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Aug 21, 2018 by
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今月8月24・25日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
暑いですね(笑)。こんなときはあまりくどくなく飲みやすいワインが良いですね。
でもですね、薄くてシャバシャバのものじゃ満足出来ません。頭を悩ますところです(笑)。
今回マスキュー定番のモルドヴァのラダチーニを3連発!待ちに待ったロゼが入荷いたしました。同時にカベルネの赤と白も比較試飲していただきます。ラダチーニのスタイルがきっとご理解いただけるかと(笑)。いかにも日本人好みのワインかと(笑)。
〇ブラン・ド・カベルネ 2016年 ラダチーニ モルドヴァ ステファン・ヴォーダ 白 750ml 1018円税込み スクリュー・キャップ
ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。
歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に外資のシンジケートが設立したアルバストレレ・ワインズ。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタールもの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の規模が想像出来ますね(笑)。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。
このワインはカベルネ・ソーヴィニヨンで造った白ワイン!
そんなのあるんですね(笑)。びっくりしました(笑)。
葡萄はバルル・ルイ・トライアン地域とコドゥル地域に挟まれたところ。首都キシナウの南東の地域です。
軽く圧搾したあと5~8℃の低温で約1時間のスキン・コンタクト。このためカベルネ・ソーヴィニヨンの果皮の色は果汁に移りません。そして果皮と果汁を分離して、果汁のみで発酵します。14℃の低温で発酵後3ヶ月熟成させて瓶詰め。マロラクティック発酵はブロックしてますね。本来果皮から抽出するべきものを果肉の酸で補っているようです。したがって出来上がりはリースリングのような弾ける酸が特徴的。しかも酸とのバランスに過不足ない点は秀逸。マスキュー定番のハンガリーのトカイ・フルミントにちょっと似てます(笑)。香り自体は極端にアロマチックではありませんが、かなり複雑。パッション・フルーツ、桃、グレープフルーツなどの柑橘類の香りに青草やスモモのような爽やかな風味。東欧らしい硬質な広がりと伸びのある味わいは心地良い!
◎メルロ・ロゼ 2017年 ラダチーニ モルドヴァ コドゥル ロゼ 750ml 1018円税込み スクリュー・キャップ
これはコドゥル地区のメルロを使ったロゼ。
もともと優良なメルロを造ることで評価されており、このロゼもメルロの香りをはっきり感じられるアロマティックなもの。
直接圧搾法で造ったらしい美しいピンク色。色だけで魅了されますね(笑)。香りはプラムを中心に赤いベリーの香りが華やかで可憐。とても透明感があり、広がりの美しさに我を忘れます(笑)。基本かなりドライなのですが、完熟した健全な葡萄果を使っているため甘い口当たり。余韻に甘い果実味がスーっと広がり、ベタつかない後味は秀逸。残糖分で誤魔化さない直球勝負は見事。
スタイルは今は無きマルセランに似てますね(笑)。
大日本ロゼ・ワイン普及協会推薦の美味しいロゼ・ワインでございます(笑)。
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ラダチーニ・ワインズ モルドヴァ バルル・ルイ・トライアン 赤 750ml 1018円税込み スクリュー・キャップ
このカベルネ・ソーヴィニヨンはモルドヴァの一番北の産地バルル・ルイ・トライアン地域のもの。100%手摘みのカベルネを破砕・除梗し、ステンレス・タンクで10℃で2日間の低温浸漬。そのまま25℃で8~25℃でアルコール発酵、そして20日間マロラクティック発酵を行います。その後6ヶ月の熟成を経て瓶詰めされます。
今風の裏技を使っているとは思いますが(笑)、ワイン自体はニュートラルでストレスが無く、いわゆる東欧の質実さを感じます。香りはおとなしめですが、プラム ブラック・チェリーやダーク・チェリーの果実にチョコレートっぽさが加わります。ちょっとオー・メドックのカベルネみたいかな(笑)。ミディアム・ボディーの液体濃度はフレンドリーで、上質なデイリー・ワインに仕上がっています。
肉料理やハード・タイプのチーズまで幅広くマリアージュする使い勝手の良さ。
国際市場で十分通用するレベルの高さ、良さがあります。
愛するイタリアの『神』ガロフォリが
造る核心のヴェルディッキオ『マクリーナ』の久しぶりの入荷です!
〇マクリーナ 2014年 ガロフォリ イタリア マルケ 白 ヴェルディッキオ・デ・カステル・ディ・イエージD.O.C. クラシッコ・スペリュール 750ml 1388円税込み
私の敬愛する『神』ガロフォリが造るヴェルディッキオ100%の白ワイン。かつてイエージのワインは安物が多く日本に輸入されてましたから、イメージが悪い(笑)。水っぽい印象が拭えない(笑)。もっとも暑い海岸部の産地ですから酸が少なく、勢い飲みやすい量産ワインに走ったのも事実。
そんな大勢に背を向け優良なイエージの白ワインを作り続けD.O.C.G.にまで登り詰めた大貢献者がガロフォリなのです。
他の生産者が造るイエージとは明らかに違う不思議。もっともこのキュヴェは早飲みのスタンダード・クラスなのですが、それでも旨さが違う(笑)。イエージというよりマテリカに近い詰まり方と大きさがあるとでも言えばよいかも…。
桃やリンゴ、グレープフルーツなどの柑橘類はトロピカルなニュアンス。ガロフォリの核心と言えるヴェルディッキオの
真骨頂。以前のメイクでは『クラシッコ・スペリュール』記載はありませんでしたから、進化、更なる純化を目指しているようです(笑)。
さて、これから唐突に試飲会はクライマックスに突入(笑)。とっても素晴らしいブルゴーニュのピノ・ノワールの登場です!
暑かろうが構いません(笑)!ブルゴーニュにしては珍しいコスト・パフォーマンスに優れたものです。
●アロース・コルトン ラ・コンブ 2014年 ドメーヌ・ジョエル・レミー
フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 3900円税込み
ボーヌのサント・マリー・ラ・ブランシュ村で1853年より続く家族経営のドメーヌです。1988年より現当主ジョエル・レミ氏と妻のフローレンス氏がドメーヌを引き継ぎ、現在はボーヌを中心にポマール、アロース・コルトン、サン・トーバンなどに計14haを所有します。(インポーターさん資料より)
大きさのわりにちょっと畑が分散してるようですが(笑)、まあ、ボーヌ中心の古くからのドメーヌなんでしょうね。実際造ったワインの75%はヨーロッパに出荷してるとか。この点からしても信用置けます(笑)。
畑も手入れがよく、樹齢も高そう。伝統的なブルゴーニュらしい密植。見た感じいわゆるクラシックな自然派の生産者のようです。このラ・コンブの畑はコルトンの丘の南東の裾。ちょうど丘に上がる農道の脇にあります。丘と特級畑の傾斜のちょうど境のやや窪んだ土地。浅い谷の上になるのかな?それゆえ特級、1級ではない畑となっています。
ただし味わいはしっかり1級の範疇(笑)。
造り自体は最低でも1級の規格ですから、まだ華やかさに欠けるものの渾身の造り。下手なグラン・クリュを飲むより心に届くものがあります。まだ香りは開いてなく、果実味は重心が低いのですが、
中身の凝縮感は圧倒的です(笑)。
あと、一部を全房発酵してるかのような強さを感じます。特徴的なモカのような木樽のニュアンス。樽材はアリエ産だけではなさそうですね。実直な栽培と細やかな工夫が上手く噛み合っていますね(笑)。熟成能力を予感させるクラシックなワインなのです。
そしてトリは、なっ、なんと、シャンパン!しかもレアなミッシェル・チュルジー。暑さのあまりマスキュー気がふれたか(笑)?たまにシャンパンくらい飲まなきゃやってられません(笑)。
◎ミッシェル・チュルジー ブリュット ブラン・ドゥ・ブラン グラン・クリュ レゼルヴ・セレクション フランス 白 発泡性 シャンパーニュ R.M. 750ml 4937円税込み
メゾン・チュルジーは1881年にル・メニル・シュール・オジェに設立されました。現在約6ヘクタールの畑を所有しています。
ル・メニル・シュール・オジェはコート・デ・ブランの一番南側のグラン・クリュ。1985年にグラン・クリュ指定されています。『サロン』や『クロ・デュ・メニル』の名声に一役かっている有名なクリュですが、ル・メニル・シュール・オジェ単独だと硬質な酸と過剰過ぎるほどのミネラルが邪魔すると評されていました。
でも、このキュヴェよく出来ています。バランスが良くとても飲みやすい。ミッシェル・チュルジーの持つ豊富で優良なリザーヴ・ワインによるのでしょう。アヴィーズとかクラマン的。アッサンブラージュでスタイルを造っていますね。酸との折り合いが上手くついています。マロラクティック醗酵をすることも作用してますね。瓶内熟成も3年しっかりやってますし、酸があるため甘さが目立ちません。
少ないドザージュとSO2添加しない自然派のR.M.として独自の道を歩んでいます(笑)。無理に生産量を増やさず、頑なにオリジナリティーとクオリティーを追求する稀少な生産者なのです。
いつも通り
24日(金)は17~20時30分
25日(土)は11~20時30分
後半の2本は1本ずつしかあけられませんので、無くなった節はお許しを!
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Jul 27, 2018 by
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明日の試飲会のワインがようやく並びました(笑)!
ホッとしました(笑)。
今回は日程的には余裕があったのですが
、最後のツメで手間取りました(笑)。これだけ暑いですから、あまり暑苦しいワインは避けたい(笑)。暑苦しいなんて言うと誤解されるかな?暑苦しいワインなんてあるわけない(笑)。でもヘビー過ぎるのもちょっと。そんなところなんですが、
まあ、今回はインポーターさんの特売品が2つ入ってますから、ヘビーでもお買い得なのが伝わればオッケーかな(笑)。
天気予報によれば土曜日は100%雨のようですから、今回は金曜日が混むかな?
お天気次第で塩梅を見計らってお越しくださいませ。
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Jul 26, 2018 by
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今月、7月27・28日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
災害級の暑さなんて聞いたこともないし、経験したことも
ありません。もちろん暑さのダメージは日々蓄積されます。
だからこそワインを飲みたい!
そんな方おられるはず。少なくともマスキューには2人います(笑)。
まずは泡!
生き返りますぞ!
◎ヴェルドゥッツォ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 微発泡 白 I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1388円税込み スクリュー・キャップ
イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造る白のフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造る白のフリザンテです。今まで定番でロゼ・フリザンテを扱っていましたから、これで白、ロゼの揃い踏みとなります(笑)。ちなみにプロセッコには品種の指定がありヴェルドゥッツォだとI.G.T. となります(笑)。
このヴェルドゥッツォはイタリア北東部ヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で栽培されている地場品種。透明感のある淡い青みがかった黄金色。繊細な泡が弾けて涼しげ。香りは強め、青リンゴ、レモン、ライムにメロン、柚子、桃、ハーブなどが加わりかなり複雑。面白いのが果実に完熟感があまりなく、押しつけがましくない点。それゆえ植物的なニュアンスが全体のバランスに貢献しています。暑苦しくないのです(笑)。コンテッセの意図を感じますね(笑)。いわば、さりげなく美味しい!しかも品がある(笑)。
食べ物との相性は良く、特に生姜・ミョウガなどを使った和食など間違いなく合います。ワイン自体に塩辛さがありますから、単純に天ぷらなどもグッド(笑)。イタリアンにこだわる必要なしですね(笑)。
そして冷やしても映えるロゼ!
◎イゲルエラ ティントラルバ・シラー・ロサート 2017年 コオペラティーバ・アグラリア・サンタ・キテリア スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ州 ロゼ アルマンサD.O. 750ml 1018円税込み
イゲルエラはブランド名。造り手は共同組合コオペラティーバ・アグラリア・サンタ・キテリア。2001年にイゲルエラとアルベラの二つの生産者が統合してできた協同組合が、サンンタ・キテリアです。1000m近い高地の彼の地、地場品種
ガルナッチャ・ティントレラ(アリカンテ・ブーシェ)の生産で知られています
。果肉まで赤い(笑)ガルナッチヤ・ティントレラから造られる濃厚で果実味のはっきりしたワインは世界的にも有名になっています。
これはシラー100%で造られたロゼ。グレナデンやアセロラのような弾ける酸味旨味はフレンドリー(笑)。シラーで造ったロゼ・ワインは良い結果が出ると常々思っている通りです(笑)。ワイン自体、時間の経過と共に崩れることがありません。もちろん価格帯からすると決して上等の部類には入りませんが(笑)、かなり上質
。明瞭な果実味と厚みが両立した味わいは心と体を癒してくれますし、パーティーの場をもり立ててくれるユーシフルなワインでもあります(笑)。
そして突き抜けるような鮮烈な白!
〇アルザス リースリング 『ドレイ・エクサ』2016年 ポール・ジャン・グランジェ フランス アルザス 白 750ml 2453円税込み
このポール・ジャングランジェ設立は古く、1610年まで遡ります。ただし規模は小さい(笑)。所有畑は2つのグラン・クリュを含め10ヘクタールちょっと。100ヘクタールを越える大生産者の「なんでも出来ちゃう」とは訳が違います(笑)。
あと造りは醗酵・熟成にオークのフードルを50%使うクラシックさ。酸の角を上手く取る伝統的技法です。ただし当主のミッシェルさんは若手ながら世界各地で経験を積んだ筋金入りのエノロゴ。プレスマシーンは高価なエアプレスを導入しています。なんたるか解っていますね(笑)。
切れがあって柔らかなアルザスらしい味わいは飽きのこない質の高さ。極上のアルザスワインは年に一度くらい飲めば良いもの(笑)。私がたまに飲みたくなるアルザスワインの筆頭がこのポール・ジャングランジェのワインなのです。いつ飲んでも裏切られません。
限られた畑を広くするより、質を向上させる姿勢がワインに現れています。
この『ドレイ・エキサ』はグラン・クリュの並びにある1ヘクタールの畑で造られます。60%オーク樽(フードル)、40%ステンレス・タンクで発酵させたあと60%オーク樽熟成、40%ステンレス・タンク熟成(6-8カ月)。木樽の風味をつけるためではなく、酸の角をとるための樽使用です
。ワインも通常のリースリングを一回り大きくし、さらにまるっきりドライに仕上げた感。リースリング本来の抜けのよさは純粋さの証と妙に納得(笑)。広がりの良さは驚き。突き抜けますよ(笑)。それでいて粗野の部分がないのが美点。それって冷静に考えるにアルザスらしさだとは思うのですが、わりと少ない(笑)。ここまでドライに仕上げると逆に緩さが出てしまう。まあ、ここは穿って考えるより、ポール・ジャン・グランジェのスタイルが秀逸だと考えるべきかな(笑)。造り手の尽力とテロワールの優位性と言う外ありません。
蛇足になりますが(笑)、あと、きっと通常のアルザス・リースリングとグラン・クリュとを繋ぐブランドが『ドレイ・エキサ』なんでしょうね(笑)。
暑いなかこの赤ワインくどくない?
でもですね、コスト・パフォーマンスの高い限定特売品ですからお見逃しなく!
●『カルミネ』2010年 ボデガス・ペドロ・ルイス・マルティネス スペイン 赤 フミーリアD.O. 750ml 1380円税込み
フミリアの地場品種モナストレル100%で作られています。
一昔前のモナストレルというと最低でも20年は待たないと飲めない代物(笑)。でも最近は早く飲めるように造られるものが増えましたね。もっとも軽く薄く造ったものはNG(笑)。モナストレルらしい重厚さを感じられないと原理主義者の私は納得しない(笑)。
このワインは300Lのフレンチ・オーク(
新樽90%)で12ヶ月熟成させたもの。伝統的な大樽を使っていないのは気に食いませんが(笑)、しっかりしたフルボディー
。モナストレルらしい品種の特徴が出ています。
う~ん。
これならオッケー(笑)!
酸の少ない点を濃密な果汁・タンニンで見事に補っています(笑)。赤や黒系のベリーのみっしりした果実に、モナストレルらしい重心の低い香りの出方。チョコレート、タバコ、エキゾチックな香木の香り 粉っぽいタンニン。まさにモナストレルなのです(笑)。
栽培法は古典的。古樹、低収量の伝統的栽培から得た葡萄を早く飲めるように工夫した感。クラシック・モダンなワインかな(笑)。もともとの葡萄果の良さを感じますね(笑)。ヴィンテージは2010年。早飲みに作られていますが、8年経ってようやく飲み頃になる生命力は説得力あります(笑)。
2000円位の価値は十分あるワインです。
ところが、このワイン、インポーターさんが輸入を断念。インポーターさんの販売量の10倍の販売を要求されたとか。
う~ん。いろいろ事情があるようですね。そんな訳で終売大放出特価となりました
!
この価格でフル・ボディーはあり得ませんぞ(笑)!
在庫限りとなりますので、品切の節はお許しください。
クラシック・ブルゴーニュのファンの方
、お待たせしました。前回の入荷は2009年。今回は2014年と空きましたね。まあ、なにもこんな暑いときに入荷しなくともよさそうなものですが(笑)、数の少ないものですからそんなことは言ってられません(笑)。
●ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2014年 ドメーヌ・ド・ラ・プレット フランス ブルゴーニュA.C. 赤 750ml 2700円税込み
数少ないクラシック・ブルゴーニュの作り手、ドメーヌ・ド・ラ・プレットのバックヴィンテージです。このドメーヌのワインはほとんどがフランス国内とヨーロッパ域内で消費されてしまいます。
ワインは、抽出の時間が短いクラシック・スタイル。このため色は薄いのですが、ふっくらとして奥行きがあり、液体の滋味深さはさすが!今風の真っ黒いブルゴーニュに慣れた方はきっと驚くこと請け合いです(笑)。
美しさがあります。
今時なかなかお目にかかれないブルゴーニュの美点があるのです。
1ケースのみの入荷ですから、これはもう早い者勝ち。ごめんなさい。
そしてトリは愛するル・キャバレ・デゾワゾー2014年。私は南フランスのポンソと評価しておりましたが、これにて輸入終了の大特売セールとなります!
●ル・キャバレ・デゾワゾー2014年 ラ・プチ・コマンドリ フランス コルビエールA.C. 赤 750ml 2480円税込み
南フランス ラングドックの広いA.O.C.コルビエール。あまりに広くしかも多様なため1990年にサブ・リージョンを11に再編されました。現在は新たに独立したサブ・リージョンがありますから8つのサブ・リージョンからなりますか。
このラ・プチ・コマンドリは2000年にステファン・マディックさんが4ヘクタールの畑を購入してからドメーヌは始まりました。地所はコリビエール最西部 アラリック山脈と台地に挟まれた谷のような地形。大西洋からの風が通り抜ける特徴あるテロワールのようです。
この『ル・キャバレ・デゾワゾー』はカリニャン75%、シラー25%。アルコール分は12%と低いですが、過度に感じない物凄い凝縮感。いわゆる優良なビオに通じる味わい。深み・広がりはグレート・ワイン クラス。複雑な赤・黒系果実の香りはハーブなどの植物ののニュアンスと相まって突出した個性をみせます。あと、過剰に手を加えていない自然さがエクセレント(笑)!全房醗酵しながらもタンニンが過剰で固くない。ほとんどプレスしてないですね。無理に遅摘みしたり長い醸しもしてないはず。インポーターさんに聞いたところクラシックなマセラシオン・カルボニック法で造っているとのこと(やはりフリーランのみでワインを造ってました。)。
プリミィティブな本物ですね(笑)。
ちょっとエステル香が強く感じますが、ボディーがしっかりしているので苦ではないです。(抜栓後にゆっくり抜けていきます。)
造り手の尽力が伝わってきます。価格以上の出来映えに逆に心配になります(笑)。
ところで生産者のステファン・マディックさんの風貌は変わってます(笑)。昔のヒッピーか仙人のよう(笑)。ワイン造りもほとんど一人。しかもクラシックな手摘み・全房醗酵。畑も仕立ては低く、おそらく農薬はほとんど使っていないようですから、栽培はかなりのハード・ワークなはず。さらにSO2も無添加ですから驚き。
とことん尽力したワインなのです。
彼が我が道を突き進んでいるのは間違いありません(笑)。
奇才発見(失礼!)!
以上6本!
7月27日(金)は17~20時30分
7月28日(土)は11~20時30分
いつも通りのスケジュールです。
皆様のご来店お待ちしております。
あまり暑かったら御無理しないでくださいね(笑)。
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Jun 28, 2018 by
weblogland |
ふふふ(笑)。
明日、明後日のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
いつもながらのバタバタ(笑)。
ところで右端のランブルスコの数が少ないですが、大丈夫。土曜日に追加分が来る予定です。実在庫は2ダースほどありますが足りるわけない(笑)。そんなこんなで先ほど追加発注しました(笑)。
あと気になるのがチェラスオーロ・ダブルッツォの位置です。果たしてこの位置が正しいのか?わからない(笑)。
明日一度飲んでみればわかりますから、順番が変わっていたらお察しくださいね
(笑)。
明日が楽しみです(笑)。
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Jun 26, 2018 by
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さあ、今週末はマスキュー試飲会です。
でもですね、今日は東京に試飲会でお出かけ(笑)。この期に及んで今さらと言うわけではなく、たまたまです(笑)。
ところで今、ジゴンダスのワインを探しています。定番だったエスピエはインポーターさんが辞めたことでもう入らない。アマデューのジゴンダスを使っていますが、値段が高騰。
う~ん。
現実的なジゴンダスを探さねば!
今日行く試飲会のインポーターさんは確かジゴンダスの扱いはありませんが、犬も歩けばなんとやら(笑)。リーズナブルなジゴンダスどっかに落ちてないかなぁ(笑)。
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Jun 24, 2018 by
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そしてメリオーのピノ・ノワール。良策年と評価の高い2015年がリリースされました!
●ピノ・ノワール『レ・ゼキサゴナル』2015年 ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー フランス ロワール V.D.F.赤 750ml 1666円税込み
ネゴスに近い立ち位置の家業を高品質ワインを造るドメーヌに変えることが狙いですね。この点ジェレミ・ムーラと共通の目標ですね。質と量の両立。志が高くて宜しい(笑)。
ところで味わい。ロワールのテイストが感じられるピノ・ノワールらしいフランボアーズや苺の香り。輪郭がはっきりしていて、広がりも素晴らしい。基本的にはフレッシュ&フルーティーなのですが、少しも軟弱ではありません(笑)。全房醗酵かと思えるほどの強さが秘められています。
うーん。
マスキュー扱いのピノ・ノワールではもっともコスト・パフォーマンスに優れていますね。
醸造・熟成・ 醗酵はステンレス・タンク。マロ・ラクティック醗酵終了後ステンレス・タンクで18ヶ月熟成してから瓶詰め。SO2は瓶詰め時のみ少量添加するのみ。国際標準を達してますね。
間違いないトップ・ランナーです!
時代に風穴を空けられるか?先々を見守りたいドメーヌです(笑)。
今回、ピノ・ノワールとピノ・ネロの間をつなぐ大役を仰せつかりました(笑)。もちろん大日本ロゼ・ワイン普及協会大推薦(笑)。果たせるかな?
◎チェラスオーロ・ダブルッツオ レ・モルジョ 2016年 テッレ・ダブルッツオ イタリア ロゼ 750ml 1630円税込み
1999年に設立された若いカンティーナでアブルッツォ州ペスカーラ近郊のキェーティに位置している。テッレ・ダブルッツオが目指しているのは、あくまでもクオリティの高いものを生産販売することで生産のあらゆる過程で厳格に管理をしています。
栽培に関しては、日当たりやブドウへの適性を配慮した土地選びからブドウのポテンシャルを最大限に引き出すための収穫量の抑制(栽培面積72haから収穫は8トンまで)、手作業の収穫と醸造に移る前の更なる選果を実施している。
またブドウの品質が基準に達しない年はわざわざ出来のよい畑のブドウを探し、そこから購入する。醸造はブランドごとに全て別のエノロジストに依頼している。
醸造設備は最先端で全て温度衛生管理の徹底された環境の中で行なわれている。
(インポーターさん資料より)
まず収量。通例のモンテプルチアーノ・ダブルッツォの半分くらいです。そして収穫は手摘み。腐敗果や未熟果をよけ、さらに撰果台でダブル・チェック。このためワインはクリア、しかもタンニンはしっかり(笑)。強さと深みがあり、モンテプルチアーノ種らしいベリーの香りも森の中のベリーのようです(笑)。
あと畑のある区域は山塊の谷を抜ける風が吹くため、暑くなりすぎません。このためワインに酸がしっかり残ります。熟成能力も備わる訳です。
マスキューはテッレ・ダブルッツォが定番でして(笑)、今回待ちに待ったチェラスオーロの入荷で赤・白・ロゼが揃った訳でございます(笑)。
このチェラスオーロ、テッレ・ダブルッツォのモンテプルチアーノやトレビアーノ同様スパルタンなほどの芯の強さがあります。当然それは密度感や広がりの良さ。使われているモンテプルチアーノ種らしいラズベリーやチェリーの香りはあくまで自然で作り物っぽくなく(笑)、深み・強さのあるフルーティーさ。巷によく見かけられるロゼ・ワインとは本質的に違う(笑)。色を見ないで飲んだら、赤ワインと思うかも(笑)?牛肉を食べながらでも合わせられますね。特に牛ヒレのステーキ食べながらこのワイン飲んだら幸せになれそう(笑)。
4月のマスキュー試飲会で好評いただいた
イタリア アルト・アディジェのケットマイヤーの核心の赤、白が本日のトリとなりまするぅ(笑)!
●マゾ・ライナー ピノ・ネロ 2015年 ケットマイヤー イタリア アルト・アディジェ‐ジュートチロルD.O.C. 750ml 3147円税込み
イタリア最北部のワイン産地アルト・アディジェ‐ジュートチロルD.O.C.。トレンティーノ‐アルト・アディジェ州に属していますが、トレントを中心とした南のトレント県とボルツァーノを中心とする北のボルツァーノ自治県に別れます。また、北のアルト・アディジェはドイツ語表記のジュートチロル‐南チロルと言われ、民族的・文化的にはドイツ語圏。過去オーストリアに編成されたりした複雑な国境地域です。
ケットマイヤー社は1919年にジュゼッペ・ケットマイヤーにより創業した家族経営のワイナリーです。1981年にカ・デル・ボスコを傘下に持つサンタ・マルゲリータ・グループに属することとなりました。自社畑も持ちますが、ケットマイヤー醸造所の名の通り、長く付き合いのある契約農家から葡萄は調達しているようです。この点共同組合的なのですが、出来上がったワインの質の高さは共同組合のレベルをはるかに凌ぎます。小規模生産者が多く、しかも栽培に多大な尽力を要する彼の地の特殊性。厳しい自然環境の中それを成し遂げる勤勉なゲルマン人気質。こうしたすべての結晶なのです。
このキュヴェ名『マゾ・ライナー』は一子相伝の畑 海抜350~400mに位置するポキ・ディ・サロルノのマゾ・ライナー畑。ライナー家の一子相伝畑とでも言えばよろしいかな(笑)。イタリアの彼の地の相続法で、相続の際分割されずに受け継がれた畑です。耕作地が傾斜地にあり集約化に向かず、小規模なヴィニロンの所有が多く、協同組合によるワイン生産が主流のアルト・アディジェ。それ故土地を大事にする保守的な精神の表れなんて言うとちょっと意地悪に聞こえるかな(笑)。もっともそんな法律がなくてはこの畑を守ることは無理。ワインを飲むと守られる必要も解ろうかと。ケットマイヤーが長くこの畑の葡萄を購入し、フラッグ・シップ『マゾ・ライナー』としてリリースしていることに、アルト・アディジェの伝統・歴史を垣間見る思いです。
このワイン、セパージュはピノ・ネロ ピノ・ノワール。ドイツだとシュペート・ブルグンダー。色は比較的透明感があり、今風のブルゴーニュとは違いますね。過熟感はなく旨味とタンニンのバランスが軽やかに強くとれている(笑)。ドイツのシュペート・ブルグンダーに近いかな。香りはピノらしいラズベリーやチェリー、薔薇の香りがしますが、森や植物
の湿ったニュアンスが特徴的で涼しげ。
熟成は30HL(3,000L)のオーク樽で12~15か月間と伝統的スタイル。無駄な樽のニュアンスを避けてますね(笑)。今風の万人受けするファットなスタイルではありませんが、じつによろしいかと(笑)。価格がお手頃なのも、じつによろしいかと(笑)。この品質のピノではあり得ない良心的価格なのです!
〇マゾ・ライナー シャルドネ 2016年 ケットマイヤー イタリア 白 アルト・アディジェ‐ジュートチロルD.O.C. 750ml 3147円税込み
これは『マゾ・ライナー』畑のシャルドネ。アルト・アディジェ随一のシャルドネとして評価されるもの。グレート・ワインでございます(笑)。海抜350~400mに位置するポキ・ディ・サロルノのマゾ・ライナー畑より収穫。ステンレス・タンクとフランス産バリックに分けて4月中旬まで熟成したもの。ケットマイヤーの通常のシャルドネをもっと大きく強くしかもゴージャスにした感ですね(笑)。トロピカルなニュアンスが明瞭に出ていますが、冷涼感が伴っているところがテロワール故としか説明できません(笑)。純度の高い厳格さを感じます。まあ、これ以上のものは望んではいけない!
以上6本となります。
29日(金)は17~20時30分、30日(土)は11~20時30分。いつも通り執り行います。
皆様のご来店お待ち申し上げます!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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May 24, 2018 by
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はぁー、やっと並びました!
明日、明後日のマスキュー試飲会のラインナップです(笑)!
今回は段取りが悪く押せ押せになりましたが、並べてる時は相変わらず楽しい(笑)。
う~ん。
並んだのを眺めてみると、やはりジェラール・セガンのクレマンは太い(笑)。背も高い(笑)。立派ですね(笑)。でもお値段は良心的。
カシャ・オキダンのアリゴテはずんぐり田舎臭く見えますね(笑)。でも私にはそれが逆に可愛く見えます(笑)。それって愛なんですよね。愛。
何はともあれホッとしました(笑)。
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May 24, 2018 by
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今月5月25日(金)、26日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
はぁ、今月は難産でした。最後の2本がなかなか決まらない(笑)。しかるに品物の到着も遅い(笑)。その結果映像も遅れる
(笑)。ごめんなさい!
まずは新着スペインのグラン・レゼルバ
2010年飲み頃の登場、登場(笑)。
●ヴィーニャ・デカーナ ティント グラン・レゼルバ 2010年 ボテガス・コヴィニャス スペイン バレンシア ウティエル・レケーナD.O. 750ml 1388円税込み
スペイン東部バレンシアの西約70kmの高原地帯(標高700~900m)に広がるウティエル・レケーナD.O.。古くから地場品種ボバルの生産で知られています。ただし、かつては大量生産用のブレンドワインとしてしか扱われなかったのですが。このボテガス・コヴィニャスは1965年創業の協同組合。12件の栽培農家により構成されます。伝統的なワイン造りと現代的な技術の導入を上手く行い、国内外で高く評価されています。管理する畑は今や1万ヘクタール。しかも英国小売り協会国際規格認証、ISO9001、IFS食品(国際特徴標準)を受けています。EU世界の潮流に乗った成功例ですね(笑)。スペインワインのあるべき一方向のトップランナーと言えましょう。
このワイン、畑の内で最も樹齢の高い区画のボバル(平均樹齢45年)70%、テンプラリーニョ15%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、ガルナッチャ5%のセパージュ。品種ごとに別々のタンクで発酵させたにちブレンド。そしてフレンチ・アメリカンオークで36ヶ月熟成。ボバル自体アロマチックな品種ではありませんが、プラム系の熟したコンポートのような果実のニュアンスをベースにチョコレートやミントの香りが加わりエレガントに仕上がっています。伝統的なホッとするスタイルなのです(笑)。
そして定番のフランス ラングドック サン・シニアン『ルーガベル』。進化してます(笑)!
●ルーガベル 2016年 ドメーヌ・パン・デ・マルグリット フランス ラングドック 赤 サン・シニアンA.C. 750ml 1635円税込み
南フランス ラングドックの一番北側にあるサン・シニアン。このアペラシオンの最も北のベルルー村にドメーヌ・パン・デ・マルグリットはあります。ドメーヌとして元詰めを始めたのが2005年。それまでは祖父の代からの葡萄栽培農家として協同組合に売っていました。
マスキューではこの『ルーガベル』は上級銘柄の『ペタル・プルプル』とともに大定番(笑)。以前『ルーガベル』ヴァン・ド・フランスでしたが、今は正々堂々のサン・シニアンA.C.。さらに磨きがかかっています(笑)。
サン・シニアンは地中海から40kmほど内陸の産地で北の山麓からの涼しい北風が吹きます。このためいわゆる地中海性気候とは違った寒暖差があり、日照に恵まれたワイン産地なのです。アルコール分だけが高いぶっきらぼうなスタイルではなく、整ったエレガントなスタイルのワインとなります。
まず、このワイン非常にクリア。液体の曇りの無さとキメ細かで滑らかなタンニンは驚き。完全に除梗し、低温で醸造してますね。でもありがちなゆで卵をみたいなツルツルのスタイルではありません。クリアさと深さがあります。この点驚きがあります。SO2の添加は醸造の初期に1回のみでそれ以降瓶詰め時にもしません。この技術力の高さ故の味わいですね。ビオ臭もしない出色の出来映えです
!この価格帯ではピカ一ですね(笑)。
あと、アルコリックな感じはないのですが、液体の濃度がすごく高い。しかも複雑で泥臭くそれでいてビビッド(笑)。(木樽は使ってませんから、葡萄のアロマだけの直球勝負です。)ローヌのジゴンダスのグルナッシュと少し似てるかな。
うーん。
ブルゴーニュの若い高級ワインに見られるトマトっぽい凝縮した舌触り、「血の香り」と例えられるミネラリーな土臭いニュアンスもある。
安いラングドックのワインにありがちなチープなカリニャンの香りもしません(笑)。
セパージュはシラー40%、グルナッシュ30%、カリニャン20%、ムールヴェドル10%。ダークなベリーやカシス、オレンジなどの果実味に赤くビビッドなベリーのニュアンス。溶け込みが良く優しさが際立ちます。
ラングドックはニューワールドに押されがちな産地ですが、こんなワインを造る生産者に出会うとホッとします。フランスの奥深さとポテンシャルの高さを実感します。
生産者の言葉通り、『産地の風景が目に浮かぶワイン』なのです。
さすが、ラングドックのトップランナーです。
ただ人によっては若干臭く感じるかも知れません(念のため)。
あと、15℃くらいに冷やして飲むと、輪郭がはっきりして美味しいですね(笑)。
箸休めのボルドー・セック
〇シャトー ローザン・デスパーニュ 2016年 フランス ボルドーA.C. 白 750ml 1836円税込み
ジロラットやシャトー モン・ペラで有名なボルドー アントゥル・ドゥ・メールの代表的生産者デスパーニュ家がつくるボルドー辛口白ワインです。
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル各1/3を使用し、ステンレス・タンクで発酵後バリックにて熟成させたもの。
やや濃い目の黄金色。柑橘類、パッション・フルーツの香りにちくっと刺すようなスパイス、青い野菜のみずみずしさが口のなかで大きく広がります。飲み込んだあと舌の上に残る粘り・コクが気持ちいい。樽の力とワイン自体の力のバランスがとても良いのです。複雑で長い余韻とよくあっています。特別強烈な個性という訳ではありませんが、繰り返し飲みたくなる安心感、安定感こそボルドー・セックに求められるものだと実感させてくれるのです(笑)。幅広く料理に合わせられるのも嬉しいところです。
さらに泡でもう一服(笑)。でもですね、ビックリの味わいですぞ(笑)。
◎クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット ドメーヌ・ジェラール・セガン
フランス ブルゴーニュ 発泡性 白 750ml 2746円税込み
マスキュー定番のブルゴーニュのドメーヌ・ジェラール・セガンが造るクレマンです。これはシャンボール・ミュズィニーの畑で栽培されたピノ・ノワール100%のもの。私の大好きなブラン・ドゥ・ノワールなのです(笑)。コクと重みがあり、いわゆるシャンパーニュより凝縮感を感じます。栽培の基本が良いのが解ります(笑)。低収穫量で栽培した葡萄が原料となっていますね(笑)。
普通クレマン・ド・ブルゴーニュと言うと外れの畑で緩い規格で栽培されたものが多いのですが、これは違います。量産されるものとは違う、なんと贅沢なものなのです(笑)。
カシャ・オキダンのアリゴテ好きなんですよね(笑)。
〇ブルゴーニュ アリゴテ 2015年 ドメーヌ・カシャ・オキダン フランス ブルゴーニュ 白 750ml 2298円税込み
コート・ド・ボーヌの銘醸地コルトンの丘の麓ラドワ・セリニにドメーヌを構えるカシャ・オキダン。もともと5代続くヴィニロン。1988年より元詰めを始めました。ルロワに葡萄を供給していた生産者ですから品質は折り紙つき(笑)。独立にあたってルロワもかなり協力したとか。
出来上がったワイン、特にシャルドネはメゾン・ルロワのものにそっくり(笑)。気に入りマスキューも一生懸命セールスしましたっけ(笑)。まあ、その後ドメーヌの伸長に伴いマスキューの扱いもスローダウンしちゃいましたが(笑)。
ところでこのアリゴテ。古き良きアリゴテのスタイルがまだある(笑)!アリゴテは裏庭や庭先の畑で自家消費用に造られてるワイン。(樹勢が強くワシャワシャ葉っぱが生えてますからすぐ分かる(笑))それがそのまま残ってる感じです(笑)。価格高騰のブルゴーニュ。ブルゴーニュと名前がつけば何でも高く売れます(笑)。アリゴテもご多分に漏れず専用の畑を作ったり、新樽を使いゴージャスに仕上げたり、付加価値を上げて売られています(笑)。ちなみにこれは木樽は一切使用せずステンレス・タンクのみ。直球勝負(笑)
。生産量も増やしていないようです。味わいもブーズロンのアリゴテとは全然違いますから、誤解なきよう(笑)。
ブルゴーニュの良いアリゴテってアロマにクリームのニュアンスがあるんですよね(笑)。ふっくらホックリしてボリューム感たっぷり。これはそれがあります。あと、信じられないくらい熟成能力があります。もちろんアリゴテらしい収斂性のレモンのような酸はありますから、万人受けはいたしません(笑)。リオンの市長さんがアリゴテ販売促進のためキールを開発したのが解ります(笑)。
以前マスキューがカシャ・オキダンのアリゴテを扱ったときは1500円くらいで販売した記憶があります(笑)。たしかマスキュー以外に売る販売店がなくて輸入中止になりましたっけ(笑)。それ以来の扱いでございます(笑)。
ですから我々の大好物でございます(笑)。マヨネーズソースなんかを合わせれば何でもオッケー(笑)。飲めば精気を取り戻せます(笑)。
そして愛するシルヴィエンヌ!
愛ですよ。愛!
●コート・デュ・ローヌ キュヴェ・シルヴィエンヌ 2009年 シャトー・デュック
フランス 赤 750ml 3,548 円税込み
なっなんとシャトー・デュックのシルヴィエンヌ2009年が再入荷しました!
このシルヴィエンヌは今は亡き奥様シルヴィエンヌさんにちなんで造られたキュヴェ。残念ながら奥様は亡くなり、今は息子さんに委譲しているところ。もちろんワインのスタイルも新たなチャレンジを行っているようです。
そんな中、もう以前の物は飲めないと思っていたところ、なっなんと、2009年のシルヴィエンヌが再入荷!
全房発酵しながらもエレガントで飲みやすいこのシルヴィエンヌは、いかにも忘れ形見。マスキューの在庫も尽き、このワインの将来を見届けることなく終わってしまうかと、残念に思っていました。
ところがまた出てきた(笑)!
すぐにサンプルを取り寄せ試飲したところ、やはり良い。私の目は間違いなかった(笑)!
4日間かけてティスティングしましたが、古い酸化したニュアンスは全く感じられず、広がり・膨らみ・果実のディテイル共々エレガント。熟成を経て良くなっていました。まだまだ行きますね。あと5年後に一度、そして10年後にもう一度飲めればもっとワインのことが解るかも(笑)。
以上6本となります!
まだワインが揃ってないので写真は後程
。ゴメンナサイ。
いつも通り25日(金)は17~20時30分、26日(土)は11~20時30分までとりおこなっておりますので、お手すきのお時間にいらっしゃってくださいませ。
皆様のご来店お待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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May 09, 2018 by
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今日は銀座で試飲会。天気はあまり良くありませんが、久しぶりの銀座。今、東銀座から西銀座までひと歩き(笑)。たまにはイイですね。
今日はイタリア・ワイン。しかもバック・ヴィンテージばかり。アイテム数は15と少し少な目ですが(笑)。多分すべて美味しいもののはず。だってガッティナラのアンツィヴィーノやゲンメのロヴェロッティーのレゼルバばかり(笑)。今日は一滴も残さずゴックンしてしまいそう(笑)。
もうすぐ開始の1時30分ですが、開けたてを飲むのは避けたいからちょっと時間をつぶしましょうか(笑)?
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Apr 27, 2018 by
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さて、明日明後日はマスキュー試飲会です!
今回試飲会とは別のメインテーマ(笑)。タリケ『マルセラン』の大特売のために棚を導入しました。わざわざ購入した訳ではなく、たまたまいただきました(笑)。
これも何かの縁と考え、タリケの大特売用の棚として使わせていただきました(笑)。
そうそう、『マルセラン』だけではなく、白の『クラシック』も980円税込にて大特価販売いたしますからこちらもお見逃しなく!
明日が楽しみです(笑)。
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Apr 25, 2018 by
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はぁー、よーやく並びました(笑)!
今月4月27日、28日のマスキュー試飲会のラインナップです(笑)!
こうして眺めていると、真ん中に3本揃いのケットマイヤーのワインはカッコいいですね(笑)。全部種類が違うパターンより、まとまって見えますね(笑)。実際ケットマイヤーはどれも美味しくてコスト・パフォーマンスに優れていますが、一番何が売れるかなぁ?知名度から言えばシャルドネなんでしょうが、蓋を開けるまでわかりません(笑)。
あー、当日が楽しみです(笑)!
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Mar 30, 2018 by
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はぁー、よーやく並びました!
明日、明後日の試飲会のワインです(笑)。
う~ん。
眺めていると、4番目のパッシートの色が異常に濃い(笑)。完全に褐色(笑)。さっきインポーターさんが送ってくれた資料を見ると、残糖分は150g/L。アルコール分は13.5%。
トロッケンベーレンアウスレーゼも良いですが、これはこれで良いのです。楽しみにしてくださいね(笑)。普通の辛口ワイン→遅く摘んだ辛口ワイン→それを陰干しして造ったデザート・ワイン 同じ畑で生産者も同じ。試す機会は少ないですよ(笑)!
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Mar 28, 2018 by
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今月3月30、31日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
日程的には余裕がありましたが、いつもながらのバタバタで、いつも通り間際になってしまいました。
お許しくださいませ!
まずは新着の白。
〇ボーヴィニャック シャルドネ 2016年 レ・コスティエール・ド・ポメロール 南フランス 白 I.G.P.ペイ・ドック 750ml 1388円税込み
マスキュー定番の『ピック・プール・ド・ピネ』と同じ銘柄ボーヴィニャックのシャルドネです。
造り手は南フランス ラングドック地方に1932年から続く歴史ある生産者組合ポメロール。地中海沿いのラングドックで温暖な気候のもとで育つ良質なブドウを用いて品質の高いワインを生産しています。これはシャルドネ100%の白。
明るく深い色合い、南のワインらしくふくよかで滑らかな質感が印象的。蜜入りのリンゴや桃、パイナップルの香りがフルーツ・キャンディのよう。あと、特筆すべきはミルキーさ。熟成に木樽を使ったかのようです。でも、造りはステンレス・タンク100%。シャルドネ自体の品種特性です。ちょっとデフォルメされた感じもしますが(笑)、シャルドネのアロマです。ラングドックのラグーン周辺の生産者で、以前マスキューが扱っていたフェリーヌ・ジョルダンにも共通したニュアンスが見られましたね(笑)。彼の地でシャルドネを造るとこうなるのかしら?
もちろんバターやクリームを使った料理には鉄板(笑)。デイリーで使い勝手の良い高品質なワインなのです。
そしてイタリア エミリア・ロマーニャの白三連発。辛口→遅摘みの濃い辛口→さらにそれを陰干しした極甘口のデザート・ワイン ヴィンテージは違いますが
、同じ生産者の同じ畑のものです(笑)!
〇アルバーナ・ディ・ロマーニャ 2013年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 1527円税込み
美食の地エミルア・ロマーニャ。桝久はこの地のワインをあまり扱っておりませんでした。ワインの種類、バリエーションともかなりの数がありますが、なかなか「これぞ!」というワインにあたりませんでした(価格も含めて)。水っぽくて線が細かったり、良くても異常に高かったりとあまり縁がありませんでした。
ようやく良いのが見つかりました(笑)。
今では大定番です(笑)。
ふくよかで質感のある舌触り、奥行きのあるフローラルな香り。いかにもアルバーナ種らしい味わいです。後味にハニーさが加わり美しい余韻。遅摘されたコストパフォーマンスに優れた良品です。
生産者のファットリア・モンティチーノ・ロッソは2000年にワインセラーをつくり、近代的な醸造設備を設置しました。そして、新な投資により飛躍的に品質が向上し、一躍脚光を浴びるワイナリーとなりました。
もちろんそれはエノロゴ、ジャン・カルロ・ソヴェルキアの指導と、オーナーのゼオリ兄弟の努力によるところです。
一流の巨匠と呼ばれる前の今こそ、気軽に楽しめるワインです(笑)。
種のタンニンが溶けていますから、温度が上がるとやや苦く感じますが、冷やすことで解消します。良く冷やして飲むことをお勧めします。しっかりした味わいですから、冷やしても充実感があります。
この2013年はいつも通り(笑)。アルコール分も13.5%。味わいもいつも通りのぶれないもの。気候の優位性と造り手ファットリア・モンティチーノ・ロッソの並々ならぬ尽力を感じます。近年ではガンベロ・ロッソあたりで高い評価を得ているのも納得。
お願いだからこのままでいて(笑)!
〇『コドロンキオ』2012年 アルバーナ・ディ・ロマーニャ ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 3240円税込み
マスキュー定番ファットリア・モンティチーノ・ロッソがつくるアルバーナ・ディ・ロマーニャの上級キュヴェです。この『コドロンキオ』は通常より10-14日ほど遅摘みしており、貴腐のニュアンスがあります。アカシアのハチミツの香りがくどくなく、全体のボリューム感をアップさせています。アプリコットやグレープフルーツ、レモンなどの柑橘類や白い花のアロマがもの凄い分量ありながら、調和しています。
うーん。
グレートワインです。
造りは温度管理できるステンレスタンクで発酵後、ステンレスタンク90%、10%は木樽でバトナージュしながら熟成させています。余分な樽香が付かないように配慮しています。芸が細かいですね。
モンティチーノ・ロッソが目差すリッチで複雑な葡萄のアロマ一杯のワインなのです。
到達点ですね。
こんな凄いワインがポッと出てくるなんて…。
イタリアワインの層の厚さとエネルギーを感じます。
かのポッジョ・レ・ヴォルピの『ドンナルーチェ』とはスタイルが若干違いますが、衝撃度は同様です(笑)。
合わせる料理も高級さが要求されますね(笑)。フォアグラでも買ってきて楽しみたい(笑)!
〇アルバーナ・ディ・ロマーニャ パッシート 2011年 イタリア エミリア・ロマーニャ 白 デザート・ワイン 500ml 3240円税込み
エミリア・ロマーニャ州ボローニャ近郊のD.O.C.G.アルバーナ・ディ・ロマーニャ
。はつらつとして明瞭な柑橘類の香味を持つブドウ アルバーナ種から、辛口、半甘口、甘口ワインが造られます。生産者モンテチーノ・ロッソは、所有畑が20ヘクタールと小規模ながらガンベロ・ロッソなどで常に高評価されるトップ・ランナー。マスキューのど定番でもあります(笑)。
これはモンテチーノ・ロッソのラインナップの中の極甘口のデザート・ワイン。
パッシートはコドロンキオの収穫後、11月になって陰干しされ(パッシート)さらに貴腐化したブドウで造られた極甘口ワインです。褐色と表現してよい濃い色合い。オレンジ、アプリコット、パイナップル、桃、干しアンズ。濃厚で複雑な蜂蜜。苦味のある柑橘類の皮、ナッツ、香辛料、バラの花、バニラ
。次々にあらわれる香味の要素は圧倒的で表現が追いつかないほど。ドイツのモーゼルのトロッケンベーレンアウスレーゼやソーテルヌは開くのに何十年もかかりますが、これは早く気軽に飲める点グッド(笑)。
デザートとして楽しんだり、またスティルトンやゴルゴンゾーラといったブルー・チーズに合わせるも良し。
甘露な味わいはDNAを刺激するのです(笑)。
これより赤、まずは新着のピノ・ノワール!強烈な白ワインの後で大丈夫かな(笑)?
●ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2015年
ドメーヌ・デュ・ビシュロン フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2453円税込み
マスキューの定番 マコン・ペロンヌのビシュロンが造るピノ・ノワールです!
このドメーヌはマコンのヴィレクレッセの西に隣接するペロンヌ村にあります。もともとは兼業農家(日本の兼業農家とは意味が違います。)でしたが、1965年よりワインづくりのドメーヌを専業とするようになりました。現在20ヘクタールほどの畑を所有しています。
このドメーヌはなにが良いかというと、基本的に低収量を徹底していることです。シャルドネだとブドウの樹1本からワインを1本作り出すほどなのです。
これは近隣のアゼに近い南向きの1.75ヘクタールの畑で年間6000本ほど造られます。ダブル・グイヨで仕立てられますから、葡萄樹1本の収穫量は多いのですが、
徹底的にグリーン・ハーベストをして、1級並みの低収量にしているはず。きっと樹勢が強いのでしょうね。
収穫量制限がブルゴーニュと比べると緩いマコンの地では、あまりみかけないレベルの低収量を実行している数少ない生産者なのです。
開けると始めは閉じた感じですが、徐々にそのピノ・ノワールらしい美味しさがあらわれます。赤い小粒のベリー類、草の匂い、リンゴの酸味、フレッシュで生き生きとした香味と程好い重さ・甘さが素敵なバランスです。しかし、単に可愛らしく親しみ易いものではなく、しっかりとした酸と豊富なミネラルの存在で、伸びやかさ・強さ・緻密さも十分に表現されています。木樽を使っていないために隠しようのないブドウの質が出ている直球勝負のスタイルは拍手(笑)!
う~ん。
かなり良いワインですね(笑)。
ワイン自体がしっかりしており、質感と滑らかさを備えたタンニンは、コート・ド・ボーヌのピノ・ノワールのよう。ミュルソーやモンテリのピノ・ノワールが近いかな(笑)。
さて、今月のトリはケチなマスキューらしくなくボルドーのプピーユいっちゃいますね(笑)!
●プピーユ 2012年 フランス ボルドー コート・ド・カスティヨン 赤 750ml 4350円税込み
かつてシャトー・ペトリュスより濃くて美味しいとコンテストで評判を集めたボルドー右岸のシンデレラワインです。
シャトー・プピーユの特醸品として、メルロ100%でつくられています。
実際のところ、良い年のプピーユはペトリュスをも凌ぐことがあると言うべきですね(笑)。常にペトリュス以上というには歴史がまだ足りないのが現実のようです。
コンクールタンクで発酵後、新樽比率70%で36ヶ月もの樽熟成を経てようやくリリースされました。アルコール分は14.35%でまさに怪物!液体は毒薬レベルの濃さ。それでいて飲みやすい。果実味が樽に負けていません。メルロの良さが全開です。
ボルドー最強かも?
衝撃的なワインです。
ボルドーにも、まだお買い得ワインがありました(笑)。
今月30日(金)は17~20時30分、31日(土)は11~20時30分。いつも通りとなっております。
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桝久商店 岡本利秋・昭子
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Feb 23, 2018 by
weblogland |
ふぅ。
あとはグラス洗いだけです(笑)。
試飲会用の急造カウンターもできたし、あとはグラス洗いのみ!
ティスティング用のグラス約120脚とお水用のグラス24脚。真冬の作業で一番辛いところ(笑)。もちろんゴム手袋をして完全装備。食洗機や湯沸し器があればベストなのですが、財政上の理由でそうはいかない(笑)。家内に文句を言われないように
私もグラス洗いしなきゃ(笑)!
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Feb 22, 2018 by
weblogland |
ふふふ(笑)。
明日、明後日のマスキュー試飲会のラインナップ、よーやく並びました!
いつもながらのギリギリセーフかな(笑)。
ところで向かって右端のワイン目立ちますね(笑)。一本一本紙にくるまれています。見るからに高級品。でも、今回の試飲会の中で一番安い(笑)。生産者のヴィラ・ヤンボルにとっても高級なレンジのワインですから、決して安物ではありません。ブルガリアのワインが相対的に安いだけなのです。ボルドー品種のメルロ100%で造られたワイン。飲んだ感じ、ボルドーのサンテフテフのメルロを連想しちゃいました(笑)。バランスが宜しい!ニュー・ワールドの力ずくメルロとは違います(笑)。
試飲会のトップセラーの予感が…。
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Feb 19, 2018 by
weblogland |
今月2月23日(金)、24日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
以前試飲会で激安旨ワインとしてすっかり定番となったヴィラ・ヤンボルのカベルネ。これはその上のランクのメルロです!
●ヴィラ・ヤンボル メルロ リゼルバ 2014年 ブルガリア 赤 トラキア ヤンボル 750ml 1380円税込み
フランス、イタリアよりずっと早くワインが造られ始めたブルガリアのトラキア地方。ギリシャ同様紀元前3000年の歴史を誇ります。また、一説にはギリシャを遡るワイン発祥の地として紀元前5000年の歴史があるとも。いずれにせよ、ワイン用の葡萄の原産地ですから古いのはたしかです。また、日本との関係も古く、1970年代から、ブレンド用として多くのブルガリア産ワインが輸入されていました。当時の日本は国産ワインの表示義務がかなりいい加減でしたから、知らずに飲んでいたのではないかと思います(笑)。
そう言えばかつてメルシャンが『ボイヤール』銘柄でブルガリア・ワインを日本へ輸入してましたね。当時、ボルドー飲むより安くて美味しかった記憶があります(笑)。この時期、特に品質の高いカベルネやメルロ等のヨーロッパ品種を主にソ連に輸出し好評を得ていたようです。
そして混乱と荒廃の1992年の民主化、2007年のEU 加盟を経た現在、国際市場を意識した素晴らしいワインが多く誕生しているようです。
このワイナリーはブルガリア南部バルカン山脈が背後にそびえるワイン産地トラキアン・ヴァレーに畑を持つヴィラ・ヤンボル。ブルガリア国内でも特に古い1924年設立のワイナリーです。トラキアン・ヴァレーは、生育期は暑く乾燥し、秋には穏やかな快晴が続くブドウ栽培適地です。葡萄は良く熟し、しかも収穫期にアクシデントが少ないようです。このため、ボルドー品種のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロの栽培により各国で高く評価されました。中でもヴィラ・ヤンボルはそのスペシャリストとして一目を置かれる存在です。
このワインはヴィラ・ヤンボルの上級品
。使用する葡萄果をかなり厳しく選定し、出来上がったワインの75%をバリックで最低9ヶ月熟成したもの。
味わいは素直に美味しい(笑)。とてもシンメトリーで、過不足ない出来映え。ニュー・ワールドや南フランスなどのともすれば過熟気味の甘いスタイルではありません(笑)。もちろん有りがちな過剰な樽香は無く、果実味をあくまで重視。尖ったところや出っこみ引っ込みがない。程好い甘さとスパイシーさ、メルロらしいプラムの香り。それも深みとエレガントさがあり、飲み飽きしない、食事と合わせやすいものです。
飲んでみてボルドー・サンテフテスのメルロをイメージしてしまいました(笑)。
国際的に高く評価されているのも頷けます。サンテフテスでも中どころのレベルですね(笑)。
しかも、安い(笑)!
ワインを量産する必要のあるお国柄ですが、品質管理を徹底すれば、サンテフテスの格付け品に並ぶものが造れる予感がします(笑)。
う~ん。
これはケチなマスキューにピッタリのアイテムです(笑)。
ちなみに、高級そうに紙で包装されておりますから、いかにも高そう(笑)。お友達とのパーティーの手土産で『ちょっとと奮発しちゃったよ。幾らのワインだと思う?』なんてイタズラをしたくなるワインなのです(笑)。
イタリア・アプルッツォのワインとは思えないほどのエレガンス。白、赤の2連発
!
〇トレビアーノ・ダブルッツオ レ・モルジョ 2016年 テッレ・ダブルッツオ イタリア アプルッツォ 白 750ml 1630円税込み
1999年に設立された若いカンティーナでアブルッツォ州ペスカーラ近郊のキェーティに位置している。テッレ・ダブルッツオが目指しているのは、あくまでもクオリティの高いものを生産販売することで、生産のあらゆる過程で厳格に管理をしています。
栽培に関しては、日当たりやブドウへの適性を配慮した土地選びからブドウのポテンシャルを最大限に引き出すための収穫量の抑制(栽培面積72haから収穫は8トンまで)、手作業の収穫と醸造に移る前の更なる選果を実施している。
またブドウの品質が基準に達しない年はわざわざ出来のよい畑のブドウを探し
そこから購入する。醸造はブランドごとに全て別のエノロジストに依頼している。
醸造設備は最先端で全て温度衛生管理の徹底された環境の中で行なわれている。
(インポーターさん資料より)
トレビアーノ・ダブルッツォっと言えば、甘くジュースみたいな白ワインの印象ですね(笑)。ちょっと薄くて飽きますが、飲みやすく取っつきやすいワイン。でもですね、これは違います(笑)。
まず収量。通例のトレビアーノ・ダブルッツォの半分くらいです。そして収穫は手摘み。腐敗果や未熟果をよけ、さらに撰果台でダブル・チェック。このためワインはクリア、旨味はしっかり(笑)。もちろん飲みやすいスタイルなのですが、強さと深み、複雑さがちゃんとあります。
畑のある区域は山塊の谷を抜ける風が吹くため、暑くなりすぎません。このためワインに酸がしっかり残ります。熟成能力も備わる訳です。
トレビアーノ種85%、シャルドネ15%から造られるミィディアムなボディーは、ほどよく無理のない塩梅(笑)。造りの工程で木樽は全く使いませんが、バナナの柔らかなニュアンスがします。レモンなどの柑橘類、洋梨、桃、などが品良く、少し涼しげに溶け込んでいます。あと赤い果実のニュアンスも感じられ(シュール・リーしてるかのようです。)複雑な果実味は通例のトレビアーノ・ダブルッツォとは異次元(笑)。造りの発想はエミィディオ・ペペとも共通です。完熟した健全な葡萄果こそ命なのです。まあ、これはあれほど濃密ではありませんが(笑)。
あとバック・ラベルにとてもとても小さくビオと書いてあります(笑)。(虫眼鏡が無いと読めないくらい(笑)。)インポーターさんに聞くと、将来は生産するワインすべてをビオに移行するとか。ビオ、ビオと唄わないところがイイですね(笑)。フランスで正銘なビオ・ワインを造るには1本の葡萄樹からフル・ボトル1本以下の収穫量でないと無理。でもイタリアだと2~3本の収穫量でも可能。イタリアの優位性を感じます(笑)。フランスだと3000円以上するものが、イタリアだと半分くらいの価格で出来ます。もちろんフランスがダメと言っているわけではありませんから、誤解無きようお願いいたしますね(笑)。
●モンテプルチアーノ・ダブルッツオ レ・モルジョ 2016年 テッレ・ダブルッツオ イタリア アプルッツォ 赤 750ml 1630円税込み
モンテプルチアーノ・ダブルッツォっと言えば、ジャミーでジュースみたいな赤ワインの印象ですね(笑)。ちょっと飽きますが、飲みやすく取っつきやすいワイン。でもですね、これは違います(笑)。
まず収量。通例のモンテプルチアーノ・ダブルッツォの半分くらいです。そして収穫は手摘み。腐敗果や未熟果をよけ、さらに撰果台でダブル・チェック。このためワインはクリア、しかもタンニンはしっかり(笑)。強さと深みがあり、モンテプルチアーノ種らしいベリーの香りも森の中のベリーのようです(笑)。
あと畑のある区域は山塊の谷を抜ける風が吹くため、暑くなりすぎません。このためワインに酸がしっかり残ります。熟成能力も備わる訳です。
クールでスパルタンなモンテプルチアーノ・ダブルッツォってなかなかお目にかかれません(笑)。造りの発想はエミィディオ・ペペとも共通です。完熟した健全な葡萄果こそ命なのです。
あとバック・ラベルにとても小さくビオと書いてあります(笑)。(虫眼鏡が無いと読めないくらい(笑)。)インポーターさんに聞くと、将来は生産するワインすべてをビオに移行するとか。ビオ、ビオと唄わないところがイイですね(笑)。フランスで正銘なビオ・ワインを造るには1本の葡萄樹からフル・ボトル1本以下の収穫量でないと無理。でもイタリアだと2~3本の収穫量でも可能。イタリアの優位性を感じます(笑)。フランスだと3000円以上するものが、イタリアだと半分くらいの価格で出来ます。もちろんフランスがダメと言っているわけではありませんから、誤解無きようお願いいたしますね(笑)。
古酒って甘露な味わいなのです。好きになるか?ならないか?あなた次第でございます(笑)。
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 1998年 スぺイン 赤 カンポ・デ・ボルハD.O.750ml 2360円税込み
ニューヨークの高級レストラン「オレオール」でチーフ・ソムリエを努めたスペイン人、マルティー・ケール氏が、「飲む人のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワイン造り」を目指して2002年に設立したワイナリー。マスキューの定番のエルミータ・デ・サン・ロレンツォとティエラ・セレナの供給元と言えばご安心かと(笑)。
このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。
セパージュはガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。ステンレス・タンクでマロラクティック醗酵まで完了した後、オーク樽熟成36カ月(225L、フレンチオーク50%、アメリカンオーク50%、新樽比率50%)、その後16000Lの樽で熟成13年、そして2年以上の瓶熟成をしてリリース。しかも出荷前にリコルクする念の入れよう!(大樽熟成の期間が長いためにボトルに澱はありません。)
いわゆるグラン・レゼルバの規定熟成期間60ヶ月をはるかに越えてます。充分な熟成期間を経てリリースされていますね(笑)。セパージュや造りはは通例のグラン・レゼルバと同じですが、より良い作柄の特別なグラン・レゼルバなのです。
味わいはクラシック!枯れて余分な物がそげ落ちながら、明瞭なプラム・ベリー様の果実味が溶け込んでいます。しかも纏まった酸が舌の上を転がる。いわゆる古酒に入った段階。高貴なまでの強さがありながら、それが枯れて行く様は美しいの一語。ただしティスティングしてもセパージュは何だか解らない(笑)。
わざわざリコルクしてることからも、今後10年は更なる熟成を遂げるはず。その様を定点観測する楽しみは垂涎もの(笑)
。
古酒の何たるかが解る貴重なものなのです(笑)。
まあ、古酒嫌いの方にはお勧めいたしません(笑)。
熟成したカベルネ・フランは旨い!
経験値上がること受け合います(笑)。
●シノン バロニー・マドレーヌ 2001年
クーリー・デュテイユ フランス シノン 赤 750ml 2746円税込み
美食のとして知られるフランス ロワール。その地の中核トゥレーヌ地区のシノン。彼のシノン城で有名ですね。ジャンヌ・ダルクがシャルル7世に謁見したところでも有名。このシノン城の坂の上の斜面に畑を持つクーリー・デュテイユ。そのモノポール クロ・ド・レコーはシノン葡萄栽培発祥の地として、シノンの至宝となっておりまする(笑)。シノン城から大声を出すとこの畑にこだますることからモノポールの名前になったとか(笑)。シノンにおいてもっとも古い畑として存在する事自体もフランス的ですよね。日本では考えられません(笑)。
1921年までフランソワ・ラヴレー家が所有し、それ以降現在のクーリー家の所有となっております。
このキュヴェ バロニー・マドレーヌは
長期熟成に耐える粘土質石灰岩土壌から栽培された葡萄と、エレガントにワインが仕上がる珪質土壌の複数の畑から栽培した葡萄をアッサンブラージュして造られています。何でも、先代母親、マドレーヌ・デュテイユを偲んだ名前が付けられており、フェミニンでエレガントなスタイル。ただ、一部自社畑以外の葡萄も使っているようです。きっとクーリーのジェネリックなワインなのでしょうね。とは言えリリースから10年を越えてようやく飲み頃になるとは!アンジュ辺りの有名処より生命力は上。やはり長期熟成するシノンの血統故と認めざるを得ません。
開けるといきなり全開(笑)、ロワールのカベルネ・フランらしい鉄や血の香り、
ぎゅっと凝縮したラズベリーはこの分酸っぱくスモモっぽくもあります。豆などの植物のニュアンスもあり複雑。それでありながら、ピュアな果実味の味わいこそ熟成の成せる技。フレンドリーでかつ美しいのです!
ただ、もうそろそろコルクが限界ですから、今まさに飲むべきなのです(笑)。
こんなに生命力のあるシノンは初体験!
フランスワインの神髄かも?
●シノン クロ・ド・レコー 2001年 クーリー・デュテイユ フランス ロワール シノン 赤 750ml 3395円税込み
美食のとして知られるフランス ロワール。その地の中核トゥレーヌ地区のシノン。彼のシノン城で有名ですね。ジャンヌ・ダルクがシャルル7世に謁見したところでも有名。このシノン城の坂の上の斜面に畑を持つクーリー・デュテイユ。そのモノポール クロ・ド・レコーはシノン葡萄栽培発祥の地として、シノンの至宝となっておりまする(笑)。シノン城から大声を出すとこの畑にこだますることからモノポールの名前になったとか(笑)。シノンにおいてもっとも古い畑として存在する事自体もフランス的ですよね。日本では考えられません(笑)。
1921年までフランソワ・ラヴレー家が所有し、それ以降現在のクーリー家の所有となっております。
このキュヴェ『クロ・ド・レコー』はクーリーの核心(笑)。石灰岩土壌で造られるカベルネ・フランは、30年にもおよぶ熟成能力を秘めたもの。早飲みのシノンやカベルネ・フランが多いロワールでも、まさに別格のワインです。フランスでは3星レストランの定番。日本でも有名レストランでしかお目にかかれないですね。我々下じもには回ってこないワインです(笑)。(日本の場合は代理店がレストラン専用卸なので…。)
抜栓すると鉄や血、なめし革、いわゆる獣の香りがプンプン(笑)。ボルドーのグラン・ヴァンだぁ(笑)!それにしても、今風のグラン・ヴァンでは到達しないほど。クラシックこの上無し(笑)。基本的に味わいは、この下のキュヴェ『バロニー・マドレーヌ』を踏襲していますが、すべてが大きく強く美しい。
「こりゃ、あと10年したら飲んでみたい!
」
まだ一度目のピークの半ば。まだまだ古びた印象はありません。複雑な味わいは陶酔を誘います。それなりのレストランで飲むべきワインなのですね。ロワールの伝統料理を出すレストランで、飲み頃になったこのワインを飲んでみたい!
以上6本!
23日(金)は17~20時30分
24日(土)は11~20時30分
いつも通りの予定でございます。
皆様のご来店お待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Jan 29, 2018 by
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昨日、一昨日と寒いなかお越しくださりありがとうございました!
まずはコスト・パフォーマンスに優れたスペインの赤。これ、お年玉セールですぞ(笑)。
●エル・テセロ モナストレル・シラーズ 2016年 ボデーガス・サン・ヒル スペイン 赤 フミーリャD.O.P. 750ml 999円税込み スクリュー・キャップ
「おっ、飲みやすいね(笑)。これ。」
「濃いには濃いけど、飲みやすい。甘くてイイ(笑)。」
「この甘さは糖分なんですか?」
私「いえいえ。糖分ではありません。アルコール発酵の際にできるグリセリンです。口のなか全体に広がる甘さです。」
「グリセリンって?」
私「化学物質です。甘く感じますから食品添加物として広く使われています。石油から精製されたグリセリンは車の不凍液とし使われます。これは毒ですが(笑)。」
「このワインとても熟した印象があるけど
、飲みやすい。アルコール分はどのくらいですか?」
家内「14%しっかりあります(笑)。でもあまりアルコリックには感じませんよね。
寄せ集めで造ったワインではありませんね(笑)。」
私「このワインは生い立ちが複雑でして(笑)。フミーリアの老舗ワイナリー フアン・ヒルにローヌのブティノ社が指導して作ったブランドです。『驚くべきコスト・パフォーマンスの高さ』として評価されているフアン・ヒルのワインに磨きをかけて、世界に打って出る戦略のようです(笑)。」
「誰が飲んでも飲みやすい!ってことかな(笑)?」
「バック・ラベルが英語だからアメリカ向きだな(笑)。」
「店長!もう樽のニュアンスに頼るワインは流行らない!果実味あるのみ!今の潮流ですよ(笑)。」
私「ご名答!」
私「従来の樽香の強いスタイルではなく、
果実味を全面に押し出したスタイルです。樽のニュアンスはほんのり隠し味程度(笑)。」
「それってオーク・チップの使用ですか?」
家内「これはオーク・チップではないですね。」
私「多分、ステンレス・タンクでブレンドする際にバリック熟成したものを1樽だけ加えたものかと。インポーターさんに聞いてみますね(笑)。」
家内「チョコレートに良く合いますよ。お試しください(笑)。」
「むしゃむしゃ、ごっくん。あっ!美味しい!グーンと甘くなる(笑)!口の中で爆発するみたい(笑)!」
「このワイン果実味はしっかり感じますが
、上手く解らない(笑)。プラムのようなベリーのような(笑)?」
私「大正解です(笑)。黒い熟した果実のニュアンスですよね(笑)。暑い産地のワインは果実味が不明瞭になりがちです。」
「何故ですか?」
私「生理的に水分を保持しようと葡萄が水分蒸発を極力しないようにするからです。」
「なるほど、香りは揮発性だからね(笑)。」
「モナストレルの香りって?どれですか?」
家内「プラムです。でもこれはもう少し暗いかな。プルーンみたいですよね。昔のモナストレルと比べたら天使のように飲みやすいですね(笑)。」
「シラーは?」
私「小粒のブラック・ベリーやブルー・ベリー。あと黒胡椒っぽいですよね。」
「シラーは何%ですか?」
私「え~と。あっ、15%しかありません。」
「もっとシラーが多い感じですよね?」
「これってシラーズと記載されてますよね。たしかに味わいもオーストラリアのシラーズっぽいですよね(笑)?」
私「そーなんです(笑)。過熟してジャムっぽいし、小粒のベリーっぽさは似てますよね。インポーターさんに聞いてみたところ、オーストラリアのシラーズと言う訳ではないそうです。セパージュの表記はシラーでもシラーズでも良いそうです(笑)。」
家内「丸1日経つとジャムっぽさが増します。ここに昨日開けた残りがありますから試してください(笑)。」
「あっ、ホントだぁ(笑)。より甘く、しかも飲みやすい。」
「値段の割には良いワインなんですね(笑)。」
本日一番本数が売れました。ありがとうございました!
そしてマスキュー定番のシャトー・ラ・バスティードがようやく入荷しました!
実はこのシャトー、中国系に買収されました。ただしワインの生産は今まで通り。どうやら風光明媚な彼の地に目をつけ観光リゾートとして再開発したいようです。幸いと言えば幸いです(笑)。
〇シャトー・ラ・バスティード 2016年 ギレム・ギュラン フランス 白 コルビエールA.C. 750ml 1377円税込み
「マスキューさん!これ特別強くないけど、強いスペインの赤の後でもちゃんと美味しい(笑)。マスキューさんの作戦だな(笑)。」
私「へへへ(笑)。ばれてますね(笑)。」
「え~と、レモン、あとハニーさがあって
優しい(笑)。これも飲みやすい。あんまり香りは強くないけど美味しい(笑)。」
「このワイン、ずいぶん沢山飲みましたよ
(笑)。最近見かけなくなって困ってたんですよ(笑)。」
家内「ありがとうございます(笑)。ずっと白が切れていました。2013年ヴィンテージから2016年で再登場です。」
「これってセパージュは何ですか?」
私「え~と、ルーサンヌが50%、ブール・ブランシェが25%、ヴェルメンティーノが25%です。」
「在来の品種なんだ。ちょっと懐かしい感じもするかな(笑)?」
私「香りよりも旨味を重視してるスタイルですよね。豚肉+白菜+このワインの組み合わせは黄金のトライアングルです(笑)。」
家内「もちろんボンズ醤油は鉄板(笑)。野菜の甘味と良く合います。」
「なるほどね!このワインの酸っぱさはレモン系だからね(笑)。ハニーなニュアンスは野菜の甘味。あとすべてに程好いんだよな(笑)。」
「そうそう。程好い!凄く自然で飲みやすい(笑)。」
私「ちなみにアルコール分は14%と高いですが、あまり気にならない出来ですよね(笑)。」
「えー!そんなにアルコールがあるんだ!」
「感じないよね。」
家内「単にアルコール分の高さを問題にすることってあまり意味がないような気になりますよね(笑)。全体のバランスの方がが大事かな(笑)。」
「店長のよく言う折り合いの良さ ですね
(笑)。」私「うっ、うっ、うっ。また読まれた(笑)。」
「ハニーな後味とは別の甘さがありますよね?」
私「お芋っぽさかな(笑)?」
「そうそう。ふっくら優しい(笑)。」
私「南フランスの地場品種の特徴です。特別フローラルじゃないのもそうです。この点プリミティブかと。」
●シャトー・ラ・バスティード 2015年 ギレム・ギュラン フランス 赤 コルビエールA.C. 750ml 1377円税込み
「この赤もずいぶん飲んだなぁ(笑)。」
家内「これは2015年ヴィンテージですが、
まだ少し若いですね。」
「うんうん。でも全体のポテンシャルはかなり高いな(笑)。」
「このワイン時間が経つとどうなりますか?」
私「全体のバランスが良くなり、飲みやすさが増します(笑)。タンニンがもう少し落ち着いて来ます。」
「タンニンの分量はかなり凄いよね。このタンニンは何由来ですか?」
私「葡萄の皮と種です。スパイシーさがまだマスキングされてますね。」
「飲んだ感じシラーって言うよりグルナッシュだよね。」
「この渋さ、苦さ、私には強く感じます。
圧倒的(笑)。」
家内「タンニンの分量は多いですよね(笑)。意地悪に感じる方もおられるはず(笑)。チョコレート食べながら飲むと柔らかく変身しますよ(笑)。」
「あっ!変身した(笑)!美味しい(笑)?」
私「木樽由来のタンニンではないので、基本的には意地悪じゃないんですよね。でも分量は多いから強く感じるかな(笑)。」
「シラーが60%入っているとは思えない。
グルナッシュの甘いニュアンスが支配的ですよね。」
私「そーなんです(笑)。時間が経つとタンニンがもっと複層的になるはずです。2015年の南フランスはかなり良かったような印象を感じます(笑)。」
「強いんだろうけど、強さが全面に出てない。旨味が裏支えしてるんだろうな。」
「マスキューさん、これって白ワインよりアルコール分は高いのですか?」
私「同じ14%です。」
「へぇー。ということは同じように造ってるのかな?」
私「2015年、2016年はともに作柄は良さそうです。以前のメイクより大きさがあります(笑)。」
「この赤も白同様な、共通したニュアンスがありますよね?」
「香りはおとなしいけど、旨味がありますよね。」
「あと余韻がとても綺麗!」
私「流石!SO2が少ない証拠です(笑)。この価格帯では一番少ないレベルです。」
「SO2って多いとどうなるんですか?」
「いわゆる酸化防止剤ですよね。」
私「余韻を断ちきります(笑)。あと不快な甘苦さを感じます。」
「これってビオなんですか?」
私「特別ビオは唄ってませんが、結果は正銘なワインになってます。技術的には南フランスのトップ・ランナーです。」
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Jan 26, 2018 by
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ふぅー。
明日のマスキュー試飲会のラインナップ並びました(笑)!
並べながら気がつきましたが(笑)、ドンナルーチェの瓶が大き過ぎ(笑)!
まず握って手に余る(笑)、重い。向かって一番右端のエル・テセロの倍くらい重い(笑)。
とにかく立派(笑)。
実際に並べる段になると、普段は8本並ぶところ7本しか並ばない。その7本もキチキチ(笑)。下のストックの棚ではエル・テセロが16本入るところ、ドンナルーチェは11本がせいぜい。
ドンナルーチェの場合は味も立派なので文句も言えない(笑)。普段でしたら「外見ばかりにお金をかけたイヤなワインだ!」なんて毒づきますが(笑)、ドンナルーチェのパワーの前にはそんな言葉は吐けません(笑)。
ドンナルーチェ2016年かなり凄いですよ(笑)。お楽しみにしてくださいね!
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Jan 22, 2018 by
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今月1月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
まずはコスト・パフォーマンスに優れたスペインの赤。これ、お年玉セールですぞ(笑)。
●エル・テセロ モナストレル・シラーズ 2016年 ボデーガス・サン・ヒル スペイン 赤 フミーリャD.O.P. 750ml 999円税込み スクリュー・キャップ
銘柄名エル・テセロ テキーラではありませんワインです(笑)。南フランス・ローヌのブティノ社が高品質でリーズナブルなスペインワインの開発を目指して造ったブランドです。スペイン各地の有望な生産者と組み、技術指導し世界に通じるレベルのワインをプロデュースしたもの
。これはフミーリャの老舗生産者フアン・ヒル(1916年創業)の造るワイン。
寒暖差が大きく雨の少ない彼の地では糖度の高いアルコール分の高いワインが出来ます。特にモナストレルは有名。ただモナストレルだけでは単調になりがちなのでシラーを加えています。このためモナストレル由来のプラムの香りにベリーのニュアンスが加わり複雑な甘さを表現出来ました。ラベルにシラーズと書かれていますが、ちょうどオーストラリアのシラーズを加えたような雰囲気なのです(笑)。ディテールに感じる植物っぽさ、樽由来のコーヒーのニュアンスが全体の仕上がりを上手く演出しています。樽のニュアンスは全体を樽熟成したものではなくステンレス・タンクでアッサンブラージュ熟成させる折にバリックで熟成したものを加えたようなものかと。こうすることで樽のニュアンスが隠し味に作用しバランスの良いワ
インになります。多分(裏技です。(笑))。ニューワールドでよく行われるオークチップ添加のものより
自然でバランスが良い仕上がりになります。
あとSO2の添加量も50mg/L以下と低く、国際標準を達成しています。今風スペインワインのトップランナーです。
あとあまり引用したくありませんが(笑)、ロバート・パーカーが『魅力的な高品質ワインを驚くべき価格でリリースしている。』と賛辞を送る造り手のワインなのです(笑)。
そしてマスキュー定番のシャトー・ラ・バスティードがようやく入荷しました!
実はこのシャトー、中国系に買収されました。ただしワインの生産は今まで通り。どうやら風光明媚な彼の地に目をつけ観光リゾートとして再開発したいようです。幸いと言えば幸いです(笑)。
〇シャトー・ラ・バスティード 2016年 ギレム・ギュラン フランス 白 コルビエールA.C. 750ml 1377円税込み
マスキユーではこれとペアの赤と、この上のキュヴェ『オプティマ』とを定番として扱っております。以前試飲会でもご紹介しましたね。今風コルビエールのトップ・スター、特に『オプティマ』はワイン評論雑誌では『コルビエールのロック・スター』なんて高評価されたワインです(笑)。もともとコルビエールは赤ワインの産地として有名ですから、白ワインはノー・マーク(笑)。この白ワインを飲んであまりの旨さに、自身の不勉強を反省(笑)。
セパージュはルーサンヌ50%、ブール・ブラン30%、ロール20%。ブール・ブランは地元ではマルヴォワズィエと呼ばれ、南イタリアでよく見られるマルヴァジアとは別物。ギリシャ原産の白ブドウのようです。ロールはイタリアのヴェルメンティーノと同じもの。最近の南フランスで重要度が増しているそうです。
こう説明するとなんと言うことのないワインなのですが、味わいは素晴らしく、この価格帯では出色のワインなのです(笑)。
この白ワイン特筆すべきは、マロラクティック発酵はしているようですが、残留SO 2はなんと12mg/L!驚きの技術力なのです(笑)。
レモン、グレープフルーツ、リンゴ、白い花、ハーブ、ハチミツ、スパイスなどが違和感なく綺麗に溶け込んでおり、後味に残る爽やかなハーブのニュアンスは経験したことのない味わい。もちろんたっぷりの酸とエキス分がありますから深み充分。余韻の美しさに浸れます(笑)。
赤ワイン同様レベルの高い白ワインです(笑)!
●シャトー・ラ・バスティード 2015年 ギレム・ギュラン フランス 赤 コルビエールA.C. 750ml 1377円税込み
マスキユーではこの上のキュヴェ『オプティマ』を定番として扱っております。以前試飲会でもご紹介しましたね。今風コルビエールのトップ・スター、ワイン評論雑誌では『コルビエールのロック・スター』なんて高評価されたワインです(笑)。
ところでこのワインは『ロック・スター』とはうって変わって土臭いスタイル(笑)。今風ではあるがプリミィティブなのです。
セパージュはシラー60%、グルナッシュ20%、ムールヴェードル20%。除梗して比較的低温で1週間ほどアルコール発酵してから25日間醸すそうです。ステンレス・タンクで12ヶ月熟成後フィルターをかけてから瓶詰め。
こう説明するとなんと言うことのないワインなのですが、味わいは素晴らしく、この価格帯では出色のワインなのです(笑)。
理由を調べると収穫量の低さ。1本の葡萄樹から得るジュースはボトル1本以下!いわゆる1級並みの濃さ。
あとSO 2 の残存量は11mg / L !瓶詰め時にちょっとだけの添加。
これだけでこのワインの良さが伝わるかと(笑)。
いわゆるビオ臭は感じませんし、深みと広がりが素晴らしい。果実のニュアンスは南フランスらしい黒系なのですがプラムやチェリーの赤い果実のニュアンスもしっかり感じます。あと南フランスらしいチョコレートやスパイシーさもあり複雑さを演出しています。しかも飲みやすい(笑)。
とても自然で、実に良く出来ています!
とても良いワインなのです(笑)。
ひさーしぶりのブルゴーニュ!
しかも同一ヴィンテージ、同一生産者の比較ティスティングです。生産者はとっても好きなロシニョール・フェブリエ(笑)!
●ブルゴーニュ ルージュ 2014年 ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリエ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2715円税込み
このドメーヌ、1510年よりヴォルネイに代々続く家族経営のドメーヌです。現在はヴォルネイを中心にムルソー、ポマール、ボーヌに計8.5haの畑を所有8.5ヘクタールの畑を所有しています。ヴォルネ村のドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユとは遥か昔から親しく(笑)、協業に近い間柄。
ドメーヌはフレデリック・ロシニョルさんご夫妻と従業員の3人で運営されています。畑は古い葡萄樹が手入れよく密植されており、一部マルコタージュもしているようです。仕立ても低く伝統的なブルゴーニュのしきたり通り(笑)。
フレデリックさんは化学的な物質を排除するため化学肥料や培養酵母や薬品などの使用を非とします。発酵槽や木樽の洗浄にはカルキや塩素を含む水道水は使わずにミネラルウォーターを使う徹底ぶりです。また、ブショネ対策としてコルクのストックを一切持ちません。在庫を持たないことにより、コルクの変質をもたらす湿気の影響を無くすことが可能とのこと。実際インポーターさんも、ブショネのクレームがないことをおっしゃってました。現在はサトウキビ由来のバイオ・プラスチック製のノマコルクを採用しています。ブショネの恐れが全くないとのこと。見た目にも本物のコルクと間違えます(笑)。常に最良のものを選択していますね(笑)。
また、ビオデナミの認証もとっています。もともとブルゴーニュでビオデナミを導入した先駆けでもあります。ただし
、味わいにビオっぽさがありません。ビオ、ビオしてません(笑)。
ビオデナミの効用に関して私は理解できませんが(笑)、農薬などの排除や徹底した畑仕事と低収穫量が良いワインつくりの鉄則ですから、出来るワインにも信用が置けます。
除梗はしていますが、それは早く飲み頃にするため。旨味とピュアな果実味が両立したスタイルは艶やか。
そう言えば、2006年のヴォルネイ・ヴィエイユ・ヴィーニュも艶のある素敵なワインでした。
このドメーヌの畑はすべて村名ですから、このワインの中身はポマールとヴォルネイのワインが中心にアッサンブラージュしているとか(笑)。ちょっと重心が低いところがいかにもそんな感じですね(笑)。ただ、香りの立ち方、香り自体の明るい色合い、膨らみ、余韻、これらのハーモニーは美しいの一語!とても上品。著名どころのドメーヌでもこうはいかないレベルなのです(笑)。
久しぶりのお買い得ブルゴーニュワインです(笑)。お見逃しなく!
そしてロシニョール・フェブリエの核心
です!
●ヴォルネイ ヴィエイュ ヴィーニュ ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリェ2014年 フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 4610円税込み
除梗はしていますが、それは早く飲み頃にするため。旨味とピュアな果実味が両立したスタイルは艶やか。ヴォルネイらしからぬエレガントの極みなのです。グラン・クリュ並みの濃密さと慈味旨味と羽の生えたような香りのハーモニーは言葉を失う出来映え。
そう言えば、2006年のヴォルネイ・ヴィエイユ・ヴィーニュも艶のある素敵なワインでした。
マスキューではブルゴーニュの高騰のため2007年以来このワインの扱いを封印しておりました(笑)。
もちろん相変わらずブルゴーニュは高いのですが、このワインは品質が高く相対的には安いことに気づきました(笑)。
そんなわけで再登場となりました(笑)。
そしてトリ。
マスキューに再入荷して約1ヶ月。ようやくのお披露目。なんでもっと早く出さなかったの?そりゃ、すぐには出せません。訳があります(笑)。ドンナルーチェ2016年です!
〇ドンナルーチェ 2016年 ポッジョ・レ・ヴォルピ イタリア 白 ラッツィオ I.G.T.750ml 2592円税込み
イタリア ラツィオのポッジョ・レ・ヴォルピが造る革新的白ワイン『ドンナルーチェ』。今やイタリア白ワインのトップランナーと高く評価されています。
ドンナルーチェ・マニアの私と2016年の出来映えをご確認ください!
もちろん12月22日に抜栓し、延々ティスティングしているものと比べながらの徹底ティスティングです(笑)。2016年の手の内が解るかな(笑)?
以上6本プラス1本(笑)。
26日(金)は17~20時30分
27日(土)は11~20時30分
いつも通りの予定でございます(笑)。
当日の好天を願っております。天気が悪かったらご無理なさらないでくださいね(笑)。
皆様のご来店お待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Dec 24, 2017 by
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今年最後のマスキュー試飲会の始まり始まり~(笑)!
まずはチリのスパークリング・ワイン
◎ヴァルディビエソ ブラン・ドゥ・ブラン 2013年 ヴィーニャ・ヴァルディビエソ チリ セントラル・ヴァレー 発泡性 白 750ml 1944円税込み
「おっ!旨いなぁ、これ。」
「味はまるでシャンパンじゃん(笑)!それもイイやつ(笑)。」
「まるっきりシャンパンのブラン・ドゥ・ブランだよ。それもしっかりしたヤツ(笑)。」
「ナッツィーだし、クリーミー。シャルドネらしい果実味もある。」
「シャルドネで36ヶ月瓶内熟成でしたっけ。シャンパンとまるで同じ。でもシャンパンじゃない(笑)?」
「シャンパンがシャンパン以外の地でのシャンパン名称の使用を禁止してますからね(笑)。」
「それってズルくありませんか(笑)?」
「でも、宣伝にお金と時間つぎ込んでますからね(笑)。」
私「最近日本でもよく言われる原産地呼称の出発点がシャンパンです。生産者を守る。そのためには自らルールを作る。という発想です。ただシャンパン産業は巨大化し、巨大企業の寡占を産むまでになってしまいましたが(笑)。」
「でも、こんなのがチリあたりで作られるとシャンパン企業はうかうかしてられないですよね。」
「そうそう。だって値段は半分以下だもんね。」
「店長!これ、熟成由来の赤い果実のニュアンスも出てます!」
私「そーなんです(笑)。ワインの果実味と熟成感が素晴らしいマッチングをしています。やはり36ヶ月の瓶内熟成期間がベストと言われるのが解ります。」
家内「あまり瓶熟成期間が長すぎると果実味がくすんでしまいます。」
「長ければ良い訳じゃないんだ?」
家内「とんでもなく長い瓶内熟成を唄っているものがありますが、なかなか難しいかと。」
私「ガスも抜けてきますし。」
「ところで、これそんなにガスが強くないですよね?」
私「はい。それが欠点です(笑)。泡立ちの持ちがイマイチ(笑)。」
「良いシャンパンは縦にいつまでも泡が立ち上りますが、これはそこまで持続しませんね(笑)。」
「何ででしょうか?」
私「解りません(笑)。基本的に作り方はシャンパンと変わらず二次発酵に培養酵母を使います。ですから何故だか余計解りません(笑)。」
「ガスってCO2 炭酸ガスだからね。液体に溶け込むだけだから圧力と溶け込ませる時間と温度だけの問題なはずだもんね。」
家内「界面活性の問題があるとしても本家のシャンパンとチリのスパークリングに差があるとは思えないんですよね。」
「何でだろう?」
私「技術者に聞くしかないですね。今度機会があったら聞いてみますね。」
「でもこの価格と味で泡にケチつけるのは心が痛む(大爆笑)。泡抜けてもキット美味しいよ これ(笑)。」
私「左様でございます(笑)。」
〇ブラン・ド・カベルネ 2016年 ラダチーニ モルドヴァ ステファン・ヴォーダ 白 750ml 1,018円税込み スクリュー・キャップ
「問題作ですな(笑)。カベルネ・ソーヴィニヨンで造った白なんて飲んだことありませんよ(笑)。」
私・家内「我々も飲んだことありません(笑)。」
「カベルネ・ソーヴィニヨンの白っていうから、色がついてるかと思ったけど全然ついてない。普通の白(笑)。しかも色の薄いくらいの白(笑)。」
「うんうん。でも味は濃い(笑)!」
「旨味はあるし、スッゴク飲みやすい!」
「プンプン香りはしないけど、爽やかだし
厚み甘さが心地良い。」
「しっかり辛口。」
私「最近の白ワインは果肉と果皮を低温で接触させて(スキン・コンタクト)厚みを出します。でもこのワインは果皮の色は全くついていませんからスキン・コンタクトはしていません。それでも厚みはちゃんと感じますから、もともとの葡萄果が良いことだと思います。」
「マスキューさん!これってイメージしていたカベルネ・ソーヴィニヨンっぽさは微塵もありませんが(笑)、何に似てると思いますか(笑)?」
私「そーなんですよね。う~ん。ブルゴーニュのピノ・ブラン?スペインのアルバリーニョ?どっちも似ていて非なるかな?香りの強さより旨味優先なんですけど、上手く当てはまらないかな?」
「でも、これわりと香りは複雑ですよね。
強くはないけど、桃、グレープフルーツ、レモン、青草、ハニーさ、ちょっとトロピカルなニュアンスもありますよね(笑)。」
「最近の日本産ワインに似てませんか(笑)?」
私「鋭い!さすがですね(笑)。確かにそうです。ただしミクロ・オキシダシオンで香りを落としているから、比べるのは問題あるかな(笑)。逆に日本産ワインがこんなワインを手本にしてるかもしれませんね(笑)。」
「そうですよね。この旨味出汁に合いそう
(笑)。お正月の出汁巻き玉子に合うはず!」
私「料理に合わせることを考えると、バターやオリーブオイルじゃなくて穀物類の油 胡麻油や天婦羅油に合うイメージです。」
「天婦羅に塩!レモンを搾ってかける!絶対イイ!」
「お雑煮でも良さそう(笑)。」
「そういえば以前マスキューさんがお雑煮に合うカヴァを提案してましたっけ(笑)。
あのカヴァともこのワインは共通したところありますよ!旨味とバランス。品の良さ(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。歳の性か、最近味の重い肉より魚や野菜を好むようになりまして(笑)、しっとり旨いワイン
を進んで選ぶようになったみたいです(笑)。ですからデイリーワインも同じものを毎日飲み続けられるようなチョイスとなってきたようです(笑)。」
「それにしてもコスト・パフォーマンスが高いですよね。この価格位のワインって癖があったり、薄かったりするものなんですけどね(笑)。2000円ぐらいのワインかと思っちゃいましたよ(笑)。産地と値段見てビックリ(笑)!」
「ワイン自体に無理やあざとさがないんだよね。とても自然。すんなり抵抗なく飲める。二日酔いしなさそう(笑)。」
「体に自然に吸収されるような感じ(笑)。」
私「飲んだ印象の通り作柄のイレギュラーを感じません。夏場が暑すぎたり涼しかったり、秋に雨が降ったり、などのイレギュラーな印象がありません。」
「それってどう解るんですか?」
家内「日照が足りなくて葡萄の糖分の上昇が足りないと、あとから糖分添加したりします。そうするとバランスが悪くなったりします。折り合いが悪くなると言いましょうか。」
私「あと酸が多すぎたり少なすぎたりもワインのバランスが悪くなります。水っぽかったり、意地悪な舌触りだったりします。」
「そう言われると良く解ります(笑)。抵抗なく美味しく飲めるっていうことですね(笑)。そう考えると簡単だな(笑)。」
私「そーなんです。簡単なんです(笑)。我々は職業的に言葉に置き換えてるだけなのです(笑)。」
このカベルネ・ソーヴィニヨンの白、めでたく本日のトップセラーとなりました。この時期白がトップセラーになるのは
異例です。それも皆様の審美眼・好奇心のお陰でございます(笑)!
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ラダチーニ・ワインズ モルドヴァ バルル・ルイ・トライアン 赤 750ml 1,018円税込み スクリュー・キャップ
私「今度はカベルネ・ソーヴィニヨンの赤。赤でございます(笑)!」
「おっ、これも飲みやすい(笑)!しかも安い(笑)。」
「どーんとした大物じゃないけどイイね(笑)。」
「カベルネの味もちゃんとしてる(笑)。これカベルネ・ソーヴィニヨンの味ですよね?」
「青っぽさ、黒い小粒の果実 スグリなんかかな。ミントっぽさもあるね。カベルネだよね。」
「でもさ、どこのカベルネ・ソーヴィニヨンって聞かれると困るよ(笑)。」
「マスキューさんどこのカベルネを連想しますか?」
私「モルドバ(笑)!冗談です(笑)。う~ん。ニューワールドではありませんし、かといってボルドーとは違うし、やはりモルドバ(笑)。」
私「カベルネって頑強さ、構造の頑強さを支えると言われますが、それはこのワインではあまり目立ちませんよね。でも、このワインはしっかりしているんですよね(笑)。あと、カシスっぽさもあるし、樟脳っぽさもある。う~ん。やはりカベルネ・ソーヴィニヨン。」
家内「モルドバは旧ソ連邦なのですが、フランスの入植者が入っていましたから、フランス系の真性な品種が植えられているそうです。」
「なるほど、あの辺はロシアとは絶体に上手くやらないとダメだけど、それをしながら他所とも上手くやる(笑)。小国の知恵だね。」
私「あと、この黒海沿岸の地は氷河期のあとに葡萄が生えた原産地です。これがギリシャ、ローマに伝えられ、さらにローマ人がワインのないフランスやドイツまで伝え現在に至ります。ですからモルドバはもともと葡萄栽培に適していた訳です。」
「まさにオールド・ワールドですな(笑)。」
「そーするとカベルネは逆輸入されたということなのかな(笑)?」
「マスキューさん、赤も白も共通したニュアンスがありますよね。しっとりしたでしゃばらないとでも言いましょうか。」
「これって豚肉に合わせるべきワインだよね。いわゆるカベルネ・ソーヴィニヨンとはこの点違う。」
「我々の知っているカベルネ・ソーヴィニヨンは牛だよね(笑)」
「旨味があって上品に感じる。」
「タンニンが柔らかなんだよね。好きだな(笑)。」
「赤は木樽熟成しているんですか?樽のニュアンスありますよね?」
私「インポーターさんの資料では木樽熟成はしていないようですが、最後のステンレス・タンクに貯蔵する際、一樽分だけ木樽熟成させたものを混ぜたりします。裏技です(笑)。おそらくそれかと。」
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Dec 20, 2017 by
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試飲会のラインナップ並びました!
今週末のマスキュー試飲会のラインナップようやく並びました。今月は12月ですから、通常より1週間早まります。ですから、準備も早まる(笑)。また、12月はワイン需要期でもありますから予定した数が試飲会前から足りなくなったり、もうバタバタです(笑)。
写真を見ていただくと解りますが、ヴァルディビエソのブラン・ドゥ・ブランがもう足りない(笑)。あとラダチーニのブラン・ド・カベルネは足りる訳ない(笑)。そんな訳で明日追加が到着する予定です
。ハラハラなのです(笑)。ギリギリ試飲会には間に合いそうですから、良しとしましょう(笑)。
12月22日(金)は17~20時30分
12月23日(土)は11~20時30分
とりおこないますので、よろしくお願いいたします。
あと翌日の12月24日は休まず営業しております!
普段暇癖がついているので(笑)、ちょっと忙しくなるともうダメ(笑)。歳のせいかな?
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Dec 17, 2017 by
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今月12時22、23日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今月はいつもより1週早いので、いつも以上にバタバタ(笑)。でもですね、なかなかマスキューらしいラインナップかと(笑)。自画自賛(笑)。だってヘンなワイン見つけちゃったんですから(笑)。
シャンパンなんか目じゃない(笑)?
◎ヴァルディビエソ ブラン・ドゥ・ブラン 2013年 ヴィーニャ・ヴァルディビエソ チリ セントラル・ヴァレー 発泡性 白 750ml 1944円税込み
ヴァルディビエソは1879年設立の名門老舗ワイナリーです。南米大陸で初めてスパークリング・ワインを造ったことでも有名。近年では国内の良好なテロワールで得た葡萄を使用したバラエタル・ワイン、絶妙なブレンドのリッチな赤も注目されており、「チリ屈指」のワイナリーとしてその名声を確立しています。
マスキューでもそのコスト・パフォーマンスの高さから定番として扱わせていただいています。最近ではエキストラ・ブリュットが好評でした(笑)。まるでシャンパン。これで泡もちがもっと良ければシャンパン要らない、なんて受けてました(笑)。
そして今回ご紹介するのがブラン・ドゥ・ブラン。現在のヴァルディビエソの到達点と言ってよいかと。
シャルドネ100%、ステンレス・タンクで発酵後36ヶ月の瓶内熟成。ドサージュは1L中8g。
力強く、広がりがあり旨い!
ちょうどピークの熟成感はハイ・レベル!
マロラクティックはしていないようですが、それが良い方向に作用しています。クラマンとアヴィーズを足して2で割り、それから2を引いたような出来映え(笑)?
まあ、コート・デ・バールのシャンパンよりは遥かに美味しい(笑)。(あー、言っちゃった。ご免なさい)
シャンパンの牙城が崩れるのも時間の問題?それを期待している訳ではありませんから、誤解のないよう。美味しければ良いし、さらにお安ければもっと良しなのです。良い時代に生まれたと実感しています。更なる先を見届けたいものですが、その頃は死んじゃってるかな(笑)?
これがヘンなワイン(笑)。でも味はヘンじゃない(笑)。
〇ブラン・ド・カベルネ 2016年 ラダチーニ モルドヴァ ステファン・ヴォーダ 白 750ml 1,018円税込み スクリュー・キャップ
ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。
歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に外資のシンジケートが設立したアルバストレレ・ワインズ。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタール
もの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の
規模が想像出来ますね(笑)。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。
ショッキングな白の後には気をとりなおして、再確認です(笑)。
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ラダチーニ・ワインズ モルドヴァ バルル・ルイ・トライアン 赤 750ml 1,018円税込み スクリュー・キャップ
このカベルネ・ソーヴィニヨンはモルドヴの一番北の産地バルル・ルイ・トライアン地域のもの。100%手摘みのカベルネを破砕・除梗し、ステンレス・タンクで10℃で2日間の低温浸漬。そのまま25℃で8~25℃でアルコール発酵、そして20日間
マロラクティック発酵を行います。その後6ヶ月の熟成を経て瓶詰めされます。
今風の裏技を使っているとは思いますが(笑)、ワイン自体はニュートラルでストレスが無く、いわゆる東欧の質実さを感じます。香りはおとなしめですが、プラム ブラック・チェリーやダーク・チェリーの果実にチョコレートっぽさが加わります。ちょっとオー・メドックのカベルネみたいかな(笑)。ミディアム・ボディーの液体濃度はフレンドリーで、上質なデイリー・ワインに仕上がっています。
肉料理やハード・タイプのチーズまで幅広くマリアージュする使い勝手の良さ。
国際市場で十分通用するレベルの高さ、良さがあります。
コスト・パフォーマンスに優れたスペイン・ワインの2連発!
●カスティーリョ・デ・エンビー 2012年ボデガス・イグナシオ・マリン スペイン 赤 D.O. カリニェ 750ml 1100円税込み
ボデガス・イグナシオ・マリンはスペイン北部、アラゴン州に位置します。畑はヘレスやリオハと並びスペインで最も歴史あるカリニェナD.O.の中心にあり、標高600m 地質は石質、地中海性気候ですが日中と夜の温度差が非常に大きく、 空気の流れが良いのが特徴です。また、日照時間が長いため平均樹齢70年のブドウはしっかりと完熟します。
ワイン栽培は歴史が古くローマ時代に遡ります。
このワイナリーは1903年にイグナシオ・マリン氏によって設立。今は彼の孫で3代目のルイス・イグナシオ(兄)とホセ・イグナシオ(弟)の兄弟がワイナリーの経営にあたっています。経営規模も大きく醸造場は2ヵ所あり、収穫した葡萄の最適なタイミングの醸造が可能です。この価格帯でこの品質の秘密がこの辺りにありそうです(笑)。あと、驚くべきは熟成ストックが200万本可能なセラー。基本220Lのオーク樽の入れ替えをしっかり行っているようです。紛れもないトップ・ワイナリーですね。まあ、この分あっちこっちで輸入されるみたいですが(笑)。
このワインはガルナッチャ50%、テンプラリーニョ50%。6ヶ月フレンチ・オークの樽で熟成したあと18ヶ月ステンレス・タンクで熟成されたクリアンサ規格のもの。トップノーズはガルナッチャ由来のプラム系の香りが甘く漂いますが、ベリー系の香りが内から重層的に感じ、フレッシュネスと厚みのバランスがとても良い(笑)。重すぎない、強すぎない案配は
時間の経過とともに柔らかで豊かなな飲みやすさとなっていきます。樽のニュアンスが全く邪魔にならない。ローストビーフに合わせたくなると言えばこのワインのレベルが伝わるかな(笑)?
驚きのコスト・パフォーマンスの高さなのです!
●ロッカ・イ・モラ グラン・レゼルヴァ 2010年 セラーズ・ウニオ スペイン カタルーニャ 赤 タラゴナD.O. 750ml 1,480円税込み
このワインの生産者セラーズ・ウニオは1942年に設立されたカタルーニャを拠点とした生産者組合です。企画・販売を手掛けるのが南フランスの優良ネゴシアン ブティノ社。餅は餅屋という次第でございます(笑)。
このワイン、カタルーニャのD.O.タラゴナのワイン。バルセロナから西80kmほどのところ。テンプラリーニョ100%で造られ、木樽熟成を24ヶ月したのち36ヶ月さらに寝かされたもの。総計5年以上の熟成わ経てリリース。綺麗に熟成していますから、おそらく瓶熟成の期間が長いと思います。しつかり熟成したテンプラリーニョは美しく。赤いベリーの香りに黒系のプルーンやブラックチェリーなどの完熟した果実の複雑なニュアンス。更にオレンジや枯れ草が混じり、チョコレートやタバコ、スパイスの香りが余韻を豊かにしています。今まさに一度目の熟成のピークですね(笑)。麗しいクラシックな味わいのスペイン・ワインなのです。
やはりグラン・レゼルヴァはこうでなくっちゃ!
そして驚きは価格。これって一昔前の価格(笑)。イイのかなぁ(笑)?
たしか2014年12月のマスキュー試飲会で
2005年をお飲みいただきました。今回は2008年。味わいはどうかな(笑)?おかわり厳禁アイテムでございます(笑)。
●シャルム・シャンベルタン 2008年 カミュ フランス ブルゴーニュ 赤 グラン・クリュ 750ml 7,715円税込み
私の大好きなカミュのシャルム・シャンベルタン2008年の入荷です(笑)!
今回の2008年は2006年同様、あまり騒がれなかったヴィンテージですが、困難な状況にもかかわらず、凝縮感がありなかなかよろしいかと(笑)。
カミュのシャルム・シャンベルタンは、そこそこ良い作柄ものを10年くらいしてから飲むのがベストと勝手に思っております。
このワイン無理な抽出をしませんから、色は薄いのですが旨味がしっかりしています。シャンベルタンだと物足りなく感じるかも知れませんが、個人的にはシャルムとしてはカミュがベストと信じて疑いません(笑)。液体としての滋味深さがじつにチャーミングなのです。
2008年は病害を受けた年。免れるために尽力を要した困難な作柄。こんな中、この出来映えは立派!いつも通りの涼しげな佇まいから困難を読み取ることは出来ません(笑)。
ただし、オーパス・ワンやペンフォールズなどを好む方には物足りなく感じるでしょうからお勧めいたしません。念のため(笑)。
以上6本となります。
12月22日(金)は17~20時30分
23日(土)は11~20時30分
ちょっと混むかと思いますが、お手すきのご来店お待ちしておりまする(笑)。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Dec 15, 2017 by
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今年最後のマスキュー試飲会は12月22、23日となります。
いつもより1週早まりますが、月末はさすがにムリ(笑)。12月はクリスマス前の22、23日がベストかと。
今年最後を飾る試飲会ですから、トリはブルゴーニュのグラン・クリュ行っちゃいます!
そしてマスキューらしいヘンなのも用意しました(笑)。実はこのヘンなワインはモルドバのワインなのですが、なんとカベルネ・ソーヴィニヨンを使った白ワイン(笑)!
ヘンでしょ(笑)?
デイリーな価格帯のワインなのですが、なかなか美味しい。
同じ生産者のカベルネ・ソーヴィニヨンの赤も用意しましたから、飲み比べていただきます!
へそ曲がりなマスキューらしくて良いと自画自賛しておりまする(笑)。
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Nov 22, 2017 by
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今月11月24(金)、25(土)日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
遅くなってスミマセン。
今月はすべてイタリア!
しかもすべて北イタリアでございます。
じつはたまたまなんですか(笑)。
まずは旨味があり、香りも個性的な白!
オルトゥルーゴなんて品種知ってました
(笑)?
〇オルトゥルーゴ 2016年 カンティーナ・ボネッリ イタリア エミリア・ロマーニヤ 白 コッリ・ピアンチェンティーニD.O.C. 750ml 1666円税込み
美食の地エミリア・ロマーニヤの北東部
ピアチェンツァの丘陵のD.O.C.コッリ・ピアチェンティーニ。この地の地葡萄オルトゥルーゴ100%で造られた白ワイン。
2010年からはオルトゥルーゴ単独のD.O.C.も名乗れるとか。彼の地ではマルヴァジアやトレッビアーノとブレンドされて、スティルワイン、スプマンテ、またはヴィンサントにもなる葡萄ですが、これはオルトゥルーゴ100%。造り手は1940年創業のボネッリ。
まず抜栓してからの香りが美しい!野バラ、青リンゴや梨のラムネにも似たライム香。レモン、柚子、朝露に濡れた草、ピールの苦味、ピンクペッパーのスパイシーさ、ほわんと立ち上る蜂蜜や綿飴のような甘さ。かなり複雑なのですがすべてがでしゃばらない。里山の恵み、美しさをひとまとめにしたかのようです(笑)。野趣にありがちな雑味を、複雑さや品の良さに昇華したような錯覚に陥りました(笑)。
うーん。
インポーターさんの資料を見ると1.5ミクロン、 1 ミクロン、そして0.5ミクロンの濾過を3回するとか。このオルトゥルーゴ
は元々が雑味が強いのかな(笑)?知り抜いた上で濾過をしているようです。
それにしても、本来的な良さを引き出す手腕はたいしたもの。私の嫌う『いじった感』を感じない行き方には脱帽です(笑)。
同じ産地の赤 ボナルダ種だけってなかなか珍しいのです(笑)。
●コッリ・ピアチェンティーニ ボナルダ 2015年 カステル・デル・ドゥーカ イタリア 赤 エミリア・ロマーニヤD.O.C. 750ml 1072円税別
美食の地エミリア・ロマーニヤの北東部ピアチェンツァの丘陵のD.O.C.コッリ・ピアチェンティーニ。
これはボナルダ種100%で造ったもの。これはクロアチーナ種のことですが、ロンバルディア州のオルトレポ・パヴェーゼやコッリ・ピアチェンティーニではボナルダと呼びます。
このボナルダ、基本的にはプラム系の香りですが、パッと華やぐような香りはしません(笑)。ほどよく濃く重い充実したワイン。みっしり詰まった印象の黒い果実の香味やスパイス、力強さを持ちながらま十分に柔らかいスタイル。飲むうちに徐々に厚みが旨味を増してゆく。強い個性がないからこそ何本でもいけるし、毎日でも飲み続けられる(笑)。デイリーに牛肉料理を好まれる方には最適(笑)。
このワインは『ランブルスコで有名なあの「メディチ・エルメーテ」社が、古くからコッリピアチェンティーニの地でワイン造りをしてきた他2社の協力を得て、1999年、海外マーケットをターゲットとした共同ワイン・プロジェクトをスタートさせ、設立されたワイナリー。』(インポーターさん資料より)
マスキューの定番ランブルスコはメディチ、泡のコッリ・ピアチェンティーニ マルヴァジア・セッコはカステル・デル・ドゥーカです(笑)。超名門メディチは嘘をつきませんし(笑)、手を組む栽培者は名誉をかけて最良のものを提供する!
こんな両者のプライドは良い方向に行くに決まっています(笑)。
デイリーなワインはこうでなくっちゃ(笑)!
そして、あっと驚くドルチェット!
●ドルチェット・ダルバ 2016年 カシーナ・グラモレーレ イタリア ピエモンテ 赤 ドルチェット・ダルバD.O.C. 750ml 1833円税込み
バローロの著名産地モンフォルテ・ダルバ村にあるカシーナ・グラモレーレ。1966年の創業で現在は二代目にあたるクローディオさんご夫妻が二人三脚で運営しています。所有する畑は標高450mの日当たりに恵まれた傾斜地の4.5ヘクタール。すべてが格付けクリュのグラモレーレ畑。傾斜の上段にバルベーラ、中段にネッビオーロ、そして下段はバルベーラを栽培しています。
所有畑が優良でまとまっていて、しかも目の行き届く広さです(笑)。
熟成も伝統的なスロヴォニア・オークの大樽を使っています。もちろん出来上がるバローロはこの価格帯では上位のものです。
ただしへそ曲がりなマスキューはここの家のドルチェットをイチ押しします(笑)。
確かに優良なバローロ ネッビオーロの美味しさは格別なのですが飲むのは年に一度で十分(笑)。それよりも恵まれた畑でネッビオーロ同様に尽力して造られたドルチェットはお買い得(笑)。でも実際に美味しいドルチェットは自分達で先に飲みますから、なかなか海外には出ません。一方で、コンテルノなどのスター生産者の造るドルチェットなどは、耳を疑う価格(笑)。
そんな中ようやく見つけました!
ドルチェットが本来持つプラム系の香りは驚くほど鮮烈で豊か。こんなに綺麗なドルチェットがあるとは!
それも元々の造りの良さがあるからに違いありません。素晴らしい広がりはバローロに通じ、飲み手を陶酔させてくれるのです(笑)。
地見目ですが良さがお分かりいただけると幸いに存じます(笑)。すごく良いワインなのです。
●モンティ 2014年 ヴィッラ・スパリーナ
イタリア赤 ピエモンテ バルベーラ・デル・モンフェッラートD.O.C.750ml 1851円税込み
ピエモンテを代表する白ワイン ガヴィのトップ生産者ヴィッラ・スパリナがリリースする気取りのない赤ワインです。バルベラ種100%のクラシックなスタイル。
濃いルビー色、甘さを含んだイチゴやバラの花を連想する香味。舌の上ではじける生き生きした果実味に、控え目な気持ちの良い苦味と適度な重みが素晴らしいバランスです。上質な日常のためのワインです。
無理に造り過ぎず、かといって緩さもない、土地の香りがする良品。ワイン生産者自身が普段飲むワインですね(笑)。
D.O.C.G.昇格に揺れるバルベラですが、その規格に収まる良質でクラシックなD.O.C.ワインなのです。
瓶形がカッコイイのはイタリア人らしい自己主張。奇を衒った訳ではありません(笑)。
ケチなマスキューでは異例の高級品が本日のトリとなっております(笑)。おかわりはダメとなっております(笑)。
●ガッティナラ 2009年 アンツィヴィーノ
イタリア ピエモンテ 赤 D.O.C.G. 750ml
4628円税込み
イタリア ピエモンテ北東部ノヴァーラ県のD.O.C.G.ガッティナラの赤ワイン。バローロと同じネッビオーロ種を使用しますが、地元ではこれをスパンナと呼んでいます。
深みのあるガーネット色。たっぷりとして豊かな果実味です。野性味ある木イチゴ、スグリ、桑の味、バラ、に熟して甘さを増したオレンジ。苔やキノコ、針葉樹、土、鉄などの重めの香味、なめし革やシガーのニュアンスも出始めています。とはいえ、いまだに十分若々しく力強さに満ちており、現段階ではタンニンが少し粗く感じられます。このまま静かに数年寝かしておいた方が良いのかも知れませんが、深淵さ・複雑さ・繊細で壮麗な構成。ネッビオーロ(スパンナ)らしい雄大さと包容力を楽しめるワインに仕上げられています。並みのバローロではこうはいきませんね(笑)。肉料理、とくにジビエ(野うさぎ、野鳥、鹿)に最適です。早めに抜栓してじっくり味わいたいワインです。
アンツィヴィーノは1999年の創立。もとはミラノに住んでいたオーナーがガッティナラ村の古い修道院を買い取り移住してきたのが始まりでした。標高200~300mの南~南西向きの畑はブドウ栽培には最適。
低い温度でゆっくり醗酵を行い、42ヶ月の熟成(ステンレス・タンク18ヶ月の後スロヴェニア産の大樽で24ヶ月)、最低6ヶ月以上の瓶熟成という伝統的なワイン造りを踏襲しています。リリースまで最低4年ですね。もちろんその必要があるから、そうしている訳です(笑)。飲んでみるとその訳が解りますぞ(笑)
以上6本、24日(金)は17時~20時30分、25日(土)は11時~20時30分までとりおこなっております。
皆様のご来店お待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Nov 22, 2017 by
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ふふふ(笑)。
今月11月24、25日のマスキュー試飲会のラインナップが並びました!
あっ。でもまだホームページに詳細を載せてません。詳細は明日明日(笑)。
並ぶと嬉しくて、ついつい…(笑)。
今回のテーマはイタリア!
テーマと謳いましたが、たまたまイタリアワインばかりになっただけ(笑)。でもですね、トリはガティナーラ!(えっへん)これは先月から決まってました(笑)。
何故って?
美味しいからです(笑)。
愛するピエモンテのガティナーラ、造り手はご存知アンツィヴィーノ。マスキューの定番なのですが、試飲会は初登場。
ネッビオーロって言うとバローロ、バルバレスコが有名ですが、これはこれでイイんですよね。美しいですよ。
あと試飲会のどさくさに紛れてリゼルヴァも数本仕入れちゃいました(笑)。でもリゼルヴァはさすがに試飲会に出せませーん。ケチと言われても数本しかありませんのでお許しを!
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Oct 27, 2017 by
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よーやく並びました(笑)!
明日明後日が試飲会ですから、ぎりぎりセーフかな(笑)?
眺めると、今回のワインのラベルは地味かな?わりとあっさり目(笑)。ゼルボーネのキアレットも赤に近い色合いですから、目はひかないかな(笑)。エマニュエル・ダルノーのグロース・エルミタージュの逆三角は妙に目立つ(笑)。
でもですね、どれも個性がしっかりしていますから、この点粒ぞろい(笑)。明日が楽しみです!
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Oct 25, 2017 by
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今月、10月27、28日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今月も最後の最後までバタバタしちゃいました。スミマセン。
今月は新入荷、再入荷を織り交ぜてのラインナップとなりました。
まずはイタリア ヴェネト プロセッコのトップランナー レ・コンテッセの白・赤・そして得意のプロセッコの3連発。やはり、プロセッコだけの生産者ではありませんね(笑)。
〇I.G.T. マルカ・トレヴィジアーナ ピノ・グリージョ 2014年 レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 白 750ml 1416円税込み
イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造る赤ワインです。マスキユーの定番では得意のプロセッコ、フリザンテと泡ばかりですが、今回スティルワインの御披露目となります(笑)。
まず第一印象はラムネの香りがする!
プロセッコと共通する味わい。でも品種はピノ・グリージョ グレラではありません。ハニーさもあり無理に早く収穫した印象はなし。アルコール分は12%。
う~ん。
完熟が早く、しかも完熟してからのハンギング・タイムが長いのか?はたまた秋が冷涼なため、過熟になりにくいのか?
特殊なテロワールを感じることはたしか。
グリーンがかった色はとても美しく、ピノ・グリージョにしては香りが明瞭な点秀逸。リンゴやミカン、白い花を感じます。十分な厚みと密度があり、弾力がある。よく弾むゴム・ボールみたいに元気です(笑)。ピンと張り緩くないのは酸がしっかりしている所以。そして控え目な甘さがグット(笑)。旨味を甘さで誤魔化したピノ・グリージョは温度が上がるとすぐにだれてしまいますが、これはバランスを崩しません。
このスタイルとしては完璧なのです。
特に日本人好みの味わいですから、デイリーに食卓で使えるのが嬉しい(笑)。もちろんこれだけでもいけます。
そして斬新な赤!
●I.G.T. マルカ・トレヴィジアーナ カベルネ 2015年 レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 赤 750ml 1416円税込み
これはカベルネ・ソーヴィニヨン50%、カベルネ・フラン50%のあまり目にしない割合。でも、飲んでみると納得(笑)。
香りの芯はカベルネ・フランのラズベリーのような香り。あとからスパイスやハーブ、やや重めのブラックベリー、ミネラル。タンニンはあくまで細やか。ソーヴィニヨンが50%入っているとは思えません。しかも液体に重さは感じられず軽やか。フラン特有の香りだけを抽出したかのよう。フランスでよくある過熟気味のジャミーなスタイルではありません(笑)。旨味もしっかりあります。ステンレスタンクのみで低温で短めに醸し、最長1年熟成したのち瓶熟成を6ヶ月してリリース。できたワインを簡単にリリースしない周到さ。フランとソーヴィニヨンの折り合いをつけるのでしょう。
う~ん。
これは初めて経験するスタイルです。
軽やかで私の好きな薄旨いスタイルですが、酸やミネラルがしっかりあり、爽やかな青草の香りが感じられます。そして強靭さが奥に潜んでいます。フランが果実味、ソーヴィニヨンが青い爽やかさを分担してるかのようです。
特殊なテロワールや歴史、飲み手の食文化がかいま見えるようなのです。
テクニカル・シートには、ホロホロ鳥のソースがけに合うとありますが(笑)、赤身の肉なら幅広く合うはずです。
マスキュー定番のプロセッコと言えばこれ!
◎プロ・セッコ 『トレヴィソ』 エキストラ・ドライ レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 白 750ml 2000円税込み
食前の乾杯に1杯だけ飲んで、すぐその存在を忘れてしまうようなお手軽なプロセッコとは明らかに違う、食前から食中ずっと楽しめる上等なプロセッコが入荷しました!是非お試しいただきたい秀逸なプロセッコです(笑)。
レ・コンテッセ社はプロセッコに最適とされるコネリアーノ地区に畑を所有、丁寧な栽培で質の良い葡萄を育てています。
グラスに注ぐと、これがプロセッコ?と思うくらい濃い麦わら色。豊かな香りと厚みがある果実味によくあってとても自然。ラムネのような優しいライム香にアカシアの花、夏みかんの花、桃、リンゴ、カリンといった明瞭で華やかな香味、草の匂いやハーブのニュアンスが混じり爽やか。余韻にはほのかにハチミツを感じ上等。
うーん。
今まで飲んできたプロセッコって一体なんだったの(笑)?
ガス圧が5.3気圧ありますが、液体との溶け込みがよくグッド。トラディショナルなプロセッコは葡萄の収穫を早めにします。そうすることによりしっかりとした泡を確保でき、ラムネのような清涼で優しいライム香が漂います。
タンク内二次醗酵のいわゆるシャルマ方式でプロセッコは造られますから、生産者は初期投資設備にコストかかかります。このため生産者も中規模以上の生産者に限られ、生産量もいきおい多くなる傾向があります。ですから海外に輸出されるプロセッコはあまりプロセッコらしくないものが多くなりますね(笑)。
性格上エキストラ・ブリュットと言ってもやや甘く感じますが、しっかり冷して飲むべきスパークリングと言うことでお楽しみくださいませ(笑)
大日本ロゼ・ワイン普及協会の大推薦ロゼ・ワインです(笑)!
△キアレット 2013年 ロ・ゼルボーネ
イタリア ピエモンテ ロゼ ヴィーノ・ロサート 750ml 1573円税込み
ロ・ゼルボーネは2003年にファビオ・ソマッツィさんが設立しました。リグーリアとピエモンテの州境にあるロッカ・グルマルダ村。バローロのあるアルバの東と言えば分かりやすいかな(笑)。D.O.C. ドルチェット・ディ・オヴァーダの中心地にある3ヘクタールのワイナリーを取得しました。
畑は標高130~170m の南東向き斜面で風通しも良く、土壌は火山と砂質の混成土壌で水捌けも良く、下草が生えにくいことに着眼。有機栽培を始めました。2010年にはイタリアの公的有機認証機関BIOSの認証を取得。その後SO2無添加のワイン生産を目指しています。手法は所謂ビオロジックですから、割りとフレキシブルで現実的(笑)。発酵にはステンレス・タンクのみ使用。ビオデナミほど原理主義的ではありません(笑)。状況に応じたワイン造りは、すべて葡萄本来の味わいを出すため。場合によっては自然酵母に一部培養酵母を混ぜたり、最小限のSO 2 添加もします。とは言え残留SO 2 が30mg /L以下を達成していますから立派(笑)!多大な尽力を感じる将来性のある生産者なのです。収穫量もすべてのキュヴェが1本の葡萄樹からワイン1本以下で
あることは想像にかたくありません。
このワイン、ドルチェット100%で造られたキアレットです。
手摘みで収穫し撰果後プレスし果皮を取り除き、15℃の低温でステンレス・タンクにて6日間アルコール発酵します。そしてそのままマロラクティック発酵をし、最長12ヶ月熟成させて瓶詰め。
キアレットというと黒葡萄をすぐに圧搾することで出来る淡いロゼ・ワインですが、これは色が濃い(笑)。ボジョレー位のルビー色です。やや暗めかな。もともと栽培されたドルチェット自体の果皮の色素が相当濃いことが予想されますね。
まずSO 2 無添加らしいビオ臭がしますが徐々に薄れ、口に含むとプラムやベリーの凝縮された酸っぱいほどの果実がたっぷり感じられます。ドルチェットらしい果実味だけを取り出したかのようです。柔らかながら、広がり奥行きは果てしないほど。そしてそれが強靭さの裏返しだと気づかされます。
こんなに力があるロゼ・ワインは初めてです。
残留SO 2 は23mg / L 、アルコール分は14%。赤ワインにするには出来の足りない葡萄から造ったロゼでないことは確かです。渾身のロゼ・ワインなのです。
このドメーヌのワインは日本初入荷以来のマスキュー定番(笑)。作柄がよくなかった2013年より元に戻ったかな(笑)。
●クローズ・エルミタージュ キュヴェ レ・トロア・シェーヌ 2014ドメーヌ・エマニュエル・ダルノー フランス ローヌ 赤 750ml 3471円税込み
クローズ・エルミタージュの新星としてフランス国内外で高く評価されているワインです。もともとダルノーさんの親や親族はブドウ栽培農家です。普通なら親の手伝いをしながら腕前をみがいて、ゆくゆくは跡を継ぐものです。しかし彼はボーヌでワイン醸造を学び修行した後、全財産を投資して1.5ヘクタールの畑をクローズ・エルミタージュで購入しました。
チャレンジャーです!
フランス人の自立した個人主義ってカッコいいです。
そんな彼がつくるワインですから、2001年のファーストリリースから大ブレ―クです。その出来はエルミタージュすら凌ぐ、群を抜く出来栄えでした。
このワインを飲むとクローズ・エルミタージュとエルミタージュの差が分からなくなります。
ワインの善し悪しは畑の格付けより、生産者の作り方の方が優先すると思わざるを得ない秀逸なできです。
年に一度しか入荷しないワインですから、お見逃しなく!
間違ないグレートワインです。
彼がこのような充実した仕事を生涯続けたなら、晩年は超一流の生産者として名を残すのでしょうね。そうなる前に飲んでおくべきワインです。そうなったら手が出ない値段のワインになりますから(笑)。
今回のトリは白!
完全に我々の好みでございます(笑)。
〇コート・デュ・ジュラ シャルドネ 2014年 クールベ フランス 白 ジュラA.C. 750ml 2970円税込み
フランス東部スイスとの国境近あワイン産地ジュラ。地学で習ったジュラ紀の命名地ですね(笑)。
ゆっくりと酸化熟成させシェリーのような風味を持つワイン ヴァン・ジョーヌが有名です。今回おすすめのドメーヌ・クールベは評価の高い生産者の一人ですが、A.O.C.シャトー・シャロンは高価だしその風味は個性的過ぎる(笑)。そんな訳でクールベの造るもう一つの逸品A.O.C.コート・デュ・ジュラ シャルドネ2014年をご紹介します。
液体の濃いイエローが力を感じさせて美しい。明瞭で強い香味。黄色い花や熟したリンゴ、夏みかん、ハチミツ。とても生き生きとして鮮やか!たたみかけるように色々な香味が現れます!口に含むと十分な厚み・重み・滑らかさがあり、とても充実しています。ヨインモ長く、ハチミツの風味とオレンジマーマレードのような風味が残ります。シャルドネと言うよりサヴァニャンに近いかな(笑)?とはいえ、到達点はとても高く、満足のいく白ワインです。
う~ん。
やはりジュラは個性的!
特にブルゴーニュのシャルドネにはあまりない香味 落ち葉や枯れ葉だったり、燻した煙のイメージだったり、干した大根だったり。家内曰く「秋の里山のたき火、古民家の囲炉裏 へっついの香り。」
どこか日本人の原風景に繋がるような気がします。ジュラの白ワインの際立った特徴だと思います。
このワイン発酵後ステンレスタンクで10ヶ月シュール・リーしたのち、15~20ヶ月木樽熟成。シャルドネ100%。
チーズ特にコンテやボーフォール、テット・ド・モワンヌとの相性は鉄板(笑)。
鶏や鴨の燻製も鉄板かな(笑)。じっくり味わいたい体に染み込むようなワインなのです。
以上6本、27日(金)は午後5時~8時30分、
28日(土)は午前11時~午後8時30分までとりおこなっておりますので、お手すきのお時間にいらっしゃってくださいませ。
皆様のご来店お待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Oct 22, 2017 by
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早速ゼルボーネの
ロゼ・ワイン お問い合わせいただきました(笑)。
Aさん「マスキューさん!
ゼルボーネのキアレット来たんですか?」
私「今日来る予定だっんですが、まだ来てないんですよ。休み明けには来るはずです。」
実はこのAさんは大日本ロゼ・ワイン普及協会の専務理事でございます(笑)。
Aさん「あれ、旨いんだよねぇ。」
私(理事長)「私の大好物です(笑)。」
家内(会長)「毎回少量しか入ってきませんから、今度はお腹一杯になるまで飲むつもりです(笑)。」
Aさん「ブドウ品種がドルチェットなのも驚きだったんですよ。あんなに香りが出るとはね。ところで今月の試飲会に出すんですか?」
家内「もちろん!」
こうして会長のご意向により試飲会のワインは決まってゆくのです(笑)。
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Sep 28, 2017 by
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ようやく試飲会のラインナップが並びました!
今週の金、土曜日のマスキュー試飲会のワインです(笑)。
あれ?向かって右から2番目がちゃんと並んでないからラベルが見えない!
これは失礼いたしました(笑)。わざとラベルを隠すようにして写真を撮りました。例の訳ありのカルフォルニア セントラル・コーストのピノ・ノワールです(笑)。もちろん当日はちゃんとラベルが見えるように並べますから大丈夫(笑)。もちろんティスティングもできますからご安心くださいね。すんごく飲みやすいですよ(笑)。
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Sep 24, 2017 by
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今月9月29、30日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
まずは斬新なスペインの白ワインです!
〇オチョ・イ・メティオ シャルドネ 2016年 フィンカ・エスタカーダ スペイン 赤 カステイーリャ・ラ・マンチャ州 ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ 750ml 1481円税込み
まずはラベルの説明です(笑)。
生産者はフィンカ・エスタカーダでオチョ・イ・メティオはブランド名。スペイン語で8と1/2の意味。スペイン中央高地にある畑は標高850m まさに天空の畑。この地はスペイン中央部のカスティーリャ・ラ・マンチャ州のD.O.ウクレス。ただしこのワインは地域名を名乗るヴァン・ド・ターブルとなっています。
この州は広大な葡萄栽培面積を誇ります。それはスペイン全土の半分を占め、ヨーロッパの20%、世界の7%強と言われています。標高が高く寒暖差が大きく、雨も少なく日照量に恵まれている葡萄栽培の適地と言えます。EU 加盟に前後し質への転換へ動き出したようです。眠れる巨人が覚醒したなら世界に影響を与えるはず!
フィンカ・エスタカーダの農園は歴史が古く、現在の所有者が70年ほど前に、フェルナンド7世の未亡人マリア・クリスティーナ女王の子孫から購入したとか。
現在の所有者カンタレロ・ロドリゲス家は葡萄栽培、醸造のスペシャリストでお金持ち(笑)。最新の設備を兼ね備え、ワイナリーでは無菌状態でワイン造りを行えます。
完全なトップランナーなのです(笑)。
ワインの第一印象はエレガント!
香りの広がりと抜けが良く、余韻が美しいのです。こんなエレガントなスペインの白ワインは初体験(笑)。綺麗に酸を残しています。しかもほとんどSO 2 を使わないワイン造りを行っているようです。あと、ほんのりと漂う隠し味のような青さ ハーブやメロンなどのニュアンスが特徴的です。しかもそれは、シャトー・グリエなどの高貴なヴィオニエに通じるニュアンスなのです。でも、シャルドネのニュアンスは感じられません(笑)。液体としての滑らかさ、バランスの良さがシャルドネなのでしょうね。ブラインドでティスティングしてもシャルドネとは解りません(笑)。もちろんスペインワインとも思えませんでした(笑)。
この不思議なスタイルには何か隠されているはず!一部ヴィオニエをブレンドしているのかと聞くとさにあらず。発酵後に1週間ほど木樽に入れるとか。おそらく生木の樽だと思います。どんな木材を使っているんでしょうね?
世界標準の清潔なワイン造りを達成している数少ないスペインのワイナリー。イノヴェーションを感じると同時に斬新なスタイルに好奇心を掻き立てられます(笑)。
スッゴク飲みやすい!でも、その名を名乗れない訳ありのピノ・ノワール(笑)。
●セントラル・コースト ピノ・ノワール 2015年 アメリカ カリフォルニア 赤 セントラル・コースト 750ml 1480円税込み
実はこのワイン、ラベルも生産者もお知らせ出来ません。情報が無いのではなく、諸般の事情のためです(笑)。ですのでモザイク処理しております。ピントが合っていない訳ではありません(笑)。ごめんなさい。
味わいは典型的なカリフォルニア味(笑)。ひたすら解りやすく飲みやすい。フレンドリーで甘い味わい、そして後味のスモーキーな樽香はいかにも。2015年ヴィンテージですから古さもなく、フルーティーな良い塩梅です。液体の濃度感はミドル・レンジのもの。しっかりしています。2~3000円くらいのランクのワインです。そうするとバカに安い。これが諸般の事情でございます(笑)。
大っぴらに売れませんので、内緒内緒のご案内となりました。
お許しくださいませ。
スポット入荷品ですので完売の節はお許しを!
現品限りのお買い得スペインワインです。
●バラード ガルナッチャ ベリー・オールド・ヴァイン 2014年 ボデガス・イグナシオ・マリン スペイン 赤 カリニェナD.O. 750ml 1110円税込み
ボデガス・イグナシオ・マリンはスペイン北部、アラゴン州に位置します。畑はヘレスやリオハと並びスペインで最も歴史あるカリニェナD.O.の中心にあり、標高600m 地質は石質、地中海性気候ですが日中と夜の温度差が非常に大きく、 空気の流れが良いのが特徴です。また、日照時間が長いため平均樹齢70年のブドウはしっかりと完熟します。
ワイン栽培は歴史が古くローマ時代に遡ります。
このワイナリーは1903年にイグナシオ・マリン氏によって設立。今は彼の孫で3代目のルイス・イグナシオ(兄)とホセ・イグナシオ(弟)の兄弟がワイナリーの経営にあたっています。経営規模も大きく醸造場は2ヵ所あり、収穫した葡萄の最適なタイミングの醸造が可能です。この価格帯でこの品質の秘密がこの辺りにありそうです(笑)。
造りは今風(笑)。ステンレス・タンクで発酵したのち、バリックで数ヶ月の熟成。余分な樽香は避けています。このためガルナッチャの古樹らしい凝縮した甘い果実味はあくまでフレンドリー(笑)。スパイシーさやチョコレートなどの樽のニュアンスが、らしい味わいを演出しています。また、ワイン自体に無理がありませんから、持ちも良く崩れない良さがあります。まあ、プリオラートなどのシリアスなガルナッチャではありませんが(笑)、
これはこれで重宝なワインなのです。
諸般の事情により在庫限りの大放出となりますので、完売の節はお許しを!
このワイン、実は1年半前にマスキュー試飲会にお出ししました。ご好評いただきそれより定番となっております。その時と同じ2014年が今とても美味しくなっています。良いワインには時間が必要。
でも待っていられない(笑)。そんなあなたのために再登場なのです(笑)。
●シラー 2014年 カーヴ・ド・タン
フランス 赤 コリーネ・ローダニエンヌI.G.T. 750ml 1388円税込み
1933年設立、現在では約300名の栽培農家が参加する協同醸造所カーヴ・ド・タン。ローヌ地方において常にトップクラスなワインをリリースし、またエルミタージュの1/4、クローズ・エルミタージュの1/2にもなる生産量を誇る、質量ともに秀でた存在です。
このワインはそんなカーヴ・ド・タンが造るローヌ北部地域の入門編とでもいえる赤ワインです。シラー100%、明るいルビー色、きめ細かくよく整った香味。野性味のある赤い小粒の果実、リンゴの皮の苦味、スパイス。やや軽めで重厚さはないけれど、それがむしろローヌ北部の冷涼さをより明瞭に感じさせます。実にシンメトリーなシラーなのです。ローヌ南部との違い、オーストラリアを代表するニュー・ワールドのシラーズとの違いを理解するにはうってつけの教材ですね(笑)。毎日の食卓にも取り入れやすい味わい、是非お試しください。
あと付け加えると、私が今まで飲んだシラーの中でもっともコスト・パフォーマンスが高いワインです(笑)
この価格でネッビオーロを味わえるのは奇跡(笑)?
●カブレンガ 2013年 アンツィヴィーノ イタリア ピエモンテ 赤 V.D.T. 750ml 2314円税込み
イタリア ピエモンテ北東部ノヴァーラ県のD.O.C.G.ガッティナラの生産者アンツィヴィーノ。マスキューの定番アイテムですね(笑)。
アンツィヴィーノは1999年の創立。もとはミラノに住んでいたオーナーがガッティナラ村の古い修道院を買い取り移住してきたのが始まりでした。標高200~300mの南~南西向きの畑はブドウ栽培には最適。
このキュヴェはヴァン・ド・ターボラ。
ネッビオーロ50%、それに在来のクロアチーナ25%とヴェスポリーナ25%。本来ならばプラマテッラD.O.C. を名乗りたいところですが、ヴェスポリーナの量の規定が20%以下なので僅かにD.O.C.をなのれません。ステンレス・タンクで12ヶ月熟成したのちスロヴェニア産の大樽で12ヶ月熟成したもの。そして6ヶ月の瓶熟成後リリースされます。
味わいの第一印象はしっかりネッビオーロ(笑)!スミレの香りにチェリー、ストロベリーなどの赤いベリーの香り。非常にビビット。フレッシュながら上等のネッビオーロを連想する味わい。それに同じ凝縮感のあるプラムが加わりベリーとプラムの万華鏡状態となります。ネッビオーロの良さを生かし、さらに在来品種の特徴を加えています。それもまったく違和感がないところは秀逸。ネッビオーロはその高貴さ完璧さから、基本的に他の品種とブレンドすることはほとんどありません。あってもほんの少しです。これはこの地の特徴のようですね。飲んでみて理解できました(笑)。これほどフレッシュ&フルーティー、しかもディテイルが明瞭なネッビオーロを経験したのは初めてです。ネッビオーロの一面を知ると同時に自分のネッ
ビオーロ原理主義を恥じました(笑)。でも、これもアンツィヴィーノが偉大なネッビオーロの生産者であることの証しと考えるべきなんでしょうね(笑)。
目から鱗のイタリア・ワインなのです。
早飲みに仕上がってますが、滅茶苦茶美味しいですよ(笑)。
そして驚きのガヴィ!
心に届く味わいなのです(笑)。
〇『ミナイア』2015年 ニコラ・ベルガリオ イタリア ピエモンテ 白 ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィD.O.C.G. 750ml 3700円税込み
イタリア ピエモンテを代表する白ワイン ガヴィ。そのなかでも格付け指定されたコミューン『ミナイア』のものです。
生産者のニコラ・ベルガリオは1945年に設立され、現在は息子と甥がワイナリーの運営にあたっております。ワイナリーはガヴィ村のロヴェレート地区に位置し所有する畑は15ヘクタール。樹齢50年のコルテーゼが植わった『ミナイア』の7.5ヘクタールと樹齢30年の7.5ヘクタールの併せて15ヘクタールの古樹の畑を所有しているガヴィの専業生産者です。
金色に輝く麦わら色。見るからに濃厚。青リンゴやトロピカルフルーツや桃の香りは、さまざまな草花の中にあるよう。時間の経過と共にコルテーゼらしい桃の香りが支配的になって行きます。
膨大な旨味が溶け込んだ液体は舌の上で厚みをなし、それ自体が香りの余韻となりいつまでも続く様は圧巻。並のブルゴーニュのグラン・クリュでもこうはいかない(笑)。
唯一無二のガヴィ。
これ以上のものは望んではいけないレベルなのです。
造りは発酵熟成共にステンレス・タンクを使用。20℃の温度で15日間発酵したのち6ヶ月熟成し1ヶ月瓶熟成させてリリース。木樽はまったく使いません。
収穫量はコルテーゼにしてはかなり少ない。それでも1本の葡萄樹からワイン2本分ほどの果汁を得ています。それでグラン・クリュ並の濃度感のあるワインを造るとは!テロワールの特殊性とイタリア自体のワイン造りにおける優位性を感じます。
最後に一緒にティスティングしてくださった筋金入りのワインエキスパートK さんのコメントを一部載せますね(笑)。
『柑橘系の香りは穏やかで桃の香りがはっきりしてきました。ワインに馴染みの浅い人からベビーユーザーまで「ワインの良さ」を実感できる逸品と思います。開けて3日目でもパワー落ちないです。』
以上訳ありも含めて、計6本。
29日(金)は17~20時30分
30日(土)は11~20時30分までとりおこなっております。
皆様のご来店お待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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