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Jun 26, 2014 by
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さて、明日の金曜日と明後日土曜日はマスキューの試飲会です(笑)!
もう6月も終わり、年の半分は過ぎます。早いですね。
今、ちょうど並び終えたところですが、スペインのロシャレル目立ちますね。ラベルの『山羊』と『猫』がいやに目立つ(笑)。いつもながら、こうして試飲会のワインを並べているのは至福の一時(笑)。楽しいんだな、これが。
私「こうしてワイン並べてると楽しいよね。お客さんが楽しそうにワインを飲んでる姿が目に浮かぶんだよね。」
家内「楽しく飲む!それがワインの一番良いところだもんね(笑)。」
私「集団的自衛権なんかやっちゃって、日本の若者が亡くなったり、人を殺めたりしたら、楽しくワインなんか飲んでいられないよね。やけ酒飲むしかない。」
家内「日本人は平和ぼけしてるなんて言うけど、そう言ってる人の方が平和ぼけしてるよね(笑)。」
私「自衛権は必要だけれども、農業の立て直しの方がよっぽど日本の安全保障に必要だよ。」
家内「お金だけあって、買えば済むことじゃないしね。武器や武力輸出するより、飢えた人を救う方がよっぽど国際貢献になる。」
こうして、楽しくワインを飲めるのも、戦争で苦労した親世代のお陰です。
今は亡き父との会話を思い出します。
私「お父さん あの戦争負けた方が良かったのかな?」
父「当たり前だ!間違ってあの戦争で勝ってたら、まだ軍隊がある。お前たちが軍隊に行かされる。仮に戦闘に巻き込まれなくても、人を殺す訓練を受けなきゃならない。二十歳そこそこの人間に人の殺し方を教えるなんてとんでもない!人間が狂う。」
南方で、一兵卒として辛酸を舐めた父の言葉を思いだしました。
ワインを楽しく飲むために、集団的自衛権行使に反対なのです!
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Jun 24, 2014 by
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今日の会議です(笑)。
私「うーん。今度の試飲会ヴァル・サンソのフリザンテのロゼも出したかったね。」
家内「あのロゼ、アロマチックでイイよね。でも、あと1本増やすのは無理かな?グラス洗いが追いつかないよ(笑)。」
私「夏らしくてイイんだけど…。」
家内「無理です(キッパリ)!」
私「そーだよね。更に欲を言えばギイー・ファージュのシラーも出したかった(笑)。ヴィンテージ変わっての姿を飲んで欲しかったな。」
家内「人の話聞いてる(怒)?」
私「失礼いたしました(我に帰る)。」
家内「でも、今回は間際までワインが見つからない訳じゃないから、気持ちは楽だよね(笑)。」
私「それだけは救い(笑)。見つからないと泡喰っちゃうもんね(笑)。ところでオーストラリアのファンド・ストーンのカベルネ・ソーヴィニヨン売れそうだよね。何しろ価格が手頃なんだよね。何ケース頼んだの?」
家内「見越して多めに発注したから大丈夫(笑)。ここのところの消費税アップや輸入価格の高騰で1000円以下のワインが手薄になってきたから、久々のヒットの予感(笑)。」
私「数が読めないのはハンガリーのパンノンハルミ オラズリースリング とトロテローのカンシーなんだよね。どっちも素晴らしいワインだし、皆さん感動するとは思うんだけどね…。無名だからなぁ。」
家内「予想がつかないから、余ることを念頭に余分に仕入れた方が良いかもね。」
私「そーだよね。良いワインだから余っても、あとで売れればイイしね。足りなくなって怒られるよりはましかな(笑)。」
私「そうそう。さっきインポーターのA社のEさんから電話があって、土曜日に試飲会に来てくれるって(笑)。思わず「お手伝い助かります。」って言っちゃった(笑)。」
家内「彼の会社のワインばかりじゃないから、手伝わさせちゃ悪いよ(笑)。」
私「そりゃ、そーだね(笑)。」
明日には、マスキューの棚に試飲会のワインが並ぶ予定です(笑)!
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Jun 20, 2014 by
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今月6月27日(金曜日)、28日(土曜日)のマスキュー店内試飲会のラインナップが決まりました!
今回は夏に向けて白ワインが3本とロゼワインが1本そして赤ワインが2本の計6本です。新着と再入荷ワインです。
まずは爽やかにウェルカムです(笑)。
◯
サンソ・ヴェルデホ・フリザンテ 2012年 ヴァル・サンソ スペイン 白 微発泡 カステーリャ・イ・レオン スクリューキャップ V.D.T.750ml 1190円税別
マスキューの定番 ルエダのヴェルデホの名手 ヴァル・サンソが造るフリザンテです。
あのハビエルさんが造るヴェルデホのフリザンテですから、旨いに決まってます(笑)。
ルエダのヴェルデホの緻密で伸びやかな酸。りんごや梨、グレープフルーツの切れのある味わいの鋭利なニュアンスを上手くフレッシュネスに集約した手腕は流石!
残糖分とワイン自体の力、ガスの強さ、これらをバランス良く造り上げています。
ロゼ同様にスタイリッシュなフレッシュネスがあります。「スパルタンなワインだけがワインではない。T.P.O.に合わせて気軽にワインを楽しんで下さい。」とのメッセージが聞こえてきますね(笑)。
「もちろん、私が造るんですから、インチキな物は造りませんよ(笑)。」と笑ってもいるようです(笑)。
そして新入荷のオーストラリアの赤。とても上手く出来てます(笑)。
●
ファンド・ストーン カベルネ・ソーヴィニヨン 2013年 バートン・ヴィンヤーズ オーストラリア 赤 サウス・イースタン・オーストラリアG.I.750ml 900円税別 スクリュー・キャップ
上手く出来てます。
今までこのランクのカベルネ・ソーヴィニヨンは大概真っ黒(笑)。何飲んでいるのか解らないワインが常でした(笑)。
でも、このワイン カベルネ・ソーヴィニヨンらしさがある。植物やブラックベリー、プラムのニュアンスがあります。あと、全体の濃度感もあるし、コストパフォーマンス高いですね。
ステンレスタンクのみで醗酵・熟成されますが、クリアネスと果実味が楽しめます。崩れないバランスの良さ、構造の良さもある。
オークチップを使っているようですが、あざといくらい使い方が上手い(笑)!ちょっと味、使用が解らないレベル。
確認のため、インポーターさんにテクニカルシートを送ってもらいました。そこにはステンレスタンク熟成中にオーク・スティーブを使うとのこと。
オーク・スティーブ???
聞いたことがない言葉でしたので、問い合わせてみるとオークの板とのこと。オーク・チップの進化形でした(笑)。
それにしても、悪魔のような繊細さです(笑)。樽の香りを着けるというより、柔らかさと液体の馴染み良さのために作用しています。
新たな道を開いたようですね。保守派の私もビックリ(笑)。この価格帯でこの液体濃度、しかも完成度も高く個性もある。これだったらばオーク・スティーブは許します。隠していないのが良いのです!
大日本ロゼ・ワイン普及協会会長(家内)・理事長(私)大推薦のスペインのロゼ。いままでこの家の赤は定番商品でしたが、今回万を辞してロゼの初入荷です(笑)。
◯
アマルテア・ロサード 2012年 ロシャレル スペイン ロゼ ペネデス D.O. 750ml 1604円税別
マスキュー定番のスペインワイン アマルテアのロゼが再登場しました!
前回はオリジナルラベルが間に合わず赤のラベルで代用しましたが(笑)、今回は猫絵柄のオリジナルラベル。
これがカワイイ!
味わいも相変わらず旨いんですよこれが!
色はガーネットに近い濃さ。ボジョレーより濃いですね。でも味わいは完璧にロゼですからご安心を(笑)。
非常にフルーティーで伸びやか、しかも滑らかな質感があります。酸とボディーのバランスが素晴らしいのです。かなり複雑で、シトラス系やりんご、オレンジ、チェリー、ベリー、桃などの果実味がたっぷりですが、単一品種で造ったような溶け込みの良さがあります。
ありきたりなロゼワインではありません。
セパージュはメルロ60%、ピノ・ノワール40%。なんという組み合わせ!
セオリーは無視してますね(笑)。
造り方も独特。
手摘みで収穫後、除梗し15時間10℃で低温浸漬してからプレス。一応直接圧搾法(笑)。そして14℃でなんと5週間かけて醗酵します。(15℃以下だとアルコール醗酵しないはずですが…。混醸してる可能性も…。)そして、マロラクティック醗酵はせずに6か月ステンレスタンクで熟成後、軽くフィルターを通し瓶詰め。
なんというダイレクトで独創的な造り(笑)!
しかも旨い。
やはりスペイン人って違いますね。発想のスケールが違う。こんな複雑なロゼワインありませんよ!
ロゼも飲んでいただいたら、赤も飲んでいただかないと(笑)。慈味深く旨いのです。
●
アマルテア・ティント2012年 ロシャレル スペイン ペネデスD.O. 赤 750ml 1604円税別
バルセロナ近郊にある有機栽培を行う家族経営のワイナリーです。
全く無名と言って良いほどなのですが、味わいにはビックリ!
赤いベリーやチェリー、プラムなどの香りは明瞭で溶け込みが良く、曇りのない果実味はあくまで柔らかくジューシー。しっかりした濃度感を支えるミネラル感、スパイシーさ、塩っぽさがあり、素晴らしい出来栄え。アルド・コンテルノのドルチェット・ダルバや上等なピノ・ノアールに似た舌触り。
うーん。
スペインのペネデスでこんなワインが造られていることは衝撃的。経験したことのないスペイン・ワインです。今風の過剰な抽出や高アルコール由来の押し付けがましさや雑味のない新しいスタイル。濃厚ではあるが滋味深さを感じる液体。
まさに極上の日常とでも言えば良いかも。
このワインのセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ40%。
メルロは標高700mの涼しい畑、カベルネはワイナリー近くの標高250mの畑で造り分けています。
メルロっぽさは感じますが、カベルネっぽさはあまり感じませんね(笑)。カベルネは構造の良さに作用しているようです。熟成は500Lくらいのハンガリーオーク樽の新樽から3年開き樽で10ヶ月ほどされます。果汁の濃度と熟成法がマッチしており、出来上がりのワインから樽香は感じません。溶け込みの良さが光ります。
うーん。
なんたるか解ってますね。
じつはこの生産者ロシャレルはいわゆるビオディナミの生産者。私はビオディナミを唄った生産者は嫌いなのですが(笑)。
初夏の除葉に山羊を使っている写真を見て、思わず頬を緩めてしまいました(笑)。山羊が葡萄果を食べずに葉だけ食べるように、山羊使いが仕込んだとのこと。
低収穫量と農薬の使用を極力避けたハードワークと山羊の力が、このワインを旨くしていることは確かなようです(笑)。
「世界は広い。」と思えるワインです。
そして、品は良いがスパルタンな白ワイン?すんごいです(笑)。
◯
パンノンハルミ オラズリースリング 2013年 パンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセト ハンガリー 白 ノーザン・トランスダニュービア地方 パンノンハルマ地区 750ml 1886円税別
東欧ハンガリーの辛口白ワインです。
でも、ラベルに何が書いてあるか解らない(笑)。
まずはお勉強です(笑)。
パンノンハルマは限定された葡萄栽培地区 世界遺産になったベネディクト派の大修道院が有名です。この葡萄園も修道院に付随する生産の場。共産主義政権が倒れてから復活しました。そんな訳でワイナリー名はパンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセトは『パンノンハルミ大修道院付属ワイナリー』の意味のようです。
オラズリースリングは葡萄品種名。イタリアン・リースリングとかヴェルシュ・リースリング、お隣のクロアチアではグラシェヴィーナなどと呼ばれていますが、一説には別物とも言われ、良くわかりません。
味わいはぶっ飛ぶ出来(笑)。香りの広がり方は驚きです。
最後は堂々としたフランスの白です(笑)。
◯
カンシー 2012年 ヴィエイユ・ヴィーニュ ドメーヌ・トロテロー フランス ロワール 白 750ml 2843円税別
マスキューの定番、カンシーの実力者 トロテローのトップ・キュヴェ『ヴィエイユ・ヴィーニュ』、久しぶりの入荷です。
サンセールやプイイ・フュイッセの影に隠れた目立たないアペラシオンのカンシーですが、素晴らしいワインを造る実力者なのです(笑)。
このワインはソーヴィニヨン・ブラン100パーセントでつくられます。完熟したハニーな風味には雑味が全く無く、奥行きの広さと豊富なミネラル分、ワインの芯になっているクリアで複雑なリンゴ酸。口に含むと一滴一滴が滋味深く、愛しくなるほどです。旨味がたっぷりとした質感、濃度感は文句の出ないところ。
いつも通り27日(金曜日)は17時から20時30分まで、28日(土曜日)は11時から20時30分まで開催いたします。ご都合に合わせてご来店くださいませ。
お待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Jun 13, 2014 by
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今日はサンプルで取り寄せたワインが届いたので、マスキュー内輪の試飲会です(笑)。
9本ですか、ゆっくり確認するにはちょうどよい本数ですね。かなりシビアにしかも無責任な選別ですから、他人には聞かせられません(笑)。でも、真剣ですよ(笑)。
結局残ったのは2本のみ。ただし良いワインであることが確認出来ただけで、実際に売るかどうかは別問題です。今月のマスキュー試飲会の候補となっただけです。良いワインイコール売れるワインとは限らないところが難しいところ(笑)。かといって、駄目なワインを並べる訳にはいきません。駄目でも売れるワインはあるのですが(笑)、それを売るとマスキューのアイデンティティーにかかわります。ワインは嗜好品ですから、マスキューのチョイスだけが正しい訳でないのは百も承知ですし、押しつけるのも傲慢と言えば傲慢かも知れません。でも、マスキューの試飲会で我々が『美味しいでしょ!』と言う時、本気なのです(笑)。その影に何百本ものふるい落としたワインがあります。本当に駄目なワイン、コストパフォーマンスが悪いワイン、ラインナップに重なるワイン、退屈なワインなどなど。でも、好みに合わないことが選別の規準とならないように注意します。結局恣意にはなってしまいますが、選別の規準に遊びを残さないと悪い意味で偏りが生じます。この辺りの案配が難しい(
笑)。
作り手も飲み手も変化するものだという認識を常に意識する必要があります。そしてそれを俯瞰するような冷静さが要求されているような気がします。
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Jun 06, 2014 by
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いやー、今日の雨には参りました!
ところで今日は『ガンベロ・ロッソ』の試飲会。『ガンベロ・ロッソ』とは、イタリアのワイン評論誌です。皆さん行かれましたか?
マスキューも家内か私が行く予定でしたが、上手く日程が合わずに行きそびれてしまいました。
そこで、筋金入りのワイン・エキスパートKさんが『ガンベロ・ロッソ』試飲会リポートを、行った帰りにわざわざマスキューに寄って、してくださいました。
Kさん「いやー、マスキューさん、今日は行かないのが正解(笑)。めちゃめちゃ混んでましたよ。会場内は人が溢れて試飲どころか動けない(笑)。」
私「そんなに人が来たんですか!」
Kさん「『ガンベロ・ロッソ』の日本版を講談社が出版するんで、講談社の肝いり。つまみが結構出てましたよ(笑)。」
私「日本版『ガンベロ・ロッソ』はいくらするんですか?」
Kさん「かなり高いんですよ。5000円以上しますよ。」
私「ため息出ちゃいますね。」
Kさん「ヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』より少し高いかな。」
私「あれば便利ですが、考えちゃいますよね。あくまで広告に近いですもんね。」
Kさん「今日はまさに業界の縮図。ワインの売り手とマスコミのコラボレーション。相乗効果ありそうだな(笑)。」
私「何事もプロモーションが必要ですよね。でも『ガンベロ・ロッソ』を売ることで講談社は儲かるのかな?」
Kさん「実際に『ガンベロ・ロッソ』を必要とする人間が何人いるかですよね。」
私「イタリア・ワインって人知れないお買得ワインや、思わぬ発見があったりして楽しいんだけれど、フランスワインみたいなブランド化したいのかな?」
Kさん「そうそう。なんだか解らないところがイタリアらしくて良いんですよね(笑)。」
どうやら我々は保守派のようでした(笑)。でも、更に様々なイタリアワインが日本に来るなら大歓迎。なんやかや言っても、ワインは飲まれないことには始まりません。
つくづく良い時代に生まれました!
Kさん、今日はどうもありがとうございました!
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May 30, 2014 by
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今日は金曜日、マスキュー店内試飲会の初日です。
でも、恐れていた事態が起きました!
プチ・メスクラン・ロゼ ドメーヌ・クロ・デ・ムール 2012年 フランス ローヌ V.D.F.750ml 1750円税別
完売いたしました!
もともと数少なく、しかも解りやすいとは言えないスタイルなので、まさか初日に完売してしまうとは…。
大変申し訳ございません!
つきましては試飲会セットも完売ということとなります。重ね重ねお詫び申し上げます。
明日が恐い。
お許しを!
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May 29, 2014 by
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ふふふ。
ようやく並びました(笑)。
明日の試飲会のワインです。
並び終わったところに常連のAさんがおみえになりました。このAさん、ワイン・ラヴァーでして、エキスパート取得を密かに決意しているつわものなのです。
Aさん「マスキューさん、明日試飲会ですよね(笑)。」
私「試飲会用ワインが並びました。ご覧ください。」
家内「今回のロゼとデュフォール・ヴァンのセカンドは手強いですよ(笑)。」
Aさん「へぇー。マルゴーのワインですか!」
私「カベルネの比率が異常に高い(笑)。」
家内「ロゼなんか解るまで数日かかりました。」
私「明日、明後日と二日にわたって飲むと良く解りますよ。ご都合よろしければ二日来てくださいませ(笑)。」
Aさん「その誘惑に弱いなぁ(笑)。」
私「誘惑に負けてください(笑)。」
ワインの深みにどんどん引きずり込むマスキューの陰謀工作は、日々行われています(笑)。
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May 26, 2014 by
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今月5月30、31日のマスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました!
今回は南フランスのドメーヌ・バサックの若き当主ルイさんのワインを含めた新入荷ワイン。でも試飲の並びが難しい。当日並びが替わってもお許しを!
30日は17時から20時30分、31日は11時から20時30分まで行いますので、ご都合のよろしい時間にお越しくださいませ。
まずはドメーヌ・バサックの白ワインからです。
◯ソーヴィニヨン・ブラン 2013年 ドメーヌ・バサック 南フランス コート・ド・トングI.G.P.白 750ml 1371円税抜き
ドメーヌ・バサックはラングドックの真ん中ベジェの近郊ピュイサリコンにあります。フォジェールA.O.C.の南側といえば分かりやすいですか。
この地で9代続く老舗のヴィニロン。
ところで、こんなエレガントなソーヴィニヨン・ブランは初めてです。
基本的にはソーヴィニヨン・ブランらしいハーブの香りはしますが、押し付けがましくなく、桃の優しい香りが立ち上ります。
うーん。
全体が出しゃばりませんから、極めてエレガント。
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2012年 ドメーヌ・バサック 南フランス コート・ド・トングI.G.P.赤 750ml 1371円税抜き
このカベルネ・ソーヴィニヨンはドメーヌに150年間伝わる木樽で醗酵・熟成したもの。
穏やかでありながら、芯の堅牢さがあり。出しゃばらないが、しっかり存在感がある上質なワインなのです。わりとスパイシーでミネラル感があるることに、あとから気がつくようなワインです(笑)。毎日飲みたい癒し系ワイン。ラングドックでは経験のないスタイルのカベルネ・ソーヴィニヨンです。恣意を感じない良さなのです。
そしてマスキュー定番の『ジュテーム』、以前試飲会で2011年を出しました折り、大好評でした(笑)今回は2012年です!
●『
ジュテーム』2012年 ドメーヌ・バサック 南フランス 赤 コート・デ・トングI.G.P. 750ml 1686円税別
カベルネ・フラン40%、グルナッシュ40%、シラー20%のセパージュ。新樽で10ヶ月の樽熟成されます。
芳醇で濃厚。でも、有りがちな力づくではありません(笑)。新樽を使っているのが解らないほど充実した果実味。赤や黒の果実の織り成す様は見事!明瞭さはこの地域では経験したことがないレベルです。南フランスの今風ワインの到達点と言うべき出来栄えです。
さて、新入荷の難しいロゼワインの登場です(笑)!
◯プチ・メスクラン・ロゼ ドメーヌ・クロ・デ・ムール 2012年 フランス ローヌ V.D.F.750ml 1750円税別
コート・デュ・ローヌ ケランヌ近郊に畑を幾つかもつビオディナミ生産者ドメーヌ・クロ・デ・ムールのロゼ。サンソーとグルナッシュを使用。直接圧搾法で造られます。
このクロ・デ・ムールの所有する畑はアペラシオンをまたぐ形で、しかもこのロゼはそれらの畑の葡萄を混ぜたワインなので、V.D.F. ヴァン・ド・フランスを名乗っています。V.D.F.は広域のワインをブレンドするための法規制。気のきいたI.G.P.を名乗れば良さそうなものですが…。生真面目な信念がきっとあるんでしょうね(笑)。
ワインはたしかに唯我独尊(笑)。簡単に手の内は明かしません。
飲んでみると、まずしっかりした厚みと旨味。でも、ロゼに期待するフレッシュなフルーティーさがない(笑)。
私「旨いには旨いけれど、ロゼっぽくないよね?」
家内「何でかな?深みはあるような気はするけど…。」
マスキュー試飲会、ひさーしぶりのボルドー白ワイン。期待してください(笑)!
◯
シャトー・ド・シャントグリーヴ 2007年 フランス 白 ボルドー グラーブA.C. 750ml 1371円税別スクリュー・キャップ
久しぶりのシャントグリーヴの入荷です。しかもかなり安い(笑)。
このワイン、ソーヴィニヨン・ブラン50%、セミヨン50%のセパージュ。ステンレス・タンクで低温醗酵し、シュール・リーの状態で9ヶ月間の熟成後瓶詰めされます。
基本フレッシュ&フルーティーで厚みがあり、由緒正しい実直なワインとして評価されています。ボルドーでは珍しいお買得白ワインとして有名です。
そして、トリもボルドー。これも、またまたひさーしぶり(笑)。
●
ル・ルレ・ド・デュフォール・ヴィヴァン 2010年 ボルドー 赤 マルゴーA.C.750ml 3000円税別
あまり有名ではありませんが、マルゴー第2級格付けのシャトー・デュフォール・ヴィヴァンのセカンドワインです。
何故2級格付けなのに有名ではないのか?と言うと旨くなかったからです(笑)。
でもですね、2000年代の半ばを過ぎてから、良くなってきました(笑)。
このシャトーはカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高いのですが、今一つ凝縮感に欠けるきらいがありました。恐らく排水施設の不備、または収穫量制限の不足が原因かと思っていました。メルロの比率を上げればそれだけでもう少しは良くなるのになぁ。と。
ところが2005年以降良くなってきています。実は2005年を飲んだ時、「良いヴィンテージだから誰が造っても上手くいく(笑)。フロックかな。」なんて思っていました(ごめんなさい)。
ファーストが良くなるとセカンドも良くなるのが、通例。
そんな訳で、いままで隠れて売っていたワインを皆さんにご紹介いたします(笑)。
グラン・ヴァン セカンド最後のお買得ワインなのです。
皆様のご来店お待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Apr 25, 2014 by
weblogland |
ようやく並びました!
明日からの試飲会用ワインです(笑)。並べただけですが(笑)、家内の力作。
並んでいるのを見るとホットしますね。特に今回は間際でワインが無いことが判明したり、バタバタしました。
ところで並んだはよいのですが、1つ問題があります。実は試飲会の二番目に出す ファルキーニのヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ『アブヴィネア・ドーニ』なのです。その名前が簡単に頭に入らない(笑)。イタリア語はローマ字読みに近いところがありますから、字面を見れば読めるのですが、『アブヴィネア・ドーニ』を覚えられない!どーしてかな?頭が悪いからに違いありませんが、すんなり口から出ません。皆さんと試飲しながらいちいちラベルを確認しながらワイン名を言うのはカッコ悪い(笑)。そんな訳で『アブヴィネア・ドーニ』の特訓です(笑)。
でも、なかなか記憶に定着しないんですよね~。
明日・明後日、皆さんの前ですんなり『アブヴィネア・ドーニ』と言えたら良いのですが(笑)。
懸命に覚えようとしている私を、冷ややかに見ている家内の視線を感じます。
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Apr 22, 2014 by
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今月4月25日(17時~20時30分)、26日(11時~20時30分) マスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました。
今回はイタリア トスカーナ特集です!
まずはトスカーナ唯一の白のD.O.C.G.ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ 造り手はトップランナー ファルキーニです(笑)。スタンダード・キュヴェとトップ・キュヴェの比較試飲からはじまります。
◯『ソラティオ』2012年 ファルキーニ イタリア 白 トスカーナ ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノD.O.C.G.750ml 1543円税別
今回入荷の『ソラティオ』はヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノのスタンダード・キュヴェ。ステンレス・タンクだけで造られます『アブヴィネア・ドーニ』のように木樽醗酵、熟成しない造りの いわばフレッシュ&フルーティー スタイルの白ワインです。
味わいはもちろんフレッシュ&フルーティーなのですが(笑)、リンゴ酸由来の果実の広がりは素晴らしく、しかもボディーの量感がしっかりして複雑味があるのでバランスがとても良くとれています。この点 秀逸。けっして『アブヴィネア・ドーニ』の格落ちではありません(笑)。造り手の意図が伺えます。もちろん使われるブドウは専用の『ソラティオ畑』のものですから、当たり前と言えば当たり前(笑)。
◯『アブヴィネア・ドーニ』2010年 ファルキーニイタリア トスカーナ 白 ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノD.O.C.G.750ml 2571円税別
このワイン、「すべてが美しい、心に響く白ワインなのです。」
今をときめくポッジョ・レ・ヴォルピの『ドンナルーチェ』や『エポス』の原形のようなワインです。
造りは、(おそらく新樽でない)バリックでアルコール醗酵、そのまま6ヶ月熟成させます。約6ヶ月の瓶内熟成を経てリリース。
バリックの使い方のうまさ、徹底した温度管理。酸の残し方などイタリア白ワインの進化の最先端を引っ張った生産者だと思います。
そして赤の一番手はキャンティ。実に上手に出来ています(笑)。コストパフォーマンスをご確認あれ!
●キャンティー クワトロディチェージモ・セーコロ イタリア トスカーナ2013年 赤 750ml 1158円税別
この長い名前はキャンティーが初めて文献に載った14世紀にちなんでつけられました。
14世紀の意味です。
このキャンティー実はヴェネトのワイン商ボッター・カルロ社によるものです。さすがボッターはいろいろなカードを持っています。特にこの価格帯のワインが得意ですね。
安くて薄いキャンティーに良く見られる鉄っぽいチープなワインではありません。最初の口当たりはマレンマのワインのような甘さがあり、次第にサンジョベーゼらしい味わいが出てきます。なかなかのレベルのワインです。
基本的に収斂性の要素がありませんので、料理に幅広く合いますね。それでいて十分な果実味がありますから、みんなでワイワイ飲んでいるとあっと言う間にボトルが空になっているタイプのワインです。
気軽な高品質ワインです。
トスカーナ王国の皇太子の家柄『レ・コルティ』が造る新興産地マレンマの赤ワイン。ようやく形が見えてきました。
●ビリッロ2010年 レ・コルティ イタリア トスカナ赤 マレンマI.G.T.750ml 1800円税別
キアンティ・クラシコでめきめき頭角をあらわしてきたレ・コルティがトスカナ マレンマ地区で赤ワインをつくりました。マレンマ地区はリヴォルノとグロセットにまたがる海岸沿いの一帯。DOCボルゲリ(DOC. Bolgheri)やDOCモレッリーノ・ディ・スカンサーノ(DOC. Morellino di Scansano)を含む、注目のワイン産地です。
当初はカベルネソーヴィニヨンとメルロを主に、少量のプティ・ヴェルドとシラーを加えていましたが、現在はメルロ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%となりました。正しい判断かと(笑)。
濃いルビー色。黒色ベリー系の香など徐々にあらわれてきます。凝縮した果実味にはぶどう由来の健康的な甘さがあり、とてもきれい、あたたかい印象です。
ケチ臭くないんだなぁ(笑)。
そして、ちょっと変化球(笑)。
●『ガブリッチョ』2007年 パクラヴァン・パピ イタリア 赤 モンテスクダイオ・サンジョヴェーゼD.O.C.750ml 2743円税別
トスカーナの海岸部 リヴォルノの南に位置するD.O.C.モンテスクダイオ。最近の新しいD.O.C.かと思っていたら 1976年認可の比較的古いD.O.C.でした(勉強不足でした。)。モンテスクダイオは赤、白、ヴィンサントを産出。赤ワイン用にサンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ 白ワイン用にシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルメンティーノなどが植えられています。
パクラヴァン・パピは標高200mほどの山中に15ヘクタールの畑を所有しています。畑の周囲は原生林に囲まれており、他所の影響が及ばない絶好の立地。自然な栽培が可能なのです。(そういえばルカ・ダットーマも後に似たようなことしてましたっけ?)オーナーのパクラヴァン氏は1988年に植樹を開始。その後サッシカイアのテヌータ・サングイドで醸造を担当していたエノロジストを招いてワインを造りはじめました。
今回入荷の『ガブリッチョ』はサンジョヴェーゼ100%の赤ワイン。南向きの斜面に植えられたブドウを使用しています。明るい華やかな印象が強い果実味。オレンジや熟したサクランボのニュアンスがとてもきれいです。
海沿いの暖かい気候を反映した、たっぷりと豊かなボディーは柔らかさを感じさせるものですが、酸の存在によって一本筋の通った強さがあります。新樽を1/3、古樽を2/3使用して 12~14ヵ月樽熟成させているということですが、樽の風味が非常に品が良く適度。樽の使い方を、なんタルかが解っていますね(笑)。
抜栓後しばらくすると、スパイスの風味がより顕著になり、余韻も長く 優しさが増してゆきます。ブドウ由来の甘さとチョコレートやバニラのニュアンスがうまく溶け合ってエレガント!
キャンティー・クラシコとは少々異なるサンジョヴェーゼ ここにあり(笑)
●ポルゲリ 2011年 バローネ・リカゾリ イタリア 赤 トスカーナ ボルゲリD.O.C.750ml 3086円税別
トスカーナ海岸部でフランスの品種を使うのがD.O.C.ボルゲリ/ボルゲリ・サッシカイアとマレンマ地区。濃く凝縮した重めの味わいが特徴です。
このワインは、伝統的やキャンティ・クラシコの代表的生産者バローネ・リカゾリの新たなプロジェクト ボルゲリ なのです。
カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ30%、プティ・ヴェルド10%、カベルネ・フラン10%を使用し、バリックで12~14ヵ月熟成、さらに瓶熟成6ヵ月。
黒色の深い色。カシスやブラックベリーの香りにチョコレートやブラックペッパー、シナモン、丁子のような香りも立ち上ります。いかにも!な濃さですが(笑)、口に含むと想定外の柔らかさが心地良い。タンニンは滑らかでビロードのよう。飲んだ後に残る甘酸っぱい赤系果実の余韻が実にチャーミング。力技になっていないところが斬新で、リカゾリの意図を感じますね(笑)。
皆様のお越しお待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Apr 03, 2014 by
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今日は品川でワインの試飲会でした。ソペクサ主宰のフランス ロワールワインのセミナーと試飲でした。
11時から始まりセミナーが2時間、そして試飲ワインが約270本!
さすがに疲れました(笑)。半分過ぎてから長い長い(笑)。良く飲むインポーターさんのブースは2つほどジャンプしましたが、それでも250本位は試飲しました。
ロワールも今風のご多分に漏れずファットなワインが多かったですね。上級クラスのふっくらしたミュスカデにはビックリ(笑)。トレンドなんですね。ナントの生産者もワインの単価を上げたいのですね。気持ちは解りますが、ミュスカデ本来の在り方とはちょっと違うような…。旨いことは旨いのですが。新たなカテゴリーを造った方が良いような気がしますね。
あと、プイイ・ヒュメとサンセールの違いが無くなって来てます。どちらもふっくらして飲みやすく出来ています(笑)。趣旨が違うような…。
シレックス シレックス シレックス キンメリッジ キンメリッジ キンメリッジと土壌の違いをいくら主張しても、売りやすいワインはそっぽを向いていますね(笑)。
特にプイイ・ヒュメらしいワインが壊滅的でしたね。流行らないのかな?
うーん。
それでも全体的にはレベルは高かったですし、そそられるワインも沢山ありました。まとめてロワールのワインをあれほどの数を試飲出来たのはラッキーでした。良い勉強になりました。
ありがとうございました!
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Mar 22, 2014 by
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3月28日(17時~20時30分)、29日(11時~20時30分)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました。
今回のテーマは中欧です。今ヨーロッパと言うとフランス、ドイツ、イギリスが中心ですが、かつてはオーストリアやハンガリーが中心でした。今のワインのモデルとなるプリミティブで洗練されたワインの生産地なのです。近年のEUの拡大によりこれらの産地のワインが復活しています。質実で生活に寄り添うようなワインが市場に出てきました。マスキューがこれを見逃す訳には参りません(笑)。
でも、今は春(笑)。まずはクレマン・ド・ブルゴーニュのロゼでウェルカムです!
◯
クレマン・ド・ブルゴーニュ N.V. ガロデ・フレール・エ・フィス フランス ブルゴーニュ 発泡性 ロゼ 750ml 2700円税込
ブルゴーニュのドメーヌ・ポール・ガロデ親子が新たに起こしたネゴシアン・ブランドでこのクレマンはリリースされています。
味わいはフリーラン・ジュースで造ったようなふっくら感。感じるより残糖分は少ないかも。マロラクティックしていても酸はしっかりしています。チェリーやストロベリーの香りは強くはありませんが、それでも内側から出てくる様はピノ・ノアールですね(笑)。厚みがありグッドな出来映え。
瓶内熟成は15~18ヶ月していますから、ナッツィーな重さもあり、幅広い使い方ができます。
ロゼ・シャンパンは好きだけどちょっと高いと悩んだ時、迷わずコレをお勧めします(笑)。
これからメイン・テーマです。
◯
トカイ フルミント ドライ 白 2012年 シャトー・デレスラ ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1305円税込
ハンガリートカイの中心部トカイ・ヘジアリャで造られる辛口の白ワイン。造り手は15世紀初頭まで記録に遡れるシャトー・デレスラ。もっとも2005年にシャンパーニュのドラン家(ハイパー・エドシックで有名)による資本投資により復活しました。ハンガリーが共産圏からEUに国家の舵を変えたためです。
このワインはフルミント85%、シャルガ・ムシュコタイ15%。低温で管理できるステンレス・タンクで醸造・熟成されます。マロラクティック醗酵はしていないようですね。
もともと大陸性の冷涼な土地柄、切れのあるシャープなワインだと想像していましたが、こんなに切れがあるとは(笑)。切れと言うより強さ 強靭さなのです。しかもバランスが良い。
柑橘系の香りが勢い良く放出され、しかも的が定まっている(笑)。フルミントの辛口は初めて飲みましたが、永遠の命をもつエッセンシアを支える品種であることを実感しました。
◯
グラシェヴィーナ セレクテッド 2012年 イロチュキ・ポドゥルミ 白 クロアチア ポドゥナウリェ生産地域 イロク地区 上級ワイン スクリュー・キャップ 750ml 1610円税込
中央ヨーロッパ クロアチアのワインです。
生産するのはイロチュキ・ポドゥルミ。創業は1450年、ブルゴーニュやボルドーよりはるか前の1700年代から元詰めをしていたと言います。かつてのヨーロッパワイン生産の先端地だったのですね。
このワインはグラシェヴィーナ種100%。グラシェヴィーナ種はD.N.A.鑑定によるとヴェルシュ・リースリング種の原種とのこと。古いワイン生産の歴史を感じます。
でも、味わいは斬新で素晴らしい(笑)。ヴェルシュ・リースリングにありがちな緩さがない(笑)。酸とミネラル感があり、非常にタイト。とても旨味があり広がりが秀逸なのです。抜粋栓後次第に粘性が増しオーストリアの上等なグリューナー・フェルトリーナーのような舌触り。
ここで1本イタリア サルデーニャの白が入ります。中欧のワインとの差がはっきり。
◯
ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ 2012年 パーラ イタリア 白 サルデーニャ島 D.O.C.750ml 1710円 税込
ご存知イタリア サルデーニャ島のトップランナー パーラの造るヴェルメンティーノです。
サルデーニャ島のヴェルメンティーノと言うと島の北部で造られるD.O.C.G.ヴェルメンティーノ・ディ・ガルーラが頂点には違いありませんが、ちょっと高くて普段飲みには向いていません(笑)。
かといってイタリア本島の数多あるヴェルメンティーノだと緩い(笑)。
香りの広がりと強さがあり、ミネラル感、植物のニュアンスがあるパーラのヴェルメンティーノはやはりグッド。
魚介類からアスパラ・トマトなどの野菜そしてシェーブルのチーズまで合わせやすいのは福音なのです。
そして、マスキュー初登場クロアチアの赤ワインです。
●
カピストゥラニ・ツルニ セレクテッド 2012年 イロチュキ・ポドゥルミ 赤 クロアチア ポドゥナウリェ生産地域 イロク地区 上級ワイン 750ml 1890円税込
このワイン、格付けはいわゆる上級ワイン 「クヴァリテートノ・ヴィノ」(統制保証原産地産上級ワイン)で、バックラベルに書いてある「スーホ」とは辛口の意。「ヴィノゴリエ」は畑名だそうです。最後の「スリム」は地域とか。あとブランド名「カピストゥラニ・ツルニ」はクロアチアの聖人の名前のようです。
セパージュはフランコフカ(ブラウフレンキッシュ)70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%。手摘み収穫後約26℃の低温で12日の醗酵。そして3000リットルのスラヴォニア・オークの大樽で12ヶ月の熟成。(醗酵も同じ樽でするそうです。)
味わいはビックリするほどのフルーティーさ!
基本的に重いワインではありませんが、密度感が素晴らしい。ベリーやチェリー、すももの溌剌とした味わいはまとまりが良くエレガント。ちょっとポルトゥギーザーとかガメイに似てるかも?いずれにせよ明瞭さと複雑さが両立している点凄い。
●
『ベラ・ヨシュカ』ブラウフレンキッシュ アイゼンベルグ 2011年 ヴァイングート・ヴァハター・ヴィースラー オーストリア ブルゲンラント アイゼンベルグD.A.C.赤 750ml 2160円税込 スクリュー・キャップ
オーストリアの赤。桝久ではツヴァイゲルトに次ぐ登場です(笑)。
まずはラベルの説明から、ワイナリーの名前はヴァイングート・ヴァハター・ヴィースラー と言います。現在の若き当主クリストフ・ヴァハターの父フランツと母テレジアの結婚を期に父方と母方の実家のワイナリーを合併して今の形になりました。ワイン名『ベラ・ヨシュカ』はその互いの父(クリストフの祖父) ベラとヨシュカに敬意を払いつけたそうです。ワイナリーのフラッグ・シップ ブラウフレンキッシュ種のキュヴェ名としている訳です。
ワイナリーはオーストリア南部 ズュートブルゲンラント地方のアイゼンベルグ村にあります。ハンガリーとの国境付近です。ハンガリーからの暑いパノニア平原からの気候とオーストリア内陸からの冷涼で湿潤な大陸性気候がぶつかる位置にあります。このため、割りと降水に恵まれています。
畑の土壌は鉄分の多いスレート土壌。溌剌としたミネラル感を生み出すようです。しっとりとしたベリーの果実味に塩辛さや鉄っぽさ、胡椒のような後味があります。
ヘビーではないが非常に緻密な味わいはエレガント。余分にデフォルメしたところがありません(笑)。14ヶ月の熟成に古いオークの大樽を使うことで、余分な樽香をワインに着けずハーモニーを与えます。
質実さがあるのです。
今風のアメリカナイズされた味わいとは一線を画しますね(笑)。私はこのスタイルの方が日本人の嗜好に合うと思うんですが…。
皆さんいかがですか?
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Feb 20, 2014 by
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通常は月の最終土曜日ですが、今月からその前日の金曜日の夕方から始めます。
一日試飲会の開始が早まっただけなのですが、ワインが全て並んだのはついさっき(笑)。リズムが一日早まるだけでペースが狂いますね(笑)。
家内「はぁ~。ようやく並んだ!ところで、金曜日はお客さん来るかな?」
私「今日行った帝国ホテルの試飲会でマスキューのお客さん3人と会ったから、金曜日もやるって宣伝しておいたよ(笑)。でも、皆さん遠路わざわざマスキューまで来てくれる方だから、土曜日のお客さんだよね(残念!)」
家内「きっと近所にお住まいの方が中心になるはず。」
私「あと、本当に勉強になるのは金曜日に開けたばかりのワインを飲んで、土曜日に同じワインをもう一度飲むことなんだよね。」
家内「ワインの善し悪しが一番良く解る方法だよね。マスキューの実力発揮(大爆笑)。」
二日連続でいらっしゃっても嫌な顔はしませんから大丈夫です(笑)!
ただし、おかわりは控えてくださいね(笑)。
皆さまのご来店お待ちしております。
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Feb 19, 2014 by
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今月2月21日(金曜日)17時~20時30分、22日(土曜日)11時~20時30分、マスキューの店内試飲会を開催いたします。
最近土曜日の混雑で皆さまにご迷惑をおかけしておりますので、前日の金曜日の夕方からスタートします。
お暇を見つけてご来店してくださいませ!
今月は新入荷商品です。
まずは南フランス ラングドックの白ワイン造りのニュースター ドメーヌ・フェリーヌ・ジョルダンの意欲作『シャルドネ』です。すでにマスキュー定番のとなっている『ルーサンヌ』と比較試飲していただきます!
◯『シャルドネ』2011年 ドメーヌ・
フェリーヌ・ジョルダン 南フランス 白 I.G.P.コトー・ド・ブスィユ 750ml 1350円税込◯『ルーサンヌ』2012年 ドメーヌ・フェリーヌ・ジョルダン 白 フランス ラングドックA.C.750ml 1650円税込み
東ラングドックのラグーンのすぐ淵にドメーヌを構えるドメーヌ・フェリーヌ・ジョルダンは2008年にワインをファースト・リリース。当主のクロード・ジョルダン女史によるリッチで繊細なスタイルのワインとして注目を集めています。
マスキューでは『ルーサンヌが定番となっています。
畑は塩水糊の水辺から内陸部に向かい伸びるようにあります。
水辺ではピックプールを造り(本当に水辺で、日本で言えば由比ヶ浜でワインを栽培してるみたいです。)。内陸部の畑ででルーサンヌは造られます。
このシャルドネは水辺で造られています。今まではI.G.P.ペイ・ドックで申請していたのを、2009年からI.G.P.コトー・ド・ブスィユに格付けを変更したそうです。ペイ・ドックより狭い範囲のより厳しい原産地表示を名乗る訳です。
味わいはエレガントでユニーク。
確かにシャルドネなのですが、基本の香りはアプリコットではなく、リンゴやオレンジのニュアンスが強く、冷涼な酸のニュアンスがします。かといってハニーでリッチでクリーミーですから、寒い産地のワインではないはず。
うーん。
斬新ですね。
さて、次は赤!
昨年末にご好評いただいたイタリア マルケ州のチウ・チウが造るスタンダード・キュヴェ『バッカス』の登場です!
偉そうに一番安いのに紹介が遅くなりました(笑)。
何故って?
実はあまりに上手く出来ているので、同じ価格帯の赤ワインと並べると他が霞んでしまいます。そのため試飲会の出場機会がありませんでした。ボクシング界で言えば井上尚弥選手(笑)?
●バッカス2012年 チウ・チウ イタリア 赤 マルケ州 ロッソ・ピチェーノD.O.P.750ml 1260円税込
チウ・チウのスタンダードの赤ワインです。セパージュはモンテプルチアーノ50%、サンジョベーゼ50%。ステンレス・タンクで6ヶ月熟成後瓶で3ヶ月寝かせてから出荷されます。
一見チリのカベルネ・ソーヴィニヨンに似ていますが、違います(笑)。
基本的には黒系ベリーの香りが主体的なのですが、カシスと言うより黒すぐりや山葡萄のニュアンス。日本人が親しみを感じる味わいなのです。
お正月の甘く煮た黒豆や小豆などに通じる果実味です。あと全体の有様がカベルネ・ソーヴィニヨンのような硬さがなく、優しいのが特徴的。酸が上手くまとまっていて、舌の上を転がるようなチャーミングさがあります。ちょうど、上等な白ワインのような滋味深さに似ていると言えば良いかも。
どうやらマロラクティック醗酵は行ってないようです。リンゴ酸をしっかり感じます。このあたりにこのワインの秘密と特徴がありそうです。酸と果実味の溶け込みが良く、しかも特徴的。ミクロ・オキシダシオンが有用に作用してます、お魚にも合いそうです。日本人好みの柔らかな黒すぐりのニュアンスは産地・生産者の特徴とテクノロジーの融合があって成された新しいスタイルなのです。
もちろん構造はしっかりしており、揺るぎません。
基本的な葡萄栽培の良さを感じます。
チウ・チウの造るワインに穴はありませんね。ベーシックなワインでこのレベルとは!世界的に注目すべきワイナリーです。
さて、次はマスキュー定番の自然派ワイン生産者パン・デ・マルグリットの最上級キュヴェの登場です。深いですぞ!
●『ペタル・プルプル』 2010年 ドメーヌ・パン・デ・マルグリット フランス ルーション サン・シニアンA.C.赤 750ml 2490円税込
南フランス ラングドックの一番北側にあるサン・シニアン。このアペラシオンの最も北のベルルー村にドメーヌ・パン・デ・マルグリットはあります。ドメーヌとして元詰めを始めたのが2005年。それまでは祖父の代からの葡萄栽培農家として協同組合に売っていました。
マスキューではお買い得ヴァン・ド・フランスの『ルーガベル』を扱っていましたが、今回は最上級キュヴェ『ペタル・プルプル』2010年のお披露目です。(可愛い名前だけで馬鹿な妄想が起きそうです(笑)。)
サン・シニアンは地中海から40kmほど内陸の産地で北の山麓からの涼しい北風が吹きます。このためいわゆる地中海性気候とは違った寒暖差があり、日照に恵まれたワイン産地なのです。アルコール分だけが高いぶっきらぼうなスタイルではなく、整ったエレガントなスタイルのワインとなります。
また、A.O.C.サンシニアンで村名までを入れていいのはロックブルン村と、このベルルー村の2つだけです。標高が高く、シスト土壌ならではのパワフルでありながらもエレガントな味わいが特徴的。
パン・デ・マルグリットのワインは大きさと明瞭さを兼ね備えた土の匂いがするサン・シニアンを代表するワインと疑いません。
約束の地ではならではの出来栄えです。
この『ペタル・プルプル』は、1942年に植樹した古木のカリニャンを主体に作られるドメーヌ・パン・デ・マルグリットのトップキュヴェ。
酸化防止剤は醸造時に若干使用するだけで、瓶詰時は未添加。5年使用した古樽で1年の熟成の後、瓶詰め。収量も低く、恐らく葡萄樹1本からワイン1本以下。
セパージュはカリニャン50%、グルナッシュ20%、ムールヴェードル20%、シラー10%。柔らかで豊潤・複雑なベリー系の香りが、中から沸き立って来る様は、神霊的。ワインの中に何かが存在する確信があります。
うーん。
いわゆるビオ系ワインの本物に共通する味わいですね。
私、実はカリニャンがあまり好きではありません(笑)。あの独特な癖がチープに感じですしまうからです。でもこれは例外(笑)、ヌーヴェルのフィトウに続く、許せるカリニャンです(笑)。
特徴的で魅力的なグレートワインです。
あと可愛い名前は『紫の花びら』の意味。ペタルは花びら、プルプルはパープルで紫です。
そして、皆さんヴァンソーブレって知ってました(笑)?ローヌの新しいアペラシオンです。興味深いですよ(笑)。
●ヴァンソーブル 2012年 シャトー・ド・ルアンヌ フランス ローヌ ヴァンソーブルA.O.C.赤 750ml 2520円税込
ヴァンソーブルは2006年にA.O.C.に昇格した南ローヌのアペラシオンです。ラストーの北にあり、かつては広大なコート・デュ・ローヌの中の小さな村でした。
基本的には暑い地中海性気候ですが、標高が高くアルプスから吹く冷涼な風のため、シャトーヌフとジゴンダスの要素が融合したスタイルのワインが生まれます。
このワインはグルナッシュ70%、シラー20%、あとムールヴェードルとサンソーのセパージュ。古樹はゴブレで仕立てます。
味わいは思ったほど力づくではなくエレガントで複雑。香りの広がりが素晴らしい!ありがちなペーストを飲まされるようなワインではありませんね(笑)。特別なヘビー級ではありませんが、構造の頑強さがあるのも好ましい特徴です。完全に除梗していないところに秘密がありそうです。
造り手のシャトー・ド・ルアンヌはアルチザン的、決してシャトーを名乗るブルジョアではありません(笑)。ほとんどのワインは著名ネゴシアンに売却し、少しばかりの上物をひっそり自分のラベルで販売していたようです(笑)。無理に売る必要がありませんから、お買得なワインでもあります(笑)。やり方生き方ですね。近年はヒュー・ジョンソンも注目する生産者に名を連ねるほどです。
造りはクラシック。手摘みで収穫・破砕。一部除梗し、低温浸漬し香りを引き出します。そして醗酵はコンクリートタンクで28日ほどかけます。熟成もコンクリートタンクで15ヶ月。木樽は一切使いません。よけいな手をかけないナチュラルなスタイルです。SO2も醗酵中に一度だけしか使いません。
当然生産量も少なく250ケース。無理しないマイペースの実直な造り手なのです。
このままでいて欲しいと願うのは、私のわがままですかね?
●
シャトー・モーカン 2002年 フランス ボルドー 赤 ブルジョワ級 750ml 3270円税込
入荷のたびご好評いただいてるシャトー・モーカンのバック・ヴィンテージです。
マルゴー村の隣マコー村にあり、あのシャトー・カントメルルに隣接する常に高い評価を受けているシャトーです。ブルジョワ級トップのシャトーです。
マスキューの定番ボルドーでもあります(笑)。
今まで2003年を扱ってきましたが、果たして2002年の出来映えは如何?
大した物なのです(笑)。
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Feb 16, 2014 by
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昨日の雪かきのダメージはやはり今日きました(笑)。普段使わない筋肉がいかにあるか思い知らされました。
天気予報だと今度の水曜日がまた雪!ホンマでっか?
かないませんなぁ。
15号線のアスファルトはぼろぼろ、私の体もぼろぼろ。損失は図りしれない?
天気を嘆いてもしょうがないですね。
なるがまま!成り行き任せ!
これが一番(笑)。気に病んでもしょうがない。
外出をしない分、家で飲むワインの量も増えるはず!風が吹けば桶屋が儲かる 雪が降ればワインが売れる とでも思うことにします(トホホ)。
ところで今週末はマスキューの店内試飲会です。2月は日数が少ないですから、もう最終土曜日です。土曜日の混雑を緩和するため、今月から前日の金曜日の17時から始めます。土曜日は11時から始めます。いつも土曜日は14時からですが、前日に準備ができますからいつもより早くスタートできます。
それから、試飲会のラインナップもほとんど決まりました。あとワインが届くのを待って写真を撮るだけです。
テーマは新着ワイン。テーマになっていないかな?明日には詳細をご報告いたしますので、しばしお待ちを!
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Feb 04, 2014 by
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今日、早速お客様に聞かれました。
お客様「マスキューさん!今月から試飲会最終土曜日だけじゃなく、前日の金曜日もやるんですって?」
私「はい。土曜日だけだと来客が集中した時にオーバーフローになり、せっかくご来店いただいた方に申し訳ありません。」
お客様「そーだよね。昔から比べたら来客数増えたよね(笑)。何よりですよ(笑)。」
私「昔はお客様を待たせることなんかありませんでした(笑)。」
お客様「遠くから熱心に通ってくる人も多いみたいですよね。マスキューさんのようなスタイルで試飲会をするワインショップは少ないですよ。」
私「ありがとうございます。そうですかね?立派なワインショップは沢山ありますから、わざわざ都会の田舎の鶴見まで来てくださって有り難いことです。」
お客様「ところで前日の金曜日は何時ごろから試飲会を始めるんですか?」
私「はい。金曜日は夕方の5時から8時30分までやる予定です。」
お客様「助かるなぁ。私は近所だから、暇そうな時に寄れます(笑)。」
私「金曜日に準備できますから翌日の土曜日はいつもより早く11時から試飲会が始められます。」
お客様「なるほど!一石二鳥ですね(笑)。」
2月の試飲会は2月21日(金曜日)17時から20時30分、22日(土曜日)11時から20時30分まで開催いたします。
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Jan 24, 2014 by
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明日はマスキューの店内試飲会です。
さっき家内と話しました。
私「明日は何が一番人気かな(笑)?」
家内「うーん。マスキューの場合一番人気と一番売れるワインが微妙に違うから難しいね(笑)。」
私「たしかに!数売れるのはライオン・クリークのカベルネ・ソーヴィニヨン シラーズに違いないだろうけど。マニアックなワインファンはまた違うんだよね(笑)。」
家内「そーなんだよね(笑)。私はなんと言ってもレジーナ・ディ・フィオーレには驚いて貰いたいな(笑)。」
私「品が良くて美味しいよね。発見がある。みんなナシェッタ種なんか知らないはずだしね。かく言う我々だって知らなかった(笑)。」
家内「そうそう(笑)。そういう変わった面白いワインに好奇心を向けて欲しいよね(笑)。」
私「新しいことを経験することは楽しいことだよね。なんか得した気分になる(笑)。マスキューのお客様も好奇心に素直な方が多いから、楽しんでいただけたら良いよね(笑)。」
家内「売れるともっと良い(笑)。」
私「足りなくならない程度に売れてくれたら、もっと嬉しい。途中で売るワインが無くなるとストレス感じるんだよね。」
こうして『取らぬ狸の皮算用』をしています。明日が楽しみです(笑)。
お待ちしております。
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Jan 21, 2014 by
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1月25日(土曜日)マスキューの店内試飲会のラインアップ決まりました!
まずは新春らしくロゼの泡でスタート!
◯
ヴァルディヴィエソ ブリュット・ロゼ N.V.チリ 発泡性 ロゼ 750ml 1125円税込み
マスキュー最安値のスパークリングワイン ヴァルディヴィエソのロゼの登場です(笑)。
セパージュはシャルドネ60%、ピノ・ノアール40%。ピノ・ノアール由来のラズベリーやフランボアーズの香りがチャーミング。
白のブリュット同様、グビグビと何も考えずに鯨飲できます(笑)。
でも、シャンパングラスに苺などの赤い果実を沈めて飲めば高級品に様変わり(笑)。お手軽で幅広い使い勝手はなかなかのもの。
T.P.O.にはまれば力を発揮すること間違いありません。これもワインの価値なのです(笑)。
●
ライオン・クリーク カベルネ・ソーヴィニヨン シラーズ 2011年 ネイピア・ワイナリー 南アフリカ 赤 ウェリントン 750ml 990円税込スクリュー・キャップ
1989年にケープタウンに近いウェリントンに設立されたワイナリー。オーナーはイギリス人のマイケル・ラウブザー氏。
協同組合所有の40ヘクタールの畑を購入。その後ボルドー品種を中心に、人力で管理しています。
基本的にはクラシックなボルドーの作法を踏襲しながら、最新の低温管理設備を備えるネオ・クラシックなワイナリーです。
醗酵温度は25℃と低く管理されます。凝縮された果実味をとても上手に抽出しています。無駄な雑味がないのが秀逸、崩れない構造の良さにびっくり。
カベルネらしさにシラーズのスパイシーさとベリ―っぽさがバランスを上手く取っています。
そういえば、重厚な味わいからネイピア・ワイナリーのトップ・キュヴェは「ケープタウンのラツール」などと高く評価されました。日本では漫画雑誌『神の雫』」にも取り上げられましたね。
この『カベルネ・ソーヴィニヨン・シラーズ』はネイピア・ワイナリーのスタンダード・キュヴェ。一番安いワインです(笑)。でもこのワイナリーの中では一番コストパフォーマンスが高いかと。
そして嬉しくて悲しいお知らせです!?
●
シノン トラディション・グラーブ 2011年 ドメーヌ・シェネ フランス ロワール 赤 750ml 1695円税込
となりました!
フランス ロワールのドメーヌ・シェネことパスカル・ランベールのシノンが大幅値下げです。
今まで2220円税込で販売していましたが、今回なんと、1695円税込にてご提供いたします!
なんで今まで高かったんだ!とおっしゃらないでくださいね(笑)。
実はインポーターさんが扱いを止めるため在庫限りの大特価となりました。
う~ん。
複雑な気分です。
家内ともどもこのワインのファンでして、マスキューの定番アイテムとして売り続けていました。たしかにちょっと高いレンジのワインですが、優良なシノンとして恥ずかしくないワインです。このワインが無くなるのは、実に悲しいのです。
やはり、いくら良くとも売れ行きが悪いのはダメですね。ワインは飲まれてナンボ。
最初からこの値段にすれば売れたのに…。でも1695円だとインポーターさんの採算が取れなければ仕方ありません。
在庫限りです!
●
ブルゴーニュ キュヴェ・スペシャル 2000年 ルモワスネ・ペール&フィス フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 3240円税込み
ルモワスネのブルゴーニュA.C.のトップ・キュヴェ。ルモワスネのラインナップからすると『ルノメ』の上のクラスです。
味わいは素晴らしく、変な村名より上(笑)。熟成していますが、まだまだ力があります。まだピークの入り口ですから先が楽しみです。
この『キュヴェ・スペシャル』はサヴィニ・レ・ボーヌの村名クラスがアッサンブラージュされているようです。長い熟成に耐えうるワインを選んでいますね。もちろん造りはクラシック。今風の除梗したワインではありません。非除梗ならではの熟成の高みは、ピノ・ノアールの知るべき姿なのです。
家内曰く『静謐』なのです。
そして今年初のトリを飾るのがイタリアの斬新な白ワイン
◯
レジーナ・ディ・フィオーリ 2012年 セッラ・ディ・フィオーリ イタリア 白 ピエモンテ ランゲ・ナシェッタD.O.C.750ml 2610円税込
イタリアの銘醸地ピエモンテ バルベラの名手ブライダとバルバレスコ、バローロの名門フラテッリ・ジャコーザが共同で運営するワイナリー『セッラ・ディ・フィオーリ』。飲んでみると驚きのフローラルさ!
造りが低温管理されたステンレス・タンクによるところが大きいのは確かなのですが、信じられないフローラルさ。まるで7月初旬に一斉に咲く高山植物のお花畑にいるかのようです。赤、白、黄色等の可憐な花花が目に浮かび、その中にいるかのよう…。これが単一品種なのは信じられません。
このワインはナシェッタ種100%で造られています。ナシェッタ種なんて聞いたことありませんよね(笑)。
以上5本にてお待ちしております~。
時間はいつも通り、14時から20時30分まで行っておりますので、おてすきのお時間にいらしてくださいませ。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Dec 21, 2013 by
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23日のマスキュー店内試飲会のワインを並べました。
いつもながらこれが楽しい(笑)。売れるともっと楽しい(笑)。
実は今回ちょっと不安があります。インポーターさんの配送は22、23日とありません。そうなると21、22、23日の3日間ワインの補充ができません。マスキューは営業してますが、インポーターさんは休みな訳です。あと業務用のレストランのお客様はトップ・ギアでフル回転です。
そうなると、必ず品切れや欠品が出ます。
うーん。
毎年のこととはいえ、悩ましい時期でもあります。
とくに試飲会に出すワインをレストランさんが気に入って使っていただいた場合は、パニックに陥ること必至。
どのワインかは明かせませんが、今私はドキドキしてます(笑)。レストランでこの時期ツボにはまるとあっという間にワインが無くなります。
もちろん試飲会にいらっしゃるお客様も良いワインは見逃しません。今回は年越しワイン探しとなりますから、いつもより買われる本数も増します。
あー!
足りなくなったらどうしよう?
売れる前から悩んでる私は只のおバカさんでしょうか(笑)?
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Dec 18, 2013 by
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今月12月23日のマスキュー店内試飲会のラインナップきまりました!いつもの月と違い最終土曜日ではありませんので、ご注意を!
まずはお買い得のスペインの白!
◯
モセン・ルエダ 2012年 ボデガス・アンターニョ スペイン ルエダD.O.白 750ml 1165円税込
スペイン王室御用達のワインです(笑)。
オーナーのホセ・ルイス氏は言わばスペインのレストラン王のような人。国王ともお友達と言うことらしいです。その流れでスペイン セレブ御用達でもあるようです。
そんなビジネススタイルを良しとしないマスキューでは、人しれずひっそり売られていました(笑)。
ヴェルデホにヴィウラをアッサンブラージュしたフレッシュでフルーティーなワイン。
わりと美味しいのです。
爽やかな花の香りとふっくらしたボディーのバランスがとてもグッドなのです。ルエダですとあの切れ味鋭いヴェルデホにとどめを刺しますが(笑)、似ているが違うスタイルとして重宝なワインなのです。このワインを飲んで不味いと言う方はないはずですし、使い勝手が幅広いのでレストランなどの業務用アイテムとしては最適なワインです。しかもラベル・デザインもかっこいい。
マスキューでは通常1395円税込で販売しておりましたが、この度なんと1165円税込の大特価にて販売いたします。在庫限りの価格ですので、品切れの節はご容赦くださいませ!
そしてアルザス・ワイン・ファンの為のワイン
◯
エメシュテンツ エーデルツヴィッカー 2012年 ドメーヌ・エメシュテンツ フランス 白 ヴァン・ダルザス エーデルツヴィッカーA.C.750ml 1770円税込
『エーデルツヴィッカー』は数種類の品種をブレンドしたアルザス・ワインの特定名称です。基本的にアルザスでは、単一品種での製品が多いのであまり見かけないワインです。
このワイン、特級畑『シュタイングルバー』の下部の畑。シャスラ60%、シルヴァネール25%、リースリング10%、ゲヴァルツトラミネール5%のセパージュ。シャスラを60%とはかなり珍しい!更に面白いのは、シャスラとシルヴァネールが混醸されます。そして、リースリングとゲヴァルツトラミネールをブレンドしてガラスコーティングしたタンクで6ヶ月熟成後、2~6ヶ月瓶熟成してリリースされます。
溶け込みの良さと複雑さ、ディテイルが明瞭な点秀逸ですね(笑)。
シャスラ由来のライム香、リースリング由来のレモン、グレープフルーツの香り。ゲヴァルツトラミネールらしいハニーな薔薇やライチの香りのハーモニーには心惹かれます。言わばアルザス・ワインの美点の総集編(笑)。アッサンブラージュのセンス・着眼点の良さを感じます。
●
メメント ネグロ 2008年 ボデガス・ルーアン スペイン プリオラートD.O.Q.赤 750ml 1680円税込み
あのラファージュさんがプロデュースするボデガス・ルーアンがなんと!プリオラートのワインをリリースしました!ちょっとややこしいのですが、フランス資本のボデカス・タイにつくってもらったようです。
当店ベストセラースパニッシュワイン『メメント』の最上級キュヴェ『スーパー・メメント』として3000本のみのリリースです。日本には1800本が入荷しました。
セパージュはカリニェ40%、ガルナッチャ35%、メルロ25%とフランス品種のメルロが入ってるところがミソです。昔のガルナッチャ中心の構成とはちがいますね。ところが味わいはまさに極上のプリオラートの味わいが…。バリックで24ヶ月の長い熟成期間は果実味にプラスにしか作用しません。驚きの凝縮感が存在します。
ブラックチェリーやプラムが、ジャムやリキュールのように凝縮された香りに圧倒されます。深くどこまでも広がる味わいは、まさにグレートワイン!余韻の長さも普通じゃありません。プリオラートらしい強靭な果実味。
『スカラ・ディ』でプリオラートのワインにはまって以来、久しぶりの感激です(笑)。いまではとんでもない価格になり、高嶺の花となったプリオラートのワイン。
また飲めるとは!
感動があります。
●『
チェリージ』2009年 ヴィーニャ・ガリアルディ イタリア マルケI.G.T. 赤 750ml 2160円 税込み
皆さん『チリエジョーロ』ご存知ですか?
イタリア、マルケ州などの中部イタリアにある廃れた葡萄品種です(失礼!)。『チリエジョーロ』はチリエージァ(さくらんぼ)に由来する名前で、大きな粒と薄い皮が特徴。もともとトスカーナが発祥でサンジョヴェーゼの補助品種ともなっているようです。ただ人気が衰退し、1990年時点の作付け面積は僅か5000ヘクタールしかないようです。今は2013年ですから、もっと減っているかも知れません。忘れさられそうな地場品種です。
造るチャレンジャーはヴィーニャ・ガリアルディ。ヴェルディッキオ・ディ・マテリカの名人。マスキューが惚れ込んだ『マッカニャーノ』の生産者です。
一年の木樽熟成を経てリリースされ、味わいは濃密!ネットリとした液体からブラックチェリーの砂糖浸けのような強烈な香りが漂います。アマレットや苔、キノコ、腐葉土などの香りの総量は衝撃的。ピノ・ノアール的ではありますが、品行が真逆です。
うーん。
こんなワインがあるのですね!
ワイルド・ピノ・ノアール?
じつはこのワイン、平均樹齢35年で1ヘクタールの畑から3000本しかつくられません。まだまだ商業ベースにはのっていませんね(笑)。
とことん尽力して造られたグレートワインですから、今後見守りたいワインなのです。
あっと驚くこと請け合いなんですが(笑)。
好奇心を刺激するワインです。
好みの別れるワインだと思いますが、見合う造りのワインであることは保証します(笑)。
彼の地で
ピノ・ノアール造りに腐心するより、遥かに健全で、心意気を感じてしまいます。
さて、今年の試飲会の最後を飾るのはイタリアのグレートワイン2本です!
キックインサイドの一撃なのです(笑)。
●『
オピドゥム』2008年 チウ・チウ イタリア 赤 I.G.T.マルケ・ロッソ 750ml 2880円 税込
チウ・チウのトップセレクション。良い年のみ造られます。
間違いなく、今風の頂点ですね。
言葉を失う圧倒的な凝縮感。グレート・ワインと言っても良い出来のキュヴェ『ゴティコ』の、一歩上ゆくグレート・ワインなのです(笑)。
モンテプルチアーノ種100%で造られ、30%はバリック、70%は1000リットルのフレンチ・オークの大樽で12ヶ月熟成されます。
●
サグランティーノ・ディ・モンテファルコ 2006年 アダンティ イタリア ウンブリア州 赤 D.O.C.G・750ml 3510円税込み
ウンブリアの至宝サグランティーノ・ディ・モンテファルコ。作り手はトップ生産者として評価の高いアダンティです。
3000リットルのオーク樽で28ヶ月熟成後12ヶ月以上の瓶熟成をして出荷されます。クラシックなリゼルヴァ以上の規格です。
驚くほどの生命力があり、あと最低でも5年、10年後の成長が期待出来るグレート・ワインです。
以上6本にて今年度は打ち止め!
12月23日はいつも通り14時から20時30分まで開催しておりますので、ご都合の良い時間にお越しくださいませ。
お待ち申し上げます。
桝久商店
岡本利秋・昭子
>> ワインの
マスキューの場所
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Dec 08, 2013 by
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毎月最終土曜日にマスキュー店内試飲会は行いますが、12月の最終土曜日は物理的に無理(笑)。
そんな訳で12月のマスキュー店内試飲会は23日の月曜日となりました。
いつもより1週間早いですから、今ラインナップを決めるのに大わらわ。多量のサンプルに囲まれ、プレッシャーと喜びとあい半ば(笑)。
この時期はワインの繁忙期でもありますから、新しいアイテムの入荷が集中します。かと言って良いワインは限られていますし、マスキューに合うワインもしかり。なんでもかんでも入れれば良い訳ではありませんから、勢い試飲する量も増えます。もう、試飲会に通える時間的余裕はありませんから、今までの経験と勘が頼りです(笑)。
あと、欠品との戦いでもあります。
人気のあるワインは欠品したくないのは本音ですが、そうは問屋は卸さない(笑)。ですから、インポーターさんの在庫を常に頭に入れないとイケマセン。良いワインはあっという間に無くなることがありますから、油断大敵です。
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Nov 29, 2013 by
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今少し前に試飲会のワインを並べました。
セラーの前の棚は明日のワインでぎっしりです。届いた段ボール箱を開け、新しいワインを並べるのは快感なのです(笑)。もちろん通関検査で箱は一度開けられて、中味を確認してから出荷されますが、届いたばかりの段ボールを開ける時、箱の中に現地の空気がまだ残っていて、現地の匂いがするような錯覚を起こします(笑)。
私「よーし。よーし。よく届いたね(笑)。優しく並べてあげるからね。」一歩間違うと危ないおじさんです(笑)。
家内「長旅のホコリをはらって綺麗にしましょうね。」こちらも劣らず危険な香りが(笑)…。
さて、明日はどなたがみえますか?頭の中ではシュミレーションが進みます。
私「濃密で抜けが良い『ジュテーム』は皆さんの目を引くワインだよね。」
家内「私の愛する『チャコリ』はどうかな?きっとKさんは賛同してくれるハズ!」
私「うーん。『チャコリ』は売れても売れなくてもいいんじゃないかな(笑)。扱うことに意義がある(笑)!」
家内「そうね(笑)。あまりにマイナーだもんね(笑)。でも、解ってくれる人が一人でも増えたら嬉しいな(笑)。」
私「モントナールのルガーナ足りるかな?味わいの良さは鉄板だからね。」
家内「モントナールのルガーナはあとで補充が効くけれど、リカゾリの『カンポチェーニ』は在庫のみだから、ちゃんとその旨伝えないとね。」
私「最後に出すチウ・チウの『ゴティコ』とアダンティのモンテファルコ・ロッソはみんなビックリするだろうな(笑)。」
家内「価格が手頃なのがイイね。今年のホームランになるかな(笑)?」
皆さんのお越しお待ち申し上げます。
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Nov 25, 2013 by
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今月11月30日(土曜日)のマスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました!
遅くなりましたが、ようやく決まりました(笑)。
まずは先日マスキューにご夫婦でお越し下さった、イタリアワインの生産者モントーナルの白ワインです。
〇
モントーナル・ルガーナ2011年 アジェンダ・アグリコーラ・モントナーレ イタリア ロンバルディア ルガーナD.O.C.白 750ml 1770円税込み
イタリア ロンバルディアの白ワインです。
味わいはまさにネクター。桃や柑橘類の果肉だけ搾ったかのようです。余分な雑味がなく、ふくよかなこと、この上ありません(笑)。翌日になるとはっきりしたミネラルを感じますが、冷やして飲むと、驚くほどのピュアネスなのです。
うーん。
こんなワインがあったとは!
目を開かされるワインです(笑)。
このワイン品種はトレビアーノ ルガーナと言い、世にいうトレビアーノです。???トレビアーノって、こんなに果実味豊かだっけ?
そーなんです。
この品種じつはトレビアーノとは別物。
経験的にトレビアーノというとアロマチックな印象はありません。安いワインや補助的に使われるイメージでした。
生産者のモントナーレは葡萄の皮がもつハーブ系の香りを避けるためにスキンコンタクトを一切行わないようです。一気に圧搾・搾汁するようです。一晩低温で澱を沈めたあと、上澄みのジュースだけを自然酵母で低温発酵。発酵後はシュール・リーの状態で6ヶ月間熟成、そして一週間に一度撹拌させます。全ての過程はステンレス・タンクで温度管理しながら行われ、マロラクティック発酵は基本的には行わないようです。雑味の排除と多量の酸の角を取ることに腐心しています。
ここに造り手の意図があります。
もちろん原料となる葡萄が良いことが前提ですが、この点抜かりがない(笑)。
現行の2011年を先日から飲んでいますが、10日経っても飲める品質の良さにビックリ!
ただ者ではないワインなのです(笑)。
そしてスペイン バスクの珍品(笑)チャコリの登場です。家内イチ押しの変な白ワインなのです(失礼!)
〇
『エウケニ』 チャコリ 2012年 アルトマーニャ・チャコリ スペイン バスク チャコリ・デ・アラバD.O.750ml 1980円税込み
このチャコリは非常に爽やかで飲みやすく清涼感に溢れたワインですから、バスク地方の豊富な魚介類に欠かせないワインとなっています。シードル的な白ワインとでも言えましょうか。
ただワインの性格上バスク域内で一年の内に消費されるサイクルに沿った生産がされますから、域外には出ない訳です。またワイン自体が安定していませんから、当然輸出には向かないこともあり、知る人ぞ知るワインとなっています(笑)。
今までは現地のお土産か高価な稀少品としてしか味わえなかったチャコリ。
ようやく手の届くチャコリが日本に輸入されるようになりました!
斬新なボトルやラベルデザインに生産者の意欲を感じます(笑)。
さて次は、マスキューでは珍しい有名スターの登場です(笑)。
●
『カンポチェーニ』2011年 バローネ・リカーゾリ イタリア 赤 トスカーナI.G.T. 750ml 1420円税込み スクリュー・キャップ
キャンティーの大御所 バローネ・リカーゾリが造る洗練された赤ワインです。
このワイン メルロー70%、サンジョヴェーゼ20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%。醗酵は12~16日かけて、24~27℃に保たれ行われます。熟成は80%がオーク樽、20%がステンレス・タンク。
飲んだ第一印象は、柔らかさと雑味の無さ。樽由来のフレーバーが邪魔にならず、滑らかさに繋がっています。メルロ由来の赤い果実にはフレッシュネスが伴い、サンジョヴェーゼらしい酸味が纏まりとワインの特徴となっています。センス良いですね(笑)。
もちろん今風の飲みやすいワインですが、育ちの良さを感じます。
この『カンポチェーニ』はリカーゾリのラインナップではいわゆる普及版なのですが、ありがちな下品なパワー全開のワインではありません(笑)。キャンティー本来のエレガントなスタイルを受け継いだ遺伝子を感じます。
コンセプトとテロワールがあります。トスカーナらしさがあるのです。
基本的に価格の高いリカーゾリですが、今回は現物限りの特売品です。
お見逃しなきよう!
そして、マスキューの隠し玉の登場です(笑)。数がなくて今までひっそりと売っていました(スイマセン)。
●
『ジュテーム』2011年 ドメーヌ・バサック 南フランス 赤 コート・デ・トングI.G.P. 750ml 1770円税込み
ドメーヌ バサックはラングドックの平野部のピュイサリコンという小さい村にあります。なんでも150年前まではマールを生産していたそうです。鉄道の開設により、遠方へのワイン販売が可能になり、ワイン生産を開設したそうです。
現在は1989年生まれの9代目ルイさんが主になってドメーヌを切り盛りしています。マスキューではルイさんに代が変わる前からドメーヌ・バサックを扱っていますが、ワインの質が確実に良くなっています。今までは自然に有機栽培をしていたような感じだったのが、意識が高まり更に品質の向上に努めている変化があります。キメの細やかさ、ムラのない濃度感、広がりと奥行き。グレードが上がっています。代替わりで失速するドメーヌが多いなか、きっとルイさんは素晴らしい跡取りなのでしょうね(笑)。このまま行けば南フランスのスターになるはず。
実はそんなルイさんの奥様は、なんと日本女性!
来日が待たれますね。
そして、この『ジュテーム』は愛する奥様の日本のために造られたスペシャル・キュヴェ!
旨い訳です(笑)。
カベルネ・フラン40%、グルナッシュ40%、シラー20%のセパージュ。新樽で10ヶ月の樽熟成されます。
芳醇で濃厚。でも、有りがちな力づくではありません(笑)。新樽を使っているのが解らないほど充実した果実味。赤や黒の果実の織り成す様は見事!明瞭さはこの地域では経験したことがないレベルです。南フランスの今風ワインの到達点と言うべき出来栄えです。
しかも、価格は良心的(笑)。
前回入荷した時は、あまりに数が少なかったため宣伝せずに店頭で販売していましたが、ワイン・ハンター(笑)に見つかりあっという間に完売してしまいました。
お見逃しなく、是非お試しを!
さて、これからクライマックス!
キック・インサイドの中部イタリアの赤ワイン2連発です(笑)。
●
モンテファルコ・ロッソ2009年 アダンティ イタリア ウンブリア州 赤 モンテファルコ・ロッソD.O.C.750ml 1980円税込みウンブリア州は、中部イタリアで海に面さない『緑の心臓』と言われています。サッカーのペルージャのあるところと言えば、皆さんご存知ですね。
このワインはサンジョヴェーゼ70%、サグランティーノ15%、バルベーラ5%、メルロ5%のセパージュです。かなり複雑。
造りは手摘みで収穫後破砕・除梗 28℃に管理されたステンレス・タンクでアルコール醗酵します。そして3~4週間醪のまま果皮浸漬後、オークの大樽で12ヶ月熟成させます。
飲んだ印象は、まず非常にクリア。赤いベリー系果実が複雑でしかも明瞭。色も割と薄く、ちょっとピノ・ノワール的。もちろん力強さがあり、芳香のパワーと伸びやかさにビックリ。タンニンが強いにも拘わらず雑味もありません。
クラシックな、全房醗酵したピノ・ノワール的な佇まいとでも言えましょうか。
時間が経つと白い花やミネラル、ハーブのニュアンスが出てきます。ちゃんとしたレストランで食事に合わせたくなります(笑)。
実に良く出来ています!
しかも手強い(笑)。
モンテファルコ・ロッソと言うとモンテファルコ・サグランティーノの弟分と思っていましたが、大間違い(笑)。モンテファルコ・ロッソはサンジョヴェーゼに真骨頂がありました。もちろん他の品種の手助けは必要なのですが、これほどまで華やかなワインが造られることに驚きがあります。
好奇心を刺激する逸品なのです。
●
『ゴディコ』2009年 チウ・チウ イタリア マルケ州 赤 ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレD.O.P. 750ml 1980円税込み
ロッソ・ピチェーネ・スペリオーレD.O.C.と言うと本で調べても中々記載されていません(笑)。2011年にD.O.C.G.に昇格したオッフィーダと重なるD.O.C.です。
このワイン、セパージュはモンテプルチアーノ70%、サンジョヴェーゼ30%。5000リットルのオーク樽に12ヶ月熟成後6ヶ月瓶熟成して出荷されます。
とにかくタンニンと果実味の有様は立派(笑)。酸もしっかりありますから、構造が頑強。抜栓後何日経っても、崩れない崩れない。旨味の厚みが分厚いことに驚きがあります。
味わいの芯は黒いベリー系の果実です。軽めのモンテプルチアーノ・ダブルッツォのラズベリーの味わいとはまるで違った印象です。そして、香り立つと言うより液体の味わいに溶け込んでいる感じです。いわゆるクラシックなイタリア・スタイルです。口の中で旨さを感じるワインなのです。そして、その旨味も膨大(笑)。
樽香はでしゃばらず、あくまで脇役。スパイシーさ、チョコレートっぽさを演出するに留まっています。
この『ゴディコ』はチウ・チウの中でミドル・レンジのワインなのですが、造り手の尽力・意図・意思を感じる素晴らしくコストパフォーマンスの高いワインとなっています。
まるで、アマローネしたモンテプルチアーノを連想させる力強さは驚きです。
以上6本です!
いつも通り14時から20時30分まで行っておりますので、ご都合のよろしい時間にお越しくださいませ。
ご来店お待ちしております。
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Nov 22, 2013 by
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今日はボジョレーヌーボーの解禁日。あまりマスキューは一生懸命やってませんが(笑)、それでもバタバタしました。有り難いことです。
今年はやはり糖度がいま一つ上がらなかった分、酸が強いですね。でも、リンゴ酸ですから冷やすと冴えます。ちょっと冷やして飲むには良い塩梅かと。
ところで来週の土曜日(11月30日)はマスキューの店内試飲会です。先週から我が家では常に5本くらいのワインが開いた状態。次から次にテイスティングしなくてはならないワインが待ってますから、毎日2本は入れ代わりで新しいワインが追加されます。そんな訳で常に5本が開いている状態が続いています。
そんな甲斐あって、今日だいたい決まりました!
あー、良かった。
もちろん先日ご夫婦で来店して下さったモントナールの『
ルガーナ』は外せません(笑)。あとは、新着の中部イタリアのワインが中心となります。南フランスのワインも1本入りましたっけ。
今回はコストパフォーマンスに優れたヘビー級の赤ワインが出ますから、期待していてくださいね(笑)。
詳細は後ほどホームページで発表しますから、しばしお待ちください。
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Nov 19, 2013 by
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やっぱり一番早く売り切れてしまいました!
ティニ・マルケ IGT 2013年 『神』ガロフォリが造るノヴッロです。
です。
実は、他のノヴェッロと比べると価格が高いので、「どうかな?」と心配していました(笑)。
ただ、圧倒的に美味しいので、一度飲んだ方のリピートが多かったでした。いわゆる初物は一度口に入れれば良しとしがちです。ボジョレーなんかその典型ですよね(笑)。まあ、それはそれでビジネスモデルでもありますから、否定はしませんが…。でも、「美味しいからもう1本ください!」って言われたいんですよね(笑)。
まずい物を、初物で売れる事に胡座をかいているとしたらプライドが許せない(笑)。やはり、「あれ美味しかったよ。」と言われたい(笑)。
かつてボジョレー・ヌーボー全盛の頃マスキューも沢山売ってました(笑)。でも、味わいより価格が優先する商品ですから、力のある大型店には勝てません。そうなると美味しいワインしかありません。基本的に、美味しいワインは沢山造れませんから、逆に我々が扱うのにはちょうど良いのです。
あと、美味しいワインを求めるお客様が増えたような気がします。知的好奇心とワインの経験値の結び付いた方が増えました。
サボっていると見透かされます(笑)。頑張らなくては!
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Oct 31, 2013 by
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ノヴェッロ並びました(笑)!
今晩から一本ずつ飲むか?
それとも、今週末にマスキューのカウンターでお客様とミニ試飲会をするか?
どうしましょう?
私「とりあえず並ぶとホッとするね(笑)。」
家内「そうだよね。今年は収穫がズレ込んだみたいだから、解禁の早いノヴェッロの入荷はタイトなスケジュールだったんだろうね。」
私「そうそう。ボジョレーも通関が間に合わないワインが出そうだよ。今日あるインポーターさんから連絡があった。」
家内「2011年みたいに一ヶ月も収穫が早まることがあったり、地球規模で気候が変動してるのかな?」
私「ところでノヴェッロいつ飲もうか?」
家内「せっかく3種類あるんだから、比べてみたいね。」
私「それじゃあ、今週末の金曜日辺りに3本いっぺんに開けてみようか?ワインのお客様も金曜日だから増えるしね(笑)。」
家内「いつもだったら私達が先に確認してから売るけど、みんなで確認しあうのも良いね(笑)。」
私「そうそう(笑)。何も解禁日の今日飲まなくたって良い訳だもんね。ご利益が減るもんじゃない(笑)。ワイン好きが今年もワインが出来たことを感謝して、作柄をあれやこれや語るのが楽しい訳だもんね(笑)。」
そんな訳で今週の金曜日・土曜日にマスキューにて、今年のイタリアの新酒をティスティングしましょう!
ご都合よろしければ、ご来店くださいませ。
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Oct 26, 2013 by
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一ヶ月あっという間ですね(笑)。
でも、天気はかなり悪そうです。台風はそれかかっているようですが、巨大台風ですから影響がないはずはありません。
危ないですから、わざわざ無理にご来店されないでくださいね。ワインは無くなりません。でも、天気が回復したら、ご来店ください(笑)。
今回のメインテーマは『ソーブレ・リアス』の比較試飲です。このワインは手がかかるだけあって年間4000本しか造れません。畑も樹齢の高い限られた畑です。ハビエルさん渾身の白ワインなのです。二年前にハビエルさんがマスキューに来て下さった時、『ソーブレ・リアス』に対する深い愛情を感じました。あとハビエルさんの人柄に惚れました(笑)。「こんな真面目なスペイン人がいるんだ!」と(笑)、家内共々大ファンになりました。
今年の1月の試飲会で2008年と2011年を比べた際、驚くべき熟成能力にはビックリ。
今回遡って2010年がスポット入荷しましたので、この際徹底的に『ソーブレ・リアス』を研究しましょう(笑)!
不思議な力をもつ深淵なワインなのです。
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Oct 22, 2013 by
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今月10月26日のマスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました。
まずはスペイン ルエダのヴェルデホでマスキューの定番ヴィーニャ・サンソのロゼ
フリザンテです。ガス圧は2.9、テンプラリーニョ100%で造ったあっと驚くフレッシュネス。
大日本ロゼワイン普及協会会長の家内一押し!
〇直接圧搾法でつくられており、タンニンが感じられずテンプラニーリョの果実味だけを抽出しています。赤いベリー系の香りが鮮烈。雑味がなく明瞭で複雑さもあります。M.C.をかけて醸造したようなキャンディーっぽさもプラスに作用しています。
テンプラニーリョってこんなにフルーティーなのかと改めて気付かされます。
そして、ヴィニャ・サンソの看板白ワイン『
ソーブレ・リアス』の2011年と2010年の比較試飲です。
今年1月の試飲会で2008年と2011年をやりました。『ソーブレ・リアス』の深淵さはご記憶に新しいかと。また、先日2011年を飲みましたがブルゴーニュっぽかった味わいに黄色の熟した果実のニュアンスが出ていました。更に熟成の進んだ2010年と比べます。
〇ヴィーニャ・サンソ
『ソーブレ・リアス』 2011年 ヴァル・サンソ スペイン 白 ルエダD.O. 750ml 2010円税込み
〇ヴィーニャ・サンソ
『ソーブレ・リアス』 2010年 ヴァル・サンソ スペイン 白 ルエダD.O. 750ml 2010円税込み
すっかりマスキューの定番となったヴァル・サンソがつくるルエダのヴェルデホの最上級銘柄です。
このワイン、ルエダのセラード村にある2.76ヘクタールのフィロキセラの被害を免れた樹齢100年以上の単一畑『ロスポブレ』の葡萄で造られます。
そして造り方がユニーク。まずステンレスタンクにて野性酵母でアルコール発酵し、一旦ワインと澱を分離します。そして500リットルくらいのフレンチオークの新樽にワインと澱の上部を半分ずつ入れます。そして毎日のようにワインを観察しながらバートナージュ(撹拌)し、一年間熟成させます。
当主のハビエルさんがマスキューに来店した時に熱く語ってくれました。
私「SO2はいつ添加しますか?」
ハビエルさん「最後の瓶詰めの時だけです。」
私「えー!凄い管理能力ですね。信じられません。」
ハビエルさん「ですから毎日私が樽のバートナージュしながら変化がないか注意しています。(笑)。」
私「ところでこれほどまでにシュール・リーにこだわる理由は何故ですか?」
ハビエルさん「シュール・リーをすることにより酵母の細胞膜が壊れます。その結果プロ・サッカリンとタンパク質が中から出てきます。」
私「それは味わいにどんな作用をしますか?」
ハビエルさん「甘く感じます。複雑さに繋がります。」
そして更にハビエルさんの造る赤ワインと畳み掛けます(笑)。
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リオハ ラクリムス・レックス 2010年 ヴァル・サンソ スペイン リオハD.O.赤 750ml 1320円税込み
マスキューの敬愛するハビエル・ロドリゲスさんがリオハで造る赤ワイン ラクリムス シリーズの一つレックス。
もともとのルエダではヴィーニャ・サンソ、新たに始めたリオハではヴァル・サンソと会社名が変わります。
リオハは、基本的にはテンプラリーニョが植えられるところですが、このワインはガルナッチャ75%、グラシアーノ25%のセパージュとなっています。
畑はリオハの中でも新興のリオハ・バハの高地。標高530メートル。リオハとしてはかなり高いようです。このあたりがテンプラリーニョではなくガルナッチャ主体にした理由のようですね。
高地のガルナッチャはプリオラートのように頑強になりがちですが、ラクリムス・レックスはタンニンの頑固さがありません。アタックの充実した甘さは完熟した豊かな証。ミネラル感や海藻のようなニュアンスが感じられ、ポテンシャルの高さは十分。完全に除梗した早飲みスタイルですが、まだまだ途上ですね。先々向上するはず。
あと、樽の使い方は相変わらず上手。リオハに有りがちなくどさがないのはグッドです。
新たな味わい、スタイルを模索した意欲的なワインなのです。
さて、お次は久しぶりのシャトー・ピネレの登場です。
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シャトー ピネレ 2009年 フランス カオール赤 750ml 1530円税込み
飲み頃に入ったカオールが入荷しました!
完熟した赤いフルーツの甘味がしっかりしており、カオールらしい堅牢なタンニンが木樽のタンニンとバランス良く調和馴染んでいます。
ようやく飲み頃に入ったところです!
前回は2005年でご好評をいただきましたが、今回は2009年にて再登場です。
最後は珍しくボルドー(笑)、しかもグラーブです!
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シャトー・ラ・ローズ・ヌエ 2006年 フランス 赤 ボルドー グラーブA.C. 750ml 1770円税込み
久しぶりのグラーブの入荷です。
実はスポット入荷の為、資料がない(笑)!
調べるとシャトーのあるのはグラーブでもソーテルヌ寄り、グラーブA.C.の中にある甘口アペラシオン セロンのある辺りです。味わいはグラーブのスターが集まるペサック-レオニャンのような華やかさはありませんが、実に実直でクラシックな味わい。
2006年ヴィンテージですが、ようやく飲み頃に入ったところです。アルコール分は12.5%と収まりが良く、無理に新樽は使っていませんから、アンバランスなところがありません。派手なワインではありませんが、丹念な造りであることは間違いないですね。崩れない良さがあり、余力十分です。
カベルネ・フランがしっとりとしており、グラーブらしい軽やかな重さを感じます。
飲んだ瞬間にグラーブを意識出来る優良なワインです。ジビエのニュアンスや塩からさも程よいアクセントになっていますね。
いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、お気軽にお立ち寄りくださいませ。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Oct 20, 2013 by
weblogland |
今週の土曜日 10月26日マスキューの店内試飲会です。
だいたい決まりましたが、まだ家内と最後の作戦会議です(笑)。
家内「今回は
ソーブレ・リアスの比較試飲ができるね。」
私「そうそう、楽しみだよね。スペインはあまりヴィンテージに差は出ないから、熟成の妙が発見できるはず!」
家内「たまたま2010年が入ってラッキーだったよね(笑)。シュール・リーの意味が明らかになるはず!あのワインはすぐにも飲めるけど、本当の良さを知るには時間が必要だよね。」
私「ハビエルさんがマスキューに来た時の映像があるからプリントしておこうか?」
家内「私がブスに写ってるから嫌だな(笑)。」
私「もう、誰もそんな事気にしないよ(笑)。本人確認だよ(笑)。」
家内「ダメなものはダメ!」
女心の解らない私は叱られました(笑)。
急いでホームページにアップしますから、しばしお待ちくださいね。
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Oct 15, 2013 by
weblogland |
台風近づいているようですね。午後になると雨脚は強まるばかりです。思ったより接近が早いみたいですね。天気予報によると明日の午前中はダメみたいです。
うーん。
実は明日の午後に試飲会が東京であります。どうしよう?
イタリアワインの老舗インポーターの会なので、行きたいところです。
今月末の試飲会のワイン選びで、今我が家はサンプルで大変なことになってます(笑)。
良いワインや黙っていても売れるワインはインポーターさんの試飲会には、なかなかでません。然るに、気になるワインはサンプルとして有料で取り寄せます。でも、外すこともあり(笑)。
いくつかは見つけましたが、キックインサイドの1本はまだ見つかりません。
うーん。
良いワインは、高ければあるにはありますが、安易なセレクションになります。これはプライドが許しません!
手の届く価格じゃないと、マスキューたる意味がない!
毎月このジレンマと闘っています(笑)。
どっかに良いワインが転がってないですかね?
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