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昨日の続きです(笑)。
なぜジュ・ド・レザン2015年はあれほどの生命力があるのか?
もちろんヴィンテージのせいもあるとは思いますが、それにしても異常なほど(笑)。
う~ん。
考えるに基本的にアルコール発酵しませんからマロラクティック発酵も起きてないはず。マロラクティック発酵はいわゆる減酸発酵。リンゴ酸を減らしながら乳酸を造る発酵です。一般にアルコール発酵とマロラクティック発酵は一緒に起きますから、発酵が起きていないジュ・ド・レザンには大量の糖分とリンゴ酸が残っていることになります。特にリンゴ酸は坑酸化力に優れています。よくビタミンCが食品の保存料として使われているのがそれです。
ジュ・ド・レザン2015年は作柄に恵まれかなりパワフルな出来でしたから、リンゴ酸の量も多量。そのため開けてから1年経っても飲めた可能性があります。ワイン以上に保存力があったのはこのためだとしか思えません。
あと解らないのが、二次発酵しなかったこと。瓶詰めまでの処理が完璧だったことは言うまでもありませんが、それにしても抜栓してから1年の間には何か起きないことの方がおかしい(笑)。実際去年の12月9日に同じように抜栓したものは液面にカビが生えていました。もちろんそれはティスティングしていません(笑)。
う~ん。
そうすると去年の12月23日抜栓してほったらかしていたジュ・ド・レザン2015年がまだ生命力を保っていることは奇跡なのかもしれません。だって冷蔵庫にも入れずシャンパン・ストッパーしただけで完全密封出来る訳がありません(笑)。
ということは、今回解ったことは奇跡があったということだけも(笑)?
とってもスゴく驚かされましたが、解ったような解らないことでした(笑)。