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明日はマスキューの試飲会です

Sep 27, 2013 by weblogland |
明日はマスキューの試飲会です(笑)。
一ヶ月あっと言う間ですね。

ワインの試飲会

昨日今日と明日の試飲会にこられない方が、ご来店下さってます。
お客様「マスキューさん、明日の試飲会行けないから今日来ちゃいましたよ(笑)。」
私「ちょうどさっき明日のワインを並び終えたところです(笑)。ご覧ください。」
お客様「はいはい。これですか(笑)。今回は赤が多いのかな?」
私「はい!ようやく赤の季節になりました(笑)。」
お客様「ところで、最近ワインの価格は上がっているんですか?マスキューさんはあんまり変わってないみたいですが。」
私「もう大分価格は上昇傾向なのですが、この10月以降にインポーターさんの値上げがさらに増えます。マスキューは在庫品や無理を言って価格を上げないようにしていましたが、もう限界です。入れ替わりには上げざるを得ません。あと、値上げで見合わなくなったワインの扱いを中止して、新しいワインを探すしかありません。」
お客様「そうするとシャトー・ル・ペイラ2009年は値段も上がってないからお買い得ですね?」
私「良くお気付きで(笑)!この後の2010年は値上がるようですから、今が絶好かと。味わいも夏場を過ぎてすごく良くなっています。」
お客様「なるほど。今回の試飲会の目玉ですな(笑)。」
私「いやいや(笑)。目玉の一つです(笑)。」
家内「中にはクロー・ド・ネルのように1000円近く安くなったワインもあるんですよ(笑)。」
私「味に見合った価格です。ヨーロッパのワイン価格の決定には生産者と消費者の合意。生産者がこの味だったらこれくらいの値段にする。みたいな合理性がありますね。」
お客様「ある意味、生産者も市場も成熟してるんですね。まあ、ワインも農産物だしね(笑)。」

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9月28日のマスキュー店内試飲会のラインナップ

Sep 24, 2013 by weblogland |
今月9月28日のマスキュー店内試飲会のラインナップが決まりました!

実はあと1本がまだ到着しておらず映像が抜けますが、取り急ぎご報告いたします。

ワインの試飲会のラインナップ

まずはイタリアのサンテロが造るプロ・セッコ
〇プロ・セッコ エキストラ・ドライ サンテロ イタリア 発泡性 白 プロ・セッコD.O.C.750ml 1440円税込み
ご存知イタリア ヴェネトとフリウリを代表する発泡性ワインです。
このワイン、いかにもプロ・セッコらしい。グレーラ種由来の植物のニュアンスが強い、白い花の香り。きめ細やかでフレッシュ。それでいて溶け込みが良く、泡立ちもシットリとして品が良い。
さすが名門サンテロです!
追随を許さないコストパフォーマンスの高さ。

でも、ちょっと待った!サンテロはたしかピエモンテです。ピエモンテで瓶詰めしたらスプマンテ表示のはず?

謎がありますが、旨さ故余計好奇心が掻き立てられます(笑)。

そして写真が間に合わなかった
●シャトー・ル・ペラ 2009年 カスティヨン コート・ド・ボルドーA.C.フランス ボルドー 赤 750ml 1200円 税込み

今までのコート・ド・カスティヨンA.C.が2009年からコート・ド・ボルドーA.C.となりました。カスティヨン産葡萄100%のワインは頭に村名カスティヨンを名乗れます。

このシャトー、1878年創業のヴァラッド家の所有。同家はカスティヨンにシャトー・ブリソンも所有しています。いわば老舗のカスティヨン専業生産者です。
現在、30年の経験を積んだポールとロレッタ夫妻と息子のセドリックの3人が中心となり、エコ・セールの認証取得後ビオ・デナミに取り組んでいるようです。

セパージュはメルロ85%、カベルネ・フラン15%。ビオ系の生産者らしく高めの仕立てのダブル・グイヨ。1本の葡萄樹に8房ほどしか実を成らせない低収量です。
このワイン、春にマスキューデビューをしましたが、夏場を過ぎて調子が出てきました。良いワインの典型です(笑)。前に飲んだ印象と比べてくださいね(笑)。

そして、2003年ヴィンテージでマスキュー衝撃のデビューを飾ったフランス ロワールのクロー・ド・ネルが2010年にて再登場!いろいろ訳があり、大変だったようです。
●『クロー・ド・ネル』アンジュ・ルージュ カベルネ・フラン 2010年クロー・ド・ネル フランス ロワール アンジュA.C. 750ml 2190円税込み
クロー・ド・ネルはブルゴーニュのルフレーブとクロード・ピシャールがビオデナミ先進地域ロワールロワール・アンジュの地でジョイントして造ったドメーヌです。
マスキューでは2003年のアンジュ・ルージュを取り扱いましたが、渾身の凝縮感は皆さんのご記憶にあるかと。規格外れのグレートワインでした。

ところで、現在はルフレーブの単独所有となっています。2006年、2007年と収穫が得られず窮地に追い込まれました。このため元締め(笑)の姐御マダム・ルフーブが全て購入することでドメーヌを存続させました。クロード・ピシャールさんは引き続きドメーヌに留まっていましたが、2009年に再出発したそうです。ですからこの2010年ヴィンテージは完全なルフレーブのワインとなります。注目のヴィンテージなのです。


さて、つぎも新しいヴィンテージにて再登場、
●『ドモワゼル・クレア』 2010年 カバルデスA.C. ドメーヌ・カザバン 南フランス ミディ 赤 750ml 2100円税込み
果実爆弾の再登場です(笑)!
このカバルデスA.C.は1999年にAOCに昇格した比較的新しいものです。場所はラングドックの最西端、南西地方の東端にあり、地中海と大西洋の間といったところです。そのためかカバルデスA.C.ではグルナッシュやシラーを40%以上、カベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニヨン及びメルロを併せて40%以上の割合でつくることになっています。オキシデンタルとポンティカを混ぜる変わったワインをつくります。気候的には、夏場雨が降らない割に乾燥しない恵まれたところなのです。

このワイン2009年にマスキューデビューしました。非常に緻密でスパルタン。驚くほどスパイシーな独特の味わいにはビックリ。
今回の2010年はとにかくまろやか。同じワインとは思えませんぞ(笑)。


そしてイタリアの島のワインです(笑)。これが面白い!
●『カンノナウ』 2011年 ヌラーゲ・クラビオーニ イタリア サルデーニャ島 カンノナウ・ディ・サルデーニャD.O.C. 赤 750ml 2680円税込み
アントネッロ氏が2003年創業。サルディーニャ島の最北部、サッサリ(Sassari)県のソルソ(Sorso)に35haを所有。
生産者曰く、カンノナウはガルナッチャの原種にあたるそう。仕立てはシングルギヨ。密植度6,250本/ha。一本の葡萄樹に11房しか房は残しません。おそらく1本の葡萄樹からワイン1本ほどしか出来ない低収量です。

海抜10mと200mの2面の畑のブレンド。南北に平行した畝。地質は砂と砂質粘土。手摘み。甘く完熟したマラスキーノチェリーを思わせる香り。明瞭で透明感は品の良さ、品質の良さの証。
醸しが短いせいか明るく透明感があります。有りがちな真っ黒いワインじゃありませんね(笑)。味わいは色に反して、芯の強さを感じるギュッと凝縮した果実味。旨味がたっぷり感じられ、滑らかなタンニンと酸もきめ細やか。
ワイン自体の崩れない頑強さには驚かされます。

前に扱ったパーラのカンノナウはガルナッチャ→グルナッシュ繋がりが連想できましたが、このワインは別物。明瞭なマラスキーノチェリーの香りこそ、カンノナウの証。
ローヌ・ヴィラージュの標高の高い畑で造られるグルナッシュがピノ・ノワール的になるのに近い感覚です。
サルデーニャ島では南部のカンピダーノ平野にワイン産地は集中していますが、最良の白ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラは北部にあり異彩を放っています。これと同様なことがカンノナウにも言えるんでしょうか?
畑は標高の低い砂地なのに…。しかも海のすぐ近くですから、寒暖差は望めません。いきおい濃いだけの甘いワインが連想されますが、違う。
セオリーからは想像出来ない優良なワインです。ただし、一度本土に運んでから輸出されますから、運賃が高いようです。このため、お値段もちょっと高級です(笑)。
まあ、唯一無二のカンノナウの味わいには味わうべき価値はあるはず。

〇『カニマリ』 ヴェルメンティーノ ディ サルデーニャ2010年 ヌラーゲ クラビオーニ イタリア ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャD.O.C.白 750ml 2670円税込み美しいビーチの水際まで迫る畑より土地のエッセンスを凝縮させたフルボディな白ワインを生みだします。 サルデーニャ島は島の南部がワイン生産の中心ですが、D.O.C.G.は北部の ヴェルメンティーノ・ディ・ ガッルーラのみです。葡萄栽培は輸送の楽な南側が中心となるようです。
島唯一のD.O.C.G.ヴェルメンティーノ・ディ・ ガッルーラは、硬質でタイト、それでいてスケールの大きな素晴らしいワインです。愛する『カナイリ』なんか筆頭ですね。
今では高級品ですから、手が出なくなっちゃいましたが(笑)。

ところで、この『カニマニ』はD.O.C.G.のすぐ西隣で造られます。ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャD.O.C.ですが、味わいはまさにD.O.C.G.!
凝縮された果実味とミネラル感は圧倒的。渾身の造りのワインです。
過熟させたようなわざとらしさが無く、大地と陽光をミッシリ詰めたような味わいは、取っ付き易くありませんが、魅了される方もおられるはず。
このワインを口にして言葉を失い背を向けるか?はたまた言葉を失い虜になるか?


以上6本ご用意いたしました。
いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、ご自由にいらっしゃってくださいませ。
ご来店お待ち申し上げます。

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試飲会のラインナップ決まりました!

Sep 23, 2013 by weblogland |
でも、まだお知らせできません(とほほ。)。
何故かと言えば、インポーターさんの在庫と価格の確認がとれないからです。3連休前に決まらなかったので、しょうがないですね。
取り寄せたサンプルを飲むのに時間がかかってしまいました。でも、チャッチャと飲んで決められませんから、やむを得ませんか。1本のワインを判断するには最低でも二日かかります。一口飲んだだけでは正確な判断はできません。もちろんインポーターさんの試飲会に行った時、『これは良い!』と思ったワインをサンプルで取り寄せますが、じっくり飲んでみてダメだったり。あと、マスキューの既に扱っているワインとかぶったりすることも。

マスキューの試飲会で駄物は出せません!

これが邪魔してますかね(笑)?でも、これが無くてはやる意味がありません(笑)。
来ていただいた方に『おー!』とか『へぇー!』とか言っていただけなくては沽券にかかわります。

私自身が楽しみなのです(笑)。

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ミドルクラスのワインはすうーん

Sep 20, 2013 by weblogland |
うーん。

困りました。

今月末の試飲会のラインナップです。
ミドルクラスのワインはすうーん。

困りました。

今月末の試飲会のラインナップです。
ミドルクラスのワインはすぐに決まりましたが、比較的手を伸ばしやすい価格帯のワインが今一つ決まりません。
夏場を過ぎてから調子が出てきたワインを再登場させるのも手ですが、やはり新入荷のワインを紹介したい。無くはないのですが、リーズナブルブライスのものが泡ばかりになってしまう(笑)!
やはり、赤の安旨ワインが欲しいところです。
家内と相談です。
私「今回重厚過ぎるよね(笑)?」
家内「コストパフォーマンスは良いと思うけど、重い赤ばかりだと偏るよね。」
私「サンプル全滅だし(笑)。ヴィンテージの変わったワインを出すのも手かな?実際味わいが違うしね。」
家内「本数は揃っているけど、あと一ひねり欲しいよね。」
私「そーなんだよね。休み明けにまたサンプル取り寄せる?」
家内「ぎりぎり間に合うかどうかだね。」
私「まあ、サンプルを取り寄せるのはそれはそれで良いけど、ホームページやお知らせには間に合いそうにないな。」
家内「試飲会に出すワインはどれも良いワインだけど、全体の流れがしっくり来ないよね。」
私「そーなんだよね。」

今回もギリギリ最後までワイン捜しが続きそうです(笑)。ぐに決まりましたが、比較的手を伸ばしやすい価格帯のワインが今一つ決まりません。
夏場を過ぎてから調子が出てきたワインを再登場させるのも手ですが、やはり新入荷のワインを紹介したい。無くはないのですが、リーズナブルブライスのものが泡ばかりになってしまう(笑)!
やはり、赤の安旨ワインが欲しいところです。
家内と相談です。
私「今回重厚過ぎるよね(笑)?」
家内「コストパフォーマンスは良いと思うけど、重い赤ばかりだと偏るよね。」
私「サンプル全滅だし(笑)。ヴィンテージの変わったワインを出すのも手かな?実際味わいが違うしね。」
家内「本数は揃っているけど、あと一ひねり欲しいよね。」
私「そーなんだよね。休み明けにまたサンプル取り寄せる?」
家内「ぎりぎり間に合うかどうかだね。」
私「まあ、サンプルを取り寄せるのはそれはそれで良いけど、ホームページやお知らせには間に合いそうにないな。」
家内「試飲会に出すワインはどれも良いワインだけど、全体の流れがしっくり来ないよね。」
私「そーなんだよね。」

今回もギリギリ最後までワイン捜しが続きそうです(笑)。

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ワインに詳しく先入観のない40代、30代の人数が確実に増えていますね

Sep 19, 2013 by weblogland |
9月も半ばをとうに過ぎ、もう来週の土曜日はマスキューの試飲会です(笑)。
今、必死こいてワイン捜しです。そんな訳で、今日は銀座に行ってきました。
今まで付き合いのないインポーターさんですが、その分未知のワインがあるはず!
数は全部で150本くらいでした。飲んだことのないワインばかりでしたので、とりあえず全部試飲しました(笑)。
なかなか良かったですね。特にイタリアワインのニッチな品揃えは楽しめました。馬鹿高い高級品は出ませんでしたが(笑)、リーズナブルで目新しい品揃え。食指を動かそうかな(笑)?
まだ取引がありませんから、何かの機会があれば話しをするつもりです。でも、先方さんが業務用直取引専門でしたら、取引はできません。インポーターさんのスタンスがマスキューのスタンスと合わないと無理です。
この辺、ちょっと微妙なものがあります(笑)。

でも、日本の市場は世界中のワインで溢れてますね。この点、世界一なのでは?
特に最近はマニアックなワインがかなりあります。よく捜してきたと感心すると同時に、日本は未知の物でも良ければ売れる市場なのだと思いを強くしました。
素晴らしい事です!
日本のワイン市場は成熟に向かっていますね。ワインに詳しく先入観のない40代、30代の人数が確実に増えていますね。我々50代の人間が30年かかってたどり着いたのを、5年10年のスパンで追いつかれたような感じです(笑)。

日々の勉強を怠けていられませんね(笑)。

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明日8月31日(土曜日)はマスキューの店内試飲会です!

Aug 30, 2013 by toshiaki |
明日8月31日(土曜日)はマスキューの店内試飲会です!

今回ジェランソンのドメーヌ・コアペの辛口白ワインがメインテーマになります。
まず、コアペのワインが3種類。同じドメーヌの同じカテゴリーのワインを3種類比べるのは、稀です。記憶を遡っても思い浮かびません。
自分で言うのもナンですが、マスキューの試飲会では基本的につまらないワインはに出しません(笑)。ですから、沢山のキュヴェを持つ生産者は数多ありますが、その連続性や特色に惹かれるラインナップは以外と少ないのも事実(笑)。
今回のように辛口白ワインのジェランソン・セックだけ、しかも同一ドメーヌの比較試飲は珍しいのです。前回のセロンにしても赤と白で3本でした。

うーん。

完全に家内と私の趣味ですね(笑)。
付き合わされるお客さんは迷惑かな(笑)?

でも、中には新しい情報を教えてくださる強者もいますし、素晴らしい感性をお持ちの方も数多おられます。教えていただく事の方が多いかも?そうすると、さらに私と家内の為の試飲会化してますかね(笑)?

皆様のご来店お待ちしております。

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新しいワインを並べるのは楽しいですね

Aug 29, 2013 by weblogland |
8月もそろそろ終わりですね。暑いまま、あっという間に過ぎました(笑)。9月は残暑厳しいんですかね?

今月のマスキュー店内試飲会は31日。暦の都合で詰まりに詰まってしまいました。一番バタバタする31日ですから、本当は嫌なのですが(笑)。
ところで、今日試飲会用のワインをセラーの前の棚に並べました(家内担当)。新しいワインを並べるのは楽しいですね(笑)。見ているだけでもウキウキします(私は見ているだけ)。

試飲会用のワイン

家内はワインのディスプレイが好きで、私のセンスを認めません(残念!)。まあ、適材適所ということで納得しています(トホホ)。
でも、一生懸命捜して選んだ新入荷のワインを見ていると、ついついニヤニヤしてしまいます(笑)。
家内「サン・シニアンの『ルー・ガベル』足りなくなるんじゃないかな?」
私「『シャン・デ・ヴィーニュ』は追加したから大丈夫だけど、『ルー・ガベル』もう売れはじめてるから足りなくなるかもね。今日追加するよ。」
家内「土曜日は涼しそうだから、赤が売れるかもね。」
私「そうだね。そろそろ赤飲みたい気分が近づいてるよね(笑)。」

最後の最後まで『あーだこーだ』は続きます(笑)。

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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!

Aug 26, 2013 by weblogland |
今月8月31日のマスキュー店内試飲会のラインナップが決まりました!




まずは新入荷の赤
●『ルーガベル』2011年 ドメーヌ・パン・デ・マルグリット フランス ラングドック 赤 サン・シニアン ヴァン・ド・フランス 750ml 1290円税込み

南フランス ラングドックの一番北側にあるサン・シニアン。このアペラシオンの最も北のベルルー村にドメーヌ・パン・デ・マルグリットはあります。
サン・シニアンは地中海から40kmほど内陸の産地で北の山麓からの涼しい北風が吹きます。このためいわゆる地中海性気候とは違った寒暖差があり、日照に恵まれたワイン産地なのです。アルコール分だけが高いぶっきらぼうなスタイルではなく、整ったエレガントなスタイルのワインとなります。
2011年からサン-シニアン グラン・クリュというアペラシオンを名乗ることが出来る優良なベルールー村。でもなぜかマルグリットのこのワインはヴァン・ド・フランス?

何かあったようですね(笑)。

味わいは、ブルゴーニュの若い高級ワインに見られるトマトっぽい凝縮した舌触り、塩辛さ、「血の香り」と例えられるミネラリーな土臭いニュアンスです。

マスキューの紹介するワインの中で、今年一番のコストパフォーマンスです(笑)。


そして、マスキューの定番ラングドックの赤ワイン。
シャトー・フォンドゥースの古酒『キュヴェ・ジュリエット』が2007年にて入荷しました!
前回の2002年が1本だけとってありますので、比較試飲しちゃいます(笑)。
●シャトー・フォンドゥース『キュヴェ・ジュリエット』2002年
●シャトー・フォンドゥース『キュヴェ・ジュリエット』2007年 赤 ドメーヌ・ド・フォンドゥース 南フランス V.P.D.オック 750ml 1650円税込み
セパージュはシラー45%、カリニャン30%、グルナッシュ25%となっており、特別作柄の良い年のみ造られます。ちなみに『ジュリエット』とはお嬢さんの名前とか。
完全にピークを迎えています。熟成に伴う甘さはまさに甘美!ベリーやプラムの溶け込んだ様は壮麗。素晴らしい広がりです。全てが丸く移ろっています。今こそ飲むべきワインです!
このワイン、除梗後20日間の長期発酵をし、オーク槽でマロラクティック発酵に移ります。その後ステンレスタンクでしばらく貯蔵安定させてから、(おそらくバリックの)古樽で14ヶ月熟成させます。その後セラーで熟成されました。

この『キュヴェ・ジュリエット』マスキューでは2000、2002、2007年と扱っていますが、基本的には変わらない味わい。でも、作柄や熟成の差があり楽しめます(笑)。
経験値上がること間違いなし!


さて、これより本日のメインテーマ『ドメーヌ・コアペ』です。フランス南西地方の辛口白ワインです。
白ワインですが、赤ワインの後の登場となります。
手強いのです(笑)。

まずはスタンダード キュヴェからです。
〇ジェランソン・セック 『シャン・デ・ヴィーニュ』 2012年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 1620円税込み
この『シャン・デ・ヴィーニュ』はドメーヌ・コアペのスタンダード キュヴェ。ですからコテコテではなく、どちらかと言えばフルーティーでライト(でもそれなりに濃い。)。
セパージュは、グロ・マンサン60%、カマラレ40%。プティ・マンサンを使わないところがこのキュヴェの特徴のようです。
ステンレス・タンクで醗酵後、熟成5ヶ月します。木樽は一切使わない、果実味の直球勝負。
レモンやグレープフルーツの柑橘類の爽やかな明るい香り。過熟しない完熟した果実由来のバランスの良いクリアネスがあります。あと素晴らしい伸びやかさ。ジェランソンらしい集中力はさすが!


〇ジェランソン・セック『ジェゼー』2011年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 750ml 2340円税込み

このワイン、プティ・マンサン30%、グロ・マンサン30%、カマラレ30%、ルビュ5%、ローゼ5%とジェランソンの基本パターンのセパージュです。でも、スタイルは完璧な辛口ジェランソン・セックです(笑)。
造りはスタンダード・キュヴェの『シャン・デ・ヴィーニュ』同様、収穫後すぐに12時間クールマセラシオンして圧搾。ステンレスタンクのみで醗酵・熟成を5ヶ月行います。。収穫量も『シャン・デ・ヴィーニュ』と同じようです。テクニカルシートではセパージュのみ違うようです。

ところが味わいはビックリの個性派(笑)。桃や柑橘類の濃密な果実味に…なっ、なんと!赤い果実それもプラムや杏のニュアンスがあります。バナナなどのトロピカルフルーツやスパイス、花などのニュアンスもあり、実に複雑で、しかもエレガント。
プティ・マンサンの威力恐るべし!なのです(笑)。


〇『セーヴ・ドトンヌ』2010年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 2970円税込み

このワイン、セパージュはグロ・マンサン70%、プティ・マンサン30%。
ジェランソンの核心に近づいたセパージュです(笑)。
収穫後すぐに12時間クール・マセラシオンして圧搾。そして、3~4年使用したバリックで木樽醗酵し6ヶ月熟成します。
『セーヴ・ドトンヌ』とは『秋の樹液』の意味。パスリヤージュしたプティ・マンサンがアッサンブラージュされていますね。
味わいは、重厚さとエレガンスが両立してます(笑)。
ドライ・レーズン、りんご、パイナップル、白い花、植物の香りがとても良く溶け込んいて広がりもあります。でしゃばらないスモーキーな樽香。もちろん辛口なのですが、くどくない遅摘みの甘いニュアンス。滑らかな口当たり。
幅広く料理に合わせられますね(笑)。
あっさり書きましたが、かなり凄いワインですよ(笑)。


以上6種類。
木樽の使用、不使用。
熟成の差。
マロラクティック醗酵の有無など良く解ります。
資格試験対策にもなるはずです。
いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、お気軽にお越しくださいませ。


桝久商店 岡本利秋・昭子

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到着しました!

Jul 23, 2013 by weblogland |
あー、良かった(笑)。
到着しました!

今週末7月27日のマスキュー店内試飲会で出す予定のスペイン ラ・マンチャのヴィーニャ・セロンのワインです。
今回出すイェマヌエヴァ同様、安さばかりでなく品質アイデンティティー重視の生産者です。

ワインの試飲会 by マスキュー

どちらも中規模の家族経営です。安いワインだけ生産していたら、大手の下請け。バルクワインの供給源に甘んじるしかありません。プライドをかけて生き残るには高品質なワイン造りを目指す他ありません。とは言えまだまだ途上ですから、お買い得であることは間違いないし(笑)!
共に共通するのは、無理にアルコール分を上げない造りです。簡単に14%位のアルコール分のワインが出来る土地柄。出来るワインは、飲み応えはあっても飲み飽きしがちです。そんな中アルコール分を12%に抑えて、しっかり酸を残すスタイルです。もちろん低収量で丹念な栽培管理は必須。
こうして出来た白ワインは土地の味わいと造り手の意思が表れた味わいになります。
今までのラ・マンチャにはない斬新で印象的なものです。
グローバリゼーションに引っ張られる形ではありますが、ローカリゼーションが萌芽しているのです。
棲み分けできるはず!
心に届く味わいです(笑)。

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良いワインを前にすると理性が無くなる夫婦です

Jul 23, 2013 by weblogland |
今日私は試飲会で三田に行ってきました。
イタリアワインの老舗インポーターF社の試飲会です。
良いワインが沢山ありました(笑)。出掛ける前に家内から「月末だから余計なワインは取らないように!」と厳命されましたから、チェックのみ(笑)!
そんな中見つけました!
なっ、なんと。
オズヴァルド・ヴィベルディのバローロがあるじゃあーりませんか!
家内共々大好きなバローロなのです。
マスキューに戻ってから、早速報告です(笑)。

私「なかなか良いワインあったよ。今日は君が行った方が良かったんじゃないかな?」
家内「どんなの出たの?」
私(知らん顔して)「うん。これリスト。」
家内「どれどれ(笑)。これどうだった?」
私「割に良かったよ。でもマスキューには高級過ぎるかな(笑)。」
家内「じゃあ、これは?」
私「良いけど、イメージが違うかも。」
家内「あっ! じぇ じぇ オズヴァルド・ヴィベルディのバローロ! 注文した?」
私「まだだよ(笑)。」
家内「あー!飲みたかった!」
家内「どのヴィンテージにしようか?」
私「それは〇〇に決まってるでしょ(笑)。」
家内「やっぱりね(笑)。明日在庫問い合わせよう!」

良いワインを前にすると理性が無くなる夫婦なのです(笑)。

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7月27日マスキューの店内試飲会ラインナップ

Jul 21, 2013 by weblogland |
今月7月27日(土曜日)、マスキューの店内試飲会のラインナップ決まりました。

暑い暑い中ご来店下さっていきなりテイスティングは酷(笑)。そこで、まず喉を潤し体温を少し下げていただきます(笑)。何も考えず、爽快感に浸っていただきます。
ヴァルディヴィエソ ブリュット N.V.チリ 発泡性 白 750ml 900円税込み
マスキュー最安値のスパーリングです(笑)!

セパージュはシャルドネ主体でピノ・ノワールとセミヨンが入っているそうですが、そんなのどうでもイイ(笑)!
邪魔になりません。香り、甘さ、泡立ちのどれもが突出しません。気がつくとボトルが空いてる。『もう1本飲もう!』
と言えば解りやすいかと(笑)。

T.P.O.は大事なのです(笑)。

さて、これから試飲会の本番に突入。本日のテーマは『ラ・マンチャ』なのですが、その前にオーストリアの混植混醸で造られた珍しい味わいを!
未体験ゾーンに突入です(笑)。
〇『メフォファー』 アルター・ヴァインガルテン ゲミシュター・サッツ 2011年 ヴァイングート メフォファー-ヌーデゲルホーフ オーストリア 白 クヴァリテーツワイン トロッケン ニーダーエスタライヒ州 ヴァグラム地域 750ml 2105円税込み スクリュー・キャップ

ゲミシュター・サッツ』は混植混醸の意。畑にはフリューローターヴェルトリーナー、トラミネール、ソーヴィニヨン・ブラン、シルヴァネール、ミュスカテラーが入り乱れて植わっており、それをまとめて収穫醸造するそうです(笑)。ウィーン界隈の伝統的なワインの造り方です。冷害などに遇った際、全滅を避けるためのようです。
基本的にはアルザスの辛口を凝縮したような感じ。非常に質感があります。
深み、広がり、まとまり、が素晴らしい!
冷涼で水捌けの良いローム質の良さが充分伝わってきます。
オレンジ、レモン、グレープフルーツなどの柑橘類が中心ですが、ミネラル感、ハーブの香り、ハニーなニュアンスが高次元。圧倒的で複雑なエレガンス。果汁濃度と酸の量が正比例してますね(笑)。


イェマヌエヴァ アイレイン 2011年 ボデガス・ラ・テルシア スペイン 白 ラ・マンチャ 750ml 1340円税込み

このボデガス・ラ・テルシア1920年に設立された家族経営のワイナリー。45ヘクタールの畑を所有しています。驚くべきは、すべて自根で平均樹齢が50年以上。フィロキセラが及ばないんですね。中にはプレ・フィロキセラの樹齢100年を越える葡萄樹もあるとか(笑)。
アルコール分は12.5%とラ・マンチャとは思えぬ仕上がり。アルコール分が簡単に上がる気候、砂地の畑とは思えません。完璧な収穫判断の元、一気に収穫しているようです。昔ながらの厚ぼったいアルコリックな安ワインではありません(笑)。ドライな切れ味にビックリしました。

手摘みで収穫した葡萄は、破砕してすぐにプレスしないでステンレスタンクで10℃でクールマセラシオンを8時間。かなり優しくプレスして17℃で7日間アルコール醗酵し、シュール・リーの状態でタンク熟成しているようです。

造りは低温で温度管理されていて、マロラクティック醗酵もやっていませんね。葡萄樹は古いが造りは新しいモダンスタイルです。

ワインの中に鎮座している洋梨の香りは圧倒的。
イノヴェーションを感じます。


さて、残りの3本(白1本、赤2本)はマスキュー初登場、ラ・マンチャのヴィーニャ・セロンのワインです。
1895年創業の歴史ある家族経営ながら、世界市場に打って出るチャレンジャーなのです。
ビオやオーガニックを唄い文句にしていますが、液体濃度の濃さ、樽材の使い方の上手さ、酸をしっかり残すこと。この3点に置いてラ・マンチャでは最先端。もちろん、土の香りがするローカルらしさもあり、好ましいかと。
今や大規模生産者が幅をきかせるスペインワインにあって、こうした中・小規模の生産者の活躍は称賛に値します。グローバリゼーションに挑むローカリゼーション。人事ではないのです(笑)。
『レモルディミエント』とは『夢』の意味。一族の夢のようですね。
〇『レモルディミエント』 オーガニック・ホワイト・ワイン・バレル 2011年 ヴィーニャ・セロン スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャV.D.T.750ml 1530円税込み

シャルドネ100%で造られる樽醗酵、樽熟成のワインです。樽醗酵はバリック、熟成はフランス産とアメリカ産のオーク樽で3ヶ月ほどするようです。新樽のニュアンスは強いですが、ワイン自体の果実味との溶け込みが良く、嫌みになっていません。あと、低温での管理が徹底しています。もちろんマロラクティック・コントロールもしているはず。酸がしっかりありますから、構造がしっかりしていて揺るがない良さがあります。

●『レモルディミエント』オーガニック・レッド・ワイン・バレル 2011年 ヴィーニャ・セロン スペイン 赤 カスティーリャ・ラ・マンチャV.D.T.750ml 1530円税込み

この赤ワイン、セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、プチ・ヴェルド。
造りは白同様に樽醗酵、樽熟成。
フレッシュネスと土の香りが溶け合った優しさ満点の味わい。広がりがあって奥深い。
マスキューで扱っているコート・デュ・ローヌのマズールや、フィトウにちょっと似ていますか?
優良な自然派生産者のワインに共通するものがあります。
樽が全く気にならないエレガントさはスペインらしからぬ斬新さなのです。

最期はヴィーニャ・セロンの最上級銘柄です。『ラビア』は『剛勇』の意味。
●『ラビア』オーガニック・レッド・ワイン・バレル 2009年 ヴィーニャ・セロン スペイン 赤 カスティーリャ・ラ・マンチャV.D.T.750ml 2970円税込み

ヴィーニャ・セロン渾身のグレートワイン。

このワイン、なっ、なんと プチ・ヴェルド100%で造られています。計算通り赤い果実味は見事!
暑いラ・マンチャでは赤ワインの果実味は、濃く造れば造るほど黒くなりがち。これだけでも斬新です(笑)。
熟成はフランス産の新樽40%、アメリカ産の古樽60%で14ヶ月熟成させます。
白同様、樽香が邪魔に感じません。
解りやすい奥深さは見事。
実に旨い!


※実はまだ品物が届いていないので、映像がアップできません。到着次第アップしますので、お許しを!

7月27日(土曜日)、いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、皆様のご来店をお待ち申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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来週の土曜日7月27日がマスキューの店内試飲会

Jul 20, 2013 by weblogland |
来週の土曜日7月27日がマスキューの店内試飲会です。
試飲会のラインナップは間際まで決まりません(笑)。
今回はスペイン ラ・マンチャということでテーマは決まりましたが、その順番や本数で揉めます(笑)。
家内「まずトップパッターはイェマヌエヴァのアイレインで良いとは思うけど、いきなりハードな白だからお客様は辛くない?」
私「そこなんだよね。イェマヌエヴァのアイレインは斬新で素晴らしいとは思うんだけど、いきなりだと唐突だよね?」
家内「そーなんだよね。やっぱり暑い中わざわざご来店して下さった方に、いきなり強い白ワインを出したら、拒絶反応がでるかも?」
私「確かに!そうなるとイントロダクションが必要だよね。爽やかで清涼感があって、とりあえず体温を下げてもらわないとね(笑)。」
家内「そうそう。いくら良いワインて言っても、暑い外から来て、汗も引かない内に味わいを訴求してもKYだよね。まずは体温を下げてもらわなきゃ。」
私「それと『メフォファー』をどこに入れようか?」
家内「そこなんだよね。ラ・マンチャの白が強力だから順番を間違えると『メフォファー』の複雑さが伝わらない可能性があるよね。」
私「『メフォファー』も強さはあるけど、スペインのワインとは質が違うもんね。」

ワインは、それ自体の良さは前提ですが、T.P.O.はかなり大事です。ましてやいくつものワインを比べるとなると、供出の順番はかなり大事です。間違えると、そのワインを殺してしまいます。

最期の最期まで悩みます。

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6月29日はマスキュー店内試飲会です。

Jun 27, 2013 by weblogland |
明後日6月29日はマスキュー店内試飲会です。
今日、常連のMさんから質問させました。
Mさん「マスキューさん、スペインの新作は試飲会に出るんですか?あの複雑な名前の白ワインです(笑)。」
私「はい。あの舌を噛みそうな名前の白ですね(笑)。えーと(ラベルを見ながら)、イェマヌエヴァのアイレイン2011年ですよね。今回は出さない予定です。」
Mさん「なんでですか?」
私「これを出すと総数7本になりグラス洗いが間に合わなくなる(笑)のと、このワイン力があるのでケットマイアーの白と喧嘩になりそうなものでして…。」
Mさん「ワインが喧嘩ですか(笑)?」
私「ワインは喧嘩しませんが(笑)、互いに主張し過ぎることになりそうなのです。」
Mさん「ケットマイアーとイェマヌエヴァのアイレインは、共にかなり強いんですね?」
私「はい。共に強いのですが、イェマヌエヴァのアイレインはかなり強力なので、ケットマイアーの美しさが霞む恐れがあります。」
Mさん「なるほど、難しいんですね。」
私「価格も近いので、並んで試飲することになると、連続性が無くなるかと…。」
Mさん「イェマヌエヴァのアイレインって自根のワインですよね?実は私かなり期待してます(笑)。」
私「今風ではありますが、安酒のアイレインではありません(笑)。かなり衝撃的です。」
Mさん「じゃあ、試飲会の前に取り合えず飲んでみます(笑)。」
私「ありがとうございます。」

イェマヌエヴァのアイレイン2011年は来月の試飲会では出しますので、今回はお許しを!

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6月29日のマスキュー店内試飲会のラインナップ

Jun 25, 2013 by weblogland |
今月6月29日のマスキュー店内試飲会のラインナップが決まりました!

ワインの試飲会ラインナップ

まずは北イタリア トレンティーノ-アルト・アディジェの白ワイン造りの名手ケットマイアーの泡でウェルカムです(笑)。
グラン・キュヴェ・ブリュット N.V.ケットマイアー イタリア 発泡性 白 アルト・アディジェD.O.C.750ml 1650円税込み
ピノ・ビアンコ種100%から造られたスパークリングワインです。
とにかくリンゴ酸がしっかりしてますから、香りの抜けと広がりが素晴らしい。ロワールのシェナン・ブランで造ったクレマンがちょっと似てますか。
中途半端なフランチャコルタ飲むより楽しめること請け合います(笑)。

続いて同じくケットマイアーのスティル
ピノ・グリージョ 2012年 ケットマイアー イタリア白 アルト・アディジェ‐シュッドチロルD.O.C.750ml 1500円税込み
魂のアルト・アディジェ‐シュッドチロルD.O.C.。このアルト・アディジェの後のシュッドチロルがこだわりなのです。シュッドチロル いわゆる南チロル地方。単なる土地の名称ではなく民族のアイデンティティーなのです。幾度かの戦乱で国境線は変わっても住民は変わらない!地域の畑と地場品種のこだわりこそがケットマイアーの心です。
冷涼なこの地で尽力して造られたピノ・グリージョは素晴らしい密度感。アルコール分13%に到達するために、どれほどのハードワークと経験の蓄積が必要か、ワインを口にすると想い浮かび上がります。
トロリとした舌触りと驚くほどフレッシュで伸びやかな酸とのバランスは、この地でこそのスタイル。冷涼な地で育まれた多量のリンゴ酸を生かした味わいが、エレガントにまとまっている不思議。生命力の強さを感じる味わいなのです。地元のチーズに是非とも合わせたくなりますね。

中盤戦はスペイン ペネデスのロシャレルが造るロゼと赤。赤ワインはマスキューの定番。山羊が描かれたかわいいラベルデザインのワインです。
とても深みがあり美味しいワインです。今回ロゼの初登場に併せ、赤も試飲会再登場です(笑)。
〇アマルテア・ロサード 2011年 ロシャレル スペイン ロゼ ペネデスD.O.750ml 1580円税込み
色はガーネットに近い濃さ。ボジョレーより濃いですね。でも味わいは完璧にロゼですからご安心を(笑)。
非常にフルーティーで伸びやか、しかも滑らかな質感があります。酸とボディーのバランスが素晴らしいのです。かなり複雑で、シトラス系やりんご、オレンジ、チェリー、ベリー、桃などの果実味がたっぷりですが、単一品種で造ったような溶け込みの良さがあります。
ありきたりなロゼワインではありません。

セパージュはメルロ、ピノ・ノワール、シラー。なんという組み合わせ!
セオリーは無視してますね(笑)。

アマルテア・ティント2010年 ロシャレル スペイン カタルーニャ 赤 750ml 1580円税込み
じつはこの生産者ロシャレルはいわゆるビオディナミの生産者。私はビオディナミを唄った生産者は嫌いなのですが(笑)。
初夏の除葉に山羊を使っている写真を見て、思わず頬を緩めてしまいました(笑)。山羊が葡萄果を食べずに葉だけ食べるように、山羊使いが仕込んだとのこと。
低収穫量と農薬の使用を極力避けたハードワークと山羊の力が、このワインを旨くしていることは確かなようです(笑)。

「世界は広い。」と思えるワインです。

さと今回のトリはフランス ブルゴーニュのドメーヌ・ジェラール・セガンの二つのキュヴェ、『シャンタル』と『ジェラール』の飲み比べです。同じ2010年のワインですが、『シャンタル』はシャンボール・ミュズィニー、『ジェラール』はジュヴレイ・シャンベルタンが中身です。比べると明かな差が…。
●『キュヴェ・シャンタル』2010年ドメーヌ・ジェラール・セガン フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2685円税込み
●『キュヴェ・ジェラール』2010年ドメーヌ・ジェラール・セガン フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2685円税込み

マスキューの定番ブルゴーニュです。ようやくの入荷です。まあ、基本的に年一度の出荷ですからしょうがありません(笑)。
このドメーヌはフランスでもお買い得のブルゴーニュワインを造ることで評判です。じつは、この『キュヴェ・ジェラール』なんと中身はジュヴレイ・シャンベルタンなのです。味わいも確かにジュヴレイ・シャンベルタンなのです。ジュヴレイ・シャンベルタンらしい男性的なニュアンスがあります。ジュヴレイ・シャンベルタンA.C.ランクのワインを飲んだ時、薄くてがっかりすることがありますが、ブルゴーニュA.C.のこのキュヴェは飲んでみて、いかにもジュヴレイ・シャンベルタンらしいタイトな味わいで、ビックリなのです。
そして『キュヴェ・シャンタル』。こちらはシャンボール・ミュズィニーです。なまめかしさがあり、女性的な舌触りはいかにもシャンボール・ミュズィニー。ボンヌ・マール寄りですが、アペラシオンの特徴が良く出ています。
この二つのキュヴェを飲み比べるとテロワールの存在を疑えなくなります。同じ人が同じ年に同じように造ったワインが、畑の違いで違う。それもその畑共通の味わいの特徴を持ちながら出来上がることの不思議。テロワールが単なる共同幻想ではないとしか思えません。
ところで、この二つのワイン、マスキューでは『シャンタルさん』と『ジェラール君』と呼んでいます(笑)。永く扱うと愛着が生まれます(笑)。
ドメーヌの当主ジェラールさんに昔会う機会があり、「なんでブルゴーニュA.C.で安く売るのですか?ジュヴレイ・シャンベルタンA.C.で売れば高く売れるのに?」と聞いたところ「だってブルゴーニュA.C.で売った方が安いでしょ?(なんでそんなこと聞くの?)」逆に変な顔されちゃいました(笑)。我道を行くフランス人なのです。
これでマスキューでも、一番コストパフォーマンスに優れたブルゴーニュワインの揃い踏みとなりました。めでたしめでたし(笑)。


皆様のお越しお待ち申し上げます。

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明日はマスキューの試飲会です。

May 25, 2013 by weblogland |
ワインもちゃんと揃いました。
あー、良かった(笑)。明日のラインナップは満を持してのイタリアづくし。さて、皆さんの感想が楽しみです(笑)。

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もちろん私と家内はすでに飲んでいるワインですが、皆さんの意見を聞くことがとても勉強になります。新たな発見、見方を教えていただく良いチャンスでもあります。あと、どんなワインを皆さんが好むか?どのワインの人気が高いか?知ることができます。私達の好みと皆さんの好みは必ずしも一致しないものです(笑)。
もちろん、このお客様は絶対このワインを好むはず!という鉄板の法則はありますが(笑)、総てその通り行く訳ではありません。
抜栓後3時間したら売れ出したり、ワインの温度が上がってきたら売れ出したり。もちろん意識して良い状態を目指しますが、タイミングが合わないこともしばしばです。
ベストはまず抜栓直後の2時頃一度飲んで、さらに4時過ぎ頃また飲んでみると勉強になります。
嫌な顔しませんから、お試しを(笑)!
でも待ち時間が困りますか?グラス洗い手伝って下さると助かります(冗談です。)
鶴見川でも散歩して、気分転換して再来場もOKです(笑)。

皆様のご来店お待ちしております。

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5月25日マスキューの店内試飲会ラインナップ

May 21, 2013 by weblogland |
5月25日(土曜日)マスキューの店内試飲会のラインナップ決まりました!



今回はなかなか決まらずヒヤヒヤしました。
まず、テーマはイタリア!とくに中部から南部イタリアです。

まずは、この時期美味しい中部イタリアのロゼです。
チェラスオーロ・ダブルッツォ 2011年 コッレフリージオ イタリア アプルッツオ州 チェラスオーロ・ダブルッツォD.O.C.750ml 1350円 税込み
食事に合わせやすい、フレッシュでジューシーなイタリアのロゼ・ワインです。
日本でも人気の赤ワイン モンテプルチアーノ・ダブルッツォのロゼ版といったところですが、なかなかの味わい。
ちょっと唐辛子っぽいスパイシーさがあり、合わせる料理を考えると楽しいですぞ(笑)。

そして、いきなりアクセル全開(笑)?今ではイタリアを代表する白ワイン、カンパーニャの巨匠マストロベラルディーノが造るフィアーノ・ディ・アヴェッリーノの2011年と2002年の比較テイスティングです!
熟成がなんたるか解る絶好の機会です(笑)。
〇フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ 2011年 マストロベラルディーノ イタリア カンパーニャ 白 フィアーノディアヴェッリーノD.O.C.G.750ml 2070円税込み

〇フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ2002年 マストロベラルディーノ イタリア カンパーニャ 白 フィアーノ・ディ・アヴェッリーノD.O.C. 750ml 2610円税込み
フィアーノ・ディ・アヴェッリーノがD.O.C.G.になったのが2003年ですから、この2002年はまだD.O.C.。
イタリアは白のD.O.C.G.が少ないのですが、巨匠マストロベラルディーノが風穴を開けたと言っても過言ではありませんね。
記念碑的ワインです。10年の歳月を越えて、なんたるか教えてくれます。

そして、コストパフォーマンスに優れたマスキュー新入荷のプーリアの赤です。
ブリンディジ・リゼルヴァ 2008年 ボッター・カルロ イタリア プーリア ブリンディジD.O.C.赤 750ml 1125円税込み
南イタリア プーリアのサレント半島のD.O.C.『プリンディジ』。あの世界遺産アルベロベッロの近郊のD.O.C.です。
知ってました(笑)?
私は恥ずかしながら知りませんでした(笑)。なんたって、D.O.C.だけでも400以上ありますからね。(笑)
このワイン、セパージュはネグロアマーロ60%とマルヴァジアなど40%と規定されています。リゼルヴァは最低アルコール分は12.5%、法定熟成期間は2年となっています。なかなかコストがかかった優良な造りです。
スタイルは、伝統的で実直な堅牢さに今風の優しさを加えたモダン・クラシックなワイン。
この価格帯でこれほど土地の味わいを表現できるのは、ボッター・カルロ マジックとしか言いようがありません。。ヴェネトのワイン商なのですが、造るワインのレベルの高さコストパフォーマンスの高さにはいつも驚かされます。マスキューが一番信頼するイタリアのネゴシアンなのです。

トロイア 2007年 I.G.T.プーリア ディオメーデ
イタリア 赤 750ml1710円税込み
このワイン、イタリア プーリア州の地場品種ウーヴァ・ディ・トロイア100%で造られてます。マスキューの定番アイテムでもあります。
実は、ようやく本来の調子が出ています。南イタリアのワインはゆっくり置いてから飲んで旨いのです。

トリはイタリアのニュースターの登場です。
●『バッカロッサ』 2010年 ポッジョ・レ・ヴォルピ イタリア赤 ラツィオ I.G.P. 750ml 3420円税込み
『ルカ・マローニ誌』第一位の味わいは如何に(笑)?

いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、お手隙の時間にいらしてくださいませ。
皆様のご来店お待ち申し上げます。
※フィアーノ・ディ・アヴェッリーノの写真が間に合わず4本のみ掲載しておりますが、実際は6本の予定でございます。

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桝久 試飲会リポート

Apr 29, 2013 by weblogland |
昨日はわざわざお越し下さりありがとうございました。
おかげさまで試飲ワインはすべて2本開きました(おーっ!)。


まずはアルゼンチン パタゴニアのデル・フィン・デル・ムンドのエキストラ・ブリュットでウェルカムです(笑)。
〇エキストラ・ブリュット ボデガ・デル・フィン・デル・ムンド アルゼンチン パタゴニア 発泡性 白 750ml 1470円税込み
「ようやくきましたね(笑)。去年の暮れにはこのワインにお世話になりました(笑)。うーん。旨い(笑)。」
「今回、色がちょっとオレンジがかってますね。前回はもっとロゼっぽかったかな?」
私・家内「そーなんです。あんまり色は気にしてないようですね(笑)。白を造る過程で黒葡萄の色が着いちゃったみたいな感覚なんでしょうね(笑)。」
「前よりも飲みやすくなってますよね。」
私「前回はいかにもブラン・ドゥ・ノワールっぽいスパルタンな仕上がりでしたが、今回はシャルドネをちゃんとアッサンブラージュしてる感じですよね(笑)。」
「あとフレッシュ感と膨らみが増してますよね。」
私「ひょっとして残糖分が増しているかもしれません。インポーターさんに確認してみます。」
「飲んだ感じあまり残糖分を感じません。しっかりドライな印象なんですが?」
私「はい。おっしゃる通り。酸がしっかりありますから糖分の甘さがマスキングされています。おそらく10gは越えているような気がします。」
家内「あと、温度をあまり下げない方が楽しめそうですね。」
「たしかにそうですね。食事の最初から最後までこれ1本でいけますね(笑)。」
「これって安いですよね(笑)?でも味はシャンパンみたいですよね?」
私「泡がちょっと弱いですが、シャンパンと区別がつきません。」
「このワイン3本買っても同等の味のシャンパンは買えないよね(笑)。」
「マスキューさん。これって生産量が少ないんですか?」
私「しっかり手間はかかっていますから、いきなり量は増やせないとは思います。でも、デル・フィン・デル・ムンドはかなり大きな会社ですから増産は可能だと思います。」
「パタゴニアってワイン造ってたんですね?」
「でも、地の果てみたいなところですよね(笑)。」
「人が生活できる限界の自然環境だよね。」
「スーパートライアスロンやるところだよね。」
「イグナスの滝があるところですよね。あまりに高くて下に水が落ちない(笑)。下に落ちる前に飛散しちゃう(笑)。」
私「もう一重に、資本力と技術のイノヴェーションに尽きるかと。」
家内「ミッシェル・ローランがプロデュースに加わっています。彼の活動はフランス中心でしたが、南米にも進出ですね。」
「北半球と南半球の二毛作ですな(大爆笑)。」


さて次は新入荷のラストーの赤です。
ラストー『レ・ヴァラ』2010年 アラン・ジョーム フランス ローヌ ラストーA.C. 赤 750ml 1620円 税込み
「おっ。これは飲み安いな!赤や黒いチェリーみたい(笑)。」
「とってもピュア。」
「うん。濃いけど、スイスイ行けちゃう(笑)。3本位飲んでしまいそう(笑)。この点、我が家では危険かも(笑)?」
「ラストーって、どこですか?」
私「ローヌの山の中なんですが、世界史に出てくるラストーの洞窟のあるところです。」
「高校の世界史の教科書に載ってた、あの壁画のある洞窟ですね!」
私「そーです。山の中ですから畑も急峻です。寒暖差もありますから酸もしっかりしてます。」
「いわゆるコート・デュ・ローヌみたいな平坦地じゃないんですね。果実味がフレッシュで明瞭だよね。たしか前はコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのアペラシオンでしたよね。」
家内「はい。もともと甘口のヴァン・ド・ナチュレのA.O.C.でしたが、最近ラストーは赤ワインでもA.O.C.を取得しました。」
私「この畑ジゴンダスに近く、味わいもジゴンダスっぽいかと。」
「最近マスキューさんがはまってるピノ・ノワール的なグルナッシュですな(笑)。」
私「バレバレですね(笑)。まあ、コストパフォーマンスも良いかと。」
じつはこのワイン、ボトルの中身が半分以下になると皆さん揃ってお買い上げくださいました。飲み安さの裏にしっかりしたポテンシャルがありました。

さて、これから本日のメインテーマ ボルドーのカスティヨンの赤ワイン。造り手はカスティヨン専業のヴァラッド家です。
まずはジェネリックのシャトー・ル・ペラ2009年とその兄弟分シャトー・ブリソン2009年です。
シャトー・ル・ペラ 2009年 カスティヨン コート・ド・ボルドーA.C.フランス ボルドー 赤 750ml 1200円 税込み
シャトー・ブリソン 2009年 カスティヨン コート・ド・ボルドーA.C.フランス ボルドー 赤 750ml 2045円 税込み
「マスキューさんは相変わらずカスティヨン好きだよね。私も随分飲んだよね(笑)。」
私「すみません。お付き合いいただき(笑)。」
家内「今、ちょっと勢いが失くなってきたアペラシオンですが…。好きなんですよね(笑)。」
「ル・ペラ2009年たっぷりしてますね。でも、飲みやすい。」
「昔のカスティヨンって飲み難かった(笑)。でもこれ濃さがあるけど、飲みやすい。」
「ボルドーでもこんなにコストパフォーマンスの良いワインがあるんだね(笑)。ケチ臭くない(笑)。」

「ブリソン2009年は凄いね。レベル高いや(笑)。」
家内「カスティヨンの完成したスタイルですよね(笑)。」
「タンニンの量が多いだけじゃなく立体的。壮観だね。」
「でも、ル・ペラとブリソンは造り手が同じとは思えない。別物ですよね。」
私「ル・ペラとブリソンは造り、セパージュはほとんど同じみたいなんですが…。不思議ですよね。ル・ペラは1本の葡萄樹に葡萄果を8房残し、ブリソンは6房しか残しません。」
「それってどうゆう意味ですか?」
私「はい。1本の葡萄樹から採れるジュースの量がブリソンの方が少ないということです。より少ない方がジュースが凝縮します。」
家内「値段もその分高くもなります(笑)。」
私「ル・ペラとブリソンは雑味が無い点は共通してます。不良果をしっかり排除してます。あと、天候にイレギュラーが無かったヴィンテージの恩恵も受けてますね。」
「ル・ペラとブリソンの2009年は凄い澱の量だね。濾過は全くしてないね(笑)。」
「ル・ペラの味はブリソンよりラストーに近いですよね(笑)。」
「そうそう。ル・ペラとブリソンって結び付かない(笑)。」

ここで恐れていたことが起こりました。
シャトー・ブリソン2009年があっという間に完売してしまいました!
事前に察知はしてましたが、あまりに早かったでした。申し訳ございません。
こんな訳でシャトー・ブリソン2010年を加えて比較していただきました。
「ブリソン2009と2010もかなり違いますよね。2010は2009みたいになるんですか?」
私「昨日通関が切れたのを急遽出荷してもらいましたが、まだボトルショックを起こしてます。」
家内「今の状態は、甘さはしっかり出てますが、それ以外のバランスが取れてません。」
私「一ヶ月くらいは休ませてあげた方が良いですね。」
家内「夏過ぎればかなり良くなるかと。」
「たしかにタンニンは2009年に似てますよね。」
うーん。
シャトー・ブリソン2010には可愛そうな事をしました。でも、少し休ませて調子がでたらまた試飲会に再登場させます。ご期待を!

さてトリのエタンダールです。
エタンダール・ド・シャトー・ヴァラッド2010年 サン・テミリオン グラン・クリュ フランス ボルドー 赤 750ml 2600円 税込み
「あっ!これは凄いや。別格だな(笑)。」
「迫り来る何かがある(笑)。」
「前のル・ペラとブリソンはカスティヨンですよね。サン・テミリオンの隣だけど産地の違いを感じる。」
「どちらも同じメルロでも違うんですね。」
私「エタンダールは冷涼で締まった感じがありますよね。高貴な佇まいがあります。」
家内「サン・テミリオンでも恵まれた土壌で造られた感じがします。石灰岩質で標高の高い水捌けの良い畑で造ったようなニュアンスがあります。」
「これって2010年ですよね。2010年って作柄が良さそうですね。」
私「夏場が良かったような感じがします。全体のスケールが大きいし、暑い夏場の特徴が出てます。」
「スパイスですか?なんか複雑なニュアンスを感じますけど…?」
私「暑い夏場の特徴だと思いますが、芳香性が強いですよね。それとスパイシーなミントの香りがあります。暑い年のシゥヴァル・ブランに似てますよね。」
「ホームページ見て予習してきましたが(笑)、エタンダールってシャトー・ヴァラッドのセカンドでしたよね。そうすると2010年のシャトー・ヴァラッドはかなり期待出来ますよね。」
「2010年のボルドーは期待出来そうなんですね?」
私「多分そうかと。」
「だからマスキューさんはシャトー・ブリソン2010年が良くなると言うんですね(笑)?」
私「見抜かれてますね(笑)。」


昨日はありがとうございました。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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店内試飲会, 1本増えました

Apr 27, 2013 by weblogland |
明日4月27日はマスキューの店内試飲会です。

ここで皆さんにお知らせが!
1本増えました(笑)。合計6本となりました。

もっと早くお知らせしたかったのですが、ワインの到着が間に合うかどうか解りませんでした。お許しを!

今回の試飲会のテーマは後半のカスティヨンとサン・テミリオンなのですが、その中核シャトー・ブリッサ2009年の数がとても少ない。でも、ちょうど2010年が入荷するとのこと。間に合えばシャトー・ブリッサ2009年と2010年を比べましょう!
という運びになりました。
とは言えシャトー・ブリッサ2010年が着いたのが今日の夕方です(笑)。
ぎりぎりセーフかな。

冷や冷やしちゃいました(笑)。

ネオ・クラシックなシャトー・ブリッサを理解するには、絶好の機会かと。2010年は私もまだ飲んでいませんのでなんとも言えませんが、期待度は高い(笑)。

皆様のご来店お待ち申し上げます。

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4月27日のマスキュー店内試飲会のラインナップ

Apr 22, 2013 by weblogland |
今月4月27日のマスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました!

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まずはようやくの再入荷!
パタゴニアの驚愕のスパーリング・ワイン
エキストラ・ブリュット ボデガ・デル・フィン・デル・ムンド アルゼンチン パタゴニア 発泡性 白 750ml 1470円税込み
相変わらずのロゼ色。春らしくて宜しいかと(笑)。
味わいもシャンパンと見分けがつかないよう(笑)。
去年の暮れ以来4ヶ月ぶりの再入荷です。でも今日マスキューに到着予定なんですが、まだ来てません(笑)。ですからラインナップの写真には間に合いません(失礼)。
あー。
でも良かった。
ただし、何故こんなに旨いか不明な点はも相変わらず(笑)。
インポーターさんも教えてくれません。
しかし、味わいのコストパフォーマンスの高さに平伏さざるを得ません。

次は新入荷の『ラストー』です。あの『ラストーの洞窟』のあるところです(笑)。
ラストー『レ・ヴァラ』2010年 アラン・ジョーム フランス ローヌ ラストーA.C. 赤 750ml 1620円 税込み
このワイン、シャトーヌフ・デュ・パフのニュースター ドメーヌ・グラン・ヴヌール のネゴシアン・ブランド『アラン・ジョーム』のものです。いわゆるネゴシアン物。通例マスキューでは扱いません(笑)。
今回、旨くてコストパフォーマンスに優れていましたので、扱うことになりました(笑)。
味わいの広がり、アメリカンチェリーを連想させる果実味は圧巻!
マスキューのローヌ探索はまだまだ続くのです(笑)。


さてこれからは怒涛のマイナーボルドー3連発です(笑)。
どれもボルドー・カスティヨンの専業生産者ヴァラッド家による渾身の自然派ワインです。ボルドーの自然派の到達点。イノヴェーションを感じていただきます。
シャトー・ル・ペラ 2009年 カスティヨン コート・ド・ボルドーA.C.フランス ボルドー 赤 750ml 1200円 税込み
味わいは、タンニンの柔らかさと解り易さにビックリ(笑)。ボリューム感があり、しかも雑味がありません。
この点ローヌに近いかも(笑)。

今までのコート・ド・カスティヨンA.C.が2009年からコート・ド・ボルドーA.C.となりました。カスティヨン産葡萄100%のワインは頭に村名カスティヨンを名乗れます。
あの辺りのフランやプルミエ・コート・ド・ボルドーなどをブレンド出荷できる方向を取り入れた訳です。マイナーアペラシオンの辛さ。でも、しぶとくカスティヨンの名前にこだわる生産者もいます。ガンバレ!

シャトー・ブリソン 2009年 カスティヨン コート・ド・ボルドーA.C.フランス ボルドー 赤 750ml 2045円 税込み
味わいは兄弟シャトーのル・ペラとは真逆のクラシックスタイル。カスティヨンらしい重厚なタンニン。もちろん重いだけではなく、クリアネスと広がりのある優れたワインです。
うーん。
唸る出来栄えです。
ただ、この2009年は残り数本。試飲会では2010年となるかも知れません。ご了承ください。

●エタンダール・ド・シャトー・ヴァラッド2010年 サン・テミリオン グラン・クリュ フランス ボルドー 赤 750ml 2600円 税込み
格は低いが、味わいはビックリの素晴らしさ!
サン・テミリオンの優良シャトーに劣らぬ出来栄え。クラシックな大物感があります(笑)。
ヴァラッド家の誇りと将来を担うワインです。造り手の気合いが伝わってきます。
家運賭けてますね(笑)。

いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、お暇な時間にお越しくださいませ。

皆様のご来店お待ち申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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明日は試飲会です(笑)。

Mar 29, 2013 by weblogland |
明日都合のつかないお客様が今日ご来店してくださいました。

お客様「マスキューさん、明日の試飲会行けないから今日来ちゃいましたよ(笑)。えーと。チロのワインに惹かれましてね(笑)。」
私「ありがとうございます。田舎臭くてイイですよ(笑)。」
お客様「そうそう。ホームページ見て飲みたくなっちゃいましたよ(笑)。シンプルで変わらないホッとするようなイタリアワインって最近あまり見かけないですよね?」
私「日本に入ってくるイタリアワインは割と洗練された今風のワインが多いですよね。昔は変なワインが結構輸入されてましたが(笑)、最近はあまり見当たりません。」
お客様「そうそう。当たり外れもかなりあった(笑)。それはそれでスリリングで楽しかったですよ(笑)。」
私「このチロは外しませんから大丈夫です(笑)。癖さえ気に入ってくださればですが…(笑)。」
明日皆さんがどんな感想をしてくださるか、楽しみです。

ご来店お待ちしております。

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3月30日店内試飲会ラインナップ

Mar 26, 2013 by weblogland |
今月3月30日のマスキュー店内試飲会のラインナップが決まりました!



まずはスペインのニューウェーブ リアル・コンパニア・デ・ヴィノスの白と赤です。
〇レアル・コンバニーア・デ・ヴィノス 白 2011年 スペイン V.D.T.カスティーリャ 750ml 900円税込み
●テンプラニーリョ 2011年 レアル・コンバニーア・デ・ヴィノス スペイン 赤 V.D.T.カスティーリャ 750ml 900円税込み
マスキューでは『王様のワイン』で通っています。だって名前が長い(笑)。
どちらもスペインの最先端。コストパフォーマンスの高さはビックリ!


●チロ・ロッソ クラシッコ 2008年 ジート イタリア カラブリア チロD.O.C.750ml 1530円税込み
「マスキューさん、また変なワイン見つけましたね(笑)。」と言われること必定(笑)。グローバリゼーションから取り残されたような味わい、あなたは好みますか?

●コート・デュ・ローヌ 2011年 ドメーヌ・エスピエフランス 南ローヌ 750ml 1890円税込み
マスキューの定番、ジゴンダスの超優良生産者エスピエが造るコート・デュ・ローヌA.C.ワインです。
コート・デュ・ローヌって広くてバリエーションも幅広いことを教えてくれます。あと、エスピエが凄い生産者であることが解るはず。かなり凄いですぞ(笑)。

●チフラ 2010年 ドゥエマーニ イタリア 赤 トスカーナI.G.T.750ml 2700円税込み
ご存知、『トゥアリータ』などで有名な天才醸造家ルカ・ダットーマのトスカーナにある自身のワイナリー『ドゥエマーニ』。ここでカベルネ・フラン100%で造られたのが、『チフラ』。
カベルネ・フランの若木がようやくワイン造りの基準に達したことでリリースされました。木樽を一切使わない果実味だけの真っ向勝負。第一印象はとてもアロマチック。ラズベリーやチェリーの果実が支配的。ロワールのアンジュにちょっと似てますが、香りの重心がそれよりちょっと低いかな。同じトスカーナのクーポレのフランよりフルーティーな印象ですね。
ビオ・ディナミらしく、伸びやかで深みがあって、いかにもルカ・ダットーマらしい個性溢れる味わいです。

家内曰く「ルカ・ダットーマって、造るワインがそれぞれ特徴があって良いよね。ミッシェル・ローランみたいにどんなワインも『ミッシェル・ローラン味』にならないところが好きだな(笑)。」

以上5本です!

いつも通り14時から20時30分までやっております。ご都合のよろしい時においでくださいませ。
皆様のご来店お待ちしております。

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明日は試飲会です(笑)。

Feb 22, 2013 by weblogland |
今月ももう23日、28日までですからあと1週間たたずに3月です。あっという間ですね。そろそろ梅見物の準備をしておかないと見そこないますね(笑)。

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さて明日はどうなるでしょう?

今、明日の試飲会で出すワインを判りやすくするために、セラーの前の棚に並べてみました。混んできた時、買いたいワインが見つからないと困ります。

こうして並べると『モラゴン』目立ちますね(笑)。ラベルは真っ赤(笑)。今回900円の隠し玉。飲んでビックリの味わいです。一番売れそうな気がします。まあ、完売しても火曜日に再入荷しますから、慌てない慌てない。

あと『シメール』はどうにか試飲会までもちそうです。ケース買いのお客様がいましたから、ハラハラしました。

あー、良かった。

明日が楽しみです。皆さんの感想が楽しみなのです(笑)。

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試飲会のラインナップ決まりました!2月23日開催

Feb 18, 2013 by weblogland |
今度の土曜日2月23日はマスキュー店内試飲会です。
時間はいつも通り14時から20時30分までやっております。お手隙の時間にお越し下さいませ。夕方過ぎはご来客が集中しますので、行き届かないこともあると思いますが、その節はお許しください。

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まずはスペインのスーパー・コストパフォーマンス・ワインの登場です。
モラゴン 2011年 ボデガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O.赤 750ml 900円税込み
マスキュー定番のドミニオ・エスピナルやヘクラ、ソラネラの生産者ボデガス・カスターニョの新しいラインナップの登場です。カベルネ・ソーヴィニヨン85%、モナストレル15%のカベルネ主体のワインをリリースしました。
飲んでみると、実に良く出来ています!

うーん。

香りはカベルネの味はしませんが(笑)、プラムやチェリーの香りが控えめながら明るくエレガント。色も黒くなく、とてもスペインのワインとは思えない出来上がりの良さ。かといってモデルのワインは思いつきません。ブラインド・テイスティングしたら、外しますね(笑)。


続いての赤は
あのラファージュさんがルーションに所有するシャトー・サン‐ロックの上級キュヴェ『シメール』2009年ヴィンテージとなりました。
あと、悲しくて嬉しいお知らせ!
取り扱い中止により、大放出価格にてご提供となります。
参考上代2499円のところマスキュー通常価格2180円で販売しておりましたが、なんと!

1780円税込み!

在庫のみのスーパーセールです。品切れの際はご容赦くださいませ。
●コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ『シメール』 赤 2009年 シャトー・サン-ロック フランス赤 フランス ルーション 750m 1780円税込み
新樽醗酵、新樽熟成のゴージャス版!
でも樽香が出しゃばりません。酸と果実味が勝る優良なワインなのです。
ヴィンテージを考えると、そろそろ調子が出てくる頃ですね。
そう思うと余計残念!

さてこれから後半戦はピノ・ノワール。
まずはイタリアのピノ・ネロからです。
●『ピノ・ネロ』2010年 ケットマイアー イタリア アルト・アディジェD.O.C.赤750ml 1800円税込み
ピノ・ネロ→ブラウブルグンダー→ピノ・ノワールですね。かつてはオーストリアだったトレンティーノ・アルト・アディジェはドイツ語圏でもあります。
ピノ・ノワールとは植物学上同じでも、違った味わいのピノ・ネロ。
ヨーロッパの世界史的な複雑さと重ねながら味わうのも一興。

色も薄くドライではありますが、旨味の甘味が上品な点ピノ・ノワールに似ています。余韻が長く後味に微かなスパイス感があり、生産者の尽力を感じます。最近のマッチョなブルゴーニュのピノ・ノワールと比べるとプリミティブでよろしいかと(笑)。

そしてクラシック ブルゴーニュの登場です。男性的なピノ・ノワールの世界へ、どうぞ。
モンテリ キュヴェ・ポール 2009年 ポール・ガロデ フランス 赤 ブルゴーニュ 750ml 2950円税込み
ガロデはコート・ド・ボーヌのマイナーアペラシオン(笑)、モンテリの功労者であり、優良な造り手として高く評価されてます。このアペラシオンはムルソーとヴォルネイに接する好立地なのですが、逆に陰に隠れてしまった感があります(笑)。豊満でミネラル感のある良いワインができるのです。香りの抜けが良く余韻も長大。森や腐葉土、なめし皮などのニュアンスがあり、ブルゴーニュ好きには堪えられません。ただ硬さがあるため解りにくい(笑)。
在庫で2008年ヴィンテージがありますので、2009年と比べていただきます。

最後は美しく熟成したピノ・ノワールです。
ピノ・ノワール好きが溺れる世界へどうぞ!
ブルゴーニュ キュヴェ・スペシャル 1995年 ルモワスネ・ペール&フィス フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 3240円税込み
ルモワスネのブルゴーニュA.C.のトップ・キュヴェ。ルモワスネのラインナップからすると『ルノメ』の上のクラスです。

味わいは素晴らしく、変な村名より上(笑)。熟成していますが、まだまだ力があります。飲む1~2時間前に抜栓してゆっくり楽しみたいワインですね。すぐに香りは上がってきませんが、しっかりした厚みがあり上等のピノ・ノワールの風情があります。湿った土臭さや重心の低さはヴォルネイやポマールを連想させるのは、出地の良さですか。
うーん。
一級に準じる味わいですね(笑)。
ただ人気の上がるブルゴーニュにあって、ローランのように樽買いは廃ります。生産者は自分のラベル貼った方が高く売れるからです。
この意味からしても最後のお買い得ブルゴーニュであるのは間違いありません。飲み頃の正銘のブルゴーニュを飲める贅沢さを、実感できる少ないチャンスなのです。

皆様のお越しお待ち申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

マツキューの場所はこちらです

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『ザ・ヴァイン』さんの試飲会です

Feb 12, 2013 by weblogland |
ここのところ寒さが振り返してますね。
皆さんインフルエンザに気をつけてくださいね。

明日私は試飲会で渋谷に行きます。『ザ・ヴァイン』さんの試飲会です。ここの会社は南フランスやローヌを中心に良いワインを持ってます。超有名ではないが、知る人ぞ知るワインがあります。マスキューにはちょっと高級なのですが(笑)、棚のラインナップには入れたいワインが多いのです。
この会社、社長がイギリス人ですから基本的に詳しい(笑)。あと大規模な商社ではありませんから、社長自ら捜した少量高品質ワインにこだわりがあります。テクニカル・シートも自分で書いたものを日本語に翻訳したものです。これが解りやすい(笑)!
お会いできたら、色々教えを請いたいものです。
何聞きましょう?
楽しみなのです(笑)。
そうだ!
ジゴンダスについて質問しましょう。
ジゴンダスの優良ドメーヌは高台と低地に畑を持つ傾向があります。これが何故か?気になっています。何故か教えて貰いましょう!

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今日はマスキューの試飲会です

Jan 26, 2013 by weblogland |
今日はマスキューの試飲会です。
今1時半頃ですが、ようやく準備ができました(笑)。いつもながらのバタバタぶりですね。



さて、今日のラインナップ、皆さんの感想が楽しみです。
実は、誰々さんが来たらどんな話しをしようかと考えているところです(笑)。ワインは嗜好品ですから、飲み手の好みに左右されます。もちろんちゃんと真面目に造っていないワインは論外ですが、飲み手により評価はまちまちです。ですから、その方の嗜好に合うか合わないか、ワインを注ぐ時ヒヤヒヤする時があります。逆に絶対の自信がある時もあります(笑)。
とは言え、年齢、経験の蓄積により嗜好も変化するものです。こんな変化を微妙に嗅ぎ取るのも我々の勉強でもあります。
まあ、全部勉強になりますか(笑)?

さあ、今日は頑張るぞ!

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店内試飲会のラインナップ

Jan 22, 2013 by weblogland |
今週土曜日1月26日、マスキューの店内試飲会のラインナップ決まりました!

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まずはドイツ南端、フランス国境の白ワインです。
ヴァイスブルグンダー トロッケン 2011年 ヴァインホフ・ショイ ドイツ 白 プファルツQ.b.a. 1000ml 1695円税込み スクリュー・キャップ
マスキューの定番となったショイのリースリング1Lに引き続き、ヴァイスブルグンダー1Lの登場です。
ヴァイスブルグンダーと言うとピンときませんが(笑)、ピノ・ブランと言えばピンとくる?味わいは想像通りアルザス。もちろん国境を越えたアルザスにも畑がありますから不思議ない(笑)。
リースリングより残糖分はありますが、それはソーセージとザワークラウトに合わせるためかと。

続いてはヴィーニャ・サンソ 『ソーブレ・リアス』 2008年 ヴァル・サンソと2011年の比較試飲です。あの哲学的なワインです(笑)。
〇ヴィーニャ・サンソ 『ソーブレ・リアス』 2008年 ヴァル・サンソ 最後の1本です(笑)。
ヴィーニャ・サンソ 『ソーブレ・リアス』 2011年 ヴァル・サンソ スペイン 白 ルエダD.O. 750ml 2010円税込み
すっかりマスキューの定番となったヴァル・サンソがつくるルエダのヴェルデホの最上級銘柄です。
現行は2011年となり、2008年と比べるとニュアンスが若干変わってきました。樽材にアリエ産のオーク材を使っているようです。このためムルソーみたいな雰囲気がしますね(笑)。ワイン自体はまだまだ伸び代があり発展途上。隠れているものが膨大。熟成により厚み、深みが増し、数年後には物凄いことになりそうです(笑)。2008年同様あと4年位の時は必要かと。

そして後半戦の赤はまず飲み頃のアリアニコから。
アリアニコ・デル・ヴルトゥレ 2006年 コンソルツィオ・ヴィティコルトーリ・アッソチャーティ・デル・ヴルトゥレ イタリア パジリカータ 赤 アリアニコ・デル・ヴルトゥレD.O.C.750ml 1890円税込み
ヴルトゥレ山の中腹の一番標高の高いバリーレ村にセラーを持ち、5人で構成される協同組合 コンソルツィオ・ヴィティコルトーリ・アッソチャーティ・デル・ヴルトゥレ。5人でも協同組合って出来るんですね(笑)。でもこの方が結束は強い!飲み頃のアリアニコって美味しいですよ(笑)。

さて、最後の2本はドメーヌ・ラファージュの渾身の『ニコラ』と『レア』。ともに2010年ヴィンテージとなり、作柄をチェックするにはもってこいかと。『ニコラ』2010年はパーカーポイント92点がつきましたし、ラファージュさんを知るにも良いかと。
キュヴェ ニコラ2010年 ドメーヌ・ラファージュ VDP コート・ド・カタランフランス ルーション 赤 750ml 2,160 円
ドメーヌ・ラファージュ渾身のグルナッシュ100%ワインです。
広大なドメーヌの中で、アグリ川沿岸にあるもっとも暑いテロワール『アグリ』。グルナッシュ栽培の適地として古木がゴブレ仕立てで栽培されています。風が強いことと強い陽光からブドウ果を守るためにこのテロワールではわざわざ収量の低いゴブレ仕立て(株仕立て)でグルナッシュは栽培しているそうです。1ヘクタール辺り5000本の植樹率で20ヘクトリットルほどのワインが出来るそうです。
えーと。
ブドウ樹1本では…2000L÷5000本=0.4Lということは400mlです
なんとハーフボトル1本ほどです!
ドメーヌ ラファージュ キュヴェ レア コート デュ ルーション レ ザスプル2010年フランス コート デュ ルーション 2,535 円
ドメーヌ ラファージュのトップキュヴェです。レ ザスプルとは170ヘクタールあるドメーヌ内の標高が高いテラス式の畑の名前です。機械を入れることが出来ないため生産性は悪くコストがかかりますが、真夏の昼夜の寒暖差が20度以上もあるそうです。このため暑いルーション地方でも異例なくらいの酸が生成されます。また、大理石やシストのアルカリ土壌はブドウとの相性もいいはず。
このワインの名前キュヴェ レアとは1998年生まれの娘「レア」にちなんでつけたそうです。ラファージュさんにとっては正に「掌中の珠」なのです。
ぶどう樹1本からハーフボトル1本ほどの超低収量のグレートワインです。

いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、お手隙でご来店くださいませ。
お待ち申し上げます。

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1月26日、マスキューの店内試飲会

Jan 20, 2013 by weblogland |
来週の土曜日1月26日、マスキューの店内試飲会です(笑)。
今年始めの試飲会。何を出しましょうか?(実は大体決まってます。スイマセン。)

赤は新入荷のアリアニコ・デル・ヴルトゥレなんか飲み頃です。あとラファージュさんのキュヴェ『ニコラ』と『レア』の比較試飲はどうかと。『ニコラ』がパーカーポイント92点を取りましたし、ここは最上級キュヴェの『レア』と比べるのも一興かと。
寒い冬、暖かみのある赤3連発です(笑)。

白は、マスキューの定番となりましたドイツのショイ。扱いはリースリングのみでしたが、ヴァイスブルグンダーもありました。ヴァイスブルグンダーと言うとピンときませんが、ピノ・ブランです。リースリングとは全く違った趣が良いかと。
あとスペインのヴィニャ・サンソの最上級キュヴェ『ソーブレ・リアス』が2011年に変わりました。でも、2008年を一本だけ取ってありますから比較するのも宜しいかと。熟成、生命力の妙を実感しましょう!

詳しくは後ほどお知らせいたします。

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マスキュー試飲会にお越し下さいましてありがとうございました

Dec 23, 2012 by weblogland |
昨日は寒い中、マスキュー試飲会にお越し下さいましてありがとうございました。

まずは
ジュ・ド・レザン2012年 ポール・ジロー フランス コニャック地方 葡萄ジュース 微発泡 白 750ml 1350円税込み
「今年も来ましたね(笑)。何年続けて飲んだかな(笑)?」
「去年より酸っぱさがありますね。りんごっぽい。」
「いつものように紅茶っぽい(笑)。飲みやすいね。顔がニンマリしちゃうな(笑)。」
私「去年より糖度は上がってないですね。ジュースとしてはちょうど良い塩梅かと(笑)。いつも通り紅茶の香り、煙草、りんご、ミント、ハチミツの香りがします。複雑さ、バランスの良さが目につきます。」
「それでも、かなり糖分はあるはずですが、後味がべたつかないですね。何故ですか?」
家内「十分な酸があるからかと。余韻も長く美しいですよね。あと、去年よりもりんご酸が明瞭です。」
「ワインとして考えた方がいいんですね(笑)。市販のジュースとは全く違いますね。」
「そうそう。市販のジュースじゃ、余韻を楽しめない(笑)。」
私「もちろんワイン同様料理ともマシアージュしますよ(笑)。」
「フォアグラいけそう(笑)。」
「ケーキも大丈夫そう(笑)。」
「私はアップルパイで楽しみたい!」
私「お正月の栗きんとんなんか鉄板ですね。もう少し時間が経つとサツマイモっぽさが出てきます(笑)。」
ジュ・ド・レザンと料理のマリアージュで大盛り上がりです(笑)。
「ところでマスキューさん。ジュ・ド・レザンってユニ・ブラン種ですよね。イタリアのトレビアーノですよね。悪名高い(笑)。」
家内「樹勢が強いので沢山収穫できますね。たしかイタリアで一番多く栽培されてます。」
「地続きの南フランスも多いですよね。」
私「ジュ・ド・レザンのサツマイモっぽさは地中海系葡萄の特徴ですよね。」
家内「コニャック地方はひょっとしてユニ・ブランの栽培地としては北限かも?」
私「そのまま飲むためのワインではなくブランデーの原料としてのワイン用です。ですから最低アルコール分も低い。逆にこのためジュースには良いかと。ワインとしては酸っぱくて薄く感じます。」
私「昔、ピノ・ノワールの果汁を飲んだことありますが、くどくて濃過ぎて飲めない(笑)。」
この辺りにジュ・ド・レザンの旨さの秘密がありそうです。
「今年のジュ・ド・レザン美味しいと思うんですが、今年は不作ではなかったんですか?」
私「春から夏にかけて雨が多くダメだったようです。収穫量は半減しました。」
「そうすると不作イコール美味しくない。と言う訳じゃないんだ?」
私「ジュ・ド・レザンの場合は、逆に寒い夏の年の方が良い場合があるように思います。」
「へぇー。今年の作柄はフランス以外はどうなんですか?」
私「まだ正確には解りませんが、おそらく北イタリアはかなり期待できそうです。」
「ところでジュ・ド・レザンのマスキューさんの在庫は大丈夫なんですか?」
私「残念ながら入荷数は去年の半分でしたので、年内には無くなりそうです。」
今やマスキューでは、ヌーヴォよりジュ・ド・レザンで新酒の喜びを楽しんでいます(笑)。

さて、次は
〇『ソヴラーノ』グレーラ スプマンテ エキストラ・ドライN.V. モンテラアーナ社 イタリア ヴェネト V.S.Q.T.A.発泡性 白 750ml 1380円 税込み
「おっ『プロセッコ』ですか。特徴的な味わいですね(笑)。」
「これって食事しながら飲んだらガンガンいけそう(笑)。」
「昔プロセッコ飲んだ印象は甘かったように思ったんですが、そんなに甘くないですよね?このワイン。」
家内「はい。昔は甘いタイプの物が主流でしたが、最近は食事に合わせやすいドライなスタイルの物が増えました。」
私「ちなみにこのワインは残糖分が17gほどありますが、さほど甘く感じません。加減が良いかと。」
「ある程度の甘さって必要なんですね。」
「うんうん。あと泡がしっかりしてる。シャンパンみたい(笑)。」
家内「瓶内二次醗酵ではなくタンク内で炭酸ガス圧を得る造りですが、技術が高いです。」
私「そーなんです。昔みたいにサイダーの泡みたいじゃありません(笑)。イノヴェーションしてますよね。」

そして夏の試飲会に登場してから二度目の登場です。
エキストラ・ブリュット ボデガ・デル・フィン・デル・ムンド アルゼンチン パタゴニア 発泡性 白 750ml 1470円税込み
「ありゃありゃ、ロゼ色じゃありませんか(笑)。綺麗ですねぇ。」
私「ロゼのスパーリングを造る意志はあまりないと思いますが。味わいは完全に白ですから。ピノ・ノワールが85%と多く入ってますので色が移ったような感じです(笑)。」
「これって味わいはシャンパーニュですよ(笑)!」
私「木の根やナッツみたいなシャンパン独特の味がします。」
「しかも安い!なんで?2本買ってもシャンパン1本に及ばない!しかもシャンパン方式で造られてる。」
「えっ!これってパ・タ・ゴ・ニ・ア? (笑)」
私「はい。アルゼンチンのパタゴニアです。」
「たしか自然環境の厳しいところですよね。人が住めないような處?」
「風は強いし寒いし、大変な場所ですよね。海はフンボルト海流だし。」
「命懸けのサバイバルレースやるところですよね(笑)。」
私「知らない未知の地でこんなスパーリングが造られるなんて信じられません。技術の進歩は凄いです。常にアンテナを張っていないと売る側の我々も取り残されちゃいます(笑)。」
「私、デル・フィン・デル・ムンドのシャルドネ以前飲んだことがありますが旨かったでした。ピノ・ノワールが相当期待出来そうですよね。どうですか?」
私「はい。実は私もそう思ってデル・フィン・デル・ムンドのピノ・ノワール一度取り寄せました(笑)。味わいは良いには良いのですが、アルゼンチンのピノ・ノワールの域は出ません。このスパーリングとは別物としか思えませんでした。ですから不思議なんですよね。」
「マスキューさん、このスパーリング夏に初めて入荷した時より、ガス圧強くありませんか?」
私「そーなんです。」
「ロットが違うんですか?それとも夏場と冬場の気温差が影響してるんですかね?」
私「たしかに冬場の方がガスは抜けにくいのですが…。」
家内「今飲むとしっかり3気圧は入ってますよね。」
私「謎が多いワインです。良く調べて見ます。」
「でも、良い方の謎だから歓迎ですよ(笑)。」
本日のトップセラーとなりました。

さて後半戦はヘビー級の赤。順番困りましたが、まず香りの一番良いものからです。
カステロ・ジョコンド 2003年 フレスコバルディ イタリア トスカーナ 赤 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノD.O.C.G.750ml 4980円税込み
「おー!素晴らしい!」
「香りの分量がハンパない(笑)。しかも品が良いどころか威厳がある。」
「一流レストランでジビエ料理を食べながら飲みたい!」
「たしかにブルネッロだね。立派な佇まいだよね。キャンティだとこうはならないから不思議だよね(笑)。」
「そうするとブルネッロ種に因るんですか?サンジョヴェーゼの亞種ですよね。」
私「たしか19世紀の半ばに造られたサンジョヴェーゼのクローンですが…。クローンは安定しませんからそれだけが原因とは思えませんが…。不思議ですよね。」
家内「フレスコバルディのキャンティで一番重要な『ニッポツアーノ』もジョコンドのような力強さや壮麗さには及びません。」
「そうするとテロワールの性にしましょう(笑)。」
「ところでこのワインは今が飲み頃のピークなんですか?」
私「飲み頃ではありますが、明日飲むと更に力が出ます(笑)。タンニンの分量が増します。ですからまだピークではないかもしれません。」
「これでまだまだなんですか!?凄いポテンシャルですね(笑)。
バローロと並び称すべきワインでした。

そしてつぎはボルドーの暴君?(笑)。
プピーユ 2007年 フランス ボルドー コート・ド・カスティヨン 赤 750ml 3690円税込み
「プヒーユですな(笑)。漫画のお陰ですっかり有名になっちゃって(笑)。」
私「実際バリックの熟成期間も最長ですよね。」
「熟成期間が長いとどういう事なんですか?」
私「基本的にワインに濃さが無いと長い熟成には耐えられません。いまではムートンですら22ヶ月ほどです。」
「うーん。さすがに樽香が強いな。でも奥に沢山隠れてる感じがあるね(笑)。」
「うん。うん。尋常じゃないね(笑)。」
私「オフの2007年でこれですから、良い年は物凄いことになります(笑)。」
「私じつは2005年持ってますが(笑)、何時飲んだら良いですか?」
私「完全に熟成するのを待つなら10年くらいは待った方が良いですよ(笑)。でもメルロの果実味が充実してますから、今飲んでも楽しめるはずです。」
「プヒーユはメルロ100%ですよね?これってジョコンドみたいなサンジョヴェーゼ100%のワインのような複雑で壮麗なワインになりますか?」
私「難しい質問ですね(笑)。まだプヒーユは歴史が長くないのでなんとも言い難い。あとワインに何を訴求するかが全く違いますよね。(苦しい説明でスミマセン)ボルドーファンはプヒーユを評価しますよね。」

さて最後はホンモノの暴君(笑)。
●シャトー・ファゲェロール キュヴェ・セレクション『アントナン』2010年750ml 3980円税込み
「うわっ!物凄い!平伏さなきゃ(笑)。」
「これってシャトーヌフなんですか?セパージュは何ですか?」
私「グルナッシュ100%です。」
「えー!ローヌのグルナッシュってプラムや杏、熟した柿みたいなニュアンスですよね?」
私「はい。基本的にはそーなんですが…。シャトーヌフと隣のジゴンダスにはチェリーやラズベリーみたいなちょっとピノ・ノワール的なグルナッシュを造る生産者がいるようです。」
「へぇー!でもこのワインシャトーヌフにしては安くないですか?」
私「今やシャトーヌフは有名なアペラシオンですから、中々掘り出し物がありません。ただこのシャトー・ファゲェロールは全く無名でしたから、この点幸いしたかと。」
「皆さんこのワイン強いと言いますが、私は飲みやすくてスイスイ飲んじゃいましたよ(笑)。」
私「アルコール分は16%と反則の高さですが、果実味が全面にしかもクリアに出てますから、この点飲みやすくはあります。」
「今風でしたっけ(笑)?このワインもニューワールドみたいな熟成(?)の仕方するんですか?」
私「うーん。鋭い質問です。20年後には私は生きてないかもしれないし(笑)。ただ酸はしっかりありますから、カルトワインのような真っ黒いワインとは違います。果てを見てみたいですね(笑)。」

昨日は皆さんありがとうございました。
これで2012年の試飲会も無事終わることができました。
来年度も一生懸命やりますので、よろしくお願いいたします。
重ねて御礼いたします。
ありがとうございました。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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ジュ・ド・レザンが着きました!明日ワインの試飲会で開けます。

Dec 22, 2012 by weblogland |
今日、待ちに待ったポール・ジローのジュ・ド・レザンが着きました!
あー。
良かった。
瓶を眺めながら試飲したいところですが、そうは行きません。まず発送です。スケジュールがタイトですから、大忙しです。
レストランなども今週末がピークになりますから、配達もバタバタあります。
久しぶりに汗かいちゃいました。

ところで、明日22日はマスキュー、ワインの店内試飲会です。しかも一番忙しくなる土曜日です。
うーん。
家内と話しました。
私「明日どうしよう?忙しい上試飲会だからな。段取りがめちゃくちゃになりそうだね?」
家内「まあ、今まで暇だったからイイんじゃない(笑)。」
私「それもそーだね。試飲会に来てくれるお客様は常連さんだから、手が回らなくなっても待っていただけるし。」
皆さん、明日はバタバタしそうですが、お許しを!
もう先にお願いしちゃいます。スミマセン。

明日は一緒にジュ・ド・レザン飲みましょう!
数がないから1本しか開けられませんが、これまたお許しを!

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マスキュー店内試飲会のラインナップ-12/22開催

Dec 17, 2012 by weblogland |
今月12月22日(土曜日)のマスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました!

早いもので今年最期の試飲会となりました。

まずトップ・バッターは毎年恒例の葡萄ジュースです。
ジュ・ド・レザン2012年 ポール・ジロー フランス コニャック地方 葡萄ジュース 微発泡 白 750ml 1350円税込み
実はまだ届いていません(笑)。一応試飲会の前日には届く予定です。
今年はどんな味わいでしょうか?
私の予想では昨年ほど甘くないような気がしますが…。飲んでご判断していただきます。

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そして、イタリアのプロセッコ種で造ったスプマンテです。
『ソヴラーノ』グレーラ スプマンテ エキストラ・ドライN.V. モンテラアーナ社 イタリア ヴェネト V.S.Q.T.A.発泡性 白 750ml 1380円 税込み
イタリアのワイン法はEU法に合わせるために、とってもややこしくなりました(笑)。
まずこのV.S.Q.T.A.。ヴィーノ・スプマンテ・ディ・クワリタ・デル・ティーポ・アロマティコの略。今やスプマンテだけで5つのカテゴリーが…。解りやすく言うとヴェネト州でプロセッコの原料グレーラ種を使って造られたヴァン・ムスーと考えると解りやすい(笑)。前みたいに簡単にプロセッコと呼べなくなったようです。

味わいはプロセッコらしい白い花の香りが詰まってます。かと言って押し付けがましくないのがグッド。泡立ちはとても綺麗。シャンパン方式で造った訳ではありませんが、柔らかでキメ細か。技術の進歩を感じます。
残糖分は17.5g/Lとやや多めですが、しっかり入ったガス(4.7気圧)と酸によってべたつかず目立ちません。
うーん。
日本人好みの甘さ加減です!


そして今年心に残った泡(笑)。
エキストラ・ブリュット ボデガ・デル・フィン・デル・ムンド アルゼンチン パタゴニア 発泡性 白 750ml 1470円税込み
セパージュはピノ・ノアール85%、シャルドネ15%。とても淡いオレンジがかったピンクの色は、白というよりはロゼに近い。ピノ・ノアールのアロマが感じられる由縁。赤いベリーやラズベリーの香、柑橘類の香味、ナッツ、焦げたパイ皮などのニュアンスは十分。幅広い果実味は秀逸。造り手の明確な意図を感じます。また、それを実現する技術力は脱帽ものです。
長い瓶内熟成により美しいキメ細かな泡(はっきりしませんが24ヶ月ほど瓶内熟成しているようです。)、たっぷりとした果実のボリューム感は優しさがあります。

うーん。もう少しガスがあれば言うことなし(笑)。
コストを抑えるためキャッブシールがついていませんが(笑)シャンパンメーカーは恐れるべきワイン。


そして後半戦の怒涛の赤ワインです。
まずは怒涛のエレガンスから(笑)。
●カステロ・ジョコンド 2003年 フレスコバルディ イタリア トスカーナ 赤 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノD.O.C.G.750ml 4980円税込み
このカステル・ジョコンドは1989年にフレスコバルディが購入したシャトーです。登場、みんながバローロやバルバレスコに食指を伸ばすなか、フレスコバルディの姿勢には好感を持ちました。
ただ、フレスコバルディの扱いはメルシャンさんから今やエノテカさんとなり、マスキューの手の届かないところにあります(残念)。
こんな折、見つけました(笑)。
まだ、赤ちゃんの面影しか知らない甥っ子と20年ぶりに再会したかのようです(笑)。
飲みながらその血統の良さに満足しました。


そして、ボルドー怒涛の良心?
プピーユ 2007年 フランス ボルドー コート・ド・カスティヨン 赤 750ml 3690円税込み
あまり作柄のよろしくなかった2007年でこの凝縮感。セレクションに多大な労力を費やした労作。


最後が今年一番の怒涛のワイン。数があまりに少なく、試飲会に出せない状態なのですが、出しちゃいます(笑)。飲んでビックリして頂いてこそのワインなのです。
シャトー・ファゲェロールキュヴェ・セレクション『アントナン』 2010年750ml 3980円税込み
肝心の味わいはまさにトップランナー。驚くべき力と豊かさ、信じられないレベルのタンニンとグリセリンの分量。まだまだ途方もない未来が予感されますが(20年くらいは大丈夫でしょう。)、ブラック・チェリーや赤や黒のベリー系の香りがチョコレートや香木などの香りと相まって、口の中はオーロラ状態(笑)。壮麗なるシャトーヌフなのです。とても、グルナッシュ100%とは思えません。超低収量の上、除梗と徹底的なセレクションにより、バランスが良く曇りや暗さが気にならないエレガンスがあります。
テクニカル・シートでは醗酵は1/3がオーク樽2/3がステンレス・タンクとあります。開放式でポンピング・オーバーしながら20~30度Cと低めの温度で約4週間醗酵するようです。その後熟成は600リットルのオーク樽で9ヶ月。あまり無理な抽出や樽香に頼った造りではありませんね。この辺に飲みやすいエレガントさが由来しているようです。今風と言えます。
あと蛇足ながら、テクニカル・シートではアルコール分13.5%となってますが、ラベルには16%と明記されてます(笑)。アルコール醗酵の理論値の限界まで糖度が上がっていたはず。やはり温暖化の影響でしょうか?昔でしたらA.O.C.を名乗れないはず?法律も運用が緩くなったんですかね?でも、こんなモンスターワインが造られるとは想像しなかったに違いありませんね(笑)。
こんなワインに出会えるとは!
シャトーヌフ万歳!

蛇足ですが、ジャンシス・ロビンソンは20点満点中18.5。保守的なイギリスの評論家にしては高い評価です。おそらくグルナッシュ100%であることを割り引いてですから、そこら辺をあまり気にしないアメリカ人の某評論家だったら93~5点は付けそうですね(笑)。でも価格の兼ね合いがありますから、それは無いかな?


いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、お暇をみてご来店くださいませ。
ただし、ワインによって2本空けられないものがありますので、無くなった節はご容赦ください。
それでは皆様のご来店お待ちしております。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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