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桝久 試飲会リポート 後半 201807

Jul 31, 2018 by weblogland
●『カルミネ』2010年 ボデガス・ペドロ・ルイス・マルティネス スペイン 赤 フミーリアD.O. 750ml 1380円税込み
暑いなかこの赤ワインくどくない?と言われないようワインの供出温度を低くしてお出ししました(笑)!
私「これは先ほどのロゼの南隣の産地 フミーリアのワインです。品種は伝統品種モナストレルです。」
「おっ、これ美味しい。フル・ボディ(笑)
。安いし(笑)。」
「え~と。ヴィンテージは何年かな?2010年!ということは8年経ってるんだ。充実してる(笑)。」
「今飲んでベストなんだな。でもあと2~3年は全然大丈夫そうですよね。」
家内「チョコレート食べながら飲むと美味しいですよ(笑)。」
「おー!こりゃ旨い!チョコレート食べながら飲むと爆発しますね。何故ですか?

家内「ワインが木樽熟成してることとモナストレル自体にチョコレートっぽいニュアンスがあるので、それらがチョコレートとマリアージュするためです(笑)。」
「マリアージュ 結婚 う~ん。上手く言ったもんですよね(笑)。」
「これですね。暑苦しいの(笑)。アウトドアで飲んだら暑苦しくても感じるかもしれませんが(笑)、エアコンの効いた室内で
飲めば問題なく楽しめますよ(笑)。それにしてもコスパが良いですね(笑)。」
「スペインのモナストレルって最近よく聞きますが、わりと軽い印象がありました。でもこれは違いますね。とってもヘビーで美味しい(笑)。」
家内「モナストレル自体は重く作るのが本来のスタイルなんですが、最近は技術が進み軽めで早く飲めるように作られているものが多いですね。」
「そうするとこれはクラシックなんだ。」
私「クラシックっぽさは感じますが、これでも早く飲めるように出来ています(笑)
。一昔前のモナストレルって飲み頃になるまで20年はかかりました(笑)。」
「あんまり香りがしないですよね。でも旨い。香りじゃないんだな。味わい(笑)?

私「さすが!そーなんです。モナストレル自体はブラム系の味わい。ちょっとエキゾチックな香木みたいなしかも少し粉っぽい特徴的な味わいを感じます。人によっては蚊取り線香みたいなんて言う方もおられます(笑)。」
「甘い蚊取り線香かな(笑)。」
「モナストレルって他の産地でもありますよね?」
家内「はい。南フランスのルーションとかバンドールなんか有名ですよね。海岸部で良い結果が出るようです。」
「バンドールってめちゃくちゃ高くなったから手が届かないけど(笑)、これは代わりになる(笑)。」
私「ありがとうございます。でも、これは現品限りとなりますのでお見逃しなく!

「えー!何故ですか?」
私「インポーターさんとメーカーの問題みたいです。」
「あー、よくある話ね(笑)。」


●ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2014年 ドメーヌ・ド・ラ・プレット フランス ブルゴーニュA.C. 赤 750ml 2700円税込み
私「クラシック・ブルゴーニュのファンの方
、お待たせしました。前回の入荷は2009年。今回は2014年と空きましたね。まあ、なにもこんな暑いときに入荷しなくともよさそうなものですが(笑)、数の少ないものですからそんなことは言ってられません(笑)。」
「一つ前のモナストレルと比べると色が薄い(笑)。」
「うんうん。さっきのロゼに近い(笑)。」
私「「そーなんです。色は薄いがなんとやら(笑)。まっまっ、お試しください(笑)。」
「あっ!これ強い!」
「でも飲みにくい訳じゃない。不思議(笑)
。中から後から強さを感じるかな。」
「色の薄さに騙された(笑)。中身の分量が
半端ない(笑)!大迫か(笑)?」
「たしかにフェイントに引っ掛かりました
(笑)。やはり高いだけある(笑)。」
私「房ごと発酵させ、しかも発酵期間が短いクラシックな作り方のワインです。無理にプレスしてない上澄みだけの旨味を感じます。」
「なるほどね。発酵期間が短いから色が薄いんだ。よく飲むピノ・ノワールとは印象が違いますね(笑)。」
「もっと濃くて肉付きの良いのがクラシックではないんですね?」
私「それってアンリ・ジャイエの系譜のスタイルです。世界を席巻したスタイルです(笑)。」
「マスキューさん、これってまだ本当の飲み頃ではないような気がしますが?」
私「はい。まだ香りはそれほど出てませんね(笑)。」
「どのくらい持つのですか?」
私「10年くらい経つとバランスがとれてきて、15年過ぎると香りが溢れ出ると思います。」
「この上のクラスの畑のワインはどうですか?」
私「20年くらいは待った方が良いかと。ただし、その時にもう少し待った方が良かったと思ったりするワインです(笑)。」
家内「スショなんかまさにそれ(笑)。何年か前に98のスショを飲んで、あと10年後に飲みたかった!なんて後悔しましたっけ(笑)。」
「そんなに長命なんだ。でもコルクは持つんですか?」
私「持ちません(笑)。ですから蔵出しのリコルクしたものを買うべきです。」
「はぁ。じゃあ若いブルゴーニュを取っておいて何十年後かに飲むのはギャンブル
に近いんですね。」
私「はい。それでしたら何本か同じものを買っておくのがよろしいかと。保険ですね。」
「なるほどね。若いうちは比較的安いし、
保険の意味で何本か持つのは意味があるね(笑)。」


●ル・キャバレ・デゾワゾー2014年 ラ・プチ・コマンドリ フランス コルビエールA.C. 赤 750ml 2480円税込み
私「本日のトリは愛するル・キャバレ・デゾワゾー2014年。私は南フランスのポンソと評価しておりましたが、これにて輸入終了の大特売セールとなります!」
「えっ?これも終売セールなんですか?ラッキーと言ってイイのかな(笑)?」
「これ旨いんだよね(笑)。ちょっと癖があるけど(笑)。いわゆるビオ臭。」
家内「まあ、好みの別れるところではありますが、これは時間が経つと消えてゆきます。」
私「ここの家はSO2を全く使いません。このためワインがSO2を自己生成してしまいます(笑)。ほんとは瓶詰め時に少し入れた方が良いのですが(笑)。」
「これも強烈な味わい。一つ前のブルゴーニュに共通しますね。」
「果実味、タンニンの分量が物凄い(笑)。圧倒的。マスキューさんが好きなスタイルかな(笑)。」
私「そーなんです(笑)。私、癖があるもの大好きなんですよ(笑)。私にとってはとても好ましく飲みやすいんですが(笑)。」
「旨味も膨大だね(笑)。」
「果実味がはっきりしててイイ(笑)。すもも、梅干し う~ん、梅シソ 深い味わい。」
「色も紫でシソっぽい(笑)。以前試飲会で飲んだ時と変わらない感じ。」
私「同じヴィンテージです。」
「香りからして濃密だよね。リキュールっぽい。」
家内「これは南フランスのコルビエールという産地。メインの葡萄はカリニャンです。あの辺りのカリニャンは濃く造ると
すももっぽい香りが出ます。特徴的ですよね(笑)。」
「マスキューさん!これっていわゆるビオなんですか?」
私「はい。その範疇です。でもこの生産者はビオビオ言いません(笑)。ワイン造りのすべての工程で昔風の良さを表現しただけという感じです。1本の葡萄樹からハーフボトル1本分くらいしか果汁を得ていませんから、いわゆるグラン・クリュの規格です。」
「ビオ専門のインポーターが輸入したら高く売るんだろうなぁ(笑)。」
「そーするとこのワインかなり安いですよね(笑)。こんな事もあるんだ(笑)。ラッキー(笑)。」
私「ブルゴーニュのボンソのワインに似てるんですよね(笑)。作り方も共通してます
(笑)。」
「へぇー、ポンソって凄く高いでしょ。2万3万ザラですよね?」
私「ホントに似てますよ(笑)。一度ポンソのワインを飲んでみてください。マスキューでは売っていませんが(笑)。」


台風の中、わざわざのご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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