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Feb 13, 2020 by
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これ、なーんだ(笑)?
カリフォルニア・ワインです。
「えっ、マスキューさんカリフォルニア・ワイン嫌いじゃなかったんですか?」
おっしゃる通り!
高価なカリフォルニア・ワインは好きではありません。何故って?高すぎるからです(笑)。常々、『いい加減にしろよ!お前ら!」と思っておりますが(笑)、やはり需要がある。
「カリフォルニアの高いワイン無いんだ?」なんて馬鹿にされるのも癪にさわる(笑)。かといって常軌を逸する価格のワインは扱いたくない。
う~ん。
そこで、まだあまり日本では有名ではなくとも、セレブな高級ワインなら置いておいても良いかな(笑)?へそ曲がりのマスキューらしい(笑)?
そんな訳でこれ!
テキスト・ブック2016年 カベルネ・ソーヴィニヨン!
まあ、安くはありませんが有名どころと比べると一桁違いますし、これだったら許せる範囲かな(笑)?相対的に判断いたしました(笑)。
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Feb 12, 2020 by
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昨日はちょっと寄り道してお花見してきました(笑)。
京浜急行の三浦海岸駅の河津桜です。まだ桜は3~5分咲きかな。でもですね、驚いたことに菜の花は陽当たりのよいところでは満開(笑)。こんなことあるんですね?一般にソメイヨシノが咲きだしててから菜の花が咲くものだと思ってました。ましてや早咲きの河津桜と一緒に咲くとは!暖かな三浦半島ならではのテロワールなのかしら?
近所でソメイヨシノが咲いたら菜の花が咲くのか確認しなくては!
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Feb 11, 2020 by
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先日試飲会に行ってまいりました。
規模の大きな試飲会といえば、だいたいどのインポーターさんか察しがつくかな(笑)?
まあ、どれもほとんど試しているものばかりなので、新入荷のものを中心にテイスティング。目を引いたのはスペイン・ワイン!ここのところのスペイン・ワインは煮詰めて樽香をつけたようなものばかりでつまらない。でもですね試したものは斬新!アルコール分を12~13%ほどに押さえて、フリーラン・ジュースのみで造った感。クリアで旨みたっぷりなのです。生産者に確認すると思った通りの作り方。やったぁ!これなんですよ、これ!
今週中にサンプルを取り寄せます(笑)!
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Feb 07, 2020 by
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いまさらスプマンテ?などとおっしゃらず(笑)。飲んでビックリ。おいちいのです(笑)。
◎コッリ・ボロニェージ・ピニョレット スプマンテ ブリュット プレステージ
カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラ イタリア エミリア・ロマーニャ 発泡性 白 750ml 1850円税込み
家内「ガス圧は3.5kgとやや低めのスプマンテでございます。」
「おっ、これシャンパン方式で造ったんですか?泡がキメ細かで優しい(笑)。」
「この泡イイね。」
「柑橘類の香りが心地よい(笑)!」
「しっとりとしていて美しいですな(笑)。」
「飲んでいると旨みに涎がじゅわっと出てくる(笑)。わりと酸がありますね(笑)。」
「なるほどスプマンテって言うからもっとシュワシュワしてるかと思いましたよ(笑)。スプマンテっぽくないかな(笑)?」
私「これはタンクにて二次発酵させて泡を造っています。」
「そうそう。スプマンテってだいたいシャルマ方式だよね。シャンパン方式もあるか。」
私「スプマンテはフランスで言えばヴァン
・ムスー。3気圧以上の泡の総称です。」
「なるほどね。気軽に飲める泡か。値段が安いのも多いよね。」
「でも、このスプマンテは経験したことない味(笑)。もっと泡が強くて、かおりがプンプンしてたり(笑)。」
「アスティ・スプマンテなんか凄かったよね(笑)。今じゃあまり見かけないけど(笑)、甘すぎるから飽きられたのかな?」
「あれはまるっきりデザートワインだよね。ケーキ食べながらだったら良いけど、食事に合わせるには辛い(笑)。」
「これは甘過ぎないし、香りも派手じゃないから食事に合わせるには良いかな(笑)。」
「あと、ポイントは泡だよね。ビールみたいに喉ごしで飲むような泡じゃないよね(笑)。」
「清涼感はあるんだけど、全体に品がある
(笑)。私にぴったり(笑)。」
「マスキュさん、今日この泡は冷やさないで出していますけど、ちょうど良い(笑)。」
私「ありがとうございます。室温が18℃くらいですから、ランブルスコより低め、白ワインより高めくらいが目安かと。」
「ビールみたいに冷やす必要はなさそうですね(笑)。それにしても供出温度って大事ですよね。日本酒もそうなんだけどね(笑)
。」
「私、ビールは最初の一杯だけで十分。ビール飲みながら食事する気になれない(笑)。」
「イタリアの白ワインの葡萄品種って香りが強いイメージがあるんですけど、このピニョレットはちょっと違う(笑)。」
家内「ピニョレットは別名『グレケット』と呼ばれ、オリヴェートやエストなんかに使われます。香りより厚みを出すためにブレンドされる品種です。」
「そう言えばマスキュさん以前ピニョレット扱ってましたよね?たしかラベルに『P』って大きく描いてあった(笑)。」
私「よくお覚えで!ガチッと旨みが詰まっていて食事に合わせたいワインだったのですが、思った以上に売れませんでした(笑)。悔しい!」
「ところで後味の甘さがとても気に入ってるのですが…」
私「ありがとうございます!残糖分はg/L
と思った以上にあります。酸がしっかり入っているために甘さが目立ちません。
」
「なるほど!だからこの温度で出しているのですね(笑)。」
私「ご名答!」
家内「この後味の甘さに郷愁を覚える う~ん。昔子供の頃に好きだった高級な飴の甘さを思い出しちゃうんです(笑)。」
「和三盆なんかの品の良い甘さだよね。甘さの切れが良い(笑)。」
私「リキュール・タージュの際にどんな原料を入れているか調べてみますね(笑)。
ここから飴の話で大盛り上がり!
家内「栄太郎だっけ?高級な銀紙でくるまれた飴。」
私「お正月のお年始の手土産なんかでいただいたりしたよね。上等な缶に入ってた(笑)!」
家内「梅の味がしたり…」
私「水晶の結晶みたいで金色の飴。」
Mさん「あっ!それ『純露』ですよ!味覚糖の『純露』!」
私・家内「それだぁ!」
私「あの甘露な味わいって舌が記憶してるんですよね(笑)。好きだなぁ(笑)。」
Mさん「べっこう飴!屋台なんかでも売ってましたよね(笑)。安心する甘さ(笑)。」
家内「我々の世代にはDNAに刻まれている!」
〇ソアーヴェ・クラッシコ『ラ・ロッカ』2017年 ピエロパン 白 イタリア ヴェネト D.O.C. 750m 4337円税込み
私「大物の登場です!」
「ピエロパンのソアヴェって普通のランクのものでも十分美味しい(笑)。好きなんですよ(笑)。」
私「この『ラ・ロッカ』は最上級品でございます(笑)。」
家内「以前2014年ヴィンテージでマスキュー試飲会に出して好評いただきました。」
私「おいちいワインでございます(笑)。まっまっどうぞお試しください(笑)!」
「これがおいちいの知ってる(笑)!」
Fさん(30年来のお客様)「先週2本飲んじゃいましたよ(笑)。あっという間にボトルが空く(笑)。」
私「実はFさんにお買い上げいただいたとき、私も飲みたくなっちゃいました。そんな訳で試飲会に出しました(笑)。」
家内「呼ばれちゃいました(笑)。」
「う~ん。これ凄いよね。いつ飲んでも凄い(笑)。」
「これだけ樽香が強いのに果実味が全く負けていない。尋常じゃない出来映えだよね(笑)。たま~に飲みたくなるんですよね(笑)。」
「ソアヴェの範疇じゃないですよね。『ラ・ロッカ』としか言いようがない(笑)。」
私「ヴェネトを代表する白ワインかと(笑)。」
「ネクタリンのような強烈な味わい!植物っぽさ…。すべてが半端ない(笑)。」
「植物っぽさもハーブ 葉っぱじゃなくて
香木や種なんかのエスニックな感じ。」
「ヴェルモットみたいでもあるね。ゴージャスだね(笑)。」
私「ユニークだしオリジナリティーを感じますよね(笑)。」
「リンゴのような酸がしっかり。ミネラルも感じます。」
「これって2017年ヴィンテージですよね。
凄く美味しいのですが、寝かせるともっと美味しくなるのですか(笑)?」
「熟成はするだろうね(笑)。どのくらい持つのかなぁ?」
「マスキューさん!どーなのですか(笑)?
」
私「古いラ・ロッカを飲んだことがありませんので解りません。どうなるんでしょうね(笑)?」
家内「イタリアの白の辛口自体、ステンレス・タンクで温度管理がしっかり出来るようになってから飛躍的に品質が向上しました。ピエロパンもその走りです。」
「なるほどね。ゴージャスな白ワインはあまり歴史がないんですね。」
家内「1980年代後半になってからです。」
「でもさぁ。熟成はするんだろうね(笑)。」
「早く美味しく飲めるから待つ必要無し(笑)!かな?」
「マスキューさん。これってフランスのグラン・クリュと比べても遜色ないと思うのですが、価格は半分以下ですよね。何故ですか?」
私「大まかに言ってしまうと、フランスのグラン・クリュは1本の葡萄樹からハーフ・ボトル1本ほどの収量ですが、イタリアだとグラン・クリュ並みのワインが1本の葡萄樹でフル・ボトル1本造れます。その差が価格に反映されているようです。」
「えっ!何故ですか?」
私「正確には解りませんが、温暖な気候的アドバンテージとポンティカ系の葡萄の品種特性としか考えられません。」
家内「逆な言い方ですが、イタリアでハーフ・ボトル1本に収量を絞ってもあまり意味がない(笑)。フル・ボトル1本の収量のものと品質に差が出ないのだと思います。」
●サグランティーノ・ディ・モンテファルコ 2008年 コルペトローネ イタリア ウンブリア 赤 サグランティーノ・ディ・モンテファルコD.O.C.G.750ml 4714円税込み
私「ウンブリアを代表する赤ワインでございます。ようやく本領発揮となりましたので、久しぶりの再登場となります(笑)。」
「おー!これはこれで凄い。」
「言葉を失う(笑)。」
「でもさ、とても飲みやすい。停まらなくなりそう。ワインに引き込まれる(笑)。」
「ワインがするするするっと喉を過ぎる(笑)。」
「グラン・クリュだよね(笑)。高いイタリア・ワインの味わい(笑)。」
「これがサグランティーノなんですね。バローロとは違うけど、遜色ないね。」
「2008年ということは12年前ですね。疲れたところが全然ない(笑)。でも熟成してる?」
私「一度目のピークでございます(笑)。ようやくこのワインが解ったような気がします(笑)。実は毎年このワインを年末に飲んで定点観測しておりました(笑)。」
「へぇー!そんなことやってたんだぁ(笑)。」
私「趣味のようなものでして(笑)。」
「サグランティーノってあまり日本には輸入されてませんよね?」
家内「バローロやバルバレスコとは違いますよね(笑)。生産量も少ないし、飲み頃になるまで時間がかかります。ですから下のクラスは早く飲めるようにサンジョヴェーゼとブレンドされたりします。」
「現地ではミサ用だったり、陰干ししてワインを造ったり、レーズンとして食べたり。地元に根差した葡萄のようです。」
「サグランティーノ100%は手強いんですね(笑)。若い頃はどんな感じだったのですか(笑)?」
私「酸っぱい、渋い、巨大(笑)。」
「へぇー。今飲むと酸っぱさが、火を入れたバルサミコみたいで美味しいし、粉っぽさタンニンの甘さがグレート(笑)。すべてが巨大な渦(笑)。」
「カカオの酸味に似てますよね。チョコレートと合う訳だぁ(笑)。カカオ83%のこのチョコレート食べながら飲むと卒倒しそうになる(笑)。」
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Feb 05, 2020 by
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午後から冷えるようですが、もうすぐ春。
春と言えば数多ありますが、燕(笑)。
マスキューのアパートの壁のダクトに毎年燕がきます。ただ金属製のダクトの上に作られる巣は不安定。毎年毎年落ちそうでハラハラ(笑)。
ちょうど蛍光灯が切れて交換する用があったので燕ちゃんの巣作りをアシスト(笑)。春になったらまた来てくれるかな(笑)?春と燕ちゃんが待ち遠しいのです。
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Feb 03, 2020 by
weblogland |
あっちゃー!
シャルドネ 2015年 ドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌ が完売いたしました!
もちろん限定品ですから、無くなるのはしょうがない。とはいえこの無くなり方には振り回されました(笑)。先日の試飲会では足りなくならないように厚めに在庫しましたが、ぎりぎりアウト(笑)。前もって追加していたお陰でアウトながらも体面は保てたかな?もちろん休み明けに再発注。インポーターさんの最終在庫をぎりぎりゲット。と同時にウェブと常連のお客様からの注文にて速攻完売。これを二回繰り返しマスキュー撃沈となりました(笑)。
嫌な予感がしていましたが、こういう時だけは予感が当たります(笑)。いつも予感が働いたら大成功間違いなしなのですが、それはない(笑)。まあ、マスキューらしくてよいのかな(笑)。
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Feb 01, 2020 by
weblogland |
あー、良かったぁ!
ドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌのシャルドネが再入荷しました!
サグランティーノは無くなってしまいましたが、これはもともと在庫限りですからしょうがない。しかし、試飲会で一番人気のお買い得の白がすぐに無くなるとまずい(笑)。余裕をもって試飲会の準備はしていましたが、お客様はお見通し(笑)。結果思った以上に売れてしまいハラハラ(笑)。みなみに隣の赤 スペインのカベルネ・ソーヴィニヨンはあと数本のみ。
う~ん。
マスキューのお客様恐るべし(笑)!
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Jan 27, 2020 by
weblogland |
新年そうそう大特価品からスタートです
(笑)!
〇シャルドネ 2015年 ドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌ 南フランス 白 I.G.P.ペイ・ドック 750ml 974円税込み
「この白ワイン、前に試飲会でやりませんでしたか?」
私「はい。同じ生産者の『コロンバール』
をやりました。」
「そうそうマタタビに合うワイン(笑)!」
家内「剛健なワインでした(笑)。」
「あれ美味しかったんですよ。『コロンバール』はもう無いのですか?」
私「はい。ございません。この『シャルドネ』も終売アイテムとなります。」
「この『シャルドネ』は2015年ヴィンテージですよね。『コロンバールと同じかな?」
私「左様でございます。『コロンバール』はアルコール分が12%、この『シャルドネ』は13.5%です。収穫のタイミングも違うようですね。まっまっ、お試しを!
」
「う~ん。シャルドネ。誰がなんと言おうとシャルドネ(笑)。」
「後味のハニーさはとても上品(笑)。」
「美味しい(笑)。バランスがイイよね。バターのニュアンスがあるし…、樽熟成してるのかな?」
私「木樽熟成はしていません。特に開けたてはバターのニュアンスが強く、樽熟成してるとしか思えません(笑)。」
「マスキューさん!これが何故木樽由来ではないと解るのですか?」
私「鋭い!これは翌日飲むと樽のニュアンスが減ります。実際に木樽を使うと樽のニュアンスは減りません。」
「そうそう(笑)。時間が経つとタルタルした感じが強く出るんだよね(笑)。特に過剰な樽香は嫌になるほどだよね。」
「それってカリフォルニアでしょう(笑)?」
「でもさあ、アメリカ人は樽の強い香り好きなんだから、悪い訳じゃないよね(笑)。
」
家内「アメリカも最近は樽より酸に重きを置く傾向になってきています。」
「果実味が爽やかだし、切れもある。余韻も綺麗。マスキューさん曰くのシンメトリー(笑)?」
「ラングドックにしては重くないよね。過熟してない。」
私「果実味も白や黄色の果肉。マンゴーまで行ってない(笑)。」
「桃っぽい(笑)。」
「トロピカルじゃないですね(笑)。」
「かといって薄くはない。旨みもしっかりある。この値段のワインじゃないよね。なんで売れなかったのかな?」
私「当初の設定価格が少し高かったのと、すぐにワインの良さが出ていなかった性かと。」
「特別高いワインじゃないから、インポーターさんだって長くは抱えていられないよね。」
「なるほどね。え~と2015年ヴィンテージだから、丸5年かかって良さが出たんですね。でもそれって良いワインの証ですよね(笑)。
「この価格のワインだと5年後は不味くなってるよね(笑)。すぐに飲んだ方が良いし、熟成もしない(笑)。」
「今飲んで普通に美味しいし、しかも飲み頃のシャルドネだよね(笑)。」
「これってワインとしてはちゃんと造ってる証だよね。」
「このシャルドネ上手に出来てるよね(笑)。ましてやラングドック産。悔しいくらい(笑)。マスキューさん!ブラインドで飲んだら何処産だと思いますか?」
「う~ん。難しいですよね。まあ、ブルゴーニュが一番近いかな(笑)」
「ブルゴーニュの何処ですか(笑)?」
私「厳しいなぁ(笑)。まあ、ミュルソーは言い過ぎにしても、ボーヌ・ヴィラージュ辺りにありそうなワインですよね(笑)
。シャロネーズ辺りのシャルドネと言いたいところですが、もっと寒いニュアンスですからね(笑)。冷や汗かいちゃいますよ(笑)。」
「このシャルドネは良い意味で騙されますね(笑)。」
私「ありがとうございます!」
これまた嬉しい大特価品。でも現品限りの悲しさ(笑)。
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2015年 ボデガス・プエンテ・デ・ルス スペイン ラ・マンチャD.O. 赤 750ml 925円税込み
「マスキューさん!これも安いね(笑)。訳あり(笑)?」
私「まっまっ、とりあえずお試しを!」
「美味しい!値段からするともっと薄いと思ってたけどしっかりしてる(笑)。」
「これスペインの何処ですか?たしかに濃いけどスペインらしくない(笑)。」
家内「ラ・マンチャの協同組合のカベルネ・ソーヴィニヨンです。濃いけど暑苦しくないですよね(笑)。」
「スペインでもカベルネ・ソーヴィニヨンを使うんですね?テンプラリーニョだけではないんだな(笑)。」
「ラ・マンチャって暑いところですよね。
でもこの赤ワインは酸がある。???」
私「ラ・マンチャでも高地がありますから
そちらの方だと思いますが、なんといっても組合員450人の巨大協同組合なので正確には解りません(笑)。」
「スペインでカベルネを使うと真っ黒になって品種がカベルネなんて解らなくなっちゃうんだけど(笑)、これとてもカベルネらしいよね(笑)。」
私「カシスというよりブラック・チェリー
のニュアンスが強いですね。熟成にアメリカン・オークを使ってますね(笑)。南アフリカのワインに似た感じがします。」
「赤い小粒の果実も感じられるし、複雑だよね。」
「うんうん。プラムっぽくもあるかな。」
「樽に負けていない良さがある(笑)。」
「店長!これレベル高いですよ(笑)。何処産と言われると困るけど、ニュー・ワールドというよりオールド・ワールド産の匂いがしますよ(笑)。」
私「アルコール分が13%ですから無理がないですよね(笑)。畑の管理がしっかりしていますね。」
「マスキューさん曰く『折り合いが良い』
なのかな(笑)?」
私「読まれてますね(笑)。」
「一般にスペインのラ・マンチャのワインってもっとアルコール分が高くて強いですよね。その点らしくないけど(笑)、素直に美味しい。イノヴェーションしてるのかな(笑)。」
「広大な畑を持ちながらちゃんと管理が行き届いている!これからはミドル・クラスのワインは協同組合が幅を効かすようになりそうですね(笑)。絶対に効率は良いし、コンピューター制御すれば更に向上するしね。」
家内「はい。EU等からの補助金や外部投資により巨大協同組合の存在感は増しています。」
「そういえば東欧なんかそうだよね。世界的なトレンドなんだね(笑)。」
「それで生産者皆が儲かればイイよね(笑)
。飲んでも役に立つ気がしますよ(笑)。」
「ブランド物飲むより賢いよね(笑)。」
「グラン・クリュレベルのワインだと協同組合にはあまり期待できないけど(笑)、こうしたデイリーの物は期待大(笑)。」
私「品質にプライドがありますから、品質の低下があまりないのも魅力です(笑)。
」
「自分達の組合!って意識が強いんだね。
我々日本人も見習わなくちゃ(笑)。一括で買うだけじゃ先がないもんね。」
家内「今年三浦大根が育ち過ぎて規格に合わないから出荷出来ないそうです。こんな時こそ農協が力と知恵を出さなきゃいけないのに…。情けなくなります。」
「そうだよ。やり方なんていくらでもあるはず!」
「ところでこれも2015年ヴィンテージですね。ようやく飲み頃なのに安く買えるのは悪い気がしますよ。」
私「そう言っていただけるとワインも本望かと。飲まれないでダメになるより遥かにましです。ありがとうございます!」
イノヴェーションを感じる赤ワインです!
●デーモン・ノワール 2018年 ヴィノ・ヴァリー フランス 南西地方 デュ・ロトI.G.P. 750ml 1480円税込み
「おっ!色が黒紫。いかにも若い(笑)。」
私「2018年ヴィンテージでございます(笑)
。」
「あっ!飲みやすい!」
「うんうん。悔しいくらい飲みやすい(笑)。」
「濃いには濃いけどグビグビ行けちゃう(笑)。」
「こんなマルベックは経験したことない(笑)。」
「う~ん。香りはたしかにマルベック。イチゴジャムっぽいし(笑)。でも私の知ってるマルベックじゃない(笑)!」
家内「産地はフランスのシュ・ド・ウェスト いわゆる南西地域です。カオールを中心とした協同組合です。」
「そうだ!タンニンが渋くないんですよ!
カオールってもっと渋い(笑)。」
「ましてや2018年でしょ。カオールがそんなに早く飲める訳ないですよね(笑)。」
私「おっしゃる通り!」
家内「あと、カオール独特の野趣がない。
あまりに雑味がない(笑)。でもカオールの範疇(笑)。」
「カオールの進化型(笑)?」
「アルコールっぽさもないですよね?」
私「はい。12.5%。カオールでよく行われる遅摘みして過熟させるスタイルではありませんね。」
「遅摘みしたようなくどいくらいのジャムっぽさではありませんよね。」
私「すべて計算付くで造ってますね(笑)。新しい試みですね(笑)。もちろんミクロ・オキシダシオンなどの技術を使ってタンニンを柔らかくしているとは思いますが、設計図からして従来のものとは違うような気がします。今まで白ワインしか飲んでいなかった方が初めて赤ワインを美味しく感じられるように造った意図を感じます。」
「マスキューさん。これも協同組合のワインでしたよね?」
家内「はい!原理主義者の私には気に入りませんが(笑)、意欲的ですよね。」
「店長!このワインはちょっと前から日本に輸入されてましたよね?何故このヴィンテージから扱い始めたのですか?」
私「よくご存知で(笑)!以前のヴィンテージのものは味に若干過不足があり扱いを控えていました。悪い訳ではなかったのですが…。少し物足りなかったとでも言えば。」
「なるほど。この味だとこれ単独で楽しめますよね(笑)。」
「長い熟成はしないでしょうが(笑)、すぐにダメになるほどじゃないし(笑)。」
「ラベル・デザインもカッコいい(笑)。デーモン・ノワール 黒い悪魔でしたっけ
。」
家内「ラベルに悪魔が描いてあります。地元の教会のオブジェとか。」
「あっ、ホントだ。猫かと思った(大爆笑)。」
「味わいのスタイル、ラベル・デザイン、瓶形、すべてに想いが詰まってますね(笑)
。」
私・家内「協同組合恐るべし!なのです。
」
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Jan 24, 2020 by
weblogland |
今週末24、25日のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
う~ん。
こうして眺めると後半の3本は凸凹ですね(笑)。背の高いピエロパンのラ・ロッカが異常に目立つ(笑)。6本しか並んでいませんが、明日追加分が届きますから一応オッケーかな(笑)。
私「今月は最初の2本は売れるだろうね(笑)」
家内「そりゃそうだよ。安いし美味しいし(笑)。足りなくなるかもね。」
私「白のシャルドネはまだインポーターさんに在庫が少しあるみたいだけど、スペインの赤はここにあるだけ。」
家内「まあ、それはそれで仕方ない!」
私「クオリティー高いし、しかもこの値段だからね(笑)。」
家内「それより、最後のサグランティーノ。これもこれで最後だからね。」
私「とても良い状態のグレート・ワインを
飲むんだから楽しみだよね(笑)。なかなかない経験だよ。」
家内「我々二人だけで飲むにはもったいない(笑)。皆さんに味わっていただきたい!」
私「このサグランティーノは思い出深いよね。年に一度は必ず定点観測してるもんね(笑)。」
家内・私「我慢の限界(笑)!」
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Jan 22, 2020 by
weblogland |
今月1月24、25日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
24日(金)は17~20時30分
25日(土)は11~20時30分
いつも通りのスケジュールでございます。
新年そうそう大特価品からスタートです
(笑)!
〇シャルドネ 2015年 ドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌ 南フランス 白 I.G.P.ペイ・ドック 750ml 974円税込み
まずはインポーターさん資料より
現当主であるシャルル・グルザール氏は1924年より現在も続くブルゴーニュ地方のマコン・ラ・ロッシュ・ヴィヌーズ村のシャトー・ド・ラ・グルフィエールを所有するグルザール家に生まれ育ちました。長男ではなかったシャルル氏は、自分自身のワインを造る夢をあきらめきれず、独立を決意。1980年に家族とラングドックに移住しました。
1987年にナルボンヌの北西約18kmにあるサレル・ドード村で老樹のカリニャンの畑を手にいれ、2001年には世界遺産で有名なミディ運河(Canal du Midi)から300mの距離にあるミルパイセ村のドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌを購入し、最初の醸造を始めました。この畑の主体となる土壌はシャトーヌフ・デュ・パプでよく見られる角のとれた丸い石がゴロゴロと存在する、ガレ・ルーレ土壌(galets roulés)です。ワイン造りのコンセプトは品種の個性を尊重しながら、ガレ・ルーレ特有の強い鉱物質なニュアンスの持つテロワールを表現することです。現在ではシャルドネ、シラーを主体に65haを所有し、認証は取得しておりませんがVITEALYSによるサステイナブル農法を実践しております。現在はシャルル氏と息子のオーレリアン氏が中心となり家族4人でワイン造りに取り組んでいます。
これはシャトー・ヌフデュパプでよく見られる角のとれた丸い石がゴロゴロと存在する、ガレ・ルーレ土壌(galets roulés)で収穫した葡萄で造られるシャルドネ。元々マコンでワインを造っていたグルザール家のシンボルとなるワインです。シャルドネ畑は樹齢20年、標高30mでコルドン仕立て、面積は13.1ha葡萄の鮮度を保つために夜間に収穫を行い、10℃で一日静置した後にセメントタンクを用いて15~18℃で発酵を行った後、ステンレスタンクで約5ヶ月間熟成させ毎年2月に瓶詰します。 生産者はボーフォール、コンテ、グリュ。
以前終売セールで大人気だったのが、このドメーヌの『コロンバール』です。南フランスとは思えない緻密さ強靭さが心に残ったワインです(笑)。
これは誰が飲んでもシャルドネ(笑)。まず特徴的なのはバターのようなクリーミーさ。発酵・熟成に木樽は使っていませんから、葡萄由来のニュアンスです。ラングドックでこんなシャルドネが造られることにビックリするはず。セオリーと相容れませんからね(笑)。酸やミネラルも感じられますから、ラングドック産とは思えません。『コロンバール』と比べるとアルコール分は1度高い13.5%。品種によって最適な糖度を見極めているのですね。
ハニーな立ち上る白や黄色の花の香りは控えめでトロピカルではありません。シャルドネらしい洋梨や桃、アプリコットのニュアンスは熟し過ぎないシャルドネを連想させます。しっかりした濃度感、とろみがあり、ミュルソーっぽい(笑)。
後味にレモンやグレープフルーツのピールのような苦味は特徴的なアクセント。『コロンバール』同様です。緩さもありません。
マコン出身の生産者のお里が解ると言うもの(笑)。でも実際の産地はラングドックです(笑)!
じつは、似たようなスタイルのシャルドネはラングドックにあります。もっと低地のラグーンの近くで、バターのニュアンスがするシャルドネを造る生産者がいます。マスキューの定番のコスティエール・ド・ポメロールが造るシャルドネもそのスタイル。その手のなかでもこのシャルドネが一番シンメトリーでバランスが良いかと(笑)。南フランスにありがちなでっ込み引っ込みがない。
こんなシャルドネを飲むと、ブルゴーニュの十八番テロワールってホントなのかな(笑)?と思ってしまいます(笑)。
あと、このワイン異常に安い(笑)。
通常上代が1,590円税別なのですが、輸入終了ということで大放出価格での限定特価品となっております。
あるうちだけの販売ですのでお見逃しなく!
これまた嬉しい大特価品。でも現品限りの悲しさ(笑)。
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2015年 ボデガス・プエンテ・デ・ルス スペイン ラ・マンチャD.O. 赤 750ml 925円税込み
1945年に誕生した400軒もの葡萄栽培農家からなる協同組合です。海抜650mの中央大地に位置し、栽培農家400件以上との取引が行われ、2000haの栽培面積を有しております。
近代的な醸造設備を備えており、最高の技術をもってワイン造りは行われております。
伝統的で自然なワインを作ることを心がけている生産者です。
2000haもの畑を有しているため、機械収穫と手摘み収穫を使い分けて、ぶどうの品質の安定を心がけております。
味わいは今風(笑)!
ただし、ちゃんと丁寧に栽培された葡萄を使ってますね。雑味を感じません。あと2015年ヴィンテージですが、ちょうど飲み頃となっております。しっかりしたミディアムな赤ワイン。
まず、印象的なブラック・チェリーの香り、キャラメルっぽい甘さが特徴的。おそらくアメリカン・オーク樽で熟成していると思いますが、果実味のディテイルが明瞭。カベルネらしい植物のニュアンスもあり、とてもカベルネ・ソーヴィニヨンらしい(笑)。フェノールの香りもあり、しっかり完熟したカベルネです。樽のニュアンスも過剰ではなく、アルコール感との折り合いがよろしい(笑)。アルコール分をチェックすると13%。収穫を計画的に行ってますね(笑)。スペインのカベルネとは思えない仕上がりです。どこのカベルネと聞かれたら、ちょっと困る(笑)。う~ん。南アフリカっぽいかな?ポイヤック辺りの下位のグラン・ヴァンと言ったら言い過ぎかな(笑)?
まあ、フレンドリーでしっかりしており、2015年ヴィンテージが今飲み頃になっていることはワイン自体の品質の証なのですが。じつはこのアイテム終売アイテムとなります。通常14~500円くらいで販売するワインなのですが、在庫限りの大特売!お見逃しなく!
イノヴェーションを感じる赤ワインです!
●デーモン・ノワール 2018年 ヴィノ・ヴァリー フランス 南西地方 デュ・ロトI.G.P. 750ml 1480円税込み
インポーターさん資料より
ヴィノヴァリーはフランス南西地方を代表するコペラティブ(Coperative = 生産者協同組合)で、470軒にも及ぶ栽培農家から持ち寄られた葡萄を委託され醸造しています。エリアは3つのアペラシオン(ガイヤック Gaillac、フロントン Fronton、カオール Cahors)に分かれそれぞれのエリアの醸造所にてワインが造られます。ワイン名の「デーモン・ノワール」は、世界遺産に認定されている南西地方の「ヴァラントレ橋」を建設している際、倒壊したり流されたりしてなかなか完成されませんでした。それは悪魔の仕業。そこで悪魔の像を橋に飾りたてると、機嫌を好転させたのか、瞬く間に完成してしまった伝説から由来しています。
これは早く飲めるように造られたカオールのようなワインです(笑)。2018年でこんなに飲みやすい(笑)。しかも、セパージュはマルベック80%、メルロ20%。木樽は使いませんが、先端の技術は使ってますね(笑)。ブリュモンのジェネリックの初期のスタイルに似ていると言えばご理解いただけるかと(笑)。
ただし、ありがちな薄さがない(笑)。アルコール分は12.5%。無理に補糖したような感じはありませんし、無理に遅摘みした感じもありません。折り合いを含めて全体に自然に仕上がっています。マルベックらしい深み・豊かさもありますから
、栽培の良さも伝わってきます。しかも早くから飲める!
う~ん。
この価格帯ですから効率は重視されますが、葡萄自体の品質はしっかり確保してますね(笑)。いわゆる協同組合の良さなのです。俺たちが造ったワイン!という意志を感じる良品なのです(笑)。
いまさらスプマンテ?などとおっしゃらず(笑)。飲んでビックリ。おいちいのです
(笑)。
◎コッリ・ボロニェージ・ピニョレット スプマンテ ブリュット プレステージ
カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラ イタリア エミリア・ロマーニャ 発泡性 白 750ml 1850円税込み
インポーターさん資料より
カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラは1903年に創設されました。創設以来100年以上というたいへん長い歴史に支えられたイタリア・モデナ県にある生産者協同組合です。カルピ協同組合とソルバーラ協同組合とが合併し、組合員は約1,600名、所有する畑の面積は2,300haと、かなり大規模な生産者協同組合となっています。
ソルバーラやサラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ、グラスパロッサなどのDOCの畑があり、ワインにも畑の特徴が表現されていますが、おもにランブルスコを多く生産しています。さらに近年は、グレケット・ジョンティーレ(=ピニョレット)で造るコッリ・ボロニェージ・クラッシコ・ピニョレットDOCGの存在も注目されています。
創業以来の長い間、そのこだわりは品質に焦点を当てられているため、畑の面積と比較して瓶詰されているワインの生産量は決して多くありません。丹念に吟味して厳選された葡萄を使用し、年による差がつかないよう常に上質なワインを生産するべく注力しています。ガンベロロッソ誌でも称賛され、近年は必ず名が挙げられる生産者です。
コッリ・ボロニェージ・ピニョレットD.O.C.G.は2010年に昇格。
ボローニャ県とモデナ県にまたがるいわゆるボローニャの丘陵部でピニョレット種を使って造られるスプマンテです。
平たく言えば(笑)、もともと沢山の種類のワインを造っているコッリ・ボロニェージD.O.C.の中でピニョレット種を95%以上使った優良な生産地域のものを分離してD.O.C.G.にした訳です。
これはガス圧3.5気圧、残糖分は14g/L。この塩梅がミソ(笑)。とにかく決め細かな泡(笑)。舌触りが優しく食べ物の味を壊さない。わざわざ瓶内発酵・熟成する必要がないのです。発想の転換なのです(笑)。何も5気圧にする必要性はないのです。
あと、ともすれば甘く感じるほどの残糖分の量なのですが、甘さが気にならない。もともとの酸がしっかりある証拠。原料ワインの質の高さ故です。
シャンパン方式で辛口に造るより、低価格でデイリーなものを造ろうとする意図が伝わってきます(笑)。
それもこれも原料ワインの良さがあってこそ。ピニョレット自体はそれほど香り立つアロマチックな品種ではありません。白い花や柑橘類の香りは心地良いのですが、リンゴの味わいが旨みのしっとりさに包まれる上品なスタイル。香りの抜けの良さ、広がりの美しさも身上ですね(笑)。時間が経つと青い茎のような植物のニュアンス 上品なハニーさはピニョレットらしいほろ苦い後味に とても自然な味わいの流れがあります。
まさに食事のためのスプマンテなのです。知り尽くした者ならではのワイン。生産者の意志と力量が伝わってきます。
スプマンテでお口直ししたあとはグレートなイタリアの白と赤。新春を飾るにふさわしい!
〇ソアーヴェ・クラッシコ『ラ・ロッカ』2017年 ピエロパン 白 イタリア ヴェネト D.O.C. 750ml 4337円税込み
ソアーヴェと言えばイタリアを代表する有名な白ワイン。でもまあ玉石混合なアペラシオンでもありますから、イタリアを代表するほど有名だが、まあまあな産地くらいの感覚ですか(笑)。どちらかと言えばデイリーなワインの産地として有名。
でもですね、そんなパットしないソアーヴェでもピエロパンは別格。特にこの『ロッカ』は特別。
イタリアを代表する白ワインであり、一度は飲むべきワインだと個人的に思ってます(笑)。
先日お客様から「イタリアを代表する白ワインをチョイスしてください。」と依頼されました。もちろんその筆頭候補者です(笑)。個人的にはブルゴーニュの何万円する白ワイン飲むなら『ラ・ロッカ』3本、4本買うことに躊躇しません(笑)。変に価格がお高くとまっていない点ピエロパンの良さでありプライド。
ソアーヴェ孤高の生産者ピエロパンが渾身の力を込めて造った『ラ・ロッカ』。
忌の際に『ラ・ロッカ』を飲めれば、「人生振り返って良かったなぁ。」なんて思えるような気がします(笑)。
言葉を失い陶酔出来るグレート・ワインでございます(笑)。
●サグランティーノ・ディ・モンテファルコ 2008年 コルペトローネ イタリア ウンブリア 赤 サグランティーノ・ディ・モンテファルコD.O.C.G.750ml 4714円税込み
1995年の設立から世界中にサグランティーノ・ディ・モンテファルコ旋風を巻き起こしました伝説のワインです。
インポーターさん資料より
2ヶ所の自社畑(アルクアータの標高250m南向きの粘土質と石灰質土壌の畑、モンテファルコの標高250m南東向き斜面の砂質、粘土質、石灰質の混成土壌の畑)のぶどうから造られます。植栽密度は5000本/haです。10月の第2週に手摘収穫。
醸造・熟成方法 破砕・除梗の後28℃に温度管理されたステンレスタンクで天然酵母で自然発酵。3~4週間マセレーションの間、ポンピングオーバーとデレスタージュを行い、口当たりが柔らかくなるよう仕上げていきます。その後3000Lの大樽とトノー(900L)で28ヶ月、さらに12ヶ月以上瓶熟成。
樽香に負けない凝縮した果実味はセンセーショナル(笑)。タンニンの重厚さは比類のないレベル。途方もない生命力は計り知れない。今風のすぐ飲めるスタイルに傾き勝ちなモンテファルコ・サグランティーノの中でも、変わらないクラシックなスタイルを貫いています。
10年後の今飲んで想いを馳せるのは、将来20年経つこのヴィンテージにこそ、真実が語られるはず。除梗しながらも驚きの生命力はエミィディオ・ペペなどと共通するイタリア・ワインの優位性。ブルゴーニュのグラン・クリュの倍の収穫量にもかかわらず、それ以上の生命力を持ちます。
酸とタンニンが命なのです。
以上6本!
いきなりトップ・ギア(笑)。
息切れしないかな?
本年もよろしくお願い申し上げます!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Jan 18, 2020 by
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セラーの改修も無事終わり、セラーの中にワインを戻しながら整理整頓(笑)。そんなところこんなの出てきました(笑)!
スペイン
リベラ・デル・デュエロのペスケラ・クリアンサ2008年です(笑)。
何でこんなのあるのかなぁ?
あっ!
思い出しました(笑)。ペスケラのリゼルバは凄く熟成能力があるのですが、その本領はまだ解らないし価格も高い(笑)。ですからクリアンサを10年ほど置いて置けばレゼルバの本質も解ろうかと(笑)。そんな想いで2008年のクリアンサを取って置きました。
3本ありましたから、2本は販売となります。
あと1本は?
私のお腹に入る予定でございます(笑)。
近々ご紹介しますからお楽しみにしてくださいね(笑)。
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Jan 13, 2020 by
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今、マスキューのワイン・セラーは大改装中です!
天井を貼り替えています。それゆえ、こんな感じ(笑)。
昨年の夏に冷却機を新調した際、天井から多量の水が落ちてきて、あわや大惨事
(笑)。養生をしっかりやってくれていましたから被害は無かったのですが。どうやら一昨年の改修の際にキッチン・パネルを石膏ボードの上に貼ったのが原因のようでした。その間が結露したようです。ですから夏場からずっと段ボールでセラーの天井の穴をふさいでいました(笑)。夏場はセラーを止めることが出来ませんから、結露しなくなる冬場までじっと我慢(笑)。気温が15℃を越えなくなったのを見計らい工事開始!
今回は効果あるかな?
特殊な塗装をしっかりして万全を期しましたが、夏場が怖い!
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Jan 13, 2020 by
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明日1月13日は成人の日。普段祝日マスキューはお休みしますが、明日は営業となります。
なぜ?
成人の日には必ずバースデー・ヴィンテージをお求めになるお客様がいるからです(笑)。とんでもなく高い2000年ヴィンテージのワインもありますが、ケチなマスキューとしては手の届くところで手を打ちたい(笑)。こんなときに力を発揮してくれるのがコレ!スペインのエルミータ・デ・サン・ロレンツォです。この生産者常にストックを持っていますから毎年毎年20年経ったグラン・レゼルバをリリースしてくれます。とても良い状態ですから、必ず楽しめます(笑)。セラーに10年以上寝かして保存するのも楽しみですが、なかなかそうもいきません(笑)。
しかも、2000年ヴィンテージで2357円税込みですから、成人の日の手土産にすることだって可。
そんな訳で明日13日は営業となりまする(笑)。
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Jan 11, 2020 by
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う~ん。
やはりパッケージは大事ですね。
ロシヤレルのカヴァは小技駆使のどちらかと言えば変化球(笑)。じつは今日ある方からお年賀をいただきました。これは直球の真っ向勝負(笑)。
コテコテで良い(笑)!
和菓子なのですが、これはもはや中身が何でも宜しいレベル(笑)。見ただけで楽しい(笑)。
ここでふと考えたのですが、ワインのパッケージでここまで、どストライクなものって無いのでは?やはり日本人が日本人向けに作ってこそなのかな(笑)?
そうすると国産ワインのパッケージにこそ期待が持てるかも(笑)?
決して馬鹿にしている訳じゃありませんから誤解なきよう(笑)。
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Jan 10, 2020 by
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去年の暮れのマスキュー試飲会でご好評だったロシヤレルのカヴァ。暮れから正月にかけてお世話になりました(笑)。
ところで飲みながら発見したのですが(笑)、このカヴァ パッケージにかなり気を使っています。正確に言えば小技が多々あり。まず、青い銀紙をはがすとコルク保護の金属製の帽子には山羊の絵柄(笑)。
そしてそして極めつけはバック・ラベルのバーコードにも山羊!これにはやられました(笑)。普通消費者は気がつかないし、やる方もやる方(笑)。ミチャンさんがニヤニヤしてるのが頭に浮かびました(笑)。
おそらく気がつかない人の方が圧倒的に多いと思うのですが(笑)、そこにミチャンさんのこだわりの笑いとサーヴィス・センスがあるのです!
すべてにこだわるのです(笑)。
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Jan 08, 2020 by
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じつは、年末在庫が無くなったワインがちらほらありました。しかも定番のアイテムです。これは切らす訳にいきませんから、正月明けの6日に急いで発注!輸入元が欠品してはいないか?ハラハラドキドキ(笑)。在庫にタイムラグがあるときに限って注文が入ることはしばしばおこります。
あー!
なんでこんなときに限って!
よくあるんですよ(笑)。年末にインポーターさんの実在庫はかならずチェックしますが、それでも思わぬワインが切れたりします。特にウェブ上では休みが入ると改訂が追いつかない。これってストレスです。
今年は免れましたので、今ホッとしているところでございます(笑)。
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Jan 06, 2020 by
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お正月休みもあけてようやく正常化しましたね。たいして忙しくはありませんが、休んだ分体が鈍り動きがスムーズではありません(笑)。皆さんはいかがですか?
今年は新年そうそう箱根駅伝で盛り上がりました。母校の活躍がこんなにも嬉しいものだと初めて知りました(笑)。
私「今日の往路はなんと2位!我々が生きてるうちにこんなことが起ころうとは(笑)!」
家内「明日だって凄いことが起きるかも知れないよ(笑)!」
私「いやいや、これで十分!これだけで満足しなきゃ(笑)!調子こいたら奈落の底にまっ逆さま。それっていかにも我が母校國學院大学らしい(涙)。」
家内「ダメダメ、そんな弱気になっちゃダメ!少なくとも5位以内に入れるはずだよ!」
私「何年か前の大会で大手町行ったよね。」
家内「國學院大学が初のシード権を獲得した時だよね(笑)。ゴール前ではコース間違えてハラハラしたっけ(笑)。語り草の映像になったよね(笑)。」
私「いかにも國學院大学らしい結末(笑)。あのときの大手町の人垣は凄かったよね。特に駅伝強豪校の集まりは凄かった!選手、関係者、卒業生が渦をなして校歌の熱唱。」
家内「そうそう(笑)。國學院大学は応援団はいたけど、それらしい盛り上がりは無かったよね(笑)。」
私「ゴールしたあとランナーが5、6人で脇道に走って目立たないところで胴上げ(笑)。取り巻いた観衆は僕と君だけ(笑)。あの慎ましさが國學院大学らしい(笑)!」
家内「来年優勝候補になったら、また大手町に行こう(笑)!」
私「我々が行ったらまたコース間違えるかもしれんな。(笑)」
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Jan 02, 2020 by
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今さっきまで箱根駅伝に釘付けです(笑)。我が母校國學院大学大活躍!なんと1区は藤木君が僅差の2位。マスキューの前では土方君がトップ・グループの大ゼット・ヒート!私の目の前を2位で通過。まさかまさかの大躍進!下馬評でもダークホース的に扱われていましたが、トップにも立ちましたからフロックでもなさそう(笑)。私にしてみれば箱根駅伝に出場することは夢みたいなものですし、シード権を獲得するなんて快挙。少なくとも私の生きているうちに1位で走る姿を見れるなんて!
ラグビーワールドカップで日本代表がベスト8に残ったことに匹敵します(笑)。
こいつは春から縁起がイイ(笑)。
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Dec 30, 2019 by
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今日は12月30日!
マスキューは今日でおしまい(笑)。長い12月の営業は今日までです。
昔は大晦日の31日の夜遅くまで仕事していましたが、今ではそんな必要なし(笑)。
まあ、ちょっと寂しい気もしますが、体は楽(笑)。いつの間にか時代は変わると実感します。私だってそのうちワインが飲めなくなる日が来るのでしょうが、その日まで一日一生、しっかりワインを飲み続けます!
う~ん。
この決意は揺るがないのです!
来年もお馬鹿なワイン溺愛者として大活躍しなくては→沢山飲むぞの意(笑)。
2019年のご愛顧ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Dec 29, 2019 by
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だいぶ暮れらしくなりましたね(笑)。
天気も良くて寒い!
え~と。明日は29日日曜日ですね。でもですね、マスキューは仕事(笑)。もちろんお店も開いています。
昔から比べると、暇と言えば暇(笑)。たいして忙しくはありませんが(笑)、お正月用のワインの準備されるお客様がありますから、店を開けない訳にはいきません。
嫌々ではありませんが(笑)、開店しております。ご来店お待ちしておりまする(笑)
。
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Dec 25, 2019 by
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●
ヴィーニャ・デカーナ ティント レゼルバ 2013年 ボテガス・コヴィニャス スペイン バレンシア ウティエル・レケーナD.O. 赤 750ml 779円税込み
「あれ?7・7・9円?マスキューさん!どうかしちゃいましたか(笑)?」
私「言われると思った(笑)。」
「だってこんな安いワインはマスキューには無いじゃないですか(笑)。」
「スーパーで安いワインたくさん買いましたが、値段なり(笑)。バッタものですか(笑)?」
私「まあ、バッタと言えばバッタかな(笑)
?まっ、まっ、まずは試してみてください(笑)。」
「あれ?普通にちゃんとしたワインだよ(笑)。バッタものの味じゃない(笑)。」
「しっかりしてて美味しい。」
私「開けてすぐに全開にはなりませんが、ちゃんと作られています(笑)。懐かしい渋いスペイン・ワインなのです。」
「この価格だとだいたいロクデモない代物だけどロクデモあるワインかな(大爆笑)。」
「普通に美味しく飲めるよ(笑)。」
私「このワインをずっと何十本も飲み続けると、ワインを評価する尺度ができますよ(笑)。」
家内「チョコレート食べながら飲むととても美味しいですよ(笑)。」
「あっ!ホントだぁ(笑)!」
家内「先月の試飲会で好評いただいたヴィーニャ・デカーナ グラン・リゼルバ2010年の下のクラス リゼルバ2013年です。」
「う~ん。そう言われるとあれはもっと飲みやすかった(笑)。ボバル種が多かったっけ?」
私「はい。ボバルは味わいが出るまでに時間がかかります。これはまさにその典型です。」
「でも2013年でも全然古くなってない。これはどういう意味なんでしょうか?」
家内「生命力のあるワインということです
。」
「2013年ということは6年経ってるんだ。安いワインは2~3年くらいしか持たないもんね(笑)。」
「これあと2、3年あとに飲んだらもっと飲みやすくなっていそうだよね(笑)。」
私「ためしに1週間かけて飲みましたが(笑)、1週間後の方が美味しかったでした(笑)。」
「これ飲みながら牛肉食べたら充分楽しめますよ(笑)。」
「ところで何故こんなに安いの(笑)?」
家内「インポーターさんは倉庫にワインを置いておくだけで保管料が発生します。ですからインポーターごとに保管期間の目安があります。」
「解った!目安を越えちゃったんだ!」
私「おそらくご名答かと(笑)。」
「そうしたらこれをお金にして新しい回転率の良いワインを仕入れた方がいいもんね。」
私「仲の良いインポーターさんはそんなときに声をかけてくださいます。『お安くしますからお客様にお安く提供してください。』となります。」
「恩恵に預かった訳ですな(笑)。」
「造った方に悪い気がしますね。」
私「どんなワインも飲まれないことが一番の不幸です。」
●シラー 2017年 カーヴ・ド・タン
フランス 赤 コリーネ・ローダニエンヌI.G.T. 750ml 1413円税込み
「これ滑らかで美味しい(笑)。前のスペイン・ワインとは大違い(笑)。」
「南フランスのシラーとはだいぶ趣が違いますな(笑)。上品。ピノ・ノワール的かな。」
「そうそう。極端にスパイシーだったり、甘かったりしていない。」
「果実味がダイレクト、しかもしっとりしている(笑)。」
「たしかに北ローヌのシラー。もちろんコート・ロティーなんかと比べるものではないけど、デイリーな北ローヌのシラーって無いんだよね(笑)。これってその意味貴重(笑)。」
「硬さが無いよね(笑)。」
「ワインに凸凹が無い。すぐに飲めるように出来てはいるけど、無理やり感が無いのがイイね(笑)。」
「クールで雑味が無い。しかも薄くない。
私このワイン大好きなんですよね(笑)。何本飲んだか解らないですよ(笑)。」
「店長がよく言う『シンメトリー』かな(笑)?」
「2017年と若いヴィンテージなんだけど飲みやすいですよね。モダン?最新?」
家内「カーヴ・ド・タンはクローズ・エルミタージュの最大の共同組合です。看板のクローズ・エルミタージュはコスト・パフォーマンスに優れたものとして高い評価を受けています。これも同様だと思います(笑)。」
私「エルミタージュになると評価は分かれるのですが(笑)。」
「このワインを飲みながら鰹食べたいなぁ
(笑)。薬味無しで(笑)。」
私「ワインに血とか鉄のニュアンスがあるから合うはず!」
私「鰹にはシラーかピノ・ノワールですよね(笑)。」
「マスキュさん、たしかメルシャンの研究者が、ワインを飲みながら魚介類を食べると生臭さが発生する場合、原因がワインの鉄分にある、なんて論考してました
。」
私「へぇー、知らなかった!不勉強失礼いたしました。」
「なんでも鉄分が魚介類に含まれる物質を酸化させその結果生臭い香りの物質を造るとか言ってました。」
私「そうすると私がワインに感じる鉄っぽさは鉄じゃないのかな?実際に鰹とシラーは合いますもんね?それともハレーション起こすのかな(大爆笑)。」
家内「インターネットで調べてみよう!」
「『魚介とワインの組み合わせで発生する生臭いにおい』で検索すると出てきますよ(笑)」
さすが筋金入りのワイン・エキスパートKさん!勉強されてます。見習わなくては
!
●『ルナティック』 2015年 ドメーヌ・ルージュ・ブルー フランス ローヌ 赤 V.D.F 750ml 5562円税込み
「おっー!美味しい!言葉を失う(笑)。」
「店長!これ凄いですね!口の中の広がり
、折り重なるようなタンニンと味わい、途方もない余韻の長さ。」
私「壮麗ですよね(笑)。」
「ワイン自体は桁外れなんだけど、とっても飲みやすい(笑)。」
「高いボルドーワインなんか渋くて飲みやすいとは言えないんだよね(笑)。」
家内「このワイン、アルコール分表示は14.5%ですが、実際は14.9%あるとトーマさんは言っていました。ローヌ辺りではアルコール分が15%くらいの高アルコールのものはありますが、どれもアルコリックでバランスが悪い。この点このワインが優れていると思います(笑)。」
「店長曰く『折り合いが良い』なんだな(笑)。」
私「左様で(笑)。」
「私ワインの値段の差を懐疑的に思っていましたが、こんなの飲むと値段の差を実感しますね(笑)。」
「あー(笑)、でもさぁ、実際高くても『何これ?』ってワインは沢山ありますよ(笑)
。」
「そうそう。高い値段出して外した時の惨めな気持ち。辛いものがありますよ(笑)
。もう高いワイン買うのやめようと何回思ったことか(笑)。」
「そう。それでもほとぼりが覚めるとついつい(笑)。こうして飲ませてもらって決められると後悔はまずしない(笑)。助かりますよ(笑)。」
「後悔があるとしたら、嫁をどうやって誤魔化すか頭を悩ますことかな(笑)。」
「あと、ばれて『なんでそんな高いワイン買ったの!』って叱責されると後悔する(笑)。」
私「言葉に出来ません(笑)。(強者発見!
です。)」
私「ルナティックの葡萄樹は1910年に植樹されたものですから樹齢100年を越します
。そうなると1本の葡萄樹に結実する葡萄は1、2房。これがルナティックが高い原因でもあります(笑)。」
「普通何房くらいならすのですか?」
私「ブルゴーニュですと11房。摘房すると8房くらいです。」
「そんなに少ないんだぁ!」
家内「しかもなる房は小さい(笑)。」
「葡萄樹って何年くらいの寿命ですか?」
私「沢山の房をつけさせると10年くらいでダメになります。」
「ルナティックの値段が高い訳が解りました(笑)
。」
私「あと栽培に尽力しています。普通収穫後に撰果することで醸造に適さない葡萄を排除しますが、このドメーヌではその工程がありません(笑)。日常の畑仕事の一環で葡萄果のセレクションもしています
(笑)。目も手も行き届いています(笑)。10ヘクタール未満の畑だからこそ出来る技
です。」
「なるほど、大きなワイナリーでは収穫に外国人労働者を雇ってるし、まあ機械収穫のところがほとんどか。」
家内「フランスの大きなワイナリーでは、南半球から飛行機で収穫人をまとめて連れてくるとか(笑)。」
「家族でやると細かなことが出来るよね(笑)。」
私「しかも奥様は醸造家ですしね(笑)。」
家内「収穫されたルナティックの葡萄は房ごと古いバリックに入れられます。そのなかに入って嬉々として葡萄を踏むのが奥さんですからね(笑)。」
私「1ヶ月ほぼほったらかしでワインが出来ればルナティックの完成。出来が悪いとその年のルナティックは無しとなります。」
「ハードワークとリスクを背負ってるんですね。もともと家がワイン栽培をしていたのですか?」
私「それは聞きませんでしたが、このドメーヌを2012年に買ったようです。まあ、ドメーヌといっても家と畑だけ(笑)。耕作放棄地に近い状態だったようです(笑)。
」
「安いんだよね(笑)。日本人の感覚と一桁違う(笑)。」
「勝沼でもそんな畑を何人かで借りるか買うかして葡萄栽培をするプロジェクトがあるのですが、体が無理(笑)。心は傾いたのですが(笑)。あと共同で作業を分担するのも無理がありそうでした(笑)。」
「自営農は自営業と同じ(笑)。」
「『儲かりまっか?』と聞かれたら『ぼちぼちでんな。』と答えられなきゃ続かないよね(笑)。」
本年のご愛顧ありがとうございました!
来年もよろしくお願い申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Dec 23, 2019 by
weblogland |
昨日、一昨日ご来店ありがとうございました!
本年最後のマスキュー試飲会いかがでしたか?
まずはウェルカムを兼ねた泡です!
◎アマルテア・クラシック・ブリュット・ナチュレ・オーガニック 2015年 ロシャレル スペイン 発泡性 カヴァ 白 ペネデスD.O. 750ml 1853円税込み
「おっ!マスキューさん、ロシャレル 山羊ラベルのワイン色々扱ってますよね?
」
私「はい!赤、白、ロゼ そして今回カヴァのお披露目となります(笑)。」
「私、猫ラベルのロゼ好きなんですよ(笑)。でも何でロゼだけ猫なのか(笑)?」
家内「あのロゼは『大日本ロゼ・ワイン普及協会』イチ押し!ただ、ロシャレルはカヴァの生産者として現地では有名です
。」
私「まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「あっ、これ美味しい!」
「レモンやグレープフルーツの柑橘類。
ピールのようなほろ苦さがありますね(笑)。」
「シャンパンとは違うんだけど、別のジャンルのカヴァとしたらかなり美味しい。
旨みがしっかり、酸味もしっかり。」
「もっとピリピリ辛いと思ったんだけど(笑)、ちゃんと甘味もある。控えめで品が良い甘味ですよね。」
「泡もしっかりしてるよ(笑)。安いカヴァって、開けたらすぐ泡が無くなる(笑)。」
「中から泡が湧いてくる(笑)。まるっきりべたっとしないしね。」
「う~ん。エキストラ・ブリュットかぁ。
わりに細く尖っていない。」
「旨みと酸味のバランスが良いよ(笑)。」
私「瓶熟成期間は15ヶ月です。」
「エキストラ・ブリュットってどういうことですか?」
私「瓶内熟成を終了するときに瓶内の澱を凍らせて取り出します。そのあと減った部分をワインと糖分を添加することで甘さを調整します。その時に糖分を添加しないのがブリュット・ナチュレ、ほんの僅かだけの添加がエキストラ・ブリュット(無添加でもエキストラ・ブリュットと言う場合もありますが。)。」
「そうするとほとんどが糖分を添加して味を調整してるんだ?」
家内「逆にブリュット・ナチュレは薄い原料ワインだと不味くなります(笑)。ブリュット・ナチュレで泡を造ることはハードルが高いです。」
私「一時期ブリュット・ゼロなんて言ってずいぶん流行りましたが、長続きしなかったですね(笑)。」
「そうそう。たしかイギリス人がブリュット・ゼロ好きなんだよね(笑)。」
私「イギリス人は食事に合わせるのに辛口を特に好む。あと、近年温暖化の影響でイギリスでも泡を造れるようになりましたから、それを売り込む戦略でもありました(笑)。」
「マスター・オブ・ワインを戦略だな(笑)
。」
私「よくご存知で(笑)!私はとやかく云えませんが(笑)。」
「カヴァのブリュット・ナチュレってあまり見かけないですよね?」
家内「はい。温暖なスペインではどうしても酸が低くなりますから、技術的に難しい。美味しいカヴァのブリュット・ナチュレはあまりありません。」
私「安いカヴァのブリュット・ナチュレを見かけますが、ビタミンCなどを添加してることが多いです。」
「なるほど!酸の代わりがビタミンCかぁ
(笑)。」
「ビタミンCは酸っぱいもんな(笑)。」
「それってナチュレじゃないじゃん(大爆笑)。」
家内「そうそう。ロシャレルはあまり余計な農薬を使うことを嫌い、スペインでは最初のビオ導入者として知られています
。」
私「ミチャンさんの造るワインはどれもふくよかで伸びやか。共通した印象があります。この写真の人です。」
「小太りで禿げたおじさんですね(笑)。」
私「愛嬌もあるんですよ(笑)。」
家内「この生産者はインポーターが変わったりしてもう日本に来ないようなこともありましたが、扱いをやめられません(笑)
。」
「そういえば以前の試飲会でもカヴァのブリュット・ナチュレやりましたよね?」
私「はい!カロリーナ・デ・マサックです
。これとはスタイルが違いますので、今回のお披露目となりました(笑)。」
家内「カロリーナ・デ・マサックは旨みが全面に出ています。これとは酸の質が違うと思います。」
「マスキューさんがお雑煮食べながら飲むってヤツでしたよね(笑)。」
私「左様でございます(笑)。カロリーナは旨み重視。ロシャレルはバランス重視のスタイルかと(笑)。共通しているのが、広がりと余韻の美しさかと(笑)。」
〇『イルシャイ・オリヴェール』2018年 ターシュナー ハンガリー ショブロン 白 750ml 1489円税込み スクリュー・キャップ
「イルシャイ・オリヴェールなんて聞いたことない品種ですよ(笑)。また、変なものみつけて来ましたね(笑)。」
私「へ、へ、へ(笑)。」
家内「定番のトカイ・フルミントはハンガリーの東端、これはハンガリーの西端。
こっちの方が気候は暖かいようです。」
「おっ!何この香り!フルーティー!トロピカル?」
「ジャスミンのような白い花の香り!」
「う~ん。洋梨、桃」
「ゲヴュルツトラミネールみたいだけど、あれほど甘くない。」
「マスカット系の香りも強いですね(笑)。
」
「私、口に入れた瞬間ニンマリしましたよ(笑)。」
「香りは濃密なんだけど爽やかでもあるんだよね(笑)。」
「すんごく飲みやすい(笑)。女子の好物ですね(笑)。」
「そうそう、たしかにゲヴュルツトラミネールみたいなんだけど、重くない。押し付けがましくない(笑)。」
「イルシャイ・オリヴェールでしたっけ。単一品種とは思えない複雑さがありますよね。」
私「そーなんです。こんなワイン初めて経験しました(笑)。」
「アルコール分は何%ですか?」
家内「12.5%です。さほど高くないですね
。無理に収穫を遅らせたり、早めたりした感じがありません。葡萄栽培・収穫のタイミングなどキッチリ管理しているように感じます。」
「口に含んだ時の旨みの広がり方や後味の抜けの良さは同じハンガリーのトカイ・フルミントに似てますよね(笑)。」
「そうそう。でもトカイの方が冷涼な感じだよね(笑)。え~と、リンゴ酸が多いのかな。」
私「そーなんです。暖かさと冷涼さが両立していますよね(笑)。」
「イタリアなんかの暖かいところのワインって最初から最後まで暖かなんだけど、これは違う。こんなスタイルのワインがあるんだね。これってテロワール?」
私「う~ん。これを飲むとそうとしか言えませんが、近場のワインや同じ品種のものをあまり飲んでいませんから、なんとも言いようがありません。特殊なのは確かなのですが(笑)。」
「フリッターに合わせたら良さそうですよね(笑)。塩だけ振ってレモン無し!」
私「個人的にはオニオン・リング!」
「ゲヴュルツトラミネールなんか豚肉と鉄板の相性だから、これも豚肉行けそう(笑)。」
「キノコの天婦羅なんか良さそう(笑)。」
「うんうん。和食に合わせ易そうですよね
(笑)。」
「香りは強いんだけど軽いから、中華料理もいけるんじゃないのかな(笑)。」
家内「穀物系の油 ゴマ油にも合うはずですね。彼の地は豚肉と塩と穀物油の食文化ですから(笑)。」
〇シャブリ テット・ドール 2015年 ドメーヌ・ビヨー・シモン フランス 白 シャブリA.C. 750ml 3770円税込み
「シャブリだね(笑)。たしか以前マスキューさんの試飲会でこのラベルのシャブリ出ましたよね?」
私「はい。今年の7月の試飲会でお出ししました。」
「そうだ!菩提樹の香りのするシャブリでしたよね(笑)。美味しかったんだよね(笑)。え~と、これは?」
私「ヴィンテージは同じ2015年。7月の試飲会のもののワン・ランク上のキュヴェです(笑)。」
家内「これはグラン・クリュと1級畑の間の斜面に散在する畑の葡萄を集めて造ったものです。アルコール分は同じ13%です。」
「おっ!これは上物(笑)。コク、とろみがある!」
「う~ん。ミネラリー!シャブリ!これなんだよね(笑)、コレ!キンメリッジアン!(笑)」
「良くできたシャブリ。グラン・クリュ並みだね。」
「ボーヌの1級のシャルドネと遜色ないね(笑)。」
「そうなんだよね。だからお買い得(笑)。シャブリにまだお買い得ワインがあるとはね(笑)。」
「これは樽熟成していないタイプですか?
樽のニュアンス感じませんよね?」
家内「実は樽熟成しています。明日になるとはっきり解ります。開けたては樽のニュアンス感じませんよね(笑)。」
「何故ですか?」
私「果汁の濃さで木樽の香りをマスキングしています。ここに昨日開けたものがありますから比べてください。」
「あっ、ホントだぁ。昨日開けた方がより美味しい(笑)。中から出てくる量が凄いね(笑)。」
「エキゾチックな香りしますよね。」
家内「このドメーヌの特徴的な香りです。
菩提樹と向こうの人は言います。私にはチャイハネの匂いかな(笑)。」
私「独特な植物のニュアンスですよね。樽材由来だと思うのですが。あとひょっとしたら生木由来かもしれません。」
「前に飲んだシャブリとは明らかにグレードが違いますよね。こっちの方が濃い。それってテロワールなんですか?」
私「栽培法は同じですし、出来上がりのアルコール分も同じ。と言うことはテロワールとしか言いようがありません(笑)。」
「良い畑かぁ。テロワールってあるんだよね(笑)。」
私「嫌でも騙されますよね(笑)。(失礼!こんなことは言ってはいけない。)」
家内「不思議ですよね(笑)。」
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Dec 20, 2019 by
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2019年心に残ったワイン セット販売のお知らせでございます(笑)。
家内がダイレクトメールで書いている『今年の心に残ったワイン』シリーズとはちょっと違いますが(笑)、私の心に残ったワインでございます。あまり高価なものではなく、あくまで実用的なものを6本チョイスしました!
◎ヴーヴ・アンバル クレマン・ド・ブルゴーニュ ヴィエイ・アン・フュ・ド・シェーヌ
販売価格(税込): 3,300 円
フランス ブルゴーニュ クレマン 発泡性 白 ヴーヴ・アンバル 750ml
7年も瓶内熟成した意味はあるのです。
新しい世界を垣間見た思いです。
●『ミストラル』 2015年 ドメーヌ・ルージュ・ブルー
販売価格(税込): 2,780 円
フランス コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュA.C. 赤 750ml
次のヴィンテージからクリュ名サン・セシルが加わります。登り調子のドメーヌなのです(笑)。
●リラック 2016年 シャトー・ド・セグリエス
販売価格(税込): 2,310 円
フランス ローヌ 赤 リラックA.C. 750ml
旨みの塊(笑)!ローヌらしからぬスタイル(笑)?
〇コントラプント アルバリーニョ 2018年 アグロ・デ・バザン
販売価格(税込): 2,169 円
スペイン 白 リアス・バイシャスD.O. 750ml
リアス・バイシャスとしたらこれをとどめとしても良いのでは(笑)?
●ティレヌス ロブレ クリアンサ 2016年 ボデカス・エステファニア
販売価格(税込): 3,300 円
スペイン 赤 カスティーリャ・イ・レオン州 ビエルソD.O. 750ml
オリジナリティ溢れるメンシアなのです。
●デフォラ 2007年 1+1=3(ウ・メス ・ウ・ファン・トレス)
販売価格(税込): 2,450 円
スペイン 赤 ペネデス 750ml
カヴァの有名生産者なのですが、この赤ワインは白眉。
う~ん。フランス3本、スペイン3本でした。ちょっと片寄ったかな(笑)。単純な私の好みと思って諦めてください(笑)。
あと買う気になるものを選んだのもケチなマスキュースタイルでございます(笑)。
ワインのお代金総額は16,309円税込みですから、16,000円税込み(14,546円税別)にていかがでしょうか?もちろん送料・クール便代金は当店負担ということでお願い申し上げます。
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Dec 18, 2019 by
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今月12月20日(金)、21日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今月はいつもと違い最終週末ではございません。第3週の金、土曜日 12月20日(金)、21日(土)の開催となります!
時間はいつも通り20日(金)は17~20時30分、21日(土)は11~20時30分となります。
暇なマスキューもさすがに12月の最終週末はムリ(笑)。お間違えないようにお願い申し上げます!
◎アマルテア・クラシック・ブリュット・ナチュレ・オーガニック 2015年 ロシャレル スペイン 発泡性 カヴァ 白 ペネデスD.O. 750ml 1853円税込み
さすがに第一人者!比べるもののない味わいでございます(笑)。
バルセロナ近郊にある有機栽培を行う家族経営のワイナリーです。2016年の3月には当主のミチャンさんがマスキューにお立ち寄りくださいましたっけ(笑)。
マスキューの定番の生産者です。
スペインワイン界では初めてビオデナミを導入したことや、山羊に葡萄の余分な葉を食べさせたりすることでも有名になっています(笑)。
マスキユーの定番の山羊ラベルのワインといえばピンときていただけますか(笑)。
自然な造りから、ふくよかでしかもディテイルが明瞭なスタイルはバルセロナでは大人気とか(笑)。
これはカヴァ、もともとロシャレルはカヴァの生産量が多いようです。チャレロ45%、マカベオ35%のセパージュ。天然酵母を使いシュール・リーの状態で15ヶ月以上瓶内熟成したものです。ブリュット・ナチュレですから余分な糖分添加していない丸っきりの辛口です。通例果汁が薄めのカヴァではドザージュ時に糖分添加をすることによって厚みを補います。ですから糖分添加をしないカヴァは異例(笑)。それゆえ葡萄果汁の良さ・濃さの差がはっきり出ます(笑)。
突き抜けるようなフレッシュな酸洋梨やレモン、ライムの香りは果汁の柔らかさ
とエレガントなハーモニー。ドライで透明感のある味わい・余韻にわずかに感じる塩辛さは隠れたアクセント。比べるものがないオリジナリティーなのです(笑)。
〇『イルシャイ・オリヴェール』2018年 ターシュナー ハンガリー ショブロン 白 750ml 1489円税込み スクリュー・キャップ
世界は広い(笑)!新発見です(笑)。
インポーターさん資料より
家族経営のタシュナーがあるのはハンガリーとオーストリアの国境付近のショプロン。ハンガリー最古といわれる長い歴史に支えられた銘醸地です。タシュナーの創業は1804年。それ以来200年以上続くワイナリーです。オーナーはクルト氏で、お父さんと2人で力を合わせてワイナリーを切り盛りしています。クルト氏がワイナリーを引き継いだのは1994年でした。それ以来、国内市場が対象だったものを世界を相手に経営を広げてきました。2004年にはワイナリーをリノベーションし、伝統の技に最新技術を取り入れたワイン造りを開始しています。
所有する畑は30haで、ショプロンのなかでも生産者としての規模が大きいほうです。標高200~300mの斜面にある畑の土壌は石灰が多い粘土質。平均樹齢は10~20年で、人間の手を加えることを極力抑えるよう減農薬農法を実践しています。
栽培品種で一番多いものは、白ブドウ品種のイルサイ・オリヴェール種。すっきりとした酸味とマスカットのような華やかな甘い香りで地元では好まれています。他にもケークフランコシュ種やゼニット種も栽培し、国際品種も手掛けています。
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マスキューの定番ハンガリーワインは東端のシャトー・デレスラのトカイ・フルミントがあります。突き抜ける味わいの辛口白ワインとして皆様に愛されています。これはデレスラのワインとイタリア カラブリアのクエルチア・ディ・アニバーレ・ビアンコ・バジリカータ 2018年 テヌータ・タウリアを足して、さらにソーヴィニヨン・ブラン種を足して3で割ったようなワインなのです(笑)。
暖かみのある完熟した黄色いフルーツ、安納芋のような甘さ。突き抜けるようなフレッシュな酸。両立しないものが成り立っているのです(笑)。彼の地のイルシャイ・オリヴェール種とテロワールにビックリ(笑)。
もともとの造りの良さゆえんのクリアな旨みがすべてを支え、実に美味しい!しかも経験したことのない斬新で確たる味わいなのです(笑)。
この発見を嬉しく楽しく思える私は幸せ者です(笑)。
〇シャブリ テット・ドール 2015年 ドメーヌ・ビヨー・シモン フランス 白 シャブリA.C. 750ml 3770円税込み
見逃せないバック・ヴィンテージの入荷!
今年3月のマスキュー試飲会でご好評いただいたビヨー・シモンのシャブリ。当日はジェネリックの2015年をお試しいただきましたが大好評。熟成能力の高さ、ワイン自体のポテンシャルの高さ、それと解る個性。秀でたシャブリとして目から鱗。シャブリを馬鹿にしてはいけないと言う結論に達しました。ビヨー・シモンのワインが高級レストラン御用達なのも解りました(笑)。
今回は同じ2015年のワン・クラス上のテット・ドールです。以前2017年のテット・ドールを飲んだおり、まだ若く扱いを諦めました。2015年のテット・ドールは、特徴的な樽香とみっちりした酸のバランスが出始めたところです(笑)。今回たまたまのスポット入荷となりますが、これを見逃したら次はないかと(笑)。
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インポーターさん資料より
ドメーヌ・ビヨー・シモンがシャブリでワイン造りを始めたのが1815年。
シャルドネの銘醸地として知られる区画の約17ヘクタールを所有し、そこには4つの特級畑、レ・クロ、ヴォデジール、レ・プルーズ、ブランショとともに、4つの1級畑、モンテ・ド・トネル、フルショーム、モン・ド・ミリュー、そしてレ・ヴァイヨンが含まれる。その他に、プチ・シャブリ、シャブリも生産。テット・ドールと名付けられた上級キュヴェは、ヴィラージュクラスの中でも、1級畑や特級畑に隣接する、優良区画から収穫されたブドウをブレンドして造られている。
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シャブリ 2015年の記述
このシャブリは3.17ヘクタールの区画、ビヨー・シモンが所有するもっとも大きな区画です(全体で20ヘクタールほど)。ワイン自体の濃さは1級並み(笑)。
このドメーヌ・ビヨー・シモンは、今から10年ほど前に、渾身のシャブリとしてブレーク。収量制限が緩いシャブリが多い中、どのランクのワインも手を抜かないで収量を制限する数少ない本格派。テロワールの違いがはっきり解るのが特徴です。ただしすぐには手の内を明かさない堅牢なワインでもあります(笑)。
このワイン、若いうちは怒濤のパワー(笑)。まるでアヴィーズのブラン・ドゥ・ブランを彷彿させるほど。時間が経つとムュルソーやピュリニー・モンラッシェを足して割った感じかな(笑)。上等なシャルドネのレベルです(笑)。
もともとは木樽をあまり使わないスタイルでしたが、最近は方向転換(笑)。樽熟成してますが、樽香に負けない酸、切れの良さは立派!2014年にフェブレに買収されたのがきっかけかな(笑)?リリースしてから最低5年は待ちたいところです。10年くらいしたらトロトロになるのかな(笑)?そうするとつまらないグラン・クリュを買うより良いですね(笑)。1級の上位レベルであるのは間違いありません。
ちなみにこのワイン、コルクはディアム10を使用。作柄の良さは飛び抜けていますね(笑)。
●ヴィーニャ・デカーナ ティント レゼルバ 2013年 ボテガス・コヴィニャス スペイン バレンシア ウティエル・レケーナD.O. 赤 750ml 779円税込み
ちょっと手強いけれど良いワインです(笑)。開けてから1週間経っても美味しい
!この価格のワインではありません(笑)。
スペイン東部バレンシアの西約70kmの高原地帯(標高700~900m)に広がるウティエル・レケーナD.O.。古くから地場品種ボバルの生産で知られています。ただし、かつては大量生産用のブレンドワインとしてしか扱われなかったのですが。このボテガス・コヴィニャスは1965年創業の協同組合。12件の栽培農家により構成されます。伝統的なワイン造りと現代的な技術の導入を上手く行い、国内外で高く評価されています。管理する畑は今や1万ヘクタール。しかも英国小売り協会国際規格認証、ISO9001、IFS食品(国際特徴標準)を受けています。EU世界の潮流に乗った成功例ですね(笑)。スペインワインのあるべき一方向のトップランナーと言えましょう。
このワイン、畑の内で最も樹齢の高い区画のボバル(平均樹齢45年)60%、テンプラリーニョ25%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、ガルナッチャ5%のセパージュ。品種ごとに別々のタンクで発酵させたにちブレンド。そしてフレンチ・アメリカンオークで18~24ヶ月熟成。ボバル自体アロマチックな品種ではありませんが、プラム系の熟したコンポートのような果実のニュアンスをベースにチョコレートやミントの香りが加わりエレガントに仕上がっています。伝統的なスタイルなのです(笑)。ただしマスキューの定番のグラン・レゼルバと比べるとまだ若いし荒い、やはりボバルは時間がかかる品種なのです。とはいえ2013年ヴィンテージですから、ワインとしては若くはない(笑)。時間の経過とともに樽のニュアンスが目立たなくなり甘味が増しタ
ンニンがほどけてきます。やはりスローなワイン。開けてから2、3日ほったらかしてから飲むとディテールの明瞭さが出てきます(笑)。しかも古さは出ません。それゆえ良さが解る前に通り過ぎることが多いようで、インポーターさんは匙を投げてしまいました(笑)。それゆえ破格の大特価となります!
●シラー 2017年 カーヴ・ド・タン
フランス 赤 コリーネ・ローダニエンヌI.G.T. 750ml 1413円税込み
先日久しぶりに飲みましたが、とっても美味しい!北ローヌのシラーらしいイチゴの香りが楽しめるのです(笑)!
1933年設立、現在では約300名の栽培農家が参加する協同醸造所カーヴ・ド・タン。ローヌ地方において常にトップクラスなワインをリリースし、またエルミタージュの1/4、クローズ・エルミタージュの1/2にもなる生産量を誇る、質量ともに秀でた存在です。
このワインはそんなカーヴ・ド・タンが造るローヌ北部地域の入門編とでもいえる赤ワインです。シラー100%、明るいルビー色、きめ細かくよく整った香味。野性味のある赤い小粒の果実、リンゴの皮の苦味、スパイス。やや軽めで重厚さはないけれど、それがむしろローヌ北部の冷涼さをより明瞭に感じさせます。実にシンメトリーなシラーなのです。ローヌ南部との違い、オーストラリアを代表するニュー・ワールドのシラーズとの違いを理解するにはうってつけの教材ですね(笑)。毎日の食卓にも取り入れやすい味わい、是非お試しください。
あと付け加えると、私が今まで飲んだシラーの中でもっともコスト・パフォーマンスが高いワインです(笑)。
●『ルナティック』 2015年 ドメーヌ・ルージュ・ブルー フランス ローヌ 赤 V.D.F 750ml 5562円税込み
トーマさんてとってもイイ人でした(笑)。
この生産者ドメーヌ・ルージュ・ブルーはコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのアペラシオン。オランジェの北東部にあるサント・セシル・レ・ヴィーニュの町の近郊に8.5ヘクタールの畑を所有。9区画の内の5区画がコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのアペラシオンとなります。これはヴィラージュの域外一番東にある1ヘクタールの畑のもの。なんと1910年植樹のグルナッシュ100%の区画。作柄にもよりますが、年間1200本ほどしか造られません。言わばルナティックはこのドメーヌの宝物なのです。
ワイナリー自体は400年続く由緒あるもの。現在は栽培担当のトーマさんと醸造担当のキャロラインさんによって運営されています。
土壌はシャトー・ヌフ・デュ・パフのような石ころだらけの土壌(かつての川底)とガリーク(風化した石灰岩)。植樹されているのは恐らく古い葡萄樹。そしてかなりの低収量のはず。
この生産者いわゆるビオ系の生産者ですが、そんなのどうでも良い(笑)。
造りは全房発酵。手で収穫し、小さな容器は入れてワイナリーに運びすぐに破砕し除梗しないで600Lの樽(ドゥミ・ミュイ)で発酵。もちろん天然酵母でゆっくり発酵させた後、600Lのドゥミ・ミュイで30ヶ月熟成。そしてノン・フィルターで瓶詰めされます。
出来上がったワインは『ミストラル』同様無理の無いフィネスのあるもの。温暖な彼の地、いやでもアルコール分は高くなり、パワー全面のスタイルとなります。もちろんこのワインもアルコール分は高いのですが、それを感じさせない涼しげな美しいもの。しかも『ミストラル』を一回り二回り大きくしたグレート・ワインなのです。
う~ん。
素晴らしさに言葉を失います!
グルナッシュ単一でできたとは思えない複雑で深い味わい。似たようなグルナッシュを経験したことが思い浮かびません。
開けるとビオ系ワインによくあるクレーム・ド・ブリュレのような甘い香り。中に途方もない量が含まれているような質感。タンニンも然り。しかし、閉じてはいるが収斂さはなく旨味だけで飲めてしまうが圧巻さがあります。。やがて、ブラック・ベリー、ジンジャー、シナモン、甘草、コーヒー、チョコレートに黒胡椒などのスパイス。膨大なこれらの香りが驚くほどのハーモニーを奏でる様は言葉を失うほど。品の良い折り合いの良さ。溶け込みの良さは、まるでシンフォニーを聞いているかの如し。壮麗でもあります。
ドメーヌ・ルージュ・ブルーの核心を見る思いなのです
以上6本のラインナップとなりました!
皆様のご来店お待ち申し上げます!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Dec 14, 2019 by
weblogland |
漏斗(じょうご)を新調しました!
使っていた古いものが漏れるのでアルミ性のものに新調(笑)。今で使っていたのは
おそらく戦後すぐのもの(笑)。プラスチック系の素材なのかな?あまり見かけない代物(笑)。
新しいものは小綺麗で良いのですが、注ぐ筒の部分がちょっと短い。片手でちょうど握れるくらいの長さが欲しいのですが、短い。まあ、今時樽から瓶に詰めることなど考えて作られているはずはないでしょうから仕方ない(笑)。
単にこぼさずに注ぐことだけを考えて作ったのでしょうね。我々が必要とするものとディテールが少し違います。そうすると先々もっと注ぎやすい道具が出来たら漏斗は全く違う形になるのかしら(笑)
?
100年後には無くなっているかも?
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Dec 14, 2019 by
weblogland |
はぁ~。
今ようやく2斗樽をあけたところです(笑)。あと4斗樽がありますが、これは後日。いっぺんに詰めると腰が痛い(笑)。
もう30年はやってますかね。親父に教えてもらった技ですから、そのくらいは経ちます。以前はラベルも木版画で作ってましたが、目がダメ(笑)。版画を彫るのが辛い(笑)。そのうち腰がダメになって瓶詰めも出来なくなるのかな(笑)?
でもですね、新酒に杉の香りがまるでバナナのように溶け込むのは、この時期だけの楽しみ(笑)。いわゆる樽酒とはちょっと違う。続けるうちに、この作業が楽しみとなっております(笑)。
さあ、あと4斗樽1本だぁ!そういえば昔一人で4斗樽配達したっけなぁ。今では考えられませんね(笑)。
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Dec 13, 2019 by
weblogland |
今マスキューのカウンターの上はこんな感じです(笑)!
アプリコット・ジュースと
ジュ・ド・レザンの2019年の新物が並んでいます。
昨日無事に到着したポール・ジローのジュ・ド・レザン2019年。写真をご覧いただくとお解りと思いますが、コルクの上のキャップの色がまちまち(笑)。一応すべてのボトル・検品を済ますと、なっ、なんと白・黄色・青の3色!しかも白のキャップは2パターンありました(笑)。
きっと余っていたキャップがもったいないから使ったんですね(笑)。
まあ、味わいはグッド 去年より飲みやすいかな?それゆえ問題なし!
でもですね、発見した時はビックリこきました(笑)。
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Dec 11, 2019 by
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ジュ・ド・レザン2019年来ましたぁ!
今回は数を減らされず無事に到着(笑)。
今箱を開けて中身を確認。色はさほど濃くないですね。あと気がついたのですが、コルクに被さっているキャップの色。
ブルーがほとんどなのですが、イエローを発見!
う~ん。何故かな?
そうだ!
ここは深く考えずにイエローが当たりとしましょう(笑)!(なんのこっちゃ)
中身に違いはないのでしょうが(笑)。
たまたま黄色のキャップが余っていたのかな?
ポール・ジローさんに聞いたら笑われそう(笑)。
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Dec 11, 2019 by
weblogland |
うっひゃー!
司牡丹の新酒の4斗樽と2斗樽が来ましたぁー!
そして明日は
ジュ・ド・レザン2019年が来ますぅ!
特別商売は忙しくありませんが、これが忙しい(笑)。
あー、大変だぁ!
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Dec 07, 2019 by
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2019年12月3日の夕方、
ドメーヌ・ルージュ・ブルーのトマ・ベルトランさんが桝久にやって来られました。もちろんインポーターさんであるオルカ・インターナショナルさんのご案内です(笑)。
おみえになった時私は配達中(笑)。その間に並べておいたルナティック2015年にせっせとサインしてもらっちゃいました(笑)。無駄なくとことんなのです(笑)。
ところでトマさん、見るからに純朴な方、べらべら話続けるフランス人ぽくない(笑)。小さな声で誠実に言葉を選びながら話すタイプです。
私「わざわざのご来店ありがとうございます!(握手)長旅ご苦労様でした。ところでお幾つですか?」
トマさん「41歳です。でも長旅で見た目50代になってます(笑)。」
挨拶もそこそこでまずはドメーヌの概要から
「場所はローヌの北東有名なローヌ・ヴィラージュ『ケランヌ』の対岸のサン・セシル村にあります。サン・セシルは2016年からヴィラージュに昇格し、コート・デ・ローヌ・ヴィラージュ『サン・セシル』となりました(笑)。」
トマさん「このドメーヌは2012年に購入しました。ドメーヌといっても畑と住まいだけです。当初は全く手を入れられておらず草ぼうぼう(笑)。草むしりから始めました(笑)。」
私「(その当時の写真を見ながら)こりゃひどい!葡萄樹が草に隠れて見えない(笑)。耕作放棄地だな。もともとのワイン生産者でないのに何故ドメーヌ経営に乗り出したのですか?」
トマさん「私はフランス出身なのですが、イギリスでソムリエをやりながらワインを売っていました。」
私「ミー、トゥー!(笑)。」
家内「どおりで英語が上手い(笑)。」
トマさん「家内がオーストラリア出身のワイン醸造家なので、自然でオリジナリティー溢れるワイン造りを目指しました。」
ご夫婦揃ってビオ・ディナミ信奉者なのかな?でもビオ、ビオ言わないから原理主義的でも無さそうです。
トマさん「畑には様々な植物を植え農薬を使用せずに多様な自然環境を再現しています。」
私「畑の手入れが行き届いてますね(笑)。」
トマさん「9ヘクタールほどですから、家族とお手伝いしてくれる人がいればどうにかなります(笑)」
トマさん「白ワインを造る畑は13種類の葡萄を植えて複雑さを追及しました。」
私「混植・混醸 ゲミシュター・サッツだな。」
家内「この白ワイン、大好きなんですよ(笑)!エレガントで香り高く複雑。」
トマさん「ありがとうございます。エレガントで食事しないでも飲めるスタイルの白ワインです。」
私「ルーサンヌとマルサンヌをコテコテにした白じゃつまらないですよね(笑)。」
トマさん「そうです(きっぱり)。酸がありエレガントなものが良いのです。」
私「これ飲んでローヌのワインとは思えないですよ(笑)。アルコール分も12.5%しかありませんからね。アルコールターゲットを低く設定しているんですね。」
トマさん「畑で適当に葡萄の果粒を摘んできてジプロックに入れてグニグニ。飲んでみて美味しく、アルコール分も12.5%になったら一斉に手で収穫します(笑)。」
私・家内「えー!(絶句)大丈夫なんですかぁ!」
トマさん「フルーツ・デーに畑をX字状にだぁーっと走り(笑)適当に葡萄の果粒を摘んで、その場でグニグニでオッケーです(笑)。」
私「葡萄樹の種類によっては熟すタイミングはズレるし、しかも平均の糖度が12,5%というと低すぎませんか?」
トマさん「1本のヴェルメンティーノをとっても房ごとに熟度が違いますから完熟にこだわりすぎても意味がありません。
収穫を遅らせるとワインにフィネスが無くなります。」
私「完熟ではなくとも未熟や腐敗果が入らなければ良いのかな。」
トマさん「はい。5kgのプラスチックコンテナに葡萄を入れて温度が上がらないように日陰に置きます。そしてそれを房ごとプレスマシーン入れます。」
ここで気がついたのですが、撰果の工程がありません。普段の手入れで腐敗果や未熟果などは取り除いているんですね。収穫の際も気がついたら取り除いていますね。ですから撰果台など必要なく、いきなりプレスマシーンに入れられる訳です。小規模なドメーヌでこそ出来る行き届いた技なのです。
あと、もう一点、除梗・破砕機を使っていません。いきなりプレスマシーンなのです(笑)。通常は早く効率的にジュースを得たい生産者は除梗・破砕してプレス。取り出したジュースを発酵させます。きっと乱暴に葡萄を扱うことを良しとしない考えなのですね。プレスマシーンで優しく圧力を与えて果粒を割れやすくして醪を造るのですね。そして発酵は全房 房丸ごとの発酵です。ビオ的でもあり、クラシックでプリミティブな配慮でもありますね。
白ワインはステンレスタンクを使うようですが、赤ワインはローヌ伝統の四角のコンクリート・タンクです。
トマさん「コンクリートは気泡があり自然なエア・レーションが出来ます。温度も安定していますから無理がない。」
私「ルモンタージュやピジャーシュは?あと場合によってはミクロ・オキシダシオンはしないのですか?」
トマさん「はい。自然な発酵のために極力
ワインを動かさないようにしています。」
私「失礼いたしました(笑)。」
トマさん「看板のルナティックは房ごと古いバリックに入れます。そして家内が腰まで浸かって足で踏みます。」
インポーターさん「ワイン風呂状態です!」
家内「こりゃ凄い!キャロラインさん嬉々として踏んでる(笑)。筋金入りのワインメーカーだぁ(笑)。」
私「う~ん。リアル・スキン・コンタクト(笑)。」
トマさん「このまま1ヶ月くらい置いて自然に発酵、出来上がったワインがルナティックのレベルと判断出来たらトノー(600Lほど)2本に移して1年熟成、その後コンクリートタンクで18ヶ月寝かして満月の晩に瓶詰めします。」
インポーターさん「ルナティックのレベルに達しなければその年のルナティックは無し(笑)。」
トマさん「はい。下のミストラルに混ぜることになります。」
私「飲んでみると本当に折り合いが良い。アルコリックなところが全然ない!でも、14.5%もあるんだよね。深いなぁ、ホントに深い味わい。」
トマさん「実際は14.9%あります。」
私・家内「えー!そのアルコール度数でこのエレガンス!ローヌにこんなワインありませんね。」
インポーターさん「1910年植樹のグルナッシュが植わるルナティックの畑では年間120ダースくらいしかワインができないのです。」
ここから私の意地悪攻撃始まる(笑)。
私「1ヘクタール弱のルナティックの畑には何本の葡萄樹が植わっているのですか?」
トマさん「2500本くらいです。あまりに古い葡萄樹なので、半分くらいは葡萄が一房二房しかなりません。とても効率は悪いです(笑)。シャトー・ヌフ・デュ・パフより収量は低くなります。」
実は私1500本くらいの植密度かと疑っておりました。ごめんなさい!
私「通例畝ごとに改植しますからある意味前のオーナーはルーズだったんですね(笑)。でもそれを上手く利用出来ている点は素晴らしい!」
トマさん「一番端の畝は新しく植え替えました(笑)。」
トマさん「あとローヌ・ヴィラージュになった関係上1ヘクタールあたり4000本の密度の畑にしないとなりません。2m×2mの間隔です。」
私「畑を広げず、じっくり植樹出来れば素晴らしい結果になりますよ!」
家内「ところでドメーヌ名のルージュ・ブルーは何故?」
トマさん「この日没の光景です!」タブレットで写真を見せてくれました。
日没 まさに日が地平線に隠れる寸前地平線は深紅に染まり、落ちようとしている帳の上空は青紫 ブルー。透明な空気
感は心を動かします。見たことのない夕日です。
う~ん。
行ってみたい!
早速
ルージュ・ブルーのホームページをチェックするとB&B形式で泊まれます。部屋数は3つ。グルナッシュの間、シラーの間、ルーサンヌの間がご用意されておりました(笑)。プールもございました(笑)。
行かなきゃ(笑)!
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