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トレッビアーノ・ディ・ルガーナって一体…?

Nov 14, 2013 by weblogland
昨日の続きです。

ロベルトさん「ルガーナの地はガルダ湖の影響で夏場は涼しく、冬は暖かくなります。ただし、昼と夜間の寒暖差は大きくなる特徴があります。ですから、ゆっくり葡萄を成熟させ完熟させてから収穫します。」



私「収穫は遅い方が良いのですか?」

ロベルトさん「はい。ただしガルダ湖からの水蒸気の影響から発生するボトリティスに注意しなくてはいけません。」

Kさん「無理に遅摘みしないんだな。」

家内「貴腐にならないんだ。」

私「完熟のアルコール目標が13度なんですね。」

ロベルトさん「厳密に13%ではありませんが、だいたいそのくらいです。」

家内「収穫は何時、何回かに分けるのですか?」

ロベルトさん「今年は9月21日にスパーリングの収穫をして、10月2日にこの白ワインの収穫をしました。全体の70%くらいです。あと最後が10月20日です。」

Kさん「かなり計画的ですね。」

私「それって畑が平だから出来るんでしょうね(笑)。」

ロベルトさん「管理はしやすいです(笑)。」

私「ところで一本の葡萄樹から果汁はどのくらい得られますか?」
もっとも嫌な質問に一瞬表情が曇りましたが、正直に答えてくれました。

家内「ちなみに何房残すのですか?(いきなり果汁量を言い出し難いのを察知)」

ロベルトさん「何度も畑でグリーン・ハーベストをして、最終的に3房です(胸を張って)。」

一同「じぇ!じぇ!じぇ!」

私「それでは何グラムの葡萄果が取れるんですか?(気を遣って回りくどく)」

ロベルトさん「2kg弱程です。」

一同「じぇ!じぇ!じぇ!」

家内「一房大きいですよね。」

ロベルトさん「一房だいたい300~600グラムです。」

Kさん「山梨の高級巨峰の箱入りくらいだぁ。」

家内「トレッビアーノ・ディ・ルガーナって一体…?」

ロベルトさん「D.N.A.鑑定すると独自の品種で3000年ほど遡れます。」

一同「じぇ!じぇ!じぇ! ギリシャ、ローマ時代を遡るんだ!」

私「そういえば写真の葉っぱを見るとポンティカらしくないですよね。葉っぱの切れ込みが浅い。」

ロベルトさん「あと葉っぱも大きいのでより日光に当たるように扇形に枝を誘導します。」

イタリアの奥深さを垣間見ました。
さらに続く。

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