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今年のノヴェロを飲むと実感します。南イタリア、プーリアのコンティ・ゼッカのノヴェロは外したことがありません。毎年毎年ここ何年も扱っていますが、良くない印象を持ったことがありません。
地中海性気候って偉大なんですね。暑い夏場にほとんど雨が降らないなんて日本では考えられませんよね。日本でワインづくりをされている方からすればユートピアに近いかも?でもさらに雨が降らないオーストラリアやアメリカのワイン産地の方からすれば、日本のように雨(水)に恵まれていることが羨ましかったりするのでしょうね。なんたって『水さえあればなんでも出来る!』が合言葉ですから(笑)。
まだまだワイン造りの歴史が浅いワイン新興国に必要なのは、水や太陽だけでなく、経験の蓄積ですね。土地にあった葡萄品種が見つかれば問題の大部分は解決します。フランスやドイツでは2000年の時間がかかってますから、気が遠くなりますが。ただカベルネやらシャルドネといったブランド品種に頼らなければ、案外道は近くなるような気もします。
いくら恵まれたイタリアのプーリアだって、地場品種でなければダメなのですから。