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美味しい!
Jul 09, 2022 by weblogland |美味しい!
何が?って
お茶です(笑)。実は先日玉露をいただきました。葉っぱを齧ると旨い!海苔や海藻の味がする上物の玉露です。ちょっと低めのお湯でじっくり入れると実に美味しい。この黒トリュフのニュアンスはワインにもあるんだよね(笑)。あと生木の木樽にもある。味わいには心酔させられます。
でもですね、巷は暑い!
そんなわけで冷茶にしました(笑)。夜に急須にたっぷり玉露を入れて水を足し冷蔵庫に入れるだけ。ポイントはお茶っ葉をケチらない。ケチな私としては清水の舞台から飛び降りるつもり(笑)。
あ~!
美味しい!
晩酌のワインと寝起きの玉露。なんて私は幸せなんでしょう!
今朝は寝ぼけながら玉露の冷茶を楽しみましたが、『安倍さんはこんな楽しみももうできないんだな。』と思うと気の毒でなりません。明日は解りませんからこの瞬間に感謝です。一日一生です。
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桝久 試飲会リポート 後半
Jun 27, 2022 by weblogland |●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2014年 スベイン 赤 セントロ マンチュエラD.O.750ml 1273円税込み
「おっ、マスキューさん!定番のスペイン・ワインですね。エルミタで覚えてますよ(笑)。」
「ヴィンテージ変わったんですね(笑)。」
家内「先月この2014年を飲んで相変わらず美味しいので(笑)、久しぶりの登場となります。以前は2012年のメイクだったかな。」
「うんうん。味わいは変わらず(笑)。」
「枯れた感じがイイんだよね(笑)。安心、安定の定番かな。」
「最近の安いスペイン・ワインって樽の香りが強くて、甘くて、ヘビーなものばかりだから、エルミタは貴重(笑)。」
「立ち香だけで良さが解る。美味しい!個人的にはかつてのレイシス1を思い出しちゃうんですよね(笑)。あれほど強烈ではないけど共通する良さがあるんだよね。しかも安い(笑)!」
「店長!これ飲むといつもリオハのテンプラリーニョと間違うんですよ(笑)。枯れたベリー、ストロベリー、プラム、オレンジが入ってるから絶対にリオハのテンプラリーニョって思っちゃう(笑)。」
私「そーなんです(笑)。私もいつも間違います。それで考えたのですが(笑)、このエルミタはプラムが小粒で小梅みたいなニュアンスが特徴的かと。もっともリオハと違いがはっきり出るのは翌日です(笑)
。」
「このワインの産地カンポ・デ・ボルハはリオハやナバラの近くですよね。あの辺は昔ボルドーの技術者が移植してるから共通のスタイルだよね。」
家内「はい!リオハやナバラはテンプラリーニョ主体なのですが、カンポ・デ・ボルハはガルナッチャ主体です。この点が違いです。」
「なんたってボルジア家の本拠地だもんね(笑)。伝統も格式もあるところだね。」
「チェーザレ・ボルジア!」
「マスキューさん!このワインは安定供給されてますけど、やはり生産者はお金持ちなんですね(笑)?」
家内「アルティーガ・フステルはネゴシアンで買い付けたワインを販売しています。気に入ったクラシックなスペイン・ワインを樽ごと買っているみたいです。もともとニューヨークのレストランでソムリエをやっていた方が興したベンチャー的なネゴシアンです(笑)。」
「味わいはニユーヨーカーじゃない(笑)!
」
私「そーなんです(笑)。とてもクラシックですよね(笑)。今時あまり見かけないスタイルです(笑)。あと同じ蔵から買った
20年熟成のグラン・レゼルバもリリースしています。これも2,000円代なので見逃せません(笑)。」
●ソムロング 2020年 アンドレ・ブルネル フランス 赤 コート・デュ・ローヌA.C. 750ml 2074円税込み
「これ飲みやすい!」
「うんうん。優しいし、高級な味がする(笑)。」
「飲み込むまで引っ掛かりがない(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。」
家内「このワインはヒュー・ジョンソン曰く『スタイリッシュ』との高評価です。」
「マスキューさん!このワイン、ヴィンテージは2020年と古くないですよね。普通ローヌのワインだともっと渋くて力をもて余す(笑)。もっと時間がかかりますよね?」
私「おっしゃる通り!飲みやすくするテクニックは使っていますが、特にプレス果汁を使わないいわゆるフリー・ラン・ジュースだけで作っています。」
「一番搾り(笑)ですか?」
私「左様でございます(笑)。」
「雑味が無いんだ。」
「旨味が優先するよね(笑)。」
「軽やかに充実してる(笑)。ある意味ピノ・ノワール的?」
「コレってセパージュはグルナッシュがメインですよね。前のスペインと同じとは思えない(笑)。」
「グルナッシュ=ガルナッチャですよね。
あのスペインのワインは熟成によって飲みやすくなってるけれど、コレは飲みやすさのアプローチが違うんだな(笑)。」
「あれ、ちょっと待って、アルコール分はどちらも14%だぁ(笑)。」
「もちろん産地は違うけど、基本思想が違うってことなんだろうな(笑)。ワインって面白い(笑)。」
「コーヒーやチョコレートの香りがしますけど、木樽熟成してますよね?」
家内「それが木樽熟成していません。」
私「そーなんです。シャトー・ヌフ・デュ・パフ辺りのグルナッシュの特徴でございます。」
「飲んだ第一印象はパフだよね。それも飲みやすいもの。でも2020年のパフならこんなに飲みやすくはないかな?」
私「このドメーヌ・アンドレ・ブルネルのワインは飲みやすさが特筆されるようです。」
「なるほど!アメリカ人は好むよね(笑)。
」
私「はい(笑)。アメリカ市場で人気が出て
ドメーヌは発展しました。」
「マスキューさん!このドメーヌのパフは売らないのですか(笑)?」
私「ケチなマスキューにはちょっと高級過ぎまして(笑)。このコート・デュ・ローヌ辺りがマスキューの身の程でございます
(笑)。」
◎フランチャコルタ・キュヴェ・22 ブリュット カステッロ・ボノミ イタリア ロンバルディア 発泡性 白 フランチャコルタD.O.C.G. 750ml 3771円税込み
「これとても美味しいんですよ(笑)。以前飲んでチェック済みです(笑)。」
「ドライ!エキストラ・ブリュットみたい
(笑)。」
「切れ切れ(笑)。口の中で爆発する(笑)。凄いパワー。広がりが立派(笑)。」
「レベル高いなぁ(笑)。」
「うわっ!余韻長い!」
「ブラン・ドゥ・ブラン!誰がなんと言おうとブラン・ドゥ・ブラン(笑)!」
「シャルドネだよね(笑)。シャンパンのグラン・クリュ並み(笑)。」
私「パワフルさはアヴィーズっぽいですね
(笑)。もともとの原料ワインの濃さを感じます。」
「エキストラ・ブリュットみたいに感じますけどそうじゃない(笑)。何故ですか?」
家内「酸があるので残糖分をマスキングします。」
「酸がある!(笑)」
「う~ん。エキストラ・ブリュットである必要がない(笑)。これでバランスが取れているんだな。」
「5番目のローヌの長い余韻が残ってるうちにこのフランチャコルタ飲むと口の中が大変になりますよ(笑)。フランチャコルタとマリアージュしちゃう(笑)。」
私「それ、大発見ですね(笑)。」
「それではちょっとアッサンブラージュしてみますね(笑)。どれどれ、う~ん。イマイチかな(笑)。」
私「Kさん、それプロの技ですよ(笑)。」
「店長!ラベルに書いてある22はどんな意味ですか?」
私「生産者のボノミの畑は22の区画があり
、それをアッサンブラージュしたという意味です。」
「へぇーそんなに区画があるんですか?」
家内「そうですよね、フランチャコルタは比較的平らな畑が多いですからね。ボノミは丘陵部に畑がある珍しい生産者です。」
私「25ヘクタールほどの畑だけでやってますから、フランチャコルタの生産者としては小規模です。」
家内「いわゆるシャトーワイナリーです。唯一かもしれません。」
私「味わいもリコルタントのようなスタイルです(笑)。」
「なるほどね。フランチャコルタってわりと飲みやすい優しいものが多い。ボノミみたいな個性的なものは少ないですよね
。」
「ええと輸入元は…、アビコさんですね。流石だね(笑)。」イタリア・ワイン・ラヴァーのMさん。
私「流石Mさん!」
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桝久 試飲会リポート 前半
Jun 27, 2022 by weblogland |
〇フィンカ・エンゲラ・ブラン 2020年 ボデガス・エンゲラ スペイン 白 バレンシアD.O. 750ml 1395円税込み スクリュー・キャップ
「いやー、暑い!たどり着く前にとろけるかと思いましたよ(笑)。オーブンのなかのチーズの気持ちが解りました(笑)。」
「今日は白4本!タイムリーだな(笑)!」
家内「泡も1本ございます(笑)。」
私「まっ、まっ、どうぞ。よく冷やしてます(笑)。」
「これ、飲みやすい(笑)!」
「癖がない。かといって薄い訳じゃないよね(笑)。何食べても合いそう(笑)。」
家内「バレンシアから内陸に入った高台の産地の地場品種ヴェルディルを使ったワインです。初めて飲む品種です(笑)。」
「フレッシュでアロマチック(笑)。かといって特別主張はしないけど(笑)。トレビアーノ的かな(笑)。」
「暖かみがあって、マルヴァジアに似てるかな(笑)?」
「そうそう。はっきりとした果実味は無いけど穏やかで好きだな(笑)。」
「旨味、酸味、のバランスがとれているから、邪魔するものが無くて宜しい(笑)。」
「店長!コレ、良いですね(笑)。ちゃんとしてる(笑)。」
「一昔前のスペインの白ワインってどれ飲んでも同じようなワインばっかり。それを思うと凄い進歩。個性がはっきり感じます(笑)。」
「ヴェルディルでしたっけ、知らない品種ですけど(笑)、ワインとしてはちゃんと出来てる(笑)。美味しい(笑)。」
家内「旨味がしっかりありますから、ワインの温度変化に対応出来ます。」
「塩気があるね。」
「もう少し温度が高いと生クリーム グラタンなんか合うよね(笑)。」
「マスキューさん!このワインのラベル一見シンプルであっさり見えますが、とてもお金かかってますよ(笑)。表面に解らないようにエンボス加工してる(笑)。ステルスですよ(笑)!」
「このワインの品種は何ですか?」
私「え~と、ヴェルディルかな。物覚えが悪くてスミマセン(笑)。」
「マスキューさん!物覚えが悪いのではなくて、物忘れが良いのです(笑)!」敬愛する先輩のAさんより金言をいただきました
!
さらにさらに「会議や会話の途中なんか全然覚えてもなく忘れても、最後の結論だけ変わらず言って置けば『さすが!ぶれませんね!』なんて相手が誉めてくれますよ(笑)。」大金言!高田純次先生同様勝手にAさんに私淑しております!
〇ピックプール・ド・ピネ 2020年 ドメーヌ・ラ・グランジェット フランス ラングドック 白 ピックプール・ド・ピネA.C. 750ml 1499円税込み
「え~と。ラングドックの白ですよね。ラングドック白ってこんなに酸があってがっちりしたものは初体験です(笑)。」
「そーだよね。南フランスのワインって赤も白もファットなイメージだよね(笑)。コレ飲んでみると『えっ!』って感じ(笑)。」
「店長!海、この白ワインまるで地中海!」
「飲んだ瞬間、鍾乳洞に瞬間移動(笑)
!」
「塩辛さ、岩塩、ミネラル、」
「強烈ですね(笑)。真夏に相応しい(笑)。」
「マスキューさん、ブログで好みが別れるって書いてましたが、コレですか(笑)?でも私割りとコレ好きですよ(笑)。」
私「さすが上級者(笑)!」
「こりゃ、個性的(笑)。キンキンに冷やして飲むと体が目覚める(笑)。アミノ酸チャージしてくれる!」
「こりゃイイ(笑)!でも万人受けはしないよね(笑)。食べあわせが難しいかな。」
私「このピックプールはグロ・プランに似ています。どちらも基本アロマチックではなく塩辛い(笑)。酸の伸びやかさが身上です。」
「大西洋岸のナントやパリのビストロで生牡蠣食べながら飲むのがグロ・プランでしたっけ(笑)。地中海側のラングドックではこのピックプールを飲みながら生牡蠣でしたっけ(笑)。地中海側の生牡蠣の方が濃厚なのかな(笑)。」
家内「このピックプールはかなり濃厚ですよね(笑)。かなり凝縮感がありますね。」
「ミュスカデやグロ・プランだとここまで強くはないかな?もっと単調だよね。ピック・プールも単調ではあるんだろうけど、コレは圧巻でもある。果実味に厚みがある。ここまで出来るんだと主張してるよう(笑)。」
私「以前別のメーカーのピック・プールを扱ってましたが、これほどのパワーは無かったです。」
「ホント、覚醒の一杯(笑)!最初に飲んだスペインの白は食べるものを選ばなかったけど、これは考えないといけませんね(笑)。」
「生牡蠣よりも油を使った料理の方が合わせやすいかも。バター使うのが良いかな。」
「コレってボトルが特徴的ですが?パフのボトルみたいですよね?」
家内「アペラシオンの共通ボトルのようですね。地域の気合いも入ってますね(笑)。」
「グラスの底にハニーな苦味を感じますが…。砂糖を焦がしたような…。」
家内「あー、あります。あります。収穫を遅くしたようですね(笑)。葡萄を過熟させると出る香りです。ただ、さほど目立つレベルではないようですね。アルコール分は13%です。」
私「13%くらいの糖分量で完熟する品種のようですね。無理に過熟させる必要がないのでしょうね。」
試飲会前の作戦会議ではピック・プールはあまりに個性的なので売れないのではないかと予想しておりました。数も足りなくなることはないとタカをくくって油断。するとなんと、試飲会土曜日の夕方には完売してしまいました。ごめんなさい!
週明けすぐに発注予定。まさかインポーターさんの在庫が無くなることはないと思いますが…。多分大丈夫かと。
〇シャトー ムーラン・ド・リュクリュー2020年 ボルドー 白 (コート・ド・ブライ)A.C. 750ml 2027円税込み
さて、前半戦の山場(笑)。個性的なボルドー・セックの登場です!
「えっ!何この香り!これボルドー・ワインなんですかぁ(笑)。」
「桃、桃、桃(笑)。あまーい桃。でも辛口ですよね(笑)?」
私「強めに冷やすと白桃の缶詰めみたいです(笑)。」
「ちょっと待って(笑)!ソーヴィニヨン・ブランではなくソーヴィニヨン・グリですよね?」
家内「はい。ソーヴィニヨン・ブランで果皮が灰色に変異したものです。ですから基本ソーヴィニヨン・ブランと同じたとは思いますが…。」
私「液温が上がるとソーヴィニヨン・ブランっぽい青さやピメント臭がします(笑)。」
「う~ん。旨いね(笑)。桃に騙される(笑)。でも騙されて良い!」
家内「このワインを飲みながらアスパラを食べると最高でした。アスパラも山形産の立派なもの(笑)。」
「液体として美味しいんだよね(笑)。香りと果実の濃度感がフレンドリーなんだよね(笑)。」
「私以前アントゥル・ドゥ・メールの白ワインで似たようなワインを飲んだことあります。」
「このワイン、グラスの底でマスカットの香りが残ります。この点ソーヴィニヨン・ブランとは違うんだけどなぁ(笑)。」
「この香りは品種特性ですか?それとも土壌、作り方?」
私「ソーヴィニヨン・ブランを使ったサンセールの高級白ワインなんか桃っぽい香りが顕著です。ただしコテコテのこれ以上濃く出来ないレベルのもの(笑)。お値段は高い(笑)。このワインのように通常範囲の果実濃度でこれほど香りが立つのは想定外でございます(笑)。」
「私ロワールとソーヴィニヨン・ブランの大ファンなんですが(笑)。今日はロワールの火打ち石持ってきました(笑)。」
私「いきなりロワールの火打ち石とは!このFさん、筋金入りのワイン・ラヴァー。聡明で、しなやかな見識の持ち主。ユーモアも備えておられます(笑)。」
「実はロワールの中流にあるドメーヌ・ジャッキー・プレスの畑で拾って来ました(笑)。鉄にこの石を打ち付けると火花が飛びます。ドメーヌのラベルに描かれているように、かつては実際に鉄砲の火種にしていたようです(笑)。リアル火打ち石の香りが解ろうかと(笑)。」
私「おー!ありがとうございました!私の畑の石ころコレクションに加えさせていただきます!茶色のフリント。ナイフ代わりにも使えそうですね(笑)。」
家内「黒曜石のフリントみたいに切れ味鋭そう(笑)。」
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う~ん。恐るべし!
Jun 06, 2022 by weblogland |●ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック 2019年 ルカ・フェラリス イタリア ピエモンテ 赤 ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G. 750ml 2640円税込み
先週の土曜日のマスキュー試飲会の残りをチビチビ飲んでいます(笑)。抜栓してから1週間を越えました。でもですね(笑)、旨い!実に美味しい。丸っきり崩れない姿は偉容です(笑)。

私「ルケの兄貴分凄いね(笑)。丸っきり衰えない。圧巻の美味しさだよね。」
家内「ルケの品種特性でもあるのだろうけど、いわゆるグレート・ワインの範疇だから生産者の力量だよね(笑)。」
私「たしかに、他の生産者のルケは何種類か飲んだけど、これほど心を動かされない(笑)。」
家内「でもさぁ、最上級キュヴェは2016年ヴィンテージだったけど、開いてなくて『これ一体どうなるの?』途方に暮れたよね(笑)。ルケって解りやすい品種ではないよね(笑)。」
私「そうだよね、弟分の『ブリク・ド・ビアンク』があったからこそ理解出来た。それとさぁ、今モロキュウを食べてるけど『ブリク・ド・ビアンク』ほどのマリアージュがないんだよね。どうしてかなあ?」
家内「うんうん。たしかに!きっとこのクラシックの方が味噌より強いからじゃないかな?赤味噌 八丁味噌なんかだともっと合うんじゃないかな?」
私「なるほどクラシックを飲みながら味噌を食べるとクラシック自体の味の方が上回ってるよね。」
まだまだティスティングは続いております(笑)。
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桝久 試飲会リポート 後半
May 30, 2022 by weblogland |◎ツヴァイゲルト ロゼ 2021年
オーストリア ニーダーエスタライヒ州 D.A.C.クレムスタール ロゼ 750ml 1854円税込み (スクリューキャップ)
私「このロゼ・ワインは去年の暮れに入荷しておりましたが、試飲会でのデビューは今回初めてとなります。梅雨時まで待った訳でございます(笑)。」
「オーストリアですね(笑)。これって白が定番でありますよね?」
家内「私の愛するミュラー・グロースマンのロゼです(笑)。白は美味しい美味しいグリューナー・ヴェリトリーナです。これは黒葡萄のツヴァイゲルトから作ったロゼです。」
「あー!凄い辛口(笑)。香りも凄い(笑)。」
「口の中に入れると何処までも突き進む(笑)。梅雨時まで待つ理由が解りますね
(笑)。」
「一口目はちょっとガスっぽさを感じたけど、二口目にじっくり飲むとガスは無い(笑)。不思議(笑)。」
「こんなに辛口のロゼってあるんですね(笑)。」
私「フランス、イタリアやスペインのロゼ
は若干甘味を残します。ここまでからくちのロゼは初体験です(笑)。斬新かと(笑)。」
「酸っぱいと言えば酸っぱいんだけど(笑)
、酸っぱいだけじゃない。フランボワーズやチェリー、小粒のプラムの果実が伴っているし、旨味もある。」
「薄い感じではないよね(笑)。詰まっている。」
私「なんと残糖分は1g/Lほどです。総酸は1L中7gを越えています。もちろんマロラクティック発酵はしていませんが。」
「僕の友達で梅雨時には酸っぱいアリゴテを飲む!なんて言う人がいますけど(笑)、
その気持ち解るな(笑)。」
私「ヴィレーヌなんかのブーズロン・アリゴテですね(笑)。ブルゴーニュのこてこてのアリゴテじゃなくてね(笑)。」
「そうそう、ジャイエ・ジルみたいなアリゴテじゃないアリゴテです(笑)。酸っぱい系のアリゴテです。」
「このワイントマトを漬かった冷製パスタなんか鉄板の相性だろうなぁ(笑)。」
「それ鉄板(笑)!」
「野菜 アスパラ!」
「アスパラの素揚げ!塩だけ振ってね(笑)。」
「基本ワインに甘さがないから食べ物には合わせやすいよね。ソース焼きそば!紅しょうがたっぷりのせたら美味しいかな
(笑)。」
「これだけドライで完成したスタイルだから、ワイン自体をソース的に使えそう(笑)
。大根おろしソースなんてどう(笑)?」
「夏バテ防止!クエン酸チャージ(笑)!」
「焼き鳥って梅肉を挟んだヤツなんか合うよね(笑)。鶏皮のとろけるような焼き鳥も良さそう(笑)。」
家内「やはり中欧オーストリアのワインですから、豚肉の油には基本合わせやすいですね。あと穀物系の油もオッケーかな。」
「そうすると中華料理もイイかな(笑)。」
「野菜を塩降っただけでも楽しめそう(笑)。」
●ブリック・ド・ビアンク 2019年 ルカ・フェラリス イタリア ピエモンテ 赤 ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G. 750ml 2168円税込み
「マスキューさん!ルケって何ですか(笑)
?」
家内「イタリア・ピエモンテの在来品種です!」
私「2010年にD.O.C.G.に昇格しました。」
「へぇー、そんなD.O.C.G.あるんですね(笑)。知らなかった!」
私「今日のトリはルケ生産の第一人者フェラリスの飲みやすく作ったルケと伝統的なスタイルのルケ2連発です(笑)。まずは飲みやすく作ったルケからどうぞ!」
「おっ!旨いけど独特の香り(笑)。飲みやすいと言ってもスイスイは飲めないよ(笑)
。」
「経験したことの無い香り味わい。なんと表現すればよいのか…。」
「うんうん。複雑。色々な香りがする。」
「このワイン、決して軽くないですよ(笑)
。飲みやすく作ってコレだもんね(笑)。」
私「抜栓してから1週間は余裕で楽しめます(笑)。原料葡萄の生命力は圧倒的です。
」
「独特の漢方薬みたいな香り…。昔台湾に初めて行った時に飲んだプーアル茶に似てる。真っ黒だったなぁ(笑)。」
「マスキューさんのブログに書いてあった
苦味 クミって読むんでしたっけ。飲んで解りましたよ(笑)。」
「山の草の実。この香り日本人に親しみがありますね(笑)。」
「でもジビエやラム肉なんかにはとても合いそう。」
「昔沖縄に旅行に行った時に食べた『山羊蕎麦』だったら合うかも(笑)。強烈な香り匂いでした(笑)。」
「色々なスパイスを入れたカレーを作ってこのワインに合わせたいな(笑)!」
「野バラ、プラム、ベリー、チェリー等の果実味はあくまでも野にある自然なもの
。強烈だけど変にデフォルメしていない
(笑)。」
「店長!店長曰くの 鮎に合わせたい!は共感ポイント!」
私「ありがとうございます(笑)!私は鮎なんですよね(笑)。」
「そうそう。シシャモじゃダメ(笑)。」
「苦い味わいですよね(笑)。私琵琶湖の鮎しか食べたことがありませんが。美味しいですよね(笑)。」
「それってかなり高級じゃないんですかぁ
(笑)!たしか琵琶湖の子鮎って有名ですよね。」
「居なかが岐阜なので川に簀立てした上で食べた鮎が元風景(笑)。何匹でも食べれちゃう(笑)。」
家内「私は田舎育ちなので(笑)、小さい頃祖母がタケノコを剥いた皮に、梅干しの種を抜いた果肉を挟んでチュウチュウ舐めた味わいが忘れられません(笑)。このワインの味に通じます(笑)。」
「確かに色はガーネットですから、ちょっと熟成が進んだ感じはしますが…。かなりエアレーションしてるのかな?」
私「はい。発酵中10日間は一時間おきに10分ポンピング・オーバーするようです
。し過ぎ(笑)。色にそれが表れてますが、
実際には5年くらい経ってベストの状態になると思います。」
「マスキューさん、何故そこまで解るの?
」
私「コルクにD.I.A.M5使ってますから(大爆笑)。」
「ピノ・ノワール的ではありますよね。タンニンの抽出は押さえ目ですもんね。」
「旨味が凄いね。」
「店長!フリー・ランですよね?」
私「左様かと(笑)。さすが!無理なプレスはしてませんね。」
実は2週間ほど前に開けたものの残りがありましたので、急遽舐めていただきました(笑)。ちょっとしか無くて皆さんすべてにお試しいただけなくてコメンナサイ。
「えー!リキュール!」
「香りはあまり立たないけど中身の香りが凄い分量。」
「丸っきり酸化していない。本当にリキュール飲んでるみたい!」
●ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック 2019年 ルカ・フェラリス イタリア ピエモンテ 赤 ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G. 750ml 2640円税込み
「ええと、これが兄貴ですね(笑)。」
「おー!これは圧巻ですな(笑)。」
「でもコレあと1週間くらい経ってから飲んだ方が良いのでは(笑)?」
「10年くらいは寝かせておきたいね(笑)。
」
私「同じ生産者が同じ品種を使ってヴィンテージも同じです。作り方の違いです。」
「畑の違いは?」
私「5番目の方は若木の多い区画らしいですが、作り方の影響大です。」
「う~ん。これだけ飲むと途方に暮れますね(笑)。5番目を前もって飲んでいるから繋がる(笑)。」
「マスキューさん!芸が細かい(笑)!」
私・家内「単純に趣味です(笑)。」
私「実はこの6番目のワインは去年マスキューに入荷しておりました。ただこれをいきなり出しても皆さんを惑わせるだけと思い、試飲会でのデビューは躊躇しておりました。今月弟の4番目を飲みセットでお試し出来るとなった訳でございます。」
「それにしても中身の詰まり方は半端じゃないよね(笑)。5番目を先に飲んでるから香りの在り方、もともとのパワーなど繋がる(笑)。」
「今日は土曜日だから、昨日抜栓したんですよね。タンニンの分量が物凄いけれど、意地悪じゃない。舌の脇奥を刺すような渋みじゃなくて、舌の上にずっしり鎮座してるような重さを感じる(笑)。イイなぁ。」
私「そーなんです。香りのディテールははっきりしませんが、ちょっと苦味を伴いながらずっしり舌の上を押すような、高級なビターチョコに似たような感じです。」
「僕はこのワインを先行して購入しました
(笑)。」
私「Fさんだったら解ると思いました(笑)
。」
「何日に亘って飲んだのですがたしかに凄い。でもとても旨味があるんですね(笑)。例えば醤油とか味噌に合います。肉に飲み合わせを固定しなくても大丈夫だと思います。これは変態的な飲み方ですが(笑)
、三杯酢にも合うんですよ(笑)。今日5番目を飲んで府に落ちました。旨味なんですね。」
私「Fさんは固定概念に囚われませんね(笑)
。我々より上を行ってます(笑)。」
「それにしてもピエモンテってずるいですよね(笑)。だってバローロやバルバレスコ
ネッビオーロがあるからそれだけで充分じゃないですか(笑)!」
「その上ティモラッソやルケですよ(笑)。反則ですよ(笑)。」
家内「ペラベルガもあるし(笑)。うっしっし(笑)。」
皆さん『うっしっし』となれましたでしょうか(笑)?
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半
May 30, 2022 by weblogland |お客様が集中することなく適当にバラけたのは、皆様のご協力の賜物。お気遣いありがとうございました!
【特別限定品】
〇ベッラ・ストーリア・シャルドネ・オーガニック 2020年 チェーロ・エ・テッラ イタリア 白 ヴィーノ・ヴァリエターレ 750ml 865円税込み スクリュー・キャップ
「コレ飲みやすい(笑)!今日みたいに暑い日良いね(笑)。」
「かなり強めに冷やしてるけど、良し!」
「白ワインは冷やしすぎは良くないって言われるけど、ビールくらいに冷やして飲みたい時があるんだよね(笑)。」
「そりゃ、高級な白ワインなら冷やしすぎると香りを楽しめないから駄目だけど、爽やかな冷涼感が優先する時はうんと冷やしたいね(笑)。」
私「このワインは強く冷やすと甘い旨味があってとても飲みやすいチャーミングな白ワインです。温度が上がるとシャルドネっぽさがしっかり出てきます。」
「なるほど軽くて飲みやすいけど、水っぽい訳じゃないんだよね(笑)。」
「マスキューさん!このワイン、ヴェネトとシチリアのシャルドネを半々ブレンドしているんですよね。そんなこんな感じ全然しない。」
「喉に引っ掛かったり、変な癖がない。とてもニュートラル(笑)。」
私「冷やして飲めるように若干残糖分を残していますが、ベタつかないギリギリの塩梅です。もちろんそれは酸やアルコール分とのバランスによりますが、それらをラボで分析して作り上げているかと(笑)
。」
家内「基本的にはヴェネトの酸とシチリアのボディーを併せ持つワインを目指したようです。ヴェネトでそれを両立させるならかなり高いワインになりますよね(笑)。」
「うんうん。このワイン値段は安いが安っぽくないですな(笑)。」
私「抜栓してからの持ちも良いです。崩れません。」
「これってオーガニックでビオでもあるんですよね。この値段で出来るんですね(笑)
?」
家内「最新の機材を使えば認証の基準はクリアできるようです。しかも大量に生産することも出来る。ある意味大したものです(笑)。」
「それってビオ系ワインの手作り感のイメージに反しますよね?」
私「仰る通り!この善し悪しを決めるのは飲み手です。」
「コスト・パフォーマンスに優れているからこのワインはオッケー(笑)!」
「マスキューさん、このワイン馬鹿に安いですよね。訳ありですか(笑)?」
私「インポーターさんの在庫調整に協力した結果でございます(笑)。然るに限定価格での期間限定販売となります。」
「マスキューさん!それって〇グリさんですよね(笑)。近所のワイン・ショップでも売ってましたよ(笑)。」
私「えへへ。ばれましたね(笑)。〇グリさんはこの価格帯の扱いでは欠かせないインポーターさんです(笑)。」
【特別限定品】
●ベッラ・ストーリア・メルロー・オーガニック 2020年 チェーロ・エ・テッラ
イタリア 赤 ヴィーノ・ヴァリエターレ 750ml 865円税込み スクリュー・キャップ
「おっ、この赤も冷やすのですね(笑)。渋くない(笑)?」
家内「赤ワインは冷やすとタンニンをより渋く感じますが、これはさほど嫌味に感じません。温度が上がるとメルローらしさがよりはっきり感じられます(笑)。」
「これは重宝なワインですよ(笑)。冷して清涼感を楽しんで、温度が上がって来ると赤ワインの柔らかなタンニンやメルローの香りも楽しめる(笑)。しかもスクリュー・キャップだから冷蔵庫に無造作に入れても大丈夫(笑)。」
「かなり強めに冷しても大丈夫ですね。こんなスタイルの赤ワインあるのですね。」
私「ミクロ・オダシオンをしてタンニンの収斂性を押さえていると思います。微粒の酸素をワインに供給することで過剰なタンニンを重合し落としかつ柔らかくする技術です。あとこの赤も若干の残糖分を残していますので、冷やしても違和感のない仕上がりとなっていると思います。」
「完全に計算づく(笑)。でも美味しいんだよね(笑)。」
「マスキューさん!この赤ワイン、先日先行していただきましたが、ロースト・パプリカのオリーブ・オイル・マリネにぴったり合いますよ!」
私「Aさん、どうやって作るんですか?」
Aさん「オーブンで肉厚のパプリカを20分ほど焼くと皮が焦げてとれます。それをオリーブ・オイルでマリネするだけ(笑)。
バゲット噛りながらこのワインを飲むと実に美味しいです(笑)。」
家内「それイイですね。」
Aさん「ワタシはニンニクは入れませんでしたが、ロバート・デニーロ主演の『マラビータ』にも出てきますよ!」
(映画祭好きの家内とAさん大盛り上がりです!)
このワインが本領発揮したのが試飲会二日目の土曜日です。
「マスキューさん!この赤ワイン美味しい
(笑)。」
「う~ん。マスキューさんの試飲会は二日目の土曜日の昼頃来るのがベストですな(笑)。マスキューさんのチョイスは翌日になるとより美味しくなるワインをチョイスしているからね(笑)。開けたて全開のものもレストランでは良いのですが、家飲みだと翌日、翌々日まで楽しみたい(笑)!」
私「マスキューのスタイルを熟知されてます(笑)。持たないワインは宜しくないとの教育がチョイスの基本となります。もっともオールド・ヴィンテージは別ですが(笑)。」
「それにしてもこの赤ワイン、冷しても温度が上がっても良いですね。このメルローの香りは2,000円近いレベルですよ(笑)
。」
私「ありがとうございます!」
「温度が上がると香りが出る出る(笑)。」
家内「冷やしたり暖めたり、ワインにとっては過酷な扱いなのですが、バランスを崩しません。もともとの葡萄の良さがあってこそ。もちろん生産者のチェーロ・エ・テッラの力量は素晴らしい!」
「う~ん。この値段で…。絶句ものだね。
」
この赤ワイン期間限定ということもあり、余分に在庫しており試飲会で足りなくなることは無かろうと思っておりましたが、まさかまさかの完売となりました。もちろんそれは休み明けに速攻発注するつもりですが…。神に祈る気持ちでございます!
●【特別限定品】
キュヴェ・ジャン・ポール・ルージュ 2020年 ブティノ 南フランス ローヌ
I.G.P.ヴォークリューズ 赤 750ml 1021円税込み スクリュー・キャップ
「マスキューさん!限定品が3連発ですかぁ(笑)。」
私「ケチなマスキューらしくて宜しいかと(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「コレ飲みやすい(笑)。スイ、スイいけちゃう(笑)。」
「うん。凄く飲みやすい。前の赤ワインも飲みやすかったけど、飲みやすさのニュアンス違うよね(笑)。」
「大人しくてしっとりしていて、昔よく好んで飲んだ味だね(笑)。」
「ローヌ味(笑)。グルナッシュの甘さはイイなぁ(笑)。ほっとするよね。」
「このワイン、旨味が綺麗だよね。派手じゃないけどジンワリ美味しい(笑)。」
家内「グルナッシュ、シラーのブレンドです。最近適当なローヌの赤が無くて困ってました(笑)。価格もデイリーなので良し
かな(笑)?」
「これってコート・デュ・ローヌA.C.ですか?」
私「ヴォークリューズI.G.P.です。コート・デュ・ローヌ域外の葡萄も使っているのだと思います。生産者のブティノ社はとにかくデカイですから(笑)。」
家内「創業は1980年代と古くはなく、イギリス人が興したワイナリーが元です。今や世界中でワインを作るほど(笑)。」
「このラベルもアメリカ向けかな(笑)。」
「バーボンのラベルみたい(笑)。」
「西部劇っぽいデザイン(笑)。」
私「アメリカで沢山売れたようです(笑)。
」
「グローバル・ワイナリーの走りですね(笑)。さすがイギリス人!」
「でもさぁ。イギリス人だからこそワイン ワインビジネスにも精通してるんだろうな。」
「2020年でちょっと若いけど、ワインは並み頃だし、クオリティーも高いよね(笑)。」
私「しっかり飲み頃ですが、抜栓後の持ちも良い。はじめはすぐにダメになるかもしれないと思っていましたが、さすがブティノです。」
「なるほどね。ちょっと良いコート・デュ・ローヌって飲み頃になるまで時間がかかるし、お値段も高い(笑)。このワインはそこを突いたのかな(笑)。」
家内「このキュヴェ・ジャン・ポールはブティノのグローバル戦略の尖兵ですね(笑)。」
私「供出温度は15℃くらいでもオッケーです。セラーから取り出してすぐに楽しめます。タニックではなくちゃんと旨味を感じますから重くなく、この暑くなる時期にはぴったりかと(笑)。」
「コート・デュ・ローヌって寒い時期に飲むワインの印象ですよね(笑)。そうするとコレは斬新なのかな?」
「軽くて飲みやすいんだけど水っぽくない。旨味に癒される(笑)。」
「こんなワインを毎日飲めたら幸せかも(笑)。可能な価格だし(笑)。」
私「こうしたワインを飲み続けるのはワインを覚える近道です。美味しく感じたビギナーの方は10本くらい飲み続けるとワイン理解の近道です(笑)。誤解しないでくださいね、これを売ろうとするキャッチ・フレーズではなく本当のことです(笑)。特に若い方におすすめです。」
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桝久 試飲会リポート 後半
May 03, 2022 by weblogland |●ラングドック 2016年 トラディシオン ドメーヌ・ル・ヌーヴォー・モンド フランス ラングドックA.C. 赤 750ml 1885円税込み
「おー!コレ良いなぁ(笑)。美しい(笑)。
」
「甘さがイイね。ガッツリ甘くて好きだな
(笑)。」
「パワーバランス取れている(笑)。ステーキ食べながら飲みたいね(笑)。」
「すき焼き!絶対に合う(笑)!」
「あー、すき焼きですかぁ。涎が止まりませんね(笑)。」
「焼き鳥も行けそう(笑)。甘辛い醤油タレは合うよ(笑)。」
「私には強すぎる(笑)。無理(笑)。」
「でもさぁ、これだけパワーがあるのは凄いよね(笑)。それだけでも高度(笑)。」
「これってセパージュは何ですか?」
家内「シラー60%、グルナッシュ30%、ムールヴェドル10%です。」
「この凝縮したブラムの香りはグルナッシュですよね?」
私「シラーっぽい香りはあまりしませんね
。シラーはがっちりした構造に作用しているようですね。」
「う~ん。いかにもラングドックですな(笑)。しかも飲み頃(笑)。」
「割りと深みがある。黒トリュフのようなミネラル、海藻の香りが底にある。」
「甘い香草のニュアンスもある。」
私「ここで問題です(笑)。このワインはアルコール分何パーセントでしょう(笑)?」
「高いには高いはず(笑)。14%はあるでしょう!」
「最近の流行りはアルコール分を13%以下に抑えたスタイルだけど、コレは違うな(笑)。がっちりクラシックなスタイル(笑)。14.5%!」
私「なんと15.1%でございます!辛口ワインとしての理論値レベルです(笑)。」
「そんなに高いのですかぁ!でも過熟した感じはないのですよね。」
「ワイン自体のパワーは凄いけれど、無理やり感は無い。ナチュラル・パワーですね(笑)。」
「私このハイ・パワー好き(笑)。決定!(笑)」
私「収穫の際にあらかじめ決めた糖度になったら一気に収穫を開始してますね(笑)。
ブレが無いですよね(笑)。過熟しない最適
ギリギリにターゲットを据えるとアルコール分が15%となるようです。テロワールを最大限引き出してます。」
「過熟になるとどうなるのですか?」
家内「ジャムっぽくなったり、酸が足りずに抜けた味わいになったりします。基本バランスを取るのが難しくなります。」
「この生産者はラングドックの山側の寒暖差がある地域ですか?」
家内「それが海寄りの平地。あまり寒暖差の無いところです。このドメーヌ・ル・ヌーヴォー・モンド生産者としては有名で評価の高い生産者です。」
「コンダミンベルトランやフォンドゥースなんかとはスタイルが違いますよね(笑)
。」
私「はい。コンダミンベルトランやフォンドゥースはペズナスのちょっと標高の高いグラン・クリュと呼ばれる恵まれた地所。ヌーヴォー・モンドとは出来上がるワインのスタイルは明確に違いますよね
(笑)。」
「あー、あの犬ラベルのワインですね(笑)
。うんうん。確かに違う(笑)。」
家内「コレも飲み頃に入った2016年ヴィンテージをわざわざ出してくれました。ありがたいことです。」
●パンノンハルミ トリコッシュ レッド 2020年 パンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセト ハンガリー 赤 ノーザン・トランスダニュービア地方 パンノンハルマ地区 750ml 2150円税込みスクリュー・キャップ
「旨いなあ(笑)。癒されるね(笑)。」
「余韻が長くて品が良い。ピノ・ノワール飲んでるみたい(笑)。でもブルゴーニュとはちょっと違う(笑)?」
家内「そーですよね(笑)。ロワール辺りに有りそうな(笑)。」
「これってピノ・ノワール100%ですか?」
私「ピノ・ノワール40%、メルロー40%、カベルネ・フラン20%。ピノ・ノワール100%で作れば良いものを(笑)。このバンノンハルマ大修道院では以前のワイン生産をものです。」
家内「1996年から世界遺産となっていますので、世界各地から信者や観光客が来ますので、『誰もが知っているセパージュでワイン作りをする。』と言うことらしいです(笑)。」
「でも不思議なセパージュですよね。普通メルローとピノ・ノワールを混ぜたりしませんよね(笑)?」
「でもさぁ、美味しいんだよね(笑)。マスキューさん曰くの『折り合いが良い。』
(笑)。」
私「そーなんです。メルローとピノ・ノワールはフランスでは収穫期が2ヶ月くらいは離れますから、混ぜて醸造出来ません
。でもこのワインは一緒に醸造したような折り合いの良さを感じます。不思議なワインです。」
家内「混植・混醸しているような折り合いの良さ。またアルコール分も14%と高く、ハンガリーでは異例なレベルです。
」
「混植・混醸?」
家内「違う品種を一緒に植えて一緒に醸造することです。そうすると自然と収穫期が同じになるとか(笑)。オーストリアではゲミシュター・サッツと呼ばれ、割りとよく行われるようです。」
「へぇー、母木は違うけど、花粉は混じるからかな(笑)?」
私「ハイ・ブリットの優位性を感じますよね(笑)。」
「マスキューさん!このワイン定番ですよね。私がマスキュー試飲会に初めて来てはまったワインです(笑)。この2020年ヴィンテージは素晴らしいですね(笑)。」
私「ありがとうございます。2020年が驚くほどの出来映えなので、また試飲会に出しました(笑)。」
「う~ん。アルコール分が14%のピノ・ノワールとは思えない!」
「ニューワールドなんかだと高いアルコール分のピノ・ノワールはあるけど、こんなに果実味ははっきりしない。ぼやけるよね(笑)。」
「ハンガリーって内陸だから寒暖差の大きい大陸性気候だからかな?」
●サヴィニ・レ・ボーヌ2017年 ドメーヌ・ルシアン・ジャコブ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 4980円税込み
「う~ん!高貴!」
「上物ですな(笑)。」
「滑らかで繊細。引き込まれる(笑)。余韻の美しいこと(笑)。」
「チェリー!とても女性的(笑)。それも血統の良さを感じる。こんなこと言うと女性差別になるかな。コメンナサイ(笑)。
」
「威厳がある。女性にそう言うとコレも差別になるのかな(笑)?」
「だったら品格がある女性と言えばオッケーかな(笑)?」
私「ブルゴーニュの上物。一級品ですね。」
「マスキューさん何年か前に試飲会にこのワインを出しましたよね。それと競べると良くなったとブログに書いてましたが、具体的にはどう良くなったのですか
?」
私「2年前はまだ酸が元気過ぎて散漫でした。今、酸に方向性が出てきたように思います。カーテンのように折り重なる。」
「これからどうなるのですか?」
私「先のことは解りませんが(笑)、おそらくこの折り重なる様の大きさが増す。あと香りがリキュールっぽくなり凄みが増すような気がします。飲むと口の中がオーロラ状態になるかと(笑)。希望的観測かな(笑)。」
家内「あと3~5年後にもう一度飲んでみたいですね(笑)。」
私「今、確実に成長過程にあることは確かだと思います。」
「ブルゴーニュのピノ・ノワールって良いですよね(笑)。グラスが空になっても香りがしっかり残っている。正銘なんだよね(笑)。」
家内「グラスに注いだまま翌日になると梅昆布茶みたいになります(笑)。中にあるパワーが凄いです。」
私「小粒の梅、ちょっと塩辛さがあって凝縮感があるんですよね(笑)。ワイン自体のポテンシャルの高さを感じます。」
どうもありがとうございました!
岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半
May 01, 2022 by weblogland |昨日、一昨日とマスキュー試飲会にお越しくださりありがとうございました!
コロナ禍が長く続くなかマスキュー試飲会に参加されるお客様は自然と混む時間を避けるような傾向(笑)。なんとはなしにバラバラとお越しくださるようです。
我々も暇そうで暇ではない。かといって極度に疲れない(笑)。3時間ぶっ通しもなく、間に5分、10分のインターバルがありながらそれが続く感じです。老体の我々には好ましい(笑)。ありがとうございます!
「マスキューさん!今月の試飲会はチョイスが大変なのに6種類も出すんですか?ブログ読みましたよ(笑)。サンプルが全滅?
」
私「そーなんです(笑)。気になるインポーターさんから月初めに13本、月中に他のインポーターさんから8本。基本悪いワインではないのですが、マスキューの既存のラインナップを押し退けるほどではありませんでした。」
「どうやってチョイスしたのですか?」
私「機会があれば試飲会に使おうと思っていたものが数本(笑)。あとインポーターさんがマスキューの好みを察して持ち回って試飲差せてくれたものが数本ありました(笑)。」
「インポーターさんが試飲サンプルを持ち回ることがあるのですか?」
私「はい。コロナ禍のせいでインポーターさんも試飲会が出来ませんので、細々と数本持参で試飲させてくれたりします。割りと面白いものを持ってきてくれることが多く助かります。」
「なるほど!それって確率高そうですよね
(笑)。セールスマンも気合いが入る(笑)!
」
私「左様でございます(笑)。」
〇フィオーリ フェテアスカ・アルバ 2019年 ラダチーニ モルドヴァ 白 750ml 1414円税込み
私「この白ワインはマスキューの大定番でございます。今回ヴィンテージが2017→2019年に変わりとても美味しくなっておりました。そこで再登場となりました。」
家内「基本味わいは変わりませんが、スケール感が増しました(笑)。」
「おっ、花、白い花。それも取って付けたようなものじゃない。中からじんわり湧いてくる(笑)。それがグラスに注ぐと増す
。」
「柔らかで豊か。甘~い白い花(笑)。厚みがとてもある。でも甘い訳ではない。」
「厚みもあるんだけどちょっとフランス・ワインなんかの厚みとは違うんだよね(笑)。粘り?粘りが伴うって言うのかな。
」
家内「この粘性が東欧ワインの共通項です
。あと割りとスパイシーです。」
「あー!後味、余韻がとても長いのですが
、その余韻にスパイシーさがある(笑)!」
「それにしてもコスト・パフォーマンス高いですよね。とても良いワインですね(笑)。」
「このワイン、カレーに合う(笑)!」
私「時間が経ちますと植物のニュアンスが出てきます。この前の2017年メイクと比べると植物のニュアンスが出るまで時間が少し係るようです。」
家内「このワインを飲みながらアスパラやタケノコの天ぷら食べたい(笑)!」
私「この前ガリを齧りながらこのワインを飲んだらとても合いましたよ(笑)。」
「あー、なるほどね。植物 青臭いようなニュアンスに合うんですね(笑)。中華料理 色々な野菜を炒めるようなものには何でも合いそうですね(笑)。」
家内「胡麻油、サラダ油、あと豚肉の油には鉄板の相性です(笑)。」
「我々日本人にはとても使いやすいワインですね。食事のための白ワイン!」
「先日ニュースを見ていたら今回の戦争がモルドバに拡大しそうですね。」
「モルドバ、ヤバそうですよね。」
私「ラダチーニやアスコニ・ワイナリーはウクライナの避難民の受け入れをしているようです。」
「ワイナリーって広いから格好ですよね。
」
「そんな避難民を抱えたところに戦禍が及んだら大変なことになる!」
「今モルドバのワイナリーは避難所になっていますからワイン作りどころではないようです。作業出来ないようです。」
「この上ロシアが戦車が畑を蹂躙し、地雷を敷設したりしたら、ワイン産業はまた振り出し 振り出し以前になる。」
私「復興に30年くらいかかります。今あるモルドバのワイナリーはEUからの補助金や資本によって作られており、返済はワインの現物で行われいます。」
「もともとモルドバって農業国で貧しい国。ウクライナのように工業化されていない。ロシア系の住民がいるのが口実で侵攻するなんておかしいよね。ロシア系って言ってもモルドバに住んでるんだから。」
「ロシアって国境の意識が希薄だよね。ロシア語話して国教徒がいればそこはロシアだからねぇ。」
〇ビショッフスクロイツ ゲヴュルツトラミネール 2020年 カール・フォフマン プファルツ Q.b,a. トロッケン 白 750ml 1791円税込み スクリュー・キャップ
私「このワイン、開けたては少しガスっぽい。ガスが若干残ってますが、徐々に消えていきます。SO2の量が少ないのかな(笑)?」
「あぁ、なるほどね。ハチハチしてますね
。でも香りが物凄いから気にならない(笑)。甘~い、香り!」
「厚みもしっかりある。ワインの濃度と香りの分量のバランスが良いですね(笑)。しかも辛口なんだよね(笑)。」
「液体も香りも濃厚(笑)。薔薇の花。薔薇園に行ったみたい(笑)。」
私「川崎の生田緑地にある薔薇園を思い出しました(笑)。あのときは一生分の薔薇の香りを吸い込みました(笑)。」
「ゲヴュルツトラミネール!コレですよねコレ(笑)!」
「店長!アルザスのゲヴュルツトラミネールとは違って重くない(笑)!」
私「残糖分は1リットル中5.9gですからアルザスのものより少ないですね。」
家内「ドイツのプファルツってフランスのアルザスの地続き。より北側です。ワインもアルザスより冷涼な感じがします。」
「そうそう。国が違っても畑が両国の国境をまたいでいるんだよね(笑)。やはり大陸だよね。」
「固定資産税はどっちに払うのかな(笑)?
」
「このワインは後味にスパイシーさがある
。あと薔薇の花だけではなく茎や葉っぱのグリーンなニュアンスも感じます。」
「コレ、カレーに合うかも(笑)。」
「うんうん。スパイスをたっぷり使った野菜カレーなんか良さそう(笑)。」
「最初に飲んだモルドバの白ワインと同じような食べ合わせのワインですよね(笑)。」
私「おー!さすが!僭越ながら、私もそう思っておりました。」
「と言うことはこのワインもガリをガリガリしながら飲むと美味しい(笑)?」
私「左様で!ガリをガリガリでございます
(笑)。」
「なんか解る(笑)!ガリって甘さもあるから絶対にこのワインに合うよね(笑)。」
家内「青い植物を意識しますね(笑)。」
「アルザスのゲヴュルツトラミネールって高いですよね。最低でも3,000円以上しますよね。ガリをガリガリするには高過ぎる(笑)。」
「ネギとか生姜に合うよね(笑)。」
「う~ん。デイリーなゲヴュルツトラミネールって無いですよね(笑)。ここにあったか(笑)。」
「少なくともアルザスには無い(笑)。」
家内「これもアスパラとタケノコの天ぷらに合わせたい(笑)!」
「後の赤ワインを飲んでからこのワインに戻っても何ら違和感がない。実にしっかりしてますな。かといってくどくないのが秀逸(笑)。」
「マスキューさん!コレもQbaですね。Qbaのドイツワインってカッツやリープフラウミルヒの甘口しかないと思ってましたが(笑)、こうした辛口のしっかりした白ワインがあるのですね。イノヴェーションしてるな(笑)。」
「甘口にはもうこれ以上イノヴェーション出来ないよね(笑)。」
私「ドイツは著名産地が限られてますから
、ちょっと落ちるプファルツやナーエなどで赤ワインや辛口の白ワイン生産に意欲的な生産者が出てきています。」
「モーゼルなんて畑の値段が高そうだし、
所有しているのは長年続く名門ばかりだから離さないよね。」
●シャトー ラランド・モース 2012年 ボルドー フロンサック 赤 750ml 1791円税込み
「おっ、ボルドーですね。マスキューさん最近たまに試飲会でボルドー扱いますよね(笑)。」
私「たまにマスキューでも扱える掘り出し物があります(笑)。まっ、まっ、お試しくださいませ(笑)。」
「店長!コレ旨い!ブーケが堪らないですよ(笑)!」
「ボルドーってこんなに香りが綺麗なんですか(笑)?」
私「セパージュはメルローとカベルネ・ソーヴィニヨン。プラムとラズベリーの香りが漂いますね(笑)。とても状態が良いと思います。」
「え~と。2012年ヴィンテージですか。収穫から10年目かぁ。こうなるのに10年くらいはかかるってことですよね?」
家内「はい。熟成しなくてはこうはなりません。かといって古くさくないのが素晴らしい。」
私「開けたては若干の熟成香がしますが、徐々に消えていきます。そして果実感が全開かな(笑)。全開と言っても品が良いのが特徴ですね(笑)。」
「そう。品が良い!この一語だよね(笑)。余分な香りがない。とても洗練された香りなんだよね(笑)。」
「本格派だよね。熟成してるからタンニンがこなれて渋み感が香りと溶け込んで美しい。」
「樽のニュアンスも全くでしゃばらない(笑)。」
家内「もともと樽に頼らない作り方をしています。コンクリート・タンクと樽半々で1年ほどの熟成を経てから瓶詰めしています。樽もおそらく新樽ではないと思います。」
「樽熟成していないような…、口に当たるタンニンが無いですよね(笑)。」
「基本大人しいスタイルなんだけど、中からジワジワ良さが出てくる(笑)。」
「香りも軽やか。フワフワ漂う(笑)。」
私「折り合いが良くて、香りの重心が高いですよね(笑)。」
「コレがマスキューさん曰くの『折り合いが良い。』『重心が高い。』ってことなんですね(笑)。」
私「言葉で言うだけでは伝わりませんよね
(笑)。こうして一緒にティスティングすると確認出来ますよね。ありがとうございます!」
「マスキュー試飲会はコレが楽しいんだよね(笑)。」
私・家内「ありがとうございます(笑)!」
「マスキューさん、フロンサックってどの辺りですか?右岸ですよね。」
家内「右岸の端っこですか。ポムロールと川を挟んだ隣です。土壌もポムロールに似ており、ポスト・ポムロールとして一時期持て囃されました。」
「ポムロールと言えばペトリュスですね(笑)。」
私「はい(笑)。ペトリュスみたいな濃厚なスタイルを狙った訳です(笑)。土壌も似たような粘土質ですし。でもですね(笑)、
そうは成らなかったようです(笑)。こうしたエレガントなスタイルの方がフロンサックには合う気がします(笑)。ペトリュスみたいな練っとりしたメルローにはならないようです(笑)。」
家内「若い内は練っとり感はありますが、持続しないようです。」
「なるほど(笑)。濃ければ良いという訳でも無いですしね(笑)。」
「私建築の仕事をしています。引き渡しの時に『花嫁を送り出す』気持ちなのですが、それは引き渡し後には劣化することを意味しています(大きな声では言えませんが(笑)。)。このワインは10年経って花嫁になっている。ワインって凄い(笑)!」
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今日さらにサンプルの試飲をしていました(笑)。
Apr 22, 2022 by weblogland |今日さらにサンプルの試飲をしていました(笑)。
来週の週末まであと1週間なのにですよ(笑)!
当然のように呼び出されたマスキューのテイスターのKさん。ご迷惑お許しを!
私「今回のサンプルどうでした?基本悪いワインではないのですが…。」
Kさん「値段も安いし悪くはないですよね
。う~ん。」
家内「それなりと言えばそれなりかな(笑)。」
Kさん「おっ!コレは美味しい!っていうインパクトがないですよね(笑)。」
私「そーなんですよ(笑)。これは!っていうワインならこの場で即決しますもんね(笑)。」
家内「何をおいてもこのワインを試飲会に出したい!この衝動がない(笑)。」
そんなこんなでまたまた轟沈(笑)。笑ってる場合ではありませんが、ダメなものはダメ(笑)。こんな時の切り替えが早いのもマスキューの技。引き出しからゴソゴソと引っ張り出すのもお手のものかな(笑)?
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まさかの展開でございました
Apr 10, 2022 by weblogland |昨日、今日と取り寄せたサンプルの試飲をしてましたが、どうやら全滅(笑)。
決して悪いワインではないのですが、見合いませんでした。2000円弱ほどで売れる価格帯のワイン13本。まさか1本も当たらないとは!1,000円以下の美味しいワインを探すのは至難の技ですが、2000円くらいまでゾーンを広げたので1~2本は当たるだろうとたかを括っていました。
まさか、まさかの展開でございました。トホホ(笑)。
まあ、こんなこともある!でもですねサンプルと言っても只ではない。ちょっとショックだなぁ。
さあ、次、次!
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ダニエル・ショタールのサンセール2019年を飲みました
Apr 09, 2022 by weblogland |飲みながらテレビを観ていると音楽番組。スーパーフライが出てました。特に家内はスーパーフライの大ファン。
家内「スーパーフライって聞いてると泣けてくるんだよね。どこまでも伸びやかで、歌詞に励まされる(笑)。」
私「うんうん。ところでこのサンセールってスーパーフライみたいだよね(笑)。」
家内「そう!」
私「歌とワインのマリアージュだぁ(笑)。
どこまでも明るく伸びやか。空を飛ぶような気になるよね(笑)。」
家内「だからスーパーフライ(笑)。このサンセールもスーパーフライかな(笑)?」
私「やはりダニエル・ショタールのサンセールでなきゃスーパーフライにはなれない(笑)。」
家内「ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランじゃないんだよね。解るかな(笑)?」
私「深みがあるんだよね。スーパーフライの突き抜け方って単に突き抜けるだけじゃなくて、歌詞の内容が伴ってるよね。
そしてそれが一体どこまで届くのだろうか。限界が見えないよね(笑)。」
家内「ただ元気なだけじゃない。コレなんだよねコレ(笑)。」
勝手に盛り上がる夫婦でございます(笑)。
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桝久 試飲会リポート 後半
Mar 28, 2022 by weblogland |「マスキューさん!ロゼの後に白ですか?
意図を感じますよ(笑)。」
私「完全に読まれてますね(笑)。まっ、まっ、お試しあれ!」
「おっ!う~ん。イタリアの良い白ワイン
(笑)。北イタリアらしい。」
「『ティモラッソ』なんて知りませんでしたよ(笑)。イタリアって品種が多い上にそれぞれが特徴的ですよね(笑)。」
「力強さとエレガントさ。その上ユニーク
(笑)。」
「深くて優しい。ハーブのニュアンスたっぷり(笑)。高級。」
「植物っぽいですよね。薬草だったり甘草
だったり、木の実。白い花。複雑だよなぁ(笑)。」
家内「コレ飲みながらいただいたナッツ食べるとマリアージュしますね(笑)。美味しい!」
「桃や梨の香りは味わいと一致してるし、燻製チーズには絶対に合う(笑)。」
「ハードタイプのスモークしたチーズだな
。」
「ワインに豆っぽさもあるから、ナッツ類には合うはずですよ(笑)。実際に美味しい(笑)。」
「うんうん。これはイイ(笑)!相性バッチ・グー(笑)。古いかな(笑)。」
「桃やスモモの果実がしっかり。そして可憐でもある。マスキューさんが高貴と言うのも頷けますね(笑)。」
「桃も完熟した甘い桃じゃなくて、まだ少し青さが残ってる感じ。」
私「その青さがメロンっぽくもあるんですよね。」
「このままワイン、アルコール分はいかほどですか?」
家内「なんと14%あります。」
「そんなにあるんですか?もっと低いと思いましたよ(笑)。」
私「きっと晩熟性の品種だと思います。折り合いが良いですよね。」
「アルコール分が14%もあるのにアルコールを感じないのは何故ですか?」
家内「酸やエキス分がしっかり入っているのでバランスが取れているのだと思います。」
「良くワイン雑誌等で『高度なバランス』って誉め言葉で書かれてますが、コレがそれ?」
私「左様かと(笑)。旨味と香りでバランスを取っているようなスタイルかな。ガヴィのD.O.C.G.ガヴィ・デ・ガヴィに似てますよね。」
家内「古い(笑)!今はガヴィにコミューンの名前を付けたのがDOCGです。ガヴィ・デ・ガヴィとは言いませんよ(笑)。」
私「失礼いたしました!この『ティモラッソ』はD.O.C.G.のガヴィのコルテーゼ種にちょっと似てますよね。」
●ル・カブ・デ・ザコリット 2019年 ドメーヌ・デ・ザコル フランス ローヌ 赤 750ml 2980円税込み
私「ドメーヌ・デ・ザコルは、ニュイ・サン・ジョルジュ(ブルゴーニュ)のドメーヌ・ド・ラルロで天才醸造家と謳われたオリヴィエ・ルリッシュと、妻のフロランスが始めたドメーヌです。」
家内「ローヌの全く無名なワイン産地なんですよ(笑)。」
「う~ん。このワイン、口に入れて飲み込む時の甘さが高級ですな(笑)。」
「雑味がない!」
「葡萄本来の旨さがそのまま伝わってくる
。」
「甘くてジューシーでいかにも南フランス
。でも引き締まっている。酸とかタンニンが磨かれているよね(笑)。マスキューさん曰くのピノ・ノワール的って理解出来ましたよ(笑)。」
「飲み応えと飲みやすさが両立してる(笑)。」
「芯がしっかりしてるからまだまだ持ちそうですね(笑)。あと10年くらい経ってから飲んでみたいワインですね。」
私「南フランスにありがちな除梗100%のフレッシュ&フルーティーなものとはちょっと違います。一部全房発酵してるものが入っていますから生命力はあります
(笑)。」
「カベルネとは思えない(笑)。すいすい飲めるし、軽やかだけどしっかりしてる。このしっかり感がカベルネなのかな?」
私「やはり温暖な産地だと切れの良いカベルネ、ビビッドなカベルネにはならないようです。」
「暖かみが有りがたく感じますよね(笑)。
」
「タンニンが折り重なってる。でも重厚とまで言えない。これって生産者の意図なんですか?」
私「ラルロの作り方をだいぶ踏襲してるようですよね。プレスもほとんどしてないで上澄みだけで作った印象です。」
「このワインのアルコール分はいかほど?
」
家内「14%あります。」
「えっ!そんなに高いのですか?もっと低いかと思いましたよ(笑)。」
「そうなんだ!産地によって最適なアルコール分があるのですね(笑)。」
「そうそう。アルコール分だけじゃなくて
最適な出来上がりがある。」
私「そーなんです(笑)。産地によってベストな折り合いがあるみたいです。」
「もっとも極端に言うと生産者ごとに違う
。まあ、その平均がA.O.C.になるのかな
(笑)。」
「ワインって火との作ったものだけど、それだけじゃないところが面白いんだよね
(笑)。」
私「謎は謎を呼ぶけれど、全く取っ掛かりがない訳ではない。そこに私ははまっております(笑)。」
「ところでこのワインとナッツの相性抜群にイイ(笑)。すんごく美味しい!」
家内「木樽熟成してますから、よりマリアージュしやすいです(笑)。」
「このワインは木樽熟成してるんですか?
」
「樽熟成してるニュアンスはあまり感じませんよね。」
私「この塩梅が上手い!樽の香りがでしゃばらないように樽を使っています。」
「ワインの深みや味わいをより良くするために樽熟成してますよね。エレガントですね(笑)。さすがラルロの元醸造長!」
私「天才と言われる所以ですね(笑)。」
「我が家の料理でこのワインを合わすのは無理だな。ワインだけが独走体制になっちゃいますよ(大爆笑)。」
頂き物ではありますが、ナッツ大活躍でございました(笑)。
Wさん、ありがとうございました!
●モレーンニコ 2018年 ロヴェロッティー イタリア ピエモンテ 赤 コリーネ・ノヴァレッジD.O.C.750ml 3300円税込み
「おー!香りが突き抜ける(笑)。」
「酸っぱい系(笑)。とてもドライ。辛口だよね。」
「色は4番目に比べたら薄い。でも味わいはとても強い。小粒のプラムやベリーが弾ける(笑)。」
「4番目のワインがしっかりしてるからそのあとはそれ以上強くないと無理なんだけど、コレなら太刀打ち出来ますね(笑)
。見た目色が薄いので心配しましたが全然大丈夫(笑)。ワインの強さは色だけでは判断できませんね(笑)。」
私「バローロやバルバレスコのネッビオーロとは佇まいが違いますよね(笑)。」
「とてもミネラリーで切れ切れ(笑)。」
「バローロなんかだともっと重量感ありますよね(笑)。もっとファット。これって痩身だけど筋肉質。アスリートみたい(笑)。」
「ボディービルダーでは無いよね(笑)。」
家内「私の大好きなスパンナです。ネッビオーロのことをこのD.O.C.ではスパンナと呼びます。」
私「バローロ・バルバレスコ→ネッビオーロ、ゲンメ・コリーネ・ノヴァレッジ→スパンナ、ヴァルテリーナ→キアヴェンナスカ。ネッビオーロのシノニムですが
、やはりそれぞれの特徴がありますよね
。」
「資格試験の勉強で覚えた(笑)。でも実際にスパンナを味わうのは初めてですよ(笑)。」
「コリーネ・ノヴァレッジのスパンナ飲むのは初めて(笑)。確かにネッビオーロとは違いますよね(笑)。」
私「生産者のロヴェロッティーのゲンメになると、生命力が10年以上の大物となります。」
「ロヴェロッティーって評価高いですよね
。」
家内「実はコリーネ・ノヴァレッジのスパンナをずっと探していました。何十年か前に飲んだきり出会えませんでした(笑)。
まさかゲンメの大御所ロヴェロッティーがリリースしてるとは!速攻で発注しちゃいました(笑)。」
スパンナの話になると家内は止められません(笑)。
家内「今回コリーネ・ノヴァレッジを調べたのですが記載・地図がほとんどありませんでした。」
私「ガティナラ、ゲンメの地図がありません。記載もちょっと触れるだけ(笑)。」
家内「ヒュー・ジョンソンの北イタリアの旅行本に載っていました!それによるとコリーネ・ノヴァレッジはゲンメを補完する広域のD.O.C.で、川を挟んだ隣のガティナラを補完しません。ガティナラではネッビオーロをスパンナとは言わないのです。」
私「日本人のイタリア・ワインの専門家もこの事を知ってる人は少ないですよ(笑)。試験にも出ないはず(笑)。実際に飲んでみてガティナラの方が暖かみのあるスタイルです。バローロよりですね(笑)。ゲンメとはだいぶ違います。」
「その話、マスキューさんらしいよね(笑)
。盲点シリーズ(笑)。」
家内「えっへん。」
「このワイン何に合わせますか?」
家内「う~ん。ジビエや熟成肉かなぁ?」
「塩で味付けしたホルモン!」
私「おー!それ良さそう(笑)。」
「新鮮で上質なホルモン。臭くなくて、焼くと綺麗な油が出るホルモン!」
「ハードタイプのチーズ…。ピエモンテでワインに浸けたチーズありましたよね(笑)。それそれ(笑)。」
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半
Mar 27, 2022 by weblogland |皆様のご協力で無事執り行うことが出来ました。ありがとうございました。

まず金曜日の一番乗りは浦和からお越しのWさん。H.K.S.15のセンター的存在です(笑)。
Wさん「実はこれ、スモークしたナッツです。軽井沢が本拠なのですが品川駅でも売っているので乗り換えのついでに買ってきました。ティスティングのお供にしてください(笑)。」
私「ありがとうございます。それでは早速
(笑)。ボリボリ。凄くスモークの香りが強いですね!」
Wさん「スモークしたあとキャラメルでコーティングしています。」
家内「ボリボリ(笑)。スパイスも入ってるのかな。美味しい!」
私「キャラメルでコーティングしてるけど、甘すぎない。ちょうど良い塩梅ですね。」
「ウイスキーには鉄板ですな(笑)。」
家内「後味がハニーでナッツィーなイタリアの白ワインに合うはず!」
私「皆さんにお試ししてもらいます。ありがとうございました!」
●ロス・カルドス カベルネ・ソーヴィニヨン 2020年 ドニャ・パウラ アルゼンチン 赤 ルハン・デ・クージョ 750ml 880円税込み スクリューキャップ(特別限定品)
私「残念ながら輸入終了につき大特価となります。決して売れ残りではありません(笑)!」
家内「フレッシュでフレンドリーなカベルネ・ソーヴィニヨンです。」
「小豆っぽい(笑)。」
「カベルネ!って間違いなく言える(笑)。」
「チリのカベルネとは違いますよね。チリより明るい感じ。」
「コレって値段のわりに濃い(笑)。もっと薄いと思いましたよ(笑)。」
「でも飲みやすい(笑)。すいすい飲める(笑)。普段飲みにはこういうワインがあると助かる。何も考えずに飲むには最適
。」
「うんうん。決して薄くはない(笑)。」
「そうですよね。いつもティスティングする訳じゃありませんから(笑)。ためらいなく、考えもなく赤ワインを飲む時には必要かな(笑)。」
「そうそう。でもそんなときに不味いワインだと奈落の底に落ちる(大爆笑)。」
「マスキューさん、このワインはなぜ輸入を止めるのですか?」
私「ファンドに経営権を売却したそうです。そうなって対応が変わったのが理由のようです。」
「ファンド系はドライ。お金儲けのことだけだからね。育てるような気はない。ハゲ鷹。」
「まあ、一般に会社だってお金にはシビアだし、お金を儲けるためのもの。個人が守銭奴になることを是とするけれど、理念はある。ファンドにはそれすらない(笑)。」
「特に海外のファンドは徹底してる(笑)。
」
私「そんな奴ら相手に太刀打ち出来るのは
日本だと〇ントリーくらいですよ(笑)。」
家内「あともともとニューワールドのワイン生産は大規模なだけに大量の資本の投下を必要とします。いきおいファンド系とは結びつき易いし相性も良い面があります。」
◎レ・ポッツェル ロゼ 2019年 カンディド イタリア プーリア ロゼ サリーチェ・サレンティーノD.O.C. 750ml 1493円税込み (特別限定品)
「マスキューさん!これも訳ありですか(笑)?」
私「そーなんです(笑)。これは某イタリアン・レストラン用のアイテムでしたがコロナ禍により宙に浮いてしまいました。困ったインポーターさんから提供していただきました。」
「サリーチェ・サレンティーノにロゼがあったんですね(笑)。初めて飲みました(笑)。」
「ガッチリしてる(笑)。でも乱暴ではないんですよね。」
家内「はい。アルコール分は12%。しっかり管理されています。」
「プーリアのワインって簡単にアルコール分が13~14なるよね。これはそうなる前に収穫したと言うことですね(笑)。」
「セパージュは?」
私「ネグロ・アマーロ95%、マルヴァジア・ネッラ5%。黒葡萄が原料です。いわゆるセニエ法で作られたロゼ・ワインです。赤ワイン作りの頭初に液体だけを抜く遣り方です。プレスしませんから旨味のあるワイン。贅沢なロゼ・ワインとなります。」
「ネグロ・アマーロだけのロゼって初めて飲みました(笑)。やはり赤のネグロ・アマーロ同様に香りが無い(笑)。」
「ロゼ色と言うよりトマト色(笑)。完熟したトマト色。トマト使った料理には合うよね(笑)。」
私「コーラルピンクですか。」
「ラタトゥイユなんかも合うかな。」
「味わいもロゼっぽくない(笑)。誉め言葉ですよ(笑)。」
「旨味が強いですよね(笑)。一口飲むと、また一口飲みたくなる(笑)。」
「マスキューさんがペペロンチーノに合うと言うのがよく解る(笑)。唐辛子使ったものだったら何でも行けそうですね。」
「ホルモン!」
家内「ローストビーフでも行けますね(笑)。」
「桜えびをのせたピザ!ドライトマトものせて(笑)。もちろんタバスコは必須(笑)。」
家内「桜えびのかき揚げ!丼つゆにも合いそう(笑)」
「色々な飲み併せが想像できるユーシフルなワインですね(笑)。」
「イタリアン・レストランの必須アイテムなのが頷けますね。」
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ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック 2019年
Mar 17, 2022 by weblogland |先日ブログで書いたルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック 2019年 ルカ・フェラリス イタリア ピエモンテ 赤 ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G. 750ml 2640円税込み

皆さんとても気になるようでご質問を受けました(笑)。
Fさん「マスキューさん『ルケ』ってどうなんですか(笑)?」
家内「とてもユニークです(笑)。マスキューの定番のペラベルガに似てるのですが、もっと強さがある。ペラベルガはアルコール分は13%ですがルケは15%もあります。私には無理(笑)。」
Fさん「へぇーそんなにあるんですか?甘いのですか?」
私「とてもドライですが、ボリュームを感じる甘さはあります。収穫はターゲット通りに完璧に行われたと思います(笑)。」
「店長は濃いワインが好きだから(笑)。」
家内「そーなんです(笑)。果実味も独特で赤や黒の小粒のものにリコリスの香りがあとから追ってきます。経験したことがありませんでした。」
私「まあ、作りにとことん尽力したワインであるのは確かかと。問題はユニークさかな(笑)?一般受けはしないから今月のマスキュー試飲会には出さないことにしました。」
家内「このワインをとても美味しく感じたのは抜栓してから1週間経ってからです(笑)。試飲会に出しても賛否両論、誤解されることもあるような気がしますので見送りました(笑)。」
Fさん「そんな話しを聞くと悩ましいですな(笑)。」
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桝久 試飲会リポート 後半
Feb 28, 2022 by weblogland |●ロ・プーロ ロッソ 2020年 コスタドーロ イタリア マルケI.G.P. 赤 750ml 1225円税込み
「マスキューさん、コレと前の白ワインは同じ生産者ですよね。両方ともヴィーガンって書いてありますが、ワインにもヴィーガンがあるのですか?ワイン自体は植物ですよね(笑)?」
家内「はい。仰る通りです。堆肥に動物性のものを使わなかったり、ワイン作りの工程で動物性のものは一切使わないということです。どうでも良いような気もしますが(笑)、ヨーロッパでは主流のようです。」
私「あとワインを濾過する時に一般に卵白わ使いますが、ヴィーガン・ワインではそれを避けます。」
「どうやって濾過するのですか?」
私「濾過しなかったり(笑)、珪藻土を使って濾過したりするようです。」
「珪藻土って微生物の化石ですよね。微生物はイイのかな(笑)?」
私「化石は石だから良いのかな(笑)?」
「ヴィーガンってちょっと怪しい(笑)。」
私「大きな声では言えませんが怪しい(笑)
。ちょっと教条的ですよね。でもワインを飲む人口の1割ほどヴィーガンの方がいるようなので、無視出来ないようです
。」
「凝れも白同様にビオっぽくないですね。飲みやすい(笑)。」
家内「醤油っぽさを感じますね。あと樟脳
かな。」
私「綺麗に完熟した葡萄を使ってますよね
(笑)。」
「マルケ辺りのワインって過熟したものが多いんだよね。でもコレはそんな感じない(笑)。黒いジャム飲んでるようなモンテプルチアーノって昔よくあったんだよね(笑)。」
Kさん「あの辺はとても貧しい場所。イタリアの中でもかなり辺境の地、何もない
(笑)。」
家内「だから作ったワインはブレンド用として北イタリアのワイン商に樽ごと売却していました。元詰めするところは限られていますし、実際に元詰めの歴史も新しいです。」
「このワインは小粒のベリーのニュアンスがあって良いですね。サンジョヴェーゼかな?」
私「はい!モンテプルチアーノのストロベリーのニュアンスは遅れて出てきます。チウ・チウなんかのモンテプルチアーノはちょっと暗いニュアンス。やはり古いワイナリーだかあって地元では一番良い地所のようですね(笑)。」
「甘い香草の香りがしますね。甘さがエレガント(笑)。」
私「甘さがでしゃばりません。白同様に残糖分は1L中2.7gとかなり少ないので、マルケのワインらしくない(笑)。自然なエレガンスを感じます。」
「余韻も長いし、欠点が無いよね(笑)。とても自然にスイスイ飲めちゃう(笑)。」
「暖かみを感じる。といって田舎臭くない
(笑)。」
「アルコール分はいかほどですか?」
家内「え~と。13.5%です。」
「そんなにある感じはしない。13%くらい
だと思いました。」
私「ちなみにチウ・チウの2020年のバッカスも同じ13.5%です。同じ糖度で収穫してるけど、出来上がるワインは違いますね(笑)。」
今回試飲会中にまさかの完売!
ごめんなさい!
休み明けにまた来ますからご安心してくださいね。
●メルロー 2018年 アントヌッティ イタリア フリウリ―ヴェネツィア・ジューリア 赤 D.O.C.フリウリ・グラーヴェ 750ml 1980円税込み
「おっ、またまたイタリアですね(笑)。」
私「今回はイタリアが5本です!南部、中部、北部の揃い踏みでございます(笑)。
」
Kさん「え~と。これはフリウリですね。イタリアでも平らなところですね(笑)。沖積地なんだけど、ワインは割と濃いんですよね(笑)。」
「あっ!高級そう(笑)。」
「うんうん。香りに重さ深さがある。ネットリしてる(笑)。」
「プラムの果実味か素晴らしい!」
「メルロー!ジャムっぽさも良し!」
私「黒トリュフの香りもプンプンしますね
(笑)。」
「うんうん。ポムロールのワインに似てるね(笑)。
「黒トリュフってどんな香りですか?」
私「はい。海苔の佃煮です(笑)。」
「あー!コレかぁ(笑)。高級さを凝縮した印象ですね(笑)。」
「でも海苔の佃煮って庶民的(大爆笑)。
」
「それじゃあ白トリュフってどんなに香りなんですか?」
私「さすがに白トリュフは食べたことありませんが、香りはニンニクです(笑)。」
「白トリュフって超高級品だよね。黒トリュフの10倍以上するんだって(笑)!」
「そうそう。白トリュフは栽培出来ないんだよね。」
「このワイン、本当に美しい(笑)。濃いには濃いんだけど、濃さよりも香りだよね
。」
私「さすが!」
「レストランで肉料理食べながら飲みたいね。牛肉かな?」
「品があるよね(笑)。」
家内「やはり美食の地ですから、ワインも磨かれてますね(笑)。」
「メルローって世界中どこでも作られてるよね。濃密でネットリしたのが目指される。これもその範疇なんだろうけど、品が良いんだよね。この点他とはちょっと違うかな(笑)。」
私「この辺は葡萄の収穫量も多いのですが
、割とワインが濃くなります。テロワールの優位性を感じます。」
家内「あと、抜栓直後の昨日より今日の方がふっくら感じます。香りも今日の方が立ちます。ワイン自体の構造の良さを感じます(笑)。」
「濃ければ濃いほど良い訳じゃないって思ってるんだろうな(笑)。レストランで食事しながら楽しむためのワインだよね(笑)
。」
「そうそう。星付きレストランじゃなくても、ちゃんとしたフリウリの郷土料理と合わせてみたいな(笑)。」
●レフォスコ・ダル・ペドゥンコロ・ロッソ2018年 アントヌッティ イタリア フリウリ―ヴェネツィア・ジューリア 赤 D.O.C.フリウリ・グラーヴェ 750ml
1980円税込み
「レフォスコ種、聞いたことがありません
(笑)。」
家内「正確にはレフォスコ・ダル・ペドゥンコロです(笑)。」
「長い(笑)!」
「おっ!血の味がする(笑)!」
Kさん「野性味があってラグレインに似てるね。」
「かなり複雑。ベーコン、肉を連想するね
。それもジビエ(笑)。」
「果実味は小粒のプラムかな。ギッチリ詰まってるね(笑)。全体の佇まいが個性的で良いね(笑)。」
私「これもメルロー同様に香りに求心力がありますよね(笑)。思想が似てる(笑)。」
家内「これって時間が経つとより飲みやすくなります。時間が経つとあの生々しさがフレンドリーに感じますよ(笑)。」
「2018年のフリウリは作柄が良さそうですね(笑)。」
「元々の香りのバランスの取り方は高度ですよね(笑)。」
Kさん「翌日飲むとあの野性味が飲みやすさに変わる(笑)。地元の良いレストランで飲みたいですな(笑)。きっとこれに合うジビエ料理を出してくれるはず(笑)。そんな経験すると料理とワインの味わいあとその旅行は一生の記憶になる。」
私「体験が味の記憶とともに永遠のものになりますよね(笑)。」
「フリウリ行ってみたい(笑)!」
家内「フリウリのワインってさりげなく美味しいですよね(笑)。過剰な濃さを求めなくてとてもイイ(笑)。」
Kさん「私フリウリのワインだとスキオペッティーノが大好きです(笑)。オリジナリティーがあって実に美味しい!特にブレッサン・ワイナリーかな(笑)。」
私「あのワインは反則ですよ(笑)。世界的に評価されてますもんね(笑)。コレと比べるとランクが違いますが、意図するエレガントさバランスの良さは共通してますね。」
家内「あのワインは料理無しでも記憶に残りますよ(笑)!」
皆様のこっそりサクッとのご協力ありがとうございました!大人のプレーに助けられました。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 後半
Jan 31, 2022 by weblogland |●シャトー・モーヴザン・バルトン 2011年 フランス ボルドー ムーリス・アン・メドック 赤 750ml 3300円税込み
「おおっ!これもボルドーですね。ボルドー3連発とは(笑)!意表を突かれるラインナップですよ(笑)。」
私「えへへ(笑)。恥ずかしながら…。たまたま良いものが有ったと言うことで(笑)…
。」
「2011年ですか。もう10年は経っているんですね。」
「う~ん。上品!立ち上がりも優しいし、旨味と果実味が合わさって…、美しい(笑)
!」
家内「シャトー・レオヴィル・バルトンのバルトン家が取得し2011年がファースト・リリースです。設備や樽を一新したようです。」
私「かなり資本投下したようです。」
「プラムの香りがしっとりしていて癒されますね(笑)。とても透明感があって上等な感じがしますよ(笑)。」
「磨かれた感じ(笑)。」
「この磨かれた感はお金なんですね(大爆笑)。」
私「実はこのワイン5年ほど前に扱いました。当時はまだガツンとした状態でまだまだ先々が楽しみと思いました。5,000円弱のマスキューには高級な価格でしたが、販売のラインナップに入れました。」
「あれ?そうすると今回はやけにお安いですよね(笑)?」
私「別のインポーターさんがスポットで提供してくださいました。」
「う~ん。10年の年月はワインにもお財布にも優しく作用したんですな(笑)。」
私「たまたまです(笑)。」
「マスキューさん、これが熟成のピークになるのですか?」
私「全然古さはありませんが、一度目のピークだと思います。しばらくこの状態は続きます。」
「たしかに疲れた感じは全く無いですよね
。でも若い早飲みのワインとは美味しさが違いますよね(笑)。美しい(笑)。」
「カベルネ・ソーヴィニヨンのニュアンスよりもメルロー印象が強いですね。セパージュは何ですか?」
家内「セパージュはメルロ46%、カベルネ・ソーヴィニヨン36%、カベルネ・フラン16%、プティ・ヴェルド2%です。メルローが主体ですが様々入れてますね。
」
「う~ん。余韻が複雑なのがセパージュの組合せによるのかな?」
「あと樽の香りはあまり感じませんよね?
」
私「10ヶ月ほどですから無理してませんね
。新樽比率も3割ちょっと。」
「そうすると一つ前に試飲したラルジャルテールより樽熟成期間は短いんですね。
」
「と言うことはラルジャルテールの方がヘビー?」
私「スタイルの差とご理解いただけると宜しいかと(笑)。」
「ラルジャルテールよりこっちの方が高そうには感じるな(笑)。」
●ブルゴーニュ ルージュ 2018年 ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリエ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2,980円税込み
「マスキューさん、このロシニョル・フェブリアのピノ・ノワールは定番ですよね
(笑)。」
私「はい!マスキューの大定番のピノ・ノワールでございます(笑)。2018年ヴィンテージはとても暑い気候でしたので、ワインのアルコール分が上がり過ぎてアルコリックになったり、酸が少なくなってスカスカのものが目立ちました。そんな中でベストな出来上がり。見事でございます(笑)。」
「コレ旨い!ピノ・ノワールらしい(笑)。
」
「とても高級な味わい(笑)。透明感があるよね。モーヴザン・バルトンも透明感があるけどちょっと違うんだよね。この透明感はピュアなピノ・ノワールの透明感かな。」
私「このピノ・ノワールはおそらくプレス果汁は使ってません。それ由来の透明感かと。」
「モーヴザン・バルトンはプレス果汁を使っているのですか?」
私「ボルドーは伝統的にプレス果汁を使います。10%くらいかな。そうすることで
ワインに重みを出します。ですから基本的に上澄みだけで作ったピノ・ノワールだけのブルゴーニュはボルドーと比べると高くなります。」
「う~ん。旨味が可愛くて泣けてくる(笑)
。」
「継ぎ目がないし、バランス、香りも良い
。」
家内「開けて翌日になるとストロベリーの果実味がより明瞭になります(笑)。」
「ボルドーの赤を2本飲んだ後でも全然負けていない!繊細だけどすごくしっかりしてる。」
「マスキューさん、このワインは木樽熟成してるのですか?」
家内「はい。古樽で1年くらいはしてると思います。」
「樽のニュアンスを感じませんよね。」
家内「酸がしっかりしているのと、生産者のスタイルですね(笑)。」
「そうそう。マスキューさん、普通試飲の順番はピノ・ノワールの方がボルドーの前ですよね。でも今回は逆。意図的ですね(笑)。」
私「読まれてますね(笑)。試飲会の前に一度しっかり飲んでますから(笑)。」
「マスキューさん、暑くて難しい2018年ヴィンテージで何故上手くワインが作れたのですか?」
家内「2018年のブルゴーニュを見ますとアルコール分が13~13.5%まで上がっています。ロシニョル・フェブリアのこのワインは12.5%です。過度に糖分が上がる前に収穫した訳です。」
私「所有畑が小さく目が行き届き、小さいゆえに収穫も手早く出来るということかと(笑)。」
「私このブルゴーニュ大好きでよく飲んでます(笑)。一度チーズ屋さんのワイン持ち込みワイン会に持って行ったところ、ナンバー1の評価を受けましたよ(笑)。実際どの作柄でも美味しい(笑)。」
「ところで今度オミクロンが収まったら仲間内で北海道の海鮮パーティーを開こうと思います。でもウェブで調べると生ものの生臭さがワインの鉄分に増幅されると書いてありました。生ものとワインは相性悪いのですかね?個人的には合うと思うのですが…。」
私「あれは特に生臭い検体で実験した結果です。新鮮な生ものは生臭くありませんから、ワインとマリアージュします(笑)。
罪な実験です(笑)。」
家内「新鮮なマグロや鰹なんてミョウガや生姜を醤油に溶いたり、ポン酢醤油使ったりすると美味しいですよね。」
私「ちょっと高級ですが大間のマグロの赤身なんか旨味があり馬刺しみたいですよ
(笑)。赤ワインが合わない訳ありませんよ
(笑)。ピノ・ノワールなんかイイですよ。」
家内「そうそう。最近発見したのですがSB食品が北海道産の山わさびのチューブ入りを発売しています。ホース・ラディッシュみたいに使えてとても良いです。おすすめかな(笑)。あと普通のワサビをすりおろさないでみじん切りにするのも重宝ですね(笑)。」
私・家内「生ものはワインに合います!特に新鮮な生ものはとても良くワインに合います!臭い生ものは合いません(笑)。お醤油との繋ぎをちょっと足すだけでオッケーです(笑)。」
どうもありがとうございました!
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桝久 試飲会リポート 前半
Jan 31, 2022 by weblogland |マスキューのお客様は大人。H.K.S.15にご協力ありがとうございました。
中には試飲せずにワインだけお買い求めくださったり、お待ちいただいてる間に散歩して時間を調整してくださったり、お陰さまで密、濃厚接触を避けることが出来ました。
ありがとうございました!
〇プレミアム ユファルク 2019年 トルナイ ハンガリー ショムロー 白 750ml 1555円税込み スクリュー・キャップ
「大きくラベルに書いてある『ユファルク』は品種名です。」
「マスキューさん!ユファルクですか?また変な品種探しましたね(笑)。しかもプレミア(笑)。」
家内「ハンガリーでもほとんど絶滅しかかっていたのを、このトルナイ・ワイナリーが復活させました。今では立派な地場品種です(笑)。」
私「品種としては凡庸といわれたり、素晴らしいポテンシャルがあると評価されたり、まだ評論家の評価も別れるようです。グローバルな品種でないことは確かかと(笑)。」
「なるほど、うんうん、ちょっとソーヴィニヨン・ブランっぽいかな?」
「割とニュートラルでふくよか。ちゃんと作ったワインですよね(笑)。」
「厚みを感じるな(笑)。」
「東欧らしい粘りがあるよね。」
家内「マスキューの定番のトカイ・フルミントはハンガリーの東端。もっと冷涼な感じ。イルシャイ・オリベールは西端でもう少しトロピカル。これはその中間くらいな感じがします。」
私「基本しっかりしており、ワインとしてのランクは高い方だと思います。輸入当初の値段がマスキューにはちょっと高級でしたので取り扱わなかったのですが、今回インポーターさんが輸入をやめるためお安く提供してくださいました。」
「マスキューさん得意技だね(笑)。」
私「さすがに2,500円で売る勇気はありません(笑)。このくらいでしたらお客様もご納得いただけるかと(笑)。」
「植物的な香りがしますよね。でもソーヴィニヨン・ブランのような感じではない。青い根菜類?」
私「セロリっぽい香りに変わっていきます
(笑)。」
「桃や柑橘類のニュアンスに植物っぽさが隠れている(笑)!面白い(笑)!」
「これ鍋に合うよ(笑)!白菜とネギをたっぷり。中には…、う~ん。カキ、カキがいい!ちょっと石灰っぽいニュアンスが
あるからカキがイイ!」
「鍋にはセロリは入れない方が良いですね
(笑)。」
私「石灰っぽさ、ミネラリー チョーキー
!このワインは後半になると強さが出てきますね(笑)。」
「普通開けてから時間が経つとふっくら飲み易くなるんだけど、このワインは違いますね(笑)。」
「酸やミネラル感がだんだん出てくる(笑)
。強いワインなんだね。」
「う~ん。優しいスパルタン(笑)?」
私「時間が経つとキャラクターがだいぶはっきりしてきています。」
「香味野菜をたっぷり入れた野菜カレーなんか合いそうですね(笑)。スパイシーさもあるワインですから絶対に合うはず(笑)。」
「胡椒を使う中華料理でもイイんじゃない
(笑)。」
「オーストリアのグリューナー・ヴェルトリーナとも共通するところありますよね
(笑)!」
「そうだよ!だってオーストリア・ハンガリー帝国だったんだからね(笑)。地続きだしね。」
「黒土地帯だね。」
〇レ・ボルドー・ド・モーカイユ 2016年
フランス ボルドー 白 750ml 1728円税込み
「マスキューさん、ボルドーの白なんて扱うんですか(笑)?」
私「ホント久しぶりでございます(笑)。まっ、まっ、お試しを(笑)。」
「厚みがあって美味しいね(笑)。」
「王道のボルドー・セック(笑)。良いね(笑)。」
私「ヴィンテージは2016年ですが、全く古さは感じません。」
「逆にフルーティーだから、もっと若いヴィンテージだと思いましたよ(笑)。」
家内「この白ワインはシャトー・モーカイユのネゴシアンぶもんが作ってます。アントゥル・ドゥ・メールにある自社畑で作ったソーヴィニヨン・ブランを70%使用しているそうです。残りのセミヨン30%の調達先は不明です(笑)。」
「アントゥル・ドゥ・メールのソーヴィニヨン・ブランだけだとこれ程のしっかりか感は出ないなぁ。」
私「そーなんです(笑)。ここからはワタシの妄想なのですが(笑)。加えられたセミヨンは、ソーテルヌ辺りの貴腐ワインに成り損なったものかと。貴腐由来の動物的なニュアンスを感じます。」
「後味のハニーさは心地良いね(笑)。」
「動物的なニュアンスあるね(笑)。麝香?
」
「う~ん。余韻も長くて上等な白ワインですな(笑)。ソーヴィニヨン・ブランの癖は感じません。実に良く出来ている。過不足無いね(笑)。」
家内「さすがモーカイユですね。親会社や関連会社のネットワークがありますから
調達先には多様な選択肢がありますね(笑)。ちなみにモーカイユ自体はドゥルト・フレールの所有です。」
「おー!ドゥルト・フレールですかぁ。超の名門大手だぁ(笑)。」
私「さらにさらに妄想なんですが(笑)、アントゥル・ドゥ・メールのソーヴィニヨン・ブランはアルコール分は11.5%くらいの過熟していないものを使い、それに13%くらいの過熟したセミヨンを加えることで出来上がり12%の折り合いの良い
仕上がりにしたかと(笑)。それ故か、ティスティングの後半になるとトマトやピーマンのような香りが出てきます(笑)。」
「酸はしっかり強いけど嫌みが無いよね(笑)。長い余韻は戸手も複雑に感じる。」
「うんうん。確かにトマトのニュアンスあるね(笑)。ラタトゥイユなんか合うね(笑)
。」
「野菜たっぷりの野菜カレーなんかも行けるんじゃない(笑)。」
「このワイン自体、スパイシーさと相性良い感じがする。」
「単純にホワイト・アスパラ食べたくなりましたよ(笑)。」
家内「単純にネゴスのワインは元詰めより格下ではありますが、こんな芸当も出来るし価格も抑えることも出来ます。」
「それならオッケー(笑)!」
●シャトー ラルジャンテール 2016年 フランス ボルドー メドックA.C. 赤 750ml 1791円税込み
「おっ、メドックの赤ですな(笑)。マスキューさん!何年ぶりの扱いですかぁ(笑)?
」
私「記憶にございません(笑)。」
「あれ、メドックってこんなにしっかりしてましたっけ(笑)?」
「とても軽やかなのがメドックですよね。これタンニンがしっかりしてる(笑)。」
私「そーなんです(笑)。初めて飲んだとき右岸のワインかと思いました(笑)。」
「でもこなれているから飲みやすいかな(笑)。2016年かぁ。時間はかかってますよね(笑)。」
「2016年って良い作柄のようですよね(笑)。」
家内「欠点は見当たりませんよね(笑)。」
「口のなかに入れるととても広がる(笑)。
程好く甘くて飲みやすいね。」
「飲みやすい渋いボルドー・ワインだよね
(笑)」
家内「メドックはもともと低湿地なので保水力が高くてあまりワインが凝縮しません。でもこのシャトーは内陸部に3kmほど入ってますから水捌けが良いようですよね(笑)。」
「すうーと軽く飲めるスタイルが多いメドックとは違い、とてもクラシックで良いかな(笑)。」
私「メドックはオランダ人による埋め立て地なので、オー・メドックより土地に保水力がありワインが軽くなります。ただしこのシャトーは石灰岩の上に礫層が積もったオー・メドック同様な土壌なので、埋め立て地ではないようです。それ故ワインに凝縮感があります。」
「安い『ボルドー何本セット』なんかとは違う。渋さの中に果実味があるもんね(笑)。」
「そうそう。私も買ったことあるけど、渋いだけなんだよね。なんでかな?」
私「私に答えろと言うのは厳しい(笑)。まあ、あれだと誤解はされますよね。」
「これってセパージュは何ですか?」
家内「カベルネとメルローが半々くらいで、あとプティ・ヴェドルが少し入ります。熟成は新樽比率3割ほどで14~18ヶ月熟成させます。古典的なスタイルですね。」
私「1級シャトーのムートンですら18ヶ月の樽熟成期間ですので、ちゃんと作られています。」
「う~ん。確かにグラン・ヴァンのような圧倒的な甘さは無いけど、ちゃんとした感じだよね。」
「コスト・パフォーマンス高いね(笑)。満足感ある(笑)。」
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ブルゴーニュ・グラン・オルディネール・ブラン・シャルドネ 2019年 ドメーヌ・クリストフ・ブリチェック
Jan 16, 2022 by weblogland |
まる5日かけて飲み干しました(笑)。
緻密ですね。とてもミネラリーで切れがありながらしなやか。後味のハニーさは心が安らぎます。余韻の長さ・パワーもあり、アルコール分が12%とは思えません(笑)。無理に遅摘みした感じは全くありません。果実感と樽のニュアンスは基本果実感が上回っていますが、折り合いが完璧になるにはまだ時間が必要そうです。久しぶりのクラシックなシャルドネでした。
最近のブルゴーニュは平気でアルコール分が13%越えますから20年、30年前の良い作柄と考えるべきですね(笑)。温暖化の影響を受けたファットなブルゴーニュに毒されたかな(笑)。
お金を取れるシャルドネはどうしてもボリューム感を出そうとしますが、基本的に酸のない薄いワインだと樽や糖度に頼ったり、醸造工程でマロラクティック発酵をコントロールしたり手を加え勝ち。全くそんなことを考えずに味わいに浸って飲めるのが嬉しかったです(笑)。
もうあと残りは12本ほどですが、試す価値ありかと。
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ブルゴーニュ・グラン・オルディネール・ブラン・シャルドネ 2019年 ドメーヌ・クリストフ・ブリチェック
Jan 09, 2022 by weblogland |ブルゴーニュ・グラン・オルディネール・ブラン・シャルドネ 2019年 ドメーヌ・クリストフ・ブリチェック

完全にコート・ドールのグラン・ヴァンですね(笑)。密度感、伸びやかさ、余韻の長さは立派なもの(笑)。あと高貴なシャルドネのニュアンスがあります。アルコール分が12%でこの高みに到達しているのは作り手とテロワール以外に説明がつきません。きっとあと10年くらいしたらトロトロになるのかなぁ(笑)。まあ、将来を予感させる正銘なものです。昨年12月のマスキュー試飲会でご好評いただいたアンドレ・ボノームの『チュリセ』とは明らかに違うスタイルです。ただし、ともにコルクはDIAM10を使っていました(笑)。
ここで悩みが発生(笑)。このワイン、マスキューに2ダースのみの入荷。今日1本開けましたから、正確な在庫は23本。
さらにさらにお値段が2,980円税込みとなります。
足りる訳がございません!
そこで取り敢えずお一人様1本ということでご了承いただけると幸いに存じます。あとご希望の方は取り敢えず『1本取っておいて!』とお申し付けくださいませ。
今月の試飲会までもたない気がいたします。スミマセン!
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綱渡りの12月マスキュー試飲会でございました(笑)。
Dec 22, 2021 by weblogland |これ正銘のサル・スフル SO2無添加のワインです。無添加ですから自然にSO2は発生します(笑)。10mg/1Lくらい発生しています。全く問題もなく、技術力と
徹底した収量制限あってのこと。
これを協同組合で実現しますから驚きでございます。土の香りがして癒される奥深い味わい。本来は試飲会で皆さんにお試し販売したいワインなのですが、あまりにも数が少なくちょっと無理。それゆえカウンターの上に並べるサブリミナル攻撃に切り替えました(笑)。でもですね(笑)、メインの試飲会で売り切れ、それもトリのワインがあっという間の完売。こりゃ不味い。お客様の機嫌を損ねる!ジュ・ド・レザン2021年を急遽登場させるも力及ばず、更に更にこのサン・スフルの優良ワインをぶちこみました(笑)!
美味しかったかな(笑)?

綱渡りの12月マスキュー試飲会でございました(笑)。
ありがとうございました!
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桝久 試飲会リポート 後半
Dec 20, 2021 by weblogland |〇ヴィレ・クレッセ "テュリセ" 2018年 ドメーヌ・アンドレ・ボノーム
フランス ブルゴーニュ 白 ヴィレ・クレッセA.C. 750ml 5971円税込み
「うわっ!コレ、ヤバイ!」
「凄いな!圧巻。」
私「完全にグラン・クリュの凝縮感ですよね(笑)。」
「美味しいの一語(笑)。つまみ、料理なし
で浸りたい(笑)。」
「浸るというより引き込まれる。」
「うんうん。抗えないよ(笑)。やはりヤバイ(笑)。」
「でもさあ、飲みやすくもあるんだよね(笑)。」
家内「樽のニュアンスが全く邪魔しませんし、果実味が圧巻。しかもバランスが良い。」
「樽熟成してるんだぁ。飲んでいるとそんなのどうでもイイ!って気になる(笑)。」
「ボーヌの星付きレストランで飲んだ極上の白の味だね(笑)。」
「あー、高かったでしょう(笑)?」
「アプリコット、グレープフルーツ、パイナップル等の果実が目に浮かぶ(笑)。う~ん。目に浮かぶというより迫り来る(笑)。」
「マコンらしい暖かみがある。トロピカルなニュアンスがハッキリ出てる(笑)。でもこんなに濃いマコンは無いですね(笑)。」
「余韻は果てしなく長いし、グラスに一滴も残っていなくても香りプンプン(笑)。こんなシャルドネは初体験(笑)。」
「メロンみたいな香りもするし、高貴。シャルドネが高貴と言われる訳が解りましたよ(笑)。」
私「これはアンドレ・ボノームが所有する中で特に樹齢の高い区画だけで作ったいわゆる小区画シリーズのものです。かつてはこれも含めてオール・クラッセとしてリリースしていましたから、このアペラシオンを代表する生産者として大人気でした。」
「どのくらい古い葡萄畑ですか?」
家内「平均すると100年前後のようです。これはその中で一番広いチュリセ畑のものです。年間2000本しかリリースされません。」
私「ブルゴーニュの著名グラン・クリュの畑の多くはとても樹齢が高く、自然と収穫量が減るようです。もちろんそうなるまでは養生を欠かせないみたいですね(笑)
。自然と1本の葡萄樹からハーフ・ボトル1本くらいしかワインが出来なくなるようです。」
「このワインは2018年ヴィンテージと若いですよね。普通グラン・クリュのシャルドネって若いうちは硬いですよね。何故こんなに飲みやすいんですか?」
家内「作る行程でエア・レーションをしっかりしているようです。造りもルフレーブのような木樽発酵・木樽熟成です。」
私「ルフレーブのワインも早くから飲めるのに長い熟成にも耐える不思議なワインです(笑)。」
「色も黄金色に輝いてる!金箔入りの白ワインみたい(大爆発)!」
大好評でした。それも、なっ、なんと、金曜日に完売!まとめ買いにあった訳ではなく、もれなく1本ずつお買い上げくださいました。きっと大切に飲んでくださると確信。冥利につきましたが、行き渡らなかったこと本当にゴメンナサイ!
お許しください!
◎フォリアージュ2011年グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン ブリュット シャトード・アヴィーズN.M 6980円税込み
急遽、急遽最期の大トリに決まりました!
私「シャンパーニュ、シャルドネ100%で作られるブラン・ドゥ・ブランの最高峰グラン・クリュ アヴィーズ村で作られる至宝でございます!作り手は奇才エルヴェ・ジェスタン!」
「おー!あの濃密なチュリセの後でも、食われない。それどころか別のものと主張してる。」
「物凄いけど、何か次元が違う。シャンパン好きだけど(笑)、なかなかこんなのには当たらない。」
「パワーと威厳がある!超高級品と比べても遜色無いですね(笑)。」
「シャルドネって…。初めのお安いのもシャルドネ、これもこの前もシャルドネ。なんか階級感じるなぁ(笑)。」
私「まっまっ、用途と生産コストの差と思っていただけると宜しいかと(笑)。」
「そーだよね。その差が数十、中には数百倍もあるとめげるよね(笑)。」
「そうすると試飲会の差はリーズナブルだね(笑)。」
私「ありがとうございます。そう言っていただけると冥利に尽きます。」
「このシャンパン、キメ細やかで強い泡と果実味がシンクロしてるよね(笑)。天と地
に向かって吹き出す。」
「マスキューさんが言うところの『日立のコマーシャルの この木何の木』の大木になったような気になる(笑)。」
「熟成を遂げて完璧に仕上がった感。それでいてパワー全開(笑)。こりゃ凄いね(笑)。」
「良いシャンパンって泡が全く出なくなっても美味しいんだよね(笑)。コレきっとこういうシャンパンだろうな(笑)。」
「凄く複雑なんだよね(笑)。果実味は白、黄色、赤の香りすらある。」
私「赤は熟成による酸由来ですね。上等な
泡に出るニュアンスです。」
「何故コレが最期の大トリになったか解るよね(笑)。」
「マスキューさん!このシャンパンの凄さは作り手のエルヴェ・ジェスタンの手腕によるのですか?」
私「ちょっと変わった方でして(笑)。シャンパンでビオ・ディナミのトップ・ランナーと言われています。かなり原理主義的で『原子力由来の電気を使ってはならない。』『醸造施設には結界を張らなくてはならない。』などとよく解らない。でも彼の作るシャンパンは旨い!こんな感じかな(笑)。」
家内「低収量、最大限尽力した畑仕事、一番絞り果汁のみの使用。あとアヴィーズのテロワールの優位性かな。」
さて、以上でマスキュー試飲会の本編は終了!
でもですね(笑)。チュリセが無くなったお詫びを兼ねて2021年のジュ・ド・レザンを開けました!
◎ジュ・ド・レザン 2021年 ポール・ジロー微発泡葡萄ジュース 1,695円税込み
私「チュリセが無くなったお詫びに2021年のジュ・ド・レザンのお披露目となります(笑)。」
「おっ!どれどれ(笑)、う~ん。紅茶っぽい。酸も強い。」
「レモンの風味たっぷり(笑)。下に安納芋のようなベースがある。」
私「さすが!」
「いつもほど圧倒的な甘さを感じるスタイルではないですよね(笑)。」
私「濃いレモン・ティーみたいですよね(笑)。」
「何故?」
家内「今年は夏場が日照権不足だったようです。そのためリンゴ酸が多く残ったようです。あと糖分も無茶に上がらなかったようですね(笑)。」
「それってワインにはマイナスだろうけど
、このジュースには幸いしてるよね(笑)。
確かに甘くて強いけどいつもより飲みやすい(笑)。」
私「今年はジュ・ド・レザンも生産量が少なく注文が数割減らされました。ですからマスキュー試飲会には出さない予定でした(笑)。」
「大サービスですな(笑)。」
私「やけ〇そでございます(笑)。」
更に更にマスキュー試飲会はエスカレート(笑)。
これ以上は書けません。
本年はありがとうございました!
来年の皆様のワイン・ライフのご充実をお祈り申し上げます!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半
Dec 20, 2021 by weblogland |〇ロス・カルドス シャルドネ 2020年 ドニャ・パウラ アルゼンチン 白 ルハン・デ・クージョ 750ml スクリューキャップ
> 870円税込み
「おっ、これ飲んだことありますよ(笑)。
アルゼンチンでしたっけ?」
「そうそう。アザミの絵柄覚えてます(笑)。」
私「はい!左様でございます。沢山のアザミが咲くそうです。アルゼンチンと言ってもアンデス山脈の麓に広がる広大な荒れ地にとんでもない広さの葡萄畑を持っています(笑)。」
「アンデス山脈って言うことはチリの反対側だな。」
家内「標高もかなり高くこのシャルドネは900mくらいの高さにある畑です。」
「うんうん。このシャルドネ、ちょっと冷涼な感じある。可愛い酸がある。」
「そんなにトロピカルじゃないけど、シャルドネの味はする(笑)。」
「パワフルではないけどとても飲みやすい(笑)。」
「ちゃんと旨味もそれなりに(笑)伴ってるよ(笑)。1,000円以下のワインではないね。」
「ほんのり苦味があるけど、逆にそれが食べ物に合わせやすいはず(笑)。」
私「タンニンか完熟したタイミングで一気に収穫してますね(笑)。」
「デイリーには打ってつけ!」
私「実はもう数本我が家では消費しております(笑)。」
「マスキューさん!私も今日買うと2本目ですよ(笑)。コレ重宝なんですよね。この時期ビールは冷たくてちょっと辛い(笑)。まずこのシャルドネで渇きを癒す(笑)。」
「これスルスル飲めちゃいますがアルコール分は何%ありますか?飲んだ感じ12%
くらいの印象なのですが?」
家内「13.5%あります。そんな感じしませんよね(笑)。力ずくの印象ありませんね。」
「いわゆるニュー・ワールドっぽくないよね(笑)。チャーミング(笑)。」
「暑苦しくないよね(笑)。」
「何故アルコール感が低く感じるのですか?」
私「無理がない。無理に収穫を遅くして糖分を上げていないので重くならない。それと酸がある性かと。フレッシュに感じるリンゴ酸の案配が良いですね(笑)。」
家内「寒暖差があり、日照もあり、天候も安定しているのでイレギュラーを感じないワインとなってます(笑)。」
私「基本量産されるワインですから、それには打ってつけの場所なんでしょうね(笑)。」
「適材適所(笑)!」
「コレは昨日抜栓したのですよね?」
私「はい。左様でございます。」
「ちゃんと旨味の甘味がありますね。安い白って開けて時間が経つと平板で辛くなっちゃうんですよね(笑)。コレはそれがない。ちゃんとしてますね。」
私「ヴィンテージも2020年ですから特売する必要がないと思います(笑)。ただ輸入を止めるため、早く現金化する必要があるようです。」
「輸入止めるのですか?」
家内「アルゼンチンのワインを輸入するにはかなりの量を一辺に輸入しなくてはなりません。フランスやイタリアのように様々なワイナリーのアイテムを組み合わせ輸入出来れば無理は無いのですが、一つのワイナリーのアイテムだけを多量に輸入するのは大変と言うことのようです
。」
「う~ん。買う方は安い方が一時的には有難いけど、それを強要すると入って来なくなる。」
家内「あとオーナーがファンド系のようで
経営方針が更なる量販重視に変わって来たようです。」
「そうだよね。結果重視=利益増だから先々品質向上は望めないし、基本ドライだから関係性も重視しないからなぁ。インポーターさんやりづらいよね。」
本日のトップ・セラーとなりました!
●ドニャ・パウラ エステート・マルベック 2018年 ヴィーニャ・ドーニャ・パウラ
> 通常価格(税込): 1,854 円
> 販売価格(税込): 1,250 円
> アルゼンチン メンドーサ ルハン・デ・クージョ 赤 750ml
私「同じアルゼンチンのワイナリーの赤。これも特売価格となります!」
家内「シャルドネよりワン・ランク上の銘柄のものです。」
「マスキューさん!これ永く扱ってましたよね。」
私「はい!好きだったのですが残念ながら…。」
「ラベル・デザインがかなり違うから違うワイナリーかと思いました。」
私「このドニャ・パウラ銘柄は日本に初めて輸入されたときは驚かされました。ただその後オーナー・チェンジがあり一時期品切れになってフェイド・アウトしちゃいました。継続したかったのですが…。」
「うんうん。なるほど。コレ良いですね。
ヘビーじゃないけど、ランクは高い(笑)。」
「飲み頃だよね(笑)。マルベックってヨーロッパの葡萄ですよね?」
家内「フランスの南西地域のマルベックは有名です。とても濃いワインが出来ます。」
私「扱いアイテムの中ではデーモン・ノワールが近いですね(笑)。」
「あー、あれね(笑)。美味しいヤツ(笑)。たまに買う(笑)。」
「コレ果実味が綺麗!」
「赤い果実が弾ける(笑)。」
「マスキューさんがブログで書いた『果実味の輪郭がハッキリしてる。』ってこのことだね(笑)。」
私「赤いザクロ グレナデンの香りがいかにもマルベックでございます(笑)。」
「かなり強くハッキリ現れてますな(笑)。しかもバランスが良いから飲みやすい!」
「タイに行ったときグレナデンジュース飲んだけど強烈に甘かったなぁ(笑)。あれに比べたら上品(笑)。」
私「ヨーロッパだとドライ・フルーツにしたりましす。ザクロは彼らにとってはDNAに刻まれた果実みたいですよね(笑)。」
「店長!これイイですね。マルベック全開
(笑)。」
「緩くなくちゃんと酸がある。でも過剰じゃないから心地良い(笑)。普段飲めたらラッキーだね(笑)。」
私「ワインを覚えるにはコレを飲み続ければ一番の近道です(笑)。」
「アルゼンチンのマルベックを見直しました(笑)。ゴージャスでヘビーなのはそれはそれで良いのだけれど(笑)、飲み頃になるまで待たなくちゃいけないし値段が高い(笑)。体も財布ももたない(笑)。」
●『ゴティコ』2016年 チウ・チウ
販売価格(税込): 2074 円
イタリア マルケ州 赤 ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレD.O.P. 750ml
「マスキューさん。コレは定番のアイテムですよね(笑)?」
私「えへへ(笑)。この時期になると飲みたくなるんですよー(笑)。小豆のニュアンスがあって、お節料理にはぴったりでございます(笑)。」
「以前試飲会で出ましたよね(笑)。」
私「覚えてられましたか!ほとぼりが覚めた頃だと思ってました(笑)。」
「『チウチウ』って銘柄ですか?可愛い(笑)。名前だけでやられそう(笑)。」
家内「下のキュヴェは『バッカス』上に『
オピディウム』があります。この『ゴティコ』真ん中ミドル・クラスです。モンテプルチアーノ50%、サンジョヴェーゼ
50%となっています。」
「おっ!甘い!高級な味だね(笑)。」
「ぎゅっと詰まってるよね。でも荒々しくない(笑)。小豆のニュアンスありますねぇ(笑)。」
家内「今2016年ヴィンテージでちょうど良いですね(笑)。」
私「モンテプルチアーノが小豆っぽくなるのはマルケのこの辺り。アプルッツォだとこうはなりません。」
「コルナッキアなんか小豆っぽくないよね(笑)。」
「このリキュールっぽい甘さ ポートっぽいね(笑)。」
私「『ゴティコ』の上の『オピディウム』はモンテプルチアーノ100%ですが、もっとリキュールっぽいです(笑)。現行は2016年ですが今飲むには少し早いですね(笑)。」
「いかにも温暖な中部イタリアのワインなんだけど、小豆っぽい。醤油に砂糖を咥えた煮しめ・煮物に合うね(笑)。以外ですよ(笑)。」
「昆布の佃煮でも行けそう(笑)。強さはあるけどフレンドリーだから食べ物を壊さないはず(笑)。」
「マスキューさんは変な発見しますよね(笑)。」
私「えへへ(笑)。実は山梨の大和撫子を飲んで小豆の味を発見してから、ヨーロッパにもあるはずだと探してこのワインに行き当たりました(笑)。まさかイタリアのマルケのワインにあるとは我ながら驚きました(笑)。」
「ヤマ・ソーヴィニヨンにも近いニュアンスあるかな?」
私「そーです。ヤマ・ソーヴィニヨンにもありますね(笑)。」
「これだとお汁粉にも合いますね(笑)。」
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桝久 試飲会リポート 後半
Nov 30, 2021 by weblogland |イタリア トスカーナ 赤 キャンティD.O.C.G.750ml 3110円税込み
家内「前回は2015年ヴィンテージでご好評いただきましたが、2016年が飛びきりクラシックな出来映え!酸っぱくて美味しいクラシックなキャンティでございます(笑)。私の大好物です(笑)。」
「酸っぱいと言えば酸っぱいんだけど、気になる酸っぱさじゃない(笑)。」
「これ王道のキャンティですな(笑)。サンジョヴェーゼ キャンティのサンジョヴェーゼはこうじゃなきゃ(笑)!」
「密度感が立派。みっちりしている(笑)。でも重くない。軽やか。これがキャンティなんですね(笑)。」
私「ワインの輪郭がハッキリしてます。」
「なるほど、マスキューさんがよく言う『
ディテールがビビッド』ってヤツだね(笑)。正にそう(笑)。プラムやチェリーなんかの赤い果実が小粒でみっちり(笑)。」
「広がりの伸びが素晴らしい(笑)!余韻も美しい(笑)!イイなぁ。」
「キャンティって酸っぱいんですね(笑)?
単に飲みやすい赤ワインのイメージではないんですね(笑)。」
「軽くて飲みやすい赤ワインのイメージだけで表現するのはイメージの貧困(大爆笑)。」
私「実際ニュー・ワールドの軽めの赤ワインのようなキャンティが多いですよね(笑)。作り手売り手の責任ですよね(笑)。」
「この舌触りは上質だよね。地方の名家の
ご子息みたい(笑)。素性の良さがある(笑)。」
「健康的な明るさがイイね。いかにもトスカーナ(笑)。」
「それでいて上質(笑)。値段もなかなか(笑)。」
私「恐れ入ります(笑)。」
「う~ん。サンジョヴェーゼって色々な顔がありますよね(笑)。ブルネッロなんかと同じ品種とは思えないですよね(笑)。」
「キャンティってサンジョヴェーゼ100%ではダメでカナイオーロを入れなくてはならないんですよね?」
家内「今はカナイオーロを入れなくても良いようです。これはサンジョヴェーゼ90%、コロリーノ5%、マルヴァジア・ネーラ5%の割合です。微妙に他のものをちょっと入れるのがしきたりのようですね(笑)。」
「それにしてもこのワインは食事のためにあるようなワインですよね(笑)。」
「トマトソースなんか鉄板(笑)!」
「うんうん。オリーブ・オイル、トマト、チーズ、Tボーン・ステーキ、なんでもござれ(笑)。いやいや、トスカーナ限定かな(笑)?」
「単純にスパゲッティー・ミート・ソース
!」
●グラン・リゼルバ 1988年 ボデーガス・サン・イシンドロ(B.S.I.)スペイン フミーリャD.O.P. 赤 750ml 3980円税込み
私「お客様のバースデー・ヴィンテージのワインを探していた折、あるインポーターさんのリストで見つけました!」
「おー!グラン・リゼルバ!しかも1988年!」
家内「スペイン・フミーリャのクラシックなモナストレル種100%のものです。」
「あー!旨味の塊だぁ(笑)!」
「雑味が全然無い!」
「透明感があってとても美味しい。」
「でもかなり複雑。腐葉土やスパイス とてもスパイシー。」
「巨大で美しい(笑)。」
「古さが全然無い(笑)。色も1988年のものとは思えない。とても33年経ったとは思えない!飲むとうっとりしちゃう(笑)。」
私「木樽で3年寝かせてから、ステンレス・タンクで保存・熟成。注文がたまってから瓶詰め出荷するとのことです。」
家内「バック・ラベルに瓶熟成を長くしているように書いてますが、ウソのようです(笑)。」
「そりゃ、そーだ(笑)。コルクも古くはないもんね(笑)。」
「30年も経ったらコルクはダメになってるよね(笑)。」
「そーなんだよね。スティルワインで30年以上熟成させるにはリコルクしないとまず飲めない。このコルクは打ってから2~3年くらいみたいだし。」
「マスキューさん!タンク熟成のお陰で滓のないクリアな味わいになっているのですか?」
私「もちろんそのためだとは思いますが、
ワイン自体がしっかりしてる。特に古い樹齢の葡萄由来の旨みを強く感じます。」
「とにかく飲みやすいよね(笑)。」
家内「このB.S.I.はフミーリャ最大の協同組合なのですが、組合員の中に樹齢100年を越えるような古い区画を持っている農家が数件あるとか。それをブランド化したのがコレです(笑)。プレ・フィロキセラの畑のようです。ですから大変贅沢(笑)。
」
「なんでそんな古い畑が残っているのですか?」
私「標高が高く、風も強いので、害虫のフィロキセラが登れなかったようです(笑)。」
「それにしても100年以上とは!普通葡萄樹はそんなに生きられないでしょう?」
私「はい。仰る通り!もともと土地に保水力が無い上雨が降らないので、収穫量がかなり少ない。葡萄樹が無理に働かないので長命となるようです。」
「フランスの高級ワインなんかわざわざ青い実を採ってるもんね(笑)。少ない葡萄に味わいを凝縮させる訳。」
「ブログで読みましたが、マスキューさんは同じワインを10年以上前に飲んだとか
(笑)?コレとは違いますか?」
私「昨日の晩御飯のおかずを覚えてない私の記憶ですので信憑性に欠けるとは思いますが(笑)。たしか87、88、89年を飲みました。瓶熟成の長いスタイルでした。比べると今回のタンク熟成のものの方が若く感じます。おそらくB.S.I.は瓶熟成用とタンク熟成用のロットがあったのだと思います。今思うと当時の新たな試みだったような気がします。」
「なるほどね(笑)。個人の生産者じゃそんなこと出来ない。余裕無いからね。協同組合でしか出来ない技かな(笑)。」
私「あと飲んで気がついたのですが、開けてから時間が経つとどんどん強くなる。よりタンニンを感じます。不思議な現象です(笑)。」
〇アプリコット・ネクター 2021年 フォンディーヌ・フルーツ社
フランス ローヌ アプリコット・ジュース 1000ml 1695円税込み
「おっ、コレ美味しいんだよね(笑)。もろアプリコット(笑)。」
「ワインより美味しいかも(笑)。」
私「それ一面真実かもしれませんね(笑)。」
「だってまんまだもんね(笑)。」
「アプリコット・ネクターか。不二家のネクターってまたあるのかな(大爆笑)。
」
「ドロリとしてる(笑)。まるでペースト(笑)。」
「日本人のジュースのイメージだはありませんね(笑)。」
「飲むと一気に元気が出る。そうそう、ジュ・ド・レザンもそうですね(笑)。エネルギーチャージ用だな(笑)。」
私「お年寄りに人気がありまして(笑)、朝トーストを食べながら100mlほど飲むとイイらしいです。体がシャキっとするとか(笑)。」
「ヨーグルトに混ぜても良いですね(笑)。
ジュースじゃないよねコレ(笑)。」
家内「これでも果肉50%です。100%だとジュースにならないようです(笑)。」
「100%だと瓶から注げない(笑)。」
家内「アプリコットの果肉の甘味に近い砂糖水を加えています。それ以外は何も加えていません。」
「種の砕けた粒子が入ってますよ(笑)。赤茶色の粒。ミキサーで砕けたのかな?」
「かなり自然な味わいですよね(笑)。日本の杏とはちょっと違いますよね。香りも強いし…。こんなこと言うと怒られそうですが、日本の杏って駄菓子っぽいデイリーな味わいなんですが、コレってちょっと高貴なところがある。」
「大福にまぶしている粉っぽいニュアンスありますよね(笑)!」
私「さすが!気づきませんでした(笑)。心地好い粉っぽさですね(笑)。」
「雑味が無いよね。管理を徹底してるのが伝わってくる味わいですね(笑)。」
私「ブルゴーニュ・ワインの生産者はシャルドネの果実味はアプリコットだと言いますね。」
「あー、ピュリニー・モンラッシェなんかそうだよね(笑)。ルフレーブなんか顕著(笑)。」
「マスキューさん、アプリコット・ジュースは毎年来ませんよね?」
私「はい。アプリコットは発芽が2月と寒い時期なので霜にやられて収穫が半減したり、夏場に雹にやられたり収穫が安定しません。」
家内「葡萄に比べると特に夏場の雹にやられることが多いです。葡萄より的が大きい(笑)。」
私「そんなことで日本に回して貰えなかったりします。生産者もまずは顧客を優先しますから、やむを得ません。」
「簡単に飲んではいけませんね(笑)。大事にいただきます(笑)。」
ご参加ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半
Nov 29, 2021 by weblogland |昨日、一昨日とマスキュー試飲会なにお越しくださりありがとうございました!
お客様の大人のコロナ対応ありがとうございました!無事執り行えました。
〇ロス・コンデス 2020年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 白 750ml 1130円税込み
「お手頃価格の白ですね。」
私「スペイン・カタルーニャの白。マカベオ50%、シャルドネ50%のちょっと変わった組み合わせです(笑)。」
「マカベオって?聞いたことないなぁ。」
「マカベオってカヴァで使われますよね?
」
私「左様でございます!」
「マカベオ、チャレロ、パレリャーダ!資格試験の時覚えましたよ(笑)。」
「あとアイレインなんかも在来品種だったかな。」
家内「作り手のラモン・ロケッタはマカベオ・シャルドネの組み合わせが得意なんです(笑)。」
私「昔同じ生産者のマカベオ・シャルドネを飲んだおり濃密さに驚かされました。コレはあの時ほど濃厚ではなく、飲みやすくモダンにした感じかな(笑)?」
「これ飲みやすいなぁ(笑)。」
「そんなに高級じゃないんだろうけど(笑)、悪くない。際立った特徴はないけど香りの幅が広い。」
「薄くないし、濃度感もちゃんとしてる(笑)。旨味を感じる。だし巻き玉子なんかに合いそう。」
「お正月におせち料理食べながらテレビ見てダラダラしながら飲むには最適(笑)!
」
私「TPOは大事でございます(笑)。」
「レモン、グレープフルーツ、もう少し熟した黄色いフルーツ。香りの幅が広いから何にでも合う。」
私「そーなんです(笑)。果実味に偏りが無いのもユーシ・フル(笑)。テーブル・ワインにはもってこい。目玉焼きでも合いますね(笑)。」
「これって微妙なバランスのワイン。間違うと安ワインに間違われる恐れもある(笑)
。」
「最後の強烈なアプリコット・ジュースのあとに飲んでもちゃんとワインしてるから(笑)、基本良いワインですよ(笑)。ターゲットがテーブル・ワインなんだな(笑)。
」
私「実はスペイン〇〇〇のテーブル・ワインなのですが。意図は感じますね(笑)。」
「茅ヶ崎にありますよ!地元では何とも言えない建物として有名ですよ(笑)。」
「いきなりチネ・チッタみたいな建物が茅ヶ崎に出現したかのよう(笑)。」
「もともとは銀座でしたっけ?都内の良い場所にありますよね。」
「リーズナブルで食べ物も美味しいですよ
(笑)。」
「でも複雑さもあり、口に入れた後、後半の広がりはなかなかのものだよ(笑)。崩れないし、品が良い。」
「とても甘く感じます。コレって糖分ですか?」
私「残糖分ではなく、グリセリンと酸の甘さだと思います。甘さが舌先にはあまり感じません。糖分は舌先に敏感に感じますから、糖分の甘さではありません。」
「旨味の甘さなんですね(笑)。」
●フィトウ 2019年 ドメーヌ・ド・ロラン 南フランス ラングドック 赤 フィトウA.C. 750ml 1602円税込み
私「日本に来てから一夏越えてようやく調子が出てきました(笑)。」
家内「6月に来たときは渋くて渋くて(笑)、ちょっと試飲会には出せない状態でした(笑)。」
「マスキューさん!フィトウって何処ですか(笑)?」
私「フランス南部のスペインとの国境近くです。このアペラシオンは面白くて、海岸部と内陸部に二分されています。コレは内陸部のフィトウです。」
「おー!コレ濃いですよ(笑)。この値段でこんなに濃いのは驚きですな(笑)。」
「タンニンは確かに濃い。でも酸も沢山入ってますよ(笑)。甘さもあるし。」
家内「6月の時点では甘さが全然感じられませんでした(笑)。だいぶ甘さは増して来ましたが、まだまだ出るはず(笑)。」
「ポテンシャル高いワインですね(笑)。スモークなニュアンスがイイね。ベーコンなんかに合いそうだね(笑)。」
「僕はタニックなワイン好きだから、気にならない(笑)。じっくり舌で味わいたい(笑)。」
「フランスにこんなワインがあるとは!スペイン・ワインに似てますよね(笑)。」
私「そーかもしれませんね(笑)。」
家内「内陸部のフィトウはあまり日本に入ってこないのは、この辺りに原因があるのかもしれません。海岸部のフィトウはムールヴェドルは入り高級で滑らかなスタイルです。」
私「もっとも飲み頃になるまで時間がかかるのは共通ですが(笑)。かつては海岸部のシャトー・ド・ヌーヴェルは10年ぐらいたってからリリースするほどでした(笑)。個人的にはバンドール同様に好きなワインでございます(笑)。」
「このワインの荒らさ強さってとても自然に感じますよね。」
「うんうん(笑)。作ったらこうなっちゃったみたいな(笑)。」
家内「人為的にいじった感じがありませんよね(笑)。」
家内「カカオ分95%のチョコレートがありますから、このワインを飲みながら食べてみて下さい。」
「カカオ分80%のものはコンビニで売ってるけど、95%のものもあるんですか?」
「うわっ!これチョコレートの原料ですよ
(笑)。甘くないし美味しくない(笑)。」
「でもワインと解け合うと甘い!あー、凄い!」
「こんなにも柔らかで甘くなるとは!美味しい!」
私「マリアージュしますよね(笑)。」
「不思議!何で甘くなるの(笑)?」
私「不思議ですよね(笑)。」
「う~ん。このワインが良い証だな(笑)。口のなかで爆発する(笑)。ワインに隠れているものがチョコレートと化学反応して一気に引き出される 爆発する(笑)。」
●ケークフランコシュ2017年 ヴィンツェレール ショプロニ ハンガリー ショプロン 赤 750ml 1854円税込み
私「新ヴィンテージ2017年になりました。以前の2015年と違った趣。是非ともお試しいただきたい出来映えでございます(笑)。」
「そーいえば以前の試飲会で飲みました(笑)。自然で優しく飲みやすいワインでしたよね。」
「コレってセパージュは?ケークフランコシュですか?」
家内「はい。オーストリアではブラウフレンキッシュと呼ばれています。」
「軽くて飲みやすいけどしっかりしてる。
」
「品が良いね(笑)。上等な味(笑)。」
「前に飲んだ2015年はもっとモヤモヤしてたような(笑)?美味しいかったけど2017年とはちょっと違うかな(笑)?」
私「リンゴの皮のようなニュアンスが2017年はあります。酸が2017年の方が多いような気がします。」
「でもしっかりしてるし、ファットだよね
。デブではない(笑)。偏りが無いのかな(笑)。旨味もしっかりある。」
「このワインは複雑ですよね(笑)。ベビーな印象ではないけど、しっかり詰まっている。それもとてもフレンドリー(笑)。」
「飲んでいて違和感がありませんよね(笑)
。」
私「果実味が割りと明瞭ですね。2017年の特徴のようです。透明感かありますよね(笑)。」
「ヨーロッパの2017年は雹などで収穫量の少ない年でしたよね?」
「2015年より酸が多いということはどういうことなんですか?」
私「飲んで比べると暑すぎなかったような気がします。バランスに無理がありませんから、良い作柄であったような気がします。」
「この2017年はとてもクリーンに感じますよね。果実味・旨味をよりハッキリ感じるのは悪くないってことかな?」
「マスキューさん!アルコール分は13%ありますから、ちゃんと完熟してますよね。冷涼っていう訳ではないはず。」
私「左様かと(笑)。補糖や補酸もしていないはずです。」
「フィトウはアルコール分は13.5%であんなにタンニンが豊か。これはアルコール分が13%だけどタンニンはそんなに無い。う~ん。産地の特徴なんですね(笑)。」
私「面白いですよね(笑)。結果のアルコール分はそれほど変わらなくとも、味わいはかなり趣が異なる。」
家内「温暖化の性かファットなワインが多い中、程好い酸があるスタイルはほっとします(笑)。」
「日本人好みだしね(笑)。二番目のフィトウとはまるで違う(笑)。豚肉料理や中華料理なんかに合わせやすそう(笑)。」
私「中欧や東欧のワインはサラダ油に合わせやすいので日本人には馴染む味わいですよね(笑)。」
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やはり2014年は良い作柄だったようです。
Nov 17, 2021 by weblogland |やはり2014年は良い作柄だったようです。

マスキューの定番のプイイ・フュイッセ 『ヴィーニュ・ド・ラ・コート』ドメーヌ・ティベールなのですが、ずっと2015年を販売好評いただいておりました。でもですね(笑)、いつまでもあると思うな親とワイン。さすがに品切れとなりました。この2015年ヴィンテージでかなり引っ張りましたからしょうがない。さて次、次(笑)。インポーターさんが再入荷したとの連絡をいただき再発注。すると今度は2014年!
う~ん。
2015年より2014年の方が良かったようですね。正確には生命力が勝ったと言うべきか?2015年は確かにバランスの取れた良いヴィンテージでしたが、それ以上に力があるのが2014年と言うこと。でもその2014年をしっかり持って飲み頃に提供してくれるドメーヌ・ティベールに感謝!奥が深いのです(笑)。
そうそう、ラベル・デザインも変わりました。
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モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2021年届きました!
Nov 15, 2021 by weblogland |モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2021年届きました!

でもですね、今年は1本も店頭で売ることが出来ません。もちろん私も飲むことが出来ません。残念!
レストランのお客様がイベント等を催すとのことで、予約する前に完売してしまいました。ゴメンナサイ。
それゆえ、見るだけ。
ラベルに記載されたアルコール分は11.5%!
モリエールは補糖をしませんから、通年よりは低いですね。まあ、モリエールはアルコール分が11%しか上がらない年でも仕上げてきますから、範疇内かと。これを上回るアルコール分のものは〇〇ですね。まあ、どこまで補糖するかは生産者の判断となりますが。
飲むこともできなくとも気になりますね(笑)。
まだミッシェル・マーレのヌーボーがありますから18日が待ち遠しい!
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今年のノヴェッロ
Nov 05, 2021 by weblogland |
わりと酸は残っていました。ホッとしました(笑)。
今回試しにアルト・アディジェのものを1アイテムだけ試しにとってみましたが、おもった以上の出来映え。これも他と同じようにアルコール分低めのエレガント・スタイルでした。中身がしっかりしていますから、アルコール分以上の強さがあってなかなかのものでした。ただ、マスキューにはちょっと高級過ぎるかな(笑)。ノヴェロで3000円以上しますから、少なくともモリエールのヌーボーより上でなくては無理(笑)。でもですね、2021年のモリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーは予約段階で完売してしまいました。残念!私も1本も飲めません(トホホ)。
コロナ禍明けの影響のようです。2ヶ月半前に、ここまで読んで予約発注は出来ませんので、お許しくださいませ!
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マスキュー 試飲会リポート 後半
Nov 02, 2021 by weblogland |●ロッソ・デッレ・プルニッチェ2018年パクラヴァン・パピ イタリア 赤 I.G.T.トスカーナ 750ml 2169円税込み
「おっ!誰がなんと言おうとイタリア・ワイン(笑)。」
「うんうん。スーパー・タスカン?」
「先月の試飲会のテラマーネほどじゃないけど(笑)、肉薄してるね。もうちょいでサッシカイア・クラス(笑)。」
私「さすがでございます(笑)。」
家内「産地はトスカーナ ボルゲリの近くモンテスクダイオDOC域内です。でも、ワイナリーは山を切り開いてわざわざ作ったものです(笑)。」
私「そうすることで他の農家の農薬を避けることが出来るという目論見です(笑)。このワイナリーのワインは良い作柄は飛びきり良いのですが、ダメな時はダメ(笑)。植樹して30年以上経ってようやく安定してきました(笑)。」
家内「このモンテスクダイオは標高が高く600mほど、山間部らしいシビアさがあります。この点だもマレンマやボルゲリとは違いますね(笑)。」
「これってセパージュは?」
家内「サンジョヴェーゼ75%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%です。」
「こんなにサンジョヴェーゼが頑強なんだ!」
家内「近くのマレンマやモレリーノのサンジョヴェーゼとはだいぶ違いますよね。軽やかではない(笑)。キャンティとも違うし…。ヴィーノ・ノビレとも違うし…(笑)。」
私「そうするとブルネッロが一番近いかな(笑)?」
「確かにタンニンはスパルタンだけど、あれほど強くはないかな(笑)?そうするとモンテスクダイオ?」
「強いけど飲みにくくはないんだよね(笑)
。」
私「2018年は暑すぎて酸が抜けているワインが多いのですが、これはバランスがそれなりにとれている。」
「店長!開けて翌日のものは出来上がってますよ(笑)!」
「香りはモヤモヤ系だけど(笑)、説得力あるよね。」
「ボルゲリはカベルネなんかがメインだけど、こらはサンジョヴェーゼがメインでカベルネは付け足し(笑)。これがこのワイナリーの意図?」
家内「そうみたいですよね(笑)。このワイナリーはIGTが多く、オリジナリティーを全面に押し出しています(笑)。」
私「醸造元責任者はボルゲリで経験を積んだ人のようです。」
「なるほど!だからボルゲリっぽいのかな(笑)?」
「樽のニュアンスが強すぎないのがイイね(笑)。」
私「恐らくリムーザンの樽材を使ってますが、無理がない使い方してますよね(笑)。」
「それにしてもタンニンは圧巻。でも圧巻さに無理がないのがイイね(笑)。」
「余韻も立派だし(笑)。」
バローネ・コルナッキアのモンテプルチアーノ・ダブルッツォの真ん中のランクのもの。私コレ好きなんです(笑)。
●モンテプルチアーノ・ダブルッツォ リゼルバ 『ヴィニャ・レ・コステ』 2016年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 赤 D.O.C. 750ml 2357円税込み
「貴族シリーズですな(笑)。」
私「えへへ(笑)。バローネ・コルナッキアの扱いはこれで6アイテムとなります(笑)。」
家内「同じ生産者のワインを6アイテムも扱うのは初めてかも(笑)?」
「マスキューさんは見合わないものは絶対に売らないからね(笑)。ホント珍しい(笑)。」
私「読まれてますね(笑)。まっまっどうぞ
お試しください(笑)。」
「これ、凄いね。フル・ボディーなんだけど、喉をストーンと落ちる。経験したことがない(笑)。」
「タンニンは多量なんだけどあくまでも滑らか。刺々しさがない。余韻も長い(笑)」
「うんうん。味はモンテプルチアーノ・ダブルッツオ(笑)!」
私「ストロベリーですよね(笑)。」
「これは2016年ヴィンテージですよね。熟成期間は長いのですか?リゼルバって書いてあるから長いですよね?でも樽のニュアンスあまり感じません?」
家内「樽で24ヶ月熟成したのち瓶で6ヶ月寝かせますから3年のリゼルバ規定の熟成期間です。」
「それでこの価格とは!良心的(笑)。」
「奥行きの長さが凄いね(笑)。とてもフレンドリーなんだけど、逆にイイの(笑)?って感じ(笑)。」
「このワインは下のクラスのモンテプルチアーノと繋がっていますよね(笑)。マスキューさんが『松』『竹』『梅』なんて言ってるの解る(笑)。」
「『カサノバ』銘柄のワインだね。」
家内「コルナッキアのエントリーシリーズです。」
「でもさあ、『松』のDOCGテラマーネはモンテプルチアーノ・ダブルッツオらしくないんだよね(笑)。別物としか思えないし、近づきがたい威厳のあるワイン。
」
「先月の試飲会で出たワインだよね。確かにあれとは結びつかない(笑)。」
家内「店長が『松』『竹』『梅』なんてランク付けをするのが許せない!私は『梅』が一番好きです!」
コロナでずっとしょぼくれていましたので、たまにはブルゴーニュの高級味のピノ・ノワール行きましょう!
●ブルゴーニュ『キュヴェ・ド・プレソニエール』2018年 ドメーヌ・ジョセフ・ロティー フランス ブルゴーニュ
赤 750ml 4714円税込み
「あー!旨いなぁ(笑)。強烈なイタリア・ワインの後でも全然大丈夫(笑)。」
「ピノ・ノワールってイイ(笑)。」
「逆にこれを飲んだら前に戻れない(笑)。」
「特に一番手のヴィラ・ヤンボル飲むと近日を見せつけられるようで…(笑)。ヴィラ・ヤンボルごめんない!」
「今日飲んだギリシャのワインとモンテプルチアーノはストロベリーやチェリーの味がするんだけど甘いチェリー。ピノ・ノワールって酸っぱいチェリーなんだよね(笑)。」
私「はい!さすが!酸果桜桃と甘果桜桃の違いですよね(笑)。」
「甘さもたっぷりあるし、がつんとした感じもするし、ジュヴレイ・シャンベルタンだねコレは(笑)。」
家内「さすが元ジュヴレイ・シャンベルタンです(笑)。」
「ファットなシビアさがあるよね。堂々としてるし(笑)。」
「ジュヴレイ・シャンベルタンってタンニンが男性的って言うのが解る。」
「うちの旦那の好きな味(笑)。」
私「旦那さん口が肥えてますからね(笑)。」
どうもありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半
Nov 01, 2021 by weblogland |皆様のご協力にて、普通に試飲会が行えました。ありがとうございました!
まずはブルガリアのマヴルッド種で作ったデイリーなものからです!質高し!
●ヴィラ・ヤンボル マヴルッド 2020年
ブルガリア 赤 トラキアン・ヴァレー 750ml 886円税込み
「おっ、これ定番のヴィラ・ヤンボルだね
。カベルネとシャルドネにはだいぶ重宝させていただきましたよ(笑)。」
私「ありがとうございます。これは在来品種マヴルッドです。カベルネ・ソーヴィニヨンが10%ほど入ってます。」
家内「ヴィンテージが2020年と少し若いのですが…。お試しください。」
「う~ん。ヴィラ・ヤンボルのこのシリーズはどれ飲んでも美味しいんだよね。」
「値段が値段だから多くは望めないけど、値段以上の味わいはするんだよね。ブルガリア恐るべし(笑)!」
「これフレッシュ(笑)!フルーティーだよね(笑)。」
「赤や黒のフルーツ。それもとても新鮮な感じです(笑)。」
「赤い小粒のベリーやプラム。カシス…スグリ…。マスキューさんがブログで書いていたマスカット・ベリーAやヤマ・ソーヴィニヨンに例えていたの解りましたよ(笑)。」
「軽くて飲みやすい(笑)。香りが日本のワインみたいだよね(笑)。」
家内「ちょっと似てますよね(笑)。逆に日本を意識して作ったかのようですね(笑)。」
私「この軽さで抜栓してからどらくらい変化して持つかが重要なので、昨日、一昨日、そして今日抜栓したものを比べていただきます(笑)。コレ今回の私の仕込みでございます(笑)。」
「どれどれ(笑)、あっ、全部味が違う(笑)!」
家内「どれがお好みですか(笑)?」
「昨日開けたものは香りも味も整ってるかな?」
「一昨日のは中から旨味がたくさん出ていて、しっとりじんわりと美味しい(笑)。」
「そうそう。タンニンも旨味になっている。軽いと言うより、より飲みやすい(笑)。」「今日開けたものは初心者向けの強めのロゼみたい(笑)。初めて赤ワイン飲むにはうってつけ(笑)。」
「今日開けたものが一番フルーティー。時間が経つと柔らかな旨味に味の質が移るんだね(笑)。」
「昨日開けたものに感じたフルーツの印象は一昨日のワインには感じません。今日のと一昨日開けたものが同じとは思えない(笑)。」
「でもさあ、3日間の流れを追うと同じワイン(笑)。」
「マヴルッドって本来はアロマチックな品種ではないんですね。最初に感じた鮮烈な果実味はカベルネ由来なんだな(笑)。」
私「さすが!私もそう思います。この辺に生産者の意図があるかと。」
「よし!これブラインドで当たるかな(笑)?」
好奇心満載のN姉妹の妹さんが挑みます(笑)!
お姉「これは?」
妹さん「今日!」
お姉さん「じゃあこれは?」
妹さん「一昨日!」
お姉さん「これは昨日でいいのかな(笑)?」
妹かん「うん。これは昨日でよし!」
私「大当たり!さすがですね(笑)!」
妹さん「目隠しすると怖いですね(笑)。世界が変わる(笑)。」
お姉さん「格付け番組に出られるよ(笑)。」
ちょうど他のお客様がいなかったので試飲会は面白い方向に(笑)。
「一昨日開けたマヴルッドはとても飲みやすい。私はコレが好きだな(笑)。」
「香りが強い初日の方が好きかな(笑)。」
「昨日開けたものは完成形みたいでイイね(笑)。」
私「割りと一昨日を支持される方々多かったようです(笑)。まあ、好みですね。」
「マスキューさん!こうして今日、昨日、一昨日と開けたものを比べるととても面白い(笑)。こんなこと家では出来ませんよ
(笑)。でも我が家ではこれは意味がない。だって開けたその日に無くなる(笑)!」
私「それはそうかも(笑)。ごもっともでございます(笑)。」
癒されますぞ!
●アギオルギティコ・オーガニック 2017年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ ネメア 赤 750ml 1866円税込み
「ほっほっぉ。これですな(笑)。高齢者には覚えるどころか発音すら難しい(笑)。でも味わいはシンプルで優しい。」
家内「これは2017年ですから熟成しています。」
「最初のマヴルッドと比べると色は熟成してるよね(笑)。マヴルッドはまだしも紫色が入ってるもんね。」
「ギリシャは沢山の葡萄品種があるんですよね。アギなんとかってつくものが多いからよけい解らない(笑)。」
家内「これはローマ字表記に近いですが、英語圏の評論家にはGの後にHを付けるようです。」
私「ギリシャのワインは木樽熟成するものが多いのですが、コレは木樽熟成しません。葡萄本来のアロマを出そうとする新しいタイプです。温度管理、衛生管理が行き届いています。」
「ギリシャのワインって濃いのだけれど、わりと酸がなく抜けたようなところがあるのですが、コレは酸がありますね?」
家内「標高が1000m近い山の中のようです
。かなり険しく寒暖差もある気候のようです。」
「ギリシャのワインってかおりがモヤモヤしてるのが多いけど(笑)、コレはちょっと違うね(笑)。」
「うんうん。モヤモヤ系じゃない(笑)!」
「赤い小粒の果実のニュアンス…、あと紫蘇っぽい酸がある(笑)。あと後味に種の溶けたような感じがある。」
私「種由来のフェノール臭ありますよね(笑)。葡萄のタンニンが完熟してます。」
「柔らかくて甘いんだけど、はっきりした
果実味を感じますよね(笑)。」
家内「開けたては小粒の杏やベリーのニュアンスですが、翌日になるとチェリー!」
「ラベルに書いてあるのはチェリーなんだ(笑)。オリーブかと思った(笑)。」
私「ピノ・ノワールみたいな酸っぱい系のチェリーではなく、甘い系のチェリーですよね(笑)。」
「パーンと香りは立たないけれど、甘くて旨いチェリーの香りが中から出てくる(笑)。」
「寄り添うようでイイね(笑)。確かに癒される(笑)。」
このワインは初日は余り売れませんでしたが(笑)、翌日香りが開いて猛チャージ(笑)。
「古代ギリシャの葡萄がイタリアに行っているんですよね(笑)。ちょっとイタリア・ワインにも似てるかな(笑)?」
私「そーなんですよね(笑)。南イタリアのワイン、個人的にはガリオッポやアリアニコに似てる気がします。中からチェリーの香りがする!」
「熟成して開くと旨味とタンニンとチェリーの香りが渾然一体になる!」
家内「私はサルデーニャのカンノナウが似てると思うんですよ(笑)。」
「ところで何食べながら呑むとイイかな(笑)?煮込んだ肉 牛肉系かな?」
私「トリッパは合いそう。そうすると煮込みにもいけるかな(笑)。」
家内「八丁味噌を使ったような煮込みは良さそう(笑)。」
「味噌カツ(笑)。」
「辛口のウナギのタレ(笑)。山椒はたっぷりかけるべし(笑)!」
「香辛料をたっぷり使ったエスニックなら大体オッケーじゃない(笑)?」
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今月29、30日のマスキュー試飲会の作戦会議です(笑)。
Oct 20, 2021 by weblogland |家内「私、内陸のこのフィトウ気に入ってるんだよね(笑)。でもさぁ、夏過ぎてだいぶこなれては来たけど、もうちょっと待ちたいよね(笑)。」
私「う~ん。基本タンニンの分量が多いからそれが目立つ状態での試飲会デビューは可哀想なんだよね(笑)。先週飲んだ印象だと、もうちょい。もう少し置いておくと甘味が増すはず!」
家内「タンニンに負けない甘さが必要なワインだよね。特に2019年は良い作柄だからタンニンが目立つよね(笑)。」
私「良い作柄だからもう少し置いておくと甘味が絶対に増すはず!」
家内「同感!ここはあと1ヶ月待とうか(笑)!」
私「うんうん。心を鬼にして待つことにしよう(笑)!」
家内「なんで心を鬼にするの(笑)?」
私「バカでした(笑)。このギリギリ我慢の心境なんだよね!」

そんな訳でドメーヌ・ド・ロランのフィトウ2019年は今月登場いたしません(笑)!
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