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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!

Sep 19, 2021 by weblogland
今月9月24日(金)、25日(土)のマスキュー試飲会は、H.K.S.18となります(笑)。
H ひっそりやっておりますので、
K こっそり来てください。
S サクッと試飲は18分(3分×6本=18分  )、1本だけで3分も可です(笑)。


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初登場D.O.C.プロセッコ・ロゼ
◎プロセッコ  ロゼ・ブリュット 2020年 レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 ロゼ プロセッコ・ロゼD.O.C.750ml  1697円税込み
マスキューの定番プロ・セッコはレ・コンテッセの作るもの。これは最近リリースされたロゼ・プロセッコです。でもですね(笑)、プロセッコの品種はグレーラ白葡萄です。それゆえプロセッコのロゼはあり得ません?実は2020年にグレーラ85%、ピニャ・ネロ15%の使用でプロセッコ・ロゼD.O.C.が認可されました。同一年度産の葡萄を使うことが義務づけられておりヴィンテージ表記をします。ちょっとややこしくやり過ぎ感あり(笑)。
当然プロセッコの大御所レ・コンテッセ
がラインナップに入れないはずはございません(笑)。ファースト・リリースのプロセッコ・ロゼ2020年のお披露目でございます(笑)。

まあ、もともとピニャ・ネロには定評があるレ・コンテッセ。桝久の定番ピニャ・ネロ・フリザンテの味わいを思い出してくださればご納得していただけると思います。でもこれはピニャ・ネロ100%ではありませんから、フリザンテほどストロベリーやチェリーの香りは強くありませんが(笑)、ほど甘くアペリティフや軽い食事にぴったりの仕上がり。強く冷やしても、さほど冷やさなくともイケる万能型。
また、ガス圧がとても強く、その分薄ピンクに染まった泡はハッとするほど美しい。これだけで心奪われます。このワインのコンセプトはきっと泡と色(笑)。この薄ピンク色の美しさはありそうでないもの。
ラベル・デザイン画はニベス・カッペリーニ。ブルガリやアルマーニのデザイナー。コンテッセの長女のお友達とか(笑)。う~ん、お金持ちらしいブランク戦略ですね(笑)。持つべきものは良いお友達かな(笑)?
さらに驚いたのはキャップ・シールの色。これがグラスに注がれた液体の色にそっくり。ボトルから見るロゼ色とグラスの中のロゼ色は微妙に違います。さすが芸が細かい(笑)。微に入り細に入り、味わいから色・泡、ラベル・デザイン等のパッケージまで、ブランディングの粋が1本のワイン。さすがイタリア(笑)!

更に進化した味わいの大定番
〇シャルドネ 2019年 ジャンニテッサーリ イタリア ヴェネトI.G.T.白 750ml 1712円税込み
マルカート家は140年の歴史を持ち、現在約60ヘクタールの畑を所有します。もともとソアヴェとヴァルボリッチェラのみを造っていました。現在は醸造を任されていたジャンニテッサーリ氏がオーナーとなっています。イタリア国内ではスプマンテの奇才とした高い評価を受けております。

ワイナリーはベローナの東、ちょうど山塊に連なるレッシーナ丘陵の末端に畑はあります。南向きの絶好の地。土壌はカルヴァリーナ火山由来の火山性土壌ですから、水捌けは抜群。

味わいは実にシンプルでシャルドネらしい美味しい味わい。安心して飲めるシャルドネなのです。マコンのサンヴェランやリュニー辺りの衒いのないシャルドネに似てるかな?まあ、イタリアのデイリーユースのシャルドネというカテゴリーではありますが、この価格帯でこれほど自然にシャルドネとして楽しめるワインは他にはありませんね(笑)。

醸造は4000リットルの大樽で樽発酵後古樽のバリックで半年ほど熟成します。このため折り合いが良く無理なフレンチ・バリックの過度な香りがしません。基本葡萄自体の旨味が優先されていますから、あざとさや作為がなく、変な癖がありません。ブラインドで飲むと、ブルゴーニュの南?少なくともニューワールドではないと答えるはず(笑)。

とてもシンメトリーでデイリーなシャルドネ。実直な質の良さがあります(笑)。

●ピノ・ノワール2019年 ジャンニテッサーリ イタリア ヴェネトI.G.T.赤 750ml 1712円税込み
マルカート家は140年の歴史を持ち、現在約60ヘクタールの畑を所有します。もともとソアヴェとヴァルボリッチェラのみを造っていました。現在は醸造を任されていたジャンニテッサーリ氏がオーナーとなっています。イタリア国内ではスプマンテの奇才とした高い評価を受けております。

ベローナの東、ちょうど山塊に連なるレッシーナ丘陵の末端に畑はあります。南向きの絶好の地。土壌はカルヴァリーナ火山由来の火山性土壌ですから、水捌けは抜群。

味わいは実にシンプルでピノ・ノワールらしい味わい。冷涼なニュアンスの果実味はフランボワーズのチャーミングな香り。ミネラルや酸・アルコール分の折り合いが良くしっかりしており安心して飲めるピノ・ノワールなのです。
バリックの古樽で12ヶ月の熟成が功を奏していますね。無理にフレンチ・バリックの新樽を使わないことで成功しています。あざとさや作為がなく、変な癖がありません。コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ?ショレイ・レ・ボーヌ辺りかな(笑)?まあ、大物ではありませんが(笑)、普通の良いピノ・ノワールなのです(笑)。

価格帯からすると、イタリアのデイリーユースのピニャ・ネロというカテゴリーではありますが、これほど自然にピノ・ノワールとして楽しめるワインは他にはありません!ラベル表記がピニャ・ネロではなくピノ・ノワールとあるのは生産者の自信。

ブルゴーニュのピノ・ノワールがデイリーユースで飲めなくなった昨今、朗報です(笑)。マスキューではジャンニテッサーリに名前が変わる以前から扱っておりますが、更なるイノヴェーションしているます(笑)。よりブルゴーニュっぽくなっております。

フォンデュースの新アイテム。さすが!
●ヴァン・コントローレ カベルネ・ソーヴィニヨン 202014年 ドメーヌ・ド・フォンデュース 赤 南フランス ラングドック I.G.P.ドック 750ml  1678円税込
マスキューでは『キュヴェ・ジュリエット』でお馴染みのドメーヌ・ド・フォンデュース。ラングドックのペズナにある優良ドメーヌ。しっかりと瓶熟成してからワインを出荷することで知られています。

近年のA.O.C.改編により、2011年産からラングドック・グラン・クリュを名乗ることが出来るようになりました。ラングドックの選ばれた地となった訳です(笑)。

これはステンレス・タンクで発酵させたカベルネ・ソーヴィニヨンを落ち着いてから瓶詰め。その後つい最近までドメーヌのセラーで熟成保存していたもの。6年ほど瓶熟成していたようです。
味わいはとても品のあるカベルネ・ソーヴィニヨン(笑)。抜栓後、腐葉土やなめし革の還元臭が徐々に消えていき、滑らかで落ち着いた液体は見紛えることのないカベルネ・ソーヴィニヨン。とても溶け込み折り合いが良く、欠点がない(笑)。余韻も含めすべてが美しい!これが温暖なラングドックのワインであるとは!思わず絶句(笑)。やはり選ばれし土地ペズナスの優位性。あと、フォンデュースらしい余裕。普通この価格帯のワインを6年も瓶熟成などしません(笑)。それによりワインのSO2は当初の半分以下になっており、ワイン自体のタンニン、酸、アルコール分などが美しく調和しています。とてもピュアで凸凹のないカベルネ・ソーヴィニヨンはありそうでない(笑)。樽熟成して誤魔化さない(笑)直球勝負。しかもその為に6年費やす
余裕。自分のワインがなんたるか解っているのですね(笑)。フランス人、フランス・ワインの奥深さを垣間見た思いでございます(笑)。

ところでラベルに記載されている『ヴァン・コンテレール』は『風に逆らう』の意味。よく見ると毛足の長い犬が強風に踏ん張っているかのよう(笑)。今までのクラシックなデザインと一新した(笑)?かなりオシャレになりましたね(笑)。

なんでロゼが赤の間に入るの?お嬢ちゃん、それはねぇ…。
◎チェラスオーロ・ダブルッツォ・スペリオーレ 2020年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ ロゼ D.O.C. 750ml 1414円税込み
このチェラスオーロは6月頃にマスキュー
で試飲サンプルを取り寄せティスティングしました。第一印象は強くて深い(笑)。
面白いことに愛するピエモンテのロ・ゼルボーネが作るキアレットとそっくりの味わい(笑)。両者ともに全然開いておらず、そのポテンシャルの高さみが光る(笑)。ブラインドでティスティングしたら赤ワインと答えるはず(笑)。
ゼルボーネのキアレットの癖でもあるわずかなビオ臭がしないのがコルナッキアのチェラスオーロ。それくらいよく似ており、品種の違いも感じないほどでした(笑)。
「ゼルボーネ同様夏を越せば良くなる!」
8月の終わりに取り寄せて再びティスティング(笑)。モンテプルチアーノ種らしいフレッシュなチェリー、全体の揺るがない大きさパワーは予見したポテンシャル通り(笑)。数日経つとストロベリーのモンテプルチアーノ種らしいニュアンスも加わり、複雑さ・繊細さを感じることができます。全体の折り合いもとれてきます。マスキューの定番のテッレ・ダブルッツォのチェラスオーロよりは赤ワインにより近いスタイル。それ故開くには時間がかかるような気がします。
ただ、まだまだ向上する事間違いなし!
もちろんコスト・パフォーマンスの高さは驚くほどでございます(笑)。



畑の標高は240m、小高い丘の斜面にあります。土壌はで石の多い石灰岩質土壌です。栽植密度は3,700本~4,000本/ha。どうやらコントログェッラ村の後から取得した親戚の畑のようです。もともとのモンテプルチアーノ・ダブルッツォの畑ではありませんね(笑)。収穫は9月の末に、手摘みで選別しながら行います。コルナッキアのモンテプルチアーノで9月に収穫出来るのはコントログェッラ村の畑しかありません。収穫した葡萄を除梗、破砕した後、やわらかく圧搾します。8度で24時間置き、澱下げをします。いわゆるセニエ法は発酵中にブドウ液を抜きますが、低温浸漬中にタンニンを引き出し果皮と分離するようですね(笑)。かなりタンニンの強い赤ワインに近い色・味わいはブドウ液を抜くタイミングが遅いためではなく、収穫した葡萄
果の皮のタンニンの熟度によるもののようです。アルコール発酵は16度から18度に温度コントロールしたステンレスタンクで行います。翌年の1月末までステンレスタンクで熟成させた後、2月にボトリングします。

圧巻!
●モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 『コリーネ・テラマーネ・ヴィッツァッロ』 2015年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 赤 モンテプルチアーノ・コリーネ・テラマーネ D.O.C.G. 750ml 2829円税込み
いわゆるモンテプルチアーノ・ダブルッツォはアブルッツォ州全体のD.O.C.1968年に指定されています。平地が1%しかないアブルッツォ州はアドリア海からすぐに丘陵地帯となり、さらに30~50km内陸に入ると山岳地帯となり農業には適しません。葡萄栽培はアドリア海沿岸の丘陵地帯に集中します。温暖な地中海性気候により日射量に恵まれ、かつ山からの冷涼な風により酸のある葡萄が成育します。そのなかで州の北テラモ県に最良の産地モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コリーネ・テラマーネD.O.C.G.がございます。2003年に指定されています。
これはバローネ・コルナッキアの最上級キュヴェ『コリーネ・テラマーネ・ヴィッツァッロ』最後に書かれたヴィッツァッロは創設者バローネ・フィリップ・マリア・ヴィッツァッロ・コルナッキアに
敬意を払ったもの。最上級キュヴェらしいネーミング(笑)。
畑は標高240mの石灰岩土壌。もちろん日照、風通しに恵まれた最良の5ヘクタール
。収穫はコルナッキアの中でも一番遅い10月下旬。収穫後畑で撰果し、すぐにワイナリーに運び除梗・破砕し、最新のロータリー・ファーメンターで28度で15~20日の醸し。このロータリー・ファーメンターは自動的にゆっくりピジャージュを行うもののようです。タンク内のスクリュー状のものが回転することで果帽を撹拌するようです。さらに発酵後果皮に浸けたまま密封状態でさらに1ヶ月静置。
完璧な抽出を目指してますね。テイスティングした際感じた雑味のない尋常ならざる膨大なエキス分の素がこの過程ですね(笑)。
そしてワインはフレンチ・バリックの新樽で24ヶ月熟成後、3000Lのスラヴォニアン・オークの大樽で12ヶ月熟成させて瓶詰め。6ヶ月静置熟成させてリリース。リリースまで3年半。D.O.C.G.の規定では3年以上熟成したものはリゼルバ表示が可能ですが、このワインは特に表記していません。昔からのやり方ですから何も特別なことはない!という男爵家の矜持ですね(笑)。
味わいはこのワイナリーの下のキュヴェと比べると、甘くない(笑)。モンテプルチアーノの特徴でもある甘さが突出しません。エミディオ・ペペのような圧倒的な甘さを予想していましたから逆にびっくり(笑)。ただ圧倒的な大きさは荘厳でもあり、クラシックなブルネッロ・モンタルチーノのような厳格な佇まい。飲みにくくはないのですが、計り知れない大きな生命力と厳格さにたじろいでしまいます。一度完璧に熟成したキュヴェを飲んでみたくなりました。きっと何も食べずに祈るように飲むような気がします。

以上6本、久しぶりの6本でございます。でもですね、気になるのだけのご試飲オッケーです。
いつも通り24日(金)は17~20時、25日(土)は11~20時。
あくまでもティスティング、ティスティングでございます(笑)。酔うためのものではございません(笑)!


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