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桝久 ボジョレー作柄情報

Oct 14, 2010 by toshiaki
ここのところようやくボジョレーの作柄が確定したようです。

今年2010年は6月の開花期が天候不良で日照・気温が不足していたようです。このため結実不良の被害をうけました。ぶどう果粒が成長せずに青い小粒のままになります。それを取らずに醸造すると、ワインとなった時に雑味やエグ味となります。
そして7月に入ると雹に見舞われたそうです。雹によってぶどう果が傷つき、ダメになります。
この7月の時点で収穫量の減産が確定したようです。
そしてそれ以降は天候に恵まれ、ぶどうの糖度はあがり通年以上のものになり、収穫を迎えたようです。
こうした成育の経緯を考えると、しっかり畑仕事をして、摘房・摘果を行わなければ良いワインは出来ません。そして醸造前の撰果もしっかりしなくてはなりません。
2009年のような、誰が作っても失敗しないような恵まれた作柄ではないようです(笑)。生産者による差が出ますね。
ボジョレー・ヴィラージュやクリュ・ボジョレーのちゃんとした生産者のワインは賞味に値しそうです。逆に大量生産される安いワインには要注意かもしれません。
ご注意を!

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Comments

Oct 15, 2010, 05:55:03 PM Blairfindy1号2号 wrote:

Beaujolais Nouveaux の作柄が云々される時期になりました。東京は10月でも夏の様に暑かったりするのですが。
自然派の権化?の様に言われた、Marcel Lapierre 氏が、癌には勝てず、先日60歳で亡くなりました。ドメーヌは息子さんに引き継がれる様です。
昨日、都内で彼の所のBeaujolais 2009 がプライスダウンされていたのを見たので、哀悼の意も込め?、買ってみました。彼のワインに興味があった訳でもないのですが、こんな時ですから…。

Oct 17, 2010, 06:03:51 PM 岡本 wrote:

ブレアフィンディ様

いつもご意見ありがとうございます。

マルセル・ラピエールさん亡くなったのですか。たしかエネルギッシュな方でしたよね。『モルゴン』や『ル・カンボン』は果実味がダイレクトで美味しいワインですよね。ガメイの良さを世に伝えた功績は大です。マコンやボジョレーの地の安酒のイメージが強かったガメイが、ピノ・ノアールと近親性があることを味わいの上で、世に知らしめました。まあ、熟成が早い欠点も明確にはなりましたが。
いづれにせよ功績は大です。
もう少し、彼に生きてもらい先々どんなワインをめざすか、見届けかったです。でも、こればかりはしょうがありませんか。
ご子息に期待したいですね。

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