- comment closed:
- このアイテムは閉鎖されました。このアイテムへのコメントの追加、投票はできません。

今回のテーマは比較試飲(笑)。まず前半は大定番のスペインの赤ロス•コンデスのティントとクリアンサの2本。生産者の遠望戦略あり?
そして愛するウルストのロゼとピノ・ノワール。ピノ・ノワールを作る過程で出来たロゼと出来上がった赤のピノ・ノワールを比べます。同じ葡萄で違う種類のワインを作ったらどうなる(笑)?こんな機会はほぼないはず。私も初めて経験いたします(笑)。へそ曲がりなマスキューの真骨頂(笑)?
○ランソス•ブランコ•ヴェルデホ 2025年 アルバレス•イ•ディエス スペイン ルエダ V.D.L.T.D.カスティーリャ•イ•レオン 白 750ml
1414円税込 スクリュー•キャップ
スペイン北西部のD.O.ルエダ。特に有名なのがヴェルデホ。ヴェルデホと言えばルエダ。ルエダと言えばヴェルデホ(笑)。このアルバレス•イ•ディエスは伝統あるワイナリー。特に白が著名でカスティージャ王室御用達とか。もともとが白のスペシャリストです。ナパ•デル•レイ村を本拠とし、1980年に創設したルエダD.O.の7つのワイナリーの一つとなっております。ルエダのヴェルデホの本拠本元でございます(笑)。地元の小学校の教科書に『初めてステンレスタンクを導入した。』と載っているとか(笑)。
この『ランソス』は低価格帯のブランド。V.D.L.T.D.カスティーリャ•イ•レオンとしてリリースしたもの。もちろんヴェルデホ100%(笑)。
さて、ここでちょっと振り返ります(笑)。ヴェルデホってどんな味わいでしょうか?グレープフルーツですよね。でもですね(笑)、グレープフルーツ一言で表現出来ないと私は思っております(笑)。私にとってのグレープフルーツは渇きを癒す清冽なもの。山に登りようやく山頂に到達。わざわざ重いのに持ってきたグレープフルーツをリュクサックから1個取り出しナイフで半裁。そして一気にかぶりつき果汁を一滴も逃さないようにすする(笑)。我を忘れるほんの5秒の快楽(笑)。翻ってヨーロッパのグレープフルーツは味わいが濃くいかにも果実なのです。ちょっと言い方が違うかな、渇きを癒やすより果実味を楽しむもの。ですからグレープフルーツの味が濃いのです。この点日本に通常輸入されるカリフォルニア産のグレープフルーツ
とは違います。逆にヨーロッパの方が日本のグレープフルーツを食べると水っぽく感じるはず。例えばヨーロッパのグレープフルーツリキュールなどを飲むと麝香のような濃厚な香りがしてヘビー(笑)。我々日本人からするとヨーロッパのグレープフルーツもしくはグレープフルーツに対する希求にエグさを感じます。
さて、前置きが長くなりましたが(笑)、このワインは日本人好み…私好みのグレープフルーツの味わいなのです(笑)。瑞々しいグレープフルーツ、決して水っぽくはない。この塩梅が肝要(笑)。雑味が無く程良い濃度の旨味があり瑞々しい。しっかり撰果した葡萄を、無理なプレスをかけずに搾汁してますね。発酵は温度管理が出来るステンレス•タンクを使い低温で行ってますね。暑い彼の地であるにもかかわらず、アルコール分は12.5%と低目で仕上げてますから確信犯(笑)。生産者の意図も伝わって来るというもの(笑)。さすがの手腕でございます(笑)。
●ロス・コンデス 赤 2024年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 赤 750ml
スペイン、カタロニアの赤。造り手は定評のあるラモン・ロケッタ。『ロス・コンデス』という銘柄なのですが、日本の某有名スペイン・レストラン専用のものです(笑)。テンプラリーニョ100%の直球勝負(笑)。ベリー系の赤い果実がとてもフレッシュでチャーミング。杏子やプラム等の中粒の赤い果実のニュアンスです。
某レストランのハウス・ワインとして扱うだけあって、誰が飲んでも文句は出ない安全運転な味わい(笑)。フレンドリーな味わいはいかにもスペイン(笑)。明るくて健全、ちょっとワインを知ってるかたなら『テンプラリーニョって良いよね(笑)。』と言うはず!
マスキューはラモン・ロケッタのファンでして(笑)、特にシャルドネとマカベオ半々の白が大好き(笑)。オリジナリティーと品質の高さに魅了されておりました(笑)。
これは赤、ワイン価格が高騰する昨今、美味しいデイリーな味わいは貴重でございます(笑)。そんなこんなで今回マスキュー試飲会で満を持してのデビューとなりました(笑)。
リリースしたばかりなのですが、すぐに全開(笑)。当初はとても軽く感じますが、時間の経過とともに本来的な質感が増します。タンニンをしっかり感じられますから、やはりもともとの良さがあります。
ラモン・ロケッタはバルセロナが本拠地ですが、それだけでは足りず(笑)カタルーニャに広く畑を所有しております。それゆえかこのワインはカタルーニャD.O.となっております。ただしそれは自社畑にこだわるからです。大きくなればなるほどネゴス色が強くなるワイン業界ですが(笑)、あくまで自社畑にこだわる理由が飲むと解るのです。単なる買い酒の安物ワインとは違うのです(笑)。
●ロス•コンデス•クリアンサ 2022年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 赤 750ml 1697円税込
マスキュー大定番のスペインカタルーニャのロス•コンデスのクリアンサの入荷でございます(笑)。
ラモン•ロケッタ(ロケッタ•オリヘン)のエントリーランクのティントのひとつ上のキュヴェ クリアンサ。ティントはテンプラリーニョ100%で3ヶ月樽熟成したもの。フレッシュ&フルーティーな愛想の良さでお客様のハートをガッチリ捕まえております(笑)。マスキューとしても無くてはならないアイテムです。
でも、このクリアンサはどうやらティントの延長線ではないようです。セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨンとテンプラリーニョ。カベルネ・ソーヴィニヨンはフレンチオーク樽、テンプラリーニョはアメリカンオーク樽で6ヶ月熟成したものをアッサンブラージュしています。ですからティントより濃厚に感じるかと思いきやさに有らず(笑)。とても旨味があり、エレガントで品が良い。完全に肩透かしでございます(笑)。
きっとテンプラリーニョをコテコテにしていないスタイルですね。サクッと短い醸し期間で発酵させています。マセラシオン•カルボニックでやっていそうです。杏のような甘酸っぱい香りはテンプラリーニョ!とても飲みやすくグイグイいけますが、翌日、翌々日になると芯の強さがある。この強さはカベルネ・ソーヴィニヨン由来?それとも全房発酵由来?ちょっと解りませんがしっかり酸があるのはたしかなので全房発酵由来と私は賭けます(笑)。まあ、そんなことはどうでも良いかな(笑)。
ラモン•ロケッタ(ロケッタ•オリヘン)の新境地であることはたしか!
●❴限定品❵『パルピト』2021年 ラ・コロンビーナ イタリア トスカーナ 赤 I.G.P. トスカーナ•ロッソ 750ml 2380円税込
ラ・コロンビーナは1997年創業のワイナリー。もともと家族所有のカンティーナを相続を経て維持継承したようです。約5ヘクタールの地所はモンタルチーノ地区のほぼ最南端のカステルヌオヴォ・デッラバーテの標高の違う4箇所を所有しています
。実際に葡萄を植えているのは3ヘクタールほどのとてもプリミィティブな農園です。一族のプライドと歴史を守り、あと趣味のためにやっているようですね(笑)。
看板のブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルバを造るために惜しみ無い手間暇をかけたワイン造りをしているようです。今や世界的に有名なブルネッロ・ディ・モンタルチーノにおいてまだこんな小規模な生産者がいるとは!
この『パルピト』はスーパータスカンを思わせるもの。セパージュはサンジョヴェーゼ・グロッソ34% 、カベルネ・ソーヴィニヨン33%、メルロー33%。でもですね(笑)、飲んだ第一印象はブルネロに近い(笑)。基本ブルネロと同じような栽培規格で作っていると思います。収量は1本の葡萄樹から1リットル弱のワインを作るようです。生産者は早く飲めて気軽なスタイルを目指しエア•レーションに工夫を凝らしております。
基本長い低温浸漬をしてからアルコール発酵。
そして、オークの小樽で12~15ヶ月間、その後バリックで短期間熟成後瓶詰めして4∼5ヶ月寝かしてから出荷。
生産者は軽いワインを作る意図なのですが、我々からするとヘビー(笑)。開けた瞬間ボトルから立ち昇る香はヘビー。全体の大きさを直感させるもの。今、2026年ですがワインはようやく飲み始めることが出来るレベル。ベリー系の果実味もゆっくりと開き始めます。きっとあと5年もしたらピークなのかな(笑)。いわゆるすぐ飲んで凄く美味しいワインではございません(笑)。とても質感があり、いかにも素朴で純真なトスカーナらしい味わい。スーパー•タスカンの域に入っております(笑)。
う~ん。
今回インポーターさんの事情による大特売品となります。
キュヴェ名の『パルピト』は心臓のときめきとか。私は値段と味わいに心臓が止まりそうになりました(笑)。
◑❴限定品❵ピノ・ノワール•ロゼ N.V. ドメーヌ•ヴルスト フランス アルザス ロゼ アルザスA.C. 750ml 2979円税込
家内「甘くて豊かで強い香り!いかにもピノ・ノワール!」
私「あっ!イイなぁ(笑)。私の大好物だな(笑)。」
家内「あ~、口の中で弾ける(笑)!」
私「ラズベリー、チェリーの香り…、それにたっぷりの旨味が溶け込んでいる。圧巻の旨さ!」
家内「アセロラっぽさ…、酸っぱさ…、アルザスらしい冷涼さがちゃんと出ている。あと深みがあるんだよね(笑)。」
私「そ~なんだよね(笑)。冷涼だけれどもふっくらした旨味たっぷり(笑)。しかも深くて広い(笑)。」
家内「すべてが美しい(笑)。」
私「いかにも自然派、ビオ系のワインなんだけど、全然ビオビオしてない(笑)。」
家内「澱もないし、雑味もない。とてもクリーン。ピノ・ノワールらしい果実味(笑)。」
私「誰が飲んでもピノ・ノワール(笑)。しかも美味しい(笑)。赤のピノ・ノワールも飲んでみたい!相当美味しいはず!」
家内「赤はラインナップに無い(笑)。きっと引く手数多なんだろうね(笑)。」
私「このロゼ飲むと赤も想像出来るよね(笑)。」
家内「完璧なセニエで作ったロゼ。大日本ロゼ•ワイン普及協会会長の今年No.1のロゼ決定!」
私「調べると、プレスしないようなクラシックなセニエ。葡萄液の25%の歩留まり。と言うことは、得られるもともとの葡萄ジュースは50%程度だから、1kgの葡萄から125mlくらいのロゼしか出来ない。少な過ぎる(笑)。だからN.V.なんだね(笑)。」
家内「瓶詰めして商品化するには単一年度のロゼだけでは足りない(笑)。」
私「あと驚くべきことに果皮との接触はわずか2日間だけなんだよね。原料のピノ・ノワール自体の良さを感じる(笑)。」
私「ロゼ•ワインって赤や白の何十年もの生命力を持つ、いわゆるグレート•ワインとは違うのだけど…、まあ、グレート•ワインにはならないのだけど、これを飲むと『ガストロノミー•ワイン』と言うべきなんだろうな(笑)。」
家内「店長!たまには良いこと言うね(笑)。」
私「えへへ(笑)。」←素直に喜べない(笑)。
今回諸般の事情により特別価格の限定販売!
絶対に見逃さないように!
3000円以下はあり得ない価格でございます!
●ピノ・ノワールv.v. 2022年 ドメーヌ・ウルスト フランス アルザス 赤 A.C. 750ml 3480円税込
ウルストのピノ・ノワール、待ちに待った入荷です(笑)!
去年からマスキューではウルストのピノ・ノワール•ロゼを一押しして参りました。マスキューのロゼ攻撃の被害者は累々(笑)。
ピノ・ノワールの赤を作る過程のロゼがこんなに美味しいのだから赤のピノ・ノワールを飲んでみたい!」お客様からのリクエストも多々。さもありなん!とは言うものの、ちょっとお値段がお高く5000円ほど。ケチなマスキューは断念保留といたしました。そんなこんなしているうちにインポーターさんのアグリさんが廃業、それに伴う処分セールとなり、恥ずかしながら便乗いたしました!
基本、アルコール発酵期間が長く3週間ほど醸します。しかもトータルの浸漬期間はなんと6週間にも及びます。通例ブルゴーニュだとアルコール発酵は10日前後ですからかなり長い。冷涼な彼の地だと葡萄果の皮が色づくのに時間がかかるからです。畑も『ブランド』の傾斜地と日照は劣りますが、それもハンギングタイムを長くするための選択だと思います。
しかも全房発酵のクラシック•スタイル。発酵3日目で醪の25%引き抜き果汁の割合を下げることでよりブドウ果汁をより濃くします。葡萄果汁をより濃くすることに尽力するのです。この際引き抜かれたものはロゼとしてリリースされます。ご存知ですね(笑)。
そして熟成には古いフードルを使用。ブルゴーニュのようなバリックではありません。1000リットル以上の容量がありますから樽の影響を受け難く、酸の角を取ることを主眼とします。長い醸し期間中はピジャージュやポンピングオーバーはせず酵母を活動が自然に終わるに任せます。そしてゆっくり1年間プードルの中で澱を落とします。SO2を入れて無理に発酵をコントロールするようなことをせず、時間をかけながらあくまでも自然に任せます。
出来上がったワインはまだ愛想は良くありませんが(笑)、古樹由来の旨味と艷やかなタンニンに満ちた渾身のピノ・ノワール。ちょっと植物のユーカリのようなニュアンスがユニークなのですが、小粒のベリー、チェリー、プラム系の赤い鮮烈な香りは圧倒的で美しい。ロゼに見られた薔薇の香りはマスキングされています。ブルゴーニュとはちょっと違う感じもしますが、やはりピノ・ノワール。香りの広がりと密度感のバランスが高度にシンクロしています。揺るがないしなやかさがあり、背筋がピンとしています。多量のタンニンは強いが良く躾けられておりシルキーで、口中で折り重なる様は壮麗。ほとんどグレート•ワインの範疇。
個人的には1980年代のモレが作るシャサーニモンラッシェの1級『モルジョ』が思い浮かびました(笑)。あまりのタンニンと酸に途方に暮れましたっけ(笑)。
このワイン、15∼20位年位経つと飲み頃のピークになり香りには大輪の薔薇の香りが出て、それから10年経つと古酒になっていくスタイルかと。飲み頃も長く続くはず。
はぁ〜、ずっと話したかったことをようやく話せました(笑)。入荷までは口外出来ませんでした(笑)。
だってこの価格です。ブルゴーニュが売れなくなる(笑)。
以上6本、変更がないことを祈ります(笑)。
pg 407 KB