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タレで焼いた肉を食べながら、コレを飲んだら驚くほど美味しい

Jun 03, 2023 by weblogland |
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今日は雨で商売上がったりでした(笑)。
マスキューの国道沿いのシャッターは丸一日閉めたきり(笑)、営業していないように見えますね(笑)。まあ、こんな日もある。
こんな日に幼馴染みのU君ご来店です。
U君「今日は雨でダメでしょう(笑)。」
私「いやいやU君が来てくれたから大丈夫です(笑)。」
U君「(笑)、ところでこの前の試飲会で飲んだルパイアありますか?」
私「はい!気に入ってくれましたか(笑)?」
U君「近所の焼き鳥屋A知ってますか?」
私「あの脇を入ったところですよね?でも食べたことないかな。」
U君「あそこの焼き鳥デカイんですよ(笑)。タレで焼いた肉を食べながら、コレを飲んだら驚くほど美味しい(笑)!」
私「タレに合うのかな(笑)。」
U君「タレと肉汁に合う(笑)!」
私「おー!なるほど。今度買ってこよ(笑)。耳寄りな情報ありがとうございました!」

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先日のマスキュー試飲会の後日談(笑)。

Jun 01, 2023 by weblogland |
先日のマスキュー試飲会の後日談(笑)。

私「今回の試飲会の人気ワインはだいたい想定内だったけど、ドイツのリースリングの人気は底固かったね(笑)。」
家内「好奇心旺盛なマスキュー試飲会の常連客の皆さんだってリースリングには惹かれたよね(笑)。個人的にはソーヴィニヨン・ブランの方が面白かったけど(笑)。」
私「そーなんだよね(笑)。今回のリースリングはトロッケン・スタイル。いわゆる辛口仕立てなんだけど、若干の甘味があるから違和感のないリースリングだったのが理由かな?」
私「まるっきりのドライに作るともっと高くなるし、味わいもシビアになるもんね
。フレンドリーではなくなる(笑)。」
家内「たしかに!ソーヴィニヨン・ブランの方がその傾向かな(笑)。」
私「値段の差はあったよね。逆にこの分お手軽価格にリースリングはなるわけだから、必然的にリースリングの方が売れ行きが良かったわけだ。」
家内「土曜日着で追加分が届いてホッとしたよ。」

事前に丸々1本飲んで、しっかり予定稿を作っていても、実際の流れは想定とはちょっと違ったりします(笑)。それがまた楽しいし、お勉強にもなります。皆様のご来店あってのこと!
ありがとうございました。

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桝久 試飲会リポート 後半

May 30, 2023 by weblogland |
「マスキューさん!今日の並び良いですね
(笑)。キリッとしたドイツ・ワインの後にニュートラルなロゼ。しかも常温(笑)。相変わらず芸が細かい(笑)。」
私「えへへ(笑)。ありがとうございます!読まれてますね(笑)。」
家内「このロゼ、もう少し冷やしても良いのですが、この後常温の赤が続きますのであえて常温で供出しました(笑)。」
「マスキューさん。その方が良いですよね
(笑)。ロゼの本来的な良さも解るし、後の赤へのリセットにもなります(笑)。」
「繋ぎはオッケー(笑)。」
「今日、赤ワインに合わせてどうかな?とアフガニスタンのマルベリーの乾燥したものを少し持ってきました(笑)。」
私「Aさん!『リコリス』に引き続きありがとうございました!実は先週、家内の実家の庭先に這えている桑の実を食べてみました(笑)。Aさんに教えていただいたマルベリーの香りを確認してみようかと(笑)。生の桑の実なので甘酸っぱい。ちょっと赤い小粒のベリーのニュアンスも感じました。」
Aさん「この乾燥したマルベリー、とても甘くて赤ワイン飲みながら食べると更に甘さが増して美味しくて、今嵌まってます(笑)。」
家内「桑の実といただいたマルベリーは甘さが違いますよね(笑)。酸っぱくないし(笑)。」
私「乾燥レーズンの味ですよね。そりゃ赤ワインにはマリアージュします(笑)。」
Aさん(旦那様)「桑の実は子供の頃しょっちゅう食べてた(笑)。おやつ代わり。もう食べたくない(ガハハ)。でもアフガニスタンのマルベリーは別物だよね(笑)。」
私「皆さんにもお試しさせていただきます(笑)!ありがとうございました!」
「あっ、アフガニスタン・サフランですよね(笑)。フェア・トレードNPOですよね。色々な野生の干したものが詰め合わせでも買えるみたい。今度頼んでみようと思ってたんですよね(笑)。」

皆さんアンテナ張ってますね(笑)。


●ルパイア トスカーノ 2013年 カンポ・アイ・レッチ イタリア 赤 I.G.P.
トスカーノ 750ml 1885円税込み
「おー、2013年ヴィンテージの赤ワインですかぁ(笑)。あ~、熟成香しますね(笑)。」
「樽の香りもしっかりあるけど邪魔ではないね(笑)。色合いも熟成を感じさせる。とはいえ古い感じではない。」
「うんうん。紫じゃなくて、ガーネット色ですね(笑)。香りが重い(笑)。それにしては安い(笑)。」
「安いワインの香りじゃないよね(笑)。」
「うん。味わいはヘビー!香りの通り(笑)。」
「トスカーナの何処ですか?」
家内「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの著名生産者のワインです。ヘビーなタンニンはブルネッロに通じますね(笑)。」
「バローロ、バルバレスコ、ブルネッロがイタリアDOCGの3大看板でしたよね(笑)。」
「タンニン立派(笑)!」
「品種は何ですか?」
家内「キャンティなどのサンジョヴエーゼの亜種サンジョヴェーゼ・グロッソ100%
で作られて5年以上(樽熟成2年以上)熟成したものがDOCGブルネッロ・ディ・モンタルチーノとなります。これは樽熟成期間が短く、カベルネとメルローが入っているのでIGPとなります。」
私「スラヴォニア・オークの大樽で1年ほど熟成してからステンレス・タンクに移して保存・熟成。注文がまとまると瓶詰め出荷しているようです。ですから瓶毎のばらつきがなくとても安定した品質です(笑)。」
「う~ん。キャンティのサンジョヴエーゼとは違うよね(笑)。もっとヘビーでタニック。」
家内「時間が経つとサンジョヴエーゼ特有の酸っぱさが出てきます(笑)。」
私「ちょっとオレンジ風味の酸っぱさです
(笑)。それにしてもキャンティと比べると手強いですよね(笑)。」
「ちょっとキノコみたいなニュアンス…。苔…。複雑が隠れてる(笑)。」
「たしかに、ブルネッロと比べると甘さや壮麗さは及ばないのだろうけど、コスパ高いですよね(笑)。」
「コスパ高し!」


●コントログエッラ ロッソ コッレ・クーポ 2018年 バローネ・コルナッキア イタリア アブルッツォ 赤 コントログエッラD.O.C. 750ml 2640円税込み
「あれ?コルナッキアにこんな赤ワインあったんですね(笑)?」
私「はい。近隣のコントログエッラ地区の親戚の畑を譲り受けたようです。モンテプルチアーノ種にボルドー品種をブレンドするお約束です(笑)。」
「う~ん。香りは重厚(笑)。でもモンテプルチアーノの香りとは違う?ボルドーっぽい?」
「コルナッキアのモンテプルチアーノはストロベリー全開(笑)。でもコレは違うなぁ。モンテプルチアーノは何%入っているのですか?」
私「60%です。あとカベルネとメルローが20%ずつです。」
「不思議(笑)。テロワールなのか?メルローとカベルネが強いのか?」
「香りはプラム系。モンテプルチアーノのストロベリーのニュアンスじゃないですよね(笑)。」
「でもさあ、口に入れると圧巻の広がり・余韻。只者じゃない(笑)。かなり高級。一つ前のルパイアとは比べ物にならない
ほど高級(笑)。」
「うんうん。飲み込んだ後の鼻腔を抜ける香りが凄い(笑)。」
家内「このワインも翌日になると開いてきます。」
「このワインはヴィンテージは2018年ですよね。」
私「早く飲めるように作ってはいますが、それでもコレですから(笑)、もともとの良さ・しっかり感がありますね(笑)。」
「そーだよね。今、ボルドーでこのレベルのワイン飲もうと思ったら3,000円じゃ無理だよね(笑)。」
「コルナッキアっての何作ってもクオリティーが高いですね(笑)。ケチ臭くない。さすが貴族のワインですね(笑)。貴族は嘘つかない!」


●モンデュース サン・ジャン・ド・ラ・ポルト 2020年 フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエ フランス 赤 ヴァン・ド・サヴォアA.O.C.750ml 3017円税込み
「あれ?マスキューさん。ちょっと前の試飲会で出ましたよね?」
私「はい(笑)。フランス・サヴォアの白シェナン・ヴェルジュロンと同じ生産者のものです(笑)。今度は『モンデュース』という地場品種100%の赤です!」
「そうそう。スイスのレ・マン湖の近くの
綺麗なところでしたよね(笑)?」
「でも畑は45度の急傾斜(笑)。落ちたら大変(笑)。」
「45度なんていったら上から見たら垂直に見えますよ(笑)。」
家内「作業はすべて手仕事。機械類を畑に入れる事が出来ません。」
「ジュラやサヴォア、スイスなんかのワインって海外ではあまり見かけませんよね。」
私「ほとんど現地で消費されるようです。」
「国際的なリゾート地だから高く売れるんだよね(笑)。お金持ちのお客さんは地元のワインを飲みたがるしね(笑)。」
「郷に入れば郷に従う!かな(笑)。それも旅行の楽しみだからね(笑)。」
「インランドの輸送が大変なのも理由の一つでしょうね。港まで遠い(笑)。」
私「まっ、まっ、お試しを!」
「あー、チェリーの香りが綺麗だなぁ(笑)
。」
「でも、ピノ・ノワールのチェリーの香りとは違う。ちょっとエキゾチックな感じ
。」
「経験したことのないチェリーの香り(笑)
。」
「ビオ系のワインだね。優しい深みがある
。癒されるんだよね(笑)。」
私「プレス果汁は使ってませんね。この点ブルゴーニュ的かな(笑)。まあ、熟成に木樽も使っていませんから、渾身の直球勝負でございます(笑)。」
家内「このドメーヌの一番高いワインだけあります(笑)。」
「店長!コレって森のワインですよね(笑)。森のニュアンスがある。」
「椎茸の旨味の香りがする(笑)!あとエキゾチックな香りが沢山ある(笑)。」
私「湿った感じですよね(笑)。」
「樹木のニュアンス?ニッキやクローブ…
。おじいちゃんの家の香り(笑)!」
「コルナッキアのワインは濃くて強かったけど、これは濃くないけど実は強い(笑)。
品格がある。」
「凄く複雑。赤紫蘇の香りもあるね(笑)。」
「そうそう。羊歯類のニュアンス。」
家内「このモンデュースはシラーと繋がる。もしくは北イタリアのレフォスコとも言われています。経験的にはレフォスコに近い香りのような気がします。」
私「チェリーリキュールっぽいところが似てるかな?」
「何を食べながら飲んだら良いでしょうね。」
家内「ハード系や乳脂肪分の高いチーズは鉄板かな(笑)?」
「スパイスをたっぷり使ったマトンカレー!」
私「美味しそうですね(笑)。きっとこのワインに合いますね(笑)。」
「キノコ類を使った煮物もイイかも(笑)。」
私「アヴァンギャルドで素晴らしい(笑)!和テイストありますもんね(笑)。」
「ベースにトマトを使うのも悪くないはず(笑)。それをこってり煮込んで…。」

皆さんの想像力を掻き立てるワインでした(笑)!

ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会 リポート 前半

May 28, 2023 by weblogland |


昨日、一昨日とご来店いただきありがとうございました!
コロナ禍明け?従来の試飲会に戻って来たようです。とは言え基本マスクは手離せません。

リースリング シルバーベルグ 2020年 カール・フォフマン プファルツ Q.b,a. トロッケン 白 750ml 1885円税込み スクリュー・キャップ
「ドイツのリースリングですかぁ。久しぶり(笑)。」
「あ~、いかにも夏向きだよね(笑)。とても爽快(笑)。」
「ちょっと甘いから、とんと飲んでないね。」
私「一応トロッケン表示の辛口リースリングでございます(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「おー!しっかりしてる。爽やか。」
「リースリングの香りって何と言えば良いのですか?」
私「レモン・ライムにグレープフルーツが加わります。ちょっと涼しい系の柑橘類かな。」
「爽快感が良いね(笑)。」
「若いリースリングってちょっとガスっぽさを残すけど、これもそうですね(笑)。」
私「若干ガスっぽいですね(笑)。しばらくすると消えます。」
「とてもバランスが良い(笑)。何も考えずに楽しめる(笑)。」
「甘さがあるけど邪魔しない(笑)。」
家内「残糖分は8g/Lほどです。この案配が醸造家の腕の見せ所(笑)。食事に合わせるスタイルに仕上げています。」
「う~ん。焼き鳥のネギ間を塩で焼いて、レモンをぎゅっと絞って食べたら最高(笑)!」
私「いーですねぇ(笑)。涎が出ちゃいますよ(笑)。」
「フリッター!(笑)」
私「グロ・プランやミュスカデ的な使い方が出来ますよね(笑)。」
家内「時間が経つとスパイシーなニュアンスが出てきます。」
「そうするとネギ間に七味唐辛子降ってもイイかな(笑)。」
私「あと、リースリングの癖でもあるペトロール香はすぐに出てきません。」
「ペトロール香?」
私「はい。灯油みたいな香りです。人によっては好き嫌いが別れます。この香りがすぐに出るリースリングはダメかと。」
「へぇー。そうなのですか?」
家内「長い熟成を経て出てくるペトロール香は、それはそれで心地良いですよ(笑)。」
「モーゼル辺りの極上リースリングなんて30年位平気で持つよね(笑)。」
私「一体何時飲み頃になるの(笑)!ってくらいですよね(笑)。まあ、コレは別のスタイルのリースリングです。」
家内「昔はこんなスタイルのリースリングはありませんでした。とても良いことですよね(笑)。」
「リープフラウミルヒ…。マドンナなんて沢山飲んだな(笑)。でも甘くて飽きる(笑)。そして飲まなくなる(笑)。」
「そうそう。カッツとかブルーボトルの甘いドイツ・ワイン流行りましたよね(笑)。」
「飲みすぎて悪酔いしたなぁ(笑)。」
「ワイン飲み初めは甘いドイツ・ワイン(笑)。飲みやすいから飲みすぎて酷い悪酔いしたなぁ。そんな経験者は多いですよね(笑)。」


エアバッハー ソーヴィニヨン・ブラン 2021年 ワイングート・クラス ドイツ ラインガウ 白 Q.b.a. トロッケン 750ml 2074円税込み
「う~ん。誰が飲んでもソーヴィニヨン・ブラン!」
「とてもしっかりしてる。ドイツでこんなに素晴らしいソーヴィニヨン・ブランが出来るのですね(笑)。」
家内「ソーヴィニヨン・ブラン独特の味・香りが出てますよね(笑)。」
「僕の実家は少しばかり葡萄栽培をしてますが、収穫期に葡萄畑に入るとこんな香りになりますよ(笑)。フルーツ一杯(笑)!」
「レモンやハチミツの香りが着いてきて高級(笑)。」
「トロピカルな香りが強いですよね。」
私「ライチや薔薇の香りが強いソーヴィニヨン・ブランですよね(笑)。とても立体的な香りの出方です。」
「フランスのロワールのソーヴィニヨン・ブランに似てるかな?」
「ニュージーランドとは違う(笑)!」
私「ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランはもっと乾いた感じですよね(笑)。コレはそれより湿っているかな(笑)?」家内「ちょっとゲヴュルツトラミネールっぽさがありますよね。とてもスパイシー。」
「どんなスパイスですか?」
私「ピンク・ペッパーかな?薔薇の種。あと、他にも…。」
家内「白胡椒っぽいかな?スパイスをたっぷり使ったカレーなんか食べながら飲んだら美味しそう(笑)。」」
「それにしてもドイツのソーヴィニヨン・ブランとは思えない(笑)。こんなのが作られているのですね。時代は変わったのかな(笑)。」
私「きっと温暖化も影響してるんでしょうね。」
「そうですよね。昔はソーヴィニヨン・ブランってロワール辺りが北限でしたものね(笑)。」
「このワインとても濃密ですよね。最初に飲んだリースリングより濃いですよね?

「そうそう。本当にドイツ産とは思えない(笑)。とても複雑だしね(笑)。」
私「ではここで問題です(笑)!最初のリースリングはアルコール分が12.5%ですが
、このソーヴィニヨン・ブランはアルコール分がいかほどでしょうか(笑)?」
「ソーヴィニヨン・ブランの方が強く感じるから、リースリング以上かな?13%!」
私「正解はなんと11.5%です!ちなみに酸はリースリングより1g/Lほど多いです。」
「そんな低いアルコール分でこんなに濃厚でフルーティーなのですか!酸があるってことなんだ。」
家内「この生産者ワイングート・クラスの畑はラインガウでもなかなかのもの。急傾斜ではないので保水力がありますが、ちゃんと収穫量を制限して栽培した結果だと思います。」
私「寒い産地ですからさほど糖度は上がりませんが、遅摘みしてじっくり樹上で葡萄を成熟させて収穫したのだと思います。ハニーなニュアンスは遅摘みした証です。」
「テロワールに沿った栽培をしてる訳ですね(笑)。」
私「左様かと(笑)。かなりの作り手かと(笑)。」


ラ・ヴィ・アン・ローズ 2021年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア ロゼ ムンテニアI.G. 750ml 1508円税込み
「ラヴィ・アン・ローズって?」
家内「『薔薇色の人生』です(笑)。」
「まんまだぁ(笑)!」
「それにしても綺麗なロゼ色ですね。薔薇色ですね(笑)。」
「マスキューさん。ロゼってどうやって作るのですか?」
私「赤と白を混ぜる方法もありますが、基本赤を作る過程で果汁を早く抜くことでロゼ色にするのが本道です(笑)。」
「たしかこの生産者のワインでピノ・ノワールありましたけど、あれと似た味わいなのかな?」
私「あのピノ・ノワールはマスキューの大定番です。このロゼはシラー60%、ピノ・グリ20%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%のセパージュです。まっ、まっ、お試しを!」
「あ~あ、旨い。旨味がダイレクト(笑)。」
「軽いけど、これだけで行ける(笑)。」
「赤ワインっぽさはありませんねよ(笑)。
でも、小粒のプラムやベリーの香りがする。」
私「それが黒葡萄由来の香りです。そんなに強く主張してませんね(笑)。」
家内「ピノ・グリは黒葡萄ではありませんが、旨味を強調出来る品種なので、ピノ・グリを加えたところに技があると思います(笑)。」
「ピノ・グリって白葡萄なのですか?」
家内「皮が灰色のピノ系葡萄です。これだけで醸造するとうっすらロゼ色になります。どちらかと言えば白葡萄に近いですね。」
私「ピノ・グリは特徴的な香りは弱いのですが、旨味に訴求力があります。その辺を理解した上でピノ・グリを混ぜているのだと思います。醸造家のセンスですね(笑)。」
「旨味だけを塗ったキャンバスにどんな絵が描けるかな(笑)?」
「このワイン、考えて考えた上でのワインなんですね。品質の意味でチャレンジしてるな(笑)。」
「癖がないから食べ合わせの幅が広そうですね(笑)。」
家内「生鰹にミョウガをたっぷりのせて食べたらとても美味しかったですよ(笑)。」
「たたきじゃないんですね?」
私「今の魚介類の鮮度は凄く良いですよね
(笑)。スーパーで売っている刺身なんか驚くほど新鮮。全然臭くない。一般に生魚はワインに合わないなんて言われてますが、臭いのしない新鮮な魚なら全然オッケーだと思います。赤身のマグロもオッケーでした(笑)。」
「色々な薬味や、スパイスでアレンジ出来そうよね(笑)。想像が膨らむ(笑)。」
「マスキューさん。ロゼ・ワイン大好きですよね。ロゼ・ワインの選び方ってあるのですか?」
私「マスキューでは酸っぱい系と旨味系に分けております(笑)。これは旨味系となります(笑)。」
「酸っぱい系って?」
私「コルナッキアのチェラスオーロ・ダブルッツォ等が酸っぱい系でございます(笑)。ストロベリーの香りが弾けるようですよ(笑)。」

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試飲会の作戦会議

May 25, 2023 by weblogland |
今週末のマスキュー試飲会の作戦会議です(笑)。

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私「今回の試飲会でラヴィ・アン・ローズ足りなくなりそうだよね。」
家内「色合いだけでやられちゃう(笑)。大日本ロゼ・ワイン普及協会会長としては
胸を張れるチョイス(笑)。」
私「マスキューのロゼ・ワインのラインナップとしては、酸っぱい系じゃなくて旨味系。じんわり美味しいんだよね(笑)。今日お客様で先行して買われる方が数名いたし、追加発注しておいた方が良さそうだね。」
家内「あと、ドイツ・ワインに皆さんご興味がありそう。皆さん昔沢山飲んだから(笑)、この今風の辛口スタイルは絶対好きになるはず!」
私「あと、心配なのはルパイア2013年。決してフレンドリーじゃないけどコスパが高い。玄人受けする。」
家内「抜栓したあと1週間は楽しめる。愛想は良くないけど(笑)、サンジョヴェーゼ好きはまとめ買いするかも(笑)。」
私「可能性あるよね。インポーターさんの在庫を確認してみるよ。」

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今月末5月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

May 24, 2023 by weblogland |
今月末5月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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いつも通りのバタバタですが(笑)、どうにか格好がついたかな(笑)。
やはり6本だと量感がありますね(笑)。5本と6本では迫力が違う(笑)。
う~ん。
あと、真ん中のラヴィ・アン・ローズ、色がとても綺麗ですね(笑)。眺めてるだけでぐっと来ちゃう。飲んでもぐっと来ますから(笑)、追加発注しておいた方が良いかも?
あと、ドイツのクラウスのオレンジ色の配色がカッコいい(笑)。ドイツ・ワインはもともと地味なラベル・デザインが多いのですが、コレはハイ・センス。味わいも良い意味でアバンギャルド(笑)。試飲された方はきっと驚くはず(笑)。
そうそう、まだサブリミナルの仕込みをしていません(笑)。何しようかな(笑)?

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これ、なーんだ(笑)?

May 21, 2023 by weblogland |
これ、なーんだ(笑)?

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正解は乾燥させた桑の実です!
松ぼっくりではありません(笑)。
実は長年ご愛顧いただいてるA御夫人からいただきました。ちょっと前のマスキュー試飲会で皆さんにお裾分けした甘草(リコリス)飴を差し入れてくださった方と言えば、ピンと来るかな(笑)。
A御夫人「マスキューさん!私『桑の実』の味がイメージできないので取り寄せました(笑)。」
私「えー!凄い(笑)。」
A御夫人「よく奥様が試飲会で『桑の実の味がしますね。』なんて表現されますよね。香り・味の表現が幅広く感心してるんですよ(笑)。」
私「ありがとうございます。職業的に何十年もワインを売っているので、そんな大したことじゃ無いんですよ(笑)。あと家内は田舎育ちですので、桑の実は山でぼりぼり食べてたらしいです(笑)。」
A御夫人「これ、知り合いでアフガニスタンから輸入してる人がいまして、取り寄せてみました。桑の実はマルベリーって言うようですね。」

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その晩
私「ベリー、干し葡萄っぽいね(笑)。とても食べやすい!」
家内「ウンウン。美味しい。う~ん。でも私の食べた桑の実はもっと酸っぱかった(笑)。」
私「アフガニスタンの方が乾燥して暑いから桑の実は良く育つんだよ。しかも生じゃないし。」
家内「とても甘いし、私の食べた生の桑の実より糖度が高い。高級な味だよ(笑)。ただ乾燥させただけなのかな?」
私「あなたはカベルネ系の赤ワインを桑の実って表現するけど、僕はカシスって表現する。ひょっとしたら違う感じ方かもしれない(笑)?」
家内「あっ!ひよこ豆も売ってる!」
私「そうそう、それからピスタチオもある。アフガニスタンのピスタチオは有名だよね。食べたことないから、今度問い合わせてみようかな!」

ありがとうございました!A御夫人!

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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

May 19, 2023 by weblogland |
今月5月26日(金)17~20時、27日(土)11~20時、のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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まずはドイツのリースリングとソーヴィニヨン・ブラン!


〇リースリング シルバーベルグ 2020年 カール・フォフマン プファルツ Q.b,a. トロッケン 白 750ml 1885円税込み スクリュー・キャップ
ドイツ プファルツのジュートリッヒェ・ヴァインシュトラーセ村に1955年に設立された家族経営のワイナリー カール・フォフマン。約100ヘクタール(所有するのは85ヘクタール、他は緊密な関係の栽培農家)の畑から多種類のワインを作っています。(リースリングやグラウブルグンダー=ピノ・グリなど。)きっと昔は安い甘口ワインを作っていたんだろうな(笑)。

カール・フォフマンのケヴュルツトラミネールをマスキューの定番として扱っておりますが、今回はリースリングです(笑)。
もともとワインの生産量はドイツ随一。リープフラウミルヒやマドンナと言えば皆さんピンと来ますよね(笑)。まあ、甘くて飲みやすいスタイルですので今はあまり見かけなくなりましたか。そんなこんなでプファルツの生産者も方向転換(笑)。甘い量産品ではなく食事に合わせやすいトロッケン(辛口)志向、もちろんしっかり酸を残してグレードアップ。もともと平地で多量のワインを作れるアドバンテージを品質に向けることに気がついた訳ですね(笑)。モーゼルのリースリングだけに頼っていたドイツ・ワインの復活の狼煙かと(笑)。マスキューでもプファルツのリースリングを扱うのは
初めてに近い(笑)。記憶にありません(笑)
。それも、実はマスキューはリースリングが大好物(笑)。しかも古典的なガチガチのリースリング原理主義者なのです(笑)
。それ故プファルツ辺りの半端なリースリングは歯牙にもかけておりませんでした(ごめんなさい!)。でも、モーゼルとは異なったジャンルのリースリングとして、コレはあり(笑)!なのです。

このワイン、単一畑ヴァルツハイマーとシルバーベルグのものをブレンドしたもの。残糖分は8g/L、総酸は7g/Lほど。
きっとこの案配がトロッケン・リースリングのベスト・バランスかと。(個人的には後1g糖分を減らしたい(笑)。)
保水力のある土壌で作られるリースリングはモーゼル等と比べるとやや重い感じがしますが、収穫量を落とすことで自然な重さを表現。デイリーに楽しめる数少ない辛口リースリングと言えます。


とても久しぶりのドイツ・ワイン入荷なので表記や地図を忘れており(笑)、とても大変でした(笑)。ドイツの場合銘醸地が限られ、新たなものがなかなか生まれ難い。そんな中プファルツなどは一段格の低い安いワインの産地として冷遇されていましたが、ようやくオリジナリティあるユーシフルなワインが出てきたととても頼もしく思っております(笑)。温暖化の恩恵もあるとは思いますが、今までの殻を破る今後目を離せないワイナリーなのです。

〇エアバッハー ソーヴィニヨン・ブラン 2021年 ワイングート・クラス ドイツ ラインガウ 白 Q.b.a. トロッケン 750ml 2074円税込み
このワイングート・クラス、現当主アティアスの曾祖父が1850年に畑を所有したことから始まります。
所有する畑は著名なマルコブルンに平行したジーゲルスベルグに1ヘクタール、エルバッハの集落の背後の1級畑シュタインモルゲン0.5ヘクタール、ライン河に注ぐ支流カイゼルボッシュ川に沿うミッシェルマルク3.5ヘクタール。
このソーヴィニヨン・ブランはミッシェルマルクで栽培されたもの。畑は水際に近く、土壌はレスやローム等の二次堆積土。保水力はありそうですね。そうすると密植も可能なのでしょうが、畝間を3mほどと広くとっています。管理の容易さを優先しています。風通しの良さも意識しているようですね(笑)。1ヘクタールあたり3000本くらい植樹しているようですね。
基本、グリーンハーベストや房の先端をカットしたり畑での撰果を徹底することで収量を落としているようです。ですから出来上がったワインはとてもフルーティーで濃い。トロピカルなソーヴィニヨン・ブランらしい特徴がはっきりしながらもだれず、背筋がピンとしている。7g近い総酸がある所以かと。残糖分が7g以下のトロッケンでしっかり酸があるため甘さが出しゃばりません。とても折り合いが良く感じます。優しい!
そうそう2021年ヴィンテージはアルコール分が11.5%ほどの仕上がりなのですが、コレもグッド(笑)。無理に補糖した印象もなくとても自然な仕上がりです。収穫量を抑えてこそのワインです(笑)。
高価なリースリングを目指すより、ソーヴィニヨン・ブランの新境地に達したことの方が意義も意味もあると感じました
(笑)。


そして待望のロゼ!
◎ラ・ヴィ・アン・ローズ 2021年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア ロゼ ムンテニアI.G. 750ml 1508円税込み
国土のほとんどでワイン生産が行われているルーマニアは大きく7の生産地方に別れます。そのなかに37のD.O.C. (EU 法のA.O.C.)と12のI.G. (EU 法のI.G.P. )が制定されています。

このドメニイレ・サハテニ(インポーターさんの資料ですとドメーニレ・サハティーニですがヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』の表記を優先します)は2003年に女性醸造家アウレリア・ヴィシネスクさんにより創業。

ワインナリーはブカレストの北ムンテニア地方のデアル・マーレ地域のミジル村にあります。畑はカルパティア山脈の南の緩傾斜の平原。いかにも日照に恵まれ、水捌けの良い好立地。実際、緯度はフランスのローヌと同じ、気候はブルゴーニュに似ているとか。

マスキューの定番はピノ・ノワール。品質が高くロング・セラーとなっております。香りの抽出と葡萄自体の良さが伺えるもの。それ故、ロゼは旨いはず!美しい薔薇色が物語っていると思いませんか(笑)。
キュヴェ名の『ラヴィ・アン・ローズ』なんてまんまですし、期待も深まります(笑)。
このロゼはピノ・ノワールではなく(笑)、シラー60%、ピノ・グリージョ20%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%
。しっかり温度管理しながら、フリー・ラン・ジュースで作られるお値打ちのもの。シラーやカベルネ由来のベリー系の小粒の赤い果実味は旨味に包まれており、あくまでもフレンドリー(笑)。香りプンプンの派手なスタイルではありませんが、常に寄り添って欲しいと想わせます
。特に旨味の芯ピノ・グリージョをブレンドしているところにセンスが光りますね(笑)。
あと、気がついたのですが、2021年ヴィンテージでワイン自体も出来上がっているのですが、グラスに注ぐと若干の泡が見られます。口中での発泡感はないので、きっとマロラクティック発酵の余韻ではなく、瓶詰め工程で窒素を充填したのだと思います。それ故SO2の使用量は低減され、とても伸びやかなワインとなっています。そのうちSO2無添加のワインとしてリリースされるかも(笑)。更なる向上が期待される生産者です。


コスパ良し!
●ルパイア トスカーノ 2013年 カンポ・アイ・レッチ イタリア 赤 I.G.P.
トスカーノ 750ml 1885円税込み
イタリア・トスカーナでブルネッロ・モンタルチーノの生産者として名高いカンポ・アイ・レッチ。実はレッチャイアです(笑)。インポーターさんが違っていることからそんなことになったようです(笑)。商売上手ではなく(笑)、気配りの一環でございます。
この『ルパイア』、『狼の巣』の意味。得意のサンジョヴェーゼ・グロッソにカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローをブレンドしたもの。
飲んでビックリ!
ブルネッロを飲んでいるよう(笑)。スラヴォニア・オークの大樽で熟成してますね。それをステンレス・タンクに移して保存、注文がたまると瓶詰め出荷しているようですね(笑)。コルクは新しいし、液面も下がっていません。澱も無い(笑)。
とても液体がクリーンです。
味わいはヘビー。重心の低いスタイルはキャンティやヴィーノ・ノビレとは明らかに違うサンジョヴェーゼの味わい。2013年ヴィンテージなのでわずかにオレンジのニュアンスは若干感じますが、全然古さを感じさせない佇まいはブルネッロにしかない堂々としたもの。しかも価格はミニ・ブルネッロ(笑)!
う~ん。
こんなにコスト・パフォーマンスに優れたワインがまだあるとは!
飲みながら思ったのですが、牛のヒレ肉に岩塩を降って焼いたステーキ食べながら飲んだら美味しいでしょうね(笑)。そのためにあるワインのような気がしました(笑)。


定番なのですが、試飲会に出ていませんでした(笑)!ぬかっていました(笑)!
●コントログエッラ ロッソ コッレ・クーポ 2018年 バローネ・コルナッキア イタリア アブルッツォ 赤 コントログエッラD.O.C. 750ml 2640円税込み
モンテプルチアーノ・ダブルッツォのスペシャリスト バローネ・コルナッキアが作るD.O.C.コントログエッラの赤ワインです。
まずD.O.C.コントログエッラ。ご存知ですか?私は存じあげませんでした(笑)。
このD.O.C.はD.O.C.G.モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コリーネ・テラマーネのゾーンのなかの北隅のコントログエッラ村の狭いエリア。(コントログエッラとは反戦の意味)1996年にD.O.C.に昇格しています。モンテプルチアーノ種60%以上、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンは15%以上が義務づけられています。
もともと親戚が所有していた『コッレ・クーポ』畑。『クーポの丘』という意味。コントラーダ・トッリとトラーノ・ヌオーヴォの標高240mの日照に恵まれた石ころだらけの石灰岩土壌。カベルネの好みそうな土壌ですね(笑)。カベルネは父ピエロ・コルナッキアがフランスのコルシカから持ってきたクローン。ボルドーではなく暖かなコルシカから持ってきたのは慧眼。無理がない(笑)。
9月下旬から収穫は始まり、ステンレス・タンクで28℃で発酵。500Lのフレンチ・オークの古樽で18ヶ月熟成後瓶詰めしてから8ヶ月静置・熟成してリリース。無理のない考え抜いた熟成です(笑)。(収穫が在来品種より早いことはワイナリーの生産性を増します。)
味わいは力強いがバランスが良く、多量のタンニンは葡萄由来の甘さととても折り合いが良くフレンドリー(笑)。全体のレベルの高さ、品質の良さ、特に原料葡萄の良さがダイレクトに伝わって来ます(笑)。スパイシーでありながらプラムやベリーの果実の熟した甘さは圧倒的に旨い!カベルネ由来のミントのヒント、小粒のベリーのニュアンスは複雑味を見事に演出。ワイン全体の奥行き、長い余韻を品のあるものにしています。
このマイナーなD.O.C.(ご免なさい!)の存在意義が伝わる素晴らしいワインでございます(笑)。モンテプルチアーノだけじゃない!と生産者が主張しております(笑)。


こんなワインあったんですね!
●モンデュース サン・ジャン・ド・ラ・ポルト 2020年 フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエ フランス 赤 ヴァン・ド・サヴォアA.O.C.750ml 3017円税込み
マスキューの大定番のサヴォアの白の生産者フィリップ・ラヴィエールの名前がフィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエとなりました。要は奥様の名前が加わった次第でございます(笑)。
ラインナップの中でもヴァン・ド・サヴォアのクリュの中で有名な『レ・アビーム』はジャケール種100%で作っており、マスキューでは長年親しまれております。
標高1993mのグラニエ山の北東に広がるガレた斜面を畑とするとても過酷な環境。車や機械は入れません。すべて人力に頼らざるを得ません。ちょっと見斜度45度、石ころだらけの崖にしか見えません。落ちたら命に関わる(笑)。
そのなかでも標高の高いアビーム村から15km北東に下ったサン・ジャン・ド・ラ・ポルト村でモンデュース種100%で作られる赤ワインがコレ。ヴオージュ山塊を背負った南東向きの急斜面の畑で作られています。正確なアペラシオン名はヴァン・ド・サヴォア モンデュース サン・ジャン・ド・ラ・ポルトA.C.でございます
(笑)。
かなりマニアックで資格試験の難問クラスです(笑)。
でもですね(笑)、味わいは完成したフィネスのあるもの。基本チェリーの香りなのですがとてもユニーク。リキュールの『チェリー・ヒーリング』にちょっと似てるかな?ワイン自体は柔らかみ・深みのある高級なスタイルです。実に美味しい!
このモンデュース種はシラーの親戚またはイタリアのレフォスコに起源があるなど言われております。実際ユニークなチェリーの香りはレフォスコに似ている気がします。

作りはフィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエらしく木樽は一切使用せず低温で注意深く醸したもの。
何の衒いも無い直球勝負ですから、スルスルと飲み干してしまいます(笑)。

以上6本!
皆様のご来店お待ち申し上げます。
※先月は土曜日の6時頃にお客様が集中されました。念のためお知らせしておきますね(笑)。


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ミッション成功(笑)!

May 18, 2023 by weblogland |
先日お話ししたブルゴーニュ・サン・ロマンのドメーヌ・マルトノ・マラール
サン・ロマン スー・ル・シャトー ブラン2021年
ゲットしました(笑)!
ふふふ(笑)。
まあ、すぐ飲むにはちょっと早いですが、大した本数ありませんでしたからラッキー。前評判では2016年と2017年に似た出来映えとか。私は個人的に1991年を予想しています。2021年は作柄の状況が1991年にとても似ています。とてもマイナーなヴィンテージなのですが、心に残るヴィンテージです。プリウールのミュルソー・ペリエール1991年を飲んだ時の感動は未だに忘れられません。もちろんイレギュラーなのですが、貴腐がちょっと着いた濃厚な味わい。
う~ん。
妄想が止まりません(笑)!

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西陽との戦いが始まります

May 17, 2023 by weblogland |
さあ、今日から西陽との戦いが始まりますね(笑)。
昨日の天気予報では30℃を越えると言ってました。まだ午前中なので取り急ぎエアコンのフィルターのお掃除(笑)。準備万端です(笑)。
ところで今日は5月17日ですから、今年の戦い開始はちょっと早いですね。
私「いつも衣替えは6月だよね?」
家内「学校なんか6月1日から。今年はエルニーニョ現象が起こりそうだから、世界各地で干魃がもう起こってるみたいだよね。」
私「う~ん。今年のワインの作柄が心配だよね。」
家内「2020、2021年と収穫量が少なかった。2022年は持ち直したみたいだけど、ヴィンテージ変更の早いこと早いこと(笑)。」
私「特にブルゴーニュは酷いよね。価格も酷く高い(笑)。」
家内「全世界的なことだから、産地に拘らないチョイスが必要かな(笑)。」
私「そうそう。悲観的になってもなんにもならないから、ここはポジティブに行くしかないね(笑)。マスキュー本領発揮か(笑)!」

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マルトノ・マラールのインポーターさんに電話しました!

May 16, 2023 by weblogland |
えへへ(笑)。
今日早速マルトノ・マラールのインポーターさんに電話しました!
私「マルトノ・マラールのサン・ロマン飲みましたよ(笑)!実に美味しかった!ピュリニー・モンラッシェの1級並。しかもグラン・クリュに連なる区画のものレベルでしたよ。(思いっきり持ち上げる。)」
インポーターさん「ありがとございます。」
私「久しぶりに美味しいシャルドネ飲みましたよ(笑)。」
インポーターさん「ホントあのワインは美味しいですよね。ありがとうございます。」
さて、持ち上げるだけ持上げて、これからが私の本領発揮です(笑)。
私「この前もらったのは2019年の最後の1本でしたよね。完璧でした。機会があればマスキュー試飲会に出したいですよ。」
インポーターさん「2020年が少なく、2021年ヴィンテージは更に少ない。たまにこっそり入荷したりはするのですが…。」
私「そうだよね。無理は言わないから、入荷したら教えてね(笑)。値段も上がっているだろうしね。」←ここがポイント(笑)。
真っ先に知らせてくれるように誘導です(笑)!
インポーターさん「じゃあ、すぐお知らせしますから!ありがとうございました!」

ふふふ(笑)。

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サン・ロマン スー・ル・シャトー ブラン 2019年 ドメーヌ・マルトノ・マラール

May 14, 2023 by weblogland |
サン・ロマン スー・ル・シャトー ブラン 2019年 ドメーヌ・マルトノ・マラール
美味しかったです!

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今年2月の桝久試飲会で好評いただいたブルゴーニュ・オート・コート・ド・ポーヌの生産者マルトノ・マラールの白眉と言われるシャルドネ。本拠地のサン・ロマンのもの。サン・ロマン自体は標高が高く、シャルドネには涼し過ぎる嫌いがありましたが、昨今の温暖化により評価が上がっております。
記憶を辿ると80年代には引っ掛かりもしない(笑)。90年代後半からチラホラ日本で見かけるようになった感です。私自身も『寒いんだからアリゴテでも作ってた方がイイ』なんてアウト・オブ・眼中でした(ごめんなさい!)。
今年に入って初めてマルトノ・マラールを飲んでビックリ。このドメーヌの核心のサン・ロマンを飲んでみたくなりました(笑)。ちょうど2019年のものが1本だけあったので取り寄せた次第です。お値段はちょっとお高い5,000円強。
先ほどティスティングしたのですが、ピュリニー・モンラッシェの1級クラス。しかもモンラッシェ等のグラン・クリュに連なる最良の1級のレベルでした!
久しぶりに感動しました(笑)。
最初樽香を強く感じるのですが、果実味が勝っており嫌味にならない。もうこれだけでポテンシャルの高さに圧倒されました(笑)。昔のマロスラヴァックのフォルティエールを思い出しました(笑)。
次回日本に輸入されたら必ず試飲会で皆さんに飲んでいただきたいものです。
唾つけておこう(笑)!

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う~ん。 シャンパーニュが無い!

May 10, 2023 by weblogland |
う~ん。
シャンパーニュが無い!
正確に言えば、欲しいシャンパーニュが無い!
私個人的にコート・デ・ブランのクラマンやアヴィーズのシャルドネのブラン・ド・ブランが大好物です(笑)。然るにマスキューのラインナップもそれらを外せない。でもですね、無い!かろうじて幾つかのグラン・クリュのアッサンブラージュ・スタイルのものを探しましたが、高いですねぇ(笑)。心情として1万円位までが、シャンパンに出す金額として妥当だと思っていますから、余計無い(笑)。まあ、ヴィンテージ入りのミレジムシャンパンが1万円越えるのはやむを得ないとしても、グラン・クリュ100%のシャンパンが5~6,000円位でないかな?今や、モエやヴーヴクリコなどが8,000円前後しますから、私所望のシャンパンはあるはず無いかな?
もう少し探してみますね。

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連休終わりましたね。

May 08, 2023 by weblogland |
皆さんどうお過ごしでしたか?まあ、我々はあまり続けて休む習慣がないので、二日くらいの連休で充分(笑)。そんな訳で5月3日4日のお休みで満喫しました(笑)。
ただ、先月末がマスキュー試飲会でしたので試飲会明けの発注が出来ない。それ故ワインが足りない!コレ嬉しい悲鳴ではなく(笑)、連休で物流が止まったため。基本ほぼ毎日発注していますから、三日先まで頭が行かないと言うだけの話です(笑)。
寄る年波ではありますが(笑)、深刻に困った気にならないのも事実(ごめんなさい!)。年を取ると良いこともあると開き直りましょう!鈍感になるのではなく、鷹揚になる!人間が大きくなる!
ふぅー。
このくらいにしときましょうか(笑)?

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試飲会番外編(笑)!

May 07, 2023 by weblogland |
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今回コロナ開けもあり、試飲会の本数を増やすかどうか家内と事前に作戦会議をしておりました(笑)。
私「今回はチリ・ワインなどちょっと意表を突くラインナップでマスキューらしいと思うんだけど(笑)、いつものように6本出したいところだよね。」
家内「そーだよね。かといって事前からコロナ開けを唄うわけにはいかない(笑)。お客様の様子を伺って途中からサプライズ1本増やすのも良いかも(笑)?」
私「それだとあまり数がないワインでもオッケーだから選択肢増えるよね(笑)。で、何にする?」
家内「この前飲んで美味しかった。ペトロイオのキャンティ!」
私「2016年でようやく調子が出てきたよね(笑)。数も少ないしちょうど良いかも(笑)。」


●キャンティ クラッシコ 2016年 ファットリア・ディ・ペトロイオ イタリア トスカーナ 赤 キャンティD.O.C.G.750ml 3110円税込

私「このキャンティ家内の大好物です(笑)。数年前にマスキュー試飲会でご好評いただいたものです。今飲み頃でございますのでお試しください!」
家内「えへへ(笑)。いわゆる酸っぱい系のキャンティです。」
「あっ!このラベル見覚えがある(笑)!」
家内「以前試飲会に出したのは2015年ヴィンテージでした。これは2016年ヴィンテージです。」
「あ~!美味しいね(笑)。高級な香りだよね(笑)。」
家内「今風のキャンティは濃さと甘さを出すスタイルです。これは酸っぱさ。とても古典的でこの酸っぱさがサンジョヴェーゼらしいかと(えっへん)!」
「味わい香りが渦巻いている(笑)。」
「力はあるけど力ずくじゃないね。良いワイン。」
私「あと二年位経つとオレンジのニュアンスが加わると思います。」
「リキュールっぽいよね。高級感あるね(笑)。」
家内「マスキューに来た当初は酸っぱくて渋くてちょっと置いてからお出ししようと思っていましたが、いつの間にか数が減って試飲会に出すには…。」
私「酸っぱさもバルサミコっぽいですよね
。ようやく纏まりが出ました(笑)。2016年ヴィンテージは良い作柄ですね(笑)。」
「2016年ヴィンテージって良いのですね(笑)。2015年と比べるとどうですか?」
家内「このワインに関しては2016年の方が
上だと思います。特にトスカーナの2016年は秀でた作柄のようです。」
「世間的には2015年がもてはやされてますよね。」
私「このワインに関しては2016年の方が2015年より生命力は上でした。それが解るまで5年以上かかった(笑)。ちょっと気の長い話かも(笑)。」
家内「リリース当初で比べても解らなかったかも知れませんね(笑)。」
)

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桝久 試飲会リポート 後半

May 02, 2023 by weblogland |
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皆様より大絶賛していただいたチリのラ・プラヤです!

〇ラ・プラヤ コースタル ホワイト・ブレンド レゼルバ 2022年 チリ イタタ・ヴァレー 白 750ml 1697円税込み

●ラ・プラヤ コースタル レッド・ブレンド レゼルバ 2022年 チリ イタタ・ヴァレー 赤 750ml 1697円税込み

「マスキューさん!チリ・ワインなんて珍しいですね(笑)。あまり扱わなかったですよね?」
私「はい。どうしても量産品になり勝ちなので、ついつい足が遠のきました(笑)。」
「へぇー、それでも試飲会に出すということは期待大ですな(笑)。」
私「まっ、どうぞお試しを!」
「あれ?この白、チリ・ワインではないような味わいですよ(笑)。」
「旨味があって、厚みがある。旨味の厚みかな(笑)?」
「雑味のない旨味ですよね。チリとは思えない(笑)。」
「香りも華やか!しかも複雑!中から湧いてくる(笑)。」
「色々な香りが混ざってますよね(笑)。青リンゴ、白い花、柑橘類、ハチミツ…、香りのキメが細かい。これ飲んでチリ・ワインとは絶対に思わない(笑)。」
「ミントやスパイスのニュアンスもある。」
「シナモン…、そうだ!アップルパイに合う!(笑)。」
家内「この白ワイン、セパージュはリースリング38%、シャスラ24%、モスカテル22%、セミヨン16%となっております。しかもそれらは混植されています。最初にスペイン人が植えた連面と続く畑のようです。混植と言うとカッコいいですが(笑)、写真を見てみるとバラバラに適当に植わってる感じです(笑)。」
「収穫は品種別になるのですか?」
家内「それが不思議なことに同じようになります。」
私「作業風景を見ると美味しくなった順に収穫しているようです(笑)。品種は違っても花粉は混じりますし、環境は共通なので完熟するタイミングが同じようになるようです。」
「なるほど!花粉は色々(笑)。味も似てくるのかな?」
家内「それを夜間にラ・プラヤの醸造場に運び、房ごと発酵させます。大きなタンクに投入してタンクの底に2~3人の作業員が裸足で踏み込んでいました(笑)。」
私「この畑はチリの南部の古いワイン産地イタタ地区のものです。畑は斜面にツツジが植わってるように見えます(笑)。作業は人力と馬力頼みです(笑)。」
「え~!馬力ですかぁ(笑)。」
家内「馬に鉄製の鋤を牽かせて下草を鋤込むとか(笑)。年に2~3回行うようです。

「チリだと広大な平原にどこまでも葡萄が植わってるイメージですよね(笑)。全然違う?」
家内「この畑はラ・プラヤ所有ではなく葡萄を購入しております。ラ・プラヤが唯一購入している葡萄です。」
私「灌漑しないで自然に葡萄が育つ栽培適地のようです。」
「チリって葡萄栽培に適しているのですよね?」
家内「はい。唯一水が無いのが欠点です。特に新たな栽培地域は水を引けさえすればすぐ葡萄産地になれるほどです(笑)。」
「なるほどね。だから逆にこんなに個性的なワインが出来るのですね(笑)。」
「うんうん。赤も美味しい。白と共通した
意識を感じる(笑)。」
私「赤はパイスとサンソーです。地元ではメジャーや品種のようです。」
「カベルネやシャルドネじゃないんだ(笑)。でもパイスなんて知らない(笑)。」
家内「古い品種のようです。遡るとサンデーニャのカンノナウに繋がるとか。」
「この赤ワイン、タンニンが心地好いですよね。香りも心地好い(笑)。」
「まるでお花畑(笑)。」
「支配的な香りはしないけどイイね(笑)。シチリア辺りのちょっと高級な赤ワインみたい(笑)。」
「白も赤も旨味があって雑味が無いですね
(笑)。」
私「白も赤も葡萄樹1本からワイン1本分しか作っていません。それもプレスしないフリーラン・ジュースのみ。とても古典的なスタイルです。」
「なるほど!だから美味しいのですね(笑)。あと特徴的(笑)。」
家内「赤も白も基本全房で発酵して、アンフォラステンレスタンクに分けて熟成させます。かなり真剣に作ってますね。」
「マスキューさん!やはり収穫量が低いのが美味しいワインの前提なんですね(笑)。」
私「左様かと。一般に収穫した葡萄の70%くらいワインが出来ます。ただプレスしないと50%くらいになります。」
「日本酒と同じで槽口が美味しいね(笑)。」
私「特にニュー・ワールドの量産ワインの生産者と話をすると通じません(笑)。基本70%の果汁を得ることが前提のようです
(笑)。まあ、それはそれで必要なので良しとします(笑)。」
「マスキューさん、ラ・プラヤの他のワインはどうなのですか?」
私「このコースタル・シリーズの上と下にラインナップはありますが、味わいはいわゆるチリ・ワインです(笑)。ただ、品質の質は高いと思います。コースタル・シリーズ以外はすべて自社畑でまかなっています。」
家内「裏技は使いませんね(笑)。このラ・プラヤはもともと果樹園経営の大手。所有する畑も南北に900kmにも及びます。ですから主要スタッフはセスナで移動。
もちろん自前の飛行場もある(笑)。ファンド系ではない、民族系のお金持ちです(笑)。ワイン生産の歴史は古くありませんが、がつがつしないでも良い余裕を感じます(笑)。」
「ホームページ見たらアグリコール・ツーリズムもしてるし、凄く立派なホテルもある。リゾート・ホテルでしたよ(笑)。

「この写真のお二方ですね(笑)。」
家内「右側のイケメンはオーナー家の方。もう一方は営業部長。ヨーロピアンですよね(笑)。紳士でした(笑)。」
「うんうん、見た目確かに品が良い(笑)。」
「インカの血は入っていないみたいですよね(笑)。完全ヨーロピアンだね(笑)。」
「集合写真に写ってる日本人はインポーターの方ですか?」
私「私の幼馴染みのU君です(大爆笑)。急遽駆けつけてくれました。ありがとうU君!」


●ル・カブ・デ・ザコリット 2020年 ドメーヌ・デ・ザコル フランス ローヌ 赤 750ml 3300円税込み
「あー、去年もコレ飲みましたよ(笑)。旨いんですよね(笑)。」
私「2020年ヴィンテージは数が少なく、いただけたのは2ダースのみでした。本当は4月ではなく夏を越してから試飲していただきたいワインなのですが、それまでに無くなる(笑)。そんな訳ですぐのお披露目となりました。」
「まだガスがある。出来立てのホヤホヤだね(笑)。」
家内「還元臭は徐々に消えていきます。ちょっと開けるには早いですよね。」
「でも、香りの質感が半端ない!かなり凄いワインなのは解ります。」
「強いし、とても凝縮した感じがある。」
私「まっ、まっ、お試しを!」
「癖もガスもあるけど旨い!高級な赤ですな(笑)。」
「飲みやすく作ったのだろうけど(笑)…。このワイン、アルコール分はいかほどですか?」
家内「12.5%です。」
「厚み、深みがある。それもとても深い。
しかも立体的。高級なワインには違いない(笑)。」
私「今まで飲んでいただいた4本は1本の葡萄樹からワイン1本ほどの収量ですが、これはハーフ・ボトル1本ほど。もちろんプレス果汁は使ってませんね(笑)。いわゆるブルゴーニュのグラン・クリュ規格です。」
「しかもカベルネ・ソーヴィニヨン(笑)!驚き!」
「カベルネでもブルゴーニュ的ですよね(笑)。」
「ドメーヌ・ラルロの醸造長だけありますね。さすがですね(笑)。このザコルは下のキュヴェはあるのですか?たしか産地は無名ですから、安いキュヴェから積み重ねないと経営上は難しいですよね(笑)?」
私「実はインポーターのエー・エム・ズィーさんがドメーヌ・ラルロを輸入しています。ラルロ繋がりで日本に輸入されています。」
「なるほど!いきなりトップランナーですね(笑)。」
私「真面目にラルロで勤めた証ですね(笑)。」
「実際に良い仕事してる(笑)。」
私「実は同じワインを1週間前に開けています。ダイジェストで報告しますと(笑)、初日はジャム。とても甘い。二日目三日目は少し停滞。五日目になるとブルー、ブラック、レッドのベリーが弾けんばかりに噴出。六日目になるとそれにストロベリーが加わります。」
「う~ん。一週間前に開けた方が飲みやすい(笑)!実に美味しいね(笑)。」
「一週間経ったものにはグリーンっぼさがありますよ。余韻の中にある。カベルネなんだろうな。でもソーヴィニヨンじゃなくてカベルネ・フランの方が近いかな(笑)。」
「マスキューさん!サブリミナルの『グリフ』はどうなのですか?」
家内「6本しか来ませんでしたので飲んでません(笑)。古樹のカリニャンで作られています。」
私「スモモ、薔薇の香りが素晴らしいはず。高貴でもあります。多分。以前ティスティングした時、感動しました。」

この後番外編に続く

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桝久 試飲会リポート 前半

May 01, 2023 by weblogland |


昨日、一昨日とわざわざのご来店ありがとうございました。
一気にコロナ禍が晴れたような(笑)。暇慣れしておりましたので、充分な対応出来ずにご迷惑おかけしました。お許しくださいませ。

まずは愛するイタリア・ダブルッツォ州のコルナッキアの2021年の白2種類です。
品種の違いがはっきり解ります(笑)。

〇トレビアーノ・ダブルッツォ・スペリオーレ 2021年 バローネ・コルナッキアイタリア アプルッツォ 白 D.O.C. 750ml 1602円税込み
私「2021年のメイクでございます。まっ、まっ、どうぞお試しを。」
「う~ん。酸っぱい(笑)!でも酸っぱいだけじゃないんだよね(笑)。厚み、旨味があって、飲むと脳も体も活性化する(笑)。」
家内「コルナッキアのワインはリンゴ酸をしっかり残します。暑い中部イタリアではあまりないスタイルですね。」
「そうですよね。涼しいドイツ・ワインなんかが酸っぱい系の代表ですよね(笑)。」
「しっかり温度管理する技術が確立してから面白いワインが出来るようになりましたよね(笑)。昔のこと考えると感慨深い(笑)。」
「マスキューさん、2020年のメイクはどんな感じでしたか?」
私「2020年のトレビアーノはもっとも甘い香り。ちょっと香水みたい。マルヴァジアに似ていました。」
「うんうん。この2021年もマルヴァジアっぽさありますね(笑)。ドンナルーチェっぽさがある(笑)!」
「ドンナルーチェみたいに香水のような派手さはないけど、共通するニュアンスありますよ(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)!このワイン、時間が経つとオレンジ…、みかん…、それらのピールのニュアンスもしてきます。」
「そうそう、オレンジ!ドンナルーチェもオレンジっぽい(笑)。」
「ピールは後味に綺麗にでてますね(笑)。力強いけど品がある。爽やかだし夏場強く冷やして飲みたいね(笑)。」
「こんなヴィンテージの作柄によって出来上がりが変わるワインって楽しいですよね(笑)。こうあるべき!」
「いつも同じような味わいを求める我々も良くない(笑)。」
「真夏に冷凍みかん食べながら飲んだら美味しいだろうなぁ(笑)。」
「マスキューさん、このトレビアーノはどのくらい持ちますか?」
家内「基本早飲みですが、ワイン自体はしっかりしてます。どれくらい持つかは解りませんが、2~3年のうちにフレッシュネスを楽しむワインだと思います。」
「そうなんだよね。トレビアーノなんて聞くと、しゃばしゃばの水っぽい白ワインのイメージだよね(笑)。こんなしっかりしたトレビアーノは初めて飲みましたよ(笑)
。」
私「そーなんですよ(笑)。それだけでも衝撃的なんですよね(笑)。」
家内「恐るべしコルナッキア(笑)。」
私「コルナッキアの白ワイン。基本葡萄樹1本から作られるワインはフルボトル1本くらいの分量です。」
「少ししか作らないんですね。安いイタリアの白ワインって考えたくないほど沢山作るもんね(笑)。」
「1本の葡萄樹から5~6本平気で作るもんね(笑)。」
「昔はそんなのばかり(笑)。だからイタリアの白ワインのイメージは良くない(笑)。

「より安いニュー・ワールドに取って変わられたから頑張ってるんだね(笑)。イタリアにとっても良いことだよね(笑)。」
「イタリア・ワインってもともと品種が多いから、切り口が沢山あるのがアドバンテージですよね(笑)。特に面白い白ワインが沢山出来そう。実際に出来てる(笑)。」
「美味しくて質の高いデイリーな白ワインですな(笑)。」


そして同じくコルナッキアのペコリーノです!
〇ぺコリーノ 2021年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 白 コントログエッラD.O.C. 750ml 1791円税込み
「ペコリーノですか?チーズにありましたよね(笑)。え~と。ペコリーノ・ディ・ロマーニャでしたっけ(笑)。」
家内「羊乳で作った濃厚なチーズですね(笑)。癖はあるけど美味しい。濃いワインと良く合いますよね(笑)。」
「何が由来のペコリーノなのかな?」
「不二家のペコちゃんは?(大爆笑)。」
「これもしっかりしている。酸っぱい系だけど、トレビアーノとは別物(笑)。」
「トレビアーノとペコリーノは明らかに味わいが違いますよね(笑)。」
「後味にタンニンを感じます。甘いキャラメルっぽさにタンニンが絡まる。重量感かな(笑)。」
家内「後味がモルト・ヴィネガーっぽい(笑)。」
私「基本香りは華やかだけど不明瞭(笑)。香りプンプンではない品種だと思います。もっと軽めのスタイルのペコリーノが一般的だと思います。こんなにスパルタンなペコリーノは初めて飲みました。個人的にはミネラリーで粉っぽい穀物を連想します。」

このペコリーノ、二日目に本領発揮!

「マスキューさん!これ不二家のカントリー・マアムの香りします(笑)!」
「クリームと芳ばしい香りがする」
私「ワイン作りに木樽は使いませんから、このクリームのニュアンスは品種によるものですね。」
「バター・クリーム・クッキーの香りですよね(笑)。」
家内「不二家のペコちゃん→カントリー・マアム繋がり(笑)?」
「ペコリーノ飲みながら、アスパラなんかを入れたクリーム・ソース食べたら美味しいだろうなぁ。」
「キャベツなんかでもチャレンジしたい(笑)!」
「ペコリーノって味の濃い料理に合わせやすいかも(笑)?酢豚や四川系の中華料理、ペペロンチーノ食べたい(笑)!」
「エスニックな料理にも良さそう(笑)。」
「トレビアーノもペコリーノも共通してしっかりしてますけど、合わせたい料理は違いますよね(笑)。性格が違うということなんだろうな。」
「どちらのワインもスタイル、味わいが確立してるよね。」
私「皆さん!トレビアーノとペコリーノのアルコール分はいかほどだと思いますか?私のブログを読んでない方どうぞ(笑)。」
「どちらも強いけどアルコリックな印象はないよね。マスキューさん曰くの『折り合いが良い。』(笑)。」
私「ちなみにペコリーノは8月下旬収穫で、トレビアーノは9月下旬収穫です(笑)。」
「へぇー、1ヶ月も収穫日が違うんだ!」
「常識的に考えれば収穫が遅い方が糖度が高いはずですから、トレビアーノの方がアルコール分は高いかな(笑)?」
「僕はブログ読んだから結論を知ってます(笑)。でも飲んだ印象は同じアルコール分
のようですよね(笑)。」
私「なんと収穫の早いペコリーノは14.5%、トレビアーノが13%です。」
「えー!そんなことあるんだぁ。品種の特性なんですか?」
家内「同じ生産者で、畑も程近く、ヴィンテージも同じですから、品種特性としか理解出来ません。」
「マスキューさん!変なことに気がつきましたね(笑)!」
私「えへへ(笑)。インポーターさんも気がついていませんでしたよ(笑)。」
「マスキューさん、コルナッキアの白ワインのラインナップにあとパッセリーナもありましたよね?どんな味わいですか?」
家内「私はパッセリーナが大好きで、もちろん試飲会にお出しする予定だったのですが、数がなく断念しました。」
私「パッセリーナは完熟した甘夏のようでした。ちなみにアルコール分は12,5%です。収穫は9月下旬ですがペコリーノより収穫は早く終わるようです。」

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さあ、明日は試飲会です。

Apr 28, 2023 by weblogland |
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完璧にラインナップのワインが並びました!
もちろんサブリミナルの仕込みもオッケー(笑)。向かって一番左端。ザコルの『レ・カブ』に良く似てますがちょっと違う、『グリフ』です。
本当は試飲会のトリを飾るアイテムなのですが、今回いただけた本数が6本のみ。
さすがに試飲できる本数ではありませんので、サブリミナルとなりました。
ゴメンナサイ!
『ル・カブ』はカベルネ・ソーヴィニヨンですが、『グリフ』はカリニャン100%。カリニャン好きの私にとっては至宝のワインでございます(笑)。

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今月末のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

Apr 26, 2023 by weblogland |
今月末のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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いつもながらのバタバタです(笑)。
あとサブリミナルの仕込みが残ってますが(笑)、一応こんな感じです(笑)。
う~ん。
ペコリーノやけに色が濃いですね(笑)。ラベルより濃い(笑)。ソーテルヌみたい(笑)。
そしてラ・プラヤは写真も添えた大サービス(笑)。味わいも心に響く出来映え。我々が知っているチリ・ワインの範疇を越えてますね(笑)。
向かって左端のレ・ザコルのレ・カブ2020年が今日到着しました。ギリギリセーフかな(笑)。これとは別に先週の金曜日にサンプルを取り寄せて飲んでますが、なかなかの良い出来。ワインとしてはまだ若く出来上がっていませんが、試飲会の折、開けたてと抜栓後丸一週間経ったものを比べましょう(笑)!発見があるはず(笑)。

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新アイテムが入荷しました!

Apr 23, 2023 by weblogland |
えへへ(笑)。
マスキューの愛するイタリア・ワイン バローネ・コルナッキアの新アイテムが入荷しました!

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写真向かって右、コントログェッラD.O.C.の白ワイン『ペコリーノ2021年』です。これでコルナッキアの2021年ヴィンテージの白ワインが3種類揃いました。向かって右から『ペコリーノ』『パッセリーナ』『トレビアーノ・ダブルッツォ』。ところでもうお気づきだと思いますが、今回入荷した『ペコリーノ』の瓶だけ透明瓶です。色も妙に濃い(笑)。実際にも濃い。

さあ、ここで問題です(笑)!
この3種類のワインでどれが一番アルコール分が高いでしょうか?
答え 『ペコリーノ』なんと14.5%もあ            
    ります。ちなみに『パッセリー
    ナ』が12.5%、『トレビアーノ
    ダブルッツォ』は13%です。
それではどのワインが一番収穫が早いでしょうか?
答え 『ペコリーノ』!
   え~! 
ホントなんですよ(笑)。これを発見して驚きました(笑)。
今月末のマスキュー試飲会には『ペコリーノ』と『トレビアーノ・ダブルッツォ』をお出しする予定となります。本来は『パッセリーナ』も出して3本の比較試飲していただくつもりでしたが、『パッセリーナ』が数が少ないので断念。 
そんなこんなでございます(笑)。    

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アラビア・ガムやアカシア等が増えて来ました。

Apr 22, 2023 by weblogland |
う~ん。
困ったなぁ。
実は最近のワインの添加物表示にアラビア・ガムやアカシア等が増えて来ました。
マスキューは本来SO2以外はNGなのですが、そうもいっていられない日がやって来そうです。
このアラビア・ガムやアカシアは樹液です。アラビア・ガムはゴムの木、アカシアはアカシアの木。どちらも天然素材ですし、人体に影響のない自然なものです
。問題は何故近年使われるようになったかです。
基本ワインの静澄は卵白で行います。伝統的な技法なので添加物表示の義務はありません。ですのでバック・ラベルに卵白とは表記されません。ところがニュー・ワールド等のとても濃いワインですと卵白より樹液の方が効率良く濁りを取ります。より透明感が増し、かける時間が短いのです。ただ効果が高いので繊細な香りやタンニンの立体感を楽しむようなワインにはマイナスとなると思います。単にタンニンの濃さで勝負するスタイルのワインには有効です。(ごめんなさい。)ただ経済効率が重視されるワインにはやむを得なく思います。それゆえニュー・ワールドの低価格帯のワインによく使われるようです。
あと、悩みはヴィーガンです(笑)。彼らは動物性のものを排除しますから、卵白の使用はNGなのです。そうなると樹液の使用に関してはオッケーとなり、却って宜しいとなるようです(笑)。理由はそれだけでございます(笑)。ですから高級ワインでアラビア・ガムやアカシアを使って静澄するのが良しとされる日が来るかも?
いやいや、たっぷり時間をかけて静澄すれば良いだけですからそれはないでしょう(笑)。
欧米では今や1割を越えるヴィーガン。彼らはホントに赤ワインを楽しんでいるのでしょうか?まあ、勝手なお世話ですね(笑)。

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ニコラさんと営業部長のオーグスティンさん

Apr 19, 2023 by weblogland |
来ましたぁ!
チリのラ・プラヤのオーナー家のニコラさんと営業部長のオーグスティンさん。あと記念撮影に写っている方はお客様で幼なじみのU君です(笑)。
この会社ちょっと想像と違いました。

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基本チリらしくデカイ(笑)。畑は南北に1,000kmの範囲にあります。それを聞いただけで倒れそうになりました(笑)。
それも外資系のファンドのお金儲けの手先ではなく独立系。何でももともと果実などの農作物が主な生業で、葡萄作りは1980年代に入ってからぼちぼち趣味的に始めたとか。
お恥ずかしい話ですが、マスキューでは一番下のランクのワインしか扱っておらず、持参してくださったプレミアム・ランクを飲んでビックリ!
チリとは思えないエレガントなスタイル!無灌漑で作られる昔から続く畑のもの。イタタ・ヴァレーにその存在は知っていましたが、実際に飲むのは二度目。
驚くほどクリーンでビビット。ブラインドで飲んでチリ産と解る方はいますまい
(笑)。
家内共々、試飲会でやろう!
そんなこんなでバタバタしております(笑)。

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今月のマスキュー試飲会は4月28、29日に執り行わせていただきます!

Apr 18, 2023 by weblogland |
皆様、スミマセン!
今月のマスキュー試飲会は4月28、29日に執り行わせていただきます!
本来29日は祝日でお休みするところですが、連休の入りなので最終の(金)(土)で開催させていただきます。
今、お客様から『今月は何時試飲会するのですか?』と聞かれ、ハッとしました。勝手にまだ1週間以上あると思い込んでいました。
スミマセン!

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4月18日(火)11時にお客様が来店します! チリの生産者ラ・プラヤです!

Apr 17, 2023 by weblogland |
明日、4月18日(火)11時にお客様が来店します!
チリの生産者ラ・プラヤです!

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セントラル・ヴァレーで注目されるコワヤチャガ・ヴァレーのいわゆるエステート・ワイナリーです。規格品を大量に作る量産型の生産者ではなく、葡萄栽培から醸造・瓶詰めまで自社で行う元詰めワイナリーです。日本に入ってくるほとんどは大量生産型ですから、何でもありに近い(笑)。そうなるとマスキューでは扱えません。ですから、今マスキューで扱う数少ないチリ・ワインでございます(笑)。
畑を見ると下草も生えており、除草剤などは不使用。オーガニックに近そう。飲んでも過剰感や無理のないスタイル。それゆえひっそりと外販アイテムとして、マスキューの隠れ定番となっております。今さら大々的にチリのワインを扱うには、専門店としてはちょっと逡巡するご時世ですが(笑)、わざわざ日本に来てくださるのにワインを店頭に並べないのは失礼。そこで急遽こんな具合になりました。お時間がある方、是非ご同席しませんか?ウェルカムでございます(笑)。

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蝋留めするとどんな効果があるのですか?

Apr 16, 2023 by weblogland |
昨日の続き

お客様「蝋留めするとどんな効果があるのですか?」

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私「肝心ですよね(笑)。要は空気を遮断する。ということはコルクが駄目になってもワインを急激な酸化から守れます。まあ、コルクの代替え的な役割が期待出来ます。」
お客様「そうすると蝋留めした後セラーに寝かせて置けば安心ですね(笑)。」
私「寝かせない方がよろしいかと。リリースされて20年以上経つとコルクが劣化します。最悪ボトルの中に落下します。それはワインにコルクが溶けることで、コルク自体が細くなりしかも弾力を失った結果、脱落するようです。ですからボトルは立てておき、コルクを乾燥させて口栓内で癒着させることで落下を防ぐ方が現実的です。」
お客様「もうコルクに期待をしない(笑)?」
私「はい。それが私の結論でございます(笑)。ボトルを立てたままコルクが瓶と癒着してしまえばコルクをさらに溶かすことはありませんから、ワインの風味には良いかと。」
お客様「落下した1962年のシャトー・ラツールのコルクは確かに細くなってますね。落ちる前に蝋留めして固めた方が良かったんですね(笑)。」
私「左様かと(笑)。無策でセラーに寝かせて保存した結果でございます(笑)。20年ほど前に飲んだとき、驚くほど若さがあり、ヒュー・ジョンソン曰く『不滅のワイン』を理解出来ました。どこまで生命力があるのか確認出来なかったのが心残りでございます(笑)。」

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どうやって蝋を外すのですか

Apr 16, 2023 by weblogland |
今日お客様に聞かれました。

お客様「マスキューさん、ブログに書いてあった蝋留めの話面白かったですよ(笑)。ところでどうやって蝋を外すのですか?」

私「はい。その説明してませんでしたね(笑)。え~と。ソムリエナイフの柄の部分でちょっと強く叩きます。その際、空いた手を後ろに添えると砕けた蝋が飛散しないで格好良く見えます(笑)。」※映像はインパクトの瞬間。自撮りですので片手を後ろに添えられません(笑)。

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お客様「へぇー、実は私以前に蝋留めした瓶をガリガリ削って蝋を取りました(笑)。」

私「あと、念のためですがいわゆるパラフィン 石油精製の過程で作られた蝋は叩いても割れません。ガリガリするしかありません。コレ私の経験談でございます(笑)。」

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好奇心旺盛でエレガントなお客様がご来店されました

Apr 13, 2023 by weblogland |
今日は好奇心旺盛でエレガントなお客様がご来店されました(笑)。」
お客様「私、ワインのヴィンテージの差が解るようになりたいのですが(笑)…。何に気を付ければ良いのでしょう?」
私「もう十分ワインにお詳しいではありませんか(笑)!」
家内「いつも試飲会でのコメント楽しみにしてますよ(笑)。」
お客様「知り合いがヴィンテージの差にこそ醍醐味がある!なんて…。」
私「そうですね。同じ銘柄を毎年毎年しっかり飲み続けるのは王道ですね。ただしグラン・ヴァンではなく、安くとも作柄の差がしっかり出る作り手のワインが
よろしいかと。例えばモンテプルチアーノのコルナッキアのワインなんか最適かと。」
お客様「そんなに高くありませんけど…。」
家内「ボルドーなどのグラン・ヴァンは技術が進み過ぎて逆に作柄の差が解らないほどです(笑)。」
私「ブルゴーニュやイタリア・ワインは作柄の影響がワインにしっかり出ますね。当然味わいもヴィンテージによって変わってきます。」
お客様「ところでご夫婦でティスティングすると作柄の評価は一致するのですか?」
家内「実は2020年のブルゴーニュの評価が真っ二つ(笑)。昨日も論争していました(笑)。」
お客様「2021年はご主人の方がダメと評価されているのですか(笑)?」
私「家内が2020年のブルゴーニュはダメだと(大笑い)。」
家内「2020年はだいぶで出しましたが、どれを飲んでも折り合いが悪い。ワインの要素がそれぞれ大きすぎてバランスが悪い。」
私「今まで経験したことが無いですね。ここまでは家内と同じです(笑)。でもですね、問題は2020年が将来良いのか悪いのか?」
家内「私は良くならないような気がします。」
私「期待を込めて(笑)、良くなるかも?実際は解らないのです。判断がつかないのです。でも、でもですね、1959年以来の伝説的な作柄になるかも知れないと期待はしております。イレギュラーな作柄がとても似ているのです。」
家内「私は2020年のイレギュラーさに引っ掛かってます(笑)。」
私「1959年は私の生まれ年なので、私の期待・妄想は嫌でも膨らむのです(笑)。
まあ、今すぐ飲んでも美味しくないワインが多いのは事実かな(笑)。」
お客様「単純に飲んで美味しいことがヴィンテージの評価とは違う?」
家内「2020年は先が読めないのです。少なくとも今すぐ飲んでも美味しくない。」
私「ある生産者のブルゴーニュを20年以上続けて飲んでますが、一番飲みにくいのが2020年。この生産者は、すぐに飲んでも美味しいし、とんでもない熟成能力もあるワインを作る生産者でしたので、ビックリしました。」
私「正確なところは、後5年10年20年経って解るような気がします(笑)。もう、私は生きていないかも(笑)。」

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シャトーマルゴーなんかあったんですね

Apr 08, 2023 by weblogland |
お客様「マスキューさん!ブログ見ましたよ(笑)。シャトーマルゴーなんかあったんですね(笑)。」

私「こっそり隠れてありました(笑)。」

お客様「しかも1963年でしょ!インターネットで調べたら50万円位でしたよ(笑)。」

私「それもコルクが落ちてワインがダメになったシャトー・マルゴー1963年ですからマスキューらしいかと(笑)。こちらでございます。」

お客様「マスキューさん!蝋留めすると密封出来るから取り敢えずこの状態で2063年になっても変わらないと言うことですよね(笑)。中身が飲めないとしてもロマンがあるよね(笑)。」

私「マスキューらしいオブジェでございます(笑)。」

お客様「ボトルネックに掛かっているのは何ですか?」

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私「私の名刺とキャップ・シールです。一応私が蝋留めした証でございます(笑)。日付、判子入りです(笑)。えへへ(笑)。」

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死んだワインの蝋留めの開始です!

Apr 05, 2023 by weblogland |
まずキャップ・シールを剥がします。カッターで切れ目を入れてそろりそろり。コルクに面する上部は癒着して取れません。

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恐る恐る上部から覗くと、コルクは落下していました。う~ん。残念!

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さて、そうなるとボトルを逆さまにして蝋に突っ込むことが出来ませんのでキャップ・シールの切れ端で穴を塞ぎスプーンで蝋留めするしかありません。

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湯煎で完全に溶けて透明な状態の蝋を少しずつかけてみました。ほんのわずか瓶内に蝋が垂れたようですが、取り敢えず作業終了。
ボトルを逆さまにして蝋留めしてませんから、ちょっとデコデコ(笑)。デコデコ部分を削って整形しておきましょう。

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衝撃的です

Apr 05, 2023 by weblogland |
う~ん。
やってしまいました!
衝撃的ですよね。
マスキューではコルク死亡と呼んでいます。1962年のシャトー・ラツールに次2度目の死亡です。

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あ~あ(笑)。
どうしましょうかね。コルクは辛うじて落ちていませんので、まだ少しワインは残ってますし、流すには忍びない。
そうだ!
蝋留めしましょう!そして2063年になったら100年前のシャトー・マルゴーとして
どこかの資料館に差し上げましょう(笑)。

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