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Mar 24, 2019 by
weblogland |
今月3月29、30日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今月はちょっと余裕かな(笑)?
いつも通り29日(金)は17~20時30分、30日(土)は11~20時30分までとりおこないますので、お手すきの時お越しくださいませ。
桜のお花見には欠かせない微発泡の泡!
◎ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ
販売価格(税込): 1,388 円
イタリア ヴェネト ロゼ 微発泡 I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml スクリュー・キャップ
イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造るロゼのフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造るロゼのフリザンテです。ちなみにプロセッコにはロゼの指定がありませんので、I.G.T. となります(笑)。
このフリザンテ、ピノ・ネロ70%、ピノ・ビアンコ30%。圧力式ステンレス・タンクで10~15日間16~20℃で発酵したのち30~40日熟成させてから瓶詰め。アルコール分11%で残糖分が11.6g / L。総アルコール分は12%弱ですからプロセッコ同様酸を残すスタイルです。ですからフリザンテにしては少ない残糖分でドライに感じる仕上がりです。計算され尽くしてますね(笑)。
ストロベリーやラズベリーのニュアンスが美しく、ひたすらフルーティー。また、味わいに質感がありますから飲み応えがあります。泡持ちが良くスクリュー・キャップを閉めておけば翌日も十分楽しめます。
質感のある軽やかな美しさ。
さすがスペシャリスト!
ラベル・デザインとロゼ色がとても綺麗(笑)。春だけの特別価格品ですからお見逃しなく!
先日久しぶりに飲んだら実に美味しい!
皆さんと美味しさを共有したい(笑)!
〇グリューナー・ヴェリトリーナー グロッサー・サッツ2017ヴァイングート ミューラー・グロースマン
販売価格(税込): 1,820 円
オーストリア ニーダーエスタライヒ州 クレムスタール 白 750ml (スクリューキャップ)
上等なグリューナー・ヴェルトリーナーの登場です(笑)。
10ヘクタールほどの葡萄園を女性醸造家ヘルマ・ミューラー・グロースマンさんが父親から引き継いで運営しています。
ウィーンから100キロほど西のクレムスタールの地に葡萄園はあります。ドナウ川の南側の水捌けの良い緩斜面の畑は複雑な土壌からなっており、ミネラル感タップリの優しいワインが出来ます。
りんごや梨の香りはあくまで優しく伸びやか、特徴的な白胡椒の風味と角のない酸によるエレガントで奥行きのある味わいは秀逸です。木樽は使いませんが、使わないというより使う必要がないと言うべきですね(笑)。
「グロッサー・サッツ」という区画の優位性を感じます。
日本人の口に合う白ワインとしては、リアス・バイシャスと双璧かと。
あなたはどちら派ですか(笑)?
野菜系の食事でしたら、グリューナー・ヴェルトリーナーに軍配があがるかも。
中華料理だったら間違いなくこのワインですね(笑)。
この価格帯最良!こんなのあるんですね
(笑)。関税撤廃の恩恵かな(笑)?
●モラゴン 2017年 ボデガス・カスターニョ
販売価格(税込): 849 円
スペイン イエクラD.O.赤 750ml
マスキュー定番のドミニオ・エスピナルやヘクラ、ソラネラの生産者ボデガス・カスターニョの新しいラインナップの登場です。
ボデガス・カスターニョと言えばモナストレルやガルナッチャなどの在来品種を濃くて飲みやすいスタイルに仕上げることで定評があります。アメリカでそのコストパフォーマンスが高く評価され大ブレークしました。安いワインにパーカーポイント90点が付いて大騒ぎになりましたね(笑)。
スペインの革新的生産者の中のトップランナーです。
このカスターニョがいよいよカベルネ・ソーヴィニヨン85%、モナストレル15%のカベルネ主体のワインをリリースしました。
飲んでみると、実に良く出来ています!
うーん。
香りはカベルネの味はしませんが(笑)、プラムやチェリーの香りが控えめながら明るくエレガント。色も黒くなく、とてもスペインのワインとは思えない出来上がりの良さ。かといってモデルのワインは思いつきません。ブラインド・テイスティングしたら、外しますね(笑)。
濃度感のあるワインなのですが、タンニンの柔らかさと酸の少なさが逆にプラスに作用してます。果汁調整したような不自然さもありませんし、崩れない構造の良さもあります。
ましてやこの価格!
ボデガス・カスターニョのイノヴェーションを垣間見ました。
ただアメリカ人をターゲットにしてますね(笑)。でも、きっと受けるはず(笑)。
恐るべきスペインワインなのです。
ところでカベルネがこんなに沢山入っていてもイエクラD.O.名乗れるんですね(笑)?カスターニョが巨大だからですかね(笑)?
やはりイタリアはまだまだコスト・パフォーマンスに優れたワインがありますね
(笑)。
●レオ・グエルフス 2015年 サン・ジョヴァンニ イタリア マルケ 赤 ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ 750ml
1944円税込み
これ、いわゆるヴィーガン・ワイン。ヴィーガンを辞書で調べると『完全菜食主義』。植物のワインで菜食主義なんておかしい?よく調べると肥料や散布薬剤などに動物由来のものは使わない。醸造工程でも清澄でゼラチンや卵白を使わない代わりに珪藻土などを使うとか。
なるほど、そういうことなんですね。酪農由来の動物性の材料を口にしない、使用しない主義。今では世界の一潮流のようです。
このワイナリー サン・ジョヴァンニは1990年設立。マルケ州の南部オッフィーダから数キロほどのピチェーノの丘にあります。30ヘクタールをビオ・ロジックで運営しています。継続的な農業を目指す農場のワイン部門です。所有する畑のうちチャフォーネ地区でヴィーガンの認証を取得しているようです。サン・ジョヴァンニの所有する畑で一番高く評価されている畑です。
これはピチェーノの丘標高300mほどの畑。7ヘクタールほどの畑から13,000本ほど生産されます。恐らく1本の葡萄樹から1本のワインほどの低収穫量。糖度の上がる陽当たりの良い区画で栽培されたモンテプルチアーノ70%、サンジョヴェーゼ30%のセパージュ。10日ほどの短めの発酵をステンレス・タンクで行ってから、18ヶ月のオーク樽熟成(多分バリックより大きいはず。)。タンニンの分量はまさにフル・ボディで見事(笑)。比較的短い発酵期間、そして除梗しているはずであることを勘案すると、葡萄果の良さ
を思わざるを得ませんね(笑)。
モンテプルチアーノ種らしい質感とブラックチェリーやベリーの果実味のバランスはとても良く、葡萄本来のプリミィティヴな深みに浸れます。
南ローヌの名門の登場!名門にしては高飛車な価格ではありません(笑)。
●リラック 2016年 シャトー・ド・セグリエス フランス ローヌ 赤 リラックA.C. 750ml 2268円税込み
ご存知リラックのトップ・ランナー シャトー・ド・セグリエスの登場です(笑)
!
まずセパージュはグルナッシュ 50%、シラー 30%サンソー10%、そしてムールヴェドル10%。発酵・熟成に木樽は使わずコンクリートタンクのみ。12ヶ月ほど熟成して瓶詰め。昔ながらです。発酵期間は21日と長くなっているようです。
個人的にセグリエスのワインを飲むのはとっても久しぶり(笑)。何十年ぶりかな(笑)?
第一印象はグッド(笑)!昔よりエレガントで良いですね(笑)。凝縮感も増してます。
特徴的なローズマリーの香り、ガリークのミネラル感。赤・黒いベリーやプラムの香り。ディテイルも明瞭。クリーンで十分な濃度があり、とても飲みやすい。
昔飲んだ印象はいわゆる優良なローヌ・ヴィラージュ(笑)。確実に良くなってます。そうなるとどうして良くなったか知りたくなる(笑)。
古い文献を調べてみましょう!
手元にあるロバート・パーカーJrの『ローヌ・ワイン』。2000年に万来舎が発行した改定増補版。セグリエスがパーカーに称賛されブレークした本です。ヴィンテージの記述の新しいところは1995年くらいですから1998年頃の記述かな?え~と。当時のセグリエスが所有するリラックの畑は37.1エーカーですね。そうすると37.1÷2.47=約15ヘクタール。で今は25ヘクタールですから10ヘクタールほど畑は増えてますね。当時はリラックだけで6625ケースですからヘクタールあたり441ケース×12本=5292本×0.75リットル=3969リットル およそ40hl/1ヘクタールですね。現在は25hlですからヘクタールあたりの収量はかなり減らしています。全体の生産本数を落とさずにやるわけですから大変な努力と言えます。どうやらこのあたりが品質向上の決定要因のよう
です。より美味しくなった訳が解りました(笑)。
あと蛇足ですが当時パーカー曰く「赤ワインを古いセメント槽で1年熟成させていては、瓶詰めされたワインに期待されるだけの果実や強烈さが残ることは決してない。-中略-フランソワは赤ワインを槽に入れておく時間を短くする方向に向かっているようなので(良い方向に向かっている。)」と評しておりましたが、どうやらお門違いのようでした。
ワインって難しいですね(笑)。
このワイン、一昨年マスキュー試飲会でお出ししたもの。2年経って良さが更に増したかと(笑)。凄いワインですね(笑)。
●モルゴン 2013年 ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール
販売価格(税込): 3,480円
フランス 赤 ボジョレー モルゴンA.C. 750ml
クリュ・ボジョレー ムーラン・ナヴァンの西のヴォーセルノーに本拠を置くドメーヌ・ド・コート・ド・モリエール。ブルーノ・ぺルノーさんと奥さんのイザベル夫妻が古き良き時代のワイン造りを再現実践。植樹は1m 間隔、余計な化学薬剤は一切使用せず栽培した葡萄は、SO 2 も使用しないで醸造されます。やれば出来るとは思いますが、ここまでやる人はほとんどいないですね(笑)。第一採算が合うのか(笑)?得られる果汁は1本の葡萄樹からハーフ・ボトル1本を遥かに下回ります。
味わいはマルセル・ラピエールのスタイルをもっと強く深くしたような感じかな(笑)。
ところで日本ではボジョレーのモリエールと言えばドメーヌ・ド・オート・モリエールが有名。漫画『神の雫』で取り上げられた影響です(笑)。これはドメーヌ・ド・コート・ド・モリエール。デンマークの著名レストラン『ノーマ』でオン・リストされていることで有名(笑)。
これは樹齢60年の古樹で栽培した葡萄を開放式のタンクで房ごと発酵させたもの。いわゆるセミ・マセラシオン・カルボニック。古典的な発酵方法。12日間の醸しのあとゆっくり優しくエア・プレスした後シュール・リーの状態で6ヶ月ピエス樽(多分古樽)で熟成、澱引き濾過をせずに瓶詰め。すべての工程でSO 2 は無添加。
味わいは「こんなに美味しいボジョレーを飲んだのは何時以来(笑)!」美しく落ち着いた紫色。チェリーやイチゴの風味がぎっしり、ぎゅっと詰まった甘くないジャムのよう。深く、大きく、広い様はいう言葉がない(笑)。時間の経過とともに重い腐葉土やキノコ、リキュールっぽさが出てきます。同時に果実味は力強さ、緻密さを増し、しなやかで弾力のあるものに変化。『噛みごたえのあるワイン』です(笑)。ジビエとの相性は抜群なはず。
ワインとしての生命力を感じる逸品なのです。
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Mar 23, 2019 by
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桜の開花宣言出ましたね(笑)。まあ、今日は生憎の雨模様の土曜日ですが。
マスキューのカウンターの上は、春仕様!
花見をしながらワインを飲むにはやはり紙コップやプラコップになりますよね。わざわざワイングラス持参というのもちょっとはばかれます(笑)。そこでそんなデイリーなアウトドア用の泡を並べました(笑)!
向かって左側から、名手コンテッセが造る大人のフリザンテ2本
ヴェルドゥッツォ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 微発泡 白 I.G.T. 1388円税込み 浸れますよ(笑)。
ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 微発泡 ロゼ I.G.T. 1388円税込み
春のお花見大定番(笑)。
そして、スペインの果実味豊かな
サンソ・ヴェルデホ・フリザンテ 2017年 ヴァル・サンソ 微発泡 白 1388円税込み
ランブルスコ セッコ カンティーナ・セッテカーニ 微発泡 赤 972円税込み
ドトールコーヒーのミラノサンドでも買って食べるとベリー・グッド(笑)。
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Feb 21, 2019 by
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ふふふ(笑)。
よーやく並びました!
明日、明後日のマスキュー試飲会のワインです。
う~ん。
右端のコンテッセのフリザンテ、色合いが春らしくてイイですね。あとは全体にシック(笑)。全体が茶系、これはこれでイイかな。不思議なものでなんとなくバランスが取れているんですよね。並びは白→赤 値段順ですから特別な意図はありません。でもなんとなく収まる。不思議ですね(笑)。
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Feb 19, 2019 by
weblogland |
今月2月22、23日のマスキュー試飲会のラインアップ決まりました!
今月は日数が少ないので1週間早まった感じ(笑)。いつも以上にバタバタです(笑)。
テーマはオール・イタリア!イタリアの新着・再入荷・定番の6本立てです!
このワインは定番ですが、完売後ようやく再入荷。ファンの皆様お待たせいたしました!
◎ヴェルドゥッツォ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 微発泡 白 I.G.T.
イタリア マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1388円税込みスクリュー・キャップ
イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造る白のフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造る白のフリザンテです。今まで定番でロゼ・フリザンテを扱っていましたから、これで白、ロゼの揃い踏みとなります(笑)。ちなみにプロセッコには品種の指定がありヴェルドゥッツォだとI.G.T. となります(笑)。
このヴェルドゥッツォはイタリア北東部ヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で栽培されている地場品種。透明感のある淡い青みがかった黄金色。繊細な泡が弾けて涼しげ。香りは強め、青リンゴ、レモン、ライムにメロン、柚子、桃、ハーブなどが加わりかなり複雑。面白いのが果実に完熟感があまりなく、押しつけがましくない点。それゆえ植物的なニュアンスが全体のバランスに貢献しています。暑苦しくないのです(笑)。コンテッセの意図を感じますね(笑)。いわば、さりげなく美味しい!しかも品がある(笑)。
食べ物との相性は良く、特に生姜・ミョウガなどを使った和食など間違いなく合います。ワイン自体に塩辛さがありますから、単純に天ぷらなどもグッド(笑)。イタリアンにこだわる必要なしですね(笑)。
久しぶりの扱い。以前のスタイルをより重厚にした感じ。進化していました!
◎グラン・キュヴェ・ブリュット N.V.ケットマイアー イタリア 発泡性 白 アルト・アディジェD.O.C.750ml 1990円税込み
う~ん。
旨い!
以前飲んだものとは違いますね(笑)。
よりパワフルになってます。全体の密度感が増しています。
抜栓直後の立ち上る香りはクリーミー。しっかり熟成した物にだけ出る香りです。タンク内二次発酵したスパークリングでこれ程濃密な味わいの物は初体験(笑)。もちろん原料ワイン・葡萄の良さが大前提ですから、贅沢過ぎる出来栄え!
以前のメイクは爽やかさとピノ・ビアンコ独特の旨味のハーモニーが身上のスパークリング。これはその枠を越えた高級な味わい。若干甘く感じますが、それは残糖分ではなく、甘く感じる酸の性だと思います。
シャルマ方式の技術的な進歩と、原料を調達した畑が定まり質が向上したとしか考えられません。
バック・ラベルを良くみるとアルト・アディジェ-シュッドチロルとあります。ケットマイアーはこだわりのキュヴェにはシュッドチロルを付け加えます。単にアルト・アディジェだけで事足りますが、このシュッドチロルを付けることが大きなこだわりのようです(笑)。ケットマイアーの看板ブランド マゾ・ライナー・シリーズのワインでは表ラベルにアルト・アディジェ-シュッドチロルと表記されます。これは控えめにバック・ラベルに付け加えています(笑)。何かが良い方向に変わったようですね(笑)。
質の高さが際立っています!
〇キアラ オッフィーダ ペコリーノ 2017年 サン・ジョヴァンニ イタリア マルケ 白 オッフィーダD.O.C.G. 750ml 1843円税別
これ、いわゆるヴィーガン・ワイン。ヴィーガンを辞書で調べると『完全菜食主義』。植物のワインで菜食主義なんておかしい?よく調べると肥料や散布薬剤などに動物由来のものは使わない。醸造工程でも清澄でゼラチンや卵白を使わない代わりに珪藻土などを使うとか。
なるほど、そういうことなんですね。酪農由来の動物性の材料を口にしない、使用しない主義。今では世界の一潮流のようです。
このワイナリー サン・ジョヴァンニは1990年設立。マルケ州の南部オッフィーダから数キロほどのピチェーノの丘にあります。30ヘクタールをビオ・ロジックで運営しています。継続的な農業を目指す農場のワイン部門です。所有する畑のうちチャフォーネ地区でヴィーガンの認証を取得しているようです。サン・ジョヴァンニの所有する畑で一番高く評価されている畑です。
これはその一番良い畑で造られたペコリーノ種100%の白ワイン。このペコリーノはマルケやアブルッツォなどで重用される品種。濃く輝く麦わら色、フレッシュで清々しい金柑や柚子を連想させる柑橘類のニュアンスは親近感を感じます。白や黄色い花、濃いリンゴやスモモ、やがて後ろからスパイスや熟したフルーツの風味が相まって物凄い密度で迫って来ます。全体のバランスはとても良いのですが、口中で渦巻く香りは圧巻(笑)。それに伴う余韻の美しさは十二分に満足、浸れるものです。ワイン評論誌で グラン・クリュ並みの畑 と高く評価されることに納得の味わいなのです(笑)。
いつ飲んでも癒されます。大好きなワインなのです(笑)。
●チロ・ロッソ クラシッコ 2013年 ジート イタリア カラブリア チロD.O.C.750ml 赤 1573円税込み
イタリア半島の土踏まずにあたるカラブリア州産の赤ワインです。地場品種ガッリョッポを使った力強いちょっと個性の強いワイン。生産者であるジートは、その個性をよく表現しています。野性の木の実を思わせる甘酸っぱい香味にスパイス、エスプレッソ、苦いチョコレートのニュアンスが。
若い頃は強すぎたであろうタンニンが、綺麗に溶け込みこれらの複雑な香味を支えています。
派手に傾くことのない落ち着き・素朴さのあることが、チロの、そしてガッリョッポの持ち味・魅力です。
イタリアワインの奥深さを楽しめる1本。
オススメです(笑)。
今風の濃くて解りやすいスタイルではなく、土地に根差したクラシックなワイン。生活に繋がった有様はその地を妄想させてくれます(笑)。ワインラヴァーには、こんなワインに巡り会える幸せを与えてくれます。
こんなワインが日本で飲めることはグローバリゼーションの恩恵ですが、味わいはグローバリゼーションとは無縁の独特な物。
好まれるかどうか?売れるかどうかは解りません(笑)。
私は好きなんですが…。
とっても美味しいネグロ・アマーロ!
●『ラ・ヴォリエラ』ネグロ・アマーロ 2016年 テヌータ・ジローラモ イタリア 赤 プーリアI.G.T. 750ml 1944円税込み
テヌーテ・ジローラモはプーリア州ターラント県マルティーナ・フランカにカンティーナを構えます。テヌーテ・ジローラモは2002年に創業した若いカンティーナで、2007年に最新の醸造設備をもつ新たなカンティーナを完成させ、効率的なワイン造りを行える素地が整いました。彼らが目指したのは伝統品種を洗練させ美しいフィニッシュをもったワイン造り。
畑は村の南のイトリア渓谷の標高350m~400mの丘陵地帯に広がる50haを所有。
平坦なサレント地方では珍しい立地。
ボーロとこの地で呼ばれるテッラ・ロッサ粘土質土壌を中心に一部砂質や砂利、石灰などが混ざっています。保水力がある特殊な土壌のようで、近年植えた葡萄はすべて12,000本の高密生で栽培しています。本来乾燥地帯のプーリアで密植は無理ですししません(笑)。50ヘクタールのカンティーナ全体の生産本数は950,000本ですから、1本の樹からの収量は1.5リットルほど。かくして、プーリアにおいて酸とエキス分の凝縮した葡萄果汁を手に入れることが可能となった訳です。
勝算を持った事前の計画と確たる実行の賜物なのです。
ジローラモでもっとも評価されているのがネグロ・アマーロ。これは『モンテ・デイ・コッチ』シリーズの下のクラスになる『ラ・ヴォリエラ』シリーズのもの
。味わいはとにかくエレガントの一語。
ネグロ・アマーロってアルコール分が高く真っ黒。甘苦くてあまり特徴がない(笑)
。安い南イタリアのワインのベースになるようなイメージがありましたが(ごめんなさい)、ジローラモのネグロ・アマーロは違います。黒くて甘苦いのですが、それが特徴と感じられない。香りの芯にチェリーやベリーの赤い果実があり
、しっとり落ち着いた液体とのハーモニーは驚くほどエレガント。すべてにおいて無理を感じない味わいは何時までも浸っていたくなります。樽熟成のニュアンスはとても控え目ででしゃばらない細心の塩梅。ネグロ・アマーロのイメージが変わるスタイルなのです(笑)。
かなり凄いワインです!
●『モンテ・デイ・コッチ』 プリミィティーヴォ・サイレント ヴァンダンミア・タルディーヴァ 2015年 テヌータ・ジローラモ イタリア プーリア 赤 サイレントI.G.T. 750ml 2962円税込み
テヌーテ・ジローラモはプーリア州ターラント県マルティーナ・フランカにカンティーナを構えます。テヌーテ・ジローラモは2002年に創業した若いカンティーナで、2007年に最新の醸造設備をもつ新たなカンティーナを完成させ、効率的なワイン造りを行える素地が整いました。彼らが目指したのは伝統品種を洗練させ美しいフィニッシュをもったワイン造り。
平坦なサレント地方では出来上がるワインもフラットなものが多いのですが、それに対するチャレンジなのです。
畑は村の南のイトリア渓谷の標高350m~400mの丘陵地帯に広がる50haを所有。
平坦なサレント地方では珍しい立地。
ボーロとこの地で呼ばれるテッラ・ロッサ粘土質土壌を中心に一部砂質や砂利、石灰などが混ざっています。保水力がある特殊な土壌のようで、近年植えた葡萄はすべて13,000本の高密生で栽培しています。本来乾燥地帯のプーリアで密植は無理ですししません(笑)。地下に水がありませんから1ヘクタールあたり1000~1500本ほど植える乾燥農法が通例です。50ヘクタールのカンティーナ全体の生産本数は950,000本ですから、1本の樹からの収量は平均1.5リットルほど。かくして、プーリアにおいて酸とエキス分の凝縮した葡萄果汁を手に入れることが可能となった訳です。
勝算を持った事前の計画と確たる実行の賜物なのです。
この『モンテ・デイ・コッチ』はブランド名。ジローラモの上級ブランドですね
。フレンチ・オークの樽で発酵後に4~6ヶ月の樽熟成を経て、6ヶ月の瓶熟成してからリリース。1ヘクタールの畑に13,000本の葡萄樹が植えられているヤツです(笑)
。しかも遅摘みしていますからアルコール分は15%。残糖分も10g/Lは越えていそうです。(調べると20g/L)
味わいは甘露で実に美味しい(笑)!
十分な酸とエキス分がありますから、アルコリックな感じがない。折り合いがとても良いのです。果実味はプリミィティーヴォ(笑)。完熟したプルーンやプラムに満たされ時を忘れます。真っ黒になっていません(笑)。全体の大きさ、余韻の長さ美しさは立派(笑)。プルーンやプラムの甘い香りがいつまでも続く余韻はあまりに美しい。
プリミィティーヴォというとジョイア・デル・コッリに勝るものはないと思っていましたが、ジローラモは別ですね。また違ったエレガントなスタイルなのです。
う~ん。
この美しい不思議。どうしても知りたく分析表を取り寄せてみると、なっ、なんと総酸が1リットル中6gを越えています!
こりゃ凄い。常識では理解出来ない値。
特殊なテロワールとプリミィティーヴォという品種の織り成す奇跡としか言いようがありません。
また少しワインのことが解ったような気になるワインです(笑)。
以上6本 イタリア イタリア なのです(笑)。
いつも通り22日(金)は17~20時30分
23日(土)は11~20時30分とりおこないます。
皆様のご来店お待ち申し上げます!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Jan 24, 2019 by
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ふふふ(笑)。よーやく並びました。
これで明日の試飲会に間に合う(笑)!
真ん中のエルミータの1999年目立ちますね。派手な訳じゃなくて、20年経った風格みたいなものが滲み出てます。こうでなくっちゃ(笑)!左端のルージュ・ブルーのラベルは妙に可愛い。漫画みたいなデザインですが侮ってはいけない(笑)。完成度高いですよ。その2本に挟まれたネイール。地味で見立たないラベルですけど、味わいを知っている私には凄みをラベルから読み取ってしまいます。う~ん。眺めてるだけで妄想が止まりません!
さあ、明日、明日!
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Jan 21, 2019 by
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今月1月25・26日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
どのワインが皆様の心に届くか(笑)?
〇オリヴェート クラッシコ 『トッリチェラ』 2016年 ビジ イタリア ウンブリア 白D.O.C. 750ml 1574円税込み
マスキューの大定番のウンブリアの白、ビジ社のオリヴェート・クラッシコ。
スタンダードのセッコは前から扱っておりましたが、これはビジ社創設100周年を記念して造られたキュヴェです。今回初登場(笑)。
ビジは社は1880年創業の老舗でこの地を代表する造り手のひとつ。コストパフォーマンスの高さに定評があり、国内外で愛されています。オリヴェート・クラッシコってあまり良い印象がありませんが
(ごめんなさい。)、これは別(笑)。
近年は、イタリアで最大級の規模を誇るワイン・コングロマリット グルッポ・イタリアーノ・ヴィーニの傘下に入っていますが、これが逆に良かったようです(笑)。グループの技術力・資金力を得て、
更なる大成功。もちろん品質の高さあってこそ(笑)。
これはスタンダードのものと比べると味わいは別物(笑)。セパージュはプロカニコ40%、ヴェルデッロ20%、グレケット20%等となっており、スタンダードのものと比率が微妙に違います。セレクションがより厳しいようですね。
あと、大きく違うのは味わい(笑)。白、黄、赤などの果物が複雑に入り交じり壮観。しっかり酸があり薄さを感じません。しかも、麝香のような官能的な香木のニュアンスもあり深みを感じる出来栄え。構成の複雑さ、全体の折り合いの良さ、生命力はスタンダード品より1枚上。
う~ん。
丸っきり木樽のタンニンは感じませんが、一部木樽によって熟成したものがアッサンブラージュされてるかも?
まあ、それにしても見事な出来栄え。デイリーな価格のものとしては他の追随を許さないレベルですね(笑)。
コスト・パフォーマンスに優れたビジらしさ全開のキュヴェです!
●サンジョヴェーゼ デル ウンブリア 2017年 ビジ イタリア ウンブリア 赤 I.G.T.750ml 1388円税込み
マスキューの大定番のウンブリアの白、オリヴェート・クラッシコの生産者ビジ社が造るサンジョべーゼ100%の赤。
木樽は使わない真っ向勝負の赤ワイン(笑)。飲むと確かにサンジョべーゼ(笑)。
トスカーナのサンジョべーゼと比べるとよりファットで筋肉質。口当たりは柔らかく、広がり膨らみもふわっとしてます
が、サンジョべーゼ特有の酸っぱさも隠れるようにあります。コンポートのような凝縮感があり、健全で完熟した葡萄のみで造った感、撰果の良さが想像出来ます。
ビジは社は1880年創業の老舗でこの地を代表する造り手のひとつ。コストパフォーマンスの高さに定評があり、国内外で愛されています。オリヴェート・クラッシコやエスト・エスト・エスト等の白ワインの生産者として有名ですが、実は赤も美味しい(笑)。著名な赤の原産地で無いことが災いしてるようです。今後の赤ワインの成長、伸長が期待出来る生産者として脚光を浴びるはず。手っ取り早く高いワインを造るのが良いのでしょうが
(笑)、簡単に走らないところがビジらしい堅実さ。信頼出来るところでもありますね。
●ヴァイン・イン・フレーム ピノ・ノワール 2016年 ヴィル・ブドゥレアスカ ルーマニア デアル・マレD.O.G. 赤 750ml 1388円税込み
私達おじさんはルーマニアというと女子体操の妖精コマネチくらいしか思いつかない(失礼!)。あとドラキュラかな(笑)。
そんな訳でまずラベルの解説。ワイナリー名は『ヴィル・ブドゥレアスカ』。2000年代前半に設立。275ヘクタールの畑を有します。旧ソ連のコルホーズの流れかな(笑)?
『ヴァイン・イン・フレーム』はブランド名。EUから1,200万ユーロの融資を受け近代化、プロデューサーにイギリス人技術者を招き世界市場に打って出ます。
デアル・マレは原産地指定地区。場所はルーマニアの中央部に逆くの字に横たわるカルバチア山脈の南裾のムンテニア地方の古くからの銘醸地デアル・マレ原産地指定地区。畑はすべて南向き。緯度は45度とボルドーやブルゴーニュと同じ。夏場の雨量は少なく、土壌も肥沃な黒土も含む恵まれた地。もともとのヨーロッパ系葡萄の故郷ですから環境に文句無し(笑)。
味わいはしっかりピノ・ノワール(笑)。はっきりとした旨味があり、丁寧にフリーラン・ジュースを使った感。ちょっと果実味にニュー・ワールドっぽい黒さを感じますが、赤さもじっくり飲むと感じられます。しっかり酸を感じられバランスの良さが特徴的。古い樽を使った木樽熟成の塩梅も良く、過剰になっていない点ニュー・ワールドとは違いますね(笑)。
マスキューの定番のルーマニア、ムンテニアのドメニイレ・サハテニのピノ・ノワールと比べると、こっちの方が濃くブルゴーニュに近い印象。好みの別れるところでもありますが、ルーマニアのピノ・ノワールの優位性は共通。きっと近い将来ブルゴーニュの伝説を打ち破るであろうポテンシャルの高さ、コスト・パフォーマンスの高さは楽しみでございます(笑)。
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 1999年 スペイン 赤 カンポ・デ・ボルハD.O. 750ml 2407円税込み
ニューヨークの高級レストラン「オレオール」でチーフ・ソムリエを努めたスペイン人、マルティー・ケール氏が、「飲む人のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワイン造り」を目指して2002年に設立したワイナリー。マスキューの定番のエルミータ・デ・サン・ロレンツォとティエラ・セレナの供給元と言えばご安心かと(笑)。
このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。
セパージュはガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。ステンレス・タンクでマロラクティック醗酵まで完了した後、オーク樽熟成36カ月(225L、フレンチオーク50%、アメリカンオーク50%、新樽比率50%)、その後16000Lの樽で熟成13年、そして2年以上の瓶熟成をしてリリース。しかも出荷前にリコルクする念の入れよう!(大樽熟成の期間が長いためにボトルに澱はありません。)
いわゆるグラン・レゼルバの規定熟成期間60ヶ月をはるかに越えてます。充分な熟成期間を経てリリースされていますね(笑)。セパージュや造りはは通例のグラン・レゼルバと同じですが、より良い作柄の特別なグラン・レゼルバなのです。
味わいはクラシック!枯れて余分な物がそげ落ちながら、明瞭なプラム・ベリー様の果実味が溶け込んでいます。しかも纏まった酸が舌の上を転がる。いわゆる古酒に入った段階。高貴なまでの強さがありながら、それが枯れて行く様は美しいの一語。ただしティスティングしてもセパージュは何だか解らない(笑)。
わざわざリコルクしてることからも、今後10年は更なる熟成を遂げるはず。その様を定点観測する楽しみは垂涎もの(笑)。
古酒の何たるかが解る貴重なものなのです(笑)。
まあ、古酒嫌いの方にはお勧めいたしません(笑)。
●『ネイール』2007年 ロ・ゼルボーネ イタリア ピエモンテ 赤 ドルチェット・ディ・オヴァダ・スペリオーレD.O.C.
750ml 2314円税込み
ロ・ゼルボーネは2003年にファビオ・ソマッツィさんが設立しました。リグーリアとピエモンテの州境にあるロッカ・グルマルダ村。バローロのあるアルバの東と言えば分かりやすいかな(笑)。D.O.C. ドルチェット・ディ・オヴァーダの中心地にある3ヘクタールのワイナリーを取得しました。年間生産量は20,000本ほど。1ヘクタールあたり5000本前後植樹しているようですから、1本の葡萄樹から出来上がるワインは1本強。それでこの濃密な味わい(笑)。イタリアの産地としての優位性を感じますね(笑)。
畑は標高130~170m の南東向き斜面で風通しも良く、土壌は火山と砂質の混成土壌で水捌けも良く、下草が生えにくいことに着眼。有機栽培を始めました。2010年にはイタリアの公的有機認証機関BIOSの認証を取得。その後SO2無添加のワイン生産を目指しています。手法は所謂ビオロジックですから、割りとフレキシブルで現実的(笑)。発酵・熟成にはステンレス・タンクのみ使用。ビオデナミほど原理主義的ではありません(笑)。状況に応じたワイン造りは、すべて葡萄本来の味わいを出すため。場合によっては自然酵母に一部培養酵母を混ぜたり、熟成前後(恐らく)に最小限のSO 2 添加もします。とは言え残留SO 2 が30mg /L以下を達成していますから立派(笑)!多大な尽力を感じる将来性のある生産者なのです。
このワイン、(恐らく特別な区画の)ドルチェット100%で造られています。
インポーターさんの資料によると
『遅摘みぶどうと長期熟成が醸し出す重厚な味わい。 手摘収穫した完熟ぶどうを28~30℃で30日かけてゆっくりと自然発酵。その後一部バリックと大樽、一部ステンレスタンクで3年以上熟成後、濾過をせずに瓶詰め。』
飲んだ印象は、全房発酵させたかのような強さ・大きさ・生命力を感じるもの。
10年を越えてようやく最初の飲み頃に入ってきたところですね(笑)。これってかなり凄いこと。全体のポテンシャルの高さ正銘さは圧巻。リキュールっぽさを身にまとい隙間の無い液体の織り成す複雑で重厚な姿。果実味の芯がプラムだけでなくラズベリー、チェリー、イチジク等の熟したベリー等、それらに紅茶や腐葉土の土臭いニュアンスが相まい、無理の無い折り合いの良さ。いかにもゼルボーネらしい野趣ある味わい。ただしドルチェットの本来のフレンドリーさは愛嬌かな(笑)?高貴じゃないけれど、渾身のワイン。イタリアワインの優位性を実感します。しかもスぺリオーレを名乗るべき最上級品なのでしょうね。
ゼルボーネ自体がキュヴェ名が多くよく解らないところがありますが(笑)、それは途上故かな?
まあ、特別なキュヴェであることは確かてす!
●『ミストラル』 2015年 ドメーヌ・ルージュ・ブルー フランス コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュA.C. 赤 750ml 2730円税込み
フィネスのあるローヌ・ワインの登場!
この生産者ドメーヌ・ルージュ・ブルーはコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのアペラシオン。オランジェの北東部にあるサント・セシル・レ・ヴィーニュの町の近郊に8.5ヘクタールの畑を所有。9区画の内の5区画がコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのアペラシオンとなります。ワイナリー自体は400年続く由緒あるもの。現在は栽培担当のトーマさんと醸造担当のキャロラインさんによって運営されています。
土壌はシャトー・ヌフ・デュ・パフのような石ころだらけの土壌(かつての川底)とガリーク(風化した石灰岩)。植樹されているのは恐らく古い葡萄樹。そしてかなりの低収量のはず。
この生産者いわゆるビオ系の生産者ですが、そんなのどうでも良い(笑)。
造りは全房発酵。2日ごとにポンピング・オーバーでエア・レーション。コンクリート・タンクで自然酵母で発酵されるため発酵温度は自然と低くなり、17~21日間醸します。熟成は最初フレンチ・オークに短期間入れた後、コーティングしていないコンクリート・タンクで24ヶ月熟成して瓶詰め。無理に樽香を着けません
から出来上がったワインは無理の無いフィネスのあるもの。温暖な彼の地、いやでもアルコール分は高くなり、パワー全面のスタイルとなります。もちろんこのワインもアルコール分は高いのですが、それを感じさせない涼しげな美しいもの。
う~ん。
嬉しい驚き!
セパージュはグルナッシュ、シラー、ムールヴェドルにルーサンヌと伝統的な組み合わせ。味わいの特筆すべきはバランスの良い質感。突出するものがなく、突出しているのは旨さのみ。全体を下支えする隠れたリンゴ酸は伊予甘(笑)。ブラック・ベリー、ジンジャー、シナモン、甘草、コーヒー、チョコレートに黒胡椒などのスパイス。これらが驚くほどのハーモニーを奏でる様は言葉を失うほど。品の良い折り合いの良さ。溶け込みの良さは、まるでシンフォニーを聞いているかの如し。
心奪われるローヌのワインなのです。
いつも通り、
25日(金)は17~20時30分
26日(土)は11~20時30分
執り行っておりますので、お手隙のお時間にお立ち寄りくださいませ。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Dec 19, 2018 by
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並びました。
今週末のマスキュー試飲会のワインです!
こうして眺めるとなかなか美しい(笑)。最近気がついたのですが、並びが美しい方が売れるのでは?なんとなく売れ行きがイイような気がします。まあ、見た印象は良いのはたしか。そうすると購買に少しは影響があってもおかしくないかな。あと、売っている我々のリズムも良くなるような(笑)…。
ところで向かって右端のコンテッセのプロセッコなんですが、今回特にこれが並びの美しさに貢献してると思うのですが、背が高すぎて下の収納棚に入りません(笑)。まあ、イイかな(笑)。
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Dec 15, 2018 by
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今年最後のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今月はいつもより1週間早く12月21(金)、22(土)日となります。
21日は17~20時30分
22日は11~20時30分
の開催予定でございます(笑)。
今回はイタリア5本、モルドヴァ1本。
後半は熟成を実感できる美味しい大物。
なかなか経験出来ないワインですから、是非お試しを!マスキューからのクリスマス・プレゼント(笑)。
大人のラムネ(笑)。日本人好みの味わい。やはり泡が恋しい季節です。
◎プロ・セッコ 『トレヴィソ』 エキストラ・ドライ レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 白 750ml 1836円税込み
食前の乾杯に1杯だけ飲んで、すぐその存在を忘れてしまうようなお手軽なプロセッコとは明らかに違う、食前から食中ずっと楽しめる上等なプロセッコが入荷しました!是非お試しいただきたい秀逸なプロセッコです(笑)。
レ・コンテッセ社はプロセッコに最適とされるコネリアーノ地区に畑を所有、丁寧な栽培で質の良い葡萄を育てています。
グラスに注ぐと、これがプロセッコ?と思うくらい濃い麦わら色。豊かな香りと厚みがある果実味によくあってとても自然。ラムネのような優しいライム香にアカシアの花、夏みかんの花、桃、リンゴ、カリンといった明瞭で華やかな香味、草の匂いやハーブのニュアンスが混じり爽やか。余韻にはほのかにハチミツを感じ上等。
うーん。
今まで飲んできたプロセッコって一体なんだったの(笑)?
ガス圧が5.3気圧ありますが、液体との溶け込みがよくグッド。トラディショナルなプロセッコは葡萄の収穫を早めにします。そうすることによりしっかりとした泡を確保でき、ラムネのような清涼で優しいライム香が漂います。
タンク内二次醗酵のいわゆるシャルマ方式でプロセッコは造られますから、生産者は初期投資設備にコストかかかります。このため生産者も中規模以上の生産者に限られ、生産量もいきおい多くなる傾向があります。ですから海外に輸出されるプロセッコはあまりプロセッコらしくないものが多くなりますね(笑)。
性格上エキストラ・ブリュットと言ってもやや甘く感じますが、しっかり冷して飲むべきスパークリングと言うことでお楽しみくださいませ(笑)
〇オリヴェート クラッシコ セッコ 2017年 ビジ イタリア ウンブリア 白D.O.C. 750ml 1296円税込み
マスキューの大定番のウンブリアの白、ビジ社のオリヴェート・クラッシコ。
かなり前から扱っておりましたが、マスキュー試飲会に出すのは初めて(笑)。定番過ぎて忘れてました(笑)。
ビジは社は1880年創業の老舗でこの地を代表する造り手のひとつ。コストパフォーマンスの高さに定評があり、国内外で愛されています。オリヴェート・クラッシコってあまり良い印象がありませんが(ごめんなさい。)、これは別(笑)。
近年は、イタリアで最大級の規模を誇るワイン・コングロマリット グルッポ・イタリアーノ・ヴィーニの傘下に入っていますが、これが逆に良かったようです(笑)。グループの技術力・資金力を得て、更なる大成功。もちろん品質の高さあってこそ(笑)。
セパージュはプロカニコ45%、ヴェルデッロ20%、グレケット15%等の地場品種。ステンレス・タンクのみで造られます。
味わいは桃のようなふっくらした香りに、レモンやグレープフルーツの柑橘類の酸味が折り合い良く調和し、後味のアーモンドっぽい苦い香りが上手くワインをまとめています。旨味のある粘りは心地好く、あっという間にボトル1本空いてしまう。完璧なデイリー・ワインでございます(笑)。有りそうで無い高品質なデイリー・ワインなのです。
今年一番のコスト・パフォーマンス!
●メルロ 2017年 ラダチーニ モルドヴァ ヴァルル・ルイ・トライアン 赤 750ml 1018円税込み スクリュー・キャップ
ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです
このワイン、ヴァルル・ルイ・トライアンで造られるメルロ100%。土壌は半乾燥
気候下の草原に発達する黒土土壌チェルノーゼム。石灰分に富む肥沃な軽いローム質の炭酸黒土とか。関東ローム層の最上部のソフト・ロームみたいなものかな(笑)?
手摘みされたメルロを14℃で8日間アルコール発酵、そして20℃で8日間マロラクティック発酵。その後6ヶ月の熟成。すべてステンレス・タンクを使用。
醸しの期間は16日と短めながらしっかりした味わい。もともとの葡萄栽培の良さ、収量の低さ故ですね。自信がなければ出来ませんね(笑)。
調べると1本の葡萄樹からフル・ボトル1本半ほどの果汁しか得ていません。しかもプレス果汁は使いません。(歩留まりは50%ほど)
小粒のプラムやフランボアーズの完熟した果実がみっちり(笑)。一口でメルロと解りますが、何処のメルロと聞かれると困る(笑)。オリジナリティのあるメルロですね。あとラダチーニらしい透明感のあるタンニンはシルキーで上等(笑)。フリーラン由来の旨味が全体を高級に演出。この価格帯ではずば抜けた品質。これこそモルドヴァの産地としての優位性を実感させるもの!恐るべしモルドヴァなのです(笑)。
すべてのワイン・ファンは飲むべし!新たな神話を予感させます。
ネッビオーロって美しい!さらに良くなっています!最後の2013年。次は高くなるようですね。
●カブレンガ 2013年 アンツィヴィーノイタリア ピエモンテ 赤 V.D.T. 750ml 2314円税込み
イタリア ピエモンテ北東部ノヴァーラ県のD.O.C.G.ガッティナラの生産者アンツィヴィーノ。マスキューの定番アイテムですね(笑)。
アンツィヴィーノは1999年の創立。もとはミラノに住んでいたオーナーがガッティナラ村の古い修道院を買い取り移住してきたのが始まりでした。標高200~300mの南~南西向きの畑はブドウ栽培には最適。
このキュヴェはヴァン・ド・ターボラ。ネッビオーロ50%、それに在来のクロアチーナ25%とヴェスポリーナ25%。本来ならばプラマテッラD.O.C. を名乗りたいところですが、ヴェスポリーナの量の規定が20%以下なので僅かにD.O.C.をなのれません。ステンレス・タンクで12ヶ月熟成したのちスロヴェニア産の大樽で12ヶ月熟成したもの。そして6ヶ月の瓶熟成後リリースされます。
味わいの第一印象はしっかりネッビオーロ(笑)!スミレの香りにチェリー、ストロベリーなどの赤いベリーの香り。非常にビビット。フレッシュながら上等のネッビオーロを連想する味わい。それに同じ凝縮感のあるプラムが加わりベリーとプラムの万華鏡状態となります。ネッビオーロの良さを生かし、さらに在来品種の特徴を加えています。それもまったく違和感がないところは秀逸。ネッビオーロはその高貴さ完璧さから、基本的に他の品種とブレンドすることはほとんどありません。あってもほんの少しです。これはこの地の特徴のようですね。飲んでみて理解できました(笑)。これほどフレッシュ&フルーティー、しかもディテイルが明瞭なネッビオーロを経験したのは初めてです。ネッビオーロの一面を知ると同時に自分のネッビオーロ原理主義を恥じました(笑)。でも、これもアンツィヴィーノが偉大なネッビオーロの生産者であることの証しと考えるべきなんでしょうね(笑)。目から鱗のイタリア・ワインなのです。
早飲みに仕上がってますが、滅茶苦茶美味しいですよ(笑)。
とっても良いキャンティなのです(笑)。
●キャンティ クラッシコ 2015年 ファットリア・ディ・ペトロイオ イタリア トスカーナ 赤 キャンティD.O.C.G.750ml 3054円税込み
キャンティを久しぶりに入荷させました。今さらキャンティなんかどうするの?などと言わないでください(笑)。
実際、なかなかまともなキャンティには当たらない(笑)。でもまともなキャンティは飲みたい!諦めかけていましたが、見つけました!
以下インポーターさんの資料より
ファットリア ディ ペトロイオはキャンティ・クラシッコ地区で最も南のCastelnuovo Berardenga地区に位置し1927年からキャンティ・クラシコ協会に所属する歴史ある造り手。
現在のオーナーは、ローマ大学で教鞭をとる精神科医のジャン=ルイジ・レンツィ氏とその家族。
ローマの星付レストラン”アクオリーナ”のシェフとして長年従事していた彼の娘ディアナが中心となりワイン造りに専念している。
醸造に関してはミスター・サンジョベーゼの異名を持つカルロ・フェリーニ氏が手掛けている。
スーパータスカンには敢えて走らず、キャンティ・クラシコとトスカーナの地に根付いた品種であるサンジョベーゼに力を注いでいる。
カンティーナと南東向きの畑は、標高350mの丘の上にあり、ブドウは全て自社が所有する6つのFattoria di Petroio 畑で収穫されたものを用いている。
真摯な姿勢が品質に反映されて、毎年、様々なワイン評定誌で高評価を得ており、ロバート・パーカーなど、著名なワインジャーナリストからも高い評価を得ている。
以上
このキャンティ、1ヘクタールに5,500本の葡萄樹を伝統のコルドーネ・スペロナート仕立てで植え、1本の葡萄樹より1リットルほどの果汁を得ます。今のキャンティにしては濃い(笑)、昔ながらの低収量。
セパージュはサンジョベーゼ 90%、コロリーナ 5% 、マルヴァジァネーラ 5%。サンジョベーゼに他のものを少し混ぜる伝統的なスタイル。
9月中旬におそらく手摘みで収穫、除梗したあと、29℃の温度で20日間のアルコール発酵、19日のマロラクティック発酵。発酵槽はコンクリート。これもまた伝統的。
そしてトノー(500Lくらい)で14ヶ月の熟成、瓶詰めして3ヶ月寝かされてからリリース。バリックを使わない点グッド(笑)。
全体に無理の無い伝統的な方法を踏襲しています。
特にバリックで熟成させた樽香プンプンの薄いキャンティに怒りを感じる方 是非お試しください(笑)!
旨味、深みがあり、しかも飲みやすく食事に合わせるためのスタイル。サンジョベーゼはこうあるべきスタイルなのです。20年以上前にはこんなキャンティたまにはありましたが、今はレア。
お飲みになれば何故私が飛びつくかご理解いただけるかと(笑)。
2006年ヴィンテージからの扱いなので、未だに本来の熟成を遂げたものは未経験。現行の2008年がだいぶ良くなって来ましたので皆さんと途中観察です(笑)。やはり最低10年は寝かしたいワインですね。
●サグランティーノ・ディ・モンテファルコ 2008年 コルペトローネ
イタリア ウンブリア 赤 サグランティーノ・ディ・モンテファルコD.O.C.G.750ml
4628円税込み
1995年の設立から世界中にサグランティーノ・ディ・モンテファルコ旋風を巻き起こしました伝説のワインです。
コテコテのバリックに負けない凝縮した果実味はセンセーショナル(笑)。
リリース後16年経つこのヴィンテージにこそ、真実が語られるはず。
試す勇気がある方のみお勧めします(笑)。
飲んだ人のみぞ知るべきなのです。(あの凝縮感ですから悪い訳がない。)
ニューワールドにない真実があるはず。酸が命なのです。
以上6本。
皆様のご来店お待ち申し上げます!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Nov 27, 2018 by
weblogland |
なんでこんなに素敵なワインを生産中止にしちゃうんですか!最後だからの大特価です。
●クルテフランカ2015年 カ・デル・ボスコ イタリア ロンバルディア 赤 D.O.C. 750ml 2499円税込み
「あっ、飲みやすい(笑)。しかも高級そう(笑)。」
「上品だね(笑)。ちょっと高級なレストランで飲みたいね(笑)。」
「品種がボルドー品種って言うのも面白いよね(笑)。」
「同じボルドー品種で作ったとは思えない(笑)。出っこみ引っ込みが無いんだよね(笑)。フルコース食べながら1本飲んでちょうどイイ(笑)。」
「生産者のカ・デル・ボスコってフランチャコルタで有名ですよね?」
家内「はい。他の赤や白も造ってますが、共通してバランスが良く、レストランで出すようなアイテムが多いですね(笑)。」
「ボルドーワインとは意識が違うように感じますよね(笑)。」
私「彼の地は16世紀からボルドー品種が移植されています。完全に在地化してますよね(笑)。」
「カトリーヌ・ド・メディチスのフランス王室への輿入れだね(笑)。」
「それでフランス料理が出来たんでしたっけ(笑)。」
「さすが美食の地だ(笑)。」
「マスキューさん!ブログ読んだんですが
、このワイン生産中止なんですか?もったいない。売れないのかな(笑)?」私「カ・デル・ボスコのブランド戦略なんでしょうね(笑)。」
家内「カ・デル・ボスコは企業としても一流なんですよ(笑)。」
●ル・ポキュラン 2014年 ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール フランス ボジョレー 赤 V.D.F. 750ml 2700円税込み
私「去年の7月のマスキュー試飲会でお試しいただいたものです。二夏越えてようやくバランスが整って来ました(笑)。本日
はこのワインと2018年のモリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーと比べていただきます(笑)!」
「ポキュラン香りが凄い!香りの塊だぁ。
ヌーヴォーはひたすら飲みやすい(笑)。」
「これって同じ品種なんですか?」
家内「同じガメイ種です。」
私「畑はまるっきり同じではありませんが、栽培法は同じだと思います(笑)。」
「でもヌーヴォーの方が異常に(笑)飲みやすい!両方とも濃いんだけど、ポキュランは圧倒的に香りが濃く、ヌーヴォーは濃いジュースみたい(笑)。」
「作り方は絶対に違いますよね?」
私「大きく違うのはヌーヴォーの方は葡萄の粒だけで発酵。ポキュランは房ごと発酵していると思います。」
(試飲会の始めにポキュランとヌーヴォーの順番を決めかねていましたが、筋金入りのワイン・エキスパートKさんの助言に従いポキュラン→ヌーヴォーの順番となりました。ありがとうございましたKさん!)
「粒ごとと房ごとでは出来上がるワインは違うんですか?」
私「葡萄が房にぶら下がっている木質部分を果梗と呼びます。実はこの果梗に多量のリンゴ酸が含まれています。このためポキュランは長期の熟成に耐えます。」
「粒ごとより房ごとの方が熟成するんだ。
」
家内「粒だけで発酵させると酸が少ない飲みやすいワインになります。」
「発酵法はいわゆるマセラシオン・カルボニックですか?」
私「密閉式ではなく開放式のタンクを使っているようです。もちろんステンレス・タンクだと思いますが、技法的にはプリミティブ。ブルゴーニュなんかも昔は同じ方法で作られていました。」
「あー、桶の中で葡萄を踏んでるヤツだな(笑)。」
私「はい(笑)。それです!」
「ポキュランって梅紫蘇の味だぁ(笑)!思い出しましたよ。去年飲んだ時より香りが強まり、バランスが良くなってる。深みも感じる。たしか鶏肉を梅紫蘇を和えて食べましたよ(笑)!」
私「梅紫蘇とは上手い言い回しですね(笑)。紫蘇っぽさ感じますよね。去年よりワインが成長してます。酸っぱい小粒のフランボワーズに、森の中に居るようなニュアンスがついてます。」
家内「熟成によりワインをしつけると言えるかな(笑)。」
「ポキュランとヌーヴォーの生命力はどのくらい違うのですか?」
私「何年違うなんて解りませんが(笑)、何年か経ったヌーヴォーを飲んでみて研究しますね(笑)。おそらく生命力は一桁違う気がしますが…。」
「マスキューさん!このポキュランとヌーヴォーはSO2無添加ですよね。SO2が添加されていないとワインが持たないって聞きましたが…。持つものなんですか?」
私「もともとの収穫量が少ない。例えばモリエールなんかは1本の葡萄樹からハーフボトル1本くらいしかワインになりません
。そのくらいみっちり凝縮させるとSO2を添加しなくても大丈夫なようです。」
家内「また、添加しなくともSO2を自己生成してしまいます(笑)。流通を考えると瓶詰め時に少し入れてもらうと安心です(笑)。」
私「2014年のポキュランと2018年のヌーヴォーはアルコール分が共に11%しかありません。それでいてこの味わいですから、何をか言わんやでございます(笑)。」
トリはアパッシメントの決定版!
●オールド・ワールド クヴェ 99 アパッシメント 2017年 プロヴィンコ イタリア プーリア 赤 I.G.T. 750ml 3240円税込み
この『オールド・ワールド クヴェ 99 アパッシメント 2017年』ワイン評論誌
『ルカ・マローニ』で満点の99点(99点満点)の最高点を獲得したもの。ラベルにでっかくしかもうやうやしく書かれてますね(笑)。
私「ラベルにもう満点と書かれているのは
意図的なんですが(笑)、まあ実際の完成度も高く、それでいてコスパも良いので文句を言えません(笑)。」
「う~ん。強烈!ひたすら強烈(笑)。でも飲みやすい(笑)。」
「雑味が無いんだよね。」
「甘いけどベタつかない。果糖の甘さってイイね(笑)。」
「お腹にずっしり(笑)。食事に合わせるんじゃなくて、デザート的な飲み方するんだろうなぁ。」
私「カカオの含有量の多いチョコレートとは鉄板ですよ(笑)。」
「おー!口の中で大爆発(笑)!」
「アポロっていうチョコレート菓子に合わせたらイイかも(笑)。」
私「ルック・チョコレートなんかも良さそう(笑)。」
「ブルーチーズも良さそう(笑)。ハチミツかけて食べるようなチーズには合いますね。」
「これってジャンルが違いますよね(笑)。リキュールの世界(笑)。ナイト・キャップ用。食事の後にちびりちびり飲みたいね。」
私「一週間前に開けたの残ってますから試してみませんか?あんまり変わらないんですけど(笑)…。」
「あっ、ホントだぁ。でもより甘く感じますよ。よりクリーンになった感じ(笑)。」
家内「酸化した感が全くありません(笑)。」
「開けてからどれくらい持つんですか?」
家内「冷蔵庫に入れて置けば1ヶ月くらいは平気なのでは(笑)。」
私「甘さが黒蜜っぽい。あんこみたいなニュアンスもあるので、あんみつに合いそう(笑)。まあ、黒蜜かけてあったら何でも行けそうです(笑)。川崎大師の葛餅もイイかな(笑)。」
アクシデント発生!
好みの別れるワインと思い、数を沢山は取っていなかったため、なんと初日の17時に完売!
トリのワインが初日に無くなる大失態。
火曜日には再入荷しますからお許しを!
昨日・一昨日とご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Nov 23, 2018 by
weblogland |
明日は試飲会です。いつも5時から始めるところを1時から始めますからちょっと大変(笑)。ですから今日グラス洗いをしました(笑)。何事も段取り段取り(笑)。
そして家内と作戦会議です(笑)。
家内「今回の試飲会で出す
バジリカータの白なんだけど、売れそうだから数増やさない?」
私「うん。そう思ってさっきインポーターさんに電話したんだけど、
クエルチア・ディ・アニバーレ・ビアンコ・バジリカータ 2017年 もう無いって。」
家内「えっ!もう無いの?」
私「試験的に入れたものだからもともとの数が少なかったみたいだよ。来年の春に再入荷するって。」
家内「私あのワインのラベルとっても気に入ってたんだ(笑)。ラベルだけでも売れそう(笑)。」
私「ジャケ買いしそうになるよね(笑)。味わいも独特でイイ(笑)。」
家内「まっ、しょうがないね(笑)。」
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Nov 21, 2018 by
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ふふふ(笑)。
金、土曜日のマスキュー試飲会のワイン並びました!
そうそう、今朝お客様から
「ルーマニアの赤ワイン値段が一桁違うのでは?」とご指摘。
そりゃ、まずい!早速調べるとブログの中の
●ヴァイン・イン・フレーム カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ヴィル・ブドゥレアスカ ルーマニア デアル・マレD.O.G. 赤 750ml 1388円税込み
となってるではあーりませんか。
正しくは1388円税込み。あー、びっくりした。ご指摘ありがとうございました!
さてさて、今回の並びでは全体に地味ですから、黄色いラベルのクエルチア・ディ・アニバーレ・ビアンコ・バジリカータ 2017年 が特別目立ちますね(笑)。
あと向かって左端のオールド・ワールド クヴェ 99 アパッシメント 2017年
これは立派(笑)。う~ん。立派過ぎる。でかすぎる(笑)。たまたま並んだ隣のドンナルーチェより太い(笑)。ルカ・マローニ
の満点ワインは太いようです(笑)。
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Nov 20, 2018 by
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今月末11月23日(金)、24日(土)のマスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました!
23日は祝日ですから午後1時よりのスタートとなります。ちょっと準備が大変ですが頑張ります(笑)!
南イタリアの風土を感じる一風変わった
白ワインです(笑)。微発泡と言えば微発泡なんですが、どうでもイイ(笑)。
〇クエルチア・ディ・アニバーレ・ビアンコ・バジリカータ 2017年 テヌータ・タウリア イタリア バジリカータ 微発泡 白 I.G.T. 750ml 1647円税込み
イタリア南部のバジリカータ州 ヴルトレ山の東側山麓の街ラポッラにこのワイナリーはあります。女性当主のサラさんは二代目。夫のアントニオさんと共にこの農園を運営しています。ワイン畑は約10ヘクタール。ヴルトゥレ山に連なる標高400~500mの東向きの傾斜地。地山はヴルトゥレ山の火山灰ですからカルシウムと鉄分などのミネラル豊富な土壌、もちろん水捌けも良し。
このワイン、地場品種マルヴァジア・ビアンカ・ディ・バジリカータ80%、フィアーノ20%で造られます。アルコール発酵終盤に発酵を止めるため1気圧弱の微発泡に仕上がった白ワイン。酵母臭由来の複雑な穀物やミネラルのニュアンス、麹っぽさ等が果実由来のマスカット、桃、などのフルーツに溶け込む様は秀逸。明るくふっくらとした豊かな広がり、飲むとまさに畑の光景テロワールがそのままワインに映し込まれたかのような気分になります(笑)。
このワイン、アルコール分が11.5%に達したとき発酵を終了させますから、残糖分は20g/L前後残っているはずですが、酸が多量に残ってもいますので甘さが気になりません。出来上がったワインは当然微発泡にもなりますが、泡が抜けるにつれワイン本来の良さが増してくる嬉しいワインなのです(笑)。通常このような造りをするとSO2の量が多くなるのですが、想像の2/3ほどの低量を達成しています。衛生管理と葡萄自体のパワー無くしては無理。かなり凄いことです!
自家用のワインとして造っているものを別けてもらったという通りの、スペシャルでユニークなスタイル、生活に根差したワインでございます(笑)。かつてマスキューで扱っていたカラブリの『コーラ』と共通するワインですね(笑)。
蛇足になりますが(笑)、ラベルの色とデザインがグッド(笑)。古代戦士がワインを飲んで酔っぱらい、木の下で眠ってます(笑)。小説『風の丘』を連想しちゃいました(笑)。
何度もヴィンテージは変わりましたが、
相変わらず美味しい!
●ジャンニテッサーリ ピノ・ノワール2017年 マルカート イタリア ヴェネトI.G.T.赤 750ml 1681円税込み
マルカートは140年の歴史を持ち、現在約60ヘクタールの畑を所有します。もともとソアヴェとヴァルボリッチェラのみを造っていました。
ベローナの東、ちょうど山塊に連なるレッシーナ丘陵の末端に畑はあります。南向きの絶好の地。土壌はカルヴァリーナ火山由来の火山性土壌ですから、水捌けは抜群。
味わいは実にシンプルでピノ・ノワールらしい味わい。安心して飲めるピノ・ノワールなのです。イタリアのデイリーユースのピニャ・ネロというカテゴリーではありますが、これほど自然にピノ・ノワールとして楽しめるワインは他にはありません!ラベル表記がピニャ・ネロではなくピノ・ノワールとあるのは生産者の自信。
4000リットルの大樽で6ヶ月の熟成が功を奏していますね。無理にフレンチ・バリックを使わないことで成功しています。あざとさや作為がなく、変な癖がありません。ブラインドで飲んでブルゴーニュの何処とは言えませんが、ニューワールドではないと答えるはず(笑)。
ブルゴーニュのピノ・ノワールがデイリーユースで飲めなくなった昨今、朗報です(笑)。知らないところでイノヴェーションしているのですね(笑)。
これはお買い得!産地にこだわると損をします(笑)。
●ヴァイン・イン・フレーム カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ヴィル・ブドゥレアスカ ルーマニア デアル・マレD.O.G. 赤 750ml 1388円税込み
私達おじさんはルーマニアというと女子体操の妖精コマネチくらいしか思いつかない(失礼!)。あとドラキュラかな(笑)。
そんな訳でまずラベルの解説。ワイナリー名は『ヴィル・ブドゥレアスカ』。2000年代前半に設立。275ヘクタールの畑を有します。旧ソ連のコルホーズの流れかな(笑)?
『ヴァイン・イン・フレーム』はブランド名。EUから1,200万ユーロの融資を受け近代化、プロデューサーにイギリス人技術者を招き世界市場に打って出ます。
デアル・マレは原産地指定地区。場所はルーマニアの中央部に逆くの字に横たわるカルバチア山脈の南裾のムンテニア地方の古くからの銘醸地デアル・マレ原産地指定地区。畑はすべて南向き。緯度は45度とボルドーやブルゴーニュと同じ。夏場の雨量は少なく、土壌も肥沃な黒土も含む恵まれた地。もともとのヨーロッパ系葡萄の故郷ですから環境に文句無し(笑)。
凝縮感抜群(笑)。特にタンニンが素晴らしい!開けたては熟成にバリックを使っていることが解らないほどの果実味。剛性のあるタンニンは一昔前のボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンを彷彿させます。仔牛のステーキ食べたくなります(笑)。古のポイヤックやサン・ジュリアン辺りの下位の格付けの感じ(笑)。20年以上前に飲んだシャトー・クレール・ミロン思い出しちゃいました(笑)。果実味はムートンみたいなカシスリキュールほどではないが、ブラック・チェリーやカラントのニュアンス(笑)。ここのところボルドーのグラン・ヴァンは大人しくタンニンもツルツル(笑)でエレガント。これはワイルドではないが充実の味わいなのです。あと特記すべきはアルコール分。このワインなんと14.5%。でも飲んだ印象ではそんな高い感じは
しません。高いアルコール分に折り合う多量のタンニンと酸がある証拠。彼の地のポテンシャルの高さ、優位性を感じます。
コスト・パフォーマンス高し(笑)!
なんでこんなに素敵なワインを生産中止にしちゃうんですか!最後だからの大特価です。
●クルテフランカ2015年 カ・デル・ボスコ イタリア ロンバルディア 赤 D.O.C. 750ml 2499円税込み
ロンバルディア州の麓、風光明媚なイゼア湖の南で1961年に誕生したフランチャコルタ。たしか1995年にD.O.C.G.に昇格しましたね。メソード・クラシコ(メソード・トラディツィオーレ) いわゆるシャンパン方式で造られるイタリアが誇るスパークリング・ワインです。これはイタリアを代表するフランチャコルタの生産者カ・デル・ボスコが造る赤ワイン。このクルテフランカD.O.C.はフランチャコルタに重なる生産地域で造られる赤と白ワインのD.O.C.。1995年に認定されました。ちょうどフランチャコルタのD.O.C.G.昇格とセットになっていたようですね(笑)。
このクルテフランカD.O.C.はメルロ(カルメネール)種をはじめボルドー品種を使って造られます。この界隈は15世紀からボルドー品種が栽培されており、すっかり在地化定着しています。ボルゲリにみられるボルドーを越える強さのボルドー・スタイルを目指すものとは趣がまるで違います(笑)。
このワイン、カベルネ・ソーヴィニヨン40%、メルロ35%、カベルネ・フラン25%。木樽熟成させていますが、フレンチ・バリックではなさそうですね(笑)。
ワインはあくまでも滑らかで上品。しかも隠れた酸もしっかり。言われなければボルドー品種を使っているとは分かりません(笑)。全体の溶け込みが良く品種個々の特性に気づきません(笑)。ボルドー品種を使ってこんなスタイルのワインが出来るとは!葡萄品種がこうあるべき等と考えることがあまり意味がないのかな?なんて思ってしまいます(笑)。
品種の味わいの特徴が幻想だとは言いませんが(笑)、ワインの味わいが各地彼の地のテロワールと人々の気風の結実だとすれば理解出来ます。ボルドーとは違った文化を感じるワインなのです(笑)。
モリエールのボジョレー・ヌーボー2018年が残っていたら比べたい!ようやく本領発揮の2014年なのです(笑)。
●ル・ポキュラン 2014年 ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール フランス ボジョレー 赤 V.D.F. 750ml
2700円税込み
クリュ・ボジョレー ムーラン・ナヴァンの西のヴォーセルノーに本拠を置くドメーヌ・ド・コート・ド・モリエール。ブルーノ・ぺルノーさんと奥さんのイザベル夫妻が古き良き時代のワイン造りを再現実践。植樹は1m 間隔、余計な化学薬剤は一切使用せず栽培した葡萄は、SO 2 も使用しないで醸造されます。やれば出来るとは思いますが、ここまでやる人はほとんどいないですね(笑)。第一採算が合うのか(笑)?得られる果汁は1本の葡萄樹からハーフ・ボトル1本を遥かに下回ります。
味わいはマルセル・ラピエールのスタイルをもっと強く深くしたような感じかな(笑)。
ところで日本ではボジョレーのモリエールと言えばドメーヌ・ド・オート・モリエールが有名。漫画『神の雫』で取り上げられた影響です(笑)。これはドメーヌ・ド・コート・ド・モリエール。デンマークの著名レストラン『ノーマ』でオン・リストされていることで業界では有名(笑)。
このワインはA.O.C.の域外で造られるガメイ100%のもの。それゆえV. D. F. 。畑は海抜450m の砂地の南東向きの斜面の畑 。伝統的なマセラシオン・セミ・カルボニックで6日間の醸し後ゆっくり優しくエア・プレスしホーロー引きのタンクでシュール・リーの状態で熟成させます。そして澱引き、濾過をせずに瓶詰め。すべての工程でSO 2 は無添加。
味わいは小粒のベリー(特にイチゴ)、チェリー、黒スグリのニュアンス。砂地の畑故か独特な感じがします。かろやかで、可愛らしいフレッシュな香りですね(笑)。時間の経過とともに甘さとコクが増し、さらに腐葉土や穀物類のニュアンスが加わってきます。枝豆っぽさも(笑)。
モリエールらしい生命力を感じるワインなのです。
トリはアパッシメントの決定版!
●オールド・ワールド クヴェ 99 アパッシメント 2017年 プロヴィンコ イタリア プーリア 赤 I.G.T. 750ml 3240円税込み
この『オールド・ワールド クヴェ 99 アパッシメント 2017年』ワイン評論誌
『ルカ・マローニ』で満点の99点(99点満点)の最高点を獲得したもの。ラベルにでっかくしかもうやうやしく書かれてますね(笑)。この点気に入りませんが(笑)、まあ愛するドンナルーチェと満点繋がりということで許します(笑)。
会社名のプロヴィンコはちょっと変わってまして、トレンティーノ州に本拠がある1970年に設立された醸造家の協同組合。イタリア各地で優れた葡萄やワインを探しプロデュースしています。かつてから続くイタリアの酒商のスタイルですね(笑)。
このワイン通例8月下旬に収穫されるプリミィティーヴォを9月下旬まで1ヶ月ほど樹上に鳴らしたまま遅く収穫したもの。プーリアでよく見られる遅摘みワインです。収穫後ステンレス・タンクで発酵しバリックで6ヶ月(新樽比率10%)熟成します。
味わいは15%のアルコール分に負けない凝縮感・甘味の塊(笑)。アパッシメントらしい味わいなのですが、特筆すべきはクリアネスとシンメトリー。アパッシメントでこれほどクリーンでバランスの良いものは経験したことがありません。過熟したジャムっぽさがありませんし雑味もない。当然完熟した葡萄を1ヶ月も樹上につけたままにすれば腐敗や細菌などのリスクにさらされますが、それを全く感じさせないのです。雨が降れば一辺に台無しになるほどリスキーなのですが。夏場雨の降らない彼の地の天候に沿った作り方だと納得(笑)。北イタリアのアマローネ等はいわゆる貴腐菌などが着きその管理が大変。もちろんその結果偉大なワインとなりますが(笑)。
あとこのワインはティスティングするとSO2の添加が解らないほど低く感じます。このような残糖分を残すワインは酒質を安定させるためにかなりの量のSO2を加えるのが通例。全体のバランスの良さもその証かと。アマローネの王者ダルフォル・ロマーノのスタイルにも共通したものを感じます。もっともあれほどのパワー深みはありませんが(笑)。
いずれにせよアパッシメントの到達点であることはたしかでございます(笑)。
以上6本!ひょっとして飛び入りが入り7本になるかも(笑)?
皆様のご来店お待ち申し上げます!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Nov 15, 2018 by
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今月末11月23(金)、24日(土)マスキューの店内試飲会です!
23日は祝日(勤労感謝の日)しかも地元生麦魚河岸祭りがありますので、通例の夕方スタートではなく、午後1時から8時30分まで行います。
翌24日は通例通り午前11時~午後8時30分まででございます。
金曜日は魚河岸祭りで穴子の天ぷらでも食べてからマスキューの試飲会に行くも良し!なのでございます(笑)。
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Oct 24, 2018 by
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ということは作柄が良かったのかな(笑)?
とりあえず来たのはマルケの神ガロフォリの赤と白。解禁日は10月30日ですから、見るだけ(笑)!
アルコール分のチェック。白は11%で赤は11.5%です。
思ったより低いですね。到着が早目ということは作柄にイレギュラーのない良い歳の証。
ガロフォリは完熟を待ちますから、糖分が上がらない年は到着が遅れることもある(笑)。
品質重視の生産者ですから問題はないはず。きっと葡萄の成育が早かったんですね。
う~ん。
どんな味なんでしょう(笑)?
エレガントでありながら果実味たっぷりのスタイルかな(笑)?
想像が止まらない(笑)!
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Oct 24, 2018 by
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ふふふ(笑)。
今週末のマスキュー試飲会のラインナップようやく並びました!
う~ん。並びが美しい(笑)。
一番端のイジンバルダが飛び抜けて背が高いですが、変ではない(笑)。
向かって右から左にボトルの背が高くなっていきますから、まあまあ自然かな(笑)。
ラダチーニがぱっと見綺麗だし、グルフィーも白赤共通した色合いです。
眺めているだけで楽しいなぁ(笑)。
家内「白→赤→赤→白→赤→白の入り交じった順番だけど(笑)、綺麗だよね。」
私「まあ、白と赤をまとめるのも手だけど、どれもしっかりしてるから影響ないと思うんだ(笑)。
生産者ごとだからこっちの方がお客さんも分かりやすいんじゃないかな。」
自画自賛の一時なのです(笑)。
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Oct 23, 2018 by
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今月、10月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
まずは抜群のコストパフォーマンスからすっかり定番となったモルドヴァのラダチーニの上のクラスの白と赤です!
〇フィオーリ フェテアスカ・アルバ 2017年 ラダチーニ モルドヴァ 白 750ml 1388円税込み
ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。
歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に設立したアルバストレレ・ワインズ。外資の支援を受け設備やワイン造りの近代化を成しました。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタールもの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の規模が想像出来ますね(笑)。ソ連時代の巨大農場の名残でもありますね。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。
これはいわゆるラダチーニ・ブランドの中級ブランド『フィオーリ』の白。ステファン・ヴォーダ地区で栽培されたモルドヴァの地場品種フェテアスカ・アルバ100%で造られてます。温度管理されたステンレス・タンクで発酵後約3ヶ月熟成されてから瓶詰め。
ルーマニアを中心に東欧で広く栽培されるフェテアスカ・アルバは通例マスカット種に似た味わい。フレッシュ&フルーティーが身上。ルーマニアのドイツ向けのラベルには「乙女の葡萄」と書かれるとか。蛇足ながら赤の変種フェテアスカ・バベヤスカは「祖母の葡萄」だそうな(笑)。このワインはどちらかと言えばグリューナー・ヴェリトリーナに似たスタイルかな(笑)。フレッシュで上品な滑らかさは上等な証。乙女というより熟女(笑)?東欧の白ワインに共通の白胡椒の香りが肉厚な果汁に深みを与えています。心地良いアプリコットやグレープフルーツなどの柑橘類、白や黄色の花のニュアンス。合わせる料理は豚肉であり、バターやオリーブオイルではなく穀物系の油を使った料理とは相性がとても良い。中華料理や和食にはバ
ッチリです(笑)。
しかも赤同様コスト・パフォーマンスが抜群に良い!嬉しくて困ってしまいます(笑)。
●フィオーリ フェテアスカ・ネアグラ&シラー 2016年 ラダチーニ モルドヴァ 赤 750*ml 1388円税込み
これはラダチーニ・ブランドの中級ブランド『フィオーリ』の赤。ステファン・ヴォーダ地区で栽培されたモルドヴァの地場品種フェテアスカ・ネアグラ55%、シラー45%の比率でアッサンブラージュしたもの。フェテアスカ・ネアグラ100%のものより柔らかめ(笑)。シラーが果実味に複雑さを加えています。
手摘みした葡萄を特別なイーストで発酵させたとか。果実味豊かで酸があり、ラダチーニ共通の透明感のある旨味たっぷり、赤や黒のベリー、プラムの味わいとの折り合いのつけかたは立派(笑)。広がり、奥行きもありフィニッシュも美しい。飲んだ印象だとラダチーニ・ブランドのものよりワン・ランク上(笑)。畑の収穫量がラダチーニ・ブランドのものよりかなり少ないようです。
バリックによる木樽熟成6ヶ月ほど一部をステンレス・タンクで8ヶ月熟成。バリック100%ではありませんから過剰ではなく、液体濃度とのバランスがとても良い。
一見ボルドー・スタイルですがボルドーには見当たらない(笑)。かといってニュー・ワールドのような無理がない。特に柔らかなタンニンが特徴的なモルドヴァの良品と言うしかありません(笑)。
しかも、恐るべきコスト・パフォーマンスなのです。
ところでフェテアスカ・ネアグラですが
、もともとは主にルーマニアで栽培される白葡萄フェテアスカ・アルバの変種。
白葡萄から黒葡萄が生まれたんですね(笑)。ただ、そのポテンシャルの高さから将来の開花が期待されていました。ようやく開花したようですね(笑)。
自然でネクターのような味わいの赤
●カバルデス 『ジャン』2016年 プリウレ・フォン・ジュヴェナル フランス ラングドック 赤 カバルデスA.C. 750ml 1749円税込み
このカバルデスA.C.は1999年にAOCに昇格した比較的新しいものです。場所はラングドックの最西端、南西地方の東端にあり、地中海と大西洋の間といったところです。そのためかカバルデスA.C.ではグルナッシュやシラーを40%以上、カベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニヨン及びメルロなどのボルドー品種を併せて40%以上の割合でつくることになっています。オキシデンタル系とポンティカ系を混ぜる変わったワインをつくります。気候的には、夏場雨が降らない割に乾燥しない恵まれたところなのです。
生産者のプリウレ・フォン・ジュヴェナルはもともと農園のようですね。総面積は115ヘクタールもありますが(なんとカバルデスの2割強!)渓谷沿いの傾斜地ですから、一枚の畑は狭く分散しておりあまり効率的ではありません。おそらく登記上も『プリウレ・フォン・ジュヴェナル』ではなく、当主のジョルジュ・カサデスさん個人だと思われます。ワイン専業というよりは様々な作物を栽培する専業農家と言う感じかな。しかも代々続く地元の大農家の予感(笑)。
このワイン『ジャン』はメルロー50%、グルナッシュ30%、シラー10%、カベルネ・フラン10%のセパージュ。発酵・熟成はすべてコンクリート・タンク。区画ごとに収穫したものを個別に発酵させてからアッサンブラージュします。
味わいは一言で言うとネクター(笑)!
プラムや赤や黒のベリーがふっくら、しかも透明感がある。あとから黒胡椒やペパーミントのようなスパイシーさが湧いて深みを演出します。過熟した無理な印象がなく、ありがちなアルコールっぽさとは無縁。もともとの飲みやすさが時間の経過とともにさらに飲みやすくなることは本物の証。変にいじってなく、葡萄本来のプリミティブな良さ全開です。
う~ん。
サラミなんか噛りながらチビチビ飲んでみたいですね(笑)。煮込んだシチューを食べながらグビグビ飲むのもイイかな(笑)。
シチリアの雄。トップランナーですな(笑)。白と赤。
〇ヴァルカンツィア 2017年 グルフィー イタリア 白 シチリアD.O.C. 750ml 2592円税込み
シチリアの南端部を本拠とするグルフィー。シチリアのネロ・ダーヴォラ種を世界に知らしめた、言わばシチリアの星。
創業は新しく、シチリア産まれパリ育ちの製油会社のオーナー ヴィト・カターニャさんが1996年よりワイン生産プロジェクトを開始。現在は息子のマッテオ・カターニャさんがオーナーとなっています。イタリアの成功物語ですね(笑)。
グルフィーの特徴は非灌漑・アルベレッロ栽培と有機農業。おそらく保水力のある土地を選定し、葡萄をブルゴーニュ並みに密植します。1ヘクタールあたり8900本も植えています。しかも、葡萄樹は背の低く手のかかるアルベッロ仕立て。葡萄樹1本からボトル1本位しか果汁を得ていないはず。シチリアでこんなことしているのはグルフィーだけかと(笑)。発想はブルゴーニュ的なんですね。ただし、ブルゴーニュのように地続きの畑ではなく、散在する形ですが。
ヴァルカンツィアは、カンティーナのあるキアラモント・グルフィー地区とカンッェリア渓谷地区の平原に生育したシャルドネ60%とカリカンテ40%をブレンドして作られました。発酵後トノーで熟成されるようです。強く酸があるカリカンテが全体の構造を支え、シャルドネのふくよかで高貴な味わいをしっかり演出!何十年も熟成するワインではありませんが、実に旨い。違和感がまるでありません。シチリアでシャルドネを造ることに心血を注いだ結果にたどり着いたスタイルなのだと納得(笑)。シチリアでこんな見事なシャルドネ 白ワインができるとは!シャトー・グリエを連想しちゃいました(笑)。
●ネロイブリオ 2014年 グルフィー
イタリア 赤 シチリアD.O.C. 750ml 2592円税込み
このワイン、コステ村近くの4ヘクタールのカンポ畑のネロ・ダーヴォラで造られます。4ヘクタールはグルフィーの最大のブドウ園で、キアラモント・グルフィーのコミューンにあります。平均高度は標高420メートルで、斜面の露出は東西であり、わずかな傾きがあります。気候は緩やかな冬と乾燥した夏で、ブドウの健康な熟成に有利です。1ヘクタールあたり8900本も密植することで、凝縮したネロ・ダーヴォラは熟成能力とプラムやブラック・ベリーの果実味を得られるとか。
う~ん。
まさにそれ!
南イタリアらしい過剰なまでのタンニンやアルコール分を上手く御する手腕は流石!こんなに調和したエレガントなネロ・ダーヴォラはグルフィーだけの到達点なのでしょう。
そしてトリはリースリング!
しかもイタリア。意表を突いてみました(笑)。
〇リースリング 『ヴィーニャ・マルティナ』2016年 イジンバルダ イタリア ロンバルディア 白 オルトレポ・パヴェーゼD.O,C. 750ml 3332円税込み
ドライ・スタイル・リースリングの到達点登場!
まずはラベルの解説から(笑)。ラベルに大きく書かれている『イジンバルダ』、
これはカンティーナ ワイナリーの名前です。17世紀終盤に畑のあるサンタ・ジュリエッタ地区の領主だったイジンバルダ侯爵に由来しています。恵まれた畑と造られるワインの名声から、オルトレポ地区の手本と評されていました。
『ヴィーニャ・マルティナ』は畑名。直訳すると『雀蜂の畑』(笑)。サンタ・ジュリエッタ地区とモルニコ・ロザーナ地区をまたぐ、標高350mの3ヘクタールの畑
。石灰質と砂質土壌で、南向きの恵まれた、言わばイジンバルダの核心。
このマルティナ畑に植えられたリースリングから産まれるのがこの『イジンバルダ』です。いわゆるイタリアではリースリング・イタリコやヴェルシュ・リースリングと呼ばれるリースリングの亜種がよく栽培されますが、これはドイツのヨハニス・ベルガー・リースリング。正銘のリースリングです。3ヘクタールの畑から13,000本生産されます。そうすると1ヘクタールあたりフル・ボトル4300本。1ヘクタールあたり5,000株植樹していますから1株からフル・ボトル1本以下の低収量ですね。本家のドイツより収量は少ないですね(笑)。
このキュヴェ・マルティナは2002年がファースト・リリース。新たな試みのようです(笑)。葡萄樹の樹齢は18年。造りもステンレス・タンクのみ使い、低温で発酵後3ヶ月タンクで熟成した後瓶詰め、さらに3ヶ月寝かしてからリリース。リースリングを完全にアルコール発酵させた
(マロラクティック発酵はしていないと思います。)シンプルなものなのですが、ここまで完璧な辛口リースリングを飲んだことは私はありません。ヴェネトよら招聘したエノロゴのダニエル・サンジェルミ氏のアバンギャルドなセンスに脱帽です(笑)。
味わいは驚愕!シュタインベルガーやヨハニスベルガーのアウスレーゼを辛口に仕上げたかのような出来映え。無理に遅摘みしたようなところがなく極めて自然。アルザスのヴァン・ダンジュ・タルディヴのようなコッテリしたスタイルではなく、突き抜けるような強い広がりはリースリングの美点であり、本来的・本格的なリースリングとしか言い様がありません。
う~ん。
酸の強さ、生命力の長さは『ドンナルーチェ』に負けないほど。ただこれは完璧な辛口リースリング。と言えば伝わりますか(笑)。感動的なのです(笑)。
以上6本です!
26日(金)は17~20時30分
27日(土)は11~20時30分
いつも通りのスケジュールでございます
。
皆様のご来店お待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Oct 21, 2018 by
weblogland |
う~ん。
今日試飲会用のワインが来ました!
これで6種類揃いました(笑)。
今月は段取り好調(笑)。バタバタしないで済みそうです(笑)。
最後に来たのがこれ!
イタリア
ロンバルディアのオルトレポ・パヴェーゼの白です。品種はなんとリースリング!
丸っきりの辛口リースリングなんですが、驚くほど美味しい(笑)。
がっちりして堅固。それでいて素晴らしい広がり伸びやかさ。あと生命力。実は1ヶ月前に開けたこのワインを再度飲むと
全く弱っていませんでした。ドンナルーチェみたいです(笑)。しかも取り寄せたサンプルはブショネだったんですが、1ヶ月後に飲むとブショネが感じられない(笑)。こんなことあるんでしょうか(笑)?
ブショネもぶっ飛ばすとんでもないリースリングなのです。
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Oct 18, 2018 by
weblogland |
場所は六本木。新しく立ち上げたインポーターさん。レストランや食材の卸しをやっている会社が新しく立ち上げたインポーターの試飲会です。
う~ん。
飲んでみて感じます。やはりレストランで扱いやすいアイテム。そこそこ美味しいのですが、胸がドキドキするようなワインは無いですね。中にはあるにはありましたが、マスキューには高級過ぎるかな(笑)。場違いだったかしら(笑)。
一昔前はワインのインポーターというと一括りな感じでしたが、自社販売のためのインポーターや様々なスタンスから
インポーターが運営されています。それぞれが意図を持ってやっていますから、輸入されるワインも様々でとても良いこと。我々の選択肢が広がることを歓迎しなくてはいけませんね。
置いておかれないようにしなくっちゃ(笑)。
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Oct 16, 2018 by
weblogland |
昔からお世話になっているインポーターさんなのですが、本社が西日本なのでなかなか東京での試飲会がありません。ここのところ関東圏での営業に本腰を入れたようで、ラッキーです(笑)。扱いアイテムは大体知っていますが、最近飲んでいませんから確認の意味でも試飲したかったところです。同じ生産者でも造りやワインのスタイルが変わることはしばしばあります。確認しないことには不安となります。性分ですね(笑)。
マスキューの試飲会はもう来週。ワン・アイテムでも使えそうなワインがあるとイイなぁ(笑)。
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Sep 28, 2018 by
weblogland |
今月9月28、29日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
いつもながらのバタバタでスミマセン。
まずは飲み応えのある白!これマスキュー定番のアイテムなんですが、しっかりした白ワインを飲みたい欲求にぴったりなのです(笑)。
〇『レ・アビーム』2017年フィリップ・ラヴィエール フランス 白 ヴァン・ド・サヴォアA.O.C.750ml 1635円税込み
シャンベリーの南、A.O.C.ヴァン・ド・サヴォア域内のクリュ アビームの白ワイン。ジャケール種100%で造られています。
畑は急峻で、斜面の狭く限られた耕作可能地という感じ。もちろん機械は入りません。フィリップ・ラヴィエールはミヨンという集落に本拠を置きますが、隣のクリュ アプレモンにも畑を所有しているようです。(畑というより斜面。)
ワインはステンレスタンクで発酵後、タンク内で澱とともにシュール・リーの状態で熟成後、出荷されます。マロラクティック発酵はしないようです。味わいは切れる切れる(笑)。白い花や青草のニュアンス。りんごやグレープフルーツなどの柑橘類の果実味が爽やか。残糖があるため、冷やした状態で楽しむのがベストです。ドイツのトロッケンに似ていますが、もっとワイン自体にパワーがある感じですか。この辺がジャケール種の特徴のようです。
夏場、シーフードサラダやフリッターには最適ですね(笑)。あと逆に味醂を使った和食にも合いそうです。日本人の嗜好にも合う気がします。いろいろ試したら世界が広がりそうです(笑)。
これも定番なのですが(笑)、これ以上安く美味しいピノ・ノワールはありません!
●ラ・ヴィ ピノ・ノワール 2016年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア 赤 ムンテニアI.G. 750ml 1280円税込み
ルーマニアのワインを扱うのは、思い出せないくらい久しぶりです(笑)。その間EU に加盟したり、ワインの法規も変わっていますから、ちょっとお勉強が必要(笑)。
国土のほとんどでワイン生産が行われているルーマニアは大きく7の生産地方に別れます。そのなかに37のD.O.C. (EU 法のA.O.C.)と12のI.G. (EU 法のI.G.P. )が制定されています。
このドメニイレ・サハテニ(インポーターさんの資料ですとドメーニレ・サハティーニですがヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』の表記を優先します)は2003年に女性醸造家アウレリア・ヴィシネスクさんにより創業。
ワインナリーはブカレストの北ムンテニア地方のデアル・マーレ地域のミジル村にあります。畑はカルパティア山脈の南の緩傾斜の平原。いかにも日照に恵まれ、水捌けの良い好立地。実際、緯度はフランスのローヌと同じ、気候はブルゴーニュに似ているとか。
どうやら美味しいピノ・ノワールの匂いがしてきました(笑)。
このワイン飲んでみると、香りがとにかく美しい!ラズベリーやこけももなどの冷涼な産地のピノ・ノワールのニュアンスがとても上手く出ています。複雑さもあり、チャラいネゴスのブルゴーニュのピノ・ノワールは目じゃない(笑)。
醸しは10日ほどと短めながら酸やタンニンはしっかり抽出されていて、ストラクチャーはしっかりしています。作柄の良いオット・コートかサヴィニやショレイ・レ・ボーヌを想わせる味わい。でもブルゴーニュの湿った腐葉土のようなニュアンスではなく、もっと乾いた感じかな?スパイシーさや樟脳っぽさも若干ありますね。ピンと背筋を立てたような筋の通ったクラシックさがよろしい(笑)。どうやら数少ないピノ・ノワールの栽培適地のようです(笑)。
それにしてもこの価格でこの質を実現したのは驚きです!将来ブルゴーニュの牙城を崩すのでは?これから先を見守りたい産地、ワイナリーです。
ニュー・ワールドのワインはあまり好まないマスキューなのですがこれは別(笑)
。アイデンティティーを感じる良品なのです。
●ロス・カルドス マルベック 2017年 ドニャ・パウラ アルゼンチン 赤 ルハン・デ・クージョ 750ml スクリューキャップ
1249円税込み
このマルベックとてもマルベックらしいのです。マルベックはもともと濃いワインに向いた品種ですし、アルゼンチンでは代表的品種でもあります。でも、なかなかグレナデンなどの赤い果実のニュアンスが出るまで時間がかかってしまいます。若いと果実味もワインの色同様に真っ黒になりがち(笑)。味わいも渋く感じがちになります。
このロス・カルドス銘柄のマルベックは、ドニャ・パウラのスタンダードランクで木樽熟成はしません。畑はもともとのウガルテックのもの。標高1050メートル、年間降水量は200ミリ、年平均気温は14℃。3月の夜二度にわたり収穫されます。
収穫された葡萄は除梗後、低温で10〜15日間のプレ・マセラシオンしながらミクロ・オキシダシオンをするそうです。この過程で十分なタンニンとアントシアニンを抽出、重合が出来ます。そしてプレスをし果皮と分離してから主醗酵のアルコール醗酵を始めます。最新のアプローチです。
新しい技術的アプローチは結果がでるまで議論されたり批判されたりしますが、このワインに関しては問題ありません。基本的に葡萄果がしっかりしていますから、出来上がったワインに欠陥はありません。薄いワインを無理に濃くするような無理をしている訳でないですから、ワインのもちが悪かったり、抜栓後すぐにダメになったりしません。もちろん何年も寝かせるようなワインではありませんが、硬くてなかなか飲み頃にならないマルベックがすぐにベストの状態で楽しむことが出来ることは素晴らしいイノヴェーションと言えます。
また早くリリースできますから、生産者のキャッシュフローも良くなりますね(笑)。
日進月歩、ただ立ち止まっているだけではダメですね
●シャトー・ド・ヴォージェラス レ・プリウール 2015年 フランス ラングドック コルビエールA.C. 750ml 1450円税込み
南フランス ラングドック地方オード県の広大なワイン産地コルビエールA.O.C.の赤ワインです。
このワインは彼の地で評判の高い協同組合のもの。
グルナッシュ、シラー、ムールヴェドルとカリニャンを使ったこの地域を特徴づけるブレンド。深くやや暗い色調のルビー・レッド抜栓後いきなり全開とはいきませんが(笑)、しばらくすると赤い皮のリンゴ、グレナデン・シロップ奈土のエキゾチックな風味、ベリーなどの黒い果実
に満たされます。非常にバランスの良い香味です。さらに時間が経つとフルーティーさの背後にスパイスや森の葉っぱ、苔や土、タール(?)のような重い要素が感じとられます。じっくり飲むととても複雑なのです。コルビエールらしい多量のタンニンはキメ細かく、エレガントなヘビーさ。アルコール分が13.5%なのが理由なのか?しっかり丁寧な抽出がされたワインにバランスの良さ、エレガントさが両立しています。力ずくなワインが多い彼の地 ほどよく力を抜いたスタイルはなかなかのものだと思います。進化してますね(笑)。
●ジゴンダス 2015年 テラス・ド・モン・ミライユ アラン・ジョーム フランス ローヌ 赤 750ml 3425円税込み
このワイン、シャトーヌフ・デュ・パフのニュー・スター ドメーヌ・グラン・ヴヌール のネゴシアン・ブランド『アラン・ジョーム』のものです。ドメーヌ・グラン・ヴヌール自体はシャトー・ヌフ・デュ・パフに本拠を置き、19世紀前半から続くドメーヌです。まあ、彼のドメーヌの中興の祖のなったアラン・ジョームのネゴシアン・ブランド。いわゆるネゴシアン物。まあ、評価本で100点満点を獲得した勢いなのでしょうが、通例マスキューでは扱いません(笑)。
それでは何故扱うか?
単に旨くてコストパフォーマンスに優れていましたので、扱うことになりました(笑)。近年のジゴンダスの人気と価格の高騰から、リーズナブルなジゴンダスは無いものかと探してみるとありました(笑)。
グルナッシュ85%、シラーとムールヴェドルで15%。やや暗く力強く濃い果実味は健康的で優しい甘さが伴っており、満足の行くもの。黒いベリー系の果実や柿・干し葡萄・コーヒー・スパイスなどの明瞭なニュアンスがバランス良くエレガント。そして、舌触りも滑らかで若さが荒さに感じません。飲んだ瞬間「このワイン高級だな。」と感じさせてくれるのです(笑)。パフ的なスタイル。
美しいネッビオーロがワイン・シーズンの幕開けに相応しい!非の打ち所ないワインなのです(笑)。定番ですが試飲会は初登場。何故かって?美味しいに決まっているからです(笑)。
●ヴァルテリーナ・スペリオーレ『サッセーラ』リゼルヴァ 2005年 バルジェラ
イタリア ロンバルディア 赤 ヴァルテリーナ・スペリオーレD.O.C.G. 750ml 4628円税込み
このワイン、ロンバルディア州ソンドレオ県 アルプスに連なる尾根の端部南向きの段々畑で造られます。
生産者のバルジェラ家は1885年からワインを造り続けています。
畑は標高800メートル。想像を絶する急傾斜地にあります。冷涼で昼夜の気温差が大きく、土壌は砂・砂利の多い石灰質土壌。
厳しい環境の中、エノロゴである現当主パオロ氏のもと、魅力的なワインを造っています。
ロッソ・ディ・ヴァリテリーナD.O.C.のワン・ランク上のワイン。試験試験で出るD.O.C.G.ですが、飲むのは初めて(笑)。ネッビオーロ100%、熟成期間が3年以上。
バローロだけが偉大ではないことが解ります。偉大なワインなのです。平気で30年位もつワインなんですね(笑)。D.O.C.であの出来映え、D.O.C.G.となると尋常ではありません。でも熟成しないと本来の良さは解らないでしょうね。きっと
以上6本!
今回は定番が少し多いですが、どれも納得いくもの。(だから定番か?)
何時も通り28日(金)は17~20時30分、29日(土)は11~20時30分までとりおこなっております。
皆様のご来店お待ちしておりまするぅ(笑)。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Sep 27, 2018 by
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よーやく並びました!
明日、明後日の試飲会用のワインです(笑)。
う~ん。なかなかカッコいいかな(笑)。
トリのサッセーラは値段と味に比例したカッコ良さ(笑)。あと、ロス・カルドスのマルベックが妙に素敵に見える(笑)。今回はラベルがトラディショナルなものがほとんどですから、マルベックのアザミの花の絵が目立ちますね(笑)。けばけばしくなく可憐に見えますね。苦境に立つアルゼンチン経済の救世主になるか?(こんなもんじゃなれるわけないか。)でも品質の良さ、コスト・パフォーマンスの高さはなかなかのものかと(笑)。
あととてもシンプルなのがルーマニアのラヴィ・ピノ・ノワール。滋味な味わい
ということで(笑)。しかも進化してますぞ!
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Aug 23, 2018 by
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ふふふ(笑)。
明日、明後日の試飲会用のワインを並び終えました!
最初にラダチーニが白、ロゼ、赤と並びます。ラベルも白、ピンク、黒と揃っていてグッド(笑)。なかなか良いと一人眺めながらご満悦(笑)。特にロゼの瓶はお気に入り(笑)。ロゼ自体の色もイイし、スクリュー・キャップが鮮やかなサーモン・ピンク。センスがイイ(笑)。並んだ本数がちょっと少ないですが、明日午前中に追加分が来ますから、数も問題なし!
ところで今回の核心ピノ・ノワールとシャンパンが1本ずつしか並んでいない?
ご安心ください。セラーで休んでいます(笑)。数もたいしてありませんが(笑)、それはそれでしょうがない。高額だし、沢山あるものではありませんからね(笑)。
あ~、明日が待ち遠しい!
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Aug 21, 2018 by
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今月8月24・25日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
暑いですね(笑)。こんなときはあまりくどくなく飲みやすいワインが良いですね。
でもですね、薄くてシャバシャバのものじゃ満足出来ません。頭を悩ますところです(笑)。
今回マスキュー定番のモルドヴァのラダチーニを3連発!待ちに待ったロゼが入荷いたしました。同時にカベルネの赤と白も比較試飲していただきます。ラダチーニのスタイルがきっとご理解いただけるかと(笑)。いかにも日本人好みのワインかと(笑)。
〇ブラン・ド・カベルネ 2016年 ラダチーニ モルドヴァ ステファン・ヴォーダ 白 750ml 1018円税込み スクリュー・キャップ
ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。
歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に外資のシンジケートが設立したアルバストレレ・ワインズ。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタールもの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の規模が想像出来ますね(笑)。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。
このワインはカベルネ・ソーヴィニヨンで造った白ワイン!
そんなのあるんですね(笑)。びっくりしました(笑)。
葡萄はバルル・ルイ・トライアン地域とコドゥル地域に挟まれたところ。首都キシナウの南東の地域です。
軽く圧搾したあと5~8℃の低温で約1時間のスキン・コンタクト。このためカベルネ・ソーヴィニヨンの果皮の色は果汁に移りません。そして果皮と果汁を分離して、果汁のみで発酵します。14℃の低温で発酵後3ヶ月熟成させて瓶詰め。マロラクティック発酵はブロックしてますね。本来果皮から抽出するべきものを果肉の酸で補っているようです。したがって出来上がりはリースリングのような弾ける酸が特徴的。しかも酸とのバランスに過不足ない点は秀逸。マスキュー定番のハンガリーのトカイ・フルミントにちょっと似てます(笑)。香り自体は極端にアロマチックではありませんが、かなり複雑。パッション・フルーツ、桃、グレープフルーツなどの柑橘類の香りに青草やスモモのような爽やかな風味。東欧らしい硬質な広がりと伸びのある味わいは心地良い!
◎メルロ・ロゼ 2017年 ラダチーニ モルドヴァ コドゥル ロゼ 750ml 1018円税込み スクリュー・キャップ
これはコドゥル地区のメルロを使ったロゼ。
もともと優良なメルロを造ることで評価されており、このロゼもメルロの香りをはっきり感じられるアロマティックなもの。
直接圧搾法で造ったらしい美しいピンク色。色だけで魅了されますね(笑)。香りはプラムを中心に赤いベリーの香りが華やかで可憐。とても透明感があり、広がりの美しさに我を忘れます(笑)。基本かなりドライなのですが、完熟した健全な葡萄果を使っているため甘い口当たり。余韻に甘い果実味がスーっと広がり、ベタつかない後味は秀逸。残糖分で誤魔化さない直球勝負は見事。
スタイルは今は無きマルセランに似てますね(笑)。
大日本ロゼ・ワイン普及協会推薦の美味しいロゼ・ワインでございます(笑)。
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ラダチーニ・ワインズ モルドヴァ バルル・ルイ・トライアン 赤 750ml 1018円税込み スクリュー・キャップ
このカベルネ・ソーヴィニヨンはモルドヴァの一番北の産地バルル・ルイ・トライアン地域のもの。100%手摘みのカベルネを破砕・除梗し、ステンレス・タンクで10℃で2日間の低温浸漬。そのまま25℃で8~25℃でアルコール発酵、そして20日間マロラクティック発酵を行います。その後6ヶ月の熟成を経て瓶詰めされます。
今風の裏技を使っているとは思いますが(笑)、ワイン自体はニュートラルでストレスが無く、いわゆる東欧の質実さを感じます。香りはおとなしめですが、プラム ブラック・チェリーやダーク・チェリーの果実にチョコレートっぽさが加わります。ちょっとオー・メドックのカベルネみたいかな(笑)。ミディアム・ボディーの液体濃度はフレンドリーで、上質なデイリー・ワインに仕上がっています。
肉料理やハード・タイプのチーズまで幅広くマリアージュする使い勝手の良さ。
国際市場で十分通用するレベルの高さ、良さがあります。
愛するイタリアの『神』ガロフォリが
造る核心のヴェルディッキオ『マクリーナ』の久しぶりの入荷です!
〇マクリーナ 2014年 ガロフォリ イタリア マルケ 白 ヴェルディッキオ・デ・カステル・ディ・イエージD.O.C. クラシッコ・スペリュール 750ml 1388円税込み
私の敬愛する『神』ガロフォリが造るヴェルディッキオ100%の白ワイン。かつてイエージのワインは安物が多く日本に輸入されてましたから、イメージが悪い(笑)。水っぽい印象が拭えない(笑)。もっとも暑い海岸部の産地ですから酸が少なく、勢い飲みやすい量産ワインに走ったのも事実。
そんな大勢に背を向け優良なイエージの白ワインを作り続けD.O.C.G.にまで登り詰めた大貢献者がガロフォリなのです。
他の生産者が造るイエージとは明らかに違う不思議。もっともこのキュヴェは早飲みのスタンダード・クラスなのですが、それでも旨さが違う(笑)。イエージというよりマテリカに近い詰まり方と大きさがあるとでも言えばよいかも…。
桃やリンゴ、グレープフルーツなどの柑橘類はトロピカルなニュアンス。ガロフォリの核心と言えるヴェルディッキオの
真骨頂。以前のメイクでは『クラシッコ・スペリュール』記載はありませんでしたから、進化、更なる純化を目指しているようです(笑)。
さて、これから唐突に試飲会はクライマックスに突入(笑)。とっても素晴らしいブルゴーニュのピノ・ノワールの登場です!
暑かろうが構いません(笑)!ブルゴーニュにしては珍しいコスト・パフォーマンスに優れたものです。
●アロース・コルトン ラ・コンブ 2014年 ドメーヌ・ジョエル・レミー
フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 3900円税込み
ボーヌのサント・マリー・ラ・ブランシュ村で1853年より続く家族経営のドメーヌです。1988年より現当主ジョエル・レミ氏と妻のフローレンス氏がドメーヌを引き継ぎ、現在はボーヌを中心にポマール、アロース・コルトン、サン・トーバンなどに計14haを所有します。(インポーターさん資料より)
大きさのわりにちょっと畑が分散してるようですが(笑)、まあ、ボーヌ中心の古くからのドメーヌなんでしょうね。実際造ったワインの75%はヨーロッパに出荷してるとか。この点からしても信用置けます(笑)。
畑も手入れがよく、樹齢も高そう。伝統的なブルゴーニュらしい密植。見た感じいわゆるクラシックな自然派の生産者のようです。このラ・コンブの畑はコルトンの丘の南東の裾。ちょうど丘に上がる農道の脇にあります。丘と特級畑の傾斜のちょうど境のやや窪んだ土地。浅い谷の上になるのかな?それゆえ特級、1級ではない畑となっています。
ただし味わいはしっかり1級の範疇(笑)。
造り自体は最低でも1級の規格ですから、まだ華やかさに欠けるものの渾身の造り。下手なグラン・クリュを飲むより心に届くものがあります。まだ香りは開いてなく、果実味は重心が低いのですが、
中身の凝縮感は圧倒的です(笑)。
あと、一部を全房発酵してるかのような強さを感じます。特徴的なモカのような木樽のニュアンス。樽材はアリエ産だけではなさそうですね。実直な栽培と細やかな工夫が上手く噛み合っていますね(笑)。熟成能力を予感させるクラシックなワインなのです。
そしてトリは、なっ、なんと、シャンパン!しかもレアなミッシェル・チュルジー。暑さのあまりマスキュー気がふれたか(笑)?たまにシャンパンくらい飲まなきゃやってられません(笑)。
◎ミッシェル・チュルジー ブリュット ブラン・ドゥ・ブラン グラン・クリュ レゼルヴ・セレクション フランス 白 発泡性 シャンパーニュ R.M. 750ml 4937円税込み
メゾン・チュルジーは1881年にル・メニル・シュール・オジェに設立されました。現在約6ヘクタールの畑を所有しています。
ル・メニル・シュール・オジェはコート・デ・ブランの一番南側のグラン・クリュ。1985年にグラン・クリュ指定されています。『サロン』や『クロ・デュ・メニル』の名声に一役かっている有名なクリュですが、ル・メニル・シュール・オジェ単独だと硬質な酸と過剰過ぎるほどのミネラルが邪魔すると評されていました。
でも、このキュヴェよく出来ています。バランスが良くとても飲みやすい。ミッシェル・チュルジーの持つ豊富で優良なリザーヴ・ワインによるのでしょう。アヴィーズとかクラマン的。アッサンブラージュでスタイルを造っていますね。酸との折り合いが上手くついています。マロラクティック醗酵をすることも作用してますね。瓶内熟成も3年しっかりやってますし、酸があるため甘さが目立ちません。
少ないドザージュとSO2添加しない自然派のR.M.として独自の道を歩んでいます(笑)。無理に生産量を増やさず、頑なにオリジナリティーとクオリティーを追求する稀少な生産者なのです。
いつも通り
24日(金)は17~20時30分
25日(土)は11~20時30分
後半の2本は1本ずつしかあけられませんので、無くなった節はお許しを!
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Jul 27, 2018 by
weblogland |
明日の試飲会のワインがようやく並びました(笑)!
ホッとしました(笑)。
今回は日程的には余裕があったのですが
、最後のツメで手間取りました(笑)。これだけ暑いですから、あまり暑苦しいワインは避けたい(笑)。暑苦しいなんて言うと誤解されるかな?暑苦しいワインなんてあるわけない(笑)。でもヘビー過ぎるのもちょっと。そんなところなんですが、
まあ、今回はインポーターさんの特売品が2つ入ってますから、ヘビーでもお買い得なのが伝わればオッケーかな(笑)。
天気予報によれば土曜日は100%雨のようですから、今回は金曜日が混むかな?
お天気次第で塩梅を見計らってお越しくださいませ。
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Jul 26, 2018 by
weblogland |
今月、7月27・28日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
災害級の暑さなんて聞いたこともないし、経験したことも
ありません。もちろん暑さのダメージは日々蓄積されます。
だからこそワインを飲みたい!
そんな方おられるはず。少なくともマスキューには2人います(笑)。
まずは泡!
生き返りますぞ!
◎ヴェルドゥッツォ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 微発泡 白 I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1388円税込み スクリュー・キャップ
イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造る白のフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造る白のフリザンテです。今まで定番でロゼ・フリザンテを扱っていましたから、これで白、ロゼの揃い踏みとなります(笑)。ちなみにプロセッコには品種の指定がありヴェルドゥッツォだとI.G.T. となります(笑)。
このヴェルドゥッツォはイタリア北東部ヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で栽培されている地場品種。透明感のある淡い青みがかった黄金色。繊細な泡が弾けて涼しげ。香りは強め、青リンゴ、レモン、ライムにメロン、柚子、桃、ハーブなどが加わりかなり複雑。面白いのが果実に完熟感があまりなく、押しつけがましくない点。それゆえ植物的なニュアンスが全体のバランスに貢献しています。暑苦しくないのです(笑)。コンテッセの意図を感じますね(笑)。いわば、さりげなく美味しい!しかも品がある(笑)。
食べ物との相性は良く、特に生姜・ミョウガなどを使った和食など間違いなく合います。ワイン自体に塩辛さがありますから、単純に天ぷらなどもグッド(笑)。イタリアンにこだわる必要なしですね(笑)。
そして冷やしても映えるロゼ!
◎イゲルエラ ティントラルバ・シラー・ロサート 2017年 コオペラティーバ・アグラリア・サンタ・キテリア スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ州 ロゼ アルマンサD.O. 750ml 1018円税込み
イゲルエラはブランド名。造り手は共同組合コオペラティーバ・アグラリア・サンタ・キテリア。2001年にイゲルエラとアルベラの二つの生産者が統合してできた協同組合が、サンンタ・キテリアです。1000m近い高地の彼の地、地場品種
ガルナッチャ・ティントレラ(アリカンテ・ブーシェ)の生産で知られています
。果肉まで赤い(笑)ガルナッチヤ・ティントレラから造られる濃厚で果実味のはっきりしたワインは世界的にも有名になっています。
これはシラー100%で造られたロゼ。グレナデンやアセロラのような弾ける酸味旨味はフレンドリー(笑)。シラーで造ったロゼ・ワインは良い結果が出ると常々思っている通りです(笑)。ワイン自体、時間の経過と共に崩れることがありません。もちろん価格帯からすると決して上等の部類には入りませんが(笑)、かなり上質
。明瞭な果実味と厚みが両立した味わいは心と体を癒してくれますし、パーティーの場をもり立ててくれるユーシフルなワインでもあります(笑)。
そして突き抜けるような鮮烈な白!
〇アルザス リースリング 『ドレイ・エクサ』2016年 ポール・ジャン・グランジェ フランス アルザス 白 750ml 2453円税込み
このポール・ジャングランジェ設立は古く、1610年まで遡ります。ただし規模は小さい(笑)。所有畑は2つのグラン・クリュを含め10ヘクタールちょっと。100ヘクタールを越える大生産者の「なんでも出来ちゃう」とは訳が違います(笑)。
あと造りは醗酵・熟成にオークのフードルを50%使うクラシックさ。酸の角を上手く取る伝統的技法です。ただし当主のミッシェルさんは若手ながら世界各地で経験を積んだ筋金入りのエノロゴ。プレスマシーンは高価なエアプレスを導入しています。なんたるか解っていますね(笑)。
切れがあって柔らかなアルザスらしい味わいは飽きのこない質の高さ。極上のアルザスワインは年に一度くらい飲めば良いもの(笑)。私がたまに飲みたくなるアルザスワインの筆頭がこのポール・ジャングランジェのワインなのです。いつ飲んでも裏切られません。
限られた畑を広くするより、質を向上させる姿勢がワインに現れています。
この『ドレイ・エキサ』はグラン・クリュの並びにある1ヘクタールの畑で造られます。60%オーク樽(フードル)、40%ステンレス・タンクで発酵させたあと60%オーク樽熟成、40%ステンレス・タンク熟成(6-8カ月)。木樽の風味をつけるためではなく、酸の角をとるための樽使用です
。ワインも通常のリースリングを一回り大きくし、さらにまるっきりドライに仕上げた感。リースリング本来の抜けのよさは純粋さの証と妙に納得(笑)。広がりの良さは驚き。突き抜けますよ(笑)。それでいて粗野の部分がないのが美点。それって冷静に考えるにアルザスらしさだとは思うのですが、わりと少ない(笑)。ここまでドライに仕上げると逆に緩さが出てしまう。まあ、ここは穿って考えるより、ポール・ジャン・グランジェのスタイルが秀逸だと考えるべきかな(笑)。造り手の尽力とテロワールの優位性と言う外ありません。
蛇足になりますが(笑)、あと、きっと通常のアルザス・リースリングとグラン・クリュとを繋ぐブランドが『ドレイ・エキサ』なんでしょうね(笑)。
暑いなかこの赤ワインくどくない?
でもですね、コスト・パフォーマンスの高い限定特売品ですからお見逃しなく!
●『カルミネ』2010年 ボデガス・ペドロ・ルイス・マルティネス スペイン 赤 フミーリアD.O. 750ml 1380円税込み
フミリアの地場品種モナストレル100%で作られています。
一昔前のモナストレルというと最低でも20年は待たないと飲めない代物(笑)。でも最近は早く飲めるように造られるものが増えましたね。もっとも軽く薄く造ったものはNG(笑)。モナストレルらしい重厚さを感じられないと原理主義者の私は納得しない(笑)。
このワインは300Lのフレンチ・オーク(
新樽90%)で12ヶ月熟成させたもの。伝統的な大樽を使っていないのは気に食いませんが(笑)、しっかりしたフルボディー
。モナストレルらしい品種の特徴が出ています。
う~ん。
これならオッケー(笑)!
酸の少ない点を濃密な果汁・タンニンで見事に補っています(笑)。赤や黒系のベリーのみっしりした果実に、モナストレルらしい重心の低い香りの出方。チョコレート、タバコ、エキゾチックな香木の香り 粉っぽいタンニン。まさにモナストレルなのです(笑)。
栽培法は古典的。古樹、低収量の伝統的栽培から得た葡萄を早く飲めるように工夫した感。クラシック・モダンなワインかな(笑)。もともとの葡萄果の良さを感じますね(笑)。ヴィンテージは2010年。早飲みに作られていますが、8年経ってようやく飲み頃になる生命力は説得力あります(笑)。
2000円位の価値は十分あるワインです。
ところが、このワイン、インポーターさんが輸入を断念。インポーターさんの販売量の10倍の販売を要求されたとか。
う~ん。いろいろ事情があるようですね。そんな訳で終売大放出特価となりました
!
この価格でフル・ボディーはあり得ませんぞ(笑)!
在庫限りとなりますので、品切の節はお許しください。
クラシック・ブルゴーニュのファンの方
、お待たせしました。前回の入荷は2009年。今回は2014年と空きましたね。まあ、なにもこんな暑いときに入荷しなくともよさそうなものですが(笑)、数の少ないものですからそんなことは言ってられません(笑)。
●ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2014年 ドメーヌ・ド・ラ・プレット フランス ブルゴーニュA.C. 赤 750ml 2700円税込み
数少ないクラシック・ブルゴーニュの作り手、ドメーヌ・ド・ラ・プレットのバックヴィンテージです。このドメーヌのワインはほとんどがフランス国内とヨーロッパ域内で消費されてしまいます。
ワインは、抽出の時間が短いクラシック・スタイル。このため色は薄いのですが、ふっくらとして奥行きがあり、液体の滋味深さはさすが!今風の真っ黒いブルゴーニュに慣れた方はきっと驚くこと請け合いです(笑)。
美しさがあります。
今時なかなかお目にかかれないブルゴーニュの美点があるのです。
1ケースのみの入荷ですから、これはもう早い者勝ち。ごめんなさい。
そしてトリは愛するル・キャバレ・デゾワゾー2014年。私は南フランスのポンソと評価しておりましたが、これにて輸入終了の大特売セールとなります!
●ル・キャバレ・デゾワゾー2014年 ラ・プチ・コマンドリ フランス コルビエールA.C. 赤 750ml 2480円税込み
南フランス ラングドックの広いA.O.C.コルビエール。あまりに広くしかも多様なため1990年にサブ・リージョンを11に再編されました。現在は新たに独立したサブ・リージョンがありますから8つのサブ・リージョンからなりますか。
このラ・プチ・コマンドリは2000年にステファン・マディックさんが4ヘクタールの畑を購入してからドメーヌは始まりました。地所はコリビエール最西部 アラリック山脈と台地に挟まれた谷のような地形。大西洋からの風が通り抜ける特徴あるテロワールのようです。
この『ル・キャバレ・デゾワゾー』はカリニャン75%、シラー25%。アルコール分は12%と低いですが、過度に感じない物凄い凝縮感。いわゆる優良なビオに通じる味わい。深み・広がりはグレート・ワイン クラス。複雑な赤・黒系果実の香りはハーブなどの植物ののニュアンスと相まって突出した個性をみせます。あと、過剰に手を加えていない自然さがエクセレント(笑)!全房醗酵しながらもタンニンが過剰で固くない。ほとんどプレスしてないですね。無理に遅摘みしたり長い醸しもしてないはず。インポーターさんに聞いたところクラシックなマセラシオン・カルボニック法で造っているとのこと(やはりフリーランのみでワインを造ってました。)。
プリミィティブな本物ですね(笑)。
ちょっとエステル香が強く感じますが、ボディーがしっかりしているので苦ではないです。(抜栓後にゆっくり抜けていきます。)
造り手の尽力が伝わってきます。価格以上の出来映えに逆に心配になります(笑)。
ところで生産者のステファン・マディックさんの風貌は変わってます(笑)。昔のヒッピーか仙人のよう(笑)。ワイン造りもほとんど一人。しかもクラシックな手摘み・全房醗酵。畑も仕立ては低く、おそらく農薬はほとんど使っていないようですから、栽培はかなりのハード・ワークなはず。さらにSO2も無添加ですから驚き。
とことん尽力したワインなのです。
彼が我が道を突き進んでいるのは間違いありません(笑)。
奇才発見(失礼!)!
以上6本!
7月27日(金)は17~20時30分
7月28日(土)は11~20時30分
いつも通りのスケジュールです。
皆様のご来店お待ちしております。
あまり暑かったら御無理しないでくださいね(笑)。
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Jun 28, 2018 by
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ふふふ(笑)。
明日、明後日のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
いつもながらのバタバタ(笑)。
ところで右端のランブルスコの数が少ないですが、大丈夫。土曜日に追加分が来る予定です。実在庫は2ダースほどありますが足りるわけない(笑)。そんなこんなで先ほど追加発注しました(笑)。
あと気になるのがチェラスオーロ・ダブルッツォの位置です。果たしてこの位置が正しいのか?わからない(笑)。
明日一度飲んでみればわかりますから、順番が変わっていたらお察しくださいね
(笑)。
明日が楽しみです(笑)。
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Jun 26, 2018 by
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さあ、今週末はマスキュー試飲会です。
でもですね、今日は東京に試飲会でお出かけ(笑)。この期に及んで今さらと言うわけではなく、たまたまです(笑)。
ところで今、ジゴンダスのワインを探しています。定番だったエスピエはインポーターさんが辞めたことでもう入らない。アマデューのジゴンダスを使っていますが、値段が高騰。
う~ん。
現実的なジゴンダスを探さねば!
今日行く試飲会のインポーターさんは確かジゴンダスの扱いはありませんが、犬も歩けばなんとやら(笑)。リーズナブルなジゴンダスどっかに落ちてないかなぁ(笑)。
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Jun 24, 2018 by
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そしてメリオーのピノ・ノワール。良策年と評価の高い2015年がリリースされました!
●ピノ・ノワール『レ・ゼキサゴナル』2015年 ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー フランス ロワール V.D.F.赤 750ml 1666円税込み
ネゴスに近い立ち位置の家業を高品質ワインを造るドメーヌに変えることが狙いですね。この点ジェレミ・ムーラと共通の目標ですね。質と量の両立。志が高くて宜しい(笑)。
ところで味わい。ロワールのテイストが感じられるピノ・ノワールらしいフランボアーズや苺の香り。輪郭がはっきりしていて、広がりも素晴らしい。基本的にはフレッシュ&フルーティーなのですが、少しも軟弱ではありません(笑)。全房醗酵かと思えるほどの強さが秘められています。
うーん。
マスキュー扱いのピノ・ノワールではもっともコスト・パフォーマンスに優れていますね。
醸造・熟成・ 醗酵はステンレス・タンク。マロ・ラクティック醗酵終了後ステンレス・タンクで18ヶ月熟成してから瓶詰め。SO2は瓶詰め時のみ少量添加するのみ。国際標準を達してますね。
間違いないトップ・ランナーです!
時代に風穴を空けられるか?先々を見守りたいドメーヌです(笑)。
今回、ピノ・ノワールとピノ・ネロの間をつなぐ大役を仰せつかりました(笑)。もちろん大日本ロゼ・ワイン普及協会大推薦(笑)。果たせるかな?
◎チェラスオーロ・ダブルッツオ レ・モルジョ 2016年 テッレ・ダブルッツオ イタリア ロゼ 750ml 1630円税込み
1999年に設立された若いカンティーナでアブルッツォ州ペスカーラ近郊のキェーティに位置している。テッレ・ダブルッツオが目指しているのは、あくまでもクオリティの高いものを生産販売することで生産のあらゆる過程で厳格に管理をしています。
栽培に関しては、日当たりやブドウへの適性を配慮した土地選びからブドウのポテンシャルを最大限に引き出すための収穫量の抑制(栽培面積72haから収穫は8トンまで)、手作業の収穫と醸造に移る前の更なる選果を実施している。
またブドウの品質が基準に達しない年はわざわざ出来のよい畑のブドウを探し、そこから購入する。醸造はブランドごとに全て別のエノロジストに依頼している。
醸造設備は最先端で全て温度衛生管理の徹底された環境の中で行なわれている。
(インポーターさん資料より)
まず収量。通例のモンテプルチアーノ・ダブルッツォの半分くらいです。そして収穫は手摘み。腐敗果や未熟果をよけ、さらに撰果台でダブル・チェック。このためワインはクリア、しかもタンニンはしっかり(笑)。強さと深みがあり、モンテプルチアーノ種らしいベリーの香りも森の中のベリーのようです(笑)。
あと畑のある区域は山塊の谷を抜ける風が吹くため、暑くなりすぎません。このためワインに酸がしっかり残ります。熟成能力も備わる訳です。
マスキューはテッレ・ダブルッツォが定番でして(笑)、今回待ちに待ったチェラスオーロの入荷で赤・白・ロゼが揃った訳でございます(笑)。
このチェラスオーロ、テッレ・ダブルッツォのモンテプルチアーノやトレビアーノ同様スパルタンなほどの芯の強さがあります。当然それは密度感や広がりの良さ。使われているモンテプルチアーノ種らしいラズベリーやチェリーの香りはあくまで自然で作り物っぽくなく(笑)、深み・強さのあるフルーティーさ。巷によく見かけられるロゼ・ワインとは本質的に違う(笑)。色を見ないで飲んだら、赤ワインと思うかも(笑)?牛肉を食べながらでも合わせられますね。特に牛ヒレのステーキ食べながらこのワイン飲んだら幸せになれそう(笑)。
4月のマスキュー試飲会で好評いただいた
イタリア アルト・アディジェのケットマイヤーの核心の赤、白が本日のトリとなりまするぅ(笑)!
●マゾ・ライナー ピノ・ネロ 2015年 ケットマイヤー イタリア アルト・アディジェ‐ジュートチロルD.O.C. 750ml 3147円税込み
イタリア最北部のワイン産地アルト・アディジェ‐ジュートチロルD.O.C.。トレンティーノ‐アルト・アディジェ州に属していますが、トレントを中心とした南のトレント県とボルツァーノを中心とする北のボルツァーノ自治県に別れます。また、北のアルト・アディジェはドイツ語表記のジュートチロル‐南チロルと言われ、民族的・文化的にはドイツ語圏。過去オーストリアに編成されたりした複雑な国境地域です。
ケットマイヤー社は1919年にジュゼッペ・ケットマイヤーにより創業した家族経営のワイナリーです。1981年にカ・デル・ボスコを傘下に持つサンタ・マルゲリータ・グループに属することとなりました。自社畑も持ちますが、ケットマイヤー醸造所の名の通り、長く付き合いのある契約農家から葡萄は調達しているようです。この点共同組合的なのですが、出来上がったワインの質の高さは共同組合のレベルをはるかに凌ぎます。小規模生産者が多く、しかも栽培に多大な尽力を要する彼の地の特殊性。厳しい自然環境の中それを成し遂げる勤勉なゲルマン人気質。こうしたすべての結晶なのです。
このキュヴェ名『マゾ・ライナー』は一子相伝の畑 海抜350~400mに位置するポキ・ディ・サロルノのマゾ・ライナー畑。ライナー家の一子相伝畑とでも言えばよろしいかな(笑)。イタリアの彼の地の相続法で、相続の際分割されずに受け継がれた畑です。耕作地が傾斜地にあり集約化に向かず、小規模なヴィニロンの所有が多く、協同組合によるワイン生産が主流のアルト・アディジェ。それ故土地を大事にする保守的な精神の表れなんて言うとちょっと意地悪に聞こえるかな(笑)。もっともそんな法律がなくてはこの畑を守ることは無理。ワインを飲むと守られる必要も解ろうかと。ケットマイヤーが長くこの畑の葡萄を購入し、フラッグ・シップ『マゾ・ライナー』としてリリースしていることに、アルト・アディジェの伝統・歴史を垣間見る思いです。
このワイン、セパージュはピノ・ネロ ピノ・ノワール。ドイツだとシュペート・ブルグンダー。色は比較的透明感があり、今風のブルゴーニュとは違いますね。過熟感はなく旨味とタンニンのバランスが軽やかに強くとれている(笑)。ドイツのシュペート・ブルグンダーに近いかな。香りはピノらしいラズベリーやチェリー、薔薇の香りがしますが、森や植物
の湿ったニュアンスが特徴的で涼しげ。
熟成は30HL(3,000L)のオーク樽で12~15か月間と伝統的スタイル。無駄な樽のニュアンスを避けてますね(笑)。今風の万人受けするファットなスタイルではありませんが、じつによろしいかと(笑)。価格がお手頃なのも、じつによろしいかと(笑)。この品質のピノではあり得ない良心的価格なのです!
〇マゾ・ライナー シャルドネ 2016年 ケットマイヤー イタリア 白 アルト・アディジェ‐ジュートチロルD.O.C. 750ml 3147円税込み
これは『マゾ・ライナー』畑のシャルドネ。アルト・アディジェ随一のシャルドネとして評価されるもの。グレート・ワインでございます(笑)。海抜350~400mに位置するポキ・ディ・サロルノのマゾ・ライナー畑より収穫。ステンレス・タンクとフランス産バリックに分けて4月中旬まで熟成したもの。ケットマイヤーの通常のシャルドネをもっと大きく強くしかもゴージャスにした感ですね(笑)。トロピカルなニュアンスが明瞭に出ていますが、冷涼感が伴っているところがテロワール故としか説明できません(笑)。純度の高い厳格さを感じます。まあ、これ以上のものは望んではいけない!
以上6本となります。
29日(金)は17~20時30分、30日(土)は11~20時30分。いつも通り執り行います。
皆様のご来店お待ち申し上げます!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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May 24, 2018 by
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はぁー、やっと並びました!
明日、明後日のマスキュー試飲会のラインナップです(笑)!
今回は段取りが悪く押せ押せになりましたが、並べてる時は相変わらず楽しい(笑)。
う~ん。
並んだのを眺めてみると、やはりジェラール・セガンのクレマンは太い(笑)。背も高い(笑)。立派ですね(笑)。でもお値段は良心的。
カシャ・オキダンのアリゴテはずんぐり田舎臭く見えますね(笑)。でも私にはそれが逆に可愛く見えます(笑)。それって愛なんですよね。愛。
何はともあれホッとしました(笑)。
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May 24, 2018 by
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今月5月25日(金)、26日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
はぁ、今月は難産でした。最後の2本がなかなか決まらない(笑)。しかるに品物の到着も遅い(笑)。その結果映像も遅れる
(笑)。ごめんなさい!
まずは新着スペインのグラン・レゼルバ
2010年飲み頃の登場、登場(笑)。
●ヴィーニャ・デカーナ ティント グラン・レゼルバ 2010年 ボテガス・コヴィニャス スペイン バレンシア ウティエル・レケーナD.O. 750ml 1388円税込み
スペイン東部バレンシアの西約70kmの高原地帯(標高700~900m)に広がるウティエル・レケーナD.O.。古くから地場品種ボバルの生産で知られています。ただし、かつては大量生産用のブレンドワインとしてしか扱われなかったのですが。このボテガス・コヴィニャスは1965年創業の協同組合。12件の栽培農家により構成されます。伝統的なワイン造りと現代的な技術の導入を上手く行い、国内外で高く評価されています。管理する畑は今や1万ヘクタール。しかも英国小売り協会国際規格認証、ISO9001、IFS食品(国際特徴標準)を受けています。EU世界の潮流に乗った成功例ですね(笑)。スペインワインのあるべき一方向のトップランナーと言えましょう。
このワイン、畑の内で最も樹齢の高い区画のボバル(平均樹齢45年)70%、テンプラリーニョ15%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、ガルナッチャ5%のセパージュ。品種ごとに別々のタンクで発酵させたにちブレンド。そしてフレンチ・アメリカンオークで36ヶ月熟成。ボバル自体アロマチックな品種ではありませんが、プラム系の熟したコンポートのような果実のニュアンスをベースにチョコレートやミントの香りが加わりエレガントに仕上がっています。伝統的なホッとするスタイルなのです(笑)。
そして定番のフランス ラングドック サン・シニアン『ルーガベル』。進化してます(笑)!
●ルーガベル 2016年 ドメーヌ・パン・デ・マルグリット フランス ラングドック 赤 サン・シニアンA.C. 750ml 1635円税込み
南フランス ラングドックの一番北側にあるサン・シニアン。このアペラシオンの最も北のベルルー村にドメーヌ・パン・デ・マルグリットはあります。ドメーヌとして元詰めを始めたのが2005年。それまでは祖父の代からの葡萄栽培農家として協同組合に売っていました。
マスキューではこの『ルーガベル』は上級銘柄の『ペタル・プルプル』とともに大定番(笑)。以前『ルーガベル』ヴァン・ド・フランスでしたが、今は正々堂々のサン・シニアンA.C.。さらに磨きがかかっています(笑)。
サン・シニアンは地中海から40kmほど内陸の産地で北の山麓からの涼しい北風が吹きます。このためいわゆる地中海性気候とは違った寒暖差があり、日照に恵まれたワイン産地なのです。アルコール分だけが高いぶっきらぼうなスタイルではなく、整ったエレガントなスタイルのワインとなります。
まず、このワイン非常にクリア。液体の曇りの無さとキメ細かで滑らかなタンニンは驚き。完全に除梗し、低温で醸造してますね。でもありがちなゆで卵をみたいなツルツルのスタイルではありません。クリアさと深さがあります。この点驚きがあります。SO2の添加は醸造の初期に1回のみでそれ以降瓶詰め時にもしません。この技術力の高さ故の味わいですね。ビオ臭もしない出色の出来映えです
!この価格帯ではピカ一ですね(笑)。
あと、アルコリックな感じはないのですが、液体の濃度がすごく高い。しかも複雑で泥臭くそれでいてビビッド(笑)。(木樽は使ってませんから、葡萄のアロマだけの直球勝負です。)ローヌのジゴンダスのグルナッシュと少し似てるかな。
うーん。
ブルゴーニュの若い高級ワインに見られるトマトっぽい凝縮した舌触り、「血の香り」と例えられるミネラリーな土臭いニュアンスもある。
安いラングドックのワインにありがちなチープなカリニャンの香りもしません(笑)。
セパージュはシラー40%、グルナッシュ30%、カリニャン20%、ムールヴェドル10%。ダークなベリーやカシス、オレンジなどの果実味に赤くビビッドなベリーのニュアンス。溶け込みが良く優しさが際立ちます。
ラングドックはニューワールドに押されがちな産地ですが、こんなワインを造る生産者に出会うとホッとします。フランスの奥深さとポテンシャルの高さを実感します。
生産者の言葉通り、『産地の風景が目に浮かぶワイン』なのです。
さすが、ラングドックのトップランナーです。
ただ人によっては若干臭く感じるかも知れません(念のため)。
あと、15℃くらいに冷やして飲むと、輪郭がはっきりして美味しいですね(笑)。
箸休めのボルドー・セック
〇シャトー ローザン・デスパーニュ 2016年 フランス ボルドーA.C. 白 750ml 1836円税込み
ジロラットやシャトー モン・ペラで有名なボルドー アントゥル・ドゥ・メールの代表的生産者デスパーニュ家がつくるボルドー辛口白ワインです。
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル各1/3を使用し、ステンレス・タンクで発酵後バリックにて熟成させたもの。
やや濃い目の黄金色。柑橘類、パッション・フルーツの香りにちくっと刺すようなスパイス、青い野菜のみずみずしさが口のなかで大きく広がります。飲み込んだあと舌の上に残る粘り・コクが気持ちいい。樽の力とワイン自体の力のバランスがとても良いのです。複雑で長い余韻とよくあっています。特別強烈な個性という訳ではありませんが、繰り返し飲みたくなる安心感、安定感こそボルドー・セックに求められるものだと実感させてくれるのです(笑)。幅広く料理に合わせられるのも嬉しいところです。
さらに泡でもう一服(笑)。でもですね、ビックリの味わいですぞ(笑)。
◎クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット ドメーヌ・ジェラール・セガン
フランス ブルゴーニュ 発泡性 白 750ml 2746円税込み
マスキュー定番のブルゴーニュのドメーヌ・ジェラール・セガンが造るクレマンです。これはシャンボール・ミュズィニーの畑で栽培されたピノ・ノワール100%のもの。私の大好きなブラン・ドゥ・ノワールなのです(笑)。コクと重みがあり、いわゆるシャンパーニュより凝縮感を感じます。栽培の基本が良いのが解ります(笑)。低収穫量で栽培した葡萄が原料となっていますね(笑)。
普通クレマン・ド・ブルゴーニュと言うと外れの畑で緩い規格で栽培されたものが多いのですが、これは違います。量産されるものとは違う、なんと贅沢なものなのです(笑)。
カシャ・オキダンのアリゴテ好きなんですよね(笑)。
〇ブルゴーニュ アリゴテ 2015年 ドメーヌ・カシャ・オキダン フランス ブルゴーニュ 白 750ml 2298円税込み
コート・ド・ボーヌの銘醸地コルトンの丘の麓ラドワ・セリニにドメーヌを構えるカシャ・オキダン。もともと5代続くヴィニロン。1988年より元詰めを始めました。ルロワに葡萄を供給していた生産者ですから品質は折り紙つき(笑)。独立にあたってルロワもかなり協力したとか。
出来上がったワイン、特にシャルドネはメゾン・ルロワのものにそっくり(笑)。気に入りマスキューも一生懸命セールスしましたっけ(笑)。まあ、その後ドメーヌの伸長に伴いマスキューの扱いもスローダウンしちゃいましたが(笑)。
ところでこのアリゴテ。古き良きアリゴテのスタイルがまだある(笑)!アリゴテは裏庭や庭先の畑で自家消費用に造られてるワイン。(樹勢が強くワシャワシャ葉っぱが生えてますからすぐ分かる(笑))それがそのまま残ってる感じです(笑)。価格高騰のブルゴーニュ。ブルゴーニュと名前がつけば何でも高く売れます(笑)。アリゴテもご多分に漏れず専用の畑を作ったり、新樽を使いゴージャスに仕上げたり、付加価値を上げて売られています(笑)。ちなみにこれは木樽は一切使用せずステンレス・タンクのみ。直球勝負(笑)
。生産量も増やしていないようです。味わいもブーズロンのアリゴテとは全然違いますから、誤解なきよう(笑)。
ブルゴーニュの良いアリゴテってアロマにクリームのニュアンスがあるんですよね(笑)。ふっくらホックリしてボリューム感たっぷり。これはそれがあります。あと、信じられないくらい熟成能力があります。もちろんアリゴテらしい収斂性のレモンのような酸はありますから、万人受けはいたしません(笑)。リオンの市長さんがアリゴテ販売促進のためキールを開発したのが解ります(笑)。
以前マスキューがカシャ・オキダンのアリゴテを扱ったときは1500円くらいで販売した記憶があります(笑)。たしかマスキュー以外に売る販売店がなくて輸入中止になりましたっけ(笑)。それ以来の扱いでございます(笑)。
ですから我々の大好物でございます(笑)。マヨネーズソースなんかを合わせれば何でもオッケー(笑)。飲めば精気を取り戻せます(笑)。
そして愛するシルヴィエンヌ!
愛ですよ。愛!
●コート・デュ・ローヌ キュヴェ・シルヴィエンヌ 2009年 シャトー・デュック
フランス 赤 750ml 3,548 円税込み
なっなんとシャトー・デュックのシルヴィエンヌ2009年が再入荷しました!
このシルヴィエンヌは今は亡き奥様シルヴィエンヌさんにちなんで造られたキュヴェ。残念ながら奥様は亡くなり、今は息子さんに委譲しているところ。もちろんワインのスタイルも新たなチャレンジを行っているようです。
そんな中、もう以前の物は飲めないと思っていたところ、なっなんと、2009年のシルヴィエンヌが再入荷!
全房発酵しながらもエレガントで飲みやすいこのシルヴィエンヌは、いかにも忘れ形見。マスキューの在庫も尽き、このワインの将来を見届けることなく終わってしまうかと、残念に思っていました。
ところがまた出てきた(笑)!
すぐにサンプルを取り寄せ試飲したところ、やはり良い。私の目は間違いなかった(笑)!
4日間かけてティスティングしましたが、古い酸化したニュアンスは全く感じられず、広がり・膨らみ・果実のディテイル共々エレガント。熟成を経て良くなっていました。まだまだ行きますね。あと5年後に一度、そして10年後にもう一度飲めればもっとワインのことが解るかも(笑)。
以上6本となります!
まだワインが揃ってないので写真は後程
。ゴメンナサイ。
いつも通り25日(金)は17~20時30分、26日(土)は11~20時30分までとりおこなっておりますので、お手すきのお時間にいらっしゃってくださいませ。
皆様のご来店お待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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