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試飲会リポート 前半 201802

Feb 26, 2018 by weblogland
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!

●ヴィラ・ヤンボル メルロ リゼルバ 2014年 ブルガリア 赤 トラキア ヤンボル 750ml 1380円税込み
私「本日最安値の高級品でございます(笑)。」
「立派な包み紙にくるまれて、お高そうですな(笑)。」
「これって意味があるんですか?」
私「ありません(笑)。ワイナリーの気合いのみ!」
「どれどれ(笑)。うん。メルロ!」
「飲みやすい!これってマスキューさんが言うシンメトリーな味わいなんですか?」
私「メルロは栽培しやすい品種なので、わりと各国で栽培されています。南フランスなどではぐっと甘くジャムっぽかったり、ニュー・ワールドなんかですとそれに強い樽香がついていたり。どれも飲みやすく仕上げていますが、こうした整ったメルロは以外と少ない(笑)。」
「でも、ニュー・ワールドのペーストみたいなメルロも旨いんだけどね(笑)。でも、このワインを5本買えちゃう(笑)。しかも開けてから旨くならない(笑)。」
「へぇー、ワインって開けてから美味しくなるんですか?」
家内「はい。このワインは開けてから丸1日くらいたつと調子が出ます。」
「ヴィラ・ヤンボルの安いカベルネ・ソーヴィニヨンもそうでしたね(笑)。今回は何でカベルネ・ソーヴィニヨンじゃなくてメルロなんですか?」
私「いやー、鋭い!悩んだところなんです(笑)。」
家内「カベルネ・ソーヴィニヨンの方は味わいがアヴァンギャルドでして(笑)、メルロの方が万人受けするだろうと多数決で決まりました(笑)。」
「あれ?ご夫婦で決めるのに多数決とは(笑)?店長1票、奥様2票(笑)?」
私「いやいや(笑)。人の話は聞くもんだ。てなところです(笑)。」
私「カベルネ・ソーヴィニヨンのレゼルバは酸がのっていて、個人的にはとても好きなんですが(笑)、ちょっと個性的。スモモっぽさがあるんですよね。カベルネっぽくないんで、今回は見送りました。」
「マスキューさんの言うシンメトリーな味わいは解りましたが、何でシンメトリーになるんですか(笑)?」
私「出来上がったワインに無理がない。天候作柄のイレギュラーを感じません。」
家内「例えば収穫時に雨が降るとブドウが水を吸うため、出来上がるワインも水っぽくなります。夏の日照が足りないと糖度が上がらず、変に酸っぱかったりします。」
「産地のポテンシャル高いですよね(笑)。安いランクと値段以上の差を感じませんよね(笑)。」
私「そーなんですよ。インポーターさんの値つけより安く提供させて貰ってますが
(笑)、精一杯かな(笑)。」

さて次は暖かな中部イタリアらしからぬエレガントな白と赤です!
〇トレビアーノ・ダブルッツオ レ・モルジョ 2016年 テッレ・ダブルッツオ イタリア アプルッツォ 白 750ml 1630円税込み
●モンテプルチアーノ・ダブルッツオ レ・モルジョ 2016年 テッレ・ダブルッツオ イタリア アプルッツォ 赤 750ml 1630円税込み
「え~と、どちらもダブルッツォ?」
家内「はい(笑)。中部イタリアのアプルッツォ州のワイン。白がトレビアーノ種。赤がモンテプルチアーノ種です(笑)」
「イタリアワインって頭に葡萄品種名がつくのが一般的だと思えば、こんがらからない(笑)。」
「おっ!なるほどね。ブルネッロなんたらかんとか(笑)はブルネッロ種なんだな(笑)。そーするとモンタルチーノが産地だな。」
「あれ?この白ワイン。わりと大人しい(笑)。中部イタリアのワインじゃないみたい(笑)。」
「香りは華やかじゃないけど優しくてふんわり(笑)。」
「心地良いよね。」
「まてまて(笑)。でもよく飲むと強いよ。」
「マスキューさん、このワインアルコール分は何%ですか?」
私「白が12.5%で、赤が13%です。中部イタリアのワインとしては低いですよね(笑)。」
「裏に隠れているような強さは酸なのかな?」
私「まさにそうかと(笑)。旨味の酸かと。」
「あの辺りのワインってもっとトロトロしたイメージがありますけど、これは全然違う。何故?」
「ブラインドで飲んだらロンバルディア!」
「フリウリ!」
私「北イタリアだと思いますよね(笑)。」
家内「ワイナリーの辺りは背後の山を吹き抜ける風が吹くそうで、このため気温が上がらないそうです。」
「あと収穫を完璧な状態で行っているようです。」
「この辺りの赤なんてジャムっぽいのが多いけど、この赤はタンニンがものすごく綺麗(笑)。」
「赤、白ともに綺麗だよね。共通してるよね(笑)。」
「この点都会的だけど、独特の味わいもある。赤はエキゾチックでリキュール的な味わいもある。」
「そうそう。南イタリアによくあるリキュール的なニュアンス感じるよね(笑)。でも重さじゃないんだよね。これ。」
私「熟成に木樽は使いませんからワインが重くないですよね。」
「チョコレートっぽくないのはその性か!」
私「あとで気がついたのですが、実はこのワインはビオです。バックラベルにものすごく小さく書かれています(笑)。」
「えっ!ビオ臭全然しませんよ(笑)。」
私「衛生管理と低収量の賜物かと(笑)。」
「それが良いワインの理由なんですか?」
私「衛生管理が行き届けば、SO2の使用量を減らせます。あとで農薬使用量を減らせば味わいもよくなります。」
家内「木樽を使わないのはそのためです。」
私「葡萄樹1本当たりの収穫量が少ないので得られる果汁が濃く安定します。」
「高級品じゃありませんか(笑)!」
「でもフランスだとイタリアの倍くらい濃くしないと出来ないんだよね(笑)。何でかな?」
私「イタリアのアドバンテージとしか言いようがありません(笑)。」
「マスキューさん。今オーガニックとかビオって流行ってますが、これもその流れなんですか?」
私「いわゆるビオやオーガニックはもともとの本来的なワイン造りのスタイルです。ですからそれを全面に唄っている生産者は胡散臭い(笑)。」
「そう言えばマスキューさんよくブログで『ビオ、ビオ、うるさい!』って言ってますよね(笑)。」
私「ワイン造りは本来的にビオなんです。
ワインは神の賜物ですから、余計なことはしないし、してはいけません(笑)。」
家内「あとビオ・ディナミと言うのがありまして、これは原理主義的。基本はビオと同じなのですが、宇宙思想とでも言いましょうか。おまじないとでも言いましょうか(笑)、カルト信仰に近い部分があります。」
私「その理論的に納得出来る部分が取り出されたのがビオ・ロジックかな(笑)。」

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