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8月28・29日のマスキュー試飲会のラインナップ
Aug 24, 2015 by weblogland |相変わらず暑いですね(笑)。残暑どころじゃないですよね。でも、一時の酷い厚さからは少しは楽になりましたね。ワインを飲む気も戻ってきました(笑)。
今回は白3本、赤3本。
冷して飲める旨味のあるワインをチョイスしました。
◯マクリーナ 2013年 ガロフォリ イタリア マルケ 白 ヴェルディッキオ・デ・カステル・ディ・イエージD.O.C. 750ml 1465円税込み
私の敬愛する『神』ガロフォリが造るヴェルディッキオ100%の白ワイン。かつてイエージのワインは安物が多く日本に輸入されてましたから、イメージが悪い(笑)。水っぽい印象が拭えない(笑)。もっとも暑い海岸部の産地ですから酸が少なく、勢い飲みやすい量産ワインに走ったのも事実。
そんな大勢に背を向け優良なイエージの白ワインを作り続けD.O.C.G.にまで登り詰めた大貢献者がガロフォリなのです。
他の生産者が造るイエージとは明らかに違う不思議。もっともこのキュヴェは早飲みのスタンダード・クラスなのですが、それでも旨さが違う(笑)。イエージというよりマテリカに近い詰まり方と大きさがあるとでも言えばよいかも…。
もちろんコスト・パフォーマンスの高さは驚き。ただし在庫限りとなりますから、お見逃し無きようお願いいたします。
◯アルザス リースリング2014年 ポール・ジャングランジェ フランス アルザス 白 750ml 2093円税込み
マスキュー定番のアルザス リースリングです(笑)。ひっそり売っていましたが、このランクのアルザスとしてはNo.1かと。昨今試飲会などでよくアルザスワインを口にしますが、どれも高い(笑)。アルザス・グラン・クリュ設立以降 いわゆるアルザル◯◯というジェネリック・クラスの品質が下がり、新設されたグラン・クリュに価値を見出だした生産者と市場の流れは止まりません。心に響く普通のアルザス・ワインは無くなったみたいですね。旨いアルザスを飲みたかったらグラン・クリュを飲むしかない…。
昔のレオン・ベイエなどのいわゆるアルザスA.C.ワインの質の高さはグラン・クリュに集約されましたね。かと言ってアルザスA.C.ワインの値段は高止まりですから、飲む気がなくなる。とお嘆きの貴兄に朗報です(笑)。
◯レゼルヴ 2013年 ドメーヌ・デュ・タリケ フランス ガスコーニュ 白 コート・ド・ガスコーニュI.G.P. 750ml 2005円税込み
ガスコーニュの白ワインのスペシャリスト、ドメーヌ・デュ・タリケの意欲作『キャトル・セパージュ・レゼルヴ』が『レゼルヴ』としてリニューアルいたしました。
マスキューでは『コテ・タリケ』が定番として、皆様から高い支持をされています。
この『レゼルヴ』セパージュはグロ・マンサン、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンからなります。これらの4つの品種はバリック樽で6ヶ月間別々に熟成された後アッサンブラージュされます。そしてステンレス・タンクで寝かされてから瓶詰されます。
味わいは非常に複雑で濃厚。でもくどさがありません。ファースト・アタックはフルーツの盛り合わせ(笑)。調和が素晴らしい!トースト香やバニラ香も美しく、バリックが邪魔しません。後味にほんのり漂うハニーさはエレガント。力づくではない力強さは、完成されたスタイルです。さすが白ワインのスペシャリスト!
●ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ ルージュ 2012年 ドメーヌ・ド・ラ・モナディエール 南フランス ローヌ 赤 750ml 1819円税込み
マスキューでは名前が呼びづらいのでラベルに大きく書かれた『MON』と呼んでます(笑)。
このドメーヌ・ド・ラ・モナディエールは1987年にクリスティアン・ヴァッシュがローヌ ヴァケラスの地に設立。以降テロワールを表現した自然なワイン造りを実践。除草剤や化学肥料も一切使用せず、肥料も必要な時だけ有機肥料を与えるだけ。その成果はフランス国内で高く評価されています。三ツ星レストラン御用達とか。
このワイン春先の試飲会でご紹介しましたが、夏場を過ぎてようやく調子が出てきました。本領発揮なのです(笑)。
●シャトー・クロノー 2013年フランス 赤 ボルドー・スペリュールA.C.750ml 1740円税込み
まず飲むと非常にタイトで質感溢れるタンニンが特徴的。味わいにデラウェアっぽさがあるので、一瞬アン・トゥル・ドゥ・メールかなと…。
???
まず産地チェック(笑)。サン・フォア・ラ・グランドから南に10KMのところにあるリダェック村とのこと。まずサン・フォア・ラ・グランドを探すとサン・フォア・ボルドーA.C.のある町です。更にリダェック村はと?ボルドーの地図には載っていません(笑)。さてさて?ボルドーの外れベルジュラックにつながるドルトーニュの地図にありました!ボルドーと言うより南西地域に近いですね(笑)。
これで味わいの謎が氷解。サン・フォア・ボルドーはボルドー最北東部ですが、アン・トゥル・ドゥ・メールの地続き。しかも気候は南西地域により近いはず。アン・トゥル・ドゥ・メールに似た味わいと南西地域のようなしっかりしたタンニンを併せ持っていた訳です。
●ル・キャバレ・デゾワゾー2014年 ラ・プチ・コマンドリ フランス コルビエールA.C. 赤 750ml 3054円税込み
南フランス ラングドックの広いA.O.C.コルビエール。あまりに広くしかも多様なため1990年にサブ・リージョンを11に再編されました。現在は新たに独立したサブ・リージョンがありますから8つのサブ・リージョンからなりますか。
このラ・プチ・コマンドリは2000年にステファン・マディックさんが4ヘクタールの畑を購入してからドメーヌは始まりました。地所はコリビエール最西部 アラリック山脈と台地に挟まれた谷のような地形。大西洋からの風が通り抜ける特徴あるテロワールのようです。
この『ル・キャバレ・デゾワゾー』はカリニャン75%、シラー25%。アルコール分は12%と低いですが、過度に感じない物凄い凝縮感。いわゆる優良なビオに通じる味わい。深み・広がりはグレート・ワイン クラス。複雑な赤・黒系果実の香りはハーブなどの植物ののニュアンスと相まって突出した個性をみせます。あと、過剰に手を加えていない自然さがエクセレント(笑)!全房醗酵しながらもタンニンが過剰で固くない。ほとんどプレスしてないですね。無理に遅摘みしたり長い醸しもしてないはず。インポーターさんに聞いたところクラシックなマセラシオン・カルボニック法で造っているとのこと(やはりフリーランのみでワインを造ってました。)。
いつも通り28日(金)は17時~20時30分 29日(土)は11時~20時30分まで行っておりますので、お手すきのお時間にお越しくださいませ。
お待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭
>> ワイン会セット
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完璧に並びましたね(笑)。
Jul 24, 2015 by weblogland |完璧に並びましたね(笑)。
これで一安心。明日の試飲会楽しみです。
ところで今日私は銀座でインポーターさんの試飲会に行ってきました。あまり試飲会を開かないインポーターさんですから、行かない訳にいきません(笑)。この期に及んでまだマスキュー試飲会のラインナップのワインを探している訳ではありません。念のため(笑)。
今日の試飲会はユニークなワインばかりでしたので楽しかったです。面白いもので、インポーターさんにより販売するワインに特徴があります。売れそうなワインをなんでもかんでも集めているインポーターさんもあれば(笑)、沢山売れない個性派ばかりを集めたインポーターさんもあります。また、両者をバランス良く扱うインポーターさんもありますね。インポーターさん自体の規模にもよるのかな(笑)。
そして銀座からマスキューに帰ってきたら、家内が棚を埋めていてくれたということでございます(笑)。
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今日は週末の試飲会のワインを棚に並べました。
Jul 22, 2015 by weblogland |今回シャンパンボトルが3本並びますから、ちょっと棚の上は窮屈になるかな?背も高いですから棚の中では寝かせないと収まりません。地震でも起きなければ平気かな?3・11の時は、棚の一番下に寝かせておいたシャンパンボトルが鰻のように泳いだ(動いた)のには驚かされました。棚の下にシャンパンボトルを寝かしていると、いつもあの時の事が思い出されます。これも一種のトラウマかな?あの時マスキューは別段被害はありませんでしたが、実際に被害にあった方のトラウマを思うと切ないですね。
暑い中いらしてくださった方をシャンパンボトルは待っているみたいに見えます(笑)。そう見えるのは私だけかな(笑)
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!
Jul 22, 2015 by weblogland |本当は先週の金曜日には決まっていましたが、ワインが届いておらず、お知らせ遅くなってスミマセンでした。
梅雨が明けて暑い中ですから、まずは泡の3連発!
◯ヴィーニャ・アデイラ カバ ブリュット・ナトゥーレ ロペス・モレナス スペイン 発泡性 白 カバ 750ml 1203円税込み
清涼感の塊(笑)!
カバらしくない(笑)?
でも気にしないで宜しい!
マロラクティック醗酵はブロックしてますね(笑)。レモンや青リンゴ、グレープフルーツなどの柑橘類が泡とともに広がる様は清涼の一語。ドザージュしなくともひ弱さがない点秀逸。しかも安い!本当に瓶内醗酵・熟成しているのか?疑う価格なのです(笑)。
セパージュはマカベオ90%、パレリャーダ10%。チャレロは使いません。このワインのピュアネスの秘密はこの辺にあるかも?
カバと言うとスペイン バロセロナ近郊のタラゴナが主要産地ですが、このカバはポルトガル国境のD.O.ルベル・デル・グアディアナの中心にあるカバのD.O.。今やカバは地理的制約を外したカテゴリーになっていますね。
独自なイノヴェーションを感じる新境地のカバなのです。
◯プロ・セッコ 『トレヴィソ』 エキストラ・ドライ レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 白 750ml 2000円税込み
食前の乾杯に1杯だけ飲んで、すぐその存在を忘れてしまうようなお手軽なプロセッコとは明らかに違う、食前から食中ずっと楽しめる上等なプロセッコが入荷しました!是非お試しいただきたい秀逸なプロセッコです(笑)。
レ・コンテッセ社はプロセッコに最適とされるコネリアーノ地区に畑を所有、丁寧な栽培で質の良い葡萄を育てています。
グラスに注ぐと、これがプロセッコ?と思うくらい濃い麦わら色。豊かな香りと厚みがある果実味によくあってとても自然。ラムネのような優しいライム香にアカシアの花、夏みかんの花、桃、リンゴ、カリンといった明瞭で華やかな香味、草の匂いやハーブのニュアンスが混じり爽やか。余韻にはほのかにハチミツを感じ上等。
うーん。
今まで飲んできたプロセッコって一体なんだったの(笑)?
ガス圧が5.3気圧ありますが、液体との溶け込みがよくグッド。トラディショナルなプロセッコは葡萄の収穫を早めにします。そうすることによりしっかりとした泡を確保でき、ラムネのような清涼で優しいライム香が漂います。
タンク内二次醗酵のいわゆるシャルマ方式でプロセッコは造られますから、生産者は初期投資設備にコストかかかります。このため生産者も中規模以上の生産者に限られ、生産量もいきおい多くなる傾向があります。ですから海外に輸出されるプロセッコはあまりプロセッコらしくないものが多くなりますね(笑)。
性格上エキストラ・ブリュットと言ってもやや甘く感じますが、しっかり冷して飲むべきスパークリングと言うことでお楽しみくださいませ(笑)。
◯クレマン・ダルザス エキストラ・ブリュット ドメーヌ・アルベールマン フランス アルザス 発泡性 白 750ml 2962円税込み
アルザスの大スター ドメーヌ・アルベールマンのクレマンです。
セパージュはピノ・ブラン66%、ピノ・ノワール28%、ピノ・グリ 6% とピノ尽くし(笑)。味わいはしっかりしながらも、軽やかであくまでアロマチック。ピノ・ノワールが重さに作用していない点アバンギャルド。クレマン・ダルザスはフローラルでアロマチックでなくてはならないと、堅く信じる原理主義者の私は大満足なのです(笑)。
瓶熟成期間は18ヶ月。熟成香が鼻に付かない案配は流石!マロラクティック醗酵を押さえて残した酸の美しいこと。シャンパーニュや他のクレマンとは明らかに意図・思想が違います。
アルベールマンのスティルはひたすらフル・ボディですが、クレマンも同じように造らない点 なんたるか解っていますね。
これでイイのだ(笑)!
少しは涼しくなりましたか?この次はマスキュー定番の白 トカイ フルミント2014年です。泡の後の登場ですが、ご心配なく(笑)。2014年良いですよ!
◯トカイ フルミント ドライ 白 2014年 シャトー・デレスラ ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1296円税込み
ハンガリートカイの中心部トカイ・ヘジアリャで造られる辛口の白ワイン。造り手は15世紀初頭まで記録に遡れるシャトー・デレスラ。もっとも2005年にシャンパーニュのドラン家(ハイパー・エドシックで有名)による資本投資により復活しました。ハンガリーが共産圏からEUに国家の舵を変えたためです。
このワインはフルミント85%、シャルガ・ムシュコタイ15%。低温で管理できるステンレス・タンクで醸造・熟成されます。マロラクティック醗酵はしていないようですね。
もともと大陸性の冷涼な土地柄、切れのあるシャープなワインだと想像していましたが、こんなに切れがあるとは(笑)。切れと言うより強さ 強靭さなのです。しかもバランスが良い。
柑橘系の香りが勢い良く放出され、しかも的が定まっている(笑)。フルミントの辛口は初めて飲みましたが、永遠の命をもつエッセンシアを支える品種であることを実感しました。
香り自体に複雑さはさほど感じませんが、この価格帯のワインとしては出色の出来映えです。
後半の2本は赤ワインです。
定番のスペインの赤 エルミータデサンロレンツォが2005年になりました!
スッゴく良いですよ(笑)。
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2005年 スベイン 赤 セントロ マンチュエラD.O.750ml 1296円税込み
エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年が2005年になってしまった!とお嘆き無きようお知らせいたします(笑)。
2004年と比べると2005年の方が力強く若い感じがします。2005年の作柄の良さですね。逆にちょっと枯れた感じのスペインワイン好きにとって2005年は、もう少し時間が必要かも(笑)。
ただし、ワイン自体の力は2005年の方が上。大きさ・奥行き・生命力ともに2004年を凌ぎます。今2005年を開けると、まだ先がある感じ(笑)。ようやく飲み頃に入ったところです。まあ、時間の経過とともにゆっくり楽しめる良さは何時も通り(笑)。
お値段は2004年よりちょっと上がりましたが、十分許せる範囲です(笑)。
このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。
セパージュはガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。ステンレス・タンクでマロラクティック醗酵まで完了した後、まず新樽100%のフレンチ・アメリカンオークの小樽にて3年熟成。そして大樽に移して4年熟成して瓶詰めされます。途中で樽を替えるテクニシャン!
しかも、いわゆるグラン・レゼルバの規定熟成期間60ヶ月を越えてます。充分な熟成期間を経てリリースされていますね(笑)。
味わいはクラシック!枯れて余分な物がそげ落ちながら、明瞭な果実味が溶け込んでいます。グラン・レゼルバでも中庸なボディは好印象。
ブラインドで飲むと枯れたテンプラリーニョっぽいのですが、ちょっと違う。プラムの香りにベリーの香りがバランス良く溶け込んでいます。ガルナッチャとカベルネの果実味の特徴が上手く表現されている訳です。時間が経つとプラムの熟したニュアンスが増してエクセレントなのです(笑)。
いわゆる今風のパワー勝負の早飲みスタイルではなく、シンプルな美しさを訴求するクラシックなスタイルです。アルコール分14%と高いのですが、飲んだ印象は12.5%位にしか感じません。時間をかけることで総てを解決しています。強い果実味だけがワインの品質決定要素ではないのです。
緻密なワイン造りとしっかりとした葡萄栽培。あと生産者の良心を感じます。
海外にはなかなか出回らないワインに違いありません。願わくば、アメリカで人気が出ないよう!
でも、アメリカ人にはこの味が解らないかな(笑)?
このワインを飲んで幸せになれる私は、幸せ者なのです(笑)。
トリはなんと アパッシメント(陰干し)の赤!バランスが良くて飲みやすい。しかもお手頃価格(笑)。
●『アパッシメント』2013年 カーサ・ヴィニロニア イタリア プーリア 赤 I.G.P. 750ml 1527円税込み
かっこいいボトルが素敵な南イタリア プーリアの赤ワイン。販売元は彼のボッター・カルロ、リーズナブルなワイン・チョイスにはいつも助けてもらってます(笑)。
このワイン、メルロ60%にプーリアを代表する2つの葡萄品種プリミィティーヴォ30%・ネグロアマーロ10%をブレンド。遅摘みした葡萄を収穫後2週間ほど陰干しして更に糖度・凝縮感を上げたアパッシメントによって造られています。
飲んだ第1印象は、とても美味でリッチ(笑)!
きめ細かく、でも濃厚。ほどよく上品な甘さを伴った果実味が口の中を転がるような心地良いまろやかさがグッド。若いタンニンが暴れるのではないかと心配しましたが、とても綺麗です。
ビター・チョコレートプルーン、キノコ、香ばしく焦げた正油、ソース等の風味に干しアンズの甘酸っぱさ・ピリッと辛い黒胡椒がよく効いています。飲み込んだ後のフワッと甘いカラメルやエスプレッソの印象で満足感がさらに上昇(笑)。
うーん。
飲みごたえ十分です。
暑い地域のワインにありがちなベタつく甘さや豊満過ぎてしまりがないといったマイナス要素は一切感じさせない。しかも確実にプーリアのワインらしいところは秀逸。
非常に溶け込みが良く、アパッシメントした痕跡が見えません(笑)。かなりの造り手ですね。造り方など詳細をもっと知りたくなるワインです(笑)。
いつも通り24日(金曜日)は17時~20時30分、25日(土曜日)は11時~20時30分までとりおこなっておりますので、ご自由にいらしてくださいませ。
桝久商店 岡本利秋・昭
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明日は試飲会(笑)。
Jun 26, 2015 by weblogland |私「今回はまたロワール入ったね(笑)。」
家内「取り寄せたサンプルは全滅だったけど(笑)、先月紹介出来なかったワインがあって良かった(笑)。」
私「それにしてもロワール・ワインは良いワインに当たる確率高いよね。」
家内「そこはやっぱり料理に合わせるワインだからね(笑)。」
私「今風の濃いスタイルばかりだと飽きるし、合わせる料理がワンパターンになるしね。」
家内「でもさ、今回出す『モラゴン』と『オプティマ』は味わいと価格のバランスが良いから売れるかも(笑)。」
私「多分『モラゴン』は一番売れそう(笑)。『オプティマ』だってコスト・パフォーマンスの高さは驚きだよね。逆にメヌトゥー・サロンは難しいかも(笑)?特に若い方は経験したことがないスタイルだろうからね…。」
家内「クラシックな上級者向けかな(笑)?」
私「でも、あの味わいに目覚める人が一人でもいたら嬉しいよね(笑)。」
家内「きっといるはず(笑)。マスキューのお客様は舌が肥えてるからね!」
私「好き嫌いが別れるとは思うけど、良さだけでも伝われば良しとしましょうか(笑)!」
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ようやく試飲会用ワインが並びました(笑)!
Jun 24, 2015 by weblogland |私「ここのところロジェフェリシアン・ブルーのトゥーレーヌ・ムスーが売れ出したけれど大丈夫かな?追加発注しようか?」
家内「この時期ピッタリなスパークリングだよね。どうしようか?先行して売り始めているのが業務用だからまとめて出るんだよね。」
私「明日業務用の発注が入っていたら朝イチで追加しようか。」
家内「試飲会に出せる数が1ダースじゃ足りないからね(笑)。」
私「でも一番ヤバイのがメヌトゥー・サロン(笑)。」
家内「これはもう仕方ないから諦めてもらおう(笑)。インポーターさんの在庫自体がないんだからね。」
家内「これはお代わりなしね(笑)。」
私「でもさ、こうして予想を立ててもその通り行かないこともあるしね(笑)。」
家内「当日の気温や天気も影響するしね。」
私「それがワインらしくて良いかな(笑)。」
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6月26・27日のマスキュー試飲会のラインナップ
Jun 22, 2015 by weblogland |まずは暑いなかお越しくださったウェルカムの泡(笑)。つまらないシャンパンより美味しいはず!
◯トゥレーヌ ブラン・ドゥ・ブラン メソッド・トラディショナル N.V. ソシエテ・ロジェ・フェリシアン・ブルー フランス ロワール 発泡性 白 750ml 2145円税込み
ロワール トゥレーヌに1969年設立のソシエテ・ロジェ・フェリシアン・ブルー。トゥレーヌを代表するワイン・メーカーのひとつです。
今回入荷のブリュットはシェナン・ブラン100%、シャンパーニュと同じ瓶内二次醗酵で造られます。
美しく輝く黄金色。繊細な泡が途切れることなく静かに長く立ち上がります。やさしく明瞭な香りは白い花、アプリコット、マンダリン・オレンジ、黄色いリンゴ。ふっくらとやさしく、旨味に繋がる甘味を含む果実味。
ボディーの強さとなる豊富で伸びのある酸。余韻には焦がしたキャラメル、バター、ナッツのニュアンス。
とても華やかではあるけれど、華美になりすぎない上品さは、シェナン・ブランの最高の長所。
スバークリング・ワイン好きの方を魅了すること間違いなしの美味しさです(笑)。乾杯や前菜だけでなく、コース料理であれば魚料理にまで対応できる。
お薦めの1本なのです。
さてさて、お次は『大日本ロゼ・ワイン普及協会』大推薦のロゼです(笑)。
●『ゼゼン』ロサート 2014年 ボデガス・ゼゼン スペイン ナバラD.O. ロゼ 750ml 1425円税込み
スペイン リオハの東に位置するD.O.ナバラ。今やテンプラニーリョにカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドした赤ワイン(リオハより親しみやすいタイプが多い)で有名な産地ですが、古くはロサード(ロゼ)で知られた産地。このワインはそのナバラ ロサードの良さを十分に堪能出来るワインです(笑)。
あれ、次の赤ワインは見たような…?マスキュー定番のモラゴンなのですが、先日飲んだら驚くほど旨い!マスキュー初登場は2011年ヴィンテージ。現行は2013年ヴィンテージ。進化したかも(笑)?
●モラゴン 2013年 ボデガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O.赤 750ml 925円税込み
香りはカベルネの味はしませんが(笑)、プラムやチェリーの香りが控えめながら明るくエレガント。色も黒くなく、とてもスペインのワインとは思えない出来上がりの良さ。かといってモデルのワインは思いつきません。ブラインド・テイスティングしたら、外しますね(笑)。
濃度感のあるワインなのですが、タンニンの柔らかさと酸の少なさが逆にプラスに作用してます。果汁調整したような不自然さもありませんし、崩れない構造の良さもあります。
ましてやこの価格!
ボデガス・カスターニョのイノヴェーションを垣間見ました。
ただアメリカ人をターゲットにしてますね(笑)。でも、きっと受けるはず(笑)。
恐るべきスペインワインなのです。
そして今風のトップランナーです(笑)。
●コルビエール 2011年『オプティマ』シャトー・ラ・バスティード 南フランス コルビエールA.C. 750ml 1885円税込み
南フランス ラングドックの一大生産地コルビエール。その地で『ロック・スター』と評される今風のトップランナー シャトー・ラ・バスティードの赤ワインが入荷しました(笑)。
うーん。
説得力ありますね(笑)
インクのように濃い紫色。グラスから強く立ち上る香りは良く熟したカシス、ラズベリー、プラム、甘草、コーヒー、スパイス…と豪奢です。厚みがあり、凝縮感たっぷりの果実味は滑らか、オイルの印象さえ持ってます。シラー80%、グルナッシュ20%のハイ・スパート・スタイルのワインですね(笑)。
今回最後の2本は先月に引き続きロワールのピノ・ノワール。良いワインなのです(笑)。
●ピノ・ノワール『レ・ゼキサゴナル』2012年 ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー フランス ロワール V.D.F.赤 750ml 1666円税込み
このドメーヌ、もともとはトゥールの東側村に所在するヴィニョブル・デ・ボワ・ヴォドン。90ヘクタールの自社畑を持つ定評ある会社です。現在は創業者の孫であるジャン・フランソワ・メリオーと姉のパトリシアにより運営されています。
ネゴスに近い立ち位置の家業を高品質ワインを造るドメーヌに変えることが狙いですね。この点ジェレミ・ムーラと共通の目標ですね。質と量の両立。志が高くて宜しい(笑)。
ところで味わい。ロワールのテイストが感じられるピノ・ノワールらしいフランボアーズや苺の香り。輪郭がはっきりしていて、広がりも素晴らしい。基本的にはフレッシュ&フルーティーなのですが、少しも軟弱ではありません(笑)。全房醗酵かと思えるほどの強さが秘められています。
うーん。
マスキュー扱いのピノ・ノワールではもっともコスト・パフォーマンスに優れていますね。
さて本日のトリは
●メヌトゥー・サロン 2011年 ドメーヌ・フィリップ・ジベール フランス ロワール 赤 メヌトゥー・サロンA.C. 750ml 3055円税込み
ロワール河上流。サンセールの南に位置するA.O.C.メヌトゥー・サロンでビオ・ディナミ農法を真剣に追求するドメーヌ・フィリップ・ジベールの赤ワイン。ピノ・ノワール100%です(笑)。
柔らかいが跳ね返してくる弾力を持った果実味。口の中にイチゴキャンディーやリキュール漬けのチェリーのふわっ華やかな香を残して喉を滑り落ちていく。とても印象的で優しいキメの細かいワイン、大好きです(笑)。…とはいえ、最初のうちの強い還元臭、鉄の匂いは問題ですか?嫌う人もいるかな?また私のように、それがとても美味しく感じる人もいるかも(笑)。
26日(金曜日)は17時から20時30分、27日(土曜日)は11時から20時30分までとりおこなっていますので、ご都合に合わせてお越しくださいませ。
桝久商店 岡本利秋・昭
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明日はマスキューの試飲会です!
May 21, 2015 by weblogland |写真に向かって4本がジェレミ・ムーラのワインです。
外観も個性的でしょう(笑)。真ん中に写っている『コレクション』の赤・白の風変わりなボトルは描かれているフクロウが愛嬌あって、並べながら思わず「うふふふふ。」なのです(笑)。
今家内は試飲会で外出中。一人でフクロウを並べる至福の時を満喫してます(笑)。
家内が帰ってきてから、「あー、並び方が美しくない!」と批判を浴びても知らん顔出来そうです(笑)
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今月5月22・23日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
May 19, 2015 by weblogland |今回はロワール河河口特集です(笑)。
ペイ・ナントがあの辺の中心。ミュスカデと言えばピンときますね。
でもですね。それ以外は思い浮かばない(笑)。最近のトレンドの妙に濃いミュスカデはスルーします(笑)。つまらない(笑)。
かなりマニアックな上級編となりました。
まずはマスキュー定番のグロ・プランからスタートします。
◯グロ・プラン・デュ・ペイ・ナント シュール・リー 2013年 ドメーヌ・B&D・マルタン
販売価格(税込): 1,434 円
当店の定番ワイン、ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・シュール・リーの名手、ドメーヌ・マルタンのグロ・プランです。
ナント地方の地場品種グロ・プラン種100%でつくられています。
このグロ・プラン種はフォール・ブランシュの別名でガスコーニュ地方のワインやアルマニャックの原料ワインとしても広く使われます。
またソーミュールでは甘口ワインとして有名です。
味わいはミュスカデに似た新鮮なリンゴ酸で勝負するタイプのワインです。
とはいえマルタンがつくりますからコクとミネラル感があり、飲み飽きしないすぐれたワインです。
ミュスカデと比べるとやや酸が弱く、その分厚みを感じます。
マルタンのシュール・リーつくりは明らかな必然性をかんじますね。
また、このワインちょっと塩辛さがあり、まさに魚介料理に最適です!
エビのフリッターに塩とレモン汁をかけたら最高ですね。(思わず涎が…。)
地元のオイスターバーやシーフードレストランでは定番中の定番なのです。
まさに夏向きの白ワインです!
◯ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・シェル・リー VV 2013B&D マルタン
販売価格(税込): 1,542 円
夏になると無性に飲みたくなるロワールの白、ミュスカデ S & M シェル・リー。
ミュスカデ S & M シェル・リーにしては濃いめの黄金色。もしや重いタイプ──と思いきや、キレがよくて すっきりしています。
シェル・リーから生じるコクは適度で満足感があります。ミネラルも豊富に感じられます。塩っぽさとわずかの苦みが特徴で、ワイン全体を引き締めてくれます。控えめでかわいらしい花の香とレモンの香りがまじりあって さわやか。少々温度が上がったとしてもダレずに楽しめるのが嬉しい。隅々まで目の行き届いた上質のワイン。牡蠣には絶対のおすすめです。
ドメーヌ マルタンは1952年の設立。使用する葡萄の平均樹齢は60年!!どうりで凝縮感たっぷり。また、現在ワインづくりを担当する3代目ドミニクが使っている樽は45年前におじいさんがつくったという“古樽”。古木と古樽。この2つの“古”がドメーヌ マルタンの美味しさの秘訣。家族の歴史がつくりあげた味わい。
さてこれから本編です(笑)。ロワールの星ジェレミ・ムーラの斬新なワイン4本!
まず産地のご説明(笑)。南ロワールです。南ローヌではありません(笑)。ロワール河河口付近のミュスカデなどを産するペイ・ナントの南に位置します。緩やかな丘陵の牧草地として有名。
もともとジェレミ・ムーラの本拠フィエフ・ヴァンデアンは南ロワールのA.O.V.D.Q.S.言わばA.O.C.昇格前のヴァン・ド・ペイ。2011年にA.O.C.昇格を果たしました。ナントのA.O.C.グロ・プランも同時期に昇格しています。『マルイユ』は村名。優良な村名として『ブレム』『ピソット』『ヴィックス』など他に4つあります。アペラシオン全体の面積は480ヘクタールほど。ジェレミ・ムーラはその1/4近い なんと120ヘクタールを所有!成功者ですね(笑)。
『ジェレミ・ムーラ』はジャン・ムーラが1969年に創業。現在は息子のジェレミ・ムーラが運営しています。日本だと名号を変えませんが、彼の地ではファースト・ネームだけを変えることがあるのですね。造っている本人を優先させる意図かな(笑)。
◯『コレクション・ブラン』2012年 ジェレミ・ムーラ フランス 白 南ロワール ヴァル・ド・ロワール 販売価格(税込): 1,928 円
ところでこの白ワイン、アペラシオンを越えた畑の葡萄を使うためにヴァル・ド・ロワール標示となります。
味わいはシェナン・ブランらしい突き抜ける酸(笑)、ただしその酸に伴うボディーがあり、しみじみシェナン・ブランの高貴さポテンシャルの高さを感じます。
でもですね(笑)。この白も赤同様にアッサンブラージュ・スタイルなのです。またまたやられました(笑)。
セパージュはシェナン・ブラン50%、シャルドネ50%!
うーん。
でも、シェナンもシャルドネも香りの要素は基本的に同じです。酸の強いシェナンの方が時間を要する品種。ボディーのあるシャルドネをアッサンブラージュすることで、より大きくしかもシェナンらしいスタイルのワインが出来ることは理解出来ます。でも、みんな気がつかない(笑)。
赤同様に芸術的アッサンブラージュなのです。
収量は葡萄樹1本からワイン1本程度の低収量。ビオ系生産者らしい広がりから畑仕事での尽力を感じます。でも120ヘクタールの広大な畑で年間70万本のワインを生産する大きな生産者がどうやってこのレベルの品質を保てるのか不思議でなりません。高いレベルでの単純化が出来ているとしか思えません。
●『コレクション・ルージュ』2012年 ジェレミ・ムーラ フランス 赤 南ロワール フィエフ・ヴァンデアン・マルイユA.C. 販売価格(税込): 1,928円
まずあっと驚く鮮烈さ。フランボアーズの香りが明瞭でしっかりした軸となっています。カベルネ・フランの香りのエキスを凝縮したかのよう。怪しくエロチック(笑)。脂紛の香りぷんぷんです(笑)。葡萄樹1本からワイン1本程度の低収量由来のネットリ感としっかりした酸故に全くワインが崩れません。もちろん広がり・余韻の長さは十二分(笑)。並みではありません。
セパージュを確認すると、カベルネ・フラン40%、ピノ・ノワール40%、ネグレット20%。カベルネ・フラン100%ではありません!
びっくり仰天!
ピノ・ノワールを加えることでカベルネ・フランの特徴を最大限デフォルメしているのです。
うーん。
なんと言う発想力!
ロワールのピノ・ノワールは鉄臭かったりブルゴーニュとは少し違います。同じロワールのカベルネ・フランに似たニュアンスもあります。やはりロワールのピノ・ノワールなんですね(笑)。そう考えるとカベルネ・フランとピノ・ノワールをアッサンブラージュさせることはミス・マッチではありません。つなぎのネグレットの名脇役ぶりもミソのはず。
アッサンブラージュの芸術なのです!
◯『ムーラン・ブラン』ブラン・ド・ブラン 2013年 フランス ヴァル・ド・ロワール 白 販売価格(税込): 2,777 円
このワインはジェレミ・ムーラのプレミアム・クラスの白ワイン。マルイユ村のロネと言うコミューンにある3.09ヘクタールの畑で造られます。ヴァル・ド・ロワール表示ですからA.O.C.指定から外れた区画があるのかもしれません。樹齢40年以上の古木で栽培されたシェナン・ブラン65%、シャルドネ35%で造られます。
1000リットルほどの玉子型コンクリート・タンクで醗酵してそのままシュール・リー1年ほどして瓶詰めされるようです。
全体の強さ・ポテンシャルの高さは未体験ゾーン(笑)。1本の葡萄樹からワイン1本以下の低収量はグラン・クリュ並。巨大で複雑な訳ですね(笑)。
香りは柑橘系を中心に白・黄・赤の花や果実のニュアンス。いわゆるシャルドネなどに見られる香りが全てあり、それにシュール・リー由来の赤い果実や花のニュアンスが加わり絢爛豪華(笑)。塩辛さミネラルっぽさやナッツィーな植物性のニュアンスは複雑さを演出。
ディテイルが明瞭でしっかりしているシェナンの良さが際立ちます。時間が経つと高貴さは増すはず。
このワイン、将来どうなるのでしょう?
●『ムーラン・ブラン』ピノ・ノワール 2013年 フランス ヴァル・ド・ロワール 赤 販売価格(税込): 2,777 円
このワインはジェレミ・ムーラのプレミアム・クラスのピノ・ノワール。マルイユ村のロネと言うコミューンにある6.49ヘクタールの畑で造られます。ヴァル・ド・ロワール表示ですからA.O.C.指定から外れた区画があるのかもしれません。樹齢40年以上の古木で栽培されたピノ・ノワールは6800リットルの温度管理機能のついた木製大樽で6ヶ月に亘る長期醗酵をするそうです。全房醗酵していますから初期に液抜きはしているはず。そして6ヶ月以上の(おそらくステンレス・タンク)での熟成を経て瓶詰め。
ワインの味わいは驚くほどのピュアネス。しかも複雑で深い。いかにもロワールらしいフランボアーズのはち切れんばかりの香りは圧巻。さすが全房醗酵(笑)。ブルゴーニュとは明らかに違うピノ・ノワールなのですが、モンテリやミュルソーあたりのピノ・ノワールに似たスタイルかな(笑)。もちろん1級以上の価値はあります。ピノ・ノワールとしてのコスト・パフォーマンスの高さは一番かもしれません。
圧巻なのです。
熟成の果てまで追いかけたいワインですね(笑)。
今月はいつもとは違い1週間前倒しの日程になりますので、ご注意ください。
皆様のお越しお待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭
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テーマはロワール-来週の金・土曜日のマスキュー試飲会
May 17, 2015 by weblogland |来週の金・土曜日のマスキュー試飲会のラインナップ大体決まりました!
あー、良かった。
今月の試飲会は5月22・23日と、いつもより1週間前倒し。イレギュラーとなってますから、準備も早くなる(笑)。
テーマはロワール!
しかも、ロワール河河口付近を特集します。
「ミュスカデしかないんじゃない(笑)?」
なんて声が聞こえますが(笑)、さにあらん!
中でも2011年にA.O.C.昇格を果たしました新たなA.O.C.フィエフ・ヴァンデアンってご存知ですか(笑)?
もちろん私は知りませんでした(笑)。地図を見ても載っていません(笑)。位置的には南ロワールと言える立地なのですが、産地としては無名過ぎて地図にも載らない(笑)。
フランスでまだ飲んだことのない産地があったことに、我ながら驚きました(笑)。
生産者はジェレミ・ムーラ。ドメーヌ自体は1969年創業。まだ二代目。
でも造るワインは驚き。
キック・インサイドの味わい。質が極めて高い上、斬新で安い(笑)。A.O.C.の頸木を取り外したような斬新さには時代の動きを感じました。
面白いですよ(笑)!
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5月のマスキュー試飲会は22(金)・23(土)日といつもより1週間前倒して行います
May 09, 2015 by weblogland |ところで今月5月のマスキュー試飲会は22(金)・23(土)日といつもより1週間前倒して行います!
通常の日程ですと、29・30日ですが月末に用が重なったため5月の試飲会の開催日は変則となります。ご容赦くださいませ。
そんな訳で、試飲会のラインナップも早々に決めなくてはなりません。
私「今月は1週早いから、気をつけなきゃね!まず、何をテーマにするかだ!」
家内「テーマを先に決めておけば、探しやすい(笑)。暑くなってきたからロワールなんかどう?」
私「いーね、いーね(笑)。ロワールの白ワインは酸があるから、爽やか系・コッテリ系 どれをとってもこの時期にピッタリだね(笑)。問題は赤かな(笑)?」
家内「良いロワールの赤って割りと時間がかかるんだよね。」
私「そうそう。除梗はするんだけどタンニンが硬質だからね。長命なんだよね。」
家内「中にはもっとミクロ・オキシダシオンをしっかりやった方が良い、なんて思っちゃうワインがあるよね(笑)。」
私「10年くらい熟成したカベルネ・フランないかな(笑)?」
家内「考えただけで、堪りません(笑)。」
家内・私「頑張るぞ!おー!」
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明日は試飲会です。
Apr 24, 2015 by weblogland |今ちょうどNHKの『ためしてガッテン』を観てました。メロン特集でした。
1本のメロンの樹から1個だけ成るのが一万円の高級品、1本の樹から沢山成るのが500円位の庶民派(笑)。ワインと同じですね(笑)。
庶民派でも真ん中の種がある部分と下の方は甘く、それだけ食べれば高級品に近いとか。まるっきりワインの葡萄と同じですね。
あとメロンを半分に切って種を取り除き、そこにウイスキーを注ぐと、高級ウイスキーボンボンみたいになり美味とか。
テレビを観ていたら、思わず涎が出ちゃいました(笑)。
でもですね、輪切りにしたメロンの中に入れるべきはシャンパンです!
味わうのを忘れるほど旨い!
食べている姿を人に見られたくないほど旨い(笑)。
死ぬまでに一度試すべき味わいですね(笑)。ただし、人に見られないように、こっそりやるべし!そして、その旨さを人に自慢しないように(笑)!
人に食べているところを見せられない、禁断の旨さなのです。
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あの良さを見抜く人はプロだね
Apr 21, 2015 by weblogland |家内「そうだね。でも4月の頭から準備していたし、また実際に1本は決まってたんだけどね(笑)」
私「そうそう、その1本の後が決まらなかった(笑)。」
家内「コスト・パフォーマンスの良いワインってなかなか見つからないよね(笑)。ましてやマスキューのストライク・ゾーンの価格帯で探すとなると、簡単じゃないよね。」
私「より良いワインを探さなきゃいけない訳だから難易度は増す(笑)。」
家内「そこで、ふと足元を見ると定番の中で向上している生産者のワインがあると(笑)。」
私「これはもっと一生懸命に皆さんにお知らせしなくては!より良くなっているんだからね(笑)。」
家内「ところで今回のトップ・セラーは何かな?個人的には『ペラ・ヨシュカ』になって欲しい(笑)。」
私「間違いない将来のスターだよね(笑)。ずば抜けているよね。」
家内「基本的には地味だけど、質の高さは素晴らしいよね。店長がよく言う『実に美味しいワイン』だね(笑)。」
私「赤のトップ・セラーはマズールのローヌじゃないかな。価格がイイよね。実際にもう動いてるしね。試飲会前に追加しなきゃならないかもね。」
家内「シャトー・クロノー2013年はどうかな?凄く良いワインだよね。」
私「ちょっと難解なところがあるんだよね。でも、実際にトップ・セラーになったりして(笑)。お客様のレベル上がってるからなぁ(笑)。」
家内「玄人受けはするよね(笑)。あの良さを見抜く人はプロだね(笑)。」
さてさて、どうなりますか(笑)?
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4月24、25日のマスキュー店内試飲会のラインナップ
Apr 20, 2015 by weblogland |今月のテーマは盛春。春らしい白・赤ワインを3ずつの計6本。
新着ワインは3本といつもより少な目ですが、残りの定番3本は実力向上中。この時期飲みにはベスト・チョイス。
まずはスペインの果実爆弾の白。アニスなどの植物っぽさもあり、いかにも盛春(笑)。
◯イェマヌエヴァ アイレイン 2013年 ボデガス・ラ・テルシア スペイン 白 750ml 1471円税込み
このボデガス・ラ・テルシア1920年に設立された家族経営のワイナリー。45ヘクタールの畑を所有しています。驚くべきは、すべて自根で平均樹齢が50年以上。フィロキセラが及ばないんですね。中にはプレ・フィロキセラの樹齢100年を越える葡萄樹もあるとか(笑)。
ラ・マンチャは雨が少ない乾燥した土地。草も生えないような荒涼とした大地です。そんな環境に適したアイレン自体が乾燥に強い品種ですから、水を好むフィロキセラを寄せつけなかったようです。もちろん潅水を与えない忠実なワイン造りを続けた証拠。
味わいはビックリするほどの出来の良さ。シトラス系のドライで鮮烈な香りの中心には洋梨の味わいがどっかり座り、アニス系のハーブの香りがとてもエキゾチック。まるで5月のラマンチャの大地の香り。
そして、マスキューの定番のサヴォア。確実に腕を上げています。
◯『レ・アビーム』2013年フィリップ・ラヴィエール フランス ヴァン・ド・サヴォア 白 A.O.C.750ml 1647円税込み
シャンベリーの南、A.O.C.ヴァン・ド・サヴォア域内のクリュ アビームの白ワイン。ジャケール種100%で造られています。
畑は急峻で、斜面の狭く限られた耕作可能地という感じ。もちろん機械は入りません。フィリップ・ラヴィエールはミヨンという集落に本拠を置きますが、隣のクリュ アプレモンにも畑を所有しているようです。(畑というより斜面。)
ワインはステンレスタンクで発酵後、タンク内で澱とともにシュール・リーの状態で熟成後、出荷されます。マロラクティック発酵はしないようです。味わいは切れる切れる(笑)。白い花や青草のニュアンス。りんごやグレープフルーツなどの柑橘類の果実味が爽やか。ドイツのトロッケンに似ていますが、もっとワイン自体にパワーがある感じですか。この辺がジャケール種の特徴のようです。
白ワインの最後はイタリアの白。イタリア マルケからガリアルディの久し振りの登場。やはりガリアルディは白が突出していますね。酒質も安定して宜しい(笑)。
◯ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ 『セレッツィオーネ』2013年 ガリアルディ イタリア マルケ D.O.C.白 750ml 1980円税込み
あまり日本では馴染みが薄いマルケ州の白ワインです(笑)。マルケ州だとモンテプルチアーノ種を使った赤ワインが有名ですが、実に旨い白ワインがありました。
ヴェルディッキオ種から作られるヴェルディッキオ・ディ・マテリカDOCです。ほとんど日本には入ってないのでは?海岸よりに50Km離れたヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージDOCの方がまだ知名度が高いですね。もっともマテリカの方はイエージの1/10ほどの320ヘクタールの作付け面積しかありませんから、生産量が限られてしまいます。まあ、標高450~550mの山岳地帯ですから畑の広さもおのずと限られてしまいます。実はこのマテリカは2010年よりDOCGに昇格した極めてレベルの高い産地なのです。
イエージはフローラルでありながら、飲み応えがあることでしられていますが。マテリカはイエージよりミネラル感、密度感ともに勝る優れたワインです。
粘性があり、塩辛さヨードなどのミネラル感が良いアクセントになっています。抜栓後何日もかけてゆっくり変化を味わうのがベスト。揺るがない構造はガリアルディらしい良さ。
内陸部のワインなのですが、魚介類 とくにアサリなどに合わせたいワインなのです。
そして、ネオ・クラシックなボルドーの新入荷。
●シャトー・クロノー 2013年 フランス 赤 ボルドー・スペリュールA.C.750ml 1740円 税込み
まず飲むと非常にタイトで質感溢れるタンニンが特徴的。味わいにデラウェアっぽさがあるので、一瞬アン・トゥル・ドゥ・メールかなと…。
???
まず産地チェック(笑)。サン・フォア・ラ・グランドから南に10KMのところにあるリダェック村とのこと。まずサン・フォア・ラ・グランドを探すとサン・フォア・ボルドーA.C.のある町です。更にリダェック村はと?ボルドーの地図には載っていません(笑)。さてさて?ボルドーの外れベルジュラックにつながるドルトーニュの地図にありました!ボルドーと言うより南西地域に近いですね(笑)。
これで味わいの謎が氷解。サン・フォア・ボルドーはボルドー最北東部ですが、アン・トゥル・ドゥ・メールの地続き。しかも気候は南西地域により近いはず。アン・トゥル・ドゥ・メールに似た味わいと南西地域のようなしっかりしたタンニンを併せ持っていた訳です。
このワイン セパージュはメルロ95%、カベルネ・フラン5%。収穫量は1本の葡萄樹でボトル2本弱。比較的低い温度で長期醗酵後、20%を大樽、40%を新樽のバリック、40%を古樽のバリックで熟成させます。過剰な樽香はありません。
飲んだ感じ、無理なく丁寧に抽出した印象があり雑味が少ないです。ミクロ・オキシダシオンに頼らず、液抜き静置法と言う技術を採用しているとのこと。セニエしてから、また葡萄液を元のタンクに戻すようです。なるほど!だから造ったっぽさがないのですね(笑)。
抜詮してから除除に質感を増しどんどん滑らかになって行く様は優良な証。赤い果実味がそれとともに現れ深みも増します。すぐに解りやすいワインではありませんが、ゆっくり楽しむことの出来るボルドー・スペリュールです。ネオ・クラシックなワインなのです。
そして久し振りのマズールの古酒の登場です!コスト・パフォーマンスの高さは驚きに値します。
●『カルト・マロン』 ヴィエイユ・ヴィーニュ 2000年 ドメーヌ・マズール フランス 赤 コート・デュ・ローヌ 750ml 1850円税込み
ドメーヌ・マズールは 16世紀まで溯れる歴史ある生産者。
ローヌに典型的な砂利質土壌に グルナッシュ.シラー.カリニャンなどを植えています。
樹齢40~60年の古木が 中心で、中には100年を超えるものもあるそうです。
ワインは飲み頃を迎えるまで ドメーヌの蔵でホーロー引きのタンクにて熟成されます。
リリースまで10年以上は ごく普通のこと。
きちんと管理されたワインは 若さ、力強さを湛えており、その品質の高さには 驚きを禁じえません。
さらに驚くのは、顧客から注文がきてはじめて、注文の数だけ瓶詰めするという そのやり方!
効率・スピード重視の日本人からみると無駄でしかないやり方です。
でも、良い状態の飲み頃ワインを リーゾナブルな価格で提供してくれる その姿勢に信頼がおけます。
マスキューではこの下のランク『レ・プラド』以来の登場です(笑)。
セパージュはグルナッシュ80%、カリニャン20%。古木から造られたワインは凝縮感たっぷり、しかも長い熟成を経て総てが重合した姿は甘美。カリニャンも全く邪魔しませんね(笑)。インク、スパイシーさ、なめし皮、アーティチョークなどの香りがタップリ。このアペラシオンの粋と言えます。
堪能できるワインなのです(笑)。
さて、今回の試飲会のトリは なっ、なっ、なんと!オーストリアの『ペラ・ヨシュカ』 あの犬のラベルの赤ワインです。家内と私が無類の犬好きなのとは別に(笑)、期待するワイナリーなのです。
去年、『インターナショナル・ワイン・グルメ・ジャーナル』で『NEW COMER OF THE YEAR 2014』を授賞!最も活躍がめざましい醸造家に贈られる賞とのこと。
ふふふ。
前から『ペラ・ヨシュカ』を飲んでいるマスキュー関係者にとっては当然の結果(笑)。ワインの価格が高くならないのを祈るのみ(笑)!
どうやらスターダムにかけ登りそうですね(笑)。
●ベラ・ヨシュカ ブラウフレンキッシュ アイゼンベルグ2012年ヴァイングート・ヴァハター・ヴィースラ オーストリア ブルゲンラント アイゼンベルグD.A.C.赤 750mlスクリュー・キャップ 750ml 2453円税込み
まずはラベルの説明から、ワイナリーの名前はヴァイングート・ヴァハター・ヴィースラー と言います。現在の若き当主クリストフ・ヴァハターの父フランツと母テレジアの結婚を期に父方と母方の実家のワイナリーを合併して今の形になりました。ワイン名『ベラ・ヨシュカ』はその互いの父(クリストフの祖父) ベラとヨシュカに敬意を払いつけたそうです。ワイナリーのフラッグ・シップ ブラウフレンキッシュ のキュヴェ名としている訳です。
ワイナリーはオーストリア南部 ズュートブルゲンラント地方のアイゼンベルグ村にあります。ハンガリーとの国境付近です。ハンガリーからの暑いパノニア平原からの気候とオーストリア内陸からの冷涼で湿潤な大陸性気候がぶつかる位置にあります。このため、割りと降水に恵まれています。
畑の土壌は鉄分の多いスレート土壌。溌剌としたミネラル感を生み出すようです。しっとりとしたベリーの果実味に塩辛さや鉄っぽさ、胡椒のような後味があります。
ヘビーではないが非常に緻密な味わいはエレガント。余分にデフォルメしたところがありません(笑)。14ヶ月の熟成に古いオークの大樽を使うことで、余分な樽香をワインに着けずハーモニーを与えます。
ステンレスタンクでの醗酵や低温での長い醸しなど、最新の技術はありますが、基本的にナチュラル。自然を最大限引き出すことを信条としています。最大限の労力と注意を払うことで、ブラウフレンキッシュをひとつの完成したスタイルのワインにしています。食事に合わせて毎日でも飲みたいワインです。
アメリカナイズされたワインに飽きた諸兄には是非お勧めしたいワインなのです(笑)。
果実味プンプンの豊満なワインではなく、ワイン自体の良さが伝わる、本来的な良さがあります。
あとラベルの紋章に犬が描かれています。支えるようにウズラとイタチがいます。この犬はクリストフさんの名前のもと「聖クリストフォロス」を表しています。犬の頭を持つ聖人とのこと。ウズラとイタチはドイツ語発音がそれぞれ「ヴァハター」と「ヴィースラー」に似ていることからの言葉遊びだそうです。
クリストフさんは真面目なだけでなく、遊び心もあるようですね(笑)。
以上6本、盛春仕様のワインです(笑)。
4月24日は17時~20時30分
4月25日は11時~20時30分までとりおこなっておりますので、お暇な時間にお越しください。
お待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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全部ハズレだったらどうしましょう!
Apr 17, 2015 by weblogland |そんな訳で、この期に及んで、更にサンプルを取り寄せてます(笑)。
今日届いたのは変なワイン(笑)。
イタリア カンパーニャのピエディロッソ種で造った赤とカタラネス種で造った白です(笑)。どちらも地場品種らしいのですが、皆さん知ってました?マスキューは知りませんでした(笑)。飲んだことのないワインと聞いたからには、飲まねば!闘争心に火がつきます(なんのこっちゃ)。
知らない葡萄品種と聞くと好奇心が抑えられませんね(笑)。価格はマスキューにはちょっと高級な部類ですから、期待は膨らみます。
どんなんかなぁ~(笑)?
あとコトー・ブルギニオンの赤。ピノ・ノワール90%、ガメイ10%の変化球(笑)。ピノ・ノワール100%で造れば良いものを(笑)…。お値段も少し高めですが、何かが私に期待させます(笑)。
全部ハズレだったらどうしましょう!
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明日はマスキューの試飲会です(笑)。
Mar 27, 2015 by weblogland |ところで最近インポーターさんがロゼ・ワインに力を入れてきているような気がします。マスキューは『大日本ロゼ・ワイン普及協会』を勝手に造るロゼ好きですから、それはそれで嬉しい(笑)。
マーケティングから考えてもロゼ・ワインが日本市場では一番伸びる余地があるのは確か。あとポスト・ハイボールはスパークリング・ワインとロゼ・ワインなのもトレンドかと。
マスキューは先取りしてる(笑)?!
残念ながら、そんなはずはありません(笑)。
好きだからしつこく売ってるだけです(笑)。でも、マスキューのイニシェーションによりロゼ好きになった方もいるはず(笑)。もちろん私も家内も催眠を通り越した領域にいますから(笑)、罪悪感なし(笑)。
あなたもロゼ・ワインを好きにな~れ~。
明日の試飲会でも1本ロゼ出しますからね(笑)。
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マスキュー店内試飲会のワインを並べました。201503
Mar 24, 2015 by weblogland |この作業は至福の一時(笑)。あと、モンテプルチアーノ・ダブルッツォの追加が来て完璧です。
ワインを棚の上に並べ、残りを棚の中に入れるのですが、今回は「あれれれ?」。
ポルトガルのワインが総て背が高く棚の中に立ちません。ですから、ポルトガルのワインは棚の中で寝ています(笑)。シャンパン瓶なんかは背が高いですから棚の中にぎりぎり収まったり、寝かしたりすることがありますが。
うーん。
良く見るとポルトガル・ワインの背の高さは同じです。ひょっとして全部同じ瓶?瓶底やら細かく観察すると、総て違う瓶です。
何故?
高さを揃える決まりでもあるのかしら?
謎が増えました(笑)。調べてみますね(笑)。
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店内試飲会のラインナップ 201503
Mar 23, 2015 by weblogland |今回のテーマは前半戦は『春』。後半戦は『ポルトガル』です。
まずはマスキュー定番 イタリア サルデーニャ島のヴェルメンティーノ。いかにも『春』なのです(笑)。
◯ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ 2013年 パーラ イタリア 白 サルデーニャ島 D.O.C.750ml 1759円税込
ご存知イタリア サルデーニャ島のトップランナー パーラの造るヴェルメンティーノです。
サルデーニャ島のヴェルメンティーノと言うと島の北部で造られるD.O.C.G.ヴェルメンティーノ・ディ・ガルーラが頂点には違いありませんが、ちょっと高くて普段飲みには向いていません(笑)。
かといってイタリア本島の数多あるヴェルメンティーノだと緩い(笑)。
香りの広がりと強さがあり、ミネラル感、植物のニュアンスがあるパーラのヴェルメンティーノはやはりグッド。
魚介類からアスパラ・トマトなどの野菜そしてシェーブルのチーズまで合わせやすいのは福音なのです。
もちろんワイン自体の揺るがない構造の良さがあってのこと。
そしてイタリアを代表するモンテプルチアーノ種のロゼと赤を比べていただきます。
◯チェラスオーロ・ダブルッツォ 2013年 コッレフリージオ ロゼ イタリア アプルッツオ州 チェラスオーロ・ダブルッツォD.O.C.750ml 1481円税込
このワイン、アプルッツオ州南部の新進ワイナリー コッレフリージオが造ります。コッレフリージオは有機栽培を導入した35ヘクタールの自社畑の葡萄だけでワイナリー造りを行っています。地元の自然環境を重視し、テロワールを表現することを何よりも大切に考えています。
直接圧搾法で造られていますから、モンテプルチアーノ種の香りだけ引き出し、タンニンを取り除いた感じ。ラズベリーの香りが全開の春らしい辛口ワインなのです。
●モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2012年 コッレフリージオ 赤 イタリア アプルッツオ州 モンテプルチアーノ・ダブルッツォD.O.C.750ml 1481円税込
マスキューではロゼのチェラスオーロ・ダブルッツォが定番となっており、何故だかメインのモンテプルチアーノ・ダブルッツォがない(笑)。
これはいけない!
赤とロゼ両方あってこそモンテプルチアーノ種が理解出来るはず!府に落ちるのです。
でも、両者を飲み比べてみて更にロゼと赤ワインの迷宮にハマるかも(笑)?決定的な差があるようで無い?
さて、後半戦『ポルトガル』のトップバッターはマスキュー定番の『アトランティコ』。コストパフォーマンスの高さは周知(笑)。今風ポルトガルのトップランナーと言えるかと。
●『アトランティコ』2012年 赤 ポルトガル アレンテジャーノ 750ml 972円税込
ポルトガル南側のアレンテジャーノ地域の地酒です。フランスのエリアのヴァン・ド・ペイにあたるヴィーニョ・レジオナウ・アレンテジャーノ。
このワインまず見た目がカッコイイ。ラベルとキャップシールのデザインが素敵なのです。品良く高級感が漂ってます(笑)。
生産者のアレクシャンデレ・レウヴァスは2003年にアレンテジャーノの中心部分の新興ワイン産地アレンテージョに設立されました。環境に配慮した環境保全型農法を実施しているそうです。(単純に有機農法や無農薬とは違ったポルトガル独自の理念があるようです。)
セパージュはトリンカデイラ34%、アリカンテ・ブーシェ33%、アラゴネス33%と在来の品種で、ステンレスタンクで発酵後、バリックで3ヶ月熟成されます。
味わいはビックリするほど鮮烈!
完熟した赤い果実が溢れ出ます。明瞭な赤い果実味には赤紫蘇やハイビスカスの酸味がアクセントとなり深みを演出します。
アルコール分も14.5%ありますからボディーもしっかりしており、鮮烈な果実味が渦巻いています。濃密な舌触りも説得力十分です。
このインパクト、価格の常識を遥かに上回ります。
次は地味に実に美味しい『ジンブロ』です。これもマスキュー定番なのですが、あまり売れない(笑)。でも、売りたい!
ホントにお勧めワインなのです。
●ジンブロ 2008年 キンタ・ド・ジンブロ ポルトガル ドゥロD.O.C. 赤 750ml 1712円税込
このワイナリーは1993年にマヌエル・ピント・エスパニョルさんが始めた家族経営のワイナリーです。ワイナリー名になっているキンタ・ド・ジンブロとは畑名で「ジンブロ畑」の意味です。この「ジンブロ畑」は1875年にヴィンテージ・ポートがつくられた記録があるほどの一流の畑でした。ドウロ・スペリュール地区にあり、長年ブロス&アルメディア社のヴィンテージ・ポートをつくってきました。エスパニョルさんは2003年にこの畑を取得して、ポートではなくスティルワイン造りにチャレンジしました。
このワインはトウリガ・ナシオナル30パーセント、トウリガ・フランカ30パーセント、ティンタ・ロリス20パーセント、ティンタ・バロッカ20パーセントとすべてポート用のブドウでつくられます。木樽も400Lと500Lのフレンチとアメリカンオークのものを使います。無理にバリックを使わないところが良いのです。密度が高い果実味と樽香の溶け込みは素晴らしく、まさにハイグレード!余韻がもう少し長ければグレートワインになれそうです。
柔らかでキメの細かいタンニンは飲み手に安寧を与えてくれます。
新たなスターの予感がします。
ここまで密度がありながら、エレガントさを伴ったワインに度肝を抜かれました。ブラインドで飲んだら、ポートの産地のワインとはまず判らないですね。
恐るべしポルトガルワイン。
いままで何度かポートの産地の赤ワインを飲みましたが、完成度は一番のワインです
目が放せない産地ですね。
なんたってポテンシャルの高さが桁外れです。
しかも安い(笑)!
最後は、ケチなマスキューが見つけた安くて美味しくてビックリのワインです(笑)。
●モンテフィーノ・レゼルヴァ 2005年 モンテ・ダ・ペーニャ ポルトガル 赤 ヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 750ml 2098円税込
このワインの生産地域はヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 。スペインとの国境となるサエ・マメデ山脈に連なるペーニャ山の中腹に畑はあります。南北に伸びる国境線の真ん中あたりですね。
畑は真っ白(笑)。白い花崗岩の二次堆積で覆われています。御影石の産地として有名で、日本にも輸出されているとか。
生産者のモンテ・ダ・ペーニャは1984年創業の家族経営。畑に生えていた古木の葡萄樹を台木にしたそうです。なんでも暑すぎてフィロキセラも生きていけないそうです(笑)。また、いきなり若い木を植えても土壌に水分が無いため根づかないため、ある程度根が張るまでは灌漑しないといけないそうです。
造りはシンプル。手摘みで収穫後すぐに除梗破砕してアルコール醗酵。1ヶ月ほど醸してからアリエ産のフレンチオーク樽で1年熟成させてからアッサンブラージュして瓶詰めし、更に飲み頃になるまで瓶熟成させます。最終的には8年経ってようやくリリース。今時珍しいクラシックなスローぶりなのです(笑)。
セパージュは地場品種トゥーリガー・ナショナル、トリンカデイラ、アリカンテ・ブーシェ、アラゴネス。味わいは長い熟成により深み複雑さの頂点。暑い産地のワインですから明瞭さには欠けますが、バランスのとれた凝縮した果実味は圧巻です。大量のグリセリンが熟成によりエステル香に変わってきていますので、アレルギーを起こす方もいるかも?でも、これもスタイル(笑)。好きになるか?嫌いになるか?貴方次第なのです。
ただし、ずば抜けた品質は保証いたします(笑)。
以上6本、皆様のお越しお待ち申し上げます
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来週の日曜日はお客様のお店でワイン会です
Mar 13, 2015 by weblogland |テーマは『春』。
ちょっと漠然としてるかな?
三寒四温で春に向かっている今日この頃、春らしいフルーティーなワインを楽しむにはちょうど良いかと(笑)。
『大日本ロゼ・ワイン普及協会』理事長を自任する私といたしましては、やはりロゼをメインにしたい!
そんな訳で打ち合わせでは強硬にロゼ中心のラインナップを提案させていただきました(笑)。迷惑かな?いやいや、そんなことはないはず!フルーティーでドライ、しかも旨味のあるロゼワインこそ日本でもっと飲まれるべき!
うーん。
でもロゼ3本、赤2本はやり過ぎかな?でも3本のロゼは赤ワインに通じるスタイル。きっと世界観が変わるはず。
甘くて飲みやすいだけの旧来のイメージ。ロゼ・ワインの悪いイメージを払拭するには、まずは飲んでいただかないと。食事に合わせやすいフレンドリーな味わいを伝えねば!
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明日、明後日はマスキューの店内試飲会です 201502
Feb 26, 2015 by weblogland |雨が降らなければ良いのですが…。
今日は家内と作戦会議(笑)。
私「明日は何が売れるかな?」
家内「数でいえばコンダミン・ベルトランの赤、白は鉄板だよね(笑)。」
私「まあ、コスト・パフォーマンスの高さは驚きだし、しかもお手頃な価格だもんね(笑)。」
家内「白なんか驚くほど深みがある。」
私「混醸した良さが出てるよね。ところでコンダミン・ベルトランの白は混醸するパターンが多いけど、ソーヴィニヨン・ブランとユニ・ブランって収穫期は重ならないのかな?」
家内「よく混植すると違う品種でも収穫期が同じになることがあるって聞くけど、混植はしていないみたいだよね。」
私「赤は混醸しないから、シラーとメルロの特性を感じるけど、驚くほど飲みやすい(笑)。ワインを飲んでることを忘れるような出来だよね。」
家内「赤、白どちらもあざとさが無くて自然だよね。もちろんゴージャスじゃないけど(笑)。試飲会のトップセラーになるはず。」
私「大穴はクープローズの『フレミアン・ロゼ』かな(笑)。久しぶりの登場だけど、すごく良いワインだよね。」
家内「セニエだけで造るロゼって贅沢だよね。フリーランだけで造ってる訳だからね。私はこれが一番売れるのが嬉しい(笑)。」
私「さすが 大日本ロゼ・ワイン普及協会会長!(笑)」
さてさて、どうなりますか?
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ようやく並びました
Feb 22, 2015 by weblogland |ようやく並びました(笑)。今月の試飲会のワインです。
取り合えずホッとしました(笑)。
私「取り合えずは並んだけど、来週の様子を見ながら追加できるワインは追加しなきゃね。」
家内「最近試飲会の前から試飲会用のワインは動き出すからね(笑)。」
私「そーなんだよね。先月は試飲会の途中に試飲会セットを販売中止にしなきゃならなかった。まあ、とても有り難いことだよね。」
家内「試飲会セットが試飲会のあといつまでも残るのはカッコ悪い(笑)。でも試飲会の当日に試飲会セットが無くなるのも申し訳ないよね。」
私「そうなんだけど、追加の効かないワインがあるから仕方ないんだよね。」
家内「痛し痒しかな。この際追加が効かないワインをちゃんと発表したら?」
私「そうかな?」
家内「黙っているのももどかしいし、どうせ追加出来ないし(笑)。」
私「それに集中しそうで怖い(笑)。」
家内「おかわり厳禁だけじゃ対応出来ないしね…(笑)。」
私「…ドメーヌ・パディエ…(小声で)。
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桝久商店 試飲会のラインナップ決まりました!201502
Feb 21, 2015 by weblogland |今月はすべて南フランスとなりました。意図した訳でなく、たまたまこうなりました(笑)。
まずはアッサンブラージュの魔術師ドメーヌ・ラファージュ白。このメイク ワイン・アドボケートで92ポイントとったようです。まあ、どうでも良いと言えばどうでも良いのですが(笑)、価格がリーズナブルなのが嬉しい。ボトルネックに92ポイントとシールが貼ってあることはお許しを!
◯ノヴェラム シャルドネ 2013年 ドメーヌ・ラファージュ販売価格(税込): 1,527 円
つくりの特徴としては30パーセントを新樽発酵させ、残りはステンレス発酵させます。そしてステンレス発酵させます。そしてステンレスタンクで熟成後翌年の3月に出荷します。
ミソは醗酵前に1週間ヴィオニエのオリを加えて寝かせます。
出ましたラファージュ・マジック!
ヴィオニエの膨らみを調味料的に利用したいらしいです。(ヴィオニエ自体香りのかなり強い品種ですから、普通は避けます。どこからこんな発想が!)
味わいはまさに反則の旨さ!
そして、マスキューでは古くの定番でしたコンダミン・ベルトランがニュー・ラベルで復活しました(笑)!ベルトランの白とノヴェラムとの対比は興味深いですぞ(笑)。
◯バロン・デュ・モンテガード 白 2013年 シャトー・コンダミン・ベルトラン フランス I.G.P.ドック 750ml 943円税別
コート・ド・ラングドックの名門ドメーヌ・コンダミン・ベルトランは革命期までさかのぼる古い歴史をもちます。
1949年にクレーレット・デュ・ラングドックのA.O.C.授与式を、このシャトーで行なったという格式の高さ。
でも今のベルトランはA.O.C.の枠にとらわれない独自のスタイルのワインを作り出します(笑)。
そのレベルの高さは、フランス国内の星付レストランでは引っ張りだこの人気です。
このワイン ソーヴィニヨン・ブラン種が60%、ユニ・ブラン種が40%。味わいは、円やかで厚みがあり、味わいとしての果実味が勝るスタイル。溶け込みが良く品種の特徴が出しゃばらない品の良さ。どうやら混醸してるようですね(笑)。
南フランスらしい濃厚さが、こんなにも品良くまとまっている姿はエクセレント!味わいに広がりもあり、変にワインをいじったところがない点も好感が持てます。果実味を裏支えする酸はしっかりしており、簡単に崩れません。補糖や補酸しない自然さがグッドです。更に液温が上がるとトロミが増します。グレート・ヴィンテージではなくともこのレベルまで造り上げる力量は流石!
それとラングドックの約束の地『ペズナ』の優位性を認めざるを得ません。
●バロン・デュ・モンテガード 赤 2013年 シャトー・コンダミン・ベルトラン フランス I.G.P.ドック 750ml 943円税別
このワイン セパージュはシラー50%、メルロ50%。いかにもミス・マッチな組み合わせなのですが(笑)、優しい口当たりと深みがあります。カバルデスA.C.の『戦うシラーとメルロ』ではありません(笑)。大人しいのですが、滋味深い良さがあります。後味にほんのり感じるリンゴ酸が自然でとても宜しいのです(笑)。ヴィンテージの性か?キュヴェの特徴か?『バロン・デュ・モンテガード』は初めて飲むキュヴェなので断定できませんが、アルコール分が12.7%ですからヴィンテージ由来のような気がします。無理にハンギング・タイムを延ばすことなく、自然に合わせた造りはいかにもベルトランらしい。品種の特徴もはっきり感じますが、どちらかの品種が突出しないバランスの良さは流石!
いつの間にか飲んでしまうような良さ。質の高いデイリーさがあります(笑)。
マスキューでは以前定番のロゼでしたが、価格が2000円にまで上がったため扱いを断念しました。今回特別にインポーターさんの取り計らいで復活です(笑)。赤ワインと赤ワインの間にこのロゼがあることを不思議に思わないでくださいね(笑)。
◯シャトー・クープ・ローズ フレミヤン ロゼ 2013年
販売価格(税込): 1,782 円
フランス ロゼ
フランス ミネルヴァ 750ml
このフレミヤン ロゼはグルナッシュ40%、サンソー40%、シラー10%、ムールヴェドル10%のセパージュ、まるっきり赤ワインと同じなのです。しかも赤ワインの製造過程でセニエによってつくられるのではなく、はなからセニエでロゼをつくる目的でつくられています。赤ワインに近いスタイルのロゼワインなのです。赤ワインのタンニンやアントシアニンを減らした結果ロゼになったとでも言いましょうか。収穫量も1ヘクタール当り30ヘクトリットルとかなりの低収量です。いわゆるロゼワインの収穫量ではありません。
色も薄い薔薇色、決してピンクではありません。血に近いようなロゼ色です。
味わいはザクロやアセロラのフレッシュな香り。ただ緩さがなく、キメの細かさがあり、一滴一滴に滋味深さがあります。
さて、今回のメインは南フランス ルーションのドメーヌ・パディエの赤ワイン。まるで異次元の旨さ!在庫限りとなりますので完売の節はお許しを!
●『カリス』2012年 ドメーヌ・パディエ 南フランス V.D.フランス 750ml 2315円税別
南フランスとは思えない品のある上質な味わい!
探していた旨味のある南フランスのワインによう
やく当たりました(笑)。
ブラインドで飲むと一瞬ロワール?解りません(笑)。
ほどよく完熟したカシスやブラックチェリーの果実味はひたすらフレッシュで複雑。程よい旨味があります。。透明感のあるタンニンは深みがありエレガント。口の中では立体的で、広がりが素晴らしい。
ハーブのニュアンス、塩辛さが邪魔になりません。過熟した感もなくアルコール分は13%で収まっており、全てに無理がなく雑味もない。
全房でマセラシオン・カルボニックを5日かけて行い、ワインを醪から抜いてから優しくゆっくりプレスしてプレスワインを取り出します。タンニンの抽出に5日しか時間を使いません。ワインに占めるフリーランの比率はなんと80%。そしてコンクリート・タンクで2ヶ月醗酵後、コンクリート・タンクで7ヶ月熟成してから瓶詰めします。SO2は無添加。最近流行りの『ヴァン・ナチュール』(笑)?クラシックでコストはかかっているのは確か。
このワイン、カリニャン100%故にヴァン・ド・フランス表示となります。カリニャンとは思えない複雑で独特なベリーの香りには驚かされましたが、単一品種ではアペラシオンのレギュレーションを満たさないようです。
実は私、個人的にはカリニャン種が嫌いです(笑)。フィトウやコリウール、スペインのカリニュエは許せますが、南フランスのチープな香りのカリニャンが大嫌いなのです。でも、経済性のための水増し品種としてではなく、とことん尽力して造られたこのような渾身のカリニャンでしたらウェルカム(笑)。別にセパージュなんかどうでも良いと思わせてくれます。
本来的な良さを感じる稀有な南フランスワインなのです。
●『プティ・トーロー』2011年 ドメーヌ・パディエ 南フランス 赤 コート・デュ・ルーションA.C. 750ml 3343円税別
このワイン セパージュはカリニャン40%、シラー40%にグルナッシュとムールヴェードルが加わります。カリニャン100%のキュヴェ『カリス』の上級品です。さすがに香りの構成は複雑でありながら明瞭。あと赤系のベリーの果実を感じる点秀逸。味わいは優美と言うべき。まるで天女の羽衣。(古いし、そんなには軽くないかな(笑)。)
ともかく完璧!
旨味、酸味、果実味、タンニンの質のハーモニーは南フランスの概念を越えていますね。スーパー・エレガントなグレート・ワインなのです。
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南フランス特集になりそう
Feb 17, 2015 by weblogland |うーん。
困った。
でも、今日家内が行った試飲会で良いワインが見つかり解決しました(笑)。
あー、良かった(笑)。
今回はどうやら南フランス特集になりそうです。
久しぶりのコンダミン・ベルトランやラファージュさんの白ワイン、あとまたまた久しぶりクープ・ローズのロゼ。
そして、最後にルーションから新星パディエの登場。私の大好きな全房醗酵のクラシックな造り。しかもプレス果汁はほとんど使いませんから(多分)、美しいこと美しいこと!
明日インポーターさんの在庫を確認して発注します。在庫数大丈夫かな?
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明後日はマスキューの店内試飲会 - 201401
Jan 30, 2015 by weblogland |明日、明後日はマスキューの店内試飲会です。
でも明日の天気予報は雪!
今年は1月の終りに梅が咲き始めているようです。それは春の兆しではなく、この後に雪が沢山降る兆しだそうです。そう言えば1月初めに梅の花を見た年、散々雪が降りましたっけ。
明日はしょうがないにしろ明後日の土曜日は天気が回復しませんかね?まあ、天気にはかないませんから、皆さん無理にご来店しないで下さいね(悲しいですが(笑))。無理して試飲会に行って、転んで怪我をしたり風邪を引いたりしたら申し訳ありません。ワインは逃げません(笑)。
ところで今回はきっと好みの別れるところ。特に最初に出すボルドーA.C.とグラーブの赤です。
私「最初のボルドーワインは絶対にAさん好きだよね(笑)。でも若いBさんなんか苦手かも?」
家内「でも、Bさんは割りと素直な味覚してるからクラシックな味に目覚めるかも(笑)?」
私「そうなったら嬉しいね(笑)。少なくともベテランのAさんは懐かしがるはず(笑)。」
私「でもさ、昔のボルドーワインって皆あんな感じだったけど、今はとんとお目にかからなくなったよね。でもあるんだから、造ってない訳じゃなくて、あまり流行らないから日本にも輸入されないんだろうね。造っている絶対数は減っているんだろうけどね(笑)。」
家内「こうして飲むと自家消費のために造っているように感じるよね。我々もいつの間にか、今風の味覚に流されているんだね(笑)。」
私「知らない内に、流されているんだね。自分の立ち位置に気づかされたな(笑)。でも、これってとても大事なことなんだよね。きっと。」
家内「流されるだけだと、見失うことになるよね。」
私「良いこというね(笑)!最近伸長著しい!」
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よーやく、試飲会のワインが並びました!
Jan 28, 2015 by weblogland |今回は久しぶりのボルドー・ブルゴーニュです(笑)。
特に気になるのはボルドー(笑)。
何故かと申せば…。
家内「ようやく並んだね(笑)。ホッとした(笑)。こうして並べるとボルドーワインのラベルって地味だよね(笑)。」
私「たしかに!ニューワールドなんか斬新だよね。比べるとデザインはあまり昔から変わらないなぁ(笑)。まあボルドーでも新しい生産者はラベルデザインにも凝るかな。」
家内「保守派の私は、ラベルにワインの情報がきちんと記載されていないと納得出来ない(笑)。」
私「そーだよね。バック・ラベルにデータなんか書いてあるのって、本来じゃないよね。ところで今回の試飲会で出す最初のボルドー2本はクラシックだよね。今時珍しい(笑)。我々がワインを飲み始めた頃によくあったスタイルだよね(笑)。」
家内「そうそう、渋いヤツ(笑)。今時のツルンとしたワインに慣れた方はアレルギー起こすかも?」
私「どちらもタンニンに強さがあるんだよね。今風だったらミクロ・オキシダシオンしたり、あの手この手で飲みやすくしちゃうもんね(笑)。」
家内「いじってない感じが好きなんだよね(笑)。でも、万人受けはしないな(笑)。」
私「たぶんね(笑)。好みが別れそうだね。でも後のワインは鉄板だから良いんじゃない(笑)。売れそうなワインしかチョイスしないのは芸がない(笑)。チャレンジあるのみ!」
家内「こんどは墨汁みたいなボルドー探そ(笑)。」
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!201501
Jan 25, 2015 by weblogland |今月は月末ですから、日数の余裕があるので楽だと思っていましたが、とんでもない(笑)。もちろん候補は幾つかあったのですが、次々脱落(笑)。
なかなかワインが決まらず焦りました。
そんなこんなでテーマはボルドーとブルゴーニュ!ローヌが1本混じりますが(笑)。
まずは飲んでビックリのハイ・コストパフォーマンスのボルドー赤からスタートです。
●シャトー ラモット・デュブール 2010年 フランス 赤 ボルドーA.C.750ml 1071円税別
このシャトー、アントゥル・ドゥ・メールの中心ラドゥー村にあります。白のA.C.オー・ベナージュのあるところです。セパンジューはメルロ55%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン15%。
しっかりしたタンニンのクラシックなボルドーA.C.ワインです。
初めてテイスティングした時は絶対に右岸のワインだと太鼓判を押しました(笑)。アントゥル・ドゥ・メールらしからぬ質実なタンニンのワインなのです。抜詮後しばらく経つとブールのようなハイビスカスのニュアンスが程よく出て、今度はブールのワインかと間違えました(笑)。
軟弱な赤ワインしかアントゥル・ドゥ・メールでは生産されていないという先入観は間違いでした。
次はひさーしぶりのグラーブの赤。まだちょっと若いかな?
●シャトー レ・ペルリーグ2013年 フランス ボルドー 赤 グラーブA.C.750ml 1556円税別
久しぶりのグラーブの入荷です(笑)!
グラーブの赤ワインは軽やかで飲みやすい。でも高いのでケチなマスキューではご無沙汰でした(笑)。今どき2000円以下のグラーブってあまりみません。従って今回許せる価格での登場です(笑)。
軽やかなのですが、タンニン量が豊富で強いパラドクス。いかにも古典的なグラーブです(笑)。まだヴィンテージが若い性かも知れませんが、木樽のニュアンスがあります。でも、実際は木樽を使っていません。非除梗かもしれませんね。
そして、お待ちかねのブルゴーニュ。このアペラシオン知ってました?
●ブルゴーニュ コート・ドーセール 2010年 ドメーヌ グラン・ロシェ フランス ブルゴーニュ 赤 ブルゴーニュ コート・ドーセールA.C.750ml 2213円税別
いまでは最北のブルゴーニュとなったこの地、イランシーやサンブリの産地と言えばピンとくるかな(笑)。地図を見るとブルゴーニュと言うよりロワールに断然近い(笑)。
ドメーヌ グラン・ロシェはマスキューの定番サン・ブリの生産者です。とても良いワインを造る生産者です。ただし寒さの厳しい産地ですので、ワインに作柄の影響がはっきり出ます。
この赤ワインはピノ・ノワール100%。2010年ヴィンテージらしく酸に負けないボリューム感、甘さがあります。良い作柄のオート・コートを彷彿します。艶やかで美しい果実味は今風ではありますが、好感の持てるスタイル。ブルゴーニュらしい味わいの赤ワインとするとコストパフォーマンスは高いですね(笑)。
テーマ外れなのですが(笑)、良いシラーを見つけると止まりません(笑)。マスキューの我が儘です。
●クローズ・エルミタージュ 『レ・ザマンディエ』2012年 ドメーヌ・デュ・ミュリネ フランス ローヌ 赤 クローズ・エルミタージュA.C. 750ml 2914円税別
『せめてクローズ・エルミタージュはこうあって欲しい!シラーなんだからシラーらしくあって欲しい!』
とお嘆きの貴兄に朗報です!
出来上がりは今風ではありますが、シラーの良さが伝わる佳品。
シラーらしいブラックベリーの香りが先行しラズベリーの味わいがじんわり広がり。皮やタバコ・腐葉土などの官能的なニュアンスと、折り重なるようなタンニンは質の高さの証。全体にバランスが良く、無理にアルコール分を上げていない点秀逸。あと熟成に木樽は使っていないところに誤魔化しがありません。
低収量、歩留まりにこだわらない造り。繊細なハードワークが伝わってきます。
さて、今回は白2本が最後に登場です。何故って?
飲んでみてください(笑)。
◯シャトー リクーニュ ブラン 2010年 フランス 白 ボルドーA.C. 750ml 1572円税別
マスキュー定番のボルドー老舗ネゴシアン ミラード社が古くから所有するシャトー・ルクーニュ。ラランド・ポムロールとフロンサックの隣接地にあります。
この白ワインはソーヴィニヨン・ブランにセミヨンをアッサンブラージュしたもの。セミヨンが入ることで厚みが増し、フレッシュでありながら飲み応えがある堂々とした出来映え。
トリはこれ(笑)。久しぶりにシャルドネで感激しました!
◯ヴィレ・クレッセ『テロワール・ド・クレッセ』2012年 ドメーヌ・デ・ギャンディス フランス ブルゴーニュ 白 750ml 2414円 税別
今やブルゴーニュの括りのヴィレ・クレッセ(笑)。文句を言う訳でありません(笑)。ふっくらしたトロピカルなシャルドネのお買い得産地として注目を集めましたが、最近はちょっと高い。そしてちょっと緩い(笑)。
まあ、ブルゴーニュとしては暖かい産地なのでしょうがないと諦めていましたが、心に響くワインがありました!
シャルドネらしい果実味は、緻密で多量の酸と凝縮された濃密な粘性との間に見事な正三角錐の底面をなし、その頂点にあるのは完璧な旨さのみ!
トロッとした濃密な液体に詰まった果実味は衝撃的です!しかも品が良い。
モンラッシェっぽいなんて言ったら言い過ぎですね(笑)。でも、かなり上等なブルゴーニュ・ワインに匹敵します。
数が少ないのでお一人様1杯にてお願いいたします!
皆様のご来店お待ちしております。
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試飲会に出すワインのメドがたちました
Jan 24, 2015 by weblogland |今月は30、31日が試飲会ですからちょっと余裕があるかと思ってましたが、とんでもない(笑)。
サンプルで取り寄せたワインにはなかなか良いワインがありましたが、
「上手く出来すぎていてつまらない」
「良いワインだと思うけれど、このワインを喜んで買うお客様の顔が浮かばない。」
「難しすぎて良いのだか悪いのだか解らない(笑)。」
「マスキューには高級過ぎるかな。」
「同じ価格帯にバッティングするワインがある。」
「この時期じゃなくて春にやった方が良い。」
などなど様々な理由で次から次と見送り続出(笑)。更に追加でサンプルを取り寄せて、ようやく漕ぎ着きました(笑)。
これにしても私と家内の判断ですから、皆さんと共通する訳ではありません。気に入っていただけるワインが6本中4本あれば良しとしなくては!好みは千差万別が当たり前。ただ良し悪しだけは不偏。でも、この不偏も曲者だったりします(笑)。なんでもかんでも売れれば良い訳ではありませんが、売れないワインは社会悪に通じます。
そうなると『お好きな方はどうぞ!』というのが適切なんですね(笑)。だから試飲会は楽しいのかな?
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まあ、奥の手もあります
Jan 21, 2015 by weblogland |今マスキューでは今月の試飲会(1月30・31日)のラインナップ選びにてんやわんや(笑)。
実は最少の1本として選んだ白ワインにソルビン酸の添加が…!素晴らしいワインでしたので、確認を怠りました。見抜けませんでした。まだまだ修業がたりないかな。
もちろんソルビン酸自体は保存料として日本国内では認められており、実際かなり使われています。その使用量を上手く制限すれば問題はないかと思いますが、『原則ソルビン酸添加のワインは扱わない』方針を守るしかありません。我々自身あまり良いイメージがソルビン酸にはないからです。まあ、食品工学の見地からすればアレルギー反応にしか見えないかもしれませんが、ここは変なワインショップということでお許しください。
先週取り寄せたイタリアワインはとても美味しかったのですが、マスキューにはちょっと高級過ぎたし。抜群に美味しいヴィレクレッセの1本しかまだ決まっていません。どないしよ?
明日届くフランス南西のワインに期待しましょう!
そうそう、今日夕方あるインポーターさんが持ってきて試飲させていただいたローヌのクローズ・エルミタージュは当確かな。そうするとあと4本です。
まあ、奥の手もありますから(笑)、焦らず間違わないチョイスしなくては!
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昨日は渋谷で試飲会。
Jan 14, 2015 by weblogland |まず、美味しくないと駄目。これは基本中の基本。飲んでみて美味しく感じたら、まず価格チェック(笑)。ここで、『あっ、安い!』と思ったら即決(笑)。サンプルが取り寄せ可能でしたら、サンプルをお願いします(もちろん有償)。サンプルが出せない場合。その場で発注します。
でもここで注意しなくてはならないのが、焦らないことです。
あと何本しかないからと言って、無理して沢山発注しないことが肝要(笑)。
まあ、大体1ヶ月内で売れる程度の数が確保できれば最低限十分なのです。人気があれば追加発注すれば良いし、無くなったら諦める(笑)!
そして次をまた探す(笑)。楽しいんですよね。この繰り返しが。
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あー、ようやく並びました!試飲会のワイン
Dec 19, 2014 by weblogland |明日オルシュヴィレーヌのクレマン・ダルザスの追加分が到着して完璧かな(笑)。
皆さんにお知らせしたのは6アイテム。でも、映像の向かって左端にお知らせしてないワインが?実はスペインのエルミータ・デ・サンロレンツォ1994年が(笑)。実は勢い余って仕入れちゃいました(笑)。もう試飲会のラインナップは決まっていますから、今更増やせませんが。インポーターさんのラインナップにあったのを見つけちゃいました(笑)。見つけちゃったら取り合えず仕入れなくては!
沢山は仕入れていませんので、解らないようにサラっと並べちゃいました(笑)。
今回の隠れキャラなのです(笑)。
見てミソ
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