザール氏は1924年より現在も続くブルゴーニュ地方のマコン・ラ・ロッシュ・ヴィヌーズ村のシャトー・ド・ラ・グルフィエールを所有するグルザール家に生まれ育ちました。長男ではなかったシャルル氏は、自分自身のワインを造る夢をあきらめきれず、独立を決意。1980年に家族とラングドックに移住しました。
1987年にナルボンヌの北西約18kmにあるサレル・ドード村で老樹のカリニャンの畑を手にいれ、2001年には世界遺産で有名なミディ運河(Canal du Midi)から300mの距離にあるミルパイセ村のドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌを購入し、最初の醸造を始めました。この畑の主体となる土壌はシャトーヌフ・デュ・パプでよく見られる角のとれた丸い石がゴロゴロと存在する、ガレ・ルーレ土壌(galets roulés)です。ワイン造りのコンセプトは品種の個性を尊重しながら、ガレ・ルーレ特有の強い鉱物質なニュアンスの持つテロワールを表現することです。現在ではシャルドネ、シラーを主体に65haを所有し、認証は取得しておりませんがVITEALYSによるサステイナブル農法を実践しております。現在はシャルル氏と息子のオーレリアン氏が中心となり家族4
人でワイン造りに取り組んでいます。

中略

このワインは、シルトと粘土と砂のわずか0.4haの畑に実るコロンバールを夜間収穫し、シャルドネと同じアプローチで醸造を行います。

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コロンバールはシャラント県でよく造られます。ブランデーの原料として、特にアルマニャックの原料葡萄として有名です。寒冷な彼の地にあっても糖度が上がりやすく、しかも酸がしっかり残る。温暖なラングドックではあまり見かけません。
飲んでみると、豊満(笑)!
しかもしっかり酸がある!
ラングドックにありがちな濃いけれど抜けたスタイルではありません(笑)。アルコール分は12.5%。わりと低い出来上がりですね(笑)。収穫の時期をきっちり見計らってますね。収穫を遅らせないことでしっかり酸も残す訳です。
あと、収穫量をかなり制限しているのが解ります。そして同時に徹底した温度管理が伺えます。ボディーと酸との折り合いがとれています。
香りはグレープフルーツやレモンが中心ですが、さほどぷんぷん匂いません(笑)。このグレープフルーツも丁寧に栽培されたグレープフルーツというより、裏庭でおばあちゃんが世話しているような(笑)、野趣あるグレープフルーツなのです(笑)。ピールの苦味が心地良い。

あと、このワイン異常に安い(笑)。
通常上代が1,590円税別なのですが、輸入終了ということで大放出価格での限定特価品となっております。
あるうちだけの販売ですのでお見逃しなく!
このワインのヴィンテージは2015年。ともすればかったるくなっているところですが(笑)、とても良い状態(笑)。品質の高さの証でございます(笑)。


ズィビッポなんて名前だけでもぐっときませんか(笑)?
〇ズィビッポ 2016年 ペッレグリーノ イタリア シチリアI.G.T. 白 750ml 1481円税込み

インポーターさん資料より

1880年、地中海に浮かぶシチリア島の西海岸に位置するマルサラにカルロ・ペッレグリーノによって会社が創立されて以来、彼らの歴史と発展の過程はマルサラの歴史と発展そのものであり、常に平行してきたと言えるでしょう。
ペッレグリーノ社が所有する広大な畑はシチリアの広い地域に点在しており、それぞれ恵まれた様々なミクロクリマ、土壌、気候を有しています。収穫されたブドウは巨大なオープンエアの施設に運び込まれ、厳しい選別が行われています。
年間総生産量は約400万本にのぼりその生産数の半分はマルサラ、残りは土着品種を中心としたコストパフォーマンスの高い、南国を思わせる味わい豊かな日常消費用ワインとなっています。

------------------
ところでこの品種名ズィビッポ。この名前だけでぐっときませんか(笑)?エキゾチックでなにやら由緒ありそうな感じですよね(笑)。
このズィビッポ、別名はマスカット・オブ・アレキサンドリア。糖度が上がりやすく甘口に仕上げるとトロピカルな香りぷんぷん(笑)。まるでゲヴュルツトラミネールのよう。なーんだと言うなかれ(笑)!これはそんなズィビッポを辛口に仕上げたものなのです。

美味しい!
実に美味しい(笑)。
抜栓直後はグレープフルーツやレモンに植物の花のニュアンスが溶け込み、とてもエレガント。時間の経過とともに香辛料、香木などのエキゾチックでありながら親しみも感じる不思議な複雑さが表出。後味のハニーさは余韻の美しさ。
香りは派手に立ち上がりませんが、かなり複雑。ガッチリした骨格があり、酸がしっかり入っている感。全体の折り合いが良く、しかも単一品種で造ったとは思えない複雑さ。シチリアにありがちなトロピカルで濃いスタイルとは大違い(笑)
。ブラインド・ティスティングしたら確実に間違いますね(笑)。
あと、このワインは残糖分を残したスタイルなので、やや甘口と表示されることが多いようですが(笑)、甘くなく辛口と言ってよいかと(笑)。ドイツワインのキャビネット・クラスよりドライ。おそらく1L中8グラムくらいだと思います。
またハニーなニュアンスは感じますが全体を遅摘みしたのではなく、一部遅く摘んだものをブレンドしてるように感じます。収穫では通常より糖度をやや低くターゲット設定しているはず。ややもすると下品に感じる過熟感がありません。
マロラクティック発酵も程好いタイミングでコントロールしてますね(笑)。
この絶妙な塩梅がペッレグリーノの凄いところですね(笑)。
シチリアの在来品種のスペシャリストの面目躍如!しかもそれがアヴァンギャルドかつ旨い(笑)。
それは自由なワイン造りを許容したI.G.T.
であるからこそ生まれたワイン。従来の『ワイン=辛口』の枠組みの発想ではたどり着かないスタイルだと思います。


ネレッロ・マスカレーゼなんて名前だけでもカッコいい(笑)。
●ピニャテッロ 2016年 ペッレグリーノ イタリア シチリアI.G.T. 赤 750ml 1203円税込み

ピニャテッロはブランド名。この赤ワインはネレッロ・マスカレーゼとネロ・ダーヴォラをブレンドしたもの。硬いネレッロ・マスカレーゼにどちらかというとニュートラルで飲みやすいネロ・ダーヴォラをブレンドすることで、手強いネレッロ・マスカレーゼを早く飲めるようにした感じです。とはいえかなりしっかりしています。この価格帯の濃さ凝縮感ではありませんね(笑)。ネレッロ・マスカレーゼらしいチェリーやベリーの赤い香りはあくまでチャーミングで品が良い。この点ピノ・ノワール的なのですが、ワインの質感、特にタンニンの質感はいかにもネレッロ・マスカレーゼ。濃度感があり、しかも緻密。(薄いネレッロ・マスカレーゼってありえませんからね(笑)。)それに標高の高い畑で造ったような切れミネラル感があ
る。血のようなニュアンスと塩辛さは正銘の証ですね(笑)。
う~ん。
余韻は長いし、透明感がある。ワイン自体の持ちも良い。もちろん裏打ちする旨みは後からじっくり(笑)。
誰それが造った高級なネレッロ・マスカレーゼ飲むより、こっちの方がイイかも
(笑)。
Dr.Fさん曰くの『鰹に合わせるワイン』なのです(笑)。


ススマニエッロって?
マイナーな品種ですよね(笑)。
●ススマニエッロ 2017年 マスカ・デル・タッコ イタリア プーリアI.G.P.
赤 750ml 2314円税込み

インポーターさん資料より

ポッジョ・レ・ヴォルピ社(ラツィオ州)のオーナーであり醸造家でもあるフェリーチェ・メルジェが父の助言を得てこの地に畑を購入したのは2010年のことでした。1949年から続く協同組合を購入しマスカデルタッコと改名、最新の醸造機械を導入して伝統を重んじながらも高品質のワインを生産できる施設を整えました。また、サレント半島の温暖な気候に恵まれた土地と勤勉な農夫の働きのおかげでマスカデルタッコのワインは卓越した品質のワインとなっています。

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収穫時期が10月とプーリアにおいてはかなり遅く、出来る葡萄の収穫量も少ないススマニエッロ種。それゆえみんな栽培したがらない(笑)。忘れ去られそうな品種のようです。でもですね、そう聞くと飲んでみたくなる(笑)。

飲んでみると、プリミィティーヴォほどは甘くない。でも中身のみっちり感があります。感じる果実は黒や赤の小粒のスグリ。南イタリアのワインによくあるプルーンやプラムなどの大粒な果物ではありません。タンニンもしまっておりみっちり(笑)。緩くありませんね(笑)。熟成能力もありますね。木樽は使いますが、過剰になっていない点グッド(笑)。
う~ん。
酸もしっかりあるし、全体の均整の取れた大きさは立派(笑)。風格のあるワインですね(笑)。このワインの原料葡萄の栽培された畑は、樹齢が古くしかも手入れの行き届いた畑のような気がします。何故ポッジョ・レ・ヴォルピが購入したのが解る出来映えです(笑)。
南イタリアの知らない一面を教えてくれました。プリミィティーヴォばかりに気を奪われてはいけませんね(笑)。


さてさてススマニエッロの正体はこれを飲めば解るはず!?
◎ススマニエッロ ロザート 2017年 エルフォ イタリア プーリア州 サレントI.G.P. 750ml 2314円税込み

インポーターさん資料より

アポッローニオの歴史は、ノエ・アポッローニオが最初にワイン生産と販売を始めた1870年に遡ります。1995年からカンティーナはマルチェッロとマッシミリアーノにより経営され、ワイン生産における情熱は父から息子へ世代から世代へと引き継がれています。
常に将来を見据え、素晴らしいワインを生産するのに適した、洗練された技術を重要視し、サレントの土着のブドウを使いながら、土地に根ざしたワイン生産を行っています。

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マスキューのマイ・ブームのススマニエッロ(笑)。特に家内垂涎のロゼを見つけちゃいました(笑)。
ススマニエッロってわりと手強い(笑)。硬さもさることながら、開くまで時間もかかるような赤ワインです。そうするとセニエ法で造ったロゼを飲むことがススマニエッロを知る一番の近道(笑)!
特にこの生産者アッポロニーオは畑の標高が100mとサレントにおいては高く。造るロゼもアルコール分を12%に抑えたエレガントなスタイル。もちろん最新の醸造設備や技術、栽培から造りの工程で細心の注意を払った上でしかなし得ないロゼ・ワイン。
う~ん。
ススマニエッロの赤ワインにある小粒のスグリやプラムの香りが品良く出ています。スパイシーでエレガント。マロラクティック発酵を止めることで複雑な酸と旨みのバランスが素晴らしい!
プーリアのロゼ・ワインとは思えませんね(笑)。
ラベルにかっこ良く書かれた『エルフォ』とは『妖精』の意。息を飲むほど美しいコーラル・ピンクの色合い!もう、これだけでやられちゃいます(笑)。


今回のトリはメンシア!
以前試飲会で使おうと思っていましたが
品切れ。ようやく入荷しました!
●ティレヌス ロブレ クリアンサ 2016年 ボデカス・エステファニア スペイン 赤 カスティーリャ・イ・レオン州 ビエルソD.O. 750ml 3240円税込み

近年注目の産地ビエルソ。もちろん品種はメンシア(笑)。
まずはビエルソですが、東にガリシアに接する山間の小さな盆地が密集する地域。気候はガリシアからの湿った海洋性
気候と内陸の大陸性気候が合わさり、穏やかで温暖な気候。雨は年間700mmと葡萄栽培に最適。標高もさほど高くなくこのため遅霜に襲われない利点があります
。土壌は腐植土がしっかりあるため養分があり保水力もあり、葡萄栽培に最適。
もともと恵まれた産地なのですが、畑が分散されていたため効率的な栽培が出来ずに出遅れたようです。1990年代に入りようやく産地として脚光を浴びました。
そしてメンシア、カベルネ・フランの亜種で希少品種。ややこしいのですが、単にメンシアというと北西スペインで広く栽培される早飲みの軽いもの。探すメンシアは、カベルネ・フランのようらしい強堅さとフレッシュな赤い小粒の果実味が特徴で、ビエルソの優良生産者の手になるとビロードのような舌触りになり、このD.O.を世界に注目させました(笑)。
このワインがそのメンシア(笑)!
よーやく見つけました(笑)!
生産者のボデカス・エステファニアは古くからブドウ栽培を行ってきたフリアス・ファミリーが1999年に創立した家族経営のワイナリーです。約40ヘクタールの大部分が樹齢70年、中には樹齢100年にもなるブドウ畑を所有しています。 ビエルソのカリスマ的スターエノロゴ、ラウル ・ペレスが、アドバイスをしているワイナリーの1つです。
サンタクロースみたいな風貌のラウル・ペレス(笑)。2009年、ロバート・パーカー主宰ザ・ワイン・アドヴォケイトのスペイン特集において99点の最高得点をはじめ、98、97点など8アイテムのワインが95ポイント以上、10アイテムが評価され最低ポイントが93点という驚異的な評価を得た、ラウル・ペレス。ヒュー・ジョンソンも最良のものと高く評価しております(笑)。

このクリアンサはエフテファニアのフラッグ・シップ。以前ご紹介させていただいたティントの上のキュヴェです。一年ほど樽熟成したもの。
樹齢40~60年の区画の、いわば生産の中心部で造られたもの。ティントと比べるとやはりワン・ランク上(笑)。特に熟成能力、生命力に違いを感じるのと、果実味の凝縮感は息を飲むほど。まるっきり樽香に負けませんね(笑)。まだまだ先の熟成が期待でき、グレート・ワインを予感させます。世界に打って出ることができたのも頷けます。
あと、このメンシアのシリーズはキュヴェ数が多く、かなり高額のレンジがありますが、このフラッグ・シップのクリアンサと比べると価格ほどの差を感じません(笑)。それゆえケチなマスキューではこのキュヴェと下のティントの扱いとなります。エフテファニアごめんなさい!


以上6本!
皆さん何本の品種知ってましたか(笑)?

皆様のご来店お待ちしておりまする(笑)。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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よーやく並びました(笑)!

Aug 30, 2019 by weblogland |
ふふふ(笑)。
よーやく並びました(笑)!
今月30、31日のマスキュー試飲会のワインです。

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う~ん。
今月のラインナップは地味目かな(笑)。キャップ・シールが黒のワインが4本、真っ黒なラベルが2本。これでは暗くなりますね(笑)。一番手のロゼ・フリザンテの美しいこと(笑)。あと、サルデーニャのガッルーラの黄色いキャップもやけに目立つ(笑)。
外観の色合いには私の選択の意図はまったくありませんが、なんとなく調和があるように感じる不思議(笑)。何かが忖度してるのかな(笑)?
明日が楽しみです!

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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!

Aug 26, 2019 by weblogland |
今月8月30(金)、31(土)日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
去年よりはましですが相変わらず暑いですね。そんな訳で今回は冷やして美味しいものを中心です(笑)!

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まずはとても美味しいイタリアのロゼ・フリザンテ。先月白のフリザンテが大好評でしたので、ロゼも美味しいよ!ということでございます(笑)。
◎ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 
販売価格(税込): 1,388 円
イタリア ヴェネト ロゼ 微発泡 I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml スクリュー・キャップ

イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造るロゼのフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造るロゼのフリザンテです。ちなみにプロセッコにはロゼの指定がありませんので、I.G.T. となります(笑)。
  
このフリザンテ、ピノ・ネロ70%、ピノ・ビアンコ30%。圧力式ステンレス・タンクで10~15日間16~20℃で発酵したのち30~40日熟成させてから瓶詰め。アルコール分11%で残糖分が11.6g / L。総アルコール分は12%弱ですからプロセッコ同様酸を残すスタイルです。ですからフリザンテにしては少ない残糖分でドライに感じる仕上がりです。計算され尽くしてますね(笑)。
 
ストロベリーやラズベリーのニュアンスが美しく、ひたすらフルーティー。また、味わいに質感がありますから飲み応えがあります。泡持ちが良くスクリュー・キャップを閉めておけば翌日も十分楽しめます。
 
質感のある軽やかな美しさ。
 
さすがスペシャリスト!
 
ラベル・デザインとロゼ色がとても綺麗(笑)。春だけの特別価格品ですからお見逃しなく!


暑いこの時期赤の泡もよろしいかと(笑)。マスキューの大定番 大人のファンタグレープ!
●ランブルスコ セッコ カンティーナ・セッテカーニ 
販売価格(税込): 972 円
イタリア エミリア・ロマーニャ 微発泡性 赤 ランブルスコ・グラスバロッサ・ディ・カステルヴェートロD.O.P. 750ml

甘さ加減が日本人向きでとっても飲みやすい!ガス圧は2kgほどでランブルスコとしてはやや強めかな(笑)。フランボワーズのような香りが飲み込んだ後に、ふっくら口中に漂い心地好い。暑い盛り、これをうんと冷やしてグビグビ(笑)。生ハムでもあれば完璧(笑)!

エミリア・ロマーニャ州のパルマ、レッジョ・ネッレミリア、モデナ、ボローニャの『美食街道』にランブルスコはDOP(C)として4つあります。

このワインはモデナの町の南側でグラスバロッサ種100%で造ったもの。ランブルスコ・グラスバロッサ・ディ・カステルヴェートロD.O.P.。ランブルスコはD.O.C.として認定されたのは1970年とわりに古く、アメリカで大成功(笑)。ただ、甘さのはっきりしたものが多く、日本人だとパワー負け(笑)。とはいえ最近の辛口セッコ表示のものには食事に合わせやすい日本人好みのものが出てきました(笑)。

セッコ(辛口)ですが、残糖分は1L中17~32gと規定されています。これは20gくらいかな?甘くは感じますが、冷やして飲むとちょうど良いレベル。日本酒よりは甘くない感じかな。また、ノン・ヴィンテージですが、品質には関係なし(笑)。あとイタリアのワインガイド『ガンベロ・ロッソ』誌が発行するリーゾナブルで美味しいワインを特集した『ベレベーネ・ガイド2017』誌の中で、12ユーロ以下の部でオスカー賞受賞。さもありなん
(笑)。


私の大好きな赤ワインなのですが輸入終了。それ故大特売セール。ちょっと悔しいなぁ(笑)。
●カバルデス 『ジャン』2016年 プリウレ・フォン・ジュヴェナル
販売価格(税込): 1,373 円
フランス ラングドック 赤 カバルデスA.C. 750ml

このカバルデスA.C.は1999年にAOCに昇格した比較的新しいものです。場所はラングドックの最西端、南西地方の東端にあり、地中海と大西洋の間といったところです。そのためかカバルデスA.C.ではグルナッシュやシラーを40%以上、カベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニヨン及びメルロなどのボルドー品種を併せて40%以上の割合でつくることになっています。オキシデンタル系とポンティカ系を混ぜる変わったワインをつくります。気候的には、夏場雨が降らない割に乾燥しない恵まれたところなのです。

生産者のプリウレ・フォン・ジュヴェナルはもともと農園のようですね。総面積は115ヘクタールもありますが(なんとカバルデスの2割強!)渓谷沿いの傾斜地ですから、一枚の畑は狭く分散しておりあまり効率的ではありません。おそらく登記上も『プリウレ・フォン・ジュヴェナル』ではなく、当主のジョルジュ・カサデスさん個人だと思われます。ワイン専業というよりは様々な作物を栽培する専業農家と言う感じかな。しかも代々続く地元の大農家の予感(笑)。

このワイン『ジャン』はメルロー50%、グルナッシュ30%、シラー10%、カベルネ・フラン10%のセパージュ。発酵・熟成はすべてコンクリート・タンク。区画ごとに収穫したものを個別に発酵させてからアッサンブラージュします。
味わいは一言で言うとネクター(笑)!
プラムや赤や黒のベリーがふっくら、しかも透明感がある。あとから黒胡椒やペパーミントのようなスパイシーさが湧いて深みを演出します。過熟した無理な印象がなく、ありがちなアルコールっぽさとは無縁。もともとの飲みやすさが時間の経過とともにさらに飲みやすくなることは本物の証。変にいじってなく、葡萄本来のプリミティブな良さ全開です。

う~ん。

サラミなんか噛りながらチビチビ飲んでみたいですね(笑)。煮込んだシチューを食べながらグビグビ飲むのもイイかな(笑)。


昨日サルデーニャ島の番組をテレビで見ましたが、とても美しい処。ワインだって美味しい。サルデーニャ島唯一のDOCGの登場です!
〇ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ スペリオーレ 2017年『クカイオーネ』ピエロ・マンチーニ
販売価格(税込): 1,851 円
イタリア 白 サンデーニャD.O.C.G. 750ml


以下インポーターさん資料より

1965年に設立されたこのワイナリーは、ピエロ・マンチーニ氏がスタートさせました。
マンチーニ氏は、もとは歯科医でしたが、以前から抱いていたブドウ作りへの興味が高じて、畑を購入。当初、ブドウは地元の組合に販売していましたが、1979年に息子のアレッサンドロ氏がピアチェンツァの農業大学を卒業すると同時に、自身のカンティーナを造ることを決心。そして1989年に初めて自社瓶詰を行い、1990年から販売も開始しました。
現在ではガッルーラ地域のブドウ畑の90%を所有し、その自社畑で収穫されたブドウが、ここの高品質なワインの根底を支えています。また、現在はアレッサンドロ氏が社の指揮を執っています。


イタリア サルデーニャ島と言えばヴェルメンティーノで造った白ワイン。中でも島の北東側のガッルーラ地域のものは秀逸。基本ふくよかなボディーにみっちり詰まった硬質なミネラルと酸。突き抜けるような爽快感と重厚さが織り成す矛盾した折り合いの妙(笑)。サンデーニャで唯一のD.O.C.G.なのも納得なのです。
以前マスキューでは地元の共同組合カンティーナ・ガッルーラの造る『カナイリ』銘柄のものを扱っていました。とても良いワインでしたが、ケチなマスキューにはちょっと高級過ぎました(笑)。

ガッルーラ地域は、今日ではイタリア有数の美しい海岸リゾート、コスタ・ズメラルダで知られていますが、島の中心から真逆の北東部。それ故交通の便が悪く内陸輸送費がかさむためワインが割高になりがち。ですからワインは地元のリゾート消費用もしくは外地のレストランやホテル向け。しかもEUの補助金の関係で栽培も下火傾向。そんなこんなであまり日本では見かけないワインとなっております(笑)。
そんな逆風の中、一人気を吐くピエロ・マンチーニ(笑)。世界市場に打って出るクオリティーとコスト・パフォーマンスを実現。これは木樽熟成しない真っ向勝負のもの。いかにもガッルーラらしい味わい。オリーブ油やレモンをふんだんに使った料理にはぴったり(笑)。肉料理まで行けそう(笑)。質実剛健でユーシフルな味わい。飲み手による好みはありそうですが、気に入ると止められないワインなのです(笑)。
あと、余談なのですが、この上の木樽熟成したものもありますがこれよりちょっと高い程度。木樽の価格だけ上乗せしただけ(笑)。造るワイン同様、質実剛健掛け値無し!なのです(笑)。


とっても美味しいソーヴィニヨン・ブラン!コスト・パフォーマンス高し!
〇ソーヴィニヨン 2018年 ケットマイヤー 
販売価格(税込): 2,237 円
イタリア 白 アルト・アディジェ-シュードチロルD.O.C. 750ml

イタリア最北部のワイン産地アルト・アディジェ‐ジュートチロルD.O.C.。トレンティーノ‐アルト・アディジェ州に属していますが、トレントを中心とした南のトレント県とボルツァーノを中心とする北のボルツァーノ自治県に別れます。また、北のアルト・アディジェはドイツ語表記のジュートチロル‐南チロルと言われ、民族的・文化的にはドイツ語圏。過去オーストリアに編成されたりした複雑な国境地域です。

ケットマイヤー社は1919年にジュゼッペ・ケットマイヤーにより創業した家族経営のワイナリーです。1981年にカ・デル・ボスコを傘下に持つサンタ・マルゲリータ・グループに属することとなりました。自社畑も持ちますが、ケットマイヤー醸造所の名の通り、長く付き合いのある契約農家から葡萄は調達しているようです。この点共同組合的なのですが、出来上がったワインの質の高さは共同組合のレベルをはるかに凌ぎます。小規模生産者が多く、しかも栽培に多大な尽力を要する彼の地の特殊性。厳しい自然環境の中それを成し遂げる勤勉なゲルマン人気質。こうしたすべての結晶なのです。

カルダーロとサロルノの海抜350~500mの丘陵地。有機物に富んだ粘土質を含む石灰質。ケットマイヤーの特徴なのですが、生産するワインは単一品種のバリエーションがとても豊富。それも通例では一つの醸造場やワイナリーでは似たような環境で育つ品種は限られるものなのですが、それを越えています(笑)。もちろん自社畑だけではないのですが、それでも幅が広い(笑)
。もちろん単一品種ワインを好む嗜好もありますが(ドイツ人らしい)、ドロミテ渓谷の標高差のある地形と、地中海から流れてくる気流のためもともと寒過ぎない。葡萄栽培に基本的に適しています。あと近年の温暖化のため葡萄畑の標高が従来の倍も高くなっています。
実際このソーヴィニヨン・ブランを飲むと思っているほど冷涼さを感じません。ソーヴィニヨン・ブラン独特の癖よりも豊かな果実味を感じます。とても飲みやすくフレンドリー(笑)。実際のアルコール分は13.5%もありますが、豊かで柔らかな果実味によりマスキングされています(笑)。

う~ん。

とてもフルーティーでシンメトリーなソーヴィニヨン・ブランなのです(笑)。
ワインの印象とは真逆に、ケットマイヤー恐るべしなのです(笑)。


さてトリはピエモンテで一番美味しいと私は勝手に思っている白ワイン(笑) ミナイヤ。2016年が入りましたので、飲んでミソ(笑)。
〇『ミナイア』2016年 ニコラ・ベルガリオ
販売価格(税込): 3,702円
イタリア ピエモンテ 白 ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィD.O.C.G. 750ml

イタリア ピエモンテを代表する白ワイン ガヴィ。そのなかでも格付け指定されたコミューン『ミナイア』のものです。

生産者のニコラ・ベルガリオは1945年に設立され、現在は息子と甥がワイナリーの運営にあたっております。ワイナリーはガヴィ村のロヴェレート地区に位置し所有する畑は15ヘクタール。樹齢50年のコルテーゼが植わった『ミナイア』の7.5ヘクタールと樹齢30年の7.5ヘクタールの併せて15ヘクタールの古樹の畑を所有しているガヴィの専業生産者です。

金色に輝く麦わら色。見るからに濃厚。青リンゴやトロピカルフルーツや桃の香りは、さまざまな草花の中にあるよう。時間の経過と共にコルテーゼらしい桃の香りが支配的になって行きます。

膨大な旨味が溶け込んだ液体は舌の上で厚みをなし、それ自体が香りの余韻となりいつまでも続く様は圧巻。並のブルゴーニュのグラン・クリュでもこうはいかない(笑)。

唯一無二のガヴィ。

これ以上のものは望んではいけないレベルなのです。

造りは発酵熟成共にステンレス・タンクを使用。20℃の温度で15日間発酵したのち6ヶ月熟成し1ヶ月瓶熟成させてリリース。木樽はまったく使いません。

収穫量はコルテーゼにしてはかなり少ない。それでも1本の葡萄樹からワイン2本分ほどの果汁を得ています。それでグラン・クリュ並の濃度感のあるワインを造るとは!テロワールの特殊性とイタリア自体のワイン造りにおける優位性を感じます。

最後に一緒にティスティングしてくださった筋金入りのワインエキスパートK さんのコメントを一部載せますね(笑)。

『柑橘系の香りは穏やかで桃の香りがはっきりしてきました。
ワインに馴染みの浅い人からベビーユーザーまで「ワインの良さ」を実感できる逸品と思います。
開けて3日目でもパワー落ちないです。』

以上6本
冷やして美味しいワインを中心となっております。

皆様のご来店お待ちしております!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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明日、明後日のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

Jul 25, 2019 by weblogland |
明日、明後日のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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う~ん。
いつもながらのバタバタですね(笑)。
ところで今回最初の白2本と最後の赤2本の順番がちょっと不安。
私「最初にアルゼンチンのシャルドネ・トロンテスで良いかなぁ?次のグラシェヴィーナを邪魔しないかな?」
家内「そうだよね。確かにシャルドネ・トロンテスは香り強いよね。でもさあ、リアス・バイシャスの前だとこれにも影響しないかな?」
私「う~ん。難しいところだね(笑)。じゃあ、いっそのこと白ワインの最後にする
(笑)?」
家内「それほどの力はない(笑)。」
家内「カプレンガとオックのカベルネ・ソーヴィニヨンの順番も微妙だよね(笑)。どっちが強いかで当日変えても良いかな(笑)」
私「そうそう。まず比べてみてその場で変更でもイイんじゃない(笑)。」
家内「そうだよね。ベストな並びになっていれば問題ないからね(笑)。」

さてさて今回並びは変わるか(笑)?

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今月7月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Jul 24, 2019 by weblogland |
今月7月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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まずは以前扱ったクロアチアのグラシェヴィーナ。お得な1L瓶にてのお届けとなりました!
〇グラシェヴィーナ  クラシック 2017年 イロチュキ・ポドゥルミ 白 クロアチア ポドゥナウリェ生産地域 イロク地区 上級ワイン スクリュー・キャップ 1L 1546円税込み

中央ヨーロッパ クロアチアのワインです。

生産するのはイロチュキ・ポドゥルミ。創業は1450年、ブルゴーニュやボルドーよりはるか前の1700年代から元詰めをしていたと言います。かつてのヨーロッパワイン生産の先端地だったのですね。

現在イロチュキ・ポドゥルミはクロアチアのワイン市場の30%を握る大企業アグロコル・グループに属します。

クロアチアは1992年に独立したばかりですから、葡萄栽培面積は全盛期の1/4程度まで縮小したようです。近代の相次ぐ争乱で疲弊したようです。全盛期はそこら中でワイン栽培が行われていたようです。

栽培は内陸の寒暖差の激しい冷涼な大陸部とアドリア海沿岸の温暖な沿岸部に別れます。

このワインは大陸部にある7つの指定地域の最東部にあるポドゥナウリェのイロク地区のものです。セルビアとの国境の地。ドナウ川沿いの標高200m弱の沖積地に畑は広がります。畑は360ヘクタールを所有。しかも自根と言うから驚きです。19世紀のフィロキセラ禍を免れたようです。地質・気候的要因と新しい品種を植えなかったことが幸いしたようです。

ワインの格付けはいわゆる上級ワイン 「クヴァリテートノ・ヴィノ」(統制保証原産地産上級ワイン)で、バックラベルに書いてある「フルヴァツコ・ポドナウリエ」とはポドナウリエ生産地区の意。「ヴィノゴリエ」は畑名だそうです。後の「スリム」は地域とか。これは一部買い葡萄が入っているそうです。 

セパージュはグラシェヴィーナ種100%。グラシェヴィーナ種はD.N.A.鑑定によるとヴェルシュ・リースリング種の原種とのこと。古いワイン生産の歴史を感じます。

でも、味わいは斬新で素晴らしい(笑)。ヴェルシュ・リースリングにありがちな緩さがない(笑)。酸とミネラル感があり、非常にタイト。とても旨味があり広がりが自然で優しい。。抜粋栓後次第に粘性が増しオーストリアのグリューナー・フェルトリーナーに共通する舌触り。とは言え爽やかな軽さが身上のデイリー・ユースなスタイル。全てが程好いとても上質なデイリー・ワインなのです(笑)。
あと、たっぷり1L入っているのも嬉しい
(笑)!


夏向きの白!
〇アルタ シャルドネ・トロンテス 2018年 ボデガス・カリア アルゼンチン 白 サン・ファン 750ml 1110円税込み スクリュー・キャップ

アルゼンチンの主要白ワイン品種トロンテス。薔薇やライチのような華やかな香り。アルゼンチンのゲヴュルツトラミネールと言われます。濃厚で甘い香りはいかにもアルゼンチン人好み(笑)。とはいえ我々日本人にはちょっと重い(笑)。トロンテスの品種特性の多量のベクチンがワインをより濃厚な味わいにしてしまいます。ですからこのワインはシャルドネ60%、トロンテス40%となっており、トロンテスの重さを半減。もともと香りは強いので香りはトロンテス(笑)。軽やかで飲みやすく、しかもアロマティックに仕上がっています。これからの暑い時期しっかりワインの香りがしながらグビグビ飲める重宝な白ワインとなる訳でございます(笑)。


唸る味わい(笑)!
〇コントラプント アルバリーニョ 2018年 アグロ・デ・バザン スペイン 白 リアス・バイシャスD.O. 750ml 2129円税込み

近年大人気となったリアス・バイシャス。30年ほど前は10幾つほどのワイナリーしかなかったような気がします(笑)。しっとりとして味わい深いスタイルの白ワインは日本人好み(笑)。彼の地でも魚介類に合わせるためにあるスタイルの白ワインです。日本のワインでもリアス・バイシャスを意識して造ったようなワインがありますね(笑)。
今や銘醸地のリアス・バイシャスは5つのサブ・ゾーンから構成されます。その中の最主要とされる『バル・ド・サルネス』の丘陵部 アロウサ湾を望む風光明媚な地に35ヘクタールの畑を有するアグロ・デ・バザン。もっとも古いと言われていますが、設立は1981年(笑)。まあ、会社としては古いのかな(笑)。
もともと軽めで爽やか、しかも旨味があるのがリアス・バイシャスのアルバリーニョのスタイルですが、近年濃くて飲み応えのあるものが希求されるトレンド(笑)。バリックの新樽を使ってコテコテにした物凄くゴージャスなものも見かけます。もちろん価格もゴージャス(笑)。
違うんだよね(笑)。
そんな昨今唸らされたのがこのワイン!
濃い!確かに濃い。でもリアス・バイシャスのアルバリーニョ。とは言うものの
織り成すような複雑な果実味は経験したこと無いレベル。
う~ん。
白や黄色の花や果実 白桃の優雅な香り
、複雑でバランス折り合いの美しさ。香りのベクトルに方向性を感じます。隙の無い液体の濃厚さ。複雑でとても単一品種らしく無いのですが(笑)、アルバリーニョの塩っぽさや旨味も感じます。もちろん木樽を使わないで到達していますから驚きです。マロラクティックはコントロールしてるかも知れませんが、それにしてもビックリ(笑)。
あり得ない渾身のリアス・バイシャスなのです(笑)!


いつもよろしいガントランディーの赤。
●サン・レジェ 2017年 ドメーヌ・ラ・ガントランディー フランス ローヌ 赤 V.D.F. 750ml 1425円税込み

ローヌ・ヴィラージュ最良の地『ヴィサン』。この村の二大巨頭の一人ドメーヌ・ラ・ガントランディが造るデイリーな赤ワインです。

このワイン ヴィサン村の南のテュレット地区で造られた、グルナッシュ50%、シラー50%の葡萄を使用。AOCの域外のためV.D.F.となります。発酵はステンレス・タンク、熟成はコンクリート・タンク。木樽は一切使用せず、余分な手間をかけないで自然に造られたもの。
ガントランディーらしい凝縮感があり無理のない折り合い。めちゃくちゃ飲みやすいスタイルではありませんが(笑)、健全で充実した味わいは、さすが!
価格はデイリーでガブガブ飲めるものですが(笑)、タンニンのキメの細かさ・深み・ボリューム感のバランスの良さはいわゆるグビグビ飲むスタイルのワインではありません(笑)。シリアスさが垣間見えるところがガントランディーらしさかな(笑)?

このドメーヌのワインを扱って10年以上経ちますが、持ち前の良さを常に追求するスタイルは好感が持てます。基本的にあざとかったり、媚びたワインは造りません。そしてコスト・パフォーマンスの高さには感謝なのです(笑)。


ネッビオーロって美しい!
●カブレンガ 2015年 アンツィヴィーノ イタリア ピエモンテ 赤 V.D.T. 750ml 2592円税込み
イタリア ピエモンテ北東部ノヴァーラ県のD.O.C.G.ガッティナラの生産者アンツィヴィーノ。マスキューの定番アイテムですね(笑)。

アンツィヴィーノは1999年の創立。もとはミラノに住んでいたオーナーがガッティナラ村の古い修道院を買い取り移住してきたのが始まりでした。標高200~300mの南~南西向きの畑はブドウ栽培には最適。

このキュヴェはヴァン・ド・ターボラ。ネッビオーロ50%、それに在来のクロアチーナ25%とヴェスポリーナ25%。本来ならばプラマテッラD.O.C. を名乗りたいところですが、ヴェスポリーナの量の規定が20%以下なので僅かにD.O.C.をなのれません。ステンレス・タンクで12ヶ月熟成したのちスロヴェニア産の大樽で12ヶ月熟成したもの。そして6ヶ月の瓶熟成後リリースされます。

味わいの第一印象はしっかりネッビオーロ(笑)!スミレの香りにチェリー、ストロベリーなどの赤いベリーの香り。非常にビビット。フレッシュながら上等のネッビオーロを連想する味わい。それに同じ凝縮感のあるプラムが加わりベリーとプラムの万華鏡状態となります。ネッビオーロの良さを生かし、さらに在来品種の特徴を加えています。それもまったく違和感がないところは秀逸。ネッビオーロはその高貴さ完璧さから、基本的に他の品種とブレンドすることはほとんどありません。あってもほんの少しです。これはこの地の特徴のようですね。飲んでみて理解できました(笑)。これほどフレッシュ&フルーティー、しかもディテイルが明瞭なネッビオーロを経験したのは初めてです。ネッビオーロの一面を知ると同時に自分のネッ

ビオーロ原理主義を恥じました(笑)。でも、これもアンツィヴィーノが偉大なネッビオーロの生産者であることの証しと考えるべきなんでしょうね(笑)。目から鱗のイタリア・ワインなのです。

早飲みに仕上がってますが、滅茶苦茶美味しいですよ(笑)


南フランスでこんなカベルネ・ソーヴィニヨンができるとは!
●キュヴェ・ドミニク カベルネ・ソーヴィニヨン 2007年 ドメーヌ・クロ・サン・ジョルジョ 南フランス ルーション ペイ・ドックIGP 750ml 2592円税込み

このドメーヌ・クロ・サン・ジョルジョ、1970年に3代目の当主となったクロード・オルタルさん。飲み頃になった古酒を手売りでコツコツ売るマスキューのような商売をしています(笑)。でもなんと
4,000人以上の個人顧客がいるとか!マスキュー敗れたり(笑)!
これは2007年ヴィンテージのカベルネ・ソーヴィニヨン(それゆえIGP)。基本除草剤は使わず栽培した葡萄を除梗して発酵。醸造はステンレス・タンク。そして新樽比率1/3で12ヶ月熟成後ステンレス・タンクで保存・熟成。飲み頃になると瓶詰め販売(笑)。ですからワインは安定しており、澱は無し。コルクは出荷前にデイアム1を打ちます。とても状態がよろしい(笑)。
酸化臭はまるで無く、まず、とろみを感じるほどの凝縮された舌触り。アルコール分は13.5%で無理を感じません。ただし圧倒的なカベルネ・ソーヴィニヨンらしいタンニンに驚くのみ。しかも10年以上の時を経ることでしか現れない壮麗なもの。ありがちな緩さがありません(笑)。
う~ん。
ブラインドで飲むととてもルーションのカベルネ・ソーヴィニヨンとは思えない。イレルギーの熟成したカベルネ・ソーヴィニヨンを飲んでいるかのような気になります(笑)。ルーションと聞いて絶句しました(笑)。
そうすると、何故こんなカベルネ・ソーヴィニヨンがルーションで出来るのか?好奇心に火がつきます(笑)。
ドメーヌの場所はペルピニャンの南から20kmほど離れたトルイヤの町。カンテレーヌ川沿いの渓谷の段丘標高150mほどの
寒暖差のあるところのようです。基本的にはグルナッシュやカリニャン等の栽培適地なのですが、これはカベルネ・ソーヴィニヨン。しかも土地に適した味わい。寒暖差だけでは納得出来ない何がありそうです。
南フランス しかもルーションでこんなカベルネ・ソーヴィニヨンが造られていることに衝撃を受けました。まだまだ知らないことが多いと知らされました(笑)


今回最後の順番が変わるかも?『カプレンガ』と『キュヴェ・ドミニク』の甲乙つけ難し(笑)。繊細なネッビオーロではありますが『カプレンガ』って割りと強いのです。ですから当日比べてみないと解りません(笑)。

以上6本、26日(金)は17~20時30分、27日(土)は11~20時30分。いつも通りのスケジュールでございます。
皆様のご来店お待ち申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会のラインナップ決まりました! 201906

Jun 28, 2019 by weblogland |
今月末の6月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!今月は日程に余裕がありましたので、いつもより早く準備できたかな(笑)。
赤→ロゼ→白の並び。味わいは皆様のご想像通りでございます(笑)。

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これ、なんとヴィーノ・ノビレの格落ち
若木から造ったもの。
●イル・ボスコ ロッソ・トスカーナ 2015年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア 赤 トスカーナ・ロッソ 750ml 1373円税込み

このアジェンダ・カサーレ・ダヴィッディは19世紀初頭に設立され、モンテプルチアーノのグラッチャノ村、ヴァリアノ村、アッバディーア村、アクアヴィーヴァ村に計20ヘクタールの畑を所有しています。メインはもちろんヴィーノ・ノビレ(笑)。それと重なるキャンティ・コッリ・セネージ。これはそれらの若木で造ったもの。プライドがありますからヴィーノ・ロッソでリリースしていますね(笑)
。通例は植樹後3年経つと葡萄が収穫出来ますが、自社の規格に沿わない場合はトップ・キュヴェに使いません。10年経ってようやく使う生産者もいます。

このワイン、2015年ですから色合いはだいぶ落ち着いてきていますが、飲み頃。
旨味がとても綺麗に出ている点秀逸(笑)
。もちろん葡萄品種はヴィーノ・ノビレと同じ、サンジョヴェーゼ(プルニョーロ・ジェンティーレ)100%。ヴィーノ・ノビレに通じる品の良さ、しっかりした骨格を感じます。
あと大樽で6ヶ月熟成している意味・意図を感じます。基本、フル・ボディーなのです(笑)。トスカーナにまだこんなに良心的なワインがあったのですね(笑)。


大好きなワインでしたが輸入中止。そのため大特価にて最終販売となりました。
以前2,200円ちょっとで売ってましたから
、お見逃しなく!
●コート・デュ・フォレ 2014年 サンタンヌ フルール・ド・ヴィーニュ 750ml 1,697 円税込

フランス中央部オーベルニュ地方の赤ワインです。正確にはややロワール川最初上流左岸沿い、地図によるとロワールの生産地域に区分されてます。

コート・ド・フォレA.O.C.は2000年にA.O.C.に昇格。ガメイドーベルニュを使用した赤ワインが特徴です。ガメイと遺伝子がどうなっているのか解りませんが、ボジョレーのものと比べると香りの構成はにていますが、力強さや熟成能力に勝ったものとなるようです。
このフルール・ド・ヴィーニュは2005年からこの地でワイン造りを始めた女性醸造家ステファニー・ギヨさんのドメーヌです。標高380m の畑に植えられた樹齢60年超のガメイドーベルニュだけで造られています。

イチゴや桑の実の生き生きした甘酸っぱさ、プルーンの濃厚さ、サクランボのリキュール漬けの風味。一口飲んだだけで魅了されてしまう、とてもキュートな少女のようなワイン。そして時間の経過とともにしなやかな力強さがあらわれて、このワインの奥深さに驚かされます。ボジョレーのガメイとは明らかにこの点が違いますね。このワイン2011年ですからもう5年経っているのですが、このフレッシュネスと熟成能力はいわゆるガメイとは別物としか思えません。ただし、香りは似ている(笑)。

う~ん。

もちろん地元のオーベルニュ地方造られる個性の強いチーズ カンタルやブルー・ド・ベルニュとは鉄板の相性ですから、やはりロワールというよりオーベルニュ地方のワインと呼ぶべきなのは確かのようですね(笑)。


これはこの生産者の一番安いワイン(笑)
。でもですね(笑)、美味しい!
●ティレヌス・ティント 2017年 ボデカス・エステファニア スペイン 赤 カスティーリャ・イ・レオン州 ビエルソD.O. 750ml 2036円税込み

近年注目の産地ビエルソ。もちろん品種はメンシア(笑)。

まずはビエルソですが、東にガリシアに接する山間の小さな盆地が密集する地域。気候はガリシアからの湿った海洋性気候と内陸の大陸性気候が合わさり、穏やかで温暖な気候。雨は年間700mmと葡萄栽培に最適。標高もさほど高くなくこのため遅霜に襲われない利点があります。土壌は腐植土がしっかりあるため養分があり保水力もあり、葡萄栽培に最適。

もともと恵まれた産地なのですが、畑が分散されていたため効率的な栽培が出来ずに出遅れたようです。1990年代に入りようやく産地として脚光を浴びました。

そしてメンシア、カベルネ・フランの亜種で希少品種。ややこしいのですが、単にメンシアというと北西スペインで広く栽培される早飲みの軽いもの。探すメンシアは、カベルネ・フランのようらしい強堅さとフレッシュな赤い小粒の果実味が特徴で、ビエルソの優良生産者の手になるとビロードのような舌触りになり、このD.O.を世界に注目させました(笑)。

このワインがそのメンシア(笑)!

よーやく見つけました(笑)!

生産者のボデカス・エステファニアは古くからブドウ栽培を行ってきたフリアス・ファミリーが1999年に創立した家族経営のワイナリーです。約40ヘクタールの大部分が樹齢70年、中には樹齢100年にもなるブドウ畑を所有しています。 ビエルソのカリスマ的スターエノロゴ、ラウル ・ペレスが、アドバイスをしているワイナリーの1つです。

サンタクロースみたいな風貌のラウル・ペレス(笑)。2009年、ロバート・パーカー主宰ザ・ワイン・アドヴォケイトのスペイン特集において99点の最高得点をはじめ、98、97点など8アイテムのワインが95ポイント以上、10アイテムが評価され最低ポイントが93点という驚異的な評価を得た、ラウル・ペレス。ヒュー・ジョンソンも最良のものと高く評価しております(笑)。

このティレヌス・ティントは、ティレヌス・ブランドの早飲み用に造られたもの。樹齢20~40年のメンシアを使い、木樽熟成しないで造られます。抜栓直後はビオっぽい還元臭、乳酸っぽさを感じますが、次第にそれらは薄れ赤い小粒の果実がビロードのような舌触りの液体と織り成す様は心に届く味わい。優しく広がり、全体の大きさを予感させてくれます。老木と低収量が味わいの根元ではありますが、メンシアのオリジナリティーは初めて体感するもの。メンシアがカベルネ・フランだとすると、これほど柔らかで滑らかなタンニンを持つカベルネ・フランはありません(笑)。

目から鱗のメンシア初体験でございました(笑)。


大人気のため品切れしてましたが、2018年にて再入荷!季節がらよろしいかと(笑)。
◎メルロ・ロゼ 2018年 ラダチーニ
モルドヴァ コドゥル ロゼ 750ml  1018円税込み スクリュー・キャップ

ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。

歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。

そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。

また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。

そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に外資のシンジケートが設立したアルバストレレ・ワインズ。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタールもの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の規模が想像出来ますね(笑)。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。

これはコドゥル地区のメルロを使ったロゼ。

もともと優良なメルロを造ることで評価されており、このロゼもメルロの香りをはっきり感じられるアロマティックなもの。

直接圧搾法で造ったらしい美しいピンク色。色だけで魅了されますね(笑)。香りはプラムを中心に赤いベリーの香りが華やかで可憐。とても透明感があり、広がりの美しさに我を忘れます(笑)。基本かなりドライなのですが、完熟した健全な葡萄果を使っているため甘い口当たり。余韻に甘い果実味がスーっと広がり、ベタつかない後味は秀逸。残糖分で誤魔化さない直球勝負は見事。

スタイルは今は無きマルセランに似てますね(笑)。

大日本ロゼ・ワイン普及協会推薦の美味しいロゼ・ワインでございます(笑)。


伝説のアリゴテ!好みはあるかと思いますが、誰をも驚かすパワーこそ伝説故(笑)?
〇ブルゴーニュ アリゴテ 2014年 ドメーヌ・ジャイエ・ジル フランス ブルゴーニュ 白 750ml 1980円税込み

う~ん。

高級なブルゴーニュのワインでもっともお買い得と言えばアリゴテ(笑)。ケチなマスキューの大好物(笑)。とはいえジャイエ・ジルのアリゴテが2,000円以下で売れるとは!

2014年は特別良い作柄ではありませんが、ジャイエ・ジルらしい濃密な出来映え。この価格なら絶対お買い得(笑)。

尚、間違ってもキールにしないよう!
バチが当たります(笑)。
以上でございます(笑)。


高貴な菩提樹の香りがするシャルドネでございます(笑)。
〇シャブリ 2015年 ドメーヌ・ビヨー・シモン フランス 白 シャブリA.C. 750ml 3240円税込み

今さらシャブリなんてとおっしゃる貴兄。その通りでございます!
でもですね(笑)、これはグッド!
この品質ならば、シャルドネとしてはお買い得なのです!




インポーターさん資料より

ドメーヌ・ビヨー・シモンがシャブリでワイン造りを始めたのが1815年。
シャルドネの銘醸地として知られる区画の約17ヘクタールを所有し、そこには4つの特級畑、レ・クロ、ヴォデジール、レ・プルーズ、ブランショとともに、4つの1級畑、モンテ・ド・トネル、フルショーム、モン・ド・ミリュー、そしてレ・ヴァイヨンが含まれる。その他に、プチ・シャブリ、シャブリも生産。テット・ドールと名付けられた上級キュヴェは、ヴィラージュクラスの中でも、1級畑や特級畑に隣接する、優良区画から収穫されたブドウをブレンドして造られている。




このシャブリは3.17ヘクタールの区画、
ビヨー・シモンが所有するもっとも大きな区画です(全体で20ヘクタールほど)。ワイン自体の濃さは1級並み(笑)。

このドメーヌ・ビヨー・シモンは、今から10年ほど前に、渾身のシャブリとしてブレーク。収量制限が緩いシャブリが多い中、どのランクのワインも手を抜かないで収量を制限する数少ない本格派。テロワールの違いがはっきり解るのが特徴です。ただしすぐには手の内を明かさない堅牢なワインでもあります(笑)。

このワイン、若いうちは怒濤のパワー(笑)。まるでアヴィーズのブラン・ドゥ・ブランを彷彿させるほど。時間が経つとムュルソーやピュリニー・モンラッシェを足して割った感じかな(笑)。上等なシャルドネのレベルです(笑)。

もともとは木樽をあまり使わないスタイルでしたが、最近は方向転換(笑)。樽熟成してますが、樽香に負けない酸、切れの良さは立派!2014年にフェブレに買収されたのがきっかけかな(笑)?リリースしてから最低5年は待ちたいところです。10年くらいしたらトロトロになるのかな(笑)?そうするとつまらないグラン・クリュを買うより良いですね(笑)。1級の上位レベルであるのは間違いありません。

ちなみにこのワイン、コルクはディアム10を使用。作柄の良さは飛び抜けていますね(笑)。

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マスキュー試飲会のラインナップ並びました!

Mar 27, 2019 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今週末のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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う~ん。
真ん中の真っ赤なラベル目立ちますね(笑)。スペイン カスターニョ社の『モラゴン』2017年です。いままで925円税込みで売っていたのですが、なっ、なんと、849円税込み!味わいは長年マスキューの定番ですから、お値段以上。さらにパワーアップかな(笑)。今回数が足りなくならないように手配しましたから、売り切れることはないと思いますが、トップセラーは間違いないところ。
それにしても目立つ(笑)。

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