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試飲会のラインナップ決まりました!2014/11

Nov 21, 2014 by weblogland
今月11月28日17時~20時30分、29日11時~20時30分マスキューの店内試飲会のラインナップが決まりました。



まずは28日着予定のジュ・ド・レザン2014年からです(笑)。でも、当日間に合わない場合はどうしましょう?ちなみに映像のジュ・ド・レザンは2013年。私がお勉強用としてとっておいたものです(笑)。
ジュ・ド・レザン 2014年 ポール・ジロー フランス コニャック地方 微発泡ブドウジュース 白 750ml 1,695 円税込み
造るのはコニャックで数少ない小規模生産者 ドメーヌ的な名門ポール・ジロー。

毎年一度その年に収穫された葡萄だけで造られるジュース。当然作柄の差も出ますし、限られた畑だけで造りますから、数も少ないのです。

マスキューはジャパン・インポートさんが輸入を始めた頃から、しつこく販売してます(笑)。

ここ5年のマスキュー到着日を振り返ると2013年は12月19日、2012年は12月22日、2011年は11月26日、2010年は11月10日。大体クリスマス前に届くのが通例のアイテムですが、近年は到着が早まる傾向です。
到着までのスケジュールは変わらないはずですから、収穫が早まる→開花が早まる傾向のようですね。

今年は大きなイレギュラーがなく、昨年よりは数は多いはずと思っていましたが、同じでした(笑)。早速インポーターさんに聞いたところ…。

私「今年は収穫量が昨年より多いはずですが、何故数が同じなのですか?」

インポーターさん「はい。実は割りと搾汁出来なかったようです。果粒が小さかったようです。」

私「夏場はあまり暑くなかったけれど、秋は安定したから皮も厚かったんですね。酸が乗って甘さが目立たない出来上がりかな?」

インポーターさん「恐らく。畑自体は変わりませんし、ポール・ジロー自身も量的に増やす気もなさそうなのでこれくらいの量に落ち着いています。」

私「調子に乗ってバンバン増やさないところが真っ当ですね(笑)。」

さて、南イタリア モリーゼの新入荷の赤です。
ロッソ・モリーゼ リゼルヴァ 2009年 ボッター・カルロ イタリア 赤 モリーゼ州 ロッソ・モリーゼD.O.C. 750ml 1157円税込み

ラベルの一番上に記載される『コル・デル・コッリ』はブランド名 イタリアの優良ワイン商ボッター・カルロのワインです。ボッター・カルロ得意の価格帯ですから、やはり上手(笑)。

南イタリアのモリーゼ州で造られるモンテプルチアーノ種100%のワイン。12ヶ月の大樽熟成後ステンレス・タンクで更に12ヶ月以上熟成しています。
味わいはいかにも南のモンテプルチアーノ(笑)。果実味は赤さより黒さに重心が移りますが、噛めるようなボリューム タンニンの溶け込みの良さ スラヴォニア・オークを使った大樽熟成ワインの良さを感じます。生命力があり、延び代もまだまだあります。シンプルかつ優良で好感を持てます。
うーん。
いつも驚くのは、ボッター・カルロのワインはシステマティックでビジネスライクなワインではないことです。テロワールの特徴を反映した土着の味わいがします。

さて、お次はクラシックでお手頃なスペインワイン。最近あまり見なくなりましたよね?
マルケス・デ・バルデカーニャス グラン・レゼレバ 2004年 ボデガス・サン・パレロ スペイン 赤 カリニェナD.O.750ml 1666円税込み

クラシックなヘビー級グラン・レゼルバの登場です!

このボデガス・サン・パレロはアラゴン州のカリニェナ地区に1944年に設立されたスペインでは古い生産者組合です。
セパージュはテンプラニーリョ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、ガルナッチャ10%。オーク樽で20ヶ月熟成後、長い瓶熟成をしたものです。
抜栓直後は樽香が強いですが、徐徐にらしい香りが出てバランスが整ってきます。4日くらい経ってもの凄く美味しい!テンプラニーリョらしいストロベリーの香りの旨さ。並外れた生命力はクラシックな大物感があります(笑)。

高地の乾燥した土地で栽培された凝縮した葡萄こそ、永い熟成が必要!もう今や死語に近いこのセオリー(笑)。


次は、以前マスキューでは2680円でひっそり売っていましたが、今回なんと!1928円税込みとなりました!美味しいですから沢山買ってくださいね(笑)。
●『カンノナウ』 2011年 ヌラーゲ・クラビオーニ イタリア サルデーニャ島 カンノナウ・ディ・サルデーニャD.O.C. 赤 750ml 1928円税込み

アントネッロ氏が2003年創業。サルディーニャ島の最北部、サッサリ(Sassari)県のソルソ(Sorso)に35haを所有。美しいビーチの水際まで迫る畑より土地のエッセンスを凝縮させたフルボディなワインを生みだします。
ヌラーゲ (nuraghe)とは、イタリアのサルデーニャ島全域に見られる巨大な先史時代の建造物です。大きな石を塔のような形状に積み上げて作らます。イギリスでも似たような巨石建造物がありましたね。紀元前2000年より前から、カルタゴに征服された紀元前550年頃まで作られていました。

生産者曰く、カンノナウはガルナッチャの原種にあたるそう。仕立てはシングルギヨ。密植度6,250本/ha。一本の葡萄樹に12房しか房は残しません。おそらく1本の葡萄樹からワイン1本ほどしか出来ない低収量です。

海抜10mと200mの2面の畑のブレンド。南北に平行した畝。地質は砂と砂質粘土。手摘み。甘く完熟したマラスキーノチェリーを思わせる香り。明瞭で透明感は品の良さ、品質の良さの証。
醸しが短いせいか明るく透明感があります。有りがちな真っ黒いワインじゃありませんね(笑)。味わいは色に反して、芯の強さを感じるギュッと凝縮した果実味。旨味がたっぷり感じられ、滑らかなタンニンと酸もきめ細やか。
ワイン自体の崩れない頑強さには驚かされます。

前に扱ったパーラのカンノナウはガルナッチャ→グルナッシュ繋がりが連想できましたが、このワインは別物。明瞭なマラスキーノチェリーの香りこそ、カンノナウの証。

さて、赤ワインのトリは正統派グレート・ワイン!
ヴィノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ 2010年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア トスカーナ 赤 ヴィノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノD.O.C.G.750ml 3700円税込み

このワインはヴァリアノ村とアッバディーア村のプルーニョ・ジェンティーレ(サンジョヴェーゼ)90%にモンマロ種5%、カナイオーロ種5%のセパージュ。除梗醗酵後、スラヴォニア・オークの大樽で25ヶ月熟成させたモダン・クラシックな造りです。
良作年の2010年らしい良さがようやく出てきました。本来の深みがより感じられます。お買い得なヴィーノ・ノービレがなかなか見つからなくなってきた昨今 朗報です!
高いお金を出して中途半端なブルネロを買うより、遥かに満足出来ること請け合います(笑)。

そして今回マスキュー試飲会の大トリはなんと安い白ワインです(笑)。でも理由がある!
◯コステロ ゲヴュルツトラミネール・レゼルバ 2013年 ビーニャ・レイダ チリ 白 レイダ・ヴァレーD.O. 750ml 1157円税込み

このレイダ・ヴァレーD.O.は2002年にD.O.に昇格。皆さん知っていました?
私は知らなかったです(笑)。
海から12Kmしか離れていない山間の砂漠にマイポ川から8Kmパイプラインを施設して水を引きワイン栽培を始めたそうです。栽培面積はなんと415ヘクタール。
カサブランカ・ヴァレーよりもより海に近く、冷たいフンボルト海流の影響を受ける事からより冷涼な環境となるそうです。
何でも出来ちゃいますね(笑)。
ただし栽培される葡萄はリースリング、ピノ・ノアール、ゲヴュルツトラミネールなど寒冷地に向く品種です。
ただ寒暖差に欠けますから、出来るワインはちょっと緩い(笑)。でもゲヴュルツトラミネールのような香りの強い品種は緩いくらいがちょうど良い(笑)。
比較的低収量なのでボディーはありますが、密度感に欠けます。それが逆にゲヴュルツトラミネールには幸いしています。アルザスのゲヴュルツトラミネールのように圧倒的でないのがよろしいのです。飲んでいて辛くない(笑)。
アルコール分は13.5%ありドライに仕上がっています。デイリーに使えるゲヴュルツトラミネールはある意味貴重なのです。


皆様のお越しお待ちしております(笑)。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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