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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!201807

Jul 26, 2018 by weblogland
今月、7月27・28日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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災害級の暑さなんて聞いたこともないし、経験したことも
ありません。もちろん暑さのダメージは日々蓄積されます。
だからこそワインを飲みたい!
そんな方おられるはず。少なくともマスキューには2人います(笑)。

まずは泡!
生き返りますぞ!
◎ヴェルドゥッツォ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 微発泡 白 I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1388円税込み スクリュー・キャップ

イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造る白のフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造る白のフリザンテです。今まで定番でロゼ・フリザンテを扱っていましたから、これで白、ロゼの揃い踏みとなります(笑)。ちなみにプロセッコには品種の指定がありヴェルドゥッツォだとI.G.T. となります(笑)。
このヴェルドゥッツォはイタリア北東部ヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で栽培されている地場品種。透明感のある淡い青みがかった黄金色。繊細な泡が弾けて涼しげ。香りは強め、青リンゴ、レモン、ライムにメロン、柚子、桃、ハーブなどが加わりかなり複雑。面白いのが果実に完熟感があまりなく、押しつけがましくない点。それゆえ植物的なニュアンスが全体のバランスに貢献しています。暑苦しくないのです(笑)。コンテッセの意図を感じますね(笑)。いわば、さりげなく美味しい!しかも品がある(笑)。
食べ物との相性は良く、特に生姜・ミョウガなどを使った和食など間違いなく合います。ワイン自体に塩辛さがありますから、単純に天ぷらなどもグッド(笑)。イタリアンにこだわる必要なしですね(笑)。


そして冷やしても映えるロゼ!
◎イゲルエラ ティントラルバ・シラー・ロサート 2017年 コオペラティーバ・アグラリア・サンタ・キテリア スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ州 ロゼ アルマンサD.O.  750ml 1018円税込み

イゲルエラはブランド名。造り手は共同組合コオペラティーバ・アグラリア・サンタ・キテリア。2001年にイゲルエラとアルベラの二つの生産者が統合してできた協同組合が、サンンタ・キテリアです。1000m近い高地の彼の地、地場品種
ガルナッチャ・ティントレラ(アリカンテ・ブーシェ)の生産で知られています
。果肉まで赤い(笑)ガルナッチヤ・ティントレラから造られる濃厚で果実味のはっきりしたワインは世界的にも有名になっています。
これはシラー100%で造られたロゼ。グレナデンやアセロラのような弾ける酸味旨味はフレンドリー(笑)。シラーで造ったロゼ・ワインは良い結果が出ると常々思っている通りです(笑)。ワイン自体、時間の経過と共に崩れることがありません。もちろん価格帯からすると決して上等の部類には入りませんが(笑)、かなり上質
。明瞭な果実味と厚みが両立した味わいは心と体を癒してくれますし、パーティーの場をもり立ててくれるユーシフルなワインでもあります(笑)。


そして突き抜けるような鮮烈な白!
〇アルザス リースリング 『ドレイ・エクサ』2016年 ポール・ジャン・グランジェ フランス アルザス 白 750ml 2453円税込み

このポール・ジャングランジェ設立は古く、1610年まで遡ります。ただし規模は小さい(笑)。所有畑は2つのグラン・クリュを含め10ヘクタールちょっと。100ヘクタールを越える大生産者の「なんでも出来ちゃう」とは訳が違います(笑)。
 
あと造りは醗酵・熟成にオークのフードルを50%使うクラシックさ。酸の角を上手く取る伝統的技法です。ただし当主のミッシェルさんは若手ながら世界各地で経験を積んだ筋金入りのエノロゴ。プレスマシーンは高価なエアプレスを導入しています。なんたるか解っていますね(笑)。
 
切れがあって柔らかなアルザスらしい味わいは飽きのこない質の高さ。極上のアルザスワインは年に一度くらい飲めば良いもの(笑)。私がたまに飲みたくなるアルザスワインの筆頭がこのポール・ジャングランジェのワインなのです。いつ飲んでも裏切られません。

限られた畑を広くするより、質を向上させる姿勢がワインに現れています。

この『ドレイ・エキサ』はグラン・クリュの並びにある1ヘクタールの畑で造られます。60%オーク樽(フードル)、40%ステンレス・タンクで発酵させたあと60%オーク樽熟成、40%ステンレス・タンク熟成(6-8カ月)。木樽の風味をつけるためではなく、酸の角をとるための樽使用です
。ワインも通常のリースリングを一回り大きくし、さらにまるっきりドライに仕上げた感。リースリング本来の抜けのよさは純粋さの証と妙に納得(笑)。広がりの良さは驚き。突き抜けますよ(笑)。それでいて粗野の部分がないのが美点。それって冷静に考えるにアルザスらしさだとは思うのですが、わりと少ない(笑)。ここまでドライに仕上げると逆に緩さが出てしまう。まあ、ここは穿って考えるより、ポール・ジャン・グランジェのスタイルが秀逸だと考えるべきかな(笑)。造り手の尽力とテロワールの優位性と言う外ありません。

蛇足になりますが(笑)、あと、きっと通常のアルザス・リースリングとグラン・クリュとを繋ぐブランドが『ドレイ・エキサ』なんでしょうね(笑)。



暑いなかこの赤ワインくどくない?
でもですね、コスト・パフォーマンスの高い限定特売品ですからお見逃しなく!
●『カルミネ』2010年 ボデガス・ペドロ・ルイス・マルティネス スペイン 赤 フミーリアD.O. 750ml 1380円税込み

フミリアの地場品種モナストレル100%で作られています。
一昔前のモナストレルというと最低でも20年は待たないと飲めない代物(笑)。でも最近は早く飲めるように造られるものが増えましたね。もっとも軽く薄く造ったものはNG(笑)。モナストレルらしい重厚さを感じられないと原理主義者の私は納得しない(笑)。
このワインは300Lのフレンチ・オーク(
新樽90%)で12ヶ月熟成させたもの。伝統的な大樽を使っていないのは気に食いませんが(笑)、しっかりしたフルボディー
。モナストレルらしい品種の特徴が出ています。
う~ん。
これならオッケー(笑)!
酸の少ない点を濃密な果汁・タンニンで見事に補っています(笑)。赤や黒系のベリーのみっしりした果実に、モナストレルらしい重心の低い香りの出方。チョコレート、タバコ、エキゾチックな香木の香り 粉っぽいタンニン。まさにモナストレルなのです(笑)。
栽培法は古典的。古樹、低収量の伝統的栽培から得た葡萄を早く飲めるように工夫した感。クラシック・モダンなワインかな(笑)。もともとの葡萄果の良さを感じますね(笑)。ヴィンテージは2010年。早飲みに作られていますが、8年経ってようやく飲み頃になる生命力は説得力あります(笑)。
2000円位の価値は十分あるワインです。
ところが、このワイン、インポーターさんが輸入を断念。インポーターさんの販売量の10倍の販売を要求されたとか。
う~ん。いろいろ事情があるようですね。そんな訳で終売大放出特価となりました

この価格でフル・ボディーはあり得ませんぞ(笑)!
在庫限りとなりますので、品切の節はお許しください。

クラシック・ブルゴーニュのファンの方
、お待たせしました。前回の入荷は2009年。今回は2014年と空きましたね。まあ、なにもこんな暑いときに入荷しなくともよさそうなものですが(笑)、数の少ないものですからそんなことは言ってられません(笑)。
●ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2014年 ドメーヌ・ド・ラ・プレット フランス ブルゴーニュA.C. 赤 750ml 2700円税込み

数少ないクラシック・ブルゴーニュの作り手、ドメーヌ・ド・ラ・プレットのバックヴィンテージです。このドメーヌのワインはほとんどがフランス国内とヨーロッパ域内で消費されてしまいます。

ワインは、抽出の時間が短いクラシック・スタイル。このため色は薄いのですが、ふっくらとして奥行きがあり、液体の滋味深さはさすが!今風の真っ黒いブルゴーニュに慣れた方はきっと驚くこと請け合いです(笑)。

美しさがあります。

今時なかなかお目にかかれないブルゴーニュの美点があるのです。

1ケースのみの入荷ですから、これはもう早い者勝ち。ごめんなさい。


そしてトリは愛するル・キャバレ・デゾワゾー2014年。私は南フランスのポンソと評価しておりましたが、これにて輸入終了の大特売セールとなります!
●ル・キャバレ・デゾワゾー2014年 ラ・プチ・コマンドリ フランス コルビエールA.C. 赤 750ml 2480円税込み
 
南フランス ラングドックの広いA.O.C.コルビエール。あまりに広くしかも多様なため1990年にサブ・リージョンを11に再編されました。現在は新たに独立したサブ・リージョンがありますから8つのサブ・リージョンからなりますか。
 
このラ・プチ・コマンドリは2000年にステファン・マディックさんが4ヘクタールの畑を購入してからドメーヌは始まりました。地所はコリビエール最西部 アラリック山脈と台地に挟まれた谷のような地形。大西洋からの風が通り抜ける特徴あるテロワールのようです。
 
この『ル・キャバレ・デゾワゾー』はカリニャン75%、シラー25%。アルコール分は12%と低いですが、過度に感じない物凄い凝縮感。いわゆる優良なビオに通じる味わい。深み・広がりはグレート・ワイン クラス。複雑な赤・黒系果実の香りはハーブなどの植物ののニュアンスと相まって突出した個性をみせます。あと、過剰に手を加えていない自然さがエクセレント(笑)!全房醗酵しながらもタンニンが過剰で固くない。ほとんどプレスしてないですね。無理に遅摘みしたり長い醸しもしてないはず。インポーターさんに聞いたところクラシックなマセラシオン・カルボニック法で造っているとのこと(やはりフリーランのみでワインを造ってました。)。
 
プリミィティブな本物ですね(笑)。
 
ちょっとエステル香が強く感じますが、ボディーがしっかりしているので苦ではないです。(抜栓後にゆっくり抜けていきます。)
 
造り手の尽力が伝わってきます。価格以上の出来映えに逆に心配になります(笑)。
 
ところで生産者のステファン・マディックさんの風貌は変わってます(笑)。昔のヒッピーか仙人のよう(笑)。ワイン造りもほとんど一人。しかもクラシックな手摘み・全房醗酵。畑も仕立ては低く、おそらく農薬はほとんど使っていないようですから、栽培はかなりのハード・ワークなはず。さらにSO2も無添加ですから驚き。
 
とことん尽力したワインなのです。
 
彼が我が道を突き進んでいるのは間違いありません(笑)。
 
奇才発見(失礼!)!


以上6本!
7月27日(金)は17~20時30分
7月28日(土)は11~20時30分
いつも通りのスケジュールです。
皆様のご来店お待ちしております。
あまり暑かったら御無理しないでくださいね(笑)。

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