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桝久 試飲会リポート 後半 201603

Mar 29, 2016 by weblogland
●パパ・プロヴァンサル ラ・キュヴェ・ルージュ 2014年 南フランス V .D .F. 赤 750ml 1480円税込み スクリュー・キャップ
「これ飲みやすいね(笑)。こくもあるし、フルーティー。」
「ぐびぐび飲めるけとぐびぐび飲むのはもったいない(笑)。」
家内「プロデューサーのジェイムスさんの意図どうりの味わいです。ワイン造りにも精通したインポーターの強みですね(笑)。」
私「セパージュはグルナッシュ80%、シラー20%。この割合が物語ってますよね。」
「一般にローヌだとグルナッシュとシラーの比率が50:50前後だけどグルナッシュを多くしてるのがミソかな?」
「グルナッシュが多くても深みや強さはあるよね。グルナッシュが良いワインなんだろうね。」
私「さすが!同感です(笑)。古樹でしかも低収量のグルナッシュなんでしょうね。若いグルナッシュだとこんなにしっとりしていません。でしゃばります(笑)。」
「あー、乱暴な若いローヌによくありますよね(笑)。甘さは強いけどバタバタしてるヤツ(笑)。」
「これがブログでかいてあったVラベルですね(笑)。意表はつかれますな(笑)。」
私「直接的ですよね(笑)。」
「味わいもダイレクトだから分かりやすくてイイんじゃない(笑)。」
「マスキユーさん。これも白同様に早く飲んだ方がいいのですか?すごく長持ちしそうな気がしますけど?」
私「ありがとうございます。基本的にしっかりできています。ただコンセプトは早く飲める赤ワインだと思います。これも白同様に2014年で出来上がっています。」
「ジックリ飲むとガリークですか?植物っぽさが出てきますよね。あとミネラルかな。いかにも南フランスらしい(笑)。」
「植物っぽさも爽やか系かな?乾いた感じがしますよね。」


●コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『ヴァルレアス』2013年 ドメーヌ・ラ・グルンドベラーヌ フランス ローヌ・ヴィラージュA.C. 750ml 2468円税込み
「おっ!これいかにもローヌらしい味。タイトで強い。シラーですよね?」
「力づよいなぁ(笑)」
「ペパーミントのスパイシーさがシラーらしいね。」
家内「あと海草みたいなヨードのニュアンスはリキュールっぽいですよね。」
「最初に玉子みたいな香りがしますが、これはSO 2 ですか?」
私「還元臭だと思います。すぐに抜けるのと、刺激的でなくふっくらしています。」
私「実はこのワイン、SO 2 は未検出なんです。」
「それって使っていないということですか?」
私「はい。あと瓶内やタンク内で酵母が自己溶解する過程でSO 2 を発生するのが常ですが、特殊な酵母を使うことによりSO 2 を発生
しないらしいです。」
「それってビオなんですか?」
私「ビオの認証はとってますね。」
「へえー。発酵の行程で自然に酵母はセレクトされるし、自家で培養することは自然なテクニックでもありますよね。温度を変えたりすることもある意味培養ですからね。」
「ビオの原理主義者からしたら、逆にSO 2 がまったく検出されないのは間違いだよね(笑)。」
私「私はビオってよくわからないのでなんとも言い難いのですが(笑)、面白いアプローチをしているのは確かかと(笑)。」
「味わいもビオらしくないよね。ある意味普通(笑)。でも広がる力は似てるかな。」
「これって長命なんですか?」
私「今の状態はまだワインが出来上がってない感じがします。まだ時間を要すると思います。」
家内「明日になると甘さ、ふっくら感が増します。バランスがとれてきます。」
私「まだまだ解らないことが多いワインなのですが、ただ者ではないのは確かかと(笑)。」
私「コルクにdiam 5を使っていますからある程度の熟成は必要なんでしょうね。」
「マスキユーさん。このワインは強いですけど除梗しているのですか?」
私「考えあぐねています(笑)。ビオ系の生産者は汚染のリスクを避けて除梗する生産者が多いのですが、このワインの強さからは100%除梗しているとは思えません。何割かは全房もしくは果梗だけ残しているのかも?」
「難易度高いワインですね(笑)。」

さて、散々順番で悩まされた本日のトリ。
○『ポール・ロバン』ブリュット クレマン・ド・ブルゴーニュ ヴーヴ・アンバル フランス 発泡性 白 750ml 2128円税込み
「ホッホッー。これですな、良すぎるクレマンは(笑)。」
「おっー!圧倒的ですね(笑)。最後にした訳が解りましたよ(笑)。」
「あの強い赤ワインの後でもどうってことないね(笑)。」
「鮮烈だし複雑。しかも深い。」
「色合いも濃いかな。黒ブドウのせいだな。」
私「シャルドネ、ピノ・ノアール、ガメイにアリゴテ。全品種入ってますね(笑)。」
「マスキュウさん、ブルゴーニュ・オールスターズと名付けましょう(笑)。」
「このあいだMのシャンパン飲んだけど薄かった(笑)。こっちの方が倍くらい濃い(笑)。とても高級なシャンパンみたいですよ!」
「シャンパーニュでなくてもこと足りるんだよね。」
「まあ、シャンパーニュじゃなきゃ駄目なことはあるけど、それってTPO だったり極上の痺れるくらいのシャンパンだったりだよね。普段ジェネリックのシャンパンをこだわって飲むのは意味ないな。」
「普通のシャンパン1本飲むよりこれ2本飲んだ方が我が家は幸せになれる(笑)。」
私「まずこのクレマン飲んで驚いたのは、詳しい比率は解りませんがガメイが入ることでした。しかも違和感がない。ピノ・ムニエ入れるよりまし(笑)!」
「マスキユーさんピノ・ムニエって駄目なんですか(笑)?」
私「失礼(笑)。うんと濃く造ったピノ・ムニエはクリームみたいな滑らかさが出て独特の良さはありますが、普通の場合はピノやシャルドネより安いのでコスト面で使われることが多いです。香りもあまり立ちませんが、基本はプラムのニュアンスですからあまり高貴ではありません。」
私「あと見事な熟成感です。クレマンの法定熟成期間はたしか9ヶ月ですがそれ以上の熟成感が出ています。赤い果実を感じる甘い酸すら感じられます。」
家内「かなりの長い熟成期間を経たワインにしか現れません。このランクのワインでは初めての経験です。リザーブワインをシュール・リーしてるかも?」
「マスキユーさん。フリザンテは常温ですが、これはかなり冷やしてますよね?」
家内「バレましたか(笑)。小技を労しました(笑)。このクレマンはリンゴ酸がしっかりあるのでより冷やした方が引き立ちます。」
私「マロラクティックが起こらないように低温で管理したのかと。」
「それにしてもよく捜しましたね(笑)。」

皆さん大絶賛のワインとなりました(笑)。

当日はワインが足りなくなり大変ご迷惑をおかけしました。お許しくださいませ。
ありがとうございました。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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