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桝久 試飲会リポート 前半 201905
May 27, 2019 by weblogland昨日、一昨日と暑い中ご来店ありがとうございました!
これは定番ですがヴィンテージ変わり!
相変わらず美味しくて安い!
〇トカイ フルミント ドライ 白 2017年 シャトー・デレスラ
ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1,203円税込み
「はぁー、今日は暑いですね。こんな日は冷たい白ワインが欲しくなりますよね(笑)。」
「このワインにはずいぶんお世話になりましたよ(笑)。安くて美味しい(笑)。」
私「ありがとうございます。我が家でもマスト・アイテムとしていつも冷蔵庫に入っております(笑)。」
「ハンガリーのトカイって甘いデザート・ワインで有名ですよね?〇〇ブット・ニョスでしたっけ?」
私「はいはい。それでございます(笑)。これはそのフルミント種から造ったワインを辛口に仕上げたものです。」
家内「ヴィンテージが2016年から2017年に変わりましたのでお試しいただきます
!」
私「まっ、まっ、どうぞお試しください(笑)!」
「あっ!色が薄い!」
「水みたい(笑)。」
私「そーですね。いつもとは違いますよね
。」
「どれどれ、おっ!良いねぇ。突き抜ける
(笑)!鮮烈で爽快(笑)。」
「あー、生き返る(笑)。こんな日にはぴったり(笑)。」
「酸が生き生きしてる(笑)。」
「マスカットの香りがはっきり。爽快なマスカット味(笑)?」
「マスキューさん。色はとても薄いけど味わいはしっかりしてますよね。何故?濾過を過剰にしたような味わいでもないしね?」
私「そこが不思議ですよね。若いからかな
?今度インポーターさんに聞いてみますね。」
「これ、ソルベにしてデザートとして加工したら面白いかも(笑)。」
「カクテルにしてもイイかも(笑)?」
「この味ってソーヴィニヨン・ブランに似ていませんか?私大好きなんですよね(笑)
。」
私「たしかに!ソーヴィニヨン・ブラン独特の草や癖のニュアンスを取り除いた感じしますよね。ロワール中流・上流域に
有りそうですよね(笑)。
「軽めのサンセールに有りそう(笑)。」
私「突き抜けるマスカット味。あの辺りの
若いソーヴィニヨン・ブランを純化したような感じ。北海道の余市のケルナーが似てますね(笑)。」
「あー。あれね(笑)。でも高いですよ(笑)
。」
私「特にニッカ・ウイスキーが造ってるケルナーによく似てます(笑)。高級品ですけど(笑)。」
「マスキューさん。国産ワイン扱ってないから、日本のワインなんて知らないのかと思ってましたよ(笑)。」
私「モチロンよくは知りませんが(笑)、ほんのちょっとは知っています(笑)。」
「う~ん。いつもはもっと濃い感じですよね。スタイルが変わったんですか?」
私「温度を低めにして飲んでいただいていますので、その影響かもしれません。リンゴ酸が引き立っていますよね。」
ここから家内と論争です(笑)!
家内「私は中欧のワインはあまり冷やさない方が良いと思うんだよね。本来の粘りが解らなくなる。」
私「なるほど!(防戦一方)。」
家内「穀物っぱさもマスキングされちゃうし、合わせるべき食べ物も変わっちゃうよ!」
私「うんうん。(さらに形勢は悪くなる。
)。」
家内「フレッシュネスも大事だけど、それだけじゃ本来の良さとは言えないと思うんだよね。」
私「よっ!原理主義者(笑)。」
〇チャレロ 2017年 1+1=3(ウ・メス・ウ・ファン・トレス)スペイン 白
ペネデスD.O. 750ml 1851円税込み
「チャレロだけのワインは飲んだことありませんよ(笑)。」
私・家内「我々も今回初めて飲みました(笑)。」
「マカヴー、チャレロ、パレリャーダでしたっけ?資格試験の時覚えましたよ(笑)
!」
「店長!私もですよ(笑)。でもチャレロだけのワインは初めて(笑)。」
「おっ!旨いね。マカヴーって肉厚だからチャレロも肉厚なのかと思ったけど、このチャレロは香りだよね。」
「香りがすごく良い!」
「ちょっと塩辛さもあるしふくよか(笑)。好きなタイプ(笑)。」
「香水みたいな香り(笑)。」
「最初に飲んだフルミントは真っ直ぐ突き進むけど、これは同心円状ですよね(笑)。
同じ白ワインでもこんなにスタイルが違うんですね(笑)。」
私「これは香りが漂いますよね(笑)。しかも軽やか。香りの出るところの重心が高いですよね。」
「マスキューさんがよく香りの重心が高い低いと言うけど、その意味が解りましたよ(笑)。このチャレロは香りの重心が高い(笑)。」
「しかも品がイイよね(笑)。」
「旨味があるし、しかも雑味がない。」
「これがフリー・ラン果汁の良さなんですね?」
私「左様でございます(笑)。慈味深いですよね。」
「あとマスキュー用語の折り合いもイイんですよね(笑)?」
私「はっ、読まれてますね(笑)。左様かと
(笑)。」
家内「このワインは基本的には暖かなスペイン産なのですが、冷涼さも感じます。
酸が綺麗に出ています。」
「ちなみにアルコール分はいくつですか?
」
私「え~と。12%です。ちなみにフルミントは11.5%です。」
「えー!逆かと思ったぁ!」
「アルコール分の高さだけみてもダメなんですね?」
家内「やはり産地により折り合いがつけやすいアルコール分があります。」
「カリフォルニアの技術者は13.5%がベストだと断言してますよね?」
私「あれは産地がカリフォルニアでテイスターがアメリカ人という前提ですから、一般論ではないと思います。」
「そんなこと考えるのはアメリカンなんだな(笑)。」
「2017年の作柄が良くなかったと言うことですか?」
私「一概には言えませんが、全体的に糖度
が上がらなかったような気がします。」
「かといってこの白ワインはとても美味しい。」
「今は天候に多少のイレギュラーがあっても挽回する技術はありますよね(笑)。」
家内「昔から比べると隔世の感です(笑)。
少なくとも昔の技術ではこのチャレロみたいなワインは出来なかったと思います
。仮に出来たとしても日本では味わえなかった(笑)。今は、すべての工程で温度管理が出来ます。」
◎1+1=3 ウ・メス・ウ・ファン・トレス
スペイン ペネデス カヴァ発泡性 ロゼ ブリュット 750ml 1944円税込み
「これが1+1=3の本丸ですね(笑)。」
「美味しい!」
「柔らかくて、深くて、優しい(笑)。」
「そんなに甘くない。イイね(笑)。」
家内「酸がありますから甘さを感じません
(笑)。ドザージュは8g/Lくらいかな。」
「ブリュットのわりに少ないですよね。」
私「塩梅が良いかと(笑)。」
「折り合いも良し(笑)!」
私「左様でございます(笑)。またまた読まれたなぁ(笑)。」
「ところでセパージュなんですが、トレパットでしたっけ?初めて飲みました(笑)
。良い葡萄ですね(笑)。」
家内「ローカル品種らしいのですが、ロゼに限って許可されていたようです。」
「ってことはこだわりのロゼ品種なんですね(笑)。」
「たしかに面白い品種ですね。香りの幅がとても広い。最初の桃みたいな感じにまずやられる(笑)。」
私「あとから赤い果実のニュアンスがしっかり出てきます。」
「はぁー、チェリー、イチゴみたいなニュアンスあるね(笑)。」
家内「翌日には杏子みたいな香りが強くなります。甲殻類食べながら飲んでみたい!」
「シャンパンだってこんなにはっきり複雑な香りは簡単には出ない!これ凄いな(笑)。」
「泡立ちもしっかり細やか!」
「そうそう。カヴァってすぐにガスが抜けるんだよね(笑)。」
家内「まあ、これもガスは抜けていきますが、そうなってもワインとして美味しい
です。」
私「赤い果実のニュアンスには熟成由来の酸からのものも感じます。かなり複雑です。」
「あー、店長曰く、甘く感じる酸ですね?
」
私「左様でございます(笑)。」
「ところで並んでるカヴァ、ブログの写真とは違いますよね?」
家内「そーなんです。取り寄せたサンプルと来たワインのデザインが違いました(笑)。」
お客様お連れのお子さん「1+1は2だよ!
3じゃないよ!」
私「左様でございます(笑)!」
「でも、このラベル・デザインは鉄板!子供が1+1は2じゃないの?なんで3なの?なんて言うんだから、この時点で勝ちですよ(笑)。」
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