前月   April 2025   翌月
Mo.Tu.We.Th.Fr.Sa.Su.
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

Menu:

More info:

リンク:

ワインの桝久商店
関内のバー[タウザー]
横浜のバー時代屋
FULホスティング サービス
ホームページ制作

:
:


 ←ここをクリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。
 ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ

今日は銀座で試飲会。

May 09, 2018 by weblogland |
今日は銀座で試飲会。天気はあまり良くありませんが、久しぶりの銀座。今、東銀座から西銀座までひと歩き(笑)。たまにはイイですね。
今日はイタリア・ワイン。しかもバック・ヴィンテージばかり。アイテム数は15と少し少な目ですが(笑)。多分すべて美味しいもののはず。だってガッティナラのアンツィヴィーノやゲンメのロヴェロッティーのレゼルバばかり(笑)。今日は一滴も残さずゴックンしてしまいそう(笑)。
もうすぐ開始の1時30分ですが、開けたてを飲むのは避けたいからちょっと時間をつぶしましょうか(笑)?

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

明日明後日はマスキュー試飲会です!201804

Apr 27, 2018 by weblogland |
さて、明日明後日はマスキュー試飲会です!
今回試飲会とは別のメインテーマ(笑)。タリケ『マルセラン』の大特売のために棚を導入しました。わざわざ購入した訳ではなく、たまたまいただきました(笑)。

null

これも何かの縁と考え、タリケの大特売用の棚として使わせていただきました(笑)。
そうそう、『マルセラン』だけではなく、白の『クラシック』も980円税込にて大特価販売いたしますからこちらもお見逃しなく!

明日が楽しみです(笑)。

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

マスキュー試飲会のラインナップよーやく並びました(笑)!201804

Apr 25, 2018 by weblogland |
はぁー、よーやく並びました(笑)!
今月4月27日、28日のマスキュー試飲会のラインナップです(笑)!

null

こうして眺めていると、真ん中に3本揃いのケットマイヤーのワインはカッコいいですね(笑)。全部種類が違うパターンより、まとまって見えますね(笑)。実際ケットマイヤーはどれも美味しくてコスト・パフォーマンスに優れていますが、一番何が売れるかなぁ?知名度から言えばシャルドネなんでしょうが、蓋を開けるまでわかりません(笑)。

あー、当日が楽しみです(笑)!

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

明後日の試飲会のワインです 201803

Mar 30, 2018 by weblogland |
はぁー、よーやく並びました!
明日、明後日の試飲会のワインです(笑)。

う~ん。

null

眺めていると、4番目のパッシートの色が異常に濃い(笑)。完全に褐色(笑)。さっきインポーターさんが送ってくれた資料を見ると、残糖分は150g/L。アルコール分は13.5%。
トロッケンベーレンアウスレーゼも良いですが、これはこれで良いのです。楽しみにしてくださいね(笑)。普通の辛口ワイン→遅く摘んだ辛口ワイン→それを陰干しして造ったデザート・ワイン 同じ畑で生産者も同じ。試す機会は少ないですよ(笑)!

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

桝久 試飲会のラインナップ決まりました! 201803

Mar 28, 2018 by weblogland |
今月3月30、31日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
日程的には余裕がありましたが、いつもながらのバタバタで、いつも通り間際になってしまいました。
お許しくださいませ!

null

まずは新着の白。
〇ボーヴィニャック シャルドネ 2016年 レ・コスティエール・ド・ポメロール 南フランス 白 I.G.P.ペイ・ドック 750ml 1388円税込み
マスキュー定番の『ピック・プール・ド・ピネ』と同じ銘柄ボーヴィニャックのシャルドネです。
造り手は南フランス ラングドック地方に1932年から続く歴史ある生産者組合ポメロール。地中海沿いのラングドックで温暖な気候のもとで育つ良質なブドウを用いて品質の高いワインを生産しています。これはシャルドネ100%の白。
明るく深い色合い、南のワインらしくふくよかで滑らかな質感が印象的。蜜入りのリンゴや桃、パイナップルの香りがフルーツ・キャンディのよう。あと、特筆すべきはミルキーさ。熟成に木樽を使ったかのようです。でも、造りはステンレス・タンク100%。シャルドネ自体の品種特性です。ちょっとデフォルメされた感じもしますが(笑)、シャルドネのアロマです。ラングドックのラグーン周辺の生産者で、以前マスキューが扱っていたフェリーヌ・ジョルダンにも共通したニュアンスが見られましたね(笑)。彼の地でシャルドネを造るとこうなるのかしら?
もちろんバターやクリームを使った料理には鉄板(笑)。デイリーで使い勝手の良い高品質なワインなのです。

そしてイタリア エミリア・ロマーニャの白三連発。辛口→遅摘みの濃い辛口→さらにそれを陰干しした極甘口のデザート・ワイン ヴィンテージは違いますが
、同じ生産者の同じ畑のものです(笑)!
〇アルバーナ・ディ・ロマーニャ 2013年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 1527円税込み
美食の地エミルア・ロマーニャ。桝久はこの地のワインをあまり扱っておりませんでした。ワインの種類、バリエーションともかなりの数がありますが、なかなか「これぞ!」というワインにあたりませんでした(価格も含めて)。水っぽくて線が細かったり、良くても異常に高かったりとあまり縁がありませんでした。

ようやく良いのが見つかりました(笑)。
今では大定番です(笑)。

ふくよかで質感のある舌触り、奥行きのあるフローラルな香り。いかにもアルバーナ種らしい味わいです。後味にハニーさが加わり美しい余韻。遅摘されたコストパフォーマンスに優れた良品です。


生産者のファットリア・モンティチーノ・ロッソは2000年にワインセラーをつくり、近代的な醸造設備を設置しました。そして、新な投資により飛躍的に品質が向上し、一躍脚光を浴びるワイナリーとなりました。


もちろんそれはエノロゴ、ジャン・カルロ・ソヴェルキアの指導と、オーナーのゼオリ兄弟の努力によるところです。


一流の巨匠と呼ばれる前の今こそ、気軽に楽しめるワインです(笑)。


種のタンニンが溶けていますから、温度が上がるとやや苦く感じますが、冷やすことで解消します。良く冷やして飲むことをお勧めします。しっかりした味わいですから、冷やしても充実感があります。

この2013年はいつも通り(笑)。アルコール分も13.5%。味わいもいつも通りのぶれないもの。気候の優位性と造り手ファットリア・モンティチーノ・ロッソの並々ならぬ尽力を感じます。近年ではガンベロ・ロッソあたりで高い評価を得ているのも納得。

お願いだからこのままでいて(笑)!

〇『コドロンキオ』2012年 アルバーナ・ディ・ロマーニャ ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 3240円税込み
マスキュー定番ファットリア・モンティチーノ・ロッソがつくるアルバーナ・ディ・ロマーニャの上級キュヴェです。この『コドロンキオ』は通常より10-14日ほど遅摘みしており、貴腐のニュアンスがあります。アカシアのハチミツの香りがくどくなく、全体のボリューム感をアップさせています。アプリコットやグレープフルーツ、レモンなどの柑橘類や白い花のアロマがもの凄い分量ありながら、調和しています。
うーん。

グレートワインです。

造りは温度管理できるステンレスタンクで発酵後、ステンレスタンク90%、10%は木樽でバトナージュしながら熟成させています。余分な樽香が付かないように配慮しています。芸が細かいですね。

モンティチーノ・ロッソが目差すリッチで複雑な葡萄のアロマ一杯のワインなのです。

到達点ですね。

こんな凄いワインがポッと出てくるなんて…。

イタリアワインの層の厚さとエネルギーを感じます。

かのポッジョ・レ・ヴォルピの『ドンナルーチェ』とはスタイルが若干違いますが、衝撃度は同様です(笑)。

合わせる料理も高級さが要求されますね(笑)。フォアグラでも買ってきて楽しみたい(笑)!

〇アルバーナ・ディ・ロマーニャ パッシート 2011年 イタリア エミリア・ロマーニャ 白 デザート・ワイン 500ml 3240円税込み
エミリア・ロマーニャ州ボローニャ近郊のD.O.C.G.アルバーナ・ディ・ロマーニャ
。はつらつとして明瞭な柑橘類の香味を持つブドウ アルバーナ種から、辛口、半甘口、甘口ワインが造られます。生産者モンテチーノ・ロッソは、所有畑が20ヘクタールと小規模ながらガンベロ・ロッソなどで常に高評価されるトップ・ランナー。マスキューのど定番でもあります(笑)。
これはモンテチーノ・ロッソのラインナップの中の極甘口のデザート・ワイン。
パッシートはコドロンキオの収穫後、11月になって陰干しされ(パッシート)さらに貴腐化したブドウで造られた極甘口ワインです。褐色と表現してよい濃い色合い。オレンジ、アプリコット、パイナップル、桃、干しアンズ。濃厚で複雑な蜂蜜。苦味のある柑橘類の皮、ナッツ、香辛料、バラの花、バニラ
。次々にあらわれる香味の要素は圧倒的で表現が追いつかないほど。ドイツのモーゼルのトロッケンベーレンアウスレーゼやソーテルヌは開くのに何十年もかかりますが、これは早く気軽に飲める点グッド(笑)。
デザートとして楽しんだり、またスティルトンやゴルゴンゾーラといったブルー・チーズに合わせるも良し。
甘露な味わいはDNAを刺激するのです(笑)。

これより赤、まずは新着のピノ・ノワール!強烈な白ワインの後で大丈夫かな(笑)?
●ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2015年
ドメーヌ・デュ・ビシュロン フランス ブルゴーニュ 赤 750ml  2453円税込み
マスキューの定番 マコン・ペロンヌのビシュロンが造るピノ・ノワールです!

このドメーヌはマコンのヴィレクレッセの西に隣接するペロンヌ村にあります。もともとは兼業農家(日本の兼業農家とは意味が違います。)でしたが、1965年よりワインづくりのドメーヌを専業とするようになりました。現在20ヘクタールほどの畑を所有しています。
このドメーヌはなにが良いかというと、基本的に低収量を徹底していることです。シャルドネだとブドウの樹1本からワインを1本作り出すほどなのです。
これは近隣のアゼに近い南向きの1.75ヘクタールの畑で年間6000本ほど造られます。ダブル・グイヨで仕立てられますから、葡萄樹1本の収穫量は多いのですが、
徹底的にグリーン・ハーベストをして、1級並みの低収量にしているはず。きっと樹勢が強いのでしょうね。
収穫量制限がブルゴーニュと比べると緩いマコンの地では、あまりみかけないレベルの低収量を実行している数少ない生産者なのです。

開けると始めは閉じた感じですが、徐々にそのピノ・ノワールらしい美味しさがあらわれます。赤い小粒のベリー類、草の匂い、リンゴの酸味、フレッシュで生き生きとした香味と程好い重さ・甘さが素敵なバランスです。しかし、単に可愛らしく親しみ易いものではなく、しっかりとした酸と豊富なミネラルの存在で、伸びやかさ・強さ・緻密さも十分に表現されています。木樽を使っていないために隠しようのないブドウの質が出ている直球勝負のスタイルは拍手(笑)!
う~ん。
かなり良いワインですね(笑)。
ワイン自体がしっかりしており、質感と滑らかさを備えたタンニンは、コート・ド・ボーヌのピノ・ノワールのよう。ミュルソーやモンテリのピノ・ノワールが近いかな(笑)。

さて、今月のトリはケチなマスキューらしくなくボルドーのプピーユいっちゃいますね(笑)!
●プピーユ 2012年 フランス ボルドー コート・ド・カスティヨン 赤 750ml 4350円税込み
かつてシャトー・ペトリュスより濃くて美味しいとコンテストで評判を集めたボルドー右岸のシンデレラワインです。
シャトー・プピーユの特醸品として、メルロ100%でつくられています。

実際のところ、良い年のプピーユはペトリュスをも凌ぐことがあると言うべきですね(笑)。常にペトリュス以上というには歴史がまだ足りないのが現実のようです。

コンクールタンクで発酵後、新樽比率70%で36ヶ月もの樽熟成を経てようやくリリースされました。アルコール分は14.35%でまさに怪物!液体は毒薬レベルの濃さ。それでいて飲みやすい。果実味が樽に負けていません。メルロの良さが全開です。

ボルドー最強かも?

衝撃的なワインです。

ボルドーにも、まだお買い得ワインがありました(笑)。


今月30日(金)は17~20時30分、31日(土)は11~20時30分。いつも通りとなっております。
皆様のご来店お待ち申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

あとはグラス洗いだけです

Feb 23, 2018 by weblogland |
ふぅ。
あとはグラス洗いだけです(笑)。
試飲会用の急造カウンターもできたし、あとはグラス洗いのみ!
ティスティング用のグラス約120脚とお水用のグラス24脚。真冬の作業で一番辛いところ(笑)。もちろんゴム手袋をして完全装備。食洗機や湯沸し器があればベストなのですが、財政上の理由でそうはいかない(笑)。家内に文句を言われないように
私もグラス洗いしなきゃ(笑)!

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

マスキュー試飲会のラインナップ

Feb 22, 2018 by weblogland |
ふふふ(笑)。
明日、明後日のマスキュー試飲会のラインナップ、よーやく並びました!

null

いつもながらのギリギリセーフかな(笑)。
ところで向かって右端のワイン目立ちますね(笑)。一本一本紙にくるまれています。見るからに高級品。でも、今回の試飲会の中で一番安い(笑)。生産者のヴィラ・ヤンボルにとっても高級なレンジのワインですから、決して安物ではありません。ブルガリアのワインが相対的に安いだけなのです。ボルドー品種のメルロ100%で造られたワイン。飲んだ感じ、ボルドーのサンテフテフのメルロを連想しちゃいました(笑)。バランスが宜しい!ニュー・ワールドの力ずくメルロとは違います(笑)。
試飲会のトップセラーの予感が…。

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

桝久 試飲会のラインナップ決まりました! 201802

Feb 19, 2018 by weblogland |
今月2月23日(金)、24日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

null


以前試飲会で激安旨ワインとしてすっかり定番となったヴィラ・ヤンボルのカベルネ。これはその上のランクのメルロです!
●ヴィラ・ヤンボル メルロ リゼルバ 2014年 ブルガリア 赤 トラキア ヤンボル 750ml 1380円税込み
フランス、イタリアよりずっと早くワインが造られ始めたブルガリアのトラキア地方。ギリシャ同様紀元前3000年の歴史を誇ります。また、一説にはギリシャを遡るワイン発祥の地として紀元前5000年の歴史があるとも。いずれにせよ、ワイン用の葡萄の原産地ですから古いのはたしかです。また、日本との関係も古く、1970年代から、ブレンド用として多くのブルガリア産ワインが輸入されていました。当時の日本は国産ワインの表示義務がかなりいい加減でしたから、知らずに飲んでいたのではないかと思います(笑)。

そう言えばかつてメルシャンが『ボイヤール』銘柄でブルガリア・ワインを日本へ輸入してましたね。当時、ボルドー飲むより安くて美味しかった記憶があります(笑)。この時期、特に品質の高いカベルネやメルロ等のヨーロッパ品種を主にソ連に輸出し好評を得ていたようです。

そして混乱と荒廃の1992年の民主化、2007年のEU 加盟を経た現在、国際市場を意識した素晴らしいワインが多く誕生しているようです。

このワイナリーはブルガリア南部バルカン山脈が背後にそびえるワイン産地トラキアン・ヴァレーに畑を持つヴィラ・ヤンボル。ブルガリア国内でも特に古い1924年設立のワイナリーです。トラキアン・ヴァレーは、生育期は暑く乾燥し、秋には穏やかな快晴が続くブドウ栽培適地です。葡萄は良く熟し、しかも収穫期にアクシデントが少ないようです。このため、ボルドー品種のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロの栽培により各国で高く評価されました。中でもヴィラ・ヤンボルはそのスペシャリストとして一目を置かれる存在です。

このワインはヴィラ・ヤンボルの上級品
。使用する葡萄果をかなり厳しく選定し、出来上がったワインの75%をバリックで最低9ヶ月熟成したもの。
味わいは素直に美味しい(笑)。とてもシンメトリーで、過不足ない出来映え。ニュー・ワールドや南フランスなどのともすれば過熟気味の甘いスタイルではありません(笑)。もちろん有りがちな過剰な樽香は無く、果実味をあくまで重視。尖ったところや出っこみ引っ込みがない。程好い甘さとスパイシーさ、メルロらしいプラムの香り。それも深みとエレガントさがあり、飲み飽きしない、食事と合わせやすいものです。
飲んでみてボルドー・サンテフテスのメルロをイメージしてしまいました(笑)。
国際的に高く評価されているのも頷けます。サンテフテスでも中どころのレベルですね(笑)。
しかも、安い(笑)!
ワインを量産する必要のあるお国柄ですが、品質管理を徹底すれば、サンテフテスの格付け品に並ぶものが造れる予感がします(笑)。
う~ん。
これはケチなマスキューにピッタリのアイテムです(笑)。
ちなみに、高級そうに紙で包装されておりますから、いかにも高そう(笑)。お友達とのパーティーの手土産で『ちょっとと奮発しちゃったよ。幾らのワインだと思う?』なんてイタズラをしたくなるワインなのです(笑)。

イタリア・アプルッツォのワインとは思えないほどのエレガンス。白、赤の2連発

〇トレビアーノ・ダブルッツオ レ・モルジョ 2016年 テッレ・ダブルッツオ イタリア アプルッツォ 白 750ml 1630円税込み
1999年に設立された若いカンティーナでアブルッツォ州ペスカーラ近郊のキェーティに位置している。テッレ・ダブルッツオが目指しているのは、あくまでもクオリティの高いものを生産販売することで、生産のあらゆる過程で厳格に管理をしています。
栽培に関しては、日当たりやブドウへの適性を配慮した土地選びからブドウのポテンシャルを最大限に引き出すための収穫量の抑制(栽培面積72haから収穫は8トンまで)、手作業の収穫と醸造に移る前の更なる選果を実施している。
またブドウの品質が基準に達しない年はわざわざ出来のよい畑のブドウを探し
そこから購入する。醸造はブランドごとに全て別のエノロジストに依頼している。
醸造設備は最先端で全て温度衛生管理の徹底された環境の中で行なわれている。
(インポーターさん資料より)

トレビアーノ・ダブルッツォっと言えば、甘くジュースみたいな白ワインの印象ですね(笑)。ちょっと薄くて飽きますが、飲みやすく取っつきやすいワイン。でもですね、これは違います(笑)。
まず収量。通例のトレビアーノ・ダブルッツォの半分くらいです。そして収穫は手摘み。腐敗果や未熟果をよけ、さらに撰果台でダブル・チェック。このためワインはクリア、旨味はしっかり(笑)。もちろん飲みやすいスタイルなのですが、強さと深み、複雑さがちゃんとあります。
畑のある区域は山塊の谷を抜ける風が吹くため、暑くなりすぎません。このためワインに酸がしっかり残ります。熟成能力も備わる訳です。
トレビアーノ種85%、シャルドネ15%から造られるミィディアムなボディーは、ほどよく無理のない塩梅(笑)。造りの工程で木樽は全く使いませんが、バナナの柔らかなニュアンスがします。レモンなどの柑橘類、洋梨、桃、などが品良く、少し涼しげに溶け込んでいます。あと赤い果実のニュアンスも感じられ(シュール・リーしてるかのようです。)複雑な果実味は通例のトレビアーノ・ダブルッツォとは異次元(笑)。造りの発想はエミィディオ・ペペとも共通です。完熟した健全な葡萄果こそ命なのです。まあ、これはあれほど濃密ではありませんが(笑)。
あとバック・ラベルにとてもとても小さくビオと書いてあります(笑)。(虫眼鏡が無いと読めないくらい(笑)。)インポーターさんに聞くと、将来は生産するワインすべてをビオに移行するとか。ビオ、ビオと唄わないところがイイですね(笑)。フランスで正銘なビオ・ワインを造るには1本の葡萄樹からフル・ボトル1本以下の収穫量でないと無理。でもイタリアだと2~3本の収穫量でも可能。イタリアの優位性を感じます(笑)。フランスだと3000円以上するものが、イタリアだと半分くらいの価格で出来ます。もちろんフランスがダメと言っているわけではありませんから、誤解無きようお願いいたしますね(笑)。

●モンテプルチアーノ・ダブルッツオ レ・モルジョ 2016年 テッレ・ダブルッツオ イタリア アプルッツォ 赤 750ml 1630円税込み
モンテプルチアーノ・ダブルッツォっと言えば、ジャミーでジュースみたいな赤ワインの印象ですね(笑)。ちょっと飽きますが、飲みやすく取っつきやすいワイン。でもですね、これは違います(笑)。
まず収量。通例のモンテプルチアーノ・ダブルッツォの半分くらいです。そして収穫は手摘み。腐敗果や未熟果をよけ、さらに撰果台でダブル・チェック。このためワインはクリア、しかもタンニンはしっかり(笑)。強さと深みがあり、モンテプルチアーノ種らしいベリーの香りも森の中のベリーのようです(笑)。
あと畑のある区域は山塊の谷を抜ける風が吹くため、暑くなりすぎません。このためワインに酸がしっかり残ります。熟成能力も備わる訳です。
クールでスパルタンなモンテプルチアーノ・ダブルッツォってなかなかお目にかかれません(笑)。造りの発想はエミィディオ・ペペとも共通です。完熟した健全な葡萄果こそ命なのです。
あとバック・ラベルにとても小さくビオと書いてあります(笑)。(虫眼鏡が無いと読めないくらい(笑)。)インポーターさんに聞くと、将来は生産するワインすべてをビオに移行するとか。ビオ、ビオと唄わないところがイイですね(笑)。フランスで正銘なビオ・ワインを造るには1本の葡萄樹からフル・ボトル1本以下の収穫量でないと無理。でもイタリアだと2~3本の収穫量でも可能。イタリアの優位性を感じます(笑)。フランスだと3000円以上するものが、イタリアだと半分くらいの価格で出来ます。もちろんフランスがダメと言っているわけではありませんから、誤解無きようお願いいたしますね(笑)。

古酒って甘露な味わいなのです。好きになるか?ならないか?あなた次第でございます(笑)。
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 1998年 スぺイン 赤 カンポ・デ・ボルハD.O.750ml 2360円税込み
ニューヨークの高級レストラン「オレオール」でチーフ・ソムリエを努めたスペイン人、マルティー・ケール氏が、「飲む人のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワイン造り」を目指して2002年に設立したワイナリー。マスキューの定番のエルミータ・デ・サン・ロレンツォとティエラ・セレナの供給元と言えばご安心かと(笑)。


このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。

セパージュはガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。ステンレス・タンクでマロラクティック醗酵まで完了した後、オーク樽熟成36カ月(225L、フレンチオーク50%、アメリカンオーク50%、新樽比率50%)、その後16000Lの樽で熟成13年、そして2年以上の瓶熟成をしてリリース。しかも出荷前にリコルクする念の入れよう!(大樽熟成の期間が長いためにボトルに澱はありません。)

いわゆるグラン・レゼルバの規定熟成期間60ヶ月をはるかに越えてます。充分な熟成期間を経てリリースされていますね(笑)。セパージュや造りはは通例のグラン・レゼルバと同じですが、より良い作柄の特別なグラン・レゼルバなのです。


味わいはクラシック!枯れて余分な物がそげ落ちながら、明瞭なプラム・ベリー様の果実味が溶け込んでいます。しかも纏まった酸が舌の上を転がる。いわゆる古酒に入った段階。高貴なまでの強さがありながら、それが枯れて行く様は美しいの一語。ただしティスティングしてもセパージュは何だか解らない(笑)。
わざわざリコルクしてることからも、今後10年は更なる熟成を遂げるはず。その様を定点観測する楽しみは垂涎もの(笑)

古酒の何たるかが解る貴重なものなのです(笑)。
まあ、古酒嫌いの方にはお勧めいたしません(笑)。


熟成したカベルネ・フランは旨い!
経験値上がること受け合います(笑)。
●シノン バロニー・マドレーヌ 2001年
クーリー・デュテイユ フランス シノン 赤 750ml 2746円税込み

美食のとして知られるフランス ロワール。その地の中核トゥレーヌ地区のシノン。彼のシノン城で有名ですね。ジャンヌ・ダルクがシャルル7世に謁見したところでも有名。このシノン城の坂の上の斜面に畑を持つクーリー・デュテイユ。そのモノポール クロ・ド・レコーはシノン葡萄栽培発祥の地として、シノンの至宝となっておりまする(笑)。シノン城から大声を出すとこの畑にこだますることからモノポールの名前になったとか(笑)。シノンにおいてもっとも古い畑として存在する事自体もフランス的ですよね。日本では考えられません(笑)。
1921年までフランソワ・ラヴレー家が所有し、それ以降現在のクーリー家の所有となっております。
このキュヴェ バロニー・マドレーヌは
長期熟成に耐える粘土質石灰岩土壌から栽培された葡萄と、エレガントにワインが仕上がる珪質土壌の複数の畑から栽培した葡萄をアッサンブラージュして造られています。何でも、先代母親、マドレーヌ・デュテイユを偲んだ名前が付けられており、フェミニンでエレガントなスタイル。ただ、一部自社畑以外の葡萄も使っているようです。きっとクーリーのジェネリックなワインなのでしょうね。とは言えリリースから10年を越えてようやく飲み頃になるとは!アンジュ辺りの有名処より生命力は上。やはり長期熟成するシノンの血統故と認めざるを得ません。
開けるといきなり全開(笑)、ロワールのカベルネ・フランらしい鉄や血の香り、
ぎゅっと凝縮したラズベリーはこの分酸っぱくスモモっぽくもあります。豆などの植物のニュアンスもあり複雑。それでありながら、ピュアな果実味の味わいこそ熟成の成せる技。フレンドリーでかつ美しいのです!

ただ、もうそろそろコルクが限界ですから、今まさに飲むべきなのです(笑)。


こんなに生命力のあるシノンは初体験!
フランスワインの神髄かも?
●シノン クロ・ド・レコー 2001年 クーリー・デュテイユ フランス ロワール シノン 赤 750ml 3395円税込み

美食のとして知られるフランス ロワール。その地の中核トゥレーヌ地区のシノン。彼のシノン城で有名ですね。ジャンヌ・ダルクがシャルル7世に謁見したところでも有名。このシノン城の坂の上の斜面に畑を持つクーリー・デュテイユ。そのモノポール クロ・ド・レコーはシノン葡萄栽培発祥の地として、シノンの至宝となっておりまする(笑)。シノン城から大声を出すとこの畑にこだますることからモノポールの名前になったとか(笑)。シノンにおいてもっとも古い畑として存在する事自体もフランス的ですよね。日本では考えられません(笑)。
1921年までフランソワ・ラヴレー家が所有し、それ以降現在のクーリー家の所有となっております。

このキュヴェ『クロ・ド・レコー』はクーリーの核心(笑)。石灰岩土壌で造られるカベルネ・フランは、30年にもおよぶ熟成能力を秘めたもの。早飲みのシノンやカベルネ・フランが多いロワールでも、まさに別格のワインです。フランスでは3星レストランの定番。日本でも有名レストランでしかお目にかかれないですね。我々下じもには回ってこないワインです(笑)。(日本の場合は代理店がレストラン専用卸なので…。)
抜栓すると鉄や血、なめし革、いわゆる獣の香りがプンプン(笑)。ボルドーのグラン・ヴァンだぁ(笑)!それにしても、今風のグラン・ヴァンでは到達しないほど。クラシックこの上無し(笑)。基本的に味わいは、この下のキュヴェ『バロニー・マドレーヌ』を踏襲していますが、すべてが大きく強く美しい。
「こりゃ、あと10年したら飲んでみたい!

まだ一度目のピークの半ば。まだまだ古びた印象はありません。複雑な味わいは陶酔を誘います。それなりのレストランで飲むべきワインなのですね。ロワールの伝統料理を出すレストランで、飲み頃になったこのワインを飲んでみたい!

以上6本!
23日(金)は17~20時30分
24日(土)は11~20時30分
いつも通りの予定でございます。
皆様のご来店お待ち申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

桝久 試飲会リポート 前半201801

Jan 29, 2018 by weblogland |
昨日、一昨日と寒いなかお越しくださりありがとうございました!
まずはコスト・パフォーマンスに優れたスペインの赤。これ、お年玉セールですぞ(笑)。

●エル・テセロ モナストレル・シラーズ 2016年 ボデーガス・サン・ヒル スペイン 赤 フミーリャD.O.P. 750ml  999円税込み スクリュー・キャップ

「おっ、飲みやすいね(笑)。これ。」
「濃いには濃いけど、飲みやすい。甘くてイイ(笑)。」
「この甘さは糖分なんですか?」
私「いえいえ。糖分ではありません。アルコール発酵の際にできるグリセリンです。口のなか全体に広がる甘さです。」
「グリセリンって?」
私「化学物質です。甘く感じますから食品添加物として広く使われています。石油から精製されたグリセリンは車の不凍液とし使われます。これは毒ですが(笑)。」
「このワインとても熟した印象があるけど
、飲みやすい。アルコール分はどのくらいですか?」
家内「14%しっかりあります(笑)。でもあまりアルコリックには感じませんよね。
寄せ集めで造ったワインではありませんね(笑)。」
私「このワインは生い立ちが複雑でして(笑)。フミーリアの老舗ワイナリー フアン・ヒルにローヌのブティノ社が指導して作ったブランドです。『驚くべきコスト・パフォーマンスの高さ』として評価されているフアン・ヒルのワインに磨きをかけて、世界に打って出る戦略のようです(笑)。」
「誰が飲んでも飲みやすい!ってことかな(笑)?」
「バック・ラベルが英語だからアメリカ向きだな(笑)。」
「店長!もう樽のニュアンスに頼るワインは流行らない!果実味あるのみ!今の潮流ですよ(笑)。」
私「ご名答!」
私「従来の樽香の強いスタイルではなく、
果実味を全面に押し出したスタイルです。樽のニュアンスはほんのり隠し味程度(笑)。」
「それってオーク・チップの使用ですか?」
家内「これはオーク・チップではないですね。」
私「多分、ステンレス・タンクでブレンドする際にバリック熟成したものを1樽だけ加えたものかと。インポーターさんに聞いてみますね(笑)。」
家内「チョコレートに良く合いますよ。お試しください(笑)。」
「むしゃむしゃ、ごっくん。あっ!美味しい!グーンと甘くなる(笑)!口の中で爆発するみたい(笑)!」
「このワイン果実味はしっかり感じますが
、上手く解らない(笑)。プラムのようなベリーのような(笑)?」
私「大正解です(笑)。黒い熟した果実のニュアンスですよね(笑)。暑い産地のワインは果実味が不明瞭になりがちです。」
「何故ですか?」
私「生理的に水分を保持しようと葡萄が水分蒸発を極力しないようにするからです。」
「なるほど、香りは揮発性だからね(笑)。」
「モナストレルの香りって?どれですか?」
家内「プラムです。でもこれはもう少し暗いかな。プルーンみたいですよね。昔のモナストレルと比べたら天使のように飲みやすいですね(笑)。」
「シラーは?」
私「小粒のブラック・ベリーやブルー・ベリー。あと黒胡椒っぽいですよね。」
「シラーは何%ですか?」
私「え~と。あっ、15%しかありません。」
「もっとシラーが多い感じですよね?」
「これってシラーズと記載されてますよね。たしかに味わいもオーストラリアのシラーズっぽいですよね(笑)?」
私「そーなんです(笑)。過熟してジャムっぽいし、小粒のベリーっぽさは似てますよね。インポーターさんに聞いてみたところ、オーストラリアのシラーズと言う訳ではないそうです。セパージュの表記はシラーでもシラーズでも良いそうです(笑)。」
家内「丸1日経つとジャムっぽさが増します。ここに昨日開けた残りがありますから試してください(笑)。」
「あっ、ホントだぁ(笑)。より甘く、しかも飲みやすい。」
「値段の割には良いワインなんですね(笑)。」

本日一番本数が売れました。ありがとうございました!


そしてマスキュー定番のシャトー・ラ・バスティードがようやく入荷しました!
実はこのシャトー、中国系に買収されました。ただしワインの生産は今まで通り。どうやら風光明媚な彼の地に目をつけ観光リゾートとして再開発したいようです。幸いと言えば幸いです(笑)。
〇シャトー・ラ・バスティード 2016年 ギレム・ギュラン フランス 白 コルビエールA.C. 750ml 1377円税込み
「マスキューさん!これ特別強くないけど、強いスペインの赤の後でもちゃんと美味しい(笑)。マスキューさんの作戦だな(笑)。」
私「へへへ(笑)。ばれてますね(笑)。」
「え~と、レモン、あとハニーさがあって
優しい(笑)。これも飲みやすい。あんまり香りは強くないけど美味しい(笑)。」
「このワイン、ずいぶん沢山飲みましたよ
(笑)。最近見かけなくなって困ってたんですよ(笑)。」
家内「ありがとうございます(笑)。ずっと白が切れていました。2013年ヴィンテージから2016年で再登場です。」
「これってセパージュは何ですか?」
私「え~と、ルーサンヌが50%、ブール・ブランシェが25%、ヴェルメンティーノが25%です。」
「在来の品種なんだ。ちょっと懐かしい感じもするかな(笑)?」
私「香りよりも旨味を重視してるスタイルですよね。豚肉+白菜+このワインの組み合わせは黄金のトライアングルです(笑)。」
家内「もちろんボンズ醤油は鉄板(笑)。野菜の甘味と良く合います。」
「なるほどね!このワインの酸っぱさはレモン系だからね(笑)。ハニーなニュアンスは野菜の甘味。あとすべてに程好いんだよな(笑)。」
「そうそう。程好い!凄く自然で飲みやすい(笑)。」
私「ちなみにアルコール分は14%と高いですが、あまり気にならない出来ですよね(笑)。」
「えー!そんなにアルコールがあるんだ!」
「感じないよね。」
家内「単にアルコール分の高さを問題にすることってあまり意味がないような気になりますよね(笑)。全体のバランスの方がが大事かな(笑)。」
「店長のよく言う折り合いの良さ ですね
(笑)。」私「うっ、うっ、うっ。また読まれた(笑)。」
「ハニーな後味とは別の甘さがありますよね?」
私「お芋っぽさかな(笑)?」
「そうそう。ふっくら優しい(笑)。」
私「南フランスの地場品種の特徴です。特別フローラルじゃないのもそうです。この点プリミティブかと。」


●シャトー・ラ・バスティード 2015年 ギレム・ギュラン フランス 赤 コルビエールA.C. 750ml 1377円税込み
「この赤もずいぶん飲んだなぁ(笑)。」
家内「これは2015年ヴィンテージですが、
まだ少し若いですね。」
「うんうん。でも全体のポテンシャルはかなり高いな(笑)。」
「このワイン時間が経つとどうなりますか?」
私「全体のバランスが良くなり、飲みやすさが増します(笑)。タンニンがもう少し落ち着いて来ます。」
「タンニンの分量はかなり凄いよね。このタンニンは何由来ですか?」
私「葡萄の皮と種です。スパイシーさがまだマスキングされてますね。」
「飲んだ感じシラーって言うよりグルナッシュだよね。」
「この渋さ、苦さ、私には強く感じます。
圧倒的(笑)。」
家内「タンニンの分量は多いですよね(笑)。意地悪に感じる方もおられるはず(笑)。チョコレート食べながら飲むと柔らかく変身しますよ(笑)。」
「あっ!変身した(笑)!美味しい(笑)?」
私「木樽由来のタンニンではないので、基本的には意地悪じゃないんですよね。でも分量は多いから強く感じるかな(笑)。」
「シラーが60%入っているとは思えない。
グルナッシュの甘いニュアンスが支配的ですよね。」
私「そーなんです(笑)。時間が経つとタンニンがもっと複層的になるはずです。2015年の南フランスはかなり良かったような印象を感じます(笑)。」
「強いんだろうけど、強さが全面に出てない。旨味が裏支えしてるんだろうな。」
「マスキューさん、これって白ワインよりアルコール分は高いのですか?」
私「同じ14%です。」
「へぇー。ということは同じように造ってるのかな?」
私「2015年、2016年はともに作柄は良さそうです。以前のメイクより大きさがあります(笑)。」
「この赤も白同様な、共通したニュアンスがありますよね?」
「香りはおとなしいけど、旨味がありますよね。」
「あと余韻がとても綺麗!」
私「流石!SO2が少ない証拠です(笑)。この価格帯では一番少ないレベルです。」
「SO2って多いとどうなるんですか?」
「いわゆる酸化防止剤ですよね。」
私「余韻を断ちきります(笑)。あと不快な甘苦さを感じます。」
「これってビオなんですか?」
私「特別ビオは唄ってませんが、結果は正銘なワインになってます。技術的には南フランスのトップ・ランナーです。」

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

試飲会のラインナップ並びました

Jan 26, 2018 by weblogland |
ふぅー。
明日のマスキュー試飲会のラインナップ並びました(笑)!

null

並べながら気がつきましたが(笑)、ドンナルーチェの瓶が大き過ぎ(笑)!
まず握って手に余る(笑)、重い。向かって一番右端のエル・テセロの倍くらい重い(笑)。
とにかく立派(笑)。
実際に並べる段になると、普段は8本並ぶところ7本しか並ばない。その7本もキチキチ(笑)。下のストックの棚ではエル・テセロが16本入るところ、ドンナルーチェは11本がせいぜい。
ドンナルーチェの場合は味も立派なので文句も言えない(笑)。普段でしたら「外見ばかりにお金をかけたイヤなワインだ!」なんて毒づきますが(笑)、ドンナルーチェのパワーの前にはそんな言葉は吐けません(笑)。
ドンナルーチェ2016年かなり凄いですよ(笑)。お楽しみにしてくださいね!

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

桝久 試飲会のラインナップ決まりました!201801

Jan 22, 2018 by weblogland |
今月1月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

null

まずはコスト・パフォーマンスに優れたスペインの赤。これ、お年玉セールですぞ(笑)。

●エル・テセロ モナストレル・シラーズ 2016年 ボデーガス・サン・ヒル スペイン 赤 フミーリャD.O.P. 750ml  999円税込み スクリュー・キャップ

銘柄名エル・テセロ テキーラではありませんワインです(笑)。南フランス・ローヌのブティノ社が高品質でリーズナブルなスペインワインの開発を目指して造ったブランドです。スペイン各地の有望な生産者と組み、技術指導し世界に通じるレベルのワインをプロデュースしたもの
。これはフミーリャの老舗生産者フアン・ヒル(1916年創業)の造るワイン。
寒暖差が大きく雨の少ない彼の地では糖度の高いアルコール分の高いワインが出来ます。特にモナストレルは有名。ただモナストレルだけでは単調になりがちなのでシラーを加えています。このためモナストレル由来のプラムの香りにベリーのニュアンスが加わり複雑な甘さを表現出来ました。ラベルにシラーズと書かれていますが、ちょうどオーストラリアのシラーズを加えたような雰囲気なのです(笑)。ディテールに感じる植物っぽさ、樽由来のコーヒーのニュアンスが全体の仕上がりを上手く演出しています。樽のニュアンスは全体を樽熟成したものではなくステンレス・タンクでアッサンブラージュ熟成させる折にバリックで熟成したものを加えたようなものかと。こうすることで樽のニュアンスが隠し味に作用しバランスの良いワ
インになります。多分(裏技です。(笑))。ニューワールドでよく行われるオークチップ添加のものより
自然でバランスが良い仕上がりになります。
あとSO2の添加量も50mg/L以下と低く、国際標準を達成しています。今風スペインワインのトップランナーです。
あとあまり引用したくありませんが(笑)、ロバート・パーカーが『魅力的な高品質ワインを驚くべき価格でリリースしている。』と賛辞を送る造り手のワインなのです(笑)。


そしてマスキュー定番のシャトー・ラ・バスティードがようやく入荷しました!
実はこのシャトー、中国系に買収されました。ただしワインの生産は今まで通り。どうやら風光明媚な彼の地に目をつけ観光リゾートとして再開発したいようです。幸いと言えば幸いです(笑)。
〇シャトー・ラ・バスティード 2016年 ギレム・ギュラン フランス 白 コルビエールA.C. 750ml 1377円税込み

マスキユーではこれとペアの赤と、この上のキュヴェ『オプティマ』とを定番として扱っております。以前試飲会でもご紹介しましたね。今風コルビエールのトップ・スター、特に『オプティマ』はワイン評論雑誌では『コルビエールのロック・スター』なんて高評価されたワインです(笑)。もともとコルビエールは赤ワインの産地として有名ですから、白ワインはノー・マーク(笑)。この白ワインを飲んであまりの旨さに、自身の不勉強を反省(笑)。

セパージュはルーサンヌ50%、ブール・ブラン30%、ロール20%。ブール・ブランは地元ではマルヴォワズィエと呼ばれ、南イタリアでよく見られるマルヴァジアとは別物。ギリシャ原産の白ブドウのようです。ロールはイタリアのヴェルメンティーノと同じもの。最近の南フランスで重要度が増しているそうです。
 
 
こう説明するとなんと言うことのないワインなのですが、味わいは素晴らしく、この価格帯では出色のワインなのです(笑)。
 
この白ワイン特筆すべきは、マロラクティック発酵はしているようですが、残留SO 2はなんと12mg/L!驚きの技術力なのです(笑)。

レモン、グレープフルーツ、リンゴ、白い花、ハーブ、ハチミツ、スパイスなどが違和感なく綺麗に溶け込んでおり、後味に残る爽やかなハーブのニュアンスは経験したことのない味わい。もちろんたっぷりの酸とエキス分がありますから深み充分。余韻の美しさに浸れます(笑)。

赤ワイン同様レベルの高い白ワインです(笑)!

●シャトー・ラ・バスティード 2015年 ギレム・ギュラン フランス 赤 コルビエールA.C. 750ml 1377円税込み

マスキユーではこの上のキュヴェ『オプティマ』を定番として扱っております。以前試飲会でもご紹介しましたね。今風コルビエールのトップ・スター、ワイン評論雑誌では『コルビエールのロック・スター』なんて高評価されたワインです(笑)。
 
ところでこのワインは『ロック・スター』とはうって変わって土臭いスタイル(笑)。今風ではあるがプリミィティブなのです。
 
セパージュはシラー60%、グルナッシュ20%、ムールヴェードル20%。除梗して比較的低温で1週間ほどアルコール発酵してから25日間醸すそうです。ステンレス・タンクで12ヶ月熟成後フィルターをかけてから瓶詰め。
 
こう説明するとなんと言うことのないワインなのですが、味わいは素晴らしく、この価格帯では出色のワインなのです(笑)。
 
理由を調べると収穫量の低さ。1本の葡萄樹から得るジュースはボトル1本以下!いわゆる1級並みの濃さ。
 
あとSO 2 の残存量は11mg / L !瓶詰め時にちょっとだけの添加。
 
これだけでこのワインの良さが伝わるかと(笑)。
 
いわゆるビオ臭は感じませんし、深みと広がりが素晴らしい。果実のニュアンスは南フランスらしい黒系なのですがプラムやチェリーの赤い果実のニュアンスもしっかり感じます。あと南フランスらしいチョコレートやスパイシーさもあり複雑さを演出しています。しかも飲みやすい(笑)。
 
とても自然で、実に良く出来ています!
 
とても良いワインなのです(笑)。


ひさーしぶりのブルゴーニュ!
しかも同一ヴィンテージ、同一生産者の比較ティスティングです。生産者はとっても好きなロシニョール・フェブリエ(笑)!
●ブルゴーニュ ルージュ 2014年 ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリエ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2715円税込み

このドメーヌ、1510年よりヴォルネイに代々続く家族経営のドメーヌです。現在はヴォルネイを中心にムルソー、ポマール、ボーヌに計8.5haの畑を所有8.5ヘクタールの畑を所有しています。ヴォルネ村のドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユとは遥か昔から親しく(笑)、協業に近い間柄。

ドメーヌはフレデリック・ロシニョルさんご夫妻と従業員の3人で運営されています。畑は古い葡萄樹が手入れよく密植されており、一部マルコタージュもしているようです。仕立ても低く伝統的なブルゴーニュのしきたり通り(笑)。
フレデリックさんは化学的な物質を排除するため化学肥料や培養酵母や薬品などの使用を非とします。発酵槽や木樽の洗浄にはカルキや塩素を含む水道水は使わずにミネラルウォーターを使う徹底ぶりです。また、ブショネ対策としてコルクのストックを一切持ちません。在庫を持たないことにより、コルクの変質をもたらす湿気の影響を無くすことが可能とのこと。実際インポーターさんも、ブショネのクレームがないことをおっしゃってました。現在はサトウキビ由来のバイオ・プラスチック製のノマコルクを採用しています。ブショネの恐れが全くないとのこと。見た目にも本物のコルクと間違えます(笑)。常に最良のものを選択していますね(笑)。

また、ビオデナミの認証もとっています。もともとブルゴーニュでビオデナミを導入した先駆けでもあります。ただし
、味わいにビオっぽさがありません。ビオ、ビオしてません(笑)。

ビオデナミの効用に関して私は理解できませんが(笑)、農薬などの排除や徹底した畑仕事と低収穫量が良いワインつくりの鉄則ですから、出来るワインにも信用が置けます。
除梗はしていますが、それは早く飲み頃にするため。旨味とピュアな果実味が両立したスタイルは艶やか。
そう言えば、2006年のヴォルネイ・ヴィエイユ・ヴィーニュも艶のある素敵なワインでした。

このドメーヌの畑はすべて村名ですから、このワインの中身はポマールとヴォルネイのワインが中心にアッサンブラージュしているとか(笑)。ちょっと重心が低いところがいかにもそんな感じですね(笑)。ただ、香りの立ち方、香り自体の明るい色合い、膨らみ、余韻、これらのハーモニーは美しいの一語!とても上品。著名どころのドメーヌでもこうはいかないレベルなのです(笑)。
久しぶりのお買い得ブルゴーニュワインです(笑)。お見逃しなく!


そしてロシニョール・フェブリエの核心
です!
●ヴォルネイ ヴィエイュ ヴィーニュ ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリェ2014年 フランス ブルゴーニュ 赤 750ml  4610円税込み

除梗はしていますが、それは早く飲み頃にするため。旨味とピュアな果実味が両立したスタイルは艶やか。ヴォルネイらしからぬエレガントの極みなのです。グラン・クリュ並みの濃密さと慈味旨味と羽の生えたような香りのハーモニーは言葉を失う出来映え。
そう言えば、2006年のヴォルネイ・ヴィエイユ・ヴィーニュも艶のある素敵なワインでした。
マスキューではブルゴーニュの高騰のため2007年以来このワインの扱いを封印しておりました(笑)。
もちろん相変わらずブルゴーニュは高いのですが、このワインは品質が高く相対的には安いことに気づきました(笑)。
そんなわけで再登場となりました(笑)。

そしてトリ。
マスキューに再入荷して約1ヶ月。ようやくのお披露目。なんでもっと早く出さなかったの?そりゃ、すぐには出せません。訳があります(笑)。ドンナルーチェ2016年です!
〇ドンナルーチェ 2016年 ポッジョ・レ・ヴォルピ イタリア 白 ラッツィオ I.G.T.750ml  2592円税込み
イタリア ラツィオのポッジョ・レ・ヴォルピが造る革新的白ワイン『ドンナルーチェ』。今やイタリア白ワインのトップランナーと高く評価されています。
ドンナルーチェ・マニアの私と2016年の出来映えをご確認ください!
もちろん12月22日に抜栓し、延々ティスティングしているものと比べながらの徹底ティスティングです(笑)。2016年の手の内が解るかな(笑)?

以上6本プラス1本(笑)。

26日(金)は17~20時30分
27日(土)は11~20時30分
いつも通りの予定でございます(笑)。
当日の好天を願っております。天気が悪かったらご無理なさらないでくださいね(笑)。
皆様のご来店お待ち申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

桝久 試飲会リポート 前半 201712

Dec 24, 2017 by weblogland |
今年最後のマスキュー試飲会の始まり始まり~(笑)!

まずはチリのスパークリング・ワイン
◎ヴァルディビエソ ブラン・ドゥ・ブラン 2013年 ヴィーニャ・ヴァルディビエソ チリ セントラル・ヴァレー 発泡性 白 750ml 1944円税込み

「おっ!旨いなぁ、これ。」
「味はまるでシャンパンじゃん(笑)!それもイイやつ(笑)。」
「まるっきりシャンパンのブラン・ドゥ・ブランだよ。それもしっかりしたヤツ(笑)。」
「ナッツィーだし、クリーミー。シャルドネらしい果実味もある。」
「シャルドネで36ヶ月瓶内熟成でしたっけ。シャンパンとまるで同じ。でもシャンパンじゃない(笑)?」
「シャンパンがシャンパン以外の地でのシャンパン名称の使用を禁止してますからね(笑)。」
「それってズルくありませんか(笑)?」
「でも、宣伝にお金と時間つぎ込んでますからね(笑)。」
私「最近日本でもよく言われる原産地呼称の出発点がシャンパンです。生産者を守る。そのためには自らルールを作る。という発想です。ただシャンパン産業は巨大化し、巨大企業の寡占を産むまでになってしまいましたが(笑)。」
「でも、こんなのがチリあたりで作られるとシャンパン企業はうかうかしてられないですよね。」
「そうそう。だって値段は半分以下だもんね。」
「店長!これ、熟成由来の赤い果実のニュアンスも出てます!」
私「そーなんです(笑)。ワインの果実味と熟成感が素晴らしいマッチングをしています。やはり36ヶ月の瓶内熟成期間がベストと言われるのが解ります。」
家内「あまり瓶熟成期間が長すぎると果実味がくすんでしまいます。」
「長ければ良い訳じゃないんだ?」
家内「とんでもなく長い瓶内熟成を唄っているものがありますが、なかなか難しいかと。」
私「ガスも抜けてきますし。」
「ところで、これそんなにガスが強くないですよね?」
私「はい。それが欠点です(笑)。泡立ちの持ちがイマイチ(笑)。」
「良いシャンパンは縦にいつまでも泡が立ち上りますが、これはそこまで持続しませんね(笑)。」
「何ででしょうか?」
私「解りません(笑)。基本的に作り方はシャンパンと変わらず二次発酵に培養酵母を使います。ですから何故だか余計解りません(笑)。」
「ガスってCO2 炭酸ガスだからね。液体に溶け込むだけだから圧力と溶け込ませる時間と温度だけの問題なはずだもんね。」
家内「界面活性の問題があるとしても本家のシャンパンとチリのスパークリングに差があるとは思えないんですよね。」
「何でだろう?」
私「技術者に聞くしかないですね。今度機会があったら聞いてみますね。」
「でもこの価格と味で泡にケチつけるのは心が痛む(大爆笑)。泡抜けてもキット美味しいよ これ(笑)。」
私「左様でございます(笑)。」


〇ブラン・ド・カベルネ 2016年 ラダチーニ モルドヴァ ステファン・ヴォーダ 白 750ml 1,018円税込み スクリュー・キャップ
「問題作ですな(笑)。カベルネ・ソーヴィニヨンで造った白なんて飲んだことありませんよ(笑)。」
私・家内「我々も飲んだことありません(笑)。」
「カベルネ・ソーヴィニヨンの白っていうから、色がついてるかと思ったけど全然ついてない。普通の白(笑)。しかも色の薄いくらいの白(笑)。」
「うんうん。でも味は濃い(笑)!」
「旨味はあるし、スッゴク飲みやすい!」
「プンプン香りはしないけど、爽やかだし
厚み甘さが心地良い。」
「しっかり辛口。」
私「最近の白ワインは果肉と果皮を低温で接触させて(スキン・コンタクト)厚みを出します。でもこのワインは果皮の色は全くついていませんからスキン・コンタクトはしていません。それでも厚みはちゃんと感じますから、もともとの葡萄果が良いことだと思います。」
「マスキューさん!これってイメージしていたカベルネ・ソーヴィニヨンっぽさは微塵もありませんが(笑)、何に似てると思いますか(笑)?」
私「そーなんですよね。う~ん。ブルゴーニュのピノ・ブラン?スペインのアルバリーニョ?どっちも似ていて非なるかな?香りの強さより旨味優先なんですけど、上手く当てはまらないかな?」
「でも、これわりと香りは複雑ですよね。
強くはないけど、桃、グレープフルーツ、レモン、青草、ハニーさ、ちょっとトロピカルなニュアンスもありますよね(笑)。」
「最近の日本産ワインに似てませんか(笑)?」
私「鋭い!さすがですね(笑)。確かにそうです。ただしミクロ・オキシダシオンで香りを落としているから、比べるのは問題あるかな(笑)。逆に日本産ワインがこんなワインを手本にしてるかもしれませんね(笑)。」
「そうですよね。この旨味出汁に合いそう
(笑)。お正月の出汁巻き玉子に合うはず!」
私「料理に合わせることを考えると、バターやオリーブオイルじゃなくて穀物類の油 胡麻油や天婦羅油に合うイメージです。」
「天婦羅に塩!レモンを搾ってかける!絶対イイ!」
「お雑煮でも良さそう(笑)。」
「そういえば以前マスキューさんがお雑煮に合うカヴァを提案してましたっけ(笑)。
あのカヴァともこのワインは共通したところありますよ!旨味とバランス。品の良さ(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。歳の性か、最近味の重い肉より魚や野菜を好むようになりまして(笑)、しっとり旨いワイン
を進んで選ぶようになったみたいです(笑)。ですからデイリーワインも同じものを毎日飲み続けられるようなチョイスとなってきたようです(笑)。」
「それにしてもコスト・パフォーマンスが高いですよね。この価格位のワインって癖があったり、薄かったりするものなんですけどね(笑)。2000円ぐらいのワインかと思っちゃいましたよ(笑)。産地と値段見てビックリ(笑)!」
「ワイン自体に無理やあざとさがないんだよね。とても自然。すんなり抵抗なく飲める。二日酔いしなさそう(笑)。」
「体に自然に吸収されるような感じ(笑)。」
私「飲んだ印象の通り作柄のイレギュラーを感じません。夏場が暑すぎたり涼しかったり、秋に雨が降ったり、などのイレギュラーな印象がありません。」
「それってどう解るんですか?」
家内「日照が足りなくて葡萄の糖分の上昇が足りないと、あとから糖分添加したりします。そうするとバランスが悪くなったりします。折り合いが悪くなると言いましょうか。」
私「あと酸が多すぎたり少なすぎたりもワインのバランスが悪くなります。水っぽかったり、意地悪な舌触りだったりします。」
「そう言われると良く解ります(笑)。抵抗なく美味しく飲めるっていうことですね(笑)。そう考えると簡単だな(笑)。」
私「そーなんです。簡単なんです(笑)。我々は職業的に言葉に置き換えてるだけなのです(笑)。」

このカベルネ・ソーヴィニヨンの白、めでたく本日のトップセラーとなりました。この時期白がトップセラーになるのは
異例です。それも皆様の審美眼・好奇心のお陰でございます(笑)!



●カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ラダチーニ・ワインズ モルドヴァ バルル・ルイ・トライアン 赤 750ml 1,018円税込み スクリュー・キャップ
私「今度はカベルネ・ソーヴィニヨンの赤。赤でございます(笑)!」
「おっ、これも飲みやすい(笑)!しかも安い(笑)。」
「どーんとした大物じゃないけどイイね(笑)。」
「カベルネの味もちゃんとしてる(笑)。これカベルネ・ソーヴィニヨンの味ですよね?」
「青っぽさ、黒い小粒の果実 スグリなんかかな。ミントっぽさもあるね。カベルネだよね。」
「でもさ、どこのカベルネ・ソーヴィニヨンって聞かれると困るよ(笑)。」
「マスキューさんどこのカベルネを連想しますか?」
私「モルドバ(笑)!冗談です(笑)。う~ん。ニューワールドではありませんし、かといってボルドーとは違うし、やはりモルドバ(笑)。」
私「カベルネって頑強さ、構造の頑強さを支えると言われますが、それはこのワインではあまり目立ちませんよね。でも、このワインはしっかりしているんですよね(笑)。あと、カシスっぽさもあるし、樟脳っぽさもある。う~ん。やはりカベルネ・ソーヴィニヨン。」
家内「モルドバは旧ソ連邦なのですが、フランスの入植者が入っていましたから、フランス系の真性な品種が植えられているそうです。」
「なるほど、あの辺はロシアとは絶体に上手くやらないとダメだけど、それをしながら他所とも上手くやる(笑)。小国の知恵だね。」
私「あと、この黒海沿岸の地は氷河期のあとに葡萄が生えた原産地です。これがギリシャ、ローマに伝えられ、さらにローマ人がワインのないフランスやドイツまで伝え現在に至ります。ですからモルドバはもともと葡萄栽培に適していた訳です。」
「まさにオールド・ワールドですな(笑)。」
「そーするとカベルネは逆輸入されたということなのかな(笑)?」
「マスキューさん、赤も白も共通したニュアンスがありますよね。しっとりしたでしゃばらないとでも言いましょうか。」
「これって豚肉に合わせるべきワインだよね。いわゆるカベルネ・ソーヴィニヨンとはこの点違う。」
「我々の知っているカベルネ・ソーヴィニヨンは牛だよね(笑)」
「旨味があって上品に感じる。」
「タンニンが柔らかなんだよね。好きだな(笑)。」
「赤は木樽熟成しているんですか?樽のニュアンスありますよね?」
私「インポーターさんの資料では木樽熟成はしていないようですが、最後のステンレス・タンクに貯蔵する際、一樽分だけ木樽熟成させたものを混ぜたりします。裏技です(笑)。おそらくそれかと。」

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

試飲会のラインナップ並びました! 201712

Dec 20, 2017 by weblogland |
試飲会のラインナップ並びました!

null

今週末のマスキュー試飲会のラインナップようやく並びました。今月は12月ですから、通常より1週間早まります。ですから、準備も早まる(笑)。また、12月はワイン需要期でもありますから予定した数が試飲会前から足りなくなったり、もうバタバタです(笑)。
写真を見ていただくと解りますが、ヴァルディビエソのブラン・ドゥ・ブランがもう足りない(笑)。あとラダチーニのブラン・ド・カベルネは足りる訳ない(笑)。そんな訳で明日追加が到着する予定です
。ハラハラなのです(笑)。ギリギリ試飲会には間に合いそうですから、良しとしましょう(笑)。
12月22日(金)は17~20時30分
12月23日(土)は11~20時30分
とりおこないますので、よろしくお願いいたします。
あと翌日の12月24日は休まず営業しております!
普段暇癖がついているので(笑)、ちょっと忙しくなるともうダメ(笑)。歳のせいかな?

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

桝久 試飲会のラインナップ決まりました!201712

Dec 17, 2017 by weblogland |
今月12時22、23日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今月はいつもより1週早いので、いつも以上にバタバタ(笑)。でもですね、なかなかマスキューらしいラインナップかと(笑)。自画自賛(笑)。だってヘンなワイン見つけちゃったんですから(笑)。

null

シャンパンなんか目じゃない(笑)?
◎ヴァルディビエソ ブラン・ドゥ・ブラン 2013年 ヴィーニャ・ヴァルディビエソ チリ セントラル・ヴァレー 発泡性 白 750ml 1944円税込み
ヴァルディビエソは1879年設立の名門老舗ワイナリーです。南米大陸で初めてスパークリング・ワインを造ったことでも有名。近年では国内の良好なテロワールで得た葡萄を使用したバラエタル・ワイン、絶妙なブレンドのリッチな赤も注目されており、「チリ屈指」のワイナリーとしてその名声を確立しています。

マスキューでもそのコスト・パフォーマンスの高さから定番として扱わせていただいています。最近ではエキストラ・ブリュットが好評でした(笑)。まるでシャンパン。これで泡もちがもっと良ければシャンパン要らない、なんて受けてました(笑)。
そして今回ご紹介するのがブラン・ドゥ・ブラン。現在のヴァルディビエソの到達点と言ってよいかと。
シャルドネ100%、ステンレス・タンクで発酵後36ヶ月の瓶内熟成。ドサージュは1L中8g。
力強く、広がりがあり旨い!
ちょうどピークの熟成感はハイ・レベル!
マロラクティックはしていないようですが、それが良い方向に作用しています。クラマンとアヴィーズを足して2で割り、それから2を引いたような出来映え(笑)?
まあ、コート・デ・バールのシャンパンよりは遥かに美味しい(笑)。(あー、言っちゃった。ご免なさい)

シャンパンの牙城が崩れるのも時間の問題?それを期待している訳ではありませんから、誤解のないよう。美味しければ良いし、さらにお安ければもっと良しなのです。良い時代に生まれたと実感しています。更なる先を見届けたいものですが、その頃は死んじゃってるかな(笑)?


これがヘンなワイン(笑)。でも味はヘンじゃない(笑)。
〇ブラン・ド・カベルネ 2016年 ラダチーニ モルドヴァ ステファン・ヴォーダ 白 750ml 1,018円税込み スクリュー・キャップ
ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。

歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に外資のシンジケートが設立したアルバストレレ・ワインズ。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタール
もの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の
規模が想像出来ますね(笑)。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。


ショッキングな白の後には気をとりなおして、再確認です(笑)。
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ラダチーニ・ワインズ モルドヴァ バルル・ルイ・トライアン 赤 750ml 1,018円税込み スクリュー・キャップ
このカベルネ・ソーヴィニヨンはモルドヴの一番北の産地バルル・ルイ・トライアン地域のもの。100%手摘みのカベルネを破砕・除梗し、ステンレス・タンクで10℃で2日間の低温浸漬。そのまま25℃で8~25℃でアルコール発酵、そして20日間
マロラクティック発酵を行います。その後6ヶ月の熟成を経て瓶詰めされます。
今風の裏技を使っているとは思いますが(笑)、ワイン自体はニュートラルでストレスが無く、いわゆる東欧の質実さを感じます。香りはおとなしめですが、プラム ブラック・チェリーやダーク・チェリーの果実にチョコレートっぽさが加わります。ちょっとオー・メドックのカベルネみたいかな(笑)。ミディアム・ボディーの液体濃度はフレンドリーで、上質なデイリー・ワインに仕上がっています。
肉料理やハード・タイプのチーズまで幅広くマリアージュする使い勝手の良さ。
国際市場で十分通用するレベルの高さ、良さがあります。


コスト・パフォーマンスに優れたスペイン・ワインの2連発!
●カスティーリョ・デ・エンビー 2012年ボデガス・イグナシオ・マリン スペイン 赤 D.O. カリニェ 750ml 1100円税込み
ボデガス・イグナシオ・マリンはスペイン北部、アラゴン州に位置します。畑はヘレスやリオハと並びスペインで最も歴史あるカリニェナD.O.の中心にあり、標高600m 地質は石質、地中海性気候ですが日中と夜の温度差が非常に大きく、 空気の流れが良いのが特徴です。また、日照時間が長いため平均樹齢70年のブドウはしっかりと完熟します。
ワイン栽培は歴史が古くローマ時代に遡ります。

このワイナリーは1903年にイグナシオ・マリン氏によって設立。今は彼の孫で3代目のルイス・イグナシオ(兄)とホセ・イグナシオ(弟)の兄弟がワイナリーの経営にあたっています。経営規模も大きく醸造場は2ヵ所あり、収穫した葡萄の最適なタイミングの醸造が可能です。この価格帯でこの品質の秘密がこの辺りにありそうです(笑)。あと、驚くべきは熟成ストックが200万本可能なセラー。基本220Lのオーク樽の入れ替えをしっかり行っているようです。紛れもないトップ・ワイナリーですね。まあ、この分あっちこっちで輸入されるみたいですが(笑)。

このワインはガルナッチャ50%、テンプラリーニョ50%。6ヶ月フレンチ・オークの樽で熟成したあと18ヶ月ステンレス・タンクで熟成されたクリアンサ規格のもの。トップノーズはガルナッチャ由来のプラム系の香りが甘く漂いますが、ベリー系の香りが内から重層的に感じ、フレッシュネスと厚みのバランスがとても良い(笑)。重すぎない、強すぎない案配は
時間の経過とともに柔らかで豊かなな飲みやすさとなっていきます。樽のニュアンスが全く邪魔にならない。ローストビーフに合わせたくなると言えばこのワインのレベルが伝わるかな(笑)?

驚きのコスト・パフォーマンスの高さなのです!

●ロッカ・イ・モラ グラン・レゼルヴァ 2010年 セラーズ・ウニオ スペイン カタルーニャ 赤 タラゴナD.O. 750ml  1,480円税込み
このワインの生産者セラーズ・ウニオは1942年に設立されたカタルーニャを拠点とした生産者組合です。企画・販売を手掛けるのが南フランスの優良ネゴシアン ブティノ社。餅は餅屋という次第でございます(笑)。

このワイン、カタルーニャのD.O.タラゴナのワイン。バルセロナから西80kmほどのところ。テンプラリーニョ100%で造られ、木樽熟成を24ヶ月したのち36ヶ月さらに寝かされたもの。総計5年以上の熟成わ経てリリース。綺麗に熟成していますから、おそらく瓶熟成の期間が長いと思います。しつかり熟成したテンプラリーニョは美しく。赤いベリーの香りに黒系のプルーンやブラックチェリーなどの完熟した果実の複雑なニュアンス。更にオレンジや枯れ草が混じり、チョコレートやタバコ、スパイスの香りが余韻を豊かにしています。今まさに一度目の熟成のピークですね(笑)。麗しいクラシックな味わいのスペイン・ワインなのです。
やはりグラン・レゼルヴァはこうでなくっちゃ!
そして驚きは価格。これって一昔前の価格(笑)。イイのかなぁ(笑)?



たしか2014年12月のマスキュー試飲会で
2005年をお飲みいただきました。今回は2008年。味わいはどうかな(笑)?おかわり厳禁アイテムでございます(笑)。
●シャルム・シャンベルタン 2008年 カミュ フランス ブルゴーニュ 赤 グラン・クリュ 750ml 7,715円税込み
私の大好きなカミュのシャルム・シャンベルタン2008年の入荷です(笑)!

今回の2008年は2006年同様、あまり騒がれなかったヴィンテージですが、困難な状況にもかかわらず、凝縮感がありなかなかよろしいかと(笑)。

カミュのシャルム・シャンベルタンは、そこそこ良い作柄ものを10年くらいしてから飲むのがベストと勝手に思っております。

このワイン無理な抽出をしませんから、色は薄いのですが旨味がしっかりしています。シャンベルタンだと物足りなく感じるかも知れませんが、個人的にはシャルムとしてはカミュがベストと信じて疑いません(笑)。液体としての滋味深さがじつにチャーミングなのです。

2008年は病害を受けた年。免れるために尽力を要した困難な作柄。こんな中、この出来映えは立派!いつも通りの涼しげな佇まいから困難を読み取ることは出来ません(笑)。

ただし、オーパス・ワンやペンフォールズなどを好む方には物足りなく感じるでしょうからお勧めいたしません。念のため(笑)。

以上6本となります。
12月22日(金)は17~20時30分
  23日(土)は11~20時30分
ちょっと混むかと思いますが、お手すきのご来店お待ちしておりまする(笑)。

桝久商店 岡本利秋・昭子

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

グラン・クリュ行っちゃいます-今年最後のマスキュー試飲会

Dec 15, 2017 by weblogland |
今年最後のマスキュー試飲会は12月22、23日となります。
いつもより1週早まりますが、月末はさすがにムリ(笑)。12月はクリスマス前の22、23日がベストかと。
今年最後を飾る試飲会ですから、トリはブルゴーニュのグラン・クリュ行っちゃいます!

null

そしてマスキューらしいヘンなのも用意しました(笑)。実はこのヘンなワインはモルドバのワインなのですが、なんとカベルネ・ソーヴィニヨンを使った白ワイン(笑)!
ヘンでしょ(笑)?

デイリーな価格帯のワインなのですが、なかなか美味しい。
同じ生産者のカベルネ・ソーヴィニヨンの赤も用意しましたから、飲み比べていただきます!
へそ曲がりなマスキューらしくて良いと自画自賛しておりまする(笑)。

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

試飲会のラインナップ決まりました 201711

Nov 22, 2017 by weblogland |
今月11月24(金)、25(土)日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
遅くなってスミマセン。

null

今月はすべてイタリア!
しかもすべて北イタリアでございます。
じつはたまたまなんですか(笑)。

まずは旨味があり、香りも個性的な白!
オルトゥルーゴなんて品種知ってました
(笑)?

〇オルトゥルーゴ 2016年 カンティーナ・ボネッリ イタリア エミリア・ロマーニヤ 白 コッリ・ピアンチェンティーニD.O.C. 750ml 1666円税込み 
美食の地エミリア・ロマーニヤの北東部
ピアチェンツァの丘陵のD.O.C.コッリ・ピアチェンティーニ。この地の地葡萄オルトゥルーゴ100%で造られた白ワイン。
2010年からはオルトゥルーゴ単独のD.O.C.も名乗れるとか。彼の地ではマルヴァジアやトレッビアーノとブレンドされて、スティルワイン、スプマンテ、またはヴィンサントにもなる葡萄ですが、これはオルトゥルーゴ100%。造り手は1940年創業のボネッリ。
まず抜栓してからの香りが美しい!野バラ、青リンゴや梨のラムネにも似たライム香。レモン、柚子、朝露に濡れた草、ピールの苦味、ピンクペッパーのスパイシーさ、ほわんと立ち上る蜂蜜や綿飴のような甘さ。かなり複雑なのですがすべてがでしゃばらない。里山の恵み、美しさをひとまとめにしたかのようです(笑)。野趣にありがちな雑味を、複雑さや品の良さに昇華したような錯覚に陥りました(笑)。
うーん。
インポーターさんの資料を見ると1.5ミクロン、 1 ミクロン、そして0.5ミクロンの濾過を3回するとか。このオルトゥルーゴ
は元々が雑味が強いのかな(笑)?知り抜いた上で濾過をしているようです。
それにしても、本来的な良さを引き出す手腕はたいしたもの。私の嫌う『いじった感』を感じない行き方には脱帽です(笑)。



同じ産地の赤 ボナルダ種だけってなかなか珍しいのです(笑)。
●コッリ・ピアチェンティーニ ボナルダ 2015年 カステル・デル・ドゥーカ イタリア 赤 エミリア・ロマーニヤD.O.C. 750ml 1072円税別
美食の地エミリア・ロマーニヤの北東部ピアチェンツァの丘陵のD.O.C.コッリ・ピアチェンティーニ。
これはボナルダ種100%で造ったもの。これはクロアチーナ種のことですが、ロンバルディア州のオルトレポ・パヴェーゼやコッリ・ピアチェンティーニではボナルダと呼びます。
このボナルダ、基本的にはプラム系の香りですが、パッと華やぐような香りはしません(笑)。ほどよく濃く重い充実したワイン。みっしり詰まった印象の黒い果実の香味やスパイス、力強さを持ちながらま十分に柔らかいスタイル。飲むうちに徐々に厚みが旨味を増してゆく。強い個性がないからこそ何本でもいけるし、毎日でも飲み続けられる(笑)。デイリーに牛肉料理を好まれる方には最適(笑)。

このワインは『ランブルスコで有名なあの「メディチ・エルメーテ」社が、古くからコッリピアチェンティーニの地でワイン造りをしてきた他2社の協力を得て、1999年、海外マーケットをターゲットとした共同ワイン・プロジェクトをスタートさせ、設立されたワイナリー。』(インポーターさん資料より)
マスキューの定番ランブルスコはメディチ、泡のコッリ・ピアチェンティーニ マルヴァジア・セッコはカステル・デル・ドゥーカです(笑)。超名門メディチは嘘をつきませんし(笑)、手を組む栽培者は名誉をかけて最良のものを提供する!
こんな両者のプライドは良い方向に行くに決まっています(笑)。
デイリーなワインはこうでなくっちゃ(笑)!


そして、あっと驚くドルチェット!
●ドルチェット・ダルバ 2016年 カシーナ・グラモレーレ イタリア ピエモンテ 赤 ドルチェット・ダルバD.O.C. 750ml 1833円税込み
バローロの著名産地モンフォルテ・ダルバ村にあるカシーナ・グラモレーレ。1966年の創業で現在は二代目にあたるクローディオさんご夫妻が二人三脚で運営しています。所有する畑は標高450mの日当たりに恵まれた傾斜地の4.5ヘクタール。すべてが格付けクリュのグラモレーレ畑。傾斜の上段にバルベーラ、中段にネッビオーロ、そして下段はバルベーラを栽培しています。
所有畑が優良でまとまっていて、しかも目の行き届く広さです(笑)。
熟成も伝統的なスロヴォニア・オークの大樽を使っています。もちろん出来上がるバローロはこの価格帯では上位のものです。
ただしへそ曲がりなマスキューはここの家のドルチェットをイチ押しします(笑)。
確かに優良なバローロ ネッビオーロの美味しさは格別なのですが飲むのは年に一度で十分(笑)。それよりも恵まれた畑でネッビオーロ同様に尽力して造られたドルチェットはお買い得(笑)。でも実際に美味しいドルチェットは自分達で先に飲みますから、なかなか海外には出ません。一方で、コンテルノなどのスター生産者の造るドルチェットなどは、耳を疑う価格(笑)。
そんな中ようやく見つけました!
ドルチェットが本来持つプラム系の香りは驚くほど鮮烈で豊か。こんなに綺麗なドルチェットがあるとは!
それも元々の造りの良さがあるからに違いありません。素晴らしい広がりはバローロに通じ、飲み手を陶酔させてくれるのです(笑)。



地見目ですが良さがお分かりいただけると幸いに存じます(笑)。すごく良いワインなのです。
●モンティ 2014年 ヴィッラ・スパリーナ
 イタリア赤 ピエモンテ バルベーラ・デル・モンフェッラートD.O.C.750ml 1851円税込み
ピエモンテを代表する白ワイン ガヴィのトップ生産者ヴィッラ・スパリナがリリースする気取りのない赤ワインです。バルベラ種100%のクラシックなスタイル。

濃いルビー色、甘さを含んだイチゴやバラの花を連想する香味。舌の上ではじける生き生きした果実味に、控え目な気持ちの良い苦味と適度な重みが素晴らしいバランスです。上質な日常のためのワインです。

無理に造り過ぎず、かといって緩さもない、土地の香りがする良品。ワイン生産者自身が普段飲むワインですね(笑)。

D.O.C.G.昇格に揺れるバルベラですが、その規格に収まる良質でクラシックなD.O.C.ワインなのです。

瓶形がカッコイイのはイタリア人らしい自己主張。奇を衒った訳ではありません(笑)。


ケチなマスキューでは異例の高級品が本日のトリとなっております(笑)。おかわりはダメとなっております(笑)。
●ガッティナラ 2009年 アンツィヴィーノ 
イタリア ピエモンテ 赤 D.O.C.G. 750ml
4628円税込み
イタリア ピエモンテ北東部ノヴァーラ県のD.O.C.G.ガッティナラの赤ワイン。バローロと同じネッビオーロ種を使用しますが、地元ではこれをスパンナと呼んでいます。
深みのあるガーネット色。たっぷりとして豊かな果実味です。野性味ある木イチゴ、スグリ、桑の味、バラ、に熟して甘さを増したオレンジ。苔やキノコ、針葉樹、土、鉄などの重めの香味、なめし革やシガーのニュアンスも出始めています。とはいえ、いまだに十分若々しく力強さに満ちており、現段階ではタンニンが少し粗く感じられます。このまま静かに数年寝かしておいた方が良いのかも知れませんが、深淵さ・複雑さ・繊細で壮麗な構成。ネッビオーロ(スパンナ)らしい雄大さと包容力を楽しめるワインに仕上げられています。並みのバローロではこうはいきませんね(笑)。肉料理、とくにジビエ(野うさぎ、野鳥、鹿)に最適です。早めに抜栓してじっくり味わいたいワインです。
アンツィヴィーノは1999年の創立。もとはミラノに住んでいたオーナーがガッティナラ村の古い修道院を買い取り移住してきたのが始まりでした。標高200~300mの南~南西向きの畑はブドウ栽培には最適。
低い温度でゆっくり醗酵を行い、42ヶ月の熟成(ステンレス・タンク18ヶ月の後スロヴェニア産の大樽で24ヶ月)、最低6ヶ月以上の瓶熟成という伝統的なワイン造りを踏襲しています。リリースまで最低4年ですね。もちろんその必要があるから、そうしている訳です(笑)。飲んでみるとその訳が解りますぞ(笑)


以上6本、24日(金)は17時~20時30分、25日(土)は11時~20時30分までとりおこなっております。
皆様のご来店お待ち申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

11月24、25日のマスキュー試飲会のラインナップ2017

Nov 22, 2017 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月11月24、25日のマスキュー試飲会のラインナップが並びました!

null

あっ。でもまだホームページに詳細を載せてません。詳細は明日明日(笑)。
並ぶと嬉しくて、ついつい…(笑)。
今回のテーマはイタリア!
テーマと謳いましたが、たまたまイタリアワインばかりになっただけ(笑)。でもですね、トリはガティナーラ!(えっへん)これは先月から決まってました(笑)。
何故って?
美味しいからです(笑)。
愛するピエモンテのガティナーラ、造り手はご存知アンツィヴィーノ。マスキューの定番なのですが、試飲会は初登場。
ネッビオーロって言うとバローロ、バルバレスコが有名ですが、これはこれでイイんですよね。美しいですよ。
あと試飲会のどさくさに紛れてリゼルヴァも数本仕入れちゃいました(笑)。でもリゼルヴァはさすがに試飲会に出せませーん。ケチと言われても数本しかありませんのでお許しを!

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

よーやく並びました(笑)! 201710

Oct 27, 2017 by weblogland |
よーやく並びました(笑)!

null

明日明後日が試飲会ですから、ぎりぎりセーフかな(笑)?

眺めると、今回のワインのラベルは地味かな?わりとあっさり目(笑)。ゼルボーネのキアレットも赤に近い色合いですから、目はひかないかな(笑)。エマニュエル・ダルノーのグロース・エルミタージュの逆三角は妙に目立つ(笑)。

でもですね、どれも個性がしっかりしていますから、この点粒ぞろい(笑)。明日が楽しみです!

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

桝久 試飲会のラインナップ決まりました!201710

Oct 25, 2017 by weblogland |
今月、10月27、28日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今月も最後の最後までバタバタしちゃいました。スミマセン。
今月は新入荷、再入荷を織り交ぜてのラインナップとなりました。

null

まずはイタリア ヴェネト プロセッコのトップランナー レ・コンテッセの白・赤・そして得意のプロセッコの3連発。やはり、プロセッコだけの生産者ではありませんね(笑)。


〇I.G.T. マルカ・トレヴィジアーナ ピノ・グリージョ 2014年 レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 白 750ml 1416円税込み
イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造る赤ワインです。マスキユーの定番では得意のプロセッコ、フリザンテと泡ばかりですが、今回スティルワインの御披露目となります(笑)。

まず第一印象はラムネの香りがする!
プロセッコと共通する味わい。でも品種はピノ・グリージョ グレラではありません。ハニーさもあり無理に早く収穫した印象はなし。アルコール分は12%。
う~ん。
完熟が早く、しかも完熟してからのハンギング・タイムが長いのか?はたまた秋が冷涼なため、過熟になりにくいのか?
特殊なテロワールを感じることはたしか。
グリーンがかった色はとても美しく、ピノ・グリージョにしては香りが明瞭な点秀逸。リンゴやミカン、白い花を感じます。十分な厚みと密度があり、弾力がある。よく弾むゴム・ボールみたいに元気です(笑)。ピンと張り緩くないのは酸がしっかりしている所以。そして控え目な甘さがグット(笑)。旨味を甘さで誤魔化したピノ・グリージョは温度が上がるとすぐにだれてしまいますが、これはバランスを崩しません。
このスタイルとしては完璧なのです。
特に日本人好みの味わいですから、デイリーに食卓で使えるのが嬉しい(笑)。もちろんこれだけでもいけます。


そして斬新な赤!
●I.G.T. マルカ・トレヴィジアーナ カベルネ 2015年 レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 赤 750ml 1416円税込み
これはカベルネ・ソーヴィニヨン50%、カベルネ・フラン50%のあまり目にしない割合。でも、飲んでみると納得(笑)。
香りの芯はカベルネ・フランのラズベリーのような香り。あとからスパイスやハーブ、やや重めのブラックベリー、ミネラル。タンニンはあくまで細やか。ソーヴィニヨンが50%入っているとは思えません。しかも液体に重さは感じられず軽やか。フラン特有の香りだけを抽出したかのよう。フランスでよくある過熟気味のジャミーなスタイルではありません(笑)。旨味もしっかりあります。ステンレスタンクのみで低温で短めに醸し、最長1年熟成したのち瓶熟成を6ヶ月してリリース。できたワインを簡単にリリースしない周到さ。フランとソーヴィニヨンの折り合いをつけるのでしょう。
う~ん。
これは初めて経験するスタイルです。
軽やかで私の好きな薄旨いスタイルですが、酸やミネラルがしっかりあり、爽やかな青草の香りが感じられます。そして強靭さが奥に潜んでいます。フランが果実味、ソーヴィニヨンが青い爽やかさを分担してるかのようです。
特殊なテロワールや歴史、飲み手の食文化がかいま見えるようなのです。
テクニカル・シートには、ホロホロ鳥のソースがけに合うとありますが(笑)、赤身の肉なら幅広く合うはずです。


マスキュー定番のプロセッコと言えばこれ!
◎プロ・セッコ 『トレヴィソ』 エキストラ・ドライ レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 白 750ml 2000円税込み
食前の乾杯に1杯だけ飲んで、すぐその存在を忘れてしまうようなお手軽なプロセッコとは明らかに違う、食前から食中ずっと楽しめる上等なプロセッコが入荷しました!是非お試しいただきたい秀逸なプロセッコです(笑)。

レ・コンテッセ社はプロセッコに最適とされるコネリアーノ地区に畑を所有、丁寧な栽培で質の良い葡萄を育てています。

グラスに注ぐと、これがプロセッコ?と思うくらい濃い麦わら色。豊かな香りと厚みがある果実味によくあってとても自然。ラムネのような優しいライム香にアカシアの花、夏みかんの花、桃、リンゴ、カリンといった明瞭で華やかな香味、草の匂いやハーブのニュアンスが混じり爽やか。余韻にはほのかにハチミツを感じ上等。

うーん。

今まで飲んできたプロセッコって一体なんだったの(笑)?

ガス圧が5.3気圧ありますが、液体との溶け込みがよくグッド。トラディショナルなプロセッコは葡萄の収穫を早めにします。そうすることによりしっかりとした泡を確保でき、ラムネのような清涼で優しいライム香が漂います。

タンク内二次醗酵のいわゆるシャルマ方式でプロセッコは造られますから、生産者は初期投資設備にコストかかかります。このため生産者も中規模以上の生産者に限られ、生産量もいきおい多くなる傾向があります。ですから海外に輸出されるプロセッコはあまりプロセッコらしくないものが多くなりますね(笑)。

性格上エキストラ・ブリュットと言ってもやや甘く感じますが、しっかり冷して飲むべきスパークリングと言うことでお楽しみくださいませ(笑)



大日本ロゼ・ワイン普及協会の大推薦ロゼ・ワインです(笑)!
△キアレット 2013年 ロ・ゼルボーネ 
イタリア ピエモンテ ロゼ ヴィーノ・ロサート 750ml  1573円税込み
ロ・ゼルボーネは2003年にファビオ・ソマッツィさんが設立しました。リグーリアとピエモンテの州境にあるロッカ・グルマルダ村。バローロのあるアルバの東と言えば分かりやすいかな(笑)。D.O.C. ドルチェット・ディ・オヴァーダの中心地にある3ヘクタールのワイナリーを取得しました。
 
畑は標高130~170m の南東向き斜面で風通しも良く、土壌は火山と砂質の混成土壌で水捌けも良く、下草が生えにくいことに着眼。有機栽培を始めました。2010年にはイタリアの公的有機認証機関BIOSの認証を取得。その後SO2無添加のワイン生産を目指しています。手法は所謂ビオロジックですから、割りとフレキシブルで現実的(笑)。発酵にはステンレス・タンクのみ使用。ビオデナミほど原理主義的ではありません(笑)。状況に応じたワイン造りは、すべて葡萄本来の味わいを出すため。場合によっては自然酵母に一部培養酵母を混ぜたり、最小限のSO 2 添加もします。とは言え残留SO 2 が30mg /L以下を達成していますから立派(笑)!多大な尽力を感じる将来性のある生産者なのです。収穫量もすべてのキュヴェが1本の葡萄樹からワイン1本以下で
あることは想像にかたくありません。

このワイン、ドルチェット100%で造られたキアレットです。
手摘みで収穫し撰果後プレスし果皮を取り除き、15℃の低温でステンレス・タンクにて6日間アルコール発酵します。そしてそのままマロラクティック発酵をし、最長12ヶ月熟成させて瓶詰め。
キアレットというと黒葡萄をすぐに圧搾することで出来る淡いロゼ・ワインですが、これは色が濃い(笑)。ボジョレー位のルビー色です。やや暗めかな。もともと栽培されたドルチェット自体の果皮の色素が相当濃いことが予想されますね。
まずSO 2 無添加らしいビオ臭がしますが徐々に薄れ、口に含むとプラムやベリーの凝縮された酸っぱいほどの果実がたっぷり感じられます。ドルチェットらしい果実味だけを取り出したかのようです。柔らかながら、広がり奥行きは果てしないほど。そしてそれが強靭さの裏返しだと気づかされます。
こんなに力があるロゼ・ワインは初めてです。
残留SO 2 は23mg / L 、アルコール分は14%。赤ワインにするには出来の足りない葡萄から造ったロゼでないことは確かです。渾身のロゼ・ワインなのです。



このドメーヌのワインは日本初入荷以来のマスキュー定番(笑)。作柄がよくなかった2013年より元に戻ったかな(笑)。
●クローズ・エルミタージュ キュヴェ レ・トロア・シェーヌ 2014ドメーヌ・エマニュエル・ダルノー  フランス ローヌ 赤 750ml 3471円税込み
クローズ・エルミタージュの新星としてフランス国内外で高く評価されているワインです。もともとダルノーさんの親や親族はブドウ栽培農家です。普通なら親の手伝いをしながら腕前をみがいて、ゆくゆくは跡を継ぐものです。しかし彼はボーヌでワイン醸造を学び修行した後、全財産を投資して1.5ヘクタールの畑をクローズ・エルミタージュで購入しました。
チャレンジャーです!
フランス人の自立した個人主義ってカッコいいです。
そんな彼がつくるワインですから、2001年のファーストリリースから大ブレ―クです。その出来はエルミタージュすら凌ぐ、群を抜く出来栄えでした。
このワインを飲むとクローズ・エルミタージュとエルミタージュの差が分からなくなります。
ワインの善し悪しは畑の格付けより、生産者の作り方の方が優先すると思わざるを得ない秀逸なできです。
年に一度しか入荷しないワインですから、お見逃しなく!
間違ないグレートワインです。
彼がこのような充実した仕事を生涯続けたなら、晩年は超一流の生産者として名を残すのでしょうね。そうなる前に飲んでおくべきワインです。そうなったら手が出ない値段のワインになりますから(笑)。



今回のトリは白!
完全に我々の好みでございます(笑)。
〇コート・デュ・ジュラ シャルドネ 2014年 クールベ フランス 白 ジュラA.C. 750ml 2970円税込み
フランス東部スイスとの国境近あワイン産地ジュラ。地学で習ったジュラ紀の命名地ですね(笑)。
ゆっくりと酸化熟成させシェリーのような風味を持つワイン ヴァン・ジョーヌが有名です。今回おすすめのドメーヌ・クールベは評価の高い生産者の一人ですが、A.O.C.シャトー・シャロンは高価だしその風味は個性的過ぎる(笑)。そんな訳でクールベの造るもう一つの逸品A.O.C.コート・デュ・ジュラ シャルドネ2014年をご紹介します。
液体の濃いイエローが力を感じさせて美しい。明瞭で強い香味。黄色い花や熟したリンゴ、夏みかん、ハチミツ。とても生き生きとして鮮やか!たたみかけるように色々な香味が現れます!口に含むと十分な厚み・重み・滑らかさがあり、とても充実しています。ヨインモ長く、ハチミツの風味とオレンジマーマレードのような風味が残ります。シャルドネと言うよりサヴァニャンに近いかな(笑)?とはいえ、到達点はとても高く、満足のいく白ワインです。
う~ん。
やはりジュラは個性的!
特にブルゴーニュのシャルドネにはあまりない香味 落ち葉や枯れ葉だったり、燻した煙のイメージだったり、干した大根だったり。家内曰く「秋の里山のたき火、古民家の囲炉裏 へっついの香り。」
どこか日本人の原風景に繋がるような気がします。ジュラの白ワインの際立った特徴だと思います。
このワイン発酵後ステンレスタンクで10ヶ月シュール・リーしたのち、15~20ヶ月木樽熟成。シャルドネ100%。
チーズ特にコンテやボーフォール、テット・ド・モワンヌとの相性は鉄板(笑)。
鶏や鴨の燻製も鉄板かな(笑)。じっくり味わいたい体に染み込むようなワインなのです。

以上6本、27日(金)は午後5時~8時30分、
28日(土)は午前11時~午後8時30分までとりおこなっておりますので、お手すきのお時間にいらっしゃってくださいませ。
皆様のご来店お待ち申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

こうして会長のご意向により試飲会のワインは決まってゆくのです(笑)

Oct 22, 2017 by weblogland |
早速ゼルボーネのロゼ・ワイン お問い合わせいただきました(笑)。
Aさん「マスキューさん!ゼルボーネのキアレット来たんですか?」
私「今日来る予定だっんですが、まだ来てないんですよ。休み明けには来るはずです。」
実はこのAさんは大日本ロゼ・ワイン普及協会の専務理事でございます(笑)。
Aさん「あれ、旨いんだよねぇ。」
私(理事長)「私の大好物です(笑)。」
家内(会長)「毎回少量しか入ってきませんから、今度はお腹一杯になるまで飲むつもりです(笑)。」
Aさん「ブドウ品種がドルチェットなのも驚きだったんですよ。あんなに香りが出るとはね。ところで今月の試飲会に出すんですか?」
家内「もちろん!」

こうして会長のご意向により試飲会のワインは決まってゆくのです(笑)。

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

試飲会のラインナップが並びました! 201709

Sep 28, 2017 by weblogland |
ようやく試飲会のラインナップが並びました!
今週の金、土曜日のマスキュー試飲会のワインです(笑)。

null

あれ?向かって右から2番目がちゃんと並んでないからラベルが見えない!

これは失礼いたしました(笑)。わざとラベルを隠すようにして写真を撮りました。例の訳ありのカルフォルニア セントラル・コーストのピノ・ノワールです(笑)。もちろん当日はちゃんとラベルが見えるように並べますから大丈夫(笑)。もちろんティスティングもできますからご安心くださいね。すんごく飲みやすいですよ(笑)。

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

今月9月29、30日のマスキュー試飲会のラインナップ 2017

Sep 24, 2017 by weblogland |
今月9月29、30日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

null

まずは斬新なスペインの白ワインです!
〇オチョ・イ・メティオ シャルドネ 2016年 フィンカ・エスタカーダ スペイン 赤 カステイーリャ・ラ・マンチャ州 ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ 750ml 1481円税込み

まずはラベルの説明です(笑)。
生産者はフィンカ・エスタカーダでオチョ・イ・メティオはブランド名。スペイン語で8と1/2の意味。スペイン中央高地にある畑は標高850m まさに天空の畑。この地はスペイン中央部のカスティーリャ・ラ・マンチャ州のD.O.ウクレス。ただしこのワインは地域名を名乗るヴァン・ド・ターブルとなっています。
この州は広大な葡萄栽培面積を誇ります。それはスペイン全土の半分を占め、ヨーロッパの20%、世界の7%強と言われています。標高が高く寒暖差が大きく、雨も少なく日照量に恵まれている葡萄栽培の適地と言えます。EU 加盟に前後し質への転換へ動き出したようです。眠れる巨人が覚醒したなら世界に影響を与えるはず!

フィンカ・エスタカーダの農園は歴史が古く、現在の所有者が70年ほど前に、フェルナンド7世の未亡人マリア・クリスティーナ女王の子孫から購入したとか。
現在の所有者カンタレロ・ロドリゲス家は葡萄栽培、醸造のスペシャリストでお金持ち(笑)。最新の設備を兼ね備え、ワイナリーでは無菌状態でワイン造りを行えます。

完全なトップランナーなのです(笑)。


ワインの第一印象はエレガント!
香りの広がりと抜けが良く、余韻が美しいのです。こんなエレガントなスペインの白ワインは初体験(笑)。綺麗に酸を残しています。しかもほとんどSO 2 を使わないワイン造りを行っているようです。あと、ほんのりと漂う隠し味のような青さ ハーブやメロンなどのニュアンスが特徴的です。しかもそれは、シャトー・グリエなどの高貴なヴィオニエに通じるニュアンスなのです。でも、シャルドネのニュアンスは感じられません(笑)。液体としての滑らかさ、バランスの良さがシャルドネなのでしょうね。ブラインドでティスティングしてもシャルドネとは解りません(笑)。もちろんスペインワインとも思えませんでした(笑)。
この不思議なスタイルには何か隠されているはず!一部ヴィオニエをブレンドしているのかと聞くとさにあらず。発酵後に1週間ほど木樽に入れるとか。おそらく生木の樽だと思います。どんな木材を使っているんでしょうね?

世界標準の清潔なワイン造りを達成している数少ないスペインのワイナリー。イノヴェーションを感じると同時に斬新なスタイルに好奇心を掻き立てられます(笑)。


スッゴク飲みやすい!でも、その名を名乗れない訳ありのピノ・ノワール(笑)。
●セントラル・コースト ピノ・ノワール 2015年 アメリカ カリフォルニア 赤 セントラル・コースト 750ml 1480円税込み

実はこのワイン、ラベルも生産者もお知らせ出来ません。情報が無いのではなく、諸般の事情のためです(笑)。ですのでモザイク処理しております。ピントが合っていない訳ではありません(笑)。ごめんなさい。

味わいは典型的なカリフォルニア味(笑)。ひたすら解りやすく飲みやすい。フレンドリーで甘い味わい、そして後味のスモーキーな樽香はいかにも。2015年ヴィンテージですから古さもなく、フルーティーな良い塩梅です。液体の濃度感はミドル・レンジのもの。しっかりしています。2~3000円くらいのランクのワインです。そうするとバカに安い。これが諸般の事情でございます(笑)。
大っぴらに売れませんので、内緒内緒のご案内となりました。
お許しくださいませ。
スポット入荷品ですので完売の節はお許しを!



現品限りのお買い得スペインワインです。
●バラード ガルナッチャ ベリー・オールド・ヴァイン 2014年 ボデガス・イグナシオ・マリン スペイン 赤 カリニェナD.O. 750ml 1110円税込み

ボデガス・イグナシオ・マリンはスペイン北部、アラゴン州に位置します。畑はヘレスやリオハと並びスペインで最も歴史あるカリニェナD.O.の中心にあり、標高600m 地質は石質、地中海性気候ですが日中と夜の温度差が非常に大きく、 空気の流れが良いのが特徴です。また、日照時間が長いため平均樹齢70年のブドウはしっかりと完熟します。
ワイン栽培は歴史が古くローマ時代に遡ります。

このワイナリーは1903年にイグナシオ・マリン氏によって設立。今は彼の孫で3代目のルイス・イグナシオ(兄)とホセ・イグナシオ(弟)の兄弟がワイナリーの経営にあたっています。経営規模も大きく醸造場は2ヵ所あり、収穫した葡萄の最適なタイミングの醸造が可能です。この価格帯でこの品質の秘密がこの辺りにありそうです(笑)。

造りは今風(笑)。ステンレス・タンクで発酵したのち、バリックで数ヶ月の熟成。余分な樽香は避けています。このためガルナッチャの古樹らしい凝縮した甘い果実味はあくまでフレンドリー(笑)。スパイシーさやチョコレートなどの樽のニュアンスが、らしい味わいを演出しています。また、ワイン自体に無理がありませんから、持ちも良く崩れない良さがあります。まあ、プリオラートなどのシリアスなガルナッチャではありませんが(笑)、
これはこれで重宝なワインなのです。

諸般の事情により在庫限りの大放出となりますので、完売の節はお許しを!




このワイン、実は1年半前にマスキュー試飲会にお出ししました。ご好評いただきそれより定番となっております。その時と同じ2014年が今とても美味しくなっています。良いワインには時間が必要。
でも待っていられない(笑)。そんなあなたのために再登場なのです(笑)。
●シラー 2014年 カーヴ・ド・タン
フランス 赤 コリーネ・ローダニエンヌI.G.T.  750ml 1388円税込み

1933年設立、現在では約300名の栽培農家が参加する協同醸造所カーヴ・ド・タン。ローヌ地方において常にトップクラスなワインをリリースし、またエルミタージュの1/4、クローズ・エルミタージュの1/2にもなる生産量を誇る、質量ともに秀でた存在です。

このワインはそんなカーヴ・ド・タンが造るローヌ北部地域の入門編とでもいえる赤ワインです。シラー100%、明るいルビー色、きめ細かくよく整った香味。野性味のある赤い小粒の果実、リンゴの皮の苦味、スパイス。やや軽めで重厚さはないけれど、それがむしろローヌ北部の冷涼さをより明瞭に感じさせます。実にシンメトリーなシラーなのです。ローヌ南部との違い、オーストラリアを代表するニュー・ワールドのシラーズとの違いを理解するにはうってつけの教材ですね(笑)。毎日の食卓にも取り入れやすい味わい、是非お試しください。

あと付け加えると、私が今まで飲んだシラーの中でもっともコスト・パフォーマンスが高いワインです(笑)


この価格でネッビオーロを味わえるのは奇跡(笑)?
●カブレンガ 2013年 アンツィヴィーノ イタリア ピエモンテ 赤 V.D.T. 750ml 2314円税込み

イタリア ピエモンテ北東部ノヴァーラ県のD.O.C.G.ガッティナラの生産者アンツィヴィーノ。マスキューの定番アイテムですね(笑)。

アンツィヴィーノは1999年の創立。もとはミラノに住んでいたオーナーがガッティナラ村の古い修道院を買い取り移住してきたのが始まりでした。標高200~300mの南~南西向きの畑はブドウ栽培には最適。

このキュヴェはヴァン・ド・ターボラ。
ネッビオーロ50%、それに在来のクロアチーナ25%とヴェスポリーナ25%。本来ならばプラマテッラD.O.C. を名乗りたいところですが、ヴェスポリーナの量の規定が20%以下なので僅かにD.O.C.をなのれません。ステンレス・タンクで12ヶ月熟成したのちスロヴェニア産の大樽で12ヶ月熟成したもの。そして6ヶ月の瓶熟成後リリースされます。

味わいの第一印象はしっかりネッビオーロ(笑)!スミレの香りにチェリー、ストロベリーなどの赤いベリーの香り。非常にビビット。フレッシュながら上等のネッビオーロを連想する味わい。それに同じ凝縮感のあるプラムが加わりベリーとプラムの万華鏡状態となります。ネッビオーロの良さを生かし、さらに在来品種の特徴を加えています。それもまったく違和感がないところは秀逸。ネッビオーロはその高貴さ完璧さから、基本的に他の品種とブレンドすることはほとんどありません。あってもほんの少しです。これはこの地の特徴のようですね。飲んでみて理解できました(笑)。これほどフレッシュ&フルーティー、しかもディテイルが明瞭なネッビオーロを経験したのは初めてです。ネッビオーロの一面を知ると同時に自分のネッ
ビオーロ原理主義を恥じました(笑)。でも、これもアンツィヴィーノが偉大なネッビオーロの生産者であることの証しと考えるべきなんでしょうね(笑)。
目から鱗のイタリア・ワインなのです。
早飲みに仕上がってますが、滅茶苦茶美味しいですよ(笑)。


そして驚きのガヴィ!
心に届く味わいなのです(笑)。
〇『ミナイア』2015年 ニコラ・ベルガリオ イタリア ピエモンテ 白 ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィD.O.C.G. 750ml 3700円税込み

イタリア ピエモンテを代表する白ワイン ガヴィ。そのなかでも格付け指定されたコミューン『ミナイア』のものです。
生産者のニコラ・ベルガリオは1945年に設立され、現在は息子と甥がワイナリーの運営にあたっております。ワイナリーはガヴィ村のロヴェレート地区に位置し所有する畑は15ヘクタール。樹齢50年のコルテーゼが植わった『ミナイア』の7.5ヘクタールと樹齢30年の7.5ヘクタールの併せて15ヘクタールの古樹の畑を所有しているガヴィの専業生産者です。
金色に輝く麦わら色。見るからに濃厚。青リンゴやトロピカルフルーツや桃の香りは、さまざまな草花の中にあるよう。時間の経過と共にコルテーゼらしい桃の香りが支配的になって行きます。
膨大な旨味が溶け込んだ液体は舌の上で厚みをなし、それ自体が香りの余韻となりいつまでも続く様は圧巻。並のブルゴーニュのグラン・クリュでもこうはいかない(笑)。
唯一無二のガヴィ。
これ以上のものは望んではいけないレベルなのです。

造りは発酵熟成共にステンレス・タンクを使用。20℃の温度で15日間発酵したのち6ヶ月熟成し1ヶ月瓶熟成させてリリース。木樽はまったく使いません。
収穫量はコルテーゼにしてはかなり少ない。それでも1本の葡萄樹からワイン2本分ほどの果汁を得ています。それでグラン・クリュ並の濃度感のあるワインを造るとは!テロワールの特殊性とイタリア自体のワイン造りにおける優位性を感じます。

最後に一緒にティスティングしてくださった筋金入りのワインエキスパートK さんのコメントを一部載せますね(笑)。

『柑橘系の香りは穏やかで桃の香りがはっきりしてきました。ワインに馴染みの浅い人からベビーユーザーまで「ワインの良さ」を実感できる逸品と思います。開けて3日目でもパワー落ちないです。』

以上訳ありも含めて、計6本。
29日(金)は17~20時30分
30日(土)は11~20時30分までとりおこなっております。
皆様のご来店お待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

明後日の試飲会のワイン

Aug 25, 2017 by weblogland |
よーやく並びました(笑)!
明日、明後日の試飲会のワインです。

null

あれ?
まん中が抜けてます?
あそこにはミッシェル・チュイジーのシャンパンが入ります。お宝ですから、セラーの中で待機中です(笑)。
私「並んだ並んだ(笑)。ところでミッシェル・チュイジーのシャンパンなんだけど、試飲会では1本しか出せないよ。」
家内「そうだよね。1ダースしか来なかったし、次は何時来るか解らないもんね。」
私「無くなっても探せば在るんだろうけど、これより高いはずだしね。」
家内「そうすると金曜日に来られた方はラッキー(笑)。やはりシャンパンは開けたてがベスト。」
私「しかもブラン・ドゥ・ブランだしね。立ち上る香りが身上(笑)。ガス抜けてくるとイマイチだもんね。ワイン自体の質の良さは伝わるけどね。」

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

桝久 試飲会のラインナップ決まりました! 201708

Aug 22, 2017 by weblogland |
今月8月25日(金)、26日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

いつもながらのバタバタすみません(笑)。

この暑い時期、ワインを飲むことは敬遠され勝ち、でもマスキューは違います(笑)。こんな時期ほど気合いが入るのです(笑)。

まずはマスキューど定番のハンガリーの白ワイン。トカイ・フルミントこそ夏に飲むべきワイン!

トカイ フルミント ドライ 白 2016年 シャトー・デレスラ

ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1203円税込

ハンガリートカイの中心部トカイ・ヘジアリャで造られる辛口の白ワイン。造り手は15世紀初頭まで記録に遡れるシャトー・デレスラ。もっとも2005年にシャンパーニュのドラン家(ハイパー・エドシックで有名)による資本投資により復活しました。ハンガリーが共産圏からEUに国家の舵を変えたためです。

このワインはフルミント85%、シャルガ・ムシュコタイ15%。低温で管理できるステンレス・タンクで醸造・熟成されます。マロラクティック醗酵はしていないようですね。

もともと大陸性の冷涼な土地柄、切れのあるシャープなワインだと想像していましたが、こんなに切れがあるとは(笑)。切れと言うより強さ 強靭さなのです。しかもバランスが良い。

柑橘系の香りが勢い良く放出され、しかも的が定まっている(笑)。フルミントの辛口は初めて飲みましたが、永遠の命をもつエッセンシアを支える品種であることを実感しました。

香り自体に複雑さはさほど感じませんが、この価格帯のワインとしては出色の出来映えです。

あと、面白いのはオーストリアのグリューナー・フェルトリーナーのような粘りがあることです。中欧のワインに共通する特長ですかね?カベルネやピノ・ノアールに代表されるヨーロッパ系や地中海系とは違ったスタイルのように思います。真偽は解りませんが、日本人の嗜好に合ったワインであるのは確かかと(笑)。

そして新入荷のイタリア シチリアの白ワイン。爽やかさとトロピカルな味わいが融合している斬新なもの。

インソリア 2016年 クズマーノ イタリア シチリアI.G.P.  白 750ml 1388円税込 ヴィノ・ロック 

イタリア半島の南西端に浮かぶ地中海最大の島シチリア島で2000年に設立されたワイナリー クズマーノ。シチリアの地葡萄とメルロ、シャルドネ等を育て、単一品種のワインや地葡萄とフランス系葡萄とのブレンドしたもの等をリリース。若いワイナリーらしくチャレンジ精神に富んだワイン造りを行っています。マスキュー定番では『アンジンベ』があります。コルク栓ではなくガラスの栓ヴィノ・ロックを使った斬新なワインです(笑)。

これはシチリアで多用されるインソリア100%の白ワイン。

パイナップルや桃などの黄色い果実の香りが鮮明。後味のナッツの風味はエキゾチック。口中で強い酸とミネラル、潮の香りを感じますから、トロピカルなわりに緩さを感じません(笑)。スタイルには明確な造り手の意図を感じますね。完全に温度管理して設計図に沿って造られてますね(笑)。地葡萄に新たな生命を吹き込むかのような試みはアバンギャルドなチャレンジ。そして特筆すべきは、食べ合わせに魚介類が意識されること。

何よりも、すべてが作為より実質の良さを感じる点、クズマーノの力量を感じます。

そして、そして、シャンパンの登場!

夏場の極上の贅沢はブラン・ドゥ・ブランでしょ(笑)。

ミッシェル・チュルジー ブリュット ブラン・ドゥ・ブラン グラン・クリュ レゼルヴ・セレクション シャンパン/シャンパーニュ フランス 白 発泡性 シャンパーニュ R.M. 750ml 4628円税込

メゾン・チュルジーは1881年にル・メニル・シュール・オジェに設立されました。現在約6ヘクタールの畑を所有しています。

ル・メニル・シュール・オジェはコート・デ・ブランの一番南側のグラン・クリュ。1985年にグラン・クリュ指定されています。『サロン』や『クロ・デュ・メニル』の名声に一役かっている有名なクリュですが、ル・メニル・シュール・オジェ単独だと硬質な酸と過剰過ぎるほどのミネラルが邪魔すると評されていました。

でも、このキュヴェよく出来ています。バランスが良くとても飲みやすい。ミッシェル・チュルジーの持つ豊富で優良なリザーヴ・ワインによるのでしょう。アヴィーズとかクラマン的。アッサンブラージュでスタイルを造っていますね。酸との折り合いが上手くついています。マロラクティック醗酵をすることも作用してますね。瓶内熟成も3年しっかりやってますし、酸があるため甘さが目立ちません。

少ないドザージュとSO2添加しない自然派のR.M.として独自の道を歩んでいます(笑)。無理に生産量を増やさず、頑なにオリジナリティーとクオリティーを追求する稀少な生産者なのです。


そして素直に美味しい質の高いブルガリアのカベルネ・ソーヴィニヨンです。

ヴィラ・ヤンボル カベルネ・ソーヴィニヨン 2015年 ブルガリア 赤 トラキア ヤンボル 750ml 1018円税込

フランス、イタリアよりずっと早くワインが造られ始めたブルガリアのトラキア地方。ギリシャ同様紀元前3000年の歴史を誇ります。また、一説にはギリシャを遡るワイン発祥の地として紀元前5000年の歴史があるとも。いずれにせよ、ワイン用の葡萄の原産地ですから古いのはたしかです。また、日本との関係も古く、1970年代から、ブレンド用として多くのブルガリア産ワインが輸入されていました。当時の日本は国産ワインの表示義務がかなりいい加減でしたから、知らずに飲んでいたのではないかと思います(笑)。

そう言えばかつてメルシャンが『ボイヤール』銘柄でブルガリア・ワインを日本へ輸入してましたね。当時、ボルドー飲むより安くて美味しかった記憶があります(笑)。この時期、特に品質の高いカベルネやメルロ等のヨーロッパ品種を主にソ連に輸出し好評を得ていたようです。

そして混乱と荒廃の1992年の民主化、2007年のEU 加盟を経た現在、国際市場を意識した素晴らしいワインが多く誕生しているようです。

このワイナリーはブルガリア南部バルカン山脈が背後にそびえるワイン産地トラキアン・ヴァレーに畑を持つヴィラ・ヤンボル。ブルガリア国内でも特に古い192

4年設立のワイナリーです。トラキアン・ヴァレーは、生育期は暑く乾燥し、秋には穏やかな快晴が続くブドウ栽培適地です。葡萄は良く熟し、しかも収穫期にアクシデントが少ないようです。このため、ボルドー品種のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロの栽培により各国で高く評価されました。中でもヴィラ・ヤンボルはそのスペシャリストとして一目を置かれる存在です。

味わいは率直に美味しい(笑)。生き生きとした果実味は、強く構造の頑強さに支えられています。ブルーベリーやカシス、新緑を思わせる青さ。それに見合った十分な重さ・きめ細かさがあります。弾力があり、噛んで飲めるような質感。

今やカベルネ・ソーヴィニヨンというと巷に溢れているし、ニュー・ワールドの定番として陳腐化しているものが多々。このワインはそんなその他大勢と同じような価格帯ですが(笑)、ぶっちぎりの高品質。低価格帯のカベルネ・ソーヴィニヨンとしてはベストかと。

ちなみにコルクはDIAM を使用。これだけでも生産者の気合いが伝わりますが、

DIAM はDIAM でもDIAM 5を使っています!DIAM とはブショネが起こらないことを保証した最先端の合成コルクです。末尾の数字はその期間を表します。DIAM 5だと5年間ブショネが起こらないことを保証しています。この価格帯のワインですと高価なDIAM はまず使いません。稀に使う生産者はいますが、せいぜいDIAM 2です。まあ、2~3年のうちに消費されるようなワインの価格帯なのです。でも、このワインの生命力はそれを遥かに凌ぎます。

安旨ワインの元祖なのです(笑)。


続いてこれまた素直に美味しいスペインの赤。飲み飽きしない本格派なのです。

テンポ クリアンサ 2010年 アルティーガ・フステル スペイン カンポ・デ・ボルハD.O 750ml 1250円税込

ニューヨークの高級レストラン「オレオール」でチーフ・ソムリエを努めたスペイン人、マルティー・ケール氏が、「飲む人のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワイン造り」を目指して2002年に設立したワイナリー。マスキューの定番のエルミータ・デ・サン・ロレンツォとティエラ・セレナの供給元と言えばご安心かと(笑)。

このワイン、スペイン リオハの南東、エブロ河沿いに広がる産地D.O.カンポ・デ・ボルハのワインです。ティエラ・セレナの産地と同じです。セパージュはガルナッチャ85%、テンプラニーリョ10%、メルロ5%。ティエラ・セレナはテンプラニーリョ100%でしたが、これはガルナッチャがメイン。また違った味わいなのです。

ステンレス・タンクで発酵したのち225L のオーク樽で9ヶ月熟成(新樽比率は50%)、さらに大樽に移し36ヶ月熟成させます。規格はクリアンサですが、限りなくリゼルバに近い(笑)。この銘柄は以前は樽熟成より瓶熟成に重きを置いていましたが、方向性を変えましたね(笑)。私好みです(笑)。落ち着いた色調のルビー・レッドは古さを感じません。抜栓直後から、穏やかな練れた印象の香りが強く広がります。コーヒー、チョコレート、バニラの風味は柔らかく上品。控え目なスパイスのニュアンスもグット(笑)。口に含むと生き生きした果実の味わい。ブラック・レッドベリー、イチゴ、プルーンなどの甘酸のバランスが良く、違和感のない親しみ易い味わい。程よく重く、程よく緻密で よい具合に力が抜けてよい具合にほぐれている。スペインワインらしくてとても良し(笑)。この地のガルナッチャの意義を感じさせてくれるかのようです。

今風のフレッシュ&フルーティー&ベビー&イージー(笑)なスタイルとは違う、根元的な違い。飽きのこない生活に根差した実直な味わいは、さすが、アルティーガ・フステルなのです(笑)。


そして、マスキューのど定番のイタリアの赤 ムスケンの久々の登場。やはりクオリティーが高い。そして進化していますね(笑)。

ムスケン2015年 アジィエンダ・アグリコーラ・セルヴァグロッサ イタリア マルケI.G.T.赤 750ml 1620円税込

2000年になってからワインづくりを始めた新進気鋭の生産者『セルヴァグロッサ農場』。ソムリエを勤めていたアルベルトとシェフのアレッサンドロのタッディ兄弟が経営しており、ファースト・リリースが2001年です。実に旨く出来ています(笑)。

セパージュはサンジョヴェーゼ50%、メルロ30%、カベルネ・フラン20%となっており、言わばセオリー無視(笑)。

とは言え飲んでビックリ!明瞭で溢れんばかりベリー系の赤い果実味。時間の経過でへたることはありません。鮮烈な酸はあくまでもフレッシュ。

緻密でしっかりしていながら、重くなり過ぎないボディー。朗らかで健康的な味わいは、まさにラベルに描かれた絵(これがカワイイ!)そのもの(笑)。飲んでいて楽しくなっちゃいます。

木樽は使わずステンレス・タンクで発酵・熟成後、6ヶ月以上の瓶熟成をして出荷されます。今風のニュートラルな造りですが、味わいは安心感のあるクラシックなものなのです。もともとの葡萄造りに腐心していますね。造り手のハートが伝わる優良なワインです。非常に高度なレベルで万人受けするワインになっています。

今飲んでも楽しめますが、じつは凄い熟成能力があると思います。侮れない高品質なのです。

以上6本

25日(金)は17~20時30分
26日(土)は11~20時30分にとりおこないます。

皆様のご来店お待ちしております。

桝久商店 岡本利秋・昭子

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

よーやく試飲会のワイン並びました!

Jul 28, 2017 by weblogland |
ふふふ(笑)。

よーやく試飲会のワイン並びました!

null

今月はわりと早くにラインナップは決まってましたが、いつもながらのバタバタです(笑)。

いつもはすべてのワインを3列に並べますが、今回は太い瓶が多く赤ワインはすべて2列並びとなりました。ヴァルディビエソのエキストラ・ブリュットに至っては太いし背が高いので棚の中に入りません(笑)。ですから棚の隣に箱積み(笑)。数はそれなりにありますからご心配しないでくださいね(笑)。

う~ん。こうして眺めているとアヴェ・デル・スールのゲヴュルツトラミネールのラベルは可愛い(笑)。雪の降るなかベンギンの親子が立っている絵ですが、妙に可愛い(笑)。目を惹きますね。トロピカルな味わいのゲヴュルツトラミネールのラベルがベンギンというのも意図ありありかな(笑)。飲んで意図を感じてくださいね(笑)!

null


ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

桝久 試飲会のラインナップ決まりました!201707

Jul 26, 2017 by weblogland |
今月7月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今月もバタバタのお知らせでスミマセン。
今月のテーマは冷やして飲めるワイン!

まずは泡から(笑)。キレッキレッのエキストラ・ブリュット。しかも瓶内二次発酵、瓶熟成18ヶ月以上!
ヴァルディビエソ エキストラ・ブリュット チリ 発泡性 白 750ml 1481円税込み
マスキュー定番のヴァルディビエソのエキストラ・ブリュットです。
ヴァルディビエソは1879年設立の名門老舗ワイナリーです。南米大陸で初めてスパークリング・ワインを造ったことでも有名。近年では国内の良好なテロワールで得た葡萄を使用したバラエタル・ワイン、絶妙なブレンドのリッチな赤も注目されており、「チリ屈指」のワイナリー
としてその名声を確立しています。
マスキューでは抜群のコスト・パフォーマンスの泡が定番(笑)。このエキストラ・ブリュットは待ちに待ったアイテムです
(笑)。シャルドネ60%、ピノ・ノワール40%、瓶内二次発酵、瓶熟成18~24ヶ月。残糖分のほとんど無いエキストラ・ブリュット。味わいは高レベル(笑)。キレッキレッ(笑)ながらもしっかり柑橘類のニュアンスがあり、アクセントのように熟したトロピカルな果実味を品良く感じます
。きめ細かく良く溶け込んだ細やかな泡。トースト香がアフターに余韻として絶妙な塩梅。こう書くとシャンパーニュみたいかな(笑)。最近見かけるめちゃめちゃ安いシャンパーニュより遥かに美味しいのは確か(笑)。こうしてシャンパーニュの牙城は崩されて行くのかな?なんて想わせます。

そしてペンギンの白ワイン(笑)?
アヴェ・デル・スール ゲヴュルツトラミネール レゼルバ 2017年 ヴィカール チリ ロンコミージャ・ヴァレーD.O.白 750ml 1064円税込み
チリのワイン産地の中枢と言われるマウリ・ヴァレーのゾーンのロンコミージャ・ヴァレーD.O.で造られるゲヴュルツトラミネールです。
マスキューでは以前コステロのゲヴュルツトラミネールが定番として好評いただきましたが、輸入が途絶えその後釜を探していました。
ありました!
安旨ゲヴュルツトラミネール!
ほどよい液体濃度、ライチ、バラ、桃、グレープ・フルーツの香り。辛口ですから甘い香りがベタつかない。グレープ・フルーツのピールのニュアンスもグット。強めに冷やしても良し。
買いブドウ、買いワインでは到達しない意図の味わいは正銘の証。デイリーな規格ではありますが、ヴィカールはチリ ワインの将来性を担う生産者であるのは間違いないですね(笑)。近年の傾向として産地が南の冷涼な地域に広がりつつあることと、自醸酒100%で独自のスタイルを模索する流れは嬉しいこと。単に安くて飲みやすいだけではグローバル競争を勝ち抜けないことを自覚してると感じます。
特に日本人好みの液体濃度と甘い芳香、
ベタつかない後味と切れの良さは、新たなゲヴュルツトラミネールの境地だと思います。

あと蛇足ですが、かわいいペンギンのラベルにやられちゃいますよね(笑)。

さて次はゲヴュルツトラミネールと同じようなスタイル。アルゼンチンにもアルゼンチン(笑)?
クリオス トロンテス 2016年 ドミニオ・デル・プラタ アルゼンチン メンドーサ 白 750ml 1542円税込み
アルゼンチンのみならず、世界からも注目を浴びる女性醸造家スサーナ・バルボが率いるワイナリー ドミニオ・デル・プラタの白ワインです。

アルゼンチンを代表する品種トロンテスを使用した香り高く濃厚なワイン。バラ、杏子、桃、ネクタリン等の甘い香りにキリッとした酸味。一般にトロンテスは、やや重すぎの酸の強いぶっきらぼうなタイプが多く、その甘い香りが過剰で邪魔なものになりがち。下品に感じることがしばしば(ごめんなさい。)。そんな訳でマスキユーでは扱いを控えていました(笑)。まあ、甘くて強いワインが好まれる彼の地です。いきおい日本人の嗜好とはちがうのかしら、と思っておりました。そんなところクリオスのバランスの良さを知って改心(笑)、目から鱗。販売を即決(笑)。
調べますと、今やスサーナ・バルボ女史は『トロンテスの女王』なんてヒュー・ジョンソンに讃えられるほど。実際に何が凄いかというと、発酵中にペプチドを分解する酵素を加えます。トロンテスはペプチドが多く、これが味わいの邪魔をしてるとか。(ジャムになる果実に入っているのがペプチド。)発酵終了時に分解されたペプチドを取り出すために珪藻土を加えます。この一連の斬新な工程により驚くほどクリアで洗練された味わいになります。技術とセンスの勝利なのです。
あまりワイン造りに手を加えないのがベストだとは思いますが、これは一工夫二工夫の技あり1本(笑)。

強めに冷して豚肉料理に合わせると絶品。また、デザート・ワインとして食後に楽しむのもグット(笑)。

今回のテーマ、冷やして飲める赤ワイン。実際は、セラーから取り出してすぐ飲んで美味しい位の温度がベストのワインとなります。すべてガメイ種でございます(笑)。
一番手のこの赤ワインは以前マスキュー試飲会で扱ったもの、タンニンが滑らかで試飲会の時より一層美味しくなりました(笑)。
コート・デュ・フォレ 2011年 サンタンヌ フルール・ド・ヴィーニュ 中央フランス コート・ド・フォレA.C. 750ml 2,268 円税込み
フランス中央部オーベルニュ地方の赤ワインです。正確にはややロワール川最初上流左岸沿い、地図によるとロワールの生産地域に区分されてます。

コート・ド・フォレA.O.C.は2000年にA.O.C.に昇格。ガメイドーベルニュを使用した赤ワインが特徴です。ガメイと遺伝子がどうなっているのか解りませんが、ボジョレーのものと比べると香りの構成はにていますが、力強さや熟成能力に勝ったものとなるようです。
このフルール・ド・ヴィーニュは2005年からこの地でワイン造りを始めた女性醸造家ステファニー・ギヨさんのドメーヌです。標高380m の畑に植えられた樹齢60年超のガメイドーベルニュだけで造られています。

イチゴや桑の実の生き生きした甘酸っぱさ、プルーンの濃厚さ、サクランボのリキュール漬けの風味。一口飲んだだけで魅了されてしまう、とてもキュートな少女のようなワイン。そして時間の経過とともにしなやかな力強さがあらわれて、このワインの奥深さに驚かされます。ボジョレーのガメイとは明らかにこの点が違いますね。このワイン2011年ですからもう5年経っているのですが、このフレッシュネスと熟成能力はいわゆるガメイとは別物としか思えません。ただし、香りは似ている(笑)。

う~ん。

もちろん地元のオーベルニュ地方造られる個性の強いチーズ カンタルやブルー・ド・ベルニュとは鉄板の相性ですから、やはりロワールというよりオーベルニュ地方のワインと呼ぶべきなのは確かのようですね(笑)。

そしてクラシックな大物の登場(笑)!ピノ・ノワールっぽいスタイルです。
ル・ポキュラン 2014年 ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール フランス ボジョレー 赤 V.D.F. 750ml 2700円税込み
クリュ・ボジョレー ムーラン・ナヴァンの西のヴォーセルノーに本拠を置くドメーヌ・ド・コート・ド・モリエール。ブルーノ・ぺルノーさんと奥さんのイザベル夫妻が古き良き時代のワイン造りを再現実践。植樹は1m 間隔、余計な化学薬剤は一切使用せず栽培した葡萄は、SO 2 も使用しないで醸造されます。やれば出来るとは思いますが、ここまでやる人はほとんどいないですね(笑)。第一採算が合うのか(笑)?得られる果汁は1本の葡萄樹からハーフ・ボトル1本を遥かに下回ります。
味わいはマルセル・ラピエールのスタイルをもっと強く深くしたような感じかな(笑)。
ところで日本ではボジョレーのモリエールと言えばドメーヌ・ド・オート・モリエールが有名。漫画『神の雫』で取り上げられた影響です(笑)。これはドメーヌ・ド・コート・ド・モリエール。デンマークの著名レストラン『ノーマ』でオン・リストされていることで業界では有名(笑)。

このワインはA.O.C.の域外で造られるガメイ100%のもの。それゆえV. D. F. 。畑は海抜450m の砂地の南東向きの斜面の畑 。伝統的なマセラシオン・セミ・カルボニックで6日間の醸し後ゆっくり優しくエア・プレスしホーロー引きのタンクでシュール・リーの状態で熟成させます。そして澱引き、濾過をせずに瓶詰め。すべての工程でSO 2 は無添加。

味わいは小粒のベリー(特にイチゴ)、チェリー、黒スグリのニュアンス。砂地の畑故か独特な感じがします。かろやかで、可愛らしいフレッシュな香りですね(笑)。時間の経過とともに甘さとコクが増し、さらに腐葉土や穀物類のニュアンスが加わってきます。枝豆っぽさも(笑)。モエールらしい生命力を感じるワインなのです。

そしてモリエールの看板のモルゴンです!渾身の味わいですぞ(笑)。
モルゴン 2013年 ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール フランス 赤 ボジョレー モルゴンA.C. 750ml 3480円税込み
これは樹齢60年の古樹で栽培した葡萄を開放式のタンクで房ごと発酵させたもの。いわゆるセミ・マセラシオン・カルボニック。古典的な発酵方法。12日間の醸しのあとゆっくり優しくエア・プレスした後シュール・リーの状態で6ヶ月ピエス樽(多分古樽)で熟成、澱引き濾過をせずに瓶詰め。すべての工程でSO 2 は無添加。
味わいは「こんなに美味しいボジョレーを飲んだのは何時以来(笑)!」美しく落ち着いた紫色。チェリーやイチゴの風味がぎっしり、ぎゅっと詰まった甘くないジャムのよう。深く、大きく、広い様はいう言葉がない(笑)。時間の経過とともに重い腐葉土やキノコ、リキュールっぽさが出てきます。同時に果実味は力強さ、緻密さを増し、しなやかで弾力のあるものに変化。『噛みごたえのあるワイン』です(笑)。ジビエとの相性は抜群なはず。
ワインとしての生命力を感じる逸品なのです。

以上6本!
冷やして飲むべし(笑)!

28日(金)は17~20時30分まで、29日(土)は11~20時30分までとりおこなっておりますので、お手すきのお時間にお越しくださいませ。お待ちしておりまする(笑)。

桝久商店 岡本利秋・昭子

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

試飲会のラインナップだいたい決まりました

Jul 19, 2017 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月のマスキュー試飲会のラインナップだいたい決まりました(笑)。
今月は白ワイン3本、赤ワイン3本の予定です。こう暑いと白ワインを並べるのが常識的ですが、へそ曲がりのマスキューはどうにかして赤ワインを出したい!
最もビールみたいに冷やして飲める赤ワインではありませんが、セラーから出してそのまま楽しめる赤ワインをチョイスしました。あと白は泡を含めて3本。これは夏向き(笑)。でもですね、香りの強いものを入れて一捻りかな(笑)?
インポーターさんの在庫は確認しましたから明日には発注します。ほっと一息(笑)。あとは原稿を書くだけです。
あっ!でも明日は神楽坂で試飲会だぁ。来月の準備も並行してやってます(笑)。

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

さあ‼今日は23日(金)。夕方から試飲会です

Jun 23, 2017 by weblogland |
さあ‼今日は23日(金)。夕方から試飲会です(笑)。
即席の試飲台は組み立てテーブルクロスもひきましたから、あとはグラス洗いです。120脚くらいありますからぼちぼち家内と洗います(笑)。
ここのところ金曜日がわりと忙しい。7時前後に一気に集中します。まあ、その分土曜日が楽には楽になりましたが(笑)。
プレミアムフライデーの影響ですかね?
でも今日はプレミアムフライデーじゃありませんから、真相がわかるかな(笑)?

今日はどなたがみえるか?どんな感想が聞けるかな(笑)。楽しみです。お客様がどんな感想を仰るか 私は耳をダンボにしています(笑)。これこそマスキューの生命線です!勉強させていただけるチャンスでもあります(笑)。

ご来店お待ちしております(笑)!

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

試飲会のラインナップのワイン 201706

Jun 22, 2017 by weblogland |
ふふふ。試飲会のラインナップのワインが並びました(笑)!


null

う~ん。
今回は太い瓶が4本並んでいますから重量感ありますね(笑)。内3本のメリオーのワインはラベル・デザインがアバンギャルド(笑)。一見子供の落書き(ゴメンナサイ)見たいにも見えます(笑)。説明を読むと思想的なんですけどね(笑)。

あと映像に向かって右側の2本はたまたま瓶形が同じ。ラベルの色合いの並びがシックでカッコイイ(笑)。全部並び終えて眺めて気がつきました。

そうそう、今日はYさんがおみえになりました。
Yさん「並びましたね(笑)。」
私「いつもながらのバタバタです(笑)。」
Yさん「メリオーのワイン目立ちますね(笑)。え~とこれは試飲会で飲めるから、今日はメリオーのピノ・ノワールにします(笑)。」
私「このピノ・ノワールとても良いですよ。以前試飲会でも扱いました。」
Yさん「その時は私試飲会にいってないです。これを飲んだ記憶がありません。どんなワインですか?」
私「ロワール味のピノ・ノワールです(笑)。個人的に大好きでして(笑)、マスキュー扱いのフランスのピノ・ノワールでは一番コスト・パフォーマンスが宜しいかと(笑)。」
Yさん「ルーマニアのラ・ヴィと比べてどうですか?」
私「ラ・ヴィよりしっかりしています。」

Y さん流石です!今回のメリオーのワインの中でピノ・ノワールが出ていないことにお気づきです。しっかりお調べ下さっています。冥利に尽きます。
マスキューはお客様に支えていただいていると実感。
試飲会にも気合いが入ります(笑)!

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

マスキュー試飲会のラインナップ 201706

Jun 18, 2017 by weblogland |
今月6月23日(金)、24日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました。
今回のテーマは新着ワインとロワール・ワインです!

null

まずは、これからの熱い時期に向けたイタリアの白ワインです!
〇クストーザ 2015年 モンテ・デル・フラ イタリア 白 ヴェネト クストーザD.O.C. 750ml 1481円税込み
ヴェネト州西部ガルダ湖近郊のD.O.C. バルドリーノに1958年創業のモンテ・デル・フラ。その堅実なワインづくりが実を結び、現在140ヘクタールの畑を所有。また、隣接するD.O.C.域内にも畑を購入し、バルドリーノの外ヴァルボリッチェラ・クラシコ、アマローネ等も生産。着実な歩みを続ける注目の生産者です。マスキューの定番だとリパッソですか。

このワイン、設立の地クストーザ村のD.O.C.(1971年にD.O.C.になっています。)。最上級キュヴェ クストーザ・スーペリオーレ 『カ・デル・マーグロ』はイタリアの白を代表するワインとして有名。これはそのスタンダードです。

セパージュはガルガーネガ40%、トレッビアーノ・トスカーノ20%、コルテーゼ20%、トカイ・フリウラーノ10%、シャルドネ、リースリング-イタリコ、マルヴァジア10%。かなり複雑ですね(笑)。ポイントはガルガーネガの40%(笑)。ヴェローナを挟んで東のソアーヴェと比べると興味深い。ソアーヴェですとガルガーネガは最低70%の使用が義務づけられています。このためオイリーでふくよかなスタイルのワインとなります。一方、クストーザはガルガーネガは最大40%に抑え、トリビアーノ・トスカーノを最大45%までプレンドできます。
飲んだ印象が、『甘夏を加えたようなソアーヴェ(笑)』なのは納得なのです(笑)。
こう言ってしまうと単純に聞こえますが、ボディーはがっしりしており、かなり複雑。合わせる料理は幅広く、使い勝手の良さはピカ一(笑)。何でも行けそうです。ソアーヴェはガルガーネガに重きをおき、クストーザはガルガーネガ以外に重きをおくとでも言えましょうか?
ソアーヴェと比べると習慣・生活の違いを感じます(笑)。


そしてスペイン トロの新着赤ワイン!
●ホヤ・デル・リオ クリアンサ 2013年
アルティーガ・フステル スペイン 赤 トロD .O.  750ml 1203円税込み
ニューヨークの高級レストラン「オレオール」でチーフ・ソムリエを努めたスペイン人、マルティー・ケール氏が、「飲む人のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワイン造り」を目指して2002年に設立したワイナリー。マスキューの定番のエルミータ・デ・サン・ロレンツォとティエラ・セレナの供給元
と言えばご安心かと(笑)。
このワインはトロのワイン。得意のカンポで・ボルハからはすこし離れていますが、よくぞ見つけた(笑)!さすが目利き!

このワイン、ティンタ・デ・トロ(テンプラニーリョ100%で造られます。トロは銘醸地リベラ・デル・デュエロから50km ほどドゥエロ河を下った標高600~750m の高地。寒暖差があり雨が少ない葡萄栽培適地として注目を集め、外資を含めた投資が盛んな産地です。なかでもワイナリーが集中するモラレス・デ・トロの高地が中心部。ポスト・リベラ・デル・デュエロですね。フランスの名優ド・バルデューもその一人とか(笑)。
キュヴェ名『ホヤ・デル・リオ』は『河の宝石』。標高750m の高台の畑で栽培された古樹を使った凝縮感たっぷりのテンプラニーリョは、ステンレス・タンクでアルコール発酵後コンクリート・タンクでマロラクティック発酵を行い。新樽比率20%のフレンチ・バリックとアメリカン・オークのバリックで6ヶ月熟成しました。
彼の地のテンプラニーリョらしい質感と重さのあるチェリーとブラック・ベリーの明瞭でたっぷりした果実味は見事!木樽のニュアンスが邪魔しません。裏返せば木樽のニュアンスを凌ぐ果実味があるということ。フル・ボディーと言うに相応しい堂々としたもの。今風のスタイルとは思えないしっかりした構造は高品質の証です。表ラベルには記載されていませんが、ワインメーカーのミレイア・アルティミィラの手腕によるところは大ですね。

うーん。
通例トロのワインと言えば2,000円を下りませんし、このようなバランスの取れたワインにはなかなか当たりません。
今年のホームランかな(笑)?


これよりメイン・テーマのロワールです。
でもですね。まずはガメイから(笑)。
●『ル・ポア・ジャック』2015年 
ドメーヌ・フランソワ・メリオー フランス ロワール 赤 トゥーレーヌA.C.
750ml 1712円税込み
このドメーヌ、もともとはトゥールの東側村に所在するヴィニョブル・デ・ボワ・ヴォドン。90ヘクタールの自社畑を持つ定評ある会社です。ワイン商も兼ねていますからドメーヌは会社の1部門かな(笑)。現在は創業者の孫であるジャン・フランソワ・メリオーと姉のパトリシアにより運営されています。
所在地はトゥーレーヌの北西のモンテリシャールの町外れ ロワール河の支流シェール川の右岸にあります。畑は川沿いの南・南東を向く傾斜地の好立地に葡萄樹は密植されています。栽培は余分な農薬などを使わないナチュラルなスタイル
。品種ごとに栽培や造りを分けますから手が込んでいます。しかも瓶詰め時にわずかにSO 2は添加されるのみ。世界基準はクリアしてますね(笑)。なかにはSO 2無添加のキュヴェもあります。特別有機栽培や自然派を名乗らない姿勢は高評価なのです(笑)。

このワインはガメイ100%。造りはクラシック。マセラシオン・カルボニックで醸造した後1年間ステンレス・タンクで熟成してから出荷されます。しっかり熟成していますからガス臭くありません(笑)。あと香りが驚くほど美味しくピュア。ガメイのアロマを美しく表現しています。醸しも短く、無理な抽出やプレスをしていない証拠です。しかも収穫量が制限されていますから、旨みがあり構造がしっかりしています。香りの軸はプラムですが、これほど上品なプラムはお目にかかったことがないほど。薄旨くてしっかりした私好みのワインです(笑)。ボジョレーのガメイと比べるとやや冷ややかな印象がありますが、質の高さは3000円代クラスのレベルですね(笑)。


美しいガメイなのです。

トゥーレーヌのガメイというと安酒のイメージがありますが(笑)、しっかりしたテロワールと造り手の個性を感じる正銘なガメイなのです。


●『サン・ヴィザージュ』2014年 ドメーヌ・フランソワ・メリオー フランス ロワール 赤 トゥーレーヌA.C. 750ml 2268円税込み
このワイン、コー種100%。マルベックのことですが、コットとも言われるようです。マルベック自体は溢れる香りがする品種ではありませんが、これほどマルベックの品種特徴をはっきり表現したワインはお目にかかったことはありません
(笑)。香りはプルーンやスグリなどの黒系のもの。それが液体の中に詰まっている様は壮麗!キュヴェ名の『サン・ヴィザージュ』の意味 100の顔 に納得(笑)。実に深く、圧倒的な質感は言葉を失う偉大なレベルです。
グラン・クリュ並みの低い収穫量ですね(笑)。
醸造はコンクリート・タンクで5~6週間もの長期間の時間をかけます。ピジャージュとポンピング・オーバーのみで空気をゆっくりと入れていますから無理がない。もちろん今風のミクロ・オキシダシオンや補糖・補酸などしませんし、SO 2すら加えずに醸造します。(瓶詰め時にわずかに添加するのみ。)
醸造後ステンレス・タンクで24ヶ月熟成します。木樽を使わないのは、きっとマルベックの繊細さを生かすためですね(笑)。
知り抜いた秀逸な判断です。抜栓後の時間の経過を追うごと、ポテンシャルの高さ、質の良さに心奪われます(笑)。

昨今ニュー・ワールドなどでもてはやされるマルベックですが、本当の姿を見る想い。好みは別れる品種であり味わいだとは思いますが、このワインの良さは万人が認めるはず。



●『ラリアンス・デ・ジェネラシオン』2009年 ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー フランス ロワール 赤 トゥーレーヌA.C. 750ml 2684円税込み
この『ラリアンス・デ・ジェネラシオン』
は 世代を越えた絆 の意。メリオー渾身のキュヴェです(笑)。
カベルネ・フラン80%、コー(マルベック)
20%。樹齢30~50年の選ばれた区画から良作年に造られるようです。もちろん収穫量は低くグラン・クリュ並み。
長期間の発酵はコンクリート・タンクで行われ、その工程はスローで余計なことをせず余計なものも加えません。発酵後400L のフレンチ・オークの古樽で18~24ヶ月熟成、さらに瓶で8ヶ月寝かせリリース。
すべての工程でSO 2を全く使わない技術には脱帽。しかも飲み頃に入った段階で提供してくれます。
完璧を目指す姿勢はさすが!今こんなフランスの生産者はあまりいませんね(笑)。本物中の本物です。
味わいは完璧!
フィネスのある味わいです(笑)。
ロワールのカベルネ・フランらしさを体現していますが、全てにおいて高次元。ある醸造家曰く『コート・ロティーのシラーのエレガンスがある!』とか(笑)。まあ、シラーとは違いますが(笑)、液体の濃度感はコート・ロティー並みなのは確かです。

あと面白いのは抜栓後の変化。時間の経過とともにカベルネ・フランの癖や個性 ビオっぼさが現れ、意外にバランスが悪いのかな?なんて疑ってしまいましたが、その様すら心奪われ更なる先に興味をそそられます。5日後に飲んでみて、やっぱり凄いや!と唸ってしまいました(笑)。
造り手の矜持・プライドを感じる渾身のキュヴェです。


さぁーて、このメリオーとマスキュー定番のシノンと比べていただきます。
きっと違いに驚かれるはず!
●シノン レ・オー・エ・レ・バ 2014年 ドメーヌ・ジョラン・プレザンタン
 フランス ロワール赤 シノンA.C.  750ml 2,592 円税込み
重すぎず軽すぎず、しっとりとして飲みやすく体に染み入るようなカベルネ・フランってイイですよね(笑)。そうなるとシノンが宜しい(笑)。

このドメーヌ、もともとシノンに15ヘクタールの畑を所有するセバスチャン・ジョラン氏とワイン造りのプロフェッショナル イヴ・プレザンタン氏のジョイントで2011年にスタートしました。

このワイン、収穫はすべて手摘み天然酵母で発酵後、12ヶ月コンクリート・タンクと古樽(おそらく5~600L)で熟成。そしてそれをアッサンブラージュして6ヶ月ステンレス・タンクで熟成させてリリースされます。

ラベルに書かれたようにレ・オー(高台)とレ・バ(低地)のキュヴェをブレンドした訳です。ですから濃さの塩梅がとても宜しい(笑)。濃いけれど軽やか(笑)。私どもの好むところでございます(笑)。ただ品質がかなり高く、今飲むには少し早いかな?あと3年位経ったらかなりよくなるはず。

抜栓直後の鉄や血を思わせる生々しさは典型的なカベルネ・フランの証。柔らかで深みがありながら軽やかなタンニンと柔らかで多量のベリー系の果実味は邪魔するものが無く、フラン独特の癖も心地よく感じさせます。



フランス・ワインって奥行きも幅も広い!と実感できましたら幸いに存じます(笑)。

皆様のご来店お待ちしております!

桝久商店 岡本利秋・昭子

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ
ページ移動 前へ 1,2, ... ,8,9,10, ... ,23,24 次へ Page 9 of 24