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Dec 21, 2015 by
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今月22・23日のマスキユー試飲会のラインナップのワインです(笑)。
12月は年の瀬ですから、いつも暇なマスキユーもちょと忙しい(笑)。バタバタしながらの試飲会の準備は厳しかったぁ(笑)。
毎日のやらなければならないことを片付けながらの準備ですからはかどらない。途中で魅力的なワインが売り出されたりして目移りはするし(笑)、決まりかかったワインがなくなったり、あたふたしました(笑)。
家内「あのワインがなくなりかかった時は焦ったね(笑)。」
私「今回の目玉になると思っていたからなおさらだよね(笑)。取り敢えず試飲会の分だけは確保出来たからホッとしたよ(笑)。」
家内「店長!ブログに書いたらダメだからね!足りなくなるよ!」
私「げっ!(読まれてる)、分かったよ!名前は明かさないから…。」
家内「まあ、ワインが無くなる訳じゃなくて、特別価格品だから次回の入荷分から高くなるだけだけどね。」
私「我々は自然体でいくしかないかな。実際にそのワインの価値を決めるのはお客様だからね。」
家内「そうそう。でも店長は誘導するからな(笑)。」
私「誘導してる訳じゃないよ(笑)。ワインに思い入れが入るからついつい誉めちゃうんだよ(笑)。過剰にはしないよ!君だってそうじゃん(笑)!」
家内「そう言われればそうかな(笑)?」
私「絶対今回の○○なんか売れたら大喜びするはず(笑)」
家内「だってあれは大発見だよ(笑)。わかりあえる人がいたらそれだけで大喜び(笑)」
私「でしょう(笑)。僕と同じじゃん(笑)」
家内「いや、ちょっと待って!絶対店長とは違う!」
私「僕だってテンション上がるだけなんだから(笑)。」
家内「そーかな?」
あぶない、あぶない(笑)。ひょっとして皆さんからも読まれてるかな(笑)。
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Dec 19, 2015 by
weblogland |
今月12月22日(17~20時30分)、23日(11~20時30分)のマスキユー試飲会のラインナップが決まりました!
今月はいつもより1週間前倒しとなりますからご注意くださいませ‼
まずは、ちょっと変わった白ワインです(笑)。
○ヴェルデーカ 2014年 カンティーネ・メンヒル イタリア プーリア 白I. G.P. 750ml 1800円税別
ワイン雑誌『リアルワインガイド』で旨安大賞を受章してブレーク。旨安大賞を『ゼロ・ネグロ・アマーロ』、旨安賞を『クォーター29・プリミティーヴォ』
のダブル受賞とか。
立派なものです。
基本的に今風のスタイルなのですが、しっかり低収量、衛生管理のゆきとどいたワイナリーです。酸をバランス良く残すところに技術がありますね。
マスキユーでは売れ筋の『ゼロ・ネグロ・アマーロ』、『クォーター29・プリミティーヴォ』は扱わず、まずは『ヴェルデーカ』。へそ曲がりなんですよ(笑)。
この『ヴェルデーカ』が面白い!
まず品種名『ヴェルデーカ』なんて聞いたことがない(笑)。ジャンシス・ロビンソンの著書に「南イタリア在来種でベルモット造りにつかわれる。柔らかな味わい。」と記述がありましたが、よく調べても解らない(笑)。これだけでぐっときます(笑)。
●レアル・コンバニーア・デ・ヴィノス テンプラニーリョ 2009年 ベンディミア・セレクショナダ スペイン 赤 V.D.T.カスティーリャ 750ml 1047円税別
このワイナリー、スペイン リオハの銘醸家ムルア家が2007年にラ・マンチャ地方のマンチェラに設立したものです。
マスキユーではこの通常のキュヴェを定番として扱っております。あの王冠ラベルのワインです(笑)。果実味たっぷりのスーパー・コスト・パフォーマンス・ワインです。
これは、そのバリック熟成版。約8ヶ月アメリカン・オークのバリックで熟成させたものです。樽熟成由来のスパイシーさが加わり、全体に落ち着いたニュアンスです。深みがあり、価格以上に感じますね(笑)。
テンプラニーリョの明瞭な果実味を楽しみたい方は通常のキュヴェ、テンプラニーリョの深みを楽しみたい方はこのキュヴェがお勧めです。
それにしてもこのワイナリーは凄い!
質・量ともに想像を越えています。ニュー・ワールドの大規模ワイナリーの上を行っています。スペインのワイン産地としての底力をみる思いです。
●アリアニコ・デル・ヴルトゥレ 2013年カンティーナ・ディオメーデ イタリア バジリカータ 赤 D.O.C. 750ml 1286円税別
アリアニコ・デル・ヴルトゥレの優良生産者として知られたバジリウム 共同組合ながらクラシックな素晴らしいワインを造ります。何度もそのシンプルで深みのある味わいに打ちのめされたことか(笑)。そんなバジリウムをカンティーナ・ディオメーデが買収しました。このワインは新生バジリウムのアリアニコなのです。
スタイルは今風。早くから飲めます(笑)。
発酵後の熟成にステンレスタンクとオーク樽を併用しています。この辺りにミソがありそうですね(笑)。酸もちゃんと残っていますし、タンニンに収斂性がありません。しかし、アリアニコらしいベリーやチェリーのニュアンスが、甘くふっくらしたタンニンと上手に折り合いをつけています。デル・ヴルトゥレの規格内でこの味わいに達したことは驚異的(笑)。
早飲みのアリアニコってじつは難しい。これは良いと思った今風のアリアニコは初めてです(笑)。
イノヴェーションを感じるワインなのです。
●プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア 『ファロ』 2013年 サン・マルツァーノ イタリア プーリア 赤 D.O.P. 750ml 1715円税別
サン・マルツァーノは1962年創業の共同組合。味わいはプリミティーヴォらしさをしっかり感じる今風。プリミティーヴォの田舎臭さを残しながら、飲みやすいこと(笑)。洗練されているのですが、とってもプリミィティブ(笑)。
もっともプリミティーヴォ・ファンの我々からすると「熟してゼリー化した柿のような味わいのプリミティーヴォが極上」なのですが(笑)、それはそれこれはこれ(笑)。
話がそれました(笑)。
このワイン、熟成をバリックとステンレスタンクに分けているところにミソがありそうですね。最近の南イタリアのトレンドのようです。タンニンの躾と、酸をしっかり残す意図がありますね(笑)。こうした両者をブレンドするとミスマッチに陥るものですが、じつに折り合いが良い不思議。
う~ん。
なるほど、だからガンベロロッソでトレ・ヴィッキエーリを獲得したのですね(笑)。
解ったような解らないような良さなのです(笑)。
●ヴァルボリチェッラ・クラッシコ・スーペリオーレ リパッソ 2013年 モンテ・デル・フラ イタリア ヴェネト 赤 750ml 1964円税別
ヴェネト州西部ガルダ湖近郊のD.O.C. バルドリーノに1958年創業のモンテ・デル・フラ。その堅実なワインづくりが実を結び、現在140ヘクタールの畑を所有。また、隣接するD.O.C.域内にも畑を購入し、バルドリーノの外ヴァルボリッチェラ・クラシコ、アマローネ等も生産。着実な歩みを続ける注目の生産者です。
皆さん『リパッソ』ってご存じでしたか?悪く言えばアマローネの廉価版(笑)。良く言えばアマローネ好きの救世主(笑)。
まず造りは、通常の赤ワインのアルコール発酵後、アマローネ用に軽く圧搾した陰干し葡萄の皮を入れて再発酵させます。これでだいたい想像つきますね(笑)。
アマローネほどの凝縮感や生命力はありませんが、比較的楽しみやすい上等でデイリーなワインとなります。
ただ、なんでもアマローネの皮を入れれば良い訳ではありませんからご注意を(笑)。
このワイン コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、コルヴィノーネ80%、ロンディネッラ20%で造られます。これはフラが造るアマローネと同じです。どうやらアマローネ用とリパッソ用に同じものを分けているようです。アマローネ・マスターと称される巨匠同様、まず良いアマローネが造れないと良いリパッソも出来ない訳です(笑)。そしてステンレス・タンクでマロラクティック発酵後、3000Lのフレンチ・オーク樽で最低18ヶ月熟成させます。出来上がりのアルコール分は14%。リパッソすることにより、おそらく2%位はアルコールが上がっているはず。ただ、無理に濃くした感がない点秀逸。とても透明感があり、どろどろしていません(笑)。赤い果実味もディテイルが明瞭です。素晴らしいバランスです。リパッソはリパッソでアマローネとはジ
ャンルが違うと思わせてくれます。
飲み頃になるまで10年はかかり、しかも年に一度位しか飲めないアマローネを取るか?たまにどっぷり漬かれるリパッソを楽しむか?あなた次第です(笑)。
○『カステッロ・ディ・ブローリオ』ヴィンサント・デル・キャンティ・クラッシコ 2006年 バローネ・リカーゾリ イタリア トスカーナ 極甘口 白 500ml 4543円税別
イタリア デザート・ワインの至宝ヴィンサント。
造り手はリカーゾリ。
文句はないですね(笑)。
マルヴァジア・サンジョヴェーゼを粒選りにし、風通しの良い室で役4カ月乾燥します。ゆっくりやさしく時間をかけてプレスした後バリックでそのまま発酵、4~5年熟成させます。ソーテルヌやトカイのクラシックな発酵熟成に似ていますね(笑)。
熟成が進むとサンジョヴェーゼ由来のオレンジっぽさが加わり美味。途方もなく巨大で美味しいのです。ちなみにアルコール分はなんと17%!
(ついでにヴィンサントで造ったグラッパは私の大好物)
風土的に樹上で貴腐箘が付きにくい彼の地に合った、貴族的文化の有りさまなのでしょうね。
今年最後の締めくくりにふさわしいラインナップになりましたか?
決めるのは皆さんです(笑)。
お越しお待ち申し上げます。
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Dec 13, 2015 by
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明日は出張試飲会です(笑)。
地元鶴見のお客様の
時代屋さんで行われる試飲会のお手伝いです。もう何度かお呼びがかかっておりますので、顔見知りの方達なので楽しみです(笑)。
テーマは
イタリアの泡。
マスキユーの最近の得意技(笑)ですから気合いも入ります(笑)。
でもですね、思わぬ質問をされたりする可能性がありますから油断出来ません(笑)。ましてやお客様のお店ですからマスキユー試飲会とはちょっと違います。独走は許されません(笑)。
今、盛り上げるための冗談や策を練っています(笑)。楽しくなければダメですからね。
たまにソムリエの仕事をするのも楽しいのです(笑)。
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Dec 10, 2015 by
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今年最後のマスキユー試飲会は12月22、23日となります。
年の瀬ですので、いつものように最終土曜日という訳にはいきません(笑)。お許し下さいませ。
そんな訳で、12月22日(火)17時~20時30分、23日(水)11時~20時30分の予定となります。
今年最後の試飲会、何を出しましょうか(笑)?
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Nov 27, 2015 by
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よーやく並びました(笑)!
明日、明後日がマスキユー試飲会ですから、ギリギリセーフかな?
ホームページ製作をお願いしているフクモトさんには急がしてしまいました。この場を借りてゴメンナサイです。
家内「一番手のピニョレットのスプマンテ 瓶が大きすぎ!棚の上にいくらも並ばない!下のストックスペースには並べようにも立たない!」
私「あらまあ(笑)!参ったな。このスプマンテ売れそうだから手の届くところに数置いておきたいんだよね。」
家内「そーだよね。この味、このキャッチーなパッケージ、しかも安いときてるから要注意だね(笑)。」
私「今回の試飲会の大本命かな(笑)?」
家内「まあ、試飲会では十分足りる数あるけど、その後が問題なんだよね。今回インポーターさんは試験的に輸入したアイテムだから、一度切れると年内に再入荷は間に合わないはず。」
私「じゃあ、試飲会で売れた分は速攻再発注だね(笑)。月末だから嫌だけど(笑)。」
家内「あと、怖いのがルビーンのサブレ。スポット品だよね?」
私「そうです。無くなったら諦めましょう!(キッパリ)」
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Oct 26, 2015 by
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試飲会のラインアップ決まりました!
今月末10月30、31日のマスキユー店内試飲会のラインアップ決まりました。
今月は新着ワインです。
新着といえば10月30日はイタリアのノヴェッロの解禁日!
間に合いましたね(笑)。じゃあ、ノヴェッロも入れちゃいましょう。3種類来ますが、何にしましょうか?やはり一番のクオリティーを誇る『神』ガロフォリのノヴェッロ・マルケ・ロッソ2015年ですよね(笑)。実は2014年が1本とってありますから、比べてみましょう!
まずは新着のロゼ・ランブルスコ。甘くてチャラいと言うなかれ(笑)、名手メディチにかかると、全てに納得の出来なのです。この全てにミソがあります(笑)。
◎クエルチオーリ・レッジアーノ ランブルスコ ロザート ドルチェ メディチ・エルメテ イタリア エミリア・ロマーニャ ランブルスコD.O.C. 微発泡 ロゼ 甘口 750ml 1165円税込み
ランブルスコで初めてトレ・ヴィッキオレを獲得したメディチ、今やランブルスコの第一人者です。甘さ加減が日本人好みでマスキユーの定番として長く扱わせていただいています。
このワインは甘口のロゼ・スパークリングです。アルコール分も8%と低く、色通りの果実味には誰もが魅了されるはず。
強めに冷やすと味わいは一層引き立ちますし、デザート感覚で楽しめます。女子会必須アイテムですね(笑)。
瓶を眺めているだけでも楽しめるキャッチーさは、さすがイタリア(笑)!
●
ティニ・マルケ IGT 2015年 ガロフォリ
販売価格(税込): 1,980 円
イタリア マルケ ノヴェッロ 航空便 赤 750ml
マルケ随一の生産者として高名なガロフォリが造る新酒です。
ブランド名の『ティニ』は解放式の発酵樽を意味します。ということは特別な新酒造りをしたワインではありません。ガロフォリが普通に造ったワインを早めに瓶詰めして販売している風情なのです。ですから旨いのは当たり前(笑)。
ガロフォリはヴィンテージの悪い年でも補糖はしないため、アルコール分は11.5%13.5%ほどの範疇で収まります。いつも13%ということはありません(笑)。また作柄の悪い年に11.5%のアルコール分しか上がらないがらない場合でも、驚くほど濃密なワインを造ります。神業としか言えません。 こんなところに惚れてマスキューでは長年扱ってきました。
2010年以前は、このワイン、リリース後一年くらい経ってから飲むのがとても旨い(笑)。購入された方はじっくり三日くらいかけて味わうことをお勧めしました。ブランド名の『ティニ』は解放式の発酵樽を意味します。ということは特別な新酒造りをしたワインではありません。ガロフォリが普通に造ったワインを早めに瓶詰めして販売している風情なのです。ですから旨いのは当たり前(笑)。
モンテプルチアーノ種らしいラズベリーの香りが、途方もない量詰まっているのが実感できました。
ところが、2011年からスタイルが変わり新酒っぽいフルーティーなスタイルでした。2012年は完全なボジョレースタイル。マセラシオン・カルボニックを完璧に行っているようです。ブラインドだとボジョレーとしか思えないスタイル。でも、こんなに美味しいボジョレー・ヌーヴォは見当たらない(笑)。旨味の厚みが素晴らしい!モンテプルチアーノ種100%で造ってもガメイのようになる不思議。
やはり第二アロマは偉大?今年は如何か?
2014年は11.5%しかアルコール分は上がりませんでしたが、2015年はいかに?
秘蔵(笑)の2014年と2015年を比べれば、作柄の差が
良くわかるはず!
一緒にお勉強しましょう(笑)。
●フィンカ・エンゲラ キュヴェ・タカ 2012年 ボデガス・エンゲラ スペイン 赤 ヴァレンシアD.O. 750ml 1000円税込み スクリュー・キャップ
スペイン ヴァレンシアのボデガス・エンゲラ。スペインらしからぬ飲みやすさが好評で、かつてマスキユーの定番ワインでした。たしか人気が出て価格が高くなり扱いを断念しました(笑)。
このワイン キュヴェ・タカは輸入元のアグリの社長高橋さんの特別注文品。ですからキュヴェ・タカ(笑)。
葡萄園の標高700mのところで栽培されたモナストレルだけで造られています。味わいは驚きの飲みやすさ(笑)。あのモナストレルがこんなに飲みやすくなるとは!低温での管理を徹底し(ちなみに発酵温度はなんと21℃と超低温)、醸しは2週間と短くし、ポンピング・オーバーで発酵を促しています。植物性(豆由来)プロテインで清澄し、低温で安定化をはかるとのこと。
なるほど、こうするとあのモナストレルも飲みやすくなるのですね。技術のイノヴェーションがありました。
あとフレンチ・オークの新樽で3ヶ月のみ熟成しています。無理に樽香を引き出さない配慮はグッド(笑)。高橋さんの注文かな(笑)?
今回入荷ワインは在庫限りのスポット品ですので、完売の節はお許しくださいませ!
●
ラ・ヴューロイヤル2013年 シャトー・コンダミン・ベルトラン フランス ラングドックA.O.P. 赤 750ml 2314円税込み
ラングドック約束の地ペズナス。ラングドック・グラン・クリュを名乗れる銘醸地です。マスキユーではシャトー・フォンドゥースやこのシャトー・コンダミン・ベルトランを長く扱っております。
コンダミン・ベルトランというとタンニンをしっかり抽出さたベビーなワインが持ち味ですが、このラ・ヴューロイヤルは趣がちょっと違います。旨みに溢れたエレガントなスタイル。甘美さと生き生きとした味わいが特徴的。南フランスっぽくないほど(笑)。
セパージュはシラー84%、グルナッシュ8%、カベルネ・ソーヴィニヨン8%。
味わいにシラーのベリーの香りがとても良く出ています。
手摘みで収穫後プレス前に除梗。そして、なっ、なんと1日3時間足踏みで葡萄を圧搾。この作業を15日間繰り返し、タンクでの発酵に進みます。熟成はフレンチオーク樽で12ヶ月行います。
コンダミン・ベルトランは以前、木樽を回転させて発酵されるなど斬新なことをするドメーヌですが、こんどは足踏みとは!
やってくれますね(笑)。
でもこの過程がこの味わいに結びついているのなら、大賛成です(笑)。ただにわかには理解出来ませんので、好奇心が掻き立てられて困っています(笑)。研究の余地ありなのです!
●
シャトー・ダイディ ファミーユ・ラプラス 2010年 フランスシュ・ド・ウエスト南西地方 赤 マディランA.O.P. 750ml 2870円税込み
マディランの2大巨頭と言うとブリュモンとラプラス。知名度で言うと圧倒的にブリュモンですか(笑)。まあ、その分高くなりましたけど(笑)。歴史と畑を重くみればラプラスです。あとわりに安い(笑)。
マディランの歴史は1030年のベネディクト派の修道院に遡ります。その流れを組むシャトー・ダイディを所有するラプラスは老舗中の老舗です。
出来上がるワインはボルドースタイルのエレガントな物。2010年はアルコール分が14.5%と普段より高めですが、大きさは立派(笑)。昔のブリュモンに似てるかな(笑)。
まあ、今風のマディランの範疇だとはおもいますが、本来的な良さがあります。最近のマディランに失望気味の貴兄に朗報です(笑)。飲みやすいのですが、お腹にズンとくるタナのタンニンは魅力的なのです。
●
ジゴンダス“グラン・ロマーヌ”キュヴェ・プレスティージュ 2011年 ドメーヌ・ピエール・アマデユー
フランス ローヌ 赤 ジゴンダスA.C. 750ml 4257円税込み
とうとうアマデユーのマスキユー登場です(笑)。
今や巷ではジゴンダスの頂点と評価されているアマデユー。へそ曲がりなマスキユーは扱わないぞ!(笑)でも、飲んでみてありかなと(笑)。
以上6本(プラス1本)のラインアップとなります。
30日は17時から20時30分、31日は11時から20時30分まで行っております。皆様のご来店お待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Sep 25, 2015 by
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並びました!
明日から試飲会ですから、ギリギリ セーフかな(笑)。
今日、私はバタバタ外回りで忙しく家内の力作(笑)です。
毎月毎月のルーティン作業なのですが、新しく並んだワインを見るのは楽しいですね。
今回特にお気に入りは一番右端のトスカーナ・ロッソです。牛の絵が描かれたラベルに、私も家内もグッときてます(笑)。
私「牛いいね(笑)!」
家内「私なんかさっき20頭以上並べたよ(笑)。」
私「あー、いいなぁ(笑)。でもこの牛、見た目愛想ないんだけど(笑)、らしくて良い。」
家内「変に可愛らしくないのがいい。きっと地元の人達はこのラベルを見て牛肉を連想するんだろうね。」
私「まんまで即物的だよね。日本人にはない感覚なんだろうね。」
家内「でも、逆に牛に対する愛着を感じるんだよね。」
私「可愛いとかじゃなくて、食べたい!かな(笑)?」
家内「上手く言えないけど、牛のあり方が違うんだろうね。」
私「じゃあ我々はイタリアンに近い?」
家内「それは解らないけど、このワインの良さにやられているのは確か(笑)。」
私「コスト・パフォーマンスの高さにはやられているなぁ(笑)。」
皆さんもやられるはず(笑)。
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Sep 24, 2015 by
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今月9年25、26日のマスキユー試飲会のラインナップ決まりました!
テーマはイタリア・ワインです。
ようやくしっかりした赤ワインを飲みたくなってきました(笑)。そんな時はイタリア・ワインということで(笑)。
今回はラインナップは早々決まっていたのですが、慣れないスマホに手こずり、思わぬ全消去にあいアップするのに時間がかかりました。お許しを!
まずはトスカーナのスーパー・デイリー・ワインの登場です(笑)。
●トスーナ・ロッソ 2014 年 アジェンダ・アグリコーラ サン・ルチアーノ イタリア 赤 トスカーナI.G.T. 750ml 900円税別
このワイン、サンジョヴェーゼ60%、モンテプルチアーノ30%、チリエジョーロ10%とトスカーナ伝統のブドウを使って、力強く明るい香味をよく表現しています。プルーン、ブラックベリー、オレンジ、コーヒーチョコレートにスパイス、そして可愛らしく軽やかに甘酸っぱいチェリーの風味。少しおてんば気味のタンニンがよく似合っています(笑)。
抜栓直後から全開で美味しいトスカーナ・ロッソ毎日でも楽しめる味わいです(笑)。
このワイナリー、規模からすると完全なワイン・ベンチャーですね。家族経営で100 ヘタールは広すぎる(笑)。しかもお金持ち(笑)。ただし、造るこのトスカーナ・ロッソはとてもプリミティブな味わい、地元で消費されるシンプルで美味しいワインなのです。イタリアの場合 美味しいワインはまず自分用で飲みますから 安くて美味しいワインは海外に回らない ラテンの伝統があります(笑)。海外向けはあくまで海外向けなのです。
そして、マスキユー定番のプーリアの良心ディオメーデのニュー・アイテムの登場。
●ラーマ・ディ・ピエトラ ネーロ・ディ・トロイア 2014年 カンティーナ・デオメーデ イタリア 赤 プーリア ネロ・ディ・トロイアI.G.P. 750ml 1200 円 税別
ネーロ・ディ・トロイアとはウーヴァディ・トロイア種のこと。プーリアの地場品種として有名です。このワイン発酵・熟成ともにステンレス・タンク。ワインが落ち着いてから8ヵ月の瓶熟成を経てリリースされます。ちょっとコーヒーっぽさがあり粉っぽく、滑らかでシンプルな南イタリアらしい佇まいなのです。
ところで、このワインのアルコール分は、なんと、12,5%。温暖な南イタリアとは思えぬ低アルコール分です。通常は14 %位にアルコール分は上がります。去年2014 のノヴェッロで感じた通りの作柄でしたね。ただ名手ディオメーデが造るこのワインは、そんな困難を感じさせない出来映え。
さすが!
そして、満を持してガロフォリの赤ワインです。
●ビアンカルダ 2011年 ガロフォリ イタリア 赤 マルケ ロッソ・コーネロ D O.C. 750ml 1572 円 税別
私の敬愛する『神』ガロフォリの造る赤。白ワインが有名なワイナリーですが
、ガロフォリの赤ワインは凄く良いのです。でも良すぎて直ぐに分かりに難い(笑)。一昔前ガロフォリのノヴェッロですら一年たってようやく飲み頃になるほど。私は大好きなのですが、売れない(笑)。(でもここ3 年ほどノヴェッロも飲みやすいM.C.をかけたスタイルに変えて来ました。過剰に感じるほどのタンニンがこなれて感じます。)
あとガロフォリは補糖や補酸をしません。それゆえ作柄に恵まれない年はアルコール分が11.5%ほどしかないことがあります。いつも13 %のワインを造るなんてことはありません(笑)。また、そんな時でも旨いワインを造りますから私はは『神』と呼びます(笑)。
このワイン インポーターさんの試飲会に行ってもあまり飲む機会がありません。何故って?美味しいのでプロモーションする必要がないからです(笑)。
●モングラーナ 2010年 クエルチャベッラ イタリア トスカーナ 赤 マレンマI.G.T. 750ml 2572円 税別
ボルゲリの成功以降、その潜在能力に注目な集まったトスカーナ海岸地方。モンテスクダイオ、モレッリーノ・ディ・スカンサーノなどにスター級のワインが続々生まれています。I.G.T.マレマ(2011年からD.O.C.)も同様に 大発展を遂げたワイン産地。このクエルチャベッラは(1974年設立)。
モングラーナはサンジョヴェーゼ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、メルロ25%。濃く深い色合い。凝縮感・厚みに秀でた果実味は生き生きとして弾力がある。噛めるよう(笑)。オレンジ、熟したイチゴ、プラムの健康的な甘さを含んだ味わいにハーブやリコリスのニュアンスが感じられて爽快感があります。心地よいのです。
クエルチャベッラはキャンティー・クラシッコではフランス産バリックを用いて熟成させますが、マレンマでは大半をセメント・タンクで熟成します。バリックはあくまで補助的な使用にとどめています。美しく伸びやかな果実味を際立たせるためと推測していますが、たしかに良い結果を生んでいますね(笑)。
やわらかく明るい性質にトスカーナの海岸風景が浮かんでくるようなワインです(笑)。
●『カンノナウ』 2011年 ヌラーゲ・クラビオーニ イタリア赤 イタリア サルデーニャ島 カンノナウ・ディ・サルデーニャD.O.C. 赤 750ml 2746円 税込
生産者曰く、カンノナウはガルナッチャの原種にあたるそう。仕立てはシングルギヨ。密植度6,250本/ha。一本の葡萄樹に12房しか房は残しません。おそらく1本の葡萄樹からワイン1本ほどしか出来ない低収量です。
海抜10mと200mの2面の畑のブレンド。南北に平行した畝。地質は砂と砂質粘土。手摘み。甘く完熟したマラスキーノチェリーを思わせる香り。明瞭で透明感は品の良さ、品質の良さの証。
醸しが短いせいか明るく透明感があります。有りがちな真っ黒いワインじゃありませんね(笑)。味わいは色に反して、芯の強さを感じるギュッと凝縮した果実味。旨味がたっぷり感じられ、滑らかなタンニンと酸もきめ細やか。
ワイン自体の崩れない頑強さには驚かされます。
前に扱ったパーラのカンノナウはガルナッチャ→グルナッシュ繋がりが連想できましたが、このワインは別物。明瞭なマラスキーノチェリーの香りこそ、カンノナウの証。
ローヌ・ヴィラージュの標高の高い畑で造られるグルナッシュがピノ・ノワール的になるのに近い感覚です。
今回のトリはなんと白ワイン。息を飲む出来映え!
〇アンソニカ・ビアンコ 2013年 カタルド・カラブレッタ イタリア カラブリアI. G. T. 赤 750ml 2019円 税別
1960年代からブドウ栽培を続けてきたカラブレッタ家が2008年に創業したワイナリー カタルド・カラブレッタ。
13.5haの畑をオーガニック農法で管理。野生酵母をはじめとして自然なワイン造りを心がけています。
シチリア島でよく栽培されているブドウ アンソニカ=インツォリオ種を使用わずか1ha の畑から収穫したものであるにもかかわらず、醸造にはフリーラン・ジュースしか使わない贅沢なワインです。
華やかで明瞭、厚み十分な香味。レモン?グレープフルーツ、オレンジ、洋梨、マンゴー、桃。よく熟した果物の、力強い芳香をミネラル、酸が引き締めて、濃厚さと緻密さが実現しています。トロリとした印象の舌触りは絶品。あり方が完璧です(笑)。
しばらくすると、栗や豆腐のような植物っぽいやさしい甘さが顕著になり、落ち着いた上品さが加わります。非常にバランスがよく、じっくり楽しんでいただきたいワインです。
以上6本です。
25日金曜日は17時から20時30分まで、翌26日土曜日は11時から20時30分までとりおこなっております。
皆様のご来店お待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Sep 17, 2015 by
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ようやくラインナップ決まりました!
ですから、今猛勉強です(笑)。
それにしてもスマホは凄いですね。たしかに使いなれたガラケーは楽には楽なのですが、ワイナリーのホームページなどを見るには最高。今では開かなかったり、上手く接続出来なかったことがウソのようです。その上速くて綺麗。
ホームページにアクセツするのが楽くてしょうがありません(笑)。
今日はガロフォリ研究(笑)。でも、肝心な醸造設備や畑の詳細が解る説明や映像は無し。めちゃくちゃ詳しく書いてあるサイトもありますが、ブライドが高く自信実力ともにあるワイナリーはホームページくらいでは解らないようにしてるようですね(笑)。ですから、疑問点はインポーターさんに直接聞いて貰います。面倒をかけてスミマセン。きっと、『またなんでなんでオジサンから質問だよ。』なんて言われてるんだろうな(笑)。ゴメンナサイ。
また、ブログを見て私がスマホを導入したことを知ったインポーターさんからは 発注のイノヴェーションを催促されちゃいました(笑)。さすが腕利きのセールレディです(笑)。早く皆さんについていけるように頑張りますね(笑)。
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Sep 11, 2015 by
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今月の試飲会は25、26日です。もうサンプルも取り寄せ大体ラインナップの目鼻もつきました😄。
今回はイタリア・ワインが中心となりそうです。
家内「今回はイタリア・ワインばかりになるかな?」
私「そーなんだよね。価格のバランスも良いし、それでも良いかな?まあ、来週までに決めれば良いし、今月は余裕かな(笑)。」
家内「でもさ、間際になってインポーターさんの在庫が切れたりするから候補は多いに越したことはない(笑)。」
私「間際に切れて泡食ったことは多々ございましたな(笑)。インポーターさんの中には、こっちを乗せるだけ乗せて『売れ始めましたから余分に出せません。』なんてね(笑)。」
家内「まあ、ワイン自体に数の限りがあるし、そういったワインを扱うのがマスキュースタイルだから、なくなったら直ぐに諦める習慣着いたね(笑)。」
私「そーなんだよね(笑)。切り替えの速さが身上(笑)。変に固執すると、ラインナップに片寄りが出たりするんだよね。あと、売れるモノばかり追いかけて結局個性を無くしたりする。」
家内「マスキューさん、よくこんなワイン見つけましたね?なんて言われると快感(笑)。」
私「そこでさらに『こんなマイナーなワインは売れないでしょう?』なんて言われるとエクスタシー(笑)。」
家内「そう言いながら買って下さるから嬉しい。」
私「ということはマスキューのお客様も我々同様なのかな?」
私・家内「有難いことでございます。我々の原動力なのです。」
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Aug 28, 2015 by
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完成です(笑)!
今週末のマスキュー試飲会のワインがようやく並びました。
早速、家内と作戦会議です(笑)。
家内「今回は並びがちょっと難しいね。」
私「白のガロフォリが一番なのは良いけれど、その次はやっぱりアルザスだよね。」
家内「値段はタリケのレゼルヴの方が若干安いけれど、アルザスは爽やか系タリケはどっしり系だから、やはりタリケの方が後かな。」
私「そうだよね(笑)。タリケの造りは詰めることが至上だしね(笑)。いかにも高そう(笑)。」
家内「赤の4・5番の並びが気になるよね。」
私「4番の『MON』と6番のコルビエールが続いた方が自然かな?ただ5番目のシャトー・クロノのパワーを考えるとこうなるんだよね。」
家内「難しいところだよね。でも、今回の赤3本はいずれもビオの認証はとってるから、この点は共通なんだけどね。」
私「まあ、開けてみて収まりが悪かったら変えれば良いしね。」
こうして作戦会議は続きます(笑)
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Aug 24, 2015 by
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今月、8月28・29日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
相変わらず暑いですね(笑)。残暑どころじゃないですよね。でも、一時の酷い厚さからは少しは楽になりましたね。ワインを飲む気も戻ってきました(笑)。
今回は白3本、赤3本。
冷して飲める旨味のあるワインをチョイスしました。
◯マクリーナ 2013年 ガロフォリ イタリア マルケ 白 ヴェルディッキオ・デ・カステル・ディ・イエージD.O.C. 750ml 1465円税込み
私の敬愛する『神』ガロフォリが造るヴェルディッキオ100%の白ワイン。かつてイエージのワインは安物が多く日本に輸入されてましたから、イメージが悪い(笑)。水っぽい印象が拭えない(笑)。もっとも暑い海岸部の産地ですから酸が少なく、勢い飲みやすい量産ワインに走ったのも事実。
そんな大勢に背を向け優良なイエージの白ワインを作り続けD.O.C.G.にまで登り詰めた大貢献者がガロフォリなのです。
他の生産者が造るイエージとは明らかに違う不思議。もっともこのキュヴェは早飲みのスタンダード・クラスなのですが、それでも旨さが違う(笑)。イエージというよりマテリカに近い詰まり方と大きさがあるとでも言えばよいかも…。
もちろんコスト・パフォーマンスの高さは驚き。ただし在庫限りとなりますから、お見逃し無きようお願いいたします。
◯アルザス リースリング2014年 ポール・ジャングランジェ フランス アルザス 白 750ml 2093円税込み
マスキュー定番のアルザス リースリングです(笑)。ひっそり売っていましたが、このランクのアルザスとしてはNo.1かと。昨今試飲会などでよくアルザスワインを口にしますが、どれも高い(笑)。アルザス・グラン・クリュ設立以降 いわゆるアルザル◯◯というジェネリック・クラスの品質が下がり、新設されたグラン・クリュに価値を見出だした生産者と市場の流れは止まりません。心に響く普通のアルザス・ワインは無くなったみたいですね。旨いアルザスを飲みたかったらグラン・クリュを飲むしかない…。
昔のレオン・ベイエなどのいわゆるアルザスA.C.ワインの質の高さはグラン・クリュに集約されましたね。かと言ってアルザスA.C.ワインの値段は高止まりですから、飲む気がなくなる。とお嘆きの貴兄に朗報です(笑)。
◯レゼルヴ 2013年 ドメーヌ・デュ・タリケ フランス ガスコーニュ 白 コート・ド・ガスコーニュI.G.P. 750ml 2005円税込み
ガスコーニュの白ワインのスペシャリスト、ドメーヌ・デュ・タリケの意欲作『キャトル・セパージュ・レゼルヴ』が『レゼルヴ』としてリニューアルいたしました。
マスキューでは『コテ・タリケ』が定番として、皆様から高い支持をされています。
この『レゼルヴ』セパージュはグロ・マンサン、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンからなります。これらの4つの品種はバリック樽で6ヶ月間別々に熟成された後アッサンブラージュされます。そしてステンレス・タンクで寝かされてから瓶詰されます。
味わいは非常に複雑で濃厚。でもくどさがありません。ファースト・アタックはフルーツの盛り合わせ(笑)。調和が素晴らしい!トースト香やバニラ香も美しく、バリックが邪魔しません。後味にほんのり漂うハニーさはエレガント。力づくではない力強さは、完成されたスタイルです。さすが白ワインのスペシャリスト!
●ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ ルージュ 2012年 ドメーヌ・ド・ラ・モナディエール 南フランス ローヌ 赤 750ml 1819円税込み
マスキューでは名前が呼びづらいのでラベルに大きく書かれた『MON』と呼んでます(笑)。
このドメーヌ・ド・ラ・モナディエールは1987年にクリスティアン・ヴァッシュがローヌ ヴァケラスの地に設立。以降テロワールを表現した自然なワイン造りを実践。除草剤や化学肥料も一切使用せず、肥料も必要な時だけ有機肥料を与えるだけ。その成果はフランス国内で高く評価されています。三ツ星レストラン御用達とか。
このワイン春先の試飲会でご紹介しましたが、夏場を過ぎてようやく調子が出てきました。本領発揮なのです(笑)。
●シャトー・クロノー 2013年フランス 赤 ボルドー・スペリュールA.C.750ml 1740円税込み
まず飲むと非常にタイトで質感溢れるタンニンが特徴的。味わいにデラウェアっぽさがあるので、一瞬アン・トゥル・ドゥ・メールかなと…。
???
まず産地チェック(笑)。サン・フォア・ラ・グランドから南に10KMのところにあるリダェック村とのこと。まずサン・フォア・ラ・グランドを探すとサン・フォア・ボルドーA.C.のある町です。更にリダェック村はと?ボルドーの地図には載っていません(笑)。さてさて?ボルドーの外れベルジュラックにつながるドルトーニュの地図にありました!ボルドーと言うより南西地域に近いですね(笑)。
これで味わいの謎が氷解。サン・フォア・ボルドーはボルドー最北東部ですが、アン・トゥル・ドゥ・メールの地続き。しかも気候は南西地域により近いはず。アン・トゥル・ドゥ・メールに似た味わいと南西地域のようなしっかりしたタンニンを併せ持っていた訳です。
●ル・キャバレ・デゾワゾー2014年 ラ・プチ・コマンドリ フランス コルビエールA.C. 赤 750ml 3054円税込み
南フランス ラングドックの広いA.O.C.コルビエール。あまりに広くしかも多様なため1990年にサブ・リージョンを11に再編されました。現在は新たに独立したサブ・リージョンがありますから8つのサブ・リージョンからなりますか。
このラ・プチ・コマンドリは2000年にステファン・マディックさんが4ヘクタールの畑を購入してからドメーヌは始まりました。地所はコリビエール最西部 アラリック山脈と台地に挟まれた谷のような地形。大西洋からの風が通り抜ける特徴あるテロワールのようです。
この『ル・キャバレ・デゾワゾー』はカリニャン75%、シラー25%。アルコール分は12%と低いですが、過度に感じない物凄い凝縮感。いわゆる優良なビオに通じる味わい。深み・広がりはグレート・ワイン クラス。複雑な赤・黒系果実の香りはハーブなどの植物ののニュアンスと相まって突出した個性をみせます。あと、過剰に手を加えていない自然さがエクセレント(笑)!全房醗酵しながらもタンニンが過剰で固くない。ほとんどプレスしてないですね。無理に遅摘みしたり長い醸しもしてないはず。インポーターさんに聞いたところクラシックなマセラシオン・カルボニック法で造っているとのこと(やはりフリーランのみでワインを造ってました。)。
いつも通り28日(金)は17時~20時30分 29日(土)は11時~20時30分まで行っておりますので、お手すきのお時間にお越しくださいませ。
お待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭
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Jul 24, 2015 by
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ふふふ。
完璧に並びましたね(笑)。
これで一安心。明日の試飲会楽しみです。
ところで今日私は銀座でインポーターさんの試飲会に行ってきました。あまり試飲会を開かないインポーターさんですから、行かない訳にいきません(笑)。この期に及んでまだマスキュー試飲会のラインナップのワインを探している訳ではありません。念のため(笑)。
今日の試飲会はユニークなワインばかりでしたので楽しかったです。面白いもので、インポーターさんにより販売するワインに特徴があります。売れそうなワインをなんでもかんでも集めているインポーターさんもあれば(笑)、沢山売れない個性派ばかりを集めたインポーターさんもあります。また、両者をバランス良く扱うインポーターさんもありますね。インポーターさん自体の規模にもよるのかな(笑)。
そして銀座からマスキューに帰ってきたら、家内が棚を埋めていてくれたということでございます(笑)。
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Jul 22, 2015 by
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真ん中のトカイ・フルミントとエルミータ・デ・サンロレンソがまだ並んでいませんが、明日には来ますから大丈夫(笑)。
今回シャンパンボトルが3本並びますから、ちょっと棚の上は窮屈になるかな?背も高いですから棚の中では寝かせないと収まりません。地震でも起きなければ平気かな?3・11の時は、棚の一番下に寝かせておいたシャンパンボトルが鰻のように泳いだ(動いた)のには驚かされました。棚の下にシャンパンボトルを寝かしていると、いつもあの時の事が思い出されます。これも一種のトラウマかな?あの時マスキューは別段被害はありませんでしたが、実際に被害にあった方のトラウマを思うと切ないですね。
暑い中いらしてくださった方をシャンパンボトルは待っているみたいに見えます(笑)。そう見えるのは私だけかな(笑)
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Jul 22, 2015 by
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今月7月24・25日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
本当は先週の金曜日には決まっていましたが、ワインが届いておらず、お知らせ遅くなってスミマセンでした。
梅雨が明けて暑い中ですから、まずは泡の3連発!
◯ヴィーニャ・アデイラ カバ ブリュット・ナトゥーレ ロペス・モレナス スペイン 発泡性 白 カバ 750ml 1203円税込み
清涼感の塊(笑)!
カバらしくない(笑)?
でも気にしないで宜しい!
マロラクティック醗酵はブロックしてますね(笑)。レモンや青リンゴ、グレープフルーツなどの柑橘類が泡とともに広がる様は清涼の一語。ドザージュしなくともひ弱さがない点秀逸。しかも安い!本当に瓶内醗酵・熟成しているのか?疑う価格なのです(笑)。
セパージュはマカベオ90%、パレリャーダ10%。チャレロは使いません。このワインのピュアネスの秘密はこの辺にあるかも?
カバと言うとスペイン バロセロナ近郊のタラゴナが主要産地ですが、このカバはポルトガル国境のD.O.ルベル・デル・グアディアナの中心にあるカバのD.O.。今やカバは地理的制約を外したカテゴリーになっていますね。
独自なイノヴェーションを感じる新境地のカバなのです。
◯プロ・セッコ 『トレヴィソ』 エキストラ・ドライ レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 白 750ml 2000円税込み
食前の乾杯に1杯だけ飲んで、すぐその存在を忘れてしまうようなお手軽なプロセッコとは明らかに違う、食前から食中ずっと楽しめる上等なプロセッコが入荷しました!是非お試しいただきたい秀逸なプロセッコです(笑)。
レ・コンテッセ社はプロセッコに最適とされるコネリアーノ地区に畑を所有、丁寧な栽培で質の良い葡萄を育てています。
グラスに注ぐと、これがプロセッコ?と思うくらい濃い麦わら色。豊かな香りと厚みがある果実味によくあってとても自然。ラムネのような優しいライム香にアカシアの花、夏みかんの花、桃、リンゴ、カリンといった明瞭で華やかな香味、草の匂いやハーブのニュアンスが混じり爽やか。余韻にはほのかにハチミツを感じ上等。
うーん。
今まで飲んできたプロセッコって一体なんだったの(笑)?
ガス圧が5.3気圧ありますが、液体との溶け込みがよくグッド。トラディショナルなプロセッコは葡萄の収穫を早めにします。そうすることによりしっかりとした泡を確保でき、ラムネのような清涼で優しいライム香が漂います。
タンク内二次醗酵のいわゆるシャルマ方式でプロセッコは造られますから、生産者は初期投資設備にコストかかかります。このため生産者も中規模以上の生産者に限られ、生産量もいきおい多くなる傾向があります。ですから海外に輸出されるプロセッコはあまりプロセッコらしくないものが多くなりますね(笑)。
性格上エキストラ・ブリュットと言ってもやや甘く感じますが、しっかり冷して飲むべきスパークリングと言うことでお楽しみくださいませ(笑)。
◯クレマン・ダルザス エキストラ・ブリュット ドメーヌ・アルベールマン フランス アルザス 発泡性 白 750ml 2962円税込み
アルザスの大スター ドメーヌ・アルベールマンのクレマンです。
セパージュはピノ・ブラン66%、ピノ・ノワール28%、ピノ・グリ 6% とピノ尽くし(笑)。味わいはしっかりしながらも、軽やかであくまでアロマチック。ピノ・ノワールが重さに作用していない点アバンギャルド。クレマン・ダルザスはフローラルでアロマチックでなくてはならないと、堅く信じる原理主義者の私は大満足なのです(笑)。
瓶熟成期間は18ヶ月。熟成香が鼻に付かない案配は流石!マロラクティック醗酵を押さえて残した酸の美しいこと。シャンパーニュや他のクレマンとは明らかに意図・思想が違います。
アルベールマンのスティルはひたすらフル・ボディですが、クレマンも同じように造らない点 なんたるか解っていますね。
これでイイのだ(笑)!
少しは涼しくなりましたか?この次はマスキュー定番の白 トカイ フルミント2014年です。泡の後の登場ですが、ご心配なく(笑)。2014年良いですよ!
◯トカイ フルミント ドライ 白 2014年 シャトー・デレスラ ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1296円税込み
ハンガリートカイの中心部トカイ・ヘジアリャで造られる辛口の白ワイン。造り手は15世紀初頭まで記録に遡れるシャトー・デレスラ。もっとも2005年にシャンパーニュのドラン家(ハイパー・エドシックで有名)による資本投資により復活しました。ハンガリーが共産圏からEUに国家の舵を変えたためです。
このワインはフルミント85%、シャルガ・ムシュコタイ15%。低温で管理できるステンレス・タンクで醸造・熟成されます。マロラクティック醗酵はしていないようですね。
もともと大陸性の冷涼な土地柄、切れのあるシャープなワインだと想像していましたが、こんなに切れがあるとは(笑)。切れと言うより強さ 強靭さなのです。しかもバランスが良い。
柑橘系の香りが勢い良く放出され、しかも的が定まっている(笑)。フルミントの辛口は初めて飲みましたが、永遠の命をもつエッセンシアを支える品種であることを実感しました。
香り自体に複雑さはさほど感じませんが、この価格帯のワインとしては出色の出来映えです。
後半の2本は赤ワインです。
定番のスペインの赤 エルミータデサンロレンツォが2005年になりました!
スッゴく良いですよ(笑)。
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2005年 スベイン 赤 セントロ マンチュエラD.O.750ml 1296円税込み
エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年が2005年になってしまった!とお嘆き無きようお知らせいたします(笑)。
2004年と比べると2005年の方が力強く若い感じがします。2005年の作柄の良さですね。逆にちょっと枯れた感じのスペインワイン好きにとって2005年は、もう少し時間が必要かも(笑)。
ただし、ワイン自体の力は2005年の方が上。大きさ・奥行き・生命力ともに2004年を凌ぎます。今2005年を開けると、まだ先がある感じ(笑)。ようやく飲み頃に入ったところです。まあ、時間の経過とともにゆっくり楽しめる良さは何時も通り(笑)。
お値段は2004年よりちょっと上がりましたが、十分許せる範囲です(笑)。
このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。
セパージュはガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。ステンレス・タンクでマロラクティック醗酵まで完了した後、まず新樽100%のフレンチ・アメリカンオークの小樽にて3年熟成。そして大樽に移して4年熟成して瓶詰めされます。途中で樽を替えるテクニシャン!
しかも、いわゆるグラン・レゼルバの規定熟成期間60ヶ月を越えてます。充分な熟成期間を経てリリースされていますね(笑)。
味わいはクラシック!枯れて余分な物がそげ落ちながら、明瞭な果実味が溶け込んでいます。グラン・レゼルバでも中庸なボディは好印象。
ブラインドで飲むと枯れたテンプラリーニョっぽいのですが、ちょっと違う。プラムの香りにベリーの香りがバランス良く溶け込んでいます。ガルナッチャとカベルネの果実味の特徴が上手く表現されている訳です。時間が経つとプラムの熟したニュアンスが増してエクセレントなのです(笑)。
いわゆる今風のパワー勝負の早飲みスタイルではなく、シンプルな美しさを訴求するクラシックなスタイルです。アルコール分14%と高いのですが、飲んだ印象は12.5%位にしか感じません。時間をかけることで総てを解決しています。強い果実味だけがワインの品質決定要素ではないのです。
緻密なワイン造りとしっかりとした葡萄栽培。あと生産者の良心を感じます。
海外にはなかなか出回らないワインに違いありません。願わくば、アメリカで人気が出ないよう!
でも、アメリカ人にはこの味が解らないかな(笑)?
このワインを飲んで幸せになれる私は、幸せ者なのです(笑)。
トリはなんと アパッシメント(陰干し)の赤!バランスが良くて飲みやすい。しかもお手頃価格(笑)。
●『アパッシメント』2013年 カーサ・ヴィニロニア イタリア プーリア 赤 I.G.P. 750ml 1527円税込み
かっこいいボトルが素敵な南イタリア プーリアの赤ワイン。販売元は彼のボッター・カルロ、リーズナブルなワイン・チョイスにはいつも助けてもらってます(笑)。
このワイン、メルロ60%にプーリアを代表する2つの葡萄品種プリミィティーヴォ30%・ネグロアマーロ10%をブレンド。遅摘みした葡萄を収穫後2週間ほど陰干しして更に糖度・凝縮感を上げたアパッシメントによって造られています。
飲んだ第1印象は、とても美味でリッチ(笑)!
きめ細かく、でも濃厚。ほどよく上品な甘さを伴った果実味が口の中を転がるような心地良いまろやかさがグッド。若いタンニンが暴れるのではないかと心配しましたが、とても綺麗です。
ビター・チョコレートプルーン、キノコ、香ばしく焦げた正油、ソース等の風味に干しアンズの甘酸っぱさ・ピリッと辛い黒胡椒がよく効いています。飲み込んだ後のフワッと甘いカラメルやエスプレッソの印象で満足感がさらに上昇(笑)。
うーん。
飲みごたえ十分です。
暑い地域のワインにありがちなベタつく甘さや豊満過ぎてしまりがないといったマイナス要素は一切感じさせない。しかも確実にプーリアのワインらしいところは秀逸。
非常に溶け込みが良く、アパッシメントした痕跡が見えません(笑)。かなりの造り手ですね。造り方など詳細をもっと知りたくなるワインです(笑)。
いつも通り24日(金曜日)は17時~20時30分、25日(土曜日)は11時~20時30分までとりおこなっておりますので、ご自由にいらしてくださいませ。
桝久商店 岡本利秋・昭
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Jun 26, 2015 by
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家内と作戦会議です(笑)?
私「今回はまたロワール入ったね(笑)。」
家内「取り寄せたサンプルは全滅だったけど(笑)、先月紹介出来なかったワインがあって良かった(笑)。」
私「それにしてもロワール・ワインは良いワインに当たる確率高いよね。」
家内「そこはやっぱり料理に合わせるワインだからね(笑)。」
私「今風の濃いスタイルばかりだと飽きるし、合わせる料理がワンパターンになるしね。」
家内「でもさ、今回出す『モラゴン』と『オプティマ』は味わいと価格のバランスが良いから売れるかも(笑)。」
私「多分『モラゴン』は一番売れそう(笑)。『オプティマ』だってコスト・パフォーマンスの高さは驚きだよね。逆にメヌトゥー・サロンは難しいかも(笑)?特に若い方は経験したことがないスタイルだろうからね…。」
家内「クラシックな上級者向けかな(笑)?」
私「でも、あの味わいに目覚める人が一人でもいたら嬉しいよね(笑)。」
家内「きっといるはず(笑)。マスキューのお客様は舌が肥えてるからね!」
私「好き嫌いが別れるとは思うけど、良さだけでも伝われば良しとしましょうか(笑)!」
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Jun 24, 2015 by
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さてさて今週末はどうなるかな(笑)?
私「ここのところロジェフェリシアン・ブルーのトゥーレーヌ・ムスーが売れ出したけれど大丈夫かな?追加発注しようか?」
家内「この時期ピッタリなスパークリングだよね。どうしようか?先行して売り始めているのが業務用だからまとめて出るんだよね。」
私「明日業務用の発注が入っていたら朝イチで追加しようか。」
家内「試飲会に出せる数が1ダースじゃ足りないからね(笑)。」
私「でも一番ヤバイのがメヌトゥー・サロン(笑)。」
家内「これはもう仕方ないから諦めてもらおう(笑)。インポーターさんの在庫自体がないんだからね。」
家内「これはお代わりなしね(笑)。」
私「でもさ、こうして予想を立ててもその通り行かないこともあるしね(笑)。」
家内「当日の気温や天気も影響するしね。」
私「それがワインらしくて良いかな(笑)。」
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Jun 22, 2015 by
weblogland |
今月6月26・27日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
まずは暑いなかお越しくださったウェルカムの泡(笑)。つまらないシャンパンより美味しいはず!
◯トゥレーヌ ブラン・ドゥ・ブラン メソッド・トラディショナル N.V. ソシエテ・ロジェ・フェリシアン・ブルー フランス ロワール 発泡性 白 750ml 2145円税込み
ロワール トゥレーヌに1969年設立のソシエテ・ロジェ・フェリシアン・ブルー。トゥレーヌを代表するワイン・メーカーのひとつです。
今回入荷のブリュットはシェナン・ブラン100%、シャンパーニュと同じ瓶内二次醗酵で造られます。
美しく輝く黄金色。繊細な泡が途切れることなく静かに長く立ち上がります。やさしく明瞭な香りは白い花、アプリコット、マンダリン・オレンジ、黄色いリンゴ。ふっくらとやさしく、旨味に繋がる甘味を含む果実味。
ボディーの強さとなる豊富で伸びのある酸。余韻には焦がしたキャラメル、バター、ナッツのニュアンス。
とても華やかではあるけれど、華美になりすぎない上品さは、シェナン・ブランの最高の長所。
スバークリング・ワイン好きの方を魅了すること間違いなしの美味しさです(笑)。乾杯や前菜だけでなく、コース料理であれば魚料理にまで対応できる。
お薦めの1本なのです。
さてさて、お次は『大日本ロゼ・ワイン普及協会』大推薦のロゼです(笑)。
●『ゼゼン』ロサート 2014年 ボデガス・ゼゼン スペイン ナバラD.O. ロゼ 750ml 1425円税込み
スペイン リオハの東に位置するD.O.ナバラ。今やテンプラニーリョにカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドした赤ワイン(リオハより親しみやすいタイプが多い)で有名な産地ですが、古くはロサード(ロゼ)で知られた産地。このワインはそのナバラ ロサードの良さを十分に堪能出来るワインです(笑)。
あれ、次の赤ワインは見たような…?マスキュー定番のモラゴンなのですが、先日飲んだら驚くほど旨い!マスキュー初登場は2011年ヴィンテージ。現行は2013年ヴィンテージ。進化したかも(笑)?
●モラゴン 2013年 ボデガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O.赤 750ml 925円税込み
香りはカベルネの味はしませんが(笑)、プラムやチェリーの香りが控えめながら明るくエレガント。色も黒くなく、とてもスペインのワインとは思えない出来上がりの良さ。かといってモデルのワインは思いつきません。ブラインド・テイスティングしたら、外しますね(笑)。
濃度感のあるワインなのですが、タンニンの柔らかさと酸の少なさが逆にプラスに作用してます。果汁調整したような不自然さもありませんし、崩れない構造の良さもあります。
ましてやこの価格!
ボデガス・カスターニョのイノヴェーションを垣間見ました。
ただアメリカ人をターゲットにしてますね(笑)。でも、きっと受けるはず(笑)。
恐るべきスペインワインなのです。
そして今風のトップランナーです(笑)。
●コルビエール 2011年『オプティマ』シャトー・ラ・バスティード 南フランス コルビエールA.C. 750ml 1885円税込み
南フランス ラングドックの一大生産地コルビエール。その地で『ロック・スター』と評される今風のトップランナー シャトー・ラ・バスティードの赤ワインが入荷しました(笑)。
うーん。
説得力ありますね(笑)
インクのように濃い紫色。グラスから強く立ち上る香りは良く熟したカシス、ラズベリー、プラム、甘草、コーヒー、スパイス…と豪奢です。厚みがあり、凝縮感たっぷりの果実味は滑らか、オイルの印象さえ持ってます。シラー80%、グルナッシュ20%のハイ・スパート・スタイルのワインですね(笑)。
今回最後の2本は先月に引き続きロワールのピノ・ノワール。良いワインなのです(笑)。
●ピノ・ノワール『レ・ゼキサゴナル』2012年 ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー フランス ロワール V.D.F.赤 750ml 1666円税込み
このドメーヌ、もともとはトゥールの東側村に所在するヴィニョブル・デ・ボワ・ヴォドン。90ヘクタールの自社畑を持つ定評ある会社です。現在は創業者の孫であるジャン・フランソワ・メリオーと姉のパトリシアにより運営されています。
ネゴスに近い立ち位置の家業を高品質ワインを造るドメーヌに変えることが狙いですね。この点ジェレミ・ムーラと共通の目標ですね。質と量の両立。志が高くて宜しい(笑)。
ところで味わい。ロワールのテイストが感じられるピノ・ノワールらしいフランボアーズや苺の香り。輪郭がはっきりしていて、広がりも素晴らしい。基本的にはフレッシュ&フルーティーなのですが、少しも軟弱ではありません(笑)。全房醗酵かと思えるほどの強さが秘められています。
うーん。
マスキュー扱いのピノ・ノワールではもっともコスト・パフォーマンスに優れていますね。
さて本日のトリは
●メヌトゥー・サロン 2011年 ドメーヌ・フィリップ・ジベール フランス ロワール 赤 メヌトゥー・サロンA.C. 750ml 3055円税込み
ロワール河上流。サンセールの南に位置するA.O.C.メヌトゥー・サロンでビオ・ディナミ農法を真剣に追求するドメーヌ・フィリップ・ジベールの赤ワイン。ピノ・ノワール100%です(笑)。
柔らかいが跳ね返してくる弾力を持った果実味。口の中にイチゴキャンディーやリキュール漬けのチェリーのふわっ華やかな香を残して喉を滑り落ちていく。とても印象的で優しいキメの細かいワイン、大好きです(笑)。…とはいえ、最初のうちの強い還元臭、鉄の匂いは問題ですか?嫌う人もいるかな?また私のように、それがとても美味しく感じる人もいるかも(笑)。
26日(金曜日)は17時から20時30分、27日(土曜日)は11時から20時30分までとりおこなっていますので、ご都合に合わせてお越しくださいませ。
桝久商店 岡本利秋・昭
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May 21, 2015 by
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今、試飲会用ワインを棚に並べ終わったところです。
写真に向かって4本がジェレミ・ムーラのワインです。
外観も個性的でしょう(笑)。真ん中に写っている『コレクション』の赤・白の風変わりなボトルは描かれているフクロウが愛嬌あって、並べながら思わず「うふふふふ。」なのです(笑)。
今家内は試飲会で外出中。一人でフクロウを並べる至福の時を満喫してます(笑)。
家内が帰ってきてから、「あー、並び方が美しくない!」と批判を浴びても知らん顔出来そうです(笑)
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May 19, 2015 by
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今月5月22・23日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今回はロワール河河口特集です(笑)。
ペイ・ナントがあの辺の中心。ミュスカデと言えばピンときますね。
でもですね。それ以外は思い浮かばない(笑)。最近のトレンドの妙に濃いミュスカデはスルーします(笑)。つまらない(笑)。
かなりマニアックな上級編となりました。
まずはマスキュー定番のグロ・プランからスタートします。
◯
グロ・プラン・デュ・ペイ・ナント シュール・リー 2013年 ドメーヌ・B&D・マルタン
販売価格(税込): 1,434 円
当店の定番ワイン、ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・シュール・リーの名手、ドメーヌ・マルタンのグロ・プランです。
ナント地方の地場品種グロ・プラン種100%でつくられています。
このグロ・プラン種はフォール・ブランシュの別名でガスコーニュ地方のワインやアルマニャックの原料ワインとしても広く使われます。
またソーミュールでは甘口ワインとして有名です。
味わいはミュスカデに似た新鮮なリンゴ酸で勝負するタイプのワインです。
とはいえマルタンがつくりますからコクとミネラル感があり、飲み飽きしないすぐれたワインです。
ミュスカデと比べるとやや酸が弱く、その分厚みを感じます。
マルタンのシュール・リーつくりは明らかな必然性をかんじますね。
また、このワインちょっと塩辛さがあり、まさに魚介料理に最適です!
エビのフリッターに塩とレモン汁をかけたら最高ですね。(思わず涎が…。)
地元のオイスターバーやシーフードレストランでは定番中の定番なのです。
まさに夏向きの白ワインです!
◯
ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・シェル・リー VV 2013B&D マルタン
販売価格(税込): 1,542 円
夏になると無性に飲みたくなるロワールの白、ミュスカデ S & M シェル・リー。
ミュスカデ S & M シェル・リーにしては濃いめの黄金色。もしや重いタイプ──と思いきや、キレがよくて すっきりしています。
シェル・リーから生じるコクは適度で満足感があります。ミネラルも豊富に感じられます。塩っぽさとわずかの苦みが特徴で、ワイン全体を引き締めてくれます。控えめでかわいらしい花の香とレモンの香りがまじりあって さわやか。少々温度が上がったとしてもダレずに楽しめるのが嬉しい。隅々まで目の行き届いた上質のワイン。牡蠣には絶対のおすすめです。
ドメーヌ マルタンは1952年の設立。使用する葡萄の平均樹齢は60年!!どうりで凝縮感たっぷり。また、現在ワインづくりを担当する3代目ドミニクが使っている樽は45年前におじいさんがつくったという“古樽”。古木と古樽。この2つの“古”がドメーヌ マルタンの美味しさの秘訣。家族の歴史がつくりあげた味わい。
さてこれから本編です(笑)。ロワールの星ジェレミ・ムーラの斬新なワイン4本!
まず産地のご説明(笑)。南ロワールです。南ローヌではありません(笑)。ロワール河河口付近のミュスカデなどを産するペイ・ナントの南に位置します。緩やかな丘陵の牧草地として有名。
もともとジェレミ・ムーラの本拠フィエフ・ヴァンデアンは南ロワールのA.O.V.D.Q.S.言わばA.O.C.昇格前のヴァン・ド・ペイ。2011年にA.O.C.昇格を果たしました。ナントのA.O.C.グロ・プランも同時期に昇格しています。『マルイユ』は村名。優良な村名として『ブレム』『ピソット』『ヴィックス』など他に4つあります。アペラシオン全体の面積は480ヘクタールほど。ジェレミ・ムーラはその1/4近い なんと120ヘクタールを所有!成功者ですね(笑)。
『ジェレミ・ムーラ』はジャン・ムーラが1969年に創業。現在は息子のジェレミ・ムーラが運営しています。日本だと名号を変えませんが、彼の地ではファースト・ネームだけを変えることがあるのですね。造っている本人を優先させる意図かな(笑)。
◯
『コレクション・ブラン』2012年 ジェレミ・ムーラ フランス 白 南ロワール ヴァル・ド・ロワール 販売価格(税込): 1,928 円
ところでこの白ワイン、アペラシオンを越えた畑の葡萄を使うためにヴァル・ド・ロワール標示となります。
味わいはシェナン・ブランらしい突き抜ける酸(笑)、ただしその酸に伴うボディーがあり、しみじみシェナン・ブランの高貴さポテンシャルの高さを感じます。
でもですね(笑)。この白も赤同様にアッサンブラージュ・スタイルなのです。またまたやられました(笑)。
セパージュはシェナン・ブラン50%、シャルドネ50%!
うーん。
でも、シェナンもシャルドネも香りの要素は基本的に同じです。酸の強いシェナンの方が時間を要する品種。ボディーのあるシャルドネをアッサンブラージュすることで、より大きくしかもシェナンらしいスタイルのワインが出来ることは理解出来ます。でも、みんな気がつかない(笑)。
赤同様に芸術的アッサンブラージュなのです。
収量は葡萄樹1本からワイン1本程度の低収量。ビオ系生産者らしい広がりから畑仕事での尽力を感じます。でも120ヘクタールの広大な畑で年間70万本のワインを生産する大きな生産者がどうやってこのレベルの品質を保てるのか不思議でなりません。高いレベルでの単純化が出来ているとしか思えません。
●『
コレクション・ルージュ』2012年 ジェレミ・ムーラ フランス 赤 南ロワール フィエフ・ヴァンデアン・マルイユA.C. 販売価格(税込): 1,928円
まずあっと驚く鮮烈さ。フランボアーズの香りが明瞭でしっかりした軸となっています。カベルネ・フランの香りのエキスを凝縮したかのよう。怪しくエロチック(笑)。脂紛の香りぷんぷんです(笑)。葡萄樹1本からワイン1本程度の低収量由来のネットリ感としっかりした酸故に全くワインが崩れません。もちろん広がり・余韻の長さは十二分(笑)。並みではありません。
セパージュを確認すると、カベルネ・フラン40%、ピノ・ノワール40%、ネグレット20%。カベルネ・フラン100%ではありません!
びっくり仰天!
ピノ・ノワールを加えることでカベルネ・フランの特徴を最大限デフォルメしているのです。
うーん。
なんと言う発想力!
ロワールのピノ・ノワールは鉄臭かったりブルゴーニュとは少し違います。同じロワールのカベルネ・フランに似たニュアンスもあります。やはりロワールのピノ・ノワールなんですね(笑)。そう考えるとカベルネ・フランとピノ・ノワールをアッサンブラージュさせることはミス・マッチではありません。つなぎのネグレットの名脇役ぶりもミソのはず。
アッサンブラージュの芸術なのです!
◯『
ムーラン・ブラン』ブラン・ド・ブラン 2013年 フランス ヴァル・ド・ロワール 白 販売価格(税込): 2,777 円
このワインはジェレミ・ムーラのプレミアム・クラスの白ワイン。マルイユ村のロネと言うコミューンにある3.09ヘクタールの畑で造られます。ヴァル・ド・ロワール表示ですからA.O.C.指定から外れた区画があるのかもしれません。樹齢40年以上の古木で栽培されたシェナン・ブラン65%、シャルドネ35%で造られます。
1000リットルほどの玉子型コンクリート・タンクで醗酵してそのままシュール・リー1年ほどして瓶詰めされるようです。
全体の強さ・ポテンシャルの高さは未体験ゾーン(笑)。1本の葡萄樹からワイン1本以下の低収量はグラン・クリュ並。巨大で複雑な訳ですね(笑)。
香りは柑橘系を中心に白・黄・赤の花や果実のニュアンス。いわゆるシャルドネなどに見られる香りが全てあり、それにシュール・リー由来の赤い果実や花のニュアンスが加わり絢爛豪華(笑)。塩辛さミネラルっぽさやナッツィーな植物性のニュアンスは複雑さを演出。
ディテイルが明瞭でしっかりしているシェナンの良さが際立ちます。時間が経つと高貴さは増すはず。
このワイン、将来どうなるのでしょう?
●
『ムーラン・ブラン』ピノ・ノワール 2013年 フランス ヴァル・ド・ロワール 赤 販売価格(税込): 2,777 円
このワインはジェレミ・ムーラのプレミアム・クラスのピノ・ノワール。マルイユ村のロネと言うコミューンにある6.49ヘクタールの畑で造られます。ヴァル・ド・ロワール表示ですからA.O.C.指定から外れた区画があるのかもしれません。樹齢40年以上の古木で栽培されたピノ・ノワールは6800リットルの温度管理機能のついた木製大樽で6ヶ月に亘る長期醗酵をするそうです。全房醗酵していますから初期に液抜きはしているはず。そして6ヶ月以上の(おそらくステンレス・タンク)での熟成を経て瓶詰め。
ワインの味わいは驚くほどのピュアネス。しかも複雑で深い。いかにもロワールらしいフランボアーズのはち切れんばかりの香りは圧巻。さすが全房醗酵(笑)。ブルゴーニュとは明らかに違うピノ・ノワールなのですが、モンテリやミュルソーあたりのピノ・ノワールに似たスタイルかな(笑)。もちろん1級以上の価値はあります。ピノ・ノワールとしてのコスト・パフォーマンスの高さは一番かもしれません。
圧巻なのです。
熟成の果てまで追いかけたいワインですね(笑)。
今月はいつもとは違い1週間前倒しの日程になりますので、ご注意ください。
皆様のお越しお待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭
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May 17, 2015 by
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ふふふ。
来週の金・土曜日のマスキュー試飲会のラインナップ大体決まりました!
あー、良かった。
今月の試飲会は5月22・23日と、いつもより1週間前倒し。イレギュラーとなってますから、準備も早くなる(笑)。
テーマはロワール!
しかも、ロワール河河口付近を特集します。
「ミュスカデしかないんじゃない(笑)?」
なんて声が聞こえますが(笑)、さにあらん!
中でも2011年にA.O.C.昇格を果たしました新たなA.O.C.フィエフ・ヴァンデアンってご存知ですか(笑)?
もちろん私は知りませんでした(笑)。地図を見ても載っていません(笑)。位置的には南ロワールと言える立地なのですが、産地としては無名過ぎて地図にも載らない(笑)。
フランスでまだ飲んだことのない産地があったことに、我ながら驚きました(笑)。
生産者はジェレミ・ムーラ。ドメーヌ自体は1969年創業。まだ二代目。
でも造るワインは驚き。
キック・インサイドの味わい。質が極めて高い上、斬新で安い(笑)。A.O.C.の頸木を取り外したような斬新さには時代の動きを感じました。
面白いですよ(笑)!
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May 09, 2015 by
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今日は暑かったですね(笑)。外で動いていたら、汗かいちゃいました。
ところで今月5月のマスキュー試飲会は22(金)・23(土)日といつもより1週間前倒して行います!
通常の日程ですと、29・30日ですが月末に用が重なったため5月の試飲会の開催日は変則となります。ご容赦くださいませ。
そんな訳で、試飲会のラインナップも早々に決めなくてはなりません。
私「今月は1週早いから、気をつけなきゃね!まず、何をテーマにするかだ!」
家内「テーマを先に決めておけば、探しやすい(笑)。暑くなってきたからロワールなんかどう?」
私「いーね、いーね(笑)。ロワールの白ワインは酸があるから、爽やか系・コッテリ系 どれをとってもこの時期にピッタリだね(笑)。問題は赤かな(笑)?」
家内「良いロワールの赤って割りと時間がかかるんだよね。」
私「そうそう。除梗はするんだけどタンニンが硬質だからね。長命なんだよね。」
家内「中にはもっとミクロ・オキシダシオンをしっかりやった方が良い、なんて思っちゃうワインがあるよね(笑)。」
私「10年くらい熟成したカベルネ・フランないかな(笑)?」
家内「考えただけで、堪りません(笑)。」
家内・私「頑張るぞ!おー!」
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Apr 24, 2015 by
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えーと。今は1時ですから今日ですか(笑)。
今ちょうどNHKの『ためしてガッテン』を観てました。メロン特集でした。
1本のメロンの樹から1個だけ成るのが一万円の高級品、1本の樹から沢山成るのが500円位の庶民派(笑)。ワインと同じですね(笑)。
庶民派でも真ん中の種がある部分と下の方は甘く、それだけ食べれば高級品に近いとか。まるっきりワインの葡萄と同じですね。
あとメロンを半分に切って種を取り除き、そこにウイスキーを注ぐと、高級ウイスキーボンボンみたいになり美味とか。
テレビを観ていたら、思わず涎が出ちゃいました(笑)。
でもですね、輪切りにしたメロンの中に入れるべきはシャンパンです!
味わうのを忘れるほど旨い!
食べている姿を人に見られたくないほど旨い(笑)。
死ぬまでに一度試すべき味わいですね(笑)。ただし、人に見られないように、こっそりやるべし!そして、その旨さを人に自慢しないように(笑)!
人に食べているところを見せられない、禁断の旨さなのです。
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Apr 21, 2015 by
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私「今月の試飲会は準備が押しちゃったね。」
家内「そうだね。でも4月の頭から準備していたし、また実際に1本は決まってたんだけどね(笑)」
私「そうそう、その1本の後が決まらなかった(笑)。」
家内「コスト・パフォーマンスの良いワインってなかなか見つからないよね(笑)。ましてやマスキューのストライク・ゾーンの価格帯で探すとなると、簡単じゃないよね。」
私「より良いワインを探さなきゃいけない訳だから難易度は増す(笑)。」
家内「そこで、ふと足元を見ると定番の中で向上している生産者のワインがあると(笑)。」
私「これはもっと一生懸命に皆さんにお知らせしなくては!より良くなっているんだからね(笑)。」
家内「ところで今回のトップ・セラーは何かな?個人的には『ペラ・ヨシュカ』になって欲しい(笑)。」
私「間違いない将来のスターだよね(笑)。ずば抜けているよね。」
家内「基本的には地味だけど、質の高さは素晴らしいよね。店長がよく言う『実に美味しいワイン』だね(笑)。」
私「赤のトップ・セラーはマズールのローヌじゃないかな。価格がイイよね。実際にもう動いてるしね。試飲会前に追加しなきゃならないかもね。」
家内「シャトー・クロノー2013年はどうかな?凄く良いワインだよね。」
私「ちょっと難解なところがあるんだよね。でも、実際にトップ・セラーになったりして(笑)。お客様のレベル上がってるからなぁ(笑)。」
家内「玄人受けはするよね(笑)。あの良さを見抜く人はプロだね(笑)。」
さてさて、どうなりますか(笑)?
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Apr 20, 2015 by
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今月4月24、25日のマスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました!
今月のテーマは盛春。春らしい白・赤ワインを3ずつの計6本。
新着ワインは3本といつもより少な目ですが、残りの定番3本は実力向上中。この時期飲みにはベスト・チョイス。
まずはスペインの果実爆弾の白。アニスなどの植物っぽさもあり、いかにも盛春(笑)。
◯
イェマヌエヴァ アイレイン 2013年 ボデガス・ラ・テルシア スペイン 白 750ml 1471円税込み
このボデガス・ラ・テルシア1920年に設立された家族経営のワイナリー。45ヘクタールの畑を所有しています。驚くべきは、すべて自根で平均樹齢が50年以上。フィロキセラが及ばないんですね。中にはプレ・フィロキセラの樹齢100年を越える葡萄樹もあるとか(笑)。
ラ・マンチャは雨が少ない乾燥した土地。草も生えないような荒涼とした大地です。そんな環境に適したアイレン自体が乾燥に強い品種ですから、水を好むフィロキセラを寄せつけなかったようです。もちろん潅水を与えない忠実なワイン造りを続けた証拠。
味わいはビックリするほどの出来の良さ。シトラス系のドライで鮮烈な香りの中心には洋梨の味わいがどっかり座り、アニス系のハーブの香りがとてもエキゾチック。まるで5月のラマンチャの大地の香り。
そして、マスキューの定番のサヴォア。確実に腕を上げています。
◯『
レ・アビーム』2013年フィリップ・ラヴィエール フランス ヴァン・ド・サヴォア 白 A.O.C.750ml 1647円税込み
シャンベリーの南、A.O.C.ヴァン・ド・サヴォア域内のクリュ アビームの白ワイン。ジャケール種100%で造られています。
畑は急峻で、斜面の狭く限られた耕作可能地という感じ。もちろん機械は入りません。フィリップ・ラヴィエールはミヨンという集落に本拠を置きますが、隣のクリュ アプレモンにも畑を所有しているようです。(畑というより斜面。)
ワインはステンレスタンクで発酵後、タンク内で澱とともにシュール・リーの状態で熟成後、出荷されます。マロラクティック発酵はしないようです。味わいは切れる切れる(笑)。白い花や青草のニュアンス。りんごやグレープフルーツなどの柑橘類の果実味が爽やか。ドイツのトロッケンに似ていますが、もっとワイン自体にパワーがある感じですか。この辺がジャケール種の特徴のようです。
白ワインの最後はイタリアの白。イタリア マルケからガリアルディの久し振りの登場。やはりガリアルディは白が突出していますね。酒質も安定して宜しい(笑)。
◯ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ 『セレッツィオーネ』2013年 ガリアルディ イタリア マルケ D.O.C.白 750ml 1980円税込み
あまり日本では馴染みが薄いマルケ州の白ワインです(笑)。マルケ州だとモンテプルチアーノ種を使った赤ワインが有名ですが、実に旨い白ワインがありました。
ヴェルディッキオ種から作られるヴェルディッキオ・ディ・マテリカDOCです。ほとんど日本には入ってないのでは?海岸よりに50Km離れたヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージDOCの方がまだ知名度が高いですね。もっともマテリカの方はイエージの1/10ほどの320ヘクタールの作付け面積しかありませんから、生産量が限られてしまいます。まあ、標高450~550mの山岳地帯ですから畑の広さもおのずと限られてしまいます。実はこのマテリカは2010年よりDOCGに昇格した極めてレベルの高い産地なのです。
イエージはフローラルでありながら、飲み応えがあることでしられていますが。マテリカはイエージよりミネラル感、密度感ともに勝る優れたワインです。
粘性があり、塩辛さヨードなどのミネラル感が良いアクセントになっています。抜栓後何日もかけてゆっくり変化を味わうのがベスト。揺るがない構造はガリアルディらしい良さ。
内陸部のワインなのですが、魚介類 とくにアサリなどに合わせたいワインなのです。
そして、ネオ・クラシックなボルドーの新入荷。
●シャトー・クロノー 2013年 フランス 赤 ボルドー・スペリュールA.C.750ml 1740円 税込み
まず飲むと非常にタイトで質感溢れるタンニンが特徴的。味わいにデラウェアっぽさがあるので、一瞬アン・トゥル・ドゥ・メールかなと…。
???
まず産地チェック(笑)。サン・フォア・ラ・グランドから南に10KMのところにあるリダェック村とのこと。まずサン・フォア・ラ・グランドを探すとサン・フォア・ボルドーA.C.のある町です。更にリダェック村はと?ボルドーの地図には載っていません(笑)。さてさて?ボルドーの外れベルジュラックにつながるドルトーニュの地図にありました!ボルドーと言うより南西地域に近いですね(笑)。
これで味わいの謎が氷解。サン・フォア・ボルドーはボルドー最北東部ですが、アン・トゥル・ドゥ・メールの地続き。しかも気候は南西地域により近いはず。アン・トゥル・ドゥ・メールに似た味わいと南西地域のようなしっかりしたタンニンを併せ持っていた訳です。
このワイン セパージュはメルロ95%、カベルネ・フラン5%。収穫量は1本の葡萄樹でボトル2本弱。比較的低い温度で長期醗酵後、20%を大樽、40%を新樽のバリック、40%を古樽のバリックで熟成させます。過剰な樽香はありません。
飲んだ感じ、無理なく丁寧に抽出した印象があり雑味が少ないです。ミクロ・オキシダシオンに頼らず、液抜き静置法と言う技術を採用しているとのこと。セニエしてから、また葡萄液を元のタンクに戻すようです。なるほど!だから造ったっぽさがないのですね(笑)。
抜詮してから除除に質感を増しどんどん滑らかになって行く様は優良な証。赤い果実味がそれとともに現れ深みも増します。すぐに解りやすいワインではありませんが、ゆっくり楽しむことの出来るボルドー・スペリュールです。ネオ・クラシックなワインなのです。
そして久し振りのマズールの古酒の登場です!コスト・パフォーマンスの高さは驚きに値します。
●
『カルト・マロン』 ヴィエイユ・ヴィーニュ 2000年 ドメーヌ・マズール フランス 赤 コート・デュ・ローヌ 750ml 1850円税込み
ドメーヌ・マズールは 16世紀まで溯れる歴史ある生産者。
ローヌに典型的な砂利質土壌に グルナッシュ.シラー.カリニャンなどを植えています。
樹齢40~60年の古木が 中心で、中には100年を超えるものもあるそうです。
ワインは飲み頃を迎えるまで ドメーヌの蔵でホーロー引きのタンクにて熟成されます。
リリースまで10年以上は ごく普通のこと。
きちんと管理されたワインは 若さ、力強さを湛えており、その品質の高さには 驚きを禁じえません。
さらに驚くのは、顧客から注文がきてはじめて、注文の数だけ瓶詰めするという そのやり方!
効率・スピード重視の日本人からみると無駄でしかないやり方です。
でも、良い状態の飲み頃ワインを リーゾナブルな価格で提供してくれる その姿勢に信頼がおけます。
マスキューではこの下のランク『レ・プラド』以来の登場です(笑)。
セパージュはグルナッシュ80%、カリニャン20%。古木から造られたワインは凝縮感たっぷり、しかも長い熟成を経て総てが重合した姿は甘美。カリニャンも全く邪魔しませんね(笑)。インク、スパイシーさ、なめし皮、アーティチョークなどの香りがタップリ。このアペラシオンの粋と言えます。
堪能できるワインなのです(笑)。
さて、今回の試飲会のトリは なっ、なっ、なんと!オーストリアの『ペラ・ヨシュカ』 あの犬のラベルの赤ワインです。家内と私が無類の犬好きなのとは別に(笑)、期待するワイナリーなのです。
去年、『インターナショナル・ワイン・グルメ・ジャーナル』で『NEW COMER OF THE YEAR 2014』を授賞!最も活躍がめざましい醸造家に贈られる賞とのこと。
ふふふ。
前から『ペラ・ヨシュカ』を飲んでいるマスキュー関係者にとっては当然の結果(笑)。ワインの価格が高くならないのを祈るのみ(笑)!
どうやらスターダムにかけ登りそうですね(笑)。
●
ベラ・ヨシュカ ブラウフレンキッシュ アイゼンベルグ2012年ヴァイングート・ヴァハター・ヴィースラ オーストリア ブルゲンラント アイゼンベルグD.A.C.赤 750mlスクリュー・キャップ 750ml 2453円税込み
まずはラベルの説明から、ワイナリーの名前はヴァイングート・ヴァハター・ヴィースラー と言います。現在の若き当主クリストフ・ヴァハターの父フランツと母テレジアの結婚を期に父方と母方の実家のワイナリーを合併して今の形になりました。ワイン名『ベラ・ヨシュカ』はその互いの父(クリストフの祖父) ベラとヨシュカに敬意を払いつけたそうです。ワイナリーのフラッグ・シップ ブラウフレンキッシュ のキュヴェ名としている訳です。
ワイナリーはオーストリア南部 ズュートブルゲンラント地方のアイゼンベルグ村にあります。ハンガリーとの国境付近です。ハンガリーからの暑いパノニア平原からの気候とオーストリア内陸からの冷涼で湿潤な大陸性気候がぶつかる位置にあります。このため、割りと降水に恵まれています。
畑の土壌は鉄分の多いスレート土壌。溌剌としたミネラル感を生み出すようです。しっとりとしたベリーの果実味に塩辛さや鉄っぽさ、胡椒のような後味があります。
ヘビーではないが非常に緻密な味わいはエレガント。余分にデフォルメしたところがありません(笑)。14ヶ月の熟成に古いオークの大樽を使うことで、余分な樽香をワインに着けずハーモニーを与えます。
ステンレスタンクでの醗酵や低温での長い醸しなど、最新の技術はありますが、基本的にナチュラル。自然を最大限引き出すことを信条としています。最大限の労力と注意を払うことで、ブラウフレンキッシュをひとつの完成したスタイルのワインにしています。食事に合わせて毎日でも飲みたいワインです。
アメリカナイズされたワインに飽きた諸兄には是非お勧めしたいワインなのです(笑)。
果実味プンプンの豊満なワインではなく、ワイン自体の良さが伝わる、本来的な良さがあります。
あとラベルの紋章に犬が描かれています。支えるようにウズラとイタチがいます。この犬はクリストフさんの名前のもと「聖クリストフォロス」を表しています。犬の頭を持つ聖人とのこと。ウズラとイタチはドイツ語発音がそれぞれ「ヴァハター」と「ヴィースラー」に似ていることからの言葉遊びだそうです。
クリストフさんは真面目なだけでなく、遊び心もあるようですね(笑)。
以上6本、盛春仕様のワインです(笑)。
4月24日は17時~20時30分
4月25日は11時~20時30分までとりおこなっておりますので、お暇な時間にお越しください。
お待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Apr 17, 2015 by
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来週のマスキュー店内試飲会のラインナップまだ決まっていません(笑)!
そんな訳で、この期に及んで、更にサンプルを取り寄せてます(笑)。
今日届いたのは変なワイン(笑)。
イタリア カンパーニャのピエディロッソ種で造った赤とカタラネス種で造った白です(笑)。どちらも地場品種らしいのですが、皆さん知ってました?マスキューは知りませんでした(笑)。飲んだことのないワインと聞いたからには、飲まねば!闘争心に火がつきます(なんのこっちゃ)。
知らない葡萄品種と聞くと好奇心が抑えられませんね(笑)。価格はマスキューにはちょっと高級な部類ですから、期待は膨らみます。
どんなんかなぁ~(笑)?
あとコトー・ブルギニオンの赤。ピノ・ノワール90%、ガメイ10%の変化球(笑)。ピノ・ノワール100%で造れば良いものを(笑)…。お値段も少し高めですが、何かが私に期待させます(笑)。
全部ハズレだったらどうしましょう!
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Mar 27, 2015 by
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一ヶ月あっという間ですね。今日辺りから試飲会のワインがチラホラ売れ始めました。まあ、無くなることはないでしょうからご安心を(笑)。
ところで最近インポーターさんがロゼ・ワインに力を入れてきているような気がします。マスキューは『大日本ロゼ・ワイン普及協会』を勝手に造るロゼ好きですから、それはそれで嬉しい(笑)。
マーケティングから考えてもロゼ・ワインが日本市場では一番伸びる余地があるのは確か。あとポスト・ハイボールはスパークリング・ワインとロゼ・ワインなのもトレンドかと。
マスキューは先取りしてる(笑)?!
残念ながら、そんなはずはありません(笑)。
好きだからしつこく売ってるだけです(笑)。でも、マスキューのイニシェーションによりロゼ好きになった方もいるはず(笑)。もちろん私も家内も催眠を通り越した領域にいますから(笑)、罪悪感なし(笑)。
あなたもロゼ・ワインを好きにな~れ~。
明日の試飲会でも1本ロゼ出しますからね(笑)。
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Mar 24, 2015 by
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今週末3月27・28日の
マスキュー店内試飲会のワインを並べました。
この作業は至福の一時(笑)。あと、モンテプルチアーノ・ダブルッツォの追加が来て完璧です。
ワインを棚の上に並べ、残りを棚の中に入れるのですが、今回は「あれれれ?」。
ポルトガルのワインが総て背が高く棚の中に立ちません。ですから、ポルトガルのワインは棚の中で寝ています(笑)。シャンパン瓶なんかは背が高いですから棚の中にぎりぎり収まったり、寝かしたりすることがありますが。
うーん。
良く見るとポルトガル・ワインの背の高さは同じです。ひょっとして全部同じ瓶?瓶底やら細かく観察すると、総て違う瓶です。
何故?
高さを揃える決まりでもあるのかしら?
謎が増えました(笑)。調べてみますね(笑)。
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Mar 23, 2015 by
weblogland |
今月 3月27・28日のマスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました!
今回のテーマは前半戦は『春』。後半戦は『ポルトガル』です。
まずはマスキュー定番 イタリア サルデーニャ島のヴェルメンティーノ。いかにも『春』なのです(笑)。
◯
ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ 2013年 パーラ イタリア 白 サルデーニャ島 D.O.C.750ml 1759円税込
ご存知イタリア サルデーニャ島のトップランナー パーラの造るヴェルメンティーノです。
サルデーニャ島のヴェルメンティーノと言うと島の北部で造られるD.O.C.G.ヴェルメンティーノ・ディ・ガルーラが頂点には違いありませんが、ちょっと高くて普段飲みには向いていません(笑)。
かといってイタリア本島の数多あるヴェルメンティーノだと緩い(笑)。
香りの広がりと強さがあり、ミネラル感、植物のニュアンスがあるパーラのヴェルメンティーノはやはりグッド。
魚介類からアスパラ・トマトなどの野菜そしてシェーブルのチーズまで合わせやすいのは福音なのです。
もちろんワイン自体の揺るがない構造の良さがあってのこと。
そしてイタリアを代表するモンテプルチアーノ種のロゼと赤を比べていただきます。
◯チェラスオーロ・ダブルッツォ 2013年 コッレフリージオ ロゼ イタリア アプルッツオ州 チェラスオーロ・ダブルッツォD.O.C.750ml 1481円税込
このワイン、アプルッツオ州南部の新進ワイナリー コッレフリージオが造ります。コッレフリージオは有機栽培を導入した35ヘクタールの自社畑の葡萄だけでワイナリー造りを行っています。地元の自然環境を重視し、テロワールを表現することを何よりも大切に考えています。
直接圧搾法で造られていますから、モンテプルチアーノ種の香りだけ引き出し、タンニンを取り除いた感じ。ラズベリーの香りが全開の春らしい辛口ワインなのです。
●
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2012年 コッレフリージオ 赤 イタリア アプルッツオ州 モンテプルチアーノ・ダブルッツォD.O.C.750ml 1481円税込
マスキューではロゼのチェラスオーロ・ダブルッツォが定番となっており、何故だかメインのモンテプルチアーノ・ダブルッツォがない(笑)。
これはいけない!
赤とロゼ両方あってこそモンテプルチアーノ種が理解出来るはず!府に落ちるのです。
でも、両者を飲み比べてみて更にロゼと赤ワインの迷宮にハマるかも(笑)?決定的な差があるようで無い?
さて、後半戦『ポルトガル』のトップバッターはマスキュー定番の『アトランティコ』。コストパフォーマンスの高さは周知(笑)。今風ポルトガルのトップランナーと言えるかと。
●『
アトランティコ』2012年 赤 ポルトガル アレンテジャーノ 750ml 972円税込
ポルトガル南側のアレンテジャーノ地域の地酒です。フランスのエリアのヴァン・ド・ペイにあたるヴィーニョ・レジオナウ・アレンテジャーノ。
このワインまず見た目がカッコイイ。ラベルとキャップシールのデザインが素敵なのです。品良く高級感が漂ってます(笑)。
生産者のアレクシャンデレ・レウヴァスは2003年にアレンテジャーノの中心部分の新興ワイン産地アレンテージョに設立されました。環境に配慮した環境保全型農法を実施しているそうです。(単純に有機農法や無農薬とは違ったポルトガル独自の理念があるようです。)
セパージュはトリンカデイラ34%、アリカンテ・ブーシェ33%、アラゴネス33%と在来の品種で、ステンレスタンクで発酵後、バリックで3ヶ月熟成されます。
味わいはビックリするほど鮮烈!
完熟した赤い果実が溢れ出ます。明瞭な赤い果実味には赤紫蘇やハイビスカスの酸味がアクセントとなり深みを演出します。
アルコール分も14.5%ありますからボディーもしっかりしており、鮮烈な果実味が渦巻いています。濃密な舌触りも説得力十分です。
このインパクト、価格の常識を遥かに上回ります。
次は地味に実に美味しい『ジンブロ』です。これもマスキュー定番なのですが、あまり売れない(笑)。でも、売りたい!
ホントにお勧めワインなのです。
●
ジンブロ 2008年 キンタ・ド・ジンブロ ポルトガル ドゥロD.O.C. 赤 750ml 1712円税込
このワイナリーは1993年にマヌエル・ピント・エスパニョルさんが始めた家族経営のワイナリーです。ワイナリー名になっているキンタ・ド・ジンブロとは畑名で「ジンブロ畑」の意味です。この「ジンブロ畑」は1875年にヴィンテージ・ポートがつくられた記録があるほどの一流の畑でした。ドウロ・スペリュール地区にあり、長年ブロス&アルメディア社のヴィンテージ・ポートをつくってきました。エスパニョルさんは2003年にこの畑を取得して、ポートではなくスティルワイン造りにチャレンジしました。
このワインはトウリガ・ナシオナル30パーセント、トウリガ・フランカ30パーセント、ティンタ・ロリス20パーセント、ティンタ・バロッカ20パーセントとすべてポート用のブドウでつくられます。木樽も400Lと500Lのフレンチとアメリカンオークのものを使います。無理にバリックを使わないところが良いのです。密度が高い果実味と樽香の溶け込みは素晴らしく、まさにハイグレード!余韻がもう少し長ければグレートワインになれそうです。
柔らかでキメの細かいタンニンは飲み手に安寧を与えてくれます。
新たなスターの予感がします。
ここまで密度がありながら、エレガントさを伴ったワインに度肝を抜かれました。ブラインドで飲んだら、ポートの産地のワインとはまず判らないですね。
恐るべしポルトガルワイン。
いままで何度かポートの産地の赤ワインを飲みましたが、完成度は一番のワインです
目が放せない産地ですね。
なんたってポテンシャルの高さが桁外れです。
しかも安い(笑)!
最後は、ケチなマスキューが見つけた安くて美味しくてビックリのワインです(笑)。
●
モンテフィーノ・レゼルヴァ 2005年 モンテ・ダ・ペーニャ ポルトガル 赤 ヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 750ml 2098円税込
このワインの生産地域はヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 。スペインとの国境となるサエ・マメデ山脈に連なるペーニャ山の中腹に畑はあります。南北に伸びる国境線の真ん中あたりですね。
畑は真っ白(笑)。白い花崗岩の二次堆積で覆われています。御影石の産地として有名で、日本にも輸出されているとか。
生産者のモンテ・ダ・ペーニャは1984年創業の家族経営。畑に生えていた古木の葡萄樹を台木にしたそうです。なんでも暑すぎてフィロキセラも生きていけないそうです(笑)。また、いきなり若い木を植えても土壌に水分が無いため根づかないため、ある程度根が張るまでは灌漑しないといけないそうです。
造りはシンプル。手摘みで収穫後すぐに除梗破砕してアルコール醗酵。1ヶ月ほど醸してからアリエ産のフレンチオーク樽で1年熟成させてからアッサンブラージュして瓶詰めし、更に飲み頃になるまで瓶熟成させます。最終的には8年経ってようやくリリース。今時珍しいクラシックなスローぶりなのです(笑)。
セパージュは地場品種トゥーリガー・ナショナル、トリンカデイラ、アリカンテ・ブーシェ、アラゴネス。味わいは長い熟成により深み複雑さの頂点。暑い産地のワインですから明瞭さには欠けますが、バランスのとれた凝縮した果実味は圧巻です。大量のグリセリンが熟成によりエステル香に変わってきていますので、アレルギーを起こす方もいるかも?でも、これもスタイル(笑)。好きになるか?嫌いになるか?貴方次第なのです。
ただし、ずば抜けた品質は保証いたします(笑)。
以上6本、皆様のお越しお待ち申し上げます
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Mar 13, 2015 by
weblogland |
来週の日曜日はお客様のお店でワイン会です。
テーマは『春』。
ちょっと漠然としてるかな?
三寒四温で春に向かっている今日この頃、春らしいフルーティーなワインを楽しむにはちょうど良いかと(笑)。
『大日本ロゼ・ワイン普及協会』理事長を自任する私といたしましては、やはりロゼをメインにしたい!
そんな訳で打ち合わせでは強硬にロゼ中心のラインナップを提案させていただきました(笑)。迷惑かな?いやいや、そんなことはないはず!フルーティーでドライ、しかも旨味のあるロゼワインこそ日本でもっと飲まれるべき!
うーん。
でもロゼ3本、赤2本はやり過ぎかな?でも3本のロゼは赤ワインに通じるスタイル。きっと世界観が変わるはず。
甘くて飲みやすいだけの旧来のイメージ。ロゼ・ワインの悪いイメージを払拭するには、まずは飲んでいただかないと。食事に合わせやすいフレンドリーな味わいを伝えねば!
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