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Sep 24, 2013 by
weblogland |
今月9月28日のマスキュー店内試飲会のラインナップが決まりました!
実はあと1本がまだ到着しておらず映像が抜けますが、取り急ぎご報告いたします。
まずはイタリアのサンテロが造るプロ・セッコ
〇プロ・セッコ エキストラ・ドライ サンテロ イタリア 発泡性 白 プロ・セッコD.O.C.750ml 1440円税込み
ご存知イタリア ヴェネトとフリウリを代表する発泡性ワインです。
このワイン、いかにもプロ・セッコらしい。グレーラ種由来の植物のニュアンスが強い、白い花の香り。きめ細やかでフレッシュ。それでいて溶け込みが良く、泡立ちもシットリとして品が良い。
さすが名門サンテロです!
追随を許さないコストパフォーマンスの高さ。
でも、ちょっと待った!サンテロはたしかピエモンテです。ピエモンテで瓶詰めしたらスプマンテ表示のはず?
謎がありますが、旨さ故余計好奇心が掻き立てられます(笑)。
そして写真が間に合わなかった
●シャトー・ル・ペラ 2009年 カスティヨン コート・ド・ボルドーA.C.フランス ボルドー 赤 750ml 1200円 税込み
今までのコート・ド・カスティヨンA.C.が2009年からコート・ド・ボルドーA.C.となりました。カスティヨン産葡萄100%のワインは頭に村名カスティヨンを名乗れます。
このシャトー、1878年創業のヴァラッド家の所有。同家はカスティヨンにシャトー・ブリソンも所有しています。いわば老舗のカスティヨン専業生産者です。
現在、30年の経験を積んだポールとロレッタ夫妻と息子のセドリックの3人が中心となり、エコ・セールの認証取得後ビオ・デナミに取り組んでいるようです。
セパージュはメルロ85%、カベルネ・フラン15%。ビオ系の生産者らしく高めの仕立てのダブル・グイヨ。1本の葡萄樹に8房ほどしか実を成らせない低収量です。
このワイン、春にマスキューデビューをしましたが、夏場を過ぎて調子が出てきました。良いワインの典型です(笑)。前に飲んだ印象と比べてくださいね(笑)。
そして、2003年ヴィンテージでマスキュー衝撃のデビューを飾ったフランス ロワールのクロー・ド・ネルが2010年にて再登場!いろいろ訳があり、大変だったようです。
●『
クロー・ド・ネル』アンジュ・ルージュ カベルネ・フラン 2010年クロー・ド・ネル フランス ロワール アンジュA.C. 750ml 2190円税込み
クロー・ド・ネルはブルゴーニュのルフレーブとクロード・ピシャールがビオデナミ先進地域ロワールロワール・アンジュの地でジョイントして造ったドメーヌです。
マスキューでは2003年のアンジュ・ルージュを取り扱いましたが、渾身の凝縮感は皆さんのご記憶にあるかと。規格外れのグレートワインでした。
ところで、現在はルフレーブの単独所有となっています。2006年、2007年と収穫が得られず窮地に追い込まれました。このため元締め(笑)の姐御マダム・ルフーブが全て購入することでドメーヌを存続させました。クロード・ピシャールさんは引き続きドメーヌに留まっていましたが、2009年に再出発したそうです。ですからこの2010年ヴィンテージは完全なルフレーブのワインとなります。注目のヴィンテージなのです。
さて、つぎも新しいヴィンテージにて再登場、
●『
ドモワゼル・クレア』 2010年 カバルデスA.C. ドメーヌ・カザバン 南フランス ミディ 赤 750ml 2100円税込み
果実爆弾の再登場です(笑)!
このカバルデスA.C.は1999年にAOCに昇格した比較的新しいものです。場所はラングドックの最西端、南西地方の東端にあり、地中海と大西洋の間といったところです。そのためかカバルデスA.C.ではグルナッシュやシラーを40%以上、カベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニヨン及びメルロを併せて40%以上の割合でつくることになっています。オキシデンタルとポンティカを混ぜる変わったワインをつくります。気候的には、夏場雨が降らない割に乾燥しない恵まれたところなのです。
このワイン2009年にマスキューデビューしました。非常に緻密でスパルタン。驚くほどスパイシーな独特の味わいにはビックリ。
今回の2010年はとにかくまろやか。同じワインとは思えませんぞ(笑)。
そしてイタリアの島のワインです(笑)。これが面白い!
●『カンノナウ』 2011年 ヌラーゲ・クラビオーニ イタリア サルデーニャ島 カンノナウ・ディ・サルデーニャD.O.C. 赤 750ml 2680円税込み
アントネッロ氏が2003年創業。サルディーニャ島の最北部、サッサリ(Sassari)県のソルソ(Sorso)に35haを所有。
生産者曰く、カンノナウはガルナッチャの原種にあたるそう。仕立てはシングルギヨ。密植度6,250本/ha。一本の葡萄樹に11房しか房は残しません。おそらく1本の葡萄樹からワイン1本ほどしか出来ない低収量です。
海抜10mと200mの2面の畑のブレンド。南北に平行した畝。地質は砂と砂質粘土。手摘み。甘く完熟したマラスキーノチェリーを思わせる香り。明瞭で透明感は品の良さ、品質の良さの証。
醸しが短いせいか明るく透明感があります。有りがちな真っ黒いワインじゃありませんね(笑)。味わいは色に反して、芯の強さを感じるギュッと凝縮した果実味。旨味がたっぷり感じられ、滑らかなタンニンと酸もきめ細やか。
ワイン自体の崩れない頑強さには驚かされます。
前に扱ったパーラのカンノナウはガルナッチャ→グルナッシュ繋がりが連想できましたが、このワインは別物。明瞭なマラスキーノチェリーの香りこそ、カンノナウの証。
ローヌ・ヴィラージュの標高の高い畑で造られるグルナッシュがピノ・ノワール的になるのに近い感覚です。
サルデーニャ島では南部のカンピダーノ平野にワイン産地は集中していますが、最良の白ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラは北部にあり異彩を放っています。これと同様なことがカンノナウにも言えるんでしょうか?
畑は標高の低い砂地なのに…。しかも海のすぐ近くですから、寒暖差は望めません。いきおい濃いだけの甘いワインが連想されますが、違う。
セオリーからは想像出来ない優良なワインです。ただし、一度本土に運んでから輸出されますから、運賃が高いようです。このため、お値段もちょっと高級です(笑)。
まあ、唯一無二のカンノナウの味わいには味わうべき価値はあるはず。
〇『カニマリ』 ヴェルメンティーノ ディ サルデーニャ2010年 ヌラーゲ クラビオーニ イタリア ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャD.O.C.白 750ml 2670円税込み美しいビーチの水際まで迫る畑より土地のエッセンスを凝縮させたフルボディな白ワインを生みだします。 サルデーニャ島は島の南部がワイン生産の中心ですが、D.O.C.G.は北部の ヴェルメンティーノ・ディ・ ガッルーラのみです。葡萄栽培は輸送の楽な南側が中心となるようです。
島唯一のD.O.C.G.ヴェルメンティーノ・ディ・ ガッルーラは、硬質でタイト、それでいてスケールの大きな素晴らしいワインです。愛する『カナイリ』なんか筆頭ですね。
今では高級品ですから、手が出なくなっちゃいましたが(笑)。
ところで、この『カニマニ』はD.O.C.G.のすぐ西隣で造られます。ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャD.O.C.ですが、味わいはまさにD.O.C.G.!
凝縮された果実味とミネラル感は圧倒的。渾身の造りのワインです。
過熟させたようなわざとらしさが無く、大地と陽光をミッシリ詰めたような味わいは、取っ付き易くありませんが、魅了される方もおられるはず。
このワインを口にして言葉を失い背を向けるか?はたまた言葉を失い虜になるか?
以上6本ご用意いたしました。
いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、ご自由にいらっしゃってくださいませ。
ご来店お待ち申し上げます。
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Sep 23, 2013 by
weblogland |
でも、まだお知らせできません(とほほ。)。
何故かと言えば、インポーターさんの在庫と価格の確認がとれないからです。3連休前に決まらなかったので、しょうがないですね。
取り寄せたサンプルを飲むのに時間がかかってしまいました。でも、チャッチャと飲んで決められませんから、やむを得ませんか。1本のワインを判断するには最低でも二日かかります。一口飲んだだけでは正確な判断はできません。もちろんインポーターさんの試飲会に行った時、『これは良い!』と思ったワインをサンプルで取り寄せますが、じっくり飲んでみてダメだったり。あと、マスキューの既に扱っているワインとかぶったりすることも。
マスキューの試飲会で駄物は出せません!
これが邪魔してますかね(笑)?でも、これが無くてはやる意味がありません(笑)。
来ていただいた方に『おー!』とか『へぇー!』とか言っていただけなくては沽券にかかわります。
私自身が楽しみなのです(笑)。
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Sep 22, 2013 by
weblogland |
お問い合わせいただきました(笑)。
お客様「古いヴィンテージのワインを捜しているんですが、マスキューさんのブログにあったので来ました(笑)。1959年なんかありますか?」
私「
1959年のリヴサルトでしたらありますよ。えーと、他にもありますが。」
お客様「古いリヴサルトって、他の古いワインに比べたら安いですよね?なんでですか?」
私「基本的に造りがシンプルであることと、酸化熟成ですから保存が容易な為ですか。大きなガラス瓶に入れて放っておくような感じですか(笑)。でも、逆にオーダーが入ってから、大きなガラス瓶から750mlの瓶に詰めますから、品質は確かです(笑)。」
お客様「へぇー、そうなんですか!何十年もボトルに入れているんじゃないんですか?」
私「普通のワインは750mlの瓶で保存されますが、リヴサルトやマディラは違うんです。だからラベルが綺麗でしょ(笑)。」
お客様「そうですよね。あんまり古いとラベルが腐ってはげ落ちますもんね。」
私「コルクも持ちません。」
お客様「味わいはどうなんですか?」
私「絢爛豪華な貴腐ワインとは違いますが、シンプルでありながら信じられない丸みを帯びます。あと余韻の美しさは素晴らしいですよ。古いルヴサルトには感動があります(笑)。」
お客様「じゃあ、感動するのを1本ください(笑)。」
私「ご家族のバースデー・ヴィンテージですか?」
お客様「母なんですよ(笑)!」
私「実は私も同じです(笑)。ちなみに私の家内の年は不作でありません(笑)。」
お客様「ラッキーでした(笑)!」
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Sep 20, 2013 by
weblogland |
うーん。
困りました。
今月末の試飲会のラインナップです。
ミドルクラスのワインはすうーん。
困りました。
今月末の試飲会のラインナップです。
ミドルクラスのワインはすぐに決まりましたが、比較的手を伸ばしやすい価格帯のワインが今一つ決まりません。
夏場を過ぎてから調子が出てきたワインを再登場させるのも手ですが、やはり新入荷のワインを紹介したい。無くはないのですが、リーズナブルブライスのものが泡ばかりになってしまう(笑)!
やはり、赤の安旨ワインが欲しいところです。
家内と相談です。
私「今回重厚過ぎるよね(笑)?」
家内「コストパフォーマンスは良いと思うけど、重い赤ばかりだと偏るよね。」
私「サンプル全滅だし(笑)。ヴィンテージの変わったワインを出すのも手かな?実際味わいが違うしね。」
家内「本数は揃っているけど、あと一ひねり欲しいよね。」
私「そーなんだよね。休み明けにまたサンプル取り寄せる?」
家内「ぎりぎり間に合うかどうかだね。」
私「まあ、サンプルを取り寄せるのはそれはそれで良いけど、ホームページやお知らせには間に合いそうにないな。」
家内「試飲会に出すワインはどれも良いワインだけど、全体の流れがしっくり来ないよね。」
私「そーなんだよね。」
今回もギリギリ最後までワイン捜しが続きそうです(笑)。ぐに決まりましたが、比較的手を伸ばしやすい価格帯のワインが今一つ決まりません。
夏場を過ぎてから調子が出てきたワインを再登場させるのも手ですが、やはり新入荷のワインを紹介したい。無くはないのですが、リーズナブルブライスのものが泡ばかりになってしまう(笑)!
やはり、赤の安旨ワインが欲しいところです。
家内と相談です。
私「今回重厚過ぎるよね(笑)?」
家内「コストパフォーマンスは良いと思うけど、重い赤ばかりだと偏るよね。」
私「サンプル全滅だし(笑)。ヴィンテージの変わったワインを出すのも手かな?実際味わいが違うしね。」
家内「本数は揃っているけど、あと一ひねり欲しいよね。」
私「そーなんだよね。休み明けにまたサンプル取り寄せる?」
家内「ぎりぎり間に合うかどうかだね。」
私「まあ、サンプルを取り寄せるのはそれはそれで良いけど、ホームページやお知らせには間に合いそうにないな。」
家内「試飲会に出すワインはどれも良いワインだけど、全体の流れがしっくり来ないよね。」
私「そーなんだよね。」
今回もギリギリ最後までワイン捜しが続きそうです(笑)。
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Sep 19, 2013 by
weblogland |
9月も半ばをとうに過ぎ、もう来週の土曜日はマスキューの試飲会です(笑)。
今、必死こいてワイン捜しです。そんな訳で、今日は銀座に行ってきました。
今まで付き合いのないインポーターさんですが、その分未知のワインがあるはず!
数は全部で150本くらいでした。飲んだことのないワインばかりでしたので、とりあえず全部試飲しました(笑)。
なかなか良かったですね。特にイタリアワインのニッチな品揃えは楽しめました。馬鹿高い高級品は出ませんでしたが(笑)、リーズナブルで目新しい品揃え。食指を動かそうかな(笑)?
まだ取引がありませんから、何かの機会があれば話しをするつもりです。でも、先方さんが業務用直取引専門でしたら、取引はできません。インポーターさんのスタンスがマスキューのスタンスと合わないと無理です。
この辺、ちょっと微妙なものがあります(笑)。
でも、日本の市場は世界中のワインで溢れてますね。この点、世界一なのでは?
特に最近はマニアックなワインがかなりあります。よく捜してきたと感心すると同時に、日本は未知の物でも良ければ売れる市場なのだと思いを強くしました。
素晴らしい事です!
日本のワイン市場は成熟に向かっていますね。ワインに詳しく先入観のない40代、30代の人数が確実に増えていますね。我々50代の人間が30年かかってたどり着いたのを、5年10年のスパンで追いつかれたような感じです(笑)。
日々の勉強を怠けていられませんね(笑)。
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Sep 19, 2013 by
weblogland |
更に美味しくなりました(笑)!
何が?って
テンプラニーリョ 2011年 レアル・コンバニーア・デ・ヴィノス です。
スペイン ラ・マンチャで造られた赤ワインです。マスキュー定番の旨安ワインです。
上手く夏場を乗り切りました。逆に夏場を乗り越えて熟成する力があった証拠です。
もともとテンプラリーニョらしいベリー系果実が明瞭で、凝縮感ある味わいのワインでしたが、ここに来て薔薇の香りが強く出てきました。
いかにもシンメトリーで上等なテンプラリーニョの姿です。
まあ、2011年ヴィンテージで早飲みの造りのワインですが、夏を経て向上しました。この価格帯のワインは、成分調整したり裏技が施されがちです。それゆえ向上熟成しないものがほとんどです。
うーん。
唸る品質ですね。
驚きです。
マスキューでは、夏場を経てワインがどのような変化をするのか?この点に注意を払います。
暑い夏場マスキューでは暑さとの闘いが続きます。24時間エアコンを入れてシャッターを降ろしワインを暑さのダメージから守るために腐心します。とは言え、春や秋と比べると気温は上がっていますから、ワインの変化は進みます。特に、セラーに入りきれない低価格のワインほど、変化のスピードは早くなります。30℃を越えたりすると致命的なダメージを受けます。それゆえチョイスと保管に間違いがあると、味わいにすぐ反映されます。
いくら第一印象が良くても、もともとの造りが悪いワインは味わいが劣化します。品質の正確なリトマス試験紙にもなる訳です。
夏場を経てワインが美味しくなる事は、自分達のチョイス・保管に間違いがなかった事でもありますから、とても嬉しいのです(笑)。
熱帯夜でも自宅のエアコンはつけませんが、店と倉庫のエアコンは入れっぱなしにした甲斐がありました(笑)。
お試しあれ!
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Sep 17, 2013 by
weblogland |
皆さん、お疲れ様でした。
わざわざ、試験の報告下さった方ありがとうございました。
ヴィンテージのヤマ外してすみませんでした。
セオリー通り2009年が中心でした。ゴメンなさい。
まだ2009年在庫あったんですね?以外でした。
ソムリエの方はワインが3問でシャルドネとリースリングにメルロがヴィンテージ違い。割と王道でした。
最後のグラッパは難しかったようです。チェリーの香りがしっかりしていて、キルシュと間違った方が多かったようです。ネッビオーロのグラッパですか?良いグラッパだったのが災いしたかも?
アドバイザー5問、エキスパートは6問出題されたとか。エキスパートは実技の無い分テイスティングが多かったようです。差がつきますね。
こちらもワイン以外の2問が難しかったようですね。特にカルバドスが解り難いものだったようです。安いカルバドスは樽香が強いから、紛らわしくなるんですよね。しかも、選択肢も意地悪になったようですね。
まあ、とにかくご苦労様でした!
ここまで、闘えた事は立派です。今日は何も考えず、好きなお酒を飲んでくださいね(笑)。
しばらくして落ちついたら、詳しく試験の事を教えてくださいね。
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Sep 17, 2013 by
weblogland |
台風一過、今日の夕焼けは妙に綺麗でした。でも、これから被害に遭う方や地域がありますから、こんな事を言うと不謹慎ですね。
ところで明日はソムリエ協会の資格試験の二次試験実施日です。
間違っても、今日テイスティングのし過ぎだけは避けてくださいね。ここまできましたから、体調を万全にすることが第一です(笑)。
テイスティングは考え過ぎずに、マークシートを指示通り埋めることが肝要。流れに沿って選択肢を埋めてくださいね。
サーヴィスはいつも通り。緊張するとは思いますが、「この人にまたサーヴィスしてもらいたい。」と思っていただければ合格間違いありません。
途中で失敗しても、しっかりフォロー出来れば、問題なし!これって良いお店の条件でもあります。
付け焼き刃のマニュアルを覚えたばかりの方は、ひたすらスマイル(笑)!あと清潔感あるのみ!
人柄で勝負するしかありません。
実は私はこのくちでした(笑)。
それゆえ、資格はあっても技術のないソムリエなのです。
でも当時の事を振り返ると、「絶対にソムリエになりたい!」気持ちだけはありました。
念ずれば通じる!
ご健闘をお祈りしております。
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Sep 14, 2013 by
weblogland |
来週の火曜日はソムリエ協会の資格試験の二次試験です。
皆さん気合い入りまくっていることかと(笑)。
出題されるワインのヤマを張りましょう!
まず、ヴィンテージです。
おそらく2010年が中心になるはず。大体出題されるワインは実施年から4年ほど遡ったヴィンテージが出される傾向があります。
市中在庫とソムリエ教会の予算の都合に原因がありそうです(笑)。まず、同一のワインを大量に揃えなくてはなりません。ただし、とても安く調達しているようです。そうなると協力を要請されるインポーターさんも売れ残ったり余っているワインを、提供するしかありません(笑)。
この法則からすると2009年が中心となりますが、2009年は売りやすいヴィンテージであったためインポーターさんの在庫が無いはず。故に2010年が本命になるはずです(笑)。
あと、マディラ香やシェリー香がしたら2008年ヴィンテージの売れ残りの可能性が大です(笑)。
穴で、2012年のボショレー・ヌーヴォも出る可能性もありますね。もちろん売れ残りですが(笑)、今協会が盛んに啓蒙している第二アロマが香ります。あのキャンディーの香りです。保存状態が良ければ一年位はキャンディーの香りがします。
ブラインド・ティスティングで正確にヴィンテージ・品種は当たりません。また、出題されるワインも安い駄物ですから、当たっても当たらなくても、どうでも良いワインです。
ただ時間の経過に伴う色の移り変わりや、感じた香りをマニュアルに当てはめて答えれば良いのです。あと木樽を使っているかいないかの区別は必要です。
最後に、かなりまずいワインが出たら国産にしましょう。美味しい国産ワインはありますが、高い(笑)。故に出題される安い国産ワインは…。(ごめんなさい!)
赤でしたら色は濃いが妙に水っぽい。白は水のような色だったりします。あとフォキシーフレーバーが特徴ですか。
落ちついて、迷っても考え込まず、マークシートの記載を間違わなければ、どうにかなります。
ご健闘お祈りしております!
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Sep 14, 2013 by
akiko |
しばらくぶりに ブログであります。サボっている間に オリンピックの東京開催が決まったり、
新入荷ワインが届いたり、店内の並び換えをしたり、また 新アイテムが届いたり・・・です。
オリンピック開催地決定前は 何処でもいいや って感じだったのですが、
いざ 東京に決まったら いろいろ 思うところがあるわけで。
記念ラベルのワインが発売されるのかしら なんてことや、
日本酒や日本ワインを さらにアピールするだろうなとか、お酒業界も 活発化するんでしょうね。
自分に関して言うと 2020年って ばっちり60歳!還暦です。
そのころ 私 どんなワインを 好むようになっているのかな?
ずいぶん前ですけど ワインのいろはを教えてくださった大先輩が
「60歳過ぎてから 好みが変わった、濃いものが苦手になってきた。それに だんだん
味覚が 鈍くなってきたような 気がする。今までの経験が財産ですよ」って
おっしゃっていたのを 印象深く記憶しています。
味覚が鈍くなるというのは 先輩の謙遜だったと思いますが、
実際 私自身 食べるものも 肉より野菜、濃い味付けより 出汁を効かせたものが好きになっています。
ワインは食事とともにあるものですから、当然 選ぶ基準も変わっていくのでしょうね。
これからの 自分の変わりようが楽しみになってきました。
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Sep 14, 2013 by
weblogland |
今日は久しぶりに暑かったですね。30℃越えですか。
あの倒れそうな真夏の暑さから比べれば、楽なもの(笑)。でも、もう9月も半ばになりますから、勘弁してもらいたいものですね。
ところで、昨日は
ドメーヌ・マズールの
コート・デュ・ローヌ2004年を飲みました。今まで2003年を販売していましたが、とうとう在庫が切れてしまいました。そんな訳で2004年を試飲しました。
2003年とはだいぶ違いますね。今までのマズールのローヌの中でも2004年は異質です。
うーん。
まず、セパージュにカリニャンが入っています。通常はグルナッシュとシラーで構成されますが、2004年はグルナッシュ75%、カリニャン20%、シラー5%となっています。
仕上がりはかなり複雑。いつもの解りやすいスタイルではありません。
うーん。
熟成能力はまだまだあります。液体の中にはまだ何か潜んでますね(笑)。
あと、カリニャンに有りがちなチープさも無い(笑)。
ローヌ川西側のルージュ・ガランスにちょっと似てますか?
今日もう一度確認してみます。良いワインは手の内をすぐに見せてくれません。
もう、10年も経つのに…。
ケチ(笑)!
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Sep 13, 2013 by
weblogland |
ふふふ。
ありました!
何がって?
超オールド・ヴィンテージのリヴサルトです(笑)。
あるお客様から頼まれて、やっと見つけました。
1953年です。
なんでもお兄さんの還暦祝いで、是非とも1953年のヴィンテージのお酒捜すよう頼まれました。
ヴィンテージの入ったモルト・ウイスキーやブランデーはあるはずですから、まずはそれを捜しました。
た・高い!
ではソーテルヌはと…。あるにはありましたが、これも現実的な価格ではありませんね。
それならば、奥の手。リヴサルトです!南フランスのヴァン・ド・ナチュレ、いわゆるデザートワインです。持ちが良く、しかもリーズナブルなのです。特に古いリヴサルトは枯れていて、美しい後口・熟成した味わいがとても美味なのです。
それでも1953年が見つかるのは奇跡的。
とりあえずホッとしました(笑)。
あるものですね。
しみじみラベルを眺めてしまいました。
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Sep 11, 2013 by
weblogland |
あの
シャンパン美味しかったよ!
今日友人のM君からお電話いただきました(笑)。
M君とは中学からの付き合い。
彼曰く「お腹が減れば何でも食べるけど、まずい酒は絶対に飲まない!」
というハードボイルドな男なのです(笑)。
そんな彼から先日
「美味しいシャンパンないかな?」
と聞かれました。
彼は一通りの高級品は飲んでいます。今更ドンペリなんて言ったら怒られます(笑)。
私「君は凝縮した完成品が好きだよね?豊満なヤツ(笑)。」
送ったシャンパンは
エグリ・ウーリエです(笑)。
彼曰く「あのシャンパンは何も食べずにそれだけ飲むべきシャンパンだな。まあ、チーズでもあれば十分かな。完璧だな(笑)。」
私「通の君にそう言われて良かったよ(笑)。有名処のシャンパンであのレベルだったら、値段も桁が違ってくるしね(笑)。」
M君「名前じゃないね(笑)。でも、よく見つけたね(笑)。」
私「一応プロだし(笑)。日本で有名じゃなくても、リーズナブルで美味しいシャンパンはあるよ。そんなのを捜すのが楽しいんだよ(笑)。」
M君「同じシャンパンまだある?」
私「ありがとうございました!」
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Sep 10, 2013 by
weblogland |
もう暑さも終わりですかね?赤ワインの美味しいこと(笑)。
気温が下がってくると、マスキューの店頭でも赤ワインに手を伸ばす方が増えはじめたようです。
こうでなくっちゃ(笑)。
昨日ソムリエ試験の二次対策の質問をいただきました。
Aさん「マスキューさん、一次はどうにかなりましたけど、二次が不安なんですよ。実技はとりあえず日々やってはいますが…、ワイン以外が不安です。」
私「Aさんはレベルはもうプロのソムリエですから、大丈夫ですよ(笑)。」
Aさん「ワイン以外のリキュールなんか全然ダメなんですよ。」
私「フランスの伝統的なリキュールは一通り飲む必要がありますよね。コアントローとグランマニエの違いやペルノーとリカールの違いもチェックしましょう。あとハードリカーのダークラムとカルバドスとブランデーなんかも間違え易いですよね。」
Aさん「関内の『タウザー』行っても良いですか?」
私「マネージャーも受験者ですから、勉強になります。私からもお願いします(笑)。」
Aさん「でも、私お酒強くないんですよ(笑)。」
私「大丈夫です。飲み込む必要ありませんから(笑)。あと、30ml入れずに10mlくらいにして数比べてみてください。マネージャーに頼めばやってくれますから。私からも伝えておきます。」
いちいち1本ずつ買って飲んでたら、大変です(笑)。
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Sep 09, 2013 by
weblogland |
今日は涼しかったですね。半袖で汗も出ずちょうど良い塩梅でした(笑)。
ところでソムリエ協会の資格二次試験は17日。皆さん準備は如何ですか?
銘柄やヴィンテージは当たらなくても大丈夫ですから、思い詰めないでくださいね。
例えば、一昔前 ロワールのカベルネ・フランの特徴は「青臭さ」でしたが、昨今のワインはロワールに限らず青臭い赤ワインはあまり見かけません。技術の進歩で「青臭さ」はタンニンの完熟を待てば無くなることが解った為です。
白ワインにしても、低温での管理・保管が容易になりましたから、温かな産地でもマロラクティック醗酵をしないでワインがつくれます。ですから、酸をたっぷり感じるアロマティックなワインが何処でも造れます。
技術があれば何処でもワインが造れますから、品種の特徴や産地の特徴が無くなる傾向でもあります。より良くすることが画一化に流れることでもあります。
水を差すような事を言ってすみません(笑)。
話がそれました。
試験は試験で受かるに越したことはありませんが、テイスティングで一番大事なのは正確な判断です。感じたことを言葉に置き換えられるかどうかです。基本的な用語はあらかじめ選択肢にありますから、ワインを飲みながらそれにすり合わせてみれば良いだけです。
もう、この時期ですから焦らないことも肝要。一度に沢山の種類のワインを覚えることより、普段ワインを飲む時に、ちょっと考えて飲むだけで良いはずです。
だって品種を当てることに意味が無くなってきた時代ですから。
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Sep 08, 2013 by
weblogland |
金曜日、土曜日とソムリエ協会の資格二次試験の緊急対策をしました(笑)。
関内の『
タウザー』で
マネージャーとKさんの3人会ですが(笑)。
二次試験はテイスティングです。ワインだけではなくスピリッツやリキュールも出ますから、バーでやるしかない(笑)。この手のものは全部ありますから、有名どころを片っ端からテイスティングです(笑)。
飲んでみて、ヨーロッパの基本的なリキュールはワインの味わいをベースにしているのが良く解ります。飲みながらリキュールの味わいを、経験したワインとすり合わせるのは一興でした。ヨーロッパの有名なリキュールは何百年も愛され続けた、いわば完成品です。そのディテイルを分析しながらのテイスティングは勉強になりました。
あと、リキュールによっては味わいのディテイルを変化させているものもあるようです。リキュールだけを意識的に飲むことは少ないですし、普段は気にもしませんが、昔飲んだ印象と違うものが…。私の思い込みでしょうか?明らかに変わらないものもありますが、中には「こんな味だったっけ?」などと戸惑うことも。
うーん。
何故でしょう?
まあ、ブランド力を維持するために、味わいを微調整することはよくあることです。たまにはリキュールと向き合うことの大切さが解りました。
味わいにもイノヴェーションがありました。
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Sep 08, 2013 by
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カッコイイ箱でしょう(笑)?
このワイン、ドメーヌ・ド・カザバンの赤ワイン『
ドモワゼル・クレア』です。
たしか2009年ヴィンテージを扱っていましたが、品切れして販売休止となっていました。2010年が安く入荷したので(笑)、早速取り寄せました!
アペラシオンは『カバルデスA.C.』。南フランスのカルカッソンの辺りです。
知らないかな(笑)?
まあ、知っている人の方が少ないアペラシオンです(笑)。
セパージュもシラー60%、メルロ40%のミスマッチ(笑)?でも、圧倒的な果実味で、飲み手を圧倒します(笑)。怒涛の剛球に、見送り三振なのです(笑)。
2009年はシラーのペパーミントのような強さ。優しいメルロの40%も入れなくては、バランスがとれない!
たしかキュヴェ名の『ドモワゼル・クレア』の『クレア』って奥様の名前。凄い人なのかな?なんて思ったり(失礼!)。
ともかくコストパフォーマンスに優れたグレートワインの再入荷なのです。一度飲んでみてから販売しますから、ちょっとお待ちくださいね。
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Sep 06, 2013 by
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今日は楽ですね(笑)。
一気に秋?ワインモードかな(笑)?
レストランさんの注文が集中してます。この陽気のまま週末に突入すれば、お客様はワインを飲むはず?
マスキューの店頭でも赤ワインを買い求める方がチラホラ。マスキューは今日はシャッターを降ろさずに営業しています。何日ぶりでしょうか?
西日との戦いも終わりですかね?
ところで、ここのところフランス サン-シニアンの
ドメーヌ・パン・デ・マルグリットの赤ワインが好評です。
シルキーでケチ臭くない味わいは、ハイ・コストパフォーマンスですね。円安でワインの価格が上昇するなか、ラッキーなお買い得ワインとなっています。
10月になると値上げが本格化しますので、ワイン探しに熱が入ります(笑)。価格が高くなる中、安くて美味しいワインを捜すのは至難の技。でも、今日本に輸入されているワインの品種は膨大です。バッタものを捜す訳ではありませんが(笑)、無名でも良いお手頃ワインはありはず!
9月に入りインポーターさんの試飲会も目白押し。付き合いのあるインポーターだけでなく、とりあえずお誘いいただいた所には遠慮なくお邪魔します(笑)。
皆さんの中でも、良いワインを発見した方はコッソリ教えてくださいね(笑)。
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Sep 04, 2013 by
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またまた試飲会のおさらいです(笑)。
それにしても不思議でした。
ドメーヌ・コアペの『
ジェゼー』です。
『
シャン・デ・ヴィーニュ』と比べて何故あんなにも違うのか?造りは基本的に同じですからセパージュの違いなのですが…。やはりプティ・マンサンが入ると入らないのでは大違いのようですよね。密度感が全然違います。あと『ジェゼー』には信じられない複雑さがあります。果実味が白から黄色そしてなんと赤まで感じます。特に赤いベリーやプラムのニュアンスにはびっくりしました。香りと言うより酸として感じたのが特徴的でした。
実はこの赤いニュアンスがプティ・マンサン由来かどうか判断がつきませんでした。プティ・マンサン100%の『ラ・カノペ』からは感じられなかったからです。『ラ・カノペ』のひたすら純化された深い香りは「超高級マンゴー」(笑)。時間が経つと「高級モンブラン」(笑)の香りも感じられましたが、赤いベリー系のニュアンスには辿り着けませんでした。
試飲会当日の疑問となりました。
でも抜栓後丸二日すると『ラ・カノペ』に赤い果実のニュアンスが出てきました!
香りというより酸からくる味わいですね。
うーん。
『ジェゼー』と『
ラ・カノペ』に使われているプティ・マンサンの濃度の差のようです。『ジェゼー』は早くから解りやすく飲めるように設計されていた訳でした。『ラ・カノペ』では完全に隠れてましたね(笑)。
『ジェゼー』→『
セーヴ・ド・トンヌ』→『ラ・カノペ』の繋がりは当日確認できましたが、ディテイルまでは簡単に解りませんでしたね(笑)。
さすが、ドメーヌ・コアペは懐が深いです。
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Sep 03, 2013 by
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8月31日の試飲会の後、9月1日、2日と
ドメーヌ・コアペのワインの飲み残しをしつこく飲んでます(笑)。
まず『
シャン・デ・ヴィーニュ』は、りんご酸がしっかりしてますね。硬質な突き抜ける力は落ちません。時間が経つと「りんごりんご」してきますが(笑)、崩れる気配がない(笑)。
ドメーヌ・コアペのジェランソン・セックの中で一番生産量が多く、価格も安いワインですが、手を抜いたところがない(笑)。この価格帯でこれほどしっかりしたワインはレアですね。
このキュヴェが売れるとドメーヌの経営安定化が計れます。手間隙かかるプティ・マンサンだけではドメーヌを拡大出来ないのが本音でしょうね。
一般にドメーヌはトップ・キュヴェの栄光を利用して、それ以外のキュヴェで儲ける仕組みのところが多いのですが(笑)。それをすると凋落に繋がる場合が多々。煽るワイン商と飛びつく消費者の相乗効果で一時は大ブレークしますが、最終的には飽きられてしまいます。(例えばモン・〇ラ)
この点、ドメーヌ・コアペは調子に乗りません(笑)。足元をしっかり固めてます。
ブランド戦略とは思いますが、実に実直なのです。
一発狙いじゃありません(笑)。でも『カンテサンス』で一回当たってるか(笑)?そうすると『カンテサンス』以降の試行錯誤の結果が現在になるのかな?
いずれにせよ、進化するドメーヌであることは確か。これから先どう変化するのか見届けたいドメーヌです。
将来ネゴスに進出するのか?質を落とさずドメーヌとしての規模をどこまで拡大するのか?はたまた、違う新たな方向を捜すか?
楽しみなのです(笑)。
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Sep 03, 2013 by
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かなり前にワイン・アドバイザーの資格を取られたBさんが、久しぶりにみえました。
Bさん「マスキューさん、ご無沙汰してます。今、私はサーヴィスの仕事をしてまして(笑)、勉強のし直しをかねてソムリエ試験を受けました(笑)。とりあえず一次は合格しました(笑)。」
もともとBさんは同業者です。
私「Bさん頑張りますね(笑)。」
Bさん「そこで実は解らないことがありまして、教えてもらいにきました(笑)。」
私「何をおっしゃいますか。教えるなんてとんでもありませんよ。」
Bさん「昔シャルドネはバターの香りがするって教えてもらいましたよね?でも、今は違うんですよ(笑)。バターの香りは第二アロマとするんですよ。」
私「確かにバターの香りはシャルドネにも見られますが…。まあ、マロラクティック醗酵の際もしくは木樽の使用が原因ですよね。シャルドネでも今風のマロラクティック醗酵を完全にブロックしたワインには出ませんよね。」
Bさん「じゃあ、シャルドネの香りってなんですか?」
私「唯一無二のシャルドネの香りと私が思っているのは、アプリコットや白桃のエレガントな香りです。ブルゴーニュの優良なワインの特徴だと思います。そしてそれが品良くないとダメ(笑)。」
Bさん「高そうですね(笑)。」
私「はい!高級品ですからソムリエ試験には出ません(笑)!」
Bさん「困りましたなぁ(笑)。」
私「じゃあ、マロラクティック醗酵しないシャルドネとマロラクティック醗酵しながら樽熟成したシャルドネを飲んでみてください。チリのシャルドネなんか安くて良いですよ。」
今やシャルドネは世界中で造られてます。しかも、様々なテクノロジーや環境で造りますから、品種の特性・特徴という言葉が死語になりつつあります。飲み手の嗜好と造り手の指向が品種の味わいを越えることとなっています。皮肉な話です。
それでも、ワインは売れ飲まれ続けます。
イノヴェーションの帰結でもありますから、先行きを見届けるのも面白いのも事実。でも、インチキなワインは見極める眼力が先行きまで持っていられるか?
騙されるようになったら看板を降ろさないといけませんね(笑)。
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Sep 01, 2013 by
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昨日は大変暑い中、ご来店いただきありがとうございました。
ワイン・ラヴァーの皆さんの熱意を感じました。
ありがとうございました。
「あれ?今日の試飲会は赤ワインから始まるんですか?」
私「はい。実は今日の白ワインはかなり強いものでして…。この順番の方が良いかと。」
●『
ルーガベル』2011年 ドメーヌ・パン・デ・マルグリット フランス ラングドック 赤 サン・シニアン ヴァン・ド・フランス 750ml 1290円税込み
「これホントにラングドックなんですか?エレガントですよね?とにかくタンニンが滑らか!」
「どれどれ、マスキューさんの言う『血の香り』って?」
「あー、たしかに塩辛い(笑)。そして土臭い(笑)。でも凄くフルーティなんですね。」
「ハーブ?草の香りするよね。」
家内「サン・シニアンのベルルー村で造られたワインなんですが、2011年からサン・シニアン グラン・クリュを名乗ることが出来る優良な村のようです。」
「でも、このワインはヴァン・ド・フランスなんですよね?何故ですか?」
私「若い葡萄樹で造っているので、生産者自身の基準に合わないからのようです。」
「へぇー、真面目な方なんですね(笑)。」
家内「造り手にプライドがありますよね。」
「ラングドックの進化は凄いですよね。ちょっと前はラングドックのワインって『ラングドックのワイン』一くくりでしたもんね(笑)。」
「ところでマスキューさん、このワインは何℃ですか?」
私「セラーの温度14~15℃です。いかがですか?」
「ベストです(笑)。」
私「しかも今日は暑いので、ワインの試飲する前に冷たい水を飲んでいただいています。より飲みやすく感じ易くなっていただいているかと。」
「なるほど!水よりワインの方が温度は高いですもんね!マスキューさん芸が細かい(笑)。」
私「戦略です(笑)。」
さて続いてもラングドックの赤
●シャトー・フォンドゥース『
キュヴェ・ジュリエット』2002年
●シャトー・フォンドゥース『キュヴェ・ジュリエット』2007年 赤 ドメーヌ・ド・フォンドゥース 南フランス V.P.D.オック 750ml 1650円税込み
ですが、順番を変えて2007年、2002年の順番となりました。
「このワイン、マスキューさん長く扱ってますよね。随分飲んでる(笑)。」
私「ありがとうございます。2000年、2002年、2007年と扱っています。いつも変わらず良いワインです(笑)。」
「比べると確かに違う!2002年が際だって旨い!」「2007年がダメな訳じゃないけど、2002年は完璧?」
「上手く言えないけど、『真円』?」
「ゴージャスじゃないけど、実に旨い。私2002年かなりの本数飲んでますが、こんなに美味しく感じるとは(笑)!」
「マスキューさん2002年はまだあるんですか?」
私「残念ながら最後の1本です。この日のためにとって置きました(笑)。」
「2002年から2007年に飛んでますが、何故?」
私「良い作柄の年しか造らないようです。」
「平気で10年持つラングドックなんて、今までの経験では考えられないよね。せいぜい2~3年だよね。」
「そうそう。凄く濃いのに寿命が短い(笑)。」
家内「熟成方法にも技があります。」
私「醸造したワインを古い大きな樽で一年ちょっと熟成してから、ステンレスタンクに移して更にゆっくり熟成させます。そして頃合いを見計らって瓶詰め出荷させます。瓶熟成の期間が短いので、品質にばらつきがありません。」
「それって、ローヌのドメーヌ・マズールのレ・プラドと同じですよね。」
私「そーなんです。似た味わいしますよね(笑)。」
「あの甘い土臭さは共通しますよね。」
私「アーティチョークみたいなニュアンスですよね。熟成香としか言いようがありませんね。」
「じゃあ、2002と2007に共通のコーヒーやカカオの香りも熟成香ですか?」
私「樽由来の熟成香です。ただし、最初に飲んだ『ルー・ガベル』のコーヒーやチョコレートっぽいほのかな香りは葡萄果由来です。木樽は一切使っていませんから。ソムリエ協会のテキストとは違いますね(笑)。」
「2007年はこのまま後5年経つと2002年のようになりますか?」
私「『はい』と言いたいところですが、断言できません(笑)。瓶熟成とステンレスタンク熟成では速度が違います。もちろん環境が違うと言うことです。」
家内「でも造り、セパージュは同じですから、2002年と2007年のワインとしての差は熟成だけと考えて良いかもしれませんね。」
さてこれから後半戦のドメーヌ・コアペのジェランソン・セックです。
〇ジェランソン・セック 『
シャン・デ・ヴィーニュ』 2012年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 1550円税込み
〇ジェランソン・セック『ジェゼー』2011年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 750ml 2175円税込み
〇『セーヴ・ドトンヌ』2010年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 2970円税込み
「おー!爽やか!こりゃ夏向きですなぁ(笑)。」
「マスキューさん!ギンギンに冷えていてグッドですね(笑)。」
私「ビールほど冷やしていませんが(笑)。りんご酸が多いワインですので、冷やすと映えますね。」
「このワインは北イタリア辺りのワインに似ていませんか?」
私「はい。ピノ・グリージョに似てますよね(笑)。前の試飲会で出したケットマイアーのピノ・グリージョみたいですよね(笑)。」
「抜けが良く、広がりが素晴らしい。でもジェランソン・セックっぽくない(笑)。」
私「そーなんです。ジェランソン・セックらしくありません。新しいスタイルです。」
「レモンやライム、グレープフルーツなんかの柑橘系の香りは爽快。でも、芯の強さ感じますね。実はかなりしっかりしている。」
次の『ジェゼー』は基本的に造りは同じですが、セパージュが違います。
「旨い!でも『シャン・デ・ヴィーニュ』とは全然違う。別物ですよ。」
「スタイルの違う別の生産者がつくったみたい。」
「香りが違うよね。『ジェゼー』はかなり複雑。いろんな香りがしますよね。あと、パワーも基本的に違うような気がしますよね。」
家内「『ジェゼー』のセパージュはプティ・マンサン30%、グロ・マンサン30%、カマラレ30%、ルビュ5%、ローゼ5%とかなり複雑です。『シャン・デ・ヴィーニュ』はグロ・マンサンとカマラレだけです。」
私「特にブティ・マンサンが加わるとパワーアップしますね(笑)。」
「
『ジェゼー』はトロピカルフルーツの香りがしますよね。パイナップルやマンゴーかな。赤い果実のニュアンスもある。驚くほど幅広い。」
さらに『
セーヴ・ドトンヌ』を飲むと理解が進みます。
「こりゃ深い!複雑なトロピカルフルーツやナッツの香りの元がプティ・マンサンなんですね!」
「『ジェゼー』→『セーヴ・ドトンヌ』はプティ・マンサンの質・糖度の差なんですね。」
私「『シャン・デ・ヴィーニュ』と『ジェゼー』はステンレス・タンクで醗酵熟成していてマロラクティックはしていません。『セーヴ・ドトンヌ』は樽熟成してますからマロラクティック醗酵をしています。」
「マロラクティック醗酵すると酸が減りますが、『セーヴ・ドトンヌ』ほど濃ければマロラクティック醗酵した方がバランス・深みが出ると言うことなんですね?」
私「左様かと(笑)。プティ・マンサンの力です。」
「マスキューさん。ドメーヌ・コアペのジェランソン・セックは前から扱ってましたよね。ラベルデザインが変わったんですか?」
私「さすが、良くご存知で!昔は『シャン・デ・ヴィーニュ』と『ラ・カノペ』だけでした。新しく『ジェゼー』と『セーヴ・ドトンヌ』というブランドを増やした訳です。ただ今の『セーヴ・ドトンヌ』が昔の『シャン・デ・ヴィーニュ』に該当します。」
ここで悪魔の囁きが!
「マスキューさん!プティ・マンサン100%の『ラ・カノペ』飲んでみたくなりませんか?」
私「うーん(絶句)。」
「有料にしても良いのでは?」
ソムリエとワイン・エキスパートに迫られ、決意しました!
私「じゃあ、この際ですから、ちょっと飲んでみましょうか(とほほ)。」
「あー!これは凄い!」
「言葉を失いますね!」
私「思わずゴックン飲んでしまいました(笑)!」
家内「ひょえ~!あまりに美味しくて手が『ジャミラ』状態です~。(映像でお見せ出来ないのが残念!)。」
「めちゃくちゃ深い。芯になってるのがマンゴー。」
私「しかもそのマンゴーの味、極上の石垣島マンゴーとそっくり。雑味がなくひたすらクリーミー。一個の値段がこのワインより高い奴(笑)。」
家内「ジェランソン・セックはよくアプリコットに例えられますが、コアペはアプリコットを飛び越えてマンゴーにたどり着く(笑)。」
「『ジェゼー』→『セーヴ・ドトンヌ』→『ラ・カノペ』の違いと繋がりが解りました(笑)。セックとして『ラ・カノペ』は究極ですね。」
「ソーテルヌの辛口ワインなんかも似たスタイルだと思いますが、あれが出来損ないに思えますね(笑)。」
「『ラ・カノペ』は、物凄い凝縮感・複雑さがありますが、サラっとしてエレガントなんですね。自然と喉を通ってしまう(笑)。」
私「貴腐ってギュッと固めるイメージですが、ジェランソンのパスリヤージュは固めて解き放つようなイメージがありますよね。ヴーヴレーに似てるのかな?」
「でも頑強さもありますよね。凄く沢山の物が後ろに隠れてる(笑)。」
「グラスが空になっても香りが出てくる(笑)!信じられない。」
グレートなプティ・マンサンと
ドメーヌ・コアペのことがちょっと解ったような気がしませんか?
暑い中、ありがとうございました。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Aug 30, 2013 by
toshiaki |
明日8月31日(土曜日)はマスキューの店内試飲会です!
今回ジェランソンの
ドメーヌ・コアペの辛口白ワインがメインテーマになります。
まず、コアペのワインが3種類。同じドメーヌの同じカテゴリーのワインを3種類比べるのは、稀です。記憶を遡っても思い浮かびません。
自分で言うのもナンですが、マスキューの試飲会では基本的につまらないワインはに出しません(笑)。ですから、沢山のキュヴェを持つ生産者は数多ありますが、その連続性や特色に惹かれるラインナップは以外と少ないのも事実(笑)。
今回のように辛口白ワインのジェランソン・セックだけ、しかも同一ドメーヌの比較試飲は珍しいのです。前回のセロンにしても赤と白で3本でした。
うーん。
完全に家内と私の趣味ですね(笑)。
付き合わされるお客さんは迷惑かな(笑)?
でも、中には新しい情報を教えてくださる強者もいますし、素晴らしい感性をお持ちの方も数多おられます。教えていただく事の方が多いかも?そうすると、さらに私と家内の為の試飲会化してますかね(笑)?
皆様のご来店お待ちしております。
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Aug 30, 2013 by
weblogland |
今日、マスキューの常連のお客様 ワイン・ラヴァーのAさんいらっしゃいました。
Aさん「まだまだ暑いですね(笑)。ところでホームページに載ってた
ドメーヌ・コアペのワインどこですか(笑)?」
私「早速ありがとうございます。こちらです。」
Aさん「ほっほっ、これが『
ジェゼー』ですね(笑)。」
私「お恥ずかしい(笑)。」
Aさん「マスキューさんの
ドメーヌ・コアペの記述、面白かったですね。ついついホームページにあったコアペに飛びました(笑)。しっかりしたドメーヌでビックリしました。なんでマスキューさんが田中角栄なんて例えたか解りましたよ(笑)。それにしても豊かな生活をしてましたよね。」
私「日本の農業だと考えられませんよね。」
Aさん「今風に言うと、農業の第6次産業化が進んでますよね(笑)。」
私「日本でもコアペのような形を目指す所が出てきました。」
Aさん「生産者が販売まで考えてますよね。」
私「造ることだけではなく、マーケティングなどの販売戦略やブランド戦略がありますよね。この点フランス人は長けてますね(笑)。」
Aさん「そういう時代なんですね。」
私「はい。でもコアペのワインは特色がありますから、単なる金太郎飴のグローバリゼーションじゃありません。この点、良く解ってますよね(笑)。」
Aさん「マスキューさんは変わったもの捜すの得意だからなぁ(笑)。最少ジェランソンってどこだか分からなかったですよ(笑)。」
私「こんなに多品種のワインが揃うのは日本くらいでは?グローバリゼーションの恩恵です(笑)。」
Aさん「日本人って、好奇心豊かだからね(笑)。」
私「日本人はブランド嫌いじゃありませんが、単にブランドだけでは飛びつかない実直さもありますから、こちらも選び甲斐があります(笑)。」
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Aug 29, 2013 by
weblogland |
8月もそろそろ終わりですね。暑いまま、あっという間に過ぎました(笑)。9月は残暑厳しいんですかね?
今月のマスキュー店内試飲会は31日。暦の都合で詰まりに詰まってしまいました。一番バタバタする31日ですから、本当は嫌なのですが(笑)。
ところで、今日試飲会用のワインをセラーの前の棚に並べました(家内担当)。新しいワインを並べるのは楽しいですね(笑)。見ているだけでもウキウキします(私は見ているだけ)。
家内はワインのディスプレイが好きで、私のセンスを認めません(残念!)。まあ、適材適所ということで納得しています(トホホ)。
でも、一生懸命捜して選んだ新入荷のワインを見ていると、ついついニヤニヤしてしまいます(笑)。
家内「サン・シニアンの『
ルー・ガベル』足りなくなるんじゃないかな?」
私「『
シャン・デ・ヴィーニュ』は追加したから大丈夫だけど、『ルー・ガベル』もう売れはじめてるから足りなくなるかもね。今日追加するよ。」
家内「土曜日は涼しそうだから、赤が売れるかもね。」
私「そうだね。そろそろ赤飲みたい気分が近づいてるよね(笑)。」
最後の最後まで『あーだこーだ』は続きます(笑)。
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Aug 27, 2013 by
weblogland |
いやー、だいぶ涼しくなりましたね(笑)。もう夏は終りでしょうか?
私の場合、季節の変わり目になると腰やら膝が疼きます(笑)。ちょうど今そんな塩梅です(笑)。イタタ。
ところで先日、北海道奥尻島の塩水ウニを食べました!
塩水ウニなんて聞いたことがないのですが?採って剥いたウニを海水につけただけのモノ。ミョウパンなどの保存料が入っていないので、美味とのこと。
もちろん、ワインを持って急行です(笑)。
見てみると小粒のグレーがかったウニが、プラスチック容器にぎっしり。我々がスーパーなどで見かけるようにふっくら盛り上がっていません。ミョウパンが入っていませんから、形は崩れやすいのですね。
味わいはビックリの甘さ!クリームのようで、とても深みがあります。ミョウパンの苦みは無く、ひたすらクリーン。
これは旨い!
合わせたワインは『
ユローサ シャルドネ』2010年です。リス・ネリスが造るイタリアの白。フリウリ・イソンツォD.O.C.です。このワイン、非常に均整のとれた美しいワイン。高級なシャルドネらしいクリーミーさに品があります。
もちろん良く合いました(笑)。
ウニのクリーミーさが更に明瞭になり、ウニの旨さが倍増です。
ところで、いわゆるマリアージュは3通りあります。
1、口の中で食べ物とワインが結合・化学変化を起こして爆発(笑)するマリアージュ。
2、ワイン自体の良さが更に際立つマリアージュ。
3、食べ物自体の良さが更に際立つマリアージュ。
今回は3番でした(笑)。ウニの旨さを満喫できました。マリアージュだけとっても奥深いのです。
あー、楽しかった(笑)。
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Aug 26, 2013 by
weblogland |
今月8月31日のマスキュー店内試飲会のラインナップが決まりました!
まずは新入荷の赤
●『
ルーガベル』2011年 ドメーヌ・パン・デ・マルグリット フランス ラングドック 赤 サン・シニアン ヴァン・ド・フランス 750ml 1290円税込み
南フランス ラングドックの一番北側にあるサン・シニアン。このアペラシオンの最も北のベルルー村にドメーヌ・パン・デ・マルグリットはあります。
サン・シニアンは地中海から40kmほど内陸の産地で北の山麓からの涼しい北風が吹きます。このためいわゆる地中海性気候とは違った寒暖差があり、日照に恵まれたワイン産地なのです。アルコール分だけが高いぶっきらぼうなスタイルではなく、整ったエレガントなスタイルのワインとなります。
2011年からサン-シニアン グラン・クリュというアペラシオンを名乗ることが出来る優良なベルールー村。でもなぜかマルグリットのこのワインはヴァン・ド・フランス?
何かあったようですね(笑)。
味わいは、ブルゴーニュの若い高級ワインに見られるトマトっぽい凝縮した舌触り、塩辛さ、「血の香り」と例えられるミネラリーな土臭いニュアンスです。
マスキューの紹介するワインの中で、今年一番のコストパフォーマンスです(笑)。
そして、マスキューの定番ラングドックの赤ワイン。
シャトー・フォンドゥースの古酒『キュヴェ・ジュリエット』が2007年にて入荷しました!
前回の2002年が1本だけとってありますので、比較試飲しちゃいます(笑)。
●シャトー・フォンドゥース『キュヴェ・ジュリエット』2002年
●シャトー・フォンドゥース『
キュヴェ・ジュリエット』2007年 赤 ドメーヌ・ド・フォンドゥース 南フランス V.P.D.オック 750ml 1650円税込み
セパージュはシラー45%、カリニャン30%、グルナッシュ25%となっており、特別作柄の良い年のみ造られます。ちなみに『ジュリエット』とはお嬢さんの名前とか。
完全にピークを迎えています。熟成に伴う甘さはまさに甘美!ベリーやプラムの溶け込んだ様は壮麗。素晴らしい広がりです。全てが丸く移ろっています。今こそ飲むべきワインです!
このワイン、除梗後20日間の長期発酵をし、オーク槽でマロラクティック発酵に移ります。その後ステンレスタンクでしばらく貯蔵安定させてから、(おそらくバリックの)古樽で14ヶ月熟成させます。その後セラーで熟成されました。
この『キュヴェ・ジュリエット』マスキューでは2000、2002、2007年と扱っていますが、基本的には変わらない味わい。でも、作柄や熟成の差があり楽しめます(笑)。
経験値上がること間違いなし!
さて、これより本日のメインテーマ『ドメーヌ・コアペ』です。フランス南西地方の辛口白ワインです。
白ワインですが、赤ワインの後の登場となります。
手強いのです(笑)。
まずはスタンダード キュヴェからです。
〇ジェランソン・セック 『シャン・デ・ヴィーニュ』 2012年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 1620円税込み
この『シャン・デ・ヴィーニュ』はドメーヌ・コアペのスタンダード キュヴェ。ですからコテコテではなく、どちらかと言えばフルーティーでライト(でもそれなりに濃い。)。
セパージュは、グロ・マンサン60%、カマラレ40%。プティ・マンサンを使わないところがこのキュヴェの特徴のようです。
ステンレス・タンクで醗酵後、熟成5ヶ月します。木樽は一切使わない、果実味の直球勝負。
レモンやグレープフルーツの柑橘類の爽やかな明るい香り。過熟しない完熟した果実由来のバランスの良いクリアネスがあります。あと素晴らしい伸びやかさ。ジェランソンらしい集中力はさすが!
〇ジェランソン・セック『ジェゼー』2011年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 750ml 2340円税込み
このワイン、プティ・マンサン30%、グロ・マンサン30%、カマラレ30%、ルビュ5%、ローゼ5%とジェランソンの基本パターンのセパージュです。でも、スタイルは完璧な辛口ジェランソン・セックです(笑)。
造りはスタンダード・キュヴェの『シャン・デ・ヴィーニュ』同様、収穫後すぐに12時間クールマセラシオンして圧搾。ステンレスタンクのみで醗酵・熟成を5ヶ月行います。。収穫量も『シャン・デ・ヴィーニュ』と同じようです。テクニカルシートではセパージュのみ違うようです。
ところが味わいはビックリの個性派(笑)。桃や柑橘類の濃密な果実味に…なっ、なんと!赤い果実それもプラムや杏のニュアンスがあります。バナナなどのトロピカルフルーツやスパイス、花などのニュアンスもあり、実に複雑で、しかもエレガント。
プティ・マンサンの威力恐るべし!なのです(笑)。
〇『
セーヴ・ドトンヌ』2010年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 2970円税込み
このワイン、セパージュはグロ・マンサン70%、プティ・マンサン30%。
ジェランソンの核心に近づいたセパージュです(笑)。
収穫後すぐに12時間クール・マセラシオンして圧搾。そして、3~4年使用したバリックで木樽醗酵し6ヶ月熟成します。
『セーヴ・ドトンヌ』とは『秋の樹液』の意味。パスリヤージュしたプティ・マンサンがアッサンブラージュされていますね。
味わいは、重厚さとエレガンスが両立してます(笑)。
ドライ・レーズン、りんご、パイナップル、白い花、植物の香りがとても良く溶け込んいて広がりもあります。でしゃばらないスモーキーな樽香。もちろん辛口なのですが、くどくない遅摘みの甘いニュアンス。滑らかな口当たり。
幅広く料理に合わせられますね(笑)。
あっさり書きましたが、かなり凄いワインですよ(笑)。
以上6種類。
木樽の使用、不使用。
熟成の差。
マロラクティック醗酵の有無など良く解ります。
資格試験対策にもなるはずです。
いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、お気軽にお越しくださいませ。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Aug 25, 2013 by
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いつまで経っても暑いですね。
今年の夏はこの赤ワインに助けられました。
10本くらい飲んだかも(笑)。
オーストリアの赤ワイン、
ヘレラーのツヴァイゲルト1リットルです。
冷やしてイケるすぐれもの。ビールほど冷やしてはダメですが(笑)、10℃くらいだと、なかなか良いかと。
基本的にこのワインはタンニンが滑らかで収斂性がありません。ボディーは重くはありませんが、軽すぎず。かと言って、実にしっかりしています。冷蔵庫の中に入れておけば、開栓しても一週間くらいは楽しめます。
ところで、このワインのスクリューキャップは日本人から見るといささか心細いのですが(笑)、ちゃんと閉まります。不具合は一度もありませんでした。
見た目ではなく実用的だったら意に介さないのがオーストリア流なのかしら?
うーん。
それにしても、見た目は心細い(笑)。
あるお客様は「マスキューさんで売ってるから買うけど、他の店だったら絶対に買わないな(笑)。」
喜んで良いやら?
でも、このお客様はこの夏、ヘレラーを私以上に飲んで下さったチャンピオンなのです。
ありがたや。ありがたや(笑)。
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Aug 23, 2013 by
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今日は蒸しますね。
今、雨が降ってますが、不快指数はうなぎ登り(笑)。西日本や群馬辺りの水瓶を潤してくれていれば文句は言いませんが(笑)。
ところで今月は、もうすでに試飲会のラインナップがほとんど決まりました。メインテーマはドメーヌ・コアペのジェランソン・セックです。
フランスのピネレー山脈の麓のアペラシオンです。もともと甘口の白ワインで有名な産地ですが、近年は辛口のジェランソン・セックが頭角を現わしてきました。
マスキューでも二度ほど試飲会で取り上げ、好評をいただきました。
キノコなどの山の幸に合うミッチリした辛口の白ワインです。香りはハニーですが、辛口のワインと言えば思い出していただけますか?
今や注目のジェランソン・セックを代表する生産者ドメーヌ・コアペの辛口ラインナップが揃いましたので、一緒に勉強を兼ねて比べてみましょう!
それぞれに意図や個性があり面白いですよ。
特にソムリエ協会の資格試験の二次試験を控えた方!
マロラクティック醗酵の有無により、第二アロマの有無が分かりますからお楽しみに!
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Aug 22, 2013 by
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他人事とは思えないほど気になりますね。
今のところエキスパート2名、ソムリエ1名の一次試験合格を確認しました(笑)!
何も私はスクールをやっている訳ではありませんし、特別に教えた訳でもありませんから、私が喜んでも余計なお節介かも(笑)。
でも、だから逆に報告していただくと、嬉しいんですね(笑)。
ソムリエ協会の合格者の番号を見て気がつきましたが、エキスパートの受験者がだいぶ増えましたね。
押切もえさんなどの芸能人の方が受験した影響ですかね?聞いた話ではエキスパートの資格が嫁入り道具になるそうです。たしかに家族に一人いると心強い(笑)。酒屋からすると、結婚後もワインへの好奇心と情熱が続いてくれれば、更に心強い(笑)。
一方で、ワインに目覚めた社会人やリタイアした方が人生の楽しみに目指すパターンも増えているようですね。手強いお客さんになります(笑)。
いずれにせよブランドだけでワインを選んだり、言われるままにワインを買ったりすることの抵抗でもあります。「飲みたいワインは自分で捜す!
人生の楽しみに繋がるはずです。」
ソムリエの場合は職業ですから、人生設計にかかわります。
みんなどうなったかな?
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