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桝久 試飲会リポート 前半
Sep 25, 2022 by weblogland |天気の間隙を縫ってのご来店感謝申し上げます。
●グリニャン・レ・ザデマール トラディション 2020年 ドメーヌ・サン・リュック フランス ローヌ グリニャン・レ・ザデマールA.C. 750ml 1697円税込み
私「これなかなか覚えられません(笑)。昔はコトー・デュ・トリカスタンと呼ばれてました。ぐんと濃くて美味しいですよ。まっ、まっ、どうぞ!」
「う~ん。甘くて美味しい。」
「中に沢山のタンニンが入っていて、それがだんだん出てくる。渋く感じない(笑)。」
「充実してる。真夏だと飲む気にならないけど(笑)、涼しくなると恋しくなる味の赤ワイン(笑)。」
「鰻食べながら飲んだら美味しいですよ!」
私「それ鉄板(笑)!」
「東南アジアのスパイス…、中華料理の八角 シナモン…。甘いスパイスの香り。」
「鰻には山椒をたっぷり降ろう(笑)!」
「海藻のニュアンス。」
「いかにもローヌ味(笑)。セパージュはグルナッシュ、シラー…かな?」
家内「はい!ご名答!正確にはシラー、グルナッシュです(笑)。シラーの方が60%ほどのようです。南ローヌではグルナッシュの北限と呼ばれた地です。」
「チョコレートのニュアンスもある。木樽を熟成に使っているのかな?」
私「木樽は使わずセメントタンクを使用します。このチョコレートのニュアンスはグルナッシュの特徴と呼ばれています。
」
「シンプルに良いワイン。飲みやすい。アルコール分はいかほどですか?」
家内「14%。ローヌらしい高さです(笑)。
」
「私アルコール分の高いワイン好きなんだよね(笑)。」
「でもアルコールっぽく感じませんね(笑)
。『折り合いが良い』でしたっけ(笑)。
」
私「左様かと(笑)。とても宜しいワインだと思います。実は彼の地、近所に原発があり事故を起こしました。その風評被害によりAOC名をグリニャン・レ・サデマールに変更しました。もともとドメーヌは多くなかったのですが、残ったドメーヌの中のトップ生産者としてドメーヌ・サン・リュックは高く評価されています。品質で勝負する決意なのです。丸一日経つとフル・ボディーの赤ワインに変身します(笑)。」
「う~ん。この価格でフル・ボディーとは…!基本飲みやすいけれどタンニンも酸もたっぷり(笑)。濃くて飲みやすい。」
私「個人的には焼き鳥のレバーや鯨の大和煮、牛スジの煮込み、そうそう牛タンの煮込みなんか食べながら飲んだら止まらなくなりそうです(笑)。」
「レバーに血生臭さと甘辛タレとこのワイン。考えただけでヨダレが出ますよ(笑)。
」
●アンプラント・デュ・クロ 2015年 ドメーヌ・クロ・サン・ショルジョ フランス ルーション 赤 コート・カタランI.G.P. 750ml 1980円税込み
「おっ、最初に飲んだローヌとは打って変わったスタイル(笑)。香りは煮詰めたプラム。」
「小粒のプラムだよね。」
「とてもキメ細かな感じですよね。エレガント(笑)。ゆっくり飲みたいね(笑)。」
「最初のワインよりこっちの方が涼しげですよね。」
「うんうん。たしかに(笑)。アルコール分もこっちの方が低そうですね。」
私「さすが!左様でございます(笑)。このワインはアルコール分は12%です。実はこのワイン、暑いルーションのメルローでございます(笑)!」
「ル ルーションですかぁ!」
「絶句ものだぁ(笑)!」
家内「ルーションのワインって簡単にアルコール分が14%くらいに上がりますから
、これは異例に低い。とても不思議です
。」
「何故ですか?」
私「特殊なテロワールとしか言い様がありません(笑)。」
「メルローとは思えなかった(笑)。不覚(笑)!」
「そうだよね。ルーションのメルローだったらもっと暗くて粒の大きいプルーンみたいなプラム系の味だよね(笑)。」
「でも、とってもスパイシー。今まで経験したことのない感じなんですよね。」
家内「中近東 トルコなんかのスパイスのイメージかな(笑)。ケバブ(笑)?きっと土地の料理に合わすワインなんですね。」
私「凄くドライな印象。辛口というより乾いた印象。雑草も生えない谷のガレ場。みたいな感じです(笑)。」
「マスキューさん!ラベルに描かれた写真がそのもの(笑)。」
私「あっ!そーですね(笑)。この写真 横から見ると苔やカビみたいなんですよね
(笑)。全然注意してませんでした(笑)。」
家内「キュヴェ名『アンプラント・デュ・クロ』。アンプラントは痕跡で、クロは区画。象徴的かな(笑)。」
「店長!このワインはまだまだ熟成しそうですよね(笑)。中味が凄い!密度が凄い。」
私「この生産者は飲み頃に入るまでリリースしません。これは2015年でファーストリリースですが、まだまだ先がありそうです。」
家内「この生産者クロ・サン・ジョルジョは2007年のカベルネもリリースしていますが素晴らしい。とてもカベルネ・ソーヴィニョンらしいワインです。これと同様にルーションとは思えない出来映えでした(笑)。」
●『ジュリエット』2013年 ドメーヌ・ド・フォンデュース 南フランス ラングドック・ペズナスA.C. 赤 750m 2074円税込み
「おー!2013年ヴィンテージですかぁ。今年は2022年だから、収穫から9年。蔵出しですか?」
私「左様でございます(笑)。飲み頃になってからリリースしてくれます。」
家内「瓶詰めしてからセラーで寝かせておくようです。余裕がありますね(笑)。」
「そうですよね。価格も控え目(笑)。」
「プライドあるんだな。こんなプライド持ってみたい(笑)!」
私「このキュヴェ『ジュリエット』は良い作柄しか作っていません。また、それ故か、セパージュはいつも同じですから味わいも基本同じ(笑)。シラー45%、カリニャン30%、グルナッシュ25%です。ただ差異は天候の影響を感じる程度となります(笑)。いつも美味しいのでございます(笑)。」
「うん。おいちい(笑)。コレ私のおいちい味(笑)。」
「鮮烈な果実味じゃないけど旨い!じんわり美味しい(笑)。」
「イチゴとかチェリーっぽさは感じるけど
、それより全体のハーモニーに良さがありますよね(笑)。」
「ヘビ苺思い出すな(笑)。」
「余韻まで含めたすべてが調和してる。突き抜けて美しい訳じゃないけど(笑)、こんな丸みはあまり経験したことがないですよ(笑)。」
私「かつて2002年ヴィンテージを2013年に飲んだ時『真円』と感想を書きました
。リリースから10年越えてからがベストの状態になるワインだと思います(笑)。
」
「今のワインってほとんどが早飲みだから
ね。それも高いワインだって早飲み。こうしたクラシックな熟成時間が必要なワインはトンと見ないですよね。高貴なワインじゃないけど(笑)、こんなのを毎月1本くらいは飲みたいね(笑)。」
家内「あとラングドックのグラン・クリュと呼ばれるペズナスのワインだからこそ長い熟成に耐えると思います。」
「そう言えば、ラングドックで10年持つワインって聞かないよね(笑)。」
「それとフォンデュースが正統派のお金持ち故か(笑)。」
「基本天候に恵まれているから生産量も安定してるだろうし、畑の養生も尽力してるはず。伝わってくるよね(笑)。」
私「そうです!だからペズナスはラングドック最良の地と言われています(笑)。」
「飲みながらそう言われると府に落ちます(笑)。」
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明日明後日(23、24日)はマスキュー試飲会です。
Sep 23, 2022 by weblogland |家内と作戦会議です(笑)。
私「さっきお客さんが言ってたけど、『今回はマニアックでマスキューらしいね(笑)。』なんてね(笑)。」
家内「久しぶりの6本だし、よく見てみれば、グリニャン・レ・サデマールから熟成した赤、サンセールの白に赤、最後はカンパーニャのパッシートまで。へそ曲がりのマスキューらしくてイイね(笑)。」
私「最後のパッシートは気に入ってるんだ(笑)。でもさあ、ホントは12月辺りにやりたかったよね」
家内「そーだよね。お正月に飲んでいただきたいワインだよね(笑)。」
私「そうそう。さっきパッシートをちょっと飲んでいただいた方曰く『暑さが和らいだから美味しく飲めますよ(笑)。なんて誉めてもらったよ(笑)。」
私「ところで天気が悪そうなんだよね。」
家内「でもバカ暑くないならオッケーだよ
(笑)。今回は赤ワイン4本だからね(笑)。」
私「酷暑だと赤ワイン出すのがためらわれた(笑)。今月はギアを上げた(笑)!」
家内「パンクしないとイイけどね(大爆笑
)。」
私「ブルン!ブルン!ブルーン!(笑)。エンジン全開(笑)!」
23日(金)は13時スタートとなります!
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試飲会のラインナップ並びました!
Sep 20, 2022 by weblogland |今月は久しぶりの6本です。やはり5本ではなく6本並ぶと量感がありますね(笑)。
棚一杯に並ぶと嬉しいですね(笑)。
当日はH.K.S15なんてセコいことは言いません、H.K.S.18でお願いします(笑)。(あえて意味の説明はしません(笑)。)
一応並ぶには並んだのですが、サンセールが3本ずつしか並んでいません。明日サンセールはドンと来ますから、それでオッケーの算段でございます(笑)。
>> 桝久 9月の試飲会セット販売のご提案
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マスキュー 試飲会のラインナップ決まりました。
Sep 17, 2022 by weblogland |23日(金)は13~20時
24日(土)は11~20時
23日は祝日ですので早いスタートとなります。
以下久しぶりの6本お試しくださいませ(笑)!
●グリニャン・レ・ザデマール トラディション 2020年 ドメーヌ・サン・リュック
フランス ローヌ グリニャン・レ・ザデマールA.C. 750ml 1697円税込み
皆さん!
この原産地名グリニャン・レ・ザデマールA.C.ご存知でしたか?
実はもともとコトー・デュ・トリカスタンと呼ばれたA.O.C.です。2008~2009年にかけて近隣の原発で事故があり風評被害を受けました。そのため原産地名を変更いたしました。
日本の福島を思い起こされます。ちょっと悲しくなります。
生産者は風評被害をはねのけるために品質と安全に尽力するしかありません。そしてこのワインにはそれがあります。基本セパージュはシラー60%、グルナッシュ40%の王道のコート・デュ・ローヌなのですが、とても充実した味わい。ワイン濃度由来の甘さは優しく伸びやか、ローヌらしいガリーク由来のハーブやスパイスの香りは食欲を誘います(笑)。グルナッシュ由来のチョコレートの香りは心地よく。シラー由来の赤や黒のベリーの果実味はリッチ。あまり余計なことをしないで作られた自然な折り合いの良い味わい。葡萄もともとの濃さでバランスを取るクラシックなスタイル。木樽は全く使いませんから誤魔化しがないのです。
このドメーヌは設立が古くはありませんが、優良ドメーヌとして常にアペラシオンのトップ生産者として注目され続けています。原発事故がなければ確たる名声を獲得し不動のスター生産者となっていたはずです。ワイナリーが何度も転売されることもなかったと思います。そんな困難な中、高く品質を評価され続ける努力には頭が下がります。
かつてこの地のワインは元詰め品が少なくネゴシアンものが多かったのですが、20年ほど前にこのサン・リュックのワインを飲んだ時の印象を思い出しました(笑)。変わらず美味しいのです(笑)。ワン・ランク上の味わいなのです。
●アンプラント・デュ・クロ 2015年 ドメーヌ・クロ・サン・ショルジョ フランス ルーション 赤 コート・カタランI.G.P. 750ml 1980円税込み
このドメーヌ・クロ・サン・ジョルジョ、1970年に3代目の当主となったクロード・オルタルさん。飲み頃になった古酒を瓶詰め、手売りでコツコツ売るマスキューのような商売をしています(笑)。でもなんと4,000人以上の個人顧客がいるとか!マスキュー敗れたり(笑)!
ドメーヌの場所はペルピニャンの南から20kmほど離れたトルイヤの町。カンテレーヌ川沿いの渓谷の段丘標高150mほどの
寒暖差のあるところのようです。基本的にはグルナッシュやカリニャン等の栽培適地。
マスキューの定番アイテムとしてキュヴェ・ド・ピエール2010年、キュヴェ・ドミニク カベルネ・ソーヴィニヨン 2007年 の2アイテムがございます。特にキュヴェ・ドミニクはまさかまさかのカベルネ・ソーヴィニヨン(笑)。出来映えはある意味完璧(笑)。イルレギー辺りのごついカベルネが熟成したかのようでした。何故ルーションでこんなカベルネが出来るの?この不思議は未だに解消されません。
今回は不思議第2弾!
なんとこのキュヴェはメルロー100%!
ブラインドで飲むとまずルーションとは思えません(笑)。酸がしっかり緻密に入っていて、冷涼な産地と間違えます(笑)。果実味も大きなプラムではなく小粒のプラム系。2015年でありながら溌剌としていて、まだまだ先々の熟成も期待出来ます
。
美味しい!
産地の予想はつきませんが(笑)、緩くない美味しいメルローなのです(笑)。発酵・熟成に木樽を使わず、時間をかけて寝かせることでワインのポテンシャルを表現する姿勢は底知れないものを感じます。
謎を考えるに、アルコール分が12%とルーションとしては異常なほど低い。過熟前に計画的に収穫をしているようです。そうすれば酸は残りますから可能です。簡単に糖度が上がる彼の地でそれを成し遂げるには畑から目を離さない尽力と一気の収穫、ピネレー山脈から吹き下ろす涼しい風が川沿いに流れる特別なテロワールも関係しているかも?それしかないはず。あと、夏の暑さが過酷過ぎると無理。温暖化が進む昨今、もうこんなワインは作れないかもしれませんね。
あとキュヴェ名アンプラントとは痕跡の意味。区画の痕跡?テロワールの痕跡と言うことなのかな?
●『ジュリエット』2013年 ドメーヌ・ド・フォンデュース 南フランス ラングドック・ペズナスA.C. 赤 750m 1886円税別
マスキューの敬愛するラングドックのシャトー・ド・フォンデュース。今やラングドックのグラン・クリュとなった約束の地ペズナス。飲み頃になってからようやくリリースする気概はグラン・ヴァンを凌ぐもの(笑)。
これは良い作柄年だけ生産されるキュヴェ『ジュリエット』です。久しぶりの入荷となりました。確か最初の扱いは2000年ヴィンテージでしたっけ?
セパージュはシラー45%、カリニャン30%、グルナッシュ25%。いつも通り変わりませんね(笑)。
2013年の8月26日のマスキューブログの記載を見ると(笑)、
『そして、マスキューの定番ラングドックの赤ワイン。
シャトー・フォンドゥースの古酒『キュヴェ・ジュリエット』が2007年にて入荷しました!
前回の2002年が1本だけとってありますので、比較試飲しちゃいます(笑)。
●シャトー・フォンドゥース『キュヴェ・ジュリエット』2002年
●シャトー・フォンドゥース『キュヴェ・ジュリエット』2007年 赤 ドメーヌ・ド・フォンドゥース 南フランス V.P.D.オック 750ml 1650円税込み
セパージュはシラー45%、カリニャン30%、グルナッシュ25%となっており、特別作柄の良い年のみ造られます。ちなみに『ジュリエット』とはお嬢さんの名前とか。
完全にピークを迎えています。熟成に伴う甘さはまさに甘美!ベリーやプラムの溶け込んだ様は壮麗。素晴らしい広がりです。全てが丸く移ろっています。今こそ飲むべきワインです!
このワイン、除梗後20日間の長期発酵をし、オーク槽でマロラクティック発酵に移ります。その後ステンレスタンクでしばらく貯蔵安定させてから、(おそらくバリックの)古樽で14ヶ月熟成させます。その後セラーで熟成されました。
この『キュヴェ・ジュリエット』マスキューでは2000、2002、2007年と扱っていますが、基本的には変わらない味わい。でも、作柄や熟成の差があり楽しめます(笑)。
経験値上がること間違いなし!』
今回は2013年ヴィンテージ。時節柄お値段は高くなりましたが(笑)、変わらず美味しい!
〇サンセール 2019年 ダニエル・ショタール フランス ロワール 白 サンセールA.C. 750ml 3394円税込み
近頃お手頃なサンセールが無くて困っていた矢先見つけたのがコレ(笑)。
コタみたいなコテコテでなくても良いのですが、しゃきとした正統なサンセールしかもお手頃な価格のものでございます(笑)。
もちろんそれなりの凝縮感を感じる粘り、揺らがないしっかりした構造、頑強な酸や切れのあるミネラル感、スパーンとした伸びやかさと透明感。あたかも春を感じさせる白い花のニュアンスがあり、しかもとても開放的で無くてはなりません。
これらを満たしてこそサンセール!
でもですね(笑)、私のこの基準をみたすサンセールは大体5,000円くらいはしてしまいます(笑)。
それゆえこのワインは朗報と存じます。このワイン、飲み終わる最後の一滴までサンセールなのです(笑)。
●サンセール ピノ・ノワール 2018年 ダニエル・ショタール フランス ロワール 赤 サンセールA.C. 750ml 2914
円税別
お買い得なピノ・ノワールがない昨今、見つけました!
質実剛健なピノ・ノワールです(笑)。
生き生きとした旨味がありしっかりとした濃い液体。フリーラン・ジュース由来のうまみは強さを纏い揺るがない。
全房発酵したかのような強さは圧巻。
抜栓してから3日目になっても向上します
。暑すぎて酸が抜けたワインが多い2018年ヴィンテージとは思えない仕上がり。
う~ん。
第一印象はシャサーニュ・モンラッシェのピノ・ノワールに似ていますね(笑)。
ブラインドで飲んだらサンセールとは思いませんね(笑)。とはいえフランスのピノ・ノワールであることは間違いなく、しかも優良。ブルゴーニュの有名ドメーヌの村名以上のクオリティーはあります。
このドメーヌの白はシンメトリーでサンセールらしさが抜群でしたので、ちょっと面食らいました(笑)。とはいえお値段・期待値以上の出来映え。リリースから10年くらい経ったものを試してみたいですね(笑)。
〇『チッコ ・ドーロ』2016年 テヌータ ・カヴァリエル ・ペペ イタリア 甘口 白 イルピニアI.G.T. 375 ml 2624円税込み
マスキュー定番のイタリア・カンパーニャのテヌータ・カヴァリエ・ペペ。アリアニコのトップ生産者として扱わせていただいております。質感のある直球勝負の優良なスタイルのワインを生産します
。
そんなカヴァリエ・ペペが作る甘口パッシートがスポット入荷しました!
キュヴェ名『チッコ・ドーロ』黄金の粒
でございます(笑)。
ずっと扱いたかったのですが、マスキューには高級すぎる稀少品なのでじっと我慢しておりましたが、インポーターさんの大特売にて今回扱わせてもらうことになりました(笑)。だいたい上代半額くらいです。(ありがとうございます!)
ところで何が稀少かと申しますと、パッシートであること。しかも樹上で葡萄が干からびる11月まで収穫を待ったもの。収穫後陰干ししたものではありません。それを木樽で発酵・熟成。
収穫してから陰干しするスタイルのパッシートより歩留まりが悪いが、フレッシュネスが確保出来るのでとてもフルーティーなのです。ただこの手法は効率的でないため生産者はあまりやりません。そして葡萄品種がファアーノであること!ファアーノはカンパーニャの白葡萄でもっとも長い生命力・熟成能力がある葡萄品種だと個人的に確信しております(笑)。特にカヴァリエ・ペペの造るファアーノはトップであると、私は勝手に称賛しております(笑)。実は同じヴィンテージの他の生産者が作るパッシートと比べると色調が薄い。酸化のスピードはオーセンティックなソーテルヌと変わらないような気がします。
飲んだ第一印象は思ったほど甘くない(笑)。甘さがベタつきません。さらっとした舌触り。ワイン自体に酸があり過度の甘さを抑える意図かと。アカシアのハチミツ、マーマレードのピールのニュアンス、アプリコット、香ばしい酵母の香り・アーモンドのようでもあります。それらがゆっくりゆっくり立ち昇ります。
基本的に甘さ加減が良い。とても日本的(笑)。お正月のおせち料理の栗きんとんや甘辛く煮た煮物、白や黒豆食べながら飲んでみたい!。デザートではなく食事に適した甘さにピッタリ。栗のニョッキなんかも合いますね。甘塩っぱいものには広く合いそう(笑)。
いわゆるパッシートやアパッシメント、貴腐ワイン、アイスワインなどは甘さを増す意図。足し算して甘さをさらに増す意思のワインです。要はより甘くすることに意味がある(笑)。基本エスカレートするベクトルです。翻って日本だともちろん甘さは珍重されますが、ほどほどの甘さ。和菓子に入れる和三盆などは分量が多ければ多いほど良いわけではありません。過ぎないバランスが大事。
彼の地でこんなパッシートがあるとは驚きです。こんな品の良いパッシートは初体験(笑)。感動的でございます(笑)。
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今月9月のマスキュー試飲会は23、24日となります!
Sep 15, 2022 by weblogland |「えっ、23日は11時からじゃないんですか?」
「ひぇー、1時からに負けてください!お願ぇです、お代官様!(ちょっと古いかな(笑))」
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よーやく並びました(笑)!
Aug 25, 2022 by weblogland |今週末26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップです。
こうして眺めると右から2番目のサーラガトのヴェルメンティーノ妙に目立ちますね(笑)。ずんぐりした瓶にお人形さんみたいにプリントされた女性の絵。なんでも地元の民族衣装を着ているとか。ちょっと東欧の民族衣装に似てますよね。ラベル自体も凝っていて、女性の絵の下は凹面加工された模様があり、ちょっと高級かな(笑)。
今椅子に座って眺めていますが、サーラガトがあるだけで楽しい(笑)。瓶形、デザインは大事ですね(笑)。
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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Aug 21, 2022 by weblogland |まだまだ暑いですし、コロナも相変わらずですので恒例のH.K.S.15にてお願い申し上げます!
H. ひっそりやっておりますので、
K. こっそり来てくださいね(笑)。
S. 試飲はサクッと
15. 15分
でございます(笑)。
マスキュー大定番の泡 クレマン・ド・ブルゴーニュからスタート!
◎クレマン・ド・ブルゴーニュ ブラン・ドゥ・ブラン ドメーヌ・デュ・ビシュロン フランス ブルゴーニュ マコネ地区 白発泡性 750ml 2536円税込
マコン・ペロンヌの生産者であるドメーヌ・デュ・ビシュロンはクレマンもつくっていました。
平均樹齢40年の2ヘクタールの畑から年間12000本だけつくります。1ヘクタール当たり45ヘクトリットルの低収量です。市場で良くみかけるジェネリックシャンパンより遥かに濃い味わいの優れたワインです。
作り方もシャンパンと同じ瓶内二次発酵ですから、あの独特なナッツや木の根の香りがあり、しかもシャルドネの柑橘系の果実味がとてもしっかりしています。
ドサージュ後の熟成期間が9ヶ月とシャンパンより短いのですが、資金力のない小さいドメーヌですから目をつぶります(笑)。
泡持ちの短さや酸の少なさが欠点といえば欠点なのですが、ジェネリックシャンパン程度のレベルですから、取り立てて欠点というほどではありませんか。倍以上の値段がするジェネリックシャンパンより旨いのですから。
なによりも12月に、もっとも当店で売れたスパーリングワインですから、皆さん良さをご存じですね。
当店のスーパーコストパフォーマンス スパーリングワインです。(力入れ過ぎ?)
ザ・イタリアの白ワイン!
〇サーラガト ヴェルメンティーノ 2020年 イタリア サルデーニャ 白 イゾラ・デイ・ヌラーギI.G.P. 750ml 1885円税込
第一印象はとてもプリミティブな印象。ミネラリーで切れが良くとてもドライ。今風のファットで柔らかなヴェルメンティーノとは一線を画しています。山羊や羊などのチーズ、オリーブオイルをたっぷり使った野菜などに合わせることを連想させてくれます。飲む人によってはぶっきらぼうに感じるかもしれませんが(笑)
、合う食事がそれを解消させてくれるはず(笑)。
このワイナリー『サーラガト』、実はアブルッツオのファンティーニ・グループと地元生産者達とのコラボ。
ファンティーニ・グループはいわゆる伝統的なネゴシアンとは一風違うベンチャー系のネゴシアンと言えますか。単に葡萄やワインを買って、あとは好きなように加工したり売ったりする従来型のネゴシアンとは違います。栽培農家と深く結び付き共に利益を継続して上げるビジネス・モデルを志向します。例えば一緒にブランドを立ち上げる。この『サーラガト』はまさにそれ(笑)。現地に栽培や醸造のスペシャリストを送り、ワインの品質・量を確保しながら生産販売。事業を継続するために、葡萄の買い上げは量ではなく畑の面積に応じるところがミソ。作柄による収穫の増減に収益が左右されません。それにより栽培者はリスクが減り、品質の向上を目指すことになるからです。
契約する栽培農家も2ヘクタール未満の畑の所有者が大半なので、自らワイン販売まで手掛けるには小さすぎるし、かといって栽培に尽力することに傾注しやすい規模でもあります。
目の付け所がシャープ(笑)。
それゆえティスティングで感じた通り、プリミティブな地元の味わいのするシンプルで質実なワインなのです(笑)。
変わらず美味しい!コレもマスキューの大定番!
〇ロマーニャ・アルバーナ・セッコ 2020年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 1697円税込
美食の地エミルア・ロマーニャ。桝久はこの地のワインをあまり扱っておりませんでした。ワインの種類、バリエーションともかなりの数がありますが、なかなか「これぞ!」というワインにあたりませんでした(価格も含めて)。水っぽくて線が細かったり、良くても異常に高かったりとあまり縁がありませんでした。
ようやく良いのが見つかりました(笑)。
ふくよかで質感のある舌触り、奥行きのあるフローラルな香り。いかにもアルバーナ種らしい味わいです。後味にハニーさが加わり美しい余韻。遅摘されたコストパフォーマンスに優れた良品です。
生産者のファットリア・モンティチーノ・ロッソは2000年にワインセラーをつくり、近代的な醸造設備を設置しました。そして、新な投資により飛躍的に品質が向上し、一躍脚光を浴びるワイナリーとなりました。
もちろんそれはエノロゴ、ジャン・カルロ・ソヴェルキアの指導と、オーナーのゼオリ兄弟の努力によるところです。
一流の巨匠と呼ばれる前の今こそ、気軽に楽しめるワインです(笑)。
種のタンニンが溶けていますから、温度が上がるとやや苦く感じますが、冷やすことで解消します。良く冷やして飲むことをお勧めします。しっかりした味わいですから、冷やしても充実感があります。
この2013年はいつも通り(笑)。アルコール分も13.5%。味わいもいつも通りのぶれないもの。気候の優位性と造り手ファットリア・モンティチーノ・ロッソの並々ならぬ尽力を感じます。近年ではガンベロ・ロッソあたりで高い評価を得ているのも納得。
お願いだからこのままでいて(笑)!
●同じくモンテチーノ・ロッソの赤
腕を上げた(笑)?
ロマーニャ・サンジョヴェーゼ・スペリオーレ 2019年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C. 赤 750ml 1697円税込
マスキュー大定番エミリア・ロマーニャのモンテチーノ・ロッソが作る赤ワインです。
今や白ワインのスペシャリストとして確固たる地位を築いたモンテチーノ・ロッソですが赤ワインも作っております。かつて2015年ヴィンテージをマスキュー試飲会で出したところ大人気。スポットで仕入れた10ケースが完売して以降扱いが
途絶えましたが復活!
このワイン、木樽を使わない直球勝負(笑)。低温での浸漬→アルコール発酵→マロラクティック発酵を2ヶ月にも亘って行い。ステンレス・タンクで熟成させてからリリース。
飲んだ印象は2015年とは明らかに違う。あの過剰にも思えたタンニンではありません。あくまでも伸びやかで暖かみのあるエミリア・ロマーニャらしいサンジョヴェーゼ。滋味に富んだ酸っぱさとでも言えましょうか。しっかり抽出はされているが、無理にプレスで絞り出していません。プレス果汁を使わないようなクリアネスがあります。品の良いサンジョヴェーぜらしいエレガンスがあるのです。2015年ヴィンテージは一体何時飲み頃になるのか途方に暮れるほどでしたが、この2019年は違う。ただ、口中に残る香りは美しくとても長大。この点は2015年と変わらず。確実に進化してますね。
家内曰く『腕を上げたな(笑)。」(偉そうに(笑))
ボジョレー・ヌーヴォーに囚われてはいけません。美味しいボジョレーこそ愛すべきワインなのです(笑)!
●ボジョレー・ヴィラージュ・ランティエール『レ・ブリュイエール』2019年 ドメーヌ・シャサーニュ フランス ボジョレーA.C. 赤 750ml
1800円税別
一般にボジョレー→ボジョレー・ヴィラージュ→クリュ・ボジョレーのランクにボジョレーは格付けされています。ボジョレー名称は南側の平地、ボジョレー・ヴィラージュは北側の標高の高い傾斜地
と別れます。問題はボジョレー・ヴィラージュ。日本に輸入されるボジョレー・ヴィラージュは単にラベルにボジョレー・ヴィラージュと表記されるものが大半。これはボジョレー・ヴィラージュのエリアで収穫したものを混ぜたもの。本来的にはヴィラージュらしく村名をつけたものが正統です(笑)。
これはそれ(笑)。ランティエール村のレ・ブリュイエール畑で作ったボジョレーでございます(笑)。
当然味わいもネゴシアンが作ったものと違い、はっきりとした個性があり、基本的な作りの良さがあります。いわゆるクリュ・ボジョレー並みの濃さがあります
。かつて一世を風靡したニコラ・ポテルのポテル・アヴィロンに似たスタイルかな(笑)。香りはガメイらしい華やいだ赤い果実。もちろんしっかり完熟しています。香りと液体濃度とのバランスが取れている感。過不足ない満足のいくボジョレーの味わいでございます(笑)。ボジョレーって美味しい!と素直に思える出来映えなのです(笑)。
以上5本、26日(金)は17~20時、27日(土)は11~20時までいつも通りのスケジュールでございます。
暑さ厳しきおり、ご無理なさらないでくださいませ。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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今月末7月29日(金)、30日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Jul 22, 2022 by weblogland |また、コロナの感染者が増えてますからいつもの6アイテムではなく5アイテムとなります。一応今回はH.K.S.15となります(笑)。ご協力お願い申し上げます!
いつも通り29日(金)は17~20時、30日(土)は11~20時となります。
H. ひっそりやってますから
K. こっそり来てくださいね。
S. 試飲はサクッと
15. 15分
◎アマルテア・ブリュット・ナチュレ・レゼルバ・オーガニック 2019年 ルシャレル スペイン 発泡性 カヴァ 白 D.O. クラシック・ペネデス 750ml 1980円税込み
以前はD.O.カヴァでリリースされていましたが、カヴァの名称がペネデス以外でも使えるようになってしまったため伝統的なカヴァの生産者は面白くない(笑)。そこで2014年に、より厳しい規格のD.O.
クラシック・ペネデスが創設されました
。D.O.創設までの経緯をかいつまむと、陳情に消極的なD.O.委員会に業を煮やした伝統派一味は(笑)、協同組合を設立しそのブランドとして新しいD.O.を作りEUに登記する大奇策を敢行。結局地元のD.O.委員会に認めさせたようです(笑)。
見習いたい行動力ですね(笑)。
このD.O.クラシック・ペネデスは100%ペネデス産の有機葡萄を使用し、ヴィンテージ入り、レゼルバは最低15ヶ月以上の熟成を要します。
味わいはグット(笑)。以前と比べると全体的に洗練された感。特に瓶熟成由来の甘く感じる赤い果実を連想させる旨味の酸があります。上物にしか見られない酸です(笑)。シャンパンほどの酵母臭や熟成香は強くないものの、とても爽やかな柑橘類の香りはどこまでも伸びやかでチャーミング。ビオ系ワインによく感じる塩味もとても良い方向に作用しています。
う~ん。
カヴァってこうあるべきだし、ある意味カヴァの完成形であると納得しました(笑)。
◎チェラスオーロ・ダブルッツォ・スペリオーレ 2021年 バローネ・コルナッキア イタリア赤・ロゼ 750ml 1508円税込み
今回2021年にての再入荷です!
このヴィンテージはモンテプルチアーノ種らしさがより強く出ています。モンテプルチアーノらしいストロベリーの果実の上にフランボワーズやアセロラのような弾ける酸味が乗って複雑でゴージャスな感じです(笑)。飲んだ印象には天候のイレギュラーは感じず、逆に良い作柄のように感じます。過度の暑さによって酸が抜けるようなことはありません。
ちょっと不安な2021年ヴィンテージでしたがイタリアは大丈夫のようです。お値段は若干上がりましたが、運送コストの範疇。フランスのように生産量不足による値上げはありません。やはりイタリア・ワインは生産量に余裕があるようです。
以下2020年ヴィンテージの記述
このチェラスオーロは6月頃にマスキュー
で試飲サンプルを取り寄せティスティングしました。第一印象は強くて深い(笑)。
面白いことに愛するピエモンテのロ・ゼルボーネが作るキアレットとそっくりの味わい(笑)。両者ともに全然開いておらず、そのポテンシャルの高さみが光る(笑)。ブラインドでティスティングしたら赤ワインと答えるはず(笑)。
ゼルボーネのキアレットの癖でもあるわずかなビオ臭がしないのがコルナッキアのチェラスオーロ。それくらいよく似ており、品種の違いも感じないほどでした(笑)。
「ゼルボーネ同様夏を越せば良くなる!」
8月の終わりに取り寄せて再びティスティング(笑)。モンテプルチアーノ種らしいフレッシュなチェリー、全体の揺るがない大きさパワーは予見したポテンシャル通り(笑)。数日経つとストロベリーのモンテプルチアーノ種らしいニュアンスも加わり、複雑さ・繊細さを感じることができます。全体の折り合いもとれてきます。マスキューの定番のテッレ・ダブルッツォのチェラスオーロよりは赤ワインにより近いスタイル。それ故開くには時間がかかるような気がします。
ただ、まだまだ向上する事間違いなし!
もちろんコスト・パフォーマンスの高さは驚くほどでございます(笑)。
畑の標高は240m、小高い丘の斜面にあります。土壌はで石の多い石灰岩質土壌です。栽植密度は3,700本~4,000本/ha。どうやらコントログェッラ村の後から取得した親戚の畑のようです。もともとのモンテプルチアーノ・ダブルッツォの畑ではありませんね(笑)。収穫は9月の末に、手摘みで選別しながら行います。コルナッキアのモンテプルチアーノで9月に収穫出来るのはコントログェッラ村の畑しかありません。収穫した葡萄を除梗、破砕した後、やわらかく圧搾します。8度で24時間置き、澱下げをします。いわゆるセニエ法は発酵中にブドウ液を抜きますが、低温浸漬中にタンニンを引き出し果皮と分離するようですね(笑)。かなりタンニンの強い赤ワインに近い色・味わいはブドウ液を抜くタイミングが遅いためではなく、収穫した葡萄
果の皮のタンニンの熟度によるもののようです。アルコール発酵は16度から18度に温度コントロールしたステンレスタンクで行います。翌年の1月末までステンレスタンクで熟成させた後、2月にボトリングします。
●ニエトロ・デ・ソモス ガルナッチャ 2017年 ボデガス・ソモス・ガルナッチャ 赤 スペイン アラゴン D.O.カラタユド 750ml 1885円税込み
カラタユドは内陸部の標高900mにも達する地。少ない降雨、激しい寒暖差、冬場の厳しい冷え込み。まさに限界の地と言えます。しかし、強い日差しと厳しい自然環境は偉大なワインを産む源にもなっています。暖かい低地で造られるワインとは自ずと、締まり、凝縮感が違ってきます。明らかに古樹を使用してますね。(収穫量も自然と少なくなりますから、葡萄生産者は大変ですが。)
そんな中、このボデガス・ソモス・ガルナッチャは地場品種として長年育てられたガルナッチャに特化したワイナリーです。もともと小規模ながらも大事に栽培されていたガルナッチャの古樹を集約した協同組合的な色合いが強いワイナリーです。おそらくEUから多額の補助金を受け最新の設備を導入したニューワールドにありそうな近代的かつ大規模なワイナリーですね。レストランも併設され、ワイン・ツーリズムに力も入れてます。集約化・効率化と品質の向上、そして彼の地への貢献。それらを達成するにはこうするしかないようです。将来はヴィノ・デ・パゴを目指すのかな(笑)?
飲んでまず驚いたのはローヌの上等なグレナッシュかと惑わされました(笑)。非常にクリーンで重厚・緻密なタンニンと旨味。アルコール分は14.5%もあるのに、全く気にならない折り合いの良さ。木樽のニュアンスもさりげない程度。シャトー・ヌフ・デュ・パフのグレナッシュのようなチョコレートのようなアロマはあくまで果実由来のもの。海藻のようなヨード臭は完熟の証。どう考えても上等なローヌ・ヴィラージュ(笑)。深みがあり、余韻は長く心地好い。ハイ・パワーでありながら品の良いワインとして出来上がってる様は、従来のスペインのガルナッチャとは思えません。
スペインのガルナッチャがこうなるとは想像・予想もつきませんでした(笑)。イノヴェーションを感じるワインです。将来パフを越えるようなガルナッチャが出来るかもしれません。そんな予感をさせるレベルの高いワインです。
〇ブルゴーニュ ・オート・ コート・ ド・ ニュイ シャルドネ 2019年 ドメーヌ・ギィ・シモン フランス ブルゴーニュ 白 750ml 2677円税込み
これは樽発酵・樽熟成したシャルドネ。
とても酸が強く、おそらく全房で発酵したようです。樽熟成しますとマロラクティック発酵が起きますので減酸するのですが、この酸の量は圧巻(笑)。ホントにマロラクティック発酵してるの(笑)?当然生命力も伴うはずですから先々が楽しみであり、今すぐ飲むにはちょっともったいないかな(笑)。あと驚くべきはアルコール分。なんと14%!同じヴィンテージの赤は13.5%ですから意図的に遅摘みしていることは想像にかたくありません(笑)。でもですね、飲んだ印象ではアルコール分が14%とは思えません。もっと低く感じます。酸とボリューム感にマスキングされてます(笑)
。ジャイエ・ジルのような最初からトロトロのスタイルではありませんが(笑)、長い熟成能力を予感させます。10年くらい経つとトロトロになるのかしら(笑)。
簡単に言うと今は若いミュルソーみたいな感じですね(笑)。
最後のお買い得ブルゴーニュかも?
●ペルナン・ヴェルジュレス 2019年 ドメーヌ・ロラン・ペール・エ・フィス フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 3980円税込み
皆さん!
ペルナン・ヴェルジュレスってご存知ですか?聞いたことはあっても飲んだ方は少ないかな(笑)?
コート・ド・ボーヌの金看板コルトンの丘の裏側の谷の狭い村名のアペラシオンです。コルトンの丘の西側のグラン・クリュを一部含め、谷の傾斜地はほとんどが1級畑となっております。アペラシオンの2/3は1級畑指定される銘醸地。でもですね、生産量も少ないためかあまり日本では見かけませんね(笑)。私自身『どんなワインだっけ?』状態でございます(笑)。
飲んでみますと、隣の谷のサヴィニ・レ・ボーヌほどのヴァイタルさはありませんが、わりとしっとりしたバランスの良いスタイル。ピノ・ノワールらしいストロベリーの香りにフランボワーズの香りが乗ったような感じです。
収斂性はなく荒さもない。とは言えしっかり陽光を受け止めながらも、ファットに流れない上品な酸もある。無理な樽香をワインに負わせない、正銘なブルゴーニュのピノ・ノワールでございます。飲めば素直にニンマリ出来ます(笑)。
生産者のドメーヌ・ロラン・ペール・エ・フィスは4代続くヴィニロン。現在12ヘクタールの畑を所有。コツコツと4代に亘って増やしたもの。ペルナン・ヴェルジュレスの地に根差したクラシック・ブルゴーニュでございます。
優良な村名ワインがこの価格で飲めるのはラスト・チャンスかと。
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試飲会のラインナップ並びました!
Jun 22, 2022 by weblogland |ふふふ(笑)。
今並べ終わったところです(笑)。今回はラベルの地色が白のものがほとんど全体に明るくて良いですね。でもですね(笑)、向かって右から二番目のピックプールのラベルは逆に目立ちますね。黒の地色に蛍光色のブルーで名前が描かれてますから、男性的で格好いい。
あと、ピックプールとボノミのフランチャコルタが想像以上に背が高く棚に立てられないのは誤算(笑)。さすがに仕入れる際にボトルの背の高さまで注意しませんからね(笑)。許容範囲かな。
24、25日が楽しみです!
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作戦会議です(笑)。
Jun 20, 2022 by weblogland |家内「そりゃあアレでしょう(笑)。」
私「やっぱりアレかぁ。好きなんだけどなぁ。」
家内「うん。とても良いワイン。私も好きだけど、日本人にはあの強烈な味わいは未体験ゾーンだよ(笑)。」
私「そーだよね(笑)。でもさあ、中にはその未体験ゾーンにはまる人もいるよね(笑)。何人かそんなお客様が思い浮かぶよ(笑)。」
これ以上は明かせません(笑)。
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作戦会議です(笑)。
Jun 18, 2022 by weblogland |家内「6月末だから泡なんてどう?」
私「いいねぇ(笑)!でもさあ、シャンパンは高くて無理じゃない?」
家内「そうだよね。シャンパンの値段の上がり方尋常じゃないよね。」
私「シャンパンのエキストラ・ブリュット しかもブラン・ドゥ・ブランなんか試飲会で出したいけどね。売れる値段じゃない(笑)。」
家内「マスキュー最安値のシャンパン シャルル・モンテーニュだって1,000円くらい上がったのには驚いたよね。」
私「そうするとお買い得感のある泡だったらアレしかないね。アレ!」
家内「あー!アレね。アレだったらオッケー(笑)!」
アレって何かな(笑)?
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昨日せっせと並べて楽しみました
May 24, 2022 by weblogland |昨日せっせと並べて楽しみました(笑)。沢山ワインを並べるのは楽しい!しかも試飲会用の新着ワインですから、かなり楽しい(笑)。ワインを1本だけ手にとって見るのと、棚に沢山並べるのは、行為としても意識としても違います。なんせまずテンションは上がる(笑)。やはり新物ですからね。あと並べることで新たな発見もあります。例えば右から4番目のロゼ・ワイン。色の美しさが際立っています。瓶が重なる角度で眺めると心奪われます
(笑)。
さらには試飲会のひとりシミュレーション(笑)。
「最後の2本は同じ生産者が作る同じ品種のもの。ヴィンテージも同じ2019年です!」
よしよし、これが決め文句だ。等と一人楽しんでおります(笑)。
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桝久 5月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
May 22, 2022 by weblogland |まずは、特別価格の3アイテム!そして驚くほどドライで伸びやかなロゼ。そしてピエモンテの地場品種ルケ研究理解の2本。ちょっとマニアックかな(笑)?
27日(金)は17~20時
28日(土)は11~20時
もう、ひっそりやりませんからこっそり来ずに堂々とお越しくださいね(笑)。
でもマスク着用、試飲時間はお一人様15分位をめどにご参加くださいませ。
ご協力お願い申し上げます!
【特別限定品】
〇ベッラ・ストーリア・シャルドネ・オーガニック 2020年 チェーロ・エ・テッラ イタリア 白 ヴィーノ・ヴァリエターレ 750ml 865円税込み スクリュー・キャップ
まずはラベル解説(笑)。ベッラ・ストーリアは『素敵なストーリー』を意味します。1908年創業イタリア ヴェネトを本拠とする『チェーロ・エ・テッラ社』のオーガニック・ワインのブランド名です。会社名『チェーロ・エ・テッラ』とはイタリア語で『天と土地』、日本人ですと『天・地・人』と言いそうなところです(笑)。
まあ、天と地に感謝して飲もう!といったメッセージのようですね。
そして手にハートをあしらったラベル・デザインは『愛をもって助け合う精神』を表しています。ラベルの紙も凝ったもの(笑)。
そして実際に売り上げの5%をキリスト教系の慈善団体に寄付。なかなか出来ることではありません!まあ、ヨーロッパに広く通用する様々な認証を取得していますから、まさに当世企業のトップランナーです。
このシャルドネはヴェネトの自社畑のシャルドネとシチリアの契約農家から調達したシャルドネを半々にブレンドしたもの。フランスのヴァン・ド・フランスに該当するヴィーノ・ヴァリエターレ規格のワインです。
基本フレッシュ!
特に発酵から瓶詰めに至る工程では極力酸化を防ぐことに腐心しています。一酸化窒素を充填する最新のプラント技術を持っているようです。同じイタリアのマルケのワイナリー ロ・プーロと同じようなアプローチですね(笑)。また、瓶詰めから出荷まで15日しかかかりません。
効率も重視しています。普通は瓶詰め後ワインを休ませますが、その必要がない
。技術的なイノヴェーションを遂げています。
可愛い白い花のようなシャルドネのニュアンスはヴェネトらしいもの。繊細な中に崩れない骨格はシチリアらしさかな(笑)。供出温度が高いとバターのようなシャルドネらしい香りがし、供出温度が低いと小振りな旨味が舌を転がるようでとてもチャーミング。残糖分も若干ありますね。個人的には思い切り冷やして飲むには打ってつけと思っております(笑)。多少液温を乱暴にしても、ワインは文句を言わずいつもフレンドリー(笑)。これって安いワインにはないことなのです(笑)。もともとの良さ・濃さがないと達成出来ないのです。
何の意識もなくスイスイ飲めることにどれほど尽力されているか。全くそれを感じさせないところこそ凄いのです(笑)。これがこのチェーロ・エ・テッラ の目指すところなのでしょうね。
赤のメルロー共々ワイン作りに明確な意志と意図があり、それを達成する高い技術があるのです。
【特別限定品】
●ベッラ・ストーリア・メルロー・オーガニック 2020年 チェーロ・エ・テッラ
イタリア 赤 ヴィーノ・ヴァリエターレ 750ml 865円税込み スクリュー・キャップ
この赤ワインはヴェネトの自社畑のメルローとシチリアの契約農家から調達したメルローを半々にブレンドしたもの。フランスのヴァン・ド・フランスに該当するヴィーノ・ヴァリエターレ規格のワインです。
第一印象は軽くて飲みやすい(笑)。とても違った産地のワインをブレンドして作ったワインとは思えません。フレッシュで折り合いがとてもよろしいのです(笑)。一部木樽熟成したニュアンスもあり、それがワインに柔らかさ深さを加えています。特にタンニンに収斂性がなく、若干の残糖分(7g/1L)を残しているため、冷やして飲むにはもってこい(笑)。基本雑味がありませんから更に良し。
う~ん。
確かに特徴がないと言えばない(笑)。しかし、低コストの安ワインでないことは確か(笑)。タンニンが過剰になり勝ちなシチリア産のメルローのタンニンを滑らかで軽やか、しかもメルローの味わいはちゃんと感じる。決して薄くはありません。雑味がないのは栽培・収穫に細心の注意が必要。手摘みで収穫しているようです。変な技術で克服したものではないはず。抜栓後の安定した味わいは葡萄本来の良さの表れです。安ワインだとこうはなりません(笑)。
もちろん発酵・瓶詰めまで最先端の技術を使って尽力していますから『瓶詰め後20ヶ月はフレッシュさを保てる』とまで
言っております。生鮮食料品の会社にスタンスが似てくるようです(笑)。まあ、イタリア・オーガニック・ワイン・デイリー部門のトップ・ランナーと言えましょう(笑)。
●【特別限定品】
キュヴェ・ジャン・ポール・ルージュ 2020年 ブティノ 南フランス ローヌ
I.G.P.ヴォークリューズ 赤 750ml 1021円税込み スクリュー・キャップ
たまーに、グルナッシュが飲みたい!そんな衝動に駆られませんか(笑)?
別にコテコテのヘビーなグルナッシュでなくとも良いのです。特にこれから暑くなりますから、そんな高級なものでなくて良いのです。旨味があるミディアムなものが良いのです。
セラーから取り出してグビリ。沈んだプラムの香りは程好く甘く、ひたすら飲みやすいのみ。疲れて熱くなった体を癒す。シャワーを浴びて汗を流してからまた飲む。たいしたつまみは無くとも、QBBチーズ程度あれば充分。
少し液温が上がってきて、旨味・甘味が増したグルナッシュは癒しの効果倍増(笑)。さらにグビリ、グビリ。開けてから
3日くらいは楽しめるとさらに良し!
そんなワインを探していたところ、ありました(笑)!
このワイン、南ローヌ・ヴォークリューズ県の葡萄から作られたもの。ラストーの洞窟があるところです(笑)。セパージュはグルナッシュ、シラー。ワイン作りはブティノ社。自社畑や契約栽培農家から調達した葡萄を使用。ヴォークリューズ県はブティノの本拠地ですから、精通した本領発揮です(笑)。
コート・デュ・ローヌA.C.クラスの飲みやすいグルナッシュを探していたのですが、ワイン価格が上がっている昨今、なかなか適当なものがない。そんな折、ありました!
ちなみにワイン名『キュヴェ・ジャン・ポール』とはブティノ社の創始者ポール・ブティノの長男の名前。今や世界を股にかける巨大企業ブティノの創業初期からリリースされているキュヴェであり
、コスト・パフォーマンスを追及するブティノ社のワイン作りの象徴と言えましょう。
◎ツヴァイゲルト ロゼ 2021年
オーストリア ニーダーエスタライヒ州 D.A.C.クレムスタール ロゼ 750ml 1854円税込み (スクリューキャップ)
驚くほどドライで伸びやかなロゼです!
10ヘクタールほどの葡萄園を女性醸造家ヘルマ・ミューラー・グロースマンさんが1986年に父親から引き継いで運営しています。現在は娘のマリーさんと力をあわせてワイナリーを運営しています。
ウィーンから100キロほど西のクレムスタールの地に葡萄園はあります。ドナウ川の南側の水捌けの良い緩斜面の畑は複雑な土壌からなっており、ミネラル感タップリの優しいワインが出来ます。
これはマスキューの大定番のグリューナー・ヴェルトリーナの生産者ミューラー・グロースマンがツヴァイゲルト種で作るロゼ・ワインです。黒葡萄のツヴァイゲルトをセニエ法で抽出したもの。でもですね、ツヴァイゲルトらしさは感じません(笑)。アセロラやトマトのようなとてもドライで伸びやかな果実味はグリューナー・ヴェルトリーナに共通する気風
を感じます。とてもクリアでドライ、筋の通った真っすぐさ、オイリーな厚み。
野菜や穀物類との相性を連想させてくれます。
こんなロゼのアプローチは新発見(笑)。彼の地の食事、特に野菜料理に合わせてみたいロゼ・ワインです。
発酵・熟成はステンレス・タンクのみの使用。あと、マロラクティック発酵はしていませんね。ツヴァイゲルトの果実味
をダイレクトに表したロゼ・ワインと言えます。
飲んでみると、深みのあるしっかりとしたロゼ色の理由が解るというもの(笑)。
●ブリック・ド・ビアンク 2019年 ルカ・フェラリス イタリア ピエモンテ 赤 ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G. 750ml 2168円税込み
皆さんこの ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G 知っていましたか(笑)?
2010年にピエモンテで新たに昇格したD.O.C.Gで、アスティのすぐ北東部の狭い範囲のものです。在来品種ルケ種を90%以上使ったワインです。
マスキューではトップの生産者ルカ・フェラリスの『クラシック2019年』を定番としてこっそり販売しております(笑)。とても深くて頑強。家内曰く「熊の香りがするワイン。」です(笑)。とても素晴らしいワインなのですが、解りにくい(笑)。そこで今回は解りやすくつくったルケをご紹介させていただきます。
これはいわゆるピノ・ノワール的に作ったルケです(笑)。
葡萄は樹齢の若い区画ブリク・ド・ビアンク。「ビアンクさんの丘」という意味です。畑は、標高260mの南西向きで、土壌は軽くエレガントなスタイルになる砂質と、パワフルになる粘土質の混ざるもの。
収穫はコンピューターにより、熟した実だけ収穫できる収穫機を使用。除梗したのち温度管理機能のついた垂直のステンレスタンクで発酵を行ないます。低温で10~15日の醸し(『クラシック」等のキュヴェの半分ほど)、無理に色素を抽出しないようにします。ブルゴーニュのような醸し期間です。醸しの間の1週間は1時間毎に10分、ルモンタージュを行います(タイマー設定も出来る最新のタンクですね)。頑強なタンニンをしっかり柔らかくしつけます。
そしてタンクを移して6ヶ月熟成後瓶詰め
、3ヶ月熟成してからリリース。熟成に木樽は使いません。
これによりニュートラルなルケ本来の果実味が解りやすいアロマティックなワインに仕上がります。
ワインの色調は薄くキアレットのよう。あの光を通さないほど濃い『クラシック』とは別世界(笑)。もちろん頑強なタンニンはありませんから、とても飲みやすい!(基本強いのですが(笑))
薔薇やベリーの果実味は美しくとても伸びやか。
う~ん。
まさにピノ・ノワール的!
とは言えとてもパワフル(笑)。ルケの果皮のポテンシャルの高さが伝わってきますが、明瞭な果実味とたっぷりの旨味が素晴らしい。それととてもユニークで特徴的な香り。山菜やキノコ、山の草になる果実やふきのとうなどにある『苦味(クミ)』日本人の嗜好する『クミ』と言えば伝わるかな(笑)?日本酒の味わい要素の甘・酸・辛・苦・渋の苦味です。
合わせる料理は葡萄の新梢の天ぷら、鮎、山菜、ふきのとうやマタタビ、筍等々が連想されます。いわゆる山のワインです。
しっかり発酵させてフル・ボディーのルケだとはっきり解らなかった香りのディテール、品種特性が解り、目から鱗が落ちる思いでした(笑)。ちょっとルケの事が解ったかな(笑)?
あと付け加えると抜栓後一週間経った今日飲んでもとても美味しく、崩れません。ルケはとても強い品種ですね(笑)。
●ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック 2019年 ルカ・フェラリス イタリア ピエモンテ 赤 ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G. 750ml 2640円税込み
皆さんこの ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G 知っていましたか(笑)?
2010年にピエモンテで新たに昇格したD.O.C.Gで、アスティのすぐ北東部の狭い範囲のものです。在来品種ルケ種を90%以上使ったワインです。
ルケをちょっと調べるとかるくて飲みやすい品種とありましたが、実際に飲むととんでもない(笑)。経験したことのない迫り来る個性でございました(笑)。野性味満々(笑)。果実味は鮮烈な赤や黒のスグリやリコリス、ワイルド・ベリー。ちょっと経験したことのないもの。それにハーブや漢方薬や甘草のニュアンスが伴う。しかもアルコール分は15%のフル・プルーフですから圧巻なのです(笑)。とは言えアルコリックでない折り合い。残糖分を感じさせないタンニンと酸とアルコールの高度な折り合いの良さは特筆もの。小粒の巻き貝の肝や熊の肝、完熟葡萄の種由来のフェノールは複雑で深みを与えています。マスキュー扱いの個性派ワイン『ペラベルガ』が似たような立ち位置のワイン。同じピエモンテの赤ワインです。家内曰く「熊
の匂いのするワイン」でございます(笑)。
あとワイン自体がとてもしっかりしており抜栓から1週間ほど変化を楽しみながら飲めました。さすがトレ・ヴィッキオリを取ったワインでございます(笑)。
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今週末4月29日(金)、30日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
Apr 27, 2022 by weblogland |ふぅー。
いやー、今回はバタバタでした(笑)。取り寄せた20数本のサンプルが全滅でしたからね(笑)。
右端のラダチーニのフェティアスカ・アルバの数がちょっと寂しいですけど、明日追加分が来ますからオッケーです。そういえば今日の夕刊にモルドバで爆発なんて書いてありました。どうやら砲撃らしいのですが詳細は不明。あー!
モルドバにも親ロシア派の地域がありますから、ちょっとの弾みやロシアがちょっかいを出せばすぐに紛争地域となってしまいます。現に非公認の国家をロシアは建ててます。もともとモルドバの中で仲良くやっていたのですし、本来紛争を起こすような土地柄ではない貧しい農業国なのです。本当に止めて欲しい。
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今月4月29日(金)、30日(土)のマスキュー試飲会のラインナップようやく決まりました
Apr 27, 2022 by weblogland |まずはモルドバのラダチーニの白。今ウクライナの避難民を受け入れ大活躍。ワイン生産どころではない状態なのですが
2019年ヴィンテージがすこぶる美味しい
!
よって皆様とその良さを共有しましょう!
〇フィオーリ フェテアスカ・アルバ 2019年 ラダチーニ モルドヴァ 白 750ml 1414円税込み
ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。
歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に設立したアルバストレレ・ワインズ。外資の支援を受け設備やワイン造りの近代化を成しました。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタールもの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の規模が想像出来ますね(笑)。ソ連時代の巨大農場の名残でもありますね。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。
これはいわゆるラダチーニ・ブランドの中級ブランド『フィオーリ』の白。ステファン・ヴォーダ地区で栽培されたモルドヴァの地場品種フェテアスカ・アルバ
100%で造られてます。温度管理されたステンレス・タンクで発酵後約3ヶ月熟成されてから瓶詰め。
ルーマニアを中心に東欧で広く栽培されるフェテアスカ・アルバは通例マスカット種に似た味わい。フレッシュ&フルーティーが身上。ルーマニアのドイツ向けのラベルには「乙女の葡萄」と書かれるとか。蛇足ながら赤の変種フェテアスカ・バベヤスカは「祖母の葡萄」だそうな(笑)。このワインはどちらかと言えばグリューナー・ヴェリトリーナに似たスタイルかな(笑)。フレッシュで上品な滑らかさは上等な証。乙女というより熟女(笑)?東欧の白ワインに共通の白胡椒の香りが肉厚な果汁に深みを与えています。心地良いアプリコットやグレープフルーツなどの柑橘類、白や黄色の花のニュアンス。合わせる料理は豚肉であり、バターやオリーブオイルではなく穀物系の油を使った料理とは相性がとても良い。中華料理や和食にはバ
ッチリです(笑)。
しかも赤同様コスト・パフォーマンスが抜群に良い!嬉しくて困ってしまいます(笑)。
〇ビショッフスクロイツ ゲヴュルツトラミネール 2020年 カール・フォフマン プファルツ Q.b,a. トロッケン 白 750ml 1791円税込み スクリュー・キャップ
ドイツ プファルツのジュートリッヒェ・ヴァインシュトラーセ村に1995年に設立された家族経営のワイナリー カール・フォフマン。約100ヘクタール(所有するのは85ヘクタール、他は緊密な関係の栽培農家)の畑から多種類のワインを作っています。(リースリングやグラウブルグンダー=ピノ・グリなど。)きっと昔は安い甘口ワインを作っていたんだろうな(笑)。
今回はビショッフスクロイツ村の畑のゲヴュルツトラミネールの辛口です!
最近アルザスのゲヴュルツトラミネールがとても高い。しかもちょっと食事するには重い。そんなこんなで正銘のゲヴュルツトラミネールの辛口を探していました(笑)。灯台元暗し(笑)。まさか本元のドイツにあったとは…。香りはライチや薔薇、パッションフルーツ。舌に心地好い重さと粘性。長くて綺麗な余韻にはハニーさとスパイスが溶け込んでいます。残糖分は1L中5.9gほど、酸とのバランスによりとてもドライに感じます。しっかり酸を感じます。醸造・発酵時の温度管理はかなりしっかりやっている味わいですが、やはりアルザスより冷涼なためこんなスタイルのゲヴュルツトラミネールが出来るようですね(笑)。個性が強いゲヴュルツトラミネールなのですが、サラダや中華 豚肉料理やエスニックな味付けのものなど合わせる
料理は幅広し(笑)。有りそうでないとてもユースフルなものです(笑)。プファルツのゲヴュルツトラミネールにはテロワールのアドバンテージがあるように感じます。
とても久しぶりのドイツ・ワイン入荷なので表記や地図を忘れており(笑)、とても大変でした(笑)。ドイツの場合銘醸地が限られ、新たなものがなかなか生まれ難い。そんな中プファルツなどは一段格の低い安いワインの産地として冷遇されていましたが、ようやくオリジナリティのあるちゃんとしたワインが出てきたととても頼もしく思っております(笑)。温暖化の恩恵もあるとは思いますが、今までの殻を破る今後目を離せないワイナリーなのです。
●シャトー ラランド・モース 2012年 ボルドー フロンサック 赤 750ml 1791円税込み
とても良質なフロンサックのワインです(笑)!一時期ポスト・ポムロールとしてもてはやされたフロンサックですが、それは先走り。ポムロールのようなねっとりしたメルローを作ることに競争しましたが、どうやらそれは算盤勘定が先行してしまっていたようです(笑)。個人的にはこうしたエレガントなスタイルのワインが作れるポテンシャルの高さに注目すべきと解らせてくれたワインです。しかもデイリーでリーズナブルな価格にはとても嬉しい(笑)。フロンサックってとても良いアペラシオンだと気づきました。気づくのが遅いかな(笑)。フロンサックのメルローってこうあるべきなのですね。ちょっとワインのことが解ったような気にさせてくれます(笑)。
瓶詰めされてから8年ほど経っていますが
とても明瞭な果実味、全体のまとまりの良さは高品質の証。しっかり熟成を感じるのですが、古さもなく真っ直ぐな衒いのない様は本来的な良さの現れ。腐葉土や黒トリュフのニュアンスはあるのですが、プラムやラズベリーの果実味が軽やかに立ち上ぼります。重心の高さが特徴的。この点ポムロールとは違います。
また、無理な化粧をしないことの意味を実感させてくれます。それと同時にフロンサックらしさを知らしめてくれました。
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以下インポーターさん資料より
シャトー ラランド モースは、同じくフロンサックにシャトー クロ デュ ロワを所有するエルムエ家が2000年に購入し、2001から2003年に植え替えが行われました。ボルドー市内から北東へ35kmのサイアン村に位置しています。葡萄畑は"べレール"と呼ばれる台地にあり、土壌は砂質粘土、そして粘土を多く含む粘土石灰質、栽植密度は1ha当たり5,000本から6,000本です。発酵は温度コントロールされたステンレスタンクで行い、熟成は全体の50%バリック、50%ステンレスタンクで12ヶ月行います。土壌の大部分は砂質粘土のため、力強さというより繊細でエレガントなスタイルのワインが出来ます。しなやかでバランスがとれており、熟成による複雑さ、洗練された要素が感じられます。
●ラングドック 2016年 トラディシオン ドメーヌ・ル・ヌーヴォー・モンド フランス ラングドックA.C. 赤 750ml 1885円税込み
南フランス ナルボンヌ市の東ヴァンドル・プラージュ村で1976年から続くドメーヌ・ル・ヌーヴォー・モンド。21ヘクタールの畑は長く自然農法を実施しており、2020年にエコセールを取得。土地をワインを愛する3代目オーナーのアンヌ・ローヌさんは、『ワインは飲み頃になってからリリースする。』というポリシーを貫いています。このトラディシオン2016年はまさにそれ。今や、とても良い状態に入ったところ。濃く凝縮して濃厚、ねっとりした舌触りですが、それは誇張、強調、ましてや無理やりなものではありません。とても自然でエレガント。一本筋の取った正統派のラングドックの赤。抜栓直後はやや甘さが勝っていますが、赤い果実、乾燥イチヂク、スパイス、森の香り。酸、タンニンの質感が増すめくるめく様に陶酔して
しまいます
。じっくり時間をかけて楽しみたい赤ワインです。個人的にはカスレを食べながら飲みたいワインですね(笑)。甘いソースやタレにはとてもフレンドリーなワインかと。
このワイン、セパージュはシラー60%、グルナッシュ30%、ムールヴェドル10%
。セメントタンクと樽で2年熟成後、無濾過、ノン・フィルターで瓶詰めしたもの
。記憶を辿るとちょっと似たワインがあります。コルビエールのシャトー・ラ・バスティード 2015年 ギレム・ギュラン です。ホームページのアーカイブで調べるとセパージュ、作り方はほぼ同じ
。どうやら味わいの記憶は正しかったようです(笑)。昨日の晩御飯の献立は覚えていませんが、ことワインのことは覚えている不思議(笑)。
あと特にこのワインのスペックで驚きはアルコール分が15.1%あること。
とてもそんなに高いとは思えないし、それでいて全体の折り合いがちゃんと取れていることは信じられません。かなりの実力者でございます(笑)。
●パンノンハルミ トリコッシュ レッド 2020年 パンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセト ハンガリー 赤 ノーザン・トランスダニュービア地方 パンノンハルマ地区 750ml 2150円税込みスクリュー・キャップ
このワインはマスキューの定番アイテムなのですが、2020年ヴィンテージの出来映えが素晴らしく、是非皆さんとその良さを共有したい!ということで今回試飲会に出させていただきます(笑)。
パンノンハルマは限定された葡萄栽培地区 1996年に世界遺産になったベネディクト派の大修道院が有名です。この葡萄園も修道院に付随する生産の場。共産主義政権が倒れてから復活しました。2000年からハンガリー国営銀行が後押しすることで復活に加速度がつきました。永続する祈り、生産、学びの場として復活させる民族的な遺産・資産なのです。
そんな訳でワイナリー名はパンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセトは『パンノンハルミ大修道院付属ワイナリー』の意味のようです。
個人的にはここで造られるオラズリースリングが大好きなのですが(笑)、これは赤。白しか作っていないと思っていました。赤も生産していたのですね(笑)。でもですね、セパージュはピノ・ノワール40%、メルロー40%、カベルネ・フラン20%。聞いて倒れそうになりました(笑)。この組み合わせどう考えてもミス・マッチ(笑)。セオリー無視です(笑)。コンセプトが『世界中から巡礼に訪れる信者に親しみをもってもらうため国際品種を使う。』そのコンセプトは解りますが何も…(笑)。
ところが飲んでビックリ!美味しいのです。高貴とは言えませんがフレンドリー。タンニンはあくまでも滑らか。誰が飲んでも美味しいと言う出来映えです(笑)。赤ワインが苦手のワイン初心者から何十年もワインを飲み続けた強者も美味しく感じます(笑)。これってありそうでない!確かにセパージュ由来の果実味がはっきりと伝わってきます。プラム、ベリー、チェリー、ストロベリーなどの果実味がたっぷり。ハンガリー・オークの228L樽で6ヶ月熟成させた効用か、腐葉土やトリュフや杉、森などを連想させるニュアンスとたっぷりの果実味とのハーモニーは美しく、しかもそれが艶やかで優しく深みがある。飲み手を癒し心酔させてくれます。抜栓後時間が経つとガメイっぽくなりますが、ワイン自体がしっかりしていますから崩れ
ません。基本秀逸なのです。アルコール分が14.5%とかなり高いのですが、それを感じさせません。酸とエキス分、タンニンの多さで折り合いをつけていますね(笑)。
ワインの乾燥抽出物が残糖分を除くと26,7g/Lと驚くほど高い数値所以かと。
この乾燥抽出物量とは1リットルのワインを乾燥させたあとに残る物の重量。アルコール以外のエキス分。このワインは残糖分が3.5g/Lありますから、トータル乾燥抽出物は30.2g/L。例えば3,000円くらいの濃いプリミィティーボがトータルで28gほど、ただし残糖分が8gくらいはありますからそれを差し引くとこのワインの濃さが解ろうと言うものでございます(笑)。グレート・ワインと遜色無い良い造りのワインなのです。
今まで私はドライ・エキストラクト(乾燥抽出物)についてはブログで触れたことがありません。これはインポーターさんの分析表の記載事項なので、表に出さないのがルールと思っておりました。実際に見せてくれないインポーターさんもおります(笑)。単に私の個人的なお勉強としてインポーターさんに分析表を覗かせてもらっています(笑)。テイスティングの精度が上がるんですよね(笑)。
ところがこのトリコッシュのラベルにははっきりと記載されております。それ故その説明をするのは私の仕事と考え、今回初めて触れさせていただきました。
自信の現れであり、であるからこそ記載する。そういう時代になってきたようです。ハレルヤ パンノンハルミ大修道院!
すごく美味しくなりました。きっともっと美味しくなるはず!
●サヴィニ・レ・ボーヌ2017年 ドメーヌ・ルシアン・ジャコブ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 4980円税込み
2022年4月
扱い当初はまだ若く、サヴィニらしいヴァイタルな力溢れるスタイル。はやく飲めるように作ってはいますが、まだまだでした(笑)が、今とても良い方向に成長していることを確認出来ました。
若い時の酸味が、柔らかさと厚みが増したボディーとハーモニーを取る方向。液体の香りタンニンは織り成すようで、しかもリキュールのような凝縮感が窺えました。
完全に熟成した様が想像つきます(笑)。
昔飲んだビーズやルモワスネと共通のサヴィニ・レ・ボーヌ味になるかな(笑)。
まあ、そうなるにはもう少し時間はかかると思いますが!余裕のある方はセラーにとっておいて2027年に楽しむことをオススメします(笑)。そこでさらに寝かせるか飲みきるか判断していただきたく存じます。
2017年ヴィンテージのブルゴーニュは良いですね(笑)。
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以前の記述
美味しいブルゴーニュってどんな味?
軽やかで薔薇の香りがする。基本香りのワイン。そしてサヴィニ・レ・ボーヌだとビビッドで活力がある!もちろん旨い!
真正のブルゴーニュって、本などでこんな風に書かれていますが(笑)。探すとあまり無い(笑)。あってもとても高価。
なんか絵に書いた餅みたいな話になってきています(笑)。
そんな昨今見つけました(笑)!
基本今風ではありますが、1級並みのワインかと。もちろん味わいは、軽やかでビビッドで活力があり、旨い(笑)。
香り、香り命なのです(笑)!
欲を言えば、もう少し凝縮感があればトップ・スターになれると思うのですが…
。畑の植樹率をもう少し上げるか、1本の葡萄樹の収量をもう少しだけ落とせば、トップ・スター間違いなし!
そうなれる資質は十分あると思います
し、期待できる生産者だと確信しております。まあ、そうなったら手が届かなくなるかな(笑)?
あとこのドメーヌで作るクレーム・ド・カシス めちゃくちゃ美味しい(笑)。これも私の評価が高い一因でございます(笑)。
以上6本。
今回久しぶりの6本(笑)。しかもトリは美味しい美味しいブルゴーニュのピノ・ノワール(笑)。思いきりました(笑)!
試飲会は相変わらずのH.K.S.15ですから
1本の試飲は2分半(笑)。
最初の5本を10分で済ませ、最後のピノ・ノワールに5分費やすのも可でございます(笑)。
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マスキューさん!今月の試飲会はどうするの?
Apr 25, 2022 by weblogland |私「やります。やります!29日の昭和の日
が金曜日ですが、店を開けて29、30日と試飲会をします。」
「マスキューさんは祝日休みだから22、23日でもうやっちゃったのかと思いましたよ(笑)。」
私「スミマセン。月末の最終金、土曜日ですから29、30日となります。」
「でも週末は天気悪そうだよね。」
私「29日(金)は祝日なのでいつもより早め13時から始める予定です。夕方から始めても無意味ですからね(笑)。雨の降っていない時間を見計らって来てくださいね(笑)。」
「そりゃそうだ(笑)!みんな休みだもんね。じゃあお昼ご飯食べてから来ようかな(笑)。」
私「お待ち申し上げます(笑)!」
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今月のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
Mar 20, 2022 by weblogland |今月のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!いつもよりちょっと早いかな(笑)。
右から二番目のカンディドのロゼのコーラルピンクはやけに目立ちますね(笑)。もっともプーリアのネグロアマーロから作ってますから色が濃いのは当たり前(笑)
。味わいもガッチリ。ペペロンチーノ食べたくなります(笑)。
四番目のカブの瓶は太い。見るからに太い(笑)。意図的ですねぇ。あと五番目のロヴェロッティーの絵柄ですが、キュヴェ毎に違います。畑に生息する虫や小動物を描いたとか。これはバッタかな?見てるだけで楽しくなりますね(笑)。
そうそう。左の端っこがちょっと空いてますから何か並べましょう!
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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Mar 18, 2022 by weblogland |蔓防は緩和されますが注意に越したことはありません。それゆえH.K.S.15でお願い申し上げます(笑)!
H. ひっそりやってますから
K. こっそり来てくださいね。
S. 試飲はサクッと15分!
●ロス・カルドス カベルネ・ソーヴィニヨン 2020年 ドニャ・パウラ アルゼンチン 赤 ルハン・デ・クージョ 750ml 880円税込み スクリューキャップ(特別限定品)
マスキュー定番アルゼンチンのドニャ・パウラが輸入終了となりました。諸般の事情お察しくださいませ。先月から特売品として扱っておりましたシャルドネが無くなり、最後の砦カベルネ・ソーヴィニヨンの特別販売となります!お見逃しなく!
このロス・カルドス銘柄のカベルネ・ソーヴィニヨンは、ドニャ・パウラのスタンダードランクで木樽熟成はしません。畑はもともとのウガルテックのもの。標高1050メートル、年間降水量は200ミリ、年平均気温は14℃。3月の夜二度にわたり収穫されます。
収穫された葡萄は除梗後、低温で10〜15日間のプレ・マセラシオンしながらミクロ・オキシダシオンをするそうです。この過程で十分なタンニンとアントシアニンを抽出、重合が出来ます。そしてプレスをし果皮と分離してから主醗酵のアルコール醗酵を始めます。最新のアプローチです。
新しい技術的アプローチは結果がでるまで議論されたり批判されたりしますが、このワインに関しては問題ありません。基本的に葡萄果がしっかりしていますから、出来上がったワインに欠陥はありません。薄いワインを無理に濃くするような無理をしている訳でないですから、ワインのもちが悪かったり、抜栓後すぐにダメになったりしません。もちろん何年も寝かせるようなワインではありませんが、硬くてなかなか飲み頃にならないマルベックがすぐにベストの状態で楽しむことが出来ることは素晴らしいイノヴェーションと言えます。
また早くリリースできますから、生産者のキャッシュフローも良くなりますね(笑)。
日進月歩、ただ立ち止まっているだけではダメですね。
◎レ・ポッツェル ロゼ 2019年 カンディド イタリア プーリア ロゼ サリーチェ・サレンティーノD.O.C. 750ml 1493円税込み (特別限定品)
1929年にフランチェスコ・カンディドはサン・ドナーチにワイン醸造所を建設し、所有していた400ヘクタールの畑からブドウ栽培を始めました。もともとそこそこの資産家のようですね。現在、カンディド家の三代目アレッサンドロがワイナリーの当主をつとめています。
140ヘクタールのブドウ畑では、土着品種(アレアティコ、ネグロ・アマーロ、プリミティーヴォ、マルヴァジア・ネーラ、フィアーノ)や外来品種(モンテプルチャーノ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー、プチ・ヴェルド)が栽培されています。更に別の会社が所有する50ヘクタールの畑を借りてブドウを栽培しています。
これはネグロアマーロ95%、マルヴァジア・ネーラ5%のセパージュのロゼ。ネグロアマーロ主体のの珍しいもの。初めて飲みました(笑)。
除梗・破砕したブドウを約20 時間 低温マセラシオン、その後約40%のフリーランジュースを抽出し、ステンレスタンクで選別酵母とともにアルコール発酵したもの。いわゆるセニエ法で作られています。それゆえもともとの黒葡萄であるネグロアマーロの特徴が受け継がれます。
色も濃くコーラル・ピンク。味わいは色から連想されるようにがっしり(笑)。ワイン自体の強さはロ・ゼルボーネのキアレットに遜色ありませんね(笑)。ブラインドで飲んだら赤ワインと言ってしまいそうです(笑)。ネグロアマーロらしくあまり明瞭な香りはしませんががっしり、旨味もたっぷり。フル・ボディーのロゼと言っても良いのでは(笑)。まあ、これは言い過ぎですが、魚介類はもちろん肉系の料理も行けるし、特に唐辛子を使ったものに相性が良いはず。やはりプーリアのしっかりした黒葡萄で作るとこうした特徴的なロゼが出来るのだと実感いたしました。
暖かな晩春や初夏、部屋の窓を大きく開けて昼食には唐辛子が効いたペペロンチーノ。このロゼをセラーの温度で飲みながらひたすらペペロンチーノを食する。
う~ん。
妄想しちゃいました(笑)。
あとこのロゼ・ワイン限定販売の特別価格品となっています。とてもお買い得ですが現品のみとなりますのでお見逃しなく!
〇ティモラッソ 2020年 カッシーナ・イ・カルピーニ イタリア ピエモンテ 白 コッリ・トルトネージ・ティモラッソD.O.C.750ml 2121円税込み
この『ティモラッソ』は品種名、ご存知でしたか?私は知りませんでした(笑)。
このD.O.C.コッリ・トルトネージはいわゆるガヴィの生産地区の一番東側 ロンバルディアに接するところです。
味わいのスタイルは優良なコルテーゼに似てますね(笑)。一言で言えば高貴品種かと。深みがあり、味わい深く、複雑でとてもアロマチック。白や黄色の花、白桃やグレープフルーツやベリーのニュアンスは飲み手を陶酔させます(笑)。甘草やエキゾチックなスパイシーさは深みを演出。高級なヴィオニエのようなメロンっぽさを感じ取れると、『やはり高貴』と血統の良さを実感します。
マスキューの定番『ミナイア』を思い出しました(笑)。ランクは『ミナイア』よりは下がりますが(笑)、かなりの高レベル。ちょっとオレンジ・ワインっぽくもありますが、野性味もあり特徴的な白ワインです。きっと発酵は果皮とともに行ってますね。あと全体を通じての伸びやかさ。徹底的な衛生管理と余分な農薬を使わない姿勢の現れです。SO2の使用量もかなり少ないはずです。
イタリアの特徴的で優良な白ワインを飲むと、シャルドネやリースリングだけではない!と思わず力説してしまいます(笑)
。
●ル・カブ・デ・ザコリット 2019年 ドメーヌ・デ・ザコル フランス ローヌ
赤 750ml 2980円税込み
う~ん。
深みがあって飲みやすい。とても自然ですいすい飲めてしまいます(笑)。
カベルネ・ソーヴィニヨンなのにブルゴーニュ的な透明感がある。変に暑苦しくなく、冷静さを感じる知的な佇まいと優しさ。旨味たっぷりなブルゴーニュのピノ・ノワール的なカベルネ(笑)。ブルゴーニュの名門ラルロの元醸造長の作るワインらしいのかな(笑)?
ビオ系の独特な土臭さはあるのですが、私にとっては土臭さがたまらなく心地良いのです。
アペラシオンの無いような産地ですが(笑)、品質は作り手によるところが大きいと実感。もっともラルロの名声によるところも大かな(笑)。
でもですね(笑)、このワインの質を考えるととても割安であるのは確か。ピノ・ノワール原理主義者であると損をします(笑)。私はピノ・ノワール原理主義者を自認してはおりますが、それ以上に良いワイン原理主義者なので変わり身は早い(笑)。このしなやかな対応力が持ち味なのです。決してコウモリではありません(笑)。
あとこのワインはとても飲みやすく作られていますが隠れた強さがあり、10年くらい経ってから飲むと別世界があるような気がします(笑)。
●モレーンニコ 2018年 ロヴェロッティー イタリア ピエモンテ 赤 コリーネ・ノヴァレッジD.O.C.750ml 3300円税込み
ロヴェロッティーと言えばピエモンテ北東部のD.O.C.G.ゲンメの優良生産者です。
このコリーネ・ノヴァレッジD.O.C.はゲンメを中心にロンバルディア方面に広がる広域のD.O.C.。ここで注意しなくてはならないのは川向こうのD.O.C.G.ガティナラは含まれていないこと。共にネッビオーロをメインに使うので、共通のD.O.C.としてコリーネ・ノヴァレッジがあると思っていましたが、それは間違いでした(笑)。
アルプスから流れるセシア川の西側にあるガティナラより東側のゲンメやコリーネ・ノヴァレッジの方がより冷涼であることが原因かもしれません。ネッビオーロのシノニム『スパンナ』と言う呼称もコリーネ・ノヴァレッジのもの。
この『モレーンニコ』はネッビオーロ60%、ヴェスポリーナ20%、ボナルダ20%。コリーネ・ノヴァレッジ専用の畑で収穫された葡萄で作られたもの。基本早飲みなのですが、口中での広がりはとても伸びやかでフレッシュ。とてもドライで切れが良くアフターの伸びやかさはさすがロヴェロッティー!ゲンメほどの大きさや凝縮感は無いものの、やはりネッビオーロもといスパンナは素晴らしい(笑)。コリーネ・ノヴァレッジではネッビオーロ(スパンナ)を50%以上使うのがお約束。50%でも充分ですね(笑)。この点お隣のガティナラの生産者アンツィヴィーノが作る『カプレンガ』と共通します。ただ『モレーンニコ』の方がより冷涼です。それがガティナラとゲンメのD.O.C.G.の根幹のような気がします。
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今月2月25日(金)、26日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ全て並びました!
Feb 23, 2022 by weblogland |今日イタリアのアントヌッティのメルローとレフォスコが来てコンプリート(笑)。
う~ん。
アントヌッティのメルローとレフォスコのラベルは鮮烈ですね。両方とも赤なのですが(笑)、メルローはダリアの花のような鮮烈な赤、レフォスコはちょっとオレンジが混じった赤で暖かみと明るさがあります。
こうして全体を眺めるといかにも春!見ているだけでワクワクします(笑)。週末が暖かくなってくれるとさらにワクワクかな(笑)?
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試飲会のラインナップ2/3並びました(笑)!
Feb 22, 2022 by weblogland |なかなか春らしい並びになりました(笑)。どのボトルも緑色が入って爽やかですね(笑)。特に2番目のグリッロはレトロなガラス瓶みたいで惹かれます。こうして眺めてもグッド(笑)。
あと、コスタドーロの黄色のボトルタグは目立ちますね(笑)。ヴィーガン、オーガニック、酸化防止剤無添加の3拍子揃ってますし、何よりそれでいてこの価格でこの味わい!皆さん驚くに違いありませんね(笑)。
あと残り2種類は明日来ます。イタリア、フリウリ・ヴェネティア・ジューリアのメルローとレフォスコこれもなかなか良いのですよ(笑)。
さあ、もう少しだぁ!
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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Feb 21, 2022 by weblogland |もちろんオミクロン真っ最中ですので、H.K.S.15で行います(笑)。
H ひっそりやっておりますので、
K こっそり来てください。
S 試飲はサクッと15分にてお願いします!
もちろん無理は禁物。無理に電車を乗り継いで来られると、私は心配になります。
今回はデイリーなもの6本!白3本、赤3本。そうすると1本当たり2分30秒(笑)?まあ、あくまでもティスティング、ティスティングでございます(笑)。
〇ヴィラ・ヤンボル マスカット 2020年 ブルガリア 白 トラキアン・ヴァレー 750ml 886円税込み
フランス、イタリアよりずっと早くワインが造られ始めたブルガリアのトラキア地方。ギリシャ同様紀元前3000年の歴史を誇ります。また、一説にはギリシャを遡るワイン発祥の地として紀元前5000年の歴史があるとも。いずれにせよ、ワイン用の葡萄の原産地ですから古いのはたしかです。また、日本との関係も古く、1970年代から、ブレンド用として多くのブルガリア産ワインが輸入されていました。当時の日本は国産ワインの表示義務がかなりいい加減でしたから、知らずに飲んでいたのではないかと思います(笑)。
そう言えばかつてメルシャンが『ボイヤール』銘柄でブルガリア・ワインを日本へ輸入してましたね。当時、ボルドー飲むより安くて美味しかった記憶があります(笑)。この時期、特に品質の高いカベルネやメルロ等のヨーロッパ品種を主にソ連に輸出し好評を得ていたようです。
そして混乱と荒廃の1992年の民主化、2007年のEU 加盟を経た現在、国際市場を意識した素晴らしいワインが多く誕生しているようです。
このワイナリーはブルガリア南部バルカン山脈が背後にそびえるワイン産地トラキアン・ヴァレーに畑を持つヴィラ・ヤンボル。ブルガリア国内でも特に古い1924年設立のワイナリーです。トラキアン・ヴァレーは、生育期は暑く乾燥し、秋には穏やかな快晴が続くブドウ栽培適地です。葡萄は良く熟し、しかも収穫期にアクシデントが少ないようです。このため、ボルドー品種のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロの栽培により各国で高く評価されました。中でもヴィラ・ヤンボルはそのスペシャリストとして一目を置かれる存在です。
マスキューの定番で同じ価格帯のカベルネ・ソーヴィニヨンはそのコスト・パフォーマンスの高さ故、さまざまな雑誌やコンテストで絶賛。皆様におかれましても必須アイテムとご愛顧されております
(笑)。
これはマスカット・オットネルを使ったとてもドライで軽い白。マスカット独特の香りより薔薇の香りが強く、ゲヴュルツトラミネールのようです(笑)。とは言えゲヴュルツトラミネールのような粘りや濃さとは無縁なとてもドライな味わい(笑)。トロピカルな香りの下に青リンゴやライム、レモンの爽やかなリンゴ酸がちゃんとありますから、飲み疲れしないスタイル。合わせる料理も幅広く、特にポテトサラダは鉄板。牛肉以外なら何にでも合いそうですね(笑)。気軽に何も考えずに、ポテトチップス食べながら飲むも良し!有りそうで無い、嬉しいワインでございます(笑)。特に辛口白ワイン初心者や女性にはオススメ(笑)。嵌まること間違いなし(笑)!
インポーターさんの資料によると『醸造は完熟したブドウを手摘みし、注意深く選別。除梗、圧搾後、 13℃で20日間の発酵。ステンレスタンク使用。安定化、ろ過。』いわゆるワインのアルコール発酵酵母は15℃以下だと発酵を始めませんから、特殊な酵母を使っているようです。それとこの白ワイン、残糖分はなんと1L中1.9gしかありません。通例辛口白ワインの残糖分は1L中4g前後ですから、かなり異例。糖分を低温でよく食べる酵母を採用しているようです。また、同時にマロラクティック発酵を起こさせない意図も同時に達成しているような気がします。マロラクティック発酵は20℃を越えないと起こりません。理論的にはかなりドライで酸があるスタイルとなります。
あと経験的に思うのですが、ここまで残糖分が無いと違和感を感じることがあるのですが、味わいに違和感を感じません(笑)。それより斬新さに心奪われでしまいます(笑)。
イノヴェーションを感じる白ワインです
。
〇(限定販売品)
イゾラ グリッロ 2020年 カステラーニ イタリア 白 シチリアD.O.C. 750ml 927円税込み
このワイン、イタリア・トスカーナに本拠を置く巨大酒商カステラーニ社が『イゾラ』ブランドでリリースするいわゆるネゴス物です。
マルサラ酒の原料となる地場品種グリッロ100%のものです。このグリッロ種はもともとプーリア原産らしいのですが19世紀末のフィロキセラ禍を避けるためにシチリアに移植されたそうです。マルサラに使われる品種ですから、基本頑強(笑)
。アロマチックではありませんが、グレープフルーツのような柑橘類をしっかり感じる酸がたっぷり。ミネラリーで切れがあり、いかにもシチリアっぽい仕上がりです(笑)。喉超しに清涼感がありとても健全で、シチリアのまぶしい陽光を感じる好感の持てる白ワインでございます(笑)。
そうそう、あとラベルの絵が可愛い(笑)。ちょっとシャガール風でジャケ買いしちゃいそうです(笑)。シャガールの絵かと思い調べたのですが類似の絵はありませんでしたので、インポーターさんに問い合わせたところ。「シャガール風ということで…。」シャガールのオマージュ?
パクりなのかな(笑)。
〇ロ・プーロ ビアンコ 2020年 コスタドーロ イタリア マルケI.G.P. 白750ml 1225円税込み
イタリア中部アドリア海に面するマルケ州、温暖で風光明媚な海岸部はヨーロッパの高級リゾート地として著名ですね。
このワイナリー、コスタドーロはその海岸部から10kmほど内陸に入った丘陵部にあります。由緒あるワイナリーで総面積は130ヘクタール。昔からの生産者ですからかなり恵まれた地所それもエリアの核心的な地所を所有しています(笑)。2010年頃から有機栽培を目指しており、同じマルケの『チウ・チウ』とはご近所で共通の志を持つ間柄(笑)。新たにワイン生産の道に入った『チウ・チウ』には頼れる大先輩兄貴分だったことが想像にかたくないですね(笑)。
ワイナリーは現在マルケのオーガニック・ワイン生産のトップ・ランナーその『チウ・チウ』の傘下に入っており、チウ・チウ以上の高い基準の自然なワイン作りを行っています。『ビーガン』『ユーロ・リーフ』『ccpb』などの世界に通じる自然・有機農産物の認証も取得しています。世界規模の有機栽培生産者となった『チウ・チウ』にとって『コスタドーロ』はより良い葡萄でのワイン生産を成し遂げるためには絶対に必要な存在だったようですね(笑)。
味わいはナチュラルで芳醇で特徴的。いわゆるビオ臭は全くしません(笑)。しかもSO2の添加はしていない。驚きの出来映えなのです。それ故ブランド名『ロ・プーロ』はピュアの意(笑)。
白はトレビアーノ80%、シャルドネ20%
のセパージュ。色は黄金色と2020年にしては濃い(笑)。オレンジ・ワインに近いですね(笑)。そしてこの価格帯とは思えない濃密さがあり、立ち香の重さにまずビックリ(笑)。とてもドライでありながら、複雑でパワフルな果実味。ハニーさ、紅茶、リンゴ、夏みかん、桃などの果実味はディテイルが明瞭。ナッツィでほのかな塩味を感じる後味のニュアンスはゴージャスでもあります(笑)。ワインのレベルの高さと価格に驚かされました(笑)。
気がついたのですが、驚くほどドライ。通例辛口ワインの残糖分は1L中5gを若干切る程度。4gほどとなります。ところがロ・プーロのワインは3gを下回ります。今ニュー・ワールドではオーストリアで開発された残糖分が1L中1g未満になる酵母を使うトレンドがありますが、それを使うと味わいに違和感が生じます。ですからオリジナルで選別した糖分をよく食べる酵母を使っている気がします。それとマロラクティック発酵の際に乳酸を充分消化するように仕向ける工夫もされていると思います。醸造工程でこの点を徹底すればワインは安定し再発酵を起こさない状態になります。SO2無添加は達成出来るようです。
作りの特徴は基本全てが清潔で低温度での管理と、ワインと空気との接触を極力避けること。一番空気と触れやすい瓶詰め工程は、密室の作業部屋を窒素で充満させて瓶詰めを行うとか。かなり徹底してますね(笑)。
このレベルのものをこの価格で作ってしまうのですから、いわゆるビオ系生産者のトップ・ランナー。
あとちょっと下世話な憶測ですが(笑)。葡萄自体の調達コストが安いような気がします。このレベルの凝縮感があるワインですと価格ももっと高いはず。そうするとチウ・チウは良い買い物をしたのかな(笑)?ゴメンナサイ!
●ロ・プーロ ロッソ 2020年 コスタドーロ イタリア マルケI.G.P. 赤 750ml 1225円税込み
この赤ワイン、セパージュはサンジョヴェーゼとモンテプルチアーノが半々くらいかな?サンジョヴェーゼの小粒なベリーとモンテプルチアーノのストロベリーのニュアンスが程よく溶け込んでます。マルケは暑い産地なので果実味が真っ黒に成り勝ちですが、これは果実味を上手く表出しており、抜栓したのち時間の経過とともにらしい雰囲気が増します。基本重いスタイルではなくとても軽やかに感じますが、しっかり旨味があるのでどこまでも飲める(笑)。ちょっと植物っぽいニュアンス、綿飴のような後味は心地好くとてもフレンドリーなのです(笑)。『コスタドーロ』自体のモンテプルチアーノの果実の表現力が高く評価されていますのでこの点『チウ・チウ』との違いと認識できます。
気がついたのですが白同様赤も驚くほどドライ。通例辛口ワインの残糖分は1L中5gを若干切る程度。4gほどとなります。ところがロ・プーロのワインは3gを下回ります。今ニュー・ワールドではオーストリアで開発された残糖分が1L中1g未満になる酵母を使うトレンドがありますが、それを使うと味わいに違和感が生じます。ですからオリジナルで選別した糖分をよく食べる酵母を使っている気がします。それとマロラクティック発酵の際に乳酸を充分消化するように仕向ける工夫もされていると思います。醸造工程でこの点を徹底すればワインは安定し再発酵を起こさない状態になります。SO2無添加は達成出来るようです。
●メルロー 2018年 アントヌッティ イタリア フリウリ―ヴェネツィア・ジューリア 赤 D.O.C.フリウリ・グラーヴェ 750ml 1980円税込み
州で最も有力なワイナリーと称されるアントヌッティは1921年にイグナチオ・アントヌッティにより創設。マスキューと同じ年ですね(笑)。現在は孫娘のアドリアーノとその夫リノーを中心に夫妻の息子のリカルドと娘のカテリーナを加えた家族全員で運営されています。
所有する畑は約50ヘクタール。ワイン栽培最適地フリウリ・グラーヴェ平野の中心に3箇所に別れて所有しています。
北側のアルプスにより作られた扇状地。氷河期の川床で、小石が混じる水捌けの良い土壌です。ボルドー等と同様な土壌です。北側の25ヘクタールの畑は小石や砂利の土壌で特に水捌けが良く葡萄の糖度が上がりやすいため白葡萄のみを作付け。南側の畑はより河口に近いため粘土質となりよりリッチな赤ワイン生産に適しているようです。
出来上がるワインは基本クリアでエレガントなもの。雑味が無くより葡萄果の特徴を表現しています。沖積地の畑ですから高台の畑よりは保水力がありますので、葡萄の健全性にはかなりの注意を払った上で撰果に全力を傾けている印象です(笑)。
このワインステンレス・タンクで発酵後500Lのトノーの古樽で6ヶ月熟成したもの。トノーはおそらくスラヴォニアンオークのものだと思います。
開けるとまず濃密な香り。トリュフの香りがし、思わずポムロールを連想しちゃいました(笑)。もちろん飲むと実に旨い(笑)!メルローらしい芳醇な躯体にはこれまたメルローらしいプラムやベリーの熟した果実味がみっちり。でもですね、やはりポムロールとは違う。上等なポムロールほどのネットリ感ではなく、作り手もそれを目指していないような気がします。全体のバランス 食事に合わせやすいことを念頭に置いたワイン作りの結果のような気がします。ワインのボリュームと同等な酸があるとでも言えば良いかも(笑)?レフォスコ同様の明瞭さ、キメの細やかさ、隠れがちではあるが質的な強さを感じます。
これもきっとレストラン・アイテムですね(笑)。しっかりとした個性がありながら、取っつきにくさがありません。
●レフォスコ・ダル・ペドゥンコロ・ロッソ2018年 アントヌッティ イタリア フリウリ―ヴェネツィア・ジューリア 赤 D.O.C.フリウリ・グラーヴェ 750ml
1980円税込み
このワイン、土着品種レフォスコを使ったもの。ステンレス・タンクで発酵したのちバリックの古樽で8~10ヶ月熟成しています。
このレフォスコ種は樹勢が強く晩熟成で栽培しやすいが酸が強いのが特徴とか。なるほど!アントヌッティの他の赤ワインは500Lの大きめの樽を熟成に使いますが、レフォスコだけはバリックを使います。でも実際に飲んでみると格段樽のニュアンスは感じません。やはりレフォスコは強いと実感。ちょっとアルト・アディジェのラグレインに似た印象がありますね(笑)。開けたてはいわゆる『血の香りがする』生々しさがあります。それが小粒のチェリーやベリーの明瞭な果実味と合いまう姿はスパルタンでありながら、実にキメ細やかな姿。
う~ん。
いかにもジビエに合わせるような食生活に根差したワインだと実感。レストランでジビエ料理を食べながらこんなワインが出てきたら、『さすがプロ!』と唸らされますね(笑)。
以上6本!
こっそりお待ちしております(笑)。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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今月末1月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
Jan 24, 2022 by weblogland |今月末1月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
こうして眺めるとボリュームがあってなかなか(笑)。私の満足感高し(笑)!
「あれ?6種類並んでます!今回は5種類でしたよね?」
おっしゃる通り(笑)。左端がちょっと空くのでコロンビーナのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2013年をどさくさに紛れて並べました。ずいぶん前の試飲会で好評だった超特売ワインです。実はインポーターさんの在庫に少しあったのを発見(笑)。無理やりいただきました(笑)。数も試飲会に出すほどはありませんから、マスキュー得意のサブリミナル攻撃です(笑)。あとブルネッロの棚の一番下にクリストフ・ブリチェックのシャルドネ2019年を仕込みました(笑)。これも数が少ないので試飲会に出すには無理なアイテムです。見つけた方はあるだけどうぞ(笑)。今回はダブル・サブリミナル攻撃でございます(笑)。
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!
Jan 24, 2022 by weblogland |オミクロン株真っ盛りでしょうから、無理なご来店は禁物。もちろんH.K.S.15で試飲テーブルは4名様までとなっております。ご協力お願い申し上げます!
H ひっそりやっておりますので
K こっそりご来店くださいね。
S 試飲はサクッと15分!
今回は久しぶりにボルドーが3本入りました!コスト・パフォーマンスの良いボルドーはまだありました(笑)。
ハンガリーのユファルク種って知ってました?私は知らなかった(笑)。
〇プレミアム ユファルク 2019年 トルナイ ハンガリー ショムロー 白 750ml 1555円税込み スクリュー・キャップ
ハンガリー北西部のショムロー山の麓から中腹にかけて畑を所有するトルナイ。地場品種ユファルクのスペシャリストです。
手摘みで収穫したあとステンレス・タンクで発酵・熟成。一部を500Lのハンガリアン・オークの古樽で熟成ブレンドし、落ち着いてからリリース。
このユファルク、皮が薄く病気になりやすい品種。それゆえ栽培されることが少なくなり一時は絶滅とまで。これを復活させたのがユファルクです。ヒュー・ジョンソン曰く「厳格でスタイリッシュ、長期の熟成にも耐える。」と絶賛(笑)。全く知りませんでした(笑)。反省!
飲んでみると、際立つ酸とミネラル!切れる切れる(笑)。基本的リンゴ酸なのですが、レモンというよりは辛口大根に近い(笑)。う~ん。この辛口大根が厳格なんだな(笑)。このガチガチなリンゴ酸は圧巻ではありますが、ティスティングの後半になるとしっとり、液体と独特で素晴らしい折り合いを見せます(笑)
。香りも柑橘類にセロリのようなニュアンスが加わりビックリ(笑)。ワイン自体はいかにも東欧らしいしっとりした粘りのあるスタイルなのですが、香りとの折り合いは経験したことのないもの。
う~ん。
とても良いワインです!
このセロリの香りは、スペイン辺りの白によくアニスの香りがすることと重ねて理解しましょうか?意味合いが似たような気がします(笑)。
とりあえず、大根おろしで食べるお絞り蕎麦を食べたくなりました(笑)。
美味しいボルドー・セック(笑)。
〇レ・ボルドー・ド・モーカイユ 2016年
フランス ボルドー 白 750ml 1728円税込み
この白ワイン、シャトー・モーカイユのネゴス部門が作った白です。セパージュはソーヴィニヨン・ブラン70%、セミヨン30%。あまり詳しくは解りませんが、低温で発酵させてからシュール・リーの状態で樽熟成が1年ほどかと。
飲んだくれ印象はオイリーで甘くとても飲みやすい(笑)。しっかり感じるリンゴ酸とのバランスが良く、典型的なボルドー・セックです。セパージュの癖が気になりませんから疑わずに飲める、忖度なく楽しめる自然なもの。
しっかりした濃度は心地好くソーヴィニヨン・ブランらしい植物的な香りはでしゃばりません。後半になってくると桃などのらしい果実味が現れ芳醇さを実感(笑)。さらに時間が経つとトマトやピーマンの美味しい野菜のニュアンスが加わり、レベルがアップ(笑)。ラタトゥイユや野菜を使った料理に合わせる意図を感じますね(笑)。野菜カレーなんかも合いそう(笑)。あと、この基本的な芳醇さはおそらくセミヨン。遅摘みして貴腐がついたような印象があり、それが深みにも繋がり全体を下支えしています。
う~ん。
上手!
アルコール分が12%で仕上げていますから、もともとの原料葡萄はかなり上質なはず。
マスキューは普段あまりネゴスのアイテムは選択しませんが(笑)、この価格と完成度はネゴスだから出来ると感心(笑)。お買い得感のあるボルドー・セックは久しぶり(笑)。
さすがモーカイユです(笑)。
渋くて美味しいボルドーです(笑)。
●シャトー ラルジャンテール 2016年 フランス ボルドー メドックA.C. 赤 750ml 1791円税込み
このシャトー、ボルドー市街から北西に60Kmメドック北部のベガダン村にあります。ジロンド川から3km離れており、粘土石灰岩の地山の上に砂利層があり水捌けの良い畑です。メドックに良くある保水力のある畑ではありませんね(笑)。
それゆえ出来上がるワインはがっちりタニック。最初飲んだ時右岸のワインかと思いました(笑)。
セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ40%、プティ・ヴェルド10%。熟成はバリック(新樽比率40%)で14~18ヶ月。
ブルジョワ級らしいしっかりした味わいは正統な証。主要のカベルネは香りではなくワインの骨格として作用してます(笑)。
余韻も長く、抜栓してから何日も崩れません。今時のメドックにこんなワインがあるとは!思わず絶句(笑)。
久しぶりにコスト・パフォーマンスの良い、渋くて飲み応えのあるボルドーに出会いました(笑)。
グラン・ヴァン並み!
●シャトー・モーヴザン・バルトン 2011年 フランス ボルドー ムーリス・アン・メドック 赤 750ml 3300円税込み
メドック最小のアペラシオン ムーリスA.O.C.。ムーリスというとピンとこない方の方が多いかと思いますが(笑)、マルゴーとサン・ジュリアンの間の内陸のアペラシオン。北側のリストラック・メドックにへばりついたようなアペラシオンです。
プジョーやシャス・スプリーン、シトランなどがあると言えば大体想像つきますか(笑)?
ワイン自体に濃さがありタンニンに質感のあるお買い得ワインが多い産地です。
このシャトー・モーヴザン・バルトン、もともと1457年以降の所有者モーヴザン侯爵家の子孫にあたるカルピア子爵からバルトン家が2011年に購入しました。その結果シャトー・モーヴザン→シャトー・モーヴザン・バルトンとなった訳です。ちゃんとお互いの名前を入れるところが貴族的ですね(笑)。まあ、由緒あるシャトーですから名前を残すことには意味がありますか。もちろん品質向上のためにバルトン家はたっぷりお金をつぎ込んでいます(笑)。さすが専業の老舗ですね。
このワイン、セパージュはメルロ46%、カベルネ・ソーヴィニヨン36%、カベルネ・フラン16%、プティ・ヴェルド2%。新たに導入した振動式撰果台を使い、区画ごとに分けて温度調節機能付きのステンレス・タンクで低温浸漬して発酵させます。そして1/3は新樽、1/3は2010年に使った樽、1/3はレオヴィル・バルトンで使った樽に12ヶ月熟成させます。
実はこのワイン、ファースト・リリースの時とインポーターさんが変わりました。別ルートでの再入荷。しかも値段がお安い(笑)。ところで肝心の味わいですが
思った以上の向上ぶりです(笑)。磨かれた育ち良さが伝わる出来映え。果実味とタンニンの折り合い、それぞれの美しいこと(笑)!質感のバランスがとても良いのです。さすがバルトン家でございます(笑)。渾身の品の良さなのです。
まるっきり疲れたところは無く、まだ先の姿を見てみたくなります。当初このワインは今風のワインですから、10年以内に飲むべきワインだと思っておりましたから想像以上のポテンシャルがあった訳です。やはり2011年は良かった(笑)。
〈hr〉
以下2012年のティスティング・コメント
アルコール分は12.5%ながら堂々の凝縮感。ムーリスらしい硬質なタンニンには品があります。今風でありながら、まだまだ向上するはずですから、今飲むにはちょっと早いですね。このアペラシオンのトップ・クラスにあるのは間違いありません。
将来きっとボルドーを代表するようなワインになったら嬉しいです。でもそうなる頃には私はこの世にいないかも(笑)?見届けたいところです(笑)。
難しい2018年でピカイチの出来映え!
●ブルゴーニュ ルージュ 2018年 ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリエ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2,980円税込み
このドメーヌ、1510年よりヴォルネイに代々続く家族経営のドメーヌです。現在はヴォルネイを中心にムルソー、ポマール、ボーヌに計8.5haの畑を所有8.5ヘクタールの畑を所有しています。ヴォルネ村のドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユとは遥か昔から親しく(笑)、協業に近い間柄。
ドメーヌはフレデリック・ロシニョルさんご夫妻と従業員の3人で運営されています。畑は古い葡萄樹が手入れよく密植されており、一部マルコタージュもしているようです。仕立ても低く伝統的なブルゴーニュのしきたり通り(笑)。
フレデリックさんは化学的な物質を排除するため化学肥料や培養酵母や薬品などの使用を非とします。発酵槽や木樽の洗浄にはカルキや塩素を含む水道水は使わずにミネラルウォーターを使う徹底ぶりです。また、ブショネ対策としてコルクのストックを一切持ちません。在庫を持たないことにより、コルクの変質をもたらす湿気の影響を無くすことが可能とのこと。実際インポーターさんも、ブショネのクレームがないことをおっしゃってました。現在はサトウキビ由来のバイオ・プラスチック製のノマコルクを採用しています。ブショネの恐れが全くないとのこと。見た目にも本物のコルクと間違えます(笑)。常に最良のものを選択していますね(笑)。
また、ビオデナミの認証もとっています。もともとブルゴーニュでビオデナミを導入した先駆けでもあります。ただし、味わいにビオっぽさがありません。ビオ、ビオしてません(笑)。
ビオデナミの効用に関して私は理解できませんが(笑)、農薬などの排除や徹底した畑仕事と低収穫量が良いワインつくりの鉄則ですから、出来るワインにも信用が置けます。
除梗はしていますが、それは早く飲み頃にするため。旨味とピュアな果実味が両立したスタイルは艶やか。
そう言えば、2006年のヴォルネイ・ヴィエイユ・ヴィーニュも艶のある素敵なワインでした。
このドメーヌの畑はすべて村名ですから、このワインの中身はポマールとヴォルネイのワインが中心にアッサンブラージュしているとか(笑)。ちょっと重心が低いところがいかにもそんな感じですね(笑)。ただ、香りの立ち方、香り自体の明るい色合い、膨らみ、余韻、これらのハーモニーは美しいの一語!とても上品。著名どころのドメーヌでもこうはいかないレベルなのです(笑)。
久しぶりのお買い得ブルゴーニュワインです(笑)。お見逃しなく!
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マスキューさん!今月の試飲会やるんですか?
Jan 22, 2022 by weblogland |私「オミクロン真っ盛りに当たりそうなので、どうするか迷っています。」
Aさん「今朝新聞で見たけど濃厚接触でなければ大丈夫ですよ(笑)。尾身さんもそんな感じでしたよね(笑)。試飲会やらない方が我々にはマイナスですよ(笑)。」
私「ありがとうございます!そう言ってくださると心強いです。」
Aさん「マスクなしで1m以内の距離で15分以上会話すると濃厚接触ですよね。だったら大丈夫ですよ(笑)。皆さん気をつけてべらべら話しませんしね(笑)。」
私「こんなですからお客様も大して来ないでしょうから、試飲会やりましょうか?」
Aさん「一人二人ならマスキューさんだってマスクしてますから濃厚接触にはなるはずないですよ(笑)。」
私「参加する方は常連さんばかりですし、大人ですもんね。ひっそりやりますね。」
Aさん「こっそり来ます(笑)。お客さんがいたら近所を一周してまた来ますから大丈夫ですよ(笑)。」
ありがとうございます!
マスキューはお客様で成り立っていると感激。ありがたいことです。
今月末1月28日、29日のマスキュー試飲会ひっそりやっておりますので、こっそりご来店くださいね。試飲はサクッと15分以内でお願い申し上げます!
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今月末のマスキュー試飲会どうしましょう?
Jan 21, 2022 by weblogland |今月末のマスキュー試飲会どうしましょう?
オミクロン真っ盛りに当たりそうです。
マスキューは飲食店ではありませんから
まん延防止措置対象外ですけど、どうしましょう?
試飲会として楽しみにされているお客様はしずしずと大人の試飲してくださいますから、問題はないかと思いますが…。
またそのようなお客様は『絶対にやれ!』なんて無理は仰りません。ジェントルマンなんですよね(笑)。
まあ、この2年間H.K.S.15作戦で密になることを避けながらやって来ましたし、今回はさらに疎になりそうですから…。
どうしたものか…。
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試飲会のラインナップ並びました!
Dec 14, 2021 by weblogland |ふぅー。
こうして眺めると最後の2本はいかにも高そうですね(笑)。アンドレ・ボノームのチュリセはかなり前から試飲会のトリと決まっていました(黄色のロウ止めのボトル)。完全に密度感はグラン・クリュですから飲んだ方は忘我するはず(笑)。今年のマスキュー試飲会のフィナーレに相応しいはず。でもですね(笑)、直近にシャトー・ド・アヴィーズのブラン・ドゥ・ブラン2011年の特売情報が!家内も私も垂涎物のシャンパンですから、いきなり1本試飲(笑)。テイスティング・スタッフのKさんともども昇天(笑)。その結果試飲会の大トリに決定(笑)。ケチなマスキューにはあり得ない試飲会となるはず(笑)。
今週末17日(金)、18日(土)の試飲会が楽しみです!
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!
Dec 09, 2021 by weblogland |今月はいつもと違い最終金曜日、土曜日ではなく月なかの試飲会となります。
まずはアルゼンチンの限定特売品の白と赤からスタートです!
〇ロス・カルドス シャルドネ 2020年 ドニャ・パウラ アルゼンチン 白 ルハン・デ・クージョ 750ml スクリューキャップ
870円税込み
お馴染みのヴィーニャ・ドニャ・パウラのスタンダード・シリーズ『ロス・カルドス』銘柄のシャルドネです。
標高900m以上アンデス山脈の麓で栽培されたシャルドネを使います。標高900mといえばかなり高いのですが、ドニャ・パウラの畑のなかでは最も低い部分です(笑)。
ひたすらクリーンでフレッシュな味わい。アルコール分は13.5%としっかりありますが、可愛い酸が上手く溶け込みとても折り合いが良い。歪なところのないシャルドネに仕上がっています。ヴィンテージも新しく何故特売価格なの?
実はロットを組むのが大変。しかも一緒に輸入出来る他のワインがない(笑)。この点フランスやイタリアなどとは違います(笑)。
それゆえ売れ残り特売品ではございません(笑)。輸入終了につき特売品となっております。
●ドニャ・パウラ エステート・マルベック 2018年 ヴィーニャ・ドーニャ・パウラ
通常価格(税込): 1,854 円
販売価格(税込): 1,250 円
アルゼンチン メンドーサ ルハン・デ・クージョ 赤 750ml
やはりアルゼンチンのマルベックは旨い!
果実味もしっかりしているし、なんと言ってもケチ臭くない(笑)。
このワインはヴィーニャ・ドニャ・パウラの上級銘柄エステートシリーズだけあって、実に旨いのです。アルゼンチンのマルベックの完成された姿があります。
果実味・タンニンがたっぷりしているだけでなく、バランスが取れています。
個人的にはもっと高く評価されるべきワインかと。でもあまり高く評価されると価格が高くなりますから、人の評価はこんなものでよろしいかと(笑)。
ちなみに昔、このワインは2000円近くで売っていました。そのくらいの価値はあるワインだと思います。
基本的には早く飲めるように造っていますが、まだ若い(笑)。今でしたら、抜栓した翌日に飲むとベストなくらいです。最初は樽香が前に出て果実味がやや曇りがちですが、時間の経過とともに熟した赤いベリーの香りが樽香を凌いで行きます。やはり詰まっているものの分量が多い。しかも、熟成につながる生命力もあるのです。
アルゼンチンのマルベックはフランスのマルベックとは違った方向へ進化しているような気がします(笑)。
後半の強力な白の前に暖かみのある赤は必要(笑)。しかも日本人好みです(笑)。
●『ゴティコ』2016年 チウ・チウ
販売価格(税込): 2074 円
イタリア マルケ州 赤 ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレD.O.P. 750ml
ロッソ・ピチェーネ・スペリオーレD.O.C.と言うと本で調べても中々記載されていません(笑)。2011年にD.O.C.G.に昇格したオッフィーダと重なるD.O.C.です。
このワイン、セパージュはモンテプルチアーノ70%、サンジョヴェーゼ30%。5000リットルのオーク樽に12ヶ月熟成後6ヶ月瓶熟成して出荷されます。
とにかくタンニンと果実味の有様は立派(笑)。酸もしっかりありますから、構造が頑強。抜栓後何日経っても、崩れない崩れない。旨味の厚みが分厚いことに驚きがあります。
味わいの芯は黒いベリー系の果実です。軽めのモンテプルチアーノ・ダブルッツォのラズベリーの味わいとはまるで違った印象です。そして、香り立つと言うより液体の味わいに溶け込んでいる感じです。いわゆるクラシックなイタリア・スタイルです。口の中で旨さを感じるワインなのです。そして、その旨味も膨大(笑)。
樽香はでしゃばらず、あくまで脇役。スパイシーさ、チョコレートっぽさを演出するに留まっています。
この『ゴティコ』はチウ・チウの中でミドル・レンジのワインなのですが、造り手の尽力・意図・意思を感じる素晴らしくコストパフォーマンスの高いワインとなっています。
まるで、アマローネしたモンテプルチアーノを連想させる力強さは驚きです。
試飲会のトリにふさわしいシャルドネです。
〇ヴィレ・クレッセ "テュリセ" 2018年 ドメーヌ・アンドレ・ボノーム
フランス ブルゴーニュ 白 ヴィレ・クレッセA.C. 750ml 5971円税込み
この黄色のロウ止めキャップのヴィレ・クレッセは今までのアンドレ・ボノームにはなかった小区画(クリマ)シリーズのものです。最近リリースされたもの。アンドレ・ボノームの新たな境地。新たなビジネスかな(笑)?
樹齢が高く条件の良いクリマのみの葡萄を使って作った、いわゆるプレ・ステージのラインナップです。ドメーヌ設立以来ほとんど改植していないアンドレ・ボノームの特異な優位性があるからこそ出来る技(笑)。新しく購入した古い畑を含めると5アイテムリリースされています。
すべてオーク樽発酵したのち、新樽比率25%で熟成してからステンレス・タンクでさらに1年熟成させて瓶詰めしたもの。
出来上がったワインを比べるとたしかにそれぞれ違う(笑)。
この"テュリセ"は小区画(クリマ)シリーズのもので面積1ヘクタール、ヴィレ村の最北の区画となります。3000本前後のワインが生産されます。平均的樹齢は85年。北側らしく味わいに切れがあり、高級なレストランで極上のシーフード料理とともに楽しみたいワインです(笑)。
この小区画シリーズどれを飲んでも美味しい(笑)。どれもブルゴーニュのグラン・クリュの味わい。また2018年ヴィンテージはすぐに楽しめる(笑)。それ故いつの間にかアイテム数が増えてしまいます(笑)。また、実際にヴィンテージがどうのこうの等と考えることが憚られるワインでもございます(笑)。
アンドレ・ボノームは、ブルゴーニュのマコネ地区でヴィレ・クレッセA.C.の白ワインを生産するアペラシオンを代表するドメーヌです。超一流と言われる星つきレストランの多くが採用するドメーヌとしても名声を得て、高名なワイン評論家の称賛を浴び、マコン地区のシャルドネを生産するトップランナーとなっております。ヴィレ・クレッセの特徴となるるミネラル感と肉付きの良さは飲み手を惹き付けて止みません。
ドメーヌは1956年にアンドレ・ボノムと彼の妻ジゼルによって設立されました。当初は当時のアペラシオンであるマコン・ビィレの4ヘクタールで、父親のジョセフ・ボノムから受け継いだもの。もともとヴィニロンの血を受け継いでいますから、今の建物の壁にドメーヌ・アンドレ・ボノームと大きく格好良く書いてある上にヴィニロンとも書いてあります。ドメーヌの矜持ですね(笑)。
アンドレ・ボノームは元詰めを始めた先駆けの生産者であり自身のワイン、ワイナリーの向上に研鑽を積む一方で地域のドメーヌ・ワイン生産者のリーダー的存在として活躍。1998年に新たなアペラシオン ヴィレ・クレッセA.O.C.設立の立役者として地元で尊敬される存在となっております。これは従来のヴィレとクレッセのコミューンの分類された区画を合計430ヘクタールにまとめた新たなアペラシオンです。ソーヌ川に程近いヴィレとクレッセの町の粘土石灰岩のミネラルに富んだ土壌地域として、マコンひとまとめの枠組みからの自立を果たした訳です。
ドメーヌは、彼の娘ジャクリーヌと娘婿エリックによって経営されています。そして今や、彼らの息子たちオレリアンとヨハンがワイン学の資格を取得した後、ドメーヌの仕事に関わっています。ブドウ畑は12haにまで拡張されました。新たに拡張した斜面上部の水捌けの良い区画がヴィレ・クレッセの畑のようです。そしてオール・クラッセの上のキュヴェを増やし更なる高みを目指していますね(笑)。丁寧な栽培はもちろんのこと、1ha当たり8000~10000本の葡萄樹を密植。仕立ては低いグイヨ。丸っきりのクラシックなブルゴーニュ・スタイル。エコセールとABの認証も取っており、余分な農薬は使わない極力自然な栽培法。区画毎に手摘み収穫した葡萄は注意深く区画毎に発酵。出来上がったワインの特徴を生かすように熟成に使う樽を変
える細心さ。とんでもないハード・ワークに支えられて出来上がるワインは珠玉のもの。100年を越える樹齢の葡萄樹もあり、平均60年の樹齢の宝のような畑のポテンシャルを最大限に引き出すことを目指しているのです。
ともすれば酸が少なくなり勝ちのヴィレ・クレッセにあってしっかり酸を残すスタイルなのは果汁のphを低く保つように腐心。どうやら発酵槽に房ごと入れる技があるようです。ジャイエ・ジルの醸造法と同じようですね(笑)。それにより遅く収穫して減った酸を補うことが可能。アルコール分の高いハニーな味わいでありながら酸のある長命なワインを作ることができるのかと(笑)。
これは大トリ(笑)。どうだぁ(笑)!
◎フォリアージュ2011年グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン ブリュット シャトード・アヴィーズN.M
通常価格(税込): 8,712 円
販売価格(税込): 6,980 円
フランス シャンパーニュ 発泡性 白 750ml
ご存じ、シャンパーニュ・ビオデナミの大家 異才 天才 奇人 変人と毀誉褒貶の激しいエルヴェ・ジェスタンが出資・監修したシャトー・ド・アヴィーズ。とうとう自分の身銭を切って勝負に出たか(笑)?
2010年に共同出資で設立。シャルドネのグラン・クリュの聖地コート・デ・ブランに2.5ヘクタールの畑を持ちます。ピノ・ノワールやピノ・ムニエは他の信頼できるビオデナミ生産者から購入しています。ですから、表記はN.M. となります。
このキュヴェは待望のアヴィーズのシャルドネ100%。天然酵母で樽とステンレス・タンクで発酵後、シュール・リーの状態で9ヶ月。その後36ヶ月の瓶内熟成。
味わいは驚き!
口に含むと味わいは、大地に深く広く張った巨樹の根を連想。そして香りは吹き上がる噴水。しっかりと旨味酸味が繋がっていますから壮麗な様は圧巻。この点、私の愛するピエール・カロと良く似たスタイルだと思います。
張り巡らされた根と吹き上がる噴水の距離がフォリアージュの方が長い感じかな?
翻ってアヴィーズと言えばピエール・カロやジャック・セロスなどの個性派の名手がいます。個人的にはピノ・ノワールならばヴェルズネイ、シャルドネだったらアヴィーズが最良と勝手に解釈しており(笑)、愛して止まないところ(笑)。まあ、
今回このキュヴェを飲み確信したのですが、アヴィーズはクラマンのように丸くまとまるベクトルではなく、いわゆるビオデナミニストが言う大地と天のエネルギーの融合。それがこういうことなのだと納得できました。まあ、言い過ぎだとは思いますが(笑)。
以上5本!
ケチなマスキューとしては大奮発でございます(笑)。
ひっそりやっておりますので、こっそりお越しくださいませ。
尚、試飲テーブルは3名程度とさせていただきますので、しばしお待ちいただくことがございますが、その節はご協力お願い申し上げます。
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今月12月のマスキュー試飲会は12月17日(金)、18日(土)となります。
Dec 02, 2021 by weblogland |お知らせです。
今月12月のマスキュー試飲会は12月17日(金)、18日(土)となります。
さすがに12月の最終金曜日、土曜日は無理(笑)。だって24日、25日ですからもろにクリスマス。以前は天皇誕生日がありましたから22、23日のパターンを利用出来ましたが、勝手に天皇誕生日を残す訳にいきません。然るにこのような日程となりました。
そうなると試飲会のラインナップを早く決めないとなりません(笑)。今週中には目鼻を立てなくては!
トリの1本は決まっているのですが(笑)。
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今月末11月26日、27日のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
Nov 22, 2021 by weblogland |今月末11月26日、27日のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
一番左端のアプリコット・ネクター・ジュース2021年の色が一際目立ちますね(笑)。なんたってオレンジ色(笑)。真ん中のヴィンツェレールの白いラベルもなかなか良し。並びの中心らしくて良い。ラベルの真ん中の赤い円に描かれたツバメちゃんもグッド(笑)。眺めながらの自画自賛でございます(笑)。
今月は割りと順調にラインナップが決まりました。これには若干の理由があります。それは来月12月の試飲会が17、18日と迫っているからです。最終の(金)(土)が24日、25日ですから、とてもじゃないが忙しくて試飲会どころじゃありません(笑)。平成の時は天皇誕生日を利用してクリスマス前に日程調整が出来ましたが、令和になって天皇誕生日は変わりましたので無理(笑)。
そんなわけで暇なりに年末に突入モードに入っております(笑)。
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11月26日,27日マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Nov 20, 2021 by weblogland |〇ロス・コンデス 2020年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 白 750ml 1130円税込み
スペイン、カタロニアの白。造り手は定評のあるラモン・ロケッタ。『ロス・コンデス』という銘柄なのですが、日本の某有名スペイン・レストラン専用のものです(笑)。マカベオ・シャルドネ半々の組み合わせです。。某レストランのハウス・ワインとして扱うだけあって、誰が飲んでも文句は出ない安全運転な味わい(笑)。でもですね(笑)、ラモン・ロケッタの得意技マカベオとシャルドネのハーフ・ハーフ。2020年ヴィンテージとまだ若いのですが、コクとフレッシュさでバランスをとっています。レストランがどういう意図でハウス・ワインとして採用したかに思い至るお勉強のワインでございます(笑)。
ただ入荷当初はまだ開いておらず、飲みやすさ優先と思っておりましたところ(笑)、最近ちょっとディテイルがハッキリしてきました。シャルドネのバターのニュアンスとマカベオのコクが上手くマッチング(笑)。
さすがラモン・ロケッタ!
以前飲んだマカベオ・シャルドネをちょっと思い出しましたのでその時の感想を
引っ張り出しました(笑)。あの時ほどの濃さではないかな(笑)?
2008年12月のマスキュー・ブログより
在来種マカベオとシャルドネ半々の割合でつくられたこの割合に意味があるのです。
上等なシャルドネにあるバターのような香り、柑橘類の爽やかな香りとがエキゾチックでありながら、深いのです。
そして、酸が十分にありミネラル感があるので全体の構成がしっかりがっちりしています。(ちょっとカナイリに似ていますか?)
ニンニクやバターを使ったソースには抜群に相性がいいです。
エスカルゴバターや雲丹やからすみなどに最適ですね。
まるで食べ物とのマリアージュまで計算してつくったかのようなワインです。
いままでのスペインワインとは明らかに設計図が違っているかのようです。
ましてやこの価格ですから、是非お試しを!
●フィトウ 2019年 ドメーヌ・ド・ロラン 南フランス ラングドック 赤 フィトウA.C. 750ml 1602円税込み
日本に来てから一夏越えてようやく調子が出てきました(笑)。
皆さんフィトウA.C.ご存知ですか(笑)?
ラングドックのコルビエール内の二つの飛地からなるA.O.C.です。海岸部と内陸部に別れています。
マスキューでは海岸部のシャトー・ド・ヌーヴェルを長年扱っておりますが、内陸部のフィトウにはとんと縁がない(笑)。
海岸部のフィトウはムール・ヴェドルを主要品種にしたねっとりした濃いもの。
カスレ食べるには欠かせないワインでございます(笑)。で、内陸部のフィトウは?
調べると内陸部の方は主要品種がムール・ヴェドルではなくグルナッシュやカリニャンの比率が高いようです。正直バンドールや海岸部のフィトウのムール・ヴェドルに価値を感じておりますので、無意識に内陸部のフィトウはスルーしていたのかもしれません。ゴメンナサイ(笑)。
今回たまたま内陸部のフィトウを発見!
お値段も海岸部の半分くらいですから、取り敢えずサンプルを取りました。カタログのメイクは2016年でしたが、2019年にヴィンテージ変更したばかりとか。ちょっと残念(笑)。
生産者のドメーヌ・ド・ロランは1860年以来のヴィニロン。現在は当主は5代目のポール・コメロールさん。所有する畑は17ヘクタール。すべてが山の南西向きの斜面。作業はかなり厳しそうです。
葡萄は有機栽培で育てられ、除草剤や化学的な農薬は一切使用していません。年間の日照日数は平均なっ、なんと300日。常に山から乾いた風が吹くため、葡萄畑は健全な状態に保たれます。また、風を避けるため、葡萄樹は低い仕立ての株仕立てが多くなります。収穫期には、山からの冷たく乾燥した風が湿気を飛ばし、病害を防いでくれます。また冬には、風によって雲が流され、日光が射して霜を防ぎます。基本農薬を使わずに栽培できる優位性があります。斜面の畑なので作業負担が大きい分、こうした自然の恩恵があって釣り合う(笑)。ラングドックやルーションの山間部にある特殊な優位性でもあります。あと特筆すべきは1本の葡萄樹に8房しか実を成らさない低収量。基本暑いですから一房の大きさはとても小さい。さらにグリ
ーン・ハーベストを行えばより凝縮した果汁が得られます。
セパージュはカリニャン50%、シラー30%、グルナッシュ・ノワール20%。
コンクリート・タンクで発酵後、樹脂製のタンクで12ヶ月熟成して瓶詰め。除梗はしているようですが、ほとんど人為を加えないスタイルの造りです。
味わいはとにかく渋い(笑)。2019年ですからまだちょっと飲むには早い(笑)。少なくとも一夏は越してから飲みたいですね(笑)。圧倒的なタンニンも開けてから2~3日すると収斂性は収まって来ますから
、ポテンシャルは十分高い(笑)。それゆえマスキューの定番といたします(笑)!
特徴的なとても良いワインなのです。もう少し待ってから飲みましょう(笑)!
●ケークフランコシュ2017年 ヴィンツェレール ショプロニ ハンガリー ショプロン 赤 750ml 1854円税込み
新ヴィンテージ2017年になりました。
以前の2015年と違った趣。是非ともお試しいただきたい出来映えです(笑)。
インポーターさん資料より
ハンガリーの北西部でオーストリアとの国境にあるショプロンの周辺は、古くからワインの生産がさかんなエリアです。国境に位置するフェルテー湖(オーストリアではノイジードル湖)の周辺に広がり、ワインの産地としてはハンガリー国内でも有数の規模を誇ります。歴史的にも非常に古く、記録によれば、およそ2,000年前にもさかのぼる古代ローマ時代にはすでに葡萄の栽培がさかんに行われていたとされています。古くから生産されている品種としては、黒葡萄のケークフランコシュ(オーストリアではブラウフレンキッシュ)などがあり、このエリアのケークフランコシュの品質は、19世紀ナポレオン戦争時代、ナポレオンの侵略がこのエリアに達した頃、金銭取引の代用として認められていたほど上質なものであったという記録
が残されています。 このような歴史に支えられた由緒ある産地で、長く葡萄の栽培に携わってきた3つの家族が協力し、1つのワイナリーを立ち上げました。モルナール家、ピレル家、シャージュディ家が1986年に設立した、ヴィンツェレールです。設立後30年が過ぎた現在でもワイナリーのオーナーはこの3家族が名を連ね、なかでもモルナール家のティボル氏の主導で醸造が行われています。ティボル氏は、醸造学校を卒業した後、オーストリアのミッテルブルゲンラント・ホリチョンにあるアントン・イビィで約4年間、その後、カンプタールのランゲンロイスにあるフレッド・ロイマーで経験を積み、ヴィンツェレールの醸造の要となり手腕をふるっています。 フェルテー湖のある国立公園内に広がる農園の面積は、13.5ha。栽培されている品種は、白葡萄ではゼニットやツェルト・ヴェルティーニ(グリューナー・フェルトリーナー)、黒葡萄ではツヴァイゲルト、ケークフランコシュなどが中心です。
マスキューの大好物、中欧の赤ワインでございます。
このワインはハンガリー西側オーストリア国境付近の銘醸地ショプロンのもの。
ショプロンと言えばマスキューの定番の白イルシャイ・オリヴェールの産地でもございます。もともとこの黒葡萄ケークフランコシュ(オーストリア名ブランフレンキッシュ)の大ファン(笑)。滑らかなタンニン、溢れんばかりの旨み。基本アロマティックではありませんが、しっとりとした味わいはとても日本人向き。
デイリーな日本の食卓にはぴったりかと(笑)。
キメ細やかでタンニンに収斂性がないので一見ミディアムなのですが、じつにしっかりしている。玄人好みの赤ワインと勝手に思っております(笑)。
これはケークフランコシュを500Lの古樽で2年間熟成したもの。収穫より丸5年たち、今素晴らしい状態。これこそ飲み頃の美味しいクラシックなケークフランコシュでございます。
実際ケークフランコシュを探すと凡庸だったり、マスキューが扱うには高級過ぎたり(笑)、なかなか当たりませんでしたが(笑)。これは当たりでございます(笑)。
●キャンティ クラッシコ 2016年 ファットリア・ディ・ペトロイオ
イタリア トスカーナ 赤 キャンティD.O.C.G.750ml 3110円税込み
前回は2015年ヴィンテージでご好評いただきましたが、2016年が飛びきりクラシックな出来映え!酸っぱくて美味しいクラシックなキャンティでございます(笑)。
キャンティを久しぶりに入荷させました。今さらキャンティなんかどうするの?などと言わないでください(笑)。
実際、なかなかまともなキャンティには当たらない(笑)。でもまともなキャンティは飲みたい!諦めかけていましたが、見つけました!
以下インポーターさんの資料より
ファットリア ディ ペトロイオはキャンティ・クラシッコ地区で最も南のCastelnuovo Berardenga地区に位置し1927年からキャンティ・クラシコ協会に所属する歴史ある造り手。
現在のオーナーは、ローマ大学で教鞭をとる精神科医のジャン=ルイジ・レンツィ氏とその家族。
ローマの星付レストラン”アクオリーナ”のシェフとして長年従事していた彼の娘ディアナが中心となりワイン造りに専念している。
醸造に関してはミスター・サンジョベーゼの異名を持つカルロ・フェリーニ氏が手掛けている。
スーパータスカンには敢えて走らず、キャンティ・クラシコとトスカーナの地に根付いた品種であるサンジョベーゼに力を注いでいる。
カンティーナと南東向きの畑は、標高350mの丘の上にあり、ブドウは全て自社が所有する6つのFattoria di Petroio 畑で収穫されたものを用いている。
真摯な姿勢が品質に反映されて、毎年、様々なワイン評定誌で高評価を得ており、ロバート・パーカーなど、著名なワインジャーナリストからも高い評価を得ている。
以上
このキャンティ、1ヘクタールに5,500本の葡萄樹を伝統のコルドーネ・スペロナート仕立てで植え、1本の葡萄樹より1リットルほどの果汁を得ます。今のキャンティにしては濃い(笑)、昔ながらの低収量
。
セパージュはサンジョベーゼ 90%、コロリーナ 5% 、マルヴァジァネーラ 5%。サンジョベーゼに他のものを少し混ぜる伝統的なスタイル。
9月中旬におそらく手摘みで収穫、除梗したあと、29℃の温度で20日間のアルコール発酵、19日のマロラクティック発酵。発酵槽はコンクリート。これもまた伝統的。
そしてトノー(500Lくらい)で14ヶ月の熟成、瓶詰めして3ヶ月寝かされてからリリース。バリックを使わない点グッド(笑)
。
全体に無理の無い伝統的な方法を踏襲しています。
特にバリックで熟成させた樽香プンプンの薄いキャンティに怒りを感じる方 是非お試しください(笑)!
旨味、深みがあり、しかも飲みやすく食事に合わせるためのスタイル。サンジョベーゼはこうあるべきスタイルなのです。20年以上前にはこんなキャンティたまにはありましたが、今はレア。
お飲みになれば何故私が飛びつくかご理解いただけるかと(笑)。
●グラン・リゼルバ 1988年 ボデーガス・サン・イシンドロ(B.S.I.)スペイン フミーリャD.O.P. 赤 750ml 3980円税込み
お客様のバースデー・ヴィンテージのワインを探していた折、あるインポーターさんのリストで見つけました!
1988年のワインです。
スペイン・フミーリャのモナストレル100%のグラン・リゼルバ。クラシックなモナストレルは20年経っても渋いまま(笑)。一体いつ飲んだら宜しい?信じられない程の生命力・熟成能力を持つワインです。それ故市場では人気がなく(笑)
、その本来の美味しさを知る気の長いファンのみが楽しむレアなワインです(笑)。
日本では『ヘクラ』や『カリチェロ』銘柄の甘くて強くて飲みやすいスタイル
早飲み出来るモナストレルが一時期ブームとなり今でもそのスタイルのものが主流となっています。フミーリャは今では有名なワイン産地として認知されるようになりました。
かつてはそのほとんどが頑強さゆえブレンド・ワインとしてバルク売りされていたことは昔話です(笑)。
これはフミーリャ最大規模の共同組合ボデーガス・サン・イシンドロ(B.S.I.)に加盟する組合員の所有する古い畑のモナストレルで作られたもの。クラシックなスタイルのモナストレル。3年以上の木樽熟成後、ステンレス・タンクで保存熟成
。オーダーが入ると飲み頃の状態で瓶詰め出荷。それ故澱もなくコルクも新しく間違いのない状態の古酒を提供出来る!生産規模の大きな共同組合だからこそ出来る余裕なのです。外資のファンド等が出資する効率重視の会社では不可能なのです(笑)。
抜栓するとわずかな還元臭。色も濃くエッジにマホガニーは無し(笑)。ベーコンやジャーキーのような燻臭が梨やリンゴのリキュールのような詰まった重い香りに混ざっています。まるっきり酸化臭がなく実に美味しい!1988年のワインとは思えませんね(笑)。こなれて軽やかに感じるタンニンはあくまでもフレンドリー。キメが細かで完成してはいるが、古酒にない若さもある。スパイシーな後味は長い余韻の伴奏者。
う~ん。
果実のディテイルがはっきりしないのは更なる時間が必要なのか?
そして恐ろしいことに(笑)、翌日、翌々日
になるとタンニンに質感が増しワインが重厚になる。こんなことあるの(笑)?
異次元の迷宮に陥った気分。経験したことがありませんでした。考えてみれば1988年の古いワインを密封度の高いタンクで長年保存・熟成したワインを飲むことは人類史において我々が初めてかも(笑)?
実はボデーガス・サン・イシンドロ(B.S.I.)がリリースする1987年、1988年、1989年のグラン・リゼルバを12年前に飲んでいました(笑)。あのときの印象より今飲む1988年の方が若く感じます。
あの時とはロット違いの別物としか思えません(笑)。ひょっとしたらあの時飲んだものはタンク熟成・保存したものではない瓶熟成のかもしれません。
今回マスキューにワインが届いてから箱に『サバタチャ』と記載が。どこかで見た覚えがありますが思い出せない(笑)。マスキューのホームページで検索すると…あったぁ(笑)!
かつての『サバタチャ』銘柄のもの。
あの当時とインポーターさんも違いますし、確認は出来ませんが、あの時と同じものなのか知りたくなりました(笑)。
謎は尽きないワインの迷宮なのです(笑)。
マスキュー2009年頃の記述
今年も20年目のサヴアタチャ入荷しました。
しかし生産者のボデガス・サン・イシドロは凄いですね。
一体どれほどのワインをストックしているのですかね?
20年経ってようやく飲み頃になってからリリースしてくるのですから…。
しかも安い!
いやはやスペインはヨーロッパの中でも別世界ですね。
1989年ヴィンテージは1988年と同じ14パーセントのアルコール分です。古いワイン本に載っているヴィンテージチャートを見ると1989のほうが1988よりやや上回っているようです。
ただ熟成したモナストレルは相変わらず甘く、優しく、懐が深い味わいです。飲んでいると時間が止まるかのようです。
このワインを語るには3日間くらいに亘り飲んで語らなくてはなりません。ちょっと飲んだだけで全体を分かったような評価を下すべきワインではありません。(ですから雑誌などのテイスティングコメントのようにはいきません。)飲み手は礼を尽すべきワインです。
フミーリアはスペインの中でも本当に天候が安定しているのですね。
なぜ、味がぶれないのでしょう?
不思議なほどです。
インポーターさん資料(一部岡本補追)
「ボデガス・サン・イシドロ」は、1934年、スペイン初の協同組合として、ムルシア州フミージャに設立されました以来、スペインのワイナリーで初めてISO9001(品質マネージメント規格)の認証を取得するなど高品質ワイナリーとして発展を続け、今日、フミージャ最大規模にして、スペイン全土でも最高のワイナリーのひとつに数えられています。
(日本に輸入されたもので『B.S.I.』とブランド表記されたものがありました。またサバタチャ・ブランドのものもありました。かつてマスキューでも1987、1988、1989年のサバタチャ・グラン・リゼルバを扱った記憶があります。)
とりわけこの地の主要品種であるモナストレル(仏名ムールヴェードル)の研究にかけては疑いなくスペインのリーダーで、この品種から、「Gemina」シリーズなどの素晴らしいワインを造っています。早熟で糖度が高くなりがちなモナストレルは、石灰岩質や砂質を中心としたフミージャの痩せた高地に適合し、極めて乾燥した、寒暖の差の激しい気候の中、タンニンのしっかりとした長期熟成型のフルボディになります。
また、この協同組合は、フィロキセラ禍をまったく受けていない広大なぶどう畑を所有しており、その「プレ・フィロキセラ」の畑のモナストレル100%でつくられた、「グラン・レセルバ」のバックヴィンテージを大切に貯蔵しています。
(樽熟成終了後タンクで保存・熟成させ
出荷前に瓶詰めしたもの。)
古酒を嗜む伝統を残すイギリスを中心に、各国の名だたるワインショップが取り扱っているという、この銘品をご紹介します。
〇アプリコット・ネクター 2021年 フォンディーヌ・フルーツ社
フランス ローヌ アプリコット・ジュース 1000ml 1695円税込み
2021年はワイン同様数が少ない。でもですね(笑)、美味しい!
今回は試飲会のトリを言うよりは、最後のデザートかな(笑)。
以前ご好評いただいたネクター・ダブリコが新たなブランドで復活。
とはいえちょっとややこしいのですが、以前のものはドメーヌ・ド・ラ・ヴィル・ルージュ。クローズ・エルミタージュの生産者。前回はその親戚にあたるレ・サブール・ルトルベが造るもの。ヴィル・ルージュがアプリコット・ジュースの生産をおえないため、同じ地区の親戚のルトルベを紹介してもらったようです(笑)。ルトルベは2014年に二人の若い農家が設立。アプリコットの生産に特化しています。さらにさらに(笑)、ルトルペ
が生産出来ないアクシデント。そのためオーヴェルニュのフォンディーヌ・フルーツ社にたどり着きました(笑)。会社といっても夫婦二人でアプリコットを栽培する農家。この点ルトルペと同じような手作りジュース(笑)。ジュースに適したベルシュバル種を栽培し、HVE認証レベル3の環境に配慮した作りのもの。インポーターさんの執念ですね。よく探してくれました。ありがたいことです。
まあ、味わいは変わらずのネクター・ダブリコ(笑)。
アプリコット自体が濃いため100%で造るとペーストになってしまいますので、ジュースにするには加工が必要です。水と砂糖を加える必要があります。水を加え飲みやすい濃度にして、酸味が突出しない程度に砂糖を加えます。加工は衛生認可を持つ専業業者に委託しますから、変に経済性を優先して過剰な加工を加えていない点にこのアプリコット・ネクターの良さがあります。自然な濃さと飲みやすさの融和点が非常に高いのです。
ジュース1本あたり500グラムのアプリコットが使われている自然な味わいに驚くのみなのです。通常のアプリコットジュースとは味わいも違うし、そもそも造る思想が違うような気がします。
単に渇きを癒すジュースと言うより、エネルギーを補給するために飲むジュースなのです。
近い味わいのものを思い浮かべるなら『狼の桃』。北海道で造られる稀少なトマトジュースです。あれのアプリコット版かな(笑)。
家内に言わせると、「少し青臭さがあってとても自然。料理に使える。まず香りの素晴らしさにビックリ(笑)。特別甘くもなく酸っぱくもなくバランスが完璧。いかにも体に良さそう(笑)。病み上がりの方にお見舞いで持って行きたいね(笑)。」
※ほとんど濾過もしていませんから、果肉の繊維質が沈澱しますので良く瓶を振ってからお飲みください
以上6本!
皆様のご来店お待ち申し上げます。
※カウンターでの試飲は3名程度でお願い申し上げます。しばしお待ちいただくこともございますが、ご協力お願い申し上げます。
>> 送料無料の試飲会セット
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