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今月末10月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Oct 21, 2023 by weblogland
今月末10月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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マスキューの大定番のコンテッセのフリザンテが生産終了!
ガーン、ショック!
なんでもプロセッコの生産に原料を回すためとか。とりあえず分けていただける分を確保しました。
日本人好みの味わいを楽しめるのも在庫限りとなります。

◎ヴェルドゥッツォ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 微発泡 白 I.G.T.
イタリア マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1697円税込み スクリュー・キャップ

イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造る白のフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造る白のフリザンテです。今まで定番でロゼ・フリザンテを扱っていましたから、これで白、ロゼの揃い踏みとなります(笑)。ちなみにプロセッコには品種の指定がありヴェルドゥッツォだとI.G.T. となります(笑)。

このヴェルドゥッツォはイタリア北東部ヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で栽培されている地場品種。透明感のある淡い青みがかった黄金色。繊細な泡が弾けて涼しげ。香りは強め、青リンゴ、レモン、ライムにメロン、柚子、桃、ハーブなどが加わりかなり複雑。面白いのが果実に完熟感があまりなく、押しつけがましくない点。それゆえ植物的なニュアンスが全体のバランスに貢献しています。暑苦しくないのです(笑)。コンテッセの意図を感じますね(笑)。いわば、さりげなく美味しい!しかも品がある(笑)。

食べ物との相性は良く、特に生姜・ミョウガなどを使った和食など間違いなく合います。ワイン自体に塩辛さがありますから、単純に天ぷらなどもグッド(笑)。イタリアンにこだわる必要なしですね(笑)。

◎ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1697円税込み スクリュー・キャップ

イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造るロゼのフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造るロゼのフリザンテです。ちなみにプロセッコにはロゼの指定がありませんので、I.G.T. となります(笑)。
  
このフリザンテ、ピノ・ネロ70%、ピノ・ビアンコ30%。圧力式ステンレス・タンクで10~15日間16~20℃で発酵したのち30~40日熟成させてから瓶詰め。アルコール分11%で残糖分が11.6g / L。総アルコール分は12%弱ですからプロセッコ同様酸を残すスタイルです。ですからフリザンテにしては少ない残糖分でドライに感じる仕上がりです。計算され尽くしてますね(笑)。
 
ストロベリーやラズベリーのニュアンスが美しく、ひたすらフルーティー。また、味わいに質感がありますから飲み応えがあります。泡持ちが良くスクリュー・キャップを閉めておけば翌日も十分楽しめます。
 
質感のある軽やかな美しさ。
 
さすがスペシャリスト!


〇『スピリタス』 テッレ・アブルッツォ・ペコリーノ 2021年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ 白 アブルッツォ・ペコリーノD.O.P. 750ml 2734円税込み

まず強烈なファースト・アタックにびっくり(笑)!
香りは明瞭ではありませんが、甘夏の内側の綿のような柔らかな苦味が特徴。口中ではどこまでも広がり、余韻の長さは計り知れないほど(笑)。カタログに「白衣をまとった赤ワイン。」って書いてあり、最初は何のこっちゃ(笑)?と思っておりましたが、表現の意図は解りました(笑)。
ペコリーノ由来の穀物っぽさは微動だにしない頑強さ。練っとりとした舌触りには硬質なミネラルがたっぷり。しかもキレキレのドライな仕上がり(笑)。日向のような香りはちょっと糀にも似たニュアンス。とはいえそれらはあくまでも特徴で癖ではないはず。
う~ん。
こんな凄い白ワインがあるとは!
思わず絶句(笑)。人が作ったとは思えない領域です(笑)。
食べ合わせでまず浮かんだのが、ニンニクと唐辛子(笑)。ペコリーノらしく羊乳のチーズ。スカンピ等を使った料理も良さそうですね。土地柄川海老かな(笑)?
あと強さだけではなく水っぽさがなく隙が無い旨味の塊でもありますから、高級割烹の味噌汁をすすりながらこのワインを飲んでみたくもなります(笑)。

※尚、もともと瓶口にキャップ・シールが着いておりません。温度の急激な変化を受けるとコルクが浮いたり沈んだりします。それを見た目で解るためでしょうか?あとコルクはDIAM5を使用。

カンティーナ・オルソーニャは、アブルッツォ地方にあるコーペラティブで、1964年に設立されました。中部イタリア アブルッツォ州の北部の山間部アペニン山脈に連なる丘陵、マイェッラ国立公園に隣接した何もないど田舎(ごめんなさい。)。畑も傾斜地が多く作業は大変そうです。植樹率は1500本/1ヘクタールですから効率も良くなさそうです。

カンティーナ・オルソーヤは現在、ヨーロッパ最大のオーガニックワイン生産者のひとつで、今年で1400ヘクタール(2023年春には2000ヘクタールになる予定)の畑を持ち、100%有機栽培でワインを作っています。カンティーナ・オルソーヤのワインは、基本オーガニックとヴィーガンの認定を受けています。 さらに、生産量の45%はデメターによるバイオダイナミック認証を取得しています。これって共同組合レベルではあり得ない比率です。通常共同組合ですと、特別に一つ二つの区画でビオ・ディナミのワインを作る程度が常識的な限度であり、基本個人の生産者にビオ・ディナミは親和性の高い農法です。間違うと収穫が無くなる恐れがあります。いきなりベンチャーでビオ・ディナミのワインに挑戦して全てを失って撤退と言う話は
多々あります。それを共同組合レベルで実現することは奇跡的です。

また、サンフランシスコ(米国)で開催された2018年の国際ビオ・ディナミワイン会議では、カンティーナ・オルソーニャが世界最大のデメター認定バイオダイナミックぶどう生産農家として表彰されております。 さらには、このワイナリーは妥協のない魅力的な自然派ワインを作るために、人を大切にし、努力している数少ないワイナリーであります。 女性や子供たちを支援するために様々なプロジェクトにも関わっております。地域と人に根差した確たる意思と優しい意図があるのです。

もともと貧しい彼の地、生産されるワインはほとんど北部のネゴシアンに安く買い取られ、いわば搾取されていた地域。そこで共同組合として結束することで一大奮起したわけです。自然農法はお金を使わない知恵。ビオ・ディナミは貧者の武器(またまたごめんなさい)、でもこれは一面真実。ケチなマスキューとも親和性が高い(笑)。1962年に出版されたレイチェル・カールソンの『沈黙の春』は世界の自然農法潮流の始点。この共同組合の在り方と時間的にも重なりますね。生き残るための自然農法が進化した奇跡的な共同組合と言えます。

●『スピリタス』テッレ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2021年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ 赤 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ D.O.P. 750ml 2734円税込み

圧倒的!
タンニン、旨味、甘味が高濃度で凝縮されています。しかも押し付けがましくないエレガンス。甘苦い漢方薬やホワイト・ミントのようなスパイシーさは時間が経つと増してきます。ガッツリしたフル・ボディー。抜栓してからワインはどんどん膨らみを増します。しかもそれは密度感を増しながら膨らみます。その様は圧巻(笑)。基本香りはストロベリーなのですが、エミィディオ・ペペやコルナッキアのように鮮烈で明瞭なものではなく、香りというより味わいに肝があります。やはり海岸に近いテラ・マーネとは違う北部の山間部の産地だからこその特徴のような気がします。樽熟成はしなく、コンクリート・タンクだけを使用しているので、基本ニュートラル。ワイン自体にも無理がなく、葡萄本来の良さだけで勝負してますね(笑)

いわゆるビオ臭はなく、透明度も備えた
美しさも見落とせません(笑)。低収量と徹底的な衛生管理、すべてにわたる尽力なしには達することはない領域のワインでございます(笑)。
※尚、もともと瓶口にキャップ・シールが着いておりません。温度の急激な変化を受けるとコルクが浮いたり沈んだりします。それを見た目で解るためでしょうか?あとコルクはDIAM5を使用。

●グリフ 2019年 ドメーヌ・デ・ザコル フランス ローヌ V.D.F. 赤 750ml 4557円税込み

なんと!
2019年ヴィンテージのグリフが限定入荷しました!
個人的にグリフが傑出したグレート・ワインとなったのは2018年ヴィンテージ以降だと思っています。それまではコスト・パフォーマンスに優れた上位のクラスだと思い特別追いかけていませんでした(ごめんなさい)。もちろん良いワインではあるのですが、数も少なくマスキューに回って来なかったやっかみかな(笑)。
ところが2018年をティスティングしてから、絶対に扱いたいアイテムとなりました。深み、大きさがあるエレガントなグレート・ワインに変貌。やはり、ドメーヌ設立から10年以上経たないと完成しないのですね。10年ほど前からこのインポーターさんの扱いになり、当時は良いワインなんだけどマスキューにはちょっと高級かな?なんて思っておりましたが、この数年価格を越える品質になったと思い扱いに熱心になりました(笑)。
今年の春のマスキュー試飲会で2020年をお出ししようと思っておりましたが、数がなく断念。その下のランクの『ル・カブ』を出して好評いただきました(笑)。そんな折、パーフェクト・バランスを兼ね備えた2019年の思いがけない入荷!
驚きました(笑)。
なんでも来日されたオーナーのルリッシュさんが日本を気に入られ、ストック分を特別に回してくださったようです。
ラッキー!でございます(笑)。
蛇足ではございますが、2019年ヴィンテージはアルコール分が13%。無理に遅く収穫してアルコール分を高くしていません。また、全房発酵しております。パーフェクト・バランスの作柄ですね(笑)。

基本、愛するボジョレーのモリエール同様のスタイルでございますが、『グリフ』の方が洗練されているかな(笑)。




以下2020年ヴィンテージでの記載
私の大好きなグリフ2020年でございます(笑)。
常々、とことん尽力して作られたカリニャンはピノ・ノワールに匹敵する美味しさと公言して憚らない私ですが(笑)、このグリフがまさにそれ(笑)。
ブルゴーニュのグラン・クリュ並みの低収量(1本の葡萄樹からハーフボトル1本程度)、それも樹齢の高い葡萄だと自然に収量が落ちる。わざわざグリーンハーベストする必要がなくなります。それ故か独特の慈味深い味わいとなる。
そこで得た葡萄を比較的低温で発酵させプレスすることのないフリー・ラン・ジュースのみで作ったワインこそグレートワインとなります。それはブルゴーニュのピノ・ノワールのグラン・クリュのみが成し得るのではなく、カリニャンも同様かと(笑)。
カリニャン独特のスモモの香りは薔薇の香りも伴い、旨味溢れる深く大きな香りと味わいは飲み手を忘我の境地に誘います。心奪われるワインでございます(笑)。

樹齢60年以上のカリニャンを30%除梗し
発酵後、古い樽(おそらく500L位の樽)60%、エナメルコーティングしたタンク40%で約2年間熟成させたのちブレンドし落ち着いてから瓶詰め出荷したもの。余分な香りを着けないように腐心。もちろんその過程で余計なことはしない。
美しい果実味と収斂性のまるでないかといって質感のある舌触りのタンニンとのハーモニーは超絶。落ち着いたエレガンスの極致。やはりドメーヌ・ド・ラルロの血を引く渾身のもの。


以上5アイテムとなります!

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