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今月9月29、30日のマスキュー試飲会のラインナップ 2017

Sep 24, 2017 by weblogland
今月9月29、30日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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まずは斬新なスペインの白ワインです!
〇オチョ・イ・メティオ シャルドネ 2016年 フィンカ・エスタカーダ スペイン 赤 カステイーリャ・ラ・マンチャ州 ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ 750ml 1481円税込み

まずはラベルの説明です(笑)。
生産者はフィンカ・エスタカーダでオチョ・イ・メティオはブランド名。スペイン語で8と1/2の意味。スペイン中央高地にある畑は標高850m まさに天空の畑。この地はスペイン中央部のカスティーリャ・ラ・マンチャ州のD.O.ウクレス。ただしこのワインは地域名を名乗るヴァン・ド・ターブルとなっています。
この州は広大な葡萄栽培面積を誇ります。それはスペイン全土の半分を占め、ヨーロッパの20%、世界の7%強と言われています。標高が高く寒暖差が大きく、雨も少なく日照量に恵まれている葡萄栽培の適地と言えます。EU 加盟に前後し質への転換へ動き出したようです。眠れる巨人が覚醒したなら世界に影響を与えるはず!

フィンカ・エスタカーダの農園は歴史が古く、現在の所有者が70年ほど前に、フェルナンド7世の未亡人マリア・クリスティーナ女王の子孫から購入したとか。
現在の所有者カンタレロ・ロドリゲス家は葡萄栽培、醸造のスペシャリストでお金持ち(笑)。最新の設備を兼ね備え、ワイナリーでは無菌状態でワイン造りを行えます。

完全なトップランナーなのです(笑)。


ワインの第一印象はエレガント!
香りの広がりと抜けが良く、余韻が美しいのです。こんなエレガントなスペインの白ワインは初体験(笑)。綺麗に酸を残しています。しかもほとんどSO 2 を使わないワイン造りを行っているようです。あと、ほんのりと漂う隠し味のような青さ ハーブやメロンなどのニュアンスが特徴的です。しかもそれは、シャトー・グリエなどの高貴なヴィオニエに通じるニュアンスなのです。でも、シャルドネのニュアンスは感じられません(笑)。液体としての滑らかさ、バランスの良さがシャルドネなのでしょうね。ブラインドでティスティングしてもシャルドネとは解りません(笑)。もちろんスペインワインとも思えませんでした(笑)。
この不思議なスタイルには何か隠されているはず!一部ヴィオニエをブレンドしているのかと聞くとさにあらず。発酵後に1週間ほど木樽に入れるとか。おそらく生木の樽だと思います。どんな木材を使っているんでしょうね?

世界標準の清潔なワイン造りを達成している数少ないスペインのワイナリー。イノヴェーションを感じると同時に斬新なスタイルに好奇心を掻き立てられます(笑)。


スッゴク飲みやすい!でも、その名を名乗れない訳ありのピノ・ノワール(笑)。
●セントラル・コースト ピノ・ノワール 2015年 アメリカ カリフォルニア 赤 セントラル・コースト 750ml 1480円税込み

実はこのワイン、ラベルも生産者もお知らせ出来ません。情報が無いのではなく、諸般の事情のためです(笑)。ですのでモザイク処理しております。ピントが合っていない訳ではありません(笑)。ごめんなさい。

味わいは典型的なカリフォルニア味(笑)。ひたすら解りやすく飲みやすい。フレンドリーで甘い味わい、そして後味のスモーキーな樽香はいかにも。2015年ヴィンテージですから古さもなく、フルーティーな良い塩梅です。液体の濃度感はミドル・レンジのもの。しっかりしています。2~3000円くらいのランクのワインです。そうするとバカに安い。これが諸般の事情でございます(笑)。
大っぴらに売れませんので、内緒内緒のご案内となりました。
お許しくださいませ。
スポット入荷品ですので完売の節はお許しを!



現品限りのお買い得スペインワインです。
●バラード ガルナッチャ ベリー・オールド・ヴァイン 2014年 ボデガス・イグナシオ・マリン スペイン 赤 カリニェナD.O. 750ml 1110円税込み

ボデガス・イグナシオ・マリンはスペイン北部、アラゴン州に位置します。畑はヘレスやリオハと並びスペインで最も歴史あるカリニェナD.O.の中心にあり、標高600m 地質は石質、地中海性気候ですが日中と夜の温度差が非常に大きく、 空気の流れが良いのが特徴です。また、日照時間が長いため平均樹齢70年のブドウはしっかりと完熟します。
ワイン栽培は歴史が古くローマ時代に遡ります。

このワイナリーは1903年にイグナシオ・マリン氏によって設立。今は彼の孫で3代目のルイス・イグナシオ(兄)とホセ・イグナシオ(弟)の兄弟がワイナリーの経営にあたっています。経営規模も大きく醸造場は2ヵ所あり、収穫した葡萄の最適なタイミングの醸造が可能です。この価格帯でこの品質の秘密がこの辺りにありそうです(笑)。

造りは今風(笑)。ステンレス・タンクで発酵したのち、バリックで数ヶ月の熟成。余分な樽香は避けています。このためガルナッチャの古樹らしい凝縮した甘い果実味はあくまでフレンドリー(笑)。スパイシーさやチョコレートなどの樽のニュアンスが、らしい味わいを演出しています。また、ワイン自体に無理がありませんから、持ちも良く崩れない良さがあります。まあ、プリオラートなどのシリアスなガルナッチャではありませんが(笑)、
これはこれで重宝なワインなのです。

諸般の事情により在庫限りの大放出となりますので、完売の節はお許しを!




このワイン、実は1年半前にマスキュー試飲会にお出ししました。ご好評いただきそれより定番となっております。その時と同じ2014年が今とても美味しくなっています。良いワインには時間が必要。
でも待っていられない(笑)。そんなあなたのために再登場なのです(笑)。
●シラー 2014年 カーヴ・ド・タン
フランス 赤 コリーネ・ローダニエンヌI.G.T.  750ml 1388円税込み

1933年設立、現在では約300名の栽培農家が参加する協同醸造所カーヴ・ド・タン。ローヌ地方において常にトップクラスなワインをリリースし、またエルミタージュの1/4、クローズ・エルミタージュの1/2にもなる生産量を誇る、質量ともに秀でた存在です。

このワインはそんなカーヴ・ド・タンが造るローヌ北部地域の入門編とでもいえる赤ワインです。シラー100%、明るいルビー色、きめ細かくよく整った香味。野性味のある赤い小粒の果実、リンゴの皮の苦味、スパイス。やや軽めで重厚さはないけれど、それがむしろローヌ北部の冷涼さをより明瞭に感じさせます。実にシンメトリーなシラーなのです。ローヌ南部との違い、オーストラリアを代表するニュー・ワールドのシラーズとの違いを理解するにはうってつけの教材ですね(笑)。毎日の食卓にも取り入れやすい味わい、是非お試しください。

あと付け加えると、私が今まで飲んだシラーの中でもっともコスト・パフォーマンスが高いワインです(笑)


この価格でネッビオーロを味わえるのは奇跡(笑)?
●カブレンガ 2013年 アンツィヴィーノ イタリア ピエモンテ 赤 V.D.T. 750ml 2314円税込み

イタリア ピエモンテ北東部ノヴァーラ県のD.O.C.G.ガッティナラの生産者アンツィヴィーノ。マスキューの定番アイテムですね(笑)。

アンツィヴィーノは1999年の創立。もとはミラノに住んでいたオーナーがガッティナラ村の古い修道院を買い取り移住してきたのが始まりでした。標高200~300mの南~南西向きの畑はブドウ栽培には最適。

このキュヴェはヴァン・ド・ターボラ。
ネッビオーロ50%、それに在来のクロアチーナ25%とヴェスポリーナ25%。本来ならばプラマテッラD.O.C. を名乗りたいところですが、ヴェスポリーナの量の規定が20%以下なので僅かにD.O.C.をなのれません。ステンレス・タンクで12ヶ月熟成したのちスロヴェニア産の大樽で12ヶ月熟成したもの。そして6ヶ月の瓶熟成後リリースされます。

味わいの第一印象はしっかりネッビオーロ(笑)!スミレの香りにチェリー、ストロベリーなどの赤いベリーの香り。非常にビビット。フレッシュながら上等のネッビオーロを連想する味わい。それに同じ凝縮感のあるプラムが加わりベリーとプラムの万華鏡状態となります。ネッビオーロの良さを生かし、さらに在来品種の特徴を加えています。それもまったく違和感がないところは秀逸。ネッビオーロはその高貴さ完璧さから、基本的に他の品種とブレンドすることはほとんどありません。あってもほんの少しです。これはこの地の特徴のようですね。飲んでみて理解できました(笑)。これほどフレッシュ&フルーティー、しかもディテイルが明瞭なネッビオーロを経験したのは初めてです。ネッビオーロの一面を知ると同時に自分のネッ
ビオーロ原理主義を恥じました(笑)。でも、これもアンツィヴィーノが偉大なネッビオーロの生産者であることの証しと考えるべきなんでしょうね(笑)。
目から鱗のイタリア・ワインなのです。
早飲みに仕上がってますが、滅茶苦茶美味しいですよ(笑)。


そして驚きのガヴィ!
心に届く味わいなのです(笑)。
〇『ミナイア』2015年 ニコラ・ベルガリオ イタリア ピエモンテ 白 ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィD.O.C.G. 750ml 3700円税込み

イタリア ピエモンテを代表する白ワイン ガヴィ。そのなかでも格付け指定されたコミューン『ミナイア』のものです。
生産者のニコラ・ベルガリオは1945年に設立され、現在は息子と甥がワイナリーの運営にあたっております。ワイナリーはガヴィ村のロヴェレート地区に位置し所有する畑は15ヘクタール。樹齢50年のコルテーゼが植わった『ミナイア』の7.5ヘクタールと樹齢30年の7.5ヘクタールの併せて15ヘクタールの古樹の畑を所有しているガヴィの専業生産者です。
金色に輝く麦わら色。見るからに濃厚。青リンゴやトロピカルフルーツや桃の香りは、さまざまな草花の中にあるよう。時間の経過と共にコルテーゼらしい桃の香りが支配的になって行きます。
膨大な旨味が溶け込んだ液体は舌の上で厚みをなし、それ自体が香りの余韻となりいつまでも続く様は圧巻。並のブルゴーニュのグラン・クリュでもこうはいかない(笑)。
唯一無二のガヴィ。
これ以上のものは望んではいけないレベルなのです。

造りは発酵熟成共にステンレス・タンクを使用。20℃の温度で15日間発酵したのち6ヶ月熟成し1ヶ月瓶熟成させてリリース。木樽はまったく使いません。
収穫量はコルテーゼにしてはかなり少ない。それでも1本の葡萄樹からワイン2本分ほどの果汁を得ています。それでグラン・クリュ並の濃度感のあるワインを造るとは!テロワールの特殊性とイタリア自体のワイン造りにおける優位性を感じます。

最後に一緒にティスティングしてくださった筋金入りのワインエキスパートK さんのコメントを一部載せますね(笑)。

『柑橘系の香りは穏やかで桃の香りがはっきりしてきました。ワインに馴染みの浅い人からベビーユーザーまで「ワインの良さ」を実感できる逸品と思います。開けて3日目でもパワー落ちないです。』

以上訳ありも含めて、計6本。
29日(金)は17~20時30分
30日(土)は11~20時30分までとりおこなっております。
皆様のご来店お待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子

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