
←ここをクリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。
ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 21, 2015 by
weblogland |
今、試飲会用ワインを棚に並べ終わったところです。
写真に向かって4本がジェレミ・ムーラのワインです。
外観も個性的でしょう(笑)。真ん中に写っている『コレクション』の赤・白の風変わりなボトルは描かれているフクロウが愛嬌あって、並べながら思わず「うふふふふ。」なのです(笑)。
今家内は試飲会で外出中。一人でフクロウを並べる至福の時を満喫してます(笑)。
家内が帰ってきてから、「あー、並び方が美しくない!」と批判を浴びても知らん顔出来そうです(笑)
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 20, 2015 by
weblogland |
実は、今日は東京のあるインポーターさんの試飲会に行ってきました(笑)。明後日のマスキュー試飲会のためじゃありませんよ(笑)。念のため(笑)。
インポーターさんというとそれぞれカラーがあります。扱うワインの産地であったり、得意な価格帯であったり、クラシックなワインを好んだり、はたまた今風に集中したり様々です。ケチなマスキューではあまり高級過ぎるワインは疎遠ですが(笑)、3000円くらいまでのワインは比較的需要があります。ただ、チョイスのハードルは高いかな(笑)?
残念ながら今日はマスキューのチョイスとはうまく折り合わなかったのですが、トレンドが学べて有意義でした。インポーターさんは売り切る覚悟で仕入れますから、そのチョイスには理由があります。多量に輸入しますから、売れないとシャレになりません。マスキューみたいに「売れなかったら自分で飲もう!」などと悠長なことは言ってられません。
マスキューはセレクト・ショップで良かったような気がします(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 19, 2015 by
weblogland |
今月5月22・23日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今回はロワール河河口特集です(笑)。
ペイ・ナントがあの辺の中心。ミュスカデと言えばピンときますね。
でもですね。それ以外は思い浮かばない(笑)。最近のトレンドの妙に濃いミュスカデはスルーします(笑)。つまらない(笑)。
かなりマニアックな上級編となりました。
まずはマスキュー定番のグロ・プランからスタートします。
◯
グロ・プラン・デュ・ペイ・ナント シュール・リー 2013年 ドメーヌ・B&D・マルタン
販売価格(税込): 1,434 円
当店の定番ワイン、ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・シュール・リーの名手、ドメーヌ・マルタンのグロ・プランです。
ナント地方の地場品種グロ・プラン種100%でつくられています。
このグロ・プラン種はフォール・ブランシュの別名でガスコーニュ地方のワインやアルマニャックの原料ワインとしても広く使われます。
またソーミュールでは甘口ワインとして有名です。
味わいはミュスカデに似た新鮮なリンゴ酸で勝負するタイプのワインです。
とはいえマルタンがつくりますからコクとミネラル感があり、飲み飽きしないすぐれたワインです。
ミュスカデと比べるとやや酸が弱く、その分厚みを感じます。
マルタンのシュール・リーつくりは明らかな必然性をかんじますね。
また、このワインちょっと塩辛さがあり、まさに魚介料理に最適です!
エビのフリッターに塩とレモン汁をかけたら最高ですね。(思わず涎が…。)
地元のオイスターバーやシーフードレストランでは定番中の定番なのです。
まさに夏向きの白ワインです!
◯
ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・シェル・リー VV 2013B&D マルタン
販売価格(税込): 1,542 円
夏になると無性に飲みたくなるロワールの白、ミュスカデ S & M シェル・リー。
ミュスカデ S & M シェル・リーにしては濃いめの黄金色。もしや重いタイプ──と思いきや、キレがよくて すっきりしています。
シェル・リーから生じるコクは適度で満足感があります。ミネラルも豊富に感じられます。塩っぽさとわずかの苦みが特徴で、ワイン全体を引き締めてくれます。控えめでかわいらしい花の香とレモンの香りがまじりあって さわやか。少々温度が上がったとしてもダレずに楽しめるのが嬉しい。隅々まで目の行き届いた上質のワイン。牡蠣には絶対のおすすめです。
ドメーヌ マルタンは1952年の設立。使用する葡萄の平均樹齢は60年!!どうりで凝縮感たっぷり。また、現在ワインづくりを担当する3代目ドミニクが使っている樽は45年前におじいさんがつくったという“古樽”。古木と古樽。この2つの“古”がドメーヌ マルタンの美味しさの秘訣。家族の歴史がつくりあげた味わい。
さてこれから本編です(笑)。ロワールの星ジェレミ・ムーラの斬新なワイン4本!
まず産地のご説明(笑)。南ロワールです。南ローヌではありません(笑)。ロワール河河口付近のミュスカデなどを産するペイ・ナントの南に位置します。緩やかな丘陵の牧草地として有名。
もともとジェレミ・ムーラの本拠フィエフ・ヴァンデアンは南ロワールのA.O.V.D.Q.S.言わばA.O.C.昇格前のヴァン・ド・ペイ。2011年にA.O.C.昇格を果たしました。ナントのA.O.C.グロ・プランも同時期に昇格しています。『マルイユ』は村名。優良な村名として『ブレム』『ピソット』『ヴィックス』など他に4つあります。アペラシオン全体の面積は480ヘクタールほど。ジェレミ・ムーラはその1/4近い なんと120ヘクタールを所有!成功者ですね(笑)。
『ジェレミ・ムーラ』はジャン・ムーラが1969年に創業。現在は息子のジェレミ・ムーラが運営しています。日本だと名号を変えませんが、彼の地ではファースト・ネームだけを変えることがあるのですね。造っている本人を優先させる意図かな(笑)。
◯
『コレクション・ブラン』2012年 ジェレミ・ムーラ フランス 白 南ロワール ヴァル・ド・ロワール 販売価格(税込): 1,928 円
ところでこの白ワイン、アペラシオンを越えた畑の葡萄を使うためにヴァル・ド・ロワール標示となります。
味わいはシェナン・ブランらしい突き抜ける酸(笑)、ただしその酸に伴うボディーがあり、しみじみシェナン・ブランの高貴さポテンシャルの高さを感じます。
でもですね(笑)。この白も赤同様にアッサンブラージュ・スタイルなのです。またまたやられました(笑)。
セパージュはシェナン・ブラン50%、シャルドネ50%!
うーん。
でも、シェナンもシャルドネも香りの要素は基本的に同じです。酸の強いシェナンの方が時間を要する品種。ボディーのあるシャルドネをアッサンブラージュすることで、より大きくしかもシェナンらしいスタイルのワインが出来ることは理解出来ます。でも、みんな気がつかない(笑)。
赤同様に芸術的アッサンブラージュなのです。
収量は葡萄樹1本からワイン1本程度の低収量。ビオ系生産者らしい広がりから畑仕事での尽力を感じます。でも120ヘクタールの広大な畑で年間70万本のワインを生産する大きな生産者がどうやってこのレベルの品質を保てるのか不思議でなりません。高いレベルでの単純化が出来ているとしか思えません。
●『
コレクション・ルージュ』2012年 ジェレミ・ムーラ フランス 赤 南ロワール フィエフ・ヴァンデアン・マルイユA.C. 販売価格(税込): 1,928円
まずあっと驚く鮮烈さ。フランボアーズの香りが明瞭でしっかりした軸となっています。カベルネ・フランの香りのエキスを凝縮したかのよう。怪しくエロチック(笑)。脂紛の香りぷんぷんです(笑)。葡萄樹1本からワイン1本程度の低収量由来のネットリ感としっかりした酸故に全くワインが崩れません。もちろん広がり・余韻の長さは十二分(笑)。並みではありません。
セパージュを確認すると、カベルネ・フラン40%、ピノ・ノワール40%、ネグレット20%。カベルネ・フラン100%ではありません!
びっくり仰天!
ピノ・ノワールを加えることでカベルネ・フランの特徴を最大限デフォルメしているのです。
うーん。
なんと言う発想力!
ロワールのピノ・ノワールは鉄臭かったりブルゴーニュとは少し違います。同じロワールのカベルネ・フランに似たニュアンスもあります。やはりロワールのピノ・ノワールなんですね(笑)。そう考えるとカベルネ・フランとピノ・ノワールをアッサンブラージュさせることはミス・マッチではありません。つなぎのネグレットの名脇役ぶりもミソのはず。
アッサンブラージュの芸術なのです!
◯『
ムーラン・ブラン』ブラン・ド・ブラン 2013年 フランス ヴァル・ド・ロワール 白 販売価格(税込): 2,777 円
このワインはジェレミ・ムーラのプレミアム・クラスの白ワイン。マルイユ村のロネと言うコミューンにある3.09ヘクタールの畑で造られます。ヴァル・ド・ロワール表示ですからA.O.C.指定から外れた区画があるのかもしれません。樹齢40年以上の古木で栽培されたシェナン・ブラン65%、シャルドネ35%で造られます。
1000リットルほどの玉子型コンクリート・タンクで醗酵してそのままシュール・リー1年ほどして瓶詰めされるようです。
全体の強さ・ポテンシャルの高さは未体験ゾーン(笑)。1本の葡萄樹からワイン1本以下の低収量はグラン・クリュ並。巨大で複雑な訳ですね(笑)。
香りは柑橘系を中心に白・黄・赤の花や果実のニュアンス。いわゆるシャルドネなどに見られる香りが全てあり、それにシュール・リー由来の赤い果実や花のニュアンスが加わり絢爛豪華(笑)。塩辛さミネラルっぽさやナッツィーな植物性のニュアンスは複雑さを演出。
ディテイルが明瞭でしっかりしているシェナンの良さが際立ちます。時間が経つと高貴さは増すはず。
このワイン、将来どうなるのでしょう?
●
『ムーラン・ブラン』ピノ・ノワール 2013年 フランス ヴァル・ド・ロワール 赤 販売価格(税込): 2,777 円
このワインはジェレミ・ムーラのプレミアム・クラスのピノ・ノワール。マルイユ村のロネと言うコミューンにある6.49ヘクタールの畑で造られます。ヴァル・ド・ロワール表示ですからA.O.C.指定から外れた区画があるのかもしれません。樹齢40年以上の古木で栽培されたピノ・ノワールは6800リットルの温度管理機能のついた木製大樽で6ヶ月に亘る長期醗酵をするそうです。全房醗酵していますから初期に液抜きはしているはず。そして6ヶ月以上の(おそらくステンレス・タンク)での熟成を経て瓶詰め。
ワインの味わいは驚くほどのピュアネス。しかも複雑で深い。いかにもロワールらしいフランボアーズのはち切れんばかりの香りは圧巻。さすが全房醗酵(笑)。ブルゴーニュとは明らかに違うピノ・ノワールなのですが、モンテリやミュルソーあたりのピノ・ノワールに似たスタイルかな(笑)。もちろん1級以上の価値はあります。ピノ・ノワールとしてのコスト・パフォーマンスの高さは一番かもしれません。
圧巻なのです。
熟成の果てまで追いかけたいワインですね(笑)。
今月はいつもとは違い1週間前倒しの日程になりますので、ご注意ください。
皆様のお越しお待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 18, 2015 by
weblogland |
さ今日は川崎の登戸に行きました。目指すはこの間行った『日本民家園』がある生田緑地の『バラ苑』です(笑)。民家園にいった時にバラ苑があることを知り、バラの季節になったら行ってみようと。今日は陽気も良かったので出かけました(笑)。
行ってみて、びっくりしましたよ!
恐らく私が人生の中で実際に見たバラの数を今日一日で上回りました(笑)。
まず最初に驚いたのは…バラ苑に向かう途中に道路脇を流れる川沿いの遊歩道を歩きます。進行方向は街路に沢山バラ苑ののぼりがありますからそれに従って歩きます。すると遠目から遊歩道の脇にバラが沢山植わっているのが見えました。川沿いはまさにバラの壁!
私「こりゃ、スゴい!バラの香り…、ピノ・ノワールの香りのシャワーの中を歩いているみたいだぁ~。」
のっけから大興奮なのです。
家内「この遊歩道沿いのバラの植え込みがバラ苑なのかな?」
私「バラの植え込みが終わってもバラ苑の誘導看板あるよ。」
家内「ということは、これはまだ掴み?」
私「これが掴み?」
歩いていくと確かにバラ苑は坂の上にあるようです。誘導員さんも沢山います。汗をかきかき山頂を目指すと…、山頂に着き視界が開けるとバラの花園!不思議の国のアリス状態(笑)。
圧巻ですねぇ~。
苑内はバラの数と種類も物凄いですが、香りが充満!我々の興奮もマックス!
私「おー!この色はボルドーのグラン・ヴァン!」
家内「ポイヤック!」
家内「うーん。これは右岸のカベルネ・フランが少し入ったグレート・ワイン(笑)!」
私「そうするとメルロ100%のペトリュスはこの赤いバラだぁ(笑)。」
家内「これは熟成したピノ・ノワールだね。」
私「じゃあ、これは濃縮果汁器を使ったピノ・ノワールだ(笑)。」
妄想は止まりません(笑)。
家内「この黄色の立派なバラはサンセール!」
私「ゲヴュルツトラミネールを探さなきゃ!」
家内「きゃあー!このすすけたピンクはローヌのヴィオニエだ(笑)。」
苑内を暴走する高齢夫婦は止まりません(笑)。はたから見てヘンだったろうな(笑)。
来年もいこ(笑)
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 17, 2015 by
weblogland |
ふふふ。
来週の金・土曜日のマスキュー試飲会のラインナップ大体決まりました!
あー、良かった。
今月の試飲会は5月22・23日と、いつもより1週間前倒し。イレギュラーとなってますから、準備も早くなる(笑)。
テーマはロワール!
しかも、ロワール河河口付近を特集します。
「ミュスカデしかないんじゃない(笑)?」
なんて声が聞こえますが(笑)、さにあらん!
中でも2011年にA.O.C.昇格を果たしました新たなA.O.C.フィエフ・ヴァンデアンってご存知ですか(笑)?
もちろん私は知りませんでした(笑)。地図を見ても載っていません(笑)。位置的には南ロワールと言える立地なのですが、産地としては無名過ぎて地図にも載らない(笑)。
フランスでまだ飲んだことのない産地があったことに、我ながら驚きました(笑)。
生産者はジェレミ・ムーラ。ドメーヌ自体は1969年創業。まだ二代目。
でも造るワインは驚き。
キック・インサイドの味わい。質が極めて高い上、斬新で安い(笑)。A.O.C.の頸木を取り外したような斬新さには時代の動きを感じました。
面白いですよ(笑)!
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 15, 2015 by
akiko |
毎夜 試飲しています。今回は と~~ってもおもしろい 興味深いワインがそろったので 店長と論争(?)。
好みのタイプは ふたりで かなり違うし、譲歩する気がないので たいへんです。一瞬 険悪になったりして。
それぞれに 寄って立つポイントが違うので 「あら、そんな見方もできるのね」 なんて 発見もありますが。
今回ロワールのビオディナミ農法をとる生産者の ピノノワール を飲んでいるのだけれど これが 美味しい。
あ、美味しい というより しみじみ うまい。奥行きと広がりと やさしさに 秀でている。味わい香りともに とてもまろやかで不可分。
こういうワインを飲んでいると これはイチゴ、これはフランボワーズ。あ、スパイスの香りやキノコですね。なんて
分析的に香味を細分化するのは違うんじゃないだろうか。そのまま、ありのままで 味わっていくのが本来の楽しみ方なんじゃないかと思えてきます。
美味しいビオディナミのワインって、産地や品種を 特定できない・・・そういうことを超越しているように思えるのです。
以前飲んだことのあるマルセル・ラピエールとか ルーション パディエさんの プティ・トーローやカリスがそうでした。
もっといろいろ 飲んでみたいなぁ。深みにはまりそうな 予感。
今回のロワール ピノノワールに関していうと
ビオの匂い というのか 還元臭というのか が強くて 二日目でもまだ残っているのが (私は好きなんだけど) ちょっとむずかしいかな。
試飲会で 取り上げるか否か 熟考中です。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 15, 2015 by
weblogland |
いやー、今日は暑かったですね!
実は、今日私はとあるパーティーのお手伝い。配達を早く済まし、昼前から会場でスタンバイ。50名ほどのパーティーですが、他にも人手はいましたし簡単なドリンク出しだけですから楽(笑)。2時間弱でパーティーは終わり、片付けして3時にはマスキューに戻れました。
マスキューに帰ると、なっ、なんと!西日が当たる道路沿いのシャッターが下りてます(笑)。店に入るとエアコンが効いてます。
私「西日との闘いが始まったな(笑)。今年は早いね(笑)。」
家内「なんたって気温が30℃だからね(笑)。シャッタ-下ろしたよ(笑)。エアコンも入れたよ。」
私「この暑さはイレギュラーみたいだけど、今年は早い(笑)。5月14日が闘いの始まりとは!大体6月半ば過ぎだよね(笑)。」
家内「そうだよね。西日との闘いが続かなきゃ良いんだけどね。でも週末は揺り返しで涼しいらしいよ。」
ついこの前冬だったような気がしますが、もう6月目前(笑)。時間が経つのが早いのか?私が鈍いのか(笑)?恐らく後者ですね(笑)。そのうち冬も夏も解らなくなるのかしらん(笑)
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 14, 2015 by
weblogland |
今日は昨日届いたサンプルの試飲です(笑)。
全体的に良かった!
ホッとしました(笑)。
最後に倉庫の中に10年以上放置されていたトゥーレーヌのヴァン・ムスーを怖いもの見たさに開けました(笑)。
昔、業務用に使っていたロジェ・フェリシアン・ブルーのヴァン・ムスーです。シェナン・ブラン100%で、しかもシャンパン方式で造られた優良なワインです。シェナンらしい力強さと抜けの良さ。瓶内熟成由来のナッツィーな味わいは、並のクレマン以上。今時の安いシャンパンも越える味わい。
でも、10年以上経ってますからねぇ(笑)?
抜栓する時、コルクはまだ効いてます。開けるとガスも出ます。注ぐと泡はやや弱い(笑)。フリザンテくらいかな?
色は深い黄金色(笑)。大丈夫かしらん?
味わいは完全に酸化熟成の世界(笑)。
シェリー?古いシードル?絶対に好みは別れるはずの味わい(笑)。
でも、旨く感じちゃいました(笑)。経験したことのない深み。バランスが成り立っていることの不思議。泡としては売り物にはならないとは思いますが、シェーブルやコンテなどに合わせて浸りたい味わい。シェナンのポテンシャルの高さを実感しました。
新世界を発見しましたか(笑)?
長くワインを売ってるとこんな邂逅があるのですね。経験値上がったかな(笑)
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 13, 2015 by
weblogland |
ふふふ(笑)。
サンプルが届きました。
今月5月22・23日のマスキュー試飲会用です。もちろん試飲会で使うか使わないか、飲んでから決めますが(笑)。
今並べたのは今月の試飲会のテーマ ロワールのサンプルワインです。
クラシックなカベルネ・フランは良いのですがワンパターンかな(笑)?そこでムヌトゥー・サロンのピノ・ノワールやトゥーレーヌのピノ・ノワールなんか取り寄せてみました。あとナントの内陸部で2011年にA.O.C.昇格したフィエフ・ヴァンデアンA.C.のワイン。映像向かって右側の2本。瓶形がお洒落でしょう(笑)。明日早速飲んでみますね。
楽しみだなぁ(笑)。
でも、全滅の恐れもありますから(笑)、ぬか喜びに浸れません(笑)。その場合、皆さんには報告いたしませんから、マスキューの胸中をお察しください。
ドキドキしちゃいます(笑)
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 11, 2015 by
weblogland |
箱根の山は大騒ぎになっていますね。連日テレビニュースに映る大涌谷の蒸気は強まっているように感じます。天に向かって吹き上がるかのようです。大涌谷以外でも噴出によって立ち枯れする樹木も出始めたようです。
ところで大涌谷の草木も生えない荒涼とした岩肌は、近場の我々関東人には見慣れた風景ですが、あれは噴出される硫黄の性。濃度が高くなると人間も呼吸困難になり、死ぬ恐れもある毒です。行かれた方は、腐った卵の臭いを思い出しますよね。昭和40年代の産業道路も似たような臭いでした。
ところで、硫黄は燃やすとSO2になります。そう、皆さん御察しの通り(笑)、いわゆる酸化防腐剤です。ワインを始め、ほとんどの食品や飲料品に使われています。硫黄の殺菌能力を利用した訳です。
考えてみると、温泉涌出地に草木も生えないことから、硫黄が殺菌・消毒作用があると気がつくのはプリミィティブ。ですから、日本酒の蔵でも仕込みが終わった樽を洗浄後、中で硫黄を燃やしてから蓋を閉めたりしてカビが生えないようにしていたそうです。資料では秀吉酒造の文書で江戸初期には確認出来るとか。まあ、こうした硫黄の利用法はかなり時代を遡るはず。
毒にも薬にもなる硫黄なのですが、健康指向の高まっている昨今 有機農法・オーガニック・ビオなど様々なアプローチ・訴求が氾濫しています。SO2の使用量も1リットル中30mmグラム程度が国際標準のようです。この点、フランスなどよりニューワールドの方が進んでいます。旧態然の古い木樽を使うやり方では30mmグラムを達成出来ないようです。ビオやオーガニックを唄ったワインでも100mmグラムを越えるSO2を使用したいんちきな自然派ワインが平気であります。
あとブラインド・テイスティングでもSO2の臭いを熟成香や鉱物臭などと間違ったり(笑)、注意してテイスティングしないと足元をすくわれます(笑)。
日々意識しながら飲む鍛練が必要なのです。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 10, 2015 by
weblogland |
家内「店長!ロワールの白のサンセールなんか試飲会でやりたくない?私、サンセール好きなんだよね(笑)。タイトで詰まっていて、スケールが大きい。」
私「コタなんかイイよね。まさにそんな感じ。でもさ、試飲会でやるには高級過ぎない(笑)。コタのワインは今じゃ6000円越えてるんじゃないかな?」
家内「1本も売れなかったりしてね(大爆笑)。」
私「それとも1本も売れないつもりでやる(またまた大爆笑)?」
お馬鹿な会話でスミマセン。
私「実を言うと僕はプィィ・フュメが好きなんだよね。」
家内「出たな 隠れフュメ派(笑)!」
私「燻したスモーキーな香りが味わいとして出てくるクラシックな奴(笑)。樽香からスモーキーさを引っ張っていないフュメが良い(笑)。」
家内「今じゃ絶滅危惧じゃん(笑)。でも、あれは風情があってイイよね。ロワールの極上白ワインと言うと、サンセール派かフュメ派に別れるのが真っ当だね。」
私「フュメの良さって忘れかけられてるよね。ファットな果実味嗜好だとどうしてもサンセールに人気が集まるんだよね。」
家内「お客様でフュメを探している方なんてここ何年皆無だよ(笑)。」
私「マスキューだって隠れるように1本置いてあるだけだしね。フュメにちょっと申し訳ない。」
家内「フュメ探そうか?」
私「でも、試飲会に出すことになるとラインナップが白ばっかりになっちゃうよ(笑)。」
家内「そっかぁ。そりゃマズイ(笑)。」
無駄でトンチンカンな会話の積み重ねが試飲会へ繋がるのです(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 09, 2015 by
weblogland |
今日は暑かったですね(笑)。外で動いていたら、汗かいちゃいました。
ところで今月5月のマスキュー試飲会は22(金)・23(土)日といつもより1週間前倒して行います!
通常の日程ですと、29・30日ですが月末に用が重なったため5月の試飲会の開催日は変則となります。ご容赦くださいませ。
そんな訳で、試飲会のラインナップも早々に決めなくてはなりません。
私「今月は1週早いから、気をつけなきゃね!まず、何をテーマにするかだ!」
家内「テーマを先に決めておけば、探しやすい(笑)。暑くなってきたからロワールなんかどう?」
私「いーね、いーね(笑)。ロワールの白ワインは酸があるから、爽やか系・コッテリ系 どれをとってもこの時期にピッタリだね(笑)。問題は赤かな(笑)?」
家内「良いロワールの赤って割りと時間がかかるんだよね。」
私「そうそう。除梗はするんだけどタンニンが硬質だからね。長命なんだよね。」
家内「中にはもっとミクロ・オキシダシオンをしっかりやった方が良い、なんて思っちゃうワインがあるよね(笑)。」
私「10年くらい熟成したカベルネ・フランないかな(笑)?」
家内「考えただけで、堪りません(笑)。」
家内・私「頑張るぞ!おー!」
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 07, 2015 by
weblogland |
ここのところ全房醗酵をブログで煽ってるせいか、マニアも巻き込んだかな(笑)?
赤ワインの醗酵を房ごとするだけの話なのですが、最近は果粒だけでワインを醗酵するのが主流です。世界的な潮流としては果粒だけで醗酵させる除梗醗酵が主流ですが、へそ曲がりなマスキューは全房醗酵を愛します(笑)。除梗してミクロ・オキシダシオンをかければ、濃厚で飲みやすいワイン造りの方程式。すぐ飲んですごく美味しいワインの出来上がり(笑)。歩留まりが良いし、早くリリースできますから、安い価格帯のワインならば大満足(笑)。
でも、どれも似たり寄ったりでつまらない(笑)。
壮麗で、深淵。しかも並外れた生命力を持ったワインは全房醗酵ならでは!でも、すぐ飲んで美味しくない(笑)。しかし、プレス果汁を使わないほどの造りならば、早くも飲めます。
全房醗酵+フリーラン果汁のみの造りならば、完璧。これって昔の良いワイン造りの鉄則なんだけどなぁ…?ただし収穫重量の50%ほどしかワインは出来ませんから、経済性とは逆行します(笑)。
美味しくて、安い価格帯の全房醗酵ワインを探すのが、最近のマスキューのトレンドなのです(笑)。あるんですよ。
以前試飲会に出したプチ・トウローなんかブルゴーニュのポンソのワインみたいだったでしょ(笑)。しかも価格は1/10。
マスキューのブログで『全房醗酵』を検索してみてくださいね。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 06, 2015 by
weblogland |
正解はスペイン・バスクの銘酒 チャコリの重要な品種です。偉そうに言いましたが、知りませんでした(笑)。悪しからず。
家内「『オンダリビ・スリ』って知ってる?」
私「何それ?しーらない(笑)。」
家内「チャコリの主要品種なんだって。」
私「その 『なんたらかんたら リス』って初めて聞いたよ。覚えなくちゃね(笑)。」
家内「覚える気ないな(笑)!」
私「いやいやそんなことない(焦る)。えーと。『なんたらかんたら スリ』だっけ?」
家内「恥ずかしいから、ちゃんと覚えなさいよ!」
私「えーと『ヘンダリビ・スリ』」
家内「そのいい加減な覚え方やめてくれない(怒)。」
私「俺なりに努力してるんだよ!スリだけは覚えたよ!」
家内「ソムリエ試験での心無い覚え方を思い出すんだよね(笑)。」
私「分かったよ!声に出さないで覚えるよ!『追うンダリビ・スリ』どうかな(笑)。試験暗記用フレーズとしては良いかな?」
家内「……」
返事がありませんね(笑)。
実際に覚えられるには1ヶ月くらいかかりそうです(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 05, 2015 by
weblogland |
絶好のお出かけ日和。皆さんいかが過ごされましたか?明日はあまり天気は良くないようですが、この連休は天気に恵まれたかな?
土曜日の関内吉田町『アート&ジャズ フェスティバル』も盛況でタウザースタッフも日に焼けたようです(笑)。ご来店ありがとうございました。
マスキューは本日お休みを頂いてお休み。でも、ワインのお問い合わせやらご質問などいただきました。ありがとうございました。携帯だけで用は足りますから、なんかズルしている気分(笑)。効率化は有り難いことですね。休みながら仕事が出来るんですから(笑)。もっとも飛んで駆けつけるようなことはできませんが。
サラリーマンの方に言わせると「休みの日も仕事してるの?」なんて呆れられますが(笑)、マスキューはワインを売ることが生活であり半ば信仰に近い(笑)。ですから店は閉めていてもアクセスがあると嬉しく感じてしまいます(笑)。苦じゃないんですよね。勤め人の方と比べたら、我々はひょっとしたら人種が違うのかも(笑)?
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 03, 2015 by
weblogland |
昨今、自衛隊の海外派兵を無理やり実行しそうです。
マスキューのブログで、その是非を偉そうに主張することは憚るのが商売上得策とは思いますが、ワインは平和と合わせ鏡です。
自衛隊の隊員が紛争中の海外で戦闘に巻き込まれ死亡したら、とてもワインなど飲んで楽しめません。自衛隊の隊員も任務とはいえ、我々と同じ日本国民です。その親・家族のことを思うと、その死を償うことはできません。やけ酒でもあおるしかありません。
仮に亡くなった自衛隊の隊員にしても、もともと人を殺し殺されるために生まれてきた訳ではないのですから、残酷極まりありません。国益や任務などと言って美化・正当化出来るはずはありません。
ワインを楽しめない時代になるのは厭なのです。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
May 02, 2015 by
weblogland |
間違いちゃいました。スミマセン。
昨日インポーターさんから連絡がありました。
インポーターさん「お問い合わせの件 現地で確認がとれました
。カルト・マロン2000年は除梗していました。」
私「そうなんですか(ガーン)、あれだけ酸がしっかり残ってますから全房醗酵だと思いました。マロラクティック・コントロールや熟成タンクへのガス注入はしているのですか?」
インポーターさん「それもしていません。」
私「おー!」
インポーターさん「基本的にワインはあまりいじりません。あと、そんな最新の設備をもてるほどお金持ちじゃないです(笑)。」
私「ヴィニロン的なんですね(笑)。」
インポーターさん「私が見た限りでは、農家でした(笑)。」
私「そうするともともとの造りがかなり良いのですね。疑ってスミマセン(笑)。除梗したワインでちゃんと熟成するワインって少ないんですよね。ましてや安い価格ですからね(笑)。ミクロ・オキシダシオンもしないんですね。」
インポーターさん「プリミィティブなのは確かです。」
私「ローヌの昔からの長期熟成の習慣が残っていると考えるべきなんですね。最近ボルドーあたりで流行っているインチキな熟成とは違うんだ(笑)。」
インポーターさん「マズールさんはタンクに幾つものストックを持っていて、どれがどんな状態だか精通しています。特殊な生産者であるのは確かです。」
マズールさんに逢って話を聞きたくなりました(笑)。きっとセラーは地下なんだろうな?じゃないと熟成スピードの遅さは説明できないはず。あとプレスも弛いんだろうな?収量はどのくらいだろう?
私の妄想に火がつきました(笑)。止まりません(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Apr 30, 2015 by
weblogland |
安倍さんが今アメリカに行ってますね。待遇は国賓級だとか。晩餐会に招かれて、出てきたお酒が獺祭の純米大吟醸!
実は以前家族で居酒屋に行った折り飲みました。
私「おっ!獺祭の純米大吟醸があるね。女子に人気なんでしょ?」
娘「そーだよ。フルーティーで、ひと味違った味かな(笑)?」
私「へぇー、そうなんだぁ。君も良く知ってるね(笑)。」
なんてことで獺祭の純米大吟醸を飲むことにしました。(実は外で飲む時はわりと日本酒を飲みます。ワインを飲むとガッカリすることが多い(笑)。日本酒の方がガッカリ度が低いからです(笑)。)
お姉さんがおずおずと一升瓶を抱えてやってきました。封を切って注いでくれます。
私「ラッキー!口開けだぁ!(すかさず日付を確認(笑))。造ったばっかりだ!」
飲んで見ると確かにちょっと違う。グレープフルーツの香りがします。
私「うーん。グレープフルーツ等の柑橘類の香りがするね。大吟醸のゴールデン・デリシャス一辺倒じゃない。酵母の性かな?古い訳じゃないし…。」
しばらく飲みながら考えると思い当たりました。
私「古酒ブレンドだ!日本酒の熟成した古酒を混ぜてるんだ。きっとそうだよ。割合は多分5%以下かな…。」
古酒のグレープフルーツ様の老ね香と吟醸香とのバランスが良いですね。どちらかがでしゃばらない案配はなかなかのものです。
後日、新聞か何かで古酒ブレンドをしているとの記事をみかけました。何%古酒をブレンドしてるのかな?
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Apr 30, 2015 by
akiko |
試飲会へのご参加 ありがとうございました。今回は普段はあまり目にとめない産地、品種が多い内容でしたが いかがでしたでしょうか。
試飲会でもお試しいただいた オーストリアの赤ワイン ベラ・ヨシュカ。これ 私 好きなんですよね~。
厚みがあって濃い、生き生きとした果実味。プラムや赤いリンゴのきれいな味わいに ちょこっと鉄分やキノコ、上品な渋み。
口に残るルバーブみたいな酸味と あとからやってくる甘みが堪りません。香りはそんなに華やかではありませんが、赤い花を思わせてきれい。
他にはあまりないタイプなんだけど どこか懐かしさがある赤ワインです。
でも ちょっと困るのが、こんぽ素晴らしい香味が出にくいこと。
前半は 味わいが非常に大人しいし、持っているはずのボディの強さもわかりにくくて 平板に感じてしまうんです。
強いワインにはよくあることですから、時間をかけて(飲みたいのをぐっとこらえて)試してみると いろんな発見があるんじゃないかなぁ と思います。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Apr 30, 2015 by
weblogland |
皆さん 連休の準備は整いましたか?もう連休に突入しましたか(笑)?
マスキューは5月3・4日の二連休(トホホ)。
でも休みが3日も続くともて甘し途方に暮れますから、ちょうどイイところかな(笑)。
またまた、試飲会のおさらいです(笑)。
昨日はイェマヌエヴァ アイレイン 2013年 ボデガス・ラ・テルシア スペイン 白 750ml 1471円税込み を飲みました。もちろん試飲会の残りです(笑)。しっかりしてましたね。今回の試飲会ではあとの2本の白が強かったので目立たず可哀想でしたが、柔じゃありませんね(笑)。果実味自体が明瞭、フレッシュ感が薄れません。やはり、試飲会での組み合わせにより目立たなかっただけでした。
あー、良かった(笑)。
改めてワインの評価は難しいと知りました(笑)。T.P.O.を含め、温度、比べる順番は大事ですね。今回イェマヌエヴァ アイレインは噛ませ犬みたいになってしまいましたが、アイレイン種を使ったワインとしてはトップランナー。目に狂いは無かったかな(笑)。暑いこの時期、野外で冷やして飲むには最適ですぞ(笑)!
ワインが足りなくなった方は是非お試しを
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Apr 28, 2015 by
weblogland |
それにしても、ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ 『セレッツィオーネ』2013年 ガリアルディ はぶっちぎりでした(笑)。
私「ガリアルディの白、追加が届いたよ。早速発送しないとね。」
家内「試飲会の数が足りなくなりそうだったからと、待ってくださったAさんだよね(笑)。」
私「Aさんジェントルマンだよね(笑)。お待たせして申し訳なかったけど、追加が届いてホッとした(笑)。輸入元で完売してたらと思うとゾッとしたよね(笑)。」
家内「私の言うことを聞いて、もう少し余分にとっておけば良かったでしょ(笑)。」
私「へいへい。おっしゃる通りでございました。お許しくださいませ お代官様(平身低頭)。」
家内「少しは解ったかのう(時代劇に入っています。)」
私「ところでお代官様、クロズリーの『レ・プルース』2005年が足りなくなりそうですが、いかがいたしましょうか?お代官様のダイレクトメールのお陰でございます(持ち上げる私)。」
家内「そちもようやく解ってきたのう。善きに計らえ。」
などと遊んでおります(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Apr 28, 2015 by
weblogland |
うーん。
やはり旨いですね。今日試飲会の残りを飲みましたが、旨い(笑)。
●『
カルト・マロン』 ヴィエイユ・ヴィーニュ 2000年 ドメーヌ・マズール フランス 赤 コート・デュ・ローヌ 750ml 1850円税込み です(笑)。
いわゆるコート・デュ・ローヌA.C.はリリース後通常3年くらいで飲みきるワインです。要は早く飲むべきワイン。とても熟成させるようなワインではありません。
カルト・マロン2000年を飲むと熟成感をしっかり感じます。あと同時に酸をしっかり感じます。このしっかり感は何故?
早速インポーターさんに質問です(笑)。
私「もしもし、いつもお世話になっております。ところでカルト・マロン2000年とても美味しく好評です(笑)。」
インポーターさん「ありがとうございます(笑)。」
私「カルト・マロン2000年は今熟成のピークだと思いますが、何故こんなに持ちが良い(笑)?しっかり酸がありますよね。醸造時に除梗していないのでは?オーソドックスに考えると全房醗酵ではないかと。全房醗酵でなければ熟成樽を窒素や二酸化炭素で充填しているのですか?」
インポーターさん「現地に聞いてみますから、しばらくお時間をください。」
もう、気になってしょうがありません(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Apr 27, 2015 by
weblogland |
昨日、一昨日とマスキュー試飲会にご来店いただきありがとうございました。夕方、過度に集中することなく無事終わることができました。ご協力ありがとうございました!
のっけからスミマセンが5月の試飲会は22・23日となります。いつもより一週早まりますのでご注意くださいませ。
◯イェマヌエヴァ アイレイン 2013年 ボデガス・ラ・テルシア スペイン 白 750ml 1471円税込み
「梨 洋梨かな。桃っぽさもあるね(笑)。スペインの白ってこんなにフルーティーで飲みやすかったんだ?」
「これからもっと暑くなってきたら、ガンガンに冷やしてグビグビ行きたいね(笑)。」
私「昔のスペインでは考えられないフレッシュ&フルーティーです(笑)。技術の進歩 温度管理が完璧だからこそ。」
「マスキューさん、ラベルに書いてある『アイレイン』って品種ですか?初めて飲みますが、地場品種ですか?」
家内「ラ・マンチャではよく造られてます。ただスペインでもっとも栽培されている品種でもあります。」
私「この『アイレイン』がよく知られていない原因は、主にブレンド用の安価な葡萄だからです(笑)。スペインでは一番沢山造られているんですが(笑)。」
家内「ですから、ラベルにわざわざ『アイレイン』を大きく記載したりしません。」
「だからアイレインは無名なんだ(笑)!でも、このワインは大きく記載してますよね?なんで?」
「はっはっ~。そこがミソかな(笑)?」
私「ご推察の通り(笑)!このワインの生産者の意図でございます(笑)。アイレインに対する思い入れを感じます。」
家内「フィロキセラの被害にあっていない自根の葡萄樹が残っているとか 100年の樹齢を越すとか。」
私「樹というよい瘤(笑)。」
「そんなに葡萄樹って持つものなのですか?」
私「手入れをよくして、葡萄果を沢山成らさなければ持つようです。地面に水分が少ないですから、基本的に出来る葡萄も小さく少ないことも作用しているようです。日本だと10年程度が寿命のようです。」
「あー、あの辺りって草木も生えない砂漠に近い(笑)。なーんにも無い(笑)。フィロキセラだって生きていけない(笑)。」
「日本の畑みたいに石を取り除いて肥料をやって土をフカフカにしてなんてじゃなく、荒涼とした大地に生える感じ(笑)。」
私「逆に環境が厳しい分、化学肥料に頼らなくとも栽培が可能でもあります。乾燥してますからカビも発生しませんし、病害虫は風に吹き飛ばされる(笑)。」
家内「ただし単位面積あたりの収穫量は少ないので、マンパワーが必要です。効率は良くありません。」
私「あと、暑い産地のワインですから決定的に酸が少ないです。本日二番目、三番目の白ワインと比べると物足りなく感じます(笑)。比べないよう(笑)。」
「ホントだ(大爆笑)。」
「比べちゃいけない。可哀想だ!」
「用途も違いますしね。」
愛情・好奇心豊かなワイン・ラヴァーは懐が深い!
◯『レ・アビーム』2013年フィリップ・ラヴィエール フランス ヴァン・ド・サヴォア 白 A.O.C.750ml 1647円税込み
「おっ!このワイン広がりがスゴい!鮮烈だなぁ。」
「余韻が長くて強い!立派(笑)。」
私「スパーンと直接的に突き抜けますよね(笑)。」
「最初に飲んだスペインのワインみたいなフルーティーさとは全く違う。冷涼な感じがあるよね。」
家内「最初のスペインの白はアルコール分は12.5%でこのワインは11.5%です。」
「へぇー、アルコール分は低くても密度感はこっちの方がある。これが酸の多寡なんだな。」
「圧倒的だよね。」
「『レ・アビーム』ってドイツワインに近いスタイルかな?」
「サヴォアのワインって初めて飲みました。あまり見かけませんよね?」
私「はい。内陸部なので海外に輸出するには陸送費がかさみます。そのため地元とスイスで消費されます。」
「あっ、そうか!レ・マン湖がすぐ近いよね(笑)。」
「スイスは物価が高いからフランスに買い出しに行くみたいだしね(笑)。」
「このワインは食べ物は何に合わせますか?」
私「定番だとチーズ・フォンデューですね。チーズ単体だとコンテかな。」
家内「思いきって癖のある川魚!きっと鮎なんか合いますよ(笑)!塩焼きにレモンを搾ったら完璧なはず。」
私「アワビの肝なんか試してみたいですね(笑)。」
「かにミソもいけるかな(笑)?」
私「割りと濃厚なものに合いそうですよね。」
さて、白ワインのトリ。本日白のトップ・セラーとなりました。
◯ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ 『セレッツィオーネ』2013年 ガリアルディ イタリア マルケ D.O.C.白 750ml 1980円税込み
「あっ、濃厚!すんごいや(笑)。」
「前の二本とはレベルが違いますね(笑)。かなり複雑だし。」
家内「時間が経つと様々なニュアンスが出てきます。」
「柑橘類の塊っぽいけど(笑)、ナッツィーなアタックが心地好いね。オレンジっぽさもあるかな?」
私「たしかに!アーモンドっぽさがありますよね。あと塩辛い(笑)。」
「そうそう、塩辛い。塩辛いついでに海草っぽい。」
私「ヨードっぽいですよね。」
「ディテイルが複雑ですし、全体の大きさが立派ですよね(笑)。暑い産地なのですか?」
家内「イタリア中部ですから暖かいには暖かいのですが、標高の高い山間に畑はありますから寒暖差が大きいですね。海岸部で有名なイエージと比べるとこのマテリカの方が締まりがあります。」
私「ちなみにアルコール分は13.5%。今日の白ワインの中では一番高いです。このくらいまで糖度が上がって収穫するのがベストなのです。やはり暖かな産地です。ただし暖かな産地にありがちな凸凹がワインに無い点が秀逸かと(笑)。」
「このワインは凄く甘く感じますが、これは糖分なのですか?」
私「未醗酵の残糖分ではありません。アルコール醗酵の際に出来るグリセリンかと。」
「糖分とグリセリンの違いは?」
私「鋭い質問です(笑)。糖分の場合舌の先の方で感じますが、グリセリンの甘さは口の中を膨らませるような甘さです。あと、糖分の甘さのようにベタつきません。」
「マスキューさん!このワインは『ドンナルーチェ』に共通すると思いませんか?」
私「おー!さすが良くお気づきで!たしかに。このワインも技術革新の賜物ですよね(笑)。」
「食べ物は何に合わせますか?」
家内「(待ってましたかと言わんばかりに)あさり!魚介類とは相性良いですよ(笑)。パエリアなんかも良し(笑)!」
「ケーキなんかのデザートにも合いそう(笑)。」
家内「アーモンドをクラッシュしてまぶしたケーキなんか良いですよね(笑)。」
私「クリーム系はOKですね(笑)。」
「ますますドンナルーチェと共通しますな(笑)。」
さて、続いてはクラシックなボルドーです。
●シャトー・クロノー 2013年 フランス 赤 ボルドー・スペリュールA.C.750ml 1740円 税込み
「おー、タンニンが凄い。でも意地悪じゃないね。」
「昔、良く飲んだ渋い味わい(笑)。でも割りと綺麗だよね(笑)。」
「こんなに特徴的なボルドーA.C.ワインは初めてです。これはボルドー・スペリュールA.C.ですか。このクラスの括りでも個性があるんですね。」
私「細かな産地の特徴が出ているのが好ましいかと。ただし地図で探すに老眼が邪魔して大変でした(笑)。場所はボルドー最北東、ベルジュラックに近いところです。」
「うーん。このタンニンの下に旨味が隠されてるな(笑)。」
私「タンニンに質感があります。今風のひたすら飲みやすくしたタンニンとはちょっと違うと。」
「質感たっぷりだけど硬質じゃないよね。」
家内「昨日抜栓しましたが、丸一日経って良くなってきました。」
「しかも、ボルドーでビオって珍しいですよね?」
「ワインの味わいはビオビオしてない(笑)。あの独特な臭さはないですよね。」
私「もともとのワイン造りの発想がビオを目指していた訳ではないような気がします。良いワインを造る過程でビオの認証を取れるレベルの低農薬・低SO2添加を可能にしたような…。何よりも作為的でないのが喜ばしい(笑)。」
家内「このシャトー自体15世紀までさかのぼる歴史がありますが、1990年代に取得した現オーナーによる投資の成果のようです。」
私「『どうだ、俺のタンニンを見てくれ!』ってワインが言っているような気がするんですよ(笑)。」
家内「解りやすくないですが(笑)。」
さて、本日の大本命の登場です(笑)!
●『カルト・マロン』 ヴィエイユ・ヴィーニュ 2000年 ドメーヌ・マズール フランス 赤 コート・デュ・ローヌ 750ml 1850円税込み
「旨いなぁー!じんわり甘くて優しい。なにより美しいなぁ。」
「癒されますなぁ。欠点がない(笑)。」
私「抜栓後丸一日経った今が完璧ですね(笑)。コート・デュ・ローヌのあるべきすべてが感じられます。」
家内「腐葉土、ベーコン、熟したプラムやブラック・チェリー、柿、アーティチォーク、チョコレート、煙草、ヨードやミネラルが案配良く調和してます。」
「マスキューさん。この下のキュヴェ『レ・プラド』が好きで散々飲みましたが、『カルト・マロン』の方が上ですね(笑)。ところでマズールは何故こんなにも古いワインを持っているのですか?」
私「もともとローヌのワインは熟成に時間がかかるため、大樽で長期保存熟成させる習慣があったようです。また、そうすることでワインに付加価値が付きますし、不作で収穫の総てを失っても売るワインがありますからリスク回避にもなります。」
「最近ボルドーワインでも似たようなリリースがされますが、これも同じですか?」
私「比較的安価なボルドー・オールド・ヴィンテージが市場で良く見かけられます。味わいとしてはたしかに落ち着いてはいますが、熟成はしていません。熟成したというより熟成を止めて保存させたワインです。飲んでみると違和感を感じます。インチキ臭いですね(笑)。」
「でもマズールの方は熟成感があり、ボルドーの件のワインは熟成感がないのは何故ですか?」
「鋭い質問です(笑)。ボルドー品種は熟成のスパンが短く早い。バリックのような小樽熟成が向いています。逆にローヌのワインは大きな樽でゆっくり熟成させるのが向いているからです。」
「でも、グルナッシュなんかは熟成が早く熟成に向いていない品種ではないのですか?」
私「でも、ちゃんと造ったグルナッシュは長期に持ちます。それでも、コート・デュ・ローヌのグルナッシュでマズールのように長熟するグルナッシュは、あまりないのはたしかかな(笑)。」
良心的な価格で熟成した本物を飲ませてくれるマズールに拍手!
さて、本日のトリは将来のビッグ・ネーム
●ベラ・ヨシュカ ブラウフレンキッシュ アイゼンベルグ2012年ヴァイングート・ヴァハター・ヴィースラ オーストリア ブルゲンラント アイゼンベルグD.A.C.赤 750mlスクリュー・キャップ 750ml 2453円税込み
「うわっ!滑らか!オーストリアのワインって面白い(笑)。独特。でも癖じゃないんだよね きっと。」
「旨味やら何やら沢山有りそうだな(笑)。」
家内「このワインも抜栓してから翌日になってから本領を発揮します。抜栓直後は果物の香りがすぐに出ませんね。」
私「最初はフラットな感じがしてやや物足りなく感じるかもしれませんが、時間が経つと果実味が溢れてきます。ブラムやスモモなどディテイルのはっきりした味わいは素晴らしい。」
「比べると凄さが分かりました(笑)。余韻の長さも素晴らしい。以外な出方ですよね(笑)。」
「品が良いよね(笑)。実直な感じは好きだな(笑)。」
「でしゃばるところが無い。日本人向きかな(笑)。香りプンプンでマッチョなワインより好きだな(笑)。まあ、好みだけど(笑)。」
家内「オーストリアの赤はいくつもティスティングしましたが、これが一番バランスが良かったんです(笑)。」
「オーストリアって白ワインばかりだと思ってましたよ(笑)。」
私「割りとバランスがとれていない赤ワインが多い(笑)。ですからこれは近い将来のスターになるはずだと(笑)、期待しております(笑)。」
「でも、スターになったら手が出なくなる(笑)。」
「ところでこの赤ワインの品種は何ですか、地場品種ですよね?」
家内「ブラウフレンキッシュと言います。ちょっとガメイに似てますか?」
私「本日の私の目標は『ブラウフレンキッシュ』を噛まずに言えること。でも駄目でした(笑)。くやしー!」
お忙しい中、足を運んでくださりありがとうございました。
桝久商店 岡本利秋・昭子
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Apr 24, 2015 by
weblogland |
えーと。今は1時ですから今日ですか(笑)。
今ちょうどNHKの『ためしてガッテン』を観てました。メロン特集でした。
1本のメロンの樹から1個だけ成るのが一万円の高級品、1本の樹から沢山成るのが500円位の庶民派(笑)。ワインと同じですね(笑)。
庶民派でも真ん中の種がある部分と下の方は甘く、それだけ食べれば高級品に近いとか。まるっきりワインの葡萄と同じですね。
あとメロンを半分に切って種を取り除き、そこにウイスキーを注ぐと、高級ウイスキーボンボンみたいになり美味とか。
テレビを観ていたら、思わず涎が出ちゃいました(笑)。
でもですね、輪切りにしたメロンの中に入れるべきはシャンパンです!
味わうのを忘れるほど旨い!
食べている姿を人に見られたくないほど旨い(笑)。
死ぬまでに一度試すべき味わいですね(笑)。ただし、人に見られないように、こっそりやるべし!そして、その旨さを人に自慢しないように(笑)!
人に食べているところを見せられない、禁断の旨さなのです。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Apr 23, 2015 by
akiko |
いやはや 今月はとっても忙しかった・・・。なにしろ 二人でやっている店なもので。
店長がめちゃくちゃ外で動き回っていると、私がずっと店にいなければならない という事態。
店の合間を縫ってかたずけていた家事がまったくできず、溜まる 溜まる。
それでも やっぱり ワインを売るのって楽しい。
なにより お客様の 「この前のワイン、よかったですよ」とか 「今までに飲んだことないタイプだけど 美味しかった」とか言っていただくと
こっそり ガッツポーズしたりして。
ワインや その周辺(歴史とか文化とかいろいろありますね)のことを勉強するのも すごく面白いし。
今月の試飲会は いよいよ明日。
新着ワインと定番ワインです。この季節に 旬の魚や野菜と合わせるとよさそうなものを選びました。
ご来店 お待ちしております。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Apr 23, 2015 by
weblogland |
4月24・25日のマスキュー試飲会に出すワインです。
今回は押せ押せでワインが並んだのが二日前という体たらく。お許しを!
でも、棚びっしりにワインが詰まっていると嬉しくなります(笑)。商売人の本能ですかね?
ところで、今回一番品切れになりそうでビビっているのが、ドメーヌ・マズールのローヌ2000年。もちろんワイン自体が良いこととコスト・パフォーマンスが高いことから早くも引き合いが強いのです。まあ、扱う当方としては願ったり叶ったりなのですが…。
私「さっきインポーターさんに問い合わせたけど、マズールのローヌ2000年在庫はまだ大丈夫そうだよ。」
家内「すぐに無くならないなら追加しなくても大丈夫かな?」
私「まあ、もともとが限定品だから、いずれ無くなるには違いないけれど、ウェブでまとまった注文が入らなければ試飲会はギリギリ間に合うかな。」
家内「ケース買いがないことを祈るのみ(笑)。」
私「売れることと足りなくならないことを祈りましょう(笑)?」
複雑な心境なのです(笑)
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Apr 21, 2015 by
weblogland |
今日はあるインポーターさんの試飲会に行ってきました。狭いオフィスで、20本ほど新着ワインを試飲してきました。なかなか面白かったでした。
今週末がマスキューの試飲会ですが、そこで出すワインを探しに行った訳ではありません(笑)。念のため。
さすがにこの期に及んでジタバタはしません(笑)。でも、5月の試飲会に出せそうなワイン見つけちゃいました。
ところで、今日お客様から、
お客様「マスキューさん、連休中毎日ピクニック三昧の予定なのですが(笑)、外で楽しめるワインありますか?」
私「良いですね(笑)。」
「友達の別荘に呼ばれて行くんですが、ワインくらいはこちらで持っていかないとね(笑)。」
私「では外飲み用と夜じっくり飲む用が必要ですね(笑)。」
「なるほど!」
私「昼間外でゴージャスなワインを飲んでもしょうがないし、夜じっくり飲むにはそれなりに重厚なワインが必要かと。」
「それでは昼間用は質より量で、夜用は少数精鋭でいきましょう!」
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Apr 21, 2015 by
weblogland |
私「今月の試飲会は準備が押しちゃったね。」
家内「そうだね。でも4月の頭から準備していたし、また実際に1本は決まってたんだけどね(笑)」
私「そうそう、その1本の後が決まらなかった(笑)。」
家内「コスト・パフォーマンスの良いワインってなかなか見つからないよね(笑)。ましてやマスキューのストライク・ゾーンの価格帯で探すとなると、簡単じゃないよね。」
私「より良いワインを探さなきゃいけない訳だから難易度は増す(笑)。」
家内「そこで、ふと足元を見ると定番の中で向上している生産者のワインがあると(笑)。」
私「これはもっと一生懸命に皆さんにお知らせしなくては!より良くなっているんだからね(笑)。」
家内「ところで今回のトップ・セラーは何かな?個人的には『ペラ・ヨシュカ』になって欲しい(笑)。」
私「間違いない将来のスターだよね(笑)。ずば抜けているよね。」
家内「基本的には地味だけど、質の高さは素晴らしいよね。店長がよく言う『実に美味しいワイン』だね(笑)。」
私「赤のトップ・セラーはマズールのローヌじゃないかな。価格がイイよね。実際にもう動いてるしね。試飲会前に追加しなきゃならないかもね。」
家内「シャトー・クロノー2013年はどうかな?凄く良いワインだよね。」
私「ちょっと難解なところがあるんだよね。でも、実際にトップ・セラーになったりして(笑)。お客様のレベル上がってるからなぁ(笑)。」
家内「玄人受けはするよね(笑)。あの良さを見抜く人はプロだね(笑)。」
さてさて、どうなりますか(笑)?
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Apr 20, 2015 by
weblogland |
今月4月24、25日のマスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました!
今月のテーマは盛春。春らしい白・赤ワインを3ずつの計6本。
新着ワインは3本といつもより少な目ですが、残りの定番3本は実力向上中。この時期飲みにはベスト・チョイス。
まずはスペインの果実爆弾の白。アニスなどの植物っぽさもあり、いかにも盛春(笑)。
◯
イェマヌエヴァ アイレイン 2013年 ボデガス・ラ・テルシア スペイン 白 750ml 1471円税込み
このボデガス・ラ・テルシア1920年に設立された家族経営のワイナリー。45ヘクタールの畑を所有しています。驚くべきは、すべて自根で平均樹齢が50年以上。フィロキセラが及ばないんですね。中にはプレ・フィロキセラの樹齢100年を越える葡萄樹もあるとか(笑)。
ラ・マンチャは雨が少ない乾燥した土地。草も生えないような荒涼とした大地です。そんな環境に適したアイレン自体が乾燥に強い品種ですから、水を好むフィロキセラを寄せつけなかったようです。もちろん潅水を与えない忠実なワイン造りを続けた証拠。
味わいはビックリするほどの出来の良さ。シトラス系のドライで鮮烈な香りの中心には洋梨の味わいがどっかり座り、アニス系のハーブの香りがとてもエキゾチック。まるで5月のラマンチャの大地の香り。
そして、マスキューの定番のサヴォア。確実に腕を上げています。
◯『
レ・アビーム』2013年フィリップ・ラヴィエール フランス ヴァン・ド・サヴォア 白 A.O.C.750ml 1647円税込み
シャンベリーの南、A.O.C.ヴァン・ド・サヴォア域内のクリュ アビームの白ワイン。ジャケール種100%で造られています。
畑は急峻で、斜面の狭く限られた耕作可能地という感じ。もちろん機械は入りません。フィリップ・ラヴィエールはミヨンという集落に本拠を置きますが、隣のクリュ アプレモンにも畑を所有しているようです。(畑というより斜面。)
ワインはステンレスタンクで発酵後、タンク内で澱とともにシュール・リーの状態で熟成後、出荷されます。マロラクティック発酵はしないようです。味わいは切れる切れる(笑)。白い花や青草のニュアンス。りんごやグレープフルーツなどの柑橘類の果実味が爽やか。ドイツのトロッケンに似ていますが、もっとワイン自体にパワーがある感じですか。この辺がジャケール種の特徴のようです。
白ワインの最後はイタリアの白。イタリア マルケからガリアルディの久し振りの登場。やはりガリアルディは白が突出していますね。酒質も安定して宜しい(笑)。
◯ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ 『セレッツィオーネ』2013年 ガリアルディ イタリア マルケ D.O.C.白 750ml 1980円税込み
あまり日本では馴染みが薄いマルケ州の白ワインです(笑)。マルケ州だとモンテプルチアーノ種を使った赤ワインが有名ですが、実に旨い白ワインがありました。
ヴェルディッキオ種から作られるヴェルディッキオ・ディ・マテリカDOCです。ほとんど日本には入ってないのでは?海岸よりに50Km離れたヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージDOCの方がまだ知名度が高いですね。もっともマテリカの方はイエージの1/10ほどの320ヘクタールの作付け面積しかありませんから、生産量が限られてしまいます。まあ、標高450~550mの山岳地帯ですから畑の広さもおのずと限られてしまいます。実はこのマテリカは2010年よりDOCGに昇格した極めてレベルの高い産地なのです。
イエージはフローラルでありながら、飲み応えがあることでしられていますが。マテリカはイエージよりミネラル感、密度感ともに勝る優れたワインです。
粘性があり、塩辛さヨードなどのミネラル感が良いアクセントになっています。抜栓後何日もかけてゆっくり変化を味わうのがベスト。揺るがない構造はガリアルディらしい良さ。
内陸部のワインなのですが、魚介類 とくにアサリなどに合わせたいワインなのです。
そして、ネオ・クラシックなボルドーの新入荷。
●シャトー・クロノー 2013年 フランス 赤 ボルドー・スペリュールA.C.750ml 1740円 税込み
まず飲むと非常にタイトで質感溢れるタンニンが特徴的。味わいにデラウェアっぽさがあるので、一瞬アン・トゥル・ドゥ・メールかなと…。
???
まず産地チェック(笑)。サン・フォア・ラ・グランドから南に10KMのところにあるリダェック村とのこと。まずサン・フォア・ラ・グランドを探すとサン・フォア・ボルドーA.C.のある町です。更にリダェック村はと?ボルドーの地図には載っていません(笑)。さてさて?ボルドーの外れベルジュラックにつながるドルトーニュの地図にありました!ボルドーと言うより南西地域に近いですね(笑)。
これで味わいの謎が氷解。サン・フォア・ボルドーはボルドー最北東部ですが、アン・トゥル・ドゥ・メールの地続き。しかも気候は南西地域により近いはず。アン・トゥル・ドゥ・メールに似た味わいと南西地域のようなしっかりしたタンニンを併せ持っていた訳です。
このワイン セパージュはメルロ95%、カベルネ・フラン5%。収穫量は1本の葡萄樹でボトル2本弱。比較的低い温度で長期醗酵後、20%を大樽、40%を新樽のバリック、40%を古樽のバリックで熟成させます。過剰な樽香はありません。
飲んだ感じ、無理なく丁寧に抽出した印象があり雑味が少ないです。ミクロ・オキシダシオンに頼らず、液抜き静置法と言う技術を採用しているとのこと。セニエしてから、また葡萄液を元のタンクに戻すようです。なるほど!だから造ったっぽさがないのですね(笑)。
抜詮してから除除に質感を増しどんどん滑らかになって行く様は優良な証。赤い果実味がそれとともに現れ深みも増します。すぐに解りやすいワインではありませんが、ゆっくり楽しむことの出来るボルドー・スペリュールです。ネオ・クラシックなワインなのです。
そして久し振りのマズールの古酒の登場です!コスト・パフォーマンスの高さは驚きに値します。
●
『カルト・マロン』 ヴィエイユ・ヴィーニュ 2000年 ドメーヌ・マズール フランス 赤 コート・デュ・ローヌ 750ml 1850円税込み
ドメーヌ・マズールは 16世紀まで溯れる歴史ある生産者。
ローヌに典型的な砂利質土壌に グルナッシュ.シラー.カリニャンなどを植えています。
樹齢40~60年の古木が 中心で、中には100年を超えるものもあるそうです。
ワインは飲み頃を迎えるまで ドメーヌの蔵でホーロー引きのタンクにて熟成されます。
リリースまで10年以上は ごく普通のこと。
きちんと管理されたワインは 若さ、力強さを湛えており、その品質の高さには 驚きを禁じえません。
さらに驚くのは、顧客から注文がきてはじめて、注文の数だけ瓶詰めするという そのやり方!
効率・スピード重視の日本人からみると無駄でしかないやり方です。
でも、良い状態の飲み頃ワインを リーゾナブルな価格で提供してくれる その姿勢に信頼がおけます。
マスキューではこの下のランク『レ・プラド』以来の登場です(笑)。
セパージュはグルナッシュ80%、カリニャン20%。古木から造られたワインは凝縮感たっぷり、しかも長い熟成を経て総てが重合した姿は甘美。カリニャンも全く邪魔しませんね(笑)。インク、スパイシーさ、なめし皮、アーティチョークなどの香りがタップリ。このアペラシオンの粋と言えます。
堪能できるワインなのです(笑)。
さて、今回の試飲会のトリは なっ、なっ、なんと!オーストリアの『ペラ・ヨシュカ』 あの犬のラベルの赤ワインです。家内と私が無類の犬好きなのとは別に(笑)、期待するワイナリーなのです。
去年、『インターナショナル・ワイン・グルメ・ジャーナル』で『NEW COMER OF THE YEAR 2014』を授賞!最も活躍がめざましい醸造家に贈られる賞とのこと。
ふふふ。
前から『ペラ・ヨシュカ』を飲んでいるマスキュー関係者にとっては当然の結果(笑)。ワインの価格が高くならないのを祈るのみ(笑)!
どうやらスターダムにかけ登りそうですね(笑)。
●
ベラ・ヨシュカ ブラウフレンキッシュ アイゼンベルグ2012年ヴァイングート・ヴァハター・ヴィースラ オーストリア ブルゲンラント アイゼンベルグD.A.C.赤 750mlスクリュー・キャップ 750ml 2453円税込み
まずはラベルの説明から、ワイナリーの名前はヴァイングート・ヴァハター・ヴィースラー と言います。現在の若き当主クリストフ・ヴァハターの父フランツと母テレジアの結婚を期に父方と母方の実家のワイナリーを合併して今の形になりました。ワイン名『ベラ・ヨシュカ』はその互いの父(クリストフの祖父) ベラとヨシュカに敬意を払いつけたそうです。ワイナリーのフラッグ・シップ ブラウフレンキッシュ のキュヴェ名としている訳です。
ワイナリーはオーストリア南部 ズュートブルゲンラント地方のアイゼンベルグ村にあります。ハンガリーとの国境付近です。ハンガリーからの暑いパノニア平原からの気候とオーストリア内陸からの冷涼で湿潤な大陸性気候がぶつかる位置にあります。このため、割りと降水に恵まれています。
畑の土壌は鉄分の多いスレート土壌。溌剌としたミネラル感を生み出すようです。しっとりとしたベリーの果実味に塩辛さや鉄っぽさ、胡椒のような後味があります。
ヘビーではないが非常に緻密な味わいはエレガント。余分にデフォルメしたところがありません(笑)。14ヶ月の熟成に古いオークの大樽を使うことで、余分な樽香をワインに着けずハーモニーを与えます。
ステンレスタンクでの醗酵や低温での長い醸しなど、最新の技術はありますが、基本的にナチュラル。自然を最大限引き出すことを信条としています。最大限の労力と注意を払うことで、ブラウフレンキッシュをひとつの完成したスタイルのワインにしています。食事に合わせて毎日でも飲みたいワインです。
アメリカナイズされたワインに飽きた諸兄には是非お勧めしたいワインなのです(笑)。
果実味プンプンの豊満なワインではなく、ワイン自体の良さが伝わる、本来的な良さがあります。
あとラベルの紋章に犬が描かれています。支えるようにウズラとイタチがいます。この犬はクリストフさんの名前のもと「聖クリストフォロス」を表しています。犬の頭を持つ聖人とのこと。ウズラとイタチはドイツ語発音がそれぞれ「ヴァハター」と「ヴィースラー」に似ていることからの言葉遊びだそうです。
クリストフさんは真面目なだけでなく、遊び心もあるようですね(笑)。
以上6本、盛春仕様のワインです(笑)。
4月24日は17時~20時30分
4月25日は11時~20時30分までとりおこなっておりますので、お暇な時間にお越しください。
お待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭子
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Apr 20, 2015 by
weblogland |
うーん。
さすが筋金入りのワイン・ラヴァー。
実は昨日アップしたルモワスネの『
ディアマン・ジュビレ』に問い合わせが多く届きました。ありがとうございます。
「マスキューさん、数はどのくらいあるんですか?」
私「あまりありませんが、すぐに無くなることはないかと…。」
「マスキューさん!今度の試飲会に出すのですか?」
私「残念ながら、試飲会に出すほど本数はありません(笑)。とても勉強になりますから、試飲会に出したいところですが…。」
今普通にブルゴーニュは高いですし、1級畑となると5000円位では見当たりません。しかも、クラシックな熟成したブルゴーニュとなると桁が変わってきます。
皆さん、こんな事情を良くご存知のようです。しかも、ケチなマスキューがブルゴーニュを入荷することに期待して下さっているようです(笑)。
そんな皆さん 正しいです!
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ