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アナケナさん 来店

Aug 05, 2011 by akiko
今日は 暑いけど 図書館で借りていた本の継続貸し出しの手続きに行ってきました。
今読んでいるのは『ベイツ教授の受難』D・ロッジ。
大学教授だった ベイツさんの退職後の日々をつづった小説で、皮肉がきいていて おもしろい。
イギリスらしい階級社会を お酒の種類・飲み方で表現している記述が多く、それも 興味深いですね。

昨日 チリの新進実力派ワイナリー アナケナの おふたり、マスキューを訪問してくださいました。
地球の反対側から ありがたいことです。もちろん、アジアへのプロモーションの一環としてですが。
やはり、直接お話を伺えるのは 勉強になります。私のつたない英語力でも、理解できるように
話してくださいましたから、本を読んだりするより ぐっと 具体的です。
アナケナの良さは 仕事の丁寧さ、それに尽きると思いました。
認証こそ取得していませんが、ビオ。灌漑も点滴灌漑。広大な畑のそれぞれに最適な品種、最適な手入れ。手摘み。温度管理の出来る小さなステンレスタンクで ロットごとの醸造。などなど。
手間のかかる仕事を 着実丁寧に 積み重ねています。
アナケナのワインは チリにあっては とびぬけて スタイルが綺麗。過剰な濃さがなくて適度な香味が
素敵だなぁ と、以前から考えていましたが、その理由は こんなところにあったのですね。

ワインに厳しいイギリスでも人気が高いそうですよ、アナケナ。 さすがです。(ベイツ教授もワインは良く飲んでいるようですが、小説中には ワインの産地しか出てこないのが ちょっと残念です)

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