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先日のブルゴーニュの雹害は深刻のようですね。被害を受けたところは収穫の半分は失ったようです。酷いところは80%やられたようです。先日のブルゴーニュ試飲会でフランス人のパネラーが言っていました。
うーん。
言葉を失います。
被害はボーヌ中心とは言え深刻です。
他の産地の作柄も気になっていたところ、今日ボジョレーの情報が入りました。ボジョレーはこれまでイレギュラーなく来ており、収穫は9月の頭頃になりそうだとのこと。このまま行けば収穫量は増えそうなので、グリーン・ハーベストをしっかりやる必要があるとのことでした。
ちょっとホットしました。
葡萄は開花から100日くらいで収穫されます。大体が6月から7月にかけて開花しますから、9月から10月に収穫を迎えます。この100日が勝負です。葡萄自体の良さを決める大事な時期です。
惜しむらくは絶対量が望めないボーヌの生産者のワインが、伝説的なヴィンテージとなることを祈らずにいられません。量が少なくても、質が高ければ高い値段でも売れます。(限度がありますが…)
こんな時、ボーヌだけでなくニュイにも畑を持つ比較的規模の大きな生産者は強いんですよね。持つ者と持たざる者の差が出てしまいます。こんな時こそ互助の精神や政治の力が必要なはずです。
収穫の大半を失って途方に暮れる人間を助けるのは当たり前です。