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オーストラリアワインが売れてます

Jul 09, 2014 by weblogland |
ここのところオーストラリアワインが売れてます。
マスキューはそんなに肩入れしてませんが(笑)、最近のTPP報道でお客様の注目度が増した感(笑)。
お客様「マスキューさん。オーストラリアワインありますか?」
私「はい。ございますよ(笑)。こちらです。割りとお求め易いものばかりですが。」
お客様「なるほど これですか。マスキューさんにしては安い価格帯なのかな?安いですよね?」
私「この価格帯ですとコストパフォーマンスは高いですよ(笑)。」
お客様「関税が撤廃になると更に安くなるのかな?」
私「消費税と円安が止まれば、可能かな(笑)?」
お客様「もともとが安いから、それを望むのは図々しいかな(笑)?」
私「オーストラリアワインの競争力は増しますよね。ただでさえ、濃くて美味しいワインです。安いワインって薄いものが多いですから(笑)。それ考えるとお買い得かな。」
お客様「じゃあ、試してみよう!」
私「ありがとうございます(笑)。」

マスキューのオーストラリアワインにハマる方はわりと高齢の方です。優しくて果実味がはっきりしたチョイスがうけるようです。ポリフェノールが多いのも好まれる原因でもあるようです。スクリューキャップの使い勝手の良さもですね。あと、日持ちが良いのも大事です。

「家のお爺ちゃんワイン好きなのよ。」なんて孫に言われたらかっこいい(笑)。
そんなお年寄りが一人でも増えるように、マスキューの煽動は行われています(笑)。

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横浜 元町

Jul 09, 2014 by akiko |
先日 所用があって 夕方の元町を歩きました。メインストリートは ファッショナブルなお店が並んで 相変わらずの賑わい。
帰りは メインストリートではなく 山側の裏道を通りました。夜 歩くのは久しぶり。
ワインバー、新しく たくさん オープンしていたんですね!ものすごい増え方!! ワインバー激戦区になっています。
自然派ワイン専門店とか、イタリアン、スペインバール、あるいは 和食にワイン、焼き鳥屋さんでワインなどなど 
それぞれに 趣向を凝らして 個性的。みていても 楽しい。
ワインを飲んでいる人たちも 若いカップル、女性のグループもいれば 元町らしく ちょっとご年配のご夫婦や外国人さんもいます。
みなさん 気軽に ショッピングの帰りに立ち寄ったっていう 風情がいいなぁ。
おしゃれして 高級レストランに行って ソムリエさんの選んだ ワインを飲むっていうのも 経験してみたいけど、
元町みたいなところで ふらっと 「今日 暑かったから スパークリング 飲んでから帰ろうよ」って いうのも 素敵ですね。

ワインをTPOにあわせて 素直に自由に楽しむ時代になってきたんですね。
 

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冷やして美味しい赤ワインを捜しています

Jul 08, 2014 by weblogland |
いやー、今日は暑かったですね。まだ暑さの耐性が出来ていないから、ひとしお暑かったですね(笑)。
ところで、今私は冷やして美味しい赤ワインを捜しています。毎年この時期になると捜していますから、従前のラインナップの中には幾つかあるにはあります。でも、新しく捜したものも入れてみたい!
そんな中、今日はブルゴーニュの試飲会に行ってきました。もちろん冷やして美味しいピノ・ノワール捜しです(笑)。冷やして美味しいピノ・ノワールってある意味鉄板なのですが、いかんせん高い(笑)。どれも美味しいワインばかりでしたが、これこそ!というものはありませんでした(残念)。安くて美味しいピノ・ノワール自体がありませんから無理ないことですか?
うーん。
困ったなぁ。
ピノ・ノワールと限定せずに考えれば良い!フレッシュな酸があってタンニンが軽い、しかも薄くなくてエレガントなワイン。最近私が捜している薄旨いワインとでも言えば簡単かな?
でも、実際には見つからない(笑)。笑い事じゃなく真剣に捜しているんですけどね…。
良いのがあったらコッソリ教えてくださいね(笑)。

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『今日の一杯、明日の活力』を地で行く白ワイン-グロ・プラン

Jul 08, 2014 by weblogland |
昨日は久しぶりにグロ・プランを飲みました(笑)。ロワール ナントの白ワイン。ドメーヌ・マルタンの造るワインです。
パリ市民がビストロで生牡蠣やフリッターを食べる時の定番らしいです。
日本では同じ産地のミュスカデが有名ですが、ちょっと違う?
マルタンの造るグロ・プランは非常に硬質。厚みがあり、抜けるような酸味とのハーモニーは清涼感の塊(笑)。香りのベクトルは単調なんでしょうが、逆にそれがイイ(笑)。この強い清涼感・単調な旨味こそが、求められる味わいなんですね(笑)。
海老小えびのフリッター、鶏の唐揚げ、オニオン・リングの揚げ物三銃士に塩を降り、レモンを搾り…、グロ・プランを飲んだ日にゃ、我を忘れます(笑)。
ただ、亡我の境地に陥るために、エアコンを付けないことが肝要!暑いなか、汗だくで食べて飲むことが、より一層の旨さに繋がります。もちろん屋外だと最高(笑)。
暑い夏、『今日の一杯、明日の活力』を地で行く白ワインなのです!
元気が出ること請け合います(笑)。

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ウインブルドン

Jul 07, 2014 by akiko |
寝不足であります。というのも ウインブルドン男子決勝を みていたから。
2年ぶりに フェデラー様!が決勝進出です。しかも 相手は ジョコヴィッチ。見逃すわけには いきません。
一進一退の息詰まる攻防。画面にくぎ付けです。
試合の流れが相手に持っていかれそうになったとき 自分のほうへ引き戻す精神力と技。両者 譲りません。
特に 第4セット もう後がないフェデラー様の渾身のプレーの数々。遂に 逆転で第4セットを取った あのプレーです。忘れられません。
フェデラー様を 応援してきてよかった・・・素晴らしい試合でした。ジョコヴィッチ選手にも大拍手です。
ビッグ4といわれる 4人に対抗する若手選手が どんどん台頭してきている昨今、
最年長のフェデラー様は 一歩退いたかのように いわれることも増えてきましたけれど、
やはり 昨日のように見ごたえのある試合を展開できるのは ベテランだからこそ。テニスは力だけじゃないぞ ということを強烈にアピールしています。
フェデラー様のような プレイスタイルこそが テニス といつも 信じる私。これからも 応援続けます。


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パンノンハルミのオラズリースリングは人気の出方が違います

Jul 06, 2014 by weblogland |
パンノンハルミのオラズリースリングは人気の出方が違います(笑)。

6月の試飲会でご好評いただいたハンガリーの白ワインなのですが、じんわり人気が出ています。もちろん試飲会でポテンシャルの高さを見抜きご購入いただいた方は多かったのですが、更なるリピートが増えています。やはりご自宅で時間をかけてゆっくり召し上がると良さが倍増するようです(笑)。
桝久の試飲会でブッチギリの人気のワインは、徐々に売れ行きが鈍る傾向があります(言っちゃった!)。でもですね、パンノンハルミのオラズリースリングは、じわじわと隠れるように売れ出しました。このようなパターンで売れる場合は、ベテランのワイン・ラヴァーの気に入るかどうかによるようです。
このワイン自体あまり知られていませんし、味わいのスタイルも馴染みがないはず。でも、マスキューのベテラン・ワイン・ラヴァーのお客様は、へんな先入観がありませんから、迷わず選んでくださいます。
もちろん我意を得たりなのですが(笑)、それよりもあの人達をまた唸らせたいし、期待に応えなければならないプレッシャー。でもこれが楽しい(笑)。

考えてみるとベテランの方達は皆さん20年くらいはワイン歴があります。私自信も一緒に勉強させていただいたようなものです。私がワインの勉強を始めた当時はヨーロッパのワインを何十年も飲み続けていた日本人は岩野先生しかいませんでした。もちろん岩野先生は研究者ですから、私のように無駄に何十年飲み続けているのとは訳が違いますが(笑)。今は普通にワインを何十年も飲み続けている日本人がざらにいます。飲み手のレベルの高さはヨーロッパに負けないかも?!
これほど様々なワインが、都会の田舎にあるマスキュー辺りでも売ることが出来る幸せを噛みしめないといけませんね。

もの凄いイノヴェーションなのです。

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暑くても、涼しくとも旨いワイン

Jul 05, 2014 by weblogland |
ここのところドメーヌ・バサックソーヴィニヨン・ブランにお世話になっています(笑)。
暑くても、涼しくとも旨い。それって凄いこと(笑)。厚みとフレッシュネスが両立してるんですよね。あとソーヴィニヨン・ブランっぽくないところが良い(笑)。たしかに、それらしい癖はありますが、気にならないのです。
人によると青臭くてアンモニアっぽくて下品だから嫌い!なんて言う方もいます。有名な品種ですが、好き嫌いのはっきりする品種でもあります。私は個人的にはロワールのサンセールやカンシーなどのあまりアンモニアっぽくないソーヴィニヨン・ブランが好きです。極端に品種の特徴が出ないスタイルがこの品種に限っては好きです。
バサックのソーヴィニヨン・ブランって、じっくり飲むとたしかにソーヴィニヨン・ブランなのですが、ちょっと違う。桃の香りがしますからシャルドネに近いように判断してしまいそうなのですが、やはりシャルドネとは違う。もっとも南フランスらしからぬエレガントさがありますから、ブラインドで飲むとますます解らなくなる(笑)。でも旨い。
とても不思議なワインなのです。
もっともしょっちゅう飲むのは不思議だからではなく、美味しいからです。基本的な良さに惹き付けられているからです。
それにしても不思議(笑)?

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ソムリエ一次試験まであと一ヶ月ちょっと

Jul 04, 2014 by weblogland |
先日ソムリエ試験のセミナーをしたあと、志願者のA君と話をしました。
私「嫌な話ですが、バーテンダーとソムリエでは世間受けが違います。ソムリエは厚生省の職業区分には入っていますが、バーテンダーは入っていません。職業として国が認めてないのです。要はバーテンダーもホステス同様に水商売として蔑視されています。」
A君「マスキューさん。実は先日彼女のご両親に会った時に『水商売は駄目。』と言われました。」
私「もちろんA君の仕事ぶりを見れば、彼女のご両親も納得してくれるから大丈夫ですよ。なにくそと思って精進するしかありませんよ。」
A君「マスキューさんは娘さんがバーテンダーと結婚したいと言ったらどうしますか?」
私「私が結婚する訳じゃないからどうでもイイんですが…。」
A君「賛成、反対と言えば?」
私「反対します(笑)。」
A君「そーですよね。」
私「でも、しっかりしたビジョンを持って、それを実現する努力家ならば、しょうがない(笑)。」
A君「そうするとバーテンダーが勉強の一環としてソムリエ資格を取ると良いですよね?」
私「もちろん!結婚だけでなく、その後他の仕事に就くにも有利です。だってソムリエの資格は、接客が出来る証しですから。物販や営業職に打ってつけです。場合によっては大卒より重宝されますよ(笑)。」
A君「大卒よりですか?」
私「何も勉強しないで卒業した人間より、現場で揉まれながら努力した証しのソムリエ資格の方が、品質保証として価値は高いです(笑)。」
A「僕も頑張ってみようかな?」
私「ぜひとも頑張ってください(笑)!」

さあ、一次試験まであと一ヶ月ちょっとです。
人生を変えましょう!

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ワインは私よりデリケート

Jul 03, 2014 by weblogland |
とうとう始まりました!
何がって?
西日との闘いです(笑)。今日今年初めてシャッターを降ろしました。
ちなみに去年は何時だったかブログで調べてみると、闘いの始まりは今年と同じ7月2日でした。おまけに同じような写真付き(笑)。進歩しませんね(笑)。
ちなみに一昨年は7月4日で、先一昨年は6月22日。
ブログを続けているのも役に立ちました(笑)。

そんな折り、常連のお客様が来られました。「マスキューさん店がやってるのか、やってないのかわからない季節になりましたね(笑)。」
私「いつもながらこれから大変です(笑)。でも、マスキューはワインがほとんどですから、お客様も慣れてきたようです(笑)。」
お客様「そー言えば、そうかも(笑)。ワインに西日が当たるよりはましですもんね。」
私「西日に当たらなくとも店内が蒸し暑くなっても駄目ですし。」
お客様「熱帯夜の時はどうするんですか?」
私「もちろん夜中エアコンはつけっぱなしです。」
お客様「電気代大変だなぁ。」
私「はい。それが悩みの種です(笑)。でも自宅はエアコン入れませんから、そこで節約です(笑)。」
お客様「いくら暑くても、寝ている時にエアコン入れると調子が悪くなるよね。とは言え暑すぎると眠れない(笑)。」
私「ワインはエアコン入れないと調子悪くなるし(笑)、私よりデリケートみたいです(笑)。」

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メールによるとブルゴーニュのボーヌ辺りで雹害が発生

Jul 02, 2014 by weblogland |
昨日、狛江のワイン・ラヴァーKさんからメールをいただきました。
メールによるとブルゴーニュのボーヌ辺りで雹害が発生したとのこと。ほんのわずかな時間に一気に起こったらしいです。
これで3年連続!
まずいなぁ。
心配で詳細を知りたいところ、あるインポーターさんから情報が入りました。
特にポマール、ピュリニー、ヴォルネイ、ムルソーの被害が大きいとのこと。
生産者からの情報なので確かかと。

うーん。

先日の三鷹のような雹がふったら全滅の危険性があります。たしか1991年のボーヌも雹害をうけて全くワインを造れなかった生産者がいました。そんな中、ほんのわずかしか出来なかったワインの旨さに感動したことを思い出しました。
ワインの品質はその後の努力で目を見張るものがありましたが、あまりに数が少ないと話しになりません。さらに悪いことに2011年を100%とすると2012年は60%、2013年は80%くらいの収穫しかありませんでした。この時期に雹にやられると収穫量は回復しません。粒のような小さな果粒に雹が当たればダメージは深刻です。もう生えてきません。
3年連続となると、ワインのストックを沢山持っている余裕のあるドメーヌでもキツい。ましてやストックをほとんど持っていない新興ドメーヌなどの小規模生産者が気になります。
ワインの価格が高くなるのは必至ですが、高すぎて売れないこともあります。特に無名のドメーヌが心配になります。

祈るのみです。

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ロゼワイン 大好き!

Jun 30, 2014 by akiko |
天気がはっきりしない中 試飲会へ ご参加いただきまして ありがとうございました。

スペイン ペネデスのワイナリー ロシャレルのつくる ロザート プティ・アルノー 好評で よかったよかった!
マスキュー内組織(?) ロゼ普及協会の自称初代会長としては ほっとしています。
今でこそ 店長もロゼの魅力に夢中になっていますが、以前は 「ロゼを仕入ていい?」ときくと 渋い顔をしてたんですよ。ここだけの話。

ロゼ・ダンジュに始まり、ブルゴーニュ・ロゼ、チリのロゼ、プロヴァンス、などなど いろいろな産地のロゼを試して、
それぞれの 魅力を大いに楽しんできましたが 
近頃の一番は 赤色の強い(ルビーみたいな)もの。フルーティで酸がキリリと強く感じられ、緩みがない。
余韻にはきれいなフレーヴァーとブドウ由来のほのかな甘みが残る。そんな タイプ。そう、まさに ロシャレルのロザートですね。
こういうタイプは 少し冷やしてもよいし、温度が高くなってもよい。
お料理も トマトによく合うし、魚・貝・鶏肉・豚肉・赤身の牛肉 なんでもあり。味付けも工夫次第です。毎日 ご飯を作る主婦の味方!

そんなわけで 機会を見つけては ロゼ猛プッシュ。初代会長の任務は続きます。

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桝久 試飲会リポート2 2014june

Jun 30, 2014 by weblogland |
さて、最後は白の大物2本です。両方ともにアズマコーポレーションさんのワインですから、榎本さんの力が入る入る(笑)。

◯パンノンハルミ オラズリースリング 2013年 パンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセト ハンガリー 白 ノーザン・トランスダニュービア地方 パンノンハルマ地区 750ml 1886円税別
榎本さん「1996年に世界遺産になりましたパンノンハルマ修道院で造られる白ワインです。」
「へぇー、世界遺産の修道院ですか!」
榎本さん「996年に設立されていますから、ちょうど1000年後に世界遺産となりました。それまでは共産主義政権でしたから、荒廃し葡萄畑も壊滅状態でした。このワインも樹齢はまだ数年なんです。ミサやお土産用として造られています。」
「キリスト教はワインとは切り離せられないからね。」
私「修道院は祈りと生産の場。とくにヴェネディクト派ですからね。」
「そう言えばリキュールのヴェネディクティン・ドムもそうでしたっけ?」
「あと修道院ビールなんかもありましたよね(笑)。」
さてさてお味の方は?
「うわっ!凄い力!広がりが素晴らしい!あと透明感と言えば良いのか?クリア!」
「ミネラルたっぷり(笑)。」
「これって品種は何ですか?リースリングじゃないし??」
「ピノ・グリージョ?」
私「シャスラっぽいかな?」
榎本さん「オラズリースリング、別名イタリアン・リースリングと呼ばれているようです。クロアチアではヴェルシュ・リースリングと呼ばれています。」
私「ヴェネトあたりのヴェルシュ・リースリングってもっと緩くて(笑)、グレープフルーツの香りが強いんだよね。」
家内「前に試飲会でやったクロアチアのヴェルシュ・リースリングとは若干違うよね。ただ旨味があるところが共通してます。このワイン温度が上がると厚みがスゴく出てきますよ(笑)。」
「リンゴやレモンの香りが強いからうんと冷やした方が良いような気もしますが…。」
私「はい。はじめ私もそう思ったのですが、実は温度が高い方が旨いんですよね。」
「なるほど、この点ドイツワインとは決定的に違うんだな。それにしても、異次元のワイン(笑)。」
私「いわゆるヨーロッパ系の葡萄のような明瞭な香りはないのですが、とてもプリミィティブな良い香りとでも言いましょうか…。」
「これほど自然なワインは飲んだことがありません!じつに良い!」
「マスキューさん、このワインは何に合わせますか?」
家内「オリーブ油や牛肉の脂じゃないことはたしかかな(笑)。植物性や豚肉の脂を連想しますよね。あと、サラダ油、胡麻油、なんかかな。それと塩。」
私「中華料理なんかいけるかな。」
「食べるものを連想・想像させるワインって良いですよね(笑)。ありきたりの甘くて強いワインばかりだと、うんざりする(笑)。」
「そうそう。牛肉とイタリアンだけ食べてる訳じゃないぞ!って(笑)。」
「マスキューさんは最近東欧に凝ってますが、良い路線ですよ(笑)。世界観が変わりました(笑)。」
家内・私「ありがとうございます。我々も別世界を見つけたような気がしています。ギリシャ、ローマ人が広げたワインとは、また別の潮流があったかのような感じなんですよ(笑)。」

そして本流?のフランスワインです(笑)。
◯カンシー 2012年 ヴィエイユ・ヴィーニュ ドメーヌ・トロテロー フランス ロワール 白 750ml 2843円税別
「これはまさに本家本元の味わい(笑)。高級レストラン御用達の味わい(笑)。」
「高級割烹でも良く出されるようなワイン。『当店の白ワインはこれだけです。』みたいな(笑)。文句言わさないぞって(笑)。」
「バター、舌平目のムニエル、フォアグラ 高級品の方程式にこのワインは繋がるよね(笑)。」
私「いわゆるグレート・ワインですね。」
榎本さん「そうなんです。価格を考えるとお買い得感抜群です(笑)。」
家内「サンセールもこのレベルだと5000円以上しますよね。」
私「飲んでみるとサンセールの上物としか言えない味です。」
「このカンシーに勝るサンセールの生産者って数えるほどしかないよね。」
榎本さん「古い葡萄樹から選んで造っていますから、良い作柄の年だけのワインです。毎年は出来ないんです(申し訳なさそうに)。」
「何故良い年しかこのワインは出来ないんですか?」
榎本さん「作柄が悪いと収穫出来る葡萄が少なすぎてロットが組めないんです。」
私「古い葡萄樹はたたでさえ葡萄の成る量が少ないのです。それ故長寿なんですが。」
「葡萄樹って何年くらい生きるのですか?」
私「24房葡萄房を成らすと20年くらいで、あとは収穫量は減るので畝ごとに改植するのが一般的です。トロテローの場合は昔ながらの11房しか残さない仕立てなので、その分葡萄樹は長命になります。」
「ちょっとしか成らさないと樹齢は延びるんですね!」
私「はい。でも効率的ではありません(笑)。」
「伏木なんてあるの初めて知りましたよ(笑)。」
家内「昔は一般的だったみたいですよ。畑の中が足の踏み場もないほどの密植になったみたいです。今は原理主義的ビオデナミストにはこの方法でやってる人がいるようです。」
「ところで後味に苦味を感じますが…。」
私「はい。実は、昨日より強く感じます。甘苦い。昨日は遅摘み由来のアーモンドのような苦みかと思ったのですが…。」
榎本さん「実は貴腐がほんのわずか着いているようなんです。」
私「ソーヴィニヨン・ブランに貴腐は着くんですか?」
榎本さん「ほんの少しらしいのですが、着くようです。」
私「でも、たしかに独特の甘苦さは貴腐なんだよなぁ?グラスが空に近くなるとそれっぽさが増します。」

「ところでマスキューさん。今日の最後の2本飲み比べて思ったのですが、造っている人の思想が違うくらいの違いがありますよね。」
「パンノンハルマは料理に寄り添いますが、カンシーは独自にやっていける(笑)。」
「パンノンハルマみたいなワインは経験にないから初めは戸惑いましたが、別世界と認識できました。ありがとうございました(笑)。」
「ヨーロッパは地続きですが、西と東でこんなにも違うとは…。かつての共産主義と資本主義以上に味わいの感性が違うんですね(笑)。」
家内・私「東欧は、今マスキューのトレンドなのです(笑)。」


お忙しい中、ありがとうございました。
アズマコーポレーションの榎本さん、ありがとうございました。


桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会 リポート その1

Jun 30, 2014 by weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました。

今回、土曜日の午後にはインポーターのアズマトレーディングの『エースえのやん』こと榎本さんが手伝いに来てくださいました(笑)。榎本さんの愛社精神とワイン・ラヴァーぶりに助けられました。
榎本さん、ありがとうございました!

まずは、暑い中わざわざ足を運んでいただいた方にウェルカム・ドリンクがわりです。
◯サンソ・ヴェルデホ・フリザンテ 2012年 ヴァル・サンソ スペイン 白 微発泡 カステーリャ・イ・レオン スクリューキャップ V.D.T.750ml 1190円税別
「おー!こりゃ良い(笑)。汗が引っ込むね(笑)。」
「ちょっと甘いけど、ちょうどイイね。」
「女子会に必須アイテムだね(笑)。」
「マスキューさん!これ去年の夏の試飲会で飲んだ(笑)。この時期の必殺技ですね(笑)。」
「これってどうやって造ってるんですか?」
榎本さん「いわゆるタンク内一次醗酵です。」
私「タンクの中で、甘さ加減とガスの塩梅が良いところを見計らって醗酵を止めて造ります(笑)。」
「それってどうやって止めるんですか?」
私「鋭い質問です(笑)。普通はSO2を入れて止める場合が多いのですが、ハビエルさんは恐らく温度を下げることで止めているようです。」
「なんで解るんですか?」
私「はい。このワイン香りの広がりが素晴らしいからです。あと余韻も長く綺麗だからです。」
「甘さもベタつかないのも、後から加えていないからですね?」
家内「この手のワインは量産されるパターンが多いので、量産品とこのワインを飲み比べると一目瞭然ですよ(笑)。」
「ヴェルデホらしいグレープフルーツのアロマがしっかりしているのはそのためですね。」
「でも、これ危険だなぁ(笑)。いくらでも飲めちゃうよ(笑)。」
私「グラスに氷を入れてジンを入れ、それにこのフリザンテを注ぐと抜群に旨いですよ(笑)。ジンとの相性がスゴく良いです。あと流行りのジャンクな飲み方なんですが、氷を入れてじゃぼじゃぼこのワインを入れてグビグビ飲むパターンもあります(笑)。」
「そんな亊出来ません(笑)!もったいない(笑)。」
「それは許せん(笑)!」
「でも、ジンとは相性良さそうですね(笑)。」
「欲を言えばガスがもっと強ければイイんだけど…。」
私「たしかにそうなんですが。後からガスを吹き込んでいないから、諦めてください(笑)。でも、何日か経っても美味しく飲めますから、この点は利点かと。」

さて、次はマスキューでは珍しいオーストラリアの赤です(笑)。
●ファンド・ストーン カベルネ・ソーヴィニヨン 2013年 バートン・ヴィンヤーズ オーストラリア 赤 サウス・イースタン・オーストラリアG.I.750ml 900円税別 スクリュー・キャップ
「マスキューさん、オーストラリアとは珍しいですね(笑)。」
私「はい(笑)。でも扱ってない訳じゃないんですよ(笑)。」
「どれどれ(笑)。あれっ?あんまりオーストラリアっぽくないな(笑)。」
「ほんとだ、ベリーの香り?あと甘くない(笑)。」
「よくスーパーなんかで売っているオーストラリアワインとは違うな(笑)。」
「植物の香りがしませんか?」
私「一説にはユーカリの香りとか…。」
家内「私もユーカリの香り知らないんですよ(笑)。」
「ユーカリってコアラの餌ですよね。するとコアラの香り(大爆笑)。」
「このワイン、スゴく良くできていますが、熟成するんですか?」
家内「熟成はしないと思いますが、昨日開けたワインがこの状態で飲めますから、造り自体は良いと思います。」
「あっ!これ『生姜』の香りじゃありませんか?!」
私「鋭いですね。言われて気がつきました(笑)。たしかに『生姜』っぽさありますね(笑)。」
「オーストラリアのワインってこんなにニュアンスに富んでいるんだ!」
私「ありがとうございます。この価格帯のワインだと濃いには濃いけれど果実味に欠けたり、明瞭さがなくて真っ黒になりがちです。とくにカベルネ・ソーヴィニヨンがその傾向が強いです。この点、このワインは斬新かと。」
「なるほどね。カベルネ・ソーヴィニヨンとは言い難いけれど(笑)、進化してますよね(笑)。」
「こうしてワインね世界もイノヴェーションするんですね。結局は個性しかないんですね。」
「あと、消費者は飽きる(笑)。そんな中で生き残るのが、本物なのかな?」
「世界市場を目指すのか、おらが村のワインとして生き残るのか?難しい選択なんだな。」
「でも、オーストラリアは大規模農業だから、世界市場を目指すんでしょうね。」
私「ワンパターンと言われがちなオーストラリアワインでも明日を目指した競争は激しいです。今、技術の進化は凄いですから、思わぬ産地でビックリするようなワインが何時現れても不思議じゃないように思います。ですから、目を離せません(笑)。」
家内「決めてかかると視野を狭くしちゃいます(笑)。」

さて、お次は大日本ロゼ・ワイン普及協会大推薦のロゼ・ワインです(笑)。
◯アマルテア・ロサード 2012年 ロシャレル スペイン ロゼ ペネデス D.O. 750ml 1604円税別
「あーっ!これ、すごー!」
「赤いベリーの香りが渦巻いてる(笑)。フレッシュだけど、とても複雑ですよね。」
「酸がスゴくしっかりしてる。フルーティだけど堅牢さがある。」
家内「一歩間違うとおもちゃっぽくなりますが(笑)、上手く折り合いがついています。」
「変に残糖分を残さないからイイんだろうな。」
私「メルロ60%、ピノ・ノワール40%と本来あり得ない組み合わせなんですが(笑)…。斬新の一言なんですよね(笑)。」
「ちゃんとしたワインになっているところが凄い。厚みがあるしね。」
私「昔、日本のワインで『リースリング・シャルドネ』なんていうまがい物がありましたが、これは本物(笑)。」
家内「メルロとピノ・ノワールの畑は標高が違うようです。ピノ・ノワールの方が標高が高いようです。この違いしか説明できません(笑)。」
「スペイン人は独創的ですね(笑)。ロゼワインって言うとワインの中心じゃないイメージがあったけど(笑)。これは完成度が高くてバカにできない(笑)。『さっ、さっ、上座へどうぞ!』みたいな感じ(笑)。」
「そうそう、大きさ スケール感があるんだよね。去年ラベルが間に合わなくて赤ワインのラベル貼ってきたけど(笑)。」
私「覚えていらっしゃいましたか(笑)?マジックで修正してたんですよね(笑)。」
「きっと、自信をつけて本気になったんだ(笑)。これは売れるって(笑)。」
家内「ラベルの猫ちゃんは『ルナ』って名前だし、絶対に本気ですね(笑)。」
私「去年より厚みが出ているようですから、ガチですね(笑)。」
「ところで、このロゼはセニエで造っているんですか?色も濃いし。」
私「私も最初はセニエだと思ったんですが、実は直接圧搾法です。でも収穫して24時間は低温で保存してから圧搾するそうです。ここに工夫があります。」
「このフルーティーさは果皮由来ですよね?」
家内「そうです。普通はセニエ法を取るのがセオリーですが、そうじゃない。ピノ・ノワールに自信があるような気がします。」
「ここの家のピノ・ノワールを飲んでみたくなりますね(笑)。」

ピノ・ノワールではありませんが、ロシャレルの赤へと続きます。
●アマルテア・ティント2012年 ロシャレル スペイン ペネデスD.O. 赤 750ml 1604円税別
「自然な柔らかな味わいですね。ペネデスっぽい樽のニュアンスも少ない(笑)。」
「セバージュはなんですか?」
私「えーと。カベルネ・ソーヴィニヨン、テンプラリーニョ、メルロですか。あんまり何が入っているか解らない味わいですよね。ひたすら優しい。」
家内「でも、ロゼみたいなインパクトがない(笑)。逆にそれが良い(笑)。」
「ロゼと赤は繋がらないですよね(笑)。あんなにアロマチックなロゼと赤は別物ですよね。」
「同じ生産者が造ったとは思えないですよ(笑)。」
家内「スタイルは違いますよね。ただ、酸の有り様は共通してると思うんですよね。」
私「赤は基本的には樽香に頼らない果実味に腰を据えた味わいを模索したスタイルだと思うんです。ただし、フローラルなワインが出来る産地でない(笑)。ですから、翌日飲むと質の高さが伝わるかと。飲みやすいけれども良さがすぐに伝わらないのがもどかしいんですよね。」
「なるほど、ロゼが突出して目立ちますよね(笑)。」
家内「大日本ロゼ・ワイン普及協会会長として、ロシャレルのロゼを皆さんが認めて下さるのは冥利に尽きますが、赤が埋没するのは本意じゃないんですよね(笑)。」
私「会長の御意のまま(笑)!」
「山羊を畑に入れて余分な葉っぱを食べさせているのは伊達じゃない(笑)。」
「私が子供の頃、家に山羊がいましたが、奴等は手強い(笑)。隙を見せて後ろにいると、いきなり蹴ってくる(笑)。簡単に飼い慣らせない。そんな山羊を使うとは!ロシャレルさんは凄いですよ!」

うーん。

実体験に反論できません(笑)。

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明日の金曜日と明後日土曜日はマスキューの試飲会です

Jun 26, 2014 by weblogland |
さて、明日の金曜日と明後日土曜日はマスキューの試飲会です(笑)!
もう6月も終わり、年の半分は過ぎます。早いですね。



今、ちょうど並び終えたところですが、スペインのロシャレル目立ちますね。ラベルの『山羊』と『猫』がいやに目立つ(笑)。いつもながら、こうして試飲会のワインを並べているのは至福の一時(笑)。楽しいんだな、これが。

私「こうしてワイン並べてると楽しいよね。お客さんが楽しそうにワインを飲んでる姿が目に浮かぶんだよね。」
家内「楽しく飲む!それがワインの一番良いところだもんね(笑)。」
私「集団的自衛権なんかやっちゃって、日本の若者が亡くなったり、人を殺めたりしたら、楽しくワインなんか飲んでいられないよね。やけ酒飲むしかない。」
家内「日本人は平和ぼけしてるなんて言うけど、そう言ってる人の方が平和ぼけしてるよね(笑)。」
私「自衛権は必要だけれども、農業の立て直しの方がよっぽど日本の安全保障に必要だよ。」
家内「お金だけあって、買えば済むことじゃないしね。武器や武力輸出するより、飢えた人を救う方がよっぽど国際貢献になる。」

こうして、楽しくワインを飲めるのも、戦争で苦労した親世代のお陰です。
今は亡き父との会話を思い出します。
私「お父さん あの戦争負けた方が良かったのかな?」
父「当たり前だ!間違ってあの戦争で勝ってたら、まだ軍隊がある。お前たちが軍隊に行かされる。仮に戦闘に巻き込まれなくても、人を殺す訓練を受けなきゃならない。二十歳そこそこの人間に人の殺し方を教えるなんてとんでもない!人間が狂う。」

南方で、一兵卒として辛酸を舐めた父の言葉を思いだしました。

ワインを楽しく飲むために、集団的自衛権行使に反対なのです!

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実は、選択してるのは我々

Jun 26, 2014 by weblogland |
ここのところ天気が安定しませんね。安定しないところか極端。三鷹の雹には驚かされました。あんなになることがあるんですね。

最近、家内の影響で中国の現代小説にハマっています。余華の『兄弟』にはまり、『血を売る男』とたて続いて読んじゃいました。何が面白いかと言うと『中国人の行き方』です。登場人物の判断の結果やプロセス。もちろんストーリーも我々日本人のスケールを越えてます(笑)。
そんな折りの昨日の杏仁豆腐(笑)。
杏仁豆腐の独特な味わいは杏子の種の中の核。この味にそっくりなヨーロッパのリキュールがあります。
アマレットです。
これも杏仁豆腐同様 杏子の核を原料としたリキュールですから、基本的には似た香り。ただし、リキュールなので味わいの極大化がなされていますから、強烈です(笑)。ケーキの香り付けや料理の隠し味にもよく使われます。日本人からするとヨーチンの臭いと言えば解りやすいですか。

杏子の核は、中国では杏仁豆腐 ヨーロッパではアマレット・リキュールと『行き方』がかなり違いますね。我々日本人も杏仁豆腐派ですから、文化の近親性はありますね。

ただし、インチキな杏仁豆腐にはアマレットを入れて造るようですから、ご注意を(笑)。食べると折り合いが悪く不自然です。でも、これは中国的発想か?日本的発想か?解りませんが(笑)。
ただ、杏仁豆腐にアマレットを入れることは知恵だと思います。そしてその作り方が主流になると、文化が変わることになります。知らず知らずのうちに、杏仁豆腐のような事例が起きるのが自然なグローバリズムかも知れませんね。
実は、選択してるのは我々なのです。

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シャンパーニュは いいですね

Jun 25, 2014 by akiko |
フィリップ・クローデルの『リンさんの小さな子』を 読み終えました。
ほんとうに素晴らしい短編で・・・震えるほど感動。
生きていく、生き続けることとは どういうことか。その 困難さと喜びとが 平易な文章で 淡々とつづられています。 号泣でした。

素敵な物語の余韻を 壊したくないし、誕生日でもあるし、いいもの 飲もう ということで 白の泡であります。
(自分の誕生日に自分で シャンパーニュを買う。   ちょっと寂しい。)
やはり、シャンパーニュは いい。おいしい。
家族の帰りが遅いので 一人で飲んでいても おいしい。
リンさんのことを あれこれ考えながら飲むと 悲しくなるけど、希望がほの見えたエンディングを思い出して さらに シャンパーニュがおいしい。

そうこうするうちに 杏仁豆腐をお土産に娘が帰ってきました。 さっそく マリアージュ 試してみました。
杏仁豆腐と シャンパーニュのブリュット 合います。
ドゥミ・セックのほうが もっとピタッといきそうだけど ブリュットも悪くない。
杏仁豆腐には 生クリームやナッツ類の香りがありますから、合うのは 当然ですが、今まで試したことがなかったので 新鮮な発見でした。

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明日には、マスキューの棚に試飲会のワインが並ぶ予定

Jun 24, 2014 by weblogland |
今日の会議です(笑)。

私「うーん。今度の試飲会ヴァル・サンソのフリザンテのロゼも出したかったね。」
家内「あのロゼ、アロマチックでイイよね。でも、あと1本増やすのは無理かな?グラス洗いが追いつかないよ(笑)。」
私「夏らしくてイイんだけど…。」
家内「無理です(キッパリ)!」
私「そーだよね。更に欲を言えばギイー・ファージュのシラーも出したかった(笑)。ヴィンテージ変わっての姿を飲んで欲しかったな。」
家内「人の話聞いてる(怒)?」
私「失礼いたしました(我に帰る)。」
家内「でも、今回は間際までワインが見つからない訳じゃないから、気持ちは楽だよね(笑)。」
私「それだけは救い(笑)。見つからないと泡喰っちゃうもんね(笑)。ところでオーストラリアのファンド・ストーンのカベルネ・ソーヴィニヨン売れそうだよね。何しろ価格が手頃なんだよね。何ケース頼んだの?」
家内「見越して多めに発注したから大丈夫(笑)。ここのところの消費税アップや輸入価格の高騰で1000円以下のワインが手薄になってきたから、久々のヒットの予感(笑)。」
私「数が読めないのはハンガリーのパンノンハルミ オラズリースリング とトロテローのカンシーなんだよね。どっちも素晴らしいワインだし、皆さん感動するとは思うんだけどね…。無名だからなぁ。」
家内「予想がつかないから、余ることを念頭に余分に仕入れた方が良いかもね。」
私「そーだよね。良いワインだから余っても、あとで売れればイイしね。足りなくなって怒られるよりはましかな(笑)。」
私「そうそう。さっきインポーターのA社のEさんから電話があって、土曜日に試飲会に来てくれるって(笑)。思わず「お手伝い助かります。」って言っちゃった(笑)。」
家内「彼の会社のワインばかりじゃないから、手伝わさせちゃ悪いよ(笑)。」
私「そりゃ、そーだね(笑)。」

明日には、マスキューの棚に試飲会のワインが並ぶ予定です(笑)!

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今日友達から連絡がありました。

Jun 23, 2014 by weblogland |
M君と言い、高校時代からの友達です。
M君「もしもし、岡本?どうもどうもご無沙汰(笑)。ところでさ。さっきインターネットでワイン・ブログで検索したら、マスキューのブログが頭の方にあってさ(笑)。ビックリして電話しちゃったよ(笑)。凄いじゃん。」
私「暇だな~(笑)。君も。そうなんだ。知らなかった(笑)。」
M君「暇だなはないだろ(笑)。お前のことだから、そんなところだと思ったよ(笑)。」
私「良く解るな(笑)。教えてくれてありがとう(笑)。でもさ、特別忙しい訳じゃないし。いつも通りだから なんてことないのが事実かな(笑)。」
M君「商売大繁盛じゃないの(笑)?」
私「特別変わらないけどね。ちなみにワイン・ブログで検索すると何件ヒットするの?」
M君「2千2百万件くらいだったよ。凄いよね。頑張ってるんだね。」
私「そんなに沢山あるんだ!? 頑張ってるというよりルーティンを楽しくやってる感じかな。ブログを含めてワインが生活になってるんだよね(笑)。これもブログネタにしよ(笑)。」

M君ありがとう!
知らないところで応援・気にかけてくれる人がいることには励まされます。
友達って有り難いものです。特に、この歳になると友達は増えません(笑)。減る一方です(笑)。
感謝、感謝なのです。

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つい先日のプライベートのワイン会のことです。

Jun 22, 2014 by weblogland |
お客様「マスキューさん、ワインってどんなところが美味しいのですか。もちろん今日飲んだワインをとても美味しく感じたのですが、具体的に上手く言葉で言えないんですよね(笑)。」
私「なるほど!もっとも!」
慣れ親しんだ物だと体で覚えているところがありますが、そうではないとまず思考で整理する必要がありますよね。美味しいか不味いかなんて、それだけのことなのですが、実はそうでもない(笑)。美味しいと感じていることにはハッキリ理由があったりするものです。
私「ワインの良さは果実味につきます。」
お客様「それって濃いワインが良いということですか?」
私「たしかに、薄いより濃いに越したことはないかとは思いますが、濃くても果実味がないワインも数多あります。」
お客様「へぇー。濃さは旨さに比例しないんですか?」
私「いえいえ。1本の葡萄樹から1本のワインしか造らないのと、5本のワインを造るのでは根元的に差があります。この場合は価格も絶対的に違いますが(笑)。」
お客様「そうすると安いワインに良いワインは無いということですか?」
私「はい。但し、そこそこの価格でも何万円するワインより品質が優れているワインはあります。」
お客様「へぇー。そんな判断ができたらカッコイイ(笑)。」
私「こう言ってはなんですが、所詮畑に生えた農産物ですから、何十倍の価格差があること自体おかしい(笑)。」
お客様「ブランド品と同じかな?」
私「ブランドビジネスを否定する訳ではありませんが、ブランドにこだわる必要性はありません。」
お客様「でも、とっかかりが解らないし、取りあえず失敗はしないかな。」
私「もちろん、そうです。でも、自分でブランド物より安くて美味しいワインを見つけると病みつきになりますよ(笑)。」
お客様「そうなりたい(笑)!」

こうして、また一人ワインの深みに引きずり込むのです。私の戦略なのです(笑)。

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今日は蒸し暑かったですね。

Jun 21, 2014 by weblogland |
セラーの中に入るとセラーが機能しているのが実感できます(笑)。今年の梅雨は長いと聞きましたが、どうなんでしょ?最近の天気予報は当たりますからね。

今日お客様から質問されました。
お客様「マスキューさん。セラーを買おうと思うのですが、どうでしょう?」
私「それはそれは何よりです。日本の夏場は暑いですから、無いよりあったに越したことはありませんよ(笑)。」
お客様「セラーがあれば完璧ですね(笑)。」
私「そーですね。セラーを置いた部屋もエアコンをつけっぱなしにすれば完璧です。まあ、全電源喪失しなければですが…」
お客様「部屋のエアコンも入れなきゃ駄目ですか?」
私「完璧を求めるならば必要です。据え置き型のセラーはだいたい夏場に故障します。セラーが故障した時、室温が高いとセラーの中は更に温度が上がります。ましてや真夏の閉めきった室内温度は40℃近くまで上がりますから、セラーの中は絶望的になります。」
お客様「そーなんですか。完璧を求めるのは無理だから、必要ないかな…。」
私「大きなセラーではなく小さめの物の方が実用的です。1ヶ月分のワインが入る程度の物がお勧めです。仮に壊れてもダメージが少ない(笑)。」
お客様「なるほどね!何十年も寝かせる必要ないもんね(笑)。長いものだってせいぜい5年もとっておけないで飲んじゃうし(笑)。」
私「美味しくワインを飲むためのセラーは役に立ちますよ(笑)。」
お客様「高いワインを入れておいて駄目にしたらショック大きいしね(笑)。」
私「大きな声で言えませんが ロマネ・コンティ2ダース駄目にしたのを見たことがあります。言葉を失いました。部屋にエアコンさえ入れておけば…。」
お客様「ひぇー!そんなことあるんですか?!」
私「はい。その方から駄目になったロマネ・コンティを1本上げるよと言われましたが、さすがにいただけませんでした。なにせ、原価が原価ですから。気の毒で…。そんな高価な物を駄目になったからと言ってホイホイ喜んでいただけませんでした。」
お客様「飲んでナンボなんだな。とっておいて飲まずに死んじゃうことだってあるもんね(笑)。」
私「ご慧眼です。」

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試飲会-あとは並べるだけです

Jun 20, 2014 by weblogland |
いやー、ようやく試飲会のお知らせができました。あとは並べるだけです(笑)。
まずはホッとしました。

私「今月は白が多くなっちゃったね(笑)。」
家内「季節柄イイんじゃない。去年から白ワイン自体伸びているしね。きっと裾野が広がっているんじゃないかな?」
私「そうだよね。最近ドイツワインだっていきなり売れたりするしね。マスキューのドイツワインはマニアックだからバンバン売れないけど(笑)、美味しい正統なドイツワインを好む方が増えたような気もするよね。」
家内「ドイツワインって安いものから入るけど、行き着くところまで行く人が増えたのかしら(笑)?」
私「J.J.プリュムなんかまさにそうだよね(笑)。昔はマスキューで売るには高級過ぎたけれど、もっとバカ高いワインが増えたから、相対的に目立たなくなったよね(笑)。」
家内「そうなんだよね。超一級のドイツワインだけど決して手が届かない訳じゃないから、ある意味健全?」
私「そーだよね。ボルドーの一級シャトーなんかワインの値段じゃないよね。
家内「一生飲めない値段(笑)。」
私「そう考えると極上のドイツワインに行く人が増えるのは自然かな。」
家内「カッツとかリープフラウミルヒで終わらないで欲しい(笑)。とっかかりとしては良いんだけどね。」

私「ところで、今月の試飲会のラインナップだけど、ドメーヌ・ジェラール・セガンの『シャンタル』2012年を出したかったよね。」
家内「そうなんだけど、数少ないからね。先月のプチ・メスクラン・ロゼ の二の舞になること確実(笑)。」
私「あれには参ったよね。まさかいきなり全部売れちゃうとは…。」
家内「もちろん良いワインだから試飲会に出した訳だけど、決して解りやすくないから、見くびったね(笑)。」
私「お客様のレベル上がっているよね。」
家内「そうだよね。マニアックな方も増えたし(笑)。こっちが逆に教えてもらうことだってあるよね(笑)。」
私「ホント、ホント(笑)。なんでそんなに詳しいんですかって聞きたくなるよね(笑)。」
家内「あと、ワインに詳しくなくても、鋭い味覚の人もかなりいるよね。」
私「質問はシンプルなんだけど、結構核心を突いて来たり。自分の勉強不足を痛感するね。」
家内「ワインも食物だから、感じ方は千差万別。旨いって感じていても、微妙に個人差があるはず。」
私「そーなんだよね。でもマスキューは我々の好みで商売するしかないしなぁ(笑)。」
家内「まあ、許容範囲広いから大丈夫かな(笑)?」
私「産地や名前に縛られないように注意するしかないかな。」

本日の会議終了(笑)!

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メリメ エトルリヤの壺

Jun 20, 2014 by akiko |
このところ ずっと 現代もののサスペンスを読んでいました。
複雑に絡み合った設定、なかなか真実に辿り着かない重層的な構造、ひどく悲惨な人間関係・・・すっごく面白くて だ~い好きなんだけど
さすがに ちょっと 食傷気味。もっと ストレートに、 紆余曲折のない 物語をよみたいなぁ。

で、メリメです。以前 『カルメン』を 読んで
うわ~!なんて素敵なの!? アンダルシアの風景が目に浮かぶし お話もとても ロマンチック と 大感激したのでした。
『カルメン』と同じ 古い岩波文庫で 訳者も同じ 杉捷夫さん  短編集『エトルリヤの壺』。

まだ 全部 読んでないけれど 「マテオ・ファルコネ」がすてきです。
なんといっても 出だしがが いきなり ポルト・ヴェッキオです。4行目には 「マキはコルシカの羊飼いたちの故郷である。」ですよ。興奮します。

ポルト・ヴェッキオのワイン、羊乳チーズ フルール・デュ・マキ・・・飲んでみたいなぁ、食べてみたいなぁ、コルシカ 行ってみたいなぁ。
・・・・・・・なんだか 小説の内容と関係ないところで 盛り上がっているようですが。お恥ずかしい・・・。

あれこれストーリーを こねくり回さない分 
登場人物の まっすぐな心情が びしびし 伝わってくる。素朴だけど 力強い 短編集。素敵。
時には 古典を読むのも いいものですね。

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桝久 2014年6月開催試飲会のラインナップ決まりました!

Jun 20, 2014 by weblogland |
今月6月27日(金曜日)、28日(土曜日)のマスキュー店内試飲会のラインナップが決まりました!

今回は夏に向けて白ワインが3本とロゼワインが1本そして赤ワインが2本の計6本です。新着と再入荷ワインです。



まずは爽やかにウェルカムです(笑)。
サンソ・ヴェルデホ・フリザンテ 2012年 ヴァル・サンソ スペイン 白 微発泡 カステーリャ・イ・レオン スクリューキャップ V.D.T.750ml 1190円税別

マスキューの定番 ルエダのヴェルデホの名手 ヴァル・サンソが造るフリザンテです。

あのハビエルさんが造るヴェルデホのフリザンテですから、旨いに決まってます(笑)。

ルエダのヴェルデホの緻密で伸びやかな酸。りんごや梨、グレープフルーツの切れのある味わいの鋭利なニュアンスを上手くフレッシュネスに集約した手腕は流石!

残糖分とワイン自体の力、ガスの強さ、これらをバランス良く造り上げています。

ロゼ同様にスタイリッシュなフレッシュネスがあります。「スパルタンなワインだけがワインではない。T.P.O.に合わせて気軽にワインを楽しんで下さい。」とのメッセージが聞こえてきますね(笑)。

「もちろん、私が造るんですから、インチキな物は造りませんよ(笑)。」と笑ってもいるようです(笑)。


そして新入荷のオーストラリアの赤。とても上手く出来てます(笑)。
ファンド・ストーン カベルネ・ソーヴィニヨン 2013年 バートン・ヴィンヤーズ オーストラリア 赤 サウス・イースタン・オーストラリアG.I.750ml 900円税別 スクリュー・キャップ

上手く出来てます。
今までこのランクのカベルネ・ソーヴィニヨンは大概真っ黒(笑)。何飲んでいるのか解らないワインが常でした(笑)。
でも、このワイン カベルネ・ソーヴィニヨンらしさがある。植物やブラックベリー、プラムのニュアンスがあります。あと、全体の濃度感もあるし、コストパフォーマンス高いですね。
ステンレスタンクのみで醗酵・熟成されますが、クリアネスと果実味が楽しめます。崩れないバランスの良さ、構造の良さもある。
オークチップを使っているようですが、あざといくらい使い方が上手い(笑)!ちょっと味、使用が解らないレベル。
確認のため、インポーターさんにテクニカルシートを送ってもらいました。そこにはステンレスタンク熟成中にオーク・スティーブを使うとのこと。
オーク・スティーブ???
聞いたことがない言葉でしたので、問い合わせてみるとオークの板とのこと。オーク・チップの進化形でした(笑)。

それにしても、悪魔のような繊細さです(笑)。樽の香りを着けるというより、柔らかさと液体の馴染み良さのために作用しています。

新たな道を開いたようですね。保守派の私もビックリ(笑)。この価格帯でこの液体濃度、しかも完成度も高く個性もある。これだったらばオーク・スティーブは許します。隠していないのが良いのです!


大日本ロゼ・ワイン普及協会会長(家内)・理事長(私)大推薦のスペインのロゼ。いままでこの家の赤は定番商品でしたが、今回万を辞してロゼの初入荷です(笑)。

アマルテア・ロサード 2012年 ロシャレル スペイン ロゼ ペネデス D.O. 750ml 1604円税別

マスキュー定番のスペインワイン アマルテアのロゼが再登場しました!
前回はオリジナルラベルが間に合わず赤のラベルで代用しましたが(笑)、今回は猫絵柄のオリジナルラベル。

これがカワイイ!

味わいも相変わらず旨いんですよこれが!
色はガーネットに近い濃さ。ボジョレーより濃いですね。でも味わいは完璧にロゼですからご安心を(笑)。

非常にフルーティーで伸びやか、しかも滑らかな質感があります。酸とボディーのバランスが素晴らしいのです。かなり複雑で、シトラス系やりんご、オレンジ、チェリー、ベリー、桃などの果実味がたっぷりですが、単一品種で造ったような溶け込みの良さがあります。

ありきたりなロゼワインではありません。

セパージュはメルロ60%、ピノ・ノワール40%。なんという組み合わせ!

セオリーは無視してますね(笑)。


造り方も独特。

手摘みで収穫後、除梗し15時間10℃で低温浸漬してからプレス。一応直接圧搾法(笑)。そして14℃でなんと5週間かけて醗酵します。(15℃以下だとアルコール醗酵しないはずですが…。混醸してる可能性も…。)そして、マロラクティック醗酵はせずに6か月ステンレスタンクで熟成後、軽くフィルターを通し瓶詰め。

なんというダイレクトで独創的な造り(笑)!

しかも旨い。

やはりスペイン人って違いますね。発想のスケールが違う。こんな複雑なロゼワインありませんよ!

ロゼも飲んでいただいたら、赤も飲んでいただかないと(笑)。慈味深く旨いのです。

アマルテア・ティント2012年 ロシャレル スペイン ペネデスD.O. 赤 750ml 1604円税別

バルセロナ近郊にある有機栽培を行う家族経営のワイナリーです。

全く無名と言って良いほどなのですが、味わいにはビックリ!
赤いベリーやチェリー、プラムなどの香りは明瞭で溶け込みが良く、曇りのない果実味はあくまで柔らかくジューシー。しっかりした濃度感を支えるミネラル感、スパイシーさ、塩っぽさがあり、素晴らしい出来栄え。アルド・コンテルノのドルチェット・ダルバや上等なピノ・ノアールに似た舌触り。
うーん。

スペインのペネデスでこんなワインが造られていることは衝撃的。経験したことのないスペイン・ワインです。今風の過剰な抽出や高アルコール由来の押し付けがましさや雑味のない新しいスタイル。濃厚ではあるが滋味深さを感じる液体。

まさに極上の日常とでも言えば良いかも。

このワインのセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ40%。

メルロは標高700mの涼しい畑、カベルネはワイナリー近くの標高250mの畑で造り分けています。

メルロっぽさは感じますが、カベルネっぽさはあまり感じませんね(笑)。カベルネは構造の良さに作用しているようです。熟成は500Lくらいのハンガリーオーク樽の新樽から3年開き樽で10ヶ月ほどされます。果汁の濃度と熟成法がマッチしており、出来上がりのワインから樽香は感じません。溶け込みの良さが光ります。

うーん。

なんたるか解ってますね。

じつはこの生産者ロシャレルはいわゆるビオディナミの生産者。私はビオディナミを唄った生産者は嫌いなのですが(笑)。

初夏の除葉に山羊を使っている写真を見て、思わず頬を緩めてしまいました(笑)。山羊が葡萄果を食べずに葉だけ食べるように、山羊使いが仕込んだとのこと。

低収穫量と農薬の使用を極力避けたハードワークと山羊の力が、このワインを旨くしていることは確かなようです(笑)。

「世界は広い。」と思えるワインです。


そして、品は良いがスパルタンな白ワイン?すんごいです(笑)。
パンノンハルミ オラズリースリング 2013年 パンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセト ハンガリー 白 ノーザン・トランスダニュービア地方 パンノンハルマ地区 750ml 1886円税別

東欧ハンガリーの辛口白ワインです。
でも、ラベルに何が書いてあるか解らない(笑)。
まずはお勉強です(笑)。
パンノンハルマは限定された葡萄栽培地区 世界遺産になったベネディクト派の大修道院が有名です。この葡萄園も修道院に付随する生産の場。共産主義政権が倒れてから復活しました。そんな訳でワイナリー名はパンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセトは『パンノンハルミ大修道院付属ワイナリー』の意味のようです。
オラズリースリングは葡萄品種名。イタリアン・リースリングとかヴェルシュ・リースリング、お隣のクロアチアではグラシェヴィーナなどと呼ばれていますが、一説には別物とも言われ、良くわかりません。
味わいはぶっ飛ぶ出来(笑)。香りの広がり方は驚きです。

最後は堂々としたフランスの白です(笑)。
カンシー 2012年 ヴィエイユ・ヴィーニュ ドメーヌ・トロテロー フランス ロワール 白 750ml 2843円税別

マスキューの定番、カンシーの実力者 トロテローのトップ・キュヴェ『ヴィエイユ・ヴィーニュ』、久しぶりの入荷です。
サンセールやプイイ・フュイッセの影に隠れた目立たないアペラシオンのカンシーですが、素晴らしいワインを造る実力者なのです(笑)。
このワインはソーヴィニヨン・ブラン100パーセントでつくられます。完熟したハニーな風味には雑味が全く無く、奥行きの広さと豊富なミネラル分、ワインの芯になっているクリアで複雑なリンゴ酸。口に含むと一滴一滴が滋味深く、愛しくなるほどです。旨味がたっぷりとした質感、濃度感は文句の出ないところ。


いつも通り27日(金曜日)は17時から20時30分まで、28日(土曜日)は11時から20時30分まで開催いたします。ご都合に合わせてご来店くださいませ。
お待ちしております。

桝久商店 岡本利秋・昭子

>>お越しになれない方は試飲会セットをどうぞ

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J.J.プリュムとエゴン・ミューラーの畑はどうなっているのか?

Jun 19, 2014 by weblogland |
この間の続きです。
ドイツワインのJ.J.プリュムとエゴン・ミューラーの畑はどうなっているのか?
古い葡萄樹と低収量の秘密が畑にあるはず!

そんな訳で、まずインターネットで検索です。
まずは日本のサイトを幾つか見ました。直接訪ねた記事もありました。やはり好き者いますね(笑)。
でも畑の詳細が解る映像はありません(残念!)
それでは直接ホームページにアクセスです。
でも、J.J.プリュムはウェブサイトがない!
うーん。
宣伝する必要がないですもんね(笑)。マスキューみたいに売らんがための作業をする必要はないようですね(笑)。
それではエゴン・ミューラーは…、ある本にアドレスが載ってましたから、そこにアクセス。
でも、畑の映像にはたどり着けません。
うーん。
残念!

葡萄樹の仕立てを見れば、ある程度は解るのですが…。見たい!知りたい!

抑えきれない好奇心が妄想に変わりそうです(笑)!

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J.J.プリュムのベルンカステラー バートスチューべ アウスレーゼ 2007年入荷

Jun 17, 2014 by weblogland |
ふふふ。

よーやく入荷しました!

何がって?

J.J.プリュムのベルンカステラー バートスチューべ アウスレーゼ 2007年です!

前回の入荷の際、ブログで口を滑らしたため、ホームページにアップする前に無くなりました。

やはり知っている人は知ってますね(笑)。

J.J.プリュムとエゴン・ミューラーは共に高く評価されるドイツワインです。

何故?
もちろん美味しいからなんですが…。


それじゃあ、何故美味しい?

実は両者ともに収穫量がとても少ないからです。葡萄樹の映像を見ると、ドイツらしからぬ太さ。

ドイツワインは割りと収穫量が多いので、葡萄樹の樹齢が高くなり収穫量が減ると、すぐ改植します。このため、樹齢の高い葡萄はあまり見かけません。

ですからエゴン・ミューラーのように樹齢100年の葡萄樹があることはまずありません。

仕立ても伝統的なドイツ風とは違うかもしれませんね。

今度調べてみます。

取りあえず、入荷のご報告まで!

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シラーが 好き

Jun 17, 2014 by akiko |
オーストラリアのシラーズを飲みました。ファット果実味に溢れ なかなか いい感じ。夏の暑い日に お肉と合わせて楽しみたいタイプ。

赤ワイン用品種の中では カベルネフランが私のお気に入りなんだけど、2番手は シラー(シラーズも)ですね。
ベリーの香りにスパイス。フランボワーズの香りがするものなんか、特に好き。可愛い感じと 強さが バランスよく感じられるものが最高です。

ずいぶん前のことですけど ベルナール・グリッパのサンジョセフ1999、これは おいしかった~!。
シラーを好きになったのは このワインを飲んだから。
グリッパは ちょっと線が細い、酸味が立ちすぎているというという 感想を述べる人もいるけど、
もともと 酸の強い タイトな味わいが好きな私には じつに しっくりきたんですよね。
最後に飲んだ サンジョセフ1999は 果実味がいい感じに枯れてきたところに、赤い花や落ち葉、革、スパイスが上品に組み合わさって とっても美味でした。

以来 グリッパのサンジョセフ みたいなワインを常に探しているんですが・・・
今月は いいですよ~。ギイ・ファージュの VDPアルデッシュ はいりました。 似ています、私の好きなタイトなシラー。
エレガンスと強さを感じさせるワイン、今夜 一本 飲んじゃおうかと 考えています。

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ジェントルマンシップに溢れた日本人サポーターにエールを贈りたい

Jun 17, 2014 by weblogland |
コートジボワール戦残念でしたね。勝負は時の運、敗者がいるから勝者がいる。まだ終わった訳じゃありませんから、最後まで全力を尽くし悔いのない戦いをして欲しいものです。
ところで、新聞に小さく載っていましたが、ブラジルに駆けつけた日本人サポーターのマナーが良いと現地で評判らしいですね(笑)。なんでも観戦後にスタジアムの自分達の席のゴミをかたずけた事が評判らしいです。
素晴らしい!
敗戦でがっかりしているのにゴミ掃除をちゃんとするなんて、偉い!
普段家の周りの掃除すら怪しい昨今、異国で旅の恥をかきすてないのは立派。
サッカーの強さより、誇れます!
こういった行為の積み重ねが日本人の信用・信頼に繋がるはず。集団的自衛権ひいては武力より、よほど役に立つはず。武力じゃ紛争は解決しません。相互理解と思いやりしかないはず。

ブラジルにいる日本代表チームとジェントルマンシップに溢れた日本人サポーターにエールを贈りたいです!

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梅ぼしとワイン

Jun 16, 2014 by akiko |
頂き物の 梅干し。昔風の すっぱくてかたい とってもおいしい梅干しなんだけれど、私以外は どうも苦手なようです。
体にもいいし 何とか食べさせようと 梅干しをアレンジ!!で あります。といっても 簡単な作業ですが。

梅干しから種を取り除き 包丁で細かくたたく。とにかくたたく  すり鉢を使ったほうが簡単かも
なめらかになったら 砂糖・みりん・だし汁を加えて 好みの味付けにしあげる。
刻んだシソといりごまを混ぜて 完成です。
ゆでた肉や アジの刺身になんかに添えると 蒸し暑いこの季節にぴったりです。

そんな風に 梅干しペーストを楽しんでいたのですが ふと思いついて ペーストにオリーブ油を 大目に混ぜてみました。
すると・・・・合う!! 赤ワインによく合う!!軽めの味わいの そうですね~ ガメイとかピノノワール、南のカベルネなどなど いろいろいけます。
プラムですもんね。梅。ワインと合う要素 たくさんあるはずですよね、うん。
調子に乗って ちょっと樽のきいた赤の合わせてみたら だめでした。

まだ この暑さに慣れなくて バテ気味の方、梅ペーストとワインで 元気回復。お試しください。

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気温が30℃を越えたら、クール便を指定しないと危険です

Jun 16, 2014 by weblogland |
ここのところ暑いですね。マスキューの西陽との闘いもそろそろ始まりそうです(笑)。
暑さとともに悩みが1つ増えました。昨今新聞などで伝えられるように、宅急便のクール代金が上がりそうです。
うーん。
気温が30℃を越えたら、クール便を指定しないと危険です。配送中に30℃以上になることもあります。こうなるとワインがダメージを受けます。
まだ涼しい日が続くことがありますから、そんな時は大丈夫だとは思いますが、外したら危険。
マスキューの宅配物もある時期から完全にクール便指定しないと駄目ですね。
皆さまのご理解をお願い申し上げます。

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再入荷のワインが増えています

Jun 14, 2014 by weblogland |
ここのところ再入荷のワインが増えています(笑)。もともと良いワインとして定番で扱っていたものが、欠品再入荷のパターンです。やはり畑の広さは限られていますから、毎年出来る量も決まっています。いつまで経っても無くならないワインとは違います(笑)。

今月に入ってまず、ブルゴーニュのジェラール・セガンの『シャンタル2012年』がまず来ました。中味がシャンボール・ミュズィニーのピノ・ノワールです。

あと昨日のブログで書いたスペイン ペネデスのアマルテアの赤とロゼ。

それからフランス ロワール カンシーのトロテローの『ヴィエイユ・ヴィーニュ2012年』も来ました。凄いんですよ(笑)。

あと北ローヌのギイ・ファージュのシラー。美しいんですよね。シラーはやはり北ローヌがイイ(笑)。
ニューアイテムも幾つか加わる予定。今月末の試飲会に向けてワインさがしもトップギアです(笑)。
さて、今晩もサンプルの試飲です!

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