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Mar 22, 2025 by
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今月、3月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
○ザブ グリッロ 2023年 ヴィニエティー•ザブ シチリア 白 シチリアD.O.C. 750ml 1508円税込
このワイン、広域のシチリアD.O.C.のワインですがシチリア西部のサンブーカ•ディ•シチリアに本拠を置きます。シチリアD.O.C.のザブゾーンともなっております。メンフィーの町から北東に向かって尾根を上がる標高の高い地区の葡萄を中心としたもの。名門プラネタが近所にあります(笑)。
高い標高と充分な日照。←コレがキーワードですね(笑)。
味わいはとてもクリーンで落ち着いた大人の雰囲気(笑)。とてもシチリアのワインとは思えませんが(笑)、キリッとはしてない点シチリアかな(笑)?ポワレ…、メロン、生姜等の青い香り、とても爽やかで上品。暑苦しくなく(笑)、綺麗でケチ臭くない作りはかなりのもの(笑)。充分な旨味の酸味により、口中に含むとジワッと涎が止まりせん(笑)。ゆっくり、すぅーと消えて行く余韻。葡萄本来の良さが伝わってきます。アルコール分は12.5%、しっかり除葉しアルコール分を抑えて品の良い折り合いを演出してますね。畑仕事の尽力の賜。いわゆる昔のシチリアワインを進化させた切り口は飲み手をホッとさせる斬新さ(笑)。
ワインの特徴的な青さはセリやフキノトウとのマリアージュも連想…、ネギなどをたっぷり使った魚介料理。野菜をたっぷり入れたクリームシチューなど、家庭料理の範疇で収まるところが嬉しいですね(笑)。
グリッロは、元々マルサラ用の葡萄。それ故アロマティックではなく糖度を上げて頑強さを追求されていました(笑)。でもですね(笑)、低温で管理することで品の良いアロマティックなワインとなり、地場品種として近年広く知られるように変貌(笑)。現在ではシチリアを代表する白ワイン品種と評されるようになりました。
このワイナリー『ヴィニエティ•ザブ』、実はアブルッツオのファンティーニ・グループとのコラボ。ファンティーニに地元の小規模共同組合が加わったもの。実質は買収なのですが、自分達の生き残りをかけてファンティーニに加わることで利害が一致したようです。小規模共同組合が生き残るためにファンティーニのスケール•メリット、技術力を取ったわけです。似たような形がサルデーニャの『サーラガト』。マスキューの定番アイテムとなっております。ファンティーニのワインは基本品質を外さないですね(笑)。品種の特徴と生産地の特徴いわゆるテロワールに忠実なワイン作りは好感が持てます。
ファンティーニ・グループはいわゆる伝統的なネゴシアンとは一風違うベンチャー系のネゴシアンと言えますか。単に葡萄やワインを買って、あとは好きなように加工したり売ったりする従来型のネゴシアンとは違います。栽培農家と深く結び付き共に利益を継続して上げるビジネス・モデルを志向します。例えば一緒にブランドを立ち上げる。この『ヴィニエティー•ザブ』はまさにそれ(笑)。現地に栽培や醸造のスペシャリストを送り、ワインの品質・量を確保しながら生産販売。事業を継続するために、葡萄の買い上げは量ではなく畑の面積に応じるところがミソ。作柄による収穫の増減に収益が左右されません。それにより栽培者はリスクが減り、品質の向上を目指すことになるからです。
契約する栽培農家も2ヘクタール未満の畑の所有者が大半なので、自らワイン販売まで手掛けるには小さすぎるし、かといって栽培に尽力することに傾注しやすい規模でもあります。
目の付け所がシャープ(笑)。
それゆえティスティングで感じた通り、プリミティブな地元の味わいのするシンプルで質実なワインなのです(笑)。
以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)
ヴィニエティ ザブは、シチリア島のサンブーカ ディ シチリアで、ファンティーニ グループ(ファルネーゼ)が運営するワイナリーです。サボテンしか育たないような暑く乾燥した気候ですが、アランチョ湖の水を灌漑に使用することで、高いポテンシャルを持った葡萄を得ることが出来ます。醸造設備は、主に組合のものを使用していますが、クロスフロー フィルターなど自ら持ち込んだものもあります。セラー内には古いコンクリートタンクがあり、主にワインの保管やマロラクティック発酵に使用しています。ステンレスタンクより長期保存に向いており、フルーティさを残すことが出来ます。セラーの壁は1m程の厚いコンクリートで出来ていて、気温が一定に保たれます。
主に共同組合のメンバー(ファンティーニ グループが選んだ優良区画)の葡萄を使用、併せて自家畑のものも使っています。柔らかくプレスした後、香りを引き出すために低温で発酵させます。ステンレスタンクで3~4ヶ月熟成させます。麦わら色、さわやかな花の香りと一緒に、エキゾチックな果実の香りが感じられます。フレッシュでありながらとろりとした厚みがあり、後味には心地よいほろ苦さを感じます。
自家畑は25haで、残りは買い葡萄でまかなっています。葡萄の購入先は協同組合のメンバーですが、ファンティーニ グループの統括醸造責任者であるフィリッポ バッカラーロが認めた区画のものしか購入しません。葡萄の買取りは、収穫した葡萄の重さに対して代金を支払うのが一般的ですが、ファンティーニ グループでは区画に対して支払います。葡萄農家は、収量が減っても収入は減らないため、選定、間引きなどを躊躇なく行うことが出来ます。自社畑の葡萄は主に上位クラス、買い葡萄は主にスタンダードクラスに使用しています。殺虫剤や防カビ剤、除草剤などの科学的なものは使用せず、機械は一切使用せずに手作業のみで畑仕事を行います。収穫は、朝4時~9時の涼しい間に行います。
暑く乾燥した気候とアランチョ湖の水を利用した灌漑
昼夜の寒暖差などの条件が重なり豊かなアロマを形成します
ザブの畑は他の場所よりも標高が高く、夜になると涼しくなります。山の中に畑があるため昼夜の寒暖差が大きく、そのおかげで豊かなアロマが形成されます。この気候条件によって、葡萄の糖度が高いだけではなく、リッチなアロマを持っていることがザブのワインの優れた特徴です。
○ツィナンダリ カヘティ 2023年 ルトヴェリシ ジョージア 白 P.D.O.カヘティ•ツィナンダリ 750ml 1508円税込
いつものメンバーでプレ•ティスティングです(笑)!
私「ようやくデイリーな価格のジョージア•ワインを見つけました(笑)。ジョージア東のカヘティ地区のもの。コーカサス山脈の麓でジョージア一番の生産地です。これはジョージア東のカヘティ地区のサブゾーン『ツィナンダリ』のもの。」
家内「カヘティはコーカサス山脈の麓でジョージア一番の生産地です!P.D.O.はProtected Designation of Origin の略フランスのA.O.C.みたいなものかな。」
Kさん「内陸部ですね。寒暖差も大きいでしょうから期待出来ますね(笑)。」
家内「ジョージアのワインって特殊なクヴェヴリワインが先行したから、値段の高いイメージがあるんだよね。」
Kさん「地面に瓶を生けたやつだね。ユネスコの世界遺産になったよね(笑)。」
私「クヴェヴリワインって結婚式とか特別な時に飲む特別なワインだから高いのは仕方ないけど(笑)、ジョージアのワインはそれしかないみたいに誤解されてるよね(笑)。」
家内「このルトヴェリシはグローバルに打って出た言わば今風のワイナリー。クヴェヴリワインの生産も残しているようだけどね(笑)。」
私「ワイナリーのラインナップを見ると知らない地場品種だらけ(笑)。ワイン用葡萄ヴィニフェラの原形が残っているらしい。」
家内「ロシア圏だからエリツィンやゴルバチョフの禁酒令で葡萄が引っこ抜かれ、品種は減ったらしいけど、それでも50種類程は残っているようですね。」
家内「ウクライナやモルドバ辺りと同じようにロシアに踏み潰される歴史だもんね。」
Kさん「EUから資金が流れてワイン産業が復興するのに一世代かかった訳ですな。」
家内「え~と、この白ワインはルカツティリを主体にムツヴァネをブレンドしたもの。」
Kさん「ロシア圏の品種ですか?聞いたことがない(笑)。」
家内「ルカツティリはかつては世界で3番目に広く栽培されていた品種だって、アイレイン→グルナッシュ→ルカツティリだって(笑)。」
私「これも引っこ抜かれた(笑)?」
家内「今ではトルクメニスタン以外の共和国全てで栽培されている。世界的にもトップ4に入るようね。特にジョージアでは最も多く栽培される重要な品種とか。」
Kさん「フランス、イタリア基準だとグローバルではありませんね(笑)。勉強の仕方間違ったかな(笑)。」
私「飲んだことすらなかった!で、ムツヴァネは?」
家内「え~と、ムツヴァネは「緑のカヘティ」の意味でこれもジョージアでは重要な品種みたい。6種類ムツヴァネはあって、どれもDNAは違うらしい。古い品種なのかな。寒さに強くて糖度、酸が上がる、甘いワイン向きの葡萄品種みたいだね。香りも桃やアプリコットみたいで芳香品種のようです。」
私「ではでは~、まだ若いかな…、乳酸の香りがちょっと強い。」
Kさん「うんうん。一瞬ビオかと思った(笑)。あっ、モダン!ふっくらしてるけど暑苦しくない(笑)。熟成の仕方が上手!」
私「薄っすら樽のニュアンスがあるけど、気が付かない程。果実味を引き立てている(笑)。スティル作戦(笑)。」
家内「古い樽をちょっとだけ使う作戦(笑)。」
Kさん「程よく熟した柑橘類。ちょっとトロピカル寄り(笑)。樽使ってるんだか使ってないんだかのレベル。上手(笑)。」
家内「ブラインドでやって、これがジョージアのワインって解ったら凄いね(笑)。ワインがタップリしてて良いなぁ(笑)。」
私「ケチ臭くない(笑)。旨味の甘さが心地良い(笑)。赤同様の意識かな?」
Kさん「柔らかで、広がりがあって…。心地良いですよね(笑)。落ち着きが懐かしい感じ(笑)。」
私「ニュー•ワールドとは違いますね(笑)。厚みが出てきて大きくなるベクトルを感じる。まあ、グレート•ワインではないけどデイリー•ユースなら十二分(笑)。」
家内「後口にある白胡椒のニュアンスが好ましい(笑)。鶏肉を使ったクリーム煮なんか合いそう(笑)。」
Kさん「強い芳香性のワインではないから逆に食べ物…和食に合わせやすいかな(笑)。」
家内「粕漬けなんかも行けそう(笑)。
以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)
ジョージアの東に位置するカヘティのPDOツィナンダリの畑からのワインです。土着品種のルカツティリ主体にムツヴァネをブレンドしています。畑の標高は300~800m、粘土質土壌です。樹齢は15~20年、垣根仕立て、栽植密度は4,000~5,000本/haです。収穫は気温がまだ低い早朝に行います。収穫後、セラーに運び選別を行います。葡萄は除梗、破砕し、圧搾します。アルコール発酵はステンレスタンクで10日~21日間、熟成は一部をオーク樽(4年樽、フレンチオーク)で6ヶ月行います。輝きのあるゴールド、白い花、柑橘系の果実のアロマが広がります。口に含むとエレガントで複雑、丸みがあり、バナナを思わせるトロピカルフルーツのフレイバーは、フレッシュな柑橘系の果実の要素にかすかに感じる樽の要素がバランス良く調和していま
す。
ルトヴェリシは、ジョージアの東部カヘティ地方に位置し、品質重視したワイン造りを行うワイナリーです。もともとカヘティに自家畑を所有しワイン生産を行っていた栽培農家が集まって2019年に設立されました。一部には、設立メンバーの一家が持っていたクヴェヴリワイン用の古いセラーもあるため、歴史的には1920年にまで遡ることができます。ジョージアでは葡萄の収穫を「ルトヴェリ」と言い、昔から家族、親戚、友人達が集まって行われていました。ワイナリー設立のアイディアは収穫の最中に生まれたため、「ルトヴェリシ」というワイナリー名にしました。8000年という長い歴史を持つジョージアのワイン造りへのリスペクトも込められています。
現在、ジョージアのカヘティ全体で150haの畑を所有し、自家畑と買い葡萄からスティルワインやスパークリングワイン、2013年に世界遺産に認定された伝統的なクヴェヴリ(卵型をした素焼きの甕)で醸造したワイン、蒸留酒のチャチャなどの生産を行っています。醸造を行うセラーはカヘティのシャラウリ村に位置し、最新の醸造設備、分析のためのラボを備えています。また、同じ敷地内にクヴェヴリワインを醸造する別のセラーがあります。醸造は主任ワインメーカーのギオルギ バブニゼを中心とするチームによって行われています。年間生産量400万本 、世界各国に輸出しており、設立からわずか5年ですが、ジョージアで最も権威があり、影響力があるビジネスのアワードで「GOLDEN BRAND」* に選出されています。
ルトヴェリシでは、畑での作業が品質の高いワインを造るために最も重要なプロセスの一つと考えています。葡萄は垣根仕立て、場所によっては土壌流出を避けるためカヴァークロップを植えています。畑を定期的に観察し、害虫や病害の発生をモニタリングしています。オーガニック栽培に重点を置きながら、状況に応じて様々な防除方法を組み合わせ、環境への負荷を出来るだけ軽減し、薬剤の使用を必要最低限に抑える、IPM(Integrated Pest management)*と呼ばれる総合的な病害虫、雑草の管理方法を採用しています。
通常は雨水に頼っていますが、雨が降らず、畑が乾燥している時はドリップ イリゲーションを行います。畑の土壌をモニタリングしながらオーガニックまたはバイオダイナミックの肥料を与え、葡萄が健全に生育出来るようにしています。また日当たりを良くするために密集した葉や枝を落とす作業を行います。収穫の前には葡萄の熟度、酸度、糖度を分析し、収穫時期を決めます。収穫は早朝、気温が低いうちに行います。完熟した葡萄を手摘み、又は機械で収穫し、セラーに運び選別を行います。
カヘティ地方はジョージアワインを語る上で最も重要な産地で、国内葡萄栽培面積の70%以上、収穫量の93%を占めています。29あるPDOのうち20がカヘティにあります。内陸で黒海の影響をほとんど受けず、大コーカサス山脈からの寒気も加わる為、西部より乾燥しています。全般的に穏やかな亜熱帯性気候となり、年間降水量、積算温度は南フランスと同じくらいです。
高品質なカヘティのワインは、ルカツィテリ、ムツヴァネ、サペラヴィ等、カヘティの土着品種を使って、ヨーロッパ式と伝統式醸造のどちらからも造られます。現在、多くのカヘティ ワインはヨーロッパ式で造られていますが、クヴェヴリを用いた醸造法は歴史的にみても非常に重要で、世界でも類をみない独特な製法となっています。クヴェヴリを用いた醸造法は幾つかありますが、その中でもカヘティの製法が歴史的に最も古く実用的で海外でも注目されています。
◑ラ・ヴィ・アン・ローズ 2024年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア ロゼ ムンテニアI.G. 750ml 1602円税込
国土のほとんどでワイン生産が行われているルーマニアは大きく7の生産地方に別れます。そのなかに37のD.O.C. (EU 法のA.O.C.)と12のI.G. (EU 法のI.G.P. )が制定されています。
このドメニイレ・サハテニ(インポーターさんの資料ですとドメーニレ・サハティーニですがヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』の表記を優先します)は2003年に女性醸造家アウレリア・ヴィシネスクさんにより創業。
ワインナリーはブカレストの北ムンテニア地方のデアル・マーレ地域のミジル村にあります。畑はカルパティア山脈の南の緩傾斜の平原。いかにも日照に恵まれ、水捌けの良い好立地。実際、緯度はフランスのローヌと同じ、気候はブルゴーニュに似ているとか。
マスキューの定番はピノ・ノワール。品質が高くロング・セラーとなっております。香りの抽出と葡萄自体の良さが伺えるもの。それ故、ロゼは旨いはず!美しい薔薇色が物語っていると思いませんか(笑)。
キュヴェ名の『ラヴィ・アン・ローズ』なんてまんまですし、期待も深まります(笑)。
このロゼはピノ・ノワールではなく(笑)、シラー60%、ピノ・グリージョ20%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%
。しっかり温度管理しながら、フリー・ラン・ジュースで作られるお値打ちのもの。シラーやカベルネ由来のベリー系の小粒の赤い果実味は旨味に包まれており、あくまでもフレンドリー(笑)。香りプンプンの派手なスタイルではありませんが、常に寄り添って欲しいと想わせます
。特に旨味の芯ピノ・グリージョをブレンドしているところにセンスが光りますね(笑)。
あと、気がついたのですが、2021年ヴィンテージでワイン自体も出来上がっているのですが、グラスに注ぐと若干の泡が見られます。口中での発泡感はないので、きっとマロラクティック発酵の余韻ではなく、瓶詰め工程で窒素を充填したのだと思います。それ故SO2の使用量は低減され、とても伸びやかなワインとなっています。そのうちSO2無添加のワインとしてリリースされるかも(笑)。更なる向上が期待される生産者です。
以下
2025年3月15日のブログより
ヴィンテージが変わったとのことで早速ティスティング(笑)!
私「あれ?瓶形がボルドー瓶に変わったね(笑)」
家内「え~と、2024年ですよ~(笑)!出来たてホヤホヤ(笑)。」
私「前のメイクと比べると色が薄いね(笑)。」
家内「アルコール分はしっかり13%あるね。」
Kさん「桜色で季節柄ぴったりですね(笑)。う~ん、熟成する前の梅酒みたいな感じ(笑)。」
家内「シラーの果実味だけを取り出したよう(笑)。あと、余韻がとても綺麗(笑)。純粋系シラー(笑)。」
私「うんうん。旨味の甘み…、それが果実感に溶け合って…、辛いけど甘い(笑)。残糖分はどれくらいかな?ハッキリ解らない。」
たまたまちょうどインポーターの担当者さんがご来店してくださったのでお聞きしました。
彼はインポーターさん内で『エノやん』と呼ばれてますので(笑)。そのまま使わせていただきます。」
私「このヴィンテージ、色が薄いからちょっと心配したんだけど、凄く良いですよね(笑)。辛口なんだろうけど旨味の甘さが凄くある。実際の残糖分はいかほどですか?」
エノやん「春らしくて良いですよね(笑)。クオリティ高いかと(笑)。残糖分、会社に聞いておきます(笑)。ありがとうございます!」
私「開けたてはちょっと埃っぽさがあったけど、それが消えて来て、果実のディテールがハッキリしてくる。チェリー、さくらんぼだよね。ストロベリーっぽさ…、プラム、それにしても酸がしっかりしている。」
家内「リリースしたばかりなのにちゃんと出来上がってるよね(笑)。佐藤錦みたいな品のあるさくらんぼを連想する(笑)。」
Kさん「う~ん、ソメイヨシノの風の色!」
私•家内「座布団1枚!(笑)」
そして答え合わせです(笑)。早速エノやんからお電話いただきました!
エノやん「先程は失礼しました。ラ・ヴィ・アン・ローズ2024年の残糖分は2.2g/lでした。かなりドライでした(笑)。」
私「残糖の甘さじゃなくて酸の旨味•甘みなんだね(笑)。総酸も5g/lは超えているかも?惑わされた(笑)。」
家内「あとワイン自体が安いからね(笑)。価格以上のクオリティって言うことだね(笑)」
私「安いロゼは残糖分で誤魔化すからね(笑)。大したもんだ(笑)!」
●サペラヴィ カヘティ 2023年 ルトヴェリシ ジョージア 赤 P.D.O.カヘティ 750ml
1508円税込
私「ようやくデイリーな価格のジョージア•ワインを見つけました(笑)。ジョージア東のカヘティ地区のもの。コーカサス山脈の麓でジョージア一番の生産地です!」
家内「カヘティはコーカサス山脈の麓でジョージア一番の生産地です!P.D.O.はProtected Designation of Origin の略フランスのA.O.C.みたいなものかな。」
Kさん「内陸部ですね。寒暖差も大きいでしょうから期待出来ますね(笑)。」
家内「このワインはサペラヴィ種100%のもの。調べると、ロシア圏では広く栽培されている葡萄品種。寒くても栽培しやすく量も出来る品種。長熟はしないけどヴァラエタル•ワインにはなり得る。って(笑)」
私「色はしっかり濃くて、澱引きもちゃんとしている(笑)。香りは重さがある。良さそうですね(笑)。」
K「ちょっと変わった香りかな(笑)。ハーブ系の香りがする。液体は基本美味しいですね(笑)。しっかり濃くて甘さもある。アルコール分はいかほど?」
家内「え~と、12.5%。割と低いですね。13%は越えているかと思った(笑)。」
私「低温で2週間醸すようですね。2週間の割に充分抽出されてるし、とてもクリーン。葡萄の収量が低いですね(笑)。あと、無理なプレスもしていない。当然先端の技術を導入してるけど、ニューワールドの悪い点を見習っていない(笑)!オールド•ワールドのワインだよね(笑)。」
家内「素直に美味しく感じる。醤っぽさがあって良いなぁ(笑)。」
私「黒トリュフっぽさもある。海苔の佃煮だから醤に共通するかな(笑)。」
Kさん「山のワインですよね(笑)。和のニュアンスが珍しいし好ましい(笑)。タンニン自体は軽目だから特徴が綺麗に伝わる(笑)。でも果実味はまだ明瞭とはなっていないかな。」
家内「ちょっと落ち着いたマディランのタナみたいな印象。果実の芯はイチヂクかな(笑)?」
私「ケチ臭くないよね(笑)。」
家内「どうしても葡萄の性質として、カオールやマディランの熟成したワインを連想しちゃうな(笑)。」
Kさん「しかも和食に合いそうな品の良さ…、和食の砂糖で味付けした醤油…、煮物に合いそうですよね。」
私「里芋の煮っころがし!」
Kさん「根菜類の煮物に合いますよね(笑)。奥ゆかしくて旨い!日本人の嗜好に合う(笑)。」
家内「リンゴ酸も沢山あるけど目立たない作りだよね(笑)。」
私「タンニンもしっかりあるけどちゃんと躾けられている。」
Kさん「そうそう。タニックなんだろうけど、タンニンが先走りしない(笑)。」
●モンテフィーノ・レゼルヴァ 2009年 モンテ・ダ・ペーニャ ポルトガル 赤 ヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 750ml 2451円税込
このワインの生産地域はヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 。スペインとの国境となるサエ・マメデ山脈に連なるペーニャ山の中腹に畑はあります。南北に伸びる国境線の真ん中あたりですね。
畑は真っ白(笑)。白い花崗岩の二次堆積で覆われています。御影石の産地として有名で、日本にも輸出されているとか。基本荒涼とした痩せた土壌。それ故、豚や牛よりもニワトリが主な肉。あと乾燥させた鱈やオイルサーディーンのような魚介。そして保存が効く豆類が主食のようです。味付けもオリーブ•オイルや塩。それにハーブで味付け。とてもシンプルで健康的な食生活。道理でワインもシンプルで飽きのこないスタイルなのだと腑に落ちます(笑)。
生産者のモンテ・ダ・ペーニャは1984年創業の家族経営。畑に生えていた古木の葡萄樹を台木にしたそうです。なんでも暑すぎてフィロキセラも生きていけないそうです(笑)。また、いきなり若い木を植えても土壌に水分が無いため根づかないため、ある程度根が張るまでは灌漑しないといけないそうです。
造りはシンプル。手摘みで収穫後すぐに除梗破砕してアルコール醗酵。1ヶ月ほど醸してからアリエ産のフレンチオーク樽(多分古い樽)で1年熟成させてからアッサンブラージュして瓶詰めし、更に飲み頃になるまで瓶熟成させます。今回、2009年ヴィンテージの瓶熟成したものをリコルクして登場。素晴らしい状態です(笑)。今時珍しいクラシックなスローぶりなのです(笑)。
セパージュは地場品種トゥーリガー・ナショナル、トリンカデイラ、アリカンテ・ブーシェ、アラゴネス。味わいは長い熟成により深み複雑さの頂点。暑い産地のワインですから明瞭さには欠けますが、バランスのとれた凝縮した果実味は圧巻です。シンプルなところはいかにもポルトガル。でもですね(笑)、質の高さは秀逸。まだ先がある!
ほぼ1週間に亘ってティスティングしていただいたKさんによれば
『ポルトガルワイン飲み切りました。
最後は澱が凄いです。
ボトル飲み進めるうちに、若さから熟成まで楽しめるワインでした。
ワインの『一生』を1本で味わえるワインでした。』とのこと(笑)。
大切にセラーに保管しさらなる向上を待つも良し、今の熟成した味わいに陶酔するも良し!
どちらも楽しめる価格のワインであることは奇跡的なのでございます。
以下マスキューブログより引用
例の2009年のポルトガルの赤飲みました!
例によっていつものメンバーです(笑)。
私「あれ?コルク新しい!新品みたい(笑)。」
Kさん「どれどれ(笑)?弾力あるし染みてもいない(笑)。リコルクしてますね(笑)。」
家内「10年超えるとコルクが劣化する。前の2005年のメイクはコルクが劣化してたもんね。
インポーターさんの指示でリコルク出荷したのかな(笑)?」
私「熟成のピークですね(笑)。酸化臭も全くしない(笑)。」
Kさん「完璧ですな(笑)。余韻も長くて美しい(笑)。」
家内「果実味はハッキリしないけど心地良い(笑)。オレンジっぽさ…、長い熟成をするイベリア半島のワインによくあるニュアンスかな(笑)。」
私「日本で見かけるポルトガルのワインってせいぜい10年くらいしか持たないんですよね。出色ですね(笑)。」
Kさん「全体が丸くてとても飲みやすい。シンプルに美味しい(笑)!」
家内「熟成した酸の円味。口の中を転がるよう(笑)。」
Kさん「タンニンはしっかりあるんだけど、溶け込んでいて先走りしない(笑)。」
私「夕日…、それも名残りに向かう前(笑)。」
Kさん「ユニークでもありますね(笑)。」
私「肉のためだけの赤ワインではありませんよね。」
家内「玉ねぎ+オイルサーディーン!」
私「オリーブオイル使えば何でもオッケー(笑)!」
Kさん「魚行けますよね(笑)。サーディーンや塩漬け。」
家内「脂がたっぷりのったサンマをワタごと焼く!サンマの塩焼き!」
私「山のワインなのに…(笑)。」
家内「ワインのスタイルは食べる物と関係していそう(笑)。あとでポルトガルのアレンテージョの食べ物を調べてみよう!」
引き続きのティスティングはKさんにお任せいたしました(笑)。
3日後
Kさん「ポルトガルのワインまだ元気いっぱいです。わかりにくいワインでないので疲れません。オールドヴンテージなのに肩肘張らないで飲めるワインはそうないと思います。」
1週間後
Kさん「ポルトガルワイン飲み切りました。
最後は澱が凄いです。ボトル飲み進めるうちに、若さから熟成まで楽しめるワインでした。
ワインの『一生』を1本で味わえるワインでした。」
Kさん、ありがとうございました!
●モンテ•ダ•ペーニャ レゼルヴァ レッド 2005年 モンテ・ダ・ペーニャ ポルトガル
アレンテージョD.O.C. 750ml 3488円税込
造りはシンプル。手摘みで収穫後すぐに除梗破砕してアルコール醗酵。1ヶ月ほど醸してからアリエ産のフレンチオーク樽(多分古い樽)で1年熟成させてからアッサンブラージュして瓶詰めし、更に飲み頃になるまで瓶熟成させます。今回入ったモンテ•ダ•ペーニャ2005年はセパージュもちょっと違い、特殊な古いパーセルのもののようです。トリンカデイラ55% アラゴネス25% アリカント・ブーシェ18% モレト2%の割合。
ブランド名も自分の名前をど~んと書いたものです(笑)。発酵過程等はリゼルバ2009年とこのモンテ•ダ•ペーニャ2005年は同じようですが、モンテ•ダ•ペーニャ2005年のものがトップ•キュヴェとされております。ある意味別物のようですね(笑)。期待が膨らみます(笑)。2011年にブリュッセル、2017年にフランスのコンクールで金賞を受賞しているようです。ラベルにステッカーが貼ってあります(笑)。まあ、金賞はどうでも良いのですが(笑)、大事にセラーで寝かせてから出荷しているようですね。あと2005年と2009年はリコルクしてますね。2005年のものを見ると液面が下がっていませんから、補酒もしているようです(笑)。
ふふふ(笑)。
そしてプレ• テイスティング!
私「先日飲んだモンテフィーノ•リゼルバ2009年より上のキュヴェモンテ•ダ•ペーニャ2005年。古い良いパーセルの葡萄を使うようです。」
私•Kさん•家内「うわっ!コレ凄い!グレート•ワイン!」
Kさん「立ち昇る香りが凄い!色々な香りが折り重なるかのよう(笑)。」
家内「言葉を失う(笑)。美しいの一語…壮麗。」
Kさん「モンテフィーノ•リゼルバ2009年には驚いたけど、モンテ•ダ•ペーニャ2005年は更にエスカレートしてますね(笑)。とにかく凄い!」
私「20年経つのに全然古さを感じない。全房発酵だな。あと古樹。旨味が凄い。一滴一滴が愛おしい(笑)。」
Kさん「完璧な熟成している。舌の上を転がる甘みが素晴らしい(笑)。」
私「Kさんが仰られるように、モンテフィーノやモンテフィーノ•リゼルバとは別物。モンテ•ダ•ペーニャ2005年は渾身の極上品ですね(笑)。」
Kさん「うんうん。モンテフィーノ2013年とモンテフィーノ•リゼルバ2009年は味わいが完全に繋がるけど、モンテ•ダ•ペーニャ2005年は一線越えてますよね(笑)。かなり違う。でもモンテフィーノ•リゼルバ2009年の開けてから1週間目の味わいにだったら共通点はあるかな(笑)。」
家内「両者ともセパージュは同じですが、モンテ•ダ•ペーニャ2005年はちょっと違うようですね。トリカンデーラ種が55%。きっとトリカンデーラが肝だな(笑)。あとで調べてみますね(笑)。」
Kさん「きらびやかなスタイルではないんだけど
…、なんでこんなに旨い!合わせる料理も思いつかない。」
私「シェーブルのハード•タイプのチーズとパン
くらいしか思いつかない。なんて言うんだろう…、ソース文化圏のワインとはそもそも違うもののような気がするんだよね(笑)。」
家内「うんうん。生クリームやトマトでもない。オリーブオイルと塩は鉄板だと思うけどね。シンプルな旨味が訴求力を持っている。質実剛健!」
私「ドライな甘露の極み!キザな言い方すると、まさにエスプリ…真髄だよね(笑)。」
家内「時間が経つと更に良くなる(笑)。」
私「今日日なかなか飲めないワインだし、今後もないかもしれない…、ともかく有り難くいただきます(笑)!」
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Mar 16, 2025 by
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●モンテフィーノ・レゼルヴァ 2009年 モンテ・ダ・ペーニャ ポルトガル 赤 ヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 750ml 2451円税込
例によっていつものメンバーです(笑)。
私「あれ?コルク新しい!新品みたい(笑)。」
Kさん「どれどれ(笑)?弾力あるし染みてもいない(笑)。リコルクしてますね(笑)。」
家内「10年超えるとコルクが劣化する。前の2005年のメイクはコルクが劣化してたもんね。
インポーターさんの指示でリコルク出荷したのかな(笑)?」
私「熟成のピークですね(笑)。酸化臭も全くしない(笑)。」
Kさん「完璧ですな(笑)。余韻も長くて美しい(笑)。」
家内「果実味はハッキリしないけど心地良い(笑)。オレンジっぽさ…、長い熟成をするイベリア半島のワインによくあるニュアンスかな(笑)。」
私「日本で見かけるポルトガルのワインってせいぜい10年くらいしか持たないんですよね。出色ですね(笑)。」
Kさん「全体が丸くてとても飲みやすい。シンプルに美味しい(笑)!」
家内「熟成した酸の円味。口の中を転がるよう(笑)。」
Kさん「タンニンはしっかりあるんだけど、溶け込んでいて先走りしない(笑)。」
私「夕日…、それも名残りに向かう前(笑)。」
Kさん「ユニークでもありますね(笑)。」
私「肉のためだけの赤ワインではありませんよね。」
家内「玉ねぎ+オイルサーディーン!」
私「オリーブオイル使えば何でもオッケー(笑)!」
Kさん「魚行けますよね(笑)。サーディーンや塩漬け。」
家内「脂がたっぷりのったサンマをワタごと焼く!サンマの塩焼き!」
私「山のワインなのに…(笑)。」
家内「ワインのスタイルは食べる物と関係していそう(笑)。あとでポルトガルのアレンテージョの食べ物を調べてみよう!」
引き続きのティスティングはKさんにお任せいたしました(笑)。
3日後
Kさん「ポルトガルのワインまだ元気いっぱいです。わかりにくいワインでないので疲れません。オールドヴンテージなのに肩肘張らないで飲めるワインはそうないと思います。」
1週間後
Kさん「ポルトガルワイン飲み切りました。
最後は澱が凄いです。ボトル飲み進めるうちに、若さから熟成まで楽しめるワインでした。
ワインの『一生』を1本で味わえるワインでした。」
Kさん、ありがとうございました!
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Mar 05, 2025 by
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いつもの3人ですが(笑)、今回のアイテムはイマイチ(笑)。残念!
全部不味いとは言いませんが(笑)、そこはそれ、コストパフォーマンスを重視が基本。ケチでへそ曲がりの3人の合意はでませんでした(笑)。(Kさん、一緒にしてゴメンナサイ!)
う~ん、産地の名前や表記されてるグレードからするとどれもお買い得ではあったのですが…、味がイマイチでした。致命的(笑)。
でもですね(笑)、ケチでへそ曲がりでしかも懲りないマスキューですから早速次のサンプル入荷(笑)。
懲りないでしょ(笑)。
映像にアップすると、ダメな場合インポーターさんに悪いのでお見せ出来ませんが(笑)。今回は春を意識したチョイスです。
これも仕事です。寒くて暇ですからちょうど良いかな(笑)
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Feb 24, 2025 by
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○『チェルソ 』2022年 アジェンダ・アグラリア・グエリエリ イタリア マルケ 白 ビアンケッロ・デル・メタウロ・スペリオーレ D.O.C. 750ml 2545円税込
「あの強いロゼ•フリザンテの後が白ですかぁ(笑)。マスキュー作戦ですね(笑)。」
私「えへへ(笑)。読まれてますね(笑)。」
「おっ!カッチリしてますね(笑)。スパルタン(笑)。」
家内「開けたてですのでローズマリー…、樟脳の香りがまだ強いかな(笑)。」
「膨大感たっぷり(笑)。」
「なるほどね(笑)。フリザンテの後でも全然大丈夫(笑)。」
「実は先行して飲みました(笑)。子持ちシシャモに合わせると、卵部分はオッケーでしたが、身には合いませんでした(笑)。クリーム系…、ベシャメル•ソースなんか良さそうですね(笑)。」
家内「私開けたての『チェルソ』を飲んで思いついたのですが、イカ•フライ食べたくなりました(笑)。何故だかイカ•フライ(笑)。」
私「『
チェルソ2022年』、明日になると果実味が出てきます。」
「へぇ~、それは何故ですか?」
私「ちょうど1年前の2月のマスキュー試飲会で『チェルソ2021年をお出しした時は開けて全開で大好評ですぐに完売してしまいました。今回事前に2022年を飲んだところまだちょっと硬い。もう少し暖かくなってから試飲会に出すのが得策と思いましたが、それまでインポーターさんの在庫が持たない(笑)。それ故ちょっと見切り発車となりました。ゴメンナサイ。」
そして翌日力発揮(笑)!
「あ~!香り凄いですね(笑)。トロピカル!」
「旨味、香り、舌触り、全てが巨大(笑)。エキゾチック。」
「うわっ!ハニーで強烈。でも飲みにくくない(笑)。ライチ…、フルーツの香りがプンプン(笑)。口の中が大変なことになってる(笑)。」
「ライチ、薔薇、パイナップル…、明るい香りですよね(笑)。いかにも中部イタリアの恵まれた陽光を感じる。」
「ミントやローズマリーのハーブの香りが爽やか(笑)。真っ昼間の暑い中畑に立っているような錯覚に陥る(笑)。」
「畑から遠く地中海が見える(笑)。山から吹く風があるから暑すぎない(笑)。なんてね(笑)。」
「このワイン…、ビアンケッロ種でしたっけ?単一とは思えない複雑さですよね(笑)。」
家内「特に古い区画のビアンケッロを1ヶ月収穫を遅らせたようです。普通あり得ませんよね。」
「1週間や10日遅らせることはあるけど1ヶ月とは…!葡萄おかしくならないのですか?」
私「そんなに遅らせたら、腐ったり、落果してり、鳥のエサになったりしますよね(笑)。味わいも通常のビアンケッロを更に濃くした感じです。変になっていません(笑)。」←すかさず棚に仕込んであった通常のビアンケッロを見せる(笑)。
家内「品種特性としか説明出来ません。プチ•マンサン的かな(笑)?」
「あ~、ジェランソンの葡萄ですね(笑)。」
私「さすがよくご存知で(笑)!ドメーヌ•コアペなんか雪降っても収穫しませんし(笑)、畑には鳥害避けのネット張ってました(笑)。特殊な晩熟性の品種なんでしょうね。」
「『チェルソ』ってドンナルーチェに似てますよね(笑)?」←ドンナルーチェ•マニアの横浜のKさん
私「よくぞお気づきで!マルヴァジアの魔術師ポッジョ•レ•ポルピが作る白。香りの構成がほぼ同じなんですよ(笑)。ただ『チェルソ』は木樽を使いません。あとマルヴァジアの方がオレンジの香りが強いかな?」
私「実は去年の1月に開けたドンナルーチェ2022年と2015年が少し残ってますからティスティングしましょうか?たまたまこちらにいるマスキューのティスティング•スタッフKさんから2015年は頂いたものです(笑)。」
横浜のKさん「私のドンナルーチェ大好きでバック•ヴィンテージをストックしてます(笑)。2015年もあった!」
私「期せずしてドンナルーチェの二代巨頭の邂逅ですね(笑)!まぁ、2015年も2022年のどちらも酸化してシェリーみたいになってますが…、ちょっとだけお試しくださいね(笑)。」
Kさん(ティスティング•スタッフ)「マスキューさん、まだ残ってたんですね(笑)。」
私「頂いた2015年は私がチビチビ飲みましたのでもうほんの少ししか残っておりません。2015年とても良かったでした(笑)。」
Kさん(横浜のドンナルーチェ•マニア)「う~ん。2015年の方が旨味が可愛いかな(笑)。ともに愛おしさがありますね(笑)」
私「ドンナルーチェ愛、ありがとうございます(笑)!」
●
バルバレスコ ヴァッレグランデ 2014年 グラッソ・フラテッリ イタリア ピエモンテ 赤 バルバレスコD.O.C.G. 750ml 4242円税込
「全てがスムーズ(笑)。タンニンも感じない(笑)。これが熟成のピーク?」
家内「はい。この状態が後数年続きます(笑)。」
私「そしていつの間にか古酒に変身するかと(笑)。」
「透明感かあって…、旨味の塊(笑)。邪魔するものがない!」
「品があって美しい!やはりネッビオーロ!」
私「何故ネッビオーロか高貴品種と言われるか解りますよね(笑)。」
「うんうん。何を食べ合わすか?なんて考えなくてもイイ(笑)。浸れるよね(笑)。」
私「ちなみにこのワイン、アルコール分は14.5%です。やはり大物(笑)。」
「アルコール分0%に感じますよ(笑)。10年経って全て溶け込んでいる。ということかな(笑)。」
私「左様かと(笑)。」
「マスキューさん、このワインは10年は経っているのに澱があまりありませんよね?」
私「熟成途中にラッキングしたり、澱引きをしているので、さほど澱は多くありません。あとお出しする前にしっかり立てていましたから、ビン底にちょっと固まっているかと。」
私「あとSO2も析出されない程減っていると思います。瓶の中で10年も熟成させると検査しても析出されないようです。」
「減るのですか!?あり得るのですか?」
私「私の想像ですが(笑)、長い年月の間にSO2は澱などと重合して瓶底に沈殿するのかなと妄想してます(笑)。」
「飲んでいるとSO2なんてつゆほども感じないし、思うこともないですよね(笑)。」
「この前のマルティルデのボナルダ2010年、澱が凄かったですよ(笑)。ソムリエも驚いていた(笑)。」
私「あのワインはまるっきり濾過も澱引きもしていません。しかも2010年。SO2もほぼ無し。旨さと澱は背中合わせとしか…。あの澱は旨くはありませんが(笑)。」
家内「今まで飲んだ中で一番澱が多かったかも?」
「でもオーストリアのビー•ナチュラルの澱は美味しかったんだよな(笑)。不思議(笑)。ビー•ナチュラルの澱は細かで見た目ちょっと違うけどね。」
「ベリー、桑の実、ストロベリー…、薔薇、とても綺麗ですよね(笑)。ネッビオーロってちょっと違いますよね(笑)。」
「私個人的に薔薇が好きでして(笑)、家内の誕生日にマルティルデのバルベーラを飲みました。あまりに美味しくて(笑)、欲張ってグラスをバルーンの大きなものに変えて飲んたところ、一気に香りが抜けてしまいました。残念!」
私「失礼いたしました!やはりネッビオーロのようには行かないのかな…。」
「普通のグラスがベストでした(笑)。」
私「皆さんご周知くださいませ!」
お寒い中、ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋•昭子
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Feb 24, 2025 by
weblogland |
昨日、一昨日とお寒い中ご来店ありがとうございました!さすがに金曜日はパラパラのご来店(笑)。やむなし!土曜日は明るいうちのご来店(笑)。そうなりますよね(笑)。
ありがとうございました!
○
リオハ ベガ ブランコ 2023年 リオハD.O.C. 白 750ml 1178円税込
「おっ、お安いですね(笑)。」
「でも良い香り。どれどれ(笑)…。」
「う~ん。グレープフルーツ!」
「グレープフルーツを皮ごとかじったような感じ(笑)。ピールのニュアンスあり!」
「ルエダのヴェルデホ!共通の香りですね(笑)。ヴェルデホ100%ですか?」
私「ヴィウラ、ヴェルデホと表記されてますからヴィウラが50%以上、ヴェルデホは50%以下かと(笑)。」
「へぇ~、思ったよりヴェルデホの割合が低いんですね(笑)?」
私「そ~なんです(笑)。私も最初ヴェルデホがセパージュのメインだと思いました(笑)。ヴェルデホは強い香りの品種ですね(笑)。」
家内「ヴェルデホの方がヴィウラより値段の高い葡萄のようなので、ブレンドの加減が腕の見せ所なんでしょうね(笑)。」
「なるほど!より安く、より美味くですね(笑)。」
私「まぁ、高級感はございませんが(笑)。」
「しっかり濃い(笑)。コスパ良いですね。」
私「でもですね(笑)、アルコール分は12%。さほど高くはありません。基本冷涼な産地かと。」
「スイスイ飲める(笑)。家はまず白ワインを飲んでから赤ワインを飲んで打ち止めるんですよね。だからわりと白ワインの消費が多い(笑)。」
私「白ワインはボクシングのジャブですね(笑)。我が家もそうですよ(笑)。」
「だから、デイリーで飲み飽きしない白はマスト•アイテム(笑)。」
「マスキューさん!このワインはデイリーで良いですよね(笑)。単純にジャンク•フード食べながら飲むのにぴったり(笑)。例えばフライドポテト食べながら飲んだり(笑)。」
「うんうん。ポテトチップでも良し。ポテトチップはのり塩ポテト(笑)!」
私「コンビニのオデン買ってきてコレを飲む(笑)!」
「コンビニのオデンだって馬鹿に出来ないもんね(笑)。」
「マスキューさん!私たまに白ワインを飲むと悪酔いすることがあるんですけど(笑)…。マスキューさんのワインだとそれがない(笑)。何故ですか?ただ単に飲み過ぎなのかな(笑)?」
私「一応添加物の量が少ないワインを選んでいます(笑)。」
「ワインの裏に書いてある酸化防止剤ですか?」
私「いわゆる亜硫酸塩です。自然に生成されますし、若干の添加ならワインが安定しますので最終段階でちょっとだけ添加してくれた方が安心ではあります。」
「それが多いとダメなんですか?」
私「はい。まず開けたてに鼻にツンとくる刺激臭が強い物は避けます。あと口中、特に喉の奥を刺激する苦味…強いとウゲッと来ます(笑)。コレもNGです。それを基準にワインを選びます。
」
「添加物の量が違う?」
私「左様でございます(笑)。意識してティスティングすると±10ppmくらいの誤差で添加量が解るようになりますよ(笑)。」
「ppm(笑)!え~と、100万分の1かぁ(笑)」
「と言うことは1ppmは1L中0.001mgかぁ。」
家内「亜硫酸塩以外のビタミンCやセルロース系のものの添加もNGです。味わいに影響します。」
「どう影響するんですか?」
家内「ビタミンCはえぐ味。セルロース系は味わいの広がりを阻害します。」
私「別に毒と言うわけではなく許可された添加物ですから、インポーターさんによっては気にしない(笑)。だから取り寄せたサンプルに入っていると大ショック(笑)。」
家内「2000円を超えるワインに入っていると精神がやられます(笑)。」
「凄く安い値段の無添加ワインってありますよね?」
私「加熱殺菌、特殊濾過、遠心分離、等など様々なテクノロジーがありますので…。成分調整に近いのでそれをワインとは…。」
●
リオハ ベガ ティント 2023年 リオハD.O.C. 赤 750ml 1178円税込
「マスキューさん!赤も白もラベルにリオハ•ベガと書いてますが、コレはブランド名?」
家内「はい。ベガはベガ・シシリア•ウニコのベガと同じ(笑)。星の名前です。1等星でしたっけ(笑)。」
私「古いワイナリーなので原産地指定のリオハをブランド名として名乗れるようです。」
「なるほどね(笑)。老舗ならではだね(笑)。」
「マスキューさん!この赤、白同様に飲みやすい(笑)。その点赤白共通する(笑)。同じコンセプトなのかな(笑)。」
私「おっしゃる通りでございます(笑)。共通する意識を感じますよね(笑)。」
「うんうん。確かに!高級ではないけど(笑)、あざとさが無くフレンドリー(笑)。」
「この赤、旨味がとてもしっかりしてる。タンニンも意地悪さがないし(笑)、何にでも合いそう(笑)。毎日の食卓向けですよね(笑)。」
「普通に和食系に合いそう(笑)。」
「出し汁に合うよね(笑)。」
「マグロの漬け!カツオ…カラシ醤油なんてどうかな?無理かな(笑)」
「癖がないから飲み飽きしないかな(笑)。癖がないのが癖(笑)。」
「懐かしいテンプラリーニョ…。昔よくこんな感じのスペインワイン飲んだよね(笑)。そ言えば今あまり見なくなったかな?」
家内「今輸出されるスペイン•ワインはチリ•ワインみたいなファットなスタイルの赤ワインが多いですよね。」
「向こうのビストロなんかで飲むスペインワインって、特別濃くなくて中庸なんですよね(笑)。
このリオハ•ベガみたいなスタイルなんですよね(笑)。」
「薄いワインってダメだけど、濃くて重ければ良い訳じゃない(笑)。程良さなんだよね。特にデイリー•ワインには程良さこそ必要(笑)。」
「これもちゃんとテンプラリーニョなんだよね(笑)。」
私「アルコール分は13.5%としっかりありますが
、特別強く感じる訳ではありません。折り合いがよろしいかと(笑)。」
「13.5%アルコール分がある感じしませんよね(笑)。もっと低いかと思いましたよ(笑)。」
「たしか白はアルコール分が12%でしたよね。何故赤と白は違うんですか?」
私「品種の特性に合ったアルコール分だとしか言いようがありません(笑)。まぁ、無理に高くする必要は無さそうですが(笑)。」
◑
フィズィ•ミシュカ フリザンテ ヴィンツェレール ショプロニ ハンガリー ショプロン 発泡性 ロゼ 750ml 1980円税込
「おつ~!鮮烈(笑)。果実味が鮮烈(笑)。」
「うんうん。かき氷のイチゴ•シロップのような甘みが残る(笑)。」
「果実の凝縮感が凄いね。」
「奥行き、広がりも立派(笑)。」
「余韻が長くて強い!はっきりしている(笑)。」
「塩味があって、キレもある。余韻がユニークだよね(笑)。」
私「残糖分もありますが、酸があるので邪魔にならない。バランスの取り方が素晴らしいと思います(笑)。」
「う~ん。確かに甘さが目立たない。甘いのだろうけど甘くない(笑)。甘さが果実味に転化している(笑)。」
「この果実感は経験したことがない(笑)。赤ワインからタンニンを削ぎ取ったような…(笑)。」
私「完熟したイメージですよね(笑)。果物の種の中の核を食べるようなニュアンスがあります。」
「リキュールっぽくもあるかな(笑)。」
家内「マスキューの定番の燕ちゃんラベルのロゼ•フリザンテです。アルコール分も13%あります。かなりしっかりしています。」
「そんなに高いんだぁ。普通フリザンテってアルコール分は10%くらいにして甘さでバランスをとるんだけどね(笑)。やはり、ちょっと違うんですね。」
私「黒葡萄のケークフランコシュで
作ったものです。」
「マスキューさん!あの赤、ソース…、中濃ソースに凄く合います。トンカツ、レバー、フライに中濃ソースをかけてワインを飲むとソース自体が凄く旨くなるんですよ(笑)。胡椒っぽさも引き立ちましたよ(笑)。」
家内「豊かでしっとりとした赤ワインですよね。私の大好物です(笑)。」
私「タンニンは濃いですが、旨味が伴っていますよね。ケチ臭くない(笑)。」
「東欧のワインって日本人好みなんですよね(笑)。」
私「植物性の油や豚肉によく合いますよね(笑)。」
家内「そのケークフランコシュの果実味をダイレクトにしたのが、このロゼ•フリザンテです(笑)。」
「このフリザンテ、とても飲みやすいんだけど、軽いあっさりしたものではないですよね(笑)。かなりグレードが高い(笑)。」
「しかも斬新(笑)。」
「マスキューさん!このワインは冷やした方が良いのですか?」
家内「さすがに今日の気温だと冷やさなくて大丈夫ですが(笑)。もう少し暖かくなってきたら冷やした方が良いですよね(笑)。」
「良し!春のお花見には勝烈庵のトンカツ弁当を買って、このフリザンテを飲む!コレですよコレ(笑)!」
「上カルビの焼肉バーベキューにコレを合わせる!美味しそう(笑)。上ですよ上。並じゃダメ(大爆笑)。」
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Feb 11, 2025 by
weblogland |
さすがにそろそろ無くなりそうです(笑)。
暮れからのロング・ラン終売アイテムの❴限定品❵
ロゼット ファモーゾ 2022年 テッレ・チェヴィコ イタリア 1080円税込
香りはライチのようで華やかさ。とはいえドライに仕上げてあり飲み飽きしないスタイル。我々のデイリーに寄り添う重宝なアイテム。輸入を辞めると聞きたっぷり在庫(笑)。でもですね(笑)、もうそろそろ限界かな(笑)。
お客様も飽きますし、デイリーなオススメワインの入れ替え時ですね(笑)。今週末にはまた違うオススメが来ますから期待していてくださいね(笑)。
今度はスペインのリオハです(笑)。赤、白ともにちょっとプリミティブな懐かしいスタイル。
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Feb 09, 2025 by
weblogland |
家内「今飲んでる白ワイン、天ぷらや揚げ物に合わせたいなぁ。」
Kさん「ところでサッポロビールのコマーシャルでカツレツが出てましたよね(笑)。美味そうなんですよね(笑)。」
私「あれはビールよりもオーストリアのグリューナー・ヴェルトリーナーに合わせたくなる(笑)。」
家内「サッカーの長谷部がいる40階!」
私「ウィンナー風カツレツですよね(笑)。」
Kさん「肉は豚でも牛でもどっちでも構わない。」
家内「でもソースがグリーンだった。初めて見るソース。」
Kさん「バジル?」
家内「パセリ?」
私「ベースはタルタル?」
Kさん「サッポロビールに問い合わせると事細かに教えてくれますよ(笑)。」
早速ウェブで検索(笑)。
私「シュニッツェルとグリーンソース。シュニッツェルはカツレツ!グリーンソースは緑色のハーブをサワークリームやヨーグルトに混ぜたもの。フランクフルトの郷土料理だって!」
Kさん「早っ!スマホ便利(笑)。」
家内「ハーブにパセリ入ってた(笑)。エッヘン(笑)。でも伝統的には7種類も入れるんだ。日本の七草みたいだよ(笑)。」
Kさん「春に向けてのコマーシャルらしい(笑)。計算されてますね(笑)。」
ティスティング以外で大盛りあがり(笑)。
しかし、こんなことで盛り上がってる場合手はない!まだ今月の試飲会のラインナップは半分しか決まっていません(笑)
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Feb 01, 2025 by
weblogland |
今日は1月31日の金曜日です。ちょうどマスキュー試飲会から1週間経ちました。
えへへ(笑)。
私が何を考えているか解りますか(笑)?
試飲会リポート最終章でご紹介した
❴限定品❵○
ジュ・ド・レザン 2024年 ポール・ジロー微発泡葡萄ジュース フランス コニャック グラン•シャンパーニュ 750ml 2,380 円
税込
もうちょっとしか残っていないので最終点検です(笑)。
う~ん。爽やかなリンゴ酸。あとディテールがより明瞭になった感じですね。とてもヴァイタル。口の中に入れると突き進む突き進む(笑)。より甘さを感じない方向へ行っています。わりとサラッとしてますね(笑)。様々な割り物に使えそうです(笑)。
2023年もまだちょっとありますから比べてみると…。2023年は変わらず落ち着いてます。濃度感も2023年の方がねっとり。甘さも2023年の方が甘く感じます。濃密。ポール•ジローのコニャックをコレで割ったら大変なことになりそう(笑)。
そんなこんなでございました(笑)。
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Jan 28, 2025 by
weblogland |
さっきインポーターさんと連絡がつきました(笑)。ジュ•ド•レザンの収穫日です(笑)。
私「お世話になっております。ところで
ジュ•ド•レザン2024年は何時収穫したのでしょうか?どれくらい収穫が遅れたのでしょうか?」
インポーターさん「え~と、お待ちくださいね。」
私「入荷は2ヶ月遅れましたが、収穫が2ヶ月遅れることは無いですよね(笑)。」
インポーターさん「暮れの物流、それも国内外ともに遅れまして…。え~と、2024年は10月2日
でした。」
私「いつもは9月中だからやはり遅いんですね。ちなみに2023年は何時でしたか?」
インポーターさん「ちょ、ちょっとお待ち下さいね。」←ゴメンナサイ
私「スミマセンね(笑)。しつこくて(笑)。」
インポーターさん「はい!2023年は9月20日でした。2週間近く遅いですね。」
私「収穫の糖度ターゲットは同じはずだから、2023年と2024年の味わいの差は作柄の差のようですね。」
インポーターさん「2023年と2024年は味が違いましたか?」
私「2023年の方が酸がある感じかな。まあ、1年経つと熟成もするし断定出来ないけどね(笑)。今度分析表あったら教えてね(笑)。」
まあ、収穫日が全てではありませんが(笑)、少しは腑に落ちたかな?
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Jan 28, 2025 by
weblogland |
1月のマスキュー試飲会は盛り沢山(笑)。然るに前半、後半だけで収めるには、私の体力が伴いません(笑)。それ故蛇足の最終章となります(笑)。
❴限定品❵○
ジュ・ド・レザン 2024年 ポール・ジロー微発泡葡萄ジュース フランス コニャック グラン•シャンパーニュ 750ml 2,380 円
税込
「よーやく来ましたかぁ(笑)。毎年楽しみなんですよ(笑)。」
「そうそう(笑)、いつもはだいたいクリスマス前ですよね。」
「たまに無し!なんてこともあるのが逆に信頼出来る(笑)。遅れるのもやむなし(笑)。」
「そういえばちょっとしか来ない時もあったかな(笑)。」
私「そーなんです。ありがとうございます!今回は通例より2ヶ月近く遅い販売となりました。」
「収穫が遅れたのでしたっけ?」
私「あと戦争等の影響で物流が遅延したことが重なったようです。」
「収穫が遅れると言うことは糖度が上がらなかったから、上がるまで収穫を遅らせたということかな?」
「日本でも今年はミカンが甘くないよね。」
私「まっ、まっ、お試しを!」
「おっ!フレッシュで甘~い(笑)!」
「安心のジュ•ド•レザンだね(笑)。」
「とても甘くてハニー、紅茶…、リンゴ…、焼きリンゴの香り(笑)。」
「この甘さを達成するのに2ヶ月収穫が遅れたのかぁ(笑)。」
「収穫が遅れるとどうなるのですか?」
家内「まず、得られるぶどう果汁は減ります(笑)。あとさらなる天候のリスクが増します。」
「そうだ!ヨーロッパって秋に雨がかなり降るんだよね。」
「雨にさらされると悲惨なことになっていたかも?」
私「あと、収穫が遅れると葡萄の酸が減ります。ですからもともと酸の無い葡萄の収穫を遅らせることはリスクが高まります。あとでインポーターさんに2024年の収穫日を確認してみますね(笑)。」
私「じつは、2023年のジュ•ド•レザンが1本だけ隠しておりまして(笑)、2024年と比べてみましょう(笑)!」
「おっ!色合いは2023年の方がちょっと濃いかな(笑)?」
「どれどれ(笑)、う~ん。2023年の方が甘くない。」
「あれ?不思議(笑)。2024年飲んだ後に2023年を飲むと甘く感じない。」
「2024年はフレッシュな甘さ…、2023年は旨味の甘さ?深い甘さなのかな?」
「甘さの質が違う?」
「じっくり飲むと2023年の方が甘く感じるんだけど…、私だけかな(笑)?」
家内「そんなことはありません!旨味の甘さは2023年の方がより強いと思います(笑)。」
「フレッシュな甘さと旨味の甘さの違いかな(笑)。」
「2023年も甘いんだけど、熟成した酸の甘みがあって、それが2024のフレッシュな果糖の甘みを下回るってことかな(笑)。」
家内「あと、2023年は抜栓後更に色が濃くなってきます(笑)。」
私「比べると2023年の方が熟成が進んでるように感じますよね。たしか2023年の到着時の印象は近年になくエレガントでした。もちろんフレッシュにはフレッシュでしたが…。まだ旨味の甘さは出ていなかったよつな気がします。」
家内「2023年はとてもエレガントで、逆に驚いた記憶があります。強すぎず、お子さんに飲ませても大丈夫だと記憶してます。」
「へぇー、よく憶えてますね(笑)!」
私「昨日の晩御飯何を食べたか覚えていませんが(笑)、ワインだけは不思議と憶えています(大爆笑)。ま、仕事ですから(笑)。」
家内「昨日の晩御飯くらいは憶えていて欲しいのですが(笑)。」
私「あ痛たた!」
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Jan 27, 2025 by
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●『ギーロ・ロッソ・ディンヴェルノ』 2010年 マルティルデ フランス ロンバルディア 赤 IGP プロヴィンチア・ディ・パヴィア 750ml 3771円税込
「あ~、凄い香り、熟成香?シェリーやマディラ?」
「強い香りですなぁ。熟成香や果実の香り…、巨大で複雑(笑)。」
「口の中に入れると涎が止まらない(笑)!」
「リキュール飲んでるみたい(笑)。」
「渦巻いてる(笑)。」
「赤黒いチェリーやベリーの香り。小粒でみっちり(笑)。」
私「高級椎茸のドンコの戻し汁を煮詰めたみたいですよね(笑)。」
「山のワインのイメージかな(笑)。」
家内「私はボルチーニ茸と言いたい(笑)。」
「タンニンの量と旨味の量が物凄い。しかも高度にバランスが取れている。渾身ですね(笑)。」
「色もロス•コンドスと比べると抜けてはいるけど…、ちょっとグラスの縁は煉瓦色。」
「2010年ですかぁ、15年経っている。」
家内「バリックで2∼3年熟成させてからボトリングですから、12年瓶熟成を経てリリースですね。コルクを見ると古くないので出荷前にリコルクしてますね(笑)。」
「あっ、本当だ。コルクがあまりワインを吸っていない。」
「ということは?まだ先々がある?もうこれで終わり?」
私「少なくとも一度目のピークは過ぎています。多分マルティルデはこのワインが古酒になるだろうし、それを飲んで欲しい意図があるように思います。」
家内「澱の量も物凄い。湯葉みたいになってます。美味しくなかったでした(笑)。」
私「デキャンタした方が良いかもしれません。」
「このワインは先々どうなるんですか?」
私「タンニンが削ぎ落ちて色は薄ピンクになり、熟成香は枯れ葉のような香りになり相まって果実味は香りとなって放出されます。酸味は旨味となって纏まり舌の上を転がる。かな?」
「何時頃?」
私「解りません(笑)。見てきたように言ってスミマセン。経験的な想像ですのでお許しを!」
家内「実際開けて3日ほど経つと液体に透明感が出てきます。熟成香も気にならなくなる。コレはホントです(笑)。これから古酒に向かうような気がします。」
「コレ昨日の抜栓ですかぁ。カカオ100%を超えるような…(笑)。」
家内「シェリーのオロロソみたいな(笑)。黒トリュフの香りもたまりません(笑)。」
「甘さ…、糖分ではなくて。黒糖…、リコリス、
凄いね(笑)。」
「コレ、ワインと言うよりソースだね(笑)。」
「ワインって質によって飲み方が変わりますよね。例えば皆でワイワイガヤガヤ飲んだり(笑)。このワインは一人でじっくり向き合いたいな(笑)。」
「合わせる料理は?すっと思い浮かばない(笑)。きっと臭い系の肉かな(笑)?」
私「干し肉?」
「血を使ったような食材…。」
「血入りのソーセージル?」
「ジビエは間違いないかな(笑)?」
「ウォシュ系のチーズ…、シェーブルも良いかな(笑)?」
「マスキューさん以前扱っていたマルティルデの『ザッフォ2017年』、アレも同じクロアティーナ(ボナルダ)種ですよね。コレとはスタイル違いますよね(笑)。」
私「意図が違いますよね(笑)。ある意味別物みたいですよね(笑)。」
家内「『ザッフォ2017年』は完全に一度目のピークでリリースされてますね(笑)。」
「と言うことは『ザッフォ2017年』も時間が経つとこうなる?」
私「どうでしょう?中身の密度感はこっちの方が上のように思います…。」
家内「マルティルデってブランドを変えることが多いです。早飲みのクロアティーナも別のキュヴェとしてリリースしてます。チャレンジ、チャレンジの連続ですね。」
「変にブランドに固執しないですよね(笑)。好きに作ってる感(笑)。」
私「もともとミラノのIBMに勤めていたそうです。週末を過ごす別荘として購入してから農業•ワインにハマったようです(笑)。好きなワインを作りたい!意思がありますよね(笑)。」
「IBMから農業かぁ。結びつかない(笑)。だってIBMってInternational Business Machines Corporationの略ですもんね(笑)。」
私「日本で言うとオービックかな(笑)?」←トンチンカンでスミマセン!
「ところでラベルの寝ているオジサンは誰かな?」
私「マルティルデのラベルは奥さんが描いてますから、多分旦那さんかな(笑)?」
「旦那の顔を奥さんが愛情持って描くのだったら解る(笑)。」
私「そ~ですよね。ちょっと見小汚いオジサンですもんね(大爆笑)。」
●『ラ・ストレーガ、ラ・ガッツァ、エ・イル・ピオッポ』 N.V. マルティルデ イタリア ロンバルディア 赤 IGP プロヴィンチア・ディ・パヴィア 750ml 4525円税込
私「このバルベーラはワイナリーの中の一番古くて良い区画のバルベーラだけで作られています。取れる葡萄が少ないので2014年と2015年のワインを混ぜて作られています。それ故ノン•ヴィンテージでのリリースとなっています。」
「あ~、旨い!」
「言葉を失う!」
「このラベルの猫、家の猫にそっくり(笑)。だから買います(笑)!」
「マスキューさん曰くの『非の打ち所がない』って意味が解りましたよ(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。そーなんです(笑)。」
「旨味たっぷり、雑味もない。柔らかでしなやかで…、邪魔するものがない。高貴。」
「ブログに書いてあったけど、『これ以上の物を求めるとバチが当たる』ね(笑)。」
「超高級なピノ・ノワールを飲んでるみたい(笑)。」
「こんなバルベーラあるんだぁ!」
「バルベーラがこうなるとは!絶句だよね(笑)。」
「マスキューさん!前の試飲会で出たカルピニのバルベーラと似てますよね(笑)。カルピニの方がもっとピノ・ノワール的だったかな(笑)。」
私「カルピニのバルベーラとマルティルデのバルベーラ、ともに飲んだ時涙が出ました(笑)。こんなバルベーラを探してたんですよ(笑)。」
「バローロのモンテツェモロのバルベーラでしたっけ(笑)。」
「ピノ・ノワール的ですよね(笑)。」
私「薔薇の香りしますよね(笑)。」
「うんうん。中からじんわり出てくる。」
私「重心は低いかな。」
「薔薇『サムライ8号』の香に似ている!」←クローバーのお兄さんことMさん。
私「Mさん、薔薇もお詳しいんですね!」
「とても重厚な香りの品種で、個人的にも好きなんですよ(笑)。結婚記念日に毎年1本ずつ増やして家内にプレゼントしてます(笑)。」
カッコ良い!
一同驚嘆(笑)!
私「私がそんなことしたら家内は心配しちゃいそうですよ(大爆笑)。」
さて、ここで問題です(笑)。
一つ前のクロアティーナ(ボナルダ)2010年はアルコール分が14.5%でしたが、このバルベーラのアルコール分はいかほどでしょうか?
「どう考えてもバルベーラの方が低い!13%?」
「13.5%くらいかな?」
「それなら私は12%で勝負(笑)!」
私「正解はなんと15%です。もちろん私も外しました(笑)。」
「え~、そんなに高いとは…」
「絶句(笑)!」
「バルベーラの方が全然アルコリックではないですよ。クロアティーナの方はパワー全開…丸出し(笑)。」
「折り合いが良いってことですか…。」
私「左様かと。」
「参ったなあ。どういうこと?」
私「調べるとクロアティーナの方は総酸が5g/lちょっと。バルベーラは6g/lを超えていました。これ故かと。」
「酸って大事なんだ…。酸っぱさだけではないんだよね。」
「うんうん。たしかに旨味の酸味の量はバルベーラの方が多くても不思議じゃないよね(笑)。」
私「はい!そーなんです。ティスティングで見落としました(笑)。クロアティーナの膨大なタンニンと甘さに騙されました。←ちょっと意味が違うかな(笑)。」
でもですね(笑)、翌日の夕方4時過ぎに同じ問題を出しますと様相一変!
「バルベーラの方が強い!クロアティーナが14.5%かぁ。でもそれ以上?」
「16%、そんな馬鹿な(笑)!」
「じゃあ、私は15%!」
私「アルコール度数の理論値は15%が限界ですが(笑)、正解は15%です。」
「やはりバルベーラの方が強いんだ!」
家内「今翌日土曜日の午後4時過ぎ、昨日金曜日の午後5時に抜栓してからさっきまで、皆さんバルベーラの方がアルコール分が低いと判断されてました(笑)。」
私「今飲むとバルベーラの旨味がパワフルになってきています。これはこれで凄い(笑)。驚きです。」
「へぇー!そーなんですかぁ。う~ん、たしかにバルベーラ、凄みがある。」
「うんうん、凄く美味しいし巨大な感じ。」
「透明感があってしかもケタ外れに強い。」
「暴力的ではなくて、とても強靭(笑)。エレガントでありながら、なんでこんなに強い不思議(笑)。」
「マスキューさん!ちょっとこんがらかってきました(笑)。このバルベーラとクロアティーナはどちらが長命なのですか?」
家内「クロアティーナの方が長期に熟成し、果に古酒になると思います。バルベーラは今がピークでここ2∼3年で飲むべきだと思います。」
「でも実際はバルベーラの方が酸があって強いですよね?」
家内「熟成が早いというバルベーラの品種特性だと思います。」
「なるほど品種特性ですか。」
私「バルベーラの方はコルクがDIAM10です。打栓したのが2017∼18年ですからあと2∼3年がその範疇だと思います。生産者は解っているかと(笑)。」
更に試飲会リポートは続きます(笑)。
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Jan 26, 2025 by
weblogland |
昨日、一昨日とお寒い中ご来店ありがとうございました!
☆コッリ・ボロニェージ・ピニョレットDOCG スプマンテ ブリュット プレステージ カンティーナ・ディ・カルピ イタリア エミリア・ロマーニャ 発泡性 白 750ml 2074円税込
「あれ?マスキューさん、この泡DOCGですよ(笑)!」
「高級ワイン(笑)?2000円くらいでもDOCGの高級品あるのかな(笑)?」
「イタリアの何処のワインですか?」
家内「イタリア、エミリア・ロマーニャのモデナ丘陵辺りを生産の拠点とする協同組合です。ランブルスコで有名。」
「美食の地ですね(笑)。」
「な•ま•ハ•ム!パルマの生ハム(笑)!」
「プロシュート!世界3大生ハム(笑)。」
家内「このピニョレット種を使ったスプマンテは特にDOCG指定されています。現地てはピニョレット種は珍重されているようです。」
「マスキューさん!以前夏にコレ試飲会で出しましたよね(笑)。」
私「はい(笑)。バレましたね(笑)。あの時の印象はハチミツ•レモン(笑)。」
「思い出した!ハチミツ•レモン。清涼感があって美味しかった(笑)。でも、なんでまた?」
私「今回のメイクは前回よりもドライに仕上がっています。まっ、まっ、お試しを!」
「あっ、ホント…、ドライ…辛口ですよ!」
「柑橘と旨味、それがドライに仕上っていて良いですね(笑)。」
私「以前のメイクのワインは残糖分が14g/l
コレはどう考えても9g/lくらいだと思います。あとでインポーターさんに確認してみますね。」
「しっとりしてる(笑)。食べ物に合わせやすそうですね。」
「うんうん。食事向きですね(笑)。和食に合いそう(笑)。」
私「鍋+ポン酢醤油で完璧かと(笑)。」
「鉄板ですね~(笑)。」
「白菜!ポン酢醤油はもちろんなのですが、ワインの旨味が白菜などの野菜の旨味に同調してますよ(笑)。」
「旨味が和風ですよね(笑)。柚子っぽい。甘さ加減がちょうど良いし、すべての塩梅が良い(笑)
。」
私「あとガス圧もしっかりしています。コレも以前のメイクより強めに感じます。翌日までちゃんとガスは残っています。」
「シャンパンみたいな熟成香はしないけど、フレッシュでピュアに感じますよね。とてもクリーン。」
❴限定品❵○マスカット・オットネル ビー・ナチュラル 2022年 ミューラー・グロースマン 750ml 2687円税込
「うわぁ~、ライチの香り!」
「ゲヴュルツトラミネールみたいですよ(笑)。」
「うんうん、たしかにゲヴュルツトラミネールみたいな香りなんだけど…、アレ?飲むととてもドライ(笑)。全然甘くない。」
「ゲヴュルツトラミネールってもっとドロドロしてるけど(笑)、コレ割とサラッとしてる。」
「これだけ香りが強いと液体もそれなりに濃い印象があるんだけど(笑)、このワインの有り様は違いますよね。」
家内「涼しげですよね(笑)。」
私「ちなみにアルコール分は12%ですから冷涼な産地のワインです。やはりオーストリアですね(笑)。」
「しっとりしていて優しい。品の良い女性的な味わい。」
私「実際に作っているのはラベルの女性です(笑)。」
「でもさあ、自分の顔をラベル•デザインにする意識は日本人には無いですよね(笑)。」
「なかなか出来ないこと(笑)。自意識が違う(笑)
。」
「でもさあ、味わいは品があって…、旨味も品がある(笑)。好きだなぁ(笑)。」
家内「わりとスパイシーでもありますよね。カレーなんか合うはず!」
「シーフード•カレー!」
「カレー•スープ!出汁をたっぷりとったヤツ(笑)。」
「トロピカルですよね。ココナッツ…、バナナのニュアンスもある。バナナ•チップ食べながらコレ飲んだら止まらなくなりそう(笑)。」
「日本酒的な旨味がありますよね(笑)。
「しっとり優しいハニーさ。とてもエキゾチックでフローラル(笑)。ワイン上級者の女子にはウケるだろうなぁ(笑)。」
「ボタニカルでもあるかな。かなり複雑ですよね。しかも隠れた強さも感じる。決してデイリーな軽いワインではない(笑)。スイスイ飲めるんだけど(笑)。」
「凄く飲みやすいんですよね(笑)。そこに罠がある(笑)。」
「味わいに様々な顔があるね(笑)。」
家内「澱引きもしていませんから澱が多いですが、澱も美味しいですよ(笑)。」
「結構濁ってる(笑)。でも味の内(笑)。」
「葡萄を丸かじりしたような自然な味わい。それもエッセンスにもろに向き合うかのよう(笑)。」
私「生産者のマリーさん渾身の無添加ワインです。きっとこんなワインを作りたかったのだと思います(笑)。」
家内「オーストリアやポーランドはビォ•ディナミ農法の発祥の地。自然への意識が高いです。」
「シュタイナーですね(笑)。」
私「さすが!よくご存知で!」
「最近のマスキューさんのチョイスって旨味がしっかりあってバランスの良いワインが多いですよね(笑)。」
私「バレバレ(笑)!」
「ブログで書いてあったヤバいワインってコレですか(笑)?」
「数が足りなくなりそうなんでしたっけ?」
私「このワインはノーマークだったらしく、インポーターさんの在庫調整品となりました。ですからシメシメと思っていきなり飛びつきませんでした(笑)。そうしてるうちにいきなりセール中止(笑)。コレは焦りました(笑)。」
家内「前は3500円超えて売ってましたから、この価格なら売れないはずがない(笑)。」
「クオリティー高いですよね(笑)。」
●ロス・コンデス 赤 2023年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 赤 750ml
1130円税込
私「個性的なオーストリアの白と、このあとの強烈なイタリアの赤をつなぐ橋渡しの赤でございます(笑)。」
「コレ、白もありましたよね。赤白ともに美味しいんだよね(笑)。沢山飲んでるなぁ(笑)。」
「そうそう。普通に美味しい(笑)。飲みやすいんだよね(笑)。」
私「何を飲むか思い浮かばない時に、『じゃあロス•コンドスにしようかな。』ってなっちゃう(笑)。」
「この価格でちゃんとテンプラリーニョの味がするんだよね(笑)。まあ、モダンなスタイルなんだけどね(笑)。悪くない(笑)。」
家内「生産者のラモン•ロケッタはカタルーニャを本拠の大手ワイナリーですが、畑はカタルーニャ中心の自社畑にこだわります。ですから低価格帯のワインもちゃんとしています(笑)。」
「そうそう、『悪くない。』これ大事なんだよね(笑)。安かろうのワインではないんだよね(笑)
。」
「赤い小粒のベリー…、フランボワーズなんかの香り。」
「テンプラリーニョらしい明るさがある(笑)。」
「ハイビスカスみたいな…、それにココアみたいな香りもする。ワインとしての構成がちゃんとしてる(笑)。」
私「今回は2023年と出来たてですが、翌日になるととても良くなります。特に香りが明瞭になります(笑)。」
「赤い小粒のベリーの酸っぱい感じが好きだなぁ(笑)。」
「マスキューさん、最近ワイン高いじゃないですか。特に安くて美味しいワインが見当たらない。この先どうなるんでしょうね。」
「そりゃ安いワインもあるけど、ビタミンCやらなんやら添加物多い。どうなんですか?」
私「ビタミンCは幅広く使われる食品添加物です。食品以外にも使われます。私の毎朝のルーティンのビタミンC入りのお肌の栄養水にはたっぷり入ってます。お陰でお肌すべすべです(笑)。」
「なんなんだぁ(笑)!」
私「そんなんだぁ∼、でございます(笑)。」
私「大量にしかも安価なワインを作るには、薄いワインを補助したり、早く製品化するために工程を短くする傾向。まあ、そのために様々なことを行ったりします。その一環かと。毒ではありませんが、購入の際にバッグラベルを確認してSO2以外の添加物が入っているワインは避けたほうがよろしいかと。成分調整した加工ワインです。」
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Jan 23, 2025 by
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ひっさしぶり~にボルドーのグラン•ヴァンを飲みました(笑)。
なっ、なんと シャトー•コス•デストルネル2008年です。もちろん丸々1本飲んだのではなく(笑)、インポーターさんの持ち回りのご相伴に預かったと言うことです(笑)。なんたって買ったら5万円くらいはしますからね(笑)。
インポーターさん「2008年のコスです!旨いですよ(笑)。」
私「あっ!美味しい。全然古びていない。さすがだな。う~ん。昔と比べるとスタイルが変わったかな。昔はもっとメルロメルロしていた。これはカベルネ・ソーヴィニヨンっぽさを感じる。それもエレガント。サン・テステフらしくないほど(笑)。」
インポーターさん「カベルネ・ソーヴィニヨンが85%であとはメルロとフランみたいですよ(笑)。」
私「昔90年代は確か、メルロもカベルネ・ソーヴィニヨンが半々くらいだったような気がするけど…。少なくとももっとメルロのニュアンスが強かったかな。」
家内「90年代の投資がようやく花開いた(笑)。きっとカベルネ・ソーヴィニヨンの比率を上げたかったんだね。30年はかかる(笑)。」
私「エレガンスに磨きがかかってるよね(笑)。昔のコスはもっと重心が低かったかな。コレはちょっとマルゴーっぽいかな(笑)。」
写真撮ったつもりでしたがビデオになってました。ゴメンナサイ!掲載不可。
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Jan 22, 2025 by
weblogland |
今週の月曜日と今日の水曜日、インポーターさんの試飲会に行きました。
両方とも60アイテムほどなので楽(笑)。大して疲れることなく集中出来ますから体力的には楽です(笑)。コレが200アイテムも出るような大々的な試飲会だと、まず人波に負ける(笑)。空いていれば集中しながら良いスピードで回れますが、人波をかき分けるとなるとダメ。人混みの中ワインの前に立って話しながら試飲されると困ります。かと言って、そんなことで目くじら立てるのもめんどくさい(笑)。ですから大々的な試飲会や人が集まる試飲会は行きません(笑)。今回程度、もしくは有料の試飲会だと行く気になります(笑)。インポーターさんにオススメのワインを聞いてサンプルとして取り寄せた方が確実です(笑)。この時相手に『つまらないワインを勧めたら承知しないぞ!』と無言のプレッシャを与えることは言うまでもない(笑)。扱
いを決定する場合はどっちみち丸1本飲む必要がありますからね(笑)。
たまに東京に行くとちょっと疲れますね(笑)。
あ、来週また試飲会がありました(笑)。
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Jan 11, 2025 by
weblogland |
1月10日に開けた
ドンナルーチェを試飲しました。正確にはゴックンと楽しみました(笑)。
更に正確を期せば去年2024年のドンナルーチェ2015年と2022年の2本です(笑)。ちょうど1年ほど前に抜栓したもの。2015年はマスキューのティスティング•スタッフのKさんがご自身のセラーから持ってきてくださったものです。
2022年はまだボトルの半分くらい残っています。とてもドライで伸びやか(笑)。まあ、ちょっとシェリーっぽくはありますが果実味は抜けていない。マルヴァジアをしっかり感じます(笑)。2022年はかなり力のある作柄、酸化してるとは言え、まだ力あまりて…の状態かな(笑)。
2015年はボトルにちょっとだけ残っている状態。ですからもう飲めないと思ってましたが、妙に旨い(笑)。全体の折り合いがとても良く、じんわり美味しい(笑)。2022年より酸化も進んでいない。
う~ん、恐るべし2015年。抜けているだけにしても、美味しく飲める(笑)。
まあ、基本的にはどちらも酸化してますから売り物にはなりませんが(笑)。(1年開けて放ったらかしたワインは売れませんが)←当たり前だ!
マルヴァジアの魔術師 ポッジョ•レ•ヴォルピ健在でございました(笑)。
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Jan 10, 2025 by
weblogland |
先日ブログで紹介したロンバルディアのマルティルデの新着ワインを今日試飲しました!
●ニーナ ピノ・ネロ 2021年 上代3000円税別
コレは早飲みに作られたピノ・ノワールですね
。なかなか良かった(笑)。この価格帯のピノ・ノワールとしてはマスキューの中でもっともコストパフォーマンスに優れているかも(笑)
●ギーロ・ロッソ・ディンヴェルノ2010年 上代4000円税別
バリックで2年以上熟成してから更に瓶熟成をたっぷりしてからリリース。熟成感、何故こんなに念を入れて熟成する必要があるのか?それはボナルダだから(笑)。
●ラ・ストレーガ・ラ・ガッツァ・エ・イル・ピオッポ 上代4800円税別
コレ、マルティルデの最上級キュヴェ。一言で言うと高貴(笑)。モンテツェモロのバルベーラ•スペリオーレに匹敵しますね(笑)。私のバルベーラ探しの旅は終わるかな(笑)?
まあ、どれも今日開けたばかりなので数日間 ワインの底が見えるまでティスティングしましょう!でもですね(笑)、美味しくて飲み干してしまうかも?
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Dec 24, 2024 by
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今回マスキュー試飲会で衝撃のデビューを果たした
フレンチー•ナチュール2022年。昨晩試飲会の残りを家内と飲み干しました(笑)。
家内「ホント面白いワインだよね(笑)。」
私「これ飲んでミュスカデって解る人はいないだろうね(笑)。う~ん、美味しい!ところでオレンジワインっぽくもあるんだけど、ちょっと違うんだよね。」
家内「ランシオ…、酸化した感じがないんだよね。熟成は促されてるけどね(笑)。飲み頃にちゃんと入ってからリリースする意図を感じるよね。」
私「そーなんだよね。SO2は入れてないから、タンクで熟成する過程でしっかりエアレーションするか?ひょっとしてバットの上にワインを広げてから瓶詰めか?」
家内「タンク内でミクロ•オキシダシオンするのが効率的なんだろうけど解らない(笑)。」
私「あの硬いサンフィアクルのミュスカデを飲み頃にしてるんだから何か秘訣はあるはずだよね。今度インポーターさんに聞いてみよう(笑)。」
家内「しかしこのワインのラベルデザイン好きだなぁ(笑)。私おサイケなの好きなんだよね(笑)。」
私「あのドメーヌ•マルタンがこんなラベルを貼ったワインをリリースしてるのが信じられない。あのドメーヌってちょっと田舎っぽくて(笑)、作るワインも素朴なんだよね(笑)。多分お客様は同じドメーヌだと気がついてないよ、きっと(笑)。」
家内「マスキュー大定番のミュスカデ•シュール•リーとグロ•プランを並べてお見せすれば良かったね(笑)。」
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Dec 23, 2024 by
weblogland |
●❴限定品❵
サン•ポルトギーザー 2021年 シファニ チェコ モラヴィア ランド•ワイン 赤 750ml 2480円税込み
こんな凄いワインがランド•ワインとして作られていることにビックリ。しかもオリジナリティー溢れる味わいに2度ビックリ(笑)。
「これですねチェコのワインって(笑)。」
「チェコのワイン飲むの初めてですよ(笑)。品種は何でしたっけ?聞いたことない品種ですよね(笑)。」
家内「サンローランとポルトギーザーが半々です。聞いたことないですよね(笑)。」
「聞いたことも飲んだこともありませんよ(笑)!マスキューさんらしいですよ(笑)。」
「うわっ!コレやばい!惹き込まれる(笑)。」
「素朴だけどとんでもなく凝縮してる(笑)。」
「おー!でもチェコってビールの国ですよね。ワイン造っているとは知らなかった。」
家内「はい!このシファニはもともとビール用の大麦の専業栽培者なのですが、ここ最近ワイン生産者として取り組み始めたようです。」
私「チェコ自体ワイン産地として指定されている地域は2カ所しかありません。ここはオーストリアのワイン産地と繋がるので、ワイン産地として無理はないのかな。」
「素直ですけどとてもユニーク(笑)。経験したことのない味わいですよね(笑)。」
私「それからマスキューではあと1アイテムチェコ•ワインがございます。甘口ですがとてもユニークですよ(笑)。」
「枯れ葉…、湿ってなくて…、タバコ…、う~ん。熟成したフランスワインの枯れ葉の香りとは違うんだよね(笑)。」
私「仰る通り!」
「木の皮をそのまま齧っているような…(笑)。シンプルなんだけどとても複雑で奥深い。」←さすがプロ
「土臭い(笑)。鉢植えのポインセチアみたい(笑)。」←マスキューではクローバーのお兄さんと知られているMさん、いつもユニークな表現で楽しませてくれます(笑)。
「ミネラリーなんだけど…、血や鉄、皮…、獣の香りがする(笑)。」
家内「私の大好きなスタイルです(笑)。前にいただいて驚いた京番茶の香に似ています(笑)。」
私「京番茶ってワインの香りの要素•旨味と重なる部分が沢山あります。」
「これ美味しいですよね(笑)。どんどん甘みが増してくる(笑)。マスキューさん曰く『渾身のワイン』かな(笑)。」
「飲んでいるとついついニヤニヤしちゃうなぁ(笑)。それにしてもマスキューさんは変なものをよく見つけますよね(笑)。」
私「えへへ(笑)。ありがとうございます(笑)。」
「このワインはまだまだ先がありそうですけど…、どうなるのですか?」
私「美味しくて4日で飲み干しましたが、その過程で衰えはなくどんどんバランスが良くなって行きました。おそらくまだ先があるかと(笑)。」
「マスキューさん!このワイン凄く凝縮していますよね。でもアルコール分は12%。聞いてビックリしました(笑)。アルコール分の高さを訴求しないスタイルのワインって良いですよね(笑)。」
私「ありがとうございます!高いアルコール分に頼るスタイルはどうしても乱暴になりがちです。ナチュラルなのがベストかと(笑)。」
「そういえば今日のアイテムでは二番目から四番目までがアルコール分が12%でしたが(笑)、マスキューさん狙いましたか(笑)?」
私「いえいえ(笑)、たまたまです(笑)。でもそういうスタイルのワインに惹かれているのは事実でございます(笑)。歳のせいですかね(笑)?」
●
I.G.P.コート·カタラン カリニャン ヴィエィユ·ヴィーニュ 2021年 ドメーヌ·ブラン·プリュム 南フランス ルーション 赤 750ml 4337円税込み
なかなか数が揃わずマスキュー試飲会に出せませんでした(笑)。ようやく満を持しての登場となります(笑)。
「あ~、旨い!言葉を失うね(笑)。」
「カリニャン好きの私には堪らない(笑)。ザコルのグリフとはちょっと違うかなぁ(笑)。」
私「スモモや薔薇の香り•味わいにやられちゃいますよね(笑)。私もカリニャン大好きでございます(笑)。」
「このワインも土の香りしますね(笑)。」
「ピノ・ノワールに似てるけど、もっと身近な感じかな(笑)。敷居が高くないのが良いですよね(笑)。浸れるし(笑)。」
「完璧ですな(笑)。非の打ち所がない(笑)。」
家内「今日より明日、明日より明後日。どんどん飲みやすさが増します(笑)。」
「これってビオですか?」
私「無添加で作ってますが、いわゆるビオ臭はしません。」
「そーなんだよね。私あのビオ臭が嫌いなのですが(笑)、これはそれがなく抵抗するものがない。」
「飲みやすくて奥深い。畑で葡萄を丸かじりしているみたいですよね(笑)。」
「余韻•広がりが素晴らしい!亡我の境地になる(笑)。」
「到達点なんだろうな。」
「マスキューさん。サブリミナルはキツツキと鷲でしたっけ(笑)?」
家内「正確には(笑)、クマゲラのシラーとアカトビのシャルドネです(笑)。」
「クマゲラも美味しい!ミミズクと同じように畑で葡萄を丸かじりしているみたいでしたよね(笑)。」
「じつはミミズクが試飲会に出るのを待ってました(笑)。」
「マスキューさん、ところで瓶の内側にべったり澱がついてますね。無濾過?」
私「はい。余計なことは何もしないようです(笑)。」
家内「じつはこの澱が美味しいのです(笑)。」
「なんか解るなぁ(笑)。どうやって食べたら良いのかなぁ…。そうそうピエモンテ辺りでは葡萄の搾り粕をチーズにまぶすのあるけど(笑)、チーズ食べながらこのワインの澱を食べるのもイイかも(笑)。」←私の知る中で最も海外に行かれているTさんの提案ですから説得力あります(笑)。
私•家内「それ良さそうですね(笑)!今度やってみます(笑)。」
「ところでマスキューさん。今回の試飲会のラインナップ。特に後半の3本は凄かったし楽しかったですよ(笑)。」
私「ありがとうございました!今年の心に残ったワインに3本とも載せたかったのですが、試飲会前なのでフライングになるので(笑)掲載を控えました(笑)。」
「最後のミミズクもアルコール分は13%。濃さの割りに控え目ですよね(笑)。あとの2本は12%だし…。ちょっと私の認識が変わりました(笑)。」
「そうそう(笑)。大事なのは酸!酸は酸っぱいだけではない!」
本年もありがとうございました!
新年もよろしくお願い申し上げます!
桝久商店 岡本利秋•昭子
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Dec 22, 2024 by
weblogland |
昨日、一昨日とマスキュー試飲会にお越し下さりありがとうございました!
☆
クレマン・ド・ロワール『ボナミー』ソーミュール協同組合 フランス 白 発泡性 750ml 2922円税込み
12月ですから、じつはシャンパンを探したのですが5000円以下の美味しいシャンパンは無い!でもですね(笑)、灯台下暗し(笑)。どうでもよいシャンパンより遥かに安くて美味しい泡が定番の中にあるではありませんか(笑)。
「あっ、美味しい(笑)!甘くなくて切れがある!」
「ラベル見ると甘そうだよね(笑)。」
「うんうん。辛口で爽やか。キリッとして、まとまり…、方向性がイイかな(笑)。品もあるし(笑)。」
「これドザージュ何グラムですか?」
家内「え~と、12g/Lです。ブリュットの範疇ですけど、飲んだ印象より多いですね(笑)。」
「不思議?何故ですか?」
私「一般に白ワインは酸があると甘さをマスキングします。」
「ということはこの泡は酸があるってことなんだな(笑)。酸って酸っぱさ?酸っぱくはないんだけど?」
私「はい。酸っぱく感じる酸もあるし、旨味を感じる酸もありますし、甘みを感じる酸もある。様々な酸があります。」
「味の素の原料はグルタミン酸、貝がコハク酸でしたっけ(笑)。」
「セパージュは何ですか?」
家内「シェナン•ブランが65%、シャルドネが20%、カベルネ•フランが15%。カベルネ•フランの影響かちょっと赤い果実のニュアンスがありますね(笑)。」
「このクレマン、大物ではないけれど…、菜の花、桃の花みたいな早春のイメージですね(笑)。」
「シャンパンみたいに強いブリオッシュ香はしないけど、ほんのりするかな。キメが細かいですよね。」
家内「瓶内熟成期間は18ヶ月ですから泡は持ちが良くきめ細やかです(笑)。」
「それって凄い!シャンパンだって最低12ヶ月くらいだもんね。」
「シャンパンのブリオッシュ香ってシャンパン独特ですよね。でもちゃんとブリオッシュ香がするシャンパンは高いですよね(笑)。安いシャンパンはあるにはあるけど、香り泡は悲惨(笑)。」
私「丸一日経っても中から泡が湧いてきます(笑)。」
「MやVだって7000円位するもんね。そんなに高くても…だしねぇ(笑)。」
「うんうん。すべてが心地良い(笑)。シャンパンみたいに高級じゃないけど、お値段も心地良い(笑)。」
「品良く育ちられた地方のお嬢様っぽい(笑)」
「リアドのお姫様(笑)。」
「シャンパーニュの女王様や王様とは違う(笑)。」
「シャンパン→各地のクレマン この構図とヒエラルキーはフランスらしいですよね(笑)。」
「パーティーでコレ1本で通せる(笑)。」
「柚子や生姜なんかと相性良さそうですね(笑)。お醤油に柚子と生姜をたっぷり入れてお刺身をいただく!蟹鍋なんか美味しいだろうなぁ(笑)。魚介類の旨味に相性が良さそうですね(笑)。」
◑❴限定品❵ツヴァイゲルト ロゼ 2023年 ミューラー•グロースマン オーストリア ニーダーエスタライヒ州 D.A.C.クレムスタール ロゼ 750ml (スクリューキャップ) 750ml 1490円税込み
家内「マスキューの定番のツヴァイゲルト•ロゼの2023年ヴィンテージです!」
オーストリアのワインですよね。」
「ツヴァイゲルトって黒葡萄ですよね?」
「赤と白葡萄を混ぜたわけではないんだ?」
私「早めに果皮と果汁を分離させます。2021年と2023年は同じタイミングで分離させたのか、あるいはわざと2023年ヴィンテージは分離のタイミングを遅らせたのかはわかりませんが、タンニンは2023年ヴィンテージのほうが多いですよね(笑)。あとアルコール分はともに12%です。」
「ということはヴィンテージ 作柄によって微調整するということですよね。」
「たまたまなのか(笑)?」
私「2021年の在庫品と比べると2023年の色はとても濃いです。味も濃いように思います。」
「あ~本当だぁ。2023年とても濃い。」
私「2021年はフルーツトマトみたいでしたね(笑)。」
「2023年方が味が濃い!」
家内「別物ではありませんがヴィンテージの差ですね(笑)。」
「とても抜けは良いし…、爽やか(笑)。」
「トマトっぽさもあるけど小粒のプラムかな(笑)。」
私「2021年ヴィンテージのほうがドライに感じました。」
家内「私は2021年ヴィンテージはアセロラっぽかったように思います(笑)。」
「う~ん。ワインは毎年微妙に違うんですね。日本酒とはこの点大きく違うんだな。あと飲み手によっても感じ方は違うし(笑)、何を食べながら飲んだによっても違うんですな。」
私「温暖化は地球規模で進んでますが、中欧や東欧は基本寒いですからヴィンテージの差異が出やすいですね。地中海沿岸のもともと暖かな地域はなんだかんだ言ってもアドバンテージがありますね(笑)。」
「このツヴァイゲルトは梅!梅ですよね。梅肉を使えばどんな料理にも合いそうですよね(笑)。」
「カプレーゼも鉄板かな(笑)。」
「マスキューさん!ところで2023年ヴィンテージは何故こんなに安いんですか(笑)?」
私「インポーターさんの在庫調整のようです。やはり味わいと価格は相対的ですから(笑)、この価格なら売りやすいです。まあ、継続的ではありませんのでお見逃しなく!」
○❴限定品❵フレンチー •ナチュール 2022年 ドメーヌ•マルタン フランス ロワール 白 ミュスカデA.C. 750ml 2380円税込み
「ミュスカデですか。以前の試飲会でもミュスカデ出てましたよね(笑)。」
私「えへへ(笑)。同じドメーヌ•マルタンのものです。シュール•リー2022年を出しました。コレはただのミュスカデです(笑)。」
「あのミュスカデ•シュール•リー、厚みがあって美味しかったよね(笑)。でもこのミュスカデ、ラベルデザインが違いますよね。おサイケでお茶目(笑)。」
家内「マルタンの基本ラベルは真面目でトラディショナル(笑)。ですから最初目を疑いました(笑)。」
おサイケなラベルだけで盛り上がり(笑)
「えっ!これミュスカデですかぁ!」
「ちょっと、ちょっと、ちょっと(笑)。ホントにミュスカデ?絶句しますよ(笑)。」
「まず色合いがとても濃い。熟成した色。でもヴィンテージは2022年でしょ(笑)。10年くらい熟成したような色(笑)。」
家内「オレンジワインみたいですよね(笑)。無添加で作ってますから熟成が進みやすいとは思いますが…。」
「リンゴ…、焼きリンゴみたいな香り、ハニーで大きくて強い。強烈で強力(笑)。」
私「開けてから1週間経ってもあまり変わりません。衰えません(笑)。」
「アップルパイ!」
家内「時間が経つと高貴なマンダリンオレンジのようなニュアンスが出て来て複雑さが増します。」
「あ~、本当だぁ(笑)。」
家内「翌日になると栗やクリームのようなニュアンス舌触りになってきます(笑)。」
「ちょっとタバコのようなスモーキーさもありますね(笑)。木樽は使っていないのになぁ(笑)。
深みがあるのですね(笑)。クリーム系の料理には鉄板かな(笑)。」
「良い意味で飲みにくい(笑)。圧巻ですね…。」
「ブラインドで飲んだら赤ワインって答えて仕舞いそう(笑)。」
「一線超えちゃってる(笑)。」
「ジンギスカンみたいな臭い系の肉も行けそうね(笑)。」
「マスキューさん!ミュスカデってミュスカとは違うのですか?」
私「ミュスカデって酸っぱくてレモンやライムの香りですよね。塩味があってフリッターや魚介類 生牡蠣なんかのお友達(笑)。軽くて酸っぱいイメージですよね(笑)。いわゆるトロピカルなミュスカ系のワインとは別系統です。もともとブルゴーニュで栽培されていたムロン•ド•ブルゴーニュのシノニムです。」
「それにしてもこのミュスカデは経験したことのない濃さ•強さ。頭がショートしそう(笑)。」
家内「このワイン、入荷直後に飲むと硬くて板みたいでした。かつて飲んだマルタンの最上級のミュスカデを連想しました。10年かけても硬いままかと(笑)。飲み頃を知れずに飲んでしまいました(笑)。」
私「途方に暮れたミュスカデ•サンフィアクルです。渾身のミュスカデ。グラン•クリュ並の低収量で作ったミュスカデです。このおサイケなラベルのミュスカデはその進化形かと(笑)。ようやくミュスカデの実力を理解出来ました(笑)。エアレーションに工夫があるような気がします。」
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Dec 05, 2024 by
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今年の10月17日のマスキューブログに書いた、シャトー·チャングー·カステル カベルネ·ガーニッシュ 2018年 中国 張裕
飲みました!
知り合いの中国人のMさんが里帰りの手土産で持ってきてくださったもの(笑)。
なかなか美味しい(笑)!
先日いつものメンバーで裏試飲会をやった際に便乗してティスティング(笑)。
私「コレいただきものなのですが、ちょっとティスティングしてみましょうよ!遼東半島の北側 青島の辺りで作られたワインです。」
Kさん「おっ、高級な熟成ワイン用のボトルですよ(笑)!」
家内「カベルネ•ガーニッシュ→カベルネ•ソーヴィニヨンでしたっけ。在地化ブランドかな?」
私「さすがボルドーのカステル社との合弁だけあってちゃんとしてる(笑)。ボルドースタイル。」
Kさん「あ~、本当ですね(笑)。中国ワインって知らなければボルドーワインって言いそう(笑)。しかも安物ではない(笑)。」
家内「たしかにカベルネとはちょっと違いますよね。なんと言えば…、ちょっとオリエンタルな香りがしますね。」
私「イメージするカベルネ•ソーヴィニヨンはカシスの香りでがっしりしたものですが、コレはちょっと違うかな(笑)。柔らかくベリー系の香り…、かと言ってメルロ化はしていない(笑)。でも柔らか。香りにアクセントがあってメドックとは違った感じ。」
Kさん「うんうん。エスニック オリエンタルな
ニュアンス。考えて作ったんだろうな。」
私「ボルドーのブルジョア級のレベルですね(笑)。オールド•ワールドの感。あと、樽材に秘密がありそうですね(笑)。」
Kさん「値段も高そうね(笑)。」
私「ちょっと調べてみますね(Mさん、ゴメンナサイ!)。え~と、なっ、なんと11000円で売られてますよ!」
家内「そんな高級品をお土産でいただくなんて申し訳ない!」
Kさん「日本のサイトで11000円ですかぁ。きっと現地でも高いブランド品でしょうね。」
良い勉強になりました!
ありがとうMさん!
マスキューは安くて美味しいものが大好物ですから(笑)、お気遣いなく!
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Dec 04, 2024 by
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今回のマスキュー試飲会は6本。
でもですね(笑)、どこからかもう1本(笑)。
そうです!
ルスタウのベルモット•ブランコ•ドライでございます(笑)!
私「え~と、飲み終わりましたか?じつはもう1本ありまして(笑)、ただコレを飲むと後戻りできなくなりますのでグラスを開けていただけると宜しいかと(笑)」
「ベルモット?」
家内「シェリーのマンザニージャに香草やボタニカルを浸けたものです。」
「チンザノやノイリープラットかな(笑)。あれ美味しいよね(笑)。ワインに香草やボタニカル、スピリッツを添加したもの。」
家内「日本では酒精強化ワイン 甘味果実酒に分類されます。」
私「シェリーも発酵終了時にブランデー添加しますので酒精強化ワイン 甘味果実酒となります。」
「そういえば昔ヘレスでフラメンコ観た時、前の席が空いてたからラッキーと思い座ったら埃が凄くて参ったなぁ(笑)。だから皆最前列の席に座らないんだよね(笑)。」
「ブログに書いてあったから絶対に出ると期待してましたよ(笑)。どれどれ…」
「うわっ!物凄い香り!ボタニカル…、香草…、スパイス…、強烈!でも美味しいんだよね(笑)。」
「アルコール分はどれくらいですか?」
私「15%でございます。」
「思ったほどでは無いなぁ(笑)。」
「強烈なんだけど、飲みやすい不思議。」
私「シェリーとして出来上がるまで樽熟成しますからスムーズになります。」
「マンザニージャ…、たしかに塩味ありますよね(笑)。でもベースがマンザニージャとは解らない(笑)。」
「こんなのあるんですか(笑)?」
家内「シェリーのベルモットはコレが初です(笑)。大発明ですよね(笑)。」
「チンザノとかノイリープラットって作った感じがするけど、コレはもともとからあるような…。」
私「妙に折り合いが良いのです(笑)。」
「そうそう(笑)。折り合いが良い!」
私「混成酒っぽくないですよね(笑)。」
「コレどんなシュチエーションで飲みますか?食前酒かな?」
「ロックやソーダ割りもオッケーですね(笑)。」
「白身魚の香草焼き!これでしょ(笑)!」
「塩釜焼き!」
「食後チーズ齧りながら舐めるように飲む!」
「マスキューさん!ブログにはロゼもあると書いてましたが、それですか?」
私「はい!それです(笑)。ロゼはフィノシェリーにモスカテルのクリームシェリーを加え、さらに赤ワインを加えたもの。これより甘くて深いですよ(笑)。」
家内「私は寝る前の瞑想用として楽しみます(笑)。」
「おー!瞑想用かぁ(大爆笑)。」
Kさん「暖炉の前で安楽椅子に座って目を閉じて今日一日をを思いながら飲む!カッコいい(笑)!」
私「う~ん…、私は妄想用。だってワイン妄想族ですからね(笑)。」←ほとんど病気
そんなこんなでございました!
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Dec 03, 2024 by
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●ヴィンテージ メルロ 2020年 ラダチーニ モルドバ バルル・ルイ・トライアン地区 750ml 1885円税込み
私「毎度お馴染みのモルドバのラダチーニがリリースする上級銘柄でございます(笑)!」
家内「バルル・ルイ・トライアン地区はモルドバの一番南側のワイン産地となります。」
「たしか以前フィオーレシリーズのワイン試飲会で出しましたよね(笑)。モルドバってコスパ良いんですよね(笑)」
私「ありがとうございます(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「あれ?香りが高級そうですよね(笑)。フローラルじゃなくてとても詰まった感じの香り。重さがある(笑)。」
「高いワインの香り(笑)。」
「なめし革…、獣の香り(笑)?」
「野性的(笑)。」
「腐葉土…、ヨード…。とても密度感がありますね(笑)。やはり上級品だね(笑)。」
「口当たりはヘビーだけど飲みやすい。隠れたものが沢山ありそう(笑)。」
「メルロ全開ではないけど…、まだ若くて開いてないのかな?」
私「開けたてはメルロっぽくないですよね(笑)。メルロのディティールはまだ不明瞭かな。」
「とても高級なカカオの香り。これは?」
家内「樽由来です。ただし樽の使い方がとても上手。過剰になっていません。品が良い(笑)。」
「新樽コテコテでは無いですよね。かと言って樽香はしっかりしている。新樽なのかな?」
私「1年落ちのフレンチバリックの内側を削り再びトーストして使うようです。収斂性の無い新樽みたいに感じますよね(笑)。」
「ちょっとスパルタン(笑)?しっかりしてる。」
「う~ん。私のイメージするメルロでは無い!
メルロって『安めぐみ』みたいじゃないとダメ(大爆笑)。」
私「なんて適切な表現!さすが!私が高田純次の次に尊敬するAさんです(笑)。」
「緩くてたっぷり。コレですよメルロは!」
「このラダチーニのヴィンテージ•メルロは通常の価格の安いメルロとは違いますよね?安い方が『安めぐみ』に近い(笑)。」
家内「安い方はもっと北側の産地で作られてますね。」
私「ヴィンテージ•メルロの方が生命力ありますね。まだ向上しそうですね(笑)。」
そして翌日の土曜日
私•家内•Kさん「ヴィンテージ•メルロは翌日になるとメルロらしくなる!小粒のプラム…、とてもよく締まっており、緻密!」
私「良いワインだったね(笑)。昨日より成長してる(笑)。」
家内「でも『安めぐみ』とはちょっと違いましたね(笑)。」
Kさん「品が良い。」←安さんに悪意はありません。
「小粒のプラムが心地良い(笑)。余韻が綺麗ですね(笑)。」
「スタイルとしてはボルドー…、でも味わいはモルドバなんだろうな(笑)。」
「うんうん。ボルドーのメルロではない。でもランクとして日本のメルロだと3∼4000円くらいはしそうな感じ。」
●❴限定品❵グリニャン・レ・ザデマール キュヴェ『エミリアーヌ』2020年 ドメーヌ・サン・リュック 赤 フランス ローヌ グリニャン・レ・ザデマールA.C. 750ml 2168円税込み
「あれ?コレも限定品ですか(笑)?」
私「えへへ(笑)。今年の6月のマスキュー試飲会でお出ししたところ一気に完売。ようやくの再入荷なのですが、ワイナリーが廃業とのこと。
最終入荷となります。」
家内「一時期パスティス•メーカーに売却するなんて話が出ていましたが…。」
私「マスキュー同様先の事は解らないということで(笑)。最後の味をお試しくださいませ!」
「あ~、たまらん!とても強いけど飲みやすい(笑)。」
「そうそう。強くて濃いのだけれど…、旨味が物凄い。」
「バランスもとても良い(笑)。」
私「しっかり醸した後に、ほとんどプレスをかけずに作った感じですね。畑の一番古くて良い区画だけの葡萄を使ってますから、古樹独特の旨味がたっぷり綺麗に出ています(笑)。」
「いわゆるローヌのワインっぽくないですよね(笑)。」
私「このアペラシオン グリニャン・レ・ザデマールはコート•デュ•ローヌの一番北側。グルナッシュの北限と言われています。たしか混植•混醸。除梗はしてますね(笑)。」
家内「この下のキュヴェもシラー60%、グルナッシュ40%と同じ割合です。区画の良さの差が明確に出ています。飲み比べると面白いですよ(笑)。」
「やりましたよ(笑)。でもエミリアーヌは味の差以上に安いですよね。良心的ですよ(笑)。」
私「ワイナリーのスタートが趣味的なので無理な価格はつけていませんね。返す返す廃業が惜しまれます。」
「マスキューさん!これって酸があるワインってことですか?」
私「早飲みではありますが、酸はあるかと。酸っぱさだけでなく旨味の酸味があると思います。」
「よく酸があるとか無いとかワインを評しますが、酸っぱくても酸が無いなんてどういうことか疑問だったんですよ(笑)。なんか腑に落ちましたよ(笑)。」
「このワイン、旨酸っぱくて口に入れると涎がダ、ダーと出る(笑)。」
「うんうん、熟成したピノ・ノワールなんかも涎がダ、ダーと出る(笑)。」
「梅干しなんかもそうですよね。旨味があってこそ。酸っぱいだけでは涎は出ない。苦痛なだけ(笑)。」
私「私はこのワインを飲むと幸せになれます(笑)。」
「同感!(笑)」
「マスキューさん、このワインはどう考えてもビーフシチューに合いますよね(笑)?」
家内「鉄板ですよね(笑)。」
「あと牛のホホ肉の赤ワイン煮かな(笑)。」
私「漬ける赤ワインをエミリアーヌにして、飲むのもエミリアーヌ!コレで完璧です(笑)!」
●ボジョレー ヴィラージュ ヌーヴォー2024年 ドメーヌ・コート・ドゥ・ラ・モリエール 750ml 4320円税込み
●モルゴン グラン・クラ 2019年ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール フランス ボジョレー 赤 750ml 4242円税込み
私「さあ、今月のマスキュー試飲会のトリはモリエールの極上品のモルゴンですが、その前に今年のモリエールのヌーヴォーをお試しいただき比較するのも一興かと(笑)。いつかはやりたい比較ティスティングだったのですが、日にちや在庫数の関係上なかなか実現しませんでした(笑)。まずはヌーヴォーからお試しを!」
家内「開けたてはちょっと還元臭がしますが、じきに消えてゆきますのでゆっくりお試しください(笑)。」
「あ~!スミレの香り!」
私「それ!それでございます(笑)!」
「僕が先日持ってきたスミレの香り。土ごと持ってきたヤツ(笑)。」
私「Mさんからいただいたあのスミレ、ちゃんと植わっていますからご安心を(笑)!和三盆みたいな甘い香りと土臭さ(笑)。まさにあれですね(笑)。」
「へぇ~、クローバーのお兄さんはスミレも栽培してるんですか(笑)?」
「いわゆるボジョレーヌーヴォーと違ってキャンディっぽくない(笑)。もっとワインワインしている。」
「軽く感じるけど決してヌーヴォーみたいに薄くない(笑)。」
「大人のボジョレーヌーヴォーだね(笑)。」
「さっきの話じゃないけど(笑)、リンゴ酸に旨味がしっかり乗っている(笑)。」
「咲きたてのキンモクセイの香り(笑)。甘くて爽やか(笑)。」
家内「抜栓してからしばらくするととても果実味がはっきりしてきます(笑)。翌日になるともっと良くなる(笑)。」
「チャーミングですよね(笑)。明るく正しく!(笑)。」
私「モリエールは基本ヌーヴォー専用の畑はありません(笑)。日本のお客さんのために50ケースだけ作ってくれています(笑)。」
家内「あと補糖補酸はもちろん余計な事は一切しません。元祖ヴァン•ド•ナチュールです。それ故今回2024年のヌーヴォーはアルコール分が10.5%と過去最低となっております。」
「えー!10.5%ですか?そんな感じはしないですよ(笑)。普通に飲みやすい(笑)。」
「バランスも良いしちゃんと美味しく飲める(笑)。アルコール分が10.5%って何が凄いのですか?」
私「今年は収穫期の8月下旬に雨が振り、収穫が9月の第1週にずれ込みました。ヌーヴォーはスケジュールが決まっていますから、大半の生産者は糖分添加してアルコール分を上げ、SO2をバシッと添加して発酵を強制的に終了させたようです。ですから出回っているヌーヴォーは12∼13%の範囲で仕上がっています。酸があればアルコール分が低くてもワインとして成り立つのが凄いかと(笑)。」
さて、本丸のモルゴン グラン・クラ 2019年
です(笑)!
「あ~、コレ美味しいんだよね。ピノ・ノワールの極上品みたいなんだよね。前に試飲会に出ましたよね?」
私「ストロベリー!それもハウス栽培のものではなく露地栽培のもの。う~ん。願わくばビートルズのストロベリー・フィールズ・フォーエヴァーたれ!妄想が止まりません(笑)。」←ほぼ気が狂っている(笑)。
「ストロベリーストロベリーしてるけど複雑ですよね(笑)。」
家内「2年くらい前に同じものを出しました。あの時と比べるとだいぶ落ち着いて来ましたね。ピークの入り口かな(笑)。」
私「ピークが長いような気がします(笑)。」
「あ~!相変わらず旨い!言葉が続かない。」
「ちょっとハチハチ感が舌に残ります。酸かな?」
私「そーとしか思えませんよね。再発酵ではありませんね。前はハチハチ感がなかったように記憶してます。」
「すべてが圧巻。ヌーヴォーとは違うなぁ(笑)。作りはどうなんですか?」
私「畑は違うと思います。作り方としてはヌーヴォーは除梗して、モルゴンは全房発酵です。モルゴンはアルコール分が12.5%。同じ年のヌーヴォーがアルコール分12%でした。ヌーヴォーより0.5%高いのが通例のようです。」
「でもモリエールって基本あまりアルコール分が高くないですよね。」
家内「他のボジョレーは大体13%くらいですね。」
「それって畑のテロワールの性ですか?それとも作りの特徴ですか?」
私「両方かと。」
家内「ひょっとしてモリエールの畑は特別で、ハンギングタイムが長くても糖度がさほど上がらないのかもしれません。この点、他のモルゴンの生産者ともちょっと違います。」
私「遅摘みしても過熟感があまり出ないような気がします。」
「温暖化の影響でフランスでワインが作れなくなるかもなんて言われてますが、どうなんでしょうね?」
私「2024年は今までの酷暑の揺り戻しかもしれませんね。」
「マスキューさん!このワイン、ラベルにイザベル&ブルーノ•ペローと書いてありますが、コレは?」
私「ご夫妻の名前です(笑)。私はモリエール モリエールと呼んでますが2024年のヌーヴォーはドメーヌ•イザベル&ブルーノ•ペローとバッグラベルに小さく記載されてます。名前を変えたかもしれません。」
「そうそう、あと気がついたのですが(笑)、何故ヌーヴォーの方が高いのですか(笑)?」
私「あ~!気がついちゃいましたか(笑)。私はさっき気がつきました(冗談)。じつはモルゴン2019年が入荷した頃は為替が120円代でしたヌーヴォー2024年は為替はご存知のように150円代。あとワインの価格自体が値上がっていること。航空運賃も然り。そんなこんなでございます。でもですね(笑)、いくらケチなマスキューでもわざわざ作ってくれたヌーヴォーを入荷しないのは沽券にかかわる!信用にかかわるので見栄を張りました(笑)。冗談です(笑)。」
「だったらモルゴンの方を高くするのも一手では(笑)?」
私「気がつきませんでした(笑)!」←これホント。
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋•昭子
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Dec 02, 2024 by
weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
ケチなマスキューらしく前半の3本は限定特別価格品でございます(笑)。
○❴限定品❵
ロゼット ファモーゾ 2022年 テッレ・チェヴィコ イタリア エミーリア・ロマーニャ ルビコーネI.G.T. 白 750ml 1080円税込み スクリュー•キャップ
「おっ、コレ香り強い!」
「ライチ(笑)。」
「ハニーで飲みやすい(笑)!」
「薔薇。」
「マスキューさん!コレは女子大好きな味(笑)!いくらでも飲めちゃう。」
「ブレーキ壊して飲み続けけられそう(笑)。危険(笑)!」
「飲みやすい、体に優しい濃度感(笑)。しかもこの香り。確かに危険(笑)。」
家内「生産者のチェヴィコはかなり大きな協同組合なのですが、全生産量はイタリアの総生産量の数パーセントにも及ぶようです。」
「そりゃ、かなりの大手ですよね。でもこんなファモーゾなんてローカルなワインも造るんですね(笑)。」
私「エミリア・ロマーニャが本拠だけありますね。」
家内「ガンベロで2グラス獲得したアイテムもかなりあります。」
「なるほど!確かにこのワインはセンス•意図を感じますよね(笑)。」
「『飲みやすいから沢山飲んでね』って(笑)。」
私「ワインの甘さ加減が絶妙ですよね。まるっきり辛くはないけど甘くもない(笑)。派手な香りに伴う甘さ加減と濃度感。」
「前の試飲会でファモーゾってやりましたよね。あれと同じですよね。」
私「香りは同じですよね。ただし、あれはコテコテに濃かったです。コレはもっとデイリーに仕上げています。」
家内「前回のファモーゾは北ローヌのヴィオニエみたいでした。私はこちらの方が好きです(笑)。あれはあまりにもゴージャス過ぎる(笑)。」
「産地も同じですか?」
家内「はい。共にエミリア・ロマーニャのルビコーネI.G.T.です(笑)。」
「ルビコン川のルビコーネ?」
私「今あるルビコン川は川幅1mくらいのドブ川のようです(笑)。」
「ハチミツレモン系の味ですね(笑)。そうすると確実にレモンなんか使った料理にはピッタリ(笑)。」
「イタリア人はレモンたっぷり絞るからね(笑)。生ハムサラダにレモンたっぷり絞ってこのワインを飲む(笑)!」
「鉄板(笑)。」
「柚子もイイかな(笑)。そうすると和食も行けるかな(笑)。」
家内「このワイン、草っぽさがあるから生姜、ネギ、ミョウガは合いますよ(笑)。」
「そうしたら鍋は鉄板(笑)!たっぷり野菜入れてポン酢醤油に薬味たくさん入れて…、あー、ダメ、涎が出ちゃう(笑)。」
私「単純で派手な香りだけではなくソーヴィニヨン•ブランのような青臭さがありますよね。料理研究家のAさんに教えてもらった『ニワトコ』の香りです(笑)。」
「ところでこのワイン、安いですよね(笑)。今時1000円ちょっとでこんなワインは無いですよ。何故?」
私「在庫調整のようです。やはり相手は大手のチェヴィコですから、輸入するロットが大きいようです。」
「輸入を止めたりするのではないんだ。ホッとしました(笑)。」
私「この機を逃さず便乗しました(笑)。数に限りがありそうなのですが、ある限りは続けます
。ケチなマスキューの本領発揮でございますが
(笑)、インポーターさんに感謝感謝でございます!」
○❴限定品❵
ラ・プラヤ コースタル ホワイト・ブレンド レゼルバ 2022年 チリ イタタ・ヴァレー 白 750ml 1280円税込み
「おっ、濃い。明らかに1番目のファモーゾより濃い(笑)。」
「旨味を感じますよね。厚みがある。」
「そうそう。香りはそんなに立たないけど、直感的に良いワイン(笑)。」
「液体と旨味とのバランスがとてもチャーミング(笑)。」
「チリのワインだと大体シャルドネで味も想像つくけど(笑)、この白は全然チリっぽくない(笑)。」
私「畑の写真を見ると斜面にまばらに葡萄樹は植わっており、手入れをしていないツツジが植わっているようです(笑)。」
家内「セパージュはリースリング、シャスラ、モスカテルにセミヨンですか。畑自体が古いため生産者も完全に把握していないようです(笑)。」
私「古樹独特のじんわりした旨味があります。あとそれを活かすために無理なプレスをしていない。プレス果汁を使わないで一番搾りだけで醸造していると思います。来日したディレクターに聞いたところそうでした(笑)。」
「ちょっと塩味がある。和食の煮物に合いそうですよね。チリワインとは思えない(笑)。」
「梅酒をちょっと薄めたような飲みやすさ。我々日本の老人にはとてもフレンドリー(笑)。」
「日本酒的でもあるかな(笑)。」
「チリのシャルドネなんかどれも似たような味だもんね。樽の香りと熟した果実味。まあ、安くて美味しいには美味しいんだけど(笑)、ちょっと飽きる。」
「『ラ・プラヤ』って結構見ますよね。でもこの『コースタルブレンド』はあまり見ませんよ?」
家内「『ラ・プラヤ』自体とても大きな果樹栽培業者でチリ国内に広く地所を持っています。移動にはセスナを使うとか(笑)。」
「カッコいい!お金持ちなんですね(笑)。」
家内「マスキューに来た時全員イケメンのヨーロッパ系でした(笑)。」
同級生のU君「そうそう。僕もその場に居ましたが(笑)、インテリジェンス感じましたよ。エリートなんだろうな(笑)。」
私「でもですね(笑)、このコースタルブレンドを作ってる生産者はいかにも地元の人(笑)。きっとチリで初期に入植した方々の末裔(笑)。灌水をしないでも勝手に栽培出来る限られた畑を代々守って来たような方達です。ラ・プラヤはそれを守ってビジネスに繋げたいようでした(笑)。」
「そーだよね。チリのワインってアンデス山脈の麓の高原で大規模に量産するから、それだけでは飽きられるよね。こういうものあるのは嬉しいことだよね(笑)。」
私「量産型ワインを作っている技術者と会話をすると通じないところがあるんですよね(笑)。彼らはプレス果汁とフリーラン果汁を区別しない。最終的に歩留まりを70%にして生産することが前提のようです。それでもあのレベルのワインを作れることがチリの強味ではあるのですが(笑)。」
「マスキューさんプレスしないと歩留まりが悪くなるのですか?」
私「まるっきりプレスしないと歩留まりは50%、エアプレスマシーンで1.2気圧の圧力で優しくプレスしても52%ほどのようです。しっかりプレスすると70%のようです。」
「コストに影響するんですね。」
私「まあ、プレスするのが悪くはないのですが…。それぞれにスタイルやコスト、販売可能な実勢価格がありますからね。」
●❴限定品❵
ラ・プラヤ コースタル レッド・ブレンド レゼルバ 2022年
チリ イタタ・ヴァレー 赤 750ml 1280円税込み
「おっ、これも白に共通した感じがありますね
(笑)。」
「基本旨味だね。香りはベリー系かな。」
「ピノ・ノワール的(笑)。」
「雑味がないけどペラペラでもない(笑)。旨味。口に入れるとジュワっと涎が出ますよ(笑)。」
「旨酸っぱい(笑)。チリのピノ・ノワールみたいに変に濃くないのがイイね。」
「軽く飲めるけどとてもしっかりしてる。コスパ良いですよね(笑)。」
「品種は何ですか?」
家内「パイスとサンソーです。白同様に畑に混植されています。」
「混植?混ぜて植えるんですか?葡萄って品種によって味わいや収穫が違うって聞きましたが…。
大丈夫なんですか?」
家内「いつの間にやら同時に収穫出来るようになるそうです(笑)。だから醸造も一緒。所謂混植混醸です。」
「そうですよね、花粉だって入り混じるし(笑)。原始的(笑)?」
私「生産者自体そんな事は気にしていないようです(笑)。正確にこの葡萄が○○種なんてあまり考えてないようです(笑)。ずっとこうやって来た!そんな感じなのでは(笑)。」
「聞いたことのない品種だし(笑)。それってやはり古い畑だからなのかな?」
家内「パイスはサルデーニャのモニカ種とDNAが同じらしいです。あと南米だとわりと良く見られる在来種的な扱いですね。そうそう、カリフォルニアのミッションワインの原料でもあります。」
私「ポートワインでも使われますね。」
「マスキューさん曰くプリミティブってやつだな(笑)。」
「ところで、山火事で畑が焼けたって書いてありましたが…。」
家内「そーなんです(涙)。去年の夏2月頃にイタタ•ヴァレーで発生した山火事で消失してしまいました。」
「あっ!南半球だから2月は北半球の8月かぁ。」
家内「チリはもともと雨が少ないのでとても乾燥しますから…。」
「雷なんか落ちた日には大変なことになる。」
私「畑も斜面にありますので、火の回りも良かったみたいです。」
「マスキューさん!山火事って木が風に揺れて擦り合うと発生するらしいですよ。特に乾燥した森で大木が擦れるとその摩擦熱で発火するとか。もちろん日本ではそんな起こり方しないでしょうが(笑)。」
私「なるほど!環境が違うのですね!日本に生まれて良かった(笑)。」
家内「その結果同じワインが作れない。『コースタル•ブレンド』のブランドは残す方向のようですが、インポーターさんは取り敢えず輸入はしないとのことです。」
私「それ故、インポーターさんのご好意で特別価格での提供となりました。」
「マスキューさん!普段はもっと高いですよね?」
私「通常1697円税込みで販売してましたが、断腸の思いで1280円税込みにてのご提供となります(笑)。これから暮れにかけてワインを沢山飲まれる方はお見逃しなく!」
「噛み締めて楽しませていただきます(笑)!」
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Nov 30, 2024 by
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今回マスキューのカウンターの右端でこっそり販売していたペリグリーノのフィニモンド2022年完売しました!
ゴメンナサイ。
試飲会のラインナップには入っていませんが、皆さんのアンテナを掻い潜るスティルス性はございませんでした(笑)。
取り急ぎご報告いたします。
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Nov 22, 2024 by
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あ~、良かったぁ(笑)。
モリエールのボジョレーヌーヴォー2024年飲みましたが、通常通りの出来栄えでした(笑)。
若干還元臭はしますが気にはならない程度。完全に発酵するためのスケジュールが押していたみたいですね。ギリギリまで粘ったことが解ります(笑)。
今回アルコール分が10.5%と低くちょっと心配はしていましたが杞憂でした(笑)。アルコール分はワインの保存力に関わりますから、特に海外向けは12%位を目指します。ですから発酵時に糖分添加してアルコール分を高めることをします。でもですね(笑)、モリエールは糖分添加しません。要は凝縮した酸と完熟したタンニンでワインの保存力を保てる訳です。天然アルコール分が10.5%でも大丈夫訳です。そのために徹底した低収量と葡萄果の健全性を最優先してますね。
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Nov 21, 2024 by
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昨日の晩12時過ぎのテレビでボジョレー•ヌーヴォー2024年の到着パーティーをやってましたね(笑)。
「今年はエレガントでフレッシュ!」
なんて報道してました(笑)。という事はやはり糖度は上がっていないのかな(笑)?
なんて思いながら今日モリエールのものを試飲(笑)。
う~ん、美味しい!
いつものモリエールらしいナチュラルな出来栄え。厚み•深みのあるタンニンにたっぷりの旨味•甘みが溶け込み、しみじみと美味しい。泣けてきました(笑)。
若干還元臭がしますが範疇内。ワインを完全に発酵させるためにギリギリまでやった感。集荷のスケジュールに遅れたことが伝わって来ます。
基本モリエールは糖分添加してアルコール分を上げることはしません。でもラベルを見て10.5%
と見てちょっとたじろぎました(笑)。
低すぎないかな?
アルコール分はワインの保存力を高めますから絶対に必要(笑)、ですから大概の生産者は糖度の上がらない作柄では補糖してアルコール分を上げます。だいたい12%位に上げて出荷することが多いようですね。でもですね(笑)、モリエールは中身の濃さで保存力を保つスタイル。徹底した低収量と完璧な葡萄果の健全性が前提ですので多大な尽力が必要です。
ともあれ良かった(笑)!
今年のワインに感謝感謝でございます!
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Nov 17, 2024 by
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今日は11月16日の土曜日なんですが、なっ、なんと、
ボジョレーヌーヴォーが到着しましたぁ(笑)!
恒例のドメーヌ•デ•コート•ド•ラ•モリエールのボジョレー•ヴィラージュ•ヌーヴォー2024年です!
さすがに解禁日前ですから売ることも飲むことも出来ませんから(笑)、見るだけ!
相変わらずの無添加ですね(笑)。え~と、アルコール分は…、なっ、なんと、10.5%です!
2∼30年くらい前の天然アルコール分ですよ(笑)。驚きました。
取り敢えずマスキューブログのアーカイブで検索すると
2023年 11.5%
2022年 11.5%
2021年 11.5%
2020年 12%
2019年 12%
2018年 11%
2017年 14%
日本に初めて来たのが2017年、その時はアルコール分は高めでしたが、それ以降は概ね12%以下です。
そうすると2024年の10.5%は最も低いアルコール分です。温暖化が叫ばれる前の時代のアルコール分です。
今までで一番低い2018年の出来栄えを調べると
かなり旨い(笑)。2017年から一気にアルコール分が下がりましたからちょっと心配していましたが、まるで問題なしでした。アルコール分の高さよりも酸の凝縮したパワー、葡萄自体の力が大事と実感しましたっけ(笑)。
2024年は初夏に雨や雹の被害を受け、真夏は2023年ほど暑くなかったので全体的には糖度は低めのようです。収穫も若干遅くなったようです。
う~ん。
でもですね(笑)、そんな中ちゃんと無添加で仕上げていますから、それは問題の無い出来栄えだと思います。恐らく収穫量もかなり減らしているはずですから、とても凝縮したいつものスタイルだと思います。
解禁日の21日が楽しみです(笑)。
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Nov 16, 2024 by
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シェリーベルモット早速皆さんからご意見いただきました(笑)。
やはりマスキュー試飲会で出すのか(笑)?
今回ロゼ、ブランコ、ブランコ•ドライと全て一緒にティスティングしてくださったKさんは
『全くの私見ですよ~
あっと驚くロゼが私の本命
対抗がマンサニージャ
甘さで勝負か飲み口で勝負か?
難しいですね
ロゼの甘さで驚いて、「もっと甘さ抑えたものないのですか?」ときかれたら次回はマンサニージャ(笑)
あくまでも個人のシナリオですが😅』
とのこと。試飲会の構成まで読んでるとは(笑)!恐るべしKさん(笑)。
そんな折、料理研究家のAさんに家内が試飲を勧めると
Aさん「凄く美味しい!でもパワフルで美味しすぎるから、試飲会に出したら他のワインを全部ぶっ飛ばすかも(笑)?」
家内「そ~なんですよね(笑)。今日はブランコとブランコ•ドライしかティスティング出来ませんがロゼはもっと強烈なんですよ(笑)。」
Aさん「うわっ!ロゼ飲んでみたい(笑)!」
そして夜、野毛のプロフェッショナルYさん
Yさん「マスキューさん!シェリーベルモットどうですか?」
私「圧倒的です(笑)。さっき川崎のプロフェッショナルNさんに『ロゼのシェリーは何に使うんですか?』と聞いたら『マンハッタン』だそうです。」
Yさん「なるほど!スイート•ベルモットとして使うのですね。」
私「ルスタウのシェリー•ベルモットのロゼはベタッと甘くないし、フレーバーが物凄いですから、マンハッタン相当美味しそうですよね(笑)。」
川崎のプロフェッショナルNさんからマンハッタンに使うと聞いて、かつて関内のプロフェッショナルのTさんがマンハッタンにマラスキーノチェリーではなくグリオッティーヌを使ったスペシャルなマンハッタンを作っていたのを思い出しました。めちゃくちゃ美味しかったでした(笑)。
プロは微妙なところで勝負しますね。この差が大きいのでしょうね(笑)。さすがプロです。
勉強になりました。また、経験値上がったかな(笑)?
で試飲会でどうしましょう(笑)?
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Nov 15, 2024 by
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さぁ、今日ルスタウのベルモットのブランコ•ドライとブランコをティスティングしました。コレで先日のロゼと合わせてコンプリート。ロホだけはまだ飲んでませんが、取り敢えず全体像は掴めたかな(笑)。
私「ビアンコ•ドライ色がグリーンっぽい(笑)。ブランコ•ドライ→ブランコ→ロゼを色味が増しますね。あとロゼですけど、先日飲んだ時はロゼにしてはロゼ色ではない感じでしたが(笑)、こうして比べるとロゼ(笑)。」
Kさん「家からロゼをちょっとだけ持ってきて良かったです(笑)。」
私•家内「さすがKさん!ありがとうございました(笑)!」
家内「ブランコ•ドライ塩味があってマンザニージャ(笑)!」
Kさん「そうそう(笑)。海藻…、ちょっとアイラ•モルトにも似てますよね(笑)。」
家内「ニガヨモギ…、とても華やか(笑)。マンザニージャにボタニカルな香りだけつけた感じ。ルスタウのベルモットってアルコリックな感じがないけど強い。バランスが良い(笑)。」
私「3種類ともアルコール分は15%。ブランコ•ドライ→ブランコ→ロゼの順番で甘さが増す。」
Kさん「それは?」
私「ブランコ•ドライはベースがマンザニージャで基本ドライ。ブランコはフィノ(パルミノ)にモスカテルを加えていますからより甘くなります。ロゼはモスカテルの分量がさらに増すのかな。この中では一番甘いですよね。」
Kさん「そうそう。ロゼは赤も加えるんでしたっけ。ちょっと赤い果実のニュアンスありますよね。」
私、え~と、赤はティンティーリャ・デ・ロタ。飲んだことありません(笑)。」
家内「基本ボタニカルは同じような感じですが、それぞれちょっと違いますよね。ブランコ•ドライはよりフレッシュさ、爽快さを強調してる。ブランコになると苦味や香りをより強くしてる(笑)。ロゼは赤のニュアンスが加わってバニラやチョコレートっぽさが加わる。」
私「ロゼは一番重心が低い感じかな。」
Kさん「ロゼの甘さってホッとする甘さですよね(笑)。お腹一杯になったあとに…食後酒的に楽しみたい(笑)。目をつぶって大きなグラスに注いで
瞑想するように楽しみたい(笑)!」
私「そうですよね(笑)。食後チーズでも齧りながら飲むのでしょうね。まあ、ソーダで割ったりすれば食前酒にもなるかな。でもそれだとちょっと勿体無い(笑)。」
家内「ロゼは私の好きな瞑想用のワインです(笑)!シャルトリューズのエリキシル ヴェジェタルなんかに通じる(笑)。」
私「う~ん。とことん飲んでもう飲めない状態で飲む最後の1杯はスーズ•ソーダ(笑)。ちょっと趣旨が違いますか(笑)。」
Kさん「ブランコは一番汎用性が広いかな。カクテル…、ソーダ割り、料理…、なんでも使えそうですね(笑)。」
私「ブランコ•ドライで白身魚のムニエルを作る時フランベ!あと香草焼き(笑)。」
家内「塩釜焼き…、塩をまぶす前にブランコ•ドライで魚をリンス!」
Kさん「イギリス首相のチャーチルがベルモットを眺めながらジンを飲む(笑)。ベルモットの香りはそれだけでジンを覚醒させる(笑)?甘すぎる?でしたっけ(笑)。」
私「ジンはもともとワインの代用品ですからね(笑)。そりゃベルモットの味が加わればワインになる(笑)。」
家内「でもシェリーで作ったベルモットとは!恐れ入りました(笑)。斬新だよね(笑)。」
私「一時期ずっーとシェリーは消費量が落ちて大変だったから、こうした新しい動きが出たのかな?」
私「シェリーってもともと酒精強化ワインですから、逆にベルモットにするには普通のワインより適してる(笑)。イタリアやフランスのベルモットと比べると、混成酒っぽさが無い。」
家内「あとハーブやボタニカルはポンティカ系のワインによく見られるものを使っているから
シェリーと相性良いですよね(笑)。作り手の計算通り(笑)。」
私「それにしてもシェリーでベルモットとは!今世紀一の発明だよね(笑)。」
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Nov 02, 2024 by
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雨も降り暇でしたので、悔しいがちょうど良い(笑)。ティスティング•スタッフのKさんには雨の中来ていただいて申し訳ありませんでしたが。
イタリア3本、フランス4本、モルドバ2本の計9本!
う~ん、全体に悪いワインはなくまあまあかな(笑)。今月の試飲会の候補も出てきました(笑)。
ただし、ラインナップの並びと言いましょうか
(笑)。それが引っかかる(笑)。
私「イタリアの『フイニモンド』とてもユニークで良いワインなんですけど、試飲会でどの順番にするかが問題かな?」
Kさん「『フイニモンド』は最後しかないんじゃないですか(笑)。」
私「単純に価格順で並べたらえらいことになりそうですよね(笑)。前後の赤が迷惑する(笑)。」
家内「いっそのこともっと寒くなったら試飲会に出しますか?」
私「でもコレ期間限定の特売価格だからあまり先延ばしは出来ないんだよね。う~ん。どうしたものか?」
Kさん「価格も手頃だしコスパも良いですから絶対に人気のワインになるとは思いますが、前後はそれなりに強いワインでないと…。」
そんなこんなで紛糾(笑)。
私「それでは来週またサンプル来ますので、それを飲んで決めましょうか?消去法でいきますか
(笑)。Kさん!来週またお願いしてもよいですか?」
厚かましく再登板の依頼(笑)。
Kさん、よろしくお願いします!
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