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おさらい

Apr 01, 2013 by weblogland |
一昨日の試飲会のおさらいです(笑)。
まず『チフラ』(笑)。土曜日の残りは日曜日に飲んじゃいました(笑)。本当、タンニンに質感と複雑さがありますね。よく飲むローヌのカベルネ・フランとはこの点違いますね。でもローヌのカベルネ・フランはほとんどが除梗するスタイルのワインです。あの私の愛するクロード・ネルの 「アンジュ・ルージュ カベルネ・フラン2003年」と比べてもタンニンのニュアンスが違います。ネルの方が洗練されているような気がします。ネルはひたすら美しく純粋なタンニン勝負(笑)。もちろん完全に除梗しています。
でも、複雑さ面白さの点『チフラ』にも惹かれます。双方ともビオ系生産者のトップランナーですが、産地の差以外に造りに差があるような気がします。
やはり『チフラ』は除梗しない?
同じトスカーナのクーポレは完全に除梗しますから、カベルネ・フランは明らかにスタイルが違います。
気になって仕方なく、今朝一番でインポーターさんに『チフラ』のテクニカル・シートを送ってもらいました。でも書いてない(笑)。
そこで、再び電話しました。
私「もしもし、先ほどはファクスありがとうございました。質問なのですが、『チフラ』は除梗してますか?」
インポーターさん「えーと。解りません。ちょっと調べてみます。」
しばらくしてインポーターさんから「先ほどは失礼しました。社内で知っている者はいませんでした(笑)。ドゥエマーニに問い合わせてみます。」
私「ありがとうございます。勉強になり助かります。」
こんな次第で果たして『チフラ』は除梗しているか?
してないと思うんですが…。

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『ガンベロ・ロッソ』届きました!

Mar 19, 2013 by weblogland |
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ふふふ。

『ガンベロ・ロッソ』届きました!イタリアのワイン評論誌です。

でも字が小さいので老眼鏡がなくては読めません(笑)。しかも英語版ですから、私の英語力だと大変です(笑)。まあ、ワインの慣用句は大体決まってますから、どうにかなるかな?

今、本編は家内が読んでますから、私は付録の小冊子「トレ・ヴィッキオリ」を見ています。いわゆる最高評価ワインだけ集めたダイジェスト版です。中の15ユーロ以下のトレ・ヴィッキオリを眺めてます。あるものなんですね。お買い得品ですな。
どれどれ。
おっ!
ラツィオで唯一ポッジョ・レ・ヴォルピの『エポス』が!
さすが本場、マスキューより安いです(笑)。

うーん。
あとは知らない生産者ばかりですね。

ワインの大体の価格が書いてあるところが、イタリア的で良いですね。実用的です(笑)。

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円安が進んでますが、ワインの価格は上がりますか?

Mar 15, 2013 by weblogland |
あるお客様から問い合わせいただきました。
Aさん「マスキューさん、ここのところ円安が進んでますが、ワインの価格は上がりますか?」
私「今のところまだ各社在庫で回していますので、目立った動きはありませんが。これ以上円安が進むと上がる可能性が大です。」
Aさん「ブルゴーニュなんか2010年は高くなってるような気がしますが?」
私「ブルゴーニュの2010年は収穫量が少なかった為、生産者価格が上がっています。通常10000本出来るところ5000本しか出来ないと、同じ価格で出荷したら売上が半減しますから致し方ないかと。」

気になりだしたのでインポーターさんに電話しました。マスキューの定番中の定番『エルマセット』を造るドメーヌ・ラファージュはどうなる?
私「もしもし、いつもお世話になります。最近円安が進行してますが、ラファージュさんのワインは値上がりしますか?」
インポーターさん「円安で厳しいのですが、今のところはこの価格で頑張ります。」
私「あー、良かった。マスキューはラファージュさんのファンが多いので、みんな心配しています(笑)。仮に値上がる時は事前に教えてくださいね。私が怒られます(笑)。」
M先生ご報告いたします(笑)。

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『ルカ・マローニ誌』の快挙等が影響の模様

Mar 06, 2013 by weblogland |
あー!
ドンナルーチェ』2011年完売しました!

次回は4月中旬に船が日本に来るとのことで、最長4月下旬に再入荷の予定です。
やはり人気が出ているのでしょうか、今までは上手く欠品を避けられましたが、去年あたりからインポーターさんの在庫が減ると一気に無くなる傾向が…。

インポーターの担当者に電話しました。
私「もしもし、いつもお世話になっております。ドンナルーチェ何時のまにか無くなったんですね(遠回しにイヤ味でジャブ(笑))。」
インポーターさん「申し訳ございません!うっかりしました。何時のまにか無くなってしまいました。特別宣伝してませんが、『ルカ・マローニ誌』の快挙等が影響してるようです。」
私「絶対に漫画や雑誌に載せないでくださいよ(笑)!元々のファンに行き渡らなくなります。」
インポーターさん「いやー、おっしゃる通り。造れる数は決まってますから。分けてもらえる数もいきなり増えません。」
私「でも、ポッジョ・レ・ヴォルピはフラスカーティが『リーマンのコルトン・シャルルマーニュ』なんて漫画に取り上げられてから大ブレーク、今度は『ドンナルーチェ』も売り込むんでしょう(イヤ味の連打)。」
インポーターさん「こちらからは絶対に売り込みません!」
私「本当ですか?(更にいじめる。)」

まあ、しょうがありませんね。売れるから高くしたりしませんから許します(笑)。
でも最近の円安は…。
悩みは尽きません。

今しばらくお待ち下さいませ!

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『モルゴン』2011年マロラクティック・ブロック

Feb 25, 2013 by weblogland |
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やっぱりそうでした(笑)。

何が?って。

土曜日の試飲会で『モラゴン』2011年がマロラクティック・ブロックをしているかも?と疑問を持ちましたが、今日インポーターさんに早速聞いてみました。

私「いつもお世話になっております。試飲会で『モルゴン』2011年大人気でしたよ(笑)。」

インポーターさん「ありがとうございました!良かったです(笑)。」

私「やはり明瞭な赤い果実味はインパクトありましたね。あとバランスが良くエレガントで、基本的に飲みやすいのが決定的でしたね。ところであのワイン、マロラクティック・ブロックしてますよね?」

インポーターさん「ええと(資料を見ながら)。はい。やってますね。全部じゃなく、半分くらいでマロラクティックを止めているようです。」

私「やっぱり(笑)。でも不自然じゃないところが凄いですよね。100%ブロックしちゃうと不自然になっちゃうんでしょうね。」

インポーターさん「ボデガス・カスターニョは世界市場を見ていますから、飲み手の嗜好やワイン造りの新しい技術には敏感ですね。」

私「でも暴利を目指さないのが良いところですよね。この点スペイン的ですね(笑)。」

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ワインのことを考えた細心の配慮

Feb 19, 2013 by weblogland |
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この箱、ちょっと大きいですよね。

ワイン12本入りの段ボールなんですが、下の通常サイズと比べると縦が10cmほど長い。横と厚みは同じくらいですが。

実はこの箱、家内が惚れ込んだ箱です(笑)。先日入荷したルモワスネのキュヴェ・スペシャル1995年が入った箱です。

中を見ると納得。瓶同士が絶対にぶつからないように、かなり余裕を持って配置してあります。このため、通常の段ボールより縦が長くなっています。

うーん。

ワインのことを考えた細心の配慮ですね。

普通、段ボールはかさ張らない方が輸送効率が上がります。1コンテナ単位で輸入されますから、ワインが何箱コンテナに入るかは輸送コストに反映されます。特に安いワインだと、この計算はシビアになります。1000ケース入るところ900ケースしか入らないと、輸送コストが10%変わってきます。

等と考えると、ルモワスネは安全と安心を優先している訳です。皆さんの前では瓶しか見えませんが、実は箱にこんなメッセージがあります。
箱のデザインや仕様に生産者のハートが現れたりします。

良い箱を見つけると、私と家内は箱を見ながらニヤニヤ楽しんでいます(笑)。
 
 

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今日の試飲会楽しかったでした(笑)。

Feb 13, 2013 by weblogland |
50種類くらいでしたが、どれも個性派でしたね。このインポーターさんのラインナップはマスキューの好みに近く、勉強になりました。
ローヌのセレクションは上手ですね。心に響くワインがありました。あとスペインのセレクションはユニーク。日本人だと輸入しないような個性派揃い(笑)。選び手の意思を感じるラインナップでした。

いわゆる大きなインポーターさんの試飲会ですと、新入荷がズラッと並び、売っているスタッフもなんだか解っていませんから意思疎通が出来ません(笑)。しかもお客さんで大混雑しますから、人垣をかきわけすり抜け体力と気力が要ります(笑)。また、数の少ないワインは出ません(笑)。
今回は会場も広くありませんが、お客さんでごった返すほどではありませんから比較的スムーズに集中して試飲できます。

あとは価格との相談だけです(笑)。あまり高級過ぎるとマスキューの手に負えません(笑)。

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良いワインは宣伝しなくても売れるし、数限りあるのが鉄則ですね。

Feb 08, 2013 by weblogland |
それにしても寒いですね。今、車の中にいますが、エアコンは強です(笑)。

ところで、ここのところ取り寄せたサンプルに良いワインが当たりません(笑)。サンプル取る間もなく発注したワインは良い物に当たります。
うーん。
やはりインポーターさんが強く勧めるワインはダメなのか(笑)?冗談はさておき、やはり良いワインは宣伝しなくても売れるし、数限りあるのが鉄則ですね。
あと、インポーターさんのチョイスの仕方にもよりますね。
あるインポーターさんはスタッフ全員で輸入するかどうか決めます。この場合は〇です。基本的に悪いワインはありません。ただマスキューのラインナップにはまるかはまらないかだけです。
あと、チョイスにスタッフが関わってないインポーターさんの場合は微妙です。当たり外れがあります。この場合セールスが解ってない場合が多く、断る時困ります(笑)。行かされるセールスにしても、味の解らないワインを売りに行く訳ですから無理もない(笑)。

でも、信頼できるセールスさんから言われると、そのまま鵜呑みにする場合もあります。マスキューを手玉に取るセールスは何名かいます(笑)。
だーれだ(笑)?

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レア vs ニコラ

Feb 04, 2013 by weblogland |
今日、常連のワイン・ラヴァーAさんがお越しくださいました。

Aさん「マスキューさん、どうもどうも(笑)。ところでマスキューさんはドメーヌ・ラファージュの『レア』と『ニコラ』のどっちが好きですか?」
じつはAさんラファージュの大ファンなのです(笑)。
私「Aさんにどっちも好きだと言っても納得しないでしょう(大爆笑)。」
Aさん「実は解らなくなっちゃったんですよ(笑)。マスキューさんに勧められるままにラファージュ・ファンになりましたが(笑)、最初の頃と比べるとスタイルが変わってきましたよね。昔は『レア』と『ニコラ』は共通項がありましたが、今掛け離れてますよね。昔を知っているとどうしても『レア』の肩を持っちゃうんですよね。マスキューさんはどうですか?」
私「たしかにラファージュさんのワインでクラシックなのは『レア』ですよね。もちろん飲んで一番安心します。ただ他のワインは品質が落ちた訳じゃありませんから、厄介です(笑)。慣れた味わいを優先するのは私も同様です。」
Aさん「ワインを良く知らなかった頃、味わいにヴィンテージの変化はあってもイノヴェーションがあるとは思いもしなかったんです。」
私「特にこの10年20年は物凄いスピードですよね。ただ品質向上の為の競争なのが救いかと。」
Aさん「でも、一時期はワインが全部アメリカナイズされそうでしたよね(笑)。」
私「たしかにそうです。ただ、最近は個性の発揮に流れ始めたような気がしますから、楽しさが増しました(笑)。」
Aさん「まあ、あんなワインばっかり飲んでたら飽きますよね。そうするとラファージュ・ファンとしては変化を楽しめば良いですね(笑)。」
私「ラファージュ・ファンをビックリするようなワインを造って欲しいものですね。」

人間の味覚はどうしても保守的ですが、新たな発見を楽しむ好奇心は大事です。もちろん年齢によっても味わいの感じ方が違いますから、ワインが変わることも通例くらいに考えた方が無理がないかもしれませんね。
この点我々は謙虚に判断しなくてはいけません。
ついつい私の好みを押し付けてしまいます。自戒!

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ドルチェット・ダルバとバルベラ・ダルバ捜しています

Jan 11, 2013 by weblogland |
マスキューでは今、ドルチェット・ダルバとバルベラ・ダルバ捜しています。
どちらもイタリア ピエモンテのバローロの生産地域で造られる赤ワインです。格から言うとドルチェット→バルベラ→バローロの順と言えば解り易いですか。
バローロの界隈で日常的に飲まれるのがドルチェットで、ちょっとアッパーな方が飲むのがバルベラです。バローロは高価で大事な売り物ですから、生産者も稀にしか飲みません(笑)。

ドルチェットは日本では1000円以下の安いワインとして良く見かけます。ちょっと安酒のイメージがありますね。
でも、バローロ同様の渾身の造りをしたドルチェットって旨いんですよね。驚くほど肉付きが良く、ワインの寿命も長い素晴らしいドルチェットがあります。しかも安い(笑)。
最近ですとアルド・コンテルノのドルチェットがそうでした。でも数が少なくマスキューまで回ってきません。

あとドルチェットよりちょっと高級なバルベラです。渾身の造りのバルベラってブルゴーニュのグラン・クリュみたいになるんです。有名なのがモンテッツェ・モロのバルベラです。一躍モンテッツェエ・モロの名前が世に知られるようになった逸品です。今では高くて手が出ませんが(笑)。

無いかなぁ?

幾つかサンプルを取り寄せましたが、果たして?

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沢山のヒントを貰いました

Jan 06, 2013 by weblogland |
皆さん。コーヒーお好きですか?
嗜好品大好きの私はもちろん好きです(笑)。

今年のお正月に家内と皇居一周散策に行きました。皇居の内堀沿い約5キロを歩いただけですが(笑)、靖国神社にぶつかる角の喫茶店で一休みしました。『街ウォッチャー』を自認する家内の自慢の穴場の喫茶店です(笑)。

そこで飲んだコーヒーに驚かされました。

エスプレッソなどでなく普通のブレンドコーヒーなのですが、味わいがワインのようなのです?もちろんコーヒーであることは前提なのですが、酸味、膨らみ、リキュールっぽさ…。熟成した赤ワインの要素なのです。
「旨い!でもなんで?」
メニューを良く見ると、熟成したコーヒー豆を使用してるとか。
うーん。
目から鱗。
熟成させたコーヒー豆恐るべし(笑)!
一時期ソムリエ教会の田崎さんがコーヒーの勉強をしていたのは、このことかと、合点が行きました。
この喫茶店で私はスパーリングコーヒーを注文しましたが、これも斬新。完成度の高さにビックリ。つまらない赤のスパーリングワイン飲むより遥かにまし(笑)。カクテルにも応用できそうです。

沢山のヒントを貰いました(笑)。
こいつは春から縁起が良い!

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カヴァの豆知識

Dec 11, 2012 by weblogland |
Cava カヴァはスペインの特定産地で生産される良質の発泡性ワイン(VECPRD=Vino Espmoso de Calidad Producido en una Region Determinada)。産地・使用品種が規定され、二次発酵を瓶内で行う伝統的(古典的)方法でつくるとされています。この伝統的方法は、1872年 Jラベントスによってもたらされました。ちなみに Jラベントスは後にコドルニュを設立(1898年)した人物です。

現在 カヴァはカタルーニャ州ペネデスで全体の9割が生産されていますが、VECPRDで規定された特定産地は アラゴン州、ナバラ州、リオハ州、カスティリャ・イ・レオン州、バレンシア州等広範囲に及びます。原産地=土地が重要な普通のDOワインとは違うみたい。カヴァの場合は 伝統的方法という醸造方法に与えられるDOと理解するのが しっくりきます。

カヴァに使われるブドウ品種はMacabeoマカベオ、Parelladaパレリャーダ、Xarelloチャレッロが伝統で現在も重要な品種。他にマルヴァジア、シャルドネ、ピノ・ノワール、ガルナチャ、モナストレル等も認められています。二次発酵後の瓶内熟成は9カ月以上とされ、30カ月以上熟成したものはグラン・レセ゛ルバと呼ばれます。澱抜き後の補酒の量(甘味を加える作業)による区分もあります。例えば ブリュット、エキストラ・ドライ、ドゥミ・セック等ですね。

さて 実際にカヴァを選ぶときですが、カヴァメーカーの性格にも注目しましょう。有名な、大量生産の巨大メーカーは原料ブドウの調達範囲が広くなる可能性があり、DOの考え方からは遠くなってしまいます。それでも、安定した価格・安定した品質はさすが!魅力的です。それよりもっと産地に近いカヴァを選びたいのであれば、家族経営の小規模メーカーのものがおすすめです。個性的なカヴァが見つかるはずです。また、最近ではシャンパーニュでいうところのレコルタン・マニュピュランのような生産者による高品質で個性豊かなカヴァも輸入されています。ワインメーカーの考え方が反映された味わい深いもので、美味しい。これも探してみる価値があります。

フランスのスパークリングワインと比べると、よりフルーティで親しみやすいカヴァ。X'masパーティーにおすすめです。

>> マスキュー、ワイン辞典へ

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ドニャ・パウラ マスキュー的考察

Nov 18, 2012 by weblogland |
先日アルゼンチンのドニャ・パウラの醸造責任者デヴィット・ボノミさんがマスキューに来てくださいました。著名エノロゴ ステファン・ガンドリーノの後を受け去年から醸造責任者となったとのこと。このおり、ドニャ・パウラの現在の有り様や、目指す方向性など最新の話をしてくださいました。アルゼンチンのワイン生産スタイルを理解する良い機会となりました。リポートを含めちょっと考察したいと思います。

今や世界第5位のワイン生産国アルゼンチン、その全体の80%がメンドーサ州で造られています。中でも優良な産地はルハン・デ・クージョ(セントラル)を中心に、ノース、イースト、セントラル、ウコ・ヴァレー、サウスの5つのサブ・ゾーンが設定されています。(セントラルから畑が広がった結果のようですから、まだこの先サブ・ゾーンが広がる可能性が大です。)
ドニャ・パウラもセントラルのウガルテックに畑と醸造所を持ち、南隣のウコ・ヴァレーのトゥプンガトに畑を所有するようになったようです。現在は同じウコ・ヴァレーの南西端アンデス山脈の際にグァルタラリーとサウスのアルタミラに畑を所有しています。なんと総面積704ヘクタールだとか。40名の栽培責任者が分担して管理しています。ちょっと考えられない効率の良さです。

平らな土地に葡萄だけが整然と植えられている畑ですから作業効率が良く、しかも雨は200mlほどしか降りませんからアンデスの豊富な伏流水を集中管理することで潅漑も完璧です。また、基本的に農薬を撒く必要もありませんから余分な手間がかかりません。(場合によってボルドー液等は使うようですが。)冬に堆肥を撒く程度のようです。

また、日照が強いため葡萄樹の仕立てが高く葉を十分繁らせる必要があります。このため畝間も広くとりますから細かな剪定作業も行う必要がないようです。さらに害虫もつきませんから葡萄果は健全にかつ均等に生育しますのでグリーン・ハーベストや摘果摘房の必要もないようです。驚くことに撰果もほとんど必要ないようです。夏場の雹を防ぐネットを張ることと、春先に吹く風速80メートルにも達する(世界3大突風とのこと。)アンデスから吹きおろす突風に備えて針がねや潅漑用ホースを支える支柱を強固にすることくらいが余分な手間のようです。

ただでさえ土地は広いですし、超効率的な管理が可能ですから葡萄栽培地は広がる一方です。「逆にテロワールが無い同じようなつまらないワインが大量に造られる可能性もありますね?」と聞いたところ、畑をボーリングして徹底的に調べると言っていました。

>> 記事全文はこちらからお願いします

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見るだけ(笑)-ボジョレー・ヌーヴォ2012年

Nov 13, 2012 by weblogland |
来たよ来たよ来ましたよ!
ボジョレー・ヌーヴォ2012年です(笑)。

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まだ15日まで消費したり販売してもいけませんから、見るだけ(笑)。

眺めて解ることだけですが、ヴィラージュはアルコール分12.5%、ボジョレーの方が12%ですね。
えーと、2011年と同じに出来上がってます。カンソン社の今までの例からですと失敗のない出来かと。この会社、基本的に酷い作柄以外はほとんど補糖しませんから、ちょっとホッとしました。ヴィラージュですと12%の表示だと心配になりますが、12.5%だとラインクリアだと思います。
あと色ですが、ボジョレーとボジョレー・ヴィラージュでは明らかに色が違いますね。どちらもボジョレーらしい紫がかったルビー色。ただしヴィラージュの方が濃いですね。品質の差がはっきりしているようです。おそらく難しい作柄でセレクションの際、葡萄の優劣の差が大きかった感じですね。恵まれた作柄ですとあまり色の差は大きくありません。
見て解ることはこんなところですか。

早く15日にな~れ!

皆さん黒いボジョレーにはご注意を!

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ヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』

Nov 09, 2012 by weblogland |
ヒュージョンソンのポケットワインブック
ふふふ。

ヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』の第9版が手に入りました。

ずいぶん厚くなりましたね(笑)。価格も第8版より200円高くなって4700円。もう辞書並の厚さですね。

確か最初の頃は鎌倉書房から出版されてましたが、代わってからずっと早川書房ですね。訳者は八木尚子さんが当初から続けてられますから安心です(笑)。なかなか格調高くて好きなのです。

私も家内も実はヒュー・ジョンソンの情報は高く評価しています。特に情報が幅広く、かつ問題点を適切に切り取っています。イギリス人らしいシニカルさも良い(笑)。

高く評価していた生産者の名前が消えたり、新たなスター候補にサラっと触れたり。毎回改訂ごとに内容が変わり追加されますから、買わない訳にいきません(笑)。

イギリス人には、ワインを扱うことに一日の長を感じますね。

ワイン界を鳥瞰するには最適なのです。

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マスキューさん。あのシャトーヌフは今回出ないんですか?

Oct 31, 2012 by weblogland |
やはり私は読まれているようです?

じつは先日の試飲会の折、試飲アイテム以外でかなり売れたワインがあります。シャトー・ファゲェロールのシャトーヌフ・デュ・パフ キュヴェ・セレクション『アントナン』2010年です。
お客様「マスキューさん。あのシャトーヌフは今回出ないんですか?」
私「はい。じつは数が無くてちょっと無理かと…。」
お客様「じゃあ、とりあえず2本ください。」
読まれてます(笑)。
たしかにホームページなどでも良さを書きましたが、マスキューのパターンは皆さんお見通しのようで。インターネットの常連のお客様も同様でした(笑)。
我が意が伝わって嬉しいのですが、ワインが無ければ怒られます。休み明けに早速インポーターさんに連絡をとって再入荷を確認しました。
あー。良かった。
ちょっと青ざめました(笑)。
シャトー・ファゲェロールは全く無名でどの雑誌や本を探しても見つかりませんが、実に旨い(笑)。そのうえ安い(笑)。今年一番の発見と思ってます。

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ビオ・ディナミを唄います(笑)

Oct 25, 2012 by weblogland |
試飲会の準備着々と進んでいます(笑)。

もっぱら豆な家内がやってますが…。私はセンスがないのでアンタッチャブルなのです(笑)。

今回マスキューでは初めてビオ・ディナミの生産者のワインをビオ・ディナミと唄って販売します。

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ビオ・ディナミって解ったような解らないようなところがあって、あまり信奉していませんが、出来上がったワインは個性的で美味しいものがあるのも事実です。かつては箸にも棒にもかからないワインが多数あったこともありましたが、選べば良いワインもかなりあります。特に面白いのはロワールです。ロワールはビオ・ディナミの本拠地みたいなものだけあって、レベルが高くなっているようです。昔はビオ・ディナミというだけで、とんでもない価格で販売されましたが、昨今はリーズナブルで良質なものが出回るようになりました。

そんな訳で今回はビオ・ディナミを唄います(笑)。

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明日ドニャ・パウラのデヴィットさんが、またやってきます

Oct 23, 2012 by weblogland |
先週マスキューに来て下さったドニャ・パウラの醸造責任者デヴィット・モノミさんが明日また来てくれます!
今日インポーターさんから連絡がありました。

インポーターさん「先日はお邪魔しました。慌ただしくて申し訳ございませんでした。」

私「いえいえ、とんでもございません。わざわざ足を運んで下さってありがとうございました。」

じつは、前回聞きそびれた質問をインポーターさんに伝えていました。デヴィットさんがいる間に聞いておいてくれるようお願いしていました。ですから、てっきりその回答の連絡だと思いました。

インポーターさん「明日マスキューさんに1時頃お邪魔しても良いですか?もちろんデヴィットさんも一緒に。もっと詳しく説明したいとのことで。」

私「えっ!でも忙しい中申し訳ありませんよ。そりゃもちろんウェルカムですが(笑)。」

こんな訳で明日ドニャ・パウラのデヴィットさんが、またやってきます(笑)。

昨日の日曜日、インターネットでドニャ・パウラのホームページを見て勉強してました。役に立ちそうです(笑)。

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ポルトガル ダンの赤ワイン

Oct 15, 2012 by weblogland |
またサンプル取り寄せちゃいました(笑)。
今度はポルトガル ダンの赤ワインです。
ダンのワインって濃くてしっかりしていて、その上飲みやすい。でも、割に高かったりしますからマスキューではちょっと売りにくい(笑)。でももともとの良さは折り紙つきです。いつも試飲会では気をつけてアンテナを張っています。
そんな中、あるインポーターさんからダンのワインの新入荷のお知らせが来ました。試飲会を待っていられずにサンプルを取り寄せた次第です(笑)。価格も手頃なリゼルヴァなのです!
ヴィンテージも2008年ですから、きっと飲み頃のはずです。あと30分後に飲みはじめる予定です(笑)。
ラベルを見ながらメールをしていると、ついついニヤニヤしながら涎が出てしまいます(笑)。

私は飲む前から楽しんでいます。

ダメだったら、もうブログにこのワインは書きませんからお察しください(笑)。

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扱う生産者が毎年同じことがミソです

Oct 13, 2012 by weblogland |
皆さん!
ワイン飲んでますか?

やはり秋になるとワインが美味しいですね(笑)。私は年がら年中ワインを飲んでますが、この時期からワインシーズンに突入した気がします。気温とワインの液温が近くなるにつれてワインが美味しくなると思いませんか?

来月にはヌーヴォやノヴッロが入荷しますから楽しみです。フランスは量が少なかったようですが、イタリアはどうだったでしょうか?マスキューではイタリアのノヴェッロはトスカーナとマルケとプーリアのものを取り扱う予定です。恒例のワインです。この3種類を飲むとイタリアの作柄がだいたい分かります。ですから毎年飲まない訳にいきません。毎年の定点観測は大事です。扱う生産者が毎年同じことがミソです。でもイタリアは作柄により、あまりダメなことはないですから、私の場合楽しさが優先しますか(笑)?

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サンプル頼んじゃいました

Oct 04, 2012 by weblogland |
またサンプル頼んじゃいました(笑)。
しかも、久しぶりにボルドーワインです。
じつはレ・ゾー・ド・ポンテ、あのポンテ・カネのセカンドです。ヴィンテージは1997年。前に扱ったのは1992年でしたっけ。1997年はあまり良い年ではなかったようですが、1992年同様オフの時もそこそこの品質をキープしていることにかけてサンプルを取り寄せることにしました。インポーターさんは1992年より力強いとおっしゃってましたが、やはり実際飲んでみないことには売れません。
うーん。
人の言うことは信用しない訳ではありません(笑)。マスキューにはマスキューのラインナップがありますから、ミスマッチにならないように確認するためです。同じようなワインを並べてもいけませんし、コストパフォーマンスでお客様を裏切る訳にはいきません。
本当は人の言うことだけ聞いてワインが売れれば楽なのですが、つまらなくなります(笑)。
あと他にも3本取り寄せましたから楽しみです。

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エマニュエル・ダルノーのワインは凄かったです

Oct 03, 2012 by weblogland |
やはりエマニュエル・ダルノーのワインは凄かったですね(笑)。

今やフランスではクローズ・エルミタージュのスター扱いのようです。

先日の試飲会でちょっと気がついたことがありましたので調べてみました。

じつはアルコール分が13.5%と無理なく収まっていることです。最近のローヌはアルコール分が14%を越えることがザラですが、ダルノーのワインは妙に収まりが良い(笑)。醗酵槽が開放式のものを使っているはず?開放式を使うと醗酵時に細菌などに汚染されるリスクがあり、長期間にわたる醗酵ではあまり使われなくなっています。管理しやすい密閉式が主流のようです。でも、開放式ですと酸素が供給されることと醗酵時に生じるアルコールが揮発します。このためアルコール分が1%ほど低く抑えられます。
調べるとコンクリート製の開放式醗酵槽でした!
やはり。
除梗した今風の仕上がりのワインですが、基本はクラシックでした。
腑に落ちました(笑)。

ちなみにガントランディの『ヴィサン』は密閉式の醗酵槽でした。

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ワインの確認で忙しい

Sep 18, 2012 by weblogland |
まだ暑いですね(笑)。

この時期はちょっと忙しいのです。商売繁盛で忙しいのではなく、ワインの確認で忙しいのです。
??
春から夏前に入荷したワインの味わいの確認です。2009年や2010年は夏を越してから調子が出てきます。経験的なことなのですが、実際にどんな風に良くなったか確認します。ワインの熟成のスピードを知ることも大事なのです。そのワインの生命力を測り推測することなのです。この作業を繰り返すうちに夏場の保存法やワインの変わり方、どんなワインが良くなるか、はたまたどんなワインがダメなのか(笑)、経験値を蓄積します。
「こりゃダメだな。まずいな。」 などと思ったワインが素晴らしくなったり、思わぬ発見がいつもあります。傾向はだいたいわかりますが、実際に100%予想はつきません。
これってかなり楽しい作業です。好奇心を十分満たしてくれます(笑)。でもさらに謎が深まることも…。
ワインの世界は奥が深いのです。

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特殊なテロワールかテクニックか?

Sep 11, 2012 by weblogland |
うーん。
不思議です。
先日入荷したエスピエのジゴンダスです。
ジゴンダスはグルナッシュの比率の高いアペラシオンです。ワインも糖度が上がるグルナッシュらしいパワフルなものが多いですよね。例えばサン・コムやサンタ・デュックなんか典型ですよね。あまりに濃すぎて色も味わいも真っ黒ですが(笑)。
でもエスピエのワインってピノ・ノアールみたいなんですよね
なんで?不思議なのです。
北ローヌの大物のシラーでピノ・ノアールっぽいワインがありますが、シラーって基本的にピノ・ノアールのベリーっぽさがありますから、まだ理解できます。
でもグルナッシュがピノ・ノアールっぽいなんて…。
特殊なテロワールかテクニックか?
両方に由来してるような気がします。
いずれにせよ。もう少し他のジゴンダスを飲んで勉強します。冷静に考えないと、サン・コムやサンタ・デュックのワインがアペラシオンの傍系であったりしますからね(笑)。

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ちょっと変わった合成コルク

Sep 08, 2012 by weblogland |
不思議なんですよね。

何が?って。

先月の試飲会で飲んだレ・コルティ ロゼ2011年のコルクです。

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樹脂系の合成コルクなのですが、ワインに直接触れる鏡面がちょっと変なのです。写真で見るとお分かりかと思いますが、鏡面の縁辺部分が切れそこなったみたいになってます。初めて見た時はそのボトルのコルクだけ片面が未処理なのかと思いました。でも、後に開けたワインのコルクも同じ状態でした。下から覗くとどうやらすべてが同じようです。

うーん。

故意にそうなっていることは確実です。

何故でしょう?

考えられることは打栓後に密封性を高めるため、内側のコルクの縁が膨らんだ?特殊な発泡性の樹脂を使った新しい加工技術をワインコルクに応用した?

私の妄想は止まりません(笑)。

今度インポーターさんに聞いてみます。

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今年はボジョレー・ヌーボーの作柄の情報が少ないですね

Sep 07, 2012 by weblogland |
昨日今日と蒸しますね。もうちょっとで過ごし易くなりますかね?
9月に入ってから試飲会が一気に増えました(笑)。ボジョレーの予約も締め切りですから、これから秋に向けて動きが活発になります。マスキューも新しいワイン捜しに力が入ります。
ところで、今年はボジョレー・ヌーボーの作柄の情報が少ないですね。みんな作柄には触れないようにしているみたいです(笑)。まあ、私みたいに水を差すのも野暮ですかね?業界の裏切り者と呼ばれてるかも知れません(笑)。でも、時代の求める透明性は大事です。解った上で楽しみたいですね。そのくらいの余裕のあるワイン・ラヴァーでありたいものです。
今年は量が少なくなりそうですから要注意です。変なスキャンダルが起こらなければ良いのですが…。
畑の広さは限られてますから、収穫量が足りなくなると補充できません。造る方も売る方も欲をかき過ぎるとすべてをダメにします。

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今月は天候が安定しないとありました-ヨーロッパのワイン産地

Sep 02, 2012 by weblogland |
今日横浜はゲリラ豪雨でした。

私は昼間山下町に寄る仕事があり車で出かけました。出る際鶴見はにわかに曇り、雨がちらほら降り出してきました。子安を過ぎて東神奈川にかかると豪雨。豪雨の中みなとみらいを抜けると、雨足は弱くなり山下町ではすっかり上がってました。路面は濡れてましたが、嘘のよう(笑)。そのまま帰り道みなとみらいはまだ豪雨。でも東神奈川に入ると止んでました。もちろん鶴見に近づくにつれ路面の湿りも少なくなってます。

うーん。
まさに微気候。
テロワールです(笑)。

たまたま雨雲が鶴見にかからなかっただけですかね?ここのところラジオの近場の天気情報で、横浜川崎は激しい雨が降っているなどと聞きますが、我が鶴見は降らない?
何か理由があるのでは?などと妄想を膨らませてしまいます(笑)。
インターネットでヨーロッパのワイン産地の天候を調べたら、今月は天候が安定しないとありました。気になります。
まさか横浜の天候と連動しないとは思いますが(笑)。

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これも嗜好の変化として肝に銘じなければ!

Aug 31, 2012 by weblogland |
発表します!
この暑い8月、マスキューで一番売れた赤ワインは、エル・マセット2010年です!
あの南フランス ルーションのドメーヌ・ラファージュの赤ワインです。私自身がラファージュ教教祖を勝手に名乗っているせいか、以外なほど良く売れました。価格も下がりお手頃感が増したのも一因ですか。
そうそう何が以外かと言うと、この暑い時期にどちらかと言えば暑苦しいスタイル(ゴメン)の濃い赤ワインが売れたことに驚いています。
マスキューではワイン消費が落ちる夏場対策として、ロゼワインのプロモーションを行ってきました。これはこれで皆さんのご理解をいただき好評なのですが、まさかこの暑い時期エル・マセットがトップセラーになるとは…。
我々が考えている以上に、皆さんに赤ワインが浸透していた訳です。
うーん。
素晴らしい!
これも嗜好の変化として肝に銘じなければ!皆さんが旨いと言ってくれるワインを探すのが、我々の仕事なのです。

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ヨーロッパのワイン産地も8月は暑いと良いのですが

Aug 29, 2012 by weblogland |
相変わらず暑いですね。
まさに残暑厳しいです(笑)。
ヨーロッパのワイン産地も8月は暑いと良いのですが…。今年は7月半ばまで雨、8月頭には一部雹が降ったようで、生産量は少ないようです。でも最後の8月以降に天候に恵まれれば、かなり良いワインが出来る可能性があります。もちろん難しい年ですから、生産者の力量がワインにハッキリ現れることも必定。量を追い求めるスタイルのところはダメそうですね。とはいえ、葡萄園を経営するにあたり最低限のランニングコストは存在しますから、売ることの出来るワインが少ないと大変です。少ないからと言ってべらぼうに高く売れることがないからです。少ない上に高すぎて売れ残ったのでは、泣きっ面にハチ。葡萄園を維持できません。仮に借り入れで凌いだとしても、来年度の作柄が良い保証はありません。

べらぼうに儲けることは今のワインビジネスでは可能ですが、それはあくまで大資本もしくは名門生産者に限られます。実際の小規模生産者はワインビジネスに希望は持ってますが、夢は持ってないのが真実かもしれません。宝くじに当たるに近いかも(笑)。
我々同様に家業として続く生業なのでしょうね。

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面白い傾向を発見しました!

Aug 27, 2012 by weblogland |
うーん。
面白い傾向を発見しました!
先週の土曜日のマスキュー試飲会でドメーヌ・マルタンミュスカデとグロ・プランを飲んでいただきました。このおり、男性はミュスカデを、女性はグロ・プランを選ぶ傾向がありました。
うーん。
何故でしょうか?気になりだすと止まりません。

仮説1 女性の方が乾いているからグロ・プランのドライな酸を好む?

仮説2 男性はワインだけしか目に入ってないからフルーティーで複雑なミュスカデの方を選ぶ?

仮説3 女性は食べ合わせを意識するので、暑い夏場により合わせ易いワインを選んだ結果がグロ・プランだった。

だんだん解ってきました。きっと仮説3です(笑)。
私の妄想は止まりません(笑)。

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