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桝久 試飲会リポート 後半 201905

May 27, 2019 by weblogland
そして、愛するピエモンテのロゼ!
◎キアレット 2018年 ロ・ゼルボーネ 
イタリア ピエモンテ ロゼ ヴィーノ・ロサート 750ml  1650円税込
「あれ、このロゼ、久しぶりの入荷ですよね(笑)?この前の美味しかったよね(笑)。」
「マスキューさん一押しのワインですよね(笑)。」
私「前回は2013年。ちょっとご無沙汰しました(笑)。メインのドルチェットの作柄が良い年にしか造らないようです(笑)。」
「大日本ロゼ・ワイン普及協会会員としては外せないな(笑)。」
「店長!これ色も濃いけど味も濃い(笑)。目隠しして飲んだら赤ワインって言っちゃうかもしれませんよ(笑)。」
家内「赤ワインを造る工程で、色が果汁についた時点でその果汁を抜きます。(血抜き法)セニエ法と呼ばれます。」
「あー、これまさに血抜きだね(笑)。」
「あれ、1+1=3のロゼ・ブリュットもセニエ法ですよね?あれとは趣が違いますよね?」
「そーだよね。でもさ、飲んでみて順番の意図が解りましたよ(笑)。普通は泡が後なんだけど、今回はゼルボーネのロゼが後。泡をも凌ぐパワー(笑)。」
私「お察しの通りでございます(笑)。ゼルボーネは全房発酵させますから、セニエといえども酸の量がとても多くなります。これがパワーの秘訣かと(笑)。」
「う~ん。すべてが規格外(笑)。もの凄いパワー。マスキューさん曰くの折り合いはまだ取れてないのかな(笑)?」
私「2018年産ですから、まだ出来立てなんですよね。しかも輸入されたばかり。船旅のダメージからもまだ回復していません。ほんとは夏過ぎてから皆さんに提供したかったのですが、待っていたら無くなる(笑)。」
私「まだカオス状態なんですよね(笑)」
「ブラックホールもありそう(笑)。」
「ビオ臭するけど嫌な感じじゃないよね。
隠れているものは巨大だし、巨大過ぎてお尻が見えるくらい(笑)。」
「なんか中身がたっぷりあるよね(笑)。これって旨味?糖分ではないのですか?」
私「残糖分は5~6g/Lほどです。アルコール分が14%ですから、力余った感じですね(笑)。作柄が良かったように思います。」
家内「開けてから翌日には少し大人しくなるんですが(笑)、それを過ぎると薔薇やラズベリー、プラムなどの果実味が溢れ出ます。爆発に近い(笑)。」
「ゼルボーネって小さいし、とことんやるよね(笑)。SO2だって無添加だしね。」
家内「笑っちゃうのが、秋にインポーターさんに『今年はキアレット造る余裕があるけど、どうする?』って連絡があって
日本のファンのためにお願いしたそうです(笑)。30ケースしか来なかったみたいです。」
私「迷わず発注するしかありません(笑)。普通でしたらサンプル取り寄せて確認しますが、そんな余裕はありませんでした
(笑)。」
「そうなんですか?でもマスキューさんはこれがもっと良くなるって解るんでしょ
?」
家内・私「それがマスキューの技術でございます(笑)!」


大定番のスペインワイン。
ヴィンテージが変わりました!
●ティエラ・セレナ テンプラリーニョ レゼルバ 2012年
スペイン 赤 アルティーガ・フステル カンポ・デ・ボルハD.O. 750ml 1249円税込み
「おっ、マスキューさんの大定番ですね(笑)。ずいぶん飲んだなぁ(笑)。」
「そうそう。たしかテンプラリーニョにカベルネ・ソーヴィニヨンを混ぜるんでしたよね(笑)。」
私「皆さんに長く愛されてますね(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しください。」
「スッゴく香りが立つ。しかも重い(笑)。」
「チョコレートの香り(笑)!」
家内「チョコレート食べながら飲むと幸せになれますよ(笑)。」
「どれどれ(笑)。チョコレートを食べながらっと(笑)。」
「あー!美味しい!」
「うんうん。鉄板の味わい(笑)。」
「でも、チョコレートだけじゃなく…、スパイシー。」
「海藻や塩辛さも少しある。」
私「マヨネーズみたいな…、あと香味野菜。」
「マスタード入りマヨネーズ(笑)。」
「マスキューさん、香りは凄く重くて密なんだけど、わりとすいすい飲めますよね。」
「香りのわりに軽い(笑)。」
「意地悪なところが全く無い(笑)。」
「スペインワインって濃いイメージが強いですけど、そんなに濃いワイン毎日飲めないですよ(笑)。あっちの人がデイリーに飲むワインですね、これ。」
「たしかに!でもこれ2012年ヴィンテージですよね。ということは飲み頃になってようやく出荷されるんですね。」
「さすかスローフードの国ですよね(笑)。

私「そーなんですよ(笑)。日本向けや海外特にアメリカ向けは、濃くしてすぐ飲めるニュー・ワールド・スタイルのものが
主流です。」
家内「あとこのワインは大きな樽に入れて
熟成保存します。出荷前に瓶詰めしますから瓶熟成期間は長くありません。それゆえ澱もなく、瓶に個体差もありません。とても良い状態で飲むことが出来ます。」
私「とても普通なワインなのですが、完璧な普通さがあると、私は勝手に思っています(笑)。」

なっ、なんと、今回のトリはチリ・ワイン!
●ペンコポタリーノ 2016年 ペトロ・パッラ・イ・ファミリア 赤 750ml 2545円税込み
「あーっ!これ、美味しい!」
「チリ味じゃない(笑)!」
「旨味の塊(笑)。」
「甘味が旨味になってますよね(笑)。」
「果実のニュアンスも複雑だよね。チリ独特のカシスじゃない。」
「セロリみたいな香りもするし、スパイシー。」
「生姜の根っこみたいな香りもするね。」
「うっすらハーブ ミントっぼさもある。」
「黒胡椒もするけど、南フランスみたいな強烈な感じじゃない(笑)。」
私「タンニンの分量は多いのですが、それを凌ぐ旨味があります。」
「あまりアルコールを感じませんが?」
私「え~と、アルコール分は14.5%。この点チリらしくしっかりあります(笑)。折り合いはとても良いかと。」
「ありがちな樽の香りはしませんよ(笑)。

家内「バリックではなく大きな樽とステンレス・タンクで熟成させています。」
私「今のチリ・ワインは灌漑技術の進歩で効率的に大量生産されていますが、これはそれ以前の畑 もともとの保水力がありますから夏に雨が降らなくても大丈夫(笑)。」
「マスキューさん、日本だと雨が多すぎる
(笑)。少なすぎてもダメ(笑)。微妙ですよね。」
「中国なんかゴビ砂漠の辺りがヨーロッパのワイン産地と緯度が同じだから、バンバン灌漑してワイン造ってるみたいですよね(笑)。」
私「ニュー・ワールドの生産者は『水さえあれば何でも出来る!』が合言葉ですね
(笑)。ただし、出来上がるワインは似た者になりますが(笑)。」
「そうそう。このワインって味がヨーロッパ的なんですよね(笑)。」
「かといって何処と言われると困る(笑)。」
「南フランス?う~ん。でも冷涼さもあるんだよね(笑)。」
「スペインなんかとも違うしね(笑)。」
私「しっかり赤さもあるし、酸のバランスもとれてます。だとするとチリ本来としか言いようがありません。」
「イタタ川を渡った南は冷涼なワイン産地として注目されているようです。これは古い畑ですが、新たな試みがされているようです。」

ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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