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今月、8月28・29日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
相変わらず暑いですね(笑)。残暑どころじゃないですよね。でも、一時の酷い厚さからは少しは楽になりましたね。ワインを飲む気も戻ってきました(笑)。
今回は白3本、赤3本。
冷して飲める旨味のあるワインをチョイスしました。
◯マクリーナ 2013年 ガロフォリ イタリア マルケ 白 ヴェルディッキオ・デ・カステル・ディ・イエージD.O.C. 750ml 1465円税込み
私の敬愛する『神』ガロフォリが造るヴェルディッキオ100%の白ワイン。かつてイエージのワインは安物が多く日本に輸入されてましたから、イメージが悪い(笑)。水っぽい印象が拭えない(笑)。もっとも暑い海岸部の産地ですから酸が少なく、勢い飲みやすい量産ワインに走ったのも事実。
そんな大勢に背を向け優良なイエージの白ワインを作り続けD.O.C.G.にまで登り詰めた大貢献者がガロフォリなのです。
他の生産者が造るイエージとは明らかに違う不思議。もっともこのキュヴェは早飲みのスタンダード・クラスなのですが、それでも旨さが違う(笑)。イエージというよりマテリカに近い詰まり方と大きさがあるとでも言えばよいかも…。
もちろんコスト・パフォーマンスの高さは驚き。ただし在庫限りとなりますから、お見逃し無きようお願いいたします。
◯アルザス リースリング2014年 ポール・ジャングランジェ フランス アルザス 白 750ml 2093円税込み
マスキュー定番のアルザス リースリングです(笑)。ひっそり売っていましたが、このランクのアルザスとしてはNo.1かと。昨今試飲会などでよくアルザスワインを口にしますが、どれも高い(笑)。アルザス・グラン・クリュ設立以降 いわゆるアルザル◯◯というジェネリック・クラスの品質が下がり、新設されたグラン・クリュに価値を見出だした生産者と市場の流れは止まりません。心に響く普通のアルザス・ワインは無くなったみたいですね。旨いアルザスを飲みたかったらグラン・クリュを飲むしかない…。
昔のレオン・ベイエなどのいわゆるアルザスA.C.ワインの質の高さはグラン・クリュに集約されましたね。かと言ってアルザスA.C.ワインの値段は高止まりですから、飲む気がなくなる。とお嘆きの貴兄に朗報です(笑)。
◯レゼルヴ 2013年 ドメーヌ・デュ・タリケ フランス ガスコーニュ 白 コート・ド・ガスコーニュI.G.P. 750ml 2005円税込み
ガスコーニュの白ワインのスペシャリスト、ドメーヌ・デュ・タリケの意欲作『キャトル・セパージュ・レゼルヴ』が『レゼルヴ』としてリニューアルいたしました。
マスキューでは『コテ・タリケ』が定番として、皆様から高い支持をされています。
この『レゼルヴ』セパージュはグロ・マンサン、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンからなります。これらの4つの品種はバリック樽で6ヶ月間別々に熟成された後アッサンブラージュされます。そしてステンレス・タンクで寝かされてから瓶詰されます。
味わいは非常に複雑で濃厚。でもくどさがありません。ファースト・アタックはフルーツの盛り合わせ(笑)。調和が素晴らしい!トースト香やバニラ香も美しく、バリックが邪魔しません。後味にほんのり漂うハニーさはエレガント。力づくではない力強さは、完成されたスタイルです。さすが白ワインのスペシャリスト!
●ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ ルージュ 2012年 ドメーヌ・ド・ラ・モナディエール 南フランス ローヌ 赤 750ml 1819円税込み
マスキューでは名前が呼びづらいのでラベルに大きく書かれた『MON』と呼んでます(笑)。
このドメーヌ・ド・ラ・モナディエールは1987年にクリスティアン・ヴァッシュがローヌ ヴァケラスの地に設立。以降テロワールを表現した自然なワイン造りを実践。除草剤や化学肥料も一切使用せず、肥料も必要な時だけ有機肥料を与えるだけ。その成果はフランス国内で高く評価されています。三ツ星レストラン御用達とか。
このワイン春先の試飲会でご紹介しましたが、夏場を過ぎてようやく調子が出てきました。本領発揮なのです(笑)。
●シャトー・クロノー 2013年フランス 赤 ボルドー・スペリュールA.C.750ml 1740円税込み
まず飲むと非常にタイトで質感溢れるタンニンが特徴的。味わいにデラウェアっぽさがあるので、一瞬アン・トゥル・ドゥ・メールかなと…。
???
まず産地チェック(笑)。サン・フォア・ラ・グランドから南に10KMのところにあるリダェック村とのこと。まずサン・フォア・ラ・グランドを探すとサン・フォア・ボルドーA.C.のある町です。更にリダェック村はと?ボルドーの地図には載っていません(笑)。さてさて?ボルドーの外れベルジュラックにつながるドルトーニュの地図にありました!ボルドーと言うより南西地域に近いですね(笑)。
これで味わいの謎が氷解。サン・フォア・ボルドーはボルドー最北東部ですが、アン・トゥル・ドゥ・メールの地続き。しかも気候は南西地域により近いはず。アン・トゥル・ドゥ・メールに似た味わいと南西地域のようなしっかりしたタンニンを併せ持っていた訳です。
●ル・キャバレ・デゾワゾー2014年 ラ・プチ・コマンドリ フランス コルビエールA.C. 赤 750ml 3054円税込み
南フランス ラングドックの広いA.O.C.コルビエール。あまりに広くしかも多様なため1990年にサブ・リージョンを11に再編されました。現在は新たに独立したサブ・リージョンがありますから8つのサブ・リージョンからなりますか。
このラ・プチ・コマンドリは2000年にステファン・マディックさんが4ヘクタールの畑を購入してからドメーヌは始まりました。地所はコリビエール最西部 アラリック山脈と台地に挟まれた谷のような地形。大西洋からの風が通り抜ける特徴あるテロワールのようです。
この『ル・キャバレ・デゾワゾー』はカリニャン75%、シラー25%。アルコール分は12%と低いですが、過度に感じない物凄い凝縮感。いわゆる優良なビオに通じる味わい。深み・広がりはグレート・ワイン クラス。複雑な赤・黒系果実の香りはハーブなどの植物ののニュアンスと相まって突出した個性をみせます。あと、過剰に手を加えていない自然さがエクセレント(笑)!全房醗酵しながらもタンニンが過剰で固くない。ほとんどプレスしてないですね。無理に遅摘みしたり長い醸しもしてないはず。インポーターさんに聞いたところクラシックなマセラシオン・カルボニック法で造っているとのこと(やはりフリーランのみでワインを造ってました。)。
いつも通り28日(金)は17時~20時30分 29日(土)は11時~20時30分まで行っておりますので、お手すきのお時間にお越しくださいませ。
お待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭
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