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う~ん。
困りましたね。
今ユーロは180円代です。たしかちょっと前は160円代。そうなるとヨーロッパからの輸入品は値上がりします。当然ヨーロッパもインフレ傾向ですから値上げは止むなし。4月からの値上げラッシュは頭が痛い(笑)。
そうすると価格を上げられない生産者やワイナリーは質を落とすしかない。もちろんこれはインポーターさんとの関係も左右します。インポーターさんが値上げを認める代わりに、ワインの品質を担保してもらえばいいだけの話。ただし全ての生産者に当てはめるのは難しいのが現実。
かつてヨーロッパでインフレが進行した1970年代。この時はワイン価格に転嫁出来なかったため、全体的にワインの品質が下がりました。要は薄くして量を増やす作戦(笑)。ここで考えてみてください。1960年代と1970年代を比べると今現実に飲めるワインは圧倒的に1960年代のワインです。1970年代のワインはとっくに寿命が終わっています。ですから市場でもほとんど見かけません。
話を戻すと、EU法で添加物の記載が厳しくなったため特にSO2以外の添加物が増えました。もともと入れている生産者が居たということでもありますが(笑)、明らかに品質低下を補うために添加物を増やした生産者が出てきました。
ワインは農産物ですからいつも同じ結果は出ませんので、多少の補糖•補酸は認められておりました。また、温暖化の影響もあり補糖する生産者は減りましたが、薄いワインは酸がないため補酸を酒石酸でします。良い生産者はしませんし、値段も高い。そして場合によってはリリースを断念することも多々。ただし真逆の生産性重視の生産者は足りない酸に爽やかにも感じるビタミンCやアミノ酸を添加、そしてリリースを早めるために強力な清澄作用のあるアカシア等を使ったりします。こうなってくるともう成分調整ですから、当然味わいに影響いたします。ましてや濃縮輸入果汁を原料にして作った日本産ワインに至っては確信犯です。コレはコレで必要でもありますからある程度認めるとしてもジャンルは変えて欲しいですよね。
家内曰く『第二のワイン』(笑)。
話がちょっとそれました。
マスキューではSO2以外の添加物は基本NG。しかしいきなり前触れもなく添加物が増えるワインがあります。飲むと明らかに不味いし品質が低下しています(笑)。当然こういったワインは売ることが出来ません。作柄の不良のために酒石酸で少し補酸したレベルではありません(笑)。悪意とは申し上げませんが、意図したものです。
値段が上がるし、品質も低下する。これだけは避けないとマスキューの商売は成り立ちません。作柄だけの問題ならば良いのですが、今が岐路でないことを祈るのみ!