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桝久 試飲会リポート 前半

Feb 01, 2021 by weblogland |

昨日、一昨日のマスキュー エア・試飲会にこっそりとおいでくださりありがとうございました!お陰さまでひっそりととりおこなえました(笑)。

ランブルスコ・ディ・ソルバーラ セッコ ザナージ イタリア エミリア・ロマーニャ 微発泡 ロゼD.O.P. 750ml 1885円税込み
私「去年の秋の試飲会で大好評のザナージのロゼ・ランブルスコ、よーやくの再入荷です!コロナの影響で1ヶ月ほど遅れてしまいました。」
「すぐに売り切れちゃったんだよね(笑)。」
私「リピートされる方が多く(笑)、『入荷したらすぐに教えて!』というファンが
多くおられます(笑)。」
「ザナージのランブルスコって普通の赤もかなり美味しいんだよね(笑)。」
「う~ん!おいちい(笑)!」
「フランボワーズやアセロラ。鮮烈!」
「うんうん。前のメイクよりアセロラっぽいかな?酸が多いのかな?」
「赤と同じセパージュなんだけど、全然別物の香りだよね(笑)。」
「でもさあ、赤を薄めたらこんな風になるかも(笑)?」
「マスキューさん、泡はそんなに強くないけど、注ぎたての泡はピンクがかって凄く綺麗(笑)。」
「とても飲みやすくフレンドリーなんだけど深みがあるんだよね。」
「甘く感じないのもイイ(笑)。食事に合わせて楽しみたい(笑)。」
「ランブルスコのロゼってあまり見かけませんよね?」
私「はい。あるにはあるのですが甘く仕上げてますからデザート的なものが大半です。」
「安くて甘いヤツだな(笑)。あれって飽きるんだよね(笑)。」
家内「辛口に仕上げるには元々の葡萄の濃さがないと無理です。」
「なるほどね。だから深み旨味があるんだね。これは飽きない味だよね(笑)。」
「それもフレッシュ感に隠れているから良いのだろうね(笑)。」
「これって色も味もお花見用だよね(笑)。
何食べながらお花見しようかな(笑)?」
家内「トマトソースを使ったら何でも合いますよね(笑)。シーフードも鉄板(笑)。」
私「甲殻類のサラダなんか美味しいはず
(笑)!」
「マリネしても行けるし(笑)、ドレッシングにも合う。使い勝手が良さそう(笑)。」
「私はシンプルにイチゴ!美味しい美味しいイチゴを噛りながらコレを飲む!コレに尽きます(笑)!」


とってもとっても美味しくなった2017年産のモルドバ ラダチーニの上級品白赤
二連発!
フィオーリ フェテアスカ・アルバ 2017年 ラダチーニ モルドヴァ 白 750ml 1414円税込み
「ラダチーニってマスキューさんの定番ですよね(笑)。あのスクリュー・キャップの1000円くらいのワイン。沢山飲んでるなぁ(笑)。」
「あれコスト・パフォーマンスが高い(笑)。」
家内「このフィオーリ・シリーズはあれよりワン・ランク上のキュヴェです。モルドバの在来品種を使った上級品です。」
「ラダチーニってマスキューさんに来てますよね。京浜急行で見かけてそのままマスキューで一緒になった(笑)。」
私「あー!そうでしたね(笑)。あの時ラダチーニのワインをお買い上げくださり大喜びしてました。その節はお世話になりました(笑)!」
「さて、どれどれ。これ以前試飲会で出ましたよね?」
私「今回のメイクは白・赤ともに2017年です。暮れに飲んだ印象が素晴らしく、良くなったものを飲んでいただきたく今回の登場となりました(笑)。」
「この白しっかりしてる。粘りがある(笑)。濃い。」
家内「東欧の白ワインは共通して粘りがあります。」
「オーストリアのグリューナー・ベリトリーナなんかそうだよね(笑)。でもこれ香りが特徴的。草、草のような香りが強い。香味野菜っぽいかな。」
家内「深谷ネギっぽいかな(笑)?」
「和食の薬味みたいだよね(笑)。」
「嫌な癖じゃなく、取っつきやすいスタイル(笑)。」
「ミネラリーで締まっている。かなり上質な印象。しかもこの香り(笑)。」
私「日本人好みですよね(笑)。」
「辛口だけど甘味もちゃんとあるし、バランスが良いよね(笑)。口の中での広がりが大きい。お値段以上(笑)!」
「ネギやミョウガなんかをたっぷりのせた湯豆腐食べたい(笑)。」
「大根おろしにも合うんじゃないかな(笑)。そうすると焼き魚行けそう(笑)。」
家内「この前イシモチの塩焼き食べましたが、このワインで合わせればよかった!残念。」
「イシモチかぁ。あまり食卓にあがらない近海漁ですよね?」
私「イサキに似た品の良い味わい(笑)。塩焼きにして大根おろしに醤油。美味しいだろうなぁ(笑)。」

フィオーリ フェテアスカ・ネアグラ&シラー 2017年 ラダチーニ モルドヴァ 赤 750ml 1414円税込み
「これもフェティアスカなんたらかんたか(笑)?」
私「そーです(笑)。フェティアスカ・ネアグラにシラーを少し混ぜたもの。」
「スパイシー!これはシラーの影響なのかな?」
「スパイシーさはあくまでもアクセント。それ以上に強さを感じる。この強さがフェティアスカ・ネアグラなのかな?充実してる(笑)。」
家内「この赤、抜栓した翌日の方がより良いです(笑)。パワーとキメの細かさ ディテイルがはっきりしてきます。」
「香りが独特。スパイシーさもシラーの黒胡椒じゃなくて、中近東のスパイス(笑)。エキゾチック(笑)。」
「このエキゾチックなスパイシーさってシラーじゃないよね。フェティアスカ・ネアグラの特性としか思えない。」
「じゃあシラーは何処行っちゃうの(笑)。」
私「そーなんです。シラーよりフェティアスカ・ネアグラの方が強い。そう判断すると理解しやすい。シラーをいれることで逆に飲みやすくなる(笑)。」
「シラーが軟らかさに作用する(笑)?そんな馬鹿な(笑)。」
「シラーのスパイシーさを上回るスパイシー(笑)?」
家内「ようやく良さが出てきました(笑)。ユニークですよね。」
「スタイルはボルドースタイルだとは思いますが、ユニーク(笑)。ボルドーには無い(笑)。」
「豆っぽさがプラム系の果実味に繋がっている。ビオ系のワインみたいな自然な舌触り。」
私「でも、ビオビオしてない(笑)。4~5年経ってようやく解ってきたような気がします(笑)。」
家内「早く飲めるように作ってはいますが、無理に早く飲めるようには作っていません。ニュー・ワールドみたいな作りではありません。」
「そうそう。基本シンプルなんだよね。あざとくない(笑)。」
「かといって渋くもない。これって東欧らしさ(笑)?」
私「東欧の赤ワインは冷涼な気候のためタンニンが多くないのが特徴です。しっかりタンニンを抽出しても渋くない。逆にそれって牛肉よりも豚肉に合わせた方が合う。豚肉をより食べる東欧の食文化と合うんですよね(笑)。」
「品が良く感じる。私は暑い産地の赤ワインより東欧の赤ワイン好きだな(笑)。醤油なんかにも合いそうだし。日本人にはこっちの方が合うんじゃないかな(笑)。」
「そうそう。フレンドリーだよね(笑)。和牛のすき焼きなんかでも合うよ(笑)。」
「ワインはヨーロッパたと一括りには出来ない(笑)。」

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まだまだ続きです(笑)。

Jan 19, 2021 by weblogland |
シャトー・クロノー2018年はぐっと甘さが出てタンニンとのバランスが良くなってきました。大きさを増しながら求心力を感じさせるワイン。

う~ん。
さすが!

2018年ヴィンテージには懐疑的なのですが(笑)、クロノーはグッドでございました(笑)。

レ・トゥール・ド・ボーモン2014年は時間が経っても崩れませんね(笑)。軽いのですが、薄くない(笑)。しっかり飲み頃に入っていますが、良い状態が思った以上に続きます。オー・メドックのワインですから訴求力には欠けるのですが、ボルドー・ワイン飲みたい!なんて思った時は期待に応えてくれますね(笑)。

シャトー・スゴンサック2016年は時間が経つとねっとり感が出てきますね(笑)。さすがスゴンサック!クロノーほどタニックではありませんが、質感のあるタンニンはポムロールなんかを連想しますね(笑)。2016年の右岸は良い作柄だったと感じます。

今晩は開けて3日目。どうなっているか?
楽しみです(笑)。

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驚くほどユニークで作りが良いグレート・ワイン

Jan 07, 2021 by weblogland |
ふふふ(笑)。
コレなーんだ?

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チェコ共和国の赤ワインでございます(笑)。今年初のサンプル。
あー、ダメだぁ。ついついニヤニヤしてしまう!緊急事態宣言が発動されたのに、私はなんてバチ当たりなんでしょう!
去年インポーターさんにちょっとだけ飲ませてもらったのですが、大感激!もちろん私が大感激しただけで皆さんも感激するとは思いませんが(笑)。このワイン、驚くほどユニークで作りが良いグレート・ワイン。ちょっとバルサミックなんですが経験したことの味わい。去年の暮れに発注したものが今日届いた次第でございます(笑)。
あー、笑いが止まらない(笑)!

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桝久 試飲会リポート 後半

Dec 21, 2020 by weblogland |
●ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2013年 ラ・コロンビーナ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C. G.750ml 4700円
税込
(限定特別価格品)
私「開けたてすぐに全開にはなりませんが
、グラスを手で暖めながら飲むとこのワイン本来の良さが伝わるかと(笑)。」
「マスキューさん!ブルネロですね(笑)。しかもこの価格、今日の狙いはコレ(笑)。」
「う~ん。立派な味わいですなぁ(笑)。」
「これってサンジョヴェーゼの亜種って言われてるけど、今日最初に飲んだエミリア・ロマーニャやキャンティとは別物としか思えない。」
「サンジョヴェーゼって様々な顔がありますね(笑)。」
「高貴なんだよね(笑)。ブルネロのサンジョヴェーゼしかこうは成らないんだよね
。」
「凄く強くて張りがあって強力なんだけど
、威厳があるんだよね(笑)。」
「強力なリパッソの後でも大丈夫(笑)。」
「旨味の分量もワインの強さに伴ってあるから強さを隠すよね。これアルコール分はいかほどですか?」
家内「えーと。14.5%あります。」
「そんなに高い感じがしないですよね(笑)
。すべてが高濃度(笑)、でもバランスが取れている。」
「リキュールのようなプラム系の果実味がとても深く感じる(笑)。まだまだ熟成しそうですよね(笑)。」
私「はい。今一回目の熟成のピークに入ったところだと思います。このピークは長く続き、後5年くらい経つと甘露な枯れ葉
の古酒に変身するかと(笑)。」
「古酒好きには堪らん(笑)!でも、それまで待てない(笑)!」
「マスキューさん!以前試飲会でこのラベルのワイン出しましたよね?」
家内「はい。以前お出ししたのが、ロッソ・ディ・モンタルチーノ2016年です。
言わばこのブルネロの弟分です(笑)。」
「あれ美味しかったんだよね。まだセラーにとってある(笑)。たしかに弟分。こっちの方が大きいけれど、共通してる。こっちの方がより高貴かな(笑)。」
私「ロッソ・ディ・モンタルチーノでも10年くらい経って飲むととても美味しいんですよ(笑)。良い蔵かと。」
「そうそう。ブルネロってがっかりする物あるんだよね(笑)。」
家内「一時期ブームになり山を削って畑にしたり、規定以外の葡萄を使い一大スキャンダルになりました。」
「5000円以外のブルネロって無いもんね
。ところで何故こんなに安いのですか?

私「インポーターさんの元に新しいヴィンテージのワインが来たので、余分にあったこの2013年をお安く出してもらいました(笑)。大した数は無かったのですが、『
お客様に安く提供して宣伝してください
。』とのことです(笑)。」
「それはラッキー(笑)!」
私「2012年のブルネロをマスキューでは7000円を越えて売っておりますから、値段を見てビックリしました(笑)。」


◎アルタ・ランガ 2015年 エットレー・ジェルマーノ イタリア ピエモンテ 発泡性 白 アルタ・ランガD.O.C.G. 750ml 4700円税込み
(限定特別価格品)

「ピエモンテのアルタ・ランガですか(笑)。またマニアックなワインを探しましたね(笑)。」
私「へへへ(笑)。」
「フランチャコルタは知ってますけど、アルタ・ランガなんて泡のD.O.C.G.があるなんて知らなかった(笑)。」
家内「このD.O.C.G.は2012年に昇格してます。もともとバローロの生産者が作っていたようです。10社ほどしかないそうです。」
「ということはバローロの域内なんですか
?」
家内「バローロとは重なりませんが、バローロの南に接するところです。リグーリアの高台に向かう標高の高い地域です。」
私「シャンパン方式の泡作りはフランチャコルタより古いそうです。」
「まあ、バローロでしこたま儲けたからあくせくしないのかな(大爆笑)。)
「そうそう。泡作りも自家消費の範疇(笑)。」
私「まっ、まっ、どうぞお試しあれ!」
「あー!スンゴイ(笑)。これ生半可な泡じゃないぞ(笑)。」
「ブルネロの後になった意味が解りましたよ(笑)。やられたぁ(笑)。マスキューさんの作戦勝ち(笑)。」
「泡の分量、広がり、シャンパンだったら一桁違う(笑)。」
「余韻もめちゃくちゃ長い!」
「抜け方は尋常じゃない(笑)。それと共に頬っぺたの内側から涎がジュワっと出ちゃう(笑)。」
「植物のニュアンス。ブロッコリーを入れたクリームシチューを飲んでるみたい(笑)
。かなり複雑ですよね。」
「シャンパンみたいなブリオッシュの香りというよりはトースト香。この点シャンパンとは違うのかな?」
「マスキューさん!これブラン・ドゥ・ブランですか?サロンっぽい(笑)。」
私「私もシャルドネを使ったブラン・ドゥ・ブランだと思ったのですが、実際はピニャ・ネロ(ピノ・ノワール)80%、シャルドネ20%。驚いてひっくり返りそうになりましたよ(笑)。」
「柑橘類のニュアンスはシャルドネっぽいですよね(笑)。」
「これリンゴ酸が強いですがマロラクティック発酵をコントロールしてるのですか
?」
私「樽熟成をしていますから、特にコントロールしていないかと。それでこれほど酸が残っているとは…。もともとの原料ワインの質が高い。あと畑が冷涼なところにあるからかと思います。」
家内「標高が550mとバローロなどの倍ほどです。ですから酸も残りやすい。」
「凄く辛口に感じますがブリュットなんですか?」
私「飲んだ感じはゼロ・ブリュット ドザージュしないようです。最後の口抜きの際にリキュールを足さないで同じワインを足すのみらしいです。」
「それだったらエキストラ・ブリュットですよね?」
私「はい。残糖分も6gくらいな感じがします。だからブリュット表記?この辺よく解らないのですが、飲んだ印象にリキュールを足したような感じはしません。かなりドライな印象です。」
「これほど辛口で大きさがあるのは大したレベルですよね(笑)。」
家内「これを飲んで思ったのですが、この泡は翌日により良さが伝わるように出来ていると思います。シャンパンの場合その場限りの良さがありますが、アルタ・ランガはどうも違う。作り手飲み手のマインドが違うような気がします。」
「マスキューさん!『出来る秘書が選ぶご贈答品』というサイトを見つけたら、ハチミツ・セットがありました。カレーに合うハチミツ、チーズに合うハチミツ、ワインに合うハチミツをチョイスしたセット(笑)。私この泡飲んで思ったのですが、トーストにハチミツ塗ってこの泡を飲む!個人的にコレがベスト!変な料理は要らない(笑)!コレに合うハチミツってあったら嬉しい!」
私「それイイ(笑)!究極的にはそうですよね(笑)。」
「マスキューさん!今回は試飲会セットでいただきます。今回のラインナップは一つ一つが意味のある出来上がったスタイル。しかもお安い(笑)。」
私「ありがとうございます!そう言っていただき冥利に尽きます(笑)。ありがとうございました!」
「今回はアグリさんのものが多いですよね?」
私「マスキューはアグリさんとはかなり古い付き合いです。日頃お世話になっている上に、さらにお世話になっちゃいました(笑)。」
「(笑)。それは日頃の付き合いの賜物(笑)
。『安ければ買うよ』だけだと相手にしてくれませんよ(笑)。長く付き合うことはお互いにギブアンドテイクが成り立っている証。」
私「さすが!商社の元支店長!ありがとうございます。」

本年コロナ禍の中、エア・試飲会だったり、ひっそり試飲会だったり苦肉の中お世話になりました。感謝、感謝でございます。早く通常に戻れることを祈願いたします。くれぐれもご自愛し乗りきれることを!
ありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Dec 21, 2020 by weblogland |
昨日一昨日とひっそりと行いましたマスキュー試飲会にこっそりお越しくださいましてありがとうございました(笑)!

●サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ・スペリオーレ 2015年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C. 赤 750ml 980円税込み
(限定特別価格品)
「おっ、ちゃんとした真っ当なワイン(笑)。美味しいね(笑)。」
「かなりしっかりしてる(笑)。ワインとして完成してるよね(笑)。これって品種は何ですか?」
私「ラベルに『S』、サンジョヴェーゼでございます(笑)。」
「サンジョヴェーゼ!でもサンジョヴェーゼっぽくない(笑)?」
「私正直言ってサンジョヴェーゼってあまり好きじゃないんですよ(笑)。酸っぱいじゃないですか(笑)。でもこれそのイメージじゃない。かなりタンニンがしっかりしてる(笑)。」
家内「キャンティの明るくて軽やかなスタイルではありませんよね(笑)。」
私「キャンティと比べると重心が低いですよね。」
「醤油みたいに濃い(笑)。アサリの味噌漬けみたいな塩気や海藻の香りがする(笑)
。」
私「さすが!最高のタイミングで収穫されたようですよね。完熟のタイミングです。雑味もないし、収量も絞って作られてますね(笑)。かなり真面目に作られてますね。あと、鉛筆の香りもしますね。」
「このワイン、異常に安くありませんか(笑)?980円のワインじゃないですよ(笑)
!」
私「ありがとうございます(笑)。冥利に尽きます(笑)!」
「2015年ヴィンテージということは5年経っているんだ。ちゃんと熟成してる。」
「飲み頃に入ってるよね(笑)。」
「この値段のワインじゃ、5年後には古びちゃうよね(笑)。」
家内「じつは以前コレを扱っていたのですが、まだ良さが出ておらず売れませんでした(笑)。ですから今回がリベンジです
(笑)。」
「マスキューさん、白ワインの定番で『A』って書いてあるワインありましたよね?あれと同じ生産者ですか?」
私「左様でございます。マスキューの大定番です(笑)。あれはアルバーナ・ディ・ロマーニャですので『A』でございます(笑)。」
「『A』沢山飲んでますよ(笑)。でも共通したところあるね。でしゃばらないのだけれども、食事に合わせやすい(笑)。良いから飲み飽きしない。『S』ももともとの良さを感じますよね(笑)。」
「なんでこんなに安いの(笑)?」
私「じつはインポーターさんの元に新しいヴィンテージが届いたのでヴィンテージ変更となりました。そこで残った2015年を数ケースだけ特別価格で出してくれました。」
「じゃあコレだけなんですね?」
私「申し訳ございません!」


●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2014年 スベイン 赤 セントロ マンチュエラD.O.750ml 1273円税込み

「あっ!これ美味しいスペイン・ワインですよね(笑)。マスキュー試飲会でたまに出ますよね(笑)。」
私「左様でございます(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しくださいませ(笑)。」
「あー、香りが華やか!酸味とのバランスが良いよね(笑)。」
「テンプラリーニョっぽいですよね(笑)。」
家内「これじつはテンプラリーニョ入っていないのです。ガルナッチャ65%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%なんです(笑)。でもテンプラリーニョっぽいプラムのニュアンスありますよね。」
「へぇー、そうするとプラムのニュアンスってガルナッチャ由来なんだな(笑)。」
「しっかり感はカベルネ・ソーヴィニヨン
なのかな?」
「飲みやすくなってはいるけど芯の強さがあるよね。」
「リオハのワインに似てる(笑)。懐かしい味だよね(笑)。」
「ブラインドでやったらリオハって判断しちゃうよね(笑)。」
「でもさ、きっと微妙に違うんだろうな(笑)。影に隠れた強さがこのD.O.の特徴なのかな?見分けつかないレベルだけどね
(笑)。」
「飲み口は軽いのですが、クレヨンでみたいな密度感がありますよね。これってリオハとは違うんだろうな。」
「香りに重さがある。これも特徴?」
「私、以前このワインがセラーにあるのを忘れておりまして(笑)、買ってから2~3年
経って飲んだ折、とても美味しかった記憶があります。こんな値段なんで期待していませんでしたから(笑)ビックリしましたよ(笑)。」
私「この蔵は20年近く経ったグラン・レゼルバと6年熟成させてからリリースする2タイプのグラン・レゼルバがあります。前回の早めのリリースするタイプはたしか2008年だったかしら?」
「前に飲んだのと比べると今回のワインの方がよりジューシー、若々しいけどタンニンが少ないから飲みやすくなっているようなきがしますが…?」
私「さすが!今回の2014年のメイクの方が軽いような気がします。私もそう思います!」
家内「前回より瓶熟成期間は少し短くなっておりますが。たしか2008年は6年樽熟成したのち1年瓶熟成してからリリース。
2014年は6年樽熟成して瓶熟成リリースですね。」
「あまり変わらないか(笑)?」
「でもさあ、6年樽熟成してようやく出来上がるワインって凄いよね(笑)。時間のスパンが違う。このスローなワインってスペインだからこそだよね(笑)。」
「でもさぁ、最近はニュー・ワールドみたいなスペイン・ワインって多いよね。」
「うんうん。あれはあれ。これはこれ(笑)。別物だよね(笑)。」
私「経済性が優先されるのはつきものですし、味わいのイノヴェーションも必要です。でもクラシックなスタイルにはホッとさせられますよね(笑)。」


●ヴァルポリッチェラ・リパッソ・スペリオーレ 2012年 ヴィラ・エルビーチェ イタリア ヴェネト 赤 D.O.C. 750ml 2980円税込み
(限定特別価格品)

「おっー!これ強烈(笑)!」
「凄いね(笑)。アマローネだよコレ(笑)。」
「なめし革の香り。只者じゃないぞ(笑)。」
「パワー、深み、香り・味わい、広がり、余韻、すべてが大きい(笑)。甘いには甘いけど、ベタつかない。」
「コーヒー、チョコレート、キャラメル、
甘味のオンパレード(笑)。でも中にプラムの塊がある。」
「ミキプルーン(笑)。」
私「チョコレート食べながらコレ飲むと卒倒するほど美味しいですよ(笑)。」
「おぁーっ!うんまい!」
「チョコレートもカカオの含有率が85%より75%くらいの方が合うね(笑)。ワインの香りはミルクチョコレートっぽいからね(笑)。」
「キャラメルっぽさがします。」
私「このワイン、樽熟成していますが、樽の内側をしっかりローストした印象がありますね。」
「でも樽が嫌みになっていない。バランスは良いのですね(笑)。」
家内「時間がたつほどにバランスが良くなり、果実のニュアンスやディテールがはっきりしてきます。開けてから3日目くらいになると、辛口のワインだと解ります(笑)。」
「へぇー、辛口なんだぁー。」
「リパッソはアマローネの搾りカスを加えて再発酵するワインですが、これはアマローネの雰囲気がかなり強いですね(笑)。
通常のヴァルポリッチェラをより濃く飲みやすくするのがリパッソだと思っていましたが、これはちょっと違う(笑)。」
私「このワインは2012年ヴィンテージなんですよ(笑)、それでまだこの状態ですから、早く飲めるアマローネと言って良いほどかと(笑)。」
「ここの家のアマローネって凄そう(笑)。飲んでみたいね(笑)。20年や30年は平気で持つんだろうな(笑)。」
「ヴァルポリッチェラって基本フレンドリーなんだけど、コレもフレンドリーさはあるんだよね(笑)。強力だけど(笑)。」
私「そうなんです。アマローネもリパッソもヴァルポリッチェラも元は同じ。この蔵はヴァルポリッチェラの専業だと(笑)。」
「そんなこと聞いたらヴァルポリッチェラも飲んでみたい(笑)!」
私「何故かしら、ヴァルポリッチェラは輸入されていません(笑)。謎です(笑)。」
「マスキューさん!アマローネって?」
私「簡単に言うと収穫後に陰干しして葡萄をさらに凝縮させるワイン作りです。ただ、近隣のガルダ湖からの霧が収穫期に発生し腐貴菌が着くようです。そのため独特の苦味があります。」
「うんうん。コレも苦味がありますよね(笑)。コレが貴腐の味かぁ(笑)。」
「う~ん。搾りカスも有用なんですね(笑)。」
私「アマローネの搾りカスは食材にもなるので高価なんですよ(笑)。煮込み料理の隠し味に使われたり、ソーセージに入れたり(笑)。」
家内「チーズをアマローネの搾りカスで覆って熟成させたり。『酔っぱらいチーズ』なんて呼ばれます。割りとイタリア各地にあります(笑)。」
「あー!『酔っぱらいチーズ』食べながらこのワイン飲んでみたい(笑)!」

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桝久 試飲会リポート 後半

Dec 01, 2020 by weblogland |
ウル・デ・イェブレ・シラー オーガニック 2018年 1+1=3(ウ・メス
・ウ・ファン・トレス)スペイン 赤 
ペネデスD.O. 750ml 1790円税込み
「あれ?マスキューさん1+1=3ってカヴァが多い生産者ですよね?」
私「はい。マスキューで扱っているカヴァは4アイテムです。それ以外のスティル・ワインは3アイテムです。カヴァだけではなくどれも美味しいのです(笑)。へそ曲がりなマスキューは一つの生産者のワインのつまみ食いが得意なのですが(笑)、1+1=3はどれを飲んでも美味しいのでついつい扱いが増えています(笑)。」
「そーだよね、私はカヴァのロゼにやられた(笑)。」
「さあ、これはどんなんかな(笑)。」
「おー!しっかりしてる(笑)。スパイシー。」
「黒胡椒。」
「甘味、旨味もたっぷり(笑)。」
「ジャムっぽくもある。」
「シラー100%みたいな味(笑)。」
「どう見てもシラー(笑)。」
「完熟してますな(笑)。アルコール分はいかほどですか?」
家内「14%あります。比較的高地で涼しい
畑の1+1=3にしては異例なほどです。」
「これブラインドで飲んだらローヌと答えてしまいますよ(笑)。」
「そうそう(笑)。南ローヌの上物(笑)。」
私「そうですよね(笑)。ジゴンダス辺りに似てますよね(笑)。エスピエやルビーンみたいにピノ・ノワール的なヤツじゃなくて、ペスキエみたいな比較的エレガントで落ち着いたものに似てます(笑)。」
「マスキューさん、ラベルに書いてあるウル・デ・イェブレって何ですか?」
家内「ウル・デ・イェブレはテンプラリーニョの地元での呼び名です。ちなみにこのワインはテンプラリーニョ85%、シラーが15%となっております。」
「えー!テンプラリーニョが85%も入っているのですか?信じられない!」
私「このワイン飲むとワインの品種特性が
解らなくなる(笑)。」
「テンプラリーニョって割りと色々な顔を持ってますよね(笑)。」
「クラシックなテンプラリーニョってしっとりとして、ベリーの香りがすぅーっと広がるイメージ。」
家内「実は2017年のキュヴェがそんな感じです(笑)。2018年の隣に1列並んでます
。」
私「でもこれしかありませんので、試飲はお許しを(笑)!」
「2017年と2018年は作り方が違うんですか?」
私「醸しの期間は2018年の方が長いと思います。2017年は短いのでその分タンニンが見立ちません。2018年は長いのでタンニンをしっかり抽出しています。」
「何故そうなったんですか?」
私「はっきりとは解りませんが(笑)、温暖化の性でワインの糖度が上がったために酸とのバランスが従来通りに取れなくなったのではないかと思います。」
家内「2017年はアルコール分が12%で折り合いがついていますが、2018年は14%
となっております。」
「なるほどアルコール分に見合うタンニンでバランスを取る方向に行ったのか。」
「産地で何かが起きている(笑)!」
「実際に植える葡萄を変えたりしてるみたいだよね。」
「ボルドーでシラーを植えるなんて聞いたなぁ。」
「1+1=3は作り方で対応してるのかな?」
私「2018、2019、2020年と暑くイレギュラーな作柄が続いていますから、大きく変わるような気がします。」
「AOCとかDOCGの枠では収まらなくなっては来てますよね。」
家内「実際にIGPが良い結果を出してますから、この流れは止まらないかも知れませんね。」

ウンクリン 2017年 ホセ・アントニオ・ガルシア スペイン 赤 ビエルソ
D.O. 750ml 2357円税込み
「うわっ!ラベル可愛い(笑)!」
「真ん中の小鳥は?ヒヨコ?」
「う~ん(笑)。ヒヨコに似てるけど、青いから違うよ(笑)。ブルー・バード 幸せの青い鳥だ(笑)!」
家内「飲むと幸せになる。幸せの青い鳥のようです(笑)。」
私「赤ワインのラベルに寒色の青を使うのって珍しいですよね(笑)。でも黄色だとヒヨコに成っちゃうか(笑)。」
「キャップ・シールのトップも同じ青でカッコいい(笑)。」
「さすがスペイン、デザイン性が高い!」
「さてさてお味は…。あー、伸びやか!どこまでも伸びやか!」
家内「もう少し液温が高いともっと伸びやかに感じます(笑)。」
「旨味もたっぷりあるから酸が伸びやかなんだな。収斂性がない。意地悪なところがないですよね。」
「ミネラルっぽさ…、貝殻みたいなニュアンスもある。基本硬質なんだね。ここワイン、かなりしっかりしてる。」
「タンニンがキメ細かい。シルキー?」
「スペインのビエルソにしては安いですよね(笑)。ビエルソって高いですもんね(笑)
。」
家内「彼有名なラウル・ペレスの功績です。このホセ・アントニオ・ガルシアはラウル・ペレスの弟子です(笑)。」
私「ラウル・ペレスはマスキューの定番でもございます(笑)。ホセ・アントニオ・ガルシアの方がよりエレガントに感じます。」
「思い出した(笑)!ラウル・ペレスのメンシアって怒涛のワインでしたよね(笑)。」
家内「実は1年ほど前このワインをサンプルとしてとって試しました。その際この特徴的な伸びやかさが出ておらず。却下
(笑)。1年たってようやく本領発揮しました(笑)。」
私「1年前にはまだ固さがあり、これほど良くなるとは思えませんでした(笑)。今日ティスティングしていただくワインの中で一番生命力があります(笑)。」
「香りの抜けが良いですよね(笑)。素晴らしい!でも派手さが無いからその分損してる(笑)。」
「メンシアって?」
家内「ビエルソのメンシアは150年ほど前にフランスから移植されたカベルネ・フランです。ややこしいことにスペイン在来のメンシア種と呼ばれるものもありますが、それはあまり香りの立たないもので主にブレンド用ワインとなります。」
「果実味は小粒の赤いベリーだからカベルネ・フランと同じなんだけど、こんなに滑らかなカベルネ・フランってフランスには無いよね(笑)。」
「ビエルソのメンシアって別格なんですね(笑)。」

ポン・デ・ガサック 2018年 ムーラン・ド・ガサック フランス ラングドック 赤 ペイ・ド・エローI.G.P. 750ml 2545円税込み
「あれ、このワイン高級な香りがする(笑)
。」
「凄く飲みやすい(笑)。美味しい(笑)!」
「飲むと笑顔になっちゃう(笑)。おいちい
(笑)。」
「2,500円の味じゃないね(笑)。コスト・パフォーマンス高い(笑)。」
「明るくてフローラル。果実のニュアンスがはっきりしている。」
「これ、セパージュは何ですか?ラングドックらしからぬ感じですよね。」
家内「セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン30%、シラー30%、メルロ30%、グルナッシュ10%のブレンドです。」
「へぇー、オール・スター・キャストだぁ
(笑)。」
「その複雑な果実が口の中でバーンと広がる。余韻も大きくて綺麗(笑)。」
「大物感たっぷり(笑)。」
「飲んでるとお腹空いてくる(笑)。」
「ラングドックに有りがちな真っ黒になってない(笑)。カベルネ・ソーヴィニヨンも入っているのも伝わってくる。複雑だよね(笑)。」
私「植える品種と畑の相性を探すのが大変。何処でもカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローが上手く育つ訳ではありません
(笑)。」
「うんうん。育っても真っ黒になっちゃう
(笑)。」
「カベルネ・ソーヴィニヨンだったら何処でもオッケーな訳じゃないんだ(笑)。」
家内「ここは1970年代に創始されたドメーヌです。ボルドー品種をラングドックで成功させた第一人者です。最上級品はラングドックのラフィットと高く評価されています。もちろん値段も高い(笑)。」
私「このポン・デ・ガサックはネゴシアン部門のムーラン・ド・ガサックが長年研究・取得した自社畑の葡萄を使って作ったものです。様々なモザイクを張り合わせたようなワインです。」
「なるほどね。張り合わせた割りに完成度が高いのが凄いね(笑)。マスキューさん曰くの『折り合いが良い』(笑)。」
私「数十年の蓄積の結果かと。」
家内「成功したあと、近隣の農家と協力して上質なワインを普及品として世界的に販売しました。地元との結び付きのある
ネゴシアンとしても大成功(笑)。映画『モンデ・ヴィーノ』の中心人物として登場していました(笑)。」
「観た、観た!え~と、ロバート・モンダヴィが進出するのを阻んだ話でしたよね。」
私「土地を買い占めて巨大なワイナリーを作るカリフォルニア型のワイン作りを拒否した訳です。地元には良いことないですもんね(笑)。」
「自分ファーストだからなぁ(笑)。」

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桝久 試飲会リポート 前半

Nov 29, 2020 by weblogland |
昨日、一昨日とこっそりのご参加ありがとうございました(笑)!
ご3名様定員お一人様15分以内という無理なことにご協力いただきありがとうございました。
お陰さまでひっそりと行うことが出来ました(笑)。ありがとうございました!
まあ、もともと暇なマスキューですから
そんなに気を使わなくとも大差ない(笑)?
あるお客様曰く、奥様に「今日マスキューさんの試飲会行くの?」と聞かれ、「うん。ひっそりやってるそうだから、こっそり行ってくるよ。」と返事をしたら受けたとか。日常のちょっとしたことに笑いを求める。これ人生の鉄則。何があっても楽しくなくちゃ!

ジュ・ド・レザン 2020年 ポール・ジロー フランス コニャック 微発泡 白 ノン・アルコール 750ml 1695円税込み
◎ジュ・ド・レザン 2019年 ポール・ジロー フランス コニャック 微発泡 白 ノン・アルコール 750ml 1695円税込み
「おっ、今年も来ましたね(笑)。」
「2019年と2020年じゃ色が違う。2019年が妙に色が濃い。熟成したからですか?

「ところでマスキューさん、こうして比べられてラッキーなんですが、いつもこんなことありませんよね?」
私「1~2本は勉強のためにとっておいてコッソリ飲んでいますが(笑)。だいたい夏前に完売するのが通例です。今年はコロナの影響でレストラン関係がダメでして、それで少し残ってしまいました。それならばちょうど良いかと(笑)。」
私「まっ、まっ、お試しを。」
「う~ん。2020年旨いね!飲みやすい!今までで一番飲みやすいんじゃない(笑)。」
「ハニーで紅茶、う~ん。レモンティーの香りがする。」
「植物っぽさ、青い草のニュアンスも。」
ちょっと梅紫蘇っぽい。梅酒に長く浸った梅の香り。」
「2020年は開けたてはキリンビール工場見学で嗅いだ麦芽汁 発酵前の麦芽汁の香りがする。」
私「お芋なんかの香りもしますね(笑)。穀物っぽいニュアンスありますよね(笑)。」
私「2020年は今までで一番早く収穫を迎えたヴィンテージです。飲むまで想像がつきませんでした。」
家内「おそらくリンゴ酸が多く残る作柄とは想像しましたが。」
「あー、リンゴっぽい(笑)。それもものすごく甘い高価なリンゴ(笑)。」
私「かなりリンゴ酸は多いですね。」
「生き生きとしてるよね(笑)。」
「え~と。2019年はと…。う~ん。濃い(笑)!トロトロ(笑)。」
私「そーですね。トロトロ。去年日本に到着した時よりトロ味が増しています。」
「2020年の紅茶のニュアンスと2019年の紅茶のニュアンス違いますよね(笑)。」
「2020年がレモンティーで2019年は煮出した紅茶にたっぷり砂糖入れたみたい(笑)。」
家内「2019年の方が乾燥した枯れ葉のイメージ。あとリースリングっぽいオイリーさも感じます。2020年は青さが残る落ち葉と枯れ草が混ざったようなイメージかな。」
私「2019年は井草 畳の匂いがしますね
。これほどヴィンテージの差を感じるジュ・ド・レザンははじめてです。
「2019年の方がいつものものに近いかな。2020年のバランスの取り方有り様が違いますね(笑)。」
「2019年と2020年の作柄の違いが解りました(笑)。個人的には2019年が好きだけど、今日は娘が来るから2020年にします
(笑)。」
「どちらもグイグイ飲めるジュースじゃないですよ(笑)。中身の詰まり方が違う。」
「普段我々が飲んでいるのってホントにジュースー(笑)?いや、逆にいつも飲んでるのがジュースでこれが規格外(笑)。」
「これをさあ、1本ラッパ飲みは出来ないよ(笑)。」
私「このジュ・ド・レザンはワインの原料
となり、出来たワインを蒸留してコニャック ポール・ジローが出来ます。ですから通常飲む生食用の葡萄ではなくワイン用の葡萄となります。そのため生食用よりより甘くなります。」
「飲んだ感じ甘いんだけどワインみたいだよね。ジュースとは思えない。」
私「ワインみたいに食べ物とマリアージュしますよ(笑)。クリーム系の特に乳脂肪分の高いものや蜂蜜を使ったもの。そうそう、フォアグラなんか鉄板ですよ(笑)。あと、お芋もグッド(笑)。」
家内「ジュ・ド・レザンはお年寄りのファンが多いんです(笑)。これがあると元気が出ると。体が弱った時に飲んだり、真夏に毎朝チビチビ飲むとか。決してぐびぐび飲まれません(笑)。」
「滋養強壮に良さそう(笑)。そういえばドイツ・ワインで死にかけた旅人に飲ませたら生き返ったなんて伝説ありましたよね(笑)。ドクトールでしたっけ?」
ベルンカステーラ・ドクトールですね。これ飲むとその話の意味が解るね(笑)。」
私「考えてみると、ジュ・ド・レザンはブドウ糖点滴を飲むようなものですから、飲むと効く。シャキッとしますよ(笑)。」
「食欲の落ちたお年寄りには良さそう(笑)。田舎のおばあちゃんに送ってあげようかな(笑)。」
「ところでマスキューさん、ジュ・ド・レザンの列に1本だけ箱に入ったものがありますが、何ですか?」
私「コニャックです。ジュ・ド・レザンを発酵させてワインにしてそれを蒸留する訳です。ジュ・ド・レザン4本で1本のコニャックが出来るはずです。これはポール・ジローのエントリー・カテゴリーのコニャックです。」
「なるほど!そんなの見たら買わなきゃいけない(笑)。」
「ジュ・ド・レザンとそのブランデーなんだから相性悪い訳ないよ(笑)!」
私「仰る通りでございます(笑)。このブランデーをジュ・ド・レザンで割りますと、アルコール感がない。ですから美味しさに浸っているといつの間にか酔っている(笑)。ちなみに私はこのカクテルをダブル・ジローと名付けました(笑)。名付け親は私でございます(笑)。」
「マスキューさん!この売り方手が混んでいてグッド(笑)!」
私「私のハニー・トラップでございます(笑)。」

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昨日今年のボジョレー・ヌーヴォーは解禁。

Nov 20, 2020 by weblogland |
昨日今年のボジョレー・ヌーヴォーは解禁。でもですね、飲むのは今日11月20日(笑)。配達やら数の調整やらで、飲んでいられない(笑)。
今、ようやく飲みました(笑)。

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まず、ミッシェル・マーレのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年
上手く出来ています(笑)。しっかり甘味があり飲みやすい。ヌーヴォーらしいキャンディーっぽさ。ジュース(笑)。良い年のヌーヴォーのレベル。
輸送で世間の話題になりましたが(笑)、結局赤字だったのかな?

モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年
ボジョレー・ヌーヴォーではありませんね(笑)。モリエールらしい芯の強い上質なワイン。いつも通りタイトに仕上げるとは!エレガントな素晴らしい香りが溢れ出ています。しっかり醸しをしたようです。熟成を予感させます。いわゆるヌーヴォーは航空運賃が高いので割高感がありますが、モリエールのヌーヴォーにはそれがありません。さすがモリエールなのです。明日飲んだらもっと美味しいに違いありません(笑)。

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今年のボジョレー・ヌーヴォーはどうですか?

Nov 17, 2020 by weblogland |
マスキューさん!今年のボジョレー・ヌーヴォーはどうですか?
まだ解禁日前ですから解りません(笑)!ゴメンナサイ。

建前として、11月19日にならないと飲んではいけません!まあ、紳士協定みたいなものかな(笑)。でも気になりますよね。
想像するに、わりと甘く感じてジューシー。大きさもあるはず。もちろん生産者によって違いますが。しっかり醸しをしているはずですから、色も濃いかな。ちゃんと作ったものは、例年とは違うはず。良いものは、『えっ!コレがボジョレー・ヌーヴォー!』となるはず。
ただし、間違ってもここ数十年で一番の作柄とは申しません(笑)。やはり作柄としてはイレギュラー。コロナ禍もあり生産者の呻吟が聞こえます。
ありがたく飲むべし!

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今日は試飲会に向けてワインの試飲です

Nov 13, 2020 by weblogland |
ふふふ(笑)。

今日は試飲会に向けてワインの試飲です。全部で9本取り寄せました。もちろん只ではありません(笑)。ゲストは筋金入りのワイン・エキスパートのKさん(笑)。

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今回はなかなかの結果。使いたいワインが4~5本ありました。家内がこれぞと目をつけただけありました。先月一度インポーターさんの試飲会で目をつけたものですから当たる確率も増しますね(笑)。もちろんスカもありましたが(笑)。
良いワインでなくてはいけませんが、良くてもマスキューで扱えるかどうか?これも大きな決定要因でもあります。
この微妙なところを乗り越えて、『旨いコレ!絶対に扱おう!』となるワインってとても少ないのでございます(笑)。

今日は楽しかったなぁ(笑)。

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桝久 試飲会リポート後半+番外編

Nov 03, 2020 by weblogland |


●カビレ マヴルッド&カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ヴィラ・ヤンボル ブルガリア 赤 トラキアン・ヴァレー  750ml 1320円税込み
「おっ!カッコいいラベルですね(笑)。ギリシャ・ローマ時代の彫刻かな(笑)?」
「ブルガリアですか。コスト・パフォーマンスが良いワインが多いですよね。マスキューさん定番のヴィラ・ヤンボルお世話になっております(笑)。」
私「これ実はヴィラ・ヤンボルの上級品でございます(笑)。価格帯としてはメルロ・リゼルバと同じです。」
「うんうん。濃くて美味しい(笑)!」
「濃いけどとても飲みやすい(笑)。」
家内「ワインに無理がないですよね(笑)。イレギュラーな要素を感じません。」
「そう言われると府に落ちる(笑)。酸っぱすぎたり、水っぽかったり、渋すぎたり、甘すぎたりしない(笑)。」
「マスキューさんがよく言う『折り合いが良い。』ってことかな(笑)?」
私「単純に美味しくて、欠点が目立たない
(笑)。あとこの状態が数日続きます。もちろん変化はしますが、不味くはならない。もともとの葡萄栽培の良さ原料葡萄の良さが決定要因かな(笑)。」
「しっかりみっちりしてるんだけど、甘さ深さがありますよね(笑)。」
「タンニンも充分にあるし刺々しくないですね。」
「しかし、マヴルッドでしたっけ?知らない品種沢山あるんですね(笑)。」
「あんまりアロマティックとは言えないけど、ちょっとメルロっぽいかな(笑)?」
私「サン・テミリオンじゃないし…。」
家内「ボルドーよりもっと涼しい産地だよね。例えばベルジュラックかな?」
私「なるほどね。ベルジュラックのワインに近いニュアンスあるね。でもタンニンがこんなに滑らかじゃないかな?」
家内「熟成してこなれてきたタナなんか近いかな?」
「これちょっと野性味があるからメルロよりタナに近いかな?でもそれほどの締まりはないんだよね。」
「豊かさがありますよね。」
家内「でもさぁ、昔のマヴルッドって堅くて途方に暮れた記憶がある(笑)。」
私「そうそう。渋くてね(笑)。あの当時マヴルッドってブレンド用のワインだと実感したよね(笑)。」
「マスキューさん。これは洗練されてますよね(笑)。ちょっとニッキの香りがして心地好い(笑)。そうそうニッキとシナモンの違い知ってます(笑)?」
私「知りません。よくご存知ですね(笑)」
「ニッキは日本産、シナモンは外国産(笑)。お後がよろしいようで(笑)。」
私「博学ですね(笑)。ブログでパクらせていただきます(笑)!」
「後でググって確認してくださいね(笑)。」
「それにしてもコスト・パフォーマンスが高いワインですね(笑)。」
私・家内「ありがとうございます(笑)!」


おいちい、おいちいブルゴーニュを飲んでウサ晴らししましょう(笑)!
●ヴォルネイ ヴィエイュ ヴィーニュ ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリェ2017年
750ml 4,682 円税込み
「私以前コレ買いましたよ(笑)。もちろんセラーにキープしてます(笑)。」
「おいちい、おいちい、ブルゴーニュですね(笑)。ブルゴーニュのピノ・ノワールは高いからすっかりご無沙汰(笑)。」
「力ずくじゃなくて取っつきやすい。しかも美しい(笑)。変わるもののない味だよね(笑)。」
「おいちい(笑)!旨いなぁ(笑)!旨味と香りが高度(笑)。特に香りが素晴らしい!
薔薇の花。かぐわしい(笑)。」
「村名だけど1級並みですな(笑)。ピークに入ったところかな?」
家内「開けて翌日が一番良いかと。」
「2017年って良い作柄なんですね(笑)。」
「マスキューさん曰くのイレギュラーがないワインかな(笑)?」
私「読まれてますね(笑)。まあ、何十年も熟成するレベルではありませんが、美しさ高貴さがありますよね(笑)。」
「ブルゴーニュのピノ・ノワールって高貴だよね(笑)。」
「腐葉土のニュアンスも自然な感じを演出してますね(笑)。」
「コレが枯れ葉のようになってくると、堪らなく美味しい(笑)。そうなりそうですよね(笑)。」
家内「ピノ・ノワールの極致ですよね(笑)
。」
「香りの出方がニュイのワインっぽいですよね(笑)。ふわーんと香りが出てる(笑)。

「樽の香りはするけど全体のバランスとよく合っている。スパイシーさもアクセントになっているし、欠点がない(笑)。」
「そうですよね。ニュー・ワールドのピノ・ノワールなんかいびつだよね。それ考えるとやはりブルゴーニュのピノ・ノワールなんだよな(笑)。」
「子供っぽいんだよね(笑)。」
「値段は一人前だから困る(笑)。」
「でも、Jマイヤーのピノ・ノワールだったら許せる(笑)。」
「まあ、ブルゴーニュのピノ・ノワールとは用途が違うけどね(笑)。」
「だってさぁ、このピノ・ノワールは美味しい料理を出す高級なレストランでこそ飲みたいよね(笑)。」
私「皆さん良いピノ・ノワール飲んでますね(笑)。」


さて、今回はコロナ禍をかんがみて5本で終了の予定でしたが、10月30日は、なっなんとノヴェッロの解禁日でございます。
取り敢えず1本くらいは飲まなくてはいけません!
試飲会の番外編スタート!
●ノヴェッロ・サレント2020年 コンティ・ゼッカ イタリア プーリア 赤 ノヴェッロ 750ml 1885円税込み
「今日はせっかくのノヴェッロの解禁日ですから、1本開けましょう!何がイイかな
(笑)?一番安定しているプーリアのノヴェッロ・サイレント2020年いきましょう!

私「あれ?いつもと違う!?」
家内「甘い!なんでこんな甘いの(笑)?」
「これ、ジュースですよ(笑)。ジャムっぽいし(笑)。」
「これ赤ワインソースにしたら良いかも(笑)」
「プルーンなんかを細かく刻んで入れて。」
私「それはそうですね(笑)。でもノヴェッロの弾けるようなフレッシュ感とは違うフレッシュ感(笑)。マセラシオン・カルボニック法で発酵した感じがしない。???搾りたてのジュースみたい。ワインらしくない。」
「これアルコール入っているんですか(大爆笑)?」
私「そんな馬鹿な(笑)!え~と。13%ありますよ!何で?」
家内「濃いけど軽い。」
私「酸がないとしか思えない!」
「2020年の作柄の影響ですか?」
私「今まで経験したことのないワインに仕上がっています。アルコール分のないポートを飲んでるような(笑)。」
「今年は収穫が早かったみたいですよね?

私「ここ50年間でも1、2位の収穫の早さと言われています。」
「それってどんな影響が出るのですか?」
私「通常葡萄は開花してから収穫まで100日くらいかかります。それが早まると出来る葡萄の味わいに影響が出ることになります。」
「具体的にはどうなんですか?」
私「葡萄果の酸は7月に急増して秋に向かって減酸、リンゴ酸が他の有機栽酸に変化するようです。それを飛ばす訳です。」
家内「実際にどうなるのか経験したことがないので、断言は出来ませんが、このワインに関して言うと、いつもとは違う。
ワインとしての酸が少ないとしか思えません。」
私「理論的にはリンゴ酸は多いのですが、
酸のない抜けたワインとしか言いようがありません。」
ちょっと衝撃的でした。
でもですね、翌日奇跡が起きました(笑)!
私「昨日はちょっと甘かったのですが…。」
「えっ!美味しい!すんごくフルーティー
!」
「コレ豊かでイイよ(笑)。」
家内「あれ(笑)?美味しい。とても美味しいノヴェッロ(笑)。」
私「あっ!ラズベリーの香りがしてノヴェッロらしいフレッシュな味わい!昨日はマセラシオン・カルボニック法で作ったワインではないジュースみたいでしたけど、今日はノヴェッロ(笑)。キャンディーやバナナのニュアンスがする。」

一体何故?
そこでトスカーナのグレヴェペーザのノヴェッロを開けてみることに。

●ノヴェッロ・トスカーノ2020年 グラヴェペーザ イタリア トスカーナ 750ml 1885円税込み
「これ、しっかりした赤ワイン(笑)。たしかにノヴェッロらしいマセラシオン・カルボニック法の味わいはしないけど、出来上がってる。」
「サンジョヴェーゼ。しっかりしたサンジョヴェーゼの味。キャンディーやバナナのノヴェッロらしい味わいはしない(笑)
。全然ハチハチしてない(笑)。」
「色も濃い。ガスっぽさもない。」
私「今までで一番濃いですね(笑)。いつもはわりと繊細な出来上がりなんですが(笑)
。あとマセラシオン・カルボニック法の影響が出てませんよね(笑)。収穫が早まったために醸し期間が伸びたからかもしれません。ワインが出来上がってますもんね(笑)。」
家内サンジョヴェーゼ特有のオレンジのニュアンスを感じます。しっかりしたサンジョヴェーゼ。アルコール分は12.5%
と通例ですが、タンニンと酸の詰まり方はとても良好です。」
私「飲む限りとても良い出来映えです(笑)。」

今年2020年は今まで経験したことのない作柄かもしれません。

わざわざのご来店ありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Nov 02, 2020 by weblogland |
昨日、一昨日とこっそりのご来店ありがとうございました!
やはり、こっそりひっそりはマスキューらしい(笑)?

まずは去年も飲んでいただいた、
ソールティ 白 N.V. モンテ・ディ・ロアリ イタリア ヴェネト フリザンテ 微発泡白 750ml 王冠キャップ 1782円税込み
私「これ、去年もお出ししましたが、この時期だけのフレッシュな微発泡の白でございます。産地はイタリアのヴェネトでございます。」
「ロミオとジュリエット(笑)?」
家内「はい(笑)。ガルダ湖の近くの風光明媚なところです。」
「パルマなんかとはまた違った美食の地でもあるね(笑)。」
「おっ!フレッシュだねぇ。微発泡なのがイイね(笑)。造ったばかり感満載(笑)。」
家内「去年よりカラクチニ感じます。今年早目に収穫した葡萄果汁に去年収穫した葡萄果汁を30%ぐらい加えて発酵させたものです。」
「う~ん。これってマルヴァジアっぽい?
重くなくて良いですよね(笑)。」
私「さすが!過熟したマルヴァジアはよくありますが、早摘みしたマルヴァジアがメイン、それにフェルナンダ、モスカートを加えています。」
「モスカートのハニーさも感じる。冷静に飲むとかなり複雑ですよね(笑)。フレッシュ&フルーティーを楽しむだけじゃないね(笑)。」
「基本辛口だから食事をしながら飲みたいね(笑)。」
家内「あとこのワインはまるっきり余計なことをしていませんから、澱引きもしていませんので飲んで行くうちに濁ります(笑)。」
「あっ、ホントだぁ(笑)。でもさ澱も味のうちかな(笑)。」
私「酸化防止剤SO2も添加していません。高度な衛生管理能力があります。」
「あれ、でもバック・ラベルには酸化防止剤って書いてありますよ(笑)?」
私「自然にSO2が発生しますので、ゼロとはなりません。それゆえ表記されてしまいます。」
「輸入障壁ですな(笑)。河野太郎さんに言わなきゃ(笑)。」
「そうだ!河野太郎にチクろう(笑)!」

なんか話がとんでもない方向に(笑)。

「マスキューさん、ラベルにアンフォラの絵が描いてありますけど…?」
家内「はい。アンフォラ 甕で発酵させています。ラベルのアンフォラは古代のものですが(笑)。」
私「素焼きらしいのですが、かなりしっかりしたもの。近代設備の中にアンフォラがドンと置いてあるのは可笑しくもあります(笑)。」
「アンフォラってオレンジ・ワインの生産によく使われるようですが、このワインはそれっぽくないですよね。アンフォラを使う意味はあるのですか?」
私「個人的にはアンフォラはリスクが高いので、わざわざ使わなくてもよいように思いますが…。まあ、このワインの場合
葡萄果汁に適度の空気を送ることで発酵を促進できるのかと。」
家内「衛生管理技術がとても高いとも言えます。」


〇『J,マイヤー』ピノ・ノワール 2019年 モーゼルランド社 ドイツ プファルツ Q.b.A.白 750ml 1296円税込み スクリュー・キャップ
「マスキューさん、このラベル見たことありますよ!」
私「はい。赤のピノ・ノワールはマスキューの定番アイテムでございます(笑)。」
「う~ん。白ワイン仕立てのピノ・ノワールかぁ(笑)。まあ、シャンパンなんかでもブラン・ドゥ・ノワールあるし、またこれは美味しいし、異論はないけど(笑)、ドイツって言うのが引っ掛かる(笑)。」
私「まっ、まっ、お試しを(笑)!」
「う~ん。やはりブラン・ドゥ・ノワール。重さがある(笑)。」
「色は薄い(笑)。でも重い(笑)。色のイメージとは違いますな(笑)。」
「昔のドイツ・ワインの甘いイメージじゃない(笑)。割りと辛口かな?」
私「残糖分は1L中6gでございます。ドイツ・ワインの範疇ですとトロッケン辛口となります。」
「リースリングみたいな特徴的な香りはしないけど、デイリーな食事には合いそうですね。」
「際立った特徴はないけど(笑)、自然に飲みやすいよね。旨味がしっかり残ってるから楽しめる。」
「毎日飲んでもイイかな(笑)。我が家にはぴったり(笑)。」
「何にでも合いそう(笑)。」
私「ポン酢正油には鉄板ですね(笑)。何でも行けちゃいますね(笑)。」
「マスキューさん!定番のモルドバのラダチーニにカベルネの白ありましたよね。このワイン、あれに似ていませんか(笑)?」
「あっ!そうだよ!似てる(笑)。」
私「皆さん、なんと鋭いことか!実はインポーターさんは同じアグリさんです。しかも、しかもですよ。生産者のJマイヤーにわざわざピノ・ノワールで白を作ってくれと特別発注したものです(笑)。」
「なるほど!成功体験に味をしめた訳ね(笑)。」
「あれも旨味があって美味しい(笑)。」
「価格は安いけど、どちらも美味しいし、我々日本人がデイリーに飲むにはぴったり(笑)。」
「日本も市場として成熟してきたんですね(笑)。」
家内「ラダチーニのブラン・ド・カベルネは間違えて出来てしまったものですから、瓢箪から駒(笑)。これは確信犯です(笑)。」

●インモルタリス モナストレル 2016年 パゴ・アイレス スペイン ムルシア州 ブーリャスD.O. 赤 750ml 1180円税込み
「これ、先月のインモルタリスの仲間ですか(笑)?」
私「はい。これはブーリャスのモナストレルでございます。」
家内「イエクラやフミーリャの南の台地上の産地です。標高が高く700m以上あります。」
私「ガルナッチャはカラタユド産。このモナストレルとは趣がかなり違います。まっ、まっ、まずはお試しを!」
「おー!値段とシンクロしない味わい(笑)。安っぽくない(笑)。香りが強いし、濃い。」
「チョコレートっぽい。」
「樽の香りは強いけど押し付けがましくない。」
家内「果実味がはっきりしており、進化を感じます(笑)。」
「そうだよね。あの樽香の強いいかにもパーカー好みのスタイルは飽きる(笑)。」
「店長!密度感、凝縮感もばっちり(笑)。余韻も綺麗ですね。」
「酸っぱさもあってイイ(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)!前回ご紹介したガルナッチャはみっちり系、これはねっとり系と勝手に区分しております。」
「ということは共に終売の特売品?なんで売れなかったのかなぁ?」
「こうして飲み頃になるのに時間がかかりすぎました。日本に来て2年ほどたってようやく飲み頃になりました(笑)。来た当初は荒さが目立ち、マスキューでの販売は見送りました。もともと良いワインとの印象はあったのですが。」
家内「酸もしっかりあるし、バランスがようやくとれてきた感じです。イエクラやフミーリャと比べても酸がありますね。
寒暖差がかなりありそうですね。」
「この台地に滲みこんだ水がアルハンブラ宮殿の噴水になるんですよ(笑)。」
私・家内「よくご存知ですね!」
「朝、晩めちゃくちゃ寒い(笑)。」
私「日本人が耐えられる寒暖差ではありませんね(笑)。」

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ノヴェッロ到着しました!

Oct 29, 2020 by weblogland |
さあ、まずの到着はイタリアのノヴェッロ!

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10月30日解禁です!
今年はどんなんかな(笑)?

ノヴェッロ・トスカーノ2020年 グラヴェペーザ イタリア トスカーノ IGT 航空便 赤 750ml 1714円税別

キャンティ・クラシッコ地区の名門グラヴェペーザが造るサンジョヴェーゼ100%で造る新酒ですここの新酒はバランスが良く、あまり新酒新酒していません(笑)。新酒独特の癖をあまり感じない造りです。コンクリート・タンクでマセラシオン・カルボニックをするためガス臭くならない為かと思います。 ですから、作柄をよく反映します。

私は、毎年このワインを飲みながらトスカーナの作柄を推察しています(笑)。2015年はイレギュラーのない素晴らしい出来映えでした。2016年は2015年と同じ糖度。前評判以上の出来映えでした。2017年も同じ糖度12.5%。心配なさそうです(笑)。2020年も同じとなっております。

ティニ・マルケ IGT 2020年 ガロフォリ
イタリア マルケ ノヴェッロ 赤 750ml 1834円税別

10月30日より解禁。マルケ随一の生産者として高名なガロフォリが造る新酒です。
 
ブランド名の『ティニ』は解放式の発酵樽を意味します。ということは特別な新酒造りをしたワインではありません。ガロフォリが普通に造ったワインを早めに瓶詰めして販売している風情なのです。ですから旨いのは当たり前(笑)。
 
ガロフォリはヴィンテージの悪い年でも補糖はしないため、アルコール分は11.5%13.5%ほどの範疇で収まります。いつも13%ということはありません(笑)。また作柄の悪い年に11.5%のアルコール分しか上がらないがらない場合でも、驚くほど濃密なワインを造ります。神業としか言えません。 こんなところに惚れてマスキューでは長年扱ってきました。
 
2010年以前は、このワイン、リリース後一年くらい経ってから飲むのがとても旨い(笑)。購入された方はじっくり三日くらいかけて味わうことをお勧めしました。ブランド名の『ティニ』は解放式の発酵樽を意味します。ということは特別な新酒造りをしたワインではありません。ガロフォリが普通に造ったワインを早めに瓶詰めして販売している風情なのです。ですから旨いのは当たり前(笑)。
 
モンテプルチアーノ種らしいラズベリーの香りが、途方もない量詰まっているのが実感できました。
 
ところが、2011年からスタイルが変わり新酒っぽいフルーティーなスタイルでした。2012年は完全なボジョレースタイル。マセラシオン・カルボニックを完璧に行っているようです。ブラインドだとボジョレーとしか思えないスタイル。でも、こんなに美味しいボジョレー・ヌーヴォは見当たらない(笑)。旨味の厚みが素晴らしい!モンテプルチアーノ種100%で造ってもガメイのようになる不思議。
 
やはり第二アロマは偉大?今年は如何か?
 
2014年は11.5%しかアルコール分は上がりませんでしたが、2015年は本来の12.5%の素晴らしい出来映え。2016年は最後の最後まで粘ったお陰で12.5%の糖度を確保。到着は遅れましたが(笑)。2015年並みの出来映えに拍手!

そして2017年はアルコール分が13%。久しぶりの高糖度。かなり良さそうです(笑)。

2020年はアルコール分は12%と範疇内。
心配のない出来上がりが想像されます。


ノヴェッロ  ヴィ・ノーヴォ 2020年 ガロフォリ イタリア 白 マルケ・ビアンコI.G.T. 750ml 1834円税別

ガロフォリがトレビアーノとヴェルディッキオで造った新酒の白。早摘みの葡萄で造っていますからアルコール分は低めの11%。早摘みの葡萄ど造るワインはヴェネトあたりでよく見かけます。ライムの香りがして軽やかなもの。ただガロフォリの場合それに飲み応えが伴う(笑)。

軽やかなでありながら、葡萄本来の濃さ良さを感じるのであります(笑)。密度があるのです。

2020年はアルコール分は12%。赤のノヴェッロと同じです。傾向として白の方が糖度が低いのですが、それを勘案すると今年は出来の良さが想像されます。

ノヴェッロ・サレント2020年 コンティ・ゼッカ イタリア プーリア ノヴェッロ・サレントIGT 航空便 赤 750ml 1885円税込み

イタリアの新酒ノヴェッロ。10月30日解禁。

南イタリア プーリアの優良生産者コンティ・ゼッカの新酒です。 毎年外さない味わいなのです(笑)。南イタリアらしい十分な甘さ、新酒らしい果実味のフレッシュ感はさすが!在来品種ネグロ・アマーロの良さは今年も全開でしょうね(笑)。

本当は半年くらい経ってから飲むと旨さがましてきますが笑)。

安定度は抜群の品質なのです

2020年はアルコール分13%。ほどよいバランスのものと思われます。

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サンプル取り寄せちゃいました(笑)!

Oct 21, 2020 by weblogland |
ふふふ(笑)。
サンプル取り寄せちゃいました(笑)!

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向かって右側は『見たことあるかな?』
はい、ご名答(笑)。先月から超特売品として大人気のインモルタリス・ガルナッチャのお友達でございます(笑)。これはモナストレル2016年でございます。カラタユドのモナストレルってあまり飲んだことがないような気がします(笑)。ただガルナッチャ並みの良さはありそう。しかも、しかもですよ!値段は同じ1,180円の大特価!飲まない訳にはいきません(笑)。

隣の赤はラ・モッラのバローロ2012年。おそらく飲み頃のはず。8,000円くらいの高級品!でもですね(笑)、ケチなマスキューはそんな高くは売りません!まあ、美味しかったら扱いたいアイテムではあります。
明日辺りに飲もうかな(笑)。

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桝久 試飲会リポート 後半202009

Sep 29, 2020 by weblogland |


●チロ・ロッソ クラシッコ 2013年 ジート イタリア カラブリア チロD.O.C.750ml 赤 750ml 1210円税込み
※特別価格品
「これも特売品ですか(笑)!コロナでワインが売れないからかな?」
Kさん「う~ん。資格試験で 空振りチロ って覚えたなぁ(笑)。そうでもしなきゃカラブリアのチロなんて覚えられない(笑)。」
私「Kさんの 空振りチロ が頭に焼き付いて離れません(笑)。」
家内「このジートのチロはマスキューの大好物です(笑)。何時からか忘れるほど前から扱っております。然るに大ショック!」
私「このワインはヴィンテージが2013年、ちょっと古く思えますが(笑)、実際には開けて翌日がベスト(笑)。ガリオッポ独特な酸味が柔かなタンニンと絡み合い甘露(笑)。深みがあり染み入るような味わいになります。2013年でようやく飲み頃ですからポテンシャル高し!なのです(笑)。」
Kさん「イタリア・ワイン好きとしては、こんな土の香りがするような 土着的な
ワインこそ好ましい(笑)。輸入停止が悲しい限りです。売る人間が育てるべきワイン。」
私「おっしゃる通り!ですから悔しいし悲しい。スローな良さをリピートしていただけなかった我々の力強い不足です。」
家内「ローマ時代のオリンピックの勝者にガリオッポのワインを与えたとか(笑)。変わる物がないワインですね(笑)。もっともこれでも早飲みに作られていますが
(笑)。」
私「地元の生産者もガリオッポに誇りを持っています。きっと臭みのあるトリッパを煮込んだ料理なんか鉄板の相性なんでしょうね(笑)。」
家内「ちょっと粉っぽい舌触りがそれに合うはず(笑)。」
家内「そうだ!気がついた!今年オリンピックが延期されたから、インポーターさんがこのワインの扱いを止めたんだ!
だってオリンピアのワインだからね(笑)」


◎ランブルスコ・ディ・ソルバーラ セッコ ザナージ イタリア エミリア・ロマーニャ 微発泡 ロゼD.O.P. 750ml 1885円税込み
「これですね、おいちいヤツは(笑)。」
私「はい。おいちいランブルスコでございます(笑)。」
「あー、色が綺麗。しっかりした薔薇色、オレンジも少し入っている。」
「うわっ!フランボワーズだぁ(笑)!香りの分量とパワーが桁違い!」
「これ凄いね(笑)。突き抜ける(笑)。」
私「このロゼ・ランブルスコは強く冷やした方が良いですね(笑)。」
「マスキューさん!これこそ真夏にやって欲しかったぁ(笑)!」
私「そーなんです。時期を逃しました(笑)
。まだ暑い日もあるでしょうから、その時にはコレをうんと冷やして召し上がってくださいませ。」
「しかしまあ鮮烈。でもしっかり辛口。全然甘く感じません。残糖分はあるのですか?」
家内「ちゃんと1L中に10gほどあります。

「へぇー、でも甘くない。何故ですか?」
私「酸が1L中7gもあります。ドイツ・ワイン並みです。ドイツ・ワインのトロッケンが似たようなバランスです。そうすると甘さがマスキングされ辛口に感じます。ティスティングの勉強になりますよ(笑)。」
家内「開けたてはフランボワーズの香りが支配的ですが、時間の経過とともにアセロラ、チェリー等に変化し、翌日になると薔薇の香りがします。とても美しいです。ワイン自体フレッシュ&フルーティーな作りですから、性格上変化は早いですね。」
「熟成させるようなワインではない?」
私「左様かと。ただジュース代わりではなく、食べ物に合わせるべきワインです。」
家内「昨晩フルーツ・トマトを何もかけずに食べながらこれを飲んだらビックリすらるほど良く合いました(笑)!そのままのトマトにこれほど良く合うとは…。絶句しますよ(笑)。」
私「カプレーゼなんか鉄板の相性ですね(笑)。」
「ここのところロゼの泡にはまってますが
(笑)。こんなスタイルの泡があるのですね(笑)。この独特な在り方こそランブルスコなんですね(笑)。食事にイイ(笑)。」


◎サッソストルノ ランブルスコ・グロスバロッサ・ディ・カステルヴェトロ ザナージ イタリア エミリア・ロマーニャ 微発泡 赤 750ml 2262円税込み
「これもおいちいヤツですね(笑)。」
「あっ、おいちい(笑)!」
「前のロゼ・ランブルスコとは全く趣が違いますね(笑)。同じ生産者とは思えない
。」
私「真逆のスタイルですよね(笑)。」
「これもチロみたいな土着的な味わい。」
「土着的な ど・ストライク(笑)!」
「いわゆるランブルスコと比べるとかなり違う。まず辛い。変に甘くない。でも濃くがあり深みがある。」
家内「ランブルスコってかなり作り方が自由なワインでして(笑)。量産化も可能です
。ちなみにマスキュー取り扱いのものはこれ以外に3アイテムありますが量産品のもの。どれも飲みやすくスイスイ行けちゃいます。もっともコスト・パフォーマンスには優れていますし使い勝手も良いもの。このザナージのスタイルとは真逆
と言えます。」
「う~ん。いわゆるランブルスコとは別物
だね。深くて旨い。砂糖の甘さじゃなくて旨味の甘さなんだよね。コレ。」
私「残糖分はロゼと同じほど、酸はロゼより多いです。ロゼは爽やかなリンゴ酸が目立ちますが、こっちは旨みに通じる有機酸が多いような気がします。」
「口に入れたとき、舌先がわずかに甘く感じる。これ心地よい(笑)。ベタつかず消えて全体の旨みになるかのよう。」
家内「ロゼは新しいワインだけで作っているようですが、こっちは1年熟成させたものと新しいものを半々ブレンドして作っています。」
「普通のランブルスコと比べると葡萄の濃さが違いますね(笑)。」
「美味しい美味しい生ハムやパルメザンチーズかじりながら飲みたい!」
「土地の食べ物に合わせたワインですよね。」
「昔ながらのランブルスコって文化ですよね(笑)。彼の地の食事に一番合う赤ワインがランブルスコなんですね。ランブルスコは微発泡の赤なんだけどランブルスコなんだよね(笑)。禅問答みたいになっちゃった(笑)。」
私「ランブルスコは1980年代にアメリカ西海岸で大ブレーク。それで一気に量産化が進みました(笑)。」
「あー、西海岸はイタリア系の移民が多いしね(笑)。」
私「彼らは基本コーラを飲みながら食事しますから、その手のランブルスコはぴったりだったようです(笑)。当然産地のイタリアでも量産品と農家でシコシコ作る手作り品に別れたようです。ザナージは後者。」
「今では日本人もファーストフード店やファミリーレストランで食べながらコーラ飲む人はいますがね(笑)。私などの古い人間からすると見ていてぎょっとする(笑)。」
Kさん「横須賀のどぶ板に有名な居酒屋があるんですけど、お客は7~8割が米軍関係。彼らはそこでサワーをゴクゴク飲むんですが(笑)、彼らは『アップゥ』『アップゥ』と言いながら注文(笑)、リンゴ・サワーを好みます。試しに飲んだら甘いこと甘いこと(笑)。日本の酒好きのオッサンには無理(笑)。」

大盛り上がりのランブルスコでした。
ありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半202009

Sep 28, 2020 by weblogland |
昨日、一昨日はコソコソのご来店ありがとうございました(笑)!コロナ本当に困りますね。お気遣い感謝いたします!

ヴィラ・ヤンボル シャルドネ 2019年 ブルガリア 白 トラキアン・ヴァレー  750ml 886円税込み
「あれ、このワイン馬鹿に安いですよね(笑)。」 
「うんうん。大丈夫かな?って値段ですよ(笑)。」
私「大丈夫でございます(笑)。もちろん重厚なワインではございません。でもですね、デイリーに飲むには支障ない出来上がりかと存じます(笑)。」
「これってマスキューさんの定番のブルガリア・ワインの仲間ですか?」
家内「はい。同じ価格ではカベルネ・ソーヴィニヨンを扱ってます。」
「あっ、あれですね、あれ(笑)。」
私「あれでございます(笑)。」
「ヴィラ・ヤンボルのカベルネ・ソーヴィニヨンは随分お世話になりました(笑)。安いワインって飲み飽きし勝ちですけど、あれはリピートしますよね(笑)。」
「と言うことは、このシャルドネも然り(笑)?」
家内「今日はランブルスコを開ける都合上、これは開けませんが、損はないと思います(笑)。フランスでこの価格でこのクオリティーのシャルドネはありません。」
私「そーなんです。このくらいの価格帯ですと、極端に薄かったり、抜栓してすぐにバランスを崩したりしますが、それがない。あと変な添加物を入れていない。」
家内「しっかりシャルドネしています(笑)。一部短期間木樽熟成していますから、ふっくらしたシャルドネらしさがあります(笑)。」

「マスキューさん!ブログを見ましたけど
変な添加物って何ですか?何故入れるのですか?」
私「安いワインはコストも安い。これは1本の葡萄樹から何本の果汁を得るかと関わっています。」
「なるほど!1本の葡萄樹から作られるワインの量が少ないほど濃いワインが出来ますよね。」
「高級メロンと同じだな(笑)。高いヤツは1本のメロンの樹から1個しか作らないんだよね(笑)。」
私「左様でございます(笑)。1本の葡萄から沢山作るとワイン自体が薄くなります。中身が薄い訳ですから中の分子の結合力が弱くなります。その結果ワインとして安定しません。それを補うために安定剤や保存料を入れて安定させる訳でございます。」
「何を入れるのですか?」
家内「基本SO2は嫌でも発生しますが、その量が多くなります。」
私「あとビタミンCやアカシアの樹液等最近は目立ちます。ソルビン酸を入れたりもします。いわゆる認可されている食品添加物 保存料です。」
「ビタミンC  アスコルビン酸ですね(笑)。」
私「流石!薬剤師さん(笑)。」
家内「今まで入れていないワインが2018年2019年ヴィンテージに変わるといきなり入れてきたりして困っています。」
「えっ、いきなりですか?」
家内「はい。禁止添加物ではありませんからインポーターさんも判断が難しいようです。マスキューが気をつけるしかありません(笑)。」
「添加物が入ると味わいが違うのですか?」
私「極少量なら見落とします。量が多いと
やはりバランスが悪い。とは言え2018年や2019年のように酸のないワインしか出来ない場合はやむを得ない事情は解ります。ただマスキューはセレクト・ショップですので、基本添加物の少ないワインを扱うのが鉄則となります。ですから仕入れたのは良いけれど店頭に並べられないことになります(笑)。これはかなりのショックでございます(笑)。」

アンジェ・ブラン 2015年 ヴィノ・ヴァリー フランス 白 南西地方 コンテ・トローザンI.G.P. 750ml 1100円税込み
※特別価格品
「これって赤がデーモンで白がアンジェのセットなんですよね(笑)。悪魔と天使(笑)。赤も白も美味しい(笑)。なんで白が特別安いのですか(笑)?」
私「インポーターさんが白の輸入を止めるとのことで在庫クリアランスとなりました。」
「へぇー、この白とても美味しくてもう何本か飲んでますが、赤は2018年ですが白は2015年ヴィンテージ。と言うことは白が売れ残った?こんなに美味しいのに?赤同様に売れないのが不思議です。変な質問ですが何故売れなかったんですか(笑)?」
私「鋭いご指摘でございます(笑)。マスキューも輸入当初は赤のみ扱いました。ティスティングの折、白のSO2の量が多く感じたからです。ところが先月白をティスティングした折、SO2をほとんど感じず、しかも全体の旨味が増していました
。とても美味しい良いワインになっていました。」
「それって熟成したからですか?」
私「もともと良いワインは熟成することで
美味しくなります。もとがダメだとダメさが増すだけです(笑)。」
「と言うことは、当初気になったSO2が熟成することにより気にならなくなったということですか?他の分子と重合することで気にならなくなったのですか?」
私「実はそれがよく解らないのです。経験的に重合するから知覚できなくなるのかなと思っていたのですが、あるインポーターさんの実験によるとSO2は瓶詰め後5年末経つと半減し、さらに5年後にはほとんど検出されなくなるそうです。瓶詰め後5年経ったものと10年経ったものの化学分析(食品検査分析)をした結果そうなるとのことでした。ここで謎は深まる(笑)
。検出出来なかったSO2は何処に行ったのか(笑)?コルク栓自体は不完全密封ですからワインが蒸発するのはある意味自然なのですが、SO2だけ無くなるのは解せない(笑)。???なのでございます(笑)。」
家内「長々と失礼いたしました(笑)。まあ、とにかく時間が経過して美味しくなったので、お披露目することになりました(笑)。」
「なーるほど(笑)。これってとても癖がなくふっくらして飲みやすい。この価格帯のクオリティーじゃないんですよね(笑)」
私「ありがとうございます!」
「でもフランスの何処産と言われたら解らない。ブラインド・ティスティングしたら絶対に当たらない(笑)。」
「マスキューさんがブログでシンメトリーと言ってたのが解りましたよ(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。」
家内「まあ、これは協同組合産のワインなので個性が薄まるのは仕方ないかもしれません。あと2015年ヴィンテージの性かもしれません。わりとイレギュラーのない作柄でしたので。」
「そうですよね。シュド・ウエストならばもっとシリアスなイメージありますもんね(笑)。」
「ソーヴィニヨン・ブラン独特の草や樟脳
の香りはあまり出てない。サンセールみたいな桃っぽい柔らかさはあるかな。
でもそこまでトロっとはしていないか(笑)。」

インモルタリス ガルナッチャ 2016年 パゴ・アイレス スペイン アラゴン カラタユドD.O. 赤 750ml 1180円 税込み
※特別価格品
「マスキューさん!これも特売品ですね(笑)。なんか見た目高級そうですよ(笑)」
「うんうん。瓶やラベルが偉そう(笑)。」
私「設定上代が2000円近いワインなのですが、それが裏目に出たようです(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを。」
「あっ、これパワフル(笑)。強烈(笑)。」
「でも飲みにくくはない。この価格帯のワインじゃない(笑)。中身が詰まってる。」
家内「一昔前の樽香プンプンのスタイルではありません。葡萄のアロマを全面に出すスタイルです。ポスト・ロバート・パーカー味ですね(笑)。」
「ニュー・ワールドっぽいけどちょっと違う(笑)」
「ガルナッチャですか。それにしても鮮烈。アルコール分はいかほどですか?」
私「なんと15%です。」
「そんなにあるんだぁ!飲んだ感じ13.5%くらいと思いました(笑)。酸があるんですね。スペインにしては酸がありますよね。スペインの何処ら辺ですか?」
私「カラタユドでございます。標高が900m前後と高く、そのため寒暖差がありますので葡萄に酸が残るようです。」
家内「葡萄果をゆっくり、しっかり成熟して、完熟のタイミングで収穫した味わいです。とてもスパイシーでしかも過熟してませんから無理がない。ジャムっぽくなっていません。とてもコストをかけて栽培した印象です(笑)。」
「果実がみっちり詰まってる(笑)。ブラム系かな?暗さに明るさがある(笑)?」
「うんうん。打ち上げ花火みたい(笑)。それもドーンと夜空に大輪の華を咲かすヤツじゃなくて、ドーンと上がってからバリバリバリと四方八方に炸裂するヤツ(笑)。」
私「このたとえアバンギャルド(笑)!ブログにパクらせていただきます(笑)。」
家内「実際ワイン自体もしっかりしていて、開けてから3~4日なんでもありません。良い状態が続きます。ポテンシャルがかなり高い(笑)。」
「え~と、ヴィンテージは?」
私「2016年です。安い作りだともうヘタっていてもおかしくありませんね(笑)。」
「マスキューさん!なんでこれがこの値段なんですか(笑)?」
私「輸入された当初はすぐに飲むには早い
印象でした。今、ようやく飲み頃になったようです。」
家内「日本に来て2年くらい経ってようやく本来の味わいが現れた感じです。」
「う~ん。インポーターさんは大変ですね。売れ行きがよくないものは処分して新しいアイテムを入れなくてはなりませんもんね。」
「売れないものはさっさっと見切りをつけるのが商売の鉄則。この辺はドライにしないとキャッシュ・フローが悪くなります。」
「目利き力がないと輸入するのはリスキーですよね。あと売り方プロモーションかな。」
「でもさあ、一般にこうした最終処分品ってバッタ物や不良品が多いんだよね(笑)。その点マスキューさんは外さないから安心ですよ(笑)。」
私「ありがとうございます!」



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ドンナルーチェ 2019年

Sep 09, 2020 by weblogland |
あれ?
まだ2018年のティスティングが終わらないうちにドンナルーチェが2019年に変わっています?

基本ドンナルーチェは12ヶ月ほどの樽熟成をしますから、計算すると2019年ヴィンテージは7ヶ月ほどしか樽熟成していないことになります。だいたいドンナルーチェのヴィンテージが変わるのは年末から翌年にかけてですから意表を突かれました(笑)。
2019年は暑すぎて酸が少ないため樽熟成期間を短くしたのかな?同じような酷暑の2018年が樽のニュアンスが強かったことを考えると、ありなん!
そんな訳で2019年ヴィンテージのティスティング開始となりました。まだ2018年飲んでるのに(涙)。

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9月1日
今日はドンナルーチェ・マニアのMさんがご来店されました。試飲会の蜜を避けて、わざわざ平日にお越しくださいました。
私「Mさん、いつもお世話になっております。ドンナルーチェ2018年(7月13日抜栓)と2016年(2018年1月27日抜栓)がありますからお試しくださいね(笑)。」
Mさん「それはそれは(笑)。」
私「2018年ようやく美味しくなりました(笑)。」
Mさん「うんうん。ドンナルーチェ味(笑)。開けてから50日かぁ。相変わらずすごいですね(笑)。私2018、2017、2016年と
とってあります(笑)。」
私「ありがとうございます!さすがドンナルーチェ・マニア!ところで2016年もお試しを。」
Mさん「開けてから2年半以上!どんな…、
う~ん。シェリー(笑)!でもちゃんとオレンジが鎮座してる(笑)。これは美味ちい
(笑)。」
私「左様で(笑)。これはもう、美味しいではなく美味ちいのです。」
Mさん、私、家内「美味ちい(笑)!」
私「ドンナルーチェ・マニアのMさんがこられましたから2019年も開けてみましょう!」
家内「香りはマルヴァジア!綺麗で明瞭な立ち上がりですね(笑)。」
Mさん「うんうん。とても飲みやすい(笑)
。爆発的じゃないけどイイですね。」
私「2018年は樽の香りがかなり強く感じましたが、2019年はフレンドリー(笑)。
マルヴァジアの香りがダイレクト(笑)。飲みはじめから折り合いがとれてますね。樽熟成期間を短くして正解ですね。2018、2019年は同様に暑すぎたのかな?

Mさん「生産量も少なそうですね。2020年はどうなのかしら?」
家内「同じような酷暑のようです。一部の生産者は酷暑に耐える品種に切り替え始めたようです。」
「葡萄果を覆うように葉が繁る株仕立てのものは耐熱性が高く大丈夫なようですが
、カベルネなどの垣根仕立ての葡萄樹は
ダイレクトに日が当たるので温暖な地では栽培が出来なくなっているようです。

Mさん「ドンナルーチェのスリー・ヴィンテージの垂直試飲ができるとは(笑)!ラッキー(笑)。」
私「ありがとうございます!でも気分はトホホでございます(笑)。」

9月2日(2日目)
うわっ、飲みやすい(笑)。柑橘類を連想する酸と味わいが一致。オレンジっぽさもあり、複雑で折り合いが良いですね。2018年とはスタートから趣が違います。

9月3日(3日目)
2018年のように樽のニュアンスが強くなく快適にスイスイ飲めますね(笑)。でもドンナルーチェとしてはこんなに軽いヴィンテージは初めてですね(笑)。

9月4日(4日目)
今日はゲストに筋金入りのワイン・エキスパートKさん(笑)。
Kさん「おっ、ドンナルーチェですね(笑)。私もドンナルーチェ・マニアなので3ヴィンテージほど持ってますよ(笑)。」
私「もちろん存じ上げておりまする(笑)。これは問題の2019年です。2016年と2018年も開いてますから、まず2016年いきましょうか(笑)?」
Kさん「え~と。2016年のボトル缶には2018年1月28日と書いてあるから2年半以上前の抜栓ですね。あーっ!こんなになるんですか。言葉を失う(笑)。」
私「まあ、酸化は進んでシェリーっぽいのですが(笑)…。」
Kさん「たしかにシェリーっぽいけど、こんなに果実味がしっかりしたシェリーはありませんよ(笑)。オレンジがある。美味しい(笑)。なんか一線を越えたものを飲ませてもらいました(笑)。」
私「では2018年を!これは2020年の7月13日に開けたものです。」
Kさん「そうすると開けてから50日ほどですね。う~ん。マスキューさんが言うようにいつもとは違いますね。飲みやすくはなっているんでしょうが、いつもならもっとバランスが良いですよね?」
私「左様かと。樽のニュアンスが邪魔してますよね。酸もいつものような圧倒的な量とは思えません。これ以上良くならないように思えます。」
Kさん「う~ん。暑すぎたのかな?それからこれは2019年ですね。開けて3日目ですね(笑)。うんうん。これは飲みやすい
(笑)。マルヴァジアの香りがはっきり(笑)
。樽の苦味もない。でも、いつものような怒涛のドンナルーチェとは違いますね
(笑)。」
私「2019年ヴィンテージは樽熟成期間を半減したようです。」
Kさん「いつもは新樽で1年ぐらいでしたっけ?」
私「はい。2018年の轍は踏まないような配慮かと。」
Kさん「なるほど。2018、2019年ともに暑かったからねぇ。今年2020年も暑いから
どうなることやら。」
私「そーなんです。何かを大きく変えないといけないかもしれません。」
Kさん「生産者は大変だ。我々の呑気に文句言いながら飲んでりゃイイけど(笑)。」
私「私はハラハラしておりまする(笑)。」

9月5日(5日目)
う~ん。重さが出てきました。あと、オレンジのニュアンスもかなり顕著かな。開けて1週間くらいは、いつもだとグレープフルーツなんかの柑橘類が支配的なはず。そうすると変化が早い。2018年も同じようにオレンジのニュアンスが出るのが早かった。基本似てるかな。

9月6日(6日目)
う~ん。
ドンナルーチェと言うと、ラベルに描かれている太陽のような圧倒的な香り、味わいの放出。求心力のある味わいとでも言いましょうか。2019年はそれに欠ける。まあ、ワインは自然の賜物と逆に実感しました。ドンナルーチェは出来上がりのアルコール分はいつも13%。収穫のターゲットとする糖度は同じ。でも出来上がった味わいの差がある。特に2018、2019年は顕著でした。今までこんな経験はしたことがなく、いつも変わらず美味しいワイン。いつも変わらず美味しく出来る生産者であり産地であると錯覚しておりました。でも、2019年だってまだ先を観測する必要があるほどですから、そこら辺の白ワインとは違います。この点誤解なきようお願いします(笑)。

9月7日(7日目)
う~ん。
マーマレードっぽさが増しましたね(笑)
。今まで飲んだドンナルーチェの中でマーマレードに到達したのが最速(笑)。だいたい2~4週間くらいでなります。ちなみに、ここ5ヴィンテージはマーマレードにならずじまい(笑)。久しぶりにドンナルーチェのマーマレードへの移行を確認(笑)。

9月8日(8日目)
やはり、マーマレード(笑)。ちょっとバランスに欠けるような気もしますが、ヴィンテージの性かな。私ドンナルーチェが何時マーマレードのようになるか?それがヴィンテージ毎に違うことに気づいてからロング・ラン・テイスティングをするようになりました。あと、このマーマレードの有り様が好きなのです(笑)。まあ、何故そうなるか解りませんが(笑)、ドンナルーチェはそうなる。そして何時なるかはその生命力の証であるように思っております。ここ数年はマーマレードみたいにならず仕舞い。ただ2016年のような異常な生命力を発揮する場合にそうなる。酸が有りすぎるとマーマレード状にはならないようですね(笑)。ドンナルーチェを10ヴィンテージは続けて飲みましたが、ようやく解ってきたのかな(笑)?

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桝久 8月のエア・試飲会 番外編

Sep 04, 2020 by weblogland |
8月のエア・試飲会番外編です(笑)。
実は先日アップした試飲会リポートでとても大事なことを放念(笑)。うっかりしちゃいました。ゴメンナサイ!実はジネストラのロゼで異常に盛り上がっていました。


ラ・ヴァッレ・デル・ヴェント 2017年 ラ・ジネストラ イタリア ロゼ トスカーナI.G.T. 750ml 2357円税込み

私「このロゼとても強いですよね(笑)。料理を選ばないほど。でも何に合わせると良いのでしょう?」
家内「パンチェッタやサラミなんてオーソドックスで外さないかな(笑)。」
私「肉の味がしっかりしててもオッケーだよね(笑)。」
Kさん「いっそのことトスカーナ名物Tボーン・ステーキでもいけそうですよ(笑)。」
私「おっ!それ良いアイデア(笑)。ドイツのザール・ルーヴァーでアウスレーゼ飲みながらステーキ食べるのに似てるかも(笑)。」
家内「私個人的に好きじゃないんだけどシェーヴルなんか良く合いそう(笑)。」
Kさん・私「それ絶対イイ!絶対合う!」
Kさん「長野の白馬山麓で外国人がシェーヴルを造っているのですが(名前忘れましたが)、それとても品が良い。日本的なシェーヴルと言っても良いかと(笑)。このロゼも基本的には強いのだけど知的な整い方をしていますから、あのシェーヴルに合わせてみたい!」
私「Kさん!さずが良くご存知で(笑)。これは良いこと聞きました。後で調べてみますね(笑)。」
家内「私の苦手意識も無くなるかな笑い?」
Kさん「シェーヴルの癖が気にならないんですよ(笑)。飼育している山羊にストレスがないからだとか。味に透明感がありました。」
家内「そういえば佐渡バターも透明感があって美味しかった(笑)。共通するのかな?」
私「前にお客様でアレルギーがあって乳牛で作ったチーズが食べられない。だからシェーヴルを食べる。なんて仰った方がおられました。何年か前に安曇野に引っ越されましたからご存知かも?聞いてみようかな?」

これをリポートに載せないのはバツですよね(笑)。失礼いたしました!

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ドンナルーチェが2019年に変わっています?

Sep 03, 2020 by weblogland |
あれ?
まだ2018年のティスティングが終わらないうちにドンナルーチェが2019年に変わっています?

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基本ドンナルーチェは12ヶ月ほどの樽熟成をしますから、計算すると2019年ヴィンテージは7ヶ月ほどしか樽熟成していないことになります。だいたいドンナルーチェのヴィンテージが変わるのは年末から翌年にかけてですから意表を突かれました(笑)。
2019年は暑すぎて酸が少ないため樽熟成期間を短くしたのかな?同じような酷暑の2018年が樽のニュアンスが強かったことを考えると、ありなん!
そんな訳で2019年ヴィンテージのティスティング開始となりました。まだ2018年飲んでるのに(涙)。

9月1日
今日はドンナルーチェ・マニアのMさんがご来店されました。試飲会の蜜を避けて、わざわざ平日にお越しくださいました。
私「Mさん、いつもお世話になっております。ドンナルーチェ2018年(7月13日抜栓)と2016年(2018年1月27日抜栓)がありますからお試しくださいね(笑)。」
Mさん「それはそれは(笑)。」
私「2018年ようやく美味しくなりました(笑)。」
Mさん「うんうん。ドンナルーチェ味(笑)。開けてから50日かぁ。相変わらずすごいですね(笑)。私2018、2017、2016年ととってあります(笑)。」
私「ありがとうございます!さすがドンナルーチェ・マニア!ところで2016年もお試しを。」
Mさん「開けてから2年半以上!どんな…、
う~ん。シェリー(笑)!でもちゃんとオレンジが鎮座してる(笑)。これは美味ちい(笑)。」
私「左様で(笑)。これはもう、美味しいではなく美味ちいのです。」
Mさん、私、家内「美味ちい(笑)!」
私「ドンナルーチェ・マニアのMさんがこられましたから2019年も開けてみましょう!」
家内「香りはマルヴァジア!綺麗で明瞭な立ち上がりですね(笑)。」
Mさん「うんうん。とても飲みやすい(笑)。爆発的じゃないけどイイですね。」
私「2018年は樽の香りがかなり強く感じましたが、2019年はフレンドリー(笑)。
マルヴァジアの香りがダイレクト(笑)。飲みはじめから折り合いがとれてますね。樽熟成期間を短くして正解ですね。2018、2019年は同様に暑すぎたのかな?」
Mさん「生産量も少なそうですね。2020年はどうなのかしら?」
家内「同じような酷暑のようです。一部の生産者は酷暑に耐える品種に切り替え始めたようです。」
「葡萄果を覆うように葉が繁る株仕立てのものは耐熱性が高く大丈夫なようですが、カベルネなどの垣根仕立ての葡萄樹は
ダイレクトに日が当たるので温暖な地では栽培が出来なくなっているようです。」
Mさん「ドンナルーチェのスリー・ヴィンテージの垂直試飲ができるとは(笑)!ラッキー(笑)。」
私「ありがとうございます!でも気分はトホホでございます(笑)。」

9月2日(2日目)
うわっ、飲みやすい(笑)。柑橘類を連想する酸と味わいが一致。オレンジっぽさもあり、複雑で折り合いが良いですね。2018年とはスタートから趣が違います。



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桝久 8月のエア・試飲会リポート 後半

Sep 02, 2020 by weblogland |
後半の3本はトスカーナの共同組合のもの。なーんだ共同組合かぁ。なんて思われるのは重々承知(笑)。
この共同組合ラ・ジネストラは言わば、
ビオ・ディナミストの梁山泊!

サン・テレーロ 2016年 ラ・ジネストラ イタリア 赤 イタリア 赤 トスカーナI.G.T. 750ml 2074円税込み
Kさん「おっ、強くて深い!広がりがスゴいね。私いわゆるビオのワインってあまり好きじゃないんですよ。いわゆるビオ臭が嫌いなんですが、これくらいだと気にならない(笑)。」
私「ピエモンテのロ・ゼルボーネに良く似てますよね(笑)。香りはちょっと大きめのプラムかな。ゼルボーネは小粒のプラムだったけど、同様なニュアンスですね。
あと森のようなニュアンス、鉄っぽさ、複雑さが漂いますね(笑)。」
Kさん「あれ、ゼルボーネはセパージュはドルチェットでしたよね。これはサンジョヴェーゼ。同じセパージュかと一瞬思いました(笑)。」
家内「サンジョヴェーゼ独特のオレンジの香りがまだ出ていないのかな?でもサンジョヴェーゼにある暖かみを感じる。」
私「ゼルボーネのワインはたしかに素晴らしいのですが、やはり所詮ドルチェット。高貴にはならない。でもジネストラのサンジョヴェーゼって高貴になりそう(笑)。サンジョヴェーゼのポテンシャルの高さを感じますよね(笑)。深みがある。」
家内「ゼルボーネって商品としてワインを作っていない(笑)。ホントに好きなように作ってる(笑)。ジネストラはお客さんが飲むことを意識してるよね(笑)。」
Kさん「澱も無いね。ちゃんと澱引きしてる(笑)。」
私「瓶詰め前に少しだけSO2を加えてるからワインが安定するし、ビオ臭も抑えられる。」
Kさん「もともとしっかり作ってあるワインってあまりSO2やら加えなくとも持つ。変な添加物やテクニックを使わなくてもワインとして美味しく出来上がるんだよね(笑)。」
私「リスク回避のために色々やるようですが、もともとが良ければそれほど過度にこねくり回す必要はないみたいですよね(笑)。」
家内「極力自然に沿ってワインを作るのが基本ですもんね(笑)。」
Kさん「このワインも栽培収穫した時点でもう決まっているんだよね。駄目な葡萄から良いワインは出来ないからね。発酵の際には除梗しているんですか?」
私「細菌汚染のリスクを避けるために除梗しているようです。このため発酵前にSO2を添加しないで自然な発酵が出来ているようです。」
Kさん「クズマーノのベヌアラといい、このサン・テレーロといい2,000円前後のワインでもコスト・パフォーマンスの良さにビックリしましたよ(笑)。イタリアはまだ知らないお買い得ワインがありますね(笑)。」
私「ありがとうございます。でもですね、このサン・テレーロはこれにて完売となります。だからあまり大きな声でセール出来ません。」
Kさん「だからエア・試飲会で開けなかったんですね(笑)。」
私「左様でございます。ゴメンナサイ!」


ロ・ゼルボーネのロゼが無くなり途方に暮れていました。でもですね、ありました!双璧と言ってよろしいかと(笑)。
ラ・ヴァッレ・デル・ヴェント 2017年 ラ・ジネストラ イタリア ロゼ トスカーナI.G.T. 750ml 2357円税込み
家内「今日は大日本ロゼ・ワイン普及協会の会長こと私、会頭のKさん、理事長の店長が揃ったところで垂涎の御披露目でございます(笑)!」
Kさん「う~ん。プラム、ラズベリー、香りの広がり強さ。まるで畑で取れた果実を煮込んだよう(笑)!」
私「ゼルボーネのキアレットに似てる(笑)
。もうゼルボーネはキアレット作っていないから、これこそマスキュー一押し!
酸の緻密な密度感は立派。最良の域に達している。」
家内「この圧倒的な姿はペラベルガの赤を連想しちゃう(笑)。」
私「なるほど果実のニュアンスは似てるしね(笑)。」
Kさん「このロゼは色が淡いけれど、ブラインドで飲んだら赤ワインって言っちゃいそう(笑)。強烈に旨い(笑)。」
私「ゼルボーネのキアレットは澱が多くて濁っていたけど、これは澱引きしてるから濁りがない(笑)。」
家内「その分都会的・知的にも感じる(笑)。」
さて、会員の皆さんのご感想は?(勝手に会員にしてゴメンナサイ!)
「あー、圧倒的。強いけど旨い(笑)。」
「アセロラっぽさもありとてもフルーティーなんだけどチャラくない(笑)。」
「ロゼ・ワインって言うとあまりイメージが良くない(笑)。昔飲んだ甘ったるいイメージがトラウマになってますよ(笑)。これは辛くてイイ(笑)。」
私「そーなんです。あの甘いロゼ・ワインのお陰でロゼ・ワインを敬遠する方ってかなりおられます。ロゼ・ワインをリピートから遠ざけたのがロゼ・ワインと言う皮肉な結果になっています。これは我々酒屋にもかなり責任があります。」
「マスキューさん!今回ロゼが最後から2番目、赤2本の後。なんか仕掛けがあると思ってましたよ(笑)。普通ロゼは赤の前じゃないですか?飲んでみたら実感(笑)。前の2本の赤ワインだってとってもしっかりしたグレードの高いもの。それを差し置いてのロゼ。このロゼを飲んでみなきゃ解らない(笑)。比べられるのは良い勉強になります。早く6本続けて飲みたいですね(笑)。」

イタリアでは蛇は豊穣のシンボル。変なラベルと思わないでくださいね(笑)。
トゥット アンフォラ 2016年 ラ・ジネストラ イタリア 赤 トスカーナI.G.T. 750ml 3770円税込み
「この蛇可愛いじゃないですか(笑)。愛嬌ありますよ(笑)。」
「色が赤いから毒蛇かな?」
家内「サンジョヴェーゼ100%。アンフォラ(甕)で作った凝ったワインです。」
「今流行りのオレンジ・ワインだな(笑)。」
私「白もありますが、今回は赤の初御披露目でございます(笑)。イタリア北東部辺りでは伝統的にアンフォラでワインを仕込み熟成させます。」
「アンフォラで仕込むと良いことがあるのですか?」
私「解りません。ゴメンナサイ(笑)。容量が少ないので酸化させやすい。(ワインが早く仕上がる。)そのくらいしか思いつきません(笑)。」
家内「微生物によるリスクの方が大きいのではないかと心配になります。」
私「でも、面白いワインを造っているのは事実。もともとの低収量や完璧な栽培が必要。それあってのアンフォラ作りなのかな(笑)。」
「う~ん。これスゴいね(笑)。」
「サンジョヴェーゼってこんなに立派になるんだ(笑)。」
家内「このジネストラはキャンティーDOCGのエリアです。もちろんキャンティーも作っていますが、このワインはキャンティーのサンジョヴェーゼを一線越えてますよね(笑)。」
「飲みやすくてフレンドリーなキャンティーとは違う(笑)。眉間にシワをよせ言葉を失うか。涎を垂らして忘我するか。どっちかだな(大爆笑)。」
「大きい。とにかく大きい。深いとにかく深い。でも後半のジネストラの3本は共通するものがありますよね(笑)。サンジョヴェーゼだから?」
私「最後のトットゥ・アンフォラはプラム系、ロゼもその前のサン・テレーロもプラム系で共通しています。ただサンジョヴェーゼらしさはオレンジの香り。それが隠れてまだ出ていません。」
家内「夕日に照らされたオレンジこそサンジョヴェーゼ!」
「え~と。サン・テレーロとこのトットゥ・アンフォラが2016年ですよね。畑は同じなんですか?基本似てますが根本的な強さが違いますよね。アンフォラの性(笑)?」
私「畑は1枚で5ヘクタールほど、おそらく
セレクションによる違いだと思います。」
「トットゥ・アンフォラは買っておいて秋に飲もう!この暑いなか飲むにはもったいない。涼しくなって集中力が高まってから飲むぞ(笑)!」

お暑い中ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 8月のエア・試飲会 前半

Sep 01, 2020 by weblogland |
さぁ。
8月のエア・試飲会の始まり、始まりー!
メイン・ゲストはお馴染みの、筋金入りのワイン・エキスパートKさんでございます。いつもありがとうございます!

まず、最初の2本はイタリア・シチリアの優良生産者クズマーノの白と赤。どちらも特売価格の限定品となっております!
〇インソリア 2018年 クズマーノ
イタリア シチリア 白 750ml 942円税込み ヴィノ・ロック 
Kさん「いかにもシチリア(笑)。明るくて濃さがあって健康的だよね(笑)。潮の香りもする(笑)。」
私「相変わらずの出来映えです(笑)。このランクのワインとしてはいつも外しません(笑)。さすがクズマーノでございます。

家内「同じクズマーノのラインナップでカタラットもあります。カタラットはオレンジ系、インソリアはレモンなんかの柑橘類のニュアンスかな。」
Kさん「これいかにもシチリアなんだけど
、アルコール分はいかほどですか?」
家内「え~と。12.5%ですね。しっかり管理していますね。」
私「昔はクズマーノももっとアルコール分は高かったんですが、近年は抑え目。無理に糖度は上げません。でも完熟してますからヨード 海藻のニュアンスも出てます。」
Kさん「そういうアプローチする生産者増えて来てますよね。そうしないと酸が残らないから、オリジナリティーを出すにはそれしかない(笑)。海苔とか海藻、塩辛さもあるし、いかにもシチリア(笑)。好きだな(笑)。」
私「仰る通りでございます。葡萄果もしっかり完熟してますので収穫の管理は完璧なんでしょうね。」
家内「当然、最新のIT制御・管理。畑のポイントに温度・湿度管理するセンサー置いてコンピューターに繋ぐ。トップ・ランナーかな(笑)。味わいも白身魚のカルパッチョなんか鉄板ですし(笑)、特に魚介類とはぴったり。シチリアのデイリーな白として完成度高いです(笑)。」
Kさん「クズマーノって資本もあるんですね(笑)。零細な生産者打倒こうはいかない。」
私「そーですよね。小さい生産者だと畑も小さいですから、それはそれで面白いワイン、スペシャルなワイン造りには向いているのですが、クズマーノのような質と量を兼ね備えた生産者はあまりいませんね(笑)。」
Kさん「インポーターさんはフードライナーさんですか?」
家内「フードライナーさんは規模と質が両立した生産者を見つけるのが上手い。我々としても扱い易いのです(笑)。」
私「ある程度の数が確保出来る。これって
特にレストラン・アイテムとしては重要です(笑)。あとたまに今回のような特売セールもしてくれます(笑)。」

今回エア・試飲会にも拘わらず、もちろんどなたも試飲していないのに拘わらずに完売!トップ・セラーとなりました。休み明けに追加発注しますからご安心を!


●ベヌアーラ 2017年 クズマーノ イタリア シチリアD.O.C. 赤 750ml 1964円税込み
家内「これはシチリアの北側、カナイリなんかのある方の畑のものです。ネロ・ダーヴォラ70%、シラー70%のセパージュ。」
Kさん「あれ、クズマーノって島の南側アルカモの近郊にあるんですよね?」
私「はい。北側は後から購入した畑です。その後にエトナにも買ってますから、南側に拠点があったほうが効率的なのかな
(笑)?」
Kさん「ふむふむ。なるほど。戦略だな(笑)。」
家内「ちなみにエトナの赤は物凄く美味しいですよ(笑)。」
Kさん「ネレッロ・マスカレーゼでしたっけ。それも飲んでみたい!」
私「まっ、まっ、その前にこれ(笑)。驚きますよ(笑)。」
Kさん「飲みやすいねぇ、しかも高級な味わい(笑)。」
私「完成度高いんですよ(笑)。しかもエレガント。シチリアとは思えない。」
家内「ネロ・ダーヴォラが70%入っているとは思えない。」
Kさん「うんうん。ちなみにアルコール分は?」
私「それが驚きの14.5%。しっかりシチリアしてます(笑)。14.5%とは思えない折り合いの良さ。」
Kさん「それにしてもネロ・ダーヴォラっぽくない(笑)。シチリアらしくないし(笑)
、かといってプーリアでもないし(笑)。香りにベリーのニュアンスがあるからシラーが作用してるのはなんとなく解るんだけどね(笑)。」
私「ネロ・ダーヴォラのイメージって、もっと黒くてプラムの沈んだ果実のニュアンスですよね(笑)。」
家内「都会的どもあるし、洗練されている
。レベルの高さ感じます(笑)。」
Kさん「雑味がない。う~ん。雑味が感じられない。スパイシーなフェノール臭はするけど、これもシラーっぽい(笑)。」
私「完熟してるけど、過熟した感じはしませんよね。完璧な収穫時期に収穫してますね。」
家内「品種や畑の違いを反映した収穫なんだねキット。このワインを評論家達が高評価するのも解りますね(笑)。」
Kさん「たしかに、万人受けするね(笑)。」
私「島の北側でこんな赤ワインが作られているとは!驚かされましたよ(笑)。あの辺りどは白のヴェルメンティーノしか作ってないと思ってた(笑)。」
Kさん「う~ん。この価格帯でこの出来映えなんだから、上のランクのネレッロ・マスカレーゼはいかほど美味しいか?興味がそそられますね(笑)。」

●ケークフランコシュ2015年 ヴィンツェレール  ショプロニ ハンガリー ショプロン 赤 750ml 1854円税込み
Kさん「ハンガリーですか。あれ、割りと安いですよね(笑)?」
家内「前に飲んだ時はまだ良さが出ていなかったので扱いを見合わせました。ちょうどイルシャイ・オリヴェールを扱い始めた頃です。」
Kさん「え~と。ヴィンテージは2015年ですね。そうするとある程度熟成期間が必要なワインですね。軽いけど緻密さ密度感がありますから、血筋の良さがありますね(笑)。」
家内「500Lの木樽で丸2年間熟成して、瓶詰め後さらにしばらく寝かせてようやく飲み頃になった感じですね(笑)。
Kさん「それまで持っていないといけないインポーターさんは大変ですね。金利分を載せて高く売っても良いくらいですね(笑)。」
私「今ようやく全開でございます(笑)。」
Kさん「思い出した(笑)!たしか植物臭が強くて、あまり特徴的でもなかった(笑)。
う~ん。あれがこうなるのか!」
私「このタンニンの有り様素晴らしいかと(笑)。」
「前々回渋くない!口の中で邪魔するものがない!」
「これは危険(笑)。いくらでも飲めそう(笑)。」
「ボジョレーの高いワインに似てるけどちょっと違う。飲み飽きしない味だよね(笑)。」
家内「開けて2~3日経ってから飲むとスパイシーさが現れ、実はしっかりした骨太な部分が出てきます(笑)。」
「軽いんだけど薄くない(笑)。後のヘビーなジネストラのワインを飲んでから戻っても違和感がなく楽しめる(笑)。」
「渋くないから冷やしても大丈夫そうですよね?」
私「タンニンと旨味のバランスの取り方がいかにも中欧。旨味の分量が多く感じますよね(笑)。」
「今日は暑くて溶けそう。痛いくらい。とても赤ワインを飲む気になれない。でも、これだったらイイね(笑)。自然に体に吸い込まれそう(笑)。」
「35℃なんて外に出る気にならない。今日は来ちゃったけど(笑)。このワイン、食べ物も幅広く合いそうだよね。」
「マスキューさん!カウンターの上の写真の料理、いかにもこのワインに合いそう(笑)。レストランじゃなくて、自宅の食卓でも使い易そう。もちろんちょっと冷やして飲みたいね(笑)。」

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エア・試飲会の番外編

Aug 28, 2020 by weblogland |
エア・試飲会の番外編

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ドメーヌ・クロード・ネル
今回、たまたまフランス・ロワールのドメーヌ・クロード・ネルが特別価格での入荷!
興味をそそられる4アイテムを試飲いたしました!
その試飲レポートでございます。
テイスターは私、家内、そして筋金入りのワイン・エキスパートのKさんの3名。
横須賀在住のKさんはコロナ感染を気遣い、わざわざ空いている各駅停車に乗ってのご来店。痛み入ります!

クロー・ド・ネル カベルネ・ソーヴィニヨン 2004年 赤 フランス ロワール 赤  アンヌ・クロード・ルフレーブ・エ・クロード・ピシャール フランス 赤  ヴァン・ド・ターブル 750ml 3205円税込み
Kさん「う~ん!こりゃ、凄い!タンニン、酸の分量が計り知れない。暴力的ですらある。しかも2004年!まだまだ造ったばかりみたいに若い。こんなワインあるんだ(笑)!」
私「収穫年から16年も経っているのに、全然こなれていない(笑)。反則ですよね(笑)。飲み手に全く媚びていないワイン(笑)。」
家内「途方に暮れちゃいますよね(笑)。」
私「これ飲んでカベルネ・ソーヴィニヨンだと解る人いないと思います(笑)。」
Kさん「このワイン、一体何時になったら飲み頃になるのかな(笑)?余分なパワーが収れんし、貴婦人のような妖艶な姿のワインになるとは思えない(笑)。あと10年スパンで見ないとダメかな?」
私「う~ん。昔はこんなワインがよくあったような気がします。少なくとも90年代以前。」
Kさん「でも、これ除梗してるんですよね?」
私「はい。除梗はしています。ただ採算の取れる収穫量、生産量ではありませんね(笑)。」
家内「理想のワイン造りに殉じたのもわかりますね。」
Kさん「マスキュさん!私様々な濃いワインは飲んだつもりですが、これはそれを越えています。良いのか悪いのか判断つきません(笑)。」
家内「シュ・ド・ウェストにこんなタンニンのワインが昔はあったような気がします。イレルギーとかカオールとか。少なくともロワールにはない(笑)。」
Kさん「たしかにロワールとは思えないし、思いたくない(笑)。」
私「カオールのシャトー・コマンダリー!あれだぁ!」
家内「あっー!コマンダリー!似てる(笑)。20年以上経ってようやく飲めるワイン(笑)。30年くらい経つと凄く美味しかった(笑)。」
Kさん「クーリー・ディテイユみたいですか?」
私「熟成したクロ・ド・エコーよりパワーがもっとある感じ?香りを含めた全体のパワーは圧巻。もちろんタンニンは気にならなくなる。」
Kさん「これも30年経つとそうなるのかな(笑)?」
私「解りません(きっぱり)!(大爆笑)
私にとって、ずっーと気になって気になってしょうがないワイン。まだあったのも何かの縁。決めました!給付金が入ったら1ケース買います(笑)!死ぬのが先か、このワインのことが解るのが先か解りませんが(笑)。悔いは残らない(笑)!」



クロー・ド・ネル グロロー 2011年   クロー・ド・ネル フランス  赤 ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール 750ml 3080円税込み
家内「これは2011年のグロロー100%のワイン。舌触りが特徴的(笑)。」
Kさん「グロローってロゼ・ダンシュの主要品種ですよね?甘くて飲みやすい。昔流行りましたね(笑)。」
家内「あんまり誉められない品種ですよね(笑)。」
私「2011年ですから完全にルフレーブに経営が移った後のキュヴェなんですが、もともとクロード・ネルが持っていた畑です。」
Kさん「おー!変わってる(笑)。凄く滑らか(笑)。わりと飲みやすいですよ(笑)。深みもあるし、これ、イイんじゃない(笑)。まだ香りのディテイルははっきりしてないけど、熟成もしそうだし。グロローの赤、今回が初体験ですが面白い(笑)!」
家内「チャレンジャーですよね(笑)。グロローで熟成する赤ワイン造ってる生産者いないのでは?」
私「まだ香りが閉じているのか?もともとあまり香りがしないのか?解りませんが(ゴメンナサイ)、こんなにタンニンが滑らかで質感もあるとは!品種特性ですね。ちょっとプラムっぽいかな。」
家内「ルフレーブの経営になってから木樽熟成の期間が1年、以前の1/3になりましたが、この滑らかなタンニンは品種由来のような気がします。」
Kさん「キャップは蝋止めだし、まだまだもちそうですね。成長の途上の感だね(笑)。」
家内「2017年ヴィンテージは良いですね。いかにも長熟しそう(笑)。」



クロー・ド・ネル 『キュヴェ・ヴィオレット』2012年 アンジュ・ルージュ  クロー・ド・ネル フランス ロワール  赤 アンジュA.C. 750ml 3080円税込み
家内「これはカベルネ・フラン70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%のワインです。」
私「この『キュヴェ・ヴィオレット』はルフレーブの代になってからリリースしたものです。」
Kさん「おっ!凄い!迫り来るね(笑)。たしかにロワールのカベルネ・フラン。広がりがある。もちろんパワフル。」
私「2004年のカベルネ・ソーヴィニヨンとは全く別物(笑)。かといってすいすい飲めるものじゃない(笑)。かなり上物のカベルネ・フラン(笑)。」
Kさん「このセパージュの割合がミソですな(笑)。ソーヴィニヨンよりフランが多い方が解りやすい(笑)。」
私「そーなんです。2003年のフラン100%のものも果実味が明瞭でした。たしかにルフレーブの所有になってからワインは飲みやすくなったけれど、飲みやすいと言ってもコレ(笑)。」
家内「2012年ですが、まだまだ行けますね
(笑)。でも20年は無理かな(笑)?ちょっと青臭さがあってロワールのフランらしいです。ピーマンを塩焼きしたものを食べながら飲んだらとても美味しかったですよ(笑)。」
私「これだってもう少し待った方が良いくらいだよね(笑)。」
Kさん「未熟な青さじゃないんですよね(笑)。生き生きした青さとでも言えば良いかな(笑)?」
私「クロード・ネルのワインって無理に遅摘みしないんですよね。アルコール分も12%ほどで仕上げます。」
Kさん「それでこれほど凝縮感が出るのは凄いことですよね(笑)。収穫量を落としてこそですね。あとテロワール由来かな?」
家内「フラン100%のキュヴェに比べると硬さ強さをより感じますね。ワインの色も全然古びていない。こっちのキュヴェの方が、よりクロード・ネルらしいと言えますね(笑)。」


シェナン・ブラン 2017年 クロード・ネル フランス ロワール 白 I.G.P.デュ・ヴァル・ド・ロワール 750ml 4478円税込み
私「このシェナン・ブランはルフレーブに移ってから取得した畑のものです。」
Kさん「ほっほぉー(笑)。ルフレーブと言えば白!ブルゴーニュの白と言えばルフレーブ!期待出来ますなぁ(笑)。」
家内「シェナン・ブランって高貴な品種ですからね(笑)。」
私「シェナン・ブランはシャルドネより酸がありますけども香りのニュアンスはとても似ています。」
Kさん「おー!シェナンの味だぁ(笑)。ミネラリーで切れがある。凄いパワー。」
私「2017年らしい酸のあるスタイルですね(笑)。これでもっとトロミがあると良いのですが(笑)。時間が解決するのかな?」
家内「ワイン自体はグラン・クリュ規格ですよね。少なくともシャブリのグラン・クリュには匹敵する。」
Kさん「コルクもDIAM10だし(笑)、10年くらい経ってから飲むとトロトロになるのかな(笑)?」
私「すぐに飲めるルフレーブ・スタイルじゃないんですよね。やはりシェナンは手強いのかな(笑)?」
家内「でもルフレーブがシェナンに目をつけたのは流石、慧眼だと思うな(笑)。マダム・ルフレーブらしいチャレンジだよね。シュナンのポテンシャルって凄いもんね(笑)。」
Kさん「マダムが亡くなったのは2015年でしたっけ?」
家内「そーなんです。年齢は我々とあまり変わらない。ショック!」
私「クロード・ネルは、今は旦那さんのドメーヌになっているようですね。」
Kさん「偉大な辛口シェナンを造り上げるのがマダムの供養になるよね。」
私「辛口のグレート・シェナンってあまりないですよね。どうしても甘口のグレート・シェナンになってしまう。」
Kさん「そうそう。やはりとことん濃いシェナンを造ると酸が制御出来ないのかな?やはり甘さで酸の強さをマスキングするしかないのかな?」
私「きっとサンセールの辛口グレート・ワインに匹敵するものを目指してるのでしょうね。いやいや、どーんと『レ・ピュセル』かな(笑)。でも、得意の木樽発酵、木樽熟成もピュリニー・モンラッシェと同じではシェナンを御しきれない。まだ試行錯誤を積まないといけないのかもしれませんね?」
Kさん「木樽のニュアンスが全く気にならない。手強い(笑)。」
家内「私は辛口のグレート・シェナンは、ドメーヌ・バブリュのオルドビシアンが唯一認めるところですが(笑)、将来クロード・ネルもその一つになりそう(笑)。」
Kさん「このシュナンとても高価ですが、いつか将来はとんでもない価格で取引されるようになるかもね(笑)。」
私「マダム・ルフレーブの夢を飲んでいるような




情念のドメーヌ・クロード・ネル セット

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ドンナルーチェ2018年のティスティング

Aug 26, 2020 by weblogland |
よーし!
明日から始めます!
何を?って、
ドンナルーチェ2018年のティスティングです(笑)。

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これ始めると、とてもとても時間がかかります(笑)。数ヶ月続くこともザラ。だから、本音を言えばやりたくない(笑)。
でもですね、難しい2018年をポッジョ・レ・ヴォルピがどう乗り越えたか?とても気になります。そう想い始めたらレッツ・ゴー(笑)!
え~と、明日は7月の13日。ちゃんと記録してと。マスキューにお立ち寄りの際は
『ドンナルーチェどうですか?』と合言葉(笑)を言ってください。そうするとエア・試飲会に自動的に出演していただきます(笑)。もちろん出演拒否もありですから(笑)、その節は更にエアでお願いしますね(なんのこっちゃ?)。


7月13日(初日)

それでは始まり始まり(笑)!
まずコルクを開けてと、しっかり入ってます。良いコルク(笑)。
グラスに注ぐと、色は薄いかな。
香りはマルヴァジア(笑)。開けたてはいきなり全開になるわけではありません。この点いつも通り(笑)。でも重い香り(笑)。
でもですね、果実味がわりにはっきりしてる。果実味が前に出てますね(笑)。
セラーから取り出してすぐに飲んでますから、液温は15℃。
種のタンニン由来のほろ苦さ。ファットな飲みやすさ。いつものスタイルとはちょっと違いますね(笑)。ワインをマスキングする圧倒的な酸や乳酸より果実味の方が前に出てる(笑)。アルコール分は13%ですから通例かな。
う~ん。
ドンナルーチェ2018年は2017年と比べると酸は少な目。2018年の特徴ですね。
ひょっとしてマーマレードみたいになるかも(笑)?

7月14日(2日目)
あっ、強い!
バランスはとれてませんね(笑)。先々手強いぞ(笑)。カオス状態(笑)。ただ香りは昨日と変わりませんね。まだ、助走段階なのかしら?ピールのような苦味が強いなぁ。

7月15日(3日目)
昨日よりバランスがとれてきたかな?曇天が薄らいだ感(笑)。
水仙のような香り。他にもちょっと大ぶりな花のニュアンスもする(家内談)。
苦味が気にくわない(家内談)。
きびしぃー(笑)!
後味にハニーな柔らかさが出てきた(笑)。

7月16日(4日目)
だいぶ飲みやすい方向にはいってますけど、まだまだ(笑)。もっと爆発的な香りの開きを期待しちゃいますね。アルコリック。

7月17日(5日目)
粘度が増してきたような…、ねっとりしっとり。いつもとは様相が違うかな?
バランスはとれてきた。ちょっと不思議な感じですね(笑)。

7月19日(7日目)
う~ん。オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類の果物のニュアンスがはっきりしてきました。苦味もピールのように感じられてきましたね(笑)。徐々にバランスがとれてくるかのよう。

7月21日(9日目)
さてさて、今日はどんなんかな(笑)?
おっ、液体の濃度感が増した。
ぎゅっと詰まって求心力が増してきたのかな。波動砲発射準備チャージ中(笑)?
マルヴァジアらしい香りに落ち着きを感じます。付いて回った苦味も気にならなくなってきた。

7月23日(11日目)
う~ん。全体に纏まりが出てきた(笑)。甘さが良い感じに纏めてる。ただし通例の大きさには達していないかな?ちょっと小ぶり?飲みやすいには飲みやすくなってはいます。

7月25、26日(13日目)マスキュー試飲会当日
さてこれからエア・試飲会番外編に突入

今月7月13日に開けたドンナルーチェ2018年。開けてから12、3日経ちますが
お試しを!
「えー、開けてからそんなにたっても飲めるんですか(笑)?」
「いやいや。これはマスキューさんの得意技(笑)。以前半年たったドンナルーチェ飲まされて驚いた(笑)。」
「あつ、美味しい。香りが綺麗…くちなしの香り?」
「薔薇?トロピカルな果物のニュアンス。
だけどドロドロしてない(笑)。」
「凄くフローラル。花の香り一杯(笑)。」
私「ライチっぽいですよね。」
「後味も戸手も綺麗。10日以上経っているとは!」
「そうそう。驚き(笑)。白ワインってこんなに持つものなのですか?」
家内「酸がしっかり入った白ワインは開けてからもかなり持ちます。ただ、ドンナルーチェは別格ですね(笑)。」
「マスカットさん!これ開けたてからこんな感じですか?」
私「いえいえ。開けたてはかなり荒かったです。毎年しつこい試飲をしていますが、2018年は例年とはちょっと趣が違いました。なかなかこのようなバランスが出ないです。」
「それってどういうことですか?」
私「まだよく解りませんが、酸の少ない作柄かもしれません。」
「でも、今飲んでドンナルーチェは酸がかなり多いと感じますけど…。」
私「もともと異常なくらい酸が多いワインではあります。それでいてバランスがとれるところが尋常ではないかと(笑)。」
「なんでこんなに長いティスティングをするのですか(笑)?」
私「丸々1本ティスティングするときは、そのワインの底が見えるまでやります。たまたまドンナルーチェは底が見えるまで時間がかかったという訳でございます
(笑)。ちなみに2016年の開けたドンナルーチェがありますから、ちょっと試してみますか(笑)?」
「そんなのあるんですか(笑)?」
私「もう別物になっていますが(笑)。お腹は壊しませんから(笑)。」
「え~と、ラベルに開けた日付が書いてますね。2018年1月27日!」
家内「もうちょっとしか残ってませんから、ちょっとだけ(笑)。」
「おっ、色が金色!」
「濁ってないし綺麗。」
「飲んでみると…、シェリー!でも普通のシェリーとは違う!コクがあって、オレンジの香りがする。美味しい!」
「これ凄い!死んでないどころか…。香りが凄い。確かに今飲んだドンナルーチェとは別物だけど…。これは熟成?」
「どうやって熟成させたんですか?」
私「セラーにこうして置いておいただけです。」
家内「酸化熟成かな(笑)?」
「シェリーとワインはお友達という訳ですね(笑)。でもこんなにフルーティーなシェリーは飲んだことないですよ(笑)。」
私「もうこれ以上は熟成しないとは思いますが(笑)。ワインって生き物だし、それも不思議な生き物ですよね(笑)。」
「我が家じゃこんなに待てない!」

7月27日(15日目)
あれ?甘夏っぽくなってきた(笑)。パワーアップ?求心力が出てきた?

7月29日(17日目)
う~ん。
オレンジっぽいニュアンスが出てきましたね。研ぎ澄まされ、静謐な落ち着き。
パワーはあるのですが、一昨日感じた求心力がこの方向なのかな?

7月30日(18日目)
う~ん。
ちょっと麹の香りがします。旨みなのかな?
2017年や2016年と比べると酸が少ないのかな?パワーがいつもより落ちますね。まあ、困難な2018年でこのレベルのワインを造ることを誉めるべきですね(笑)。

8月3日(22日目)
少し間が空いちゃいました(笑)。
液体の濃度が増したような粘りねっとり感。酸とのバランスも良い。なんか違う方向に向かっている(笑)?でも、美味しいには美味しい(笑)。」

8月5日(24日目)
あまり変わらず。このヴィンテージは大人し目かな。酸が通例より少ないからか
、バランスを取るのが大変だったよう。
今日発注したら2019年が届きました。早い(笑)!2018年は生産量も少なかったようですね。今までで一番飲んで難しいドンナルーチェでもありました(笑)。
これから2019年のティスティングも始めなきゃいけない?参ったなぁ(笑)。

8月10日(29日目)
うんうん。揮発性のものに香りが乗って、しかも濃度と上手くマッチしてますね(笑)。オレンジ系の味わいが、すーっと広がる。

8月12日(31日目)
丸々1ヶ月ですね(笑)。
あっという間に1ヶ月。でもですね、ドンナルーチェ2018年はここのところあまり変化無し(笑)。
オレンジ、しかも過熟したような感じ、液体はしっとり落ち着いています。
終わった感じはまだしませんから、もう少し追いかけましょうか(笑)。

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ドンナルーチェ!

Aug 21, 2020 by weblogland |
う~ん。
愛するドンナルーチェが2019年になってました!

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今は8月。インポーターさんに確認すると
7月の入荷時に2019年になっていたとか。そうすると樽熟成期間は6~7ヶ月ほどです。通例は12ヶ月は樽熟成しますから、これは大問題でございます!

私といたしましてはまだ2018年のテイスティングが終わっていませんから(笑)、大問題でございます(笑)。
ひょっとして彼の地も夏場が暑すぎたのかも?
これは2019年を飲んで確認すれば良いのですが、素直に2019年をテイスティングするのにちょっと抵抗感が(笑)。

でも、飲まなきゃ解りませんからね。
う~ん。
嫌な予感。

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このカウンターの上のワインってお買い得品なんですよね(笑)?

Aug 11, 2020 by weblogland |
今日は休み前ですから、ワインの補給にお客様がちらほらお見えになりました。
お客様「マスキューさん!このカウンターの上のワインってお買い得品なんですよね(笑)?」

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私「ご察しの通りでございます(笑)!開いたのありますから、お試しになりますか?」

お客様「この白、いかにも夏向き(笑)!」

私「海っぽいミネラル感がします(笑)。」

お客様「塩っぽさ。海藻っぽいかな(笑)?」

お客様「濃さがあるから氷浮かべても大丈夫だね(笑)。」

お客様「クラッシュ・アイスなんか一気に冷えて良い(笑)。」

家内「これでアルコール分が12%と控え目なのが凄い!」

私「シチリアの2018年が良いのか?クズマーノの手腕が凄いのか?どっちもかな(笑)。」

赤は皆さん飲んで『にんまり』多くは語りません(笑)。今日、まさかちょっと価格の張る赤が無くなるとは!休み明けに再発注いたします!

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ロングランのティスティング継続中のドンナルーチェ

Aug 05, 2020 by weblogland |
あー、参ったなぁ。

ロングランのティスティング継続中のドンナルーチェ2018年。在庫が無くなって来ましたので発注。すると、なっなんと!来たのが2019年!

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がーん、ショック!

じつは2018年の生産量が少ないとは薄々知っておりました。でもですね、まだ2018年のティスティングが終わっていない(笑)。
しくしくしく(涙)。

しかも2019年も生産量は少ないはず。どうなっちゃうのかな(笑)?

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桝久 7月のエア・試飲会 後半

Jul 28, 2020 by weblogland |
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クロー・ド・ネル グロロー 2011年   クロー・ド・ネル フランス  赤 ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール 750ml 3080円税込み
「おっ、これ旨いね(笑)。」
私「抜栓して翌日の方がより美味しいですよ(笑)。」
「独特。滑らかで口の中で当たるところがない。飲み出すと止まらない(笑)。」
「ぐびぐび飲めるけど、薄くないんだよね(笑)。経験したことのないワイン(笑)。」
「これが2011年ヴィンテージとは信じられない。古さが全くない。」
私「キャンプ・シールにロウ止めしてますから、かなりの長期熟成が想像されますね(笑)。」
「インクの香りがする(笑)。心地好い若さすら感じる(笑)。」
家内「造りの良さ、血統の良さを感じますよね(笑)。」
「南イタリアやニュー・ワールドのワインみたいな濃さじゃないんだよね(笑)。濃さに品がある(笑)。ちなみにこれはアルコール分何%ですか?」
私「12%です。」
「えー!12%でこんなに濃いワインが出来るんだぁ!」
「う~ん。フランスの優位性なんだな(笑)。」
「暖かでワインが良く熟せばオッケーと言う訳じゃないんですね(笑)。」
「私誤解してました(笑)。暑ければ良い訳じゃないんですね(笑)。」
家内「寒くてはダメ、かといって暑すぎるとダメ。四季も必要。これはテロワールを感じるワインです(笑)。」
「マスキューさん!グロローって聞いたことない品種ですが?」
私「はい。ロゼ・ダンシュの主要品種です。」
「えっ!ロゼ・ダンシュですかぁ(笑)。甘くてプラムの香りがする軽いロゼ・ワインですよね(笑)。昔ずいぶん沢山飲みましたよ(笑)。」
「あー、あー、ロゼ・ダンシュね(笑)。しばらく飲んでないなぁ(笑)。甘いから飽きちゃうんだよね(笑)。それにしても辛口の赤にするとこんなになるとは!絶句(笑)。」
家内「グロローをこんなにしっかりした赤に仕上げるのはクロード・ネルくらいしか知りません(笑)。最初にドメーヌを立ち上げたビシャールさんの意欲ですね。チャレンジです。」
私「ビシャールさんが造っていた頃のグロローはもっと凄かった。」
「えっ!もっと凄かったんですか?」
家内「ワインの濃さが尋常ではありませんでした。異次元の濃さ。もっとも飲み頃になるのにどれ程時間がかかるか解りませんが(笑)。」
私「これはルフレーブに代替わりしてからのもの。比べると安全運転かな(笑)。」
「ビシャールさんでしたっけ。その頃のワインって一体どんなだったんですか?」
私「あまりこんな例えはしたくないのですが、ビオの殉教者。すべてをワイン造りに捧げた。情念のワインだと思います。」
家内「3年続けてワインが出来なく破綻してしまいました。もう少し融通がきいていたら…。」
私「まあ、運もなかったし、ベンチャーでしたからストックも無かった。」


◎1+1=3 (ウ・メス・ウ・ファン・トレス)レゼルバ・ファミリア・ピノ・ノワール ブリュット・ロゼ スペイン ペネデス カヴァ発泡性 ロゼ  750m 2734円税込み
「おっ、カッコいい!でも、ボトルがでかい(笑)。」
「1+1=3はロゼの泡が美味しいんだよね
(笑)。一番下のブリュットだって相当美味しい(笑)。」
「う~ん。苺!」
「こりゃイイ(笑)!うんまい(笑)!」
家内「ブリュットなのでかなり強めに冷やしても大丈夫です(笑)。ちなみに今5℃くらいです。」
「これは真夏に朝から飲みたい(笑)。何本でもいけそう(笑)。」
「完璧(笑)。旨くて残せない。泡がキメ細かで、中から湧いてくる。こんなに泡がしっかりしたカヴァは初めて(笑)。」
「ホントにスペインのピノ・ノワールなんですか(笑)?これほどピノ・ノワールらしい泡はシャンパンでもなかなかお目にかかれない。」
「細やかな泡の層が薄ピンクに泡が染まる。なんて綺麗なんだろう。」
家内「開けてから翌日までしっかり泡持ちします。瓶熟成期間は極端に長くありませんが。」
「何ヵ月ですか?」
家内「14ヶ月です。」
私「この前のブリュット・ナチュレは30ヶ月でしたが、今回は14ヶ月です。」
「ブリュット・ナチュレはもう造らないのですか?」
家内「はい。このピノ・ノワール100%のカヴァはすべてブリュットになったようです。ブリュット・ナチュレを例年造ることが難しいようです。温暖化の影響のようです。」
「ブリュット・ナチュレは確かに魅力的だけど、このブリュットの方が使い勝手は良いかも。食事なら最初から最後までいける。」
「あと、うんと冷やしても大丈夫だしね(笑)。香りがボケない。」
「華やかというより派手やか(笑)。後味も綺麗。香りが口の中にずっと残る(笑)。完成度高いですよね(笑)。」
「それにしても大したものですよね。これほどピノ・ノワールの果実味をしっかり表現するには、長い作り込みが必要なはず。」
私「ありがとうございます(笑)。スペインのピノ・ノワールでもこれほどピノ・ノワールらしいのはここくらいではないかと思います。ペネデスの標高の高い冷涼な地で、冬場は雪が積もるとか。テロワールを感じます。」
「カヴァの大手のフルシネやコドルニュなんかの高いキュヴェは確かに美味しいけれど、やはりカヴァ。これは特殊ですね(笑)。」



さてこれからエア・試飲会番外編に突入!
今月7月13日に開けたドンナルーチェ2018年。開けてから12、3日経ちますが
お試しを!
「えー、開けてからそんなにたっても飲めるんですか(笑)?」
「いやいや。これはマスキューさんの得意技(笑)。以前半年たったドンナルーチェ飲まされて驚いた(笑)。」
「あつ、美味しい。香りが綺麗…くちなしの香り?」
「薔薇?トロピカルな果物のニュアンス。
だけどドロドロしてない(笑)。」
「凄くフローラル。花の香り一杯(笑)。」
私「ライチっぽいですよね。」
「後味も戸手も綺麗。10日以上経っているとは!」
「そうそう。驚き(笑)。白ワインってこんなに持つものなのですか?」
家内「酸がしっかり入った白ワインは開けてからもかなり持ちます。ただ、ドンナルーチェは別格ですね(笑)。」
「マスカットさん!これ開けたてからこんな感じですか?」
私「いえいえ。開けたてはかなり荒かったです。毎年しつこい試飲をしていますが、2018年は例年とはちょっと趣が違いました。なかなかこのようなバランスが出ないです。」
「それってどういうことですか?」
私「まだよく解りませんが、酸の少ない作柄かもしれません。」
「でも、今飲んでドンナルーチェは酸がかなり多いと感じますけど…。」
私「もともと異常なくらい酸が多いワインではあります。それでいてバランスがとれるところが尋常ではないかと(笑)。」
「なんでこんなに長いティスティングをするのですか(笑)?」
私「丸々1本ティスティングするときは、そのワインの底が見えるまでやります。たまたまドンナルーチェは底が見えるまで時間がかかったという訳でございます
(笑)。ちなみに2016年の開けたドンナルーチェがありますから、ちょっと試してみますか(笑)?」
「そんなのあるんですか(笑)?」
私「もう別物になっていますが(笑)。お腹は壊しませんから(笑)。」
「え~と、ラベルに開けた日付が書いてますね。2018年1月27日!」
家内「もうちょっとしか残ってませんから、ちょっとだけ(笑)。」
「おっ、色が金色!」
「濁ってないし綺麗。」
「飲んでみると…、シェリー!でも普通のシェリーとは違う!コクがあって、オレンジの香りがする。美味しい!」
「これ凄い!死んでないどころか…。香りが凄い。確かに今飲んだドンナルーチェとは別物だけど…。これは熟成?」
「どうやって熟成させたんですか?」
私「セラーにこうして置いておいただけです。」
家内「酸化熟成かな(笑)?」
「シェリーとワインはお友達という訳ですね(笑)。でもこんなにフルーティーなシェリーは飲んだことないですよ(笑)。」
私「もうこれ以上は熟成しないとは思いますが(笑)。ワインって生き物だし、それも不思議な生き物ですよね(笑)。」
「我が家じゃこんなに待てない!」

ありがとうございました!
なかなか皆さんと一緒に飲んで共有することが出来なく、心苦しい日々が続きますが、ワインを愛することは人と繋がることだと、逆にこんな状況だと実感いたしました。
早く試飲会がいつものように開けることを祈るしかございません。
いつもお気にとめてくださり、誠にありがとうございます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 7月のエア・試飲会 前半

Jul 27, 2020 by weblogland |
さて、今月7月のエア・試飲会の始まり始まり(笑)。
最初の3本は丸っきりのエアとなります(笑)。

トカイ フルミント ドライ 白 2018年 シャトー・デレスラ ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1178円税込み
私「まずはマスキューの大定番の白ワイン、トカイ・フルミントでございます(笑)。」
家内「このワイン、いつも変わらないスタイル(笑)。しっかりした酸が基本だね(笑)。」
私「あれ?2018年、いつもと違うよ(笑)。」
家内「あっ、ホントだぁ。すんごくフルーティー!酸味が先に来ない(笑)。」
私「涼しげなニュアンスがいつもより弱い。暑かったのかな?」
家内「2018年はかなり暑かったみたいだよね。こんなに完熟感があるのは初めて。」
私「真西で造られるイルシャイ・オリヴェールほどのフルーティーさは無いけれど、それにしてもフルーティー(笑)。飲みやすいには飲みやすい(笑)。」
家内「温暖化の影響なのかな?」
私「うんうん。アルコール分はいつも通りのくらいの12.5%だから、無理に遅摘みしていない。ということは、かなり暑かったんだろうね。」
家内「今日は並べているだけなんだけど完売しちゃった!皆さん良く知ってる(笑)。
ちょっとお安くなったし(笑)、期待は裏切らない(笑)。」
私「参ったなぁ。明日早く届いてくれれば良いのだけど。抜かった!」

ソーヴィニヨン・グリ 2018年 ドメーヌ・デュ・コロンビエ フランス ロワール 白 V.D.P.デュ・ソーヴィニヨン・グリ 750ml 1568円税込み
私「これは特売品だから、数は大丈夫(笑)。追加も上手く出来たしね(笑)。」
家内「これもトカイ・フルミントと同じ2018年。共通な特徴を感じる。」
私「これはロワールの下流だから、もともとそれほど冷涼という訳じゃないけど、
果実味が先に出るね。」
家内「マスカットみたいな完熟した果実のニュアンスだね。もともと厚みと旨みがあるから違和感は無い。」
私「液体の粘性もあるから、南フランスっぽくもある(笑)。やはり暑かったようだよね。」
家内「これも無理にアルコール分は上げてないスタイルなんだけどね…。」
私「12.5%。もっとアルコール分が高い印象だよね。」
家内「種のタンニンが完全に溶けてるから、冷やす過ぎると苦味が出る。」
私「うんうん。あまり冷やし過ぎるとバランスが良くない。10℃以下にならないようにすればとても高級な感じするよ(笑)。」
家内「コストがかかっている感じ(笑)。もともとの厚みは立派(笑)。」
私「長く熟成はしないだろうけど、ダイレクトに美味しく感じる(笑)。その点ユーシフル(笑)。」
私「2018年と2019年は注意して選ばないといけないね。特に2019年(笑)。」
家内「2018年よりさらに2019年は暑かったしね。」
私「2018年はだいぶ飲んだけどギリギリの感じ。生産者の力量が問われるヴィンテージだよね。」
家内「2019年はかなり厳しいかもね。しかもコロナの影響でワインが売れない。
今年の収穫したワインを入れるタンクが空かない。だからアルコールに蒸留してしまう生産者がかなり出てるらしいよ。」
私「世界的に消費量は落ちるからね。ましてや早飲みのスタイルのワインが多いから、余計だぶつく。」
家内「多難。」
私「ボルドーの2019年のプリムールは3割ぐらい価格が落ちてる。コロナと世界的な景気低迷が直撃したのは事実だね。今までの高騰の反動も含めると大打撃になってもおかしくない。」
家内「中には強気のグラン・ヴァンもあるけど、それはそれで凄いことなんだろうね(笑)。」
私「売れれば勝ち(笑)。みたいなところがワイン・ビジネスにはあるからね(笑)。でもさぁ、小さくて広告も出さないような生産者、良心的な生産者は心配だよね。」
家内「特にもともとのストックがない新規参入の生産者は特に心配。」
私「それなりに良いワインが出来ていれば大丈夫だよ。それを祈るしかない。」


ティレヌス・ティント 2017年 ボデカス・エステファニア スペイン 赤 カスティーリャ・イ・レオン州 ビエルソD.O. 750ml 2074円税込み
私「これ困ったよね。先日飲んだらびっくりするほど美味しかった。確実に熟成向上している。」
家内「ミルキーな乳酸っぽさが果実味に変わり、十分なタンニンとバランスが出ていた。大物に通じる良さを感じた(笑)。」
私「さすがラウル・ペレス!一番安い価格帯のワインがこれほど良いとは!驚かされた(笑)。」
家内「でもさぁ。数がない!」
私「抜かったんだよね。もう2017年はなくて現行が2018年。しまった!」
家内「ここはじっと黙って『美味しくなりました。』としか言わない。ごめんなさい!」


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今月7月24、25日のマスキュー・エア・試飲会のラインナップ

Jul 23, 2020 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月7月24、25日のマスキュー・エア・試飲会のラインナップ・ワインです。

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よく考えるとエア・試飲会ですからワインを並べる必要はありませんが(笑)、それはそれやはり並べておく習性には逆らえません(笑)。
ちょっと数が少ない!明日の23日はマスキューはお休み。然るに24日に追加分は到着します。ご安心くださいね(笑)。でもですね、とっても美味しくなったビエルソのティレヌス2017年は在庫分しかありません。どうせ売れ残ってあるはずとタカを括っていたのですが(ごめんなさい)、インポーターさんに在庫がありませんでした。いつまでもあると思うなお金とワイン。実感いたしました。

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明日から始めます!

Jul 20, 2020 by weblogland |
よーし!
明日から始めます!
何を?って、
ドンナルーチェ2018年のティスティングです(笑)。
これ始めると、とてもとても時間がかかります(笑)。数ヶ月続くこともザラ。だから、本音を言えばやりたくない(笑)。
でもですね、難しい2018年をポッジョ・レ・ヴォルピがどう乗り越えたか?とても気になります。そう想い始めたらレッツ・ゴー(笑)!
え~と、明日は7月の13日。ちゃんと記録してと。マスキューにお立ち寄りの際は
『ドンナルーチェどうですか?』と合言葉(笑)を言ってください。そうするとエア・試飲会に自動的に出演していただきます(笑)。もちろん出演拒否もありですから(笑)、その節は更にエアでお願いしますね(なんのこっちゃ?)。

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7月13日(初日)

それでは始まり始まり(笑)!
まずコルクを開けてと、しっかり入ってます。良いコルク(笑)。
グラスに注ぐと、色は薄いかな。
香りはマルヴァジア(笑)。開けたてはいきなり全開になるわけではありません。この点いつも通り(笑)。でも重い香り(笑)。
でもですね、果実味がわりにはっきりしてる。果実味が前に出てますね(笑)。
セラーから取り出してすぐに飲んでますから、液温は15℃。
種のタンニン由来のほろ苦さ。ファットな飲みやすさ。いつものスタイルとはちょっと違いますね(笑)。ワインをマスキングする圧倒的な酸や乳酸より果実味の方が前に出てる(笑)。アルコール分は13%ですから通例かな。
う~ん。
ドンナルーチェ2018年は2017年と比べると酸は少な目。2018年の特徴ですね。
ひょっとしてマーマレードみたいになるかも(笑)?

7月14日(2日目)
あっ、強い!
バランスはとれてませんね(笑)。先々手強いぞ(笑)。カオス状態(笑)。ただ香りは昨日と変わりませんね。まだ、助走段階なのかしら?ピールのような苦味が強いなぁ。

7月15日(3日目)
昨日よりバランスがとれてきたかな?曇天が薄らいだ感(笑)。
水仙のような香り。他にもちょっと大ぶりな花のニュアンスもする(家内談)。
苦味が気にくわない(家内談)。
きびしぃー(笑)!
後味にハニーな柔らかさが出てきた(笑)。

7月16日(4日目)
だいぶ飲みやすい方向にはいってますけど、まだまだ(笑)。もっと爆発的な香りの開きを期待しちゃいますね。アルコリック。

7月17日(5日目)
粘度が増してきたような…、ねっとりしっとり。いつもとは様相が違うかな?
バランスはとれてきた。ちょっと不思議な感じですね(笑)。

7月19日(7日目)
う~ん。オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類の果物のニュアンスがはっきりしてきました。苦味もピールのように感じられてきましたね(笑)。徐々にバランスがとれてくるかのよう。

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